JP6464026B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、患者の血液、尿等に含まれる各種の成分を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置として、血液や尿等に含まれる各種成分を分析する生化学分析装置が知られている。従来、生化学分析には第1試薬及び第3試薬が用いられており、自動分析装置は、第1試薬及び第3試薬と試料とを撹拌混和させて反応液とし、それを比色測定していた。この自動分析装置は、反応容器を円周上に並べた反応ターンテーブル、反応ターンテーブルに試料を分注するサンプリングプローブ、第1の試薬を分注する第1分注プローブ、試料と第1の試薬を撹拌するための第1反応液撹拌機構、第3の試薬を分注する第2分注プローブ、試料と第1の試薬と第3の試薬の混合液を撹拌するための第2反応液撹拌機構とを備える。
ここで、特許文献1には、第1試薬分注のタイミングが既に検体が分注された別のセルの第2試薬分注のタイミングと重なる場合には、その検体の分注のタイミングを少なくとも1サイクルずらせるように動作を制御する技術が開示されている。
特開平6−109743号公報
近年では、第1試薬及び第3試薬に加えて、さらに第2試薬が用いられることがあった。この場合、第2分注プローブは、第2試薬だけでなく、第3試薬をも反応容器に分注することとなる。この結果、第2分注プローブが第3試薬を分注し、第2試薬を分注する処理が停滞することがあった。ここで、図11に、その内容を示す。
図11は、第1分注プローブと第2分注プローブの動作タイミングが重なった例を示す説明図である。
図11では、1サイクル(約4.5秒)毎に、反応容器に分注された試料に対してどのような順番で第1〜第3試薬が分注されるかを示している。従来、サンプリングプローブ等の各種プローブによる試料の分注動作や、第1反応液撹拌機構又は第2反応液撹拌機構による撹拌動作の繰り返しの1単位が1サイクルの時間を掛けて行われていた。
図11に示す1サイクル目では、“Test01”に用いられる反応容器に第1分注プローブが第1試薬(図中ではR1と記す。)を分注する。次に、第2サイクルでは、反応ターンテーブルが回転し、“Test02”に用いられる反応容器に第1分注プローブが第1試薬を分注する。以下、第1分注プローブが反応容器に第1試薬を分注する動作は、“Test56”に用いられる反応容器に第1試薬を分注するまで1サイクルずつ続けられる。
試料と第1試薬が反応するまでは一定の時間が必要である。このため、“Test01”に用いられる反応容器に第1試薬が分注され、13サイクル(約1分間)が経過すると、この反応容器には、第2分注プローブによって第2試薬(図中ではR2と記す。)が分注される。以降、“Test02”、”Test03”の順に反応容器に第2試薬が分注される。
“Test01”に用いられる反応容器に第2試薬が分注されて、53サイクル(約4分間)が経過すると、この反応容器には、第2分注プローブによって第3試薬(図中ではR3と記す。)が分注される。その後、所定時間が経過した後、“Test01”に用いられる反応容器に対する比色測定が行われる。
ここで、第2試薬と第3試薬のいずれも第2分注プローブによる分注と、第2反応液撹拌機構による撹拌が1サイクル分の時間をかけて行われる。そして、図11の67、68サイクルに示すように、第2分注プローブが第3試薬を反応容器に分注していれば、この分注動作で1サイクルが必要とされる。このため、同一サイクル期間内で第2分注プローブが“Test54”〜“Test56”に用いられる別の反応容器に第2試薬を分注することができない。この場合、自動分析装置は第2試薬を67、68サイクルで分注できないことを予め知っているので、“Test54”〜“Test56”に用いられる反応容器には始めから第1分注プローブに第1試薬を分注させないように制御している。そして、本来、“Test54”〜“Test56”でテストする予定であった試料は、第3試薬の分注タイミングと第2試薬の分注タイミングが重ならなくなった時点から測定が開始されるため、分注タイミングが遅れてしまう。
このように第2分注プローブが第2試薬及び第3試薬を反応容器に分注する場合、第2分注プローブが第3試薬だけを分注していたときに比べて、所定期間内でテスト可能な試薬数が減ってしまう。ここで、検体を受け付けてから報告するまでに要する時間は、検査室にとって非常に重要な指標であり、この時間が一定であることは重要である。しかし、自動分析装置を操作するオペレーターは、高速処理される自動分析装置の先行した測定の状態は覚えていられないため、いざ測定したい試料を自動分析装置に投入しても測定されない状況になり、測定結果の報告が遅れることがあった。臨床検査の現場では迅速報告が求められているにも関わらず、自動分析装置の状況次第で結果を報告するまでの時間が遅れてしまうのは好ましくない。
なお、自動分析装置に第2試薬を分注するための専用プローブと、第2試薬を撹拌するための撹拌機構を新たに追加すれば、1サイクル期間内で2回分注と攪拌を行うことができるが、省スペース化、構造のシンプル化が進む自動分析装置には適していない。またプローブや撹拌機構はメンテナンスを要する部材であり、新たに追加されたプローブと攪拌機構についても頻繁なメンテナンスが必要となるため、オペレーターの管理負担が増えてしまう。
また、特許文献1に開示された技術は、分注タイミングを少なくとも1サイクルずらすことから、自動分析装置が試料の分析を完了するまでの時間が一定ではなかった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、自動分析装置が行う試料の測定開始から報告完了までの時間を一定とすることを目的とする。
本発明は、自動分析装置は、自動分析装置は、反応容器保持部と、試料保持部と、試料分注部と、第1分注部と、第1攪拌部と、第2分注部と、第2攪拌部と、制御部と、を備える。反応容器保持部は、保持する反応容器をテスト毎に移動させ、一定のサイクル期間だけ反応容器を停止させる。試料分注部は、試料保持部から反応容器に試料を分注する。第1分注部は、第1試薬を反応容器に分注する。第1攪拌部は、第1分注部によって第1試薬が分注された反応容器を攪拌する。第2分注部は、第2試薬又は第3試薬を反応容器に分注する。第2攪拌部は、第2分注部によって第2試薬又は第3試薬が分注された反応容器を攪拌する。制御部は、第1分注部が第1試薬を反応容器に分注し、第1攪拌部が試料及び第1試薬を攪拌する動作をサイクル期間内で行わせると共に、第2分注部が第2試薬を反応容器に分注し、第2攪拌部が試料及び第2試薬を攪拌する動作と、第2分注部が第3試薬を反応容器に分注し、第2攪拌部が試料、第2試薬及び第3試薬を攪拌する動作とを、サイクル期間を分割した前半の期間、及びサイクル期間を分割した後半の期間内規定の順に行わせる。そして、制御部は、前半の期間内で行わせる動作と、後半の期間内で行わせる動作との規定の順をサイクル期間毎に同じにしておく。
