JP6430511B2 - ノイズキャンセリングレシーバのためのブロッカーフィルタリング - Google Patents

ノイズキャンセリングレシーバのためのブロッカーフィルタリング Download PDF

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    • H04B15/04Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus the interference being caused by substantially sinusoidal oscillations, e.g. in a receiver or in a tape-recorder
    • H04B15/06Reducing interference from electric apparatus by means located at or near the interfering apparatus the interference being caused by substantially sinusoidal oscillations, e.g. in a receiver or in a tape-recorder by local oscillators of receivers

Description

関連出願の相互参照
[0001]本願は、2014年3月27日付で出願された米国出願第14/227,877に対する優先権を主張し、同様に2013年8月30日付で出願された米国仮出願第61/871,990に対する優先権の利益を主張するものであり、その内容は、全ての目的のためにそれら全体における参照によりここに組み込まれる。
分野
[0002]本開示は、集積回路(IC)の設計に関し、より具体的には、ノイズキャンセリングレシーバ(noise-cancelling receivers)の設計に関する。
背景技術
[0003]無線周波数(RF)通信レシーバの設計において、受信チェーンの後に続くステージからのノイズ寄与を克服するために、低ノイズフロントエンド(a low-noise front-end)を提供することが一般的に望ましい。ある種の受信機のフロントエンドは、ノイズキャンセリング・アーキテクチャを使用し、ここにおいて、2つの信号パスによって生成された信号電流は、受信された信号内のノイズと帯域外干渉(out-of-band interference)をキャンセルするために共に重み付けおよび合計される。こういったアーキテクチャは、受信チェーンにおけるフロントエンド増幅器とミキサの設計要求を有利に緩和させ得る。
[0004]ある種の実装において、ノイズキャンセリング・アーキテクチャは、(例えば、ローカルオシレータフィードスルーまたは帯域外ブロッカー(local oscillator feed-through or out-of-band blockers)に起因する)所望されない差動モード信号成分だけでなく(例えば、ローカルオシレータ周波数の2倍の周波数におけるRF信号フィードスルーまたはハーモニック成分(RF signal feed-through or harmonic components at twice the local oscillator frequency)に起因する)共通のモード信号成分をバイパスするために、複数のミキサの出力に結合された複数のキャパシタを含み得る。しかし、こういったキャパシタを提供することは、帯域外ブロッカーの存在下で、受信チェーンのトランスインピーダンス増幅器(TIA)の入力インピーダンスピーキング周波数(input impedance peaking frequency)を好ましくなく低下させる(lower)だけでなく、TIAの線形性を低下させ(degrade)得る。さらに、キャパシタは、オンチップ領域のかなりの量を望ましくなく消費し得る。
[0005]したがって、帯域外干渉拒否(out-of-band interferer rejection)およびレシーバの線形性を向上させることによって、ノイズキャンセリングレシーバフロントエンドの性能を向上させるための技術を提供することが望ましい。
[0006] 図1は、本開示の技術が実施され得る従来技術のワイヤレス通信デバイスの設計のブロック図を示す。 [0007] 図2は、ノイズキャンセリングレシーバフロントエンドの実装を示す。 [0008] 図3は、本開示の例示的な実施形態を示し、ここにおいて、追加のミキサは、レシーバにおけるノイズキャンセレーションおよびブロッカーフィルタリング(noise cancellation and blocker filtering)を向上させるために、複数のミキサと並列にさらに結合される。 [0009] 図4は、直交ダウンコンバージョン(quadrature down-conversion)ノイズキャンセリングレシーバに逆の位相結合技術(anti-phase coupling techniques)を組み込む、代わりの例示的な実施形態を示す。 [0010] 図5は、図4における受信信号パスのある部分の単一平衡ミキサ(a single-balanced mixer)の実装の例示的な実施形態を示す。 [0011] 図6は、第1および第2の信号パスの間に複数の交差結合キャパシタ(cross-coupling capacitors)を組み込むことによる、本開示のベースバンドブロッカーフィルタリング(BBBF)技術の例示的な実施形態を示す。 [0012] 図7は、2本の(例えば、同相(in-phase)および直交)第1の信号パスと2本の(例えば、同相および直交)第2の信号パスの間に複数の交差結合キャパシタを組み込むレシーバの例示的な実施形態を示す。 [0013] 図8は、本開示に従ったブロッカー拒否技術の実例となるフィルタリングの応答を示す。 [0014] 図9は、複数の位相を有するローカルオシレータを駆動するための例示的なスキームを示す。 [0015] 図10は、本開示に従った方法の例示的な実施形態を示す。 [0016] 図11は、本開示にしたがった同相および直交ダウンコンバージョンパスを収容するノイズキャンセリングレシーバの代わりの例示的な実施形態をさらに示す。 図12は、本開示にしたがった同相および直交ダウンコンバージョンパスを収容するノイズキャンセリングレシーバの代わりの例示的な実施形態をさらに示す。
詳細な説明
[0017]本開示の様々な態様は、添付の図面を参照して、以下でさらに十分に説明される。しかし、本開示は、多くの異なる形式において具体化され得、本開示を通して提示される任意の特定の構造または機能に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が徹底的な(thorough)かつ完全な(complete)ものとなり、当業者に本開示の範囲を十分に伝えるために提供される。ここでの教示に基づいて、本開示の範囲が、本開示の任意の他の態様から独立して実装されようと、あるいはそれと組み合わせて実装されようと、ここで開示された本開示の任意の態様をカバーすることを意図していることを、当業者は理解するべきである。例えば、ここで説明された任意の数の態様を用いて、装置は実装され得、または方法が実行され得る。さらに、本開示の範囲は、他の構造、機能、またはここで説明される本開示の様々な態様に加えた、またはそれ以外の構造および機能を用いて実行されるこういった装置または方法をカバーすることを意図する。ここで開示された本開示の任意の態様は、請求項の1つまた複数の要素によって具体化され得ることが理解されるべきである。
[0018]添付の図面と関連して下記で説明される詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態の説明として意図されており、本発明が実行されることが可能な唯一の例示的な実施形態を提示することを意図するものではない。この明細書を通して用いられる用語「例示的な」は、「例(example)、具体例(instance)、または実例(illustration)としての役割を果たすこと」を意味しており、必ずしも他の例示的な実施形態よりも好適または有利であると解釈されるべきではない。詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態の徹底的な理解を提供するための特定の詳細を含む。本発明の例示的な実施形態がこれらの特定の詳細がなくても実行され得ることは当業者にとって明らかであろう。いくつかの具体例において、良く知られた構造およびデバイスは、ここに提示された例示的な実施形態の新規性を曖昧にすることを回避するためにブロック図形式で示される。
[0019]図1は、本開示の技術が実施され得る従来技術のワイヤレス通信デバイス100の設計のブロック図を示す。図1は、例としてのトランシーバの設計を示す。一般に、トランスミッタとレシーバにおける信号の調整は、増幅器、フィルタ、アップコンバータ、ダウンコンバータ、等から成る1つまたは複数のステージによって実行され得る。これらの回路ブロックは、図1に示された構成とは異なって配置され得る。さらに、図1に示されたいくつかのブロックは、いくつかの実装には存在し得ないが、その一方で、図1に示されない他の回路ブロックが同様に、トランスミッタとレシーバにおいて信号を調整するために用いられ得る。他で言及されない限り、図1における任意の信号、または複数の図面における任意の他の図は、シングルエンド(single-ended)型または差動(differential)型のいずれか一方であり得る。図1内のいくつかの回路ブロックは、同様に省略され得る。
[0020]図1に示された設計において、ワイヤレスデバイス100はトランシーバ120およびデータプロセッサ110を含む。データプロセッサ110は、データおよびプログラムコードを記憶するための(図示されない)メモリを含み得る。トランシーバ120は、双方向通信を支援するトランスミッタ130およびレシーバ150を含む。一般に、ワイヤレスデバイス100は、任意の数の通信システムおよび周波数帯域のための任意の数のトランスミッタおよび/またはレシーバを含み得る。トランシーバ120の全てまたは一部は、1つまたは複数のアナログ集積回路(IC)、RF IC(RFIC)、混合信号IC(mixed-signal ICs)等の上に実装され得る。
