JP6473834B2 - 口腔ケア装置及び口腔ケア方法 - Google Patents

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Description

本発明は、口腔をケアする口腔ケア装置に関し、具体的には、口腔に供給される流体が流出することなく回収可能な口腔ケア装置及び口腔ケア方法に関する。
歯や口腔に存在する食物残滓は時間が経過するにつれて腐敗し、不快な口臭を発生させたり、虫歯、歯肉炎などの各種口腔疾患の原因となる。健康な歯と口腔状態を維持するためには、頻繁に歯磨きを行い、口腔洗浄剤で口内を洗浄したりするなど、口腔を常に清潔にしなければならない。
通常、歯を洗浄する時には歯ブラシとデンタルフロスを使用するが、歯ブラシとデンタルフロスを使用する方法だけでは、歯間に詰まった食物残滓を完全に除去することが難しく、これらの無理な使用は、歯肉や歯周の損傷を引き起こし得るという問題がある。
したがって、近年、洗浄水を噴射して口腔を洗浄することができる様々な構造の口腔洗浄装置が提案されている。従来の口腔洗浄装置は、水や殺菌性洗浄液を高圧で噴射して、口腔や歯間に詰まった異物を除去するように構成された装置であって、洗浄液を収容する容器と、噴射ノズルと、容器の洗浄液を噴射ノズルに供給するポンプと、を含む形態で提供される。
しかしながら、従来の口腔洗浄装置は、噴射ノズルを介して洗浄液を噴射するように構成されているため、洗浄液が口腔の外部に飛散する恐れがあって、バスルームなどの制限された場所でのみ使用可能であるという問題がある。
そこで、特許文献1のように、マウスピース構造に液体を供給し、それを排出させることで、洗浄液が外部に流出されることを抑える、口腔を洗浄、特に口腔内の歯を洗浄する装置及び方法が開発されている。
特許文献1のような装置は、液体を歯に均一に分散して供給するために、マウスピースが二重構造を取り、流入された液体を分散させるチャンバーの役割を担うようになる。
しかし、かかる構造の場合、マウスピースが二重構造を取らなければならないため製造が困難であるだけでなく、液体がチャンバーを経てから歯に供給されるため、液体の制御において不利である。
また、十分な液体供給速度を確保するために液体を加圧してマウスピースに供給する場合、液体が歯に噴射される反作用によって、マウスピースと歯及び歯肉との間に間隙が生じるようになる。このような場合、歯肉とマウスピースとの間に液体が漏れる恐れがあり、これは、吸入ポンプを用いてマウスピースから液体を吸入する場合にも同様である。
通常のユーザの場合、液体が一部漏れたとしても難なく液体を再び体外に排出することができるが、乳児もしくは患者の場合には、漏れた液体を飲み込んでしまう恐れがある。
特に、意識のない患者の場合、一部の液体が漏れてもそれを排出することができないため、洗浄液を噴射する装置を用いることができず、長い入院期間中に口腔ケアが不可能であるという問題がある。
韓国10‐1449724B
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するためのものであって、液体がケア領域の外部に漏れない口腔ケア装置を提供することをその目的とする。
本発明は、上記のような目的を達成するために、次のような口腔ケア装置を提供する。
本発明は、液体供給部と、上記液体供給部に連結され、口腔内に挿入した時に上側もしくは下側の少なくとも何れか一側の歯を収容可能な空間部が形成されたケア手段と、上記ケア手段に連結され、上記液体供給部から流体を吸入して上記空間部に導入し、上記空間部の流体を吸引する吸引手段と、上記吸引手段に連結され、上記空間部から吸引された液体を貯蔵もしくは排出する排出手段と、を含み、上記液体供給部の液体は、吸引手段の吸引力によってのみ上記空間部に導入される、口腔ケア装置を提供する。
本発明の一実施形態において、上記液体供給部と上記ケア手段が連結された液体供給通路には液体制御手段が備えられ、上記空間部に液体が流入されることができる。
また、本発明の一実施形態において、上記ケア手段の空間部には外部と連通される外部連結通路が連結されており、上記外部連結通路には空気制御手段が備えられ、上記空間部への外部空気の流入を調節することができる。
本発明の一実施形態において、口腔ケア装置は、上記液体制御手段と上記空気制御手段に連結され、上記液体供給部と上記空間部が連通されて上記吸引手段により液体が上記空間部に流入される液体供給モード、空気が供給される空気供給モード、液体と空気の何れも供給されない真空モード、及び液体と空気がともに流入されるモードで、上記液体制御手段と上記空気制御手段を制御する制御部をさらに含むことができる。
本発明の一実施形態の口腔ケア装置は、上記ケア手段に連結され、上記液体供給部の液体とは異なる液体を供給する追加成分供給部と、上記追加成分供給部に連結され、上記追加成分の供給を制御する追加成分制御手段と、をさらに含むことができる。
本発明の一実施形態において、上記ケア手段は、上記液体供給部または上記外部連結通路と連結される流体入口と、上記吸引手段と連結される流体出口と、を含み、上記ケア手段の空間部は可撓性を有する外壁により形成されることができ、上記外壁には多数の突起部が内側に突出形成されることができ、この際、上記突起部の表面には、摩擦力を高める形状が加工されることができる。
本発明の一実施形態において、上記ケア手段はマウスピースの形状に形成されており、上記流体入口と上記流体出口はマウスピースの左右側にそれぞれ配置されるか、上記流体入口と上記流体出口はマウスピースの前後側に分けて配置されることができる。
本発明において、上記ケア手段は、上記液体供給部と連結される流体入口と、上記吸引手段と連結される流体出口と、を含み、上記ケア手段の空間部は1つの外壁により形成され、上記流体入口に導入された流体は、上記空間部を通過した後、上記流体出口に排出されることができる。
本発明の一実施形態において、上記外壁は、歯及び歯肉と接する接触領域と、上記液体が通過する通路として機能するように選択的に歯及び歯肉から分離された非接触領域と、を含むことができる。
本発明の一実施形態において、上記非接触領域は、歯の上面に対応する領域、及び歯と歯との間、歯と歯肉との境界部位に対応する領域に形成されることができ、上記ケア手段は、ユーザの歯の形状に基づいて、液体の通過する通路が追加された形状を有するオーダーメード構造を有することができる。
本発明は、上記のような構成により口腔情報を獲得できる口腔ケア装置及び歯科用椅子を提供することができる。
本発明の口腔ケア装置の一実施形態の概略図である。 本発明の口腔ケア装置の他の実施形態の概略図である。 本発明の口腔ケア装置のケア手段の斜視図である。 本発明の口腔ケア装置のケア手段の底面斜視図である。 図3及び図4のケア手段が口腔内に載置された後の動作による断面を示す垂直断面図である。 図3及び図4のケア手段が口腔内に載置された後の動作による断面を示す水平断面図である。 図3及び図4のケア手段の装着位置による垂直断面図である。 図3及び図4のケア手段の装着位置による垂直断面図である。 口腔ケア装置のケア手段の他の実施形態である。 口腔ケア装置のケア手段における流体入口と流体出口の配置の一実施形態を示す斜視図である。 口腔ケア装置のケア手段における流体入口と流体出口の配置の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の口腔ケア装置のケア手段の他の実施形態の斜視図である。 本発明の口腔ケア装置のケア手段のさらに他の実施形態が装着された状態を示す垂直断面図である。 図13のケア装置の水平断面図である。 図13及び図14の実施形態において、オーダーメード型ケア手段を製作する方法のフローチャートである。 図15のフローチャートのうち流路形成部材付着段階の概略図である。 