JP6493248B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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本発明は、現金処理装置に関する。
店舗等においては、現金処理装置の1種である硬貨処理装置が利用されている。硬貨処理装置は、店舗等に設置されたレジスタから回収された硬貨を管理する装置である。硬貨処理装置は、例えば、硬貨受領部と、硬貨認識部と、選別搬送部と、硬貨収納部とを有している。この硬貨処理装置においては、レジスタから回収された硬貨を硬貨受領部で受け入れた後に、硬貨認識部へ搬送し、硬貨認識部は、搬送された硬貨の金種を判別、計数し、選別搬送部に搬送する。そして、選別搬送部は、硬貨認識部により得られた判別結果に基づいて、搬送された硬貨を選別し、金種ごとに硬貨を収納する硬貨収納部へ送出する。さらに詳細には、選別搬送部は、複数の落下口が設けられた搬送路を持ち、上記判別結果に基づいて、硬貨を落下口から硬貨収納部へ落下させることにより硬貨を選別する。このような硬貨処理装置の一例として、下記特許文献1に開示された硬貨処理装置を挙げることができる。
さらに、硬貨処理装置は、硬貨受領部、硬貨認識部及び選別搬送部等が設けられたユニットと、硬貨収納部等が設けられた装置本体とを有し、当該ユニットは、保守等のために、装置本体から引出すことができるようになっている。そして、当該ユニットを装置本体から引出すために、当該ユニットと装置本体との間には隙間(例えば、数ミリ程度)が存在する。
特開2013−145488号公報
当該ユニットと装置本体との間に隙間が存在することにより、当該ユニット内に設けられた選別搬送部(搬送路)と、当該装置本体内に設けられた硬貨収納部との間には隙間が存在することとなる。従って、選別搬送部の搬送路の落下口から硬貨収納部へ向かって硬貨が落下する際には、落下した硬貨が、選別搬送部と硬貨収納部との間の隙間に入り込むことがある。このような場合、硬貨が当該隙間に入り込むことで当該硬貨が適切に硬貨収納部に収納されないため、硬貨認識部の計数結果と硬貨収納部に収納された硬貨の総額とが異なる違算が生じることとなる。
また、硬貨処理装置に対して、単に上記隙間を塞ぐだけの隙間塞ぎ部材を設ける構造を採用した場合には、上記装置本体から上記ユニット(搬送路)を引き出す際には、隙間塞ぎ部材が装置本体にひっかかり、場合によっては、隙間塞ぎ部材が破壊されてしまうことがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユニット(搬送路)の引出の際に生じる破壊を避けつつ、硬貨が隙間に入り込むことを防ぐことが可能な、新規かつ改良された現金処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、装置本体と、前記装置本体から引出し可能に前記装置本体に設けられた、硬貨を搬送する搬送路と、前記搬送路に設けられ、前記硬貨が落下する落下口と、前記落下口の下方の前記装置本体内に設けられ、且つ、前記落下口より落下する前記硬貨を受け入れる第1の開口部を有する硬貨受入部と、前記搬送路と前記硬貨受入部との間であって、前記第1の開口部の周囲に設けられた板状の弾性部材と、を備え、前記弾性部材は、前記第1の開口部と対応する位置に設けられた、前記第1の開口部と略同一の形状の第2の開口部を有し、前記第2の開口部の周囲に設けられた毛足状部材を含み、前記搬送路が前記装置本体に取り付けられた際に、前記搬送路と前記硬貨受入部との間に生じる隙間が前記硬貨の厚みよりも狭くなるように、前記搬送路と前記硬貨受入部との間に設けられる、現金処理装置が提供される。
前記弾性部材は、前記第1の開口部と対応する位置に設けられた、前記第1の開口部と略同一の形状の第2の開口部を有してもよい。
前記第2の開口部は、前記第1の開口部と同じ、もしくは、前記第1の開口部に比べて大きく開口してもよい。
上記課題を解決するために、本発明のある別の観点によれば、装置本体と、前記装置本体から引出し可能に前記装置本体に設けられた、硬貨を搬送する搬送路と、前記搬送路に設けられ、前記硬貨が落下する落下口と、前記落下口の下方の前記装置本体内に設けられ、且つ、前記落下口より落下する前記硬貨を受け入れる第1の開口部を有する硬貨受入部と、前記搬送路と前記硬貨受入部との間であって、前記第1の開口部の周囲に設けられた板状の弾性部材と、を備え前記弾性部材は、前記第1の開口部を取り囲む周辺領域と前記周辺領域から前記搬送路の前記硬貨受入部側の面の下方の全体に広がるように延伸する拡張領域と、を有し、前記拡張領域においては、前記弾性部材と前記搬送路の前記硬貨受入部側の面との間に空間が存在してもよい。
上記課題を解決するために、本発明のある別の観点によれば、装置本体と、前記装置本体から引出し可能に前記装置本体に設けられた、硬貨を搬送する搬送路と、前記搬送路に設けられ、前記硬貨が落下する落下口と、前記落下口の下方の前記装置本体内に設けられ、且つ、前記落下口より落下する前記硬貨を受け入れる第1の開口部を有する硬貨受入部と、前記搬送路と前記硬貨受入部との間であって、前記第1の開口部の周囲に設けられた板状の弾性部材と、を備え、前記弾性部材は、前記搬送路と前記硬貨受入部との間に設けられた複数の板状部材を含む、現金処理装置が提供される。
前記弾性部材は、前記硬貨受入部の前記第1の開口部の外周を定める枠上に設けられてもよい。
前記弾性部材は、樹脂材料又はゴムから形成されていてもよい。
前記弾性部材は、マイラーシートから形成されていてもよい。
前記開口部は前記落下口に比べて大きく開口してよい。
以上説明したように本発明によれば、搬送路の引出の際に生じる破壊を避けつつ、硬貨が隙間に入り込むことを防ぐことが可能である。
本発明の実施形態に係る硬貨処理装置1を正面から見た概略断面図である。 同実施形態に係る硬貨処理装置1を右側面から見た概略断面図である。 同実施形態に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図である。 図3の選別搬送部40を上方から見た概略図である。 図3の弾性部材422を下方から見た概略図である。 同実施形態の第1の変形例に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図である。 図6の選別搬送部40を上方から見た概略図である。 同実施形態の第2の変形例に係る選別搬送部40を上方から見た概略図である。 同実施形態の第3の変形例に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図である。 同実施形態の第4の変形例に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じてシュート60a及びシュート60bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合には、同一符号のみを付する。例えば、シュート60a及びシュート60bを特に区別する必要が無い場合には、単にシュート60と称する。