[0021]トランスミッタまたはレシーバは、スーパーヘテロダイン・アーキテクチャあるいはダイレクトコンバージョン・アーキテクチャを用いて実装され得る。スーパーヘテロダイン・アーキテクチャにおいて、信号は、複数のステージにおける無線周波数(RF)とベースバンドの間で、例えば、レシーバに関してあるステージにおいてRFから中間周波数(IF)へ、次に別のステージにおいてIFからベースバンドへ、周波数変換される。ダイレクトコンバージョン・アーキテクチャにおいて、信号は、あるステージにおいてRFとベースバンドの間で周波数変換される。スーパーヘテロダインおよびダイレクトコンバージョン・アーキテクチャは、異なる回路ブロックを用いおよび/または異なる要件を有し得る。図1に示された設計において、トランスミッタ130およびレシーバ150は、ダイレクトコンバージョン・アーキテクチャを用いて実装される。
[0022]送信パスにおいて、データプロセッサ110は、送信されるべきデータを処理し、IおよびQアナログ出力信号をトランスミッタ130に提供する。示された例示的な実施形態において、データプロセッサ110は、更なる処理のために、データプロセッサ110によって生成されたデジタル信号をIおよびQアナログ出力信号、例えばIおよびQ出力電流、に変換するためのデジタルアナログコンバータ(DAC)114aおよび114bを含む。
[0023]トランスミッタ130内で、ローパスフィルタ132aおよび132bはそれぞれ、前のデジタルアナログ変換によって生じた所望されない画像を取り除くために、IおよびQアナログ出力信号をフィルタリングする。増幅器(Amp)134aおよび134bはそれぞれ、ローパスフィルタ132aおよび132bからの信号を増幅し、IおよびQベースバンド信号を提供する。アップコンバータ140は、TX LO信号ジェネレータ190からのIおよびQ送信(TX)ローカルオシレータ(LO)信号を用いてIおよびQベースバンド信号をアップコンバートし、アップコンバートされた信号を提供する。フィルタ142は、周波数アップコンバージョンによって生じた所望されない画像だけでなく、受信周波数帯域内のノイズを取り除くためにアップコンバートされた信号をフィルタリングする。電力増幅器(PA)144は、所望の出力電力レベルを取得するためにフィルタ142からの信号を増幅し、送信RF信号を提供する。送信RF信号は、デュプレクサまたはスイッチ146を通してルーティングされ(is routed through)、アンテナ148を介して送信される。
[0024]受信パスにおいて、アンテナ148は、基地局によって送信された信号を受信し、受信されたRF信号を提供し、それはデュプレクサまたはスイッチ146を通してルーティングされ、低ノイズ増幅器(LNA)152に提供される。デュプレクサ146は、RX信号が、(例えば、送信/受信スイッチを必ずしも用いなくとも)TX信号から分離される(are isolated)ように、特定のRX対TXデュプレクサ周波数分離(Rx-to-Tx duplexer flequency separation)を用いて動作するように設計される。これは、周波数分割デュプレックス(FDD)オペレーションを可能にする一方で、146において送信/受信スイッチを用いる実施形態は、時間分割デュプレックス(TDD)オペレーションに限定され得る。受信されたRF信号は、LNA152によって増幅され、所望のRF入力信号を取得するためにフィルタ154によってフィルタリングされる。ダウンコンバージョンミキサ161aおよび161bは、IおよびQベースバンド信号を生成するために、フィルタ154の出力を、RX LO信号ジェネレータ180からのIおよびQ受信(RX)LO信号(すなわち、LO_IおよびLO_Q)と混合する(mix)。IおよびQベースバンド信号は、増幅器162aおよび162bによって増幅され、IおよびQアナログ入力信号を取得するためにローパスフィルタ164aおよび164bによってさらにフィルタリングされ、それらはデータプロセッサ110に提供される。示された例示的な実施形態において、データプロセッサ110は、アナログ入力信号をデータプロセッサ110によってさらに処理されるべきデジタル信号に変換するためのアナログデジタルコンバータ(ADC)116aおよび116bを含む。
[0025]図1において、TX LO信号ジェネレータ190は、周波数アップコンバージョンのために用いられるIおよびQ TX LO信号を生成する一方で、RX LO信号ジェネレータ180は、周波数ダウンコンバージョンのために用いられるIおよびQ RX LO信号を生成する。各LO信号は、特定の基本周波数を持つ周期信号である。PLL192は、データプロセッサ110からタイミング情報を受信し、LO信号ジェネレータ190からのTX LO信号の周波数および/または位相を調整するために用いられる制御信号を生成する。同様に、PLL182は、データプロセッサ110からタイミング情報を受信し、LO信号ジェネレータ180からのRX LO信号の周波数および/または位相を調整するために用いられる制御信号を生成する。
[0026]随意に、(図1に示されない)バラン(balun)は、LNA152の出力とレシーバ150のミキサ161a、161bの間に提供され得る。バランは、シングルエンド信号を差動信号に変換し得、1次巻線から2次巻線へ信号を相互に結合する、例えばトランスフォーマを含み得る。
[0027]ある種の実装において、レシーバ150のあるフロントエンド要素は、ノイズ性能を向上させるために、ノイズキャンセリングレシーバ・アーキテクチャによって置き換えられ得る。図2は、ノイズキャンセリングレシーバフロントエンドの実装200を示す。実装200は、単に実例のために示されるものであり、本開示の範囲を限定する意図はないことに留意されたい。ノイズキャンセリングレシーバフロントエンドのさらなる詳細は、2013年5月1日付で出願され、本開示の譲受人に譲渡され、ここに参照により明示的に組み込まれた同時係属中の米国特許出願第13/875,093に説明されている。
[0028]図2において、フロントエンド部分(FE)202は、ソース抵抗Rsと共に入力電圧Vsによって表される入力信号を有する。入力信号は、図1からの例えば、アンテナ148、またはデュプレクサまたはスイッチ146から来ることができ、LNA201の入力に結合される。ある種の実装において、LNA201は、例えば、図1のトランシーバ120のLNA152に対応し得るが、LNA201は、図1のワイヤレスデバイス100に実装される必要がないことが理解されるだろう。LNA201の出力はまた、ここで入力信号として表され、受信信号パス205の入力に結合される。
[0029]受信信号パス205は、トランスコンダクタンスa1を備えるトランスコンダクタ210を有する第1の信号パス206を含む。ある種の実装において、a1は、任意のトランスコンダクタンスの値に設定変更可能に設定され得ることに留意されたい。例えば、a1は、例えば、−1/|ZoLNA|に対応するように選択され得、ここにおいて、ZoLNAは、LNA201の出力インピーダンスであり、|ZoLNA|はその大きさである。一般に、ZoLNAは複素数であり得るが、ある種の例示的な実施形態において、ZoLNAは好ましくは、下記でさらに説明されるようなRb1、Rb2および/またはトランスインピーダンス増幅器(TIA)280から生じるノイズをより好適にキャンセルするための実数であり得ることに留意されたい。実装において、a1は、下記でさらに説明されるように、第1および第2の信号パス206、207の間の変換利得の差に相当する(account for)ようにさらに調整され得る。この例において、LNA201を加えることによって、パス207のノイズキャンセレーションはもはや、アンテナ148の不十分に制御されたインピーダンスの機能ではなくなり得る。LNA201はまた、アンテナ148への高いLO漏出(leakage)を防ぎ得る。
[0030]トランスコンダクタ210の出力は、入力信号から抽出された(derived)信号に対応し、第1のミキサ230に結合され、第1のミキサ230は、より低い周波数信号、例えば中間周波数(IF)またはベースバンド周波数信号を生成するために、その入力信号(トランスコンダクタ210の出力)を差動ローカルオシレータ(LO)信号(I+、I−)と混合する。キャパシタCa1、Ca2は、第1のミキサ230の差動出力の端子を接地に結合するために提供されることに留意されたい。実装において、Ca1とCa2のキャパシタンスは、相互に等しくなり得、例えば、両方が共通の値Caに等しい。キャパシタC1は、第1のミキサ230の差動出力のノードを相互に結合するためにさらに提供され得る。
[0031]受信信号パス205は第2の信号パス207をさらに含む。第2の信号パス207は、第2のミキサ240を含み、それは好ましくはパッシブ・ミキサであり得、その差動出力はベースバンドの抵抗−キャパシタンス(R−C)ネットワーク299に結合される。特に、R−Cネットワーク299は、第2のミキサ240の差動出力の各ノードを接地に結合するキャパシタCb1、Cb2を含み得る。実装において、Cb1およびCb2のキャパシタンスは、相互に等しくなり得、例えば、両方が共通の値Cbに等しい。実装において、Cb1およびCb2は、他の回路要素と関連する寄生キャパシタンスに対応し得、例えば、設計において明示的に提供されたキャパシタンスに対応する必要はない。
[0032]図2において、キャパシタC2は、第2のミキサ240の差動出力のノードを相互に結合するためにさらに提供される。R−Cネットワーク299は、第2のミキサ240の差動出力ノードを第1の信号パス206の差動出力に直列に結合するように構成された抵抗器Rb1、Rb2をさらに含む。実装において、抵抗Rb1とRb2は、相互に等しくなり得、例えば、両方が共通の値Rbに等しい。