図15のフローチャートのうち外壁形成段階の概略図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図であって、縮小変形された状態を示す斜視図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図であって、変形されていない状態を示す斜視図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図であって、拡大変形された状態を示す斜視図である。 図18のケア手段の平面図であって、内側に集められた状態を示す平面図である。 図18のケア手段の平面図であって、外側に広げられた状態を示す平面図である。 図18のケア手段の平面図であって、変形されていない状態を示す平面図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図である。 本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図である。 本発明のケア手段の他の実施形態の平面図であって、変形されていない状態を示す平面図である。 本発明のケア手段の他の実施形態の平面図であって、内側に集められた状態を示す平面図である。 本発明のケア手段の他の実施形態の平面図であって、外側に広げられた状態を示す平面図である。 本発明の口腔ケア装置のさらに他の実施形態の概略図である。 本発明の口腔ケア装置のさらに他の実施形態の概略図である。
以下では、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
本発明において、流体は、液体と気体を含むものを意味し、吸引手段は、液体もしくは気体の何れか1つもしくは両方を吸入することができることを意味する。
本発明において、口腔は、人体を含む哺乳類の口内を意味し、歯が含まれている、もしくは含まれていない歯肉を意味する。
本発明において、密封は、実質的に液体が流出されないことを意味する。すなわち、ケア手段の外部に液体が流出されてユーザの気道や、食道、もしくは口腔内の特定領域を刺激しないということを意味する。
本発明では、流体を加圧して口腔に供給することは含まない。本発明では、流体を吸引する吸引手段により形成された負圧によって、液体供給部の液体が口腔を通過した後、排出手段に排出されることを含み、液体供給部で他の加圧手段を用いて口腔に液体を供給することはこの発明に含まれない。この際、吸引圧力は、例えば、100〜600mmHg程度であればよく、吸引手段がケア手段の空間部の空気を吸引し、ケア手段がユーザの歯肉に密着された後、液体供給部の液体が口腔に流入される。
本発明において、液体は、歯を洗浄したり、歯もしくは歯肉に有益な効果を与えることができる液体を含む。液体は、研磨剤や白化剤などの粒子を含むものも含む。ある実施形態では、アルコールもしくはエタノールを含有する抗菌組成物を含んでもよい。
液体の他の実施形態として、抗菌剤、プロパノール、及びビヒクルを含む抗菌組成物が用いられることができ、使用可能な代表的な抗菌剤としては、非限定的に、精油、塩化セチルピリジニウム(CPC)、クロルヘキシジン、ヘキセチジン、キトサン、トリクロサン、フッ化第一スズ、可溶性ピロリン酸塩、酸化亜鉛が挙げられるが、これに限定されない酸化金属、ペパーミント油、セージ油(sage oil)、アロエ、ポリオール、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、及びクエン酸亜鉛などが挙げられるが、これに限定されない金属塩などが挙げられる。
本発明は、歯垢の形成、食物微粒子、バイオフィルムなどの除去または分解など、洗浄によって口腔の口内衛生を一般的に改善することに加えて、口腔内の有害な状態を改善し、口腔の美的外観を改善するために有用である。有害な状態としては、非限定的に、虫歯、歯肉炎、炎症、歯周病と関連する症状、口臭、及び菌の感染などが挙げられる。
本発明は、家庭で用いることもできるが、患者、特に意識のない重症患者のために病院で用いることも可能であり、歯のケアのための歯科で、歯の治療中もしくは歯の治療前/後に、歯を洗浄するためにもしくは有利な効果を付与するために用いられてもよい。
本発明において、液体/流体/空気を制御する手段としてソレノイドバルブを用いてもよいが、他の電子機械式手段を用いてもよく、これらを制御するにあたっては電子制御が好ましいため、電気で制御可能な手段を用いることが好ましい。
本発明において、ケア装置としては、平均身体構造及びサイズに対応する装置を用いてもよいが、必要に応じて、ケア装置をユーザの口腔構造に応じてオーダーメードで製作して用いてもよい。これについては、図15から図17を参照してさらに説明する。
また、本発明において、ケア装置は可変型マウスピースにより達成されることができ、一定範囲で口腔構造に応じて可変可能な構造のマウスピースを用いてもよい。これについては、図18から図26を参照してさらに説明する。
可変型マウスピースは、ユーザが腔内に挿入する時に変形されることで、ケア装置の使用前に変形可能な構造を意味する。ケア装置の吸引力によって変形されることもできる。
以下では、本発明の具体的な実施形態を中心に本発明について説明する。
図1及び図2には、本発明の口腔ケア装置の一実施形態の概略図及び本発明の口腔ケア装置の他の実施形態の概略図が示されている。
本発明の口腔ケア装置1は、ユーザの口腔内に挿入されて口腔内の歯もしくは歯肉に有利な効果を提供するケア手段100と、上記ケア手段100に液体/気体を供給もしくは排出するように上記ケア手段100に連結された本体と、で構成される。
図1を参照すると、口腔ケア装置1は、液体供給部20と、上記液体供給部20に連結され、口腔内に挿入した時に上側もしくは下側の少なくとも何れか一側の歯を収容可能な空間部140(図4参照)が形成されたケア手段100と、上記ケア手段100に連結され、上記液体供給部20から液体を吸入して上記空間部140に導入し、上記空間部140の液体を吸引する吸引手段15と、上記吸引手段に連結され、上記空間部140から吸引された液体を貯蔵もしくは排出する排出手段10と、上記ケア手段100と外部を連通させる外部連結通路30と、を含む。
上記液体供給部20及び外部連結通路30にはそれぞれ液体制御手段25と空気制御手段35が連結されていて、上記ケア手段100に吸引手段15の吸入力が作用する時に、ケア手段100内に導入される液体もしくは気体を調節する。この際、液体制御手段25と空気制御手段35は別のソレノイドバルブからなることができるが、これに制限されず、液体制御手段25と空気制御手段35が1つの部材からなり、該構成で液体制御と空気制御が可能であるようにしてもよい。
上記口腔ケア装置1において、上記吸引手段15、液体制御手段25、及び空気制御手段35は、制御部90に連結されることができる。制御部90は、不図示のユーザの入力装置に応じて、上記吸引手段15、液体制御手段25、及び空気制御手段35を調節することで、ケア装置に液体を経由(液体供給モード)、もしくは空気を経由させるか(空気供給モード)、液体と空気を混合して経由させるか、ケア手段100に負圧がかかるようにしてケア手段100が変形されるようにする(真空モード)ことができる。
図2に示されたように、他の実施形態による口腔ケア装置1は、液体供給部20と、上記液体供給部20に連結され、口腔内に挿入した時に上側もしくは下側の少なくとも何れか一側の歯を収容可能な空間部140(図4参照)が形成されたケア手段100と、上記ケア手段100に連結され、上記液体供給部20から液体を吸入して上記空間部140に導入し、上記空間部140の液体を吸引する吸引手段15と、上記吸引手段に連結され、上記空間部140から吸引された液体を貯蔵もしくは排出する排出手段10と、上記ケア手段100と外部を連通させる外部連結通路30と、上記液体供給部20の液体とは異なる成分を供給する追加成分供給部40と、を含む。
