JP6493248B2 - 現金処理装置 - Google Patents
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Description
図1及び図2を参照しながら、本発明の一実施形態に係る硬貨処理装置1の構成の一例について説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る硬貨処理装置1の内部構成の一例を示す概略図である。詳細には、図1は、硬貨処理装置1を正面から見た概略断面図であり、図2は、図1に示す硬貨処理装置1を右側面側から見た概略断面図である。なお、硬貨処理装置1を操作する操作者は、硬貨処理装置1の正面に向かい合うように位置する。
引出ユニット2は、保守等のために、硬貨処理装置1の装置本体3から操作者側へ引出すことが可能である。また、硬貨処理装置1の正面側に扉(図示省略)を設け、当該扉を開けることにより、引出ユニット2が硬貨処理装置1の装置本体3から引出すことができるようにしてもよい。この場合、当該扉には、電磁的な施錠や機械的な施錠を行うことができる施錠部を設け、硬貨処理装置1の操作者が所定の操作(例えば、鍵を挿入する、又は、硬貨処理装置1に設けられた操作部に対して操作を行う等)を行うことによって、施錠部が解錠されるようにしてもよい。この引出ユニット2は、先に説明したように、硬貨受領部10と、硬貨繰出部20と、硬貨認識部30と、選別搬送部40とを主に有する。以下に、引出ユニット2の各機能部について説明する。
硬貨受領部10は、投入される硬貨Cを受ける部分である。硬貨受領部10は、例えば、図1及び図2に示すように、硬貨処理装置1(引出ユニット2)の上方、且つ正面側に位置する。硬貨受領部10は、硬貨Cが投入される投入口102を有し、投入口102は、硬貨Cを一括して投入し易いように、上方に向かって広く開口している。硬貨受領部10に投入された硬貨Cは、硬貨受領部10の下方に位置する硬貨繰出部20に落下する。
硬貨繰出部20は、図1に示すように、硬貨受領部10の下方に位置し、硬貨受領部10から落下した硬貨Cを、後述する硬貨認識部30へ1枚ずつ繰り出す。詳細には、硬貨繰出部20内には、例えば回転円盤(図示省略)が設けられている。硬貨繰出部20へ落下した硬貨Cは、回転円盤によって受け止められ、回転円盤が回転する際の遠心力により回転円盤の外周へ移動し、1枚ずつ硬貨認識部30へ繰り出される。
硬貨認識部30は、図1に示すように、硬貨繰出部20と接続されており、硬貨繰出部20から繰り出された硬貨Cの真偽、金種等の判別を行う。硬貨認識部30は、例えば、硬貨Cを認識するセンサ(図示省略)を有し、センサで検出した硬貨Cの特徴に基づいて、硬貨Cの真偽、金種等を判別する。また、硬貨認識部30は、判別した硬貨を計数することもできる。さらに、硬貨認識部30は、判別した硬貨Cを後述する選別搬送部40に搬送する。
選別搬送部40は、図1に示すように、硬貨認識部30と接続されており、硬貨認識部30による判別結果に基づいて、硬貨Cを選別する。選別搬送部40は、硬貨Cを選別搬送部40の上流から下流(図2においては左から右に向かう方向)に向かって搬送する、直線状に伸びる搬送路(図示省略)を有し、当該搬送路は、硬貨Cが落下するための複数の開口部(落下口)を有する。複数の落下口は、搬送方向に沿って並んでおり、例えば、後述するリジェクト硬貨収容部70に収納される硬貨Cが落下するためのリジェクト口(図示省略)や、後述する一時保留部80に収納される硬貨Cが落下するための金種別排出口(図示省略)にあたる。詳細には、リジェクト口は、例えば硬貨認識部14において真貨で無いと判別された硬貨Cをリジェクト硬貨収容部70へ落下させるための開口部であり、図2に示される硬貨処理装置1では、リジェクト口は1個設けられている。また、金種別排出口は、硬貨処理装置1で取り扱う硬貨Cの金種ごとに設けられており、硬貨認識部30での判別結果に基づいて、硬貨Cを硬貨Cの金種に対応する一時保留部80内の保留部800へ落下させるための開口部である。