JP6423359B2 - スライド・バルブ用のバルブ・ウェッジ - Google Patents
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Description
A:当該粗鋳造コアの各側部に、両横面と端面とを各々が有するという側方突出リブを備えた粗鋳造コアを配備する段階;
B:各リブの上記横面同士の間の間隔(S)の許容誤差を向上させるために、各リブの両面の各々を仕上げプロセスに委ねる段階;
C:断面視で見て本質的にU形状である2つのスライド・シューであって、夫々の内面を備える2つの対置された横壁部と、内面を備える底壁部とを有するという2つのスライド・シューを配備する段階であって、該スライド・シューの各横壁部の内面同士は、上記リブの各仕上り面に対して緊密に係合すべく(L)だけ離間される、という段階;
D:当該シューが夫々のリブに対して横方向に堅固に接続される様に、各リブ上にシューを配置する段階;
E:上記コア上にゴム被覆を型成形するための成形型を配備する段階であって、該成形型は、上記シューの上記横側壁部の側方外面に対して緊密に当接することにより、上記シューを、それにより上記コアを、横方向に厳密に位置決めすべく適合化された内面領域を有する、という段階;
F:ゴムを、その被覆を提供するために上記成形型内へと射出することにより、該ゴムは、上記各シューの内面と上記各リブの外面との間の領域内にも提供されることで、上記各スライド・シューは上記コアに対して該ゴムの硬化により強固に且つ堅固に接続される、段階;
G:上記成形型から、被覆されたウェッジを取出す段階。
−粗鋳造コア、特に、鋳鉄、特に鋳造されたSG鉄で作成されたコアであって、その両側にて夫々側方に突出するリブ17を備え、各リブは両横面及び端面を有するというコアを配備する段階;
−各リブ17の横面19同士の間の間隔の許容誤差を向上するために、該リブの両面を仕上げプロセスに委ねる段階;更に、対置された各リブの端面は、該各リブ17の仕上り端面21同士の間の間隔の向上された許容誤差を提供すべく、仕上げられ得る。各リブの横面及び各リブの端面の仕上げは、図9に示された如き複合式のパンチ成形/スタンプ成形工具30により実施され得る。該工具は、各リブの夫々の突出部の仕上り横面19同士の間の間隔の所望の許容誤差を提供するために、コア13の各リブ14の両突出手段16をスタンプ成形すべく対置されたスタンプ成形部分40、41を備える。付加的に、上記工具は、仕上り端面21を提供することにより、各リブ14の上記仕上り端面同士の間の所望の間隔Xを提供するために、各リブの端面をパンチ成形し、すなわち、切断するパンチ部分42を備える。
−ボア39を有する青銅のブッシュ31を配備し、且つ、図8に示された如きプレス工具32を用い、該ブッシュ31を上記貫通軸心ボアの上端部にて径方向に拡開させる段階;示されたプレス工具は、上記コアの下端部を支持する下側支持部33と、該下側支持部33から上方に延在して上側支持面35にて終端する管状支持部34とを備える。
2 ハウジング
3 通路
4、5 フランジ
6 頂部フランジ
7 バルブ・ボンネット
8 バルブ・ボックス
9 ステム
10 バルブ・ウェッジ
11 バルブ・ウェッジ・ナット
12 案内溝
13 コア
14 脆弱化領域
15 ボア
16 突出部
17 突出リブ
18 縁部
19 仕上り横面
20 案内部材
21 仕上り端面
22 横側壁部
23 事前作製されたスライド・シュー
24 端部突出部
25 両端壁部
26 底壁部
27 両内面
28 上縁部
29 棚部
30 スタンプ成形/パンチ成形工具
31 ブッシュ
32 プレス工具
33 下側支持部
34 管状支持部
35 上側支持面
36 下側表面
37 下側支持面
38 円錐状マンテル
39 ブッシュのボア
40 スタンプ成形部分
41 スタンプ成形部分
42 パンチ部分
43 上側成形型部分
44 下側成形型部分
45 中央成形型部分
46 マンテル
47 ショルダ