[0033]信号IF_IとIF_IBを含む受信信号パス205の差動出力は、第2の信号パス207の差動出力と混合された第1の信号パス206の差動出力から抽出される。IF_IとIF_IBは、トランスインピーダンス増幅器(TIA)280の差動入力にさらに結合される。TIA280は一般に、当業者に知られている技術を用いて実装され得、図2におけるその実装は、単に実例のために示されることに留意されたい。特に、完全差動演算増幅器(a fully differential operational amplifier)281は、フィードバック要素282、284と共に提供され得、ここにおいて、フィードバック要素282、284のインピーダンスは、共通の値Zfを有しているように表される。効果的に示された方法におけるTIA280の構成は、電圧出力Voutを生成するために、第1および第2の信号パス206、207からの出力信号電流を共に合計することが理解されるだろう。
[0034]実装において、ミキサ230、240のいずれかまたは両方は、パッシブ(例えば単一または二重平衡(double-balanced))ミキサとして実装され得る。したがって、Rb1、Rb2、Cb1、Cb2、およびC2によって決定されたR−Cネットワーク299の信号帯域幅内で、(LO周波数におけるLNA201の出力によって見られるように)等価の並列負荷抵抗が、Rb1およびRb2、またはRbを適切に選択することによって調整され得る。Rbの選択は、LNA201の周波数選択性と電圧利得に影響をおよぼし得、そのためTIA280の出力電圧Voutに現れているキャンセルされないで残ったノイズの量にも影響をおよぼし得ることが理解されるだろう。例示的な実施形態において、Rbは、実質的に|ZoLNA|に等しい第1および第2の信号パス206、207に入力インピーダンスを提供するために選択され得る。
[0035]R−Cネットワーク299の信号帯域幅の外部で、第2の信号パス207の入力インピーダンスの大きさは、ローサイド(low-side)とハイサイド(high-side)の両方上で、入力周波数がLO周波数からずれる(deviates)にしたがって小さくなることに留意されたい。これは、例えば第2のミキサ240の出力における負荷の存在に起因し得る。低下したインピーダンスは、R−Cネットワーク299の信号帯域幅の外部の第1の信号パス206と第2の信号パス207の入力における電圧振幅を低減する。したがって、こういった信号は、第1および第2の信号パス206、207において混合する前に大きく減衰され(be greatly attenuated)得るため、R−Cネットワーク299は、帯域外信号、例えば、(図2に図示されない)トランシーバのトランスミッタ部から結合された帯域外ジャマー(out-of-band jammers)および/またはTx信号を拒否するために、バンドパスの選択性を効果的に提供する。
[0036]Ca1、Ca2、Cb1、Cb2は、(例えばLOフィードスルー、帯域外ブロッカー等に起因する)所望されない差動モード成分と、(例えばRFフィードスルー、2次LO成分(second-order LO components)等に起因する)共通のモード成分を有利に(例えば接地に)バイパスし得ることがさらに理解されるだろう。C1およびC2は、差動ブロッカー成分(differential blocker components)もまた抑制し得る。
[0037]ミキサは、実例の簡単のために、各信号パス206、207に1つだけ示されているが、ここでの議論は、それぞれ1つより多いミキサを収容する信号パスに容易に適用されることが理解されるであろうことに留意されたい。例えば、第1および第2の受信信号パス206、207はそれぞれ、I−ミキサとQ−ミキサ(すなわち、2つのミキサ)を含み得、各ミキサは、対応する単一のミキサが図2内に示されて構成された方法と同様に構成されている。さらに、本開示の技術は、図9を参照して下記でさらに説明されるように、例えば2つより多い位相を使用する多相(multi-phase)ローカルオシレータの構成を収容するために容易に適用され得る。
[0038](例えば前述のバンドパス選択性の品質要因(quality factor)すなわちQによって決定されたような)帯域外干渉の拒否の量は、パッシブ・ミキサの実装において第2のミキサ240のオン抵抗によって制限され得ることに留意されたい。さらに、あるシナリオにおいて、キャパシタンスC1、Ca1および/またはCa2に対するより大きい値は、ピーキング振幅を限定し得るが、同時にピーキング周波数を低減し得る。このピーキング周波数の低減は、(例えば、周波数において所望の信号に近いより多くの干渉を効果的に通過させることに起因して(due to effective passing through greater amounts of interferers that are close in frequency to the disired signal))レシーバチェーン全体にわたる電圧振れ(voltage swing throughout the receiver chain)を望ましくなく増加させ、それによって線形性を低下させ得る。
[0039]上記の論理的根拠について、キャパシタが実装のためにかなり大きいダイ領域(die area)を必要とし得ることをさらに検討すると、ノイズキャンセリングレシーバを実装するために必要なキャパシタンスを縮小または除去するために向上した技術を提供することが望ましいだろう。
[0040]図3は、本開示の例示的な実施形態300を示し、ここにおいて、追加のミキサは、レシーバにおけるブロッカー拒否を向上させるために複数のミキサと並列にさらに結合される。図3は、単に実例のために示され、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことに留意されたい。
[0041]図3において、受信信号パス305は、第1の信号パス306と第2の信号パス307を含む。第1の信号パス306は、第1のミキサ330と第1の補助ミキサ331を含む、並列に結合されたミキサの入力に結合された出力を有するトランスコンダクタ210を含む。特に、第1のミキサ330は、図2における第1のミキサ230について説明されたのと同様の機能を実行する。第1の補助ミキサ331は、第1のミキサ330の入力に結合された入力を有し、キャパシタCx1、Cx2を介して、第1のミキサ330の差動出力に結合された差動出力をさらに含む。例示的な実施形態において、Cx1とCx2のキャパシタンスは、相互に等しくなり得、例えば、両方が共通の値Cxに等しい。
[0042]第1の補助ミキサ331への差動LO入力は、ミキサ330および331の出力が共に混合されたときに、第1の補助ミキサ331の差動出力信号が、第1のミキサ330の差動出力信号と理想的に180度位相がずれるように構成されていることに留意されたい。示された例示的な実施形態において、こういった「逆の位相」結合は、示された方法、すなわち相互に反対の位相(例えば、第1のミキサ330に関するI+、I−および第1の補助ミキサ331に関するI−、I+)を有するように、第1のミキサ330と第1の補助ミキサ331の入力に差動LO信号を結合することによって実装される。代わりの例示的な実施形態において、逆の位相結合は、例えば、第1のミキサ330と第1の補助ミキサ331の差動出力を相互に適切にクロスルーティング(cross−routing)すること等によって実装され得る。こういった代わりの例示的な実施形態は、本開示の範囲内になるように考察される(are contemplated)。
[0043]例示的な実施形態において、Cxの値は、Cxが受信信号帯域幅内の信号に対して高いインピーダンスを与えるように選択され得る。反対に、Cxは、受信信号帯域幅の外部の信号に対して低いインピーダンスを与え得、その場合、第1の補助ミキサ331の差動出力は、破壊的に(例えば、破壊的な干渉を引き起こさせるような方法で)第1のミキサ330の差動出力と合計し得る。こういった例示的な実施形態において、受信信号帯域幅の外部のこういった干渉のレベルは、トランスコンダクタ210の出力においてだけでなく受信信号パス305の出力においても低減され得、したがってレシーバ300の線形性を向上させる。
[0044]第1の信号パス306に関して前述の部分において開示されたのと同様の原則にしたがって、第2の信号パス307は、第2の補助ミキサ341と並列に結合された第2のミキサ340を含む。同様の逆の位相結合の原則が、干渉周波数におけるインピーダンス|ZoLNA|を低下することによってLNA201の出力における帯域外干渉をさらに拒否し、第2の信号パス307の出力における帯域外干渉をキャンセルするために、第2の補助ミキサ341と関連するキャパシタCx3、Cx4の供給に適用されることが理解されるだろう。例示的な実施形態において、Cx3とCx4は相互に等しくなり得、例えば、両方が共通の値Cxに等しく、したがって第1の信号パス306のCx1およびCx2にも等しくなり得る。
[0045]代わりの例示的な(図示されない)実施形態において、キャパシタCx1、Cx2、Cx3、Cx4のうちのいずれかまたは全ては、一般に、周波数応答特性、例えばハイパスフィルタ、帯域阻止フィルタ、またはノッチフィルタ特性のいずれかのタイプを有するブロックと置き換えられ得、それが、Cxに関して先に説明された設計目的を達成する。こういった例示的な実施形態は、本開示の範囲内になるように考察される。
[0046]図2の受信信号パス205に存在するキャパシタC1、Ca1、およびCa2は、受信信号パス305には存在していないため、それらのキャパシタを実装するために必要なオンチップ領域を有利に節約することに留意されたい。レシーバブロック305からのC1、Ca1、およびCa2の省略は、それにもかかわらず、受信信号パス305の回路内のLOフィードスルーが、先に説明された逆の位相結合が原因で大幅にキャンセルされるため、許容可能なレシーバ性能をもたらし得る。例示的な実施形態において、第2の信号パス307のCb1’およびCb2’はまた、第2の信号パス207のCb1およびCb2に対して、値が減少され得、したがってサイズも縮小される。例示的な実施形態において、Cb1’およびCb2’は、他の回路要素と関連する寄生キャパシタンスに対応し得、設計において例えば明示的に提供されたキャパシタに対応する必要はない。
