JP6460167B2 - 光回折層積層体シート、カードの製造方法 - Google Patents

光回折層積層体シート、カードの製造方法 Download PDF

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本発明は、光回折層積層体シート、カードの製造方法に関するものである。
従来、ホログラム等の光解析構造を内部に内蔵するカードがあった(例えば特許文献1)。
しかし、従来の光解析構造は、製造するための技術レベルが高く、製造メーカが限られていた。また、光解析構造がリップマンホログラムの場合には、製造するための技術レベルがさらに高く、製造メーカがさらに限られていた。
特開2002−32724号公報
本発明の課題は、光解析構造を有するカードを容易に製造できる光回折層積層体シート、カードの製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、カード基材に積層されることにより、カードの積層構造の一部を形成する光回折層積層体シートであって、光回折層(22)と、前記光回折層の外形よりも大きい外形を有し、前記光回折層の一方の面側である上側に積層された透明シート層(30,30A,330)と、前記光回折層の外形よりも大きい外形を有し、前記光回折層の他方の面側である下側に積層されたレーザ発色層(15,15A)とを備えること、を特徴とする光回折層積層体シートである。
・第2の発明は、第1の発明の光回折層積層体シートにおいて、前記透明シート層(30,30A)の上側又は下側に設けられ、前記光回折層(22)の光回折画像を観察する光回折画像観察窓部(31g)と、レーザ光を前記レーザ発色層(15,15A)に通過させるレーザ光通過窓部(31h)とを有する印刷層(31)を備えること、を特徴とする光回折層積層体シートである。
・第3の発明は、第2の発明の光回折層積層体シートにおいて、この光回折層積層体シート(20A,220A)は、カード基材(10,10A)の上側に積層されるものであり、前記光回折画像観察窓部(31g)の縁部の色彩、及び前記レーザ光通過窓部(31h)の縁部の色彩は、前記カード基材の色彩と同等又はほぼ同等であり、前記レーザ発色層(15,15A)のレーザ印刷による色彩は、前記カード基材の色彩とは異なること、を特徴とする光回折層積層体シートである。
・第4の発明は、第3の発明の光回折層積層体シートにおいて、前記光回折画像観察窓部(31g)の縁部の色彩、及び前記レーザ光通過窓部(31h)の縁部のうち少なくとも1つは、窓の内側に至るに従って濃淡が薄くなる変移部(31c)を備えること、を特徴とする光回折層積層体シートである。
・第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の光回折層積層体シートにおいて、前記透明シート層(30,30A,330)と前記光回折層(22)との層間、及び前記レーザ発色層(15,15A)と前記光回折層との層間の少なくも1つの層間を接着する第1熱接着層(21,23,221)を備えること、を特徴とする光回折層積層体シートである。
・第6の発明は、第5の発明の光回折層積層体シートにおいて、前記透明シート層(30,30A,330)及び前記光回折層(22)間、前記レーザ発色層(15,15A)及び前記光回折層間のうち前記第1熱接着層(21及び221、又は23)とは異なる層間を接着する第2熱接着層(23、又は21及び221)を備えること、を特徴とする光回折層積層体シートである。
・第7の発明は、第6の発明の光回折層積層体シートにおいて、前記第1熱接着層及び前記第2熱接着層の接着温度差が、一方(21,221)の熱接着層の接着時に他方(23)の熱接着層の接着性が発現しない程度に大きいこと、を特徴とする光回折層積層体シートである。
・第8の発明は、第6又は第7の発明の光回折層積層体シートにおいて、前記第1熱接着層及び前記第2熱接着層の一方(21)は、熱可塑性の樹脂シートであり、前記第1熱接着層及び前記第2熱接着層の他方(23)は、熱可塑性の接着材であること、を特徴とする光回折層積層体シートである。