本発明によれば、第2分注部が第2試薬を反応容器に分注し、第2攪拌部が試料及び第2試薬を攪拌する動作と、第2分注部が第3試薬を反応容器に分注し、第2攪拌部が試料、第2試薬及び第3試薬を攪拌する動作とを規定の順にサイクル期間内で行わせるため、試料の測定開始から報告完了までの時間を一定にすることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態例に係る自動分析装置の外観構成図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る自動分析システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る第2分注プローブ及び第2反応液撹拌機構の動作チャートである。 本発明の第1の実施の形態例に係る自動分析装置が行うサイクル毎の動作例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る第1分注プローブ洗浄機構の動作例を示す断面図である。 従来の洗浄動作の例を示す動作チャートである。 本発明の第2の実施の形態例に係る第1分注プローブの動作チャートである。 本発明の第2の実施の形態例に係る自動分析装置が行うサイクル毎の動作例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態例に係るサンプル希釈プローブの動作チャートである。 本発明の第4の実施の形態例に係るサンプリングプローブの動作チャートである。 従来の自動分析装置における第1分注プローブと第2分注プローブの動作タイミングが重なった例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態例に係る自動分析装置について説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[1.第1の実施の形態例]
<1−1.自動分析装置の構成>
まず、本発明の第1の実施の形態例に係る自動分析装置について、図1を参照して説明する。
図1は、自動分析装置1を模式的に示す説明図である。自動分析装置1は、例えば、血液や尿等の生体試料に含まれる特定の成分の量を自動的に測定することが可能である。
自動分析装置1は、サンプルターンテーブル2と、希釈ターンテーブル3と、第1ターンテーブル4と、第2ターンテーブル5と、反応ターンテーブル6と、を備えている。また、自動分析装置1は、サンプル希釈プローブ7と、サンプリングプローブ8と、希釈撹拌機構9と、サンプルバーコードリーダ10と、希釈容器洗浄機構11と、第1分注プローブ12と、第2分注プローブ13と、第1反応液撹拌機構14と、第2反応液撹拌機構15と、多波長光度計16と、恒温槽17と、反応容器洗浄機構18と、制御装置30とを備えている。さらに、自動分析装置1は、サンプル希釈プローブ洗浄機構31、サンプリングプローブ洗浄機構32、第1分注プローブ洗浄機構33、第2分注プローブ洗浄機構34を備える。この自動分析装置1においても、サンプリングプローブ8等の各種プローブによる試料の分注動作や、第1反応液撹拌機構14又は第2反応液撹拌機構15による撹拌動作の繰り返しの1単位が1サイクルの時間を掛けて行われていた。
サンプルターンテーブル2、希釈ターンテーブル3、第1ターンテーブル4、第2ターンテーブル5、反応ターンテーブル6は、不図示の駆動機構によって周方向に沿って回転可能に支持され、周方向に所定の角度範囲毎に、所定の速度で回転する。
サンプルターンテーブル2(試料保持部の一例)は、試料を保持する。このサンプルターンテーブル2には、サンプルターンテーブル2の円周上に配列された複数のサンプルトレイ21と、サンプルトレイ21の内周に、サンプルトレイ21よりも小さな径で円周上に配列された複数の保冷サンプルトレイ22が収容されている。サンプルトレイ21には、試料及び洗剤が収容されている。保冷サンプルトレイ22には、通常の希釈液である生理食塩水以外に洗剤が収容されている。
希釈ターンテーブル3(希釈容器保持部の一例)には、複数の希釈容器23が希釈ターンテーブル3の周方向に並べて収容されている。希釈容器23には、サンプルターンテーブル2に配置されたサンプルトレイ21から吸引され、希釈された試料(以下、「希釈試料」という)が収容される。
第1ターンテーブル4には、複数の試薬容器24が第1ターンテーブル4の周方向に並べて収容されている。また、第2ターンテーブル5には、複数の試薬容器25が第2ターンテーブル5の周方向に並べて収容されている。試薬容器24には、濃縮された第1試薬が収容され、試薬容器25には、濃縮された第2試薬又は第3試薬が収容される。試薬容器24に収容された第1試薬と、試薬容器25に収容された第2試薬又は第3試薬は、不図示の保冷機構によって所定の温度で保冷される。
反応ターンテーブル6(反応容器保持部の一例)は、希釈ターンテーブル3と、第1ターンテーブル4及び第2ターンテーブル5の間に配置され、複数の反応容器26が反応ターンテーブル6の周方向に並べて収容されている。そして、反応ターンテーブル6は、保持する反応容器26をテスト毎に移動させ、一定のサイクル期間だけ反応容器26を停止させる。反応容器26には、希釈ターンテーブル3の希釈容器23からサンプリングされた希釈試料と、第1ターンテーブル4の試薬容器24からサンプリングされた第1試薬と、第2ターンテーブル5の試薬容器25からサンプリングされた第2試薬又は第3試薬とが注入される。そして、この反応容器26内において、希釈試料と、第1試薬、第2試薬及び第3試薬が撹拌され、反応が行われる。
サンプル希釈プローブ7(希釈分注部の一例)は、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の周囲に配置され、不図示の希釈プローブ駆動機構により、サンプルターンテーブル2及び希釈ターンテーブル3の軸方向(例えば、上下方向)に移動可能に支持されている。サンプル希釈プローブ7は、サンプルトレイ21内に収容された試料を所定量吸引し、吸引した試料と、サンプル希釈プローブ7自体から供給される所定量の希釈液(例えば、生理食塩水)を希釈容器23内に吐出する。これにより、希釈容器23内で、試料が所定倍数の濃度に希釈される。サンプル希釈プローブ7は、サンプルターンテーブル2と希釈ターンテーブル3の間に設けられたサンプル希釈プローブ洗浄機構31(第4洗浄部の一例)によって洗浄されることがある。