以下の説明においては、店舗等のバックヤードにおいて使用される硬貨処理装置1に本発明の実施形態を適用した場合について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、硬貨処理装置1に適用することに限定されるものではなく、金融機関等で使用される硬貨を処理する自動現金取引装置のような現金処理装置に適用してもよく、特に限定されるものではない。
<<硬貨処理装置1の構成>>
図1及び図2を参照しながら、本発明の一実施形態に係る硬貨処理装置1の構成の一例について説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る硬貨処理装置1の内部構成の一例を示す概略図である。詳細には、図1は、硬貨処理装置1を正面から見た概略断面図であり、図2は、図1に示す硬貨処理装置1を右側面側から見た概略断面図である。なお、硬貨処理装置1を操作する操作者は、硬貨処理装置1の正面に向かい合うように位置する。
本実施形態に係る硬貨処理装置1は、先に説明したように、店舗等に設置され、レジスタから回収された硬貨C等を管理する装置である。詳細には、硬貨処理装置1は、店舗の係員等がレジスタから運んできた硬貨Cを一括して受け入れた後、受け入れた各硬貨Cの金種を判別する。その後、硬貨処理装置1は、その判別結果に応じて金種毎に硬貨Cを選別し、選別した硬貨Cを収納する。
この硬貨処理装置1は、図1に示すように、硬貨処理装置1の上側に位置する引出ユニット2と、引出ユニット2の下方に位置する装置本体3とを有する。さらに、引出ユニット2は、硬貨受領部10と、硬貨繰出部20と、硬貨認識部30と、選別搬送部40とを主に有し、装置本体3は、リジェクトシュート50と、シュート60a〜60fと、リジェクト硬貨収容部70と、一時保留部80と、返却箱90と、ホッパ110と、搬送切替部120と、出金箱130と、回収箱140と、制御ユニット150とを主に有する。
<引出ユニット2>
引出ユニット2は、保守等のために、硬貨処理装置1の装置本体3から操作者側へ引出すことが可能である。また、硬貨処理装置1の正面側に扉(図示省略)を設け、当該扉を開けることにより、引出ユニット2が硬貨処理装置1の装置本体3から引出すことができるようにしてもよい。この場合、当該扉には、電磁的な施錠や機械的な施錠を行うことができる施錠部を設け、硬貨処理装置1の操作者が所定の操作(例えば、鍵を挿入する、又は、硬貨処理装置1に設けられた操作部に対して操作を行う等)を行うことによって、施錠部が解錠されるようにしてもよい。この引出ユニット2は、先に説明したように、硬貨受領部10と、硬貨繰出部20と、硬貨認識部30と、選別搬送部40とを主に有する。以下に、引出ユニット2の各機能部について説明する。
(硬貨受領部10)
硬貨受領部10は、投入される硬貨Cを受ける部分である。硬貨受領部10は、例えば、図1及び図2に示すように、硬貨処理装置1(引出ユニット2)の上方、且つ正面側に位置する。硬貨受領部10は、硬貨Cが投入される投入口102を有し、投入口102は、硬貨Cを一括して投入し易いように、上方に向かって広く開口している。硬貨受領部10に投入された硬貨Cは、硬貨受領部10の下方に位置する硬貨繰出部20に落下する。
(硬貨繰出部20)
硬貨繰出部20は、図1に示すように、硬貨受領部10の下方に位置し、硬貨受領部10から落下した硬貨Cを、後述する硬貨認識部30へ1枚ずつ繰り出す。詳細には、硬貨繰出部20内には、例えば回転円盤(図示省略)が設けられている。硬貨繰出部20へ落下した硬貨Cは、回転円盤によって受け止められ、回転円盤が回転する際の遠心力により回転円盤の外周へ移動し、1枚ずつ硬貨認識部30へ繰り出される。
(硬貨認識部30)
硬貨認識部30は、図1に示すように、硬貨繰出部20と接続されており、硬貨繰出部20から繰り出された硬貨Cの真偽、金種等の判別を行う。硬貨認識部30は、例えば、硬貨Cを認識するセンサ(図示省略)を有し、センサで検出した硬貨Cの特徴に基づいて、硬貨Cの真偽、金種等を判別する。また、硬貨認識部30は、判別した硬貨を計数することもできる。さらに、硬貨認識部30は、判別した硬貨Cを後述する選別搬送部40に搬送する。
(選別搬送部40)
選別搬送部40は、図1に示すように、硬貨認識部30と接続されており、硬貨認識部30による判別結果に基づいて、硬貨Cを選別する。選別搬送部40は、硬貨Cを選別搬送部40の上流から下流(図2においては左から右に向かう方向)に向かって搬送する、直線状に伸びる搬送路(図示省略)を有し、当該搬送路は、硬貨Cが落下するための複数の開口部(落下口)を有する。複数の落下口は、搬送方向に沿って並んでおり、例えば、後述するリジェクト硬貨収容部70に収納される硬貨Cが落下するためのリジェクト口(図示省略)や、後述する一時保留部80に収納される硬貨Cが落下するための金種別排出口(図示省略)にあたる。詳細には、リジェクト口は、例えば硬貨認識部14において真貨で無いと判別された硬貨Cをリジェクト硬貨収容部70へ落下させるための開口部であり、図2に示される硬貨処理装置1では、リジェクト口は1個設けられている。また、金種別排出口は、硬貨処理装置1で取り扱う硬貨Cの金種ごとに設けられており、硬貨認識部30での判別結果に基づいて、硬貨Cを硬貨Cの金種に対応する一時保留部80内の保留部800へ落下させるための開口部である。さらに、各落下口には、後述する制御ユニット150によって開閉制御されるゲート(図示省略)が設けられており、各ゲートが開くことにより各落下口から硬貨Cが落下する。なお、リジェクト口の下方には、図2に示すように、リジェクト口を通過した硬貨Cをリジェクト硬貨収容部70へ導くリジェクトシュート50が配置されている(図1においては、リジェクトシュート50は破線矢印Rのルートに配置されている)。さらに、各金種別排出口の下方には、図2に示すように、各金種別排出口から排出された硬貨Cを一時保留部80へ導くシュート60a〜60fが配置されている(図1においては、シュート60a〜60fは矢印Qのルートに配置されている)。また、本実施形態においては、リジェクト口は1個に限定されるものではなく、複数個設けられていてもよい。選別搬送部40の詳細については、後で説明する。
なお、上述の説明においては、選別搬送部40は、直線的に延びる搬送方向に沿って硬貨Cを搬送する直線状に伸びる搬送路(図示省略)を有するものとして説明したが、本実施形態においては、選別搬送部40はこのような形態に限定されるものではない。本実施形態に係る選別搬送部40は、例えば、回転円盤によって、硬貨Cをドーナツ状の搬送路上で搬送するような形態であってもよく、この場合、ドーナツ状の搬送路に設けられた落下口のゲートが開くことにより、搬送された硬貨Cが落下する。
<装置本体3>
装置本体3は、図1及び図2に示されるように、引出ユニット2の下方に位置し、リジェクトシュート50と、シュート60a〜60fと、リジェクト硬貨収容部70と、一時保留部80と、返却箱90と、ホッパ110と、搬送切替部120と、出金箱130と、回収箱140と、制御ユニット150とを主に有する。以下に、装置本体3の各機能部について説明する。
(リジェクトシュート50及びシュート60a〜60f)