上記液体供給部20、外部連結通路30、及び追加成分供給部40にはそれぞれ液体制御手段25、空気制御手段35、及び追加成分制御手段45が連結されていて、上記ケア手段100に吸引手段15の吸入力が作用する時に、ケア手段100内に導入される液体、追加成分、もしくは気体を調節する。
上記口腔ケア装置1において、上記吸引手段15、液体制御手段25、空気制御手段35、及び追加成分制御手段45は、制御部90に連結されることができる。制御部90は、不図示のユーザの入力装置に応じて、上記吸引手段15、液体制御手段25、空気制御手段35、及び追加成分制御手段45を調節することで、ケア装置に液体/追加成分を経由、もしくは空気を経由させるか、液体と空気を混合して経由させ、ケア手段に負圧がかかるようにしてケア手段100が変形されるようにすることができる。
液体と追加成分としては、互いに異なる種類のものを用いることができる。この際、液体や追加成分の何れか1つとしては、洗浄のための水を用いることが好ましく、他の1つとしては、歯や歯肉に有利な効果を提供することができる、例えば、抗菌組成物を用いることができ、必要に応じて、液体もしくは追加成分に付加粒子を追加して用いてもよい。
本発明において、ケア手段100は吸引手段15に連結され、吸引手段15によってのみ液体供給部20もしくは追加成分供給部40の成分や外部連結通路30の流体が吸引される。したがって、ケア手段100に液体が供給されるためには、ケア手段100が口腔内に載置されて密封された際にのみ、吸引手段15の吸引力が液体供給部20もしくは追加成分供給部40から液体もしくは追加成分を吸入することができる。特に、ケア手段100に吸引力が継続的に適用されることで、ニュートラルゾーン理論による密封状態が維持されることができる。
したがって、液体がケア手段100から漏れないため、乳幼児や、患者のように自分の身体制御が未熟または困難な人にも、本発明を活用して歯もしくは歯肉に有利な効果を提供することが可能である。
また、本発明において、排出手段10には、空き筒、もしくは連続排出が可能な排出口が含まれた構造を活用することができる。排出手段10にケア手段100を通過した液体を収集する場合、ケア手段100を通過しながら上記液体とともに付いてきた物質を収集することができ、これを分析して、口腔に関する情報を獲得したり、歯科疾患を判断したりすることも可能である。すなわち、本発明の口腔ケア手段は、歯に有利な効果を付与することにとどまらず、歯や口腔内の状態を把握し、どのような有利な効果を付与すべきかに関する情報を獲得する装置として活用されることもできる。
図3及び図4には、図1及び図2の口腔ケア装置1のケア手段100の実施形態の斜視図が示されており、図5及び図6と図7及び図8には、ケア手段が装着された状態の断面図が示されている。
図3及び図4に示されているように、ケア手段100は、液体や空気(気体)が流入されることができる流体入口110と、流体入口110に流入された流体が空間部140を通過して通り抜けることができる流体出口120と、が形成され、空間部140を形成する外壁101と、上記外壁101に連結され、装着した時に歯肉とともに空間部140を密封するシール部130と、上記シール部130と外壁101を連結する連結部160と、を含む。
垂直断面上において、シール部130は、連結部側端部や開口側端部に比べて狭い間隔を有する、中央が凹んだ形状(Slender shape)を有することができる。一例として、断面上において半円形を有することができる。これにより、挿入が容易となり、内部空間部に多数の突起部150が配置されることができる。
また、連結部160は、ケア手段100の形態維持及び強度確保のために、外壁101やシール部130よりも厚い厚さもしくは剛性の高い材質で形成されることができる。同一の材質に、剛性のためのフレーム構造が追加されることも可能である。
連結部160は、ケア手段100の後方を除いてはケア手段100の外面に沿って形成されているが、ケア手段100の後方は通過せず、その代わりに、後方に達する前にケア手段100の上面を経ながら内側連結部と外側連結部が連結される。ケア手段100の後方における上顎と下顎の差が大きいため、剛性を提供する連結部160はケア手段100の後方には配置されず、シール部130のみが配置されることが、密封において有利である。
ケア手段100は全体的にマウスピースの形状を有し、外壁101は、歯が挿入されるように一側が開放されて構成される。すなわち、外壁101は、その断面が全体的に「コ」字状を有するようになる。外壁101の内側面には多数の突起部150が形成される。突起部150は、外壁101と同一の材質で形成されてもよく、他の材質で形成されてもよい。
外壁101と突起部150は、基本的に可溶性の材質で形成されることが好ましく、人体に抵抗感を与えないようにソフトな材質、例えば、シリコン、シリコンゴムで形成されることが好ましく、突起部150としてブラシを用いることも可能である。
シール部130は外壁101に連結され、突起部150が形成されないため、歯肉と当接する領域である外壁101の開放面側端部や、外壁101の末端部(口腔において最内側歯肉に当接する部分)に形成され、上記外壁101よりも薄い厚さもしくはソフトな材質で形成されることができる。シール部130には、円滑なシール及び上顎及び下顎への共用的な使用のために、切開部が形成されていてもよい。切開部は、ケア手段100の前方(唇側)内側及び外側と後方(口腔の最内側)に小帯部切開線及び臼歯部後方切開線を含むことができ、様々な歯列形状に応じてシール部130が円滑に変形されるように、複数の切開部がケア手段100の周りに沿って形成されることができる。切開部は、シール部の自由端から連結部の方向に連結部に直交するように形成されることができ、自由端側に進むに従って切開幅が大きくなるように形成されることができる。
突起部150は歯に当接する部分に主に突出形成され、多数個が外壁101の内側に分散配置されることができる。突起部150には、図4のように凹凸部155が形成されることができる。凹凸部155は、突起部150にねじ山の形状に形成されてもよいが、他の形態の突起部が形成されてもよいことはいうまでもない。
図5及び図6を参照して、本発明の口腔ケア装置1の動作を説明する。本発明において、口腔ケア装置1は、吸引手段15の吸入力によってのみ流体(液体/気体)が移動されるため、マウスピース型のケア手段100の空間部140に歯及び歯肉を位置させた後、制御部90が吸引手段15を動作させると、ケア手段100の空間部140に吸入力が作用しながら空間部140の空気が吸引手段15に移動しながら、シール部130が歯肉Qに密着して空間部140が密封される。
空間部140が密封され、液体制御手段25が開放された状態で、空間部140にかかった吸入力によって液体供給部20の液体が吸入されて空間部140に導入され、空間部140に液体が流入される(液体導入段階)。その後、液体制御手段25が液体の流入を遮断し、空気制御手段35も空気の流入を遮断すると、吸引手段15によって空間部140には負圧がかかるようになる。この際、外部と内部の圧力差により、外壁101は歯Tに密着する形態に変形される(図5(b)、図6(b)参照;負圧形成段階)。
この際、外壁101に形成された突起部150は、歯Tの表面に沿って移動したり、歯Tとの間の隙間Pに移動しながら、歯に付着した、あるいは隙間Pに挟まった異物及び細菌を物理的に掻き取る。
その後、空気制御手段35が外部連結通路30を開放すると、空間部140の圧力が外部大気圧と等しくなり、これによって空間部140の負圧によって変形された外壁101が元の形状に回復する(図5(a)、図6(a)参照、負圧解除段階)。この際にも、外壁101に形成された突起部150は、歯Tの表面に沿って移動しながら、歯に付着している異物及び細菌を物理的に掻き取る。
