JP6484941B2 - ネットワークノード及び課金管理のための方法 - Google Patents

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Description

本出願は、移動通信ネットワークにおける課金管理(charging management)に関する。
非特許文献1は、Third Generation Partnership Project(3GPP)における課金機能(charging function)および課金管理(charging management)のための基本的なアーキテクチャを規定している。非特許文献2は、3GPP のpacket switchedドメインにおける課金機能および課金管理について規定している。典型的には、コアネットワーク内のパケット転送ノード(e.g., Serving General Packet Radio Service (GPRS) Support Node (SGSN), Gateway GPRS Support Node (GGSN), Serving Gateway (S-GW), Packet Data Network Gateway (P-GW))は、Charging Trigger Function (CTF) 及び Charging Data Function (CDF) を有する。課金管理の枠組みでは、コアネットワーク内のパケット転送ノードは、Packet Switched Core Network Node(PCN)と呼ばれる。
CTFは、課金対象イベント(chargeable event)が発生したことを検出する。課金対象イベント(chargeable event)は、通信ネットワークのリソース又はサービスを利用するアクテビティを意味する。課金対象イベントは、例えば、user to user communication (e.g., a single call, a data communication session or a short message)、user to network communication (e.g., service profile administration)、inter-network communication (e.g., transferring calls, signalling, or short messages)、又はmobility (e.g., roaming or inter-system handover) である。
CTFは、検出された課金対象イベントに関する課金情報(charging information)をRf 参照(reference point)を介してCDFに転送する。CTFからCDFに送られる1セットの課金情報は、課金イベント(charging event)呼ばれる。各課金イベント(charging event)は、1つの課金対象イベント(chargeable event)に厳密に対応する。
CDFは、課金イベント(charging event)をCTFから受信する。そして、CDFは、課金イベント(charging event)に包含されている課金情報を用いて、予め定められた課金パーティ(charged party)毎に課金データレコード(Charging Data Record (CDR))を生成する。CDRは、課金対象イベントに関する情報(e.g. time of call set-up, duration of the call, amount of data transferred, etc.)のフォーマットされたコレクション(a formatted collection of information about a chargeable event)である。CDRは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求及び課金配分(billing and accounting)のために使用される。なお、1つの課金対象イベントは、予め定められたタイムリミット(通信時間)又は予め定められたデータボリュームリミットによって複数の課金単位に区切られる場合がある。また、1つの課金対象イベントは、複数の課金パーティに対する課金をもたらす場合がある。したがって、1つ以上のCDRが1つの課金対象イベントのために生成されてもよい。
現在は、スマートフォンやMachine Type Communication(MTC)デバイス等の多様な無線端末が利用されている。MTCデバイスは、Machine-to-Machine(M2M)デバイスとも呼ばれる。MTCデバイスは、機械(e.g., 自動販売機、ガスメータ、電気メータ、自動車、鉄道車両)及びセンサ(e.g., 環境、農業、交通等に関するセンサ)等の様々な機器に搭載される。これらの多様な無線端末の中には高い通信頻度又は高い移動頻度を持つ無線端末が存在する。したがって、移動通信ネットワークが処理しなければならないコントロールプレーン(C-plane)シグナリングのボリューム(メッセージ数)が増大している。C-plane シグナリングは、移動通維新ネットワークのサービス又はリソースを無線端末に提供するために行われる、ネットワークノード間での制御信号又はメッセージのやりとりを意味する。
C-plane シグナリングは、無線端末の動作、例えばアタッチ、デタッチ、アイドルモード(e.g., RRC_IDLE mode)とコネクテッドモード(e.g., RRC_CONNECTED mode)の間での変更、アイドルモードでの移動に起因する位置変更、及びコネクテッドモードでの移動に起因するハンドオーバ、の際に発生する。したがって、頻繁なアタッチ及びデタッチ、アイドルモードとコネクテッドモードの間での頻繁な変更、頻繁な位置変更、頻繁なハンドオーバといったトリッキーな動作を行う無線端末は、シグナリング・ボリュームの増加を招き、C-plane負荷の増大を招く。
本件発明者は、無線端末の動作に起因するシグナリングのボリュームに応じた課金(charging)及び料金請求(billing)を容易にするための改良について検討した。なお、非特許文献2は、Mobility management generated CDR(M-CDR)について記載している。M-CDRは、Serving GPRS Support Node (SGSN)によって生成され、無線端末のMobility Change、具体的にはRouting Areaの変更を記録する。しかしながら、非特許文献2は、Routing Area(つまり位置登録エリア)の変更を除く他のC-Planeシグナリングを記録するためのCDRを生成することについて開示していない。
本明細書に開示される複数の実施形態が解決しようとする大きな課題は、無線端末の動作に起因するシグナリングのボリュームに応じた課金(charging)及び料金請求(billing)の容易化に寄与する改良を提供することである。この大きな課題は、複数の具体的な課題に細分化されてもよい。1つの細分化された課題(a)は、Routing Area(つまり位置登録エリア)の変更を除く他のC-Planeシグナリングのボリュームに応じた課金及び料金請求の容易化に寄与するための改良を提供することである。別の細分化された課題(b)は、無線アクセスネットワークでのC-Planeシグナリング(e.g., radio resource control (RRC) シグナリング、ハンドオーバ・シグナリング)のボリュームに応じた課金及び料金請求の容易化に寄与するための改良を提供することである。さらに別の細分化された課題(c)は、C-Planeシグナリングのボリュームに応じた課金及び料金請求を可能とするためにネットワークノードに課される追加的な負荷を緩和することである。またさらに別の細分化された課題(d)は、無線端末のローミングの際にVisited Public Land Mobile Network(VPLMN)で発生するC-Planeシグナリング・ボリュームをHome Public Land Mobile Network(HPLMN)において容易に把握できるようにするための改良を提供することである。
言い換えると、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする目的の1つは、上述した大きな課題および細分化された課題のうちの少なくとも1つの解決に寄与する装置、方法、及びプログラムを提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
一実施形態では、ネットワークノードは、メモリ、及び無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサを含む。前記課金処理は、前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを含む。前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用される。前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生する。
一実施形態では、課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを含む。前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用される。前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生する。
一実施形態では、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、上述した方法をコンピュータに行わせるための命令群(ソフトウェアコード)を含む。
上述の実施形態は、上述した大きな課題および細分化された課題のうちの少なくとも1つの解決に寄与する装置、方法、及びプログラムを提供できる。なお、この効果は、本明細書に開示される複数の実施形態によってもたらされることが期待される複数の効果の1つに過ぎないことに留意されるべきである。
