JP6497036B2 - NOxセンサコントローラ - Google Patents

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Description

本発明は、配線基板に搭載された電子部品と、該電子部品を冷却する放熱体と、電子部品から放熱体への熱の伝導経路をなす伝熱部材と、電子部品および伝熱部材を封止する封止部材とを備えるNOxセンサコントローラに関する。
配線基板に搭載された電子部品と、該電子部品を冷却する放熱体と、電子部品から放熱体への熱の伝導経路をなす金属製の伝熱部材と、電子部品および伝熱部材を封止する封止部材とを備えるNOxセンサコントローラ(以下、電子機器とも記す)が知られている(下記特許文献1参照)。
上記配線基板と、電子部品と、伝熱部材とは、配線基板の厚さ方向において、この順に配されている。伝熱部材には、上記厚さ方向における、電子部品を配した側とは反対側に、上記放熱体に接触した冷却面が形成されている。電子部品と伝熱部材とは、上記厚さ方向から見たときの形状が、略同一である。
伝熱部材は、厚さ方向における上記冷却面側の部位が封止部材から露出した状態で、該封止部材に封止されている。これにより、冷却面が封止部材によって覆われないようにし、冷却面と上記放熱体とを良好に接触できるようにしてある。封止部材は、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなる。
電子機器を製造する際には、例えば、成形用の金型等に上記配線基板と、電子部品と、伝熱部材とを収容する。そして、未硬化の封止部材を金型内に注入し、その後、熱を加えて封止部材を硬化させる。この際、封止部材を入れ過ぎないようにし、上記厚さ方向における伝熱部材の冷却面側の部位を、封止部材から突出させる。これにより、冷却面が封止部材によって被覆されないようにする。
特許第3884354号公報
しかしながら、上記電子機器は、製造時に、表面張力等によって封止部材が上記冷却面まで這い上がり、冷却面の一部が封止部材によって覆われることがあった(図19、図20参照)。そのため、冷却面と放熱体とを良好に接触させることができず、電子部品の熱を放熱体に充分に伝えることができない場合があった。
封止部材の使用量を減らせば、封止部材が這い上がって冷却面を覆うことを防止できる。そのため、伝熱部材の冷却面を放熱体に良好に接触させることが可能となる。しかしながら、この場合、封止部材の量が低減するため、封止部材による伝熱部材の固定力が低下するおそれがある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、封止部材の使用量を低減でき、伝熱部材の冷却面を放熱体に良好に接触できると共に、封止部材によって伝熱部材を強固に固定できる電子機器を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、NOxセンサに接続されるNOxセンサコントローラであって、
配線基板に搭載された電子部品と、
該電子部品を冷却する放熱体と、
上記電子部品から上記放熱体への熱の伝導経路をなす金属製の伝熱部材と、
上記電子部品を封止すると共に、上記伝熱部材の一部を封止する封止部材とを備え、
上記放熱体は、上記NOxセンサコントローラのケースを兼ねており、該ケースは、上記配線基板と上記電子部品と上記伝熱部材と上記封止部材とを収容する本体部と、該本体部の開口を塞ぐと共に上記伝熱部材に接触したカバー部とを有し、
上記電子部品は、上記配線基板の厚さ方向において上記配線基板と上記伝熱部材との間に介在し、該伝熱部材は、上記厚さ方向における上記電子部品を配した側とは反対側の部位が、上記封止部材から突出しており
上記伝熱部材は、上記厚さ方向から見たときに、上記電子部品と重なる重なり部と、上記電子部品と重ならない非重なり部とを備え、上記重なり部の、上記厚さ方向における上記電子部品を配した側とは反対側に、上記カバー部に接触した冷却面が形成され、
上記非重なり部は、上記重なり部に連結した第1部分と、該第1部分から上記厚さ方向に直交する方向へ突出し上記封止部材に封止された第2部分とを備え、
上記厚さ方向において、上記封止部材の露出面よりも上記カバー部側に、上記第1部分の一部が存在しており、該第1部分の、上記厚さ方向における上記カバー部側の端面よりも、上記厚さ方向において上記露出面から離れた位置に、上記冷却面が存在していることを特徴とするNOxセンサコントローラにある。
上記電子機器においては、上記伝熱部材に、上記重なり部と上記非重なり部とを形成してある。そして、上記非重なり部の少なくとも一部を、上記封止部材によって封止してある。
そのため、非重なり部を形成しない場合と比べて、伝熱部材の、封止部材との接触面積を増やすことが可能となる。したがって、封止部材の使用量を低減しても、伝熱部材と封止部材との接触面積を充分に確保でき、伝熱部材を強固に固定することができる。
