JP6484233B2 - 炭素二環式基により置換されているイソチアゾリン化合物 - Google Patents
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Description
関連する殺虫性アリールイソチアゾリン化合物が、WO2013/037626に記載されている。しかし、この文献は、本発明において特許請求されている特有の置換基及び置換基の配置を有する化合物を記載していない。関連する殺虫性アリールアゾリン化合物がさらに、WO2011/092287、WO2011/073444、WO2010/090344、WO2009/112275及びWO97/23212に記載されている。これらの文献も、本発明において特許請求されている特有の置換基及び置換基の配置を有する化合物を記載していない。
B1、B2及びB3は、N及びCR2からなる群からそれぞれ独立して選択されるが、ただし最大でもB1、B2及びB3の2つがNであり、
R1は、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルコキシ−C1−C4−アルキル−、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル、C2−C4−ハロアルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル及び−C(=O)OR15からなる群から選択され、
−Si(R12)3、−OR9、−S(O)nR9及び−NR10aR10bからなる群から独立して選択され、
R3a及びR3bは一緒になって、基=O、=C(R3c)2、=NOH若しくは=NOCH3を形成し、
R3cの各々は、水素、ハロゲン、CH3及びCF3からなる群から独立して選択され、
R3dは、水素、C1−C6−アルキル及びC1−C3−アルキルオキシ−C1−C3−アルキル−からなる群から選択され、
−Si(R12)3、−OR9、−S(O)nR9及び−NR10aR10bからなる群から独立して選択され、
R5の各々は、水素、C1−C10−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C2−C10−アルケニル、−C2−C10−アルキニル(言及した最後の4つの脂肪族及び脂環式基は、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又は1つ若しくは複数の置換基R8により置換されていてもよい)、及び
−S(O)nR9からなる群から独立して選択され、
R6の各々は、水素、シアノ、C1−C10−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C2−C10−アルケニル、C2−C10−アルキニル(言及した最後の4つの脂肪族及び脂環式基は、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又は1つ若しくは複数の置換基R8により置換されていてもよい)、
−OR9、−NR10aR10b、−S(O)nR9、−C(=O)NR10aN(R10aR10b)、−Si(R12)3、−C(=O)R7、
フェニル(1、2、3、4又は5つの置換基R11により置換されていてもよい)、及び
環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から独立して選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含有している、3、4、5、6、7、8、9若しくは10員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素単環式環又は複素二環式環からなる群から独立して選択され、この複素単環式環又は複素二環式環は、1つ又は複数の置換基R11により置換されていてもよく、
又は、R5及びR6は一緒になって、基=C(R8)2、=S(O)m(R9)2、=NR10a若しくは=NOR9を形成し、
−Si(R12)3、−OR9、−OSO2R9、−S(O)nR9、−N(R10a)R10b、−C(=O)N(R10a)R10b、
−C(=S)N(R10a)R10b、−C(=O)OR9、
フェニル(1、2、3、4又は5つの置換基R16により置換されていてもよい)、並びに
環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含む、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環からなる群から選択され、複素環式環は、1つ又は複数の置換基R16により置換されていてもよく、
−Si(R12)3、−OR9、−OSO2R9、−S(O)nR9、−N(R10a)R10b、−C(=O)N(R10a)R10b、
−C(=S)N(R10a)R10b、−C(=O)OR9、
フェニル(1、2、3、4又は5つの置換基R16により置換されていてもよい)、及び
環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含む、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環からなる群から独立して選択され、この複素環式環は、1つ又は複数の置換基R16により置換されていてもよく、
又は
又は
シクロアルキル環上の置換基としてのR8は、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル及びC2−C6−ハロアルキニルからなる群からさらに選択され、これらの6つの基中の脂肪族部分は、1つ又は複数の基R13により置換されていてもよく、
基=C(R8)2中のR8は、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル及びC2−C6−ハロアルキニルからなる群からさらに選択され、言及した最後の6つの基中の脂肪族部分は、1つ又は複数の基R13により置換されていてもよく、
環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含む、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環からなる群から独立して選択され、この複素環式環は、1つ又は複数の置換基R16により置換されていてもよく、
基−S(O)nR9及び−OSO2R9中のR9は、C1−C6−アルコキシ及びC1−C6−ハロアルコキシからなる群からさらに選択され、
−C1−C6−アルキル−C(=O)OR15、−C1−C6−アルキル−C(=O)N(R14a)R14b、−C1−C6−アルキル−C(=S)N(R14a)R14b、−C1−C6−アルキル−C(=NR14)N(R14a)R14b、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、−S(O)nR15、−S(O)nN(R14a)R14b、−C(=O)R13、−C(=O)OR15、−C(=O)N(R14a)R14b、−C(=S)R13、−C(=S)SR15、−C(=S)N(R14a)R14b、−C(=NR14)R13;フェニル(1、2、3又は4つの置換基R16により置換されていてもよい)、及び
環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含む、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環からなる群から選択され、この複素環式環は、1つ又は複数の置換基R16により置換されていてもよく、
又は
又は、R10a及びR10bは一緒になって、基=C(R13)2、=S(O)m(R15)2、=S(O)mR15N(R14a)R14b、=NR14若しくは=NOR15を形成し、
−OR9、−NR10aR10b、−S(O)nR9、−Si(R12)3、
フェニル(R16から独立して選択される、1、2、3、4又は5つの置換基により置換されていてもよい)、及び
環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含む、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の芳香族複素環式環からなる群から独立して選択され、この複素環式環は、R16から独立して選択される1つ又は複数の置換基により置換されていてもよく、
又は、不飽和若しくは部分不飽和の複素環式環の同一環炭素原子上に存在している2つのR11が一緒になって、基=O、=C(R13)2、=S、=S(O)m(R15)2、=S(O)mR15N(R14a)R14b、=NR14、=NOR15若しくは=NN(R14a)R14bを形成していてもよく、
R13の各々は、シアノ、ニトロ、−OH、−SH、−SCN、−SF5、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−ハロアルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロアルキルスルホニル、−NR14aR14b、−C(=O)NR14aR14b、トリメチルシリル、トリエチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、C3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はシアノ、C1−C4−アルキル、C3−C4−シクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ及びオキソから選択される1つ又は2つの基を有していてもよい)、フェニル、ベンジル、フェノキシ(言及した最後の3つの基中のフェニル部分は、非置換であるか、又は1、2、3、4若しくは5つの置換基R16を有していてもよい)、並びに環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含有している、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環からなる群から独立して選択され、この複素環式環は、1、2又は3つの置換基R16により置換されていてもよく、
又は
シクロアルキル環上の置換基としてのR13は、C1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル及びC2−C6−アルキニルからなる群からさらに選択され、言及した最後の3つの脂肪族基は、非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はCN、C3−C4−シクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ及びオキソから選択される、1つ又は2つの置換基を有していてもよく、
基=C(R13)2、−N=C(R13)2、−C(=O)R13、−C(=S)R13及び−C(=NR14)R13におけるR13は、水素、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル及びC2−C6−アルキニルからなる群からさらに選択され、言及した最後の3つの脂肪族基は、非置換であるか部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はCN、C3−C4−シクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ及びオキソから選択される、1つ又は2つの基を有していてもよく、
フェニル、ベンジル、ピリジル、フェノキシ(言及した最後の4つの基中の環式部分は、非置換であってもよく、且つ/又はハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、及び(C1−C6−アルコキシ)カルボニルから選択される1、2若しくは3つの置換基を有している)、並びに環員としてN、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1若しくは2個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含む、3、4、5若しくは6員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環からなる群から独立して選択され、この複素環式環は、1つ又は複数の置換基R16により置換されていてもよく、
R14a及びR14bは、互いに独立して、R14に関して与えられている意味の1つを有しているか、
又は、
又は
基−C(=NR14)N(R14a)R14b中の、R14a及びR14若しくはR14b及びR14は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3、4、5、6若しくは7員の部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環を形成し、この複素環式環は、環員としてN、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子又はヘテロ原子基をさらに含有していてもよく、この複素環式環は、ハロゲン、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ及びC1−C4−ハロアルコキシから選択される1つ又は複数の置換基を有していてもよく、
C1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル(言及した最後の3つの脂肪族基は、非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はC3−C4−シクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル及びオキソから選択される、1つ又は2つの基を有していてもよい)、
C3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はC1−C4−アルキル、C3−C4−シクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル及びオキソから選択される1つ又は2つの基を有していてもよい)、
フェニル、ベンジル、ピリジル及びフェノキシ(言及した最後の4つの基は、非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はC1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ及び(C1−C6−アルコキシ)カルボニルから選択される1、2若しくは3つの置換基を有している)からなる群から独立して選択され、
C3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はC1−C4−アルキル、C3−C4−シクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ及びオキソから選択される1つ又は2つの基を有していてもよい)、
又は
不飽和又は部分不飽和環の同一原子上に一緒に存在している2つのR16は、=O、=S、=N(C1−C6−アルキル)、=NO(C1−C6−アルキル)、=CH(C1−C4−アルキル)若しくは=C(C1−C4−アルキル)C1−C4−アルキルであってもよく、
又は
2個の隣接炭素原子上の2つのR16は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、4、5、6、7若しくは8員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の環を形成し、この環は、環員としてN、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子又はヘテロ原子基を含有していてもよく、この環は、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ及びC1−C4−ハロアルコキシから選択される1つ又は複数の置換基を有していてもよく、
C3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はシアノ、C1−C4−アルキル及びC1−C4−ハロアルキルから選択される1つ又は2つの基を有していてもよい)、
フェニル及びベンジルからなる群から選択され、
nの各々は、独立して0、1又は2であり、及び
mの各々は、独立して0又は1である]、
並びに、それらのN−オキシド、立体異性体、及び農業的に又は獣医学的に許容される塩に関する。
本発明はまた、本明細書で定義されている少なくとも1種の式Iの化合物及び/又は獣医学的に許容されるその塩と、少なくとも1種の液体担体若しくは固体担体とを含む獣医用組成物を提供する。
本発明はまた、無脊椎有害生物を防除する方法であって、有害生物、その餌供給源、その生息地若しくはその繁殖地、又は有害生物が成長中であるか若しくは成長し得る栽培植物、植物繁殖材料(種子など)、土壌、区域、資材若しくは環境、又は無脊椎有害生物の攻撃若しくは侵襲から保護すべき資材、栽培植物、植物繁殖材料(種子など)、土壌、表面若しくは空間を、本明細書で定義されている式Iの化合物又はその塩の殺有害生物有効量で処理するステップを含む方法を提供する。
本発明はまた、本明細書で定義されている少なくとも1種の式Iの化合物及び/又は農業的に許容されるその塩を含む植物繁殖材料、特に種子に関する。
本発明はさらに、寄生生物に侵襲され若しくは感染している動物を処置し、又は寄生生物による侵襲若しくは感染から動物を保護する方法であって、本明細書で定義されている式Iの化合物又は獣医学的に許容されるその塩の殺寄生生物有効量と動物を接触させるステップを含む方法に関する。「動物を本発明の化合物I、その塩又は獣医用組成物と接触させる」とは、それを動物に施用又は投与することを意味する。
置換パターンに依存して、式Iの化合物は1つ又は複数の不斉中心を有することがあり、この場合、この化合物は、鏡像異性体又はジアステレオマーの混合物として存在する。不斉中心の1つは、基R1を有するイソチアゾリン環の炭素環原子である。本発明は、純粋な鏡像異性体又はジアステレオマー及びこれらの混合物と、化合物Iの純粋な鏡像異性体若しくはジアステレオマー又はその混合物の本発明による使用の両方を提供する。適切な式Iの化合物には、可能性のあるすべての幾何学的な立体異性体(シス/トランス異性体)及びそれらの混合物も含まれる。
式Iの化合物の塩は、好ましくは農業的に及び獣医学的に許容される塩である。それらは慣用的な方法、例えば式Iの化合物が塩基性官能基を有する場合、該化合物を対象とする陰イオンの酸と反応させることにより、又は酸性の式Iの化合物を適切な塩基と反応させることによって形成することができる。
「獣医学的に許容される塩」という用語は、獣医学的に使用するための塩の形成に関して当分野で公知であり且つ許容されている陽イオン又は陰イオンの塩を意味する。例えば、塩基性窒素原子(例えばアミノ基)を含有する式Iの化合物によって形成される適切な酸付加塩には、無機酸との塩、例えば、塩酸塩(hydrochlorids)、硫酸塩、リン酸塩及び硝酸塩、並びに有機酸の塩、例えば、酢酸、マレイン酸、二マレイン酸、フマル酸、二フマル酸、メタンスルフェン酸、メタンスルホン酸及びコハク酸の塩が含まれる。
「非栽培植物」という用語は、あらゆる野生型種、又は栽培植物の関連する種若しくは関連する属を指す。
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、特に原料生産を改善するための、改変された量の含有物質又は新しい含有物質、例えば、多量のアミロペクチンを産生するジャガイモ(例えば、Amflora(登録商標)ジャガイモ、BASF SE、ドイツ)を含有する植物も含まれる。
「ハロゲン」という用語は、各場合において、フッ素、臭素、塩素又はヨウ素、特にフッ素、塩素又は臭素を意味する。
アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルなどのアルキル部分における、本明細書で使用する用語「アルキル」とは、1〜2個(「C1−C2−アルキル」)、1〜3個(「C1−C3−アルキル」)、1〜4個(「C1−C4−アルキル」)、1〜6個(「C1−C6−アルキル」)、1〜8個(「C1−C8−アルキル」)、又は1〜10個(「C1−C10−アルキル」)の炭素原子を有する、直鎖又は分岐の飽和炭化水素基を指す。C1−C2−アルキルは、メチル又はエチルである。C1−C3−アルキルはさらに、プロピル及びイソプロピルである。C1−C4−アルキルはさらに、ブチル、1−メチルプロピル(sec−ブチル)、2−メチルプロピル(イソブチル)、又は1,1−ジメチルエチル(tert−ブチル)である。C1−C6−アルキルはさらに、例えば、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、又は1−エチル−2−メチルプロピルでもある。C1−C8−アルキルはさらに、例えば、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、及びそれらの位置異性体でもある。C1−C10−アルキルはさらに、例えば、ノニル、デシル、及びそれらの位置異性体でもある。
用語「アルキルカルボニル」は、カルボニル[C(=O)]基を介して結合している、上で定義した通りのC1−C6−アルキル(「C1−C6−アルキルカルボニル」)基、好ましくはC1−C4−アルキル(「C1−C4−アルキルカルボニル」)基である。例は、アセチル(メチルカルボニル)、プロピオニル(エチルカルボニル)、プロピルカルボニル、イソプロピルカルボニル、n−ブチルカルボニルなどである。
用語「ハロアルキルカルボニル」は、カルボニル[C(=O)]基を介して結合している、上で定義した通りの、C1−C6−ハロアルキル(「C1−C6−ハロアルキルカルボニル」)基、好ましくはC1−C4−ハロアルキル(「C1−C4−ハロアルキルカルボニル」)基である。例は、トリフルオロメチルカルボニル、2,2,2−トリフルオロエチルカルボニルなどである。
用語「ハロアルコキシカルボニル」は、カルボニル[C(=O)]基を介して結合している、上で定義した通りの、C1−C6−ハロアルコキシ(「C1−C6−ハロアルコキシカルボニル」)基、好ましくはC1−C4−ハロアルコキシ(「C1−C4−ハロアルコキシカルボニル」)基である。例は、トリフルオロメトキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニルなどである。
用語「アミノカルボニル」は、基−C(O)−NH2である。
用語「C1−C6−アルキルアミノカルボニル」は、基−C(O)−N(H)C1−C6−アルキルである。例は、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル、イソプロピルアミノカルボニル、ブチルアミノカルボニルなどである。
用語「ジ−(C1−C6−アルキル)アミノカルボニル」は、基−C(O)−N(C1−C6−アルキル)2である。例は、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、エチルメチルアミノカルボニル、ジプロピルアミノカルボニル、ジイソプロピルアミノカルボニル、メチルプロピルアミノカルボニル、メチルイソプロピルアミノカルボニル、エチルプロピルアミノカルボニル、エチルイソプロピルアミノカルボニル、ジブチルアミノカルボニルなどである。
である。
別の特定の実施形態では、式Iの化合物は、式I.2の化合物である。
別の特定の実施形態では、式Iの化合物は、式I.3の化合物である。
好ましくは、R6は、H又は−C(=O)R7であり、R7は、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
特に、R5は、水素、C1−C4−アルキル及びC1−C4−ハロアルキルから選択され、特に水素であり、R6は−C(=O)R7であり、R7は、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
−OR9、−S(O)nR9、−N(R10a)R10b、
フェニル(1、2、3、4又は5つの置換基R16により置換されていてもよい)、並びに
環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含む、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環からなる群から好ましくは選択され、複素環式環は、1つ又は複数の置換基R16により置換されていてもよく、
n、R9、R10a、R10b、R13及びR16は、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
−N(R10a)R10b、並びに
環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含む、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環からなる群から選択され、複素環式環は、1つ又は複数の置換基R16により置換されていてもよい、
R10a、R10b、R13及びR16は、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
より好ましくは、シアノ、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−ハロアルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロアルキルスルホニル及びC3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はシアノ基を有していてもよい)から選択され、
R14a及びR14bは、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
R10a及びR10bは、互いに独立して、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、C1−C6−アルキルカルボニル、C1−C6−ハロアルキルカルボニル、
−C(=O)OR15、−C(=O)N(R14a)R14b、−C(=S)N(R14a)R14b、フェニル(1、2、3又は4つの置換基R16により、置換されていてもよい)、並びに環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子又はヘテロ原子基を含む、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和、又は最大不飽和の複素環式環(この複素環式環は、1つ又は複数の置換基R16により、置換されていてもよい)からなる群から選択されるか、
又は、R10a及びR10bは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3、4、5、6、7又は8員の飽和、部分不飽和、又は最大不飽和の複素環式環を形成し、この複素環式環はさらに、環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子又はヘテロ原子基を含有していてもよく、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル及びC2−C6−ハロアルキニルから選択される1つ又は複数の置換基を有していてもよく、
R14a、R14b、R15、及びR16は、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
R10aは、水素、C1−C6−アルキル及びC1−C6−ハロアルキルから選択され、
R10bは、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C1−C6−アルキルカルボニル、C1−C6−ハロアルキルカルボニル、−C(=O)OR15、−C(=O)N(R14a)R14b、−C(=S)N(R14a)R14b、フェニル(1、2、3又は4つの置換基R16により、置換されていてもよい)、並びに環員として、N、O及びSから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を含む5員又は6員の複素芳香族環(この複素芳香族環は、1つ又は複数の置換基R16により、置換されていてもよい)から選択され、
R14a、R14b、R15、及びR16は、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