先に説明したように、リジェクトシュート50は、図2に示すように、リジェクト口の下方に配置され、リジェクト口を通過した硬貨Cをリジェクト硬貨収容部70へ導く。また、シュート60a〜60fは、図2に示すように、各金種別排出口の下方に配置され、各金種別排出口を通過した硬貨Cを一時保留部80内の各保留部800へ導く。なお、リジェクト口及び金種別排出口からリジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80へ硬貨Cを直接落下させることが可能な位置に、リジェクト口及び金種別排出口とリジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80(保留部800)とが設けられている場合には、リジェクトシュート50及びシュート60a〜60fを硬貨処理装置1(装置本体2)内に設けなくてもよい。この場合、硬貨Cは、リジェクトシュート50及びシュート60a〜60fを介することなく、リジェクト口及び金種別排出口からリジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80内の保留部800へ直接落下する。
(リジェクト硬貨収容部70)
リジェクト硬貨収容部70は、先に説明したように、リジェクト口からリジェクトシュート50を通過した硬貨Cを収納する。リジェクトシュート50を通過する硬貨Cとしては、例えば、硬貨認識部30において真貨で無いと判別された硬貨Cを挙げることができる。そして、リジェクト硬貨収容部70は、硬貨処理装置1の正面に開閉可能な扉(図示省略)を有し、硬貨処理装置1の操作者が扉を開けることにより、リジェクト硬貨収容部70内の硬貨Cを取り出すことができる。
(一時保留部80)
一時保留部80は、金種別排出口からシュート60a〜60fを通過した硬貨Cを金種別に一時的に収納する。詳細には、一時保留部80は、周囲の4面を囲むフレーム内を金種別に区切ることで形成した、直線状に並んだ金種別の収容部の一例である保留部800a〜800fを含み、各保留部800a〜800fは、対応するシュート60a〜60fによって導かれた硬貨Cを収納する。より具体的な例としては、シュート60aは、金種別排出口から排出された硬貨Cを、シュート60aの下方に設けられた一時保留部80内の保留部800aへ導く。なお、金種別排出口からシュート60a〜60fを介して排出された硬貨Cとしては、硬貨認識部30において真貨であると判別された硬貨Cを挙げることができる。また、一時保留部80は、一時保留部移動モータ(図示省略)によって、一時保留部80の下にあるガイド82に沿って、図1に示す矢印H及び矢印Sで示す方向に移動することが可能である。
(返却箱90)
返却箱90は、図1に示すように、一時保留部80が矢印H方向に移動した場合に、一時保留部80の下方に位置するように設けられており、一時保留部80が矢印H方向に移動した際に、一時保留部80から落下する硬貨Cを収納する。返却箱90は、硬貨処理装置1の操作者によって硬貨処理装置1の正面から硬貨処理装置1の外へ引出し可能である。
(ホッパ110)
ホッパ110は、図1に示すように、一時保留部80が矢印S方向に移動した場合に、一時保留部80の下方に位置するように設けられており、一時保留部80が矢印S方向に移動した際に一時保留部80から落下する硬貨Cを金種別に収納する。ホッパ110は、図2に示すように、金種別の保留部800a〜800fに対応するように直線状に並べられた複数の金種別ホッパ112a〜112fで構成されている。例えば、金種別ホッパ112aは、一時保留部80の保留部800aから図2の矢印P方向に落下した硬貨Cを収納する。また、各金種別ホッパ112a〜112fには、硬貨Cを1枚ずつ繰り出す搬送切替部120が設けられている。
(搬送切替部120)
搬送切替部120は、先に説明したように、各金種別ホッパ112a〜112fに対して設けられ、各金種別ホッパ112a〜112fから繰り出された硬貨Cの搬送先を切り替える。例えば、搬送切替部120は、第1の位置と第2の位置の間で回動する切替ブレード(図示省略)を有する。切替ブレードが第1の位置に位置する際には、硬貨Cの搬送ルートは図1の矢印Tで示すルートになり、この場合、硬貨Cの搬送先は後述する出金箱130となる。一方、切替ブレードが第2の位置に位置する際には、硬貨Cの搬送ルートは図1の矢印Uで示すルートになり、この場合、硬貨Cの搬送先は後述する回収箱140となる。
(出金箱130)
出金箱130は出金される硬貨Cを収納する。出金箱130には、先に説明したように、搬送切替部120により矢印T(図1参照)のルートで搬送された硬貨Cが収納される。出金箱130は、硬貨処理装置1に対して着脱可能に設けられ、硬貨処理装置1の操作者によって硬貨処理装置1の正面から硬貨処理装置1の外へ引出すことができる。出金箱130には、図2に示すように、金種ごとに硬貨Cを取り出すことができる金種別の出金小箱132a〜132fが直線状に並べて格納されている。この出金小箱132a〜132fは、金種別ホッパ112a〜112fに対応するように設けられている。すなわち、例えば、出金小箱132aは、ホッパ110の金種別ホッパ112aから図1及び図2の矢印T方向へ搬送される硬貨Cを収納する。
(回収箱140)
回収箱140は回収される硬貨Cを収納する。詳細には、回収箱140は、先に説明したように、搬送切替部120により矢印U(図1参照)のルートで搬送された硬貨Cを収納する。回収箱140は、硬貨処理装置1に対して着脱可能に設けられ、硬貨処理装置1の利用者によって硬貨処理装置1の正面から硬貨処理装置1の外へ引出すことができる。
(制御ユニット150)
制御ユニット150は、硬貨処理装置1の全体動作を制御する。詳細には、制御ユニット150は、図1に示すように、装置本体3内に設けられ、上述した各構成要素の動作を制御する制御部(図示省略)と、当該制御部が実行するプログラムや各種のデータを記憶する記憶部(図示省略)とを有する。
さらに、硬貨処理装置1には、図示しない操作表示部が設けられており、当該操作表示部は、硬貨処理装置1の操作者に対して、硬貨処理装置1における処理内容、処理状況を示す表示を行ったり、操作者からの操作を受け付けたりしてもよい。
<<選別搬送部40の詳細構成>>
以上、本発明の一実施形態に係る硬貨処理装置1の構成の一例について説明した。続いて、図3及び図5を参照しながら、本実施形態に係る選別搬送部40の詳細構成について説明する。図3は、本実施形態に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図であり、詳細には、図2における硬貨処理装置1の上下方向に沿って、選別搬送部40及び硬貨受入部416を切断した場合の概略断面図である。また、図4は、図3の選別搬送部40を上方から見た概略図である。さらに、図5は、図3の弾性部材422を下方から見た概略図である。
図3及び図4に示すように、選別搬送部40は、搬送路400と、ゲート404と、搬送ベルト410と、プーリ412と、弾性部材422とを主に有している。
(搬送路400)
搬送路400は、先に説明したように、引出ユニット2を装置本体3から引出すことにより、装置本体3から引出すことが可能である。搬送路400は、搬送路400の搬送面と後述する搬送ベルト410の間に硬貨Cを挟むことにより、硬貨Cを搬送することができる。搬送路400は、例えば、選別搬送部40内を搬送方向(図3及び図4においては矢印Dで示される方向)に直線状に伸び(図2から図4においては、図中左側から右側へ)、硬貨Cは、搬送方向に沿って搬送路400の搬送面上を搬送される。