さらに、各落下口には、後述する制御ユニット150によって開閉制御されるゲート(図示省略)が設けられており、各ゲートが開くことにより各落下口から硬貨Cが落下する。なお、リジェクト口の下方には、図2に示すように、リジェクト口を通過した硬貨Cをリジェクト硬貨収容部70へ導くリジェクトシュート50が配置されている(図1においては、リジェクトシュート50は破線矢印Rのルートに配置されている)。さらに、各金種別排出口の下方には、図2に示すように、各金種別排出口から排出された硬貨Cを一時保留部80へ導くシュート60a〜60fが配置されている(図1においては、シュート60a〜60fは矢印Qのルートに配置されている)。また、本実施形態においては、リジェクト口は1個に限定されるものではなく、複数個設けられていてもよい。選別搬送部40の詳細については、後で説明する。
装置本体3は、図1及び図2に示されるように、引出ユニット2の下方に位置し、リジェクトシュート50と、シュート60a〜60fと、リジェクト硬貨収容部70と、一時保留部80と、返却箱90と、ホッパ110と、搬送切替部120と、出金箱130と、回収箱140と、制御ユニット150とを主に有する。以下に、装置本体3の各機能部について説明する。
先に説明したように、リジェクトシュート50は、図2に示すように、リジェクト口の下方に配置され、リジェクト口を通過した硬貨Cをリジェクト硬貨収容部70へ導く。また、シュート60a〜60fは、図2に示すように、各金種別排出口の下方に配置され、各金種別排出口を通過した硬貨Cを一時保留部80内の各保留部800へ導く。なお、リジェクト口及び金種別排出口からリジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80へ硬貨Cを直接落下させることが可能な位置に、リジェクト口及び金種別排出口とリジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80(保留部800)とが設けられている場合には、リジェクトシュート50及びシュート60a〜60fを硬貨処理装置1(装置本体2)内に設けなくてもよい。この場合、硬貨Cは、リジェクトシュート50及びシュート60a〜60fを介することなく、リジェクト口及び金種別排出口からリジェクト硬貨収容部70及び一時保留部80内の保留部800へ直接落下する。
リジェクト硬貨収容部70は、先に説明したように、リジェクト口からリジェクトシュート50を通過した硬貨Cを収納する。リジェクトシュート50を通過する硬貨Cとしては、例えば、硬貨認識部30において真貨で無いと判別された硬貨Cを挙げることができる。そして、リジェクト硬貨収容部70は、硬貨処理装置1の正面に開閉可能な扉(図示省略)を有し、硬貨処理装置1の操作者が扉を開けることにより、リジェクト硬貨収容部70内の硬貨Cを取り出すことができる。
一時保留部80は、金種別排出口からシュート60a〜60fを通過した硬貨Cを金種別に一時的に収納する。詳細には、一時保留部80は、周囲の4面を囲むフレーム内を金種別に区切ることで形成した、直線状に並んだ金種別の収容部の一例である保留部800a〜800fを含み、各保留部800a〜800fは、対応するシュート60a〜60fによって導かれた硬貨Cを収納する。より具体的な例としては、シュート60aは、金種別排出口から排出された硬貨Cを、シュート60aの下方に設けられた一時保留部80内の保留部800aへ導く。なお、金種別排出口からシュート60a〜60fを介して排出された硬貨Cとしては、硬貨認識部30において真貨であると判別された硬貨Cを挙げることができる。また、一時保留部80は、一時保留部移動モータ(図示省略)によって、一時保留部80の下にあるガイド82に沿って、図1に示す矢印H及び矢印Sで示す方向に移動することが可能である。
返却箱90は、図1に示すように、一時保留部80が矢印H方向に移動した場合に、一時保留部80の下方に位置するように設けられており、一時保留部80が矢印H方向に移動した際に、一時保留部80から落下する硬貨Cを収納する。返却箱90は、硬貨処理装置1の操作者によって硬貨処理装置1の正面から硬貨処理装置1の外へ引出し可能である。