本発明の実施形態に係る課金管理アーキテクチャを示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るCTFの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るCDFの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るネットワークノードの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るネットワークノードの他の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るCTFの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るCDFの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る移動通信ネットワークの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る移動通信ネットワークの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る移動通信ネットワークの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る移動通信ネットワークの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るネットワークノードの動作の一例を示すフローチャートである。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
以下に説明される複数の実施形態は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。これら複数の実施形態は、互いに異なる新規な特徴を有している。したがって、これら複数の実施形態は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し、互いに異なる効果を奏することに寄与する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る課金管理アーキテクチャを示すブロック図であり、具体的には3GPPのオフライン・チャージング(offline charging)アーキテクチャを示している。3GPPネットワーク10は、オフライン・チャージングのための要素として、Charging Trigger Function (CTF) 11、Charging Data Function (CDF) 12、及びCharging Gateway Function (CGF) 13を含む。CTF11は、3GPPネットワーク10内のリソースの無線端末による利用状況を監視する。言い換えると、CTF11は、ネットワークエレメント(又はネットワークノード)内の課金対象イベント(chargeable event)に関する情報を収集する。そして、CTF11は、集めた情報を課金イベント(charging event)に組み立てる(assembleする)。課金イベント(charging event)は、課金対象イベント(chargeable event)に関する1セットの課金情報(charging information)に相当する。そして、CTF11は、課金イベント(charging event)をCDF12にRf 参照点を介して転送する。
CDF12は、課金イベント(charging event)をCTF11からRf 参照点を介して受信する。そして、CDF12は、課金イベント(charging event)に包含されている情報を利用して1又は複数の課金データレコード(Charging Data Record (CDR))を生成する。CDRは、課金パーティ(charged party)毎に生成される。CDRは、1つの課金イベント(charging event)から作成されてもよいし、複数の課金イベント(charging event)から作成されてもよい。CDF12とCTF11の間の関係は、1対1(1:1)でもよいし、図1に示されるように1対n(1:n)でもよい。つまり、CDF12は、複数のCTF11から課金イベント(charging event)を受信してもよい。
CDF12によって作られたCDRは、CGF13にGa参照点を介して転送される。CGF13は、3GPPネットワーク10と料金請求(billing)ドメイン50の間のゲートウェイとして動作する。CGF13とCDF12の間の関係は、1対1(1:1)でもよいし、1対m(1:m)でもよい。つまり、CGF13は、複数のCDF12からCDRを受信してもよい。CGF13は、CDRを持続して(persistent)記録するためのCDRストレージを有する。CGF13は、1又は複数のCDRを包含するCDRファイルを生成し、これを料金請求ドメイン50にBx参照点を介して送信する。
CTF 11は、ネットワークエレメント(又はネットワークノード)に配置される。典型的には、CTF11は、コアネットワークエレメント(コアネットワークノード)、例えばMobility Management Entity (MME), Serving Gateway (S-GW), Packet Data Network Gateway (P-GW), Serving GPRS Support Node (SGSN), 又はGateway General Packet Radio Service Support Node (GGSN)に配置される。また、本実施形態に係るCTF 11は、後で具体的に説明するように、無線アクセスネットワークエレメント(無線アクセスネットワークノード)、例えばEvolved NodeB (eNB) 又は Radio Network Controller (RNC))に配置されてもよい。
CDF12は、ネットワークエレメントから物理的に分離したエンティティ(e.g., コンピュータシステム)に配置されてもよい。これに代えて、CDF12は、3GPPネットワーク10内のいずれかのネットワークエレメントに配置されてもよい。この場合、CDF12は、CTF11と共にネットワークエレメント内に一体的に配置されてもよい。具体的には、CDF12は、コアネットワークエレメント(コアネットワークノード)に配置されてもよいし、無線アクセスネットワークエレメント(無線アクセスネットワークノード)に配置されてもよい。
CGF13は、ネットワークエレメントから物理的に分離したエンティティ(e.g., コンピュータシステム)に配置されてもよい。これに代えて、CGF13は、CDF12と共にネットワークエレメント内に一体的に配置されてもよい。
続いて以下では、本実施形態に係るCTF11及びCDF12が有する機能の詳細について説明する。無線端末の動作に起因するシグナリングのボリュームに応じた課金(charging)及び料金請求(billing)を容易にするために、CTF11及びCDF12は、コントロールプレーン・シグナリングを課金対象イベント(chargeable event)として取り扱う。言い換えると、CTF11及びCDF12は、3GPPネットワーク10内のコントロールプレーン・リソースの無線端末による利用を監視し、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの回数(ボリューム)をCDRに記録する。
図2は、CTF11の動作の一例を示すフローチャートである。CTF11は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を検出する(ステップS11)。そして、CTF11は、検出されたコントロールプレーン・シグナリングに関する課金情報を課金イベント(charging event)にアセンブルし、当該課金イベントをCDF12に送信する(ステップS12)。
図3は、CDF12の動作の一例を示すフローチャートである。CDF12は、コントロールプレーン・シグナリングに関する課金イベント(charging event)をCTF11から受信する(ステップS21)。そして、CDF12は、受信した課金イベントに包含されている課金情報にもとづいて、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録する(ステップS22)。具体的には、CDF12は、受信した課金イベントに包含されている課金情報を利用してCDRにマッチしたシンタックスを作成し、これをCDRに追加すればよい。
CTF11及びCDF12によるコントロールプレーン・シグナリングに関するCDRの生成は、イベントベース課金(Event based charging)であってもよい。すなわち、CTF11は、1回のコントロールプレーン・シグナリング(つまり1回のプロシージャ)を1つの課金対象イベント(chargeable event)として扱い、この1つの課金対象イベント(chargeable event)から1つの課金イベント(charging event)を生成し、この課金イベント(charging event)をCDF12に送信すればよい。CDF12は、1回のコントロールプレーン・シグナリング(つまり1回のプロシージャ)に対応する1つの課金イベントを受信した場合に、新たなCDRを作成し、課金イベントを記録し、CDRをクローズし、そしてこのCDRをCGF13に送信してもよい。