サンプリングプローブ8(試料分注部の一例)は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間に配置され、不図示のサンプリングプローブ駆動機構により、希釈ターンテーブル3の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。サンプリングプローブ8は、希釈ターンテーブル3の希釈容器23から所定量の希釈試料を吸引し、吸引した希釈試料を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。なお、自動分析装置1が希釈ターンテーブル3を使用しない、又は希釈ターンテーブル3がない構成であれば、反応容器26には、サンプリングプローブ8によってサンプルターンテーブル2から反応容器26に試料が分注される。サンプリングプローブ8は、希釈ターンテーブル3と反応ターンテーブル6の間に設けられたサンプリングプローブ洗浄機構32(第3洗浄部の一例)によって洗浄されることがある。
希釈撹拌機構9及び希釈容器洗浄機構11は、希釈ターンテーブル3の周囲に配置されている。希釈撹拌機構9は、不図示の撹拌子を希釈容器23内に挿入し、試料と希釈液を撹拌する。希釈容器洗浄機構11は、洗剤ポンプから希釈容器洗浄ノズルに洗剤を供給し、希釈容器洗浄ノズルから希釈容器23内に洗剤を吐出する。
サンプルバーコードリーダ10は、サンプルターンテーブル2の側面に設けられている。サンプルバーコードリーダ10は、サンプルターンテーブル2に収容されたサンプルトレイ21、保冷サンプルトレイ22の側面に付されたバーコードを読み取り、サンプルトレイ21、保冷サンプルトレイ22に収容された試料、希釈液を管理している。
第1分注プローブ12(第1分注部の一例)は、反応ターンテーブル6と第1ターンテーブル4の間に配置され、不図示の第1分注プローブ駆動機構により、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。第1分注プローブ12は、第1ターンテーブル4の試薬容器24から所定量の第1試薬を吸引し、吸引した第1試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。第1分注プローブ12は、反応ターンテーブル6と第1ターンテーブル4の間に設けられた第1分注プローブ洗浄機構33(第1洗浄部の一例)によって洗浄されることがある。
第2分注プローブ13(第2分注部の一例)は、反応ターンテーブル6と第2ターンテーブル5の間に配置され、不図示の第2分注プローブ駆動機構により、反応ターンテーブル6の軸方向(上下方向)と水平方向に移動及び回動可能に支持されている。第2分注プローブ13は、第2ターンテーブル5の試薬容器25から所定量の第2試薬又は第3試薬を吸引し、吸引した第2試薬又は第3試薬を反応ターンテーブル6の反応容器26内に吐出する。第2分注プローブ13は、反応ターンテーブル6と第2ターンテーブル5の間に設けられた第2分注プローブ洗浄機構34(第2洗浄部の一例)によって洗浄されることがある。
第1反応液撹拌機構14、第2反応液撹拌機構15及び反応容器洗浄機構18は、反応ターンテーブル6の周囲に配置されている。第1反応液撹拌機構14(第1攪拌部の一例)は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、希釈試料と第1試薬を撹拌する。第2反応液撹拌機構15(第2攪拌部の一例)は、不図示の撹拌子を反応容器26内に挿入し、希釈試料と、第1試薬と、第2試薬及び/又は第3試薬との混合液を撹拌する。反応容器洗浄機構18は、検査が終了した反応容器26内を洗浄する。
多波長光度計16は、反応ターンテーブル6の周囲における反応ターンテーブル6の外壁と対向するように配置され、反応容器に光線を照射する光源ランプとして用いられる。多波長光度計16は、反応容器26内に注入され、第1薬液及び第2薬液と反応した希釈試料に対して光学的測定(比色測定)を行って、試料中の様々な成分の量を「吸光度」という数値データとして出力し、希釈試料の反応状態を検出する。多波長光度計16には、自動分析装置1の各部の動作を制御するための制御装置30(制御部の一例)が接続されている。
反応ターンテーブル6の周囲には、恒温槽17が配置されている。この恒温槽17は、反応ターンテーブル6に設けられた反応容器26の温度を常時一定に保持するように構成されている。
<1−2.自動分析システムの構成例>
次に、自動分析システムの構成例を説明する。
図2は、自動分析システム40の構成例を示すブロック図である。
自動分析システム40は、上述した自動分析装置1と制御装置30に加え、オペレーションコンピューター41と、記憶部42と、表示部43と、入力部44とを備える。
オペレーションコンピューター41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等によって構成されており、自動分析装置1内の各部の動作を制御する。
記憶部42は、例えば、HDD(Hard disk drive)等の大容量の記録装置によって構成されており、オペレーションコンピューター41のプログラム、パラメータ、検量線、希釈異常の検出結果、入力部44によってなされた入力操作等を記録する。
表示部43には、例えば、液晶ディスプレイ装置等が用いられ、自動分析装置1が行った試料の計測結果等が表示される。
入力部44は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等によって構成されており、オペレーターによって行われる自動分析装置1に対する操作入力を受け付け、入力信号をオペレーションコンピューター41に出力する。
次に、反応ターンテーブル6に関連するプローブ及び攪拌機構の動作について説明する。ここでは、第1試薬及び第3試薬を反応容器26に分注して試料と共に攪拌する動作を説明する。
反応ターンテーブル6は、1サイクル毎に一定の回転角度、すなわち反応容器26の送りステップで同一方向に回転している。まず第1分注プローブ12は、停止中の反応ターンテーブル6に収容された1つの反応容器26に第1試薬を分注する。次に、1サイクル以上が経過すると、サンプリングプローブ8が試料を分注する。さらに、1サイクル以上が経過すると、第1反応液撹拌機構14が試料と第1試薬を撹拌する。そして、特定のサイクル(約5分間)が経過すると、第2分注プローブ13が反応容器26に第3試薬を分注する。さらに1サイクル以上が経過した後に、第2反応液撹拌機構15が第1試薬、第2試薬及び試料の撹拌動作を行う。