また、上記電子機器は、封止部材の使用量を低減できるため、電子機器の製造時に表面張力等によって封止部材が這い上がり、該封止部材によって上記冷却面の一部が覆われる不具合を防止できる。したがって、冷却面と放熱体とを密着させることができ、電子部品を効率良く冷却することが可能となる。
以上のごとく、本発明によれば、封止部材の使用量を低減でき、伝熱部材の冷却面を放熱体に良好に接触できると共に、封止部材によって伝熱部材を強固に固定できる電子機器を提供することができる。
参考例1における、電子機器の断面図。 参考例1における、電子機器の、ケース内部の部品の斜視図。 図2のIII矢視図。 参考例1における、電子機器の製造方法説明図。 図4に続く図。 図5に続く図。 実施例における、電子機器の断面図。 実施例における、電子機器の、ケース内部の部品の斜視図。 参考例2における、電子機器の断面図。 参考例2における、電子機器の、ケース内部の部品の斜視図。 参考例3における、電子機器の断面図。 参考例3における、電子機器の、ケース内部の部品の斜視図。 参考例4における、電子機器の断面図。 参考例4における、電子機器の、ケース内部の部品の斜視図。 参考例5における、電子機器の断面図。 参考例6における、電子機器の断面図。 参考例7における、電子機器の断面図。 従来例における、電子機器の、ケース内部の部品の斜視図。 従来例における、電子機器の製造工程説明図。 図19に続く図。
上記電子機器は、車両に搭載するための、車載用電子機器とすることができる。
参考例1)
上記電子機器に係る参考例について、図1〜図6を用いて説明する。図1〜図3に示すごとく、本例の電子機器1は、配線基板2に搭載された電子部品3と、放熱体4と、伝熱部材5と、封止部材6とを備える。配線基板2には、電子回路200を構成する配線20が形成されている。電子部品3は、放熱体4によって冷却される。
伝熱部材5は金属製であり、電子部品3から放熱体4への熱の伝導経路をなしている。封止部材6は、電子部品3を封止すると共に、伝熱部材5の一部を封止している。電子部品3は、配線基板2の厚さ方向(Z方向)において配線基板2と伝熱部材5との間に介在している。伝熱部材5は、Z方向における電子部品3を配した側とは反対側の部位が、封止部材6から突出している。
伝熱部材5には、Z方向における電子部品3を配した側とは反対側に、放熱体4に接触した冷却面50が形成されている。
伝熱部材5は、Z方向から見たときに、電子部品3と重なる重なり部51と、電子部品3と重ならない非重なり部52とを備える。非重なり部52の一部は、封止部材6に封止されている。
本例の電子機器1は、車載用のNOxセンサ(図示しない)に接続されるNOxセンサコントローラである。NOxセンサは、ガス濃度を検出するための各種セルや、該セルを加熱して活性化させるヒータ等を備える。本例の電子機器1は、ヒータに流す電流の量を制御したり、上記セルの出力値からNOx濃度を算出したりしている。
図1に示すごとく、本例の放熱体4は、電子機器1のケースを兼ねている。電子部品3から発生した熱は、伝熱部材5を通って放熱体4へ流れる。そして熱は、放熱体4から、周囲の空気に伝わる。このように本例では、電子部品3を、放熱体4(ケース)を用いて空冷するよう構成してある。放熱体4は、配線基板2、電子部品3等を収容する本体部41と、該本体部41に取り付けられるカバー部42とを有する。カバー部42は、伝熱部材5の冷却面50に接触している。カバー部42は金属製である。また、伝熱部材5は銅等からなる。
図1に示すごとく、伝熱部材5の上記重なり部51と2つの非重なり部52とによって、冷却面50側に凹んだ凹状部53が形成されている。この凹状部53に電子部品3が嵌合している。
電子部品3の表面と伝熱部材5の表面とは完全に平坦ではなく、それぞれ微少な凹凸が存在している。そのため、電子部品3と伝熱部材5との間を拡大して見ると、互いに接触している部位と、接触していない部位、すなわち微少な隙間が形成されている部位とがある。この微少な隙間は、シリコーン等の、熱伝導率が高い隙間充填材(図示しない)によって充填されている。これにより、電子部品3から伝熱部材5へ熱を移動させやすくしてある。
同様に、冷却面50と放熱体4との間も、拡大して見ると、互いに接触している部位と、微少な隙間が形成されている部位とがある。この微少な隙間は、上記隙間充填材(図示しない)によって充填されている。これにより、伝熱部材5から放熱体4へ熱を移動させやすくしてある。
図2に示すごとく、電子部品3は、部品本体31と、該部品本体31から突出した複数の端子32とを備える。部品本体31には、LSI等の半導体素子(図示しない)が封止されている。部品本体部31は、その全ての部位が、Z方向から見たときに、伝熱部材5と重なっている。上記端子32は、配線基板2にはんだ接続されている。