これに代えて、CTF11及びCDF12によるコントロールプレーン・シグナリングに関するCDRの生成は、セッションベース課金(Session based charging)であってもよい。この場合、無線端末がコアネットワークにアタッチしてからデタッチするまでを1つのセッションとして扱えばよい。すなわち、CDF12は、無線端末がコアネットワーク(つまり、MME又はSGSN)にアタッチしたことに応じて、新しいCDRを生成すればよい。CTF11は、1回のコントロールプレーン・シグナリング(つまり1回のプロシージャ)を1つの課金対象イベント(chargeable event)として扱い、この1つの課金対象イベント(chargeable event)から1つの課金イベント(charging event)を生成し、この課金イベント(charging event)をCDF12に送信すればよい。CDF12は、CTF11から受信した課金イベントに対応するシンタックスをCDRに追加する。CDF12は、無線端末のデタッチに応じて、CDRをクローズしてもよい。なお、CDRは、無線端末のデタッチ以外の要因、例えばタイムリミット、シグナリング回数のリミット、CDRのデータサイズのリミット等、にもとづいてクローズされてもよい。これらのCDRは、部分的CDR(partial CDR)と呼ばれる。
CTF11及びCDF12は、例えば、以下に列挙するプロシージャ(手順)の少なくとも1つを課金対象イベント(chargeable event)として取り扱うとよい。CTF11及びCDF12は、以下に列挙するプロシージャ(手順)内で発生するシグナリングを課金対象イベント(chargeable event)として取り扱ってもよい。課金対象イベント(chargeable event)とされるプロシージャの具体例は以下を含む:
・無線端末に関する無線リソース制御(Radio Resource Control (RRC))コネクション確立手順;
・無線端末に関するアタッチ手順;
・無線端末に関するデタッチ手順;
・無線端末に関するベアラ確立手順;
・無線端末に関する位置更新(location update)手順;及び
・無線端末に関するハンドオーバ手順。
無線端末に関するRRCコネクション確立手順は、無線端末と無線アクセスネットワークノード(つまり、eNB又はRNC)の間で行われる。したがって、RRCコネクション確立手順は、無線端末と無線アクセスネットワークノード(つまり、eNB又はRNC)の間のシグナリングを引き起こす。
無線端末に関するアタッチ手順及びデタッチ手順は、無線端末とコアネットワーク(つまり、MME又はSGSN)の間のNon-Access Stratum (NAS) シグナリングを伴う。NASシグナリングに関するメッセージは、無線アクセスネットワークで終端されること無く、無線端末とコアネットワーク(MME/SGSN)の間で透過的に送受信される。さらに、アタッチ手順及びデタッチ手順は、無線アクセスネットワーク(つまり、eNB又はRNC)とコアネットワーク(つまり、MME又はSGSN)の間のシグナリングを引き起こす。さらにまた、アタッチ手順及びデタッチ手順は、コアネットワーク内のシグナリング、例えばMMEとHome Subscriber Server(HSS)の間のシグナリング、及びMMEとS-GWの間のシグナリング、を引き起こす。この場合、CTF11及びCDF12は、モビリティ管理及びセッション管理を行うコアネットワークノード(つまり、MME又はSGSN)に配置されてもよい。MME又はSGSNは、例えば、無線端末からのアタッチ要求(attach request)メッセージの発生をCDRに記録してもよい。
ベアラ確立手順は、無線端末がユーザープレーン通信を行うためのベアラ(つまり、Evolved Packet System (EPS) ベアラ、又はInternet Protocol Connectivity Access Network (IP-CAN) ベアラ)を設定又は活性化するために実行される。アタッチ手順及びデタッチ手順と同様に、ベアラ確立手順は、無線端末とコアネットワーク(つまり、MME又はSGSN)の間のNon-Access Stratum (NAS) シグナリングを伴う。さらに、ベアラ確立手順は、無線アクセスネットワークとコアネットワークの間、及びコアネットワーク内のシグナリングを引き起こす。この場合、CTF11及びCDF12は、モビリティ管理及びセッション管理を行うコアネットワークノード(つまり、MME又はSGSN)に配置されてもよい。MME又はSGSNは、例えば、無線端末からのベアラ確立要求メッセージ(つまり、Service Request、又はActivate PDP Context Request)の発生をCDRに記録してもよい。
位置更新手順は、無線端末のモビリティ管理において位置登録エリア(つまり、トラッキングエリア又はルーティングエリア)の更新のために実行される。位置更新手順も、無線端末とコアネットワーク(つまり、MME又はSGSN)の間のNon-Access Stratum (NAS) シグナリングを伴う。さらに、位置更新手順は、無線アクセスネットワークとコアネットワークの間、及びコアネットワーク内のシグナリングを引き起こす。この場合、CTF11及びCDF12は、モビリティ管理及びセッション管理を行うコアネットワークノード(つまり、MME又はSGSN)に配置されてもよい。MME又はSGSNは、例えば、無線端末からの位置更新要求メッセージ(つまり、Tracking Area Update (TAU) Request、又はRouting Area Update (RAU) Request)の発生をCDRに記録してもよい。
無線端末に関するハンドオーバ手順は、無線端末と無線アクセスネットワークノードの間のシグナリング、無線アクセスネットワーク内のシグナリング、無線アクセスネットワークとコアネットワークの間のシグナリング、及びコアネットワーク内のシグナリングを伴う。この場合、CTF11及びCDF12は、ハンドオーバを制御する無線アクセスネットワークノード(つまり、eNB又はRNC)に配置されてもよい。eNB又はRNCは、ハンドオーバに伴うeNB間インタフェース(X2インタフェース)又はRNC間インタフェース(Iurインタフェース)でのシグナリングの発生をCDRに記録してもよい。あるいは、CTF11及びCDF12は、コアネットワークノード(つまり、MME又はSGSN)に配置されてもよい。MME又はSGSNは、ハンドオーバに伴うeNB又はRNCとのシグナリングの発生をCDRに記録してもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係るCTF11及びCDF12は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録するよう動作する。したがって、CTF11及びCDF12は、無線端末の動作に起因するシグナリングのボリュームに応じた課金(charging)及び料金請求(billing)を容易にすることに寄与できる。なぜなら、料金請求ドメイン50は、CDF12により作成されたCDRを料金請求及び課金配分(billing and accounting)のために使用できるためである。
1つの好ましい態様では、CTF11及びCDF12は、無線端末に関するRRCコネクション確立手順、アタッチ手順、デタッチ手順、ベアラ確立手順、及びハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生するシグナリングをCDRに記録するよう動作してもよい。これにより、Routing Area(つまり位置登録エリア)の変更を除く他のC-Planeシグナリングのボリュームに応じた課金及び料金請求の容易化に寄与するという細分化された課題の1つに対処することができる。
別の好ましい態様では、CTF11及びCDF12は、無線アクセスネットワークノード(例えば、eNB又はRNC)に配置され、無線端末に関するRRCコネクション確立手順及びハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生するシグナリングをCDRに記録するよう動作してもよい。これにより、無線アクセスネットワークでのC-Planeシグナリングのボリュームに応じた課金及び料金請求の容易化に寄与するという細分化された課題の1つに対処することができる。
続いて以下では、本実施形態に係るネットワークノードの構成例を説明する。図4に示されたネットワークノード100は、ネットワークインタフェース101、制御ユニット102、及びCTF/CDF機能ユニット103を含む。ネットワークノード100は、無線アクセスネットワークノードであってもよいしコアネットワークノードであってもよい。
ネットワークインタフェース101は、他のネットワークノードと通信するために使用される。ネットワークインタフェース101は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
制御ユニット102は、無線端末にリソース又はサービスを提供するための通信制御を実行する。例えば、ネットワークノード100が無線アクセスネットワークノード(e.g., eNB又はRNC)である場合、制御ユニット102は、RRC及びRadio Resource Management(RRM)を含む通信制御を実行してもよい。ネットワークノード100がコアネットワークノード(e.g., MME又はSGSN)である場合、制御ユニット102は、NASシグナリング、モビリティ管理、及びセッション管理を実行してもよい。
CTF/CDF機能ユニット103は、本実施形態で説明されたCTF11及びCDF12の機能を実行する。
図5は、本実施形態に係るネットワークノードの他の構成例を示している。図5を参照すると、ネットワークノード110は、ネットワークインタフェース111、プロセッサ112、及びメモリ113を含む。ネットワークノード110は、無線アクセスネットワークノードであってもよいしコアネットワークノードであってもよい。
