JP6440113B2 - 目地溝の加飾方法および板状建材 - Google Patents

目地溝の加飾方法および板状建材 Download PDF

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本発明は、板状体の化粧面に形成された目地溝に対して加飾する目地溝の加飾方法、および化粧面に目地溝が形成された板状建材に関する。
従来、化粧面に形成された目地溝に加飾を施す方法が多く提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この文献技術は、目地溝に対して、加飾装置(ディスペンサ)を用いて加飾するものである。よってこの方法によれば、目地溝を種々の色に加飾することができる。
特開2009−202590号公報
しかしながら、特許文献1には、目地溝を、その両側に隣接する化粧材の異なる色、柄に合わせて加飾することの提案はされていない。
特に、化粧材として薄板状の突板や化粧シートを使用して、厚単板や無垢材を突き合せたような高級で立体感のある意匠性を表現するためには、目地溝も左右の化粧面に合致した色、柄とする必要があるが、従来にはそのような加飾方法は提案されていない。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、目地溝に対して工夫して加飾を施すことで、板状建材の化粧面の意匠性を向上させることのできる目地溝の加飾方法およびそのような板状建材を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の目地溝の加飾方法は、板状体の化粧面に形成された目地溝のみに、インクジェット装置を用いて加飾を行う目地溝の加飾方法であって、目地溝の両側に、色、柄の両方またはいずれか一方が異なる化粧材が配され、該化粧材は、複数のフリッチ材を集成してスライスした集成化粧材とされており、インクジェット装置を用いて、目地溝の長手方向に沿った、目地溝の中心線とされる目地溝内仮想境界線の両側に位置する溝領域のそれぞれに対して、その溝領域に隣接する化粧材のすくなくとも色調に合致するように、個別に加飾を行うことを特徴とする。
また、本発明の板状建材は、化粧面に目地溝が形成され、目地溝のみに加飾が施された板状建材であって、目地溝の両側に、色、柄の両方またはいずれか一方が異なる化粧材が配され、化粧材は、複数のフリッチ材を集成してスライスした集成化粧材とされており、目地溝の長手方向に沿った、目地溝の中心線とされる目地溝内仮想境界線の両側の溝域のそれぞれに、その溝領域に隣接する化粧材のすくなくとも色調に合致した加飾が施されていることを特徴とする。
本発明の目地溝の加飾方法によれば、その方法が上述の手順となっているいため、目地溝の両溝領域を異なる態様で加飾でき、目地溝を含む化粧面の意匠性を向上させた板状建材を製造することができる。
また、本発明の板状建材によれば、上述の構成となっているため、高級で立体感のある意匠性を表現することができる。
本発明の一実施形態に係る板状建材を説明するための図である。(a)は平面図および要部拡大平面図、(b)は(a)の拡大平面図におけるA−A線に対応した縦断面図である。 図1に示した板状建材の目地溝を加飾する方法の一実施形態を説明するための図である。(a)は加飾方法を実施するためのインクジェット装置を含む搬送ラインの概略斜視図、(b)は要部拡大縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係る目地溝の加飾方法を実施するための搬送ラインの部分拡大平面図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る目地溝の加飾方法を実施するための搬送ラインの概略斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る目地溝の加飾方法を実施するための搬送ラインの概略斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る目地溝の加飾方法を実施するための搬送ラインの概略斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る目地溝の加飾方法を実施するためのインクジェット装置の平面図である。