吸引手段15を継続的に動作させている状態で、空気制御手段35の開放/閉鎖を繰り返し行うと、空間部140における負圧の形成/解除が繰り返され、それに応じて外壁101が動くようになる。したがって、外壁101に形成された突起部150は、歯Tの表面に沿って繰り返し移動することができるため、歯Tの表面を磨くことができる。また、液体制御手段25と空気制御手段35を交互に遮断する場合にも、外壁101が繰り返し変形されて、突起部150が歯Tの表面に沿って移動しながら磨くことができる。
図2のように追加成分供給部40がある場合に、液体と追加成分のうち水ではない成分を空間部140に供給した後、上述の空気制御手段35の制御を行う。この際、空気制御手段35の開放/閉鎖を何回か行った後、さらに液体もしくは追加成分を供給し、さらに空気制御手段35の開放/閉鎖を行う段階を繰り返し行う。一連の過程が終了した後、最後には、水を供給して吸引して終了する。
上記液体の供給及び空気制御手段35の開放/閉鎖を繰り返すことは、歯Tを歯ブラシで磨くことと同様の効果を奏することができ、単に水を流すよりも改善された効果を提供することができる。
図7及び図8には、本発明の口腔ケア装置が装着された状態を示している。図7または図8に示されているように、前歯や臼歯にかかわらずシール部130が歯肉Qに密着して空間部140を密封し、外壁101に形成された突起部150が歯の表面を掻き取ることで、向上した歯の洗浄を提供する。
必要に応じて、歯肉Qに向かって突起部150が突出形成されることができ、この場合、突起部150が歯肉をマッサージする効果がある。
図9には、ケア手段100の他の実施形態が示されている。図9に示されているように、ケア手段100の外壁101のうち上部外壁101aは、図7または図8と同一の構造を有するが、側部外壁101bには皺構造のように折り曲げ部102が形成される。この実施形態では折り曲げ部102が側部外壁101bに形成されているが、上部外壁101aにも形成されることができる。
この実施形態のように、折り曲げ部102が外壁101に形成される場合、負圧の形成時に外壁101が折り曲げ部102を中心に変形されることで、歯Tに密着される形状を一定の方向に制御することができる。これにより、外壁101の変形によって、突起部150が歯Tを特定方向に掻き取ることができるようにする。
通常、歯Tにおいて、歯磨きが不十分であっても、頬及び唇の粘膜と舌の摩擦によって自己洗浄されて虫歯が発生しにくい部分と、異物が詰まる部分及び虫歯が発生しやすい部分が決まっているという点を考慮すると、折り曲げ部102は、歯と歯との間もしくは歯の上面の溝を中心に外壁が変形されるように形成することが好ましい。
上記の形態と異なって、折り曲げ部102ではなく、他の外壁101よりも厚さが薄い溝が形成されて変形を誘導することも可能である。
図10から図12には、本発明のケア手段100の他の実施形態が示されている。
図10を参照すると、上記ケア手段100はマウスピースの形状に形成され、流体入口110は、マウスピース形状のケア手段100の後方(口腔の最内側)に分けて配置されているため、流体の流れFは、口腔内側から外側(唇側)に流れるようになる。この際、流体入口110は両後側にそれぞれ配置されるため2つの入口を有するのに対し、流体出口120は中央に1つのみが配置される。この際、流体の入口と出口は変わることもでき、流体の流れは口腔外側から内側に流れるようになる。
図11には他の実施形態が開示されているが、流体入口110はケア手段100の後方の一側に配置され、流体出口120はケア手段100の後方の他側に配置される。これにより、流体の流れFは、後方の一側から外側を経て後方の他側に流れるようになり、歯の全領域を通過するようになる。
図12を参照すると、上側歯と下側歯を同時にケアできるように、ケア手段100’が上下方向に対称して配置される。この際、流体入口及び流体出口は、外壁101の上部外壁101aではなく、側部外壁101bに連結される。この実施形態の場合、両側を同時にケアすることができるため、ケア時間の点で有利である。本実施形態では、上、下顎の臼歯部(後方部)の側面に流体入口及び出口を形成し、前歯部で上、下顎空間部140を開通した形状や、反対に、上、下顎の前歯部(前方部)に流体入口及び出口をそれぞれ形成し、臼歯部で上、下顎空間部140を開通した形状も可能である。
図12では上下が対称の形態を示しているが、上側に流体が流入され、下側から流体が流出されることや、下側に流体が流入され、上側から流体が流出されることも可能である。
図12において、ケア手段100’は、図11のようなケア手段100を結合または付着して形成されるが、一体型に製作してもよいことはいうまでもない。
図13及び図14には、本発明のケア装置のさらに他の実施形態が示されている。
上述のように、異物は歯の全領域に詰まるのではなく、特定領域に集中的に詰まる。異物が主に詰まる領域は凹部や溝である。
図13及び図14の実施形態では、空間部140を歯Tに対応するように形成する。この際、上記異物が詰まる領域を中心に流体が流れるように、外壁101が、歯及び歯肉と接する接触領域Cと、上記接触領域Cから外側に凸状に形成され、上記液体が通過する非接触領域Nと、を含む。外壁101は歯肉領域まで密着して延びていて、流体の流出を防止する。図13及び図14の実施形態では突起部150(図4参照)が形成されていないが、上記非接触領域Nにのみ選択的に突起部150が形成されることができる。
流体が流れる速度は、外壁101と歯や歯肉との間の空間によって変わるが、その間の空間が大きいと流体の流れ速度が減少し、外壁101と歯や歯肉との間の空間が小さいと流体の流れ速度が増大する。流体の流れ速度が速いと、異物除去の効果が大きくなる。
図13及び図14の実施形態では、液体が通過する非接触領域Nを異物が詰まりやすい部分に形成し、異物が詰まりにくい部分は歯や歯肉と接触する接触領域Cとなるように外壁101を形成することで、液体が通過する領域を制限し、液体が必要な領域のみを速い流れで通るようにする構造を提供する。また、洗浄に要する洗浄液の量を減少させ、液体供給部20の大きさを減少させて全体的な装置の大きさを減少させることができる。
このような図13及び図14の実施形態の場合、接触領域C及び非接触領域Nを正確に形成するためには、各ユーザの口腔構造と一致させる必要があるため、ケア手段100はオーダーメードで製作されることが好ましい。
図15には、図13及び図14の実施形態において、オーダーメード型ケア手段を製作する方法のフローチャートが示されている。
オーダーメード型ケア手段の製作方法は、ユーザの歯の形状を得るための複製形状準備段階(S100)と、上記複製形状に流路形成部材を付着する流路形成部材付着段階(S110)と、流路形成部材が付着された複製形状における流路形成部材を硬化させる流路形成部材硬化段階(S120)と、流路形成部材が付着された複製形状に樹脂材を塗布して外壁を形成する外壁形成段階(S130)と、複製形状に付着された樹脂材を硬化させる外壁硬化段階(S140)と、形成された外壁を分離する外壁分離段階(S150)と、を含み、外壁分離段階(S150)と同時にもしくはその前に、流体入口や流体出口のような連結ポートを形成することができる。
具体的に説明すると、複製形状準備段階(S100)は、従来の歯科で用いる方法により、ユーザの歯の形状と同一の形状を準備する段階である。ここで歯の形状とは、歯のみの形状を意味するのではなく、歯及び歯に連結されている歯肉部分の形状を含む。複製形状を準備する方法は特に制限されず、複製形状準備段階なしに、ユーザの歯に直に後続段階を行ってもよい。