ネットワークインタフェース111は、他のネットワークノードと通信するために使用される。ネットワークインタフェース111は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ112は、メモリ113からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、通信制御(e.g., RRC及びRRM、又はモビリティ管理及びセッション管理)、並びに本実施形態で説明されたCTF11及びCDF12の機能を実行する。プロセッサ112は、例えば、マイクロプロセッサ、Micro Processing Unit(MPU)、又はCentral Processing Unit(CPU)であってもよい。プロセッサ112は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ113は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、例えば、マスクRead Only Memory(MROM)、Programmable ROM(PROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの組合せである。また、メモリ113は、プロセッサ112から物理的に離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ112は、ネットワークインタフェース111又は図示されていない他のI/Oインタフェースを介してメモリ113にアクセスしてもよい。
図5の例では、メモリ113は、S1-MMEモジュール114、S6aモジュール115、S11モジュール116、NASモジュール117、EPS Mobility Management(EMM)モジュール118、EPS Session Management(ESM)モジュール119、CTF/CDFモジュール120を含むソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。CTF/CDFモジュール120は、CTF11及びCDF12の機能を実行するための命令群およびデータを含む。プロセッサ112は、CTF/CDFモジュール120をメモリ113から読み出して実行することで、本実施形態で説明されたCTF11及びCDF12の動作を行うことができる。
<第2の実施形態>
本実施形態は、第1の実施形態で説明されたCTF11及びCDF12の動作の変形例を説明する。本実施形態に係る無線通信システムの構成例は、第1の実施形態に関して説明された図1と同様とすればよい。本実施形態に係るネットワークノードの構成例は、図4又は図5に示された構成例と同様とすればよい。
本実施形態では、CTF11は、コントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として、課金情報を含む課金イベント(charging event)をCDF12に転送するよう動作する。そして、CDF12は、コントロールプレーン・シグナリングの複数回の発生を示すデータをCDRに記録するよう動作する。言い換えると、本実施形態に係るCTF11及びCDF12は、コントロールプレーン・シグナリングの複数回の発生を課金対象イベント(chargeable event)として取り扱う。
図6は、本実施形態に係るCTF11の動作の一例を示すフローチャートである。CTF11は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を所定の複数回検出する(ステップS31)。そして、CTF11は、検出された複数回のコントロールプレーン・シグナリングに関する課金情報を課金イベント(charging event)にアセンブルし、当該課金イベントをCDF12に送信する(ステップS32)。
本実施形態は、C-Planeシグナリングのボリュームに応じた課金及び料金請求を可能とするためにネットワークノードに課される追加的な負荷を緩和するという細分化された課題の1つに対処することができる。なぜなら、CDF12はシグナリング毎にCDRを作成又は更新する必要がなく、したがってCDF12におけるCDR処理(作成又は更新)の回数を削減できるためである。
<第3の実施形態>
本実施形態は、第1の実施形態で説明されたCDF12の動作の変形例を説明する。本実施形態に係る無線通信システムの構成例は、第1の実施形態に関して説明された図1と同様とすればよい。本実施形態に係るネットワークノードの構成例は、図4又は図5に示された構成例と同様とすればよい。
本実施形態では、CDF12は、コントロールプレーン・シグナリングの複数回の発生を示すデータをCDRに記録するよう動作する。CTF11の動作は、第1の実施形態と同様であればよい。
図7は、本実施形態に係るCDF12の動作の一例を示すフローチャートである。CDF12は、コントロールプレーン・シグナリングに関する課金イベント(charging event)をCTF11から受信する(ステップS41)。しかしながら、CDF12は、受信した課金イベントに基づくCDRの作成又は更新を直ちには行わない。すなわち、CDF12は、コントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録すること無しにカウントする。そして、CDF12は、コントロールプレーン・シグナリングに関する課金イベント(charging event)をCTF11から所定の複数回受信した場合に(ステップS41)、CDRを作成又は更新する(ステップS42)。具体的には、CDF12は、受信した複数回の課金イベント(charging event)に包含されている課金情報を利用してCDRにマッチしたシンタックスを作成し、これをCDRに追加する。
第2の実施形態と同様に、本実施形態は、C-Planeシグナリングのボリュームに応じた課金及び料金請求を可能とするためにネットワークノードに課される追加的な負荷を緩和するという細分化された課題の1つに対処することができる。なぜなら、CDF12はシグナリング毎にCDRを作成又は更新する必要がなく、したがってCDF12におけるCDR処理(作成又は更新)の回数を削減できるためである。
<第4の実施形態>
図8は、本実施形態に係る移動通信ネットワークの構成例を示している。図8は、EPSの例を示している。すなわち、図8に示されたネットワークは、Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN)210、及びEvolved Packet Core (EPC)220を含む。E-UTRAN210は、無線端末(User Equipment (UE))211、及びeNB212を含む。EPC220は、S-GW221、P-GW222、MME223、HSS224、Policy and Charging Rule Function (PCRF)225、及びCGF226を含む。
S-GW221及びP-GW222は、ユーザープレーンのパケット転送ノードであり、ユーザーデータ(つまり、Internet Protocol(IP)パケット)を転送する。S-GW221は、E-UTRAN210とのゲートウェイであり、S1-Uインタフェースを介してeNB212に接続される。P-GW222は、Packet Data Network(PDN)230とのゲートウェイであり、SGiインタフェースを介してPDN230に接続される。PDN230は、インターネットのような外部ネットワークであってもよいし、EPC220を管理するオペレータによって提供されるIPサービス(e.g., IP Multimedia Subsystem (IMS)サービス)のためのネットワークであってもよい。
MME223、HSS224、PCRF225、及びCGF226は、コントロールプレーンのノード又はエンティティである。MME223は、無線端末(UE)211のためのモビリティ管理及びセッション管理を行う。HSS224は、無線端末(UE)211の加入者情報を管理する。PCRF225は、Gxインタフェースを介してP-GW222に接続され、Rxインタフェースを介してPDN230内のApplication Function (AF) に接続される。PCRF225は、アプリケーション・レベルのサービス情報をPDN230内のAFから受信し、Policy and Charging Control (PCC)ルールを決定し、PCCルールをP-GW222に供給する。P-GW222は、Policy and Charging Enforcement Function(PCEF)を有し、PCCルールに従って、無線端末(UE)211のサービスデータフロー(つまり、IPパケットフロー)単位でのQuality of Service(QoS)制御およびフローベースのベアラ課金(Flow Based bearer Charging(FBC))を行う。CGF226は、ネットワークノードからCDRを受信し、CDRファイルを生成し、CDRファイルを料金請求ドメイン50に転送する。
図8の例では、MME223は、CTF及びCDFを有する。MME223に配置されたCTF及びCDFは、第1〜第3の実施形態のいずれかで説明されたCTF11及びCDF12の機能を提供する。すなわち、MME223に配置されたCTF及びCDFは、無線端末(UE)211の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録し、当該CDRをCGF226に送る。これにより、MME223は、無線端末(UE)211の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生回数に基づく料金請求の容易化に寄与する。
具体的には、MME223は、アタッチ手順、デタッチ手順、及びベアラ確立手順のうち少なくとも1つの間に発生するシグナリングをCDRに記録するよう動作してもよい。これにより、Routing Area(つまり位置登録エリア)の変更を除く他のC-Planeシグナリングのボリュームに応じた課金及び料金請求の容易化に寄与するという細分化された課題の1つに対処することができる。