以下に、目地溝の加飾方法および目地溝に加飾が施された板状建材についての実施の形態について説明する。まず、図1を参照しながら、板状建材1の概略構成について説明する。
板状建材1は化粧面に目地溝13が形成された建材である。目地溝13の長手方向に沿った目地溝内仮想境界線13aの両側の溝領域13b、13bに、色、柄の両方またはいずれか一方が相互に異なる加飾が施されている(図1参照)。
板状建材1は、たとえば床材などに用いられる建材である。板状建材1を形成するための基体としては、化粧面を有した矩形の板状体10が用いられる。板状体10は、合板などよりなる木質系の基材11と、その基材11の表面に貼着された化粧面を形成するための化粧材12とを備えている。また、板状体10の四周には、床下地上で建材同士を連設するための実部が形成されている。図1(a)に示すように、雄実部11a、11aが2辺の外側に突出している。
以下の実施形態では、化粧材として、複数のフリッチ材を集成し、0.20mm〜0.45mm程度の厚さにスライスして形成した集成化粧材が用いられている。集成化粧材は複数の木質素材が集成してあるため、床材として設置したときには、異なる色、柄の化粧材12a、12aを個別に敷き詰めたようになる。
このように、本実施形態の板状建材1は、隣り合う化粧材12a、12aの化粧面の色、柄などが相互に異なる板状体10を用いて構成されている。なお以下では、個別の化粧材については「化粧材12a」と表記し、板状体10の全表面に対応した化粧材については「集成化粧材12」と表記する。
この板状体10の化粧面には、図1(a)に例示したように、個々の化粧材12a、12a間の境界に目地溝13が形成してある。また、板状建材1の表面側の四周の角部には面取り部14が形成してある。なお、この集成化粧材12は複数列(図例では3列)よりなり、さらにそれぞれの列は、種々の長さの化粧材12a、12aよりなる。
ついで、図1にもとづいて、板状建材1の詳細構成について説明する。
図1(a)に示すように、目地溝13のうち、長手方向に形成された列方向の溝が縦溝であり、同列内の化粧材12a、12aを区切る溝が横溝である。これらの目地溝13、13はいずれも、図1(b)に示すように、縦断面視では三角柱材が切り取られたような左右対称形状となっており、溝底13cが尖鋭形状となっている。この溝底13cは、図1(a)の拡大図に示すように平面視では1条の中心線として表れ、その両側には対称的な傾斜面となった溝領域13b、13bが形成されている。
目地溝13は集成化粧材12の厚みよりも深く掘り込まれているため、加飾する前の目地溝13のそれぞれの溝領域13b、13bの傾斜面の上側には化粧材12aの傾斜端面が表れ、下側には基材11の傾斜端面が表れている。
図1に示した板状建材1は、いずれの目地溝13、13(縦溝および横溝)にも加飾が施されている。図1(a)の拡大図に示すように、目地溝内仮想境界線13aの両側の溝領域13b、13bには、相互に異なる色、柄の加飾が施されている。なお、目地溝13への加飾は、後述するインクジェット装置30(図2参照)による方法や、その他種々の方法でなされればよい。
2つの溝領域13b、13bのそれぞれに施された色、柄は、各溝領域13b、13bに隣接する化粧材12a、12aの色、柄に合致したものである。すなわち、図1(a)の拡大平面図に示すように、網目の大きいクロスハッチングを付した化粧材12aに隣接する溝領域13bは、その化粧材12aと同様の色、柄の加飾が施されている。また、網目の小さいクロスハッチングを付した化粧材12aに隣接する溝領域13bは、その化粧材12aと同様の色、柄の加飾が施されている。
より具体的には、溝領域13b、13bの色、柄は、それに隣接する化粧材12a、12aの色、柄の両方またはいずれか一方に合致するように加飾されている。つまり、溝領域13b、13bには化粧材12a、12aの化粧面の一部の色、柄がそのまま加飾されてもよい。また、溝領域13b、13bには、色のみが化粧材12a、12aの化粧面に一致するように加飾されてもよいし、一部の柄のみが化粧材12a、12aの化粧面に一致するように加飾されてもよい。
ようするに、目地溝13内の両溝領域13b、13bのそれぞれには、その溝領域13b、13bに隣接する化粧材12a、12aの色、柄の両方またはいずれか一方に合致するように加飾が施されている。