ここで、第1分注プローブ12の一連の分注動作とは、第1分注プローブ12がホーム位置から第1ターンテーブル4側へ移動し、第1試薬を吸引し、反応ターンテーブル6まで移動し、反応容器26に第1試薬を吐出してホーム位置に戻るまでを言う。第2分注プローブ13の一連の分注動作についても、第1分注プローブ12の一連の分注動作と同様である。
1つの反応容器26のみに注目すると上記のような流れで各プローブ及び攪拌機構が動作する。ただし、時系列で見ると、例えば第1分注プローブ12は1サイクル毎に新たな第1試薬を別の反応容器26に順次分注しており、反応ターンテーブル6が送りステップで反応容器26を移送する動作を繰り返す。これにより、サイクル時間毎に1つの反応液を作り出している。
反応ターンテーブル6にセットされる反応容器26の送りステップと反応容器26の総数とは予め決まっている。そして、各プローブ及び撹拌機構は、反応ターンテーブル6の回転中心に対して固定で配置されている。このため、反応ターンテーブル6にセットされた全ての反応容器26が使用されると、計測が終わった反応容器26が再び使用される。
次に、上述した第1試薬及び第3試薬に加えて第2試薬を反応容器26に分注する動作を説明する。
一部の測定条件(特定の検査項目試薬キット)では、第2試薬を使用することがある。第2試薬を使用して測定する場合には、第1反応液撹拌機構14が撹拌を終えてから第2分注プローブ13が第3試薬を分注する間に、第2分注プローブ13が第2試薬を反応容器26に分注する。ここで、第2分注プローブ13は、既に第1試薬が入った反応容器26に第2試薬を分注できる位置に配置されなければならない。このため、水平方向に可動範囲を持つ第2分注プローブ13のユニット配置(円周の中心位置)は、第2分注プローブ13が第2試薬と第3試薬のいずれをも反応容器26に分注できる位置とする。
そして、第2反応液撹拌機構15は、反応容器26に第2試薬が分注され、1サイクル以上が経過した後に反応容器26を撹拌するために水平に移動可能である。このため、第2反応液撹拌機構15は、撹拌動作を行うための移動軸と、第3試薬又は第2試薬の撹拌可能な位置に移動するための移動軸の2軸からなる。
ここで、第2反応液撹拌機構15の一連の撹拌動作とは、第2反応液撹拌機構15が水平移動して第3試薬又は第2試薬の撹拌可能な位置へ移動し、撹拌するために反応ターンテーブル6まで移動し、反応容器26内の第3試薬又は第2試薬を撹拌して移動軸のホーム位置に戻るまでを言う。
<動作条件>
図3は、第2分注プローブ13及び第2反応液撹拌機構15の動作チャートである。この図3では、反応容器26がステップ移動して停止した1サイクル期間内における各部の動作が順に示されている。
自動分析装置1では、反応ターンテーブル6の反応容器26に第1試薬及び試料が分注され、第1反応液撹拌機構14により撹拌が行われる状態が連続して行われているとする。そして、あるサイクルにおいて、第2分注プローブ13が第2試薬を分注する位置と、第3試薬を分注する位置にある反応容器26の状態次第で分注動作が変化する。
図3Aは、第2分注プローブ13が第2試薬及び第3試薬を分注する動作例を示す。反応ターンテーブル6によって反応容器26が通常ステップで移動する際に、第2ターンテーブル5が回転して第3試薬に切り換える。そして、第2分注プローブ13が第2ターンテーブル5から第3試薬の分注動作を行い、第2反応液撹拌機構15が第1試薬及び第3試薬と試料とを攪拌する。
反応容器26に第2試薬を分注することが必要であれば、反応容器26に第3試薬が分注された後に、第2ターンテーブル5が回転して第2試薬に切り換える。そして、第2分注プローブ13が第2ターンテーブル5から第2試薬を必要とする反応容器26に対して第2試薬の分注動作を行う。第2試薬を必要とする反応容器26に第2試薬が分注されると、第2反応液撹拌機構15が第1試薬及び第2試薬と試料とを攪拌する。これらの動作が1サイクル期間内で行われる。このため、第2分注プローブ13が第3試薬を分注し、第2反応液撹拌機構15が攪拌する動作と、第2分注プローブ13が第2試薬を分注し、第2反応液撹拌機構15が攪拌する動作は、従来の時間(1サイクル期間)の半分の時間で行われる。
図3Bは、第2分注プローブ13が第3試薬だけを分注する動作例を示す。第2試薬の分注が必要なければ、本サイクルにおいて、第3試薬の分注動作だけが行われる。そして、第2試薬の分注動作に該当する部分は何も行われない。さらに、第2ターンテーブル5では、第2試薬から第3試薬への切り換え動作だけが行われる。
図3Cは、図3Bとは逆に、第2分注プローブ13が第2試薬だけを分注する動作例を示す。第3試薬の分注が必要なければ、本サイクルのうち、第2試薬の分注動作だけが行われる。そして、第3試薬の分注動作に該当する部分は何も行われない。さらに、第2ターンテーブル5では、第3試薬から第2試薬への切り換え動作だけが行われる。
第3試薬と第2試薬の分注動作の順番は、例え一方の動作が予定されていなくても入れ替えない。すなわち、図3Aに示したように、サイクル期間内では、始めに第3試薬の分注動作が行われ、その後第2試薬の分注動作が行われる順番は変わらない。このようにするのは、第3試薬の分注動作に要する時間と、第2試薬の分注動作に要する時間とが異なっていれば、測定結果にも影響が及ぶためである。このため、第3試薬と第2試薬の分注動作は、キャリブレーションにおける動作と同じとする。例えば、自動分析装置1をキャリブレーションした際に、第3試薬、第2試薬の順で分注動作が行われたのであれば、実際の測定時には分注動作の順番を入れ替えない。分注動作の順番を常に同じにしておくことで測定結果への影響を排除する。
撹拌動作についても分注動作と同様であり、第3試薬と第2試薬の撹拌動作の順番は、例え一方の動作が予定されていなくても入れ替えない。このようにするのは、第3試薬の攪拌動作に要する時間と、第2試薬の攪拌動作に要する時間とが異なっていれば、測定結果にも影響が及ぶためである。例えば、第2反応液撹拌機構15の第2試薬の撹拌位置と第3試薬の撹拌位置にある反応容器26の状態次第で攪拌動作が変化する場合がある。このため、第3試薬と第2試薬の攪拌動作は、キャリブレーションの動作と同じように行う。例えば、自動分析装置1をキャリブレーションした際に、第3試薬、第2試薬の順で攪拌動作が行われたのであれば、実際の測定時には攪拌動作の順番を入れ替えない。攪拌動作の順番を常に同じにしておくことで測定結果への影響を排除する。