R13は、シアノ、ニトロ、−OH、−SH、−SCN、−SF5、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−ハロアルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロアルキルスルホニル、−NR14aR14b、
−C(=O)NR14aR14b、トリメチルシリル、トリエチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、及びC3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はシアノ基を有していてもよい)から選択され、R13は、シアノ、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−ハロアルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロアルキルスルホニル及びC3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はシアノ基を有していてもよい)から好ましくは選択され、
R14a及びR14bは、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
R13は、シアノ、ニトロ、−OH、−SH、−SCN、−SF5、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−ハロアルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロアルキルスルホニル、−NR14aR14b、
−C(=O)NR14aR14b、トリメチルシリル、トリエチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、及びC3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はシアノ基を有していてもよい)から選択され、R13は、シアノ、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−ハロアルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロアルキルスルホニル及びC3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はシアノ基を有していてもよい)から好ましくは選択され、R13は、特に、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロアルキルスルホニル及びC3−C8−シクロアルキル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はシアノ基を有していてもよい)から選択され、
R14a及びR14bは、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
R10a及びR10bは、互いに独立して、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、C1−C6−アルキルカルボニル、C1−C6−ハロアルキルカルボニル、
−C(=O)OR15、−C(=O)N(R14a)R14b、−C(=S)N(R14a)R14b、フェニル(1、2、3又は4つの置換基R16により置換されていてもよい)、並びに環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2、3若しくは4個のヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含む、3、4、5、6若しくは7員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環からなる群から選択され、複素環式環は、1つ又は複数の置換基R16により置換されていてもよく、
或いは、R10a及びR10bは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、3、4、5、6、7若しくは8員の飽和、部分不飽和又は最大不飽和の複素環式環を形成し、この複素環式環はさらに、環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1個若しくは2個のヘテロ原子又はヘテロ原子基を含有していてもよく、この複素環式環は、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル及びC2−C6−ハロアルキニルから選択される1つ又は複数の置換基を有していてもよく、
R14a、R14b、R15及びR16は、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
R10aは、水素、C1−C6−アルキル及びC1−C6−ハロアルキルから選択され、
R10bは、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C1−C6−アルキルカルボニル、C1−C6−ハロアルキルカルボニル、−C(=O)OR15、−C(=O)N(R14a)R14b、−C(=S)N(R14a)R14b、フェニル(1、2、3又は4つの置換基R16により置換されていてもよい)、並びに環員として、N、O及びSから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を含む、5員又は6員の複素芳香族環から選択され、この複素芳香族環は、1つ又は複数の置換基R16により置換されていてもよく、
R14a、R14b、R15及びR16は、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有する。
R14aは、水素、C1−C6−アルキル、及びC1−C6−ハロアルキルから選択され、
R14bは、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C3−C6−シクロアルキル−C1−C4−アルキル−(言及した最後の3つの基中のシクロアルキル部分は、シアノ基により置換されていてもよい)、CN基により置換されているC1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、フェニル(ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−ハロアルキルチオ、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル及びC2−C4−ハロアルキニルからなる群からそれぞれ独立して選択される、1、2、3又は4つの置換基により置換されていてもよい)、及び式E−1〜E54の環から選択される複素環式環から選択され、
kは、0、1、2又は3であり、
nは、0、1又は2であり、
R16の各々は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−ハロアルキルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−ハロアルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロアルキルスルホニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル、C2−C4−ハロアルキニル、C1−C4−アルキルカルボニル、C1−C4−ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、C1−C4−アルキルアミノカルボニル及びジ−(C1−C4−アルキル)アミノカルボニルからなる群から独立して選択されるか、又は
飽和環の同一炭素原子上に存在している2つのR16が一緒になって=O又は=Sを形成してもよい)。
R9は、C1−C4−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−シクロアルキル−C1−C4−アルキル−、C3−C6−ハロシクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル及びC2−C4−ハロアルキニルから選択され、
R10aは、水素及びC1−C4−アルキルから選択され、
R10bは、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−シクロアルキル−C1−C4−アルキル−、C3−C6−ハロシクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル及びC2−C4−ハロアルキニルから選択される。
R9は、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル及びC2−C4−ハロアルキニルから選択され、
R10aは、水素及びC1−C4−アルキルから選択され、
R10bは、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−シクロアルキル−C1−C4−アルキル−、C3−C6−ハロシクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル及びC2−C4−ハロアルキニルから選択される。
この代替的な好ましい実施形態では、R7は、特にシアノ、−OR9及び−C(=O)N(R10a)R10bからなる群から選択され、
R9は、C3−C6−シクロアルキル、C2−C4−アルケニル及びC2−C4−アルキニルから選択され、
R10aは、水素であり、
R10bは、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C4−アルケニル及びC2−C4−アルキニルから選択される。
代替的な好ましい実施形態では、R6は−S(O)nR9であり、R9は、上記の一般的な意味の1つ、又は特に以下の好ましい意味の1つを有するが、ただし、R9は、nが2である場合、C1−C6−アルキルではないとする。
R10aは、水素及びC1−C4−アルキルから選択され、
R10bは、−C(=O)R13から選択され、R13は上記の一般的な意味の1つ、又は、特に以下の好ましい意味の1つを有しており、R13は、特に、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、C3−C6−シクロアルキル及びC3−C6−ハロシクロアルキルからなる群から選択される。
好ましくは、B1、B2及びB3は、CR2である。
特に、B1及びB3はC−Clであり、B2はC−Fであるか、又はB1及びB3はC−CF3であり、B2はC−Hであるか、又はB1及びB3はC−Brであり、B2はC−Fであるか、又はB1、B2及びB3はC−Clであるか、又はB1はC−Clであり、B2はC−Hであり、B3はC−CF3であるか、又はB1はC−Brであり、B2はC−Hであり、B3はC−CF3である。具体的には、B1及びB3はC−Clであり、B2はC−F又はC−Clであり、より具体的には、B1及びB3はC−Clであり、B2はC−Fである。
好ましくは、R1は、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルコキシ−C1−C4−アルキル、C3−C6−シクロアルキル C3−C6−ハロシクロアルキル又はC(=O)OR13から、より好ましくは、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、及びC(=O)OR15から、さらにより好ましくはC1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、及び−C(=O)OR15から、特に好ましくはC1−C4−ハロアルキル及び−C(=O)OR15(R15は、好ましくはC1−C4−アルキルである)から選択される。特に、R1は、C1−C4−ハロアルキル、具体的にはC1−C2−ハロアルキル、より具体的にはハロメチル、特にフルオロメチル、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチルなどのフルオロメチルであり、さらに非常に特定するとトリフルオロメチルである。
好ましくは、R4は、水素、ハロゲン、シアノ、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C3−C5−シクロアルキル、C3−C5−ハロシクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル、C2−C4−ハロアルキニル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ及びC1−C4−ハロアルキルチオから選択され、特に、水素である。
R8がアルキル、アルケニル、又はアルキニル基上の置換基である場合、R8は、シアノ、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、−OR9、−SR9、−C(=O)N(R10a)R10b、−C(=S)N(R10a)R10b、−C(=O)OR9、フェニル(1、2、3、4又は5つの基R16により置換されていてもよい)、並びに環員としてN、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1、2又は3個のヘテロ原子又はヘテロ原子基を含有している、3、4、5、6又は7員の飽和、部分不飽和又は芳香族複素環式環(この複素環式環は、1つ又は複数の基R16により置換されていてもよい)からなる群から好ましくは選択され、R9、R10a、R10b及びR16は、上で与えられている意味の1つ、又は特に以下で与えられる好ましい意味の1つを有する。
R8がシクロアルキル基上の置換基である場合、R8は、シアノ、C1−C4−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ及びC1−C3−ハロアルコキシからなる群からさらにより好ましくは選択される。特に、シクロアルキル基上の置換基としてのR8は、シアノ、C1−C4−アルキル、及びC1−C3−ハロアルキルから選択される。
より好ましくは、R9の各々は、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、フェニル(1、2、3、4又は5つの基R16により置換されていてもよい)、並びに環員としてN、O及びSから選択される1、2又は3個のヘテロ原子を含有している5員又は6員の複素芳香族環(この複素芳香族環は、1つ又は複数の基R16により置換されていてもよい)からなる群から独立して選択され、R16は、上で与えられている意味の1つ、又は特に以下で与えられる好ましい意味の1つを有する。
又は、R10a及びR10bは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員若しくは6員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族複素環式環を形成し、複素環式環はさらに、環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1個若しくは2個のさらなるヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含有していてもよく、ハロゲン、CN、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル、C2−C4−ハロアルキニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ及びC1−C4−ハロアルキルチオから選択される1つ又は2つ、特に1つの置換基を有していてもよい。
R12の各々は、C1−C4−アルキルから好ましくは選択され、特にメチルである。
R13がシクロアルキル基上の置換基である場合、R13は、シアノ、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、−OH、−SH、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−ハロアルキルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−ハロアルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロアルキルスルホニル及びフェニル(ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ及びC1−C4−ハロアルコキシから選択される、1、2又は3つの基により置換されていてもよい)からなる群から好ましくは選択される。
基−C(=O)R13、−C(=S)R13、=C(R13)2、又は−C(=NR14)R13中のR13の場合、R8は、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、−OH、−SH、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、及びフェニル(ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、及びC1−C4−ハロアルコキシから選択される、1、2又は3つの基により置換されていてもよい)からなる群から好ましくは選択される。
又は、R14a及びR14bは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員若しくは6員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族複素環式環を形成し、この複素環式環はさらに、環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1個若しくは2個のさらなるヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含有していてもよく、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、及びC1−C4−ハロアルコキシから選択される1つ若しくは2つ、特に1つの置換基を有していてもよい。
又は、R14a及びR14bは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5員若しくは6員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族複素環式環を形成し、この複素環式環はさらに、環員として、N、O、S、NO、SO及びSO2から選択される1個若しくは2個のさらなるヘテロ原子若しくはヘテロ原子基を含有していてもよく、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、及びC1−C4−ハロアルコキシから選択される1つ若しくは2つ、特に1つの置換基を有していてもよい。
R15の各々は、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、フェニル、ベンジル、ピリジル、及びフェノキシから好ましくは選択され、言及した最後の4つの基は非置換であってもよく、且つ/又はC1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C1−C6−アルコキシ、及びC1−C6−ハロアルコキシから選択される1、2若しくは3つの置換基を有する。
である。
である。
R7が水素であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表2
R7がメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がエチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表4
R7がプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がイソプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がn−ブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表7
R7がsec−ブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がイソブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表9
R7がtert−ブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表10
R7がCH2Fであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表11
R7がCHF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がCF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表13
R7がCH2CHF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表14
R7がCH2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表15
R7がCF2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がCH2CH2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表17
R7がCH(CH3)CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表18
R7がCH(CF3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表19
R7がCF(CF3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表20
R7がCH2CNであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−CH=CH2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表22
R7がアリルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−CH=CHFであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表24
R7が−CH=CF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表25
R7が−CF=CF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−C≡CHであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表27
R7がプロパルギルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表28
R7がCNであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がシクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表30
R7が1−フルオロシクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表31
R7が1−シアノシクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表32
R7がシクロブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表33
R7が1−フルオロシクロブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表34
R7が1−シアノシクロブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がシクロブタ−1−エニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表36
R7が−CH2−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表37
R7が−CH2−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−CH2−シクロブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表39
R7が−CH2−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表40
R7がオキセタン−2−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表41
R7がオキセタン−3−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がテトラヒドロフラン−2−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表43
R7がテトラヒドロフラン−3−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表44
R7がチエタン−3−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表45
R7が1−オキソ−チエタン−3−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が1,1−ジオキソ−チエタン−3−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表47
R7がフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表48
R7が2−フルオロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表49
R7が3−フルオロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が4−フルオロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表51
R7が2,3−ジフルオロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表52
R7が2,4−ジフルオロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が2,5−ジフルオロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表54
R7が2,6−ジフルオロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表55
R7が3,4−ジフルオロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表56
R7が3,5−ジフルオロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が2−クロロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表58
R7が3−クロロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表59
R7が4−クロロフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表60
R7が2−メトキシフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が3−メトキシフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表62