また、上記非重なり部52は、上記端子32の突出方向(Y方向)とZ方向との双方に直交する幅方向(X方向)において、重なり部52に隣り合う位置に形成されている。
図1に示すごとく、非重なり部52は、Z方向における冷却面50側の部位500を切り欠いた形状に形成されている。非重なり部52の一部521は、封止部材6によって封止されており、他の一部522は封止されていない。
図1に示すごとく、放熱体4の本体部41には、コネクタ10が設けられている。コネクタ10内には、コネクタ端子101が配されている。コネクタ端子101は、配線基板2の配線20に接続している。このコネクタ10を介して、配線基板2を車載ECU(図示しない)や上記NOxセンサ等に接続するよう構成されている。
また、封止部材6は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなる。上述したように本例では、封止部材6によって、電子部品3と伝熱部材5とを封止している。封止部材6は、電子部品3の端子32と配線基板2との線膨張係数の差から発生するはんだへの応力を抑制している。また、封止部材6は、振動等の外力が加わって伝熱部材5が離脱することを防止している。
次に、本例の電子機器1の製造方法について説明する。図4に示すごとく、電子機器1を製造するにあたって、まず、放熱体4の本体部41に、配線基板2を収容する。配線基板2には、電子部品3の端子32(図2参照)を予めはんだ付けしておく。
次いで、図5に示すごとく、伝熱部材5の凹状部53に、電子部品3を嵌合させる。その後、図6に示すごとく、本体部41内に未硬化の封止部材6を充填する。そして、熱を加えて、封止部材6を硬化させる。その後、本体部41にカバー部42(図1参照)を取り付ける。以上の工程を行うことにより、電子機器1を製造する。
次に、本例の作用効果について説明する。図1、図2に示すごとく、本例では、伝熱部材5に、Z方向から見たときに電子部品3と重なる重なり部51と、電子部品3と重ならない非重なり部52とを形成してある。そして、非重なり部52の少なくとも一部を、封止部材6によって封止してある。
そのため、非重なり部52を形成しない場合と比べて、伝熱部材5の、封止部材6との接触面積を増やすことが可能となる。したがって、封止部材6の使用量を低減しても、伝熱部材5と封止部材6との接触面積を充分に確保でき、伝熱部材5を強固に固定することができる。
仮に図18に示すごとく、伝熱部材95が、重なり部951のみ備え、非重なり部を備えなかったとすると、伝熱部材95と封止部材96との接触面積を充分に大きくすることができなくなる。そのため、封止部材96の使用量を増やさないと、伝熱部材95をしっかり固定できなくなる。したがって、封止部材96の露出面960が冷却面950に接近してしまい、場合によっては、図19に示すごとく、封止部材96が表面張力によって冷却面950まで這い上がってしまうことがある。この場合、図20に示すごとく、放熱体94(カバー942)を取り付けても、這い上がった封止部材96が邪魔になり、放熱体94と冷却面950とを密着できなくなる。そのため、電子部品93の冷却効率が低下する。
これに対して、図1に示すごとく、本例のように、伝熱部材5に上記非重なり部51を形成し、この非重なり部51の少なくとも一部を封止部材6によって封止すれば、伝熱部材5と封止部材6との接触面積を増やすことができるため、封止部材6の使用量を減らしても、伝熱部材5をしっかり固定することができる。そのため、封止部材6の露出面60を冷却面50から遠ざけることができ、表面張力によって封止部材6が冷却面50まで這い上がることを防止できる。そのため、冷却面50を放熱体4に良好に接触させることができ、電子部品3の冷却効率を高めることができる。
また、本例の非重なり部52は、Z方向における冷却面50側の部位500を切り欠いた形状に形成されている。
そのため、伝熱部材5を構成する金属の量を少なくすることができる。したがって、伝熱部材5を軽量化でき、ひいては電子機器1を軽量化することができる。
また、図1に示すごとく、本例の伝熱部材5には、上記重なり部51と非重なり部52とによって、冷却面50側に凹んだ凹状部53が形成されている。この凹状部53に、電子部品2が嵌合している。
そのため、伝熱部材5と電子部品2とをしっかり組み合わせることができ、封止部材6の量を減らしても、伝熱部材5を強固に固定することが可能になる。
また、凹状部53を形成すると、電子部品3を、該電子部品3の側面39からも冷却することができる。そのため、電子部品3をより効率的に冷却することができる。
また、上記凹状部53を形成すると、電子部品2を冷却面50に近づけることができ、ひいては配線基板2を冷却面50に近づけることができる。そのため、封止部材6の使用量をより少なくすることができる。これにより、電子機器1の製造コストを低減でき、かつ軽量化を図ることが可能となる。