ホッパ110は、図1に示すように、一時保留部80が矢印S方向に移動した場合に、一時保留部80の下方に位置するように設けられており、一時保留部80が矢印S方向に移動した際に一時保留部80から落下する硬貨Cを金種別に収納する。ホッパ110は、図2に示すように、金種別の保留部800a〜800fに対応するように直線状に並べられた複数の金種別ホッパ112a〜112fで構成されている。例えば、金種別ホッパ112aは、一時保留部80の保留部800aから図2の矢印P方向に落下した硬貨Cを収納する。また、各金種別ホッパ112a〜112fには、硬貨Cを1枚ずつ繰り出す搬送切替部120が設けられている。
搬送切替部120は、先に説明したように、各金種別ホッパ112a〜112fに対して設けられ、各金種別ホッパ112a〜112fから繰り出された硬貨Cの搬送先を切り替える。例えば、搬送切替部120は、第1の位置と第2の位置の間で回動する切替ブレード(図示省略)を有する。切替ブレードが第1の位置に位置する際には、硬貨Cの搬送ルートは図1の矢印Tで示すルートになり、この場合、硬貨Cの搬送先は後述する出金箱130となる。一方、切替ブレードが第2の位置に位置する際には、硬貨Cの搬送ルートは図1の矢印Uで示すルートになり、この場合、硬貨Cの搬送先は後述する回収箱140となる。
出金箱130は出金される硬貨Cを収納する。出金箱130には、先に説明したように、搬送切替部120により矢印T(図1参照)のルートで搬送された硬貨Cが収納される。出金箱130は、硬貨処理装置1に対して着脱可能に設けられ、硬貨処理装置1の操作者によって硬貨処理装置1の正面から硬貨処理装置1の外へ引出すことができる。出金箱130には、図2に示すように、金種ごとに硬貨Cを取り出すことができる金種別の出金小箱132a〜132fが直線状に並べて格納されている。この出金小箱132a〜132fは、金種別ホッパ112a〜112fに対応するように設けられている。すなわち、例えば、出金小箱132aは、ホッパ110の金種別ホッパ112aから図1及び図2の矢印T方向へ搬送される硬貨Cを収納する。
回収箱140は回収される硬貨Cを収納する。詳細には、回収箱140は、先に説明したように、搬送切替部120により矢印U(図1参照)のルートで搬送された硬貨Cを収納する。回収箱140は、硬貨処理装置1に対して着脱可能に設けられ、硬貨処理装置1の利用者によって硬貨処理装置1の正面から硬貨処理装置1の外へ引出すことができる。
制御ユニット150は、硬貨処理装置1の全体動作を制御する。詳細には、制御ユニット150は、図1に示すように、装置本体3内に設けられ、上述した各構成要素の動作を制御する制御部(図示省略)と、当該制御部が実行するプログラムや各種のデータを記憶する記憶部(図示省略)とを有する。
以上、本発明の一実施形態に係る硬貨処理装置1の構成の一例について説明した。続いて、図3及び図5を参照しながら、本実施形態に係る選別搬送部40の詳細構成について説明する。図3は、本実施形態に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図であり、詳細には、図2における硬貨処理装置1の上下方向に沿って、選別搬送部40及び硬貨受入部416を切断した場合の概略断面図である。また、図4は、図3の選別搬送部40を上方から見た概略図である。さらに、図5は、図3の弾性部材422を下方から見た概略図である。
搬送路400は、先に説明したように、引出ユニット2を装置本体3から引出すことにより、装置本体3から引出すことが可能である。搬送路400は、搬送路400の搬送面と後述する搬送ベルト410の間に硬貨Cを挟むことにより、硬貨Cを搬送することができる。搬送路400は、例えば、選別搬送部40内を搬送方向(図3及び図4においては矢印Dで示される方向)に直線状に伸び(図2から図4においては、図中左側から右側へ)、硬貨Cは、搬送方向に沿って搬送路400の搬送面上を搬送される。
