JP6450534B2 - 手押し車 - Google Patents

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Description

本発明は、手押し車の折り畳みの技術に関する。
従来から、高齢者の歩行を補助するための手押し車が知られている。そのような手押し車の中には、折り畳み機構を有するものがある。たとえば、特開2010−247592号公報(特許文献1)には、手押し車が開示されている。特許文献1によると、手押し車は、前部枠体と、後部枠体と、背部枠体と、可動部材と、枠部材と、第1連結杵と、第2連結杵と、を備えている。可動部材は、前部枠体の長手方向に沿って、接続部材の下端部から前部枠体の途中までの間を可動自在となるように設けられている。第1連結杵は、各一端部が枠部材の各側部に回動自在に接続され、各他端部が各可動部材に回動自在に接続されているものである。第2連結杵は、各一端部が各後部枠体の略中間部に回動自在に接続され、各他端部が各可動部材に回動自在に接続されているものである。
特開2010−247592号公報
しかしながら、従来の手押し車は、たとえば右手でロック機構の操作ノブを寄せるように操作して該当位置決め穴からロックピン(図示せず)を解放し、その後、当該右手を移動させて、右手と左手とを使って前輪用のフレームやバッグ用のフレームなどを折り畳む必要があった。つまり、折り畳み動作が困難で煩雑であった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来よりも簡単に、あるいは、従来よりも少ない手の動きで、折り畳むことができる手押し車を提供することにある。
この発明のある局面に従うと、前後方向に折り畳み可能な手押し車が提供される。手押し車は、複数の車輪と、ハンドルと、ハンドルと複数の車輪とを支持するための走行フレームと、手押し車の前部に配置された操作部を含む折り畳み機構とを備える。操作部のロック状態において手押し車が折り畳み不能になる。操作部の解除状態において手押し車が折り畳み可能になる。
好ましくは、折り畳み機構は、解除状態において、手押し車の前部が後上方に移動することによって、手押し車の前後方向の長さを短くすることができる。操作部は、その前部が上方に移動したときに解除状態となる。
好ましくは、手押し車は、バッグを支持するためのバッグ取付フレームをさらに備える。操作部は、バッグ取付フレームの略下方に配置される。
好ましくは、手押し車は、座部を支持するための座部フレームをさらに備える。操作部は、座部フレームの略下方に配置される。
好ましくは、折り畳み機構は、操作部を解除状態に維持するための部材をさらに含む。
好ましくは、走行フレームは、複数の車輪のうちの前輪を支持するための前輪フレームを含む。操作部の後端部は、ロック状態において、前輪フレームに相対的に固定さる。操作部の後端部は、解除状態において、前輪フレームに相対的に移動可能になる。
好ましくは、操作部は、手押し車の右部から左部まで延設される、平面視において門型の部材である。
好ましくは、操作部は、手押し車の右部または左部に配置されるレバーである。
以上のように、この発明によれば、手押し車の前部に解除状態へ切り替えるための操作部が配置されているため、従来よりも簡単に、あるいは、従来よりも少ない手の動きで、折り畳むことができる手押し車が提供される。
第1の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す前方斜視図である。 第1の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す後方斜視図である。 第1の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す側面図である。 第1の実施の形態にかかる手押し車100のロック状態を示す一部透過側面図である。 第1の実施の形態にかかる手押し車100の解除状態を示す一部透過側面図である。 第1の実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み状態を示す一部透過側面図である。 第2の実施の形態にかかる手押し車100のロック状態を示す一部透過側面図である。 第2の実施の形態にかかる手押し車100の解除状態を示す一部透過側面図である。 第2の実施の形態にかかる手押し車100の解除維持状態を示す一部透過側面図である。 第3の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す前方斜視図である。 第3の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す後方斜視図である。 第3の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す側面図である。 第3の実施の形態にかかる手押し車100のロック状態を示す一部透過側面図である。 第3の実施の形態にかかる手押し車100の解除状態を示す一部透過側面図である。 第3の実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み状態を示す一部透過側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<全体構成>
