JP6497036B2 - NOxセンサコントローラ - Google Patents
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Description
配線基板に搭載された電子部品と、
該電子部品を冷却する放熱体と、
上記電子部品から上記放熱体への熱の伝導経路をなす金属製の伝熱部材と、
上記電子部品を封止すると共に、上記伝熱部材の一部を封止する封止部材とを備え、
上記放熱体は、上記NOxセンサコントローラのケースを兼ねており、該ケースは、上記配線基板と上記電子部品と上記伝熱部材と上記封止部材とを収容する本体部と、該本体部の開口を塞ぐと共に上記伝熱部材に接触したカバー部とを有し、
上記電子部品は、上記配線基板の厚さ方向において上記配線基板と上記伝熱部材との間に介在し、該伝熱部材は、上記厚さ方向における上記電子部品を配した側とは反対側の部位が、上記封止部材から突出しており、
上記伝熱部材は、上記厚さ方向から見たときに、上記電子部品と重なる重なり部と、上記電子部品と重ならない非重なり部とを備え、上記重なり部の、上記厚さ方向における上記電子部品を配した側とは反対側に、上記カバー部に接触した冷却面が形成され、
上記非重なり部は、上記重なり部に連結した第1部分と、該第1部分から上記厚さ方向に直交する方向へ突出し上記封止部材に封止された第2部分とを備え、
上記厚さ方向において、上記封止部材の露出面よりも上記カバー部側に、上記第1部分の一部が存在しており、該第1部分の、上記厚さ方向における上記カバー部側の端面よりも、上記厚さ方向において上記露出面から離れた位置に、上記冷却面が存在していることを特徴とするNOxセンサコントローラにある。
そのため、非重なり部を形成しない場合と比べて、伝熱部材の、封止部材との接触面積を増やすことが可能となる。したがって、封止部材の使用量を低減しても、伝熱部材と封止部材との接触面積を充分に確保でき、伝熱部材を強固に固定することができる。
上記電子機器に係る参考例について、図1〜図6を用いて説明する。図1〜図3に示すごとく、本例の電子機器1は、配線基板2に搭載された電子部品3と、放熱体4と、伝熱部材5と、封止部材6とを備える。配線基板2には、電子回路200を構成する配線20が形成されている。電子部品3は、放熱体4によって冷却される。
伝熱部材5は、Z方向から見たときに、電子部品3と重なる重なり部51と、電子部品3と重ならない非重なり部52とを備える。非重なり部52の一部は、封止部材6に封止されている。
そのため、非重なり部52を形成しない場合と比べて、伝熱部材5の、封止部材6との接触面積を増やすことが可能となる。したがって、封止部材6の使用量を低減しても、伝熱部材5と封止部材6との接触面積を充分に確保でき、伝熱部材5を強固に固定することができる。
そのため、伝熱部材5を構成する金属の量を少なくすることができる。したがって、伝熱部材5を軽量化でき、ひいては電子機器1を軽量化することができる。
そのため、伝熱部材5と電子部品2とをしっかり組み合わせることができ、封止部材6の量を減らしても、伝熱部材5を強固に固定することが可能になる。
また、凹状部53を形成すると、電子部品3を、該電子部品3の側面39からも冷却することができる。そのため、電子部品3をより効率的に冷却することができる。
以下の例においては、図面に用いた符号のうち、参考例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考例1と同様の構成要素等を表す。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
本例は、伝熱部材5の形状を変更した例である。図9、図10に示すごとく、本例の伝熱部材5には、凹状部53(図1参照)を形成していない。また、本例では、非重なり部52の全ての部位を、封止部材6によって封止してある。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
本例は、伝熱部材5の形状を変更した例である。図11、図12に示すごとく、本例の伝熱部材5は、参考例1と同様に、重なり部51と非重なり部52とを備える。重なり部51は、放熱体4に接触している。また、非重なり部52の一部も、放熱体4に接触している。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