このように、目地溝13に加飾が施されているため、板状体10の目地溝13の溝領域13b、13bに表れた基材11、化粧材12aの各傾斜端面および化粧材12a、基材11間の端面境界線は露出しにくく、意匠性は損なわれない。そればかりか、目地溝内仮想境界線13aを境界とした左右の溝領域13b、13bが、それに隣接する化粧材12a、12aにおおむね合致した色、柄となっているため、平面視では、板状体10の形成後に溝形成したようには見えず、面取りした厚単板同士または無垢材同士を突き合わせたように見える。図1(b)の断面図には、2点鎖線で仮想の厚単板同士の突き合わせ状態を図示した。
ようするに、この板状建材1によれば、その板状建材1が薄めの突板(薄単板)や化粧シートを用いたものであっても、目地溝13を上記のように加飾することで高級で立体感のある意匠性を表現することができる。
なお、厚単板や無垢材の面取り面のように表現するためには、溝領域13b、13bには、化粧面の色、柄そのものよりも、化粧材12aの傾斜端面(切断面)に類似した色、柄を施すことが望ましい。また、その他の加飾の例としては、色合い、色調のみを化粧材12aに合わせるようにしたものでもよい。
また、板状建材1の四周の角部には面取り部14が形成されている。面取り部14も目地溝13の溝領域13bと同様に傾斜面が形成されている。この面取り部14にも、その面取り部14に隣接する化粧材12aの色、柄にもとづいて加飾が施されている。たとえば、面取り部14には、化粧材12aにおける面取り部14の対辺側の目地溝13の溝領域13bに付けた色、柄と同じ色、柄の加飾を施すようにすればよい。
つぎに、板状建材1の目地溝13への加飾方法について、図2〜図7を参照しながら説明する。なお、図2〜図6では、面取り部14の傾斜面の図示を省略している。
これらの図に示した目地溝の加飾方法は、板状体10の化粧面に形成された縦溝、横溝などの目地溝13に、インクジェット装置30を用いて加飾を行う方法である。この方法は、目地溝13の長手方向に沿った目地溝内仮想境界線13aの左右に位置する溝領域13b、13bに対して、個別に加飾を行うものである。なお、図5および図6に示した加飾方法は目地溝形成工程も含んだものである。
目地溝13内の目地溝内仮想境界線13aは、平面視で目地溝13の中心線として表れた溝底13cと合致している。また、目地溝13の両側に、色、柄の両方またはいずれか一方が異なる化粧材12a、12aが配されている。なお、この目地溝内仮想境界線13aは中心線でなくてもよい。また、溝底13cに合致していなくてもよい。つまり、目地溝内仮想境界線13aが、一方の溝領域13b内にあってもよく、たとえば、溝底13cから溝領域13bの幅の1/3程度ずれた位置にあってもよい。
この目地溝の加飾方法は、インクジェット装置30が、目地溝13内のそれぞれの溝領域13b、13bに対して、その溝領域13b、13bに隣接する化粧材12a、12aの色、柄の両方またはいずれか一方に合致するように加飾するものである。
まず、図1に示した板状建材1についての目地溝の加飾方法について、図2および図3を参照しながら説明する。
図2は、目地溝13の加飾工程に用いられる装置を模式的に示した斜視図である。この加飾工程は、目地溝13が形成された板状体10が搬送ライン(搬送装置20)により搬送されながら、目地溝13に加飾が施されるものである。搬送ラインには、加飾を施すためのインクジェット装置30が配されている。
このインクジェット装置30は、目地溝13に対して加飾を行う前に、目地加飾情報として、目地溝13の位置、幅と、目地溝13の両側の化粧材12a、12aの色、柄とを搬送ライン上で取得する構成となっている。
なお、図2および後述する図4〜図6には、搬送ライン上に複数の板状体10が搬送されているように示してあるが、白抜き矢印を付記してあるように、これらは1つの板状体10の流れを示したものである。
インクジェット装置30は、図2(a)(b)に示すように、インクをインクノズル31aより吐出して目地溝13を加飾するインクジェットヘッド31と、その上流側に設置された化粧面画像を検出するための画像センサ32とを備えている。