また、この実施形態ではヒト(ユーザ)を対象とする場合を中心に説明しているが、上述のように、本発明は哺乳類、例えば、犬、猫を対象とすることも可能である。
流路形成部材付着段階(S110)では、準備された複製形状に、異物が詰まりやすい部分を中心として、混捏状態の光重合(light‐cure)レジンからなる流路形成部材を付着する。図16に示されているように、流路形成部材190は後にケア手段100の流路を形成するようになるため、歯T’の全領域にわたって形成し、且つ口腔内の粘膜や舌による自己洗浄作用によって異物が付着しにくい部分を除いて付着する。例えば、歯肉Q1と歯T’との境界部位、歯と歯との間、もしくは歯交合面の溝を中心に形成する。
流路形成部材硬化段階(S120)では、流路形成部材190が付着された複製形状を光重合器に入れて光を照射することで、流路形成部材190を硬化させる。この際、硬化された流路形成部材に流体入口や流体出口を形成するためのポートを付着することができるが、上に外壁を形成した後にポートを付着してもよい。
この実施形態では、流路形成段階を流路形成部材付着段階(S110)と流路形成部材硬化段階(S120)に分けて説明しているが、他の実施形態では、別の硬化段階なしに流路形成部材で流路を形成することが可能である。例えば、自己重合素材を用いて別の硬化段階なしに形成してもよく、熱可塑性樹脂を用いて流路を形成してから硬化させてもよい。
外壁形成段階(S130)では、流路形成部材190が付着された複製形状に、硬化前のシリコン材料を圧着してから硬化するか、軟化された樹脂材を圧着加工することで、一定の厚さを有する外壁を形成する。シリコンの圧着硬化を行う場合には、硬化前状態のシリコン材料を流路形成部材190が付着された複製形状に圧着した後、通常のシリコン硬化方法により硬化させる。樹脂材の圧着加工のためには、真空成形機に熱可塑性シートを載せ、熱を加えて溶かした後、真空をかけることで、流路形成部材190が付着された複製形状に樹脂材を密着させる(図17参照)。
外壁硬化段階(S140)は、密着された樹脂材を冷却して硬化させる段階であって、別の冷却もしくは自然冷却により硬化させることが可能である。上述の流路形成段階と同様に、この実施形態では外壁の形成を外壁形成段階(S130)と外壁硬化段階(S140)に分けて行っているが、用いられる素材によっては、別途の硬化段階なしに単一段階で行ってもよいことはいうまでもない。
外壁分離段階(S150)では、形成された外壁を複製形状から分離させる。分離された外壁に流体入口や流体出口のためのポートを形成する。その他に、ポートは、上記流路形成部材付着及び硬化段階でポート内部の流路を形成し、外壁形成及び硬化段階でポート外壁を形成することができる。
図15から図17のように製作されたオーダーメード型ケア手段100は、ユーザの歯と相応する形状を有し、且つ異物が主に詰まる部分に速い流体の流れを提供する。また、洗浄に必要な水の量が少ないため、歯のケアが容易となる。特に、本発明では、流体を加圧手段によって噴射しなくても速い流体の流れを提供することができる。
図15から図17では、実物(歯もしくは複製形状)を対象として流路が形成されるオーダーメード型マウスピースの構造及び製作方法を説明したが、本発明のオーダーメード型ケア手段(マウスピース)はコンピューターによって設計されてもよいことはいうまでもない。
複製形状準備段階(S100)は、歯科で用いられる口腔(歯)スキャナーを用いて使用対象の歯の情報を得る情報獲得段階で代替可能であり、流路形成部材付着段階(S110)は、上記情報獲得段階で得られた歯の情報に流路形成構造情報を追加する流路追加段階で代替可能である。すなわち、コンピューターにおける歯の情報に流路形成構造情報を追加することで、複製形状に流路形成部材を付着したものと同一の形状の情報を得ることができる。
このように得られた情報に基づいて、3Dプリンターなどの装置を用いて使用対象の歯の複製形状を製作することができ、上記複製形状に対して上記外壁形成段階(S130)から外壁分離段階(S150)を行うことで、オーダーメード型ケア手段を得る。
上記の形態と異なって、コンピューターによって流路形成構造情報が追加された情報(データ)から外壁構造情報を得ることも可能であり、複製形状の製作なしに、直ちに外壁構造情報に基づいて外壁を製作することもできる。
図18、図19は本発明のケア手段のさらに他の実施形態の斜視図であって、図18aには縮小変形された状態を、図18bには変形されていない状態を、図18cには拡大変形された状態を示す斜視図が示されており、図19a〜図19cには平面図が示されている。図18から図26で説明されるケア手段の実施形態では、ケア手段が吸引力によって変形されることに加えて、口腔構造に応じて変形可能な構造であるため、以下では「可変型マウスピース」と称することがある。
図18a〜図18cに示されているように、ケア手段100である可変型マウスピースは、液体や空気(気体)が流入されることができる流体入口110、及び流体入口110に流入された流体が空間部140(図4参照)を通過して通り抜けることができる流体出口120が外壁101に形成され、空間部140を形成する外壁101と、上記外壁101に連結され、装着時に歯肉とともに空間部140を密封するシール部130と、上記シール部130と外壁101を連結する連結部160と、を含む。
図18a〜図18cの実施形態において、流体入口110は、口腔内側(Y方向の内側)においてケア手段100の両端部に隣接してそれぞれ形成されており、流体出口120は、口腔外側においてケア手段100の中央部に形成されているが、図3または図11のように変更されてもよい。
また、連結部160は、ケア手段100の形態維持及び強度確保のために、外壁101やシール部130よりも厚い厚さもしくは高い剛性の材質で形成されることができる。同一の材質に、剛性のためのフレーム構造が追加されてもよい。図18a〜図18cの実施形態において、ケア手段100の長さ方向(L;図19参照)の両端部にはシール部のみが形成される。
図18及び図19の実施形態では、図3の実施形態と同様に、ケア手段100が全体的にマウスピースの形状を有し、歯が挿入されることができるように外壁101の一側が開放されて構成される。すなわち、外壁101は、その断面が全体的に「コ」字状を有する。外壁101の内側面には多数の突起部150が形成される。
図18及び図19の実施形態では、図3の実施形態に加えて、ケア手段100の外壁101においてケア手段100の長さ方向(L)と交差する方向に外壁101及びシール部130を貫通して可変部170が形成されている。
外壁101の「コ」字状の断面において、中央に位置する面を第1面、上記第1面の両側に延びる面を第2面としたときに、可変部170は、中央の上記第1面から延びた部分と、上記第2面から延びた部分とが互いに異なる方向に変形されるように構成される可変誘導部(171〜175)を含む。
可変誘導部(171〜175)は、外壁101よりも厚さが薄い面171、175と、上記面が容易に折られるように予め形成されている折り部172、173、174と、を含む。第1面における折り部172は、外壁101にて空間部140(図4参照)の方向に折り畳まれるように予め折られており、第2面における折り部174は、外壁101にて空間部140の反対方向に折り畳まれるように予め折られている。折り部173は、上記第1面と第2面で互いに反対方向に面171、175が折られるようにする。
可変部170は、ケア手段100の長さ方向(L)の両端部から上記ケア手段の長さの1/2未満〜1/4以上だけ離隔された地点にそれぞれ配置される。可変部170が1/4より小さい距離だけ長さ方向の両端部から離隔された地点に配置される場合には、口腔の内側方向(図18、図19でY方向)への変形のみが可能であるが、上記範囲に可変部170が位置する場合には、図19に示されているように、口腔の幅方向(図18、図19でX方向)への変形も可能であって、様々な口腔形状に適用可能である。