・第9の発明は、第6又は第7の発明の光回折層積層体シートにおいて、前記第1熱接着層(23又は221)及び前記第2熱接着層(221又は23)は、熱可塑性の接着材であり、前記光回折層(22)と前記第1熱接着層との層間、及び前記光回折層と前記第2熱接着層との層間のうち1つの層間に設けられた保護シート(222)を備えること、を特徴とする光回折層積層体シートである。
・第10の発明は、第1から第9のいずれかの発明の光回折層積層体シートを用いたカードの製造方法であって、光回折層積層体シート(20A,220A)の下側にカード基材(10,10A)を積層する工程と、レーザ光をレーザ発色層(15,15A)に通過させて印刷する印刷工程とを備えること、を特徴とするカードの製造方法である。
本発明によれば、光解析構造を有するカードを容易に製造できる光回折層積層体シート、カードの製造方法を提供できる。
第1実施形態のカード1の平面図、断面図である。 第1実施形態の基材シート材10A、ホログラム積層シート材20A、透明シート材30Aの断面図である。 第1実施形態の基材シート材10A、ホログラム保持シート材25A、ホログラム積層シート材20Aの平面図である。 第2実施形態のカードの製造方法を説明する図であり、基材シート材10A、ホログラム積層シート材220Aの断面図である(図2に相当する図)。 第3実施形態のカード301の平面図、断面図である。 第4実施形態のカードの製造方法を説明する図であり、基材シート材10A、ホログラム積層シート材420Aの断面図である(図2に相当する図)。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のカード1の平面図、断面図である。
図1(a)は、カード1の平面図(カード表面1aを法線方向から見た図)である。
図1(b)は、カード1の断面図(図1のb−b部矢視断面図)である。
なお、実施形態では、便宜上、図1に示す状態を基準に、カード1の左右方向X、縦方向Y、鉛直方向Z(厚さ方向)として説明するが、カード1の各方向は、その配置に応じて、適宜定めることができる。例えば、カード1の鉛直方向Zは、カード1の表裏を図1の状態とは反転して配置した場合には、図1の下側Z1(下面側)が上側となり、図1の上側Z2(上面側)が下側となる。また、図中、鉛直方向Zの構成は、構成を明確にするために、誇張して図示する。
カード1は、例えば銀行のキャッシュカードに利用される。
カード1は、カード基材10、下印刷層12、レーザ発色層15、ホログラム積層体20、透明シート層30、磁気ストライプ30a、上印刷層31を備える。レーザ発色層15、ホログラム積層体20、透明シート層30、上印刷層31は、カード基材10の上側Z2(一方の面側)に、下側Z1からこの順で積層されている。
カード基材10、レーザ発色層15、透明シート層30の外形は、等しい。
カード基材10は、カード1のベースになる部材である。カード基材10は、PET、PET−G、PVC、PC等の樹脂シート材により形成される。カード基材10の外形は、カード1の外形と同じである。
カード基材10の上面の色彩は、黒色である。この黒色は、カード基材10自体の色でもよく、黒色以外の基材に黒色印刷等を行ったものでもよい。
カード基材10の下面には、下印刷層12が設けられている。
下印刷層12は、例えば、カード使用の注意事項等が印刷される。
レーザ発色層15は、透明な層であり、レーザ光が照射されることにより発色する樹脂層である。実施形態では、カード基材10の色彩である黒色とは異なる色彩(例えば灰色等)に発色する。なお、カード基材10として黒色以外の色彩(例えば白色等)のものを用いる場合には、レーザ発色層15は、黒色に発色させてもよい。
レーザ発色層15は、レーザ印字15aを備える。
レーザ印字15aは、レーザ光が照射されて印字された文字である。カード1が銀行のキャッシュカードである場合には、レーザ印字15aは、口座番号等が印字される。なお、レーザ印字15aは、印字に限らず、図形、模様等を印刷してもよい。
ホログラム積層体20は、PC層21(第1熱接着層又は第2熱接着層)、ホログラム層22(光回折層)、HS(ヒートシール)層23(第2熱接着層又は第1熱接着層)が、下側Z1から順に積層されている。