また、搬送路400には、先に説明したように、リジェクト硬貨収容部70に収納される硬貨Cが落下するリジェクト口、及び一時保留部80に収納される硬貨Cが落下する金種別排出口である、複数の落下口402が設けられている。具体的には、各金種別排出口には、それぞれ異なる金種の硬貨C(例えば、1円、5円、10円、50円、100円、500円の真性硬貨)が、後述する搬送ベルト410による搬送中に落下する。これにより、硬貨Cを金種別に排出することが可能となる。また、リジェクト口には、硬貨認識部30で偽貨と認識されたリジェクト硬貨や、ゴミ等の異物が落下する。リジェクト口を介してリジェクト硬貨や異物が排出されることで、金種別排出口から誤ってリジェクト硬貨や異物が排出されることを防止することができる。
また、リジェクト口及び金種別排出口としての落下口402の開口は、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち、最大の直径を持つ硬貨Cよりも大きく設定されており、例えば、約40mm四方の正方形状の形状を持つ。なお、本実施形態においては、落下口402は、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち最大直径を持つ硬貨Cよりも大きな開口であれば、形状、大きさ等については特に限定されない。
さらに、装置本体3内の各落下口402の下方には、先に説明したように、硬貨Cをリジェクト硬貨収容部70へ導くリジェクトシュート50、及び硬貨Cを一時保留部80へ導くシュート60が設けられている。以下の説明においては、リジェクトシュート50及びシュート60を総称して、硬貨受入部416と呼ぶ。硬貨受入部416は、図3に示すように、各落下口402から落下する硬貨Cを確実に受け入れるために、落下口402に対応する位置に、落下口402と略同一な形状を持つ開口部(第1の開口部)418を有している。すなわち、硬貨受入部416の開口部418の開口の中心は、落下口402の開口の中心にほぼ一致するように設けられている。また、開口部418の開口の大きさは、上述の落下口402に比べて大きく開口している。以下の説明においては、略同一とは、形状及び大きさが、数学的及幾何学的に完全に一致する場合だけでなく、硬貨処理装置1の動作に影響を与えることがない程度の差を含んでいる場合も含むことをいう。
なお、先に説明したように、リジェクト口及び金種別排出口からリジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80へ硬貨Cを直接落下させることが可能な位置に、リジェクト口及び金種別排出口とリジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80(保留部800)とが設けられている場合には、リジェクトシュート50及びシュート60a〜60fを硬貨処理装置1(装置本体2)内に設けなくてもよい。この場合、硬貨Cは、リジェクトシュート50及びシュート60a〜60fを介することなく、リジェクト口及び金種別排出口からリジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80内の保留部800へ直接落下する。従って、この場合には、リジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80内の各保留部800a〜800fは、落下口402から落下する硬貨Cを受け入れるための開口部を有し、当該開口部は、リジェクトシュート50及びシュート60(硬貨受入部416)の開口部418と同様に、落下口402と略同一な形状を持ち、さらに、落下口402に比べて大きく開口する。すなわち、リジェクトシュート50及びシュート60a〜60fが硬貨処理装置1内に設けられていない場合には、硬貨受入部416は、リジェクト硬貨収容部70及び各保留部800a〜800fであってもよい。
(ゲート404)
先に説明したように、各落下口402には、制御ユニット150によって開閉制御されるゲート404が設けられている。ゲート404は、開閉板406と回転軸408とを有し、開閉板406は、回転軸408を中心に図3中の矢印Eの方向に回動することにより、それぞれ対応する落下口402を開放する。より具体的には、開閉板406は、対応する落下口402を閉鎖する閉位置と、対応する落下口402を開放する開位置との間で回動する。回転軸408は、図示しない駆動部に接続されており、当該駆動部は、制御ユニット150によって制御され、回転軸408を回動させる。さらに、回転軸408の回転に伴って開閉板406は開位置に移動し(図3中の矢印Eの方向)、開閉板406が落下口402を開放することで、搬送中の硬貨Cが落下口402に落下する。その後、駆動部に対する制御ユニット150の制御が解消されると、回転軸408は自由に回動することが可能となり、開閉板406に設けられたスプリング等の付勢部材(図示省略)による付勢力により、開閉板406は閉位置に移動する(図3中の矢印Eの方向とは反対方向)。そして、開閉板406が閉位置に位置して、開閉板406が落下口402を閉鎖することで、搬送中の硬貨Cは落下口402から排出されず、開閉板406上を通過する。なお、開閉板406は、落下口402を落下する硬貨Cをガイドするガイド機能も有する。
(搬送ベルト410及びプーリ412)
搬送ベルト410は、搬送方向に沿って搬送路400の上方に設けられ、搬送路400とともに硬貨Cを挟んだ状態で回転することによって、硬貨Cを搬送方向(図3及び図4においては矢印Dで示される方向)へ搬送する。詳細には、搬送ベルト410は、2つのプーリ412によって帳架され、プーリ412の回転に連動して回転する。プーリ412は、図示しないベルト駆動部の駆動力を受けて回転する。
(弾性部材422)
弾性部材422は、搬送路400と硬貨受入部416との間であって、硬貨受入部416の開口部418の周囲に設けられる。詳細には、弾性部材422は、開口部418の外周を、開口部418の外周と弾性部材422との間が空くことなく、もしくは、開口部418の外周と弾性部材422との間に若干距離をおいて、取り囲むように設けられる。弾性部材422は、図5に示されるように、その表面に設けられた複数のモヘアシール(毛足状部材)414を含み、図3に示されるように、引出ユニット2(搬送路400)が装置本体3に取り付けられた際に、搬送路400と硬貨受入部416(例えば、シュート60)との間の隙間(図3のAで示される)を、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち最も薄い硬貨Cの厚みよりも狭くするように、搬送路400の硬貨受入部416側の面の上方に設けられる。ただし、図3に示されるように、弾性部材422と搬送路400の硬貨受入部416側の面との間には空間(詳細には、弾性部材422の厚み程度もしくは厚みよりも大きな空間)が確保される。また、図4から図5に示されるように、弾性部材422は、搬送路400の搬送面と略一な形状を有し、搬送路400の搬送面に比べて若干小さい板状の部材であり、複数の開口部(第2の開口部)424を含む。