まずは、図1から図3を参照して、本実施の形態にかかる手押し車100の全体構成について説明する。なお、図1は、第1の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す前方斜視図である。図2は、第1の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す後方斜視図である。図3は、第1の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す側面図である。
本実施の形態にかかる手押し車100は、主に、一対の前輪フレーム111L,111Rと、一対の前輪112L,112Rと、一対の後輪フレーム113L,113Rと、一対の後輪114L,114Rと、一対の前連結部材116L,116Rと、一対のリンク部材117L,117Rと、バッグ取付フレーム118と、縦フレーム131L,131Rと、座部160と、一対の後連結部材165L,165Rと、背もたれ180と、ハンドル120とを備えている。
まず、前輪フレーム111L,111Rのそれぞれの上端部は前連結部材116L,116Rに回動可能に軸着されている。前連結部材116L,116Rのそれぞれは、バッグ取付フレーム118の左部と右部に取り付けられる。バッグ取付フレーム118の後端部は縦フレーム131L,131Rの上下方向中央のやや下寄りに回動可能に軸着される。
後輪フレーム113L,113Rのそれぞれは前連結部材116L,116Rに挿通されて固定されている。後輪フレーム113L,113Rのそれぞれは前連結部材116L,116Rの上方まで延設されて、その上端部には、ユーザが座部160に座った際に使用するための肘掛141L,141Rの下部が取り付けられる。後輪フレーム113L,113Rのそれぞれの下部は、縦フレーム131L,131Rの下端部に回動可能に軸着されている。
このような構成により、後述する解除状態において、ユーザが、バッグ取付フレーム118を後上方へ持ち上げることによって、前輪フレーム111L,111Rのそれぞれを縦フレーム131L,131Rおよび後輪フレーム113L,113Rに近づけることができる。これによって、ユーザは、手押し車100を前後方向にコンパクトに折り畳むことができる。
前輪フレーム111L,111Rのそれぞれの下端には前輪112L,112Rが回転可能に取り付けられている。また、これら前輪112L,112Rは、それぞれ前輪フレーム111L,111Rに対して左右方向に回動(首振り)可能に取り付けられている。これによって、ユーザは、行きたい方向に手押し車100を進めることができるようになっている。本実施の形態の手押し車100に用いられている前輪112L,112Rのそれぞれは、回動規制スライド115L,115Rを有している。ユーザは、この回動規制スライド115L,115Rそれぞれの上下方向の位置を変えることにより、前輪フレーム111L,111Rに対する前輪112L,112Rの左右方向への回動を許可したり規制したりすることができる。もちろん、左右方向への回動機構を持たない前輪112L,112Rを採用することもできる。
後輪フレーム113L,113Rのそれぞれの下端には後輪114L,114Rが取り付けられている。また、後輪フレーム113L,113Rそれぞれの後輪114L,114Rの近傍および内側には、後述するようにブレーキバー123および図示しないワイヤーを介して当該後輪114L,114Rに制動力を付与するための車輪当接部164L,164Rが取り付けられている。
一対の縦フレーム131L,131Rのそれぞれは、後輪フレーム113L,113Rの下部に軸着されている。縦フレーム131L,131Rには、ハンドルフレーム121の下部が、挿入量を調節可能に、挿入されている。
ハンドルフレーム121は、正面視において略逆U字状に形成されている。ハンドルフレーム121の前方にはブレーキバー123が上下方向に回動可能に取り付けられている。ユーザが、ブレーキバー123を操作すると、図示しないワイヤーを介して、車輪当接部164L,164Rが後輪114L,114Rに当接することにより、後輪114L,114Rに制動力を付勢することができるようになっている。なお、以下では、ハンドルフレーム121とブレーキバー123とを合わせて、ハンドル120ともいう。