PC層21は、レーザ発色層15及びホログラム層22間を接着する接着層である。PC層21は、ホログラム層22の下面に積層されている。PC層21の外形は、ホログラム層22の外形と同一である。PC層21は、熱可塑性の樹脂シートであり、実施形態では、PC(ポリカーボネート)を用いるが、樹脂の種類は、PCに限定されず、例えばPET等を用いてもよい。
レーザ発色層15及びホログラム層22間がPC層21により接着されているので、ホログラム層22は、剥離しようとした場合に破壊する。これにより、ホログラム層22が不正に剥離されても、観察者が容易に剥離を把握でき、カード1は、セキュリティ性を向上できる。
ホログラム層22は、カード1の偽造防止のための光回折層である。ホログラム層22は、リップマン型のホログラムを有する層である。ホログラム層22は、透光性を有する。ホログラム層22は、建物のホログラム画像22aが記録されている。
リップマン型のホログラム層22は、PET基材等のフィルム(図示せず)上に特殊なポリマー層を塗布し、そのポリマー層内に屈折率の変化による干渉縞を形成するものである。ホログラム層22は、この干渉縞に光を入射されると、回折現象によってホログラム像を再生する。ホログラム層22は、上下左右の立体感や奥行き感の表現に優れ、より本物の物体に近い立体感が得られる。ホログラム層22は、使用する材料や製造プロセスが特殊なことから、偽造することが極めて困難であり、例えばエンボス型のホログラムよりも、改ざん抑止効果が高い。
ホログラム層22の外形は、カード1の外形、つまり、カード基材10、レーザ発色層15及び透明シート層30の外形よりも小さい。これは、高価なホログラム層22を小さくして、コストを低減するためである。
HS層23は、ホログラム層22と透明シート層30とを接着する層である。HS層23は、ホログラム層22の上面に積層されている。
HS層23は、熱可塑性の接着材(ポリエステル系樹脂等)により形成される。ホログラム層22及び透明シート層30間がHS層23により接着されているので、ホログラム層22は、剥離しようとした場合に破壊する。これにより、ホログラム層22が不正に剥離されても、観察者が容易に剥離を把握でき、カード1は、セキュリティ性を向上できる。
接着性の発現温度は、PC層21がHS層23よりも高い。
透明シート層30は、PET、PET−G、PVC、PC等の樹脂シート材により形成される。透明シート層30の上面は、鏡面状でも、マット状でもよい。
磁気ストライプ30aは、透明シート層30の上面に設けられている。磁気ストライプ30aには、銀行の口座番号等に関する情報が記録されている。この情報は、リーダ(図示せず)を用いて、読み取りできる。
図1(a)に示すように、磁気ストライプ30aは、上印刷層31の変移部31c(後述する)よりも外側の領域に配置される。
上印刷層31は、背景色がカード基材10と同系色の黒色に印刷された層である。
また、上印刷層31には、銀行の名称を示す文字31a、図形31bや、その他必要な情報(図示せず)が印刷されている。
上印刷層31は、変移部31c、ホログラム観察窓部31g、レーザ光通過窓部31hを有する。
変移部31cは、上印刷層31の背景色である黒色に印刷されている。このため、変移部31cの色彩は、カード基材10の色彩と同等又はほぼ同等である。
変移部31cは、内側に至るに従って濃淡が薄くなるようにグラデーション印刷された部分である。変移部31cの外側縁部31dは、ホログラム層22の縁部22bよりもさらに内側である。
変移部31cの濃淡は、外側縁部31dの100%から内側縁部31eの0%へと徐々に薄くなっている。上印刷層31のうち変移部31cよりも外側の領域31fの濃淡は、カード基材10と同等又はほぼ同等である。
変移部31cの内側縁部31eよりも内側の部分は、ホログラム観察窓部31gになっている。
ホログラム観察窓部31gは、透明な透明シート層30が完全に露出している。このため、ホログラム観察窓部31gからは、ホログラム層22のホログラム画像22aの全てが視認できる。
レーザ光通過窓部31hは、製造時には、レーザ印字15aの印字をする場合に、レーザ光をレーザ発色層に通過させるための窓部である。また、レーザ光通過窓部31hは、カード使用時等には、印字されたレーザ印字15aを視認する窓部である。レーザ光通過窓部31hの縁部の色彩も、カード基材10の色彩と同等又はほぼ同等である。