[0047]ある種の例示的な実施形態において、逆の位相ミキサのペア330、331と340、341によってもたらされたLOフィードスルーの大幅なキャンセレーションはまた、(例えば二重平衡ミキサの設計とは対照的に)、より単純な単一平衡ミキサの設計の使用を有利に可能にし得る。単一平衡ミキサの設計の利点は、シングルエンドLNAを差動ミキサとインターフェースするためのバランの必要性を除去することを含む。さらに、ミキサ330の単一平衡実装と関連する例えば(図3には示されない)寄生キャパシタンスCa1、Ca2は、二重平衡ミキサの実装に関する対応する寄生キャパシタンスよりもはるかに少なくなり得るため、TIA入力インピーダンスピーキング周波数が増加され得る。複数の単一平衡ミキサを使用するさらなる利点は、シングルエンドから差動への追加の変換がLNA201より前または後に実行される必要がないことが理解されるだろう。
[0048]ある種の例示的な実施形態において、ここで開示された逆の位相結合のための技術は、1より多いローカルオシレータ位相を組み込むレシーバに容易に適用され得る。図4は、直交ダウンコンバージョン(quadrature down-conversion)ノイズキャンセリングレシーバ400に逆の位相結合技術を組み込む、代わりの例示的な実施形態を示す。図4において、受信信号パス405は、キャパシタCx1とCx2を介して逆の位相構成で結合された出力を有する第1のミキサ330Iと第1の補助ミキサ331Iを備えた第1のI(同相)パス306Iを含む。受信信号パス405は、同じくキャパシタCx1QとCx2Qを介して逆の位相構成で結合された出力を有する第1のミキサ330Qと第1の補助ミキサ331Qを備えた第1のQ(直交)パス306Qをさらに含む。第1のIパス306Iと第1のQパス306Qに提供されたローカルオシレータは、位相においてオフセットされ得、例えば(I+、I−)は、差動同相LO信号に対応し得、一方で、(Q+,Q−)は差動直交LO信号に対応し得ることに留意されたい。
[0049]受信信号パス405は、キャパシタCx3およびCx4と結合された第2のミキサ340Iと第2の補助ミキサ341Iを有する第2のIパス307Iと、キャパシタCx3QおよびCx4Qと結合された第2のミキサ340Qと第2の補助ミキサ341Qを有する第2のQパス307Qをさらに含む。
[0050]図4において、第2のIパス307Iの差動出力が、抵抗器Rb1、Rb2を介して第1のIパス306Iの差動出力に結合され、その一方で、第2のQパス307Qの差動出力が、抵抗器Rb3、Rb4を介して第1のQパス306Qの差動出力に結合されることが理解されるだろう。先に説明された技術について、受信信号パス405は、ノイズがキャンセルされたダウンコンバートされた信号の同相部分に対応する信号IF_I、IF_IBによって表される同相差動出力電流を生成し、同相TIA280Iの入力に同相差動出力電流を提供する。受信信号パスは、ノイズがキャンセルされたダウンコンバートされた信号の直交部分に対応する信号IF_Q、IF_QBによって表される直交差動出力電流をさらに生成し、直交TIA280Qの入力に直交差動出力電流を提供する。TIAの280I、280Qは、差動出力電圧VoutI、VoutQをそれぞれ生成する。
[0051]図5は、図4における受信信号パス405のある部分の単一平衡ミキサの実装の例示的な実施形態を示す。図5における受信信号パス405の特定の実装は単に実例のために示され、ここで説明された任意の特定のミキサに単一平衡ミキサのトポロジーの適用を限定する意図はない点に留意されたい。
[0052]図5において、第1のIパス306Iの2つのミキサ330I、331Iは、4つのトランジスタ、例えばミキサ330Iに対するトランジスタ502、504およびミキサ331Iに対するトランジスタ506、508の全体を使用して実装される。当業者は、各単一平衡ミキサが一般に、二重平衡ミキサのために、例えば4つのトランジスタとは対照的に、2つのトランジスタを用いて実装され得ることを理解するだろう。さらに図5には、4つのトランジスタ、例えばミキサ330Qのためにトランジスタ516、514およびミキサ331Qのためにトランジスタ512、510を使用して実装される第1のQパス306Qの2つのミキサ330Q、331Qが示される。図5に示されたミキサへの入力は、トランスコンダクタ210の出力から抽出され得、第1のIパス306Iと第1のQパス306Qの両方に共通であり得ることに留意されたい。
[0053]代わりの(図示されない)例示的な実施形態において、図5に実装されたような単一平衡ミキサ・アーキテクチャは、第2のIパス307Iのミキサ340I、341Iと第2のQパス307Qのミキサ340Q、341Qに同様に採用され得る。こういった代わりの例示的な実施形態は、本開示の範囲内になるように考察される。
[0054]本開示のさらなる態様は、ブロッカー拒否を向上させ、レシーバの線形性を拡張する(enhance)ために、第1および第2の信号パスの間に交差結合キャパシタを提供することに関する。
[0055]図6は、第1および第2の信号パスの間に交差結合キャパシタを組み込む本開示の例示的な実施形態を示す。図6は、単に実例のために示され、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことに留意されたい。
[0056]図6において、交差結合キャパシタCpp1、Cpp2は、第1の信号パス306におけるミキサ330の差動出力の複数の端子を第2の信号パス307におけるミキサ340の差動出力の対応する複数の端子と結合する。示された方法でCpp1、Cpp2を提供することは、さらにブロッカー成分を拒否し、線形性を拡張するために、第1の信号パス306に存在するブロッカー電流とは逆の位相で追加するために、Cpp1、Cpp2を経由して第2の信号パス307からのブロッカー電流を有利に導く(directs)。特に、それぞれのミキサによって出力された差動電流の位相は、対応するミキサを駆動するLO信号の位相に依存する。各ミキサを駆動するLOの位相に基づいて出力第1のミキサ330を第2のミキサ340の出力と適切に接続することによって、ブロッカー電流は、所望のRX電流が増幅され得る間に効果的にキャンセルされ得る。例示的な実施形態において、Cpp1とCpp2のキャパシタンスは、相互に等しくなり得、例えば、両方が共通の値Cppに等しい。
[0057]例示的な実施形態において、第1および第2の信号パスの間に交差結合キャパシタを提供するための技術はまた、直交または他の多相ダウンコンバージョンミキサを組み込む受信信号パスに適用され得る。特に、キャパシタは、直交ダウンコンバージョンレシーバの別個のIおよびQチャネルを交差結合するためにさらに提供されることが可能である。図7は、ベースバンド多相(poly-phase)交差結合ブロッカーフィルタリング構成としてここでも示された構成において、2本の(例えば、同相および直交)第1の信号パスと2本の(例えば、同相および直交)第2の信号パスの間に交差結合キャパシタを組み込むレシーバの例示的な実施形態700を示す。
[0058]示された方法でミキサの出力を交差結合することによって、一方側のノッチ応答は、受信信号(例えば、FDDシステム内の強いTX信号)からオフセットされた、知られている周波数を有するブロッカーを拒否するように生成され得ることが理解されるだろう。ノッチ周波数は、IおよびQパスの間の結合の極性を交換することによって、LO周波数の他方側に再配置されることが可能である。ノッチ周波数のオフセットは一般に、Cppの値と210のトランスコンダクタンスを適切に設定することによって選択されることが可能であることが理解されるだろう。
[0059]図7において、交差結合キャパシタCp11、Cp12は、示された方法において、第1のQミキサ330Qの差動出力を第2のIミキサ340Iの差動出力に結合する。さらに、交差結合キャパシタCp13、Cp14は、示された方法において、第1のIミキサ330Qの差動出力を第2のQミキサ340Qの差動出力に結合する。
[0060]交差結合キャパシタは、関心の信号帯域を超えた複数の周波数において逆の位相結合を有利に提供し得ることが理解されるだろう。特に、第1の信号パスによって処理された信号が、例えば、a1が−1/|ZoLNA|に対応するそれらの例示的な実施形態において、トランスコンダクタンス利得−1/|ZoLNA|によって反転され得る一方で、第2の信号パスによって処理された信号は反転されない。この方法において、第2の信号パスにおけるブロッカー電流は、交差結合キャパシタを経由して誘導され(be directed)、第1の信号パスにおいて、ブロッカー電流に逆の位相で結合され得、それによってさらにブロッカー成分を拒否し、線形性を拡張する。例示的な実施形態700は、受信信号からオフセットされた予め決められた周波数におけるブロッカー(例えば、FDDシステムにおける強いTXブロッカー信号)を拒否するために、ノッチフィルタリングを提供するように設計され得ることが理解されるだろう。これらの利点は、追加されたノイズペナルティーが無くても実現され得ることに留意されたい。
[0061]例示的な実施形態において、Cpp11、Cpp12、Cpp13、Cpp14は、共通の値、例えばCppに等しくなり得、それは、図6を参照して説明されたCppとは異なる値を有し得る。
[0062]前述の部分において説明された技術が、RF周波数応答の低いおよび高い両方の側(both low and high sides)上の帯域外ブロッカーに対して、改良された拒否を提供することが理解されるだろう。このことは図8に示されており、それは、本開示に従ったブロッカー拒否技術の周波応答の実例としてのフィルタリングを示す。図8において、水平軸は、例えば、ギガヘルツ(GHz)で測定されるような周波数を示す(plots)一方で、垂直軸は、例えば、デシベル(dB)の単位で、当技術分野で知られているような変換関数の大きさ、例えば、S21の散乱パラメータを示す。図8の応答は、示された任意の特定の周波数レンジまたはS21の大きさに本開示の範囲を限定する意図はないことに留意されたい。
