JP6464222B2 - 太陽電池モジュールの排水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池モジュール上から雨水を排出する排水路を備えた太陽電池モジュールの排水構造に関する。
従来、太陽電池パネルは、周囲に枠状のフレームが取付けられ、このフレームとともに太陽電池モジュールとして取り扱われている。フレームは、太陽電池パネルの上面(受光面)と平行な上壁と、この上壁から下方に延びる縦壁とを備えている。上壁は、所定の厚みを有する板状に形成されており、太陽電池パネルの上面に密着している。
この種の太陽電池モジュールは、太陽電池パネルの長手方向が水平方向を指向するとともに、太陽電池パネルの上面が斜め上方を指向する状態で設置用架台に装着されることが多い。
このような太陽電池モジュールは、屋外に設置されているために、土埃や砂塵等が降り積もることがある。これらの土埃や砂塵は、雨水によって太陽電池パネルの上面から洗い流される。しかし、フレームの上壁と太陽電池パネルとの境界部分には上壁の厚み分だけ段差があるから、土埃や砂塵の一部がこの段差を乗り越えられずに雨水とともに残留する。この残留物が堆積して広範囲に拡がり、太陽電池パネルの上面を覆うようになると、太陽光が遮られ、発電量が少なくなってしまう。
このような不具合を解消可能な従来の太陽電池モジュールとしては、例えば特許文献1〜特許文献5に記載されているものがある。
特許文献1および特許文献2に開示された太陽電池モジュールは、太陽電池パネルの四隅に相当するフレームの角部に排水構造が採用されている。
特許文献1に開示されたフレームは、長方形状を呈する太陽電池パネルの各辺毎に設けられたフレーム部材と、太陽電池パネルの四隅と対応する部位でフレーム部材どうしを連結する連結部材とによって構成されている。
連結部材は、太陽電池パネルの上面側からフレームの外に延びる排水溝からなる排水構造が採られている。
特許文献2に開示されたフレームは、太陽電池パネルの四隅となる部位でフレーム部材どうしを連結する連結部材に突片が設けられている。この突片は、フレーム部材どうしの間に挟み込まれ、フレーム部材どうしの間に排水溝を形成する。
特許文献3〜5に開示されたフレームは、フレーム部材の一部を切り欠いて形成された排水路を有している。
特開2015−104309号公報 特開2013−183092号公報 特開2016−123176号公報 特許第4810528号公報 特開2016−25800号公報
特許文献1や特許文献2に開示された排水構造を実現するためには、排水溝を有する連結部材を作製しなければならないから、太陽電池モジュールの製造コストが高くなるという問題があった。
特許文献3〜5に開示されているようにフレーム部材に切欠きが形成されると、フレームの強度が低くなるという問題があった。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、コストダウンを図るとともに、フレームの強度が低くなることを防ぎながら、太陽電池パネルとフレームとの境界部分に雨水や土埃あるいは砂塵などが残ることがない太陽電池モジュールの排水構造を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る太陽電池モジュールの排水構造は、太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルの受光面と平行な上壁およびこの上壁から下方に延びる縦壁を有し、前記太陽電池パネルと協働して太陽電池モジュールを構成する枠状のフレームと、前記フレームの上壁と対向する押圧部およびこの押圧部から前記縦壁に沿って下方に延びる縦部を有し、前記太陽電池モジュールを下方の設置用架台に押し付けるクランプとを備え、前記フレームにおける前記太陽電池パネルの左右方向に延びる上壁であって、この上壁の両端側を含む複数の位置に、この上壁を前記左右方向に分断するとともに前記縦壁の外面に開口する切欠きがそれぞれ形成され、前記クランプは、前記切欠きと同一の位置に配置され、前記切欠きと対向する位置から前記太陽電池モジュールの外に延びる排水路を有しているものである。