なお、レーザ光通過窓部31hも、ホログラム観察窓部31gと同様に、変移部を設けてもよい。あるいは、変移部は、ホログラム観察窓部31g、レーザ光通過窓部31hのいずれか1つに設けてもよい。
また、上印刷層31は、必要に応じて、透明シート層30の下面に設けてもよい。
次に、上側Z2からのカード1の見え方について説明する。
(ホログラム層22の縁部22b近傍)
前述したように、上印刷層31のうち変移部31cよりも外側の領域31fの濃淡は、カード基材10と同等又はほぼ同等である。このため、ホログラム層22の縁部22bは、上印刷層31によって目隠しされ隠蔽される(矢印A参照)。さらに、カード基材10及び上印刷層31が、光を吸収する黒色系であるので、ホログラム層22の縁部22bは、ほとんど視認できない。
(変移部31c)
変移部31cの外側縁部31dでは、上印刷層31の色彩のみが視認される。ホログラム層22及びレーザ発色層15が透明であるので、外側縁部31dから内側に至るに従って徐々にカード基材10が視認できるようになっていく。そして、変移部31cの内側縁部31eでは、カード基材10の色彩のみが視認されるようになる(矢印B参照)。さらに、上印刷層31及びカード基材10は、同系色の黒色である。このため、上印刷層31及びカード基材10が、継ぎ目のない同一部材のように一体となって視認される。
(ホログラム観察窓部31g)
ホログラム観察窓部31g内部は、透明シート層30に上印刷層31が形成されていないので、ホログラム画像22aを確認できる。ホログラムは、透明ホログラムであり、またレーザ発色層15が透明なので、ホログラム層22のうちホログラム画像22aの以外の領域(建物の外側の領域22c、線22d以外の建物内部の部分22e等)は、カード基材10の色彩が視認される。また、前述したように、上印刷層31及びカード基材10は、継ぎ目がなく一体となって視認される。
このため、ホログラム画像22aの周囲は、ホログラム層22よりも広い範囲で黒色の背面が存在するように観察される。
これにより、ホログラム画像22aは、黒色を背景にして、ホログラム画像22aが浮き上がってより立体的に観察される。
このような視覚的な効果は、試作によって確認済みである。
(変移部31cの外側)
変移部31cの外側は、上印刷層31の背景色が黒色に印刷されているため、カード内部が隠蔽される。このため、上印刷層31に印刷された図形31b等が観察される。また、磁気ストライプ30aは、隠蔽される。
なお、文字31aは、ホログラム観察窓部31gを横切るように印刷されているので、ホログラム観察窓部31g、変移部31c、変移部31cの外側に渡って視認できる。この場合、銀行の文字31aは、ホログラム観察窓部31g内部では、ホログラム画像22aに重なって観察される。
(レーザ光通過窓部31h)
レーザ光通過窓部31h内部は、透明シート層30に上印刷層31が形成されていないので、レーザ印字15aを確認できる(矢印D参照)。レーザ発色層15は、透明であるので、レーザ印字15aされていない領域は、カード基材10の色彩である黒色が確認できる(矢印E参照)。また、上印刷層31の背景色は、黒色である。このため、レーザ印字15aの背景は、カード基材10、上印刷層31が一体となって黒色に観察される。これにより、カード1は、質感を向上できる。
なお、カード1は、レーザ光通過窓部31hにも変移部を設ければ、ホログラム観察窓部31gと同様に、継ぎ目がなく一体となって視認され、質感をより向上できる。
次に、カード1の製造方法について説明する。
図2は、第1実施形態の基材シート材10A、ホログラム積層シート材20A、透明シート材30Aの断面図である。
図3は、第1実施形態の基材シート材10A、ホログラム積層シート材20A、ホログラム保持シート材25A、の平面図である。
基材シート材10A、ホログラム積層シート材20A、ホログラム保持シート材25Aは、本工程よりも前の前工程において製造される多面付けされたシート材である。図3の多面付けは、左右2列、縦5列に配列した例である。
最初に、各シート材の製造方法について製造する。なお、以下の工程は、順番を適宜入れ替えてもよい。
[基材シート材10A]
黒色の樹脂シート、黒色以外の色彩の樹脂シートに黒色印刷等を行ったシート材(カード基材10)に、以下の加工をする。
・下印刷層12の印刷工程