[0063]図8において、標示された「応答1」(すなわち、実線)は、交差結合キャパシタ(例えば、図3の例示的な実施形態300)を組み込んでいない例示的なレシーバフロントエンドの周波数依存性S21の大きさの実例としてのプロット(例えば、50−ohmの整合インピーダンスを考察するLNA201への入力に対応するポート1とTIA280の出力に対応するポート2と)に対応し、その一方で、標示された「応答2」(すなわち、点線)は、ベースバンド多相交差結合ブロッカーフィルタリング構成(例えば、図7の例示的な実施形態700)の周波数依存性S21の大きさの実例としてのプロットに対応する。周波数応答の「応答1」と「応答2」の各々は、ハイサイド応答とローサイド応答、すなわち、図8に示されたような中心周波数fdの左に対するローサイド応答とfdの右に対するハイサイド応答を含むことに留意されたい。特に、応答2の左側(すなわち、fd未満の周波数)は、周波数fnotchにおけるノッチ特性を含み、ここにおいて、fnotchは、ミキサ出力におけるR−Cネットワークの特性によって決定され得ることが留意されるだろう。応答2の右側(すなわち、fd超の周波数)は、全ての周波数オフセットにおける拒否を示すことに留意されたい。
[0064]例示的な実施形態において、ここで説明された技術は、多相ダウンコンバージョンを組み込む受信信号パスに容易に適用され得る。図9は、複数の位相を有するローカルオシレータを駆動するための例示的なスキームを示す。図9において、複数N個の差動ローカルオシレータ(LO)信号が示され、各差動LO信号は、(周期T_periodによって特徴づけられた)同じ周波数であるが他のLO信号に対して(例えば、重複しない)異なる位相を有する。特に、第1の差動LO信号LO.1は、正の信号LOp.1と負の信号LOn.1を含む。第2の差動LO信号LO.2は、LOp.2とLOn.2を含み、一般に第1の差動LO信号LO.1からの位相においてオフセットされる。N個までの差動LO信号はN−位相ダウンコンバージョンスキームに存在し、Nは、一般に、システム設計に依存する任意の数であり得ることが理解されるだろう。多相混合スキームのために多数のN個を選択することは、単に1つの位相よって駆動される切換ミキサによって生成され得る所望されない疑似ハーモニック成分(undesired spurious harmonic components)を有利に抑制し得ることが理解されるだろう。
[0065]例示的な実施形態において、LO.1は、LO.2等とは位相がずれた、例えば180/N度であり得る。一般に、多相混合スキームは、N個の第1および第2の信号パスにそれぞれ対応する不定の数Nの位相のために実装され得る。混合スキームのための多数の位相Nは、単に1つの位相によって駆動される切換ミキサの所望されないハーモニック応答を有利に抑制し得ることが理解されるだろう。こういった多相混合スキームを組み込む例示的な実施形態は、本開示の範囲内になるように考察される。
[0066]当業者は、例えば、図2、3、4、6、8等を参照してここに開示された技術が、多相ダウンコンバージョンスキームに容易に適合され得ることを容易に理解するだろう。例えば、(図示されない)例示的な実施形態において、受信信号パスは、図4の受信信号パス400に示された2本より多い第1の信号パス306I、306Qを含むように増大され得、さらに、差動出力を有する2本より多い第2の信号パスが、2本より多い第1の信号パスの対応する出力に結合される。こういった2本より多い第1および/または第2の信号パスの各々は、図9の多相LOスキームに示された複数のLOのうちの1つのように、対応する差動LO信号によって駆動され得、こういった第1および/または第2の信号パスの各々は、前述の部分において説明されたような単一または二重平衡ミキサを含み得る。こういった代わりの例示的な実施形態は、本開示の範囲内になるように考察される。
[0067]図10は、本開示に従った方法1000の例示的な実施形態を示す。図10は、単に実例のために示され、示された任意の特定の方法に本開示の範囲を限定することを意図するものではないことに留意されたい。
[0068]図10内のブロック1010において、入力信号から抽出された信号は、第1のミキサ出力電流を生成するためにダウンコンバートされる。
[0069]ブロック1020において、入力信号から抽出された信号は、第1の補助ミキサの出力電流を生成するためにダウンコンバートされる。
[0070]ブロック1030において、第1の補助ミキサ出力電流は、第1のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、第1のミキサ出力電流と混合される(is combined)。
[0071]ブロック1040において、入力信号は、第2のミキサ出力電流を生成するためにダウンコンバートされる。
[0072]ブロック1050において、入力信号は、第2の補助ミキサ出力電流を生成するためにダウンコンバートされる。
[0073]ブロック1060において、第2の補助ミキサ出力電流は、第2のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために第2のミキサ出力電流と混合される。
[0074]ブロック1070において、第1および第2のミキサ出力電流は、出力電圧を生成するために混合される。
[0075]図11および12は、本開示にしたがった同相および直交ダウンコンバージョンパスを収容するノイズキャンセリングレシーバの代わりの例示的な実施形態1100および1200をさらに示す。
[0076]図11において、受信信号パス1105は、第1のIパス306Iの差動出力を第2のIパス307Iの差動出力に結合する交差結合キャパシタCpp11、Cpp12を含む。受信信号パス1105は、第1のQパス306Qの差動出力を第2のQパス307Qの差動出力に結合する交差結合キャパシタCpp13、Cpp14をさらに含む。
[0077]図12において、受信信号パス1205は、直交LO信号(Q−、Q+)に結合されている第1の補助Iミキサ331Iと同相LO信号(I+、I−)に結合されている第1のIミキサ330Iを含む。キャパシタ(例えばCx1、Cx2)を通過する電流が、その両端の電圧(voltage across it)に対して90度だけ位相がシフトされるため、第1の補助Iミキサ331Iを駆動するLOの位相を対応する第1のIミキサ330Iを駆動するLOの位相に対して90度だけシフトすることは、干渉キャンセレーションを有利に向上させることが理解されるだろう。同様の考察が、第1のQミキサ330Qに対して第1の補助Qミキサ331Q、第2のIミキサ340Iに対して第2の補助Iミキサ341I、および第2のQミキサ340Qに対して第2の補助Qミキサ341Qを駆動する複数のLOの位相をシフトするために適用され得る。LO信号の混合された90度の位相シフトとキャパシタ電圧から電流への変換関数を利用した結果は、LOの周波数を上回るまたは下回る入力周波数がベースバンド出力において抑制されることになるが、その一方で、LOの他方側上の周波数が利得をもたらす(experience)ことになる。これは、IとQの間のLOの位相シフトが、ベースバンドに移行された(translated)ときにLOの一方側上で+90度、他方側上で−90度として現れるためである。アッパーサイド(upper side)またはローサイドの拒否は、I+とQ−からIF_IおよびQ+とI+からIF_Q、代わりに、I+とQ+からIF_IおよびQ+とI−からIF_QのミキサLOの位相に対応するミキサの出力を結合することによって選択されることが可能である。図12の構成は、それがミキサダウンコンバージョンにおいて画像拒否をもたらすので、低いIF受信にとって有利であり得る。
[0078]補助ミキサを駆動する複数のLOに90度の位相オフセット適用する技術は、図12に示されたように、IとQ両方のダウンコンバージョンパスと交差結合キャパシタを収容するノイズキャンセリングレシーバに限定される必要はないが、一般に、ここ(例えば、図3、図4等)に示されたノイズキャンセリングレシーバ・アーキテクチャのいずれかに採用され得る。
[0079](ここで明示的に示されていない)様々な代わりの交差結合およびLO駆動スキームが、本開示の観点から可能であることが、図11および12に開示された構成の観点から理解されるだろう。例えば、(Q−、Q+)によって駆動されているのではなく、第1の補助Iミキサ331Iは、代わりに(Q+、Q−)によって駆動され得る。同様のバリエーションがここで説明された全てのミキサのペアに適用され得る。多相LOの例示的な実施形態において、補助ミキサLOに適用される相対的な位相差は、多相LOシステムに存在する位相Nの数に依存して構成され得る。(図示されない)代わりの例示的な実施形態において、補助ミキサLOに適用される相対的な位相差は、特定のシステムパラメータ、例えば、回路トポロジー、特定の知られている干渉等に基づいて、干渉キャンセレーションを最適化するように設計された追加のチューニング位相調整チューニング成分(an additional tuning phase adjustment tuning component)(例えば、およそ1または2度の細かいチューニング成分、または45度より大きい度数の粗いチューニング成分)を随意に組み込み得る。こういった代わりの例示的な実施形態は、本開示の範囲内になるように考察される。
[0080]本開示の例示的な実施形態が、複数のMOSトランジスタ(MOSFET)を参照して説明されてきたが、本開示の技術は、MOSFETを基にした設計に限定される必要はなく、バイポーラ接合トランジスタ(すなわちBJT)および/または他の2端子または3端子デバイスを使用する(図示されない)代わりの例示的な実施形態に容易に適用され得ることを当業者は理解するだろう。例えば、(図示されない)例示的な実施形態において、示された複数のコンパレータ(comparators)のうちのいずれかは、MOSFETのドレイン、ゲートおよびソースのそれぞれに関して示されたように結合されたBJTのコレクタ、ベースおよびエミッタと共に、MOSFETではなくBJTを利用し得る。代わりに、BiCMOSプロセスにおいて、CMOSおよびバイポーラの構造/デバイスの両方の組み合わせは、回路性能を最大にするために使用され得る。さらに、ミキサの(図示されない)ある種の例示的な実施形態は、非トランジスタの実装、例えば、パッシブ・ミキサの2端子ダイオードの実装を利用し得ることが理解されるろう。こういった代わりの例示的な実施形態は、本開示にしたがって考察される。
[0081]他に言及されない限り、本明細書および請求項において、用語「ドレイン」、「ゲート」、および「ソース」は、MOSFETと関連するそれらの用語の従来の意味だけでなく、BJTのような、他の3端子トランスコンダクタンスデバイスの対応するノードの両方を含み得、その対応は回路設計の当業者には明らかであろう。