48 下側成形型部分の内面領域
49 成形型
50 軟質被覆(封入材)
A 軸心方向
T1、T2 横方向
S 横側仕上り面同士の間の間隔
L 両内側壁同士の間の間隔
X 両端面同士の間の間隔
Y ブッシュの下側表面とコアの下端部との間の間隔
Claims (15)
- スライド・バルブ(1)用のバルブ・ウェッジ(10)であって、該バルブ・ウェッジは、軟質シール封入材(50)、すなわち軟質被覆内に封入された、すなわち、それにより被覆された粗鋳造金属ウェッジ・コア(13)を備え、且つ、該バルブ・ウェッジは、互いに逆方向に横方向に突出する2つの案内部材(20)であって、動作の間に当該バルブ・ウェッジ(10)に及ぼされる軸心方向圧力を担持すべく前記スライド・バルブのハウジングの内側に配備された複数の案内溝(12)の内の該当する方の案内溝に係合すべく適合化されたという2つの案内部材(20)を有し、
前記案内部材(20)の各々は、前記粗鋳造ウェッジ・コアの側方突出リブ(17)と、その上に配置された事前作製された耐摩耗性かつ耐腐食性のスライド・シューとを備え、
各リブ(17)は、横方向に対置された横面(19)と、端面(21)とを備え、且つ、
各シューは、内面(27)と、前記案内溝の対応する摺動表面に対して相互作用すべく適合化された外面とを備えて対置された2つの横壁部(22)を備え、且つ、
各シュー(23)は、前記リブ(17)の内の該当する方のリブに対して、前記粗鋳造ウェッジ・コア(13)と該シュー(23)との間に存在する軟質シール封入材(50)により、固定的に接続されもしくは硬化される、というバルブ・ウェッジ(10)において、
前記リブの外側横面は、仕上り面(19)であり、且つ、
前記スライド・シュー(23)の各々の両内面(27)は、各リブ(17)が前記スライド・シュー(23)の内の該当する方のスライド・シューを横方向に堅固に支持する様に、前記リブの内の該当する方のリブの対応する外側横面(19)により横方向に堅固に支持され、
前記各スライド・シュー(23)は、前記リブ(17)のうち該当するほうのリブに対して弾性嵌合係合により取付けられており、
前記リブ(17)の前記横面(19)は、該リブ(17)の隣接側方部分に対して突出する横方向突出表面であり、該突出表面と隣接部分との間には縁部(18)が形成される、
ことを特徴とする、バルブ・ウェッジ(10)。 - 前記スライド・シュー(23)は、前記軟質シール封入材(50)の材料の弾性率と比べて相対的に大きい弾性率を有する材料で作成される、請求項1に記載のバルブ・ウェッジ。
- 前記スライド・シュー(23)は、断面視において本質的にU形状であり、且つ、前記横壁部(22)同士間に延在する底壁部(26)上の底面を備える、請求項1または請求項2に記載のバルブ・ウェッジ。
- 前記スライド・シュー(23)は、トラフ形状であり、且つ、前記横壁部(22)同士間に延在する内面を備えた両端壁部(25)を備える、請求項1から請求項3のいずれか一つの請求項に記載のバルブ・ウェッジ。
- 前記シュー(23)の前記両内面(27)は、前記リブ(17)の内の該当する方のリブの対応する側方外面に夫々当接する、請求項1から請求項4のいずれか一つの請求項に記載のバルブ・ウェッジ。
- 前記シューは、限定的な脆弱化領域(14)を備え、該脆弱化は、前記封入材の射出による該封入材の型成形の間において、前記脆弱化領域が射出圧力により破壊されることから、通気開口が形成される如きである、請求項1から請求項5のいずれか一つの請求項に記載のバルブ・ウェッジ。
- 前記コア(13)のリブ(17)の両横面(19)同士の間の寸法Sの許容誤差は、±0.4mm未満である、請求項1から請求項6のいずれか一つの請求項に記載のバルブ・ウェッジ。
- 前記スライド・シュー(23)の前記外面は、前記横壁部(22)と底壁部(26)との間で、面取りされ、または、丸み付けされる、請求項1から請求項7のいずれか一つの請求項に記載のバルブ・ウェッジ。
- 以下の各段階を有する、請求項1に記載のバルブ・ウェッジ(10)を製造する方法:
A:当該粗鋳造コアの両側部に、両横面と端面とを各々が有するという側方突出リブ(17)を備えた粗鋳造コア(13)を配備する段階;
B:前記リブ(17)の前記横面(19)同士の間の間隔(S)の許容誤差を向上させるために、各リブの両面の各々を仕上げプロセスに委ねる段階;
C:断面視で見て本質的にU形状である2つのスライド・シュー(23)であって、夫々の内面(27)を備える2つの対置された横壁部(22)と、内面を備える底壁部(26)とを有するという2つのスライド・シュー(23)を配備する段階であって、該スライド・シュー(23)の横壁部(22)の内面(27)同士は、前記リブ(17)の仕上り面(19)に対して緊密に係合するように、離間(L)される、という段階;
D:当該シューが夫々のリブに対して横方向に堅固に接続される様に、各リブ(23)上にシュー(23)を配置する段階;
E:前記コア(13)上にゴム被覆(50)を型成形するための成形型(49)を配備する段階であって、該成形型は、前記シュー(23)の前記側壁部(22)の側方外面に対して緊密に当接することにより、前記シュー(23)を、それにより前記コア(13)を、横方向に厳密に位置決めすべく適合化された内面領域を有する、という段階;
F:ゴムを、その被覆を提供するために前記成形型内へと射出することにより、該ゴムが、前記シュー(23)の内面と前記リブ(17)の外面との間の領域内にも提供されることで、前記スライド・シュー(23)が前記コアに対して該ゴムの硬化により強固に且つ堅固に接続される、段階;
G:前記成形型から、被覆されたウェッジを取出す段階。 - 前記リブ(17)の前記外側横面(19)はスタンプ成形により仕上げられる、請求項9に記載の方法。
- 前記段階Dに先立ち、前記シュー(23)の前記内面は接着性の下塗剤により下塗り処理される、請求項9または請求項10に記載の方法。
- 前記段階Dに先立ち、前記コア(13)の前記外面は、接着性の下塗剤により下塗り処理される、請求項9から請求項11のいずれか一つの請求項に記載の方法。
- 前記段階Dに先立ち、前記リブ(17)の前記端面(21)は、仕上り端面同士の間に所定寸法Xを提供すべく仕上げられる、請求項9から請求項12のいずれか一つの請求項に記載の方法。
- スライド・バルブ(1)用のバルブ・ウェッジ(10)であって、該バルブ・ウェッジは、軟質シール封入材(50)、すなわち軟質被覆内に封入された、すなわち、それにより被覆された粗鋳造金属ウェッジ・コア(13)を備え、且つ、該バルブ・ウェッジは、互いに逆方向に横方向に突出する2つの案内部材(20)であって、動作の間に当該バルブ・ウェッジ(10)に及ぼされる軸心方向圧力を担持すべく前記スライド・バルブのハウジングの内側に配備された複数の案内溝(12)の内の該当する方の案内溝に係合すべく適合化されたという2つの案内部材(20)を有し、
前記案内部材(20)の各々は、前記粗鋳造ウェッジ・コアの側方突出リブ(17)と、その上に配置された事前作製された耐摩耗性かつ耐腐食性のスライド・シューとを備え、
各リブ(17)は、横方向に対置された横面(19)と、端面(21)とを備え、且つ、
各シューは、内面(27)と、前記案内溝の対応する摺動表面に対して相互作用すべく適合化された外面とを備えて対置された2つの横壁部(22)を備え、且つ、
各シュー(23)は、前記リブ(17)の内の該当する方のリブに対して、前記粗鋳造ウェッジ・コア(13)と該シュー(23)との間に存在する軟質シール封入材(50)により、固定的に接続されもしくは硬化される、というバルブ・ウェッジ(10)において、
前記リブの外側横面は、仕上り面(19)であり、且つ、
前記スライド・シュー(23)の各々の両内面(27)は、各リブ(17)が前記スライド・シュー(23)の内の該当する方のスライド・シューを横方向に堅固に支持する様に、前記リブの内の該当する方のリブの対応する外側横面(19)により横方向に堅固に支持され、