R7が4−メトキシフェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表63
R7がピリジン−2−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表64
R7がピリジン−3−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がピリジン−4−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表66
R7が4−クロロピリジン−3−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表67
R7がピリミジン−2−イルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がメトキシメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表69
R7がエトキシメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表70
R7がメトキシ−1−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表71
R7がメトキシ−2−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がエトキシ−1−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表73
R7がエトキシ−2−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表74
R7が−C(CH3)2−O−CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表75
R7がトリフルオロメトキシメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がメチルチオメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表77
R7がエチルチオメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表78
R7がメチルチオ−1−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表79
R7がメチルチオ−2−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がエチルチオ−1−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表81
R7がエチルチオ−2−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表82
R7が−C(CH3)2−S−CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がトリフルオロメチルチオメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表84
R7がメチルスルフィニルメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表85
R7がエチルスルフィニルメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表86
R7がメチルスルフィニル−1−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がメチルスルフィニル−2−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表88
R7がエチルスルフィニル−1−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表89
R7がエチルスルフィニル−2−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表90
R7が−C(CH3)2−SO−CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がトリフルオロメチルスルフィニルメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表92
R7がメチルスルホニルメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表93
R7がエチルスルホニルメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表94
R7がメチルスルホニル−1−エチル(−CH(CH3)−SO2−CH3)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がメチルスルホニル−2−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表96
R7がエチルスルホニル−1−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表97
R7がエチルスルホニル−2−エチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−C(CH3)2−SO2−CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表99
R7がトリフルオロメチルスルホニルメチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表100
R7が−CH2−N(CH3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表101
R7が−CH2−CH2−N(CH3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−NH2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表103
R7が−N(H)CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表104
R7が−N(CH3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表105
R7が−N(H)CH2CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−N(CH2CH3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表107
R7が−N(H)CH2CHF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表108
R7が−N(H)CH2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表109
R7が−N(H)CH2CH=CH2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−N(H)CH2C≡CHであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表111
R7が−N(H)CH2CNであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表112
R7が−N(H)−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−N(CH3)−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表114
R7が−N(H)−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表115
R7が−N(H)−CH2−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表116
R7が−N(H)−CH2−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−C(O)−N(H)CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表118
R7が−C(O)−N(H)CH2CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表119
R7が−C(O)−N(H)CH2CH2CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表120
R7が−C(O)−N(H)CH(CH3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−C(O)−N(CH3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表122
R7が−C(O)−N(CH2CH3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表123
R7が−C(O)−N(H)CH2CHF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表124
R7が−C(O)−N(H)CH2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−C(O)−N(H)CF2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表126
R7が−C(O)−N(H)CH2CH=CH2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表127
R7が−C(O)−N(H)CH2C≡CHであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−C(O)−N(H)CH2CNであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表129
R7が−C(O)−N(H)−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表130
R7が−C(O)−N(H)−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表131
R7が−C(O)−N(H)−CH2−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−C(O)−N(H)−CH2−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表133
R7が−C(O)−N(H)−フェニルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表134
R7が−C(O)−N(H)−2−ピリジルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表135
R7が−C(O)−N(H)−3−ピリジルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−C(O)−N(H)−4−ピリジルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表137
R7が−CH2−C(O)−N(H)CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表138
R7が−CH2−C(O)−N(H)CH2CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表139
R7が−CH2−C(O)−N(H)CH2CHF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−CH2−C(O)−N(H)CH2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表141
R7が−CH2−C(O)−N(H)CH2CH=CH2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−CH2−C(O)−N(H)CH2C≡CHであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表143
R7が−CH2−C(O)−N(H)CH2CNであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表144
R7が−CH2−C(O)−N(H)−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表145
R7が−CH2−C(O)−N(H)−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−CH2−C(O)−N(H)−CH2−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表147
R7が−CH2−C(O)−N(H)−CH2−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表148
R7が−NH−C(O)−NH2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表149
R7が−NH−C(O)−N(H)CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−NH−C(O)−N(H)CH2CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表151
R7が−NH−C(O)−N(H)CH2CHF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表152
R7が−NH−C(O)−N(H)CH2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表153
R7が−NH−C(O)−N(H)CH2CH=CH2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−NH−C(O)−N(H)CH2C≡CHであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表155
R7が−NH−C(O)−N(H)CH2CNであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表156
R7が−NH−C(O)−N(H)−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−NH−C(O)−N(H)−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表158
R7が−NH−C(O)−N(H)−CH2−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表159
R7が−NH−C(O)−N(H)−CH2−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表160
R7が−CH=N−OCH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−CH=N−OCH2CHF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表162
R7が−CH=N−OCH2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表163
R7が−CH=N−OCH2CH=CH2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表164
R7が−CH=N−OCH2C≡CHであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−CH=N−OCH2CNであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表166
R7が−CH=N−O−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表167
R7が−CH=N−O−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表168
R7が−CH=N−O−CH2−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7が−CH=N−O−CH2−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表170
R7がシアノであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がOCF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表172
R7がOCH2CHF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表173
R7がOCH2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表174
R7がシクロプロピルオキシであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がシクロプロピルメチルオキシであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表176
R7がシクロブチルオキシであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表177
R7がシクロペンチルオキシであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表178
R7がシクロヘキシルオキシであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
R7がアリルオキシ(プロパ−1−エン−3−イルオキシ)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表180
R7がプロパルギルオキシ(プロパ−1−イン−3−イルオキシ)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.1の化合物。
表181〜360
R7が表1〜180において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.2の化合物。
表361〜540
R7が表1〜180において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.3の化合物。
R7が表1〜180において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.4の化合物。
表721〜900
R7が表1〜180において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.5の化合物。
表901〜1080
R7が表1〜180において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.6の化合物。
R9がCH2CHF2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1082
R9がCH2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1083
R9がCF2CF3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1084
R9がアリルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
R9がプロパルギルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1086
R9がシクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1087
R9がシクロブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1088
R9がシクロペンチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
R9がシクロヘキシルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1090
R9がCH2−シクロプロピルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1091
R9がCH2−シクロブチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1092
R9がCH2−シクロペンチルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
R9がCH2−シクロヘキシルであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1094
R9がCH2−(1−シアノシクロプロピル)であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1095
R9がN(H)C(=O)CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
R9がN(H)C(=O)CH2CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1097
R9がN(H)C(=O)CH(CH3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1098
R9がN(CH3)C(=O)CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1099
R9がN(CH3)C(=O)CH2CH3であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
R9がN(CH3)C(=O)CH(CH3)2であり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.7の化合物。
表1101〜1120
R9が表1080〜1100において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.8の化合物。
表1121〜1140
R9が表1080〜1100において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.9の化合物。
表1141〜1160
R9が表1080〜1100において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.10の化合物。
R9が表1080〜1100において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.11の化合物。
表1181〜1200
R9が表1080〜1100において定義されている通りであり、化合物のR2a、R2b及びR2cの組合せが各場合において、表Aの1つの行に相当する、式Ia.12の化合物。
スキーム2
化合物1(R3bは必ずしも水素である必要はない)は、スキーム3に示されている通り、式6の化合物をアミノ化剤と反応させて式5の化合物にし、これが自然に反応して化合物1になることにより、代替的に調製することができる。この反応は、化合物3及び2のそれと同様に行うことができる。
式10の化合物は、式11の化合物
を加水分解することにより好ましくは得られる。
同様にして、式11の化合物は、化合物12を化合物13
同様にして、式12の化合物は、化合物15を化合物16
しかし、R1がCF3である式Iの化合物はさらに、上で定義した通りの式12の化合物を式14の化合物と反応させ、必要に応じて基Aを−NR5R6基に変換することにより調製することができる。
G1、G2及びG3がCHであり、G4がCであり(化合物I.3における場合、例えばI.3Aにおける場合など)、Aが−NR5R6の前駆体である、化合物I’は、以下の通り、基−NR5R6に変換することができる。
G1、G2及びG3がCHであり、G4がCである場合、アミン基−NR5R6は、PdCl2(dppf)などのパラジウム触媒の存在下、炭酸セシウム又はN,N−ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下で、AがCl、Br又はIである化合物I’をアミンNHR5R6と反応させることによるBuchwald−Hartwig反応でさらに導入することができ、上記の反応は、Xantphos(「4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン」)などのホスフィン配位子の存在下であってもよい。
例えば、ケトンI’aは、例えば、Peter G. M. Wuts, Theodora Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, 4th edition, John Wiley & Sons, Inc., 2007において記載されているものなどの、個々の保護基に関して一般に公知の条件下で、アセタールI’cから、又はジチオアセタールI’dから得ることができる。
或いは、アルコールI’eは、次に、例えば、Organic Letters, 2001, 3(20), 3145-3148に記載されている通り、対応するアジドを経てアミンI(R6=H)に変換することができる。
さらに、化合物Iは、オキシムI’b(式中、R6はOR9を表す)を対応するアミン(R5=R6=水素)に還元することにより得ることができる。この転換の場合、好ましいイミンI’bはオキシムである(すなわち=NR6は=N−OR9であり、R9はC1−C4−アルキル(alkly)である)。オキシム(oxim)の対応する遊離アミンへの還元は、例えば、LiAlH4などの金属ヒドリドを使用することにより行うことができる。
一般に、その立体異性体、塩、及びN−オキシドを含む式(I)の化合物、及び合成法におけるその前駆体は、上記の方法により調製することができる。個々の化合物を上記の経路を経て調製することができない場合、他の化合物(I)又は個々の前駆体の誘導体化によって、又は記載されている合成経路の慣用的な改変によって調製することができる。例えば、個々の場合、ある種の式(I)の化合物は、誘導体化によって、例えばエステル加水分解、アミド化、エステル化、エーテルの開裂、オレフィン化、還元、酸化などにより、又は記載されている合成経路の慣用的な改変によって式(I)の他の化合物から有利に調製することができる。
本発明はさらに、無脊椎有害生物を駆除するための農業用組成物であって、殺有害生物作用を有するほどの量の本発明による少なくとも1つの化合物、及び農業的に許容される少なくとも1種の不活性液体及び/又は固形担体、並びに所望の場合、少なくとも1種の界面活性剤を含む、農業用組成物を提供する。
こうした組成物は、本発明の単一の活性化合物、又は本発明のいくつかの活性化合物の混合物を含んでもよい。本発明による組成物は、個々の異性体若しくは異性体の混合物、又は塩、及び個々の互変異性体又は互変異性体の混合物を含んでもよい。
本発明の化合物は、それらの塩、立体異性体及び互変異性体を含めて、クモ形類、多足類(myriapede)及び昆虫、並びに線虫などの節足有害生物を効果的に防除するのに特に適している。それらはとりわけ、以下の有害生物を効果的に駆除又は防除するのに適している。