<本実施の形態例に係る自動分析装置の改善の例>
次に、自動分析装置1を用いて、第1試薬、第2試薬、第3試薬を全て使用する測定項目に対応する場合について説明する。
図4は、自動分析装置1が行うサイクル毎の動作例を示す。この自動分析装置1は、1サイクル当たり約4.5秒で試料の測定を行う。
制御装置30は、第1分注プローブ12が第1試薬を反応容器26に分注し、第1反応液撹拌機構14が試料及び第1試薬を攪拌する動作をサイクル期間内で行わせる。また、制御装置30は、第2分注プローブ13が第3試薬を反応容器26に分注し、第2反応液撹拌機構15が試料、第2試薬及び第3試薬を攪拌する動作と、第2分注プローブ13が第2試薬を反応容器26に分注し、第2反応液撹拌機構15が試料及び第2試薬を攪拌する動作とを規定の順にサイクル期間内で行わせる。以下に具体的な各部の動作について説明する。
1サイクル目に、第1分注プローブ12が“Test01”に用いられる反応容器26に第1試薬(図中ではR1と記す。)を分注し、以降の2サイクル目、3サイクル目にも、それぞれ“Test02”、“Test03”に用いられる反応容器26に第1試薬を分注する。なお、図4において、分かりやすくするために撹拌動作は不図示とする。
その後、54サイクル目に第1分注プローブ12が“Test54”に用いられる反応容器26に第1試薬を分注し、続けて55サイクル目、56サイクル目に、それぞれ“Test55”、“Test56” に用いられる反応容器26に第1試薬を分注する。第1分注プローブ12は他の試薬を分注するために用いられないので、第2分注プローブ13の分注動作と干渉することなく第1分注プローブ12の分注動作が終了する。
ここで、最初に第1試薬が反応容器26に分注されてから67サイクル目になると、“Test01”に用いられる反応容器26には第3試薬(図中ではR3と記す。)が分注される予定となる。“Test01”だけを測定するのであれば67サイクル目で“Test01”に第3試薬が分注されることに問題は生じない。しかし、“Test54”に用いられる反応容器26には第2試薬(図中ではR2と記す。)と試料を攪拌して測定が行われるため、“Test54”で分注される第2試薬の分注タイミングが67サイクル目で重なる。
従来は、第2試薬及び第3試薬を反応容器26に分注し、撹拌するための機構はそれぞれ1つだけであり、1サイクルに各機構が動作できるのは1回だけであった。例えば、先行して第3試薬を使用する測定を数テスト行った4分後(第1試薬の分注から5分後)に第2試薬を使用する測定を行う場合、第1試薬が分注されてから1分後に第2試薬を分注しようにも既に第3試薬の分注が予定されているため後から測定を行おうとした第2試薬を使用する測定は行えず、時間のロスとなっていた。
このような状況を解消するため、自動分析装置1は、第2分注プローブ13の試薬吸引、吐出、洗浄の一連の動作、及び第2反応液撹拌機構15の撹拌、洗浄動作を1サイクル期間内に第3試薬用と第2試薬用の2回行うことを特徴とする。すなわち、第2試薬又は第3試薬の分注及び攪拌動作を、1サイクル当たりの時間の半分(例えば、2秒間)以下の時間で行う。
また、自動分析装置1では、同一サイクル期間内で同一の第2分注プローブ13を用いた分注動作であっても動作タイミングをずらすことができる。これにより、同一サイクル期間内で異なる反応容器26に第2試薬及び第3試薬が分注されたとしても、予定タイミングから遅れることなく、“Test54”〜“Test56”を測定することが可能となる。
以上説明した第1の実施の形態例に係る自動分析装置1によれば、第1試薬及び第3試薬に加えて、第2試薬を使用する検査項目があっても、第2試薬の分注が第3試薬の分注とは干渉せず行えるため自動分析装置1の全体の処理速度が低下しない。
また、測定開始から報告までの時間が安定するため、測定結果を迅速に報告することができる。
また、自動分析装置1に新たな分注プローブ、攪拌機構を追加したり、分注プローブ、攪拌機構を設置するためのスペースを設けたりする必要がない。このため、メンテナンス対象も増大せず、オペレーターの運用負担が軽減される。
また、自動分析装置1において、第1試薬と第2試薬だけを用い、第3試薬を用いず、本来10分程度かかる測定時間を5分にする運用が検討されている。全ての試料に対して第1試薬と第2試薬しか使用しないのであれば第2分注プローブ13は第2試薬を専用に分注するため、自動分析装置1の処理速度は低下しない。しかし、測定時間を5分とする運用と、従来最も普及している第1試薬と第3試薬を用いて測定時間を10分とする運用とが混在し、その混在比率が半々に近づくと、自動分析装置1の処理速度が低下しやすい。そこで、本実施の形態例に係る第2分注プローブ13のように1サイクル期間内における動作時間を従来の半分とすることで、迅速な測定結果の報告が可能となる。
なお、第1ターンテーブル4に第1試薬及び第2試薬を格納し、第2ターンテーブル5に第3試薬だけを格納してもよい。この場合、第1分注プローブ12及び第1反応液撹拌機構14は、同一サイクル期間内で第1試薬の分注及び攪拌動作と、第2試薬の分注及び攪拌動作をずらして行う。このようにしても自動分析装置1の処理速度を低下させずに試料分析を行うことが可能となる。
[第2の実施の形態例]
次に、本発明の第2の実施の形態例に係る自動分析装置1の動作例について説明する。
自動分析装置1には様々な臨床検査項目を測定するためにその項目数分の種類の試薬が搭載される。試薬の組合せによっては、わずかな量で他の試薬に影響を与える(コンタミネーションする。)ものもあるため、コンタミネーションを回避することは重要である。従来は、コンタミネーションを自動で回避するために試薬の測定順を変えたり、プローブの洗浄動作を割り込ませたりしていた。
ここで、第1分注プローブ12の洗浄動作について説明する。
図5は、第1分注プローブ洗浄機構33の動作例を示す断面図である。
第1分注プローブ12が反応容器26に第1試薬を分注した後、コンタミネーションを回避するために、第1ターンテーブル4の近傍に設けられた第1分注プローブ洗浄機構33によって第1分注プローブ12の洗浄動作が行われる。この洗浄動作に際して、第1ターンテーブル4から洗剤を吸い出した第1分注プローブ12の先端が第1分注プローブ洗浄機構33の洗浄ポートに下降する。そして、第1分注プローブ洗浄機構33の純水ノズルから吐出された純水が、第1分注プローブ12の先端を洗浄する。併せて、第1分注プローブ12の内部からも洗剤が吐出される。第1分注プローブ12を洗浄した純水及び洗剤は、洗浄ポートの下部に設けられた排水孔から排出される。このようにして第1分注プローブ12の内面及び外面に付着していた第1試薬が洗い流され、第1分注プローブ12が再び使用される。