前記各スライド・シュー(23)は、前記リブ(17)のうち該当するほうのリブに対して弾性嵌合係合により取付けられており、
前記シューは、限定的な脆弱化領域(14)を備え、該脆弱化は、前記封入材の射出による該封入材の型成形の間において、前記脆弱化領域が射出圧力により破壊されることから、通気開口が形成される如きである、
ことを特徴とする、バルブ・ウェッジ(10)。 - スライド・バルブ(1)用のバルブ・ウェッジ(10)であって、該バルブ・ウェッジは、軟質シール封入材(50)、すなわち軟質被覆内に封入された、すなわち、それにより被覆された粗鋳造金属ウェッジ・コア(13)を備え、且つ、該バルブ・ウェッジは、互いに逆方向に横方向に突出する2つの案内部材(20)であって、動作の間に当該バルブ・ウェッジ(10)に及ぼされる軸心方向圧力を担持すべく前記スライド・バルブのハウジングの内側に配備された複数の案内溝(12)の内の該当する方の案内溝に係合すべく適合化されたという2つの案内部材(20)を有し、
前記案内部材(20)の各々は、前記粗鋳造ウェッジ・コアの側方突出リブ(17)と、その上に配置された事前作製された耐摩耗性かつ耐腐食性のスライド・シューとを備え、
各リブ(17)は、横方向に対置された横面(19)と、端面(21)とを備え、且つ、
各シューは、内面(27)と、前記案内溝の対応する摺動表面に対して相互作用すべく適合化された外面とを備えて対置された2つの横壁部(22)を備え、且つ、
各シュー(23)は、前記リブ(17)の内の該当する方のリブに対して、前記粗鋳造ウェッジ・コア(13)と該シュー(23)との間に存在する軟質シール封入材(50)により、固定的に接続されもしくは硬化され、
前記リブの外側横面は、仕上り面(19)であり、且つ、
前記スライド・シュー(23)の各々の両内面(27)は、各リブ(17)が前記スライド・シュー(23)の内の該当する方のスライド・シューを横方向に堅固に支持する様に、前記リブの内の該当する方のリブの対応する外側横面(19)により横方向に堅固に支持され、
前記各スライド・シュー(23)は、前記リブ(17)のうち該当するほうのリブに対して弾性嵌合係合により取付けられている、バルブ・ウェッジ(10)
を製造する方法であって、以下の各段階を有する、バルブ・ウェッジ(10)を製造する方法:
A:当該粗鋳造コアの両側部に、両横面と端面とを各々が有するという側方突出リブ(17)を備えた粗鋳造コア(13)を配備する段階;
B:前記リブ(17)の前記横面(19)同士の間の間隔(S)の許容誤差を向上させるために、各リブの両面の各々を仕上げプロセスに委ねる段階;
C:断面視で見て本質的にU形状である2つのスライド・シュー(23)であって、夫々の内面(27)を備える2つの対置された横壁部(22)と、内面を備える底壁部(26)とを有するという2つのスライド・シュー(23)を配備する段階であって、該スライド・シュー(23)の横壁部(22)の内面(27)同士は、前記リブ(17)の仕上り面(19)に対して緊密に係合するように、離間(L)される、という段階;
D:当該シューが夫々のリブに対して横方向に堅固に接続される様に、各リブ(23)上にシュー(23)を配置する段階;
E:前記コア(13)上にゴム被覆(50)を型成形するための成形型(49)を配備する段階であって、該成形型は、前記シュー(23)の前記側壁部(22)の側方外面に対して緊密に当接することにより、前記シュー(23)を、それにより前記コア(13)を、横方向に厳密に位置決めすべく適合化された内面領域を有する、という段階;
F:ゴムを、その被覆を提供するために前記成形型内へと射出することにより、該ゴムが、前記シュー(23)の内面と前記リブ(17)の外面との間の領域内にも提供されることで、前記スライド・シュー(23)が前記コアに対して該ゴムの硬化により強固に且つ堅固に接続される、段階;
G:前記成形型から、被覆されたウェッジを取出す段階。
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