また図8に示されているように、eNB212は、CTF及びCDFを有してもよい。eNB212に配置されたCTF及びCDFは、第1〜第3の実施形態のいずれかで説明されたCTF11及びCDF12の機能を提供する。すなわち、eNB212に配置されたCTF及びCDFは、無線端末(UE)211の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録し、当該CDRをCGF226に送る。これにより、MME223は、無線端末(UE)211の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生回数に基づく料金請求の容易化に寄与する。
具体的には、eNB212は、無線端末(UE)211に関するRRCコネクション確立手順及びハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生するシグナリングをCDRに記録するよう動作してもよい。これにより、E-UTRAN210でのC-Planeシグナリングのボリュームに応じた課金及び料金請求の容易化に寄与するという細分化された課題の1つに対処することができる。
なお、図8に示された他のネットワークノードも、CTF若しくはCDF又はこれら両方を有してもよいことは勿論である。例えば、S-GW221及びP-GW222は、IP-CANベアラ課金(IP-CAN bearer charging)のためのCTF及びCDFを有してもよい。
<第5の実施形態>
図9は、本実施形態に係る移動通信ネットワークの構成例を示している。図9は、GPRS Tunneling Protocol (GTP) ベースのS8インタフェースを使用するローミング・アーキテクチャを示している。図9に示されたネットワークは、VPLMN310及びHPLMN320を含む。なお、よく知られているように、PLMNは、Mobile Country Code (MCC) 及び Mobile Network Code (MNC).によって特定される。HPLMN320は、無線端末(UE)311のSubscriber Identity Module(SIM)に記録されたInternational Mobile Subscriber Identity (IMSI)に包含されているMCC及びMNCと一致するPLMNである。VPLMN310は、無線端末(UE)311のHPLMN320とは異なるPLMNである。
VPLMN310は、eNB312、S-GW313、及びMME314を含む。HPLMN320は、P-GW321、HSS322、PCRF323、及びCDF/CGF324を含む。無線端末(UE)311は、ローミング先のVPLMN310においてサービスを受けている。無線端末(UE)311は、VPLMN310内のS-GW313とHPLMN320内のP-GW321の間に接続されたS8インタフェースを介して、PDN330と通信する。なお、図9のローミング・アーキテクチャは一例に過ぎない。例えば。無線端末(UE)311は、VPLMN310内のP-GW(不図示)を介してPDN330に接続し、PDN330のIPサービスを利用してもよい(いわゆるローカル・ブレークアウト方式)。
図9の例では、VPLMN310内のMME314はCTFを有する。MME314に配置されたCTFは、第1〜第3の実施形態のいずれかで説明されたCTF11の機能を提供する。すなわち、MME314に配置されたCTFは、無線端末(UE)311の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を示す課金イベント(charging event)をHPLMN320内のCDF/CGF324に送信する。CDF/CGF324は、CDF及びCGFの機能を有し、第1〜第3の実施形態のいずれかで説明されたCDF12の機能を提供する。すなわち、CDF/CGF324は、無線端末(UE)311の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録し、CDRファイルを生成し、このCDRファイルを料金請求ドメイン50に送る。
具体的には、MME314は、無線端末(UE)311のアタッチ手順、デタッチ手順、ベアラ確立手順、及び位置更新手順のうち少なくとも1つの間に発生するシグナリングに関する課金イベント(charging event)を送信してもよい。CDF/CGF324は、これらの課金イベント(charging event)に基づいて、ローミングネットワーク(VPLMN310)内での無線端末(UE)311の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録してもよい。
また図9に示されているように、VPLMN310内のeNB312は、CTFを有してもよい。eNB312に配置されたCTFは、第1〜第3の実施形態のいずれかで説明されたCTF11の機能を提供する。すなわち、MME314に配置されたCTFは、ローミングネットワーク(VPLMN310)内での無線端末(UE)311の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を示す課金イベント(charging event)をHPLMN320内のCDF/CGF324に送信する。
具体的には、eNB312は、無線端末(UE)311のRRCコネクション確立手順及びハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生するシグナリングに関する課金イベント(charging event)を送信してもよい。CDF/CGF324は、これらの課金イベント(charging event)に基づいて、無線端末(UE)311の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録してもよい。
以上の説明から理解されるように、図9の例では、VPLMN310内のCTFを有するネットワークノード(e.g., MME314及びeNB312)内のCTFは、HPLMN320内のCDF(e.g., CDF/CGF324)に課金イベント(charging event)を送信する。そして、HPLMN320内のCDFは、ローミングネットワーク(VPLMN310)内での無線端末(UE)311の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録する。これにより、無線端末(UE)311のローミングの際にVPLMN310で発生するC-Planeシグナリング・ボリュームをHPLMN320において容易に把握できるようにするという細分化された課題の1つに対処することができる。
<第6の実施形態>
図10は、本実施形態に係る移動通信ネットワークの構成例を示している。図10は、Machine-Type Communication(MTC)のための、GTPベースのS8インタフェースを使用するローミング・アーキテクチャを示している。図9に示されたネットワークは、VPLMN410及びHPLMN420を含む。VPLMN410は、eNB412、S-GW413、及びMME414を含む。HPLMN420は、P-GW421、HSS422、MTC Inter Working Function (MTC-IWF)エンティティ423、及びCGF424を含む。MTCデバイス411は、ローミング先のVPLMN410においてサービスを受けている。MTCデバイス411は、VPLMN410内のS-GW413とHPLMN420内のP-GW421の間に接続されたS8インタフェースを介して、Service Capability Server (SCS)431又はMTCアプリケーションサーバ432と通信する。
MTCデバイス411は、MTC UEアプリケーション31を実行することでMTCデバイスとして振る舞う無線端末(UE)である。MTCデバイス411は、MTCゲートウェイ・デバイスであってもよい。MTCゲートウェイ・デバイスは、3GPP移動通信機能(つまり、UEの機能)を有するとともに、パーソナル/ローカルエリア接続技術によって近隣のデバイス(例えば、センサ、radio frequency identification (RFID)タグ、カーナビゲーション装置)と接続する。パーソナル/ローカルエリア接続技術の具体例は、IEEE 802.15、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、IEEE 802.11aを含む。なお、MTCゲートウェイ・デバイスに接続する近隣のデバイスは、典型的には3GPP移動通信機能を有していないデバイスであるが、3GPP移動通信機能を有するデバイス(つまり、MTCデバイス)であってもよい。
MTC-IWFエンティティ423は、HPLMN420に属するコントロールプレーンのエンティティである。MTC-IWFエンティティ423は、シグナリング・インタフェース(参照点)を介してHSS422及びMME414等のネットワークエレメントと通信する。MTC-IWFエンティティ423は、SCS431を含むMTCサービスレイヤと3GPP PLMNとが、3GPP PLMN のトポロジの詳細を隠蔽しながら協調動作(interwork)するためのコントロールプレーンのインタフェース又はゲートウェイとして振る舞う。
SCS431は、MTCアプリケーションサーバ432がMTC-IWFエンティティ423と通信できるようにする。SCS431は、HPLMN420のオペレータ、又はMTCサービスプロバイダによって制御されることが想定されている。