このインクジェット装置30は、搬送ラインの所定の位置に固定され、作動する搬送装置20上に載せられて移動する板状体10に対して加飾を施すことのできる装置である。インクジェットヘッド31は、複数のインクノズル31a、31aを有し、それらは搬送ラインを横切るように移動制御される。なお、インクジェットヘッド31、画像センサ32などを制御する制御部は、図示を省略した(図4〜図6においても同様)。
画像センサ32は、たとえばレーザ変位計や撮像素子(CCD)を用いたセンサであり、板状体10の表面の目地溝13の位置、幅および化粧材12aの色、柄などの目地加飾情報を、搬送ライン上で移動する板状体10より取得する。そして、画像センサ32で取得した目地加飾情報はインクジェットヘッド31に入力される。
このように、インクジェット装置30は、目地加飾情報として、目地溝13の位置、幅と、目地溝13の両側の化粧材12aの色、柄とを搬送ライン上で取得し、その情報にもとづいて目地溝13に加飾を行う構成となっている。
具体的には、インクジェットヘッド31は、画像センサ32で取得した目地溝13の位置、幅にもとづいて目地溝13と化粧材12a、12aとの境界15、15を把握し、両境界15、15より目地溝の中心線(目地溝内仮想境界線13a)の位置を算出する。そして、インクジェットヘッド31は、画像センサ32で取得した目地溝13の両側の化粧材12a、12aの色、柄にもとづいて両溝領域13b、13bに加飾を施す。溝領域13b、13bに施す加飾の色、柄は、上述したように、取得した化粧材12a、12aの化粧面の色、柄をそのまま用いて加飾してもよいし、いずれか一方を用いて加飾してもよいし、取得した各化粧材12aの色、柄にもとづいて変換した類似の色、柄で加飾してもよい。
溝領域13b、13bへのより具体的な加飾方法としては、図2(b)に示すように、両溝領域13b、13bに対応した上方の位置に、それぞれに対応したインクノズル31a、31aを移動させ、インクを下方に吐出するものが挙げられる。溝領域13b、13bに複数の色、柄で加飾を施すために、複数のインクノズル31a、31aが移動しながらインクを吐出するようにしてもよい。なお、図2(b)では1つの溝領域13bに対して1つのインクノズル31aでインクを吐出するように図示してあるが、これはイメージ図である。したがって、1つの溝領域13bに対して、複数のインクノズル31aで対応するようにしてもよい。また、複数の目地溝13に対して、搬送を一時的に止め、共通のインクノズル31aを移動させて吐出するようにしてもよい。
また、図3に示すように、搬送ラインに沿って複数のインクジェットヘッド31、31を溝領域13b、13bごとに並設して、加飾を施す構成としてもよい。図3のものは、溝領域13b、13bごとに1つのインクジェットヘッド31、31を用いてあるが、溝領域13b、13bごとに複数のインクジェットヘッド31、31を配設して重ね塗りするようにしてもよい。
また、板状体10の幅寸法(たとえば、300mm程度)よりも小さい寸法のインクジェットヘッド31を用いる場合は、当然に1台のインクジェットヘッド31では板状体10の幅寸法をカバーできない。よって、その場合にも、複数台のインクジェットヘッド31を並設して対応すればよい。
また、溝領域13b、13bに対して白地などの下地塗りを行う場合も、図3に示した並設態様のものと同様に、インクジェットヘッド31を並設すればよい。たとえば図4に示すように、目地溝加飾用のインクジェットヘッド31の上流側に、下地塗り用のインクジェットヘッド33を配設すればよい。なお、図4には画像センサ32の図示を省略した。また、下地塗りは、このような搬送ラインに並設するものに限られず、上流の別工程で実施されるようにしてもよい。
以上に説明した、図2〜図4に示した加飾方法は、あらかじめ目地溝13が形成された板状体10に対して加飾を施すものであるが、目地溝13の形成を、目地溝加飾工程の直近上流側で行うような手順を採用してもよい。
たとえば、インクジェットヘッド31の直近上流側に目地加工装置を設置し、その目地加工装置が、さらに上流側に設置した画像センサ32から目地加飾情報を受け取って目地溝13を形成するようにしてもよい。この目地加飾情報には、集成化粧材12を構成する化粧材12a、12a間の境界線の位置情報と、化粧材12a、12aの色、柄情報とが含まれていればよい。目地幅の情報については、目地溝13を加工する目地加工装置ごとの値をインクジェットヘッド31にあらかじめ保存しておけばよい。