[0082]本明細書および請求項において、要素が、別の要素「に接続されている」または「に結合されている」と称される時、それは、他の要素に直接接続または結合されることが可能であるか、または介在する要素が存在し得ることが理解されるだろう。対照的に、要素が、別の要素に「直接接続されている」または「直接結合されている」と称されるとき、介在する要素は存在しない。
[0083]当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技法のいずれかを用いて表され得ることを理解するはずである。例えば、上記の説明を通して言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号(symbols)、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光学粒子またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0084]当業者は、ここに開示された例示的な実施形態と関連して説明された種々の実例としての論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたはその両方の組合せとして実装され得ることをさらに理解するはずである。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明示的に示すために、様々な実例としての構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが一般的にそれらの機能の観点から上で説明されてきた。こういった機能が、ハードウェアまたはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定のアプリケーションおよび全体のシステムに課せられた設計の制約に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションについて様々な方法で説明された機能性を実装し得るが、こういった実装の決定は、本発明の例示的な実施形態の範囲からの逸脱をもたらすと解釈されるべきではない。
[0085]ここに開示された例示的な実施形態と関連して説明された種々の実例としての論理ブロック、モジュールおよび回路は、ここで説明された機能を実行するために設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケ−ション特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組み合わせと共に実装されるか、あるいは実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代わりに、プロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシーンのいずれかであり得る。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結した1つまた複数のマイクロプロセッサ、任意の他のこういった構成等のコンピューティングデバイスの組み合わせとして実装され得る。
[0086]ここに開示された例示的な実施形態に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはその2つの組合せに直接組み入れられ得る。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的にプログラム可能なROM(EPROM)、電気的に消去可能でプログラム可能なROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、または当技術分野において知られている記憶媒体のいずれ他の形式に属し(reside)得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが、記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことが可能なようにプロセッサに結合される。代わりに、記憶媒体はプロセッサに統合され得る。プロセッサと記憶媒体は、ASIC内に属し得る。ASICはユーザ端末に属し得る。代わりに、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内にディスクリート構成要素として備わり得る。
[0087]1つまたは複数の例示的な実施形態において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、複数の機能は、コンピュータ可読媒体上に1つまた複数の命令またはコードとして記憶されるかまたはコンピュータ可読媒体をわたって送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、こういったコンピュータ可読媒体は、命令またはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために用いられることが可能であり、コンピュータによってアクセス可能なRAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または任意の他の媒体を備えることが可能である。同様に、任意の接続が、コンピュータ可読媒体と適切に称され得る。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を用いてウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。ここで用いられたように、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光学ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、そこで、ディスク(disk)が通常データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はレーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0088]開示された例示的な実施形態の前の説明は、本発明を作成または使用することを当業者に可能にするために提供される。これらの例示的な実施形態に対する種々の変更は、当業者に容易に明らかになるものであり、ここで定義された一般的な原則は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく他の例示的な実施形態に適用され得る。従って、本発明は、ここに示された例示的な実施形態に限定されることを意図するものではないが、ここに開示された原則および新規の特徴と一致する最も広い範囲に適合させられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
第1のミキサ出力を生成するために、入力信号から抽出された信号をローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第1のミキサと、
第1の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を前記LO信号と混合するように構成された第1の補助ミキサと、前記第1の補助ミキサ出力は、前記第1のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第1のミキサ出力に結合される、
第2のミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第2のミキサと、
第2の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記LO信号と混合するように構成された第2の補助ミキサと、前記第2の補助ミキサ出力は、前記第2のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第2のミキサ出力に結合される、
出力電圧を生成するために、前記第1および第2のミキサ出力を合計するように構成されたトランスインピーダンス増幅器と、
を備える装置。
[C2]
前記第1、第1の補助、第2、および第2の補助ミキサの各々は、単一平衡ミキサを備える、C1に記載の装置。
[C3]
前記第1のミキサ出力は、ハイパスフィルタによって出力された前記第1の補助ミキサに結合される、C1に記載の装置。
[C4]
前記ハイパスフィルタはキャパシタを備える、C3に記載の装置。
[C5]
前記第1および第2のミキサ出力を相互に結合する複数の交差結合キャパシタをさらに備える、C1に記載の装置。
[C6]
第1のQミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を直交ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第1のQミキサと、
第1の補助Qミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を前記直交LO信号と混合するように構成された第1の補助Qミキサと、前記第1の補助Qミキサ出力は、前記第1のQミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第1のQミキサ出力に結合される、
第2のQミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記直交ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第2のQミキサと、
第2の補助Qミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記直交LO信号と混合するように構成された第2の補助Qミキサと、前記第2の補助Qミキサ出力は、前記第2のQミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第2のQミキサ出力に結合される、