リンク部材117L,117Rの各々は、側面視略L字型の短冊状部材である。リンク部材117L,117Rのそれぞれは、その一端が前輪フレーム111L,111Rの上下中央部に軸着されているとともに、その他端が縦フレーム131L,131Rの下部に軸着されている。本実施の形態においては、前輪フレーム111L,111Rのそれぞれの下部が後輪フレーム113L,113Rのそれぞれの下部から遠ざけられているとき、すなわち手押し車100が使用状態または展開状態にあるとき、リンク部材117L,117Rが略水平に維持される。そして、前輪フレーム111L,111Rのそれぞれの下部が後輪フレーム113L,113Rのそれぞれの下部に近づけられるとき、すなわち手押し車100が折り畳まれるとき、本実施の形態においては、リンク部材117L,117Rが下端部を軸にして後上方に回動する。
座部フレーム161には、座部160が取り付けられる。座部フレーム161は、その後部がバッグ取付フレーム118の後部に軸着されている。ユーザは、座部フレーム161を後上方に回動させることによって、バッグ159を開放することができる。逆に、ユーザは、腰掛けを使用する時は、座部フレーム161を倒して、座部160の上面に座る。
バッグ取付フレーム118には、バッグ159が、上方に開放された状態で取り付けられる。バッグ取付フレーム118の後端部は、縦フレーム131L,131Rに軸着される。バッグ取付フレーム118の後部には、後連結部材165L,165Rが固設されている。バッグ取付フレーム118の前後方向の略中央部の左側面と右側面とには、前連結部材116L,116Rが軸着されている。そして、後述する解除状態において、ユーザが、バッグ取付フレーム118の前部を持ち上げて後上方に回動させると、バッグ取付フレーム118が左側面視において時計回りに縦フレーム131L,131Rに近づき、前輪フレーム111L,111Rと後輪フレーム113L,113Rとは左側面視において反時計回りに縦フレーム131L,131Rに近づく。これによって、手押し車100が前後方向にコンパクトに折り畳まれる。
なお、上述したもの以外にも、一対の前輪フレーム111L,111R間には補強用フレーム119Aが取り付けられてもよいし、一対の後輪フレーム113L,113R間に補強用フレーム119Bが取り付けられてもよい。
<折り畳み機構103>
次に、図4および図5を参照して、本実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み機構103について説明する。なお、図4は、第1の実施の形態にかかる手押し車100のロック状態を示す一部透過側面図である。図5は、第1の実施の形態にかかる手押し車100の解除状態を示す一部透過側面図である。
まず、本実施の形態にかかる手押し車100は、走行フレーム101として、主に、縦フレーム131L,131Rと、前輪フレーム111L,111Rと、後輪フレーム113L,113Rとを含む。本実施の形態にかかる手押し車100は、複数の車輪102として、前輪112L,112Rと、後輪114L,114Rとを含む。すなわち、走行フレーム101によって、ハンドル120および複数の車輪102の相対位置が維持される。
そして、本実施の形態にかかる手押し車100は、折り畳み機構103として、主に、前連結部材116L,116Rと、左リンク部材117Lと、図示しない右リンク部材と、左支持部材151Lと、図示しない右支持部材151Rと、左ロック部材152Lと、図示しない右ロック部材と、解除バー153と、を含む。なお、以下では、左ロック部材152Lと図示しない右ロック部材とを総称して、左右ロック部材ともいう。
左右の支持部材151Lは、それぞれ、バッグ取付フレーム118の左部および右部の前よりに、下方へ向かって固設されたプレートである。なお、前連結部材116L,116Rの構成は、前述した通りであるため、ここでは説明を繰り返さない。
左右ロック部材は、それぞれが、略短冊形状を有する。左右ロック部材は、軸1182Lを介して、それぞれの前部がバッグ取付フレーム118に固設されている支持部材151Lに回動可能である。左右ロック部材は、それぞれの前端部が解除バー153の後端に連結される。左右ロック部材は、それぞれの後部の上辺に、凹部152LXが形成される。
解除バー153は、平面視においてU字形状あるいは門型形状を有している。解除バー153は、バッグ取付フレーム118の前部の略下方に配置される。すなわち、解除バー153は、バッグ159の前部を囲うように構成されている。解除バー153は、図4の左側面視において反時計方向に付勢されていることが好ましい。あるいは、左右ロック部材が、図4の左側面視において反時計方向に付勢されていることが好ましい。