以上のごとく、本例によれば、封止部材の使用量を低減でき、伝熱部材の冷却面を放熱体に良好に接触できると共に、封止部材によって伝熱部材を強固に固定できる電子機器を提供することができる。
(実施例
以下の例においては、図面に用いた符号のうち、参考例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、伝熱部材5の形状を変更した例である。図7、図8に示すごとく、本例の伝熱部材5は、参考例1と同様に、重なり部51と非重なり部52とを備える。非重なり部52は、第1部分52aと第2部分52bとを有する。第1部分52aは、重なり部51に連結しており、その一部のみが封止部材6によって封止されている。また、第2部分52bは、第1部分52aからX方向に突出しており、その全てが封止部材6によって封止されている。
本例の作用効果について説明する。本例では、非重なり部52が上記第2部分52bを備えるため、伝熱部材5と封止部材6との接触面積をより大きくすることができる。そのため、封止部材6の使用量をより少なくしても、伝熱部材5を強固に固定することが可能になる。したがって、封止部材6の露出面60を冷却面50からより遠ざけることができ、電子機器1の製造時に、封止部材6が冷却面50まで這い上がることをより効果的に防止できる。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
参考例2
本例は、伝熱部材5の形状を変更した例である。図9、図10に示すごとく、本例の伝熱部材5には、凹状部53(図1参照)を形成していない。また、本例では、非重なり部52の全ての部位を、封止部材6によって封止してある。
本例の作用効果について説明する。本例では、伝熱部材5に凹状部53を形成していないため、伝熱部材5の形状を簡素にすることができる。そのため、伝熱部材5を容易に製造することができる。また、本例では、非重なり部52の全ての部位を、封止部材6によって封止してある。そのため、非重なり部52と封止部材6とが接触する面積を増やすことができる。したがって、伝熱部材5をより強固に固定することができる。
また、非重なり部52の全ての部位を封止すると、参考例1のように、非重なり部52の一部522(図1参照)を封止部材6から露出させた場合と比べて、伝熱部材5を小型化することができる。そのため、伝熱部材5の製造コストを低減でき、かつ軽量化することができる。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
参考例3
本例は、伝熱部材5の形状を変更した例である。図11、図12に示すごとく、本例の伝熱部材5は、参考例1と同様に、重なり部51と非重なり部52とを備える。重なり部51は、放熱体4に接触している。また、非重なり部52の一部も、放熱体4に接触している。
本例の作用効果について説明する。本例では、非重なり部52の一部と、重なり部51とがそれぞれ放熱体4に接触しているため、冷却面50の面積を大きくすることができる。そのため、電子部品3から発生した熱を、より効率的に放熱体4に伝えることができる。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
参考例4
本例は、伝熱部材5の形状を変更した例である。図13、図14に示すごとく、本例では、伝熱部材5の形状を直方体にしてある。伝熱部材5は、参考例1と同様に、重なり部51と非重なり部52とを備える。非重なり部52の一部は、封止部材6に封止されている。
本例の作用効果について説明する。本例では、伝熱部材5の形状を、簡素な直方体にしてあるため、伝熱部材5を容易に製造することができる。そのため、伝熱部材5の製造コストを低減できる。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
参考例5
本例は、電子部品3の個数、および伝熱部材5の形状を変更した例である。図15に示すごとく、本例の電子機器1は、Z方向における厚さが相対的に薄い第1電子部品3aと、該第1電子部品3aよりも厚い第2電子部品3bとの、2個の電子部品3(3a,3b)を備える。そして、一個の伝熱部材5に、第1凹状部53aと第2凹状部53bとの、2個の凹状部53を形成してある。第1凹状部53aは、Z方向における深さが相対的に浅く形成されており、この第1凹状部53aに、第1電子部品3aが嵌合している。また、第2凹状部53bは、第1凹状部53aよりも深さが深い。この第2凹状部53bに、第2電子部品3bが嵌合している。
冷却面50は、第1凹状部53aを形成した側から第2凹状部53bを形成した側まで、全体にわたって面一にされている。すなわち、冷却面50は、配線基板2までの距離Lが全体的に均一になるように形成されている