鱗翅目(鱗翅類(Lepidoptera))の目からの昆虫、例えば、オオケンモン(Acronicta major)、コカクモンハマキ(Adoxophyes orana)、ナカジロシタバ(Aedia leucomelas)、アグロチス属の種(Agrotis spp.)、例えば、アグロチス・フコサ(Agrotis fucosa)、アグロチス・セゲツム(Agrotis segetum)、アグロチス・イプシロン(Agrotis ypsilon)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)、アンティカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アンティカルシア属の種(Anticarsia spp.)、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia conjugella)、ガンマキンウワバ(Autographa gamma)、バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)、ブツカラトリツクス・スルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコエシア・ムリナナ(Cacoecia murinana)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、ケイマトビア・ブルマータ(Cheimatobia brumata)、キロ属の種(Chilo spp.)、例えば、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コリストネウラ・フミフェラナ(Choristoneura fumiferana)、コリストネウラ・オシデンタリス(Choristoneura occidentalis)、シルフィス・ウニプンクタ(Cirphis unipuncta)、ブドウホソハマキ(Clysia ambiguella)、クナファロセルス属の種(Cnaphalocerus spp.)、シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)、デンドロリムス・ピニ(Dendrolimus pini)、ジアファニア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)、ジアトラエア・グランジオセラ(Diatraea grandiosella)、ミスジアオリンガ(Earias insulana)、モロコシマダラメイガ(Elasmopalpus lignosellus)、エフェスチア・カウテラ(Ephestia cautella)、エフェスチア・クエニエラ(Ephestia kuehniella)、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)、ユープロクティス・クリソロエア(Euproctis chrysorrhoea)、エウクソア属の種(Euxoa spp.)、エベトリア・ボウリアナ(Evetria bouliana)、フェルチア属の種(Feltia spp.)、例えば、フェルチア・スブテラネア(Feltia subterranean)、ハチノスツヅリガ(Galleria mellonella)、スモモヒメハマキ(Grapholitha funebrana)、ナシヒメシンクイ(Grapholitha molesta)、ヘリコベルパ属の種(Helicoverpa spp.)、例えば、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)、ヘリオティス属の種(Heliothis spp.)、例えば、ヘリオティス・アルミゲラ(Heliothis armigera)、ヘリオティス・ビレセンス(Heliothis virescens)、ヘリオティス・ゼア(Heliothis zea)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、ヒベルニア・デホリアリア(Hibernia defoliaria)、チャイロマルハキバガ(Hofmannophila pseudospretella)、チャハマキ(Homona magnanima)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、ヒポノメウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、ヒポノメウタ・マリネルス(Hyponomeuta malinellus)、ケイフェリア・リコペルシケラ(Keiferia lycopersicella)、ランブジナ・フィセラリア(Lambdina fiscellaria)、ラフィグマ属の種(Laphygma spp.)、例えば、ラフィグマ・エキシグア(Laphygma exigua)、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)、ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)、リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、リトファネ・アンテンナタ(Lithophane antennata)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)、ロキサグロチス・アルビコスタ(Loxagrotis albicosta)、ロクソステゲ・スチクチカリス(Loxostege sticticalis)、マイマイガ属の種(Lymantria spp.)、例えば、マイマイガ(Lymantria dispar)、ノンネマイマイ(Lymantria monacha)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、オビカレハ(Malacosoma neustria)、マメストラ属の種(Mamestra spp.)、例えば、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、モシス・レパンダ(Mocis repanda)、アワヨトウ(Mythimna separata)、オルギア・プソイドツガタ(Orgyia pseudotsugata)、オリア属の種(Oria spp.)、オストリニア属の種(Ostrinia spp.)、例えば、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、パノリス・フランメア(Panolis flammea)、ペクチノフォラ属の種(Pectinophora spp.)、例えば、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、ニセタマナヤガ(Peridroma saucia)、ファレラ・ブセファラ(Phalera bucephala)、フトリメーア属の種(Phthorimaea spp.)、例えば、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、シロチョウ属の種(Pieris spp.)、例えば、オオモンシロチョウ(Pieris brassicae)、モンシロチョウ(Pieris rapae)、プラチペナ・スカブラ(Plathypena scabra)、プルテッラ・マクリペンニス(Plutella maculipennis)、コナガ(Plutella xylostella)、プロデニア属の種(Prodenia spp.)、プセウダレチア属の種(Pseudaletia spp.)、プソイドプルシア・インクリデンス(Pseudoplusia includens)、ピラウスタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、リアキオニア・フルストラナ(Rhyacionia frustrana)、スクロビパルプラ・アブソルタ(Scrobipalpula absoluta)、バクガ(Sitotroga cerealella)、テングハマキ(Sparganothis pilleriana)、スポドプテラ属の種(Spodoptera spp.)、例えば、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、タウマトポエア・ピチオカンパ(Thaumatopoea pityocampa)、テルメシア・ゲマタリス(Thermesia gemmatalis)、チネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、コイガ(Tineola bisselliella)、トルトリクス・ビリダナ(Tortrix viridana)、トリコプルシア属の種(Trichoplusia spp.)、例えば、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)、及びゼイラフェラ・カナデンシス(Zeiraphera canadensis)、
ゴキブリ(cockroaches)(ゴキブリ目(Blattaria)−ゴキブリ亜目(Blattodea))、例えば、アチェタ・ドメスティカス(Acheta domesticus)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、ブラテラ・アサヒナイ(Blattella asahinae)、ブラテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、グリロタルパ属の種(Gryllotalpa spp.)、マデイラゴキブリ(Leucophaea maderae)、ロクスタ属の種(Locusta spp.)、メラノプルス属の種(Melanoplus spp.)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、コワモンゴキブリ(Periplaneta australasiae)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、クロゴキブリ(Periplaneta fuligginosa)、ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)、
uli)、ネアブラムシ属の種(Phylloxera spp.)、ピエスマ・クアドラタ(Piesma quadrata)、ピエゾドルス属の種(Piezodorus spp.)、例えば、ピエゾドルス・グイルディニ(Piezodorus guildinii)、ハランナガカイガラムシ(Pinnaspis aspidistrae)、プラノコッカス属の種(Planococcus spp.)、プロトプルビナリア・ピリホルミス(Protopulvinaria pyriformis)、プサルス・セリアツス(Psallus seriatus)、シューダシスタ・ぺルセア(Pseudacysta persea)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、プソイドコッカス属の種(Pseudococcus spp.)、例えば、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、キジラミ類の種(Psylla spp.)、例えば、リンゴキジラミ(Psylla mali)、プシラ・ピリ(Psylla piri)、プテロマルス属の種(Pteromalus spp.)、ピリラ属の種(Pyrilla spp.)、クアドラスピディオツス属の種(Quadraspidiotus spp.)、クエサダ・ギガス(Quesada gigas)、ラストロコッカス属の種(Rastrococcus spp.)、レデュビウス・セニリス(Reduvius senilis)、ロドニウス属の種(Rhodnius spp.)、ロパロミズス・アスカロニクス(Rhopalomyzus ascalonicus)、ロパロシファム属の種(Rhopalosiphum spp.)、例えば、ニセダイコンアブラムシ(Rhopalosiphum pseudobrassicas)、リンゴクビレアブラムシ(Rhopalosiphum insertum)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ソガトデス属の種(Sagatodes spp.)、サールベルゲラ・シンギュラリス(Sahlbergella singularis)、サイセチア属の種(Saissetia spp.)、サッパフィス・マラ(Sappaphis mala)、サッパフィス・マリ(Sappaphis mali)、スカホイデス・チタヌス(Scaphoides titanus)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum)、シゾネウラ・ラヌギノサ(Schizoneura lanuginosa)、スコチノフォラ属の種(Scotinophora spp.)、セレナスピズス・アルチクラツス(Selenaspidus articulatus)、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)、ソガタ属の種(Sogata spp.)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、ソルベア・インスラリス(Solubea insularis)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、スチクトセファラ・フェスチナ(Stictocephala festina)、テナラファラ・マラエンシス(Tenalaphara malayensis)、チアンタ属の種(Thyanta spp.)、例えば、チアンタ・ペルジトル(Thyanta perditor)、チブラカ属の種(Tibraca spp.)、チノカリス・カリアエホリアエ(Tinocallis caryaefoliae)、トマスピス属の種(Tomaspis spp.)、トキソプテラ属の種(Toxoptera spp.)、例えば、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、トリアレウロデス(Trialeurodes)属の種、例えば、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、トリアトマ属の種(Triatoma spp.)、トリオザ属の種(Trioza spp.)、チフロシバ属の種(Typhlocyba spp.)、ウナスピス属の種(Unaspis spp.)、例えば、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、及びビテウス・ビチホリ(Viteus vitifolii)、
シミ(silverfish)、マダラシミ(firebrat)(総尾目(Thysanura))、例えば、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)及びテルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica)、
ムカデ(centipedes)(唇脚綱(Chilopoda))、例えば、ジムカデ属の種(Geophilus spp.)、スクティゲラ属の種(Scutigera spp.)、例えば、スクティゲラ・コレオプトラタ(Scutigera coleoptrata)、
ハサミムシ(Earwigs)(革翅目(Dermaptera))、例えば、ヨーロッパクギヌキハサミムシ(forficula auricularia)、
シラミ(lice)(シラミ目(Phthiraptera))、例えば、ダマリニア属の種(Damalinia spp.)、シラミ属の種(Pediculus spp.)、例えば、アタマジラミ(Pediculus humanus capitis)、コロモジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケジラミ(Pthirus pubis)、ブタジラミ属の種(Haematopinus spp.)、例えば、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)、ケモノホソジラミ属の種(Linognathus spp.)、例えば、ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、ウシハジラミ(Bovicola bovis)、ニワトリハジラミ(Menopon gallinae)、ニワトリオオハジラミ(Menacanthus stramineus)及びケブカウシジラミ(Solenopotes capillatus)、ケモノハジラミ属の種(Trichodectes spp.)、
トビムシ(springtails)(トビムシ目(Collembola))、例えば、オニキウルス(Onychiurus)亜種、例えば、オニキウルス・アルマツス(Onychiurus armatus)。
本発明の化合物は、その塩、立体異性体及び互変異性体を含めて、総翅目(Thysanoptera)、双翅目(Diptera)(とりわけハエ、カ)、膜翅目(Hymenoptera)(とりわけ、アリ)、及び等翅目(Isoptera)(とりわけシロアリ)の昆虫を防除するのにさらに有用である。
本発明はまた、補助剤、及び本発明による少なくとも1種の化合物Iを含む農薬組成物にも関する。
農薬組成物は、殺有害生物有効量の化合物Iを含む。用語「有効量」とは、栽培植物に対する有害な菌を防除するため、又は材料の保護において十分であり、及び処理された植物に実質的な損害をもたらさない、組成物又は化合物Iの量を意味する。こうした量は、広い範囲内で変えることができ、防除すべき種、処理される栽培植物又は資材、気候条件及び使用される特定の化合物Iなどの様々な要因に依存する。
適切な補助剤は、溶媒、液体担体、固体担体又は充てん剤、界面活性剤、分散剤、乳化剤、湿潤剤、アジュバント、可溶化剤、浸透促進剤、保護コロイド、粘着剤、増粘剤、保湿剤、忌避剤、誘引剤、摂食刺激物質、相溶剤、殺菌剤、抗凍結剤、抗発泡剤、着色剤、粘着付与剤及び結合剤である。
適切な溶媒及び液体担体は、水並びに有機溶媒、例えば、中〜高沸点の鉱物油留分(例えば灯油、ディーゼル油)、植物又は動物由来の油、脂肪族炭化水素、環式炭化水素及び芳香族炭化水素(例えば、トルエン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン)、アルコール(例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール)、グリコール、DMSO、ケトン(例えば、シクロヘキサノン)、エステル(例えば、乳酸エステル、炭酸エステル、脂肪酸エステル、ガンマ−ブチロラクトン)、脂肪酸、ホスホン酸エステル、アミン、アミド(例えば、N−メチルピロリドン、脂肪酸ジメチルアミド)、及びそれらの混合物である。
適切な界面活性剤は、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性及び両性界面活性剤、ブロックポリマー、高分子電解質、及びそれらの混合物などの表面活性化合物である。こうした界面活性剤は、乳化剤、分散剤、可溶化剤、湿潤剤、浸透促進剤、保護コロイド、又はアジュバントとして使用することができる。界面活性剤の例は、McCutcheon's, Vol.1: Emulsifiers & Detergents, McCutcheon's Directories, Glen Rock, USA, 2008 (International Ed. or North American Ed.)に列挙されている。
適切なアジュバントは、それ自体無視できる程の殺有害生物活性しか有していないか又は殺有害生物活性さえ有しておらず、標的に対する化合物Iの生物的性能を改善する化合物である。例は、界面活性剤、鉱物油又は植物油、及び他の補助剤である。さらなる例は、Knowles, Adjuvants and additives, Agrow Reports DS256, T&F Informa UK, 2006, chapter 5により列挙されている。
適切な殺菌剤は、ブロノポール、並びにアルキルイソチアゾリノン及びベンゾイソチアゾリノンなどのイソチアゾリノン誘導体である。
適切な抗凍結剤は、エチレングリコール、プロピレングリコール、尿素及びグリセリンである。
適切な抗発泡剤は、シリコーン、長鎖アルコール、及び脂肪酸の塩である。
適切な粘着付与剤又は結合剤は、ポリビニルピロリドン(polyvinylpyrrolidons)、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、生物又は合成ワックス、及びセルロースエーテルである。
i)水溶剤(SL、LS)
10〜60質量%の本発明による化合物I、及び5〜15質量%の湿潤剤(例えば、アルコールアルコキシレート)を水、及び/又は水溶性溶媒(例えば、アルコール)に溶解し、100質量%にする。活性物質は、水で希釈すると溶解する。
ii)分散製剤(DC)
5〜25質量%の本発明による化合物I、及び1〜10質量%の分散剤(例えば、ポリビニルピロリドン)を有機溶媒(例えば、シクロヘキサノン)に溶解し、100質量%にする。水で希釈すると分散液が得られる。
iii)乳剤(EC)
15〜70質量%の本発明による化合物I、及び5〜10質量%の乳化剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシレート)を水不溶性有機溶媒(例えば、芳香族炭化水素)に溶解し、100質量%にする。水で希釈するとエマルションが得られる。
5〜40質量%の本発明による化合物I、及び1〜10質量%の乳化剤(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシレート)を20〜40質量%の水不溶性有機溶媒(例えば、芳香族炭化水素)に溶解する。この混合物を、乳化装置により水に導入して100質量%にし、均一なエマルションにする。水で希釈するとエマルションが得られる。
v)懸濁製剤(SC、OD、FS)
撹拌したボールミル内で、20〜60質量%の本発明による化合物Iを、2〜10質量%の分散剤及び湿潤剤(例えば、リグノスルホン酸ナトリウム及びアルコールエトキシレート)、0.1〜2質量%の増粘剤(例えば、キサンタンガム)、及び100質量%になる水を加えて細砕すると、活性物質の微細懸濁液が得られる。水で希釈すると、活性物質の安定な懸濁液が得られる。FSタイプの組成物に関すると、最大40質量%の結合剤(例えば、ポリビニルアルコール)が添加される。
vi)顆粒水和剤及び顆粒水溶剤(WG、SG)
50〜80質量%の本発明による化合物Iを分散剤及び湿潤剤(例えば、リグノスルホン酸ナトリウム及びアルコールエトキシレート)を添加して微粉砕し、100質量%にして、専用の装置(例えば、押出器、噴霧塔、流動床)により顆粒水和剤又は顆粒水溶剤として調製する。水で希釈すると活性物質の安定な分散液又は溶液が得られる。
ローターステーターミル(rotor−stator mill)内で、50〜80質量%の本発明による化合物Iに1〜5質量%の分散剤(例えば、リグノスルホン酸ナトリウム)、1〜3質量%の湿潤剤(例えば、アルコールエトキシレート)、及び固体担体(例えば、シリカゲル)を添加して粉砕し、100質量%にする。水で希釈すると活性物質の安定な分散液又は溶液が得られる。
撹拌したボールミル内で、5〜25質量%の本発明による化合物Iを、3〜10質量%の分散剤(例えば、リグノスルホン酸ナトリウム)、1〜5質量%の増粘剤(例えば、カルボキシメチルセルロース)、及び100質量%になる水を添加して細砕すると、活性物質の微細懸濁液が得られる。水で希釈すると活性物質の安定な懸濁液が得られる。
iv)マイクロエマルション製剤(ME)
5〜20質量%の本発明による化合物Iを5〜30質量%の有機溶媒ブレンド(例えば、脂肪酸ジメチルアミド及びシクロヘキサノン)、10〜25質量%の界面活性剤ブレンド(例えば、アルコール(alkohol)エトキシレート及びアリールフェノールエトキシレート)、及び100質量%になる水に加える。この混合物を1時間撹拌すると、熱力学的に安定したマイクロエマルションを自然に生じる。
5〜50質量%の本発明による化合物I、0〜40質量%の水不溶性有機溶媒(例えば、芳香族炭化水素)、2〜15質量%のアクリルモノマー(例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸、及びジ又はトリアクリレート)を含む油相を保護コロイド(例えば、ポリビニルアルコール)の水溶液に分散させる。ラジカル開始剤により開始されるラジカル重合により、ポリ(メタ)アクリレートのマイクロカプセルが形成する。或いは、5〜50質量%の本発明による化合物I、0〜40質量%の水不溶性有機溶媒(例えば、芳香族炭化水素)、及びイソシアネートモノマー(例えば、ジフェニルメテン−4,4’−ジイソシアネート(diphenylmethene−4,4’−diisocyanatae))を含む油相を保護コロイド(例えば、ポリビニルアルコール)の水溶液に分散させる。ポリアミン(例えば、ヘキサメチレンジアミン)の添加により、ポリ尿素のマイクロカプセルが形成する。モノマーは、合計1〜10質量%になる。質量%は、CS組成物の総量に関する。
1〜10質量%の本発明による化合物Iを微粉砕し、100質量%になる固体担体(例えば、微粉砕カオリン)と一緒に十分混合する。
x)粒剤(GR、FG)
0.5〜30質量%の本発明による化合物Iを微粉砕し、100質量%になる固体担体(例えば、シリケート)と一緒にする。顆粒は、押出し、スプレードライ、又は流動床により得られる。
xi)超微量溶液剤(UL)
1〜50質量%の本発明による化合物Iを有機溶媒(例えば、芳香族炭化水素)に溶解し、100質量%にする。
組成物タイプi)〜xi)は、0.1〜1質量%の殺菌剤、5〜15質量%の抗凍結剤、0.1〜1質量%の抗発泡剤、及び0.1〜1質量%の着色剤などのさらなる補助剤を含んでいてもよい。
農薬組成物は、一般に、0.01〜95質量%の間、好ましくは0.1〜90質量%の間、特に0.5〜75質量%の間の活性物質を含む。これらの活性物質は、90%〜100%、好ましくは95%〜100%(NMRスペクトルによる)の純度で使用される。
植物繁殖材料(特に、種子)を処理するためには、種子処理用水溶剤(LS)、サスポエマルション(SE)、フロアブル剤(FS)、乾燥処理用粉剤(DS)、スラリー処理用水和剤(WS)、粉末水溶剤(SS)、エマルション製剤(ES)、乳剤(EC)、及びゲル製剤(GF)を一般に使用する。対象の本組成物は、2〜10倍希釈した後、即時使用可能な調製物中に0.01〜60質量%、好ましくは0.1〜40質量%の活性物質濃度をもたらす。施用は、播種前又は播種中に実施することができる。化合物I及びその組成物をそれぞれ、植物繁殖材料、とりわけ種子に施用する方法には、植物繁殖材料に粉衣する方法、植物繁殖材料をコーティングする方法、植物繁殖材料をペレット化する方法、植物繁殖材料に散粉する方法、植物繁殖材料を浸漬する方法、及び植物繁殖材料に畝間施用する方法が含まれる。好ましくは、化合物I又はその組成物はそれぞれ、発芽が誘発されないような方法によって、例えば種子粉衣、種子ペレット化、種子コーティング及び種子への散粉によって、植物繁殖材料に施用される。
種子などの植物繁殖材料の処理(例えば、種子に散粉する、コーティングする、又は種子を浸漬する)において、植物繁殖材料(好ましくは、種子)100キログラムあたり、0.1〜1000g、好ましくは1〜1000g、より好ましくは1〜100g、最も好ましくは5〜100gの量の活性物質が一般に必要である。
材料又は貯蔵生産物の保護において使用する場合、施用される活性物質の量は、施用区域の種類及び所望の効果に依存する。材料の保護において慣用的に施用される量は、処理される材料1立方メートルあたり、0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgの活性物質である。
使用者は、本発明による組成物を、通常、事前に投与量を設定できる(predosage)デバイス、背負い式噴霧器、噴霧タンク、噴霧飛行機、又は灌漑システムから施用する。通常、農薬組成物は、所望の施用濃度にするための水、緩衝剤、及び/又はさらなる補助剤により構成され、こうして本発明による即時使用可能な噴霧用液又は農薬組成物が得られる。通常、農業的に有用な区域1ヘクタールあたり、即時使用可能な噴霧用液20〜2000リットル、好ましくは50〜400リットルが施用される。