をさらに備える、C1に記載の装置。
[C7]
前記第1のQミキサ出力を前記第2のミキサ出力に、および前記第2のQミキサ出力を前記第1のミキサ出力に結合する複数の交差結合キャパシタをさらに備える、C6に記載の装置。
[C8]
前記第1のミキサ出力と前記第1の補助ミキサ出力を合計するように構成された同相トランスインピーダンス増幅器と、
前記第1のQミキサ出力と前記第1のQ補助ミキサ出力を合計するように構成された直交トランスインピーダンス増幅器と、
をさらに備える、C6に記載の装置。
[C9]
前記入力信号から抽出された前記信号を対応する多相LO信号と混合するように構成された少なくとも1つの多相第1のミキサと、
少なくとも1つの多相第1の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を前記対応する多相LO信号と混合するように構成された少なくとも1つの追加の多相第1の補助ミキサと、前記少なくとも1つの多相第1の補助ミキサ出力は、前記少なくとも1つの多相第1のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第1のミキサ出力に結合される、
少なくとも1つの多相第2のミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記対応する多相ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された少なくとも1つの多相第2のミキサと、
少なくとも1つの多相第2の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記対応する多相LO信号と混合するように構成された少なくとも1つの多相第2の補助ミキサと、前記少なくとも1つの多相第2の補助ミキサ出力は、前記少なくとも1つの多相第2のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記少なくとも1つの多相第2のミキサ出力に結合される、
をさらに備える、C1に記載の装置。
[C10]
前記第1の補助ミキサに結合されたローカルオシレータの前記位相は、前記第1のミキサに結合されたローカルオシレータの前記位相に対して90度だけオフセットされる、C1に記載の装置。
[C11]
第1のミキサ出力電流を生成するために、入力信号から抽出された信号をダウンコンバートするための手段と、
第1の補助ミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートするための手段と、
前記第1のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第1の補助ミキサ出力電流を前記第1のミキサ出力電流と混合するための手段と、
第2のミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートするための手段と、
第2の補助ミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートするための手段と、
前記第2のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第2の補助ミキサ出力電流を前記第2のミキサ出力電流と混合するための手段と、
出力電圧を生成するために、前記第1および第2のミキサ出力電流を混合するための手段と、
を備える装置。
[C12]
前記第1のミキサ出力電流を前記第2のミキサ出力電流に交差結合するための手段をさらに備える、C11に記載の装置。
[C13]
第1のQミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートするための手段と、
第1の補助Qミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートするための手段と、
前記第1のQミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第1の補助Qミキサ出力電流を前記第1のQミキサ出力電流と混合するための手段と、
第2のQミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートするための手段と、
第2の補助Qミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートするための手段と、
前記第2のQミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第2の補助Qミキサ出力電流を前記第2のQミキサ出力電流と混合するための手段と、
出力電圧を生成するために、前記第1および第2のQミキサ出力電流を混合するための手段と、
をさらに備える、C11に記載の装置。
[C14]
前記第1のQミキサ出力を前記第2のミキサ出力に交差結合するための手段と、
前記第2のQミキサ出力を前記第1のミキサ出力に交差結合するための手段と、
をさらに備える、C13に記載の装置。
[C15]
前記第1、第1の補助、第2、および第2の補助ミキサの各々は、単一平衡ミキサを備える、C11に記載の装置。
[C16]
第1のミキサ出力電流を生成するために、入力信号から抽出された信号をダウンコンバートすることと、
第1の補助ミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートすることと、
前記第1のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第1の補助ミキサ出力電流を前記第1のミキサ出力電流と混合することと、
第2のミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
第2の補助ミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
前記第2のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第2の補助ミキサ出力電流を前記第2のミキサ出力電流と混合することと、
出力電圧を生成するために、前記第1および第2のミキサ出力電流を混合することと、
を備える方法。
[C17]
複数の交差結合キャパシタを用いて、前記第1のミキサ出力電流を前記第2のミキサ出力電流に結合することをさらに備える、C16に記載の方法。
[C18]
第1のQミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートすることと、
第1の補助Qミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートすることと、
前記第1のQミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第1の補助Qミキサ出力電流を前記第1のQミキサ出力電流と混合することと、
第2のQミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
第2の補助Qミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
前記第2のQミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第2の補助Qミキサ出力電流を前記第2のQミキサ出力電流と混合することと、
出力電圧を生成するために、前記第1および第2のQミキサ出力電流を混合することと、
をさらに備える、C16に記載の方法。
[C19]
複数の交差結合キャパシタを用いて、前記第1のQミキサ出力を前記第2のミキサ出力に結合することと、
複数の交差結合キャパシタを用いて、前記第2のQミキサ出力を前記第1のミキサ出力に結合することと、
をさらに備える、C18に記載の方法。
[C20]
前記第1、第1の補助、第2、および第2の補助ミキサの各々は、単一平衡ミキサを備える、C16に記載の方法。

Claims (11)

  1. 装置であって、
    第1のミキサ出力を生成するために、入力信号から抽出された信号をローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第1のミキサと、
    第1の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を前記LO信号と混合するように構成された第1の補助ミキサと、前記第1の補助ミキサ出力は、前記第1のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第1のミキサ出力に結合される、
    第2のミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第2のミキサと、
    第2の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記LO信号と混合するように構成された第2の補助ミキサと、前記第2の補助ミキサ出力は、前記第2のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第2のミキサ出力に結合される、
    出力電圧を生成するために、前記第1および第2のミキサ出力を合計するように構成されたトランスインピーダンス増幅器と、
    を備え
    前記装置は、前記第1および第2のミキサ出力を相互に結合する複数の交差結合キャパシタをさらに備える、装置。
  2. 前記第1、第1の補助、第2、および第2の補助ミキサの各々は、単一平衡ミキサを備える、請求項1に記載の装置。
  3. 装置であって、
    第1のミキサ出力を生成するために、入力信号から抽出された信号をローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第1のミキサと、
    第1の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を前記LO信号と混合するように構成された第1の補助ミキサと、前記第1の補助ミキサ出力は、前記第1のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第1のミキサ出力に結合される、