本発明は、前記太陽電池モジュールの排水構造において、前記フレームは、前記太陽電池パネルの前端部と後端部とにおいて左右方向に延びる一対の第1のフレーム部材と、前記太陽電池パネルの左側端部と右側端部とにおいて前後方向に延びる一対の第2のフレーム部材とを備え、前記第1のフレーム部材の両端部に配置された前記クランプの押圧部は、前記第1のフレーム部材の左右方向の端部と、前記第1のフレーム部材の左右方向の端部に接続された前記第2のフレーム部材の端部とを押圧していてもよい。
本発明は、前記太陽電池モジュールの排水構造において、前記太陽電池パネルは、前記フレームの前記上壁に密着するシーリング材を有し、前記シーリング材における前記切欠きと対応する部位が除去されていてもよい。
本発明は、前記太陽電池モジュールの排水構造において、前記切欠きは、前記左右方向の両端側の2箇所と前記左右方向の中央部との3箇所に設けられていてもよい。
本発明は、前記太陽電池モジュールの排水構造において、左右方向に延びる前記上壁の両端部に設けられた切欠きの一対の側面のうち、前記上壁の両端側に位置する外側の側面は、前記枠状のフレームにおける前後方向に延びる縦壁の内壁面に対して所定の位置に位置付けられ、前記所定の位置は、前記前後方向に延びる縦壁の内壁面と同一平面上の位置と、この縦壁の内壁面から左右方向の中央側へ予め定めた長さだけ離間して前記内壁面に近接する位置とのいずれか一方であってもよい。
本発明は、前記太陽電池モジュールの排水構造において、前記クランプは、左右方向とは直交する方向の断面形状が左端から右端まで変わることがない形状に形成され、前記排水路は、左右方向に延びる凹溝によって形成されていてもよい。
本発明においては、太陽電池パネルとフレームの上壁との境界部分に生じる段差を乗り越えられずに残留した雨水は、フレームの切欠きとクランプの排水路とを通って太陽電池モジュールの外に排出される。このため、太陽電池パネルに舞い降りた土埃や砂塵が雨水によって残ることなく洗い流される。切欠きは、フレームの上壁の一部を部分的に除去することによって簡単に形成することができる。
また、クランプの押圧部は、フレームの上壁における切欠きの両側に位置する部位に上方から重ねられ、この部位を下方に向けて押す。このため、クランプが実質的に補強材になり、フレームの相対的に強度が低くなっている切欠き部分の強度を補う。
このため、コストダウンを図るとともに、フレームの強度が低くなることを防ぎながら、太陽電池パネルとフレームとの境界部分に雨水や土埃あるいは砂塵などが残ることがない太陽電池モジュールの排水構造を提供することができる。
本発明に係る排水構造に使用する太陽電池モジュールの斜視図である。 切欠き部分を拡大して示す斜視図である。 本発明に係る太陽電池モジュールの排水構造を示す斜視図である。 要部を拡大して示す斜視図である。 フレーム部材の斜視図である。 太陽電池モジュールの正面図である。 太陽電池モジュールの排水構造の正面図である。 シーリング材を有する太陽電池パネルを使用した場合の切欠き部分を拡大して示す斜視図である。図8においては、太陽電池パネルとフレームを破断した状態で描いてある。 シーリング材に切欠きに倣う溝を形成した場合の切欠き部分を拡大して示す斜視図である。図9においては、太陽電池パネルとフレームを破断した状態で描いてある。 シーリング材を有していない太陽電池パネルを使用した場合の切欠き部分を拡大して示す斜視図である。図10においては、太陽電池パネルとフレームを破断した状態で描いてある。 第1のクランプと架台との連結部分を示す斜視図である。 図7におけるXII−XII線断面図である。 水平方向に延びる凹溝からなる排水路を有する第1のクランプの斜視図である。 上下方向に延びる凹溝からなる排水路を有する第1のクランプの斜視図である。 切欠きからなる排水路を有する第1のクランプの斜視図である。 貫通穴からなる排水路を有する第1のクランプの斜視図である。 太陽電池モジュールどうしを前後方向に並べて連結する場合の連結部分の平面図である。 図17におけるXVIII−XVIII線断面図である。 切欠きの変形例を示す平面図である。