上記シート材の下側Z1に、例えばPET上に設けられた転写箔を転写する。
以上により、下印刷層12が設けられた基材シート材10Aが製造される。
[ホログラム積層シート材20A]
(ホログラム積層体20、ホログラム保持シート材25Aの製造)
(1)図2に示すように、ホログラム層22を製造し、ホログラム層22の下側Z1にPC層21を積層し、また、ホログラム層22の上側Z2にHS層23を積層し、ホログラム積層体20を製造する。
(2)上記(1)で積層したホログラム積層体20を、後の工程まで保持するために剥離シート20aに積層する(図3(b)参照)。これにより、剥離シート20aの上側Z2に、ホログラム積層体20が積層されたホログラム保持シート材25A(図3(b)参照)が製造される。
(透明シート材30Aの製造)
(1)磁気ストライプ30a
図2に示すように、透明なシート材(透明シート層30)の上面に、磁気ストライプ30aを積層する。
(2)上印刷層31
上記(1)で磁気ストライプ30aを積層したシート材の上面に、例えばPET上に設けられた転写箔(上印刷層31)を転写する。
これにより、磁気ストライプ30a、上印刷層31が積層された透明シート材30Aが製造される。
(ホログラム積層体20、透明シート材30Aの積層)
ロボット等で用いて、ホログラム保持シート材25Aから剥離シート20aを剥離して、ホログラム積層体20を吸着する。
図2に示すように、そして、ホログラム積層体20の上側Z2に、透明シート材30Aを加熱及び加圧し、HS層23の接着性を発現させて、ヒートシール加工によって、ホログラム層22及び透明シート材30A間を接着する。ヒートシールの設定温度は、HS層23の接着性が発現するが、PC層21の接着性が発現しない温度内に設定する。
なお、ホログラム層22の下側Z1にPC層21を備えることにより、加圧に起因するホログラムの破壊を抑制できることを、試作により確認済みである。
また、この工程は、ホログラム積層シート材20Aから剥離シート20aを剥離せずに行ってもよい。
(上記積層体(ホログラム積層体20、透明シート材30Aの積層体)と、レーザ発色シート材15Aとの積層)
上記積層体(ホログラム積層体20、透明シート材30Aの積層体)及び透明なレーザ発色シート材15A(レーザ発色層15)間を、加熱及び加圧して、ヒートシール加工により接着して積層する。この場合、レーザ発色シート材15A及び透明シート層30が直接接触する部分は、これらのシート層の熱溶着により接着する(必要に応じて、接着材等を利用してもよい)。
一方、レーザ発色シート材15A及びPC層21が接触する部分は、主にPC層21の熱溶着による接着性により接着する。
この場合、PC層21が軟化するので、加圧に起因するホログラムの破壊を抑制できる。このように、PC層23は、熱可塑性の樹脂シートであるので、接着層として利用できるとともに、加圧に起因する破壊からホログラム層22を保護するために利用できる。
図3(c−1)、図3(c−2)に示すように、以上の工程を経て、ホログラム積層体20が、レーザ発色シート材15A(レーザ発色層15)及び透明シート層30間に積層されたホログラム積層シート材20Aが製造される。
[本工程]
次に、本工程において、基材シート材10A、ホログラム積層シート材20Aを以下のように加工する。
(1)基材シート材10A、ホログラム積層シート材20Aの積層
図2に示すように、基材シート材10A及びホログラム積層シート材20A間を、加熱及び加圧して、ヒートシール加工により接着して積層する。この場合、カード基材10及びレーザ発色層15が熱溶着により接着する(必要に応じて、接着材等を利用してもよい)。
(2)打ち抜き工程
積層されて接着された基材シート材10A、ホログラム積層シート材20Aを、カード外形で打ち抜き加工して、個片化する。
(3)レーザ印字工程(印刷工程)
個片化したカード1に、レーザ照射装置を用いて、レーザ光をレーザ光通過窓部31hからレーザ発色層15に通過させて、レーザ発色層15にレーザ印刷する。
なお、レーザ印字工程は、必要に応じて、打ち抜き工程の前の多面付け状態で、行ってもよい。
以上により、カード1が製造できる。