なお、サンプル希釈プローブ洗浄機構31、サンプリングプローブ洗浄機構32、第2分注プローブ洗浄機構34についても、第1分注プローブ洗浄機構33と同様の構成としてあり、各プローブを洗浄することができる。
図6は、従来の洗浄動作の例を示す動作チャートである。
図6では、1サイクル目に第1分注プローブ12によって“Test01”で用いられる反応容器26に第1試薬が分注された後、2サイクル目に洗剤を用いて第1分注プローブ12の洗浄動作が行われることが示される。次に、3サイクル目に第1分注プローブ12によって反応容器26に“Test02”で用いられる反応容器26に第1試薬が分注された後、4サイクル目に洗剤を用いて第1分注プローブ12の洗浄動作が行われる。さらに、5サイクル目で第1分注プローブ12によって反応容器26に“Test03”で用いられる反応容器26に第1試薬が分注された後、6サイクル目に洗剤を用いた洗浄動作が行われる。このように反応容器26に第1試薬が分注された後、第1分注プローブ12の洗浄動作が割り込まれている。
従来は、第1分注プローブ12の洗浄動作に1サイクル以上を使用していたため、自動分析装置1全体の処理速度が低下していた。また、試料毎に測定する項目の組合せは異なるため、オペレーターはコンタミネーションを回避するための洗浄動作がいつ発生するかを認識しきれず、その結果、測定結果の報告時間が遅れることもあった。
そこで、第2の実施の形態例に係る自動分析装置1は、コンタミネーションを回避するために専用の分注動作を行うものとする。
<動作条件>
自動分析装置1が専用の分注動作を行うために、オペレーションコンピューター41は、例えば、項目Aで使用される第1試薬と項目Bで使用される第1試薬の分注が連続する場合に、第1分注プローブ12を必ず洗剤で洗浄する設定とし、この設定を記憶部42に記憶させる。この設定には使用する洗剤の種類、第1分注プローブ12の位置情報も含まれる。
制御装置30は、第1分注プローブ12が反応容器26に第1試薬を分注した後、第1分注プローブ洗浄機構33が第1分注プローブ12を洗浄するまでの動作をサイクル期間内で行わせる。
ここで、第1分注プローブ12のコンタミネーションを回避するための一連の動作は、第1分注プローブ12がホーム位置から第1ターンテーブル4又は洗剤を吸引できる位置に移動し、洗剤を吸引し、洗浄ポートまで移動して洗剤を吐出するか又はホーム位置に戻って洗剤を吐出するまでとする。洗剤の吐出場所は設定次第で選択可能とする。
図7は、第1分注プローブ12の動作チャートである。
自動分析装置1では、あるサイクルにおいて、反応ターンテーブル6によって反応容器26が通常ステップで移動する。このとき、第1ターンテーブル4は、第1試薬の切り替える動作を行う。そして、第1分注プローブ12は、第1ターンテーブル4から第1試薬の分注動作を行う。その後、第1ターンテーブル4は、第1試薬から洗剤に切り替える動作を行う。そして、第1分注プローブ12は、第1ターンテーブル4から洗剤の分注動作を行う。そして、洗浄機構により、第1分注プローブ12が洗浄される。これらの動作が1サイクル期間内で行われる。
図8は、自動分析装置1が行うサイクル毎の動作例を示す説明図である。この自動分析装置1は、1サイクル当たり約4.5秒で試料の測定を行う。
1サイクル目に、第1分注プローブ12が“Test01”に用いられる反応容器26に第1試薬を分注する。第1試薬が分注される時間は、1サイクルの半分(約2.2秒)である。そして、残りの時間(約2.2秒)で、第1分注プローブ12が洗剤の分注動作を行い、洗浄される。以降の2サイクル目、3サイクル目に、それぞれ“Test02”、“Test03”として示される測定も同様である。
項目Aで使用される第1試薬が第1分注プローブ12により分注される予定で、且つ次サイクルでの分注予定が項目Bで使用される第1試薬である場合を想定する。このとき、オペレーションコンピューター41から制御装置30に対して、自動的に洗剤の分注動作の割り込み指示が伝達される。項目Aで使用される第1試薬を分注するサイクル期間内で、項目Aで使用される第1試薬が分注された後に第1ターンテーブル4が洗剤に切換動作を行い、第1分注プローブ12による洗剤の分注動作が行われ、洗浄機構による第1分注プローブ12の洗浄が行える。なお、洗剤が第1ターンテーブル4に設置されるのではなく、特別な場所に設置される場合は第1ターンテーブル4の切り替え動作は不要となる。
以上説明した第2の実施の形態例に係る自動分析装置1によれば、第1試薬の性質上、次の測定に影響を与えてしまうため洗浄動作を必要とする項目があった場合に、制御装置30が同一サイクル期間内で第1分注プローブ12に第1試薬の分注動作と、第1試薬の撹拌動作を行わせる。これにより、図8に示したような洗浄動作に伴うサイクル使用がなくなり、“Test01”、“Test02”、…と予定通りのタイミングで測定することが可能となる。
なお、第2分注プローブ13についても、第1分注プローブ12と同様の設定が可能である。そして、制御装置30は、第2分注プローブ13が反応容器26に第2試薬を分注した後、第2洗浄部が第2分注プローブ13を洗浄するまでの動作をサイクル期間内で行わせる。これにより、第2分注プローブ13のコンタミネーション回避動作を1サイクル期間内に収めることができ、コンタミネーション回避動作に伴う自動分析装置1の処理速度の低下を防ぐことができる。
[第3の実施の形態例]
次に、本発明の第3の実施の形態例に係る自動分析装置1の動作例について説明する。第3の実施の形態例に係る自動分析装置1は、試料の性質上、次の測定に影響を与えてしまうため洗浄動作を必要とする項目があった場合に、サンプル希釈プローブ7のキャリーオーバーを回避するための分注動作を行う。
臨床検査項目のうち一部の項目では、健常である場合と異常な場合とで大きく値が異なることがある。場合によっては1000倍超の濃度差が発生し、サンプル希釈プローブ7の洗浄次第では次の測定に影響を与えることがある(キャリーオーバー)。自動分析装置1のオペレーターは初めから異常高値が分かっている試料については次の測定に影響を与えないようにするため、測定後にサンプル希釈プローブ7を洗浄させる設定とする場合が多い。しかし洗浄動作には少なくとも1サイクルが必要であったため、その分だけ処理速度が低下し、報告時間の遅延に影響する。このため、自動分析装置1では、サンプル希釈プローブ7のキャリーオーバーを回避しつつ、洗浄動作を1サイクル期間内で行うようにする。