本例の作用効果について説明する。本例では、複数の電子部品3を、一個の伝熱部材5を用いて冷却している。そのため、伝熱部材5を複数個設け、個々の電子部品3を個々の伝熱部材5によって冷却する場合と比べて、伝熱部材5の個数を低減できる。したがって、電子機器1の製造コストを低減することができる。
また、複数の電子部品3は、それぞれ厚さが異なるが、本例では、嵌合する電子部品3(3a,3b)の厚さに合せて、凹状部53(53a,53b)の深さを変えてある。そして、冷却面50を全体にわたって面一にしてある。これにより、冷却面50全体を、放熱体4に容易に接触できるようにしてある。そのため、厚さが互いに異なる複数の電子部品3a,3bを有していても、これら複数の電子部品3a,3bを、一個の伝熱部材5を用いて、効果的に冷却することができる。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
なお、本例の電子機器1は、電子部品3(3a,3b)と凹状部53(53a,53b)とをそれぞれ2個備えるが、本発明はこれに限るものではなく、電子部品3と凹状部53とをそれぞれ3個以上設けても良い。
参考例6
本例は、放熱体4(ケース)の形状、および配線基板2の構造を変更した例である。図16に示すごとく、本例の放熱体4は、配線基板2を支持するボス411を備える。また、電子機器1は、第1コネクタ10aと第2コネクタ10bとの2個のコネクタ10を備える。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
参考例7
本例は、放熱体4の構造を変更した例である。図17に示すごとく、本例の放熱体4は、管状部46と、該管状部46内に形成された流路43と、管状部46に設けられた導入管44と、導出管45とを備える。管状部46は、伝熱部材5の冷却面50に接触している。管状部46は、図示しない固定部材によって、伝熱部材5に固定されている。水等の冷媒8を導入管44から導入すると、冷媒8は、流路43内を流れ、導出管45から導出する。本例では、電子部品3から発生する熱を、伝熱部材5を介して冷媒8に伝えている。これにより、電子部品3を冷却するよう構成されている。
本例の作用効果について説明する。本例では、冷媒8を用いて電子部品3を冷却しているため、電子部品3の冷却効率を高めることができる。
その他、参考例1と同様の構成および作用効果を備える。
1 電子機器
2 配線基板
3 電子部品
4 放熱体
5 伝熱部材
50 冷却面
51 重なり部
52 非重なり部
6 封止部材

Claims (2)

  1. NOxセンサに接続されるNOxセンサコントローラであって、
    配線基板(2)に搭載された電子部品(3)と、
    該電子部品(3)を冷却する放熱体(4)と、
    上記電子部品(3)から上記放熱体(4)への熱の伝導経路をなす金属製の伝熱部材(5)と、
    上記電子部品(3)を封止すると共に、上記伝熱部材(5)の一部を封止する封止部材(6)とを備え、
    上記放熱体(4)は、上記NOxセンサコントローラのケースを兼ねており、該ケースは、上記配線基板(2)と上記電子部品(3)と上記伝熱部材(5)と上記封止部材(6)とを収容する本体部(41)と、該本体部(41)の開口を塞ぐと共に上記伝熱部材(5)に接触したカバー部(42)とを有し、
    上記電子部品(3)は、上記配線基板(2)の厚さ方向において上記配線基板(2)と上記伝熱部材(5)との間に介在し、該伝熱部材(5)は、上記厚さ方向における上記電子部品(3)を配した側とは反対側の部位が、上記封止部材(6)から突出しており
    上記伝熱部材(5)は、上記厚さ方向から見たときに、上記電子部品(3)と重なる重なり部(51)と、上記電子部品(3)と重ならない非重なり部(52)とを備え、上記重なり部(51)の、上記厚さ方向における上記電子部品(3)を配した側とは反対側に、上記カバー部(42)に接触した冷却面(50)が形成され、
    上記非重なり部(52)は、上記重なり部(51)に連結した第1部分(52a)と、該第1部分(52a)から上記厚さ方向に直交する方向へ突出し上記封止部材(6)に封止された第2部分(52b)とを備え、
    上記厚さ方向において、上記封止部材(6)の露出面(60)よりも上記カバー部(42)側に、上記第1部分(52a)の一部が存在しており、該第1部分(52a)の、上記厚さ方向における上記カバー部(42)側の端面よりも、上記厚さ方向において上記露出面(60)から離れた位置に、上記冷却面(50)が存在していることを特徴とするNOxセンサコントローラ
  2. 上記伝熱部材(5)には、上記厚さ方向における上記冷却面(50)側に凹んだ凹状部(53)が形成されており、該凹状部(53)に上記電子部品(3)が嵌合していることを特徴とする請求項1に記載のNOxセンサコントローラ
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