以下、本発明に係る太陽電池モジュールの排水構造の一実施の形態を図1〜図19によって詳細に説明する。
図1に示す太陽電池モジュール1は、平面視長方形状の太陽電池パネル2と、この太陽電池パネル2を囲む枠状のフレーム3とを備えている。この実施の形態による太陽電池モジュール1は、図3に示すように、太陽電池パネル2の受光面2aが上方を指向するとともに長手方向が水平方向を指向する状態で後述するクランプ4を使用して下方の設置用架台5(図11参照)に組付けられている。以下においては、便宜上、太陽電池パネル2の長手方向を左右方向といい、長手方向とは直交する短手方向を前後方向という。
この実施の形態による太陽電池モジュール1は、前後方向の一端部が他端部より低くなる状態で使用することが望ましい。以下においては、低くなる前後方向の一端部を単に前端部といい、前後方向の他端部を単に後端部という。図3は、太陽電池モジュール1を単体で使用する状態を示している。なお、太陽電池モジュール1は、図17に示すように、複数の太陽電池モジュール1が前後方向に並ぶ状態で使用したり、図示してはいないが、複数の太陽電池モジュール1が左右方向に並ぶ状態で使用することができる。
太陽電池パネル2は、図1および図8に示すように、格子状に並ぶ多数の太陽電池セル11と、この太陽電池セル11を上面側と下面側とから封止する封止材12と、最も上に位置するガラス板13などによって形成されている。
この太陽電池パネル2の外縁部には、図8および図9に示すように、シーリング材14が設けられていたり、図10に示すように、シーリング材14が設けられていないことがある。シーリング材14は、後述するフレーム3に太陽電池パネル2を密着させるためのものである。
クランプ4は、使用する場所に応じて2種類ある。太陽電池モジュール1の前端部のみあるいは後端部のみを架台5に取付けるに当たっては、図11に示すように、板状の第1のクランプ4Aが使用される。この第1のクランプ4Aは、フレーム3の上面に対向した状態で接触する押圧板21と、この押圧板21における太陽電池モジュール1の外に位置する一端から下方に延びる縦板22と、この縦板22の下端から前後方向において押圧板21とは反対側に延びる締結板23とを有している。
この第1のクランプ4Aは、左右方向とは直交する方向の断面形状(図12参照)が左端から右端まで変わることがない形状に形成されている。
締結板23は、この締結板23を上下方向に貫通する固定用ボルト24によって架台5に固定されている。締結板23が架台5に固定されることにより、フレーム3が押圧板21によって下方に押圧され、図12に示すように、押圧板21と架台5との間に挟まれる。
第1のクランプ4Aは、図3に示すように、フレーム3の左右方向の両端部と、左右方向の中央部とにそれぞれ配置される。左右方向の両端部に位置する第1のクランプ4Aは、図4に示すように、第1のフレーム部材31の左右方向の端部と、この第1のフレーム部材31の左右方向の端部に接続された第2のフレーム部材32の端部とを押圧している。
前後方向に並ぶ二つの太陽電池モジュール1,1の互いに隣り合う端部どうしを架台5に取付けるに当たっては、図17および図18に示すように、第2のクランプ4Bが使用される。この第2のクランプ4Bは、前側に位置する太陽電池モジュール1と後側に位置する太陽電池モジュール1との間に挿入されている。詳述すると、第2のクランプ4Bは、左右方向に延びる角筒状の本体25と、この本体25の前側の上端から前側に延びる第1の押圧板26と、本体25の後側の上端から後側に延びる第2の押圧板27とを有している。また、この第2のクランプ4Aは、左右方向とは直交する方向の断面形状(図12参照)が左端から右端まで変わることがない形状に形成されている。