本例は、伝熱部材5の形状を変更した例である。図13、図14に示すごとく、本例では、伝熱部材5の形状を直方体にしてある。伝熱部材5は、参考例1と同様に、重なり部51と非重なり部52とを備える。非重なり部52の一部は、封止部材6に封止されている。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
本例は、電子部品3の個数、および伝熱部材5の形状を変更した例である。図15に示すごとく、本例の電子機器1は、Z方向における厚さが相対的に薄い第1電子部品3aと、該第1電子部品3aよりも厚い第2電子部品3bとの、2個の電子部品3(3a,3b)を備える。そして、一個の伝熱部材5に、第1凹状部53aと第2凹状部53bとの、2個の凹状部53を形成してある。第1凹状部53aは、Z方向における深さが相対的に浅く形成されており、この第1凹状部53aに、第1電子部品3aが嵌合している。また、第2凹状部53bは、第1凹状部53aよりも深さが深い。この第2凹状部53bに、第2電子部品3bが嵌合している。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
本例は、放熱体4(ケース)の形状、および配線基板2の構造を変更した例である。図16に示すごとく、本例の放熱体4は、配線基板2を支持するボス411を備える。また、電子機器1は、第1コネクタ10aと第2コネクタ10bとの2個のコネクタ10を備える。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
本例は、放熱体4の構造を変更した例である。図17に示すごとく、本例の放熱体4は、管状部46と、該管状部46内に形成された流路43と、管状部46に設けられた導入管44と、導出管45とを備える。管状部46は、伝熱部材5の冷却面50に接触している。管状部46は、図示しない固定部材によって、伝熱部材5に固定されている。水等の冷媒8を導入管44から導入すると、冷媒8は、流路43内を流れ、導出管45から導出する。本例では、電子部品3から発生する熱を、伝熱部材5を介して冷媒8に伝えている。これにより、電子部品3を冷却するよう構成されている。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
2 配線基板
3 電子部品
4 放熱体
5 伝熱部材
50 冷却面
51 重なり部
52 非重なり部
6 封止部材
Claims (2)
- NOxセンサに接続されるNOxセンサコントローラであって、
配線基板(2)に搭載された電子部品(3)と、
該電子部品(3)を冷却する放熱体(4)と、
上記電子部品(3)から上記放熱体(4)への熱の伝導経路をなす金属製の伝熱部材(5)と、
上記電子部品(3)を封止すると共に、上記伝熱部材(5)の一部を封止する封止部材(6)とを備え、
上記放熱体(4)は、上記NOxセンサコントローラのケースを兼ねており、該ケースは、上記配線基板(2)と上記電子部品(3)と上記伝熱部材(5)と上記封止部材(6)とを収容する本体部(41)と、該本体部(41)の開口を塞ぐと共に上記伝熱部材(5)に接触したカバー部(42)とを有し、
上記電子部品(3)は、上記配線基板(2)の厚さ方向において上記配線基板(2)と上記伝熱部材(5)との間に介在し、該伝熱部材(5)は、上記厚さ方向における上記電子部品(3)を配した側とは反対側の部位が、上記封止部材(6)から突出しており、
上記伝熱部材(5)は、上記厚さ方向から見たときに、上記電子部品(3)と重なる重なり部(51)と、上記電子部品(3)と重ならない非重なり部(52)とを備え、上記重なり部(51)の、上記厚さ方向における上記電子部品(3)を配した側とは反対側に、上記カバー部(42)に接触した冷却面(50)が形成され、
上記非重なり部(52)は、上記重なり部(51)に連結した第1部分(52a)と、該第1部分(52a)から上記厚さ方向に直交する方向へ突出し上記封止部材(6)に封止された第2部分(52b)とを備え、
上記厚さ方向において、上記封止部材(6)の露出面(60)よりも上記カバー部(42)側に、上記第1部分(52a)の一部が存在しており、該第1部分(52a)の、上記厚さ方向における上記カバー部(42)側の端面よりも、上記厚さ方向において上記露出面(60)から離れた位置に、上記冷却面(50)が存在していることを特徴とするNOxセンサコントローラ。 - 上記伝熱部材(5)には、上記厚さ方向における上記冷却面(50)側に凹んだ凹状部(53)が形成されており、該凹状部(53)に上記電子部品(3)が嵌合していることを特徴とする請求項1に記載のNOxセンサコントローラ。
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