このように、ホログラム積層シート材20Aを本工程の前の前工程で予め製造しておくので、本工程では、基材シート材10A、ホログラム積層シート材20Aを積層すればリップマンホログラムを内蔵するカード1を容易に製造できる。
上記カード製造工程は、1つの工場で全て行ってもよいが、ホログラム積層シート材20Aの製造までの前工程と、本工程とを異なる工場で行うこともできる。
ここで、ホログラム層22は、製造するために高度な技術を有する。このため、ホログラム層22を有するホログラム積層シート材20Aは、その技術を有する工場で製造し、基材シート材10Aは、ホログラム積層シート材20Aとは異なる工場で製造し、また、実際にカード化する本工程もホログラム積層シート材20Aとは異なる工場で行うように、工程を分担できる。
このように工程を分担すれば、本工程を行う工場は、リップマンホログラムを製造する技術を備えていなくも、ホログラム積層シート材20Aさえ入手できれば、最終的なカード1を製造できることになる。すなわち、上記カード製造工程は、ホログラム積層シート材20Aを製造する工程を有するので、リップマンホログラムを有するカード製造を容易にできるわけである。これにより、リップマンホログラムを有するカード1であっても、より多くの工場で製造できるようになり、市場拡大を図ることができる。
なお、このように工程を分担しても、ホログラム積層シート材20Aは、下側Z1にはレーザ発色シート材15Aが積層され、また、上側Z2には、透明シート材30Aが積層されているので、ホログラム層22を保護でき、保管、搬送時の取り扱いが容易である。
以上説明したように、本実施形態のカード1は、ホログラム積層シート材20Aを製造することにより、高い技術が要求されるリップホログラムを有するものであっても、製造が容易である。
なお、上印刷層31、カード基材10の色彩は、黒色である例を示したが、これに限定されない。例えば、上印刷層31、カード基材10の色彩は、同系色であればいずれでもよい。また、カード基材10や上印刷層31の色彩に関わらず、上印刷層31がホログラム層の縁部22bを隠蔽する効果があればよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図4は、第2実施形態のカードの製造方法を説明する図であり、基材シート材10A、ホログラム積層シート材220Aの断面図である(図2に相当する図)。
ホログラム積層シート材220Aは、PC層21(図1参照)の代わりに、PET層221(保護シート)、HS層222(下接着層)が下側Z1から順に積層されている。
ホログラム積層体220、透明シート材30Aの積層体と、レーザ発色シート材15Aとを積層する場合に、HS層221は、ヒートシール加工によって、ホログラム積層シート材220A及び基材シート材10A間を接着する。このため、第1実施形態と同様な理由により、接着性の発現温度は、HS層221がHS層23よりも高い。つまり、ホログラム層22を、透明シート層30の下に、ヒートシール加工により積層する場合に、HS層23の接着性が発現するが、HS層221の接着性が発現しないようになっている。
また、PET層222は、加圧に起因するホログラムの破壊を抑制できる。
このように、本実施形態のカードは、PET層221、HS層222が、第1実施形態のPC層21と同様に機能することにより、第1実施形態と同様な効果を奏する。
なお、PET層222は、ホログラム層22及びHS層23間に積層してもよい。この場合でも、PET層222は、加圧に起因するホログラムの破壊を抑制できることを、試作により確認済みである。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図5は、第3実施形態のカード301の平面図、断面図である。
カード基材310は、印刷層311を備える点が、第1実施形態とは異なる。
図5は、印刷層311として、カード所有者の氏名が印刷された例を図示するが、これに限定されず、より微細な地紋、マイクロ印刷等を設けてもよい。説明は省略するが、印刷層311は、基材シート材10A(図2参照)の製造時に、基材シート材10A上に印刷することにより設けられる。なお、カード基材310の色彩は、黒色ではなく、他の色彩でもよい。