本体25は、この本体25を上下方向に貫通する固定用ボルト28と、架台5に回り止めされたナット部材29とによって架台5に固定されている。本体25が架台5に固定されることによって、前側の太陽電池モジュール1のフレーム3が第1の押圧板26によって下方に押されて第1の押圧板26と架台5との間に挟まれる。これとともに、後側の太陽電池モジュール1のフレーム3が第2の押圧板27によって下方に押されて第2の押圧板27と架台5との間に挟まれる。
第2のクランプ4Bは、図示してはいないが、第1のクランプ4Aと同様に、フレーム3の左右方向の両端部と、左右方向の中央部とにそれぞれ配置される。左右方向の両端部に位置する第2のクランプ4Bは、図17に示すように、第1のフレーム部材31の左右方向の端部と、この第1のフレーム部材31の左右方向の端部に接続された第2のフレーム部材32の端部とを押圧している。
この実施の形態においては、第1のクランプ4Aと第2のクランプ4Bとが本発明でいう「クランプ」に相当し、第1のクランプ4Aの押圧板21と、第2のクランプ4Bの第1および第2の押圧板26,27とが本発明でいう「押圧部」に相当する。また、第1のクランプ4Aの縦板22と、第2のクランプ4Bの本体25とが本発明でいう「縦部」に相当する。
フレーム3は、図1に示すように、太陽電池パネル2の前後方向の両端部で左右方向に延びる一対の第1のフレーム部材31と、これらの第1のフレーム部材31の左右方向の両端部どうしを接続する一対の第2のフレーム部材32とを備えている。この実施の形態においては、第1のフレーム部材31が本発明でいう「フレーム部材」に相当する。
第1のフレーム部材31と第2のフレーム部材32は、図5に示すように、複数の機能部を有している。図5は第1のフレーム部材31を示しているが、機能部は第1のフレーム部材31と第2のフレーム部材32とで同一である。
第1の機能部は、太陽電池パネル2が挿入される溝部33である。この溝部33は、フレーム3の上端に位置する上壁34と、この上壁34から下方に延びる縦壁35とを使用して形成されている。上壁34は、太陽電池パネル2の受光面2aと平行になるように形成されている。太陽電池パネル2は、この溝部33の中に挿入されている。
第2の機能部は、他のフレーム部材を連結するための穴部36である。この穴部36には、他のフレーム部材の穴部36に一端が嵌合する連結部材37の他端部が嵌合する。
第1のフレーム部材31には、図1および図6に示すように、複数の切欠き41が形成されている。これらの切欠き41は、上壁34の一部をたとえば機械加工により部分的に除去することによって形成することができる。この実施の形態による切欠き41の左右方向の両側面41a(図2参照)は、上下方向と前後方向とに延びている。各切欠き41は、第1のフレーム部材31の上壁34を左右方向に分断しており、縦壁35の外面に開口している。
太陽電池パネル2の相対的に低い位置にある前側の第1のフレーム部材31と、太陽電池パネル2の相対的に高い位置にある後側の第1のフレーム部材31との両方に切欠き41が設けられている理由は、前後方向を逆にしても太陽電池モジュール1を使用できるようにするためである。
太陽電池パネル2にシーリング材14が設けられている場合は、図8に示すように、切欠き41からシーリング材14が露出する。また、太陽電池パネル2にシーリング材14が設けられている場合には、図9に示すように、シーリング材14における切欠き41と対応する部分を除去することができる。このようにシーリング材14を除去することにより、切欠き41からガラス板13が露出する。この場合は、シーリング材14の厚み分に相当する段差も解消されるから、図10に示すようにシーリング材14が設けられていない場合と同様に、太陽電池パネル2上の空間が切欠き41を介して第1のフレーム部材31の外に接続される。
また、これらの切欠き41は、図6に示すように、左右方向に延びる第1のフレーム部材31の上壁34であって、この上壁34の左右方向の両端側を含む複数の位置にそれぞれ設けられている。この実施の形態による切欠き41は、第1のフレーム部材31の左右方向の両端側の2箇所と、左右方向の中央部との3箇所に設けられている。