図10の例では、VPLMN410内のMME414はCTFを有し、HPLMN420内のMTC-IWFエンティティ423はCDFを有する。MME414に配置されたCTFは、第1〜第3の実施形態のいずれかで説明されたCTF11の機能を提供する。MTC-IWFエンティティ423に配置されたCDFは、第1〜第3の実施形態のいずれかで説明されたCDF12の機能を提供する。すなわち、MME314に配置されたCTFは、ローミングネットワーク(VPLMN410)内でのMTCデバイス411の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を示す課金イベント(charging event)をHPLMN420内のCDF(つまりMTC-IWFエンティティ423)に送信する。MTC-IWFエンティティ423は、ローミングネットワーク(VPLMN410)内でのMTCデバイス411の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録し、このCDRをCGF424に送る。
具体的には、MME414は、MTCデバイス411のアタッチ手順、デタッチ手順、ベアラ確立手順、位置更新手順のうち少なくとも1つの間に発生するシグナリングに関する課金イベント(charging event)を送信してもよい。MTC-IWFエンティティ423は、これらの課金イベント(charging event)に基づいて、ローミングネットワーク(VPLMN410)内でのMTCデバイス411の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録してもよい。
以上の説明から理解されるように、図10の例では、VPLMN410内のCTFを有するネットワークノード(e.g., MME414)内のCTFは、HPLMN420内のCDF(e.g., MTC-IWFエンティティ423)に課金イベント(charging event)を通知する。そして、HPLMN420内のCDFは、ローミングネットワーク(VPLMN410)内でのMTCデバイス411の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録する。これにより、MTCデバイス411のローミングの際にVPLMN410で発生するC-Planeシグナリング・ボリュームをHPLMN420において容易に把握できるようにするという細分化された課題の1つに対処することができる。
<第7の実施形態>
第5及び第6の実施形態は、ローミングネットワーク(VPLMN)内で発生したシグナリングのボリュームをホームネットワーク(HPLMN)において容易に把握できるようにするために、ローミングネットワーク(VPLMN)内のCTFからホームネットワーク(HPLMN)内のCDFに課金イベント(charging event)を送信するという具体的な構成を採用した。これに対して本実施形態は、ローミングネットワーク(VPLMN)内で発生したシグナリングのボリュームをホームネットワーク(HPLMN)において容易に把握できるようにするための他の具体的構成について説明する。
図11は、図9と同様に、GTPベースのS8インタフェースを使用するローミング・アーキテクチャを示している。図11に示されたネットワークは、VPLMN510及びHPLMN520を含む。VPLMN510は、eNB512、S-GW513、及びMME514を含む。HPLMN520は、P-GW521、HSS522、PCRF523、及びCGF524を含む。無線端末(UE)511は、ローミング先のVPLMN510においてサービスを受けている。無線端末(UE)511は、VPLMN510内のS-GW513とHPLMN520内のP-GW521の間に接続されたS8インタフェースを介して、PDN530と通信する。
図11の例では、HPLMN520内のP-GW521は、CTF及びCDFを有する。P-GW521に配置されたCTF及びCDFは、第1〜第3の実施形態のいずれかで説明されたCTF11及びCDF12の機能を提供する。すなわち、P-GW521に配置されたCTF及びCDFは、ローミングネットワーク(VPLMN510)内での無線端末(UE)511の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生をCDRに記録し、当該CDRをCGF524に送る。これにより、P-GW521は、無線端末(UE)511のローミングの際にVPLMN510で発生するC-Planeシグナリング・ボリュームをHPLMN520において容易に把握できるようするという課題の解決に寄与する。
P-GW521は、ローミングネットワーク(VPLMN510)内での無線端末(UE)511のアタッチ手順、デタッチ手順、ベアラ確立手順、位置更新手順、及びハンドオーバ手順のうち少なくとも1つに起因してS8インタフェース上でP-GW521から受信するシグナリング・メッセージを課金対象イベント(chargeable event)として検出してもよい。S8インタフェース上でP-GW521から受信するシグナリング・メッセージは、例えば、Create session Request、Delete session Request、及びModify Bearer Requestを含む。
アタッチ手順の場合、P-GW521は、S8インタフェース上でS-GW513から受信するCreate session Requestを課金対象イベント(chargeable event)として検出してもよい。Create session Requestは、新しいセッション又はベアラに関する設定又はコンテキストを新たに作成するために送信される。
デタッチ手順の場合、P-GW521は、S8インタフェース上でS-GW513から受信するDelete session Requestを課金対象イベント(chargeable event)として検出してもよい。Delete session Requestは、セッション又はベアラに関する設定又はコンテキストを削除するために送信される。
ベアラ確立手順、位置更新手順、及びハンドオーバ手順の場合、P-GW521は、S8インタフェース上でS-GW513から受信するModify Bearer Requestを課金対象イベント(chargeable event)として検出してもよい。Modify Bearer Requestは、セッション若しくはベアラに関する設定又はコンテキストを更新するため、又はセッション若しくはベアラに関する何らかの情報をS-GW513からP−GW521に通知するために送信される。
なお、S-GW513は、ローミングネットワーク(VPLMN510)内での無線端末(UE)511のアタッチ手順、デタッチ手順、ベアラ確立手順、位置更新手順、及びハンドオーバ手順のいずれかに起因するベアラ作成、更新、又は削除の際に、S8インタフェースを介してシグナリング・メッセージをP-GW521に必ず送信してもよい。これにより、P-GW521は、ローミングネットワーク(VPLMN310)内での無線端末(UE)311の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を確実に検出することができる。
図12は、P-GW521の動作の一例を示すフローチャートである。P-GW521は、ローミングネットワーク(VPLMN510)内での無線端末(UE)511の動作に起因するS8インタフェース上でのコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金対象イベント(chargeable event)として検出する(ステップS51)。P-GW521は、検出されたコントロールプレーン・シグナリングに関する課金情報を課金イベント(charging event)にアセンブルする(ステップS52)。そして、P-GW521は、課金イベント(charging event)に包含されている課金情報を利用してCDRにマッチしたシンタックスを作成し、これをCDRに追加する(ステップS53)。
<その他の実施形態>
上述の実施形態において、CTF11又はこれに相当するCTF11に相当する機能を有するネットワークノードは、コントロールプレーン・シグナリングを課金対象イベント(chargeable event)として検出する処理を、特定の無線端末に対して選択的に実行してもよい。特定の無線端末を他の無線端末と区別するために、例えば、無線端末の識別子(e.g., IMSI)、又は無線端末の属性(e.g. 低プライオリティ識別子、MTC識別子、又はtime tolerant識別子)が利用されてもよい。ネットワークノードは、これらの識別子を無線端末から受信してもよいし、加入者情報サーバ(e.g., HSS)から受信してもよい。
上述の実施形態では、主にEPSに関する具体例を用いて説明を行った。しかしながら、これらの実施形態は、その他の移動通信システム、例えば、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、3GPP2 CDMA2000システム(1xRTT、High Rate Packet Data(HRPD))、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))/General packet radio service(GPRS)システム、及びモバイルWiMAXシステム等に適用されてもよい。
上述の実施形態で説明されたCTF11及びCDF12により行われる方法は、少なくとも1つのプロセッサ(e.g. マイクロプロセッサ、Micro Processing Unit(MPU)、Central Processing Unit(CPU))を含むコンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現されてもよい。具体的には、フローチャート等を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムをコンピュータに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記A1)
ネットワークノードであって、
メモリと、
前記メモリに結合され、無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサと、
を備え、