先に説明したように、各落下口402には、制御ユニット150によって開閉制御されるゲート404が設けられている。ゲート404は、開閉板406と回転軸408とを有し、開閉板406は、回転軸408を中心に図3中の矢印Eの方向に回動することにより、それぞれ対応する落下口402を開放する。より具体的には、開閉板406は、対応する落下口402を閉鎖する閉位置と、対応する落下口402を開放する開位置との間で回動する。回転軸408は、図示しない駆動部に接続されており、当該駆動部は、制御ユニット150によって制御され、回転軸408を回動させる。さらに、回転軸408の回転に伴って開閉板406は開位置に移動し(図3中の矢印Eの方向)、開閉板406が落下口402を開放することで、搬送中の硬貨Cが落下口402に落下する。その後、駆動部に対する制御ユニット150の制御が解消されると、回転軸408は自由に回動することが可能となり、開閉板406に設けられたスプリング等の付勢部材(図示省略)による付勢力により、開閉板406は閉位置に移動する(図3中の矢印Eの方向とは反対方向)。そして、開閉板406が閉位置に位置して、開閉板406が落下口402を閉鎖することで、搬送中の硬貨Cは落下口402から排出されず、開閉板406上を通過する。なお、開閉板406は、落下口402を落下する硬貨Cをガイドするガイド機能も有する。
搬送ベルト410は、搬送方向に沿って搬送路400の上方に設けられ、搬送路400とともに硬貨Cを挟んだ状態で回転することによって、硬貨Cを搬送方向(図3及び図4においては矢印Dで示される方向)へ搬送する。詳細には、搬送ベルト410は、2つのプーリ412によって帳架され、プーリ412の回転に連動して回転する。プーリ412は、図示しないベルト駆動部の駆動力を受けて回転する。
弾性部材422は、搬送路400と硬貨受入部416との間であって、硬貨受入部416の開口部418の周囲に設けられる。詳細には、弾性部材422は、開口部418の外周を、開口部418の外周と弾性部材422との間が空くことなく、もしくは、開口部418の外周と弾性部材422との間に若干距離をおいて、取り囲むように設けられる。弾性部材422は、図5に示されるように、その表面に設けられた複数のモヘアシール(毛足状部材)414を含み、図3に示されるように、引出ユニット2(搬送路400)が装置本体3に取り付けられた際に、搬送路400と硬貨受入部416(例えば、シュート60)との間の隙間(図3のAで示される)を、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち最も薄い硬貨Cの厚みよりも狭くするように、搬送路400の硬貨受入部416側の面の上方に設けられる。ただし、図3に示されるように、弾性部材422と搬送路400の硬貨受入部416側の面との間には空間(詳細には、弾性部材422の厚み程度もしくは厚みよりも大きな空間)が確保される。また、図4から図5に示されるように、弾性部材422は、搬送路400の搬送面と略一な形状を有し、搬送路400の搬送面に比べて若干小さい板状の部材であり、複数の開口部(第2の開口部)424を含む。当該開口部424の数は、特に限定されないが、硬貨受入部416の数と同じであることが好ましく、すなわち、一時保留部80に収納される硬貨Cの金種(例えば、1円、5円、10円、50円、100円、500円)に対応するように設けられた金種別排出口である、搬送路400の複数の落下口402の数と同じであることが好ましい。また、当該開口部424は、硬貨受入部416の開口部418と略同一な形状及び大きさを有し、開口部424は、開口部418と対応する位置に、すなわち、開口部424の開口の中心と開口部418の開口の中心とがほぼ一致するように、弾性部材422は、搬送路400の硬貨受入部416側の面の上方に設けられる。従って、弾性部材422及び硬貨受入部416を弾性部材422の上方(すなわち、搬送路400側)から見た場合には、開口部424と開口部418は重なって見える。