第1のフレーム部材31の両端部(左右方向に延びる上壁の両端部)に設けられた切欠き41の一対の側面41a,41aのうち、上壁34の両端側(左端側および右端側)に位置する外側の側面41aは、第2のフレーム部材32の縦壁35の内壁面(前後方向に延びる縦壁の内壁面)に対して所定の位置に位置付けられている。この所定の位置とは、第2のフレーム部材32の縦壁35の内壁面と同一平面上の位置と、この実施の形態で示すように縦壁35の内壁面から左右方向の中央側へ予め定めた長さだけ離間して内壁面に近接する位置とのいずれか一方である。ここでいう「近接する」とは、内壁面から5mm〜20mm程度離間している場合を含む。
第1のクランプ4Aおよび第2のクランプ4Bは、図3および図4に示すように、これらの切欠き41と同一の位置に配置されている。切欠き41の左右方向の幅A(図6参照)は、第1のクランプ4Aの押圧板21の左右方向の幅Bおよび第2のクランプ4Bの第1および第2の押圧板26,27の左右方向の幅C(図17参照)より小さい。
第1のクランプ4Aの縦板22には、図4、図11および図12に示すように、第1の排水路42が形成されている。第2のクランプ4Bの本体25には、図18に示すように、排水路43が形成されている。この実施の形態においては、これらの第1および第2の排水路42,43が本発明でいう「排水路」に相当する。
第1および第2の排水路42,43は、縦板22あるいは本体25における切欠き42と対向する位置から太陽電池モジュール1の外に延びる形状に形成されている。本体25の排水路43は、後側に位置する太陽電池モジュール1と対向する壁面のみに形成されている。
図4、図11および図12に示す第1の排水路42と、図18に示す第2の排水路43は、図13に示すように、いずれも左右方向に延びる凹溝44によって形成されている。この凹溝44は、縦板22における第1のフレーム部材31の縦壁35と対向する面22aであって、切欠き41と同じ高さとなる位置に開口し、縦板22の左端から右端まで途切れることなく形成されている。
第1および第2の排水路42,43は、図14〜図16に示すように形成する事ができる。図14〜図16においては第1のクランプ4Aの第1の排水路42の変形例を示すが、第2のクランプ4Bの第2の排水路43も同様に形成することができる。
図14に示す第1の排水路42は、上下方向に延びる凹溝45によって形成されている。この凹溝45は、縦板22における第1のフレーム部材31の縦壁35と対向する面22aであって、切欠き41と左右方向において同じ位置に開口し、縦板22と押圧板21との境界部分から縦板22の下端まで途切れることなく形成されている。
図15に示す第1の排水路42は、左右一対の切欠き46によって形成されている。この切欠き46は、縦壁22の左右方向の両端から中央に向けて縦板22を部分的に除去することによって形成されている。この切欠き46は、第1のフレーム部材31の切欠き41が開口するように形成される。
図16に示す第1の排水路42は、貫通穴47によって形成されている。貫通穴47は、縦壁22を前後方向に貫通している。こおの貫通穴47は、第1のフレーム部材31の切欠き41が開口するように形成される。なお、貫通穴47の数は、図16に示すように1つに限定されることはない。1つの貫通穴47の代わりに複数の小径の穴(図示せず)を形成してもよい。
このように構成された太陽電池モジュール1においては、使用中に太陽電池パネル2に土埃や砂塵が舞い降りる。これらの異物は、雨が降ったときに雨水で太陽電池パネル2の上面に沿って流される。このような異物とともに流れる雨水の一部は、太陽電池モジュール1の最も低い位置にある第1のフレーム部材31を乗り越えるようにして太陽電池モジュール1の外に排出される。
第1のフレーム部材31を乗り越えることができなかった雨水、すなわち太陽電池パネル2と第1のフレーム部材31の上壁34との境界部分に生じる段差を乗り越えられずに残留した雨水は、第1のフレーム部材31を伝って左右方向に流れて切欠き41内に流入し、切欠き41と第1および第2のクランプ4A,4Bの排水路42,43を通ってフレーム3の外に排出される。このため、太陽電池パネル2に舞い降りた土埃や砂塵が雨水によって残ることなく洗い流される。