図4を参照して、手押し車100のロック状態においては、軸1182Lを中心に、解除バー153が下方に下がり、それに合わせて左右ロック部材152の後部が後上方に位置する。そして、凹部152LXに、前輪フレーム111L,111Rとリンク部材117Lとの軸1181Lが嵌まり込む。これによって、支持部材151Lと軸1181Lとの相対距離が固定され、手押し車100は折り畳み不能になる。
図5を参照して、手押し車100の解除状態においては、軸1182Lを中心に、ユーザが解除バー153の前部を上方に持ち上げ、左右ロック部材152の後部が前下方に位置する。そして、凹部152LXから軸1181Lが抜け出す。これによって、支持部材151Lと軸1181Lとの相対距離が変更可能になり、手押し車100は折り畳み可能となる。
ここで、図6は、第1の実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み状態を示す一部透過側面図である。図6を参照して、ユーザは、手押し車100の解除状態において、解除バー153の前部とともにバッグ取付フレーム118の前部を後上方に向かって持ち上げる。これによって、前連結部材116L,116Rが縦フレーム131L,131Rの中部を軸にして後上方へ移動する。前連結部材116L,116Rの回動に従って、後輪フレーム113L,113Rが後上方に回動し、前輪フレーム111L,111Rが後上方に引っ張られる。前輪フレーム111L,111Rのそれぞれは、リンク部材117L,117Rによって引っ張られることによって、縦フレーム131L,131Rおよび後輪フレーム113L,113Rに近づいていく。すなわち、ユーザは、解除バー153を持ち上げることによって、手押し車100を前後方向にコンパクトに折り畳むことができる。
本実施の形態においては、手押し車100の左右両側にロック部材152L,152Rを配置するものとしたが、手押し車100の左右一方だけにロック部材152Lを配置してもよい。この場合は、解除バー153の左右他方側が支持部材151Lに軸支されていればよい。
[第2の実施の形態]
次に、折り畳み機構に関する第2の実施の形態について説明する。なお、以下では、本実施の形態にかかる折り畳み機構103について説明するものとし、手押し車100の全体構成については、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<折り畳み機構103>
図7から図9を参照して、本実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み機構103について説明する。なお、図7は、第2の実施の形態にかかる手押し車100のロック状態を示す一部透過側面図である。図8は、第2の実施の形態にかかる手押し車100の解除状態を示す一部透過側面図である。図9は、第2の実施の形態にかかる手押し車100の解除維持状態を示す一部透過側面図である。
まず、本実施の形態にかかる手押し車100も、走行フレーム101として、主に、縦フレーム131L,131Rと、前輪フレーム111L,111Rと、後輪フレーム113L,113Rとを含む。本実施の形態にかかる手押し車100は、複数の車輪102として、前輪112L,112Rと、後輪114L,114Rとを含む。すなわち、走行フレーム101によって、ハンドル120および複数の車輪102の相対位置が維持される。
そして、本実施の形態にかかる手押し車100は、折り畳み機構103として、主に、前連結部材116L,116Rと、左リンク部材117Lと、図示しない右リンク部材と、左支持部材151Lと、図示しない右支持部材151Rと、左ロック部材152Lと、図示しない右ロック部材と、解除バー153と、解除維持部材155とを含む。以下では、左ロック部材152Lと図示しない右ロック部材とを総称して、左右ロック部材ともいう。
左右の支持部材151Lは、それぞれ、バッグ取付フレーム118の左部および右部の前よりに、下方へ向かって固設されたプレートである。なお、前連結部材116L,116Rの構成は前述した通りであるため、ここでは説明を繰り返さない。
左右ロック部材は、それぞれが、略短冊形状を有する。左右ロック部材は、軸1182Lを介して、それぞれの前部がバッグ取付フレーム118に固設されている支持部材151Lに回動可能である。左右ロック部材は、それぞれの前端部が解除バー153の後端に連結される。左右ロック部材は、それぞれの後部の上辺に、凹部152LXが形成される。
解除バー153は、平面視においてU字形状を有している。解除バー153は、バッグ取付フレーム118の前部の下方に配置される。すなわち、解除バー153は、バッグ159の前部を囲うように構成されている。解除バー153は、図7の左側面視において反時計方向に付勢されていることが好ましい。あるいは、左右ロック部材が、図8の左側面視において反時計方向に付勢されていることが好ましい。