当該開口部424の数は、特に限定されないが、硬貨受入部416の数と同じであることが好ましく、すなわち、一時保留部80に収納される硬貨Cの金種(例えば、1円、5円、10円、50円、100円、500円)に対応するように設けられた金種別排出口である、搬送路400の複数の落下口402の数と同じであることが好ましい。また、当該開口部424は、硬貨受入部416の開口部418と略同一な形状及び大きさを有し、開口部424は、開口部418と対応する位置に、すなわち、開口部424の開口の中心と開口部418の開口の中心とがほぼ一致するように、弾性部材422は、搬送路400の硬貨受入部416側の面の上方に設けられる。従って、弾性部材422及び硬貨受入部416を弾性部材422の上方(すなわち、搬送路400側)から見た場合には、開口部424と開口部418は重なって見える。なお、硬貨Cが搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間に入り込むことを避けるために、弾性部材422の開口部424は、硬貨受入部416の開口部418の大きさと一致又は近いことが好ましい。しかしながら、開口部424を開口部418の大きさと一致させることが難しい場合には、開口部424を、例えば、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち直径の最も小さい硬貨Cの直径の3分の1程度(例えば数mm程度)、開口部418よりも大きく開口させるように設けてもよい。このような場合、弾性部材422及び硬貨受入部416を弾性部材422の上方から見ると、開口部424に開口部418が含まれているように見える。さらに、開口部424は、落下口402と略同一の形状を有し、且つ、落下口402における硬貨Cの落下を妨げることを避けるために、落下口402よりも若干大きく(例えば数mm程度)開口するように設けられている。従って、弾性部材422及び搬送路400を下方(すなわち、硬貨受入部416側)から見た場合には、開口部424に落下口402が含まれるように見える。
また、弾性部材422は、先に説明したように複数のモヘアシール414を含む。このモヘアシール414は、図5に示すように、複数の直方体形状の部材である。このモヘアシール414は、開口部424の周囲を取り囲むように弾性部材422上に設けられ、すなわち、硬貨受入部416の開口部418と搬送路400の落下口402とを四方から取り囲む。なお、なお、硬貨Cが搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間に入り込むことを避けるために、モヘアシール414は、開口部424により近く設けられることが好ましく、さらに、開口部424の外周上に設けられることがより好ましい。しかしながら、モヘアシール414を上述のような位置に設けることが難しい場合には、例えば、モヘアシール414を、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち直径の最も小さい硬貨Cの直径の3分の1程度、開口部424から離れた位置に配置してもよい。また、モヘアシール414は、図4及び図5に示されるような複数の直方体形状の部材であることに限定されるものではなく、他の形状の部材であってもよい。また、図4及び図5に示されるように、モヘアシール414を構成する各直方体形状の部材の長辺は、開口部424を取り込むために開口部424の各辺の長さとほぼ同じもしくは若干長い長さをもっているが、本実施形態においては、直方体形状の部材の大きさは、図4及び図5に示されるものに限定されるものではなく、少なくとも、搬送路400と硬貨受入部416の間に、硬貨Cが入り込むことが可能な程度の空間を生じさせることがないような大きさであればよい。
モヘアシール414以外の弾性部材422の部分は、外部から印加された力によって当該力に追従して変形し、当該力が除去されると、内部応力によって形状が復元する弾性材料から形成される。詳細には、モヘアシール414以外の弾性部材422の部分は、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間の大きさにばらつきがあっても、モヘアシール414とともに、当該隙間が硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち最も薄い硬貨Cの厚みよりも狭くするように、当該隙間全体又は一部を塞ぐことができるような弾性材料から形成される。すなわち、モヘアシール414以外の弾性部材422の部分の材料としては、例えば、搬送路400と硬貨受入部416との間が非常に狭い場合には、弾性部材422が、搬送路400及び硬貨受入部416によって両側から挟まれても破砕することなく、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間の全体を塞ぐことができ、一方、搬送路400と硬貨受入部416との間が広い場合には、弾性部材422が、弾性部材422の本来の形状を維持しながら、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間の一部を塞ぐことができるような弾性材料であることが好ましい。さらに、モヘアシール414以外の弾性部材422の部分の材料としては、引出ユニット2が装置本体3から引出される際に、装置本体3上を搬送路400に設けられた弾性部材422(モヘアシール414も含む)が摂動しても、弾性部材422が摂動により印加された力によって変形し、弾性部材422の破砕を防ぐことができるような弾性材料であることが好ましい。このような弾性材料としては、例えば、樹脂材料、ゴムを挙げることができ、取扱の容易性やコスト等の面から、PET(Polyethylene terephthalate)からなるマイラーシートを挙げることができる。
また、モヘアシール414以外の弾性部材422の部分の厚みは、例えば、1〜2mm程度であり、少なくとも引出ユニット2(搬送路400)が装置本体3に取り付けられた際に、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間を、モヘアシール414とともに、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち最も薄い硬貨Cの厚みよりも狭くすることができるような厚みであれば良い。搬送路400と硬貨受入部416との間の距離は、製造バラツキによって硬貨処理装置1ごとに異なるため、製造バラツキが生じていても、弾性部材422によって当該隙間を最も薄い硬貨Cの厚みよりも狭くすることができるように、モヘアシール414以外の弾性部材422の厚みを選択することが好ましい。なお、モヘアシール414の厚みも、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間を、モヘアシール414以外の弾性部材422の部分とともに、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち最も薄い硬貨Cの厚みよりも狭くすることができるような厚みであれば良く、例えば、2〜3mm程度であることが好ましい。