切欠き41は、フレーム3の上壁34の一部を部分的に除去することによって簡単に形成することができる。このことは、製造コストがそれほど高くはならないことを意味する。
また、第1のクランプ4Aの押圧板21と、第2のフレーム4Bの第1および第2の押圧板26,27は、フレーム3の上壁34における切欠き41の両側に位置する部位に上方から重ねられ、この部位を下方に向けて押す。このため、クランプ4が実質的に補強材になり、フレーム3の相対的に強度が低くなっている切欠き部分の強度を補う。
このため、コストダウンを図るとともに、フレーム3の強度が低くなることを防ぎながら、太陽電池パネル2とフレーム3との境界部分に雨水や土埃あるいは砂塵などが残ることがない太陽電池モジュールの排水構造を提供することができる。
この実施の形態において、第1のフレーム部材31の左右方向の両端部を固定するための第1のクランプ4Aと第2のクランプ4Bは、第1のフレーム部材31の端部と第2のフレーム部材32の端部とを押圧している。このため、この実施の形態によれば、太陽電池モジュール1を強固に支持することが可能になる。
この実施の形態による太陽電池パネル2においては、図9に示すように、フレーム3の上壁34に密着するシーリング材14を有している場合は、このシーリング材14における切欠き41と対応する部位を除去することができる。
このため、この実施の形態によれば、シーリング材14を有している太陽電池モジュール1であっても、シーリング材14の厚みに相当する段差部にも雨水が溜まることがないから、この段差部に溜まった土埃や砂塵を雨水で洗い流すことができる。
この実施の形態による切欠き41は、太陽電池パネル2の長手方向の両端側の2箇所と長手方向の中央部との3箇所に設けられている。
このため、太陽電池パネル2上の雨水が3箇所に分散されて円滑に排出されるから、土埃や砂塵などの異物を雨水によって確実に排出することができる。
この実施の形態による左右方向に延びる上壁34の両端部に設けられた切欠き41の一対の側面41a,41aのうち、上壁34の両端側に位置する外側の側面41aは、枠状のフレーム3における前後方向に延びる縦壁35の内壁面に対して所定の位置に位置付けられている。この所定の位置は、前後方向に延びる縦壁35の内壁面と同一平面上の位置と、この縦壁35の内壁面から左右方向の中央側へ予め定めた長さだけ離間して内壁面に近接する位置とのいずれか一方である。
このため、切欠き41が太陽電池モジュール1の角部分に位置し、この角部分が第1のクランプ4Aあるいは第2のクランプ4Bによって補強される。したがって、太陽電池モジュールをより一層強固に支持できるようになる。
この実施の形態による第1および第2のクランプ4A,4Bは、左右方向とは直交する方向の断面形状が左端から右端まで変わることがない形状に形成されている。この場合、排水路43を左右方向に延びる凹溝44とすることによって、排水路43を含めて第1および第2のクランプ4A,4Bをそれぞれ押出成形によって形成することができる。このため、この構成を採ることにより、工数が増加することなく排水路43を設けることが可能になるから、製造が容易であり、製造コストを低く抑えることができる。
(切欠きの変形例)
切欠きは図19に示すように構成することができる。図19において、図1〜図18によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図19に示す切欠き41の側面41aは、上方から見て傾斜している。側面41aが傾斜する方向は、太陽電池パネル2の中心側(図19においては上側)に向かうにしたがって切欠き41の左右幅が次第に広くなる方向である。
図19に示す切欠き41の外側端部の左右幅D1は、第1および第2の実施の形態で示した切欠き41の左右幅Aと同一で、内側端部の左右幅D2は、左右幅D1(A)より大きい。