解除維持部材155は、解除バー153を解除状態に維持するための部材である。解除維持部材155の上端は、バッグ取付フレーム118に軸着されている。解除維持部材155の下部には、係止部155Xが形成されている。ユーザは、解除維持部材155の前部が下方に位置する状態で、解除バー153の前部を係止部155Xに引っ掛けることができる。
図7を参照して、手押し車100のロック状態においては、軸1182Lを中心に、解除バー153が下方に下がり、それに合わせて左右ロック部材152の後部が後上方に位置する。そして、凹部152LXに、前輪フレーム111L,111Rとリンク部材117Lとの軸1181Lが嵌まり込む。これによって、支持部材151Lと軸1181Lとの相対距離が固定され、手押し車100は折り畳み不能になる。このとき、解除維持部材155の位置は問わない。
図8を参照して、手押し車100の解除状態においては、軸1182Lを中心に、ユーザが解除バー153の前部を上方に持ち上げ、左右ロック部材152の後部が前下方に位置する。そして、凹部152LXから軸1181Lが抜け出す。これによって、支持部材151Lと軸1181Lとの相対距離が変更可能になり、手押し車100は折り畳み可能となる。
図9を参照して、本実施の形態においては、手押し車100の解除状態において、ユーザは、解除維持部材155を下方に回動させて、解除バー153の前部を解除維持部材155の係止部155Xに引っ掛けることができる。これによって、ユーザが解除バー153から手を放しても、折り畳み機構103の解除状態が維持され、ユーザは手押し車100を折り畳むことができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態にかかる手押し車100について説明する。図10は、第3の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す前方斜視図である。図11は、第3の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す後方斜視図である。図12は、第3の実施の形態にかかる手押し車100全体の使用状態を示す側面図である。
図10から図12を参照して、本実施の形態にかかる手押し車100は、第1の実施の形態にかかる左右ロック部材と解除バーの代わりに、解除レバー154を有するものである。なお、その他の構成は、第1の実施の形態のそれらと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。以下では、本実施の形態にかかる折り畳み機構103について説明するものとし、手押し車100の全体構成については、第1の実施の形態のそれと同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
<折り畳み機構103>
図13および図14を参照して、本実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み機構103について説明する。なお、図13は、第3の実施の形態にかかる手押し車100のロック状態を示す一部透過側面図である。図14は、第3の実施の形態にかかる手押し車100の解除状態を示す一部透過側面図である。
まず、本実施の形態にかかる手押し車100も、走行フレーム101として、主に、縦フレーム131L,131Rと、前輪フレーム111L,111Rと、後輪フレーム113L,113Rとを含む。本実施の形態にかかる手押し車100も、複数の車輪102として、前輪112L,112Rと、後輪114L,114Rとを含む。すなわち、走行フレーム101によって、ハンドル120および複数の車輪102の相対位置が維持される。
そして、本実施の形態にかかる手押し車100は、折り畳み機構103として、主に、前連結部材116L,116Rと、左リンク部材117Lと、図示しない右リンク部材と、左支持部材151Lと、図示しない右支持部材151Rと、解除レバー154とを含む。なお、本実施の形態においては、解除レバー154が、手押し車100の左側面に取り付けられているが、解除レバー154は、手押し車100の右側面に取り付けられてもよい。また、解除レバー154は、手押し車100の両側面に取り付けられてもよい。
左右の支持部材151Lは、それぞれ、バッグ取付フレーム118の左部および右部の前よりに、下方へ向かって固設されたプレートである。なお、前連結部材116L,116Rの構成は、前述した通りであるため、ここでは説明を繰り返さない。