    第2のミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第2のミキサと、
    第2の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記LO信号と混合するように構成された第2の補助ミキサと、前記第2の補助ミキサ出力は、前記第2のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第2のミキサ出力に結合される、
    出力電圧を生成するために、前記第1および第2のミキサ出力を合計するように構成されたトランスインピーダンス増幅器と、
    を備え、
    前記第1のミキサ出力は、ハイパスフィルタによって前記第1の補助ミキサ出力に結合される、装置。
  4. 前記ハイパスフィルタはキャパシタを備える、請求項3に記載の装置。
  5. 装置であって、
    第1のミキサ出力を生成するために、入力信号から抽出された信号をローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第1のミキサと、
    第1の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を前記LO信号と混合するように構成された第1の補助ミキサと、前記第1の補助ミキサ出力は、前記第1のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第1のミキサ出力に結合される、
    第2のミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第2のミキサと、
    第2の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記LO信号と混合するように構成された第2の補助ミキサと、前記第2の補助ミキサ出力は、前記第2のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第2のミキサ出力に結合される、
    出力電圧を生成するために、前記第1および第2のミキサ出力を合計するように構成されたトランスインピーダンス増幅器と、
    を備え、
    前記装置は、
    第1のQミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を直交ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第1のQミキサと、
    第1の補助Qミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を前記直交LO信号と混合するように構成された第1の補助Qミキサと、前記第1の補助Qミキサ出力は、前記第1のQミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第1のQミキサ出力に結合される、
    第2のQミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記直交ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された第2のQミキサと、
    第2の補助Qミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記直交LO信号と混合するように構成された第2の補助Qミキサと、前記第2の補助Qミキサ出力は、前記第2のQミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第2のQミキサ出力に結合される、
    をさらに備え、
    前記装置は、前記第1のQミキサ出力を前記第2のミキサ出力に、および前記第2のQミキサ出力を前記第1のミキサ出力に結合する複数の交差結合キャパシタをさらに備える、装置。
  6. 前記第1のミキサ出力と前記第1の補助ミキサ出力を合計するように構成された同相トランスインピーダンス増幅器と、
    前記第1のQミキサ出力と前記第1の補ミキサ出力を合計するように構成された直交トランスインピーダンス増幅器と、
    をさらに備える、請求項に記載の装置。
  7. 前記入力信号から抽出された前記信号を対応する多相LO信号と混合するように構成された少なくとも1つの多相第1のミキサと、
    少なくとも1つの多相第1の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号を前記対応する多相LO信号と混合するように構成された少なくとも1つの追加の多相第1の補助ミキサと、前記少なくとも1つの多相第1の補助ミキサ出力は、前記少なくとも1つの多相第1のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記第1のミキサ出力に結合される、
    少なくとも1つの多相第2のミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記対応する多相ローカルオシレータ(LO)信号と混合するように構成された少なくとも1つの多相第2のミキサと、
    少なくとも1つの多相第2の補助ミキサ出力を生成するために、前記入力信号を前記対応する多相LO信号と混合するように構成された少なくとも1つの多相第2の補助ミキサと、前記少なくとも1つの多相第2の補助ミキサ出力は、前記少なくとも1つの多相第2のミキサ出力における帯域外成分を低減するために、前記少なくとも1つの多相第2のミキサ出力に結合される、
    をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  8. 前記第1の補助ミキサに結合されたローカルオシレータの位相は、前記第1のミキサに結合されたローカルオシレータの位相に対して90度だけオフセットされる、請求項1に記載の装置。
  9. 方法であって、
    第1のミキサ出力電流を生成するために、入力信号から抽出された信号をダウンコンバートすることと、
    第1の補助ミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートすることと、
    前記第1のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第1の補助ミキサ出力電流を前記第1のミキサ出力電流と混合することと、
    第2のミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
    第2の補助ミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
    前記第2のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第2の補助ミキサ出力電流を前記第2のミキサ出力電流と混合することと、
    出力電圧を生成するために、前記第1および第2のミキサ出力電流を混合することと、
    を備え
    前記方法は、複数の交差結合キャパシタを用いて、前記第1のミキサ出力電流を前記第2のミキサ出力電流に結合することをさらに備える、方法。
  10. 方法であって、
    第1のミキサ出力電流を生成するために、入力信号から抽出された信号をダウンコンバートすることと、
    第1の補助ミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートすることと、
    前記第1のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第1の補助ミキサ出力電流を前記第1のミキサ出力電流と混合することと、
    第2のミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
    第2の補助ミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
    前記第2のミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第2の補助ミキサ出力電流を前記第2のミキサ出力電流と混合することと、
    出力電圧を生成するために、前記第1および第2のミキサ出力電流を混合することと、
    を備え、
    前記方法は、
    第1のQミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートすることと、
    第1の補助Qミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号から抽出された前記信号をダウンコンバートすることと、
    前記第1のQミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第1の補助Qミキサ出力電流を前記第1のQミキサ出力電流と混合することと、
    第2のQミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
    第2の補助Qミキサ出力電流を生成するために、前記入力信号をダウンコンバートすることと、
    前記第2のQミキサ出力電流における帯域外成分を低減するために、前記第2の補助Qミキサ出力電流を前記第2のQミキサ出力電流と混合することと、
    出力電圧を生成するために、前記第1および第2のQミキサ出力電流を混合することと、
    をさらに備え、
    前記方法は、
    複数の交差結合キャパシタを用いて、第1のQミキサ出力を第2のミキサ出力に結合することと、
    複数の交差結合キャパシタを用いて、第2のQミキサ出力を第1のミキサ出力に結合することと、
    をさらに備える、方法。
  11. 前記第1、第1の補助、第2、および第2の補助ミキサの各々は、単一平衡ミキサを備える、請求項に記載の方法。
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