さらなる実施形態では、本発明による組成物の個々の成分又は一部事前混合済み成分(例えば、化合物I及び/又はグループM)若しくはF)(以下を参照されたい)からの活性物質を含む成分)のどちらか一方を、噴霧タンク中で使用者により混合してもよく、さらなる補助剤及び添加剤を適宜加えてもよい。
M.1A カルバメート系、例えばアルジカルブ、アラニカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、ホルメタネート、フラチオカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メトミル、メトルカルブ、オキサミル、ピリミカルブ、プロポクスル、チオジカルブ、チオファノクス、トリメタカルブ、XMC、キシリルカルブ、及びトリアザメート;
又は、以下の分類からのもの
M.2A 例えばエンドスルファン又はクロルダンとしてのシクロジエン有機塩素化合物;
又は
M.2B 例えばエチプロール、フィプロニル、フルフィプロール、ピラフルプロール及びピリプロールとしてのフィプロール系(フェニルピラゾール系);
M.3 以下の分類からのナトリウムチャネルモジュレーター
M.3A ピレスロイド系、例えばアクリナトリン、アレトリン、d−シス−トランスアレトリン、d−トランスアレトリン、ビフェントリン、ビオアレトリン、ビオアレトリン S−シクロペンテニル、バイオレスメトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ−シフルトリン、シハロトリン、ラムダ−シハロトリン、ガンマ−シハロトリン、シペルメトリン、アルファ−シペルメトリン、ベータ−シペルメトリン、シータ−シペルメトリン、ゼータ−シペルメトリン、シフェノトリン、デルタメトリン、エンペントリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロクス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、タウ−フルバリネート、ハルフェンプロクス、イミプロトリン、メペルフルトリン、メトフルトリン、モンフルオロトリン、ペルメトリン、フェノトリン、プラレトリン、プロフルトリン、ピレトリン(ピレトルム)、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、テトラメチルフルトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、及びトランスフルトリン;又は
M.3B DDT又はメトキシクロルなどのナトリウムチャネルモジュレーター;
M.4 以下の分類からのニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト(nAChR)
M.4A ネオニコチノイド系、例えばアセタミプリド(acteamiprid)、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、及びチアメトキサム;又は化合物
M.4A.1:1−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−9−ニトロ−(5S,8R)−5,8−エポキシ−1H−イミダゾ[1,2−a]アゼピン;又は
M.4A.2:1−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−2−ニトロ−1−[(E)−ペンチリデンアミノ]グアニジン;又は
M4.A.3:1−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−7−メチル−8−ニトロ−5−プロポキシ−3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン;
又はM.4B ニコチン。
M.6 アベルメクチン系及びミルベマイシン系、例えばアバメクチン、エマメクチン安息香酸、イベルメクチン、レピメクチン又はミルベメクチンの分類からの塩素イオンチャネル活性化剤;
M.7 以下などの幼若ホルモン類似物
M7A ヒドロプレン、キノプレン及びメトプレンとしての幼若ホルモン類似体;又は、M.7B フェノキシカルブ、又はM.7C ピリプロキシフェンとしての他のもの;
M8A 臭化メチル及び他のハロゲン化アルキルとしてのハロゲン化アルキル、又は
M.8B クロロピクリン、又はM.8C フッ化スルフリル、又はM.8D ホウ砂、又はM.8E 吐酒石;
M.9 同翅目選択的摂食遮断剤、例えば
M.9B ピメトロジン、又はM.9C フロニカミド;
M.10 ダニ成長阻害剤、例えば
M.10A クロフェンテジン、ヘキシチアゾクス、及びジフロビダジン、又はM.10B エトキサゾール;
M.12 ミトコンドリアのATPシンターゼの阻害剤、例えば、
M.12A ジアフェンチウロン、又は
M.12B 有機スズ殺ダニ剤、例えば、アゾシクロチン、シヘキサチン若しくは酸化フェンブタスズ、又はM.12C プロパルギット、又はM.12D テトラジホン;
M.13 プロトン勾配の撹乱による酸化的リン酸化の脱共役剤、例えばクロルフェナピル、DNOC、又はスルフラミド;
M.15 例えば、ビストリフルロン、クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン、又はトリフルムロンとしてのベンゾイル尿素などのキチン生合成タイプ0の阻害剤;
M.16 例えば、ブプロフェジンとしてのキチン生合成タイプ1の阻害剤;
M.17 例えば、シロマジンとしての脱皮攪乱物質、双翅類(Dipteran);
M.18 ジアシルヒドラジン系、例えばメトキシフェノジド、テブフェノジド、ハロフェノジド、フフェノジド、又はクロマフェノジドなどのエクジソン受容体アゴニスト;
M.19 例えば、アミトラズとしてのオクトパミン受容体アゴニスト;
M.20 ミトコンドリア複合体III電子伝達阻害剤、例えば、
M.20A ヒドラメチルノン、又はM.20B アセキノシル、又はM.20C フルアクリピリム;
M.21A フェナザクイン、フェンピロキシメート、ピリミジフェン、ピリダベン、テブフェンピラド、若しくはトルフェンピラドなどのMETI殺ダニ剤及び殺虫剤、又はM.21B ロテノン;
M.22 電位依存ナトリウムチャネル遮断剤、例えば
M.22A インドキサカルブ、又はM.22B メタフルミゾン又はM.22C 1−[(E)−[2−(4−シアノフェニル)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチリデン]アミノ]−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]尿素;
M.23 アセチルCoAカルボキシラーゼの阻害剤、例えば、テトロン酸及びテトラミン酸誘導体、例えば、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、又はスピロテトラマト;
M.24 ミトコンドリア複合体IV電子伝達阻害剤、例えば
M.24A リン化アルミニウム、リン化カルシウム、ホスフィンなどのホスフィン、若しくはリン化亜鉛、又はM.24B シアニド。
M.28 例えば、フルベンジアミド、クロラントラニリプロール(rynaxypyr(登録商標))、シアントラニリプロール(cyazypyr(登録商標))としてのジアミド系、又は、フタルアミド化合物
の分類からのリアノジン受容体モジュレーター、
M.28.1:(R)−3−クロロ(Chlor)−N1−{2−メチル−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ(tetrafluor)−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル}−N2−(1−メチル−2−メチルスルホニルエチル)フタルアミド(phthalamid)、及び
M.28.2:(S)−3−クロロ−N1−{2−メチル−4−[1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル]フェニル}−N2−(1−メチル−2−メチルスルホニルエチル)フタルアミド、又は以下の化合物
M.28.3:3−ブロモ−N−{2−ブロモ−4−クロロ−6−[(1−シクロプロピルエチル)カルバモイル]フェニル}−1−(3−クロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド(提案されるISO名:シクラニリプロール)、又は以下の化合物
M.28.5a)N−[4,6−ジクロロ−2−[(ジエチル−λ−4−スルファニリデン)カルバモイル]−フェニル]−2−(3−クロロ−2−ピリジル)−5−(トリフルオロメチル)ピラゾール−3−カルボキサミド;
M.28.5b)N−[4−クロロ−2−[(ジエチル−λ−4−スルファニリデン)カルバモイル]−6−メチル−フェニル]−2−(3−クロロ−2−ピリジル)−5−(トリフルオロメチル)ピラゾール−3−カルボキサミド;
M.28.5c)N−[4−クロロ−2−[(ジ−2−プロピル−λ−4−スルファニリデン)カルバモイル]−6−メチル−フェニル]−2−(3−クロロ−2−ピリジル)−5−(トリフルオロメチル)ピラゾール−3−カルボキサミド;
M.28.5d)N−[4,6−ジクロロ−2−[(ジ−2−プロピル−λ−4−スルファニリデン)カルバモイル]−フェニル]−2−(3−クロロ−2−ピリジル)−5−(トリフルオロメチル)ピラゾール−3−カルボキサミド;
M.28.5e)N−[4,6−ジクロロ−2−[(ジエチル−λ−4−スルファニリデン)カルバモイル]−フェニル]−2−(3−クロロ−2−ピリジル)−5−(ジフルオロメチル)ピラゾール−3−カルボキサミド;
M.28.5g)N−[4−クロロ−2−[(ジ−2−プロピル−λ−4−スルファニリデン)カルバモイル]−6−シアノ−フェニル]−2−(3−クロロ−2−ピリジル)−5−(トリフルオロメチル)ピラゾール−3−カルボキサミド;
M.28.5h)N−[4,6−ジブロモ−2−[(ジエチル−λ−4−スルファニリデン)カルバモイル]−フェニル]−2−(3−クロロ−2−ピリジル)−5−(トリフルオロメチル)ピラゾール−3−カルボキサミド;
M.28.5i)N−[2−(5−アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−4−クロロ−6−メチル−フェニル]−5−ブロモ−2−(3−クロロ−2−ピリジル)ピラゾール−3−カルボキサミド;
M.28.5j)5−クロロ−2−(3−クロロ−2−ピリジル)−N−[2,4−ジクロロ−6−[(1−シアノ−1−メチル−エチル)カルバモイル]フェニル]ピラゾール−3−カルボキサミド;
M.28.5l)N−[2−(tert−ブチルカルバモイル)−4−クロロ−6−メチル−フェニル]−2−(3−クロロ−2−ピリジル)−5−(フルオロメトキシ)ピラゾール−3−カルボキサミド;又はM.28.6 N2−(1−シアノ−1−メチル−エチル)−N1−(2,4−ジメチルフェニル)−3−ヨード−フタルアミド;又は
M.28.7 3−クロロ−N2−(1−シアノ−1−メチル−エチル)−N1−(2,4−ジメチルフェニル)フタルアミドから選択される化合物。
M.UN.X.1:4−[5−(3,5−ジクロロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−[(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−メチル]−ベンズアミド、又は以下の化合物
M.UN.X.2:シクロプロパン酢酸、1,1’−[(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)−4−[[(2−シクロプロピルアセチル)オキシ]メチル]−1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b−デカヒドロ−12−ヒドロキシ−4,6a,12b−トリメチル−11−オキソ−9−(3−ピリジニル)−2H,11H−ナフト[2,1−b]ピラノ[3,4−e]ピラン−3,6−ジイル]エステル、又は以下の化合物
M.UN.X.4:3−(4’−フルオロ−2,4−ジメチルビフェニル−3−イル)−4−ヒドロキシ−8−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン、又は以下の化合物
M.UN.X.5:1−[2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル]−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン、又はバチルス・フィルムス(bacillus firmus)(Votivo、I−1582)を基にした活性物(active)、又は
M.UN.X.6;M.UN.X.6a)(E/Z)−N−[1−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−2−ピリジリデン]−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド;
M.UN.X.6b)(E/Z)−N−[1−[(6−クロロ−5−フルオロ−3−ピリジル)メチル]−2−ピリジリデン]−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド;
M.UN.X.6c)(E/Z)−2,2,2−トリフルオロ−N−[1−[(6−フルオロ−3−ピリジル)メチル]−2−ピリジリデン]アセトアミド;
M.UN.X.6e)(E/Z)−N−[1−[1−(6−クロロ−3−ピリジル)エチル]−2−ピリジリデン]−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド;
M.UN.X.6f)(E/Z)−N−[1−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−2−ピリジリデン]−2,2−ジフルオロ−アセトアミド;
M.UN.X.6g)(E/Z)−2−クロロ−N−[1−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−2−ピリジリデン]−2,2−ジフルオロ−アセトアミド;
M.UN.X.6h)(E/Z)−N−[1−[(2−クロロピリミジン−5−イル)メチル]−2−ピリジリデン]−2,2,2−トリフルオロ−アセトアミド及び
M.UN.X.6i)(E/Z)−N−[1−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−2−ピリジリデン]−2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−プロパンアミド)の群から選択される化合物、
又は、化合物
M.UN.X.7:3−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−オキソ−1−(ピリミジン−5−イルメチル)ピリド[1,2−a]ピリミジン−1−イウム−2−オレート;又は
M.UN.X.8:8−クロロ−N−[2−クロロ−5−メトキシフェニル)スルホニル]−6−トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミド;又は
M.UN.X.9:4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−(1−オキソチエタン−3−イル)ベンズアミド;又は
M.UN.X.10:5−[3−[2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロアリルオキシ)フェノキシ]プロポキシ]−1H−ピラゾール;又は
M.UN.X.11:4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−[2−オキソ−2−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)エチル]ベンズアミド;又は
M.UN.X.12:4−[5−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−N−[2−オキソ−2−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)エチル]ナフタレン−1−カルボキサミド。
好ましいさらなる有害生物活性成分は、IRACのグループ1であるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤であり、本明細書ではグループ1A(カルバメート系)からのチオジカルブ、メトミル及びカルバリル、グループ1B(有機リン系)からのとりわけアセフェート、クロルピリホス(Chlorpyriphos)及びジメトエート、グループ2Bからのフィプロール系、ここではとりわけエチプロール及びフィプロニル、グループ3からのピレスロイド系、ここではとりわけラムダ−シハロトリン、アルファ−シペルメトリン又はデルタメトリン、並びにグループ4Aからのネオニコチノイド系、ここではとりわけアセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド又はティオメトキサムから選択されるものである。
エウスキスツス(Euschistus)、例えば
エウスキスツス・へロス(Euschistus heros)の相乗的防除(コルビーの式による)を示す可能性がある。
本発明による化合物と組み合わせて使用することができる、以下の活性物質のリストFは、可能な組合せを例示することを意図しており、それらを限定するものではない。
F.I−1)Qo部位における複合体IIIの阻害剤:
ストロビルリン系:アゾキシストロビン、コウメトキシストロビン、コウモキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン、フルオキサストロビン、クレソキシム−メチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピリベンカルブ、トリクロピリカルブ/クロロジンカルブ、トリフロキシストロビン、2−[2−(2,5−ジメチル−フェノキシメチル)−フェニル]−3−メトキシ−アクリル酸メチルエステル及び2(2−(3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−メチル−アリリデンアミノオキシメチル)−フェニル)−2−メトキシイミノ−Nメチル−アセトアミド;
オキサゾリジンジオン系及びイミダゾリノン系:ファモキサドン、フェナミドン;
カルボキシアニリド系:ベノダニル、ベンゾビンジフルピル、ビキサフェン、ボスカリド、カルボキシン、フェンフラム、フェンヘキサミド、フルオピラム、フルトラニル、フラメトピル、イソピラザム、イソチアニル、メプロニル、オキシカルボキシン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、セダキサン、テクロフタラム、チフルザミド、チアジニル、2−アミノ−4メチル−チアゾール−5−カルボキシアニリド、N−(3’,4’,5’トリフルオロビフェニル−2−イル)−3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(フルキサピロキサド)、N−(4’−トリフルオロメチルチオビフェニル−2−イル)−3ジフルオロメチル−1−メチル−1Hピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2−(1,3,3−トリメチル−ブチル)−フェニル)−1,3−ジメチル−5フルオロ−1H−ピラゾール−4カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(トリフルオロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1,3−ジメチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(トリフルオロメチル)−1,5−ジメチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1,5−ジメチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1,3,5−トリメチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(トリフルオロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1,3−ジメチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(トリフルオロメチル)−1,5−ジメチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、3−(ジフルオロメチル)−1,5−ジメチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド、1,3,5−トリメチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド;
及び有機金属化合物を含むもの:フェンチンアセテート、塩化フェンチン又は水酸化フェンチンなどのフェンチン塩;
F.II−1)C14デメチラーゼ阻害剤(DMI殺菌剤、例えばトリアゾール系、イミダゾール系)
トリアゾール系:アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、パクロブトラゾール、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリチコナゾール、ウニコナゾール、1−[rel−(2S;3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−オキシラニルメチル]−5−チオシアナト−1H−[1,2,4]トリアゾール、2−[rel−(2S;3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−オキシラニルメチル]−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−チオール;
イミダゾール系:イマザリル、ペフラゾエート、オキスポコナゾール、プロクロラズ、トリフルミゾール;
ピリミジン系、ピリジン系及びピペラジン系:フェナリモール、ヌアリモール、ピリフェノックス、トリホリン、1−[rel−(2S;3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−オキシラニルメチル]−5−チオシアナト−1H−[1,2,4]トリアゾール、2−[rel−(2S;3R)−3−(2−クロロフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−オキシラニルメチル]−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−チオール;
モルホリン系:アルジモルフ、ドデモルフ、ドデモルフ−アセテート、フェンプロピモルフ、トリデモルフ;
ピペリジン系:フェンプロピジン;ピペラリン、スピロケタラミン系:スピロキサミン;
F.II−3)3−ケトレダクターゼの阻害剤:ヒドロキシアニリド系:フェンヘキサミド;
F.III−1)RNA、DNA合成
フェニルアミド系又はアシルアミノ酸殺菌剤:ベナラキシル、ベナラキシル−M、キララキシル、メタラキシル、メタラキシル−M(メフェノキサム)、オフラセ、オキサジキシル;
イソオキサゾール系及びイソチアゾロン系:ヒメキサゾール、オクチリノン;
F.III−2)DNAトポイソメラーゼ阻害剤:オキソリン酸;
F.III−3)ヌクレオチド代謝(例えばアデノシン−デアミナーゼ)、ヒドロキシ(2−アミノ)−ピリミジン系:ブピリメート;
F.IV−1)チューブリン阻害剤:ベンゾイミダゾール系及びチオファネート系:ベノミル、カルベンダジム、フベリダゾール、チアベンダゾール、チオファネート−メチル;
チアゾロピリミジン系:5−クロロ−7(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5a]ピリミジン;
F.IV−2)他の細胞分裂阻害剤
ベンズアミド系及びフェニルアセトアミド系:ジエトフェンカルブ、エタボキサム、ペンシクロン、フルオピコリド、ゾキサミド;
F.IV−3)アクチン阻害剤:ベンゾフェノン系:メトラフェノン、ピリオフェノン;
F.V−1)メチオニン合成阻害剤(アニリノ−ピリミジン系)
アニリノ−ピリミジン系:シプロジニル、メパニピリム、ニトラピリン、ピリメタニル;
F.V−2)タンパク質合成阻害剤(アニリノ−ピリミジン系)
抗生物質:ブラスチシジン−SS、カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩−水和物、ミルジオマイシン、ストレプトマイシン、オキシテトラサイクリン、ポリオキシン、バリダマイシンA;
F.VI−1)MAP/ヒスチジンキナーゼ阻害剤(例えば、アニリノ−ピリミジン系)
ジカルボキシイミド系:フルオロイミド、イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン;
フェニルピロール系:フェンピクロニル、フルジオキソニル;
F.VI−2)Gタンパク質阻害剤:キノリン系:キノキシフェン;
F.VII−1)リン脂質生合成阻害剤
有機リン化合物:エジフェンホス、イプロベンホス、ピラゾホス;
ジチオラン系:イソプロチオラン;
F.VII−2)脂質過酸化:芳香族炭化水素系:ジクロラン、キントゼン、テクナゼン、トルクロホス−メチル、ビフェニル、クロロネブ、エトリジアゾール;
F.VII−3)カルボキシル酸アミド系(CAA殺菌剤)
ケイ皮酸アミド系又はマンデル酸アミド系:ジメトモルフ、フルモルフ、マンジプロアミド、ピリモルフ;
バリンアミドカルバメート系:ベンチアバリカルブ、イプロバリカルブ、ピリベンカルブ、バリフェナレート及びN−(1−(1−(4−シアノ−フェニル)エタンスルホニル)−ブタ−2−イル)カルバミン酸(4−フルオロフェニル)エステル;
F.VII−4)細胞膜透過性及び脂肪酸に影響を及ぼす化合物:
1−[4−[4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−イソオキサゾリル]−2−チアゾリル]−1−ピペリジニル]−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン、カルバメート系:プロパモカルブ、プロパモカルブ−塩酸塩、
F.VII−5)脂肪酸アミドヒドロラーゼ阻害剤:1−[4−[4−[5−(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−イソオキサゾリル]−2−チアゾリル]−1−ピペリジニル]−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン;
F.VIII−1)無機活性物質:ボルドー混合液、酢酸銅、水酸化銅、オキシ塩化銅、塩基性硫酸銅、硫黄;
F.VIII−2)チオ及びジチオカルバメート系:フェルバム、マンコゼブ、マネブ、メタム、メタスルホカルブ、メチラム、プロピネブ、チラム、ジネブ、ジラム;
F.VIII−3)有機塩素化合物(例えば、フタルイミド系、スルファミド系、クロロニトリル系):
アニラジン、クロロタロニル、カプタホル、カプタン、フォルペット、ジクロフルアニド、ジクロロフェン、フルスルファミド、ヘキサクロロベンゼン、ペンタクロロフェノール及びその塩、フタリド、トリルフルアニド、N−(4−クロロ−2−ニトロ−フェニル)−N−エチル−4−メチル−ベンゼンスルホンアミド;
F.VIII−4)グアニジン系及び他のもの:グアニジン、ドジン、ドジン遊離塩基、グアザチン、グアザチン−アセテート、イミノクタジン、イミノクタジン−トリアセテート、イミノクタジン−トリス(アルベシレート)、2,6−ジメチル−1H,5H−[1,4]ジチイノ[2,3−c:5,6−c’]ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトラオン;
F.VIII−5)アントラキノン(Ahtraquinone)系:ジチアノン;
F.IX−1)グルカンの合成阻害剤:バリダマイシン、ポリオキシンB;
F.IX−2)メラニン合成阻害剤:ピロキロン、トリシクラゾール、カルプロパミド、ジシクロメット、フェノキサニル;
F.X−1)サリチル酸経路:アシベンゾラル−S−メチル;
F.X−2)他のもの:プロベナゾール、イソチアニル、チアジニル、プロヘキサジオン−カルシウム;