解除レバー154は、バッグ取付フレーム118の前部の略下方に配置される。解除レバー154は、左側面視L字形状を有する。解除レバー154は、中部が支持部材151Lに軸着される。すなわち、解除レバー154は、軸1182Lを介して、回動可能に形成されている。解除レバー154は、その後部の上辺に、凹部154Xが形成される。なお、解除レバー154は、図13の左側面視において反時計方向に付勢されていることが好ましい。
図13を参照して、手押し車100のロック状態においては、軸1182Lを中心に、解除レバー154の前部が下方に下がり、解除レバー154の後部が後上方に位置する。このとき、解除レバー154の凹部154Xに、前輪フレーム111Lとリンク部材117Lとの軸1181Lが嵌まり込む。これによって、支持部材151Lと軸1181Lとの相対距離が固定され、手押し車100は折り畳み不能になる。
図14を参照して、手押し車100の解除状態においては、軸1182Lを中心に、ユーザが解除レバー154の前部を上方に持ち上げ、解除レバー154の後部が前下方に位置する。そして、凹部154Xから軸1181Lが抜け出す。これによって、支持部材151Lと軸1181Lとの相対距離が変更可能になり、手押し車100は折り畳み可能となる。
ここで、図15は、第3の実施の形態にかかる手押し車100の折り畳み状態を示す一部透過側面図である。図15を参照して、ユーザは、手押し車100の解除状態において、解除レバー154の前部とともにバッグ取付フレーム118の前部を後上方に向かって持ち上げる。これによって、前連結部材116L,116Rが縦フレーム131L,131Rの中部を軸にして後上方へ移動する。前連結部材116L,116Rの移動に従って、後輪フレーム113L,113Rが後上方に回動し、前輪フレーム111L,111Rが後上方に引っ張られる。前輪フレーム111L,111Rのそれぞれは、リンク部材117L,117Rによって引っ張られることによって、縦フレーム131L,131Rおよび後輪フレーム113L,113Rに近づいていく。すなわち、ユーザは、解除バー154を持ち上げることによって、手押し車100を前後方向にコンパクトに折り畳むことができる。
なお、第3の実施の形態の手押し車100に関しても、第2の実施の形態と同様に、解除レバー154の前部を引っ掛けて上方に維持するための、解除維持部材155を搭載してもよい。
<まとめ>
以上のように、第1から第3の実施の形態に手押し車100は、前後方向に折り畳み可能である。手押し車100は、複数の車輪102と、ハンドル120と、ハンドル120と複数の車輪102とを支持するための走行フレーム101と、手押し車の前部に配置された操作部153,154を含む折り畳み機構103とを備える。操作部153,154のロック状態において手押し車100が折り畳み不能になる。操作部153,154の解除状態において手押し車100が折り畳み可能になる。
このように第1から第3の実施の形態の手押し車100は、その前部に解除状態へ切り替えるための操作部153,154が配置されているため、従来よりも簡単に、あるいは、従来よりも少ない手の動きで、折り畳むことができる。より詳細には、ユーザは、操作部153,154を操作した手で、操作部153,154を持ったまま、あるいは操作部153,154の近傍のバッグ取付フレーム118または座部フレーム161(バッグ取付フレーム118およびバッグ159を有さずに座部フレーム161を有する手押し車の場合)を持って、他方の手で手押し車100の後部を持って、手押し車100を前後方向に折り畳むことができる。すなわち、特に操作部153,154を操作する方の手の動作を少なく、あるいは当該手の移動距離を短くすることができる。
さらに、第1から第3の実施の形態においては、折り畳み機構103は、解除状態において、手押し車100の前部が後上方に移動することによって、手押し車100の前後方向の長さを短くすることができる。操作部153,154は、その前部が上方に移動したときに解除状態となる。これによって、ユーザは、操作部153,154に力をかける方向、手押し車100を折り畳むためにバッグ取付フレーム118にかける力の方向とが同じになるため、ユーザは手押し車100を折り畳みやすい。
さらに、第1から第3の実施の形態においては、手押し車100は、バッグ159を支持するためのバッグ取付フレーム118をさらに備える。操作部153,154は、バッグ取付フレーム118の略下方に配置される。これによって、ユーザは、バッグ取付フレーム118と操作部153,154とを片手で挟み込むことによって、握力で解除状態に切り替えることができ、そのまま手を持ち替えずに手押し車100を折り畳むことができる。
さらに、第1から第3の実施の形態においては、手押し車100は、座部160を支持するための座部フレーム161をさらに備える。操作部153,154は、座部フレーム161の略下方に配置される。これによって、ユーザは、座部フレーム161と操作部153,154とを片手で挟み込むことによって、握力で解除状態に切り替えることができ、そのまま手を持ち替えずに手押し車100を折り畳むことができる。