すなわち、図19aのように、内側可変部170aが縮小変形され、外側可変部170bが拡張変形される場合には、ケア手段100の両端部が集まるようになり、図19bのように、内側可変部170aが拡張変形され、外側可変部170bが縮小変形される場合には、ケア手段100の両端部が広げられるようになる。
通常、歯は、犬歯を中心に前方には半円状に前歯が配置され、後方には略直線状に臼歯が配置される。したがって、犬歯の位置に可変部170を位置させることで、空間部140の中央部に歯が配置されることができる。図19を参照すると、端部から可変部170までの距離L1、L3が可変部170の間の距離L2と等しいか0.8〜1.2倍の範囲である場合、犬歯の位置に可変部170が位置するようになる。
このように可変部170が犬歯の位置に配置される場合、空間部140の中央部に歯が配置され、吸引手段15によって外壁101が歯に繰り返し密着/解除される動作による突起部150と歯の摩擦が、歯の内外側に均一に発生するため、歯のケアにおいて利点を提供することができる。
可変部170は、外壁101と同一の柔軟な材質で形成される。この際、可変部170は変形されやすいように外壁101に比べて厚さが薄く形成されるか、外壁101と同一の厚さだとしてもより柔軟な材質で形成されてもよい。
図18及び図19の実施形態では、可変部170が上記第1面、第2面で異なる方向に変形されると説明したが、図20または図21の実施形態では、可変部170が一方向にのみ変形されることが示されている。
図20の場合、他の構成は図18及び図19の実施形態と同一である。但し、図20では、ケア手段100の外壁101においてケア手段100の長さ方向(L)と交差する方向に、外壁101及びシール部130を貫通する可変部170´が空間部140(図4参照)の反対方向にのみ変形されるように凸状に形成される。
また、図20の実施形態において、ケア手段100の長さ方向の中央の外側には、シール部の幅が細くなるか、シール部のない溝部131が備えられる。この溝部131は、口唇小帯(labial frenum)や舌小帯(lingual frenum)が収容されることができる空間を提供することで、口唇小帯や舌小帯によってシール部130が浮き上がってシールが形成されないことを防止することができ、負圧が形成される時にケア手段100が収縮して口唇小帯と舌小帯が刺激され、痛みを誘発することを防止することができる。
図21の実施形態では、図20と類似するが、可変部170´は外壁101にのみ形成され、上記可変部170´と対応する位置のシール部130には切開部133が形成される。切開部133は、シール部130の外壁方向に沿って可変部170´の形成幅だけ切開される上部切開部133bと、上記上部切開部133bから外側に延び、長さ方向に略垂直に形成される側面切開部133aと、を含み、略「
Figure 0006473834
」字または「T」字状に形成される。
切開部133は自由端を有し、可変部170´の変形によって上記自由端がシール部130と重なることができるため、シール部130の変形が不要となり、安定した密封が可能である。
可変部170´が空間部140の方向に凸状に形成されてもよい。
図22から図25には、本発明の他の実施形態が開示されている。
図22の場合、基本構成は図3または図18の構成と同一である。すなわち、ケア手段100は、外壁101と、流体入口110と、流体出口120と、シール部130と、空間部140(図4参照)と、連結部160と、を含む。但し、図22のケア手段100は、図3または図18と異なって、外壁101においてケア手段の長さ方向(L)に沿って延在する可変部180を含む。
可変部180は、外壁101の長さ方向に沿った中央線を基準として外側に配置される外側可変部180aと、中央線を基準として反対側に配置される内側可変部180bと、を含む。
外側及び内側可変部180a、180bは、両方とも空間部140(図4参照)の方向に折られるように折り部181が形成されている。折り部181は、外壁101の長さ方向の端部の連結部160に連結されており、ケア手段100の長さ方向に沿って延びる。
図22a、図22bの実施形態の場合、ケア手段100の長さ方向(図22のY方向)への可変は不可能であるが、外壁101の外面に沿って変形可能であるため、幅方向と高さ方向への変形が可能である。
ケア手段100は人体の口内に入る構造であって、口内は弱く且つ敏感な組織であるため、硬い物体が挿入される際にユーザが感じる不快感が大きい。そのため、ケア手段が硬いと、使用を忌避したり、さらには使用を拒否することもある。だからといって、過度に柔軟な材質でケア手段100を形成する場合には、異物を除去するための、歯との摩擦による力が突起部150に伝達されず、実質的に口腔ケアが困難となり得る。
可変部180は、突起部150への力の伝達が可能であり、且つユーザが口腔内で感じる不快感を最小化し、上下方向の空間が小さい口腔にもケア手段100が容易に挿入されるようにケア手段100の変形を提供することができる。
可変部180は、ケア手段100の長さ方向(L)、すなわち、流体の流れFに沿って形成されるため、空間部140によって折られても流体の流れに影響を与えない。したがって、図22aのように内側に折られるように形成されてもよいが、図22bのように外側に折られてもよい。
図23の実施形態の場合、図22a、図22bのように可変部180が形成されるという点は同一である。但し、図22a、図22bとは異なって、図23の実施形態では、可変部180が端部で連結部160と連結されるのではなく、シール部130に直ちに連結される。すなわち、連結部160は、可変部180とシール部130の連結部分で切開された切開部162を含む。
図24の実施形態は図22aの実施形態と基本的に同一であるが、追加の可変部170をさらに含むという点で異なる。
追加可変部170は図18及び図19で説明した可変部170と同一である。したがって、図24の実施形態は、外壁101においてケア手段の長さ方向(L)に沿って延びる可変部180と、少なくとも上記外壁101においてケア手段の長さ方向(L)と交差する方向に延在する可変部170と、を両方とも含む。
図24の実施形態のケア手段100は、口腔の内外方向(Y方向)、口腔の幅方向(X方向)、高さ方向(Z方向)への変形が可能であり、ユーザの口腔サイズに対応するケア手段100に変形されることができる。
図25の実施形態のケア手段100は、図24のケア手段100と基本的に同一であり、長さ方向と交差する可変部170を中心に長さ方向の両側に配置され、可変部170の変形を制限する長さ調節手段210をさらに含む。
長さ調節手段210は、可変部170を中心に長さ方向の端部側で外壁101に連結されたバンド連結部211aと、上記バンド連結部211aから一端部で一定間隔を置いて突出形成された調節突起部212と、上記可変部170を中心に長さ方向の中央側で外壁に連結形成され、バンド211とバンドの調節突起部212が入ることができるリング部213と、を含む。
リング部213は、リング部213や調節突起部212が弾性変形してバンド211の調節突起部212が通過するように構成されており、リング部213に調節突起部212が係止されることで、可変部170の変形を制限してケア手段100の長さを調節する。バンド211は、可変部170に比べて変形しにくいように構成(より厚い厚さを有する同一材質、及び/または等しい厚さを有するが、変形しにくい材質)される。
図26aから図26cに、ケア手段100のさらに他の実施形態が示されている。図26のケア手段は基本的には図18のケア手段100と同一であるが、長さ方向(L)の中央部において内側方向に外壁101及びシール部130に可変部200が形成される。可変部200は、空間部140(図4参照)の反対方向または空間部の方向に凸状に形成されており、可変部200の変形によって、ケア手段100の幅が細くまたは広くなることができる。