前記ネットワークノードは、前記無線端末のホームPLMN(home public land mobile network (HPLMN))に配置され、
前記課金処理は、前記ホームPLMNとは異なる訪問先PLMN(visited public land mobile network (VPLMN))における前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備える、
ネットワークノード。
(付記A2)
前記記録することは、前記コントロールプレーン・シグナリングの発生を前記課金データレコードに記録すること無しにカウントすること、及び前記コントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として前記複数回の発生を示すデータを前記課金データレコードに記録することを含む、付記A1に記載のネットワークノード。
(付記A3)
前記記録することは、前記訪問先PLMNにおける前記コントロールプレーン・シグナリングの発生に伴って送信される課金情報を前記訪問先PLMNから受信すること、及び前記課金情報に基づいて前記課金データレコードに記録されるべきデータを生成することを伴う、付記A1に記載のネットワークノード。
(付記A4)
前記課金情報は、前記コントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として前記訪問先PLMNから送信される、付記A3に記載のネットワークノード。
(付記A5)
前記ネットワークノードは、Gateway General Packet Radio Service Support Node(GGSN)、Packet Data Network Gateway(P-GW)、又はMachine Type Communication Inter Working Function(MTC-IWF)エンティティである、付記A1〜A4のいずれか1項に記載のネットワークノード。
(付記A6)
前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用される、付記A1〜A5のいずれか1項に記載のネットワークノード。
(付記A7)
ネットワークノードであって、
メモリと、
前記メモリに結合され、無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサと、
を備え、
前記ネットワークノードは、前記無線端末のホームPLMN(home public land mobile network (HPLMN))とは異なる訪問先PLMN(visited public land mobile network (VPLMN))に配置され、
前記課金処理は、前記訪問先PLMNにおける前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を示す課金情報を前記ホームPLMNのノードに送信することを備える、
ネットワークノード。
(付記A8)
前記課金情報は、前記ホームPLMNにおいて、課金データレコードに記録されるべきデータを生成するために使用され、
前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用される、
付記A7に記載のネットワークノード。
(付記A9)
前記送信することは、前記コントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として前記課金情報を送信することを備える、付記A7又はA8に記載のネットワークノード。
(付記A10)
前記課金情報は、前記コントロールプレーン・シグナリングの前記訪問先PLMNにおける発生回数を示す、付記A7〜9のいずれか1項に記載のネットワークノード。
(付記A11)
前記ネットワークノードは、Serving GPRS Support Node (SGSN)、又はMobility Management Entity(MME)であり、
前記ホームPLMNの前記ノードは、Machine Type Communication Inter Working Function(MTC-IWF)エンティティである、
付記A7〜A10のいずれか1項に記載のネットワークノード。
(付記A12)
課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法であって、
前記ネットワークノードは、無線端末のホームPLMN(home public land mobile network (HPLMN))に配置され、
前記方法は、前記ホームPLMNとは異なる訪問先PLMN(visited public land mobile network (VPLMN))における前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備える、
方法。
(付記A13)
課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法であって、
前記ネットワークノードは、無線端末のホームPLMN(home public land mobile network (HPLMN))とは異なる訪問先PLMN(visited public land mobile network (VPLMN))に配置され、
前記方法は、前記訪問先PLMNにおける前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を示す課金情報を前記ホームPLMNのノードに送信することを備える、
方法。
(付記B1)
ネットワークノードであって、
メモリと、
前記メモリに結合され、無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサと、
を備え、
前記課金処理は、前記無線端末の動作に起因する無線アクセスネットワーク内でのコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用される、
ネットワークノード。
(付記B2)
前記ネットワークノードは、無線アクセスネットワークに配置される、付記B1に記載のネットワークノード。
(付記B3)
前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順および前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生する、
付記B1又はB2に記載のネットワークノード。
(付記B4)
課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法であって、
前記方法は、無線端末の動作に起因する無線アクセスネットワーク内でのコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用される、
方法。
(付記C1)
ネットワークノードであって、
メモリと、
前記メモリに結合され、無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサと、
を備え、
前記課金処理は、前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として、前記コントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用される、
ネットワークノード。
(付記C2)
前記記録することは、前記コントロールプレーン・シグナリングの発生を前記課金データレコードに記録すること無しにカウントすること、及び前記コントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として前記複数回の発生を示すデータを前記課金データレコードに記録することを含む、付記C1に記載のネットワークノード。
(付記C3)
前記記録することは、他のネットワークノードにおける前記コントロールプレーン・シグナリングの発生に伴って送信される課金情報を受信すること、及び前記課金情報に基づいて前記課金データレコードに記録されるべきデータを生成することを含み、
前記課金情報は、前記コントロールプレーン・シグナリングが前記複数回発生したことを契機として前記他のネットワークノードから送信される、
付記C1に記載のネットワークノード。
(付記C4)
前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、前記無線端末に関するハンドオーバ手順、及び前記無線端末に関する位置更新手順のうち少なくとも1つの間に発生する、付記C1〜C3のいずれか1項に記載のネットワークノード。
(付記C5)
課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法であって、
前記方法は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として、前記コントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用される、
方法。
10 3GPPネットワーク
11 Charging Trigger Function (CTF)
12 Charging Data Function (CDF)
13 Charging Gateway Function (CGF)
50 料金請求(billing)ドメイン
100 ネットワークノード
101 ネットワークインタフェース
102 制御ユニット
103 CTF/CDF機能ユニット
110 ネットワークノード
111 ネットワークインタフェース
112 プロセッサ
113 メモリ
114 S1-MMEインタフェース・モジュール
115 S6aインタフェース・モジュール
116 S11インタフェース・モジュール
117 Non-Access Stratum(NAS)モジュール
118 EPS Mobility Management(EMM)モジュール