ホスホネート系:ホセチル、ホセチル−アルミニウム、亜リン酸及びその塩;
アンペロミセス・クイスクアリス(Ampelomyces quisqualis)(例えば、AQ10(登録商標)、Intrachem Bio GmbH&Co.KG、ドイツ)、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus)(例えば、AFLAGUARD(登録商標)、Syngenta、スイス)、アウレオバシディウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)(例えば、BOTECTOR(登録商標)、bio−ferm GmbH、ドイツ)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)(例えば、SONATA(登録商標)及びBALLAD(登録商標)PlusにおけるNRRL受託番号B−30087、AgraQuest Inc.、米国)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)(例えば、RHAPSODY(登録商標)、SERENADE(登録商標)MAX及びSERENADE(登録商標)ASOにおける単離物NRRL−Nr.B−21661、AgraQuest Inc.、米国)、バチルス・スブチリス変種アミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var.amyloliquefaciens)FZB24(例えば、TAEGRO(登録商標)、Novozyme Biologicals,Inc.、米国)、カンディダ・オレオフィラ(Candida oleophila)I−82(例えば、ASPIRE(登録商標)、Ecogen Inc.、米国)、カンディダ・サイトアナ(Candida saitoana)(例えば、BIOCURE(登録商標)(リゾチームとの混合物中)及びBIOCOAT(登録商標)、Micro Flo Company、米国(BASF SE)及びArysta)、キトサン(例えば、ARMOUR−ZEN、BotriZen Ltd.、ニュージーランド)、グリオクラディウム・カテヌラツム(Gliocladium catenulatum)とも呼ばれる、クロノスタキス・ロゼアf.カテヌラタ(Clonostachys rosea f.catenulata)(例えば、単離物J1446:PRESTOP(登録商標)、Verdera、フィンランド)、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)(例えば、CONTANS(登録商標)、Prophyta、ドイツ)、クリホネクトリア・パラシチカ(Cryphonectria parasitica)(例えば、エンドチア・パラシチカ(Endothia parasitica)、CNICM、フランス)、クリプトコックス・アルビドゥス(Cryptococcus albidus)(例えば、YIELD PLUS(登録商標)、Anchor Bio−Technologies、南アフリカ)、フサリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)(例えば、BIOFOX(登録商標)、S.I.A.P.A.、イタリア、FUSACLEAN(登録商標)、Natural Plant Protection、フランス)、メトスチニコビア・フルクチコラ(Metschnikowia fructicola)(例えば、SHEMER(登録商標)、Agrogreen、イスラエル)、ミクロドキウム・ジメルム(Michrodochium dimerum)(例えば、ANTIBOT(登録商標)、Agrauxine、フランス)、プレビオプシス・ギガンテア(Phlebiopsis gigantea)(例えば、ROTSOP(登録商標)、Verdera、フィンランド)、シュードジマ・フロクロサ(Pseudozyma flocculosa)(例えば、SPORODEX(登録商標)、Plant Products Co.Ltd.、カナダ)、ピチウム・オリガンドルム(Pythium oligandrum)DV74(例えば、POLYVERSUM(登録商標)、Remeslo SSRO、Biopreparaty、チェコ)、レイノウトリア・サキリネンシス(Reynoutria sachlinensis)(例えば、REGALIA(登録商標)、Marrone BioInnovations、米国)、タラロマイセス・フラブス(Talaromyces flavus)V117b(例えば、PROTUS(登録商標)、Prophyta、ドイツ)、トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum)SKT−1(例えば、ECO−HOPE(登録商標)、クミアイ化学工業株式会社、日本)、T.アトロビリデ(T.atroviride)LC52(例えば、SENTINEL(登録商標)、Agrimm Technologies Ltd、ニュージーランド)、T.ハルジアヌム(T.harzianum)T−22(例えば、PLANTSHIELD(登録商標)、der Firma BioWorks Inc.、米国)、T.ハルジアヌムTH35(例えば、ROOT PRO(登録商標)、Mycontrol Ltd.、イスラエル)、T.ハルジアヌムT−39(例えば、TRICHODEX(登録商標)及びTRICHODERMA2000(登録商標)、Mycontrol Ltd.、イスラエル及びMakhteshim Ltd.、イスラエル)、T.ハルジアヌム及びT.ビリデ(T.viride)(例えば、TRICHOPEL、Agrimm Technologies Ltd、ニュージーランド)、T.ハルジアヌムICC012及びT.ビリデICC080(例えば、REMEDIER(登録商標)WP、Isagro Ricerca、イタリア)、T.ポリスポルム(T.polysporum)及びT.ハルジアヌム(例えば、BINAB(登録商標)、BINAB Bio−Innovation AB、スエーデン)、T.ストロマチクム(T.stromaticum)(例えば、TRICOVAB(登録商標)、C.E.P.L.A.C.、ブラジル)、T.ビレンス(T.virens)GL−21(例えば、SOILGARD(登録商標)、Certis LLC、米国)、T.ビリデ(例えば、TRIECO(登録商標)、Ecosense Labs.(インド)、Pvt.Ltd.、Indiene、BIO−CURE(登録商標)F、T.Stanes&Co.Ltd.、Indiene)、T.ビリデTV1(例えば、T.ビリデTV1、Agribiotec srl、イタリア)、ウロクラディウム・オウデマンシイ(Ulocladium oudemansii)HRU3(例えば、BOTRY−ZEN(登録商標)、Botry−Zen Ltd、ニュージーランド)。
組成物中に含むための適切な除草剤及び植物生長調節剤は、所期の標的及び必要とする効果に依存する。
含むことができるイネの選択的な除草剤の一例は、プロパニルである。ワタに使用するための植物生長調節剤の一例は、PIX(商標)である。
一部の混合物は、かなり異なる物理的、化学的又は生物的特性を有するので、同じものには容易に適さない活性成分を含むことができる。
本発明の化合物又はそれを含む殺有害生物組成物は、生長中の植物/作物を殺有害生物有効量の本発明の化合物に接触させることにより、動物有害生物、とりわけ昆虫、ダニ類又はクモ形類による攻撃又は侵襲から該植物及び作物を保護するために使用することができる。「作物」という用語は、生長中の作物及び収穫済みの作物の両方を指す。
さらに、無脊椎有害生物は、標的とする有害生物、その餌供給源、生息地、繁殖地又はその発生場所を、殺有害生物有効量の本発明の化合物に接触させることによって防除することができる。こうして、この施用は、有害生物による、発生場所、生長中の作物若しくは収穫済みの作物の感染前又は感染後に行うことができる。
本発明の化合物はまた、有害生物の発生が予期される場所に予防的に施用することもできる。
本発明の化合物はまた、生長中の植物を殺有害生物有効量の本発明の化合物に接触させることにより、有害生物による攻撃又は侵襲から該植物を保護するために使用することもできる。したがって、「接触」には、直接接触(本化合物/組成物を有害生物及び/又は植物、通常、該植物の葉、茎又は根へ直接施用)と間接接触(本化合物/組成物を有害生物及び/又は植物の発生場所へ施用)の両方が含まれる。
一般に、「殺有害生物有効量」とは、標的生物の壊死、死滅、成長遅延、予防及び除去、破壊、その他にはその発生及び活動の低減という効果を含めた、成長に対する観察可能な効果を達成するために必要な活性成分の量を意味する。殺有害生物有効量は、本発明において使用される様々な化合物/組成物について変えることができる。本組成物の殺有害生物有効量は、所望の殺有害生物効果及び持続時間、天候、標的種、発生場所、施用様式などの一般条件に応じて変動することにもなる。
土壌処理の場合、又は有害生物が生息している場所又は巣への施用の場合、活性成分の量は、100m2あたり0.0001〜500g、好ましくは100m2あたり0.001〜20gの範囲である。
資材の含浸に使用するための殺虫剤組成物は、少なくとも1つの忌避剤及び/又は殺虫剤を、通常、0.001〜95質量%、好ましくは0.1〜45質量%、より好ましくは1〜25質量%含有する。
作物植物を処理する際に使用する場合、本発明の活性成分の施用量は、1ヘクタールあたり0.1g〜4000g、望ましくは1ヘクタールあたり5g〜500g、より望ましくは1ヘクタールあたり5g〜200gの範囲とすることができる。
本発明の化合物は接触(土壌、ガラス、壁、蚊帳、カーペット、植物の一部又は動物の一部を介する)と摂取(餌又は植物部分)のどちらによっても効果的である。
本発明の化合物はまた、アリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、カ、コオロギ又はゴキブリなどの非作物害虫に対して施用することもできる。前記非作物有害生物に対する使用の場合、本発明の化合物は、餌組成物中で好ましくは使用される。
組成物中に使用される餌は、アリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、カ、コオロギなどの昆虫、又はゴキブリがその餌を食べるように駆り立てるのに十分誘引性のある製品である。この誘引性は、摂食刺激物質又は性フェロモンを用いることにより操作することができる。食餌刺激物質は、例えば、限定するものではないが、動物及び/又は植物タンパク質(肉粉、魚粉又は血粉、昆虫の一部、卵黄)から、動物及び/又は植物由来の油脂、又は有機単糖、有機オリゴ糖若しくは有機多糖から、とりわけスクロース、ラクトース、フルクトース、デキストロース、グルコース、デンプン、ペクチン、又はさらには糖蜜若しくは蜂蜜からも選択される。果実、作物、植物、動物、昆虫若しくはそれらの特定部分の新鮮な部分又は腐りかけの部分も、摂食刺激物質としての役割を果たすことができる。性フェロモンは、より昆虫特異的であることが知られている。特異的フェロモンは、文献に記載されており、当業者に公知である。
エアゾール剤(例えば、スプレー缶中)、油性スプレー剤又はポンプスプレー剤としての本発明の化合物の製剤は、ハエ、ノミ、マダニ、カ又はゴキブリなどの有害生物を防除するため、非専門使用者にとって非常に適している。エアゾール剤の処方物は、好ましくは、本活性化合物、低級アルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール)、ケトン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン)、沸点範囲が約50〜250℃を有するパラフィン系炭化水素(例えば、灯油)、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、芳香族炭化水素(トルエン、キシレンなど)、水などの溶媒、さらには、モノオレイン酸ソルビトール、3〜7molのエチレンオキシドを有するオレイルエトキシレート、脂肪アルコールエトキシレートなどの乳化剤、エーテル油、中鎖脂肪酸の低級アルコールとのエステル、芳香族カルボニル化合物などの香油、適切な場合、安息香酸ナトリウム、両性界面活性剤、低級エポキシド、オルトギ酸トリエチルなどの安定化剤、及び必要に応じて、プロパン、ブタン、窒素、圧縮空気、ジメチルエーテル、二酸化炭素、一酸化二窒素、又はこれらのガスの混合物など噴射剤などの補助剤からなる。
スプレー用組成物における使用の場合、活性成分の含有量は、0.001〜80質量%、好ましくは0.01〜50質量%、最も好ましくは0.01〜15質量%である。
本発明の化合物及びその個々の組成物はまた、蚊取線香及び燻蒸線香、発煙カートリッジ、気化器プレート又は長期間型気化器、さらにまた虫取り紙、虫用パッド又は他の加熱非依存型気化器システムで使用することもできる。
本発明の化合物及びその組成物は、木製材料(木、板塀、枕木など)、及び建物(家屋、納屋、工場など)だけではなく、建築材料、家具、皮革、繊維、ビニル用品、電線、及びケーブルなどもアリ及び/又はシロアリから保護するため、並びに作物又はヒトに害を加えること(例えば、有害生物が家屋及び公共施設に侵入する場合)からアリ及びシロアリを防除するために使用することができる。本発明の化合物は、木製材料を保護するために、周囲の土壌表面又は床下の土壌中に施用されるだけではなく、床下コンクリート、床柱、梁、合板、家具などの表面などの製材物品、パーティクルボード、ハーフボードなどの木製物品、及び被覆電線、ビニルシートなどのビニル物品、スチレン発泡体などの熱絶縁材料にも施用することができる。作物又はヒトに害を与えるアリに対して施用する場合、本発明のアリ防除器は、作物又は周囲の土壌に施用されるか、又はアリの巣などに直接施用される。
本発明の化合物は、土壌有害生物からの種子を保護する、並びに土壌有害生物及び葉面昆虫に対して、得られた植物の根及び苗条を保護するのに特に有用である。得られた植物の根及び苗条の保護が好ましい。より好ましいのは、得られた植物の苗条の、刺性及び吸汁性昆虫からの保護であり、アブラムシからの保護が最も好ましい。
したがって、本発明は、昆虫、特に土壌昆虫から種子を保護する、並びに昆虫、特に土壌昆虫及び葉面昆虫から苗の根及び苗条を保護する方法であって、播種前及び/又は予備発芽(pregermination)後の種子を本発明の化合物(その塩を含む)に接触させるステップを含む、方法を含む。特に好ましいのは、植物の根及び苗条が保護される方法であり、より好ましくは、植物の苗条が刺性及び吸汁性昆虫から(form)保護される方法であり、最も好ましくは、植物の苗条がアブラムシから保護される方法である。
種子処理という用語は、種子粉衣、種子コーティング、種子散粉、種子浸漬及び種子ペレット化などの当分野で公知の適切な種子処理技法のすべてを含む。
本発明はまた、活性化合物によりコーティングされているか、又はそれを含有している種子も含む。
「コーティングされている及び/又は含有している」という用語は、活性成分の大部分が、施用時に繁殖製品の表面上に存在しているが、多量又は少量の該成分が、施用方法に応じて繁殖製品の内部に浸透し得ることを一般に意味する。前記繁殖製品が(再び)植えられる際に、活性成分を吸収することがある。
例えば、本活性化合物は、スルホニル尿素系、イミダゾリノン系、グルホシネート−アンモニウム又はグリホセート−イソプロピルアンモニウム、及び類似の活性物質(例えば、欧州特許出願公開第242236号、欧州特許出願公開第242246号を参照されたい)(WO92/00377)(欧州特許出願公開第257993号及びU.S.5,013,659)からなる群からの除草剤に耐性を示す植物由来の種子の処理、又は植物にある種の有害生物に対する耐性をもたらすバチルス・チューリンゲンシス毒素(Bt毒素)を産生する能力を有するトランスジェニック作物植物、例えば、ワタにおいて使用することができる(欧州特許出願公開第142924号、欧州特許出願公開第193259号)。
活性化合物の種子処理施用は、植物の播種前及び植物の出芽前の種子にスプレー又は散粉することによって行われる。
種子処理にとりわけ有用な組成物は、例えば、以下である:
A 液剤(SL、LS)
D エマルション製剤(EW、EO、ES)
E 懸濁製剤(SC、OD、FS)
F 顆粒水和剤及び顆粒水溶剤(WG、SG)
G 粉末水和剤及び粉末水溶剤(WP、SP、WS)
H ゲル製剤(GF)
I 粉剤(DP、DS)
好ましい実施形態では、FS製剤が種子処理に使用される。通常、FS製剤は1〜800g/lの活性成分、1〜200g/lの界面活性剤、0〜200g/lの抗凍結剤、0〜400g/lの結合剤、0〜200g/lの顔料、及び最大で1リットルの溶媒、好ましくは水を含むことができる。
処理後の種子への活性物質の付着を改善するために、結合剤を添加することができる。適した結合剤は、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドの様なアルキレンオキシド由来のホモポリマー及びコポリマー、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン及びそれらのコポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、アクリル酸ホモポリマー及びコポリマー、ポリエチレンアミン、ポリエチレンアミド及びポリエチレンイミン、セルロース、チロース及びデンプンの様な多糖、オレフィン/無水マレイン酸コポリマーの様なポリオレフィンホモポリマー及びコポリマー、ポリウレタン、ポリエステル、ポリスチレンホモポリマー及びコポリマーである。
種子の処理において、本発明の化合物の施用量は、一般に、種子100kgあたり0.01g〜10kg、好ましくは種子100kgあたり0.05g〜5kg、より好ましくは種子100kgあたり0.1g〜1000g、特に種子100kgあたり0.1g〜200gである。
したがって、本発明はまた、本明細書で定義した通り、本発明の化合物(農業的に有用なその塩を含む)を含む種子にも関する。本発明の化合物(農業的に有用なその塩を含む)の量は、一般に、種子100kgあたり0.01g〜10kg、好ましくは種子100kgあたり0.05g〜5kg、特に種子100kgあたり0.1g〜1000gで変動することになる。レタスなどの特定の作物の場合、施用量はより多くすることができる。
具体的には、手順は、適切なデバイス中、例えば固体又は固体/液体混合パートナーのための混合用デバイスで、種子を所望量の種子処理用製剤とそのまま又はあらかじめ水で希釈した後のどちらかで、この組成物が種子上に均一に分布されるまで混合するという処理に従う。適切な場合、その後に乾燥ステップが続く。
本発明の化合物は、その立体異性体、獣医学的に許容される塩又はN−オキシドを含めて、特に、動物の体内及び体表の寄生生物を駆除するための使用にも適している。
本発明はまた、動物の体内及び体表の寄生生物を駆除するための、殺寄生生物有効量の本発明の化合物(その立体異性体、獣医学的に許容される塩、又はN−オキシドを含む)、及び許容される担体を含む組成物にも関する。
本発明はまた、寄生生物による侵襲及び感染に対して動物を処置、防除、予防及び保護するための方法であって、殺寄生生物有効量の本発明の化合物(その立体異性体、獣医学的に許容される塩又はN−オキシドを含む)又はそれを含む組成物を、動物に経口、局所若しくは非経口投与するか又は施用するステップを含む、方法も提供する。
本発明はまた、無脊椎有害生物により侵襲若しくは感染を受けた動物を処置するか又は無脊椎有害生物による侵襲若しくは感染から動物を保護するための、本発明の化合物(その立体異性体、獣医学的に許容される塩又はN−オキシドを含む)の使用も提供する。
本発明はまた、寄生生物による侵襲又は感染に対して動物を処置、防除、予防又は保護するための組成物を調製する方法であって、殺寄生生物有効量の本発明の化合物(その立体異性体、獣医学的に許容される塩、又はN−オキシドを含む)又はそれを含む組成物を含む、方法も提供する。
驚くべきことに、式(I)の化合物、並びにその立体異性体、獣医学的に許容される塩、互変異性体及びN−オキシドは、動物の体内及び体表の内部寄生生物及び外部寄生生物の駆除に適していることが、今や見いだされた。
本発明の化合物(その立体異性体、獣医学的に許容される塩、又はN−オキシドを含む)及びそれらを含む組成物は、イヌ又はネコなどの家庭用動物における侵襲及び感染を防除並びに予防するために使用するのが好ましい。
本発明の化合物(その立体異性体、獣医学的に許容される塩、又はN−オキシドを含む)及びそれらを含む組成物は、外部寄生生物及び/又は内部寄生生物の浸透性及び/又は非浸透性防除に適している。それらは、発育段階のすべて又は一部に対して活性である。
本発明の化合物は、それぞれ以下の目及び種の寄生生物の駆除にとりわけ有用である:
回虫線形動物(Roundworms Nematoda):
桿線虫目(Rhabditida)、例えば、ラブディチス属の種(Rhabditis spp.)、糞線虫属の種(Strongyloides spp.)、ヘリセファロブス属の種(Helicephalobus spp.)、
円虫目(Strongylida)、例えば、ストロンジルス属の種(Strongylus spp.)、アンシロストーマ属の種(Ancylostoma spp.)、アメリカ鉤虫(Necator americanus)、ブノストムム属の種(Bunostomum spp.)(鉤虫)、トリコストロンギルス属の種(Trichostrongylus spp.)、ヘモンクス・コントルタス(Haemonchus contortus)、オステルターグ属の種(Ostertagia spp.)、クーペリア属の種(Cooperia spp.)、ネマトジルス属の種(Nematodirus spp.)、ジクチオカウルス属の種(Dictyocaulus spp.)、シアトストマ属の種(Cyathostoma spp.)、エソファゴストム属の種(Oesophagostomum spp.)、ブタ腎虫(Stephanurus dentatus)、オルラヌス属の種(Ollulanus spp.)、カベルチア属の種(Chabertia spp.)、ブタ腎虫、開嘴虫(Syngamus trachea)、アンシロストーマ属の種(Ancylostoma spp.)、ウンシナリア属の種(Uncinaria spp.)、グロボセファルス属の種(Globocephalus spp.)、ネカトル属の種(Necator spp.)、メタストロンギルス属の種(Metastrongylus spp.)、毛細肺虫(Muellerius capillaris)、プロトストロンギルス属の種(Protostrongylus spp.)、アンギオストロンギルス属の種(Angiostrongylus spp.)、パレラフォストロンギルス属の種(Parelaphostrongylus spp.)、ネコ肺虫(Aleurostrongylus abstrusus)、及び腎虫(Dioctophyma renale)、
旋尾線虫目(Spirurida)、例えば、テラジア属の種(Thelazia spp.)、ウケレリア属の種(Wuchereria spp.)、ブルギア属の種(Brugia spp.)、オンコセルカ属の種(Onchocerca spp.)、ディロフィラリア属の種(Dirofilaria spp.)、ディペタロネーマ属の種(Dipetalonema spp.)、セタリア属の種(Setaria spp.)、エレオフォラ属の種(Elaeophora spp.)、血色食道虫(Spirocerca lupi)、及びハブロネーマ属の種(Habronema spp.)、
吸虫(吸虫綱(Trematoda))、例えば、肝蛭属の種(Fasciola spp.)、ファスシオロイデス・マグナ(Fascioloides magna)、パラゴニムス属の種(Paragonimus spp.)、ディクロコエリウム属の種(Dicrocoelium spp.)、肥大吸虫(Fasciolopsis buski)、肝吸虫(Clonorchis sinensis)、住血吸虫属の種(Schistosoma spp.)、トリコビルハルジア属の種(Trichobilharzia spp.)、吸虫(Alaria alata)、パラゴニムス属の種(Paragonimus spp.)、及びナノサイエテス属の種(Nanocyetes spp.)、
セルコメロモルファ(Cercomeromorpha)、特に条虫綱(Cestoda)(条虫)、例えば、広節裂頭条虫属の種(Diphyllobothrium spp.)、テニア属の種(Tenia spp.)、エキノコックス属の種(Echinococcus spp.)、イヌ条虫(Dipylidium caninum)、ムルチセプス属の種(Multiceps spp.)、膜様条虫属の種(Hymenolepis spp.)、有線条虫属の種(Mesocestoides spp.)、バムピロレピス属の種(Vampirolepis spp.)、モニエジア属の種(Moniezia spp.)、裸頭条虫属の種(Anoplocephala spp.)、シロメトラ属の種(Sirometra spp.)、裸頭条虫属の種、及び膜様条虫属の種。
本発明の化合物及びそれを含む組成物は、接触(土壌、ガラス、壁、蚊帳、カーペット、毛布又は動物の一部を介する)と摂取(例えば餌)の両方により有効となり得る。したがって、「接触」は、直接接触(本発明の化合物を含有している殺有害生物混合物/組成物を寄生生物に直接施用することであり、その発生場所Pにおける間接接触を含むことができ、保護すべき動物の体表に直接、殺有害生物混合物/組成物を投与することも含んでもよい)と、間接接触(寄生生物の発生場所に本化合物/組成物を施用する)の両方を含む。寄生生物の発生場所への施用による該寄生生物の接触は、本発明の化合物の非治療的使用の一例である。上で使用される「発生場所P」とは、生息地、餌供給源、繁殖地、区域、資材、又は動物の体外で寄生生物が成長中の又は成長する可能性がある環境を意味する。
本発明の化合物はまた、有害生物又は寄生生物の発生が予期される場所に予防的に施用することもできる。
投与は、予防的と治療的のどちらでも実施することができる。
本活性化合物の投与は、直接又は適切な調製物の形態で、経口的、局所的/経皮的に、又は非経口的に行われる。
本発明のイソチアゾリン化合物は、土壌中の残留性が高く、こうしてそこに蓄積する従来技術の化合物、とりわけ従来技術のイソオキサゾリン殺虫剤よりも残留性、生体内蓄積性及び/又は毒性が低い。
調製例
化合物は、例えば、連結した高速液体クロマトグラフィー/質量分析法(HPLC/MS)により、1H−NMRにより、及び/又はそれらの融点により特徴付けることができる。
分析用HPLCカラム:
方法A:分析用UPLCカラム:Phenomenex Kinetex1,7μm XB−C18 100A、50×2.1mm、Phenomenex製、ドイツ。溶出:60℃、1.5分間で、アセトニトリル+0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)/水+0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)を5:95〜100:0の比。流速:1.5分間で0.8mL/分〜1mL/分。MS法:ESIポジティブ。
化合物例1−1〜1−15は、式C.1の化合物に対応する。
N−[5−[5−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソチアゾール−3−イル]インダン−1−イル]−2−メトキシ−プロパンアミド
(化合物例1−5;R2a及びR2cがClであり、R2bがFであり、R5がHであり、R6が−C(=O)CH(CH3)OCH3である、式C.1の化合物)
ステップ1:エチル1−オキソインダン−5−カルボキシレート
5−ブロモインダン−1−オン(61g、CAS34598−49−7)のエタノール(1L)溶液に、トリエチルアミン(61g)及びPd(PPh3)4(7.5g)を加え、この反応物をCO雰囲気下、70℃で一晩、撹拌した。この反応物を濃縮して、残さをEtOAcに溶解した。有機層を水により洗浄して濃縮し、残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、表題生成物(53g、89%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.2 (s, 1H), 8.0 (d, 1H), 7.8 (d, 1H), 4.4 (q, 2H), 3.2 (t, 2H), 2.8 (t, 2H),1.4 (t, 3H).