図27には、本発明の口腔ケア装置のさらに他の実施形態の概略図が示されている。
本発明の口腔ケア装置1は、ユーザの口腔内に挿入されて口腔内の歯もしくは歯肉に有利な効果を提供するケア手段100と、上記ケア手段100に液体/気体を供給もしくは排出するように上記ケア手段100に連結された本体と、で構成される。
図27を参照すると、口腔ケア装置1は、液体供給部20と、上述のケア手段100、例えば、マウスピースと、上記ケア手段100に連結され、上記液体供給部20から液体を吸入して上記空間部に導入し、上記空間部の流体を吸引する吸引手段15、例えば、ポンプと、上記吸引手段15に連結され、上記ケア手段の空間部から吸引された流体を貯蔵する排出手段10、例えば、貯蔵タンクと、上記排出手段10に連結され、貯蔵された流体の状態を測定する測定部50と、を含む。この際、上記液体供給部の液体は、上記吸引手段の吸引力によってのみ上記空間部に導入され、上記ケア手段100は、外部を連通させる外部連結通路30とも連結されている。
液体供給部20、液体制御手段25、外部連結通路30、空気制御手段35、及び吸引手段15は、上述の図1についての説明などの他の実施形態と同一であるため、この実施形態では、異なる部分である測定部50及び上記測定部に連結された伝送部55を中心に説明する。
排出手段10の一側に測定部50が装着されており、上記測定部50は排出手段に貯蔵された流体の状態を測定するものであるため、排出手段の下部に装着されることが好ましいが、用途と目的に応じて、排出手段10の内部の特定位置に装着されてもよい。
排出手段10に貯蔵される流体は、ケア手段100を介して口腔内部を通過した流体であるため、口腔内部の情報を上記流体から得ることができ、測定部50はこのような情報を得るためのセンサーを含む。
口腔情報を得るためのセンサーとして、TDS(Total Dissolved Solid)を測定するTDSセンサーを含むことができる。例えば、TDSセンサーとしては、XiaomiのTDSメーターテスターが適用可能である。TDSセンサーによると、溶液中に含まれている物質の量を測定することが可能であり、排出手段10に貯蔵された流体中の物質を測定すると、口腔内での異物(プラーク)の量を測定することができる。これにより、口腔内の情報を間接的に知ることが可能となる。
また、測定部50はpHセンサーを含んでもよい。pHセンサーとしては、電極を用いて溶液の酸度を測定する方式のセンサーと、酸度指示薬(例えば、BTB溶液)を用いて酸度を測定する方式のセンサーの何れを適用してもよい。酸度は口腔の状態によって変わる。すなわち、pH値が低いほど、口腔の衛生状態が不良である。したがって、排出手段10に貯蔵された流体は口腔内を通過した流体であるため、貯蔵された流体の酸度を測定することで、口腔内の酸度を類推することができ、これにより、口腔内の衛生状態を知ることが可能となる。
上記の形態と異なって、測定部50は、光源及び光センサーを用いて排出手段10に貯蔵された流体の濁度を測定する濁度センサーを含んでもよい。流体に溶解されない異物が多くなると濁度が高くなり、衛生状態の良くない場合には溶解されない異物も増加するため、濁度センサーは、濁度を測定することで口腔状態を測定することができる。
さらに、口腔を通過する流体には、口腔内の菌/細胞も共に自然に排出されるため、遺伝情報を活用した疾病測定センサーや、他のセンサーが適用されてもよいことはいうまでもない。
上記測定部50は1つのセンサーのみを含んでもよいが、正確な口腔の状態を把握するために、複数のセンサーが装着されてもよいことはいうまでもない。
本実施形態において、上記のように測定部50で測定された測定値は、伝送部55によって口腔ケア装置1の外部に伝達されることができる。伝送部55は、測定された測定値を直ちに外部に伝達したり、制御部90や他の演算手段によって測定値に基づいて得られた値を外部に伝達することも可能である。ここで、外部とは、外部の演算装置、すなわち、個人コンピューター、個人スマートフォンもしくはサーバーを意味する。外部の演算装置は、伝送された測定値に基づいてユーザの口腔状態を診断し、これをユーザに報知することができる。
伝送部55は、外部演算装置に有線もしくは無線方式によりデータを伝達することができ、データ伝送ツールは、従来に公知の方式、例えば、ブルートゥース(登録商標)、NFC方式が適用可能である。
一方、排出手段10は、流体を貯蔵する貯蔵部であってもよいが、流体を貯蔵せずに外部に排出する排出部として実現されてもよい。この際、測定部50が排出部に装着され、通過する流体の状態を測定するものとして適用されてもよい。測定部50には、貯蔵部に装着されるセンサーと同一のセンサーが活用されることができ、必要に応じて、通過する流体のサンプルから流体の状態を測定することも可能である。
<実施例>
表1は、図27の口腔ケア装置1において、TDSセンサーを含む測定部50を用いて排出手段10に貯蔵された液体を測定した結果と、通常の水を測定して比較した結果を示す。
Figure 0006473834
比較例1は、浄水器の水を測定した値であり、比較例2は水道の水を測定した値である。
実施例1は、浄水器の水を液体供給部20に供給し、制御部90によって吸引手段15を動作させて10秒間ケア手段100を通過した液体が排出手段10に貯蔵された時の測定値であり、実施例2は、水道の水を液体供給部20に供給し、制御部90によって吸引手段15を動作させて10秒間ケア手段100を通過した液体が排出手段10に貯蔵された時の測定値である。
実施例3は、水道の水を液体供給部20に供給し、制御部90によって吸引手段15を動作させて15秒間ケア手段100を通過した液体が排出手段10に貯蔵された時の測定値である。
上記表1に示されているように、ケア手段100を通過した液体は口腔内の異物(プラーク)を含むため測定値が高くなり、ケア手段100を通過する前の水の状態及び使用時間によって値が変わる。すなわち、初期には、同量の水がケア手段100を通過した時に多くの異物が含まれるが、異物がある程度抜け出た後には初期より少ない異物が含まれるようになるため、測定される値は動作時間によって変わるようになる。
したがって、本発明では、測定部50が値を一回のみ測定することよりは、一定の時間間隔で継続的に測定して口腔状態を類推することが好ましい。
図28には、本発明の口腔ケア装置のさらに他の実施形態の概略図が示されている。
図28を参照すると、口腔ケア装置1は、液体供給部20と、上述のケア手段100、例えば、マウスピースと、上記ケア手段100に連結され、上記液体供給部20から液体を吸入して上記空間部に導入し、上記空間部の流体を吸引する吸引手段15、例えば、ポンプと、上記吸引手段15に連結され、上記ケア手段の空間部から吸引された流体を貯蔵する排出手段10、例えば、貯蔵タンクと、上記排出手段10に連結され、貯蔵された流体の状態を測定する測定部50と、上記測定部に連結され、上記測定部の測定値を受けて処理または伝達する演算部60と、上記演算部に連結され、画面もしくはダイヤルを介して処理値もしくは測定値を表示する表示部65と、を含む。この際、上記液体供給部の液体は、上記吸引手段の吸引力によってのみ上記空間部に導入され、上記ケア手段100は、外部を連通させる外部連結通路30とも連結されている。
液体供給部20、液体制御手段25、外部連結通路30、空気制御手段35、吸引手段15、及び測定部50は、上述の図27についての説明と同一であるため、この実施形態では、異なる部分である演算部60及び上記演算部60に連結された表示部65を中心に説明する。