この構成によれば、第1のフレーム部材31の上壁34と太陽電池パネル2との段差部分に切欠き41が広く開口するから、土埃や砂塵が雨水によってより一層排出され易くなる。
1…太陽電池モジュール、2…太陽電池パネル、2a…受光面、3…フレーム、4A…第1のクランプ(クランプ)、4B…第2のクランプ(クランプ)、5…設置用架台、14…シーリング材、21…押圧板(押圧部)、22…縦板(縦部)、25…本体(縦部)、26…第1の押圧板(押圧部)、27…第2の押圧板(押圧部)、34…上壁、35…縦壁、41…切欠き、42…第1の排水路、43…第2の排水路。

Claims (6)

  1. 太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの受光面と平行な上壁およびこの上壁から下方に延びる縦壁を有し、前記太陽電池パネルと協働して太陽電池モジュールを構成する枠状のフレームと、
    前記フレームの上壁と対向する押圧部およびこの押圧部から前記縦壁に沿って下方に延びる縦部を有し、前記太陽電池モジュールを下方の設置用架台に押し付けるクランプとを備え、
    前記フレームにおける前記太陽電池パネルの左右方向に延びる上壁であって、この上壁の両端側を含む複数の位置に、この上壁を前記左右方向に分断するとともに前記縦壁の外面に開口する切欠きがそれぞれ形成され、
    前記クランプは、前記切欠きと同一の位置に配置され、前記切欠きと対向する位置から前記太陽電池モジュールの外に延びる排水路を有している太陽電池モジュールの排水構造。
  2. 請求項1記載の太陽電池モジュールの排水構造において、
    前記フレームは、
    前記太陽電池パネルの前端部と後端部とにおいて左右方向に延びる一対の第1のフレーム部材と、
    前記太陽電池パネルの左側端部と右側端部とにおいて前後方向に延びる一対の第2のフレーム部材とを備え、
    前記第1のフレーム部材の両端部に配置された前記クランプの押圧部は、
    前記第1のフレーム部材の左右方向の端部と、
    前記第1のフレーム部材の左右方向の端部に接続された前記第2のフレーム部材の端部とを押圧していることを特徴とする太陽電池モジュールの排水構造。
  3. 請求項1または請求項2記載の太陽電池モジュールの排水構造において、
    前記太陽電池パネルは、前記フレームの前記上壁に密着するシーリング材を有し、
    前記シーリング材における前記切欠きと対応する部位が除去されていることを特徴とする太陽電池モジュールの排水構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載の太陽電池モジュールの排水構造において、
    前記切欠きは、前記左右方向の両端側の2箇所と前記左右方向の中央部との3箇所に設けられていることを特徴とする太陽電池モジュールの排水構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の太陽電池モジュールの排水構造において、
    左右方向に延びる前記上壁の両端部に設けられた切欠きの一対の側面のうち、前記上壁の両端側に位置する外側の側面は、前記枠状のフレームにおける前後方向に延びる縦壁の内壁面に対して所定の位置に位置付けられ、
    前記所定の位置は、前記前後方向に延びる縦壁の内壁面と同一平面上の位置と、この縦壁の内壁面から左右方向の中央側へ予め定めた長さだけ離間して前記内壁面に近接する位置とのいずれか一方であることを特徴とする太陽電池モジュールの排水構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちいずれか一つに記載の太陽電池モジュールの排水構造において、
    前記クランプは、左右方向とは直交する方向の断面形状が左端から右端まで変わることがない形状に形成され、
    前記排水路は、左右方向に延びる凹溝によって形成されていることを特徴とする太陽電池モジュールの排水構造。
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