上印刷層331は、変移部31cを備えず、透明なシート材に必要な文字331a、図形331b等のみが印刷されている。つまり、文字331a、図形331b以外の背景の領域は、透明な面が露出しており、カード基材310が視認でき(矢印C参照)、また、ホログラム層22の縁部22bも視認できる。
レーザ印字15aは、上印刷層331が設けられていない領域に印字すればよい。
以上説明したように、本実施形態のカード301は、カード基材310の上面及びカード基材310上の印刷層311を視認でき、前述した実施形態とは異なる態様にできる。例えば、印刷層311にカード所有者の顔写真を設ければ、カード301は、証明証等に好適である。
なお、第3実施形態の構成は、第2実施形態にも適用できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図6は、第4実施形態のカードの製造方法を説明する図であり、基材シート材10A、ホログラム積層シート材420Aの断面図である(図2に相当する図)。
第4実施形態のカードは、ホログラム積層体420の構成が、第1実施形態とは逆になっている。つまり、ホログラム積層体420は、PC層21、ホログラム層22、HS層23が、下側Z1から順に積層されている。
このため、ホログラム積層シート材220Aの積層工程が、第1実施形態とは逆になっている。すなわち、ホログラム積層シート材220Aの積層工程は、以下の通りである。
(1)レーザ発色シート材15A、ホログラム積層体220の積層
ホログラム積層体220の下側Z1に、ヒートシール加工によって、レーザ発色シート材15A及びホログラム積層体220間を接着する。ヒートシールの設定温度は、HS層23の接着性が発現するが、PC層21の接着性が発現しない温度内に設定する。
(2)上記積層体(レーザ発色シート材15A、ホログラム積層体220の積層体)と、透明シート材30Aとの積層)
上記積層体(レーザ発色シート材15A、ホログラム積層体220の積層体)及び透明シート材30A(透明シート層30)間を、加熱及び加圧して、ヒートシール加工により接着して積層する。
レーザ発色シート材15A及び透明シート層30が直接接触する部分は、これらのシート層の熱溶着により接着し、一方、透明シート材30A及びPC層21が接触する部分は、PC層21の熱溶着に接着性により接着する。
以上説明したように、本実施形態のカードは、ホログラム積層体420の積層順を、第1実施形態とは逆にしても製造可能であり、カード製造工程の都合等によって、適宜設定できる。また、このように積層順を変更しても、第1実施形態と同様な効果を奏する。
なお、第4実施形態の構成は、第2、第3実施形態にも適用できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(1)実施形態において、ホログラム層は、リップマン型である例を示したが、これに限定されない。例えば、ホログラム層は、エンボス型でもよい。
(2)実施形態において、印刷層を、透明シート層の上側に設けた例を示したが、これに限定されない。例えば、印刷層を透明シート層の下層に設け、これをカード基材上に積層してもよい。この場合には、印刷層の上側に透明シート層が配置されるので、製造時や使用時等において、印刷層を汚損から保護できる。
(3)実施形態において、ホログラム積層体は、ホログラム層の上下に、接着層(PC層、HS層)を備える例を示したが、これに限定されない。ホログラム積層体は、ホログラム層の上下の一方のみに、接着層を備えていてもよい。この場合には、ホログラム層の上下のうち、最初に積層する透明シート層又はレーザ発色層の側に、接着層を設ければよい。例えば、第1実施形態のように、最初に透明シート層(透明シート材)を積層する場合には、ホログラム層の上側のみに接着層を設けてもよい。
ホログラム積層体は、後の工程で、透明シート層及びレーザ発色層に挟まれた形態になるため、ホログラム層の上下の一方のみが接着されていれば、これら間に安定して保持されるからである。
(4)実施形態において、変移部は、ホログラムの画像部分に重複しない例を示したが、これに限定されない。変移部は、ホログラムの画像部分に重複し、内側に至るに従って、濃淡が薄くなるように形成してもよい。この場合には、画像は、変移部によって、周囲がぼやけ、内側に至るに従ってシャープになるように観察できる。