演算部60は、測定部50の測定値を受けて基準値と比較したり、既に測定された測定値、例えば、前回測定された測定値と比較して、測定値からユーザの口腔状態を判断する。演算部60は、演算処理を行うことができるチップで構成されることができる。
表示部65は、上記演算部60からデータを受けて表示するものであって、液晶表示装置で構成されることができるが、アナログ方式、例えば、計器盤などの方式により状態を表示してもよい。
一方、図27及び図28の実施形態は、歯科用椅子にも適用可能である。測定部50の場合、簡単な測定は個人用ケア装置に適用可能であるが、遺伝子情報や、菌を検査するセンサーの場合には、装置が高価であるため、歯科などの専門機関にのみ備えられることができる。
歯科用椅子は、歯科治療のために、給水、排水、及びサクションラインと連結されている。サクションラインは、病院内部の機械室のポンプもしくは歯科用椅子に備えられたポンプに連結されることができる。本発明の口腔ケア装置は、別途の噴射なしに吸引力でケアを行うため、歯科用椅子に連結されているサクションラインを介して提供される吸引力を口腔ケア装置が受け、残りの構成を歯科用椅子に設置することが可能である。この場合、吸引力を形成するための器具をさらに備える必要がなく、歯科用椅子に連結されたサクションラインを活用するという点で、十分な吸入力の提供も可能である。
また、歯科用椅子は、個人装備と異なって空間的な余裕があり、多数の患者が使用するという点からセンサーも多様に備えることができるため、ケア手段により得られた流体によって様々な口腔情報を提供することが可能である。
この際、ケア手段に識別用チップを埋め込み、個人情報と識別用チップを連携させて、格納されている流体の情報を上記個人情報と連動させることで、多数のユーザが口腔ケア装置を使用しても、各ユーザ毎に情報を確保することが可能である。
このような情報は、口腔ケア装置に連結されたコンピューターに格納されるか、オンラインで連結されているサーバーに格納されることができ、格納されたサーバーに各ユーザが端末機(例えば、スマートフォン)を用いて接続して個人情報を活用することができる。
また、格納された情報をビッグデータとして活用し、性別、年齢別、地域別、個人別の統計資料として活用することもできる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有する者には明らかである。
1 口腔ケア装置
10 排出手段
15 吸引手段
20 液体供給部
25 液体制御手段
30 外部連結通路
35 空気制御手段
40 追加成分供給部
45 追加成分制御手段
50 測定部
55 伝送部
60 演算部
65 表示部
100 ケア手段
101 外壁
110 流体入口
120 流体出口
130 シール部
150 突起部
155 凹凸部
160 連結部
190 流路形成部材
170、180、200 可変部
210 長さ調節手段

Claims (16)

  1. 液体供給部と、
    前記液体供給部に連結され、口腔内に挿入した時に上側もしくは下側の少なくとも何れか一側の歯を収容可能な空間部が形成されたケア手段と、
    前記ケア手段に連結され、前記液体供給部から液体を吸入して前記空間部に導入し、前記空間部の流体を吸引する吸引手段と、
    前記吸引手段に連結され、前記空間部から吸引された流体を貯蔵もしくは排出する排出手段と、を含み、
    前記液体供給部の液体は、前記吸引手段の吸引力によってのみ前記空間部に導入され、
    前記液体供給部と前記ケア手段が連結された液体供給通路には液体制御手段が備えられ、前記空間部への液体の流入を調節し、
    前記ケア手段の空間部には外部と連通される外部連結通路が連結され、前記外部連結通路には空気制御手段が備えられ、前記空間部への外部空気の流入を調節する、口腔ケア装置。
  2. 前記液体制御手段と前記空気制御手段にそれぞれ連結され、少なくとも前記液体供給部と前記空間部が連通されて前記吸引手段によって液体が前記空間部に流入される液体供給モード、空気が供給される空気供給モード、及び液体と空気の何れも供給されない真空モードで、前記液体制御手段と前記空気制御手段を制御する制御部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の口腔ケア装置。
  3. 前記ケア手段は、前記液体供給部または前記外部連結通路と連結される流体入口と、前記吸引手段と連結される流体出口と、を含み、
    前記ケア手段の空間部は、可撓性を有する外壁によって形成されることを特徴とする、請求項1に記載の口腔ケア装置。
  4. 前記ケア手段は、前記外壁と、前記外壁から外側に延びて形成されるシール部と、前記外壁とシール部との間に配置される連結部と、を含み、
    前記連結部は、前記外壁及びシール部よりも厚い厚さもしくは剛性の高い材質で形成されることを特徴とする、請求項3に記載の口腔ケア装置。
  5. 前記シール部には、ケア手段の周方向に沿って複数の切開部が形成されることを特徴とする、請求項4に記載の口腔ケア装置。
  6. 前記ケア手段は、前記液体供給部と連結される流体入口と、前記吸引手段と連結される流体出口と、を含み、
    前記ケア手段の空間部は1つの外壁により形成され、前記流体入口に導入された流体は、前記空間部を通過した後、前記流体出口に排出されることを特徴とする、請求項1に記載の口腔ケア装置。
  7. 前記外壁には多数の突起部が内側に突出形成されることを特徴とする、請求項3に記載の口腔ケア装置。
  8. 前記突起部の端部には凹凸部が形成されることを特徴とする、請求項7に記載の口腔ケア装置。
  9. 前記ケア手段はマウスピースの形状に形成され、
    前記流体入口と前記流体出口は、マウスピースの前後側に分けて配置されることを特徴とする、請求項3に記載の口腔ケア装置。
  10. 前記ケア手段は、
    前記空間部を形成する外壁と、
    前記外壁の縁から延びるシール部と、
    前記外壁においてマウスピースの長さ方向、及び前記長さ方向と交差する方向のうち1つ以上の方向に延びる可変部と、
    前記外壁を貫通して前記空間部と連結された流体入口及び流体出口と、を含む、請求項1に記載の口腔ケア装置。
  11. 前記可変部は、前記外壁よりも薄い厚さで形成されることを特徴とする、請求項10に記載の口腔ケア装置。
  12. 前記外壁は、断面上において中央に位置する第1面と、前記第1面の両側に延びる第2面と、を含み、
    前記可変部は、前記第1面から延びた部分と、前記第2面から延びた部分とが互いに異なる方向に変形されるように構成される可変誘導部を含むことを特徴とする、請求項10に記載の口腔ケア装置。
  13. 前記外壁は、前記空間部に延びる突起部を含み、
    前記吸引手段の動作によって前記マウスピースの外壁が変形されることを特徴とする、請求項10に記載の口腔ケア装置。
  14. 前記排出手段に連結され、貯蔵された流体もしくは排出される流体の状態を測定する測定部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の口腔ケア装置。
  15. 前記測定部に連結され、有線もしくは無線のデータ伝送ツールを含んで、前記測定部により測定された情報値もしくは前記情報値に基づく処理値を外部に伝送する伝送部をさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の口腔ケア装置。
  16. 前記測定部に連結され、前記測定部により測定された情報値もしくは前記情報値に基づく処理値を画面を介して表示する表示部をさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の口腔ケア装置。
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