CH2Cl2(1L)及びメタノール(100mL)中のステップ1の生成物(53g)の溶液に、トリエチルアミン(127g)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(53g)を加え、この反応混合物を室温で一晩、撹拌した。次に、水を加え、水層をCH2Cl2により抽出した。合わせた有機層を乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮すると粗製表題生成物(49g、89%)が得られ、これをさらなる精製を何ら行うことなく次のステップに使用した。
ステップ2の生成物(10g)のメタノール(metanol)(200mL)溶液に、Ni(4g)及び水酸化アンモニウム溶液(28%、4mL)を加えた。この反応物をH2(50psi)下、50℃で4時間、撹拌し、次に、ろ過して濃縮すると、粗製表題生成物(8g)が得られ、これをさらなる精製を何ら行うことなく次のステップに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.9-7.8 (m, 2H), 7.4-7.3 (m, 1H), 5.3 (m, 1H), 4.4-4.3 (m, 2H), 3.1-2.9 (m, 1H), 2.9-2.7 (m, 1H), 2.5 (m, 1H),1.8-1.7(m, 1H),1.4 (t, 3H).
ステップ3の生成物(32g)のCH2Cl2溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(「Boc2O」、51g)及びトリエチルアミン(31.7g)を加え、この混合物を30℃で一晩撹拌した。次に、この溶液を濃縮し、残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、表題生成物(45g、94%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.9-7.8 (m, 2H), 7.4-7.3 (m, 1H), 5.3 (m, 1H), 4.8 (m, 1H), 4.4-4.3 (q, 2H), 3.1-2.9 (m, 1H), 2.9-2.8 (m, 1H), 2.6-2.5 (m, 1H),1.9-1.8(m, 1H),1.6-1.5 (m, 9H), 1.4 (t, 3H).
ステップ4の生成物(40g)の1,4−ジオキサン(500mL)溶液に、NaOH(26g、水溶液として)を加え、この混合物を室温で2日間、撹拌した。次に、HCl水溶液を使用してこの溶液をpH5に調整した。水層をEtOAcにより抽出し、有機層を乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮すると粗製表題生成物(30g、83%)が得られ、これをさらなる精製を何ら行うことなく次のステップに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.0 (m, 2H), 7.4 (d, 1H), 5.2 (m, 1H), 4.8 (m, 1H), 3.1-3.0 (m, 1H), 2.9-2.8 (m, 1H), 2.7-2.6 (m, 1H),1.9-1.8(m, 1H), 1.5 (s, 9H).
ステップ5の生成物(30g)のTHF(1L)溶液に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(19.5g)、トリエチルアミン(50.5g)及びHATU(76g)を加えた。この反応物を室温で一晩、撹拌した。次に、水を加え、水層をEtOAcにより抽出した。有機層を乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮した。残さをシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、表題生成物(30g、86%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.5 (m, 2H), 7.4 (m, 1H), 5.2 (m, 1H), 4.8-4.7 (m, 1H), 3.6 (s, 3H), 3.4 (s, 3H), 3.0-2.9 (m, 1H), 2.9-2.8 (m, 1H), 2.7-2.6 (m, 1H),1.8-1.7(m, 1H), 1.5 (s, 9H).
ステップ6の生成物(20g)のTHF(500mL)溶液に、0℃で2時間かけて、臭化メチルマグネシウム(ジエチルエーテル中3M、31mL)溶液を加えた。この反応を飽和NH4Cl水溶液によりクエンチし、水により希釈した。水層をEtOAcにより抽出し、有機層を乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮した。残さをシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、表題生成物(15g、94%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.8 (m, 2H), 7.4 (m, 1H), 5.2 (m, 1H), 4.8-4.7 (m, 1H), 3.0-2.9 (m, 1H), 2.9-2.8 (m, 1H), 2.7-2.6 (m, 1H), 2.6 (s, 3H),1.8-1.7(m, 1H), 1.5 (s, 9H).
ステップ7の生成物(20g)及び1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−2,2,2−トリフルオロ−エタノン(30g、CAS1190865−44−1)のトルエン(1L)とDMF(200mL)との混合溶液をCa(OH)2(9g)により処理し、120℃で一晩、加熱した。この反応物を水により希釈し、EtOAcにより抽出した。有機層を乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮した。残さをシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、表題生成物(15g、38%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.7 (m, 2H), 7.4 (m, 2H), 7.3-7.2 (m, 2H), 5.2 (m, 1H), 4.7 (m, 1H), 3.0-2.9 (m, 1H), 2.9-2.8 (m, 1H), 2.7-2.6 (m, 1H), 1.8-1.7(m, 1H), 1.5 (s, 9H).
ステップ9:tert−ブチルN−[5−[3−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−4,4,4−トリフルオロ−3−スルファニル−ブタノイル]インダン−1−イル]カルバメート
CH2Cl2(150mL)中のステップ8の生成物(10g、E/Z異性体の混合物)をトリエチルアミン(19.5g)により処理した。この溶液が飽和されるまで0℃で、硫化水素(H2S)ガスを上記の溶液にバブリングした。この混合物を0℃で2時間、撹拌し、次にCH2Cl2(100mL)により希釈した。有機層を10%塩酸水溶液(3×)により洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮すると粗製表題生成物(10.4g、98%)が得られ、これをさらなる精製を何ら行うことなく、次のステップに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.9-7.7(m, 2H), 7.6-7.5 (m, 2H), 7.5-7.4 (m, 1H), 5.3-5.1 (m, 1H), 4.8-4.7 (m, 1H), 4.3 (d, 1H), 3.9 (d, H), 3.3 (s, 1H (SH)), 3.1-2.8 (m, 2H), 2.7-2.5 (m, 1H), 1.9-1.7 (m, 1H), 1.5 (s, 9H).
−15℃において、CH2Cl2(100mL)中のステップ9の生成物(10.4g)を、トリエチルアミン(7.3g)、及びヒドロキシルアミン−O−スルホン酸(「HOSA」、2.5g)の水溶液(10mL)で処理した。この反応物を0℃に温め、0℃で2時間撹拌し、次にCH2Cl2(100mL)で希釈した。有機層を飽和NH4Cl水溶液(3×)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過した。得られた溶液にパラ−トルエンスルホン酸(「pTsOH」、0.25g)を加え、この混合物を室温で2.5時間、撹拌した。有機層を5%K2CO3水溶液により洗浄して乾燥(Na2SO4)し、ろ過して濃縮した。残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)により精製すると、表題生成物(5.7g、55%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.7-7.5 (m, 2H), 7.5-7.3 (m, 3H), 5.3-5.1 (m, 1H), 4.8-4.7 (m, 1H), 4.2 (d, 1H), 3.9 (d, H), 3.1-2.9 (m, 1H), 2.9-2.8 (m, 1H), 2.7-2.5 (m, 1H), 1.9-1.7 (m, 1H), 1.5 (s, 9H).
0℃で、CH2Cl2(8mL)中のステップ10の生成物(0.2g)をトリフルオロ酢酸(「TFA」、5mL)により処理し、この混合物を室温で一晩、撹拌した。この反応物を濃縮し、CH2Cl2に再溶解した。有機層をK2CO3水溶液(3×)により洗浄して乾燥(Na2SO4)し、ろ過して濃縮すると、「粗製アミン」(0.14g)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.8-7.2 (m, 5H), 6.8 (m, 1H), 5.6-5.5 (m, 1H), 4.2 (d, 1H), 3.9-3.7 (m, 2H), 3.4 (s, 3H), 3.1-3.0 (m, 1H), 3.0-2.9 (m, 1H), 2.7-2.5 (m, 1H), 1.9-1.8 (m, 1H), 1.6-1.4 (m, 3H).
1−[5−[5−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソチアゾール−3−イル]インダン−1−イル]−3−エチル−尿素
(化合物例1−4;R2a及びR2cがClであり、R2bがFであり、R5がHであり、R6が−C(=O)NHCH2CH3である、式C.1の化合物)
tert−ブチルN−[5−[5−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソチアゾール−3−イル]インダン−1−イル]カルバメート(すなわち、合成例1、ステップ10の生成物)(0.9g)を4M HClの1,4−ジオキサン(10mL)溶液により処理し、室温で3時間、撹拌した。次に、この混合物を濃縮すると、粗製第一級アミンがHCl塩(0.8g、「粗製アミン」)として得られた。
HPLC−MS(方法A):1.408分、M=520.1。
化合物例2−1〜2−9は、式C.2の化合物に対応する。
N−[6−[5−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソチアゾール−3−イル]テトラリン−1−イル]プロパンアミド
(化合物例2−1;R2a及びR2cがClであり、R2bがFであり、R5がHであり、R6が−C(=O)CH2CH3である、式C.2の化合物)
ステップ1:(1−オキソテトラリン−6−イル)トリフルオロメタンスルホネート
6−ヒドロキシテトラリン−1−オン(45g、CAS3470−50−6)、N,N−ジメチルアミノピリジン(「DMAP」、6.8g)及び2,6−ルチジン(35.7g)のCH2Cl2(1.6L)溶液に、N2下、−40℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物(「Tf2O」、55.2mL)を滴下添加した。この反応物を室温で3時間、撹拌し、5%飽和NaHCO3水溶液によりクエンチした。水層をCH2Cl2(3×800mL)により抽出し、合わせた有機層をブラインにより洗浄してNa2SO4で脱水し、濃縮した。得られた生成物(82g)を、さらなる精製を何ら行うことなく、次のステップ(ステップ2)に使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.16 (d, 1H), 7.24-7.22 (m, 2H), 3.06-3.03 (m, 2H), 2.73-2.70 (m, 2H), 2.24-2.18 (m, 2H).
ステップ1の生成物(82g)のメタノール(1.2L)溶液に、室温でNH4OAc(225g)及びNaBH3CN(86.5g)を小分けにして加えた。得られた混合物を3時間、還流し、室温まで冷却し、2N NaOH水溶液によりpH10に調整した。この溶液に二炭酸ジ−tert−ブチル(carbonat)(「Boc2O」、72g)を加え、この溶液を室温で一晩、撹拌した。固体をろ別して真空で乾燥すると、生成物(41g)が得られ、これをさらなる精製を何ら行うことなく次のステップに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.46 (d, 1H), 7.10-7.08 (m, 1H), 7.01 (s, 1H), 4.9 (m, 1H), 4.8 (m, 1H), 2.85-2.79 (m, 2H), 2.09-2.06 (m, 1H), 1.89-1.81 (m, 3H), 1.51 (s, 9H).
ステップ2の生成物(41g)のDMF(200mL)溶液に、N2下、室温でトリブチル(1−エトキシビニル)スズ(36g、CAS97674−02−7)、LiCl(12.5g)、Ph3P(3.3g)及びPd(OAc)2(1.4g)を加えた。この混合物を100℃で一晩撹拌し、次に、20℃まで冷却した。1N HCl水溶液(200mL)を加え、この混合物を30分間、撹拌した。この水層を酢酸エチル(3×800mL)により抽出し、合わせた有機層をブラインにより洗浄してNa2SO4で脱水し、濃縮した。残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、表題生成物(17g、57%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.77-7.75 (m, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.47-7.41 (m, 1H), 4.89 (m, 1H), 4.81 (m, 1H), 2.91-2.79 (m, 2H), 2.59 (s, 3H), 2.12-2.09 (m, 1H), 1.89-1.79 (m, 3H), 1.51 (s, 9H).
ステップ3の生成物(20g)及び1−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−2,2,2−トリフルオロ−エタノン(18g、CAS1190865−44−1)の1,2−ジクロロエタン(「DCE」、200mL)溶液に、室温でK2CO3(9.13g)及びトリエチルアミン(4.8mL)を加えた。次に、この混合物を100℃で一晩撹拌し、室温まで冷却して、水により希釈した。この水層をジクロロメタン(3×500mL)により抽出し、合わせた有機層をブラインにより洗浄してNa2SO4で脱水し、濃縮した。残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、表題生成物(21g、57%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, メタノール-d4): δ 7.68-7.65 (m, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.41-7.37 (m, 3H), 4.74 (m, 1H), 2.86-2.79 (m, 2H), 2.06-1.96 (m, 2H), 1.95-1.75 (m, 2H), 1.50 (s, 9H).
CH2Cl2(100mL)中のステップ4の生成物(10g、E/Z異性体の混合物)をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(14.6g)により処理した。この溶液が飽和されるまで0℃で、硫化水素(H2S)ガスを上記の溶液にバブリングした。この混合物を0℃で2時間、撹拌し、次に、リン酸緩衝水溶液(500mL、1M、pH4.5)に加えた。有機層を分離し、CH2Cl2(200mL)により希釈し、リン酸緩衝水溶液(1M、pH4.5)により2回、洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮すると粗生成物(10.0g、91%)が得られ、これをさらなる精製を何ら行うことなく次のステップに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.75 (d, 1H), 7.7-7.6 (m, 3H), 7.5 (d, 1H), 4.9 (m, 1H), 4.8-4.7 (m, 1H), 4.25 (d, 1H), 3.9 (d, 1H), 3.3 (s, 1H, SH), 2.9-2.75 (m, 2H), 2.1 (m, 1H), 1.9-1.8 (m, 2H), 1.8-1.7 (m, 1H), 1.5 (s, 9H).
−15℃で、CH2Cl2(80mL)中のステップ5の生成物(10g)をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(9.1g)により、及びヒドロキシルアミン−O−スルホン酸(「HOSA」、2.4g)の水溶液(2mL)により処理した。この反応物を0℃まで温め、0℃で2時間、撹拌し、次にCH2Cl2(100mL)により希釈した。有機層を飽和NH4Cl水溶液(2×)により洗浄して乾燥(Na2SO4)し、ろ過した。得られた溶液に、モレキュラーシーブ(AW300、100g)及びパラ−トルエンスルホン酸(「pTsOH」、0.2g)を加え、この混合物を室温で1.5時間、撹拌した。反応物をろ過して、有機層を5%K2CO3水溶液により洗浄して乾燥(Na2SO4)し、ろ過して濃縮した。残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)により精製すると、生成物(6.5g、65%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.6-7.35 (m, 5H), 4.9 (m, 1H), 4.8-4.7 (m, 1H), 4.2 (d, 1H), 3.8 (d, 1H), 2.9-2.7 (m, 2H), 2.1-2.0 (m, 1H), 1.9-1.7 (m, 3H), 1.5 (s, 9H).
0℃で、CH2Cl2(70mL)中のステップ6の生成物(4.81g)を1M ZnCl2のジエチルエーテル(21.3mL)溶液により処理し、この混合物を30℃で5時間、撹拌した。次に、さらに1M ZnCl2のEt2O(5mL)溶液を加え、この反応物を室温で一晩、撹拌した。次に、水及び酢酸エチルを加えた。有機層を5%K2CO3水溶液により1回、水により1回、洗浄して乾燥(Na2SO4)し、ろ過して濃縮した。残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2/MeOH)により精製すると、生成物(2.58g、65%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.6-7.3 (m, 5H), 4.2 (d, 1H), 4.0 (m, 1H), 3.8 (d, 1H), 2.9-2.7 (m, 2H), 2.3 (br., 2H), 2.1-1.85 (m, 2H), 1.8-1.6 (m, 2H).
ステップ7の生成物(0.2g)、プロピオン酸(40mg)及びブロモトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(「PyBroP」、0.24g)のCH2Cl2(20mL)溶液に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.22g)を加えた。この反応物を室温で一晩、撹拌した。次に、この混合物をCH2Cl2により希釈し、水により2回、洗浄して乾燥(Na2SO4)し、ろ過して濃縮した。残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキサン)により精製すると、生成物(0.13g、52%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 7.6-7.4 (m, 2H), 7.4-7.3 (m, 3H), 5.6 (m, 1H), 5.3-5.2 (m, 1H), 4.2 (d, 1H), 3.8 (d, 1H), 2.9-2.7 (m, 2H), 2.25 (q, 2H), 2.1-2.0 (m, 1H), 1.9-1.7 (m, 3H), 1.2 (t, 3H).
化合物例3−1〜3−9は、式C.3の化合物に対応する。
N−[6−[5−[3−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−(トリフルオロメチル)−4H−イソチアゾール−3−イル]−1−ナフチル]プロパンアミド
(化合物例3−4;R2aがBrであり、R2bがHであり、R2cがCF3であり、R5がHであり、R6が−C(=O)CH2CH3である、式C.3の化合物)
5−ブロモナフタレン−2−カルボン酸(CAS1013−83−8)の合成に関しては、米国特許出願公開第2004/0006229号(15頁、段落[108])、又は米国特許出願公開第2008/0058423号(9頁、段落[0099])を参照されたい。
DMF(200mL)及びトルエン(800mL)の混合物中の5−ブロモナフタレン−2−カルボン酸(120g)を0℃でSOCl2(167g)により処理した。この混合物を90℃で1.5時間、撹拌し、次に、濃縮すると、粗製塩化5−ブロモナフタレン−2−カルボニル(140g)が得られ、これをさらなる精製を何ら行うことなく次のステップに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.29-8.24 (m, 2H), 7.91-7.86 (m, 3H), 7.41-7.37 (m, 1H), 3.58 (s, 3H), 3.45 (s, 3H).