ところで、先に説明したように、硬貨処理装置1においては、引出ユニット2は、保守等のために、硬貨処理装置1の装置本体3から引出すことができるようになっている。そして、引出ユニット2を装置本体3から引出すために、引出ユニット2と装置本体3との間には隙間(1〜2mm程度)(図3においてAで示される)が存在する。上記隙間は、引出ユニット2内に設けられた選別搬送部40の搬送路400と、装置本体3内に設けられたシュート60等である硬貨受入部416との間の隙間でもある。硬貨Cは、一般的に1.5mm程度の厚みを有するため、先に説明したように、搬送路400の落下口402から硬貨Cが落下する際に、落下した硬貨Cが、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間に入り込むことがある。このような場合、硬貨が当該隙間に入り込むことで、当該硬貨が適切に硬貨受入部416(例えばシュート60)を介して一時保留部80内の保留部800等の硬貨Cを適切に収納する各収納部に収納されないため、硬貨認識部300の計数結果と上記収納部に収納された硬貨の総額とが異なる違算が生じることとなる。
また、搬送路400に設けられた各落下口402と、各落下口402から落下する硬貨Cを収納する一時保留部80及びリジェクト硬貨収容部70との位置によっては、各落下口402から一時保留部80及びリジェクト硬貨収容部70へ硬貨Cを導くシュート60及びリジェクトシュート50(硬貨受入部416)の搬送路400の搬送面に対する傾きが緩やかになる場合がある(例えば、硬貨処理装置1の水平面において落下口402と保留部800とが離れている場合には、落下口402から保留部800へと導くシュート60の傾きが緩やかになる)。このような場合、自重により硬貨受入部416内を落下する硬貨Cは、緩やかに傾く硬貨受入部416の内壁にぶつかって、上方、すなわち搬送路400側へ跳ね返ることがあり、跳ね返った硬貨Cは、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間に入り込むことがある。従って、硬貨受入部416の搬送路400の搬送面に対する傾きが緩やかな場合には、落下口402を落下する際だけでなく、硬貨受入部416を落下する際にも、硬貨Cが搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間に入り込むおそれがある。特に、選別搬送部40が、回転円盤によって、硬貨Cをドーナツ状の搬送路上で搬送するような形態である場合には、ドーナツ状の搬送路上に1つの円周に沿って並ぶように設けられた複数の落下口402から直線状に並ぶ各保留部800へ導くこととなり、いずれかの落下口402と、当該落下口402に対応する保留部800とが、硬貨処理装置1の水平面において離れていることがある。この場合、当該落下口402から当該保留部800へ導く硬貨受入部416の傾きが緩やかになることから、当該硬貨受入部416を落下する硬貨Cは、緩やかに傾く硬貨受入部416の内壁にぶつかって、搬送路400側へ跳ね返り、上記隙間に入り込むことがある。
そこで、本実施形態によれば、モヘアシール414を含む弾性部材422が、搬送路400と硬貨受入部416との間であって、硬貨受入部416の開口部418の周囲に設けられ、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間を、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち最も薄い硬貨Cの厚みよりも狭くするように塞ぐことから、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間に硬貨Cが入り込むことを防ぐことができる。
また、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間に硬貨Cが入り込むことを防ぐために、機械装置内にごみ等が入るこむことを防止するために機械装置の開口部や隙間に設けられるモヘアシールのみを用いて、上記隙間を塞ぐことが考えられる。しかしながら、モヘアシールは、形状復元力が弱く、また、外部からの力に追従して形状変化する能力に限界があり、印加された力によっては破砕してしまう場合がある。詳細には、先に説明したように、製造バラツキによって、硬貨処理装置1ごとに搬送路400と硬貨受入部416との間の距離が異なることがある。従って、搬送路400と硬貨受入部416との間が広い硬貨処理装置1において、モヘアシールによって搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間を塞ぐことができるように、モヘアシールの厚みを選択しても、搬送路400と硬貨受入部416との間が非常に狭い硬貨処理装置1に同じ厚さを持つモヘアシールを設けた場合には、モヘアシールは、搬送路400と硬貨受入部416とによって両側から挟まれ、破砕することがある。また、引出ユニット2(搬送路400)が装置本体3から引出される際に、装置本体3上をモヘアシールが摂動する場合には、モヘアシールは、摂動により印加される力を当該力に追従して形状変化することによって吸収することができなくなり、破砕することがある。さらに、モヘアシールが破砕しない場合であっても、再度、引出ユニット2(搬送路400)を装置本体3に格納した際には、モヘアシールの形状が復元せず、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間を塞ぐことができなくなっていることがある。
そこで、本実施形態においては、モヘアシール414を支える弾性部材422の部分が、外部から印加された力によって当該力に追従して変形し、当該力が除去されると、内部応力によって形状が復元する弾性材料から形成されている。従って、搬送路400と硬貨受入部416との間の距離にばらつきがある場合であっても、弾性部材422が変形することで、弾性部材422の破砕を避けつつ、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間を塞ぐことができる。例えば、搬送路400と硬貨受入部416との間の距離が狭く、モヘアシール414を含む弾性部材422が搬送路400と硬貨受入部416によって両側から挟まれることになっても、弾性部材422が両者から印加された力に追従して形状変化し、当該力を吸収するため、弾性部材422は破砕することなく、上記隙間を塞ぐことができる。また、引出ユニット2が装置本体3から引出される際に、装置本体3上を、モヘアシール414を含む弾性部材422が摂動することがあっても、弾性部材422は、摂動により印加された力を当該力に追従して形状変形することができる。そして、変形することにより、弾性部材422は、引出ユニット2(搬送路400)が装置本体3に取り付けられた際に弾性部材422と搬送路400の硬貨受入部416側の面との間に存在する空間に逃げ込むことができることから、摂動により力がさらに印加されて弾性部材422が破砕することを避けることができる。さらに、弾性部材422は、上記摂動によって形状が変化しても、摂動による力が除去されることにより形状を復元することができるため、再度、引出ユニット2(搬送路400)を装置本体3に格納した際には、もとの形状及びもとの位置に戻り、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間を塞ぐことができる。