119 EPS Session Management(ESM)モジュール
120 CTF/CDFモジュール
210 Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN)
220 Evolved Packet Core (EPC)
310 Visited Public Land Mobile Network (VPLMN)
320 Home Public Land Mobile Network (HPLMN)
410 Visited Public Land Mobile Network (VPLMN)
420 Home Public Land Mobile Network (HPLMN)

Claims (13)

  1. ネットワークノードであって、
    メモリと、
    前記メモリに結合され、無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサと、
    を備え、
    前記課金処理は、前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生し、
    前記記録することは、前記コントロールプレーン・シグナリングの発生を前記課金データレコードに記録すること無しにカウントすること、及び前記コントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として前記複数回の発生を示すデータを前記課金データレコードに記録することを含む
    ットワークノード。
  2. ネットワークノードであって、
    メモリと、
    前記メモリに結合され、無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサと、
    を備え、
    前記課金処理は、前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生し、
    前記記録することは、他のネットワークノードにおける前記コントロールプレーン・シグナリングの発生に伴って送信される課金情報を受信すること、及び前記課金情報に基づいて前記課金データレコードに記録されるべきデータを生成することを含み、
    前記課金情報は、前記コントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として前記他のネットワークノードから送信される
    ットワークノード。
  3. ネットワークノードであって、
    メモリと、
    前記メモリに結合され、無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサと、
    を備え、
    前記課金処理は、前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生し、
    前記課金処理は、前記コントロールプレーン・シグナリングの回数が所定のレベルを超えた場合に、前記無線端末に対する無線リソースの提供、コアネットワークへの前記無線端末のアタッチ、前記無線端末に対するベアラリソースの提供、及び前記無線端末のハンドオーバのうち少なくとも1つを制限することを更に備える
    ットワークノード。
  4. ネットワークノードであって、
    メモリと、
    前記メモリに結合され、無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサと、
    を備え、
    前記課金処理は、前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記ネットワークノードは、無線アクセスネットワークに配置され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順および前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生する
    ットワークノード。
  5. ネットワークノードであって、
    メモリと、
    前記メモリに結合され、無線端末に関する課金処理を実行するよう構成されたプロセッサと、
    を備え、
    前記課金処理は、前記無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生し、
    前記ネットワークノードは、前記無線端末のホームPLMN(home public land mobile network (HPLMN))に配置され、
    前記記録することは、前記ホームPLMNとは異なる訪問先PLMN(visited public land mobile network (VPLMN))における前記コントロールプレーン・シグナリングの発生を前記課金データレコードに記録することを備える
    ットワークノード。
  6. 前記訪問先PLMNにおける前記コントロールプレーン・シグナリングの発生を記録することは、前記訪問先PLMNにおける前記コントロールプレーン・シグナリングの発生に伴って送信される課金情報を前記訪問先PLMNから受信すること、及び前記課金情報に基づいて前記課金データレコードに記録されるべきデータを生成することを伴う、
    請求項に記載のネットワークノード。
  7. 前記ネットワークノードは、Gateway General Packet Radio Service Support Node(GGSN)、Packet Data Network Gateway(P-GW)、又はMachine Type Communication Inter Working Function(MTC-IWF)エンティティである、請求項又はに記載のネットワークノード。
  8. 課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法であって、
    前記方法は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生し、
    前記記録することは、前記コントロールプレーン・シグナリングの発生を前記課金データレコードに記録すること無しにカウントすること、及び前記コントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として前記複数回の発生を示すデータを前記課金データレコードに記録することを含む
    法。
  9. 課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法であって、
    前記方法は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生し、
    前記記録することは、他のネットワークノードにおける前記コントロールプレーン・シグナリングの発生に伴って送信される課金情報を受信すること、及び前記課金情報に基づいて前記課金データレコードに記録されるべきデータを生成することを含み、
    前記課金情報は、前記コントロールプレーン・シグナリングが所定の複数回発生したことを契機として前記他のネットワークノードから送信される
    法。
  10. 課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法であって、
    前記方法は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生し、
    前記方法は、前記コントロールプレーン・シグナリングの回数が所定のレベルを超えた場合に、前記無線端末に対する無線リソースの提供、コアネットワークへの前記無線端末のアタッチ、前記無線端末に対するベアラリソースの提供、及び前記無線端末のハンドオーバのうち少なくとも1つを制限することを更に備える、
    方法。
  11. 課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法であって、
    前記方法は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記ネットワークノードは、無線アクセスネットワークに配置され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順および前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生する
    法。
  12. 課金管理のためにネットワークノードにより行われる方法であって、
    前記方法は、無線端末の動作に起因するコントロールプレーン・シグナリングの発生を課金データレコードに記録することを備え、
    前記課金データレコードは、料金請求ドメイン(billing domain)における料金請求のために使用され、
    前記コントロールプレーン・シグナリングは、前記無線端末に関する無線リソース制御コネクション確立手順、前記無線端末に関するアタッチ手順、前記無線端末に関するデタッチ手順、前記無線端末に関するベアラ確立手順、及び前記無線端末に関するハンドオーバ手順のうち少なくとも1つの間に発生し、
    前記ネットワークノードは、前記無線端末のホームPLMN(home public land mobile network (HPLMN))に配置され、
    前記記録することは、前記ホームPLMNとは異なる訪問先PLMN(visited public land mobile network (VPLMN))における前記コントロールプレーン・シグナリングの発生を前記課金データレコードに記録することを備える
    法。
  13. 請求項12のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに行わせるためのプログラム。
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