図9は、サンプル希釈プローブ7の動作チャートである。
制御装置30は、サンプル希釈プローブ7が希釈容器23に試料を希釈して分注した後、サンプル希釈プローブ洗浄機構31がサンプル希釈プローブ7を洗浄するまでの動作をサイクル期間内で行わせ、サンプリングプローブ8に希釈容器23から希釈された試料を反応容器26に分注させる。
ここで、サンプル希釈プローブ7の一連の分注動作とは、サンプル希釈プローブ7がホーム位置からサンプルトレイ21又は保冷サンプルトレイ22に移動し、試料を吸引した後、希釈ターンテーブル3に移動し、希釈容器23に試料を吐出してホーム位置に戻るまでを言う。
また、サンプル希釈プローブ7のキャリーオーバーを回避するための分注動作とは、サンプル希釈プローブ7がホーム位置からサンプルトレイ21又は保冷サンプルトレイ22側へ移動し、洗剤を吸引し、洗浄ポートまで移動して洗剤を吐出するか又はホーム位置まで戻って洗剤を吐出するまでを言う。
<動作条件>
サンプル希釈プローブ7のキャリーオーバー回避設定として、オペレーションコンピューター41が特定の試料に洗浄フラグを立て、洗浄フラグを立てた試料を記憶部42に記憶させる。また、記憶部42に記憶される設定には、サンプル希釈プローブ7を洗浄する際に使用される洗剤の種類、サンプル希釈プローブ7を洗浄する位置情報等も含まれる。あるサイクルにおいて、洗浄フラグが立っている試料の分注が行われる予定である場合、自動的に洗剤の分注が割り込むよう、オペレーションコンピューター41から制御装置30に伝達される。
従来は、図6に示したように、サンプル希釈プローブ7の分注動作は、1サイクルずつの時間を使って、“Test01”、洗剤、“Test02”、…と交互に行われていた。
しかし、第3の実施の形態例において、制御装置30は、同一サイクル期間内でサンプル希釈プローブ7に試料の分注動作を行わせ、サンプルトレイ21又は保冷サンプルトレイ22が洗剤に切り替えた後、サンプル希釈プローブ7に洗剤の分注動作を行わせる。これにより、サンプル希釈プローブ7は、洗浄動作で1サイクルを要しないため、サイクル時間をロスすることなく“Test01”、“Test02”、…と順に測定できる。
以上説明した第3の実施の形態例に係る自動分析装置1によれば、サンプル希釈プローブ7のキャリーオーバー回避を行うため、サンプル希釈プローブ7が行う洗剤の分注動作を通常の1サイクル期間内に収める。これにより、サンプル希釈プローブ7は、1サイクル期間内で試料の分注動作と洗剤の分注動作を行うことができ、自動分析装置1全体の処理時間の低下を防ぐことができる。
[第4の実施の形態例]
次に、本発明の第4の実施の形態例に係る自動分析装置1の動作例について説明する。第4の実施の形態例に係る自動分析装置1は、希釈ターンテーブル3がない、又は希釈ターンテーブル3を使用しない場合であって、試料の性質上、次の測定に影響を与えてしまうため洗浄動作を必要とする項目があった場合に、サンプリングプローブ8のキャリーオーバーを回避するための分注動作を行う。
図10は、サンプリングプローブ8の動作チャートである。
第4の実施の形態例に係る自動分析装置1に係るサンプリングプローブ8は、サンプルトレイ21又は保冷サンプルトレイ22から直接、試料又は希釈液の分注動作を行うものとする。
そして、制御装置30は、サンプリングプローブ8が反応容器26に試料を分注した後、サンプリングプローブ洗浄機構32がサンプリングプローブ8を洗浄するまでの動作をサイクル期間内で行わせる。
ここで、サンプリングプローブ8の一連の分注動作とは、サンプリングプローブ8がホーム位置からサンプルトレイ21又は保冷サンプルトレイ22側へ移動し、試料を吸引し、反応ターンテーブル6まで移動し、試料を吐出してホーム位置に戻るまでを言う。
また、サンプリングプローブ8のキャリーオーバー回避用の分注動作とは、サンプリングプローブ8がホーム位置からサンプルトレイ21又は保冷サンプルトレイ22側へ移動し、洗剤を吸引し、洗浄ポートまで移動して洗剤を吐出するか又はホーム位置まで戻って洗剤を吐出するまでを言う。
<動作条件>
サンプリングプローブ8のキャリーオーバー回避設定として、オペレーションコンピューター41が特定の試料に洗浄フラグを立て、洗浄フラグを立てた試料を記憶部42に記憶させる。また、記憶部42に記憶される設定には、サンプリングプローブ8を洗浄する際に使用される洗剤の種類、サンプリングプローブ8を洗浄する位置情報等も含まれる。あるサイクルにおいて、洗浄フラグが立っている試料の分注が行われる予定である場合、自動的に洗剤の分注が割り込むよう、オペレーションコンピューター41から制御装置30に伝達される。
従来は、図6に示したように、サンプリングプローブ8の分注動作は、“Test01”、洗剤、“Test02”、…と交互に行われていた。
しかし、第4の実施の形態例において、制御装置30は、同一サイクル期間内でサンプリングプローブ8に試料の分注動作を行わせ、サンプルトレイ21又は保冷サンプルトレイ22が洗剤に切り替えた後、サンプリングプローブ8に洗剤の分注動作を行わせる。これにより、サンプリングプローブ8は、洗浄動作で1サイクルを要しないため、サイクル時間をロスすることなく“Test01”、“Test02”、…と順に測定できる。
以上説明した第4の実施の形態例に係る自動分析装置1によれば、サンプリングプローブ8のキャリーオーバー回避を行うため、サンプリングプローブ8が行う洗剤の分注動作を通常の1サイクル期間内に収める。これにより、サンプリングプローブ8は、1サイクル期間内で試料の分注動作と洗剤の分注動作を行うことができ、自動分析装置1全体の処理時間の低下を防ぐことができる。
[第5の実施の形態例]
次に、本発明の第5の実施の形態例に係る自動分析装置1の動作例について説明する。
本例では、上述した第2及び第3の実施の形態例に係る条件を組み合わせたものとする。例えば、制御装置30は、第1分注プローブ12のコンタミネーションを回避する動作と、サンプル希釈プローブ7のキャリーオーバーを回避するための分注動作を組み合わせる。
また、本例では、上述した第2及び第4の実施の形態例に係る条件を組み合わせたものとする。例えば、制御装置30は、第1分注プローブ12のコンタミネーションを回避する動作と、サンプリングプローブ8のキャリーオーバーを回避するための分注動作を組み合わせる。
また、本例では、上述した第1及び第3の実施の形態例に係る条件を組み合わせたものとする。例えば、制御装置30は、第2分注プローブ13の分注動作と、第2反応液撹拌機構15の攪拌動作と、サンプル希釈プローブ7のキャリーオーバーを回避するための分注動作を組み合わせる。