なお、硬貨Cが搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間に入り込むことを避けるために、弾性部材422の開口部424は、硬貨受入部416の開口部418の大きさと一致又は近いことが好ましい。しかしながら、開口部424を開口部418の大きさと一致させることが難しい場合には、開口部424を、例えば、硬貨処理装置1で取り扱われる硬貨Cのうち直径の最も小さい硬貨Cの直径の3分の1程度(例えば数mm程度)、開口部418よりも大きく開口させるように設けてもよい。このような場合、弾性部材422及び硬貨受入部416を弾性部材422の上方から見ると、開口部424に開口部418が含まれているように見える。さらに、開口部424は、落下口402と略同一の形状を有し、且つ、落下口402における硬貨Cの落下を妨げることを避けるために、落下口402よりも若干大きく(例えば数mm程度)開口するように設けられている。従って、弾性部材422及び搬送路400を下方(すなわち、硬貨受入部416側)から見た場合には、開口部424に落下口402が含まれるように見える。
なお、本実施形態に係る弾性部材422は、図3から図5のように設けられることに限定されるものではなく、他の形態であってもよい。そこで、本実施形態の変形例として、第1から第4の変形例を説明する。なお、以下に説明する変形例においては、硬貨処理装置1の構成、弾性部材422以外の選別搬送部40の詳細構成及び弾性部材422の材料及び厚み等については、上述の実施形態と共通であり、従って、上述の実施形態の説明及び説明図である図1及び図2を参照し得る。そのため、以下では、各変形例に係る弾性部材422の形態についてのみ説明する。
落下口402を落下する硬貨Cが開閉板406によりガイドされながら硬貨処理装置1の上下方向に沿って落下するために、硬貨Cが開閉板406に接続された回転軸408側の搬送路400と硬貨受入部416との間の隙間へ進むことがなく、当該隙間に硬貨Cが入り込む可能性がないと予測される場合には、開口部418を回転軸408側以外の三方から取り囲むように複数のモヘアシール514を設けてもよい。そこで、本実施形態の第1の変形例として、開口部418を回転軸408側以外の三方から取り囲むように設けられたモヘアシール514を、図6及び図7を参照して説明する。図6は、本変形例に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図であり、詳細には、図2における硬貨処理装置1の上下方向に沿って、選別搬送部40及び硬貨受入部416を切断した場合の概略断面図である。また、図7は、図6の選別搬送部40を上方から見た概略図である。
また、本実施形態においては、モヘアシールの形状は限定されず、例えば、開口を有する環状の部材であってもよい。そこで、本実施形態の第2の変形例として、開口を有する環状の部材であるモヘアシール614を、図8を参照して説明する。図8は、第2の変形例に係る選別搬送部40を上方から見た概略図である。
また、本実施形態においては、モヘアシール714は開口を複数有する板状の部材であってもよい。そこで、本実施形態の第3の変形例として、開口を有する板状の部材であるモヘアシール714を、図9を参照して説明する。図9は、第3の変形例に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図であって、詳細には、図2における硬貨処理装置1の上下方向に沿って、選別搬送部40及び硬貨受入部416を切断した場合の概略断面図である。
上述の実施形態及び第1から第3の変形例においては、各弾性部材は、搬送路400の硬貨受入部416側の面上に設けられていた。しかしながら、本実施形態に係る弾性部材は、このような位置に設けられることに限定されるものではなく、硬貨受入部416(例えば、シュート60)の開口部418の外周を定める枠420上に設けられていてもよい。そこで、本実施形態の第4の変形例として、硬貨受入部416の枠420上に設けられた弾性部材820を、図10を参照して説明する。図10は、第4の変形例に係る選別搬送部40及び硬貨受入部416の概略断面図であり、詳細には、図2における硬貨処理装置1の上下方向に沿って、選別搬送部40及び硬貨受入部416を切断した場合の概略断面図である。