さらに、第2の実施の形態においては、折り畳み機構103は、操作部153,154を解除状態に維持するための部材155をさらに含む。
さらに、第1から第3の実施の形態においては、走行フレーム101は、複数の車輪102のうちの前輪112L,112Rを支持するための前輪フレーム111L,111Rを含む。操作部153,154の後端部は、ロック状態において、前輪フレーム111L,111Rに相対的に固定さる。操作部153,154の後端部は、解除状態において、前輪フレーム111L,111Rに相対的に移動可能になる。
さらに、第1および第2の実施の形態においては、操作部153は、手押し車100の右部から左部まで延設される、平面視において門型の部材である。
さらに、第3の実施の形態においては、手押し車100の右部または左部に配置されるレバー154である
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 :手押し車
101 :走行フレーム
102 :複数の車輪
103 :折り畳み機構
111L :前輪フレーム
111R :前輪フレーム
112L :前輪
112R :前輪
113L :後輪フレーム
113R :後輪フレーム
114L :後輪
114R :後輪
115L :回動規制スライド
115R :回動規制スライド
116L :前連結部材
117L :リンク部材
118 :バッグ取付フレーム
119A :補強用フレーム
119B :補強用フレーム
120 :ハンドル
121 :ハンドルフレーム
123 :ブレーキバー
131L :縦フレーム
131R :縦フレーム
141L :肘掛
141R :肘掛
151L :支持部材
152L :ロック部材
152LX :凹部
153 :解除バー
154 :解除レバー
154X :凹部
155 :解除維持部材
155X :係止部
159 :バッグ
160 :座部
161 :座部フレーム
164L :車輪当接部
164R :車輪当接部
165L :後連結部材
165R :後連結部材
180 :背もたれ
1181L :軸
1181R :軸
1182L :軸
1182R :軸

Claims (7)

  1. 前後方向に折り畳み可能な手押し車であって、
    前輪および後輪を含む複数の車輪と、
    ハンドルと、
    前記ハンドルを支持するための縦フレーム、前記縦フレームよりも前方に配置され前記前輪を支持するための前輪フレームと、前記後輪を支持するための後輪フレームと
    前記縦フレームよりも前方である前記手押し車の前部に配置された操作部を含む折り畳み機構とを備え、
    前記操作部のロック状態において前記手押し車が折り畳み不能になり、
    前記操作部の解除状態において前記手押し車が折り畳み可能になり、
    前記折り畳み機構は、前記手押し車の前部が後上方に回動移動することによって、前記手押し車の前後方向の長さを短くすることができるものであって、
    前記操作部は、その前部が下方から上方に向けて移動したときに前記解除状態となり、前記操作部をさらに上方に向けて持ち上げることにより前記手押し車の前部が後上方に回動移動されて前記手押し車の前後方向の長さが短くなる、手押し車。
  2. 前記操作部の後端部は、前記ロック状態において、前記前輪フレームに相対的に固定され、
    前記操作部の後端部は、前記解除状態において、前記前輪フレームに相対的に移動可能になる、請求項1に記載の手押し車。
  3. バッグを支持するためのバッグ取付フレームをさらに備え、
    前記操作部は、前記バッグ取付フレームの略下方に配置されて、前記ロック状態において前記バッグ取り付けフレームと前記前輪フレームとを固定する、請求項1または2に記載の手押し車。
  4. 座部を支持するための座部フレームをさらに備え、
    前記操作部は、前記座部フレームの略下方に配置されて、前記ロック状態において前記座部フレームと前記前輪フレームとを固定する、請求項1から3のいずれか1項に記載の手押し車。
  5. 前記折り畳み機構は、前記操作部を前記解除状態に維持するための部材をさらに含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の手押し車。
  6. 前記操作部は、前記手押し車の右部から左部まで延設される、平面視において門型の部材である、請求項1からのいずれか1項に記載の手押し車。
  7. 前記操作部は、前記手押し車の右部または左部に配置されるレバーである、請求項1からのいずれか1項に記載の手押し車。
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