トルエン(800mL)中のステップ1の生成物(55g)、tert−ブチルカルバメート(「BocNH2」、28.5g)及びCs2CO3(122g)に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(「Pd2(dba)3」、2g)及び2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(「X−phos」、2g)を加えた。この混合物を120℃で一晩、撹拌した。次に、揮発物を除去して、2M NH4Cl水溶液(800mL)を加えた。水層を酢酸エチル(4×300mL)により抽出した。有機層を合わせてブラインにより洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮した。この残さをシリカ上のフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル)により精製すると、表題生成物(60g、97%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.23 (s, 1H), 7.95-7.85 (m, 2H), 7.79 (dd, 1H), 7.68 (d, 1H), 7.54-7.46 (m, 1H), 6.90 (br. s, 1H), 3.54 (s, 3H), 3.41 (s, 3H), 1.56 (s, 9H).
ステップ2の生成物(100g)のTHF(1.5L)溶液に、0℃で臭化メチルマグネシウム(300mL、Et2O中3m)溶液を滴下添加した。この混合物を室温で1時間、撹拌した。次に、2M NH4Cl水溶液(1.2L)を0℃で加え、この水層を酢酸エチル(4×300mL)により抽出した。有機層を合わせてブラインにより洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮すると生成物(80g、94%)が得られ、これをさらなる精製を何ら行うことなく次のステップに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.43 (d, 1H), 8.07-7.97 (m, 2H), 7.93 (d, 1H), 7.72 (d, 1H), 7.56-7.48 (m, 1H), 7.03 (br. s, 1H), 2.72 (s, 3H), 1.57 (s, 9H).
ステップ3の生成物(30g)の酢酸エチル(800mL)溶液に、1−[3−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−2,2,2−トリフルオロ−エタノン(40g、CAS1132701−00−8)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(18g)及びK2CO3(29g)を加えた。得られた混合物を120℃で16時間、撹拌した。次に、2M NH4Cl水溶液(600mL)を室温で加え、水層を酢酸エチル(3×300mL)により抽出した。有機層を合わせてブラインにより洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮した。残さをシリカ上のフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル)により精製すると、表題生成物(22.6g、39%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.35 (s, 1H), 8.08 (m, 1H), 7.99-7.88 (m, 2H), 7.77-7.73 (m, 2H), 7.69-7.56 (m, 3H), 7.52 (m, 1H), 6.88 (m, 1H), 1.58 (s, 9H).
CH2Cl2(300mL)中のステップ4の生成物(15.5g、E/Z異性体の混合物)をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(20.4g)により処理した。この溶液が飽和されるまで−10℃で、硫化水素(H2S)ガスを上記の溶液にバブリングした。この混合物を0℃で1時間、撹拌し、次に、10%HCl水溶液を使用してpH4〜5に調整した。この溶液をCH2Cl2(500mL)に加え、層を分離した。有機層を10%HCl水溶液(1×)及び水(2×)により洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮すると粗生成物(15.6g、定量的)が得られ、これをさらなる精製を何ら行うことなく次のステップに使用した。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.45 (s, 1H), 8.1-7.85 (m, 5H), 7.8-7.7 (m, 2H), 7.6 (m, 1H), 6.85 (br. s, 1H), 4.5 (d, 1H), 4.15 (d, 1H), 3.35 (s, 1H (SH)), 1.55 (s, 9H).
−10℃で、CH2Cl2(300mL)中のステップ5の生成物(15.6g)をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(13g)により、及びヒドロキシルアミン−O−スルホン酸(「HOSA」、3.4g)の水溶液(10mL)により処理した。この反応物を0℃まで温め、0℃で2時間、撹拌し、次にCH2Cl2(300mL)により希釈した。有機層を飽和NH4Cl水溶液(3×)により洗浄した。有機層にNa2SO4及びパラ−トルエンスルホン酸(「pTsOH」、0.5g)を加え、得られた懸濁液を室温で1時間、撹拌した。次に、この反応物をろ過し、ろ液を5%K2CO3水溶液(2×)により洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮すると粗生成物が得られ、これを粉末化により精製すると、生成物(11.1g、71%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.1-7.85 (m, 4H), 7.85-7.75 (m, 2H), 7.7-7.6 (m, 2H), 7.5 (m, 1H), 6.85 (br. s, 1H), 4.4 (d, 1H), 4.0 (d, 1H), 1.6 (s, 9H).
CH2Cl2(150mL)中のステップ6の生成物(11g)を1M ZnCl2のジエチルエーテル(39mL)溶液により処理し、この混合物を室温で一晩、撹拌した。次に、さらに1M ZnCl2のEt2O(18mL)溶液を加え、この反応物を35℃で8時間、及び室温で一晩、撹拌した。次に、ジエチルエーテル(400mL)を加えた。有機層を水(3×)により洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮した。残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)により精製すると、生成物(7.52g、82%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.0-7.9 (m, 2H), 7.9-7.75 (m, 3H), 7.65 (s, 1H), 7.4-7.3 (m, 2H), 6.9-6-8 (m, 1H), 4.45 (d, 1H), 4.25 (br. s, 2H), 4.0 (d, 1H).
ステップ7の生成物(0.3g)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15g)のTHF(40mL)溶液に、室温で塩化プロパノイル(60mg)のTHF(1mL)溶液を加えた。この反応物を室温で一晩、撹拌した。次に、この反応を水によりクエンチし、酢酸エチルにより抽出した。層を分離し、有機層を水(2×)により洗浄し、乾燥(Na2SO4)してろ過し、濃縮した。残さをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル)により精製すると、生成物(0.27g、81%)が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.1-7.9 (m, 3H), 7.9-7.7 (m, 4H), 7.65 (s, 1H), 7.6-7.4 (m, 2H), 4.4 (d, 1H), 4.0 (d, 1H), 2.7-2.5 (m, 2H), 1.5-1.3 (m, 3H).
本発明の式Iの化合物の活性は、以下の生物試験により実証して評価することができる。
B.1 コナガ(プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella))
活性化合物を、1:1(体積:体積)の蒸留水:アセトン(aceteone)混合物中で所望の濃度に溶解した。界面活性剤(Kinetic HV)を、0.01%(体積/体積)の割合で加えた。この試験溶液は、使用当日に調製した。
キャベツの葉を試験溶液に浸して空気乾燥した。湿潤ろ紙を敷いたペトリ皿に処理した葉を置き、10匹の第3齢幼虫を接種した。致死率を処理の72時間後に記録した。摂食障害も0〜100%の尺度を使用して記録した。
この試験において、500ppmにおいて化合物1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−9、1−10、1−11、1−12、1−13、1−14、1−15、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、及び2−9はそれぞれ、未処理対照と比べて少なくとも75%の致死率を示した。
B.2 モモアカアブラムシ(ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae))
浸透的手段によるモモアカアブラムシ(ミズス・ペルシカエ)の防除を評価するため、人工膜下で人工液状餌食を含有している96ウェル−マイクロタイタープレートからなる試験ユニットを構成した。
本化合物は、水75%v/v及びDMSO25%v/vを含有している溶液を使用して配合した。様々な濃度の配合化合物を、注文製のピペッターを使用して2連でアブラムシ用餌食にピペット注入した。
この試験では、2500ppmにおいて、化合物1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−9、1−10、1−11、1−12、1−13、1−14、1−15、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、及び2−9はそれぞれ、未処理対照と比較して少なくとも75%の致死率を示した。
接触手段又は浸透的手段によりソラマメヒゲナガアブラムシ(メゴウラ・ウィキアエ)の防除を評価するため、ソラマメの葉の幅広いディスクを含有する24ウェルマイクロタイタープレートからなる試験ユニットを構成した。
本化合物は、水75%v/v及びDMSO25%v/vを含有する溶液を使用して配合した。様々な濃度の配合化合物2.5μlを、注文製のマイクロ噴霧器を使用して2連で葉のディスクにスプレーした。
施用後、葉のディスクを空気乾燥し、マイクロタイタープレートウェル内部の葉のディスク上に5〜8匹の成体アブラムシを入れた。次に、処理済みの葉のディスクをアブラムシに吸汁させて、約23±1℃及び相対湿度約50±5%で5日間インキュベートした。その後、アブラムシの致死率及び繁殖性を目視で評価した。
この試験では、2500ppmにおいて、化合物1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−9、1−10、1−11、1−12、1−13、1−14、1−15、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、及び2−8はそれぞれ、未処理対照と比較して少なくとも75%の致死率を示した。
オオタバコガ(ヘリオティス・ウィレスケンス)の防除を評価するために、昆虫用餌食及び15〜25個のH.ウィレスケンスの卵を含有する96ウェルマイクロタイタープレートからなる試験ユニットを構成した。
本化合物は、水75%v/v及びDMSO25%v/vを含有している溶液を使用して配合した。様々な濃度の配合化合物10μlを、注文製のマイクロ噴霧器を使用して、2連で昆虫用餌食にスプレーした。
施用後、マイクロタイタープレートを約28±1℃及び相対湿度約80±5%で5日間インキュベートした。次に、卵及び幼虫の致死率を目視で評価した。
この試験では、2500ppmにおいて、化合物1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−9、1−10、1−11、1−12、1−13、1−14、1−15、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、及び2−9はそれぞれ、未処理対照と比較して少なくとも75%の致死率を示した。
ワタミハナゾウムシ(アントノムス・グランディス)の防除を評価するため、昆虫用餌食及び5〜10個のA.グランディスの卵を含有する96ウェルマイクロタイタープレートからなる試験ユニットを構成した。
本化合物は、水75%v/v及びDMSO25%v/vを含有している溶液を使用して配合した。様々な濃度の配合化合物5μlを、注文製のマイクロ噴霧器を使用して2連で昆虫用餌食にスプレーした。
施用後、マイクロタイタープレートを約25±1℃及び相対湿度約75±5%で5日間インキュベートした。その後、卵及び幼虫の致死率を目視で評価した。
この試験では、2500ppmにおいて、化合物1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−9、1−10、1−11、1−12、1−13、1−14、1−15、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、及び2−9はそれぞれ、未処理対照と比較して少なくとも75%の致死率を示した。
チチュウカイミバエ(ケラティティス・カピタタ)の防除を評価するため、昆虫用餌食及び50〜80個のC.カピタタの卵を含有するマイクロタイタープレートからなる試験ユニットを構成した。
本化合物は、水75%v/v及びDMSO25%v/vを含有している溶液を使用して配合した。注文製のマイクロ噴霧器を使用して、様々な濃度の配合化合物5μを2連で昆虫用餌食にスプレーした。
施用後、マイクロタイタープレートを約28±1℃及び相対湿度約80±5%で5日間インキュベートした。その後、卵及び幼虫の致死率を目視で評価した。
この試験では、2500ppmにおいて、化合物1−4、1−6、1−7、1−8、1−9、1−10、1−11、1−12、1−13、1−14、1−15、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、及び2−9は、未処理対照と比較して少なくとも75%の致死率を示した。
バイオアッセイに使用する成体ジクロモトリプス・コルベッティを実験室条件下で連続的に維持したコロニーから得た。試験目的のため、試験化合物をアセトン:水1:1(体積:体積)の混合物及び0.01%v/vの割合のKinetic HVに希釈する。
各化合物のアザミウマへの効力は、花浸漬技術を用いて評価した。健全な個々のランの花の花弁をすべて処理溶液に浸漬し、ペトリ皿中で乾燥した。処理した花弁を約20匹の成体のアザミウマと共に個々の再密封可能なプラスチックに入れた。アッセイの間、すべての試験場所を、連続光及び約28℃の温度下にて保持した。3日後、各花弁上のアザミウマの生存数を数えた。パーセント致死率を処理の72時間後に記録した。
この試験では、500ppmにおける化合物1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−9、1−10、1−11、1−12、1−13、1−14、1−15、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、及び2−9はそれぞれ、未処理対照と比べて少なくとも75%の致死率を示した。
スプレーの24時間前に、イネの苗木をきれいにして洗浄した。活性化合物を1:1(体積:体積)のアセトン:水中に配合し、0.01%(体積/体積)の界面活性剤(Kinetic HV)を加えた。鉢植えのイネ苗木に5〜6mlの試験溶液をスプレーして空気乾燥し、Mylarケージにより覆い、10匹の成体を接種した。処理したイネ植物を約28〜29℃、及び相対湿度約50〜60%で保持した。72時間後にパーセント致死率を記録した。
B.9 ハダニ(カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai))
活性化合物は、1:1(体積:体積)の蒸留水:アセトンの混合物中に所望の濃度で溶解した。0.01%(体積/体積)の割合で界面活性剤(Kinetic HV)を加えた。この試験溶液は、使用当日に調製した。
Claims (14)
- 式I.3のイソチアゾリン化合物
[式中、
B1、B2及びB3は、それぞれ独立してCR2であり、
R1は、C1−C4−ハロアルキルから選択され、
R2は、水素、ハロゲン、及びC1−C2−ハロアルキルから選択され、
R3a及びR3bは、水素、及びハロゲンからそれぞれ独立して選択され
R4は、水素、ハロゲン、シアノ、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C3−C5−シクロアルキル、C3−C5−ハロシクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル、C2−C4−ハロアルキニル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、及びC1−C4−ハロアルキルチオから選択され、
R5は、水素、C1−C4−アルキル及びC1−C4−ハロアルキルから選択され、
R6は、−C(=O)R7であり、
R7は、C1−C6−アルキル(1つ又は複数の基R13により置換されている)、−S(O)nR9、
フェニル(1、2、3、4又は5つの置換基R16により置換されていてもよい)、並びに下記環E−1〜E3、E−44及びE−49から選択される複素環式環からなる群から選択され、
(式中、kは0、1、2または3であり)、
R9は、水素、C1−C6−アルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C8−シクロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、C3−C8−シクロアルキル−C1−C4−アルキル−、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、及びC2−C6−ハロアルキニルから選択され、
R13は、C 1 −C6−アルキルスルホニル(非置換であるか、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、且つ/又はシアノ基を有していてもよい)から選択され、
R16は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−ハロアルキルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−ハロアルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロアルキルスルホニル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−ハロアルケニル、C2−C4−アルキニル、C2−C4−ハロアルキニル、C1−C4−アルキルカルボニル、C1−C4−ハロアルキルカルボニル、アミノカルボニル、C1−C4−アルキルアミノカルボニル、及びジ(C1−C4−アルキル)アミノカルボニルからなる群から独立して選択されるか、
或いは
飽和環の同一炭素原子上に一緒に存在している2つのR16は、=O、又は=Sを形成してもよい]、
並びに、それらのN−オキシド、立体異性体、及び農業的に又は獣医学的に許容される塩。 - R5が、水素である、請求項1に記載の化合物。
- B1及びB3がC−ClでありB2がC−Fである、又はB1及びB3がC−CF3でありB2がC−Hである、又はB1及びB3がC−BrでありB2がC−Fである、又はB1、B2及びB3がC−Clである、又はB1がC−Cl、B2がC−H及びB3がC−CF3である、又はB1がC−Br、B2がC−H及びB3がC−CF3である、請求項1又は2に記載の化合物。
- R1が、CF3である、請求項1から3までのいずれかに記載の化合物。
- R3a及びR3bが、水素である、請求項1から4までのいずれかに記載の化合物。
- R4が、水素である、請求項1から5までのいずれかに記載の化合物。
- 式C.1の化合物
(式中、各合成化合物のR2a、R2b、R2c、R5及びR6は、以下の表C.1の1つの行に定義されている)
- 式C.3の化合物
(式中、各合成化合物のR2a、R2b、R2c、R5及びR6は、以下の表C.3aの1つの行に定義されている)
表C.3a
- 請求項1から8のいずれかに記載の少なくとも1種の式I.3、C.1及びC.3の化合物、その立体異性体及び/又は少なくとも1種の農業的に許容されるその塩と、少なくとも1種の農業的に許容される不活性な液状担体及び/又は固体担体とを含む農業用組成物。
- 請求項1から8のいずれかに記載の少なくとも1種の式I.3、C.1及びC.3の化合物、その立体異性体及び/又は少なくとも1種の獣医学的に許容されるその塩と、少なくとも1種の獣医学的許容される不活性な液状担体及び/又は固体担体とを含む獣医用組成物。
- 無脊椎有害生物に侵襲され若しくは感染している動物を処置し、又は無脊椎有害生物による侵襲若しくは感染から動物を保護するために用いられる、請求項10に記載の組成物。
- 無脊椎有害生物を防除する非治療的方法であって、有害生物、その餌供給源、その生息地若しくはその繁殖地、又は有害生物が成長中であるか若しくは成長し得る植物、植物繁殖材料、土壌、区域、資材若しくは環境、又は無脊椎有害生物の攻撃若しくは侵襲から保護すべき資材、植物、植物繁殖材料、土壌、表面若しくは空間を、請求項1から8のいずれかに記載の少なくとも1種の式I.3、C.1及びC.3のイミン化合物、その立体異性体及び/又は少なくとも1種の農業的に許容されるその塩の殺有害生物有効量で処理するステップを含む方法。
- (i)請求項1から8のいずれかに記載の少なくとも1種の式I.3、C.1及びC.3の化合物、その立体異性体及び/又は少なくとも1種の農業的に許容されるその塩の殺有害生物有効量で植物を処理するステップを含む、無脊椎有害生物による攻撃又は侵襲から植物を保護するため、又は
(ii)請求項1から8のいずれかに記載の少なくとも1種の式I.3、C.1及びC.3の化合物、その立体異性体及び/又は少なくとも1種の農業的に許容されるその塩の殺有害生物有効量で植物繁殖材料を処理するステップを含む、無脊椎有害生物による攻撃又は侵襲から、植物繁殖材料及び/又はそれから生長する植物を保護するための、請求項12に記載の方法。 - 請求項1から8のいずれかに記載の少なくとも1種の式I.3、C.1及びC.3の化合物、その立体異性体及び/又は少なくとも1種の農業的に許容されるその塩を含む植物繁殖材料。
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