なお、上述の実施形態においては、図3から図5に示される弾性部材422は、搬送路400の形状と略同一な1枚の板状の形状を有し、且つ、複数の開口部424を有する部材として説明したが、本実施形態においては、このような部材に限定されるものではなく、例えば、弾性部材422は、1つの開口部のみを有する小さな板状部材を複数個組み合わせて構成されてもよく、特に、限定されるものではない。
<<変形例>>
なお、本実施形態に係る弾性部材422は、図3から図5のように設けられることに限定されるものではなく、他の形態であってもよい。そこで、本実施形態の変形例として、第1から第4の変形例を説明する。なお、以下に説明する変形例においては、硬貨処理装置1の構成、弾性部材422以外の選別搬送部40の詳細構成及び弾性部材422の材料及び厚み等については、上述の実施形態と共通であり、従って、上述の実施形態の説明及び説明図である図1及び図2を参照し得る。そのため、以下では、各変形例に係る弾性部材422の形態についてのみ説明する。
<第1の変形例>
落下口402を落下する硬貨Cが開閉板406によりガイドされながら硬貨処理装置1の上下方向に沿って落下するために、硬貨Cが開閉板406に接続された回転軸408側の搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間へ進むことがなく、当該隙間に硬貨Cが入り込む可能性がないと予測される場合には、開口部418を回転軸408側以外の三方から取り囲むように複数のモヘアシール514を設けてもよい。そこで、本実施形態の第1の変形例として、開口部418を回転軸408側以外の三方から取り囲むように設けられたモヘアシール514を、図6及び図7を参照して説明する。図6は、本変形例に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図であり、詳細には、図2における硬貨処理装置1の上下方向に沿って、選別搬送部40及び硬貨受入部416を切断した場合の概略断面図である。また、図7は、図6の選別搬送部40を上方から見た概略図である。
本変形例においては、図6及び図7に示すように、モヘアシール514は複数の部材からなり、これらの複数の部材は、上述の実施形態と同様に、直方体形状を有し、開口部424を回転軸408側以外の三方から取り囲むように、弾性部材422上に設けられる。硬貨受入部416が硬貨処理装置1の上下方向に沿って伸びている場合には、落下口402を落下する硬貨Cは、開閉板406によりガイドされながら落下し、さらには、硬貨受入部416の内壁にぶつかることなく硬貨受入部416を硬貨処理装置1の上下方向に沿って落下することから、硬貨Cが開閉板406に接続された回転軸408側の搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間へ進むことがなく、当該隙間に硬貨Cが入り込む可能性がないと予測される。従って、本変形例においては、モヘアシール514を、開口部424、言い換えると開口部418を回転軸408側以外の三方から取り囲むように設けている。このようにすることで、弾性部材422を構成する部材の数を少なくし、硬貨処理装置1の製造コストを抑えることができる。なお、本変形例においては、上述の実施形態と同様に、モヘアシール514の複数の部材は、直方体形状の部材であることに限定されるものではなく、他の形状の部材であってもよい。
<第2の変形例>
また、本実施形態においては、モヘアシールの形状は限定されず、例えば、開口を有する環状の部材であってもよい。そこで、本実施形態の第2の変形例として、開口を有する環状の部材であるモヘアシール614を、図8を参照して説明する。図8は、第2の変形例に係る選別搬送部40を上方から見た概略図である。
本変形例においては、図8に示すように、モヘアシール614は、開口部424と略同一の形状の開口を有する環状の部材であり、その開口は、開口部424とほぼ同じ、もしくは、開口部424にくらべて若干大きく開いている。さらに、モヘアシール614は、その開口の中心が開口部424の中心に一致するように、板状の弾性部材422上に設けられる。このように、モヘアシール614を、開口を有する環状の部材とすることにより、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間の面積を狭くし、搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間に硬貨Cが入り込むことを、より確実に防ぐことができる。
なお、図8に示すように、1枚の板状の弾性部材422の上に複数の上記モヘアシール614が設けられているものとして説明したが、本実施形態においては、図8に示すような形態に限定されるものではなく、例えば、弾性部材422は、モヘアシール614と略同一な環状の形状を持ち、モヘアシール614に比べて大きなサイズを持つ、複数の板状部材から構成されてもよい。この場合、環状の弾性部材422は、その開口の中心が開口部418の開口の中心、落下口402の開口の中心とほぼ一致するように、搬送路400の硬貨受入部416側の面の上方に設けられる。
<第3の変形例>
また、本実施形態においては、モヘアシール714は開口を複数有する板状の部材であってもよい。そこで、本実施形態の第3の変形例として、開口を有する板状の部材であるモヘアシール714を、図9を参照して説明する。図9は、第3の変形例に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図であって、詳細には、図2における硬貨処理装置1の上下方向に沿って、選別搬送部40及び硬貨受入部416を切断した場合の概略断面図である。
本変形例においては、図9に示すように、モヘアシール714は、開口部424と略同一の複数の開口を有する板状の部材であり、弾性部材422と略同一の1枚の板状形状を有する。すなわち、モヘアシール714は、搬送路400の搬送面と略同一な形状を有する。そして、モヘアシール714は、その開口の中心が開口部424の中心に一致するように、弾性部材422の硬貨受入部416側の面上を覆うように設けられる。このように、モヘアシール714を、複数の開口を有する弾性部材422と略同一な板状部材とすることにより、搬送路400の硬貨受入部416側の面がモヘアシール714で覆われることとなるため、搬送路400を保護し、搬送路400の破損(例えば、引出ユニット2(搬送路400)を装置本体3から引出す際に生じる破損)を防ぐことができる。さらに、引出ユニット2が装置本体3から引出される際に、装置本体3上を、モヘアシール714を含む弾性部材422が摂動することがあっても、弾性部材422は、摂動により印加された力を当該力に追従して形状変形することができる。そして、変形することにより、弾性部材422は、引出ユニット2(搬送路400)が装置本体3に取り付けられた際に弾性部材422と搬送路400の硬貨受入部416側の面との間に確保されていた空間に逃げ込むことができることから、摂動により力がさらに印加されて弾性部材422及びモヘアシール714が破砕することを避けることができる。