(5)実施形態において、ホログラム層を有するカードである例を示したが、これに限定されない。例えば、金券等に利用してもよい。
(6)実施形態において、カードは、シート材を用いた多面付けにより製造される例を示したが、これに限定されない。カードは、単体で製造してもよい。この場合には、1枚のカードを構成する各シート材を、積層すればよい。この場合には、1つのホログラム層を積層した透明シート層を、1つのホログラム層を積層したホログラム積層シート材として用いればよい。
(7)実施形態において、カード基材上の印刷は、ホログラム層と重ならない範囲に設けられた例を示したが、これに限定されない。カード基材上の印刷を、ホログラム層に重なるように設けることにより、ホログラム画像と、この印刷とが重なって観察され、デザインを向上できる。また、この場合には、偽造が困難になるので、セキュリティ性を向上できる。
1,301 カード
10,310 カード基材
10A 基材シート材
12 下印刷層
15 レーザ発色層
15A レーザ発色シート材
15a レーザ印字
20,220,420 ホログラム積層体
20A,220A,420A ホログラム積層シート材
21 PET層
22 ホログラム層
22a ホログラム画像
23 HS層
30 透明シート層
30A 透明シート材
31,331 上印刷層
31c 変移部
31g ホログラム観察窓部
31h レーザ光通過窓部
221 HS層
222 PET層
311 印刷層

Claims (7)

  1. 上面の色彩が黒色であるカード基材に積層されることにより、カードの積層構造の一部を形成する光回折層積層体シートであって、
    光回折層と、
    前記光回折層の外形よりも大きい外形を有し、前記光回折層の一方の面側である上側に積層された変移部、ホログラム観察窓部、レーザ光通過窓部を設けるように、黒色に印刷された上印刷層を有する透明シート層と、
    前記光回折層の外形よりも大きい外形を有し、前記光回折層の他方の面側である下側に積層され黒色とは異なる色彩に発色するレーザ発色層とを備えること、
    を特徴とする光回折層積層体シート。
  2. 請求項1に記載の光回折層積層体シートにおいて、
    この光回折層積層体シートは、カード基材の上側に積層されるものであり、
    前記ホログラム観察窓部の縁部の色彩、及び前記レーザ光通過窓部の縁部の色彩は、前記カード基材の色彩と同等又はほぼ同等であり、
    前記レーザ発色層のレーザ印刷による色彩は、前記カード基材の色彩とは異なること、
    を特徴とする光回折層積層体シート。
  3. 請求項2に記載の光回折層積層体シートにおいて、
    前記ホログラム観察窓部の縁部、及び前記レーザ光通過窓部の縁部のうち少なくとも1つは、窓の内側に至るに従って濃淡が薄くなる変移部を備えること、
    を特徴とする光回折層積層体シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の光回折層積層体シートにおいて、
    前記透明シート層と前記光回折層との層間、及び前記レーザ発色層と前記光回折層との層間の少なくも1つの層間を接着する第1熱接着層を備えること、
    を特徴とする光回折層積層体シート。
  5. 請求項4に記載の光回折層積層体シートにおいて、
    前記透明シート層及び前記光回折層間、前記レーザ発色層及び前記光回折層間のうち前記第1熱接着層とは異なる層間を接着する第2熱接着層を備えること、
    を特徴とする光回折層積層体シート。
  6. 請求項5に記載の光回折層積層体シートにおいて、
    前記第1熱接着層及び前記第2熱接着層の接着温度差が、一方の熱接着層の接着時に他方の熱接着層の接着性が発現しない程度に大きいこと、
    を特徴とする光回折層積層体シート。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の光回折層積層体シートにおいて、
    前記第1熱接着層及び前記第2熱接着層の一方は、熱可塑性の樹脂シートであり、
    前記第1熱接着層及び前記第2熱接着層の他方は、熱可塑性の接着材であること、
    を特徴とする光回折層積層体シート。
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