目地加工装置としては、切削工具35(図5参照)やレーザ加工機36(図6参照)、切削加工ヘッド(不図示)などが用いられる。なお、図5に示すように、縦溝のみの目地溝13を切削する場合は切削工具35を用いてもよく、図6に示すように、縦溝と横溝が混在する目地溝13を切削する場合はレーザ加工機36を用いることが望ましい。
以上では、目地溝13のおもに縦溝に対する例を説明したが、横溝に対しても図2、図5、図6に示した加飾方法で加飾することができることはいうまでもない。
また以上には、搬送ライン(搬送装置20)で移動する板状体10に加飾する方法を示したが、板状体10を固定し、その板状体10に対してインクジェットヘッド31を移動させながら加飾する方法をとってもよい。図7は、そのような加飾方法を実施できるインクジェット装置30の平面図である。
このインクジェット装置30は、印刷テーブル25に加飾対象である板状体10を載せ置いて使用するものである。インクジェット装置30は、印刷テーブル25に設置、固定された板状体10の目地溝13などに対して加飾を施すインクジェットヘッド31と、板状体10の化粧面画像を検出するための、CCDラインセンサなどで構成された画像センサ32とを備えている。なお、符号39はインクジェットヘッド31および画像センサ32を制御する制御部である。
インクジェットヘッド31および画像センサ32は、図7に示すように、印刷テーブル25の短手方向Xに架け渡すように設置され、それぞれが長手方向Yに移動できるようになっている。
まず、画像センサ32が長手方向Yに沿って移動しながら板状体10の化粧面画像を検出し、板状体10の表面の目地溝13の位置、幅および化粧材12の色、柄などの目地加飾情報をインクジェットヘッド31に送出する。その後、インクジェットヘッド31は、長手方向Yに沿って移動しながら目地加飾情報にもとづいて、板状体10の目地溝13に加飾を施す。なお、この装置においても、面取り部14について、目地溝13への加飾と同時に加飾を行うことができる。
以上、図2や図7などで説明したように、ライン型のインクジェットヘッド31を用いる場合、インクジェットヘッド31に対して板状体10を相対移動させながら目地溝13に加飾を施すようにすることが望ましいが、他の加飾方式を採用してもよい。
また、以上のような目地溝の加飾方法によれば、奇抜な意匠性あるいは従来にはない意匠性を表現するために、化粧材12a、12aの色、柄とは関係なく、目地溝13内の両溝領域13b、13bの色、柄を異ならせるように加飾することもできる。
1 板状建材
10 板状体
11 基材
12 (集成)化粧材
12a 化粧材
13 目地溝
13a 目地溝内仮想境界線
13b 溝領域
20 搬送装置(搬送ライン)
30 インクジェット装置

Claims (3)

  1. 板状体の化粧面に形成された目地溝のみに、インクジェット装置を用いて加飾を行う目地溝の加飾方法であって、
    前記目地溝の両側に、色、柄の両方またはいずれか一方が異なる化粧材が配され、該化粧材は、複数のフリッチ材を集成してスライスした集成化粧材とされており、
    前記インクジェット装置を用いて、前記目地溝の長手方向に沿った、該目地溝の中心線とされる目地溝内仮想境界線の両側に位置する溝領域のそれぞれに対して、その溝領域に隣接する前記化粧材のすくなくとも色調に合致するように、個別に加飾を行うことを特徴とする目地溝の加飾方法。
  2. 請求項1において、
    前記板状体は、搬送ラインにおいて搬送されながら、前記目地溝に加飾がなされるようになっており、
    前記インクジェット装置は、前記目地溝に対して加飾を行う前に、目地加飾情報として、前記目地溝の位置、幅と、前記目地溝の両側の前記化粧材の色、柄とを前記搬送ライン上で取得する、目地溝の加飾方法。
  3. 化粧面に目地溝が形成され、該目地溝のみに加飾が施された板状建材であって、
    前記目地溝の両側に、色、柄の両方またはいずれか一方が異なる化粧材が配され、該化粧材は、複数のフリッチ材を集成してスライスした集成化粧材とされており、
    前記目地溝の長手方向に沿った、該目地溝の中心線とされる目地溝内仮想境界線の両側の溝領域のそれぞれに、その溝領域に隣接する前記化粧材のすくなくとも色調に合致した加飾が施されていることを特徴とする板状建材。
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