2 引出ユニット
3 装置本体
10 硬貨受領部
20 硬貨繰出部
30 硬貨認識部
40 選別搬送部
50 リジェクトシュート
60、60a〜60f シュート
70 リジェクト硬貨収容部
80 一時保留部
82 ガイド
90 返却箱
102 投入口
110 ホッパ
112、112a〜112f 金種別ホッパ
120 搬送切替部
130 出金箱
132、132a〜132f 出金小箱
140 回収箱
150 制御ユニット
400 搬送路
402 落下口
404 ゲート
406 開閉板
408 回転軸
410 搬送ベルト
412 プーリ
414、514、614、714、814 モヘアシール
416 硬貨受入部
418、424 開口部
420 枠
422、820 弾性部材
800、800a〜f 保留部
C 硬貨
Claims (9)
- 装置本体と、
前記装置本体から引出し可能に前記装置本体に設けられた、硬貨を搬送する搬送路と、
前記搬送路に設けられ、前記硬貨が落下する落下口と、
前記落下口の下方の前記装置本体内に設けられ、且つ、前記落下口より落下する前記硬貨を受け入れる第1の開口部を有する硬貨受入部と、
前記搬送路と前記硬貨受入部との間であって、前記第1の開口部を取り囲むように設けられた板状の弾性部材と、
を備え、
前記弾性部材は、
前記第1の開口部と対応する位置に設けられた、前記第1の開口部と略同一の形状の第2の開口部を有し、
前記第2の開口部の周囲に設けられた毛足状部材を含み、前記搬送路が前記装置本体に取り付けられた際に、前記搬送路と前記硬貨受入部との間に生じる隙間が前記硬貨の厚みよりも狭くなるように、前記搬送路と前記硬貨受入部との間に設けられる、
現金処理装置。 - 装置本体と、
前記装置本体から引出し可能に前記装置本体に設けられた、硬貨を搬送する搬送路と、
前記搬送路に設けられ、前記硬貨が落下する落下口と、
前記落下口の下方の前記装置本体内に設けられ、且つ、前記落下口より落下する前記硬貨を受け入れる第1の開口部を有する硬貨受入部と、
前記搬送路と前記硬貨受入部との間であって、前記第1の開口部を取り囲むように設けられた板状の弾性部材と、
を備え、
前記弾性部材は、前記搬送路と前記硬貨受入部との間に設けられた複数の板状部材を含む、
現金処理装置。 - 装置本体と、
前記装置本体から引出し可能に前記装置本体に設けられた、硬貨を搬送する搬送路と、
前記搬送路に設けられ、前記硬貨が落下する落下口と、
前記落下口の下方の前記装置本体内に設けられ、且つ、前記落下口より落下する前記硬貨を受け入れる第1の開口部を有する硬貨受入部と、
前記搬送路と前記硬貨受入部との間であって、前記第1の開口部の周囲に設けられた板状の弾性部材と、
を備え、
前記弾性部材は、
前記第1の開口部を取り囲む周辺領域と、
前記周辺領域から前記搬送路の前記硬貨受入部側の面の下方の全体に広がるように延伸する拡張領域と、
を有し、
前記拡張領域においては、前記弾性部材と前記搬送路の前記硬貨受入部側の面との間に空間が存在する、
現金処理装置。 - 前記弾性部材は、前記第1の開口部と対応する位置に設けられた、前記第1の開口部と略同一の形状の第2の開口部を有する、請求項2又は3に記載の現金処理装置。
- 前記第2の開口部は、前記第1の開口部と同じ、もしくは、前記第1の開口部に比べて大きく開口する、請求項1又は4に記載の現金処理装置。
- 前記弾性部材は、前記硬貨受入部の前記第1の開口部の外周を定める枠上に設けられる、請求項1に記載の現金処理装置。
- 前記弾性部材は、樹脂材料又はゴムから形成される、請求項1から6のいずれか1項に記載の現金処理装置。
- 前記弾性部材は、マイラーシートから形成される、請求項7に記載の現金処理装置。
- 前記第1の開口部は前記落下口に比べて大きく開口する、請求項1から8のいずれか1項に記載の現金処理装置。
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