<第4の変形例>
上述の実施形態及び第1から第3の変形例においては、各弾性部材は、搬送路400の硬貨受入部416側の面上に設けられていた。しかしながら、本実施形態に係る弾性部材は、このような位置に設けられることに限定されるものではなく、硬貨受入部416(例えば、シュート60)の開口部418の外周を定める枠420上に設けられていてもよい。そこで、本実施形態の第4の変形例として、硬貨受入部416の枠420上に設けられた弾性部材820を、図10を参照して説明する。図10は、第4の変形例に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図であり、詳細には、図2における硬貨処理装置1の上下方向に沿って、選別搬送部40及び硬貨受入部416を切断した場合の概略断面図である。
本変形例においては、図10に示すように、弾性部材820は、硬貨受入部416の開口部418の外周を定める枠420上に設けられる。なお、本変形例の弾性部材820は、枠420と略同一な形状及び大きさを有する環状の複数の部材から構成されていてもよく(図10参照)、もしくは、開口部418と略同一の形状及び大きさの複数の開口を有する板状の部材であってもよい。また、弾性部材820は、上述の実施形態と同様に、その搬送路400側の面に設けられたモヘアシール814を含む。
また、本実施形態に係る硬貨処理装置1においては、上述のように、硬貨受領部10と、硬貨繰出部20と、硬貨認識部30と、選別搬送部40とを主に有する引出ユニット2以外にも、装置本体3から引出可能な部位があってもよい。例えば、装置本体3内に設けられた一時保留部80やホッパ110も、装置本体3から引出すことができる。一時保留部80やホッパ110等も、その上方にある部位から落下する硬貨Cを受け入れる構造を持ち、さらに、装置本体3から引出すために、一時保留部80やホッパ110等とその上方にある部位との間には隙間が存在する。従って、上述したような弾性部材を一時保留部80やホッパ110等とその上方にある部位との間の隙間に設けることにより、上述と同様に、上方から一時保留部80やホッパ110等へ硬貨Cが落下する際に、硬貨Cが当該隙間に入り込むことを避けることができる。
また、硬貨処理装置1だけでなく、他の現金処理装置においても同様の構成を有する場合には、上述の実施形態を適用することができる。さらに、硬貨処理装置1を含む現金処理装置内のシャッタが取り付けられた部位においても、シャッタの開閉のために設けられた隙間に硬貨Cが入り込まないように、上述の実施形態を適用することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 硬貨処理装置
2 引出ユニット
3 装置本体
10 硬貨受領部
20 硬貨繰出部
30 硬貨認識部
40 選別搬送部
50 リジェクトシュート
60、60a〜60f シュート
70 リジェクト硬貨収容部
80 一時保留部
82 ガイド
90 返却箱
102 投入口
110 ホッパ
112、112a〜112f 金種別ホッパ
120 搬送切替部
130 出金箱
132、132a〜132f 出金小箱
140 回収箱
150 制御ユニット
400 搬送路
402 落下口
404 ゲート
406 開閉板
408 回転軸
410 搬送ベルト
412 プーリ
414、514、614、714、814 モヘアシール
416 硬貨受入部
418、424 開口部
420 枠
422、820 弾性部材
800、800a〜f 保留部
C 硬貨

Claims (9)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体から引出し可能に前記装置本体に設けられた、硬貨を搬送する搬送路と、
    前記搬送路に設けられ、前記硬貨が落下する落下口と、
    前記落下口の下方の前記装置本体内に設けられ、且つ、前記落下口より落下する前記硬貨を受け入れる第1の開口部を有する硬貨受入部と、
    前記搬送路と前記硬貨受入部との間であって、前記第1の開口部を取り囲むように設けられた板状の弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材は、
    前記第1の開口部と対応する位置に設けられた、前記第1の開口部と略同一の形状の第2の開口部を有し、
    前記第2の開口部の周囲に設けられた毛足状部材を含み、前記搬送路が前記装置本体に取り付けられた際に、前記搬送路と前記硬貨受入部との間に生じる隙間が前記硬貨の厚みよりも狭くなるように、前記搬送路と前記硬貨受入部との間に設けられる、
    現金処理装置。
  2. 装置本体と、
    前記装置本体から引出し可能に前記装置本体に設けられた、硬貨を搬送する搬送路と、
    前記搬送路に設けられ、前記硬貨が落下する落下口と、
    前記落下口の下方の前記装置本体内に設けられ、且つ、前記落下口より落下する前記硬貨を受け入れる第1の開口部を有する硬貨受入部と、
    前記搬送路と前記硬貨受入部との間であって、前記第1の開口部を取り囲むように設けられた板状の弾性部材と、
    を備え
    前記弾性部材は、前記搬送路と前記硬貨受入部との間に設けられた複数の板状部材を含む、
    金処理装置。
  3. 装置本体と、
    前記装置本体から引出し可能に前記装置本体に設けられた、硬貨を搬送する搬送路と、
    前記搬送路に設けられ、前記硬貨が落下する落下口と、
    前記落下口の下方の前記装置本体内に設けられ、且つ、前記落下口より落下する前記硬貨を受け入れる第1の開口部を有する硬貨受入部と、
    前記搬送路と前記硬貨受入部との間であって、前記第1の開口部の周囲に設けられた板状の弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材は、
    前記第1の開口部を取り囲む周辺領域と
    前記周辺領域から前記搬送路の前記硬貨受入部側の面の下方の全体に広がるように延伸する拡張領域と、
    を有し、
    前記拡張領域においては、前記弾性部材と前記搬送路の前記硬貨受入部側の面との間に空間が存在する、
    金処理装置。
  4. 前記弾性部材は、前記第1の開口部と対応する位置に設けられた、前記第1の開口部と略同一の形状の第2の開口部を有する、請求項2又は3に記載の現金処理装置。
  5. 前記第2の開口部は、前記第1の開口部と同じ、もしくは、前記第1の開口部に比べて大きく開口する、請求項1又は4に記載の現金処理装置。
  6. 前記弾性部材は、前記硬貨受入部の前記第1の開口部の外周を定める枠上に設けられる、請求項1に記載の現金処理装置。
  7. 前記弾性部材は、樹脂材料又はゴムから形成される、請求項1からのいずれか1項に記載の現金処理装置。
  8. 前記弾性部材は、マイラーシートから形成される、請求項に記載の現金処理装置。
  9. 前記第1の開口部は前記落下口に比べて大きく開口する、請求項1からのいずれか1項に記載の現金処理装置。
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