また、本例では、上述した第1及び第4の実施の形態例に係る条件を組み合わせたものとする。例えば、制御装置30は、第2分注プローブ13の分注動作と、第2反応液撹拌機構15の攪拌動作と、サンプリングプローブ8のキャリーオーバーを回避するための分注動作を組み合わせる。
以上説明した第5の実施の形態例に係る自動分析装置1によれば、第2及び第3の実施の形態例、第2及び第4の実施の形態例はお互いに干渉しないため、どちらも実施することが可能である。
同様に、第1及び第3の実施の形態例、第1及び第4の実施の形態例についてもお互いに干渉しないため、どちらも実施することが可能である。
このため、これらの実施の形態例を組み合わせることで自動分析装置1を効率的に動作させることが可能である。
[第6の実施の形態例]
次に、本発明の第6の実施の形態例に係る自動分析装置1の動作例について説明する。
本例では、上述した第1及び第2の実施の形態例に係る条件を組み合わせたものとする。例えば、制御装置30は、第2分注プローブ13の分注動作と、第2反応液撹拌機構15の攪拌動作と、第1分注プローブ12のコンタミネーションを回避するための動作を組み合わせる。
また、本例では、上述した第1、第2及び第5の実施の形態例に係る条件を組み合わせたものとする。例えば、制御装置30は、第2分注プローブ13の分注動作と、第2反応液撹拌機構15の攪拌動作と、第1分注プローブ12のコンタミネーションを回避するための動作と、第5の実施の形態例に係る各動作を組み合わせる。
以上説明した第6の実施の形態例に係る自動分析装置1では、第1及び第2の実施の形態例を含んでいる。ここで、第2の実施の形態例において、第2分注プローブ13が第2又は第3試薬を分注した後、洗浄動作を行う場合を想定すると、第1の実施の形態例は1サイクル期間内で第2分注プローブ13が第2及び第3試薬の分注及び攪拌動作を行うものであるため、第2分注プローブ13の動作タイミングが重なってしまう。しかし、第2試薬の使用頻度が低く、又は第2分注プローブ13のコンタミネーション回避動作の頻度が低ければ、第2分注プローブ13の動作タイミングの重なりを回避することができる。例えば、第2分注プローブ13による第2試薬の分注タイミングと、コンタミネーションを回避するための洗浄動作の開始タイミングが重なった場合には、後から予約される動作、つまり第2試薬が分注された試薬の測定を遅らせてもよい。
また、第1及び第2の実施の形態例に係る自動分析装置1の動作タイミングが重なる場合には、いずれか一方を優先して行い、他方を次のサイクルに遅らせることで干渉を避けてもよい。
[変形例]
なお、上述した各実施の形態例において、制御装置30は、第2試薬及び第3試薬の分注及び攪拌動作、各洗浄機構によるプローブの洗浄動作を1サイクル期間内の半分の時間で行わせたが、これらの動作が1サイクル期間内に収まるのであれば、1サイクル期間内の半分の時間に限らない。
また、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…自動分析装置、2…サンプルターンテーブル、3…希釈ターンテーブル、4…第1ターンテーブル、5…第2ターンテーブル、6…反応ターンテーブル、7…サンプル希釈プローブ、8…サンプリングプローブ、9…希釈撹拌機構、11…希釈容器洗浄機構、12…第1分注プローブ、13…第2分注プローブ、14…第1反応液撹拌機構、15…第2反応液撹拌機構

Claims (5)

  1. 保持する反応容器をテスト毎に移動させ、一定のサイクル期間だけ前記反応容器を停止させる反応容器保持部と、
    試料を保持する試料保持部と、
    前記試料保持部から前記反応容器に前記試料を分注する試料分注部と、
    第1試薬を前記反応容器に分注する第1分注部と、
    前記第1分注部によって前記第1試薬が分注された前記反応容器を攪拌する第1攪拌部と、
    第2試薬又は第3試薬を前記反応容器に分注する第2分注部と、
    前記第2分注部によって前記第2試薬又は前記第3試薬が分注された前記反応容器を攪拌する第2攪拌部と、
    前記第1分注部が前記第1試薬を前記反応容器に分注し、前記第1攪拌部が前記試料及び前記第1試薬を攪拌する動作を前記サイクル期間内で行わせると共に、前記第2分注部が前記第2試薬を前記反応容器に分注し、前記第2攪拌部が前記試料及び前記第2試薬を攪拌する動作、前記第2分注部が前記第3試薬を前記反応容器に分注し、前記第2攪拌部が前記試料、前記第2試薬及び前記第3試薬を攪拌する動作とを、前記サイクル期間を分割した前半の期間、及び前記サイクル期間を分割した後半の期間内規定の順に行わせる制御部と、を備え
    前記制御部は、前記前半の期間内で行わせる動作と、前記後半の期間内で行わせる動作との前記規定の順を前記サイクル期間毎に同じにしておく
    自動分析装置。
  2. さらに、前記第1分注部を洗浄する第1洗浄部を備え、
    前記制御部は、前記第1分注部が前記反応容器に前記第1試薬を分注した後、前記第1洗浄部が前記第1分注部を洗浄するまでの動作を前記サイクル期間内で行わせる
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. さらに、前記第2分注部を洗浄する第2洗浄部を備え、
    前記制御部は、前記第2分注部が前記反応容器に前記第2試薬を分注した後、前記第2洗浄部が前記第2分注部を洗浄するまでの動作を前記サイクル期間内で行わせる
    請求項1又は2に記載の自動分析装置。
  4. 前記試料分注部を洗浄する第3洗浄部と、を備え、
    前記制御部は、前記試料分注部が前記反応容器に前記試料を分注した後、前記第3洗浄部が前記試料分注部を洗浄するまでの動作を前記サイクル期間内で行わせる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動分析装置。
  5. さらに、希釈容器を保持する希釈容器保持部と、
    前記試料保持部から前記希釈容器に前記試料を希釈して分注する希釈分注部と、
    前記希釈分注部を洗浄する第4洗浄部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記希釈分注部が前記希釈容器に前記試料を希釈して分注した後、前記第4洗浄部が前記希釈分注部を洗浄するまでの動作を前記サイクル期間内で行わせ、
    前記試料分注部に前記希釈容器から希釈された前記試料を前記反応容器に分注させる
    請求項4に記載の自動分析装置。
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