JP6416744B2 - 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サイドマージン部が後付けされる積層セラミックコンデンサ及びその製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化及び高性能化に伴い、電子機器に用いられる積層セラミックコンデンサに対する小型化及び大容量化の要望がますます強くなってきている。この要望に応えるためには、積層セラミックコンデンサの内部電極を拡大することが有効である。内部電極を拡大するためには、内部電極の周囲の絶縁性を確保するためのサイドマージン部を薄くする必要がある。
この一方で、一般的な積層セラミックコンデンサの製造方法では、各工程(例えば、内部電極のパターニング、積層シートの切断など)の精度により、均一な厚さのサイドマージン部を形成することが難しい。したがって、このような積層セラミックコンデンサの製造方法では、サイドマージン部を薄くするほど、内部電極の周囲の絶縁性を確保することが難しくなる。
特許文献1には、サイドマージン部を後付けする技術が開示されている。つまり、この技術では、側面に内部電極が露出した積層チップが作製され、この積層チップの側面にサイドマージン部が設けられる。これにより、均一な厚さのサイドマージン部を形成可能となるため、サイドマージン部を薄くする場合にも、内部電極の周囲の絶縁性を確保することができる。
特開2012−209539号公報
特許文献1に記載の技術では、積層された複数のセラミック層を静水圧加圧や一軸加圧などによって相互に圧着させることにより積層チップが得られる。この積層チップでは、内部電極が露出した側面に加わる押圧力によって、複数のセラミック層が相互に剥離しやすい。したがって、サイドマージン部は、積層チップの側面に強い押圧力が加わらないように貼り付けられる。
このため、焼成前のサイドマージン部は積層チップよりも低密度になりやすい。積層チップとサイドマージン部とで密度が異なると、積層チップとサイドマージン部とで焼結時の収縮挙動に差が生じる。これにより、積層チップとサイドマージン部との間においてクラックや剥離が発生し、信頼性、特に高温耐湿試験における耐久性が低下する場合がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、サイドマージン部の高い接合性が得られる積層セラミックコンデンサ及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る積層セラミックコンデンサは、積層部と、サイドマージン部と、接合部と、を具備する。
上記積層部は、第1方向に積層された複数のセラミック層と、上記複数のセラミック層の間に配置された内部電極と、を有する。
上記サイドマージン部は、上記第1方向に直交する第2の方向から上記積層部を覆っている。
上記接合部は、上記積層部と上記サイドマージン部との間に配置され、上記複数のセラミック層及び上記サイドマージン部よりもケイ素の含有量が多い。
この構成では、焼成時に、ケイ素の含有量が多い接合部にケイ素を含む溶融相が生成されるため、接合部が軟化する。これにより、焼成時の接合部は、積層部とサイドマージン部との焼結時の収縮挙動の差を緩衝するように作用する。このため、積層部とサイドマージン部とが接合部を介して良好に接合される。
上記接合部の厚さが、0.5μm以上5μm以下であってもよい。
接合部を0.5μm以上とすることにより、積層部とサイドマージン部とが接合部を介して更に良好に接合される。接合部を5μm以下に抑えることにより、接合部が積層セラミックコンデンサの形状や性能に及ぼす影響を小さく留めることができる。
上記接合部では、ガラス相が偏在していてもよい。
焼成時の接合部に生成される溶融相は相互に凝集しやすい。凝集した溶融相は、凝固するとガラス相となる。このため、この積層セラミックコンデンサの接合部では、ケイ素を含むガラス相が偏在した特徴的な組織が見られる。
上記ガラス相が、バリウム、マンガン、マグネシウム、ホウ素、バナジウム、ホルミウム、アルミニウム、カルシウム、亜鉛、カリウム、錫、ジルコニウムの少なくとも1つを含んでいてもよい。
この構成では、ケイ素を含むガラス相に、バリウム、マンガン、マグネシウム、ホウ素、バナジウム、ホルミウム、アルミニウム、カルシウム、亜鉛、カリウム、錫、ジルコニウムの少なくとも1つの副成分が加わることにより、ガラス相の融点が低下する。このため、焼成時の接合部に溶融相が生成されやすくなる。
上記複数のセラミック層が、バリウム及びチタンを含むペロブスカイト構造の多結晶体で構成されていてもよい。
上記ガラス相が、バリウムを含んでいてもよい。
この構成では、セラミック層をチタン酸バリウム系材料で形成することにより大きい容量が得られるとともに、接合部のガラス相にセラミック層などに含まれるバリウムが加わることによって接合部のガラス相の融点が低下する。
本発明の一形態に係る積層セラミックコンデンサの製造方法では、第1方向に積層された複数のセラミック層と、上記複数のセラミック層の間に配置された内部電極と、を有する未焼成の積層チップが用意される。
上記第1方向に直交する第2の方向を向いた上記積層チップの側面に、サイドマージン部を、上記複数のセラミック層及び上記サイドマージン部よりもケイ素の含有量が多い接合部を介して設けることにより素体が作製される。
上記素体が焼成される。
上記素体を焼成することは、上記接合部にケイ素を含む溶融相を生成させることを含んでいてもよい。
サイドマージン部の高い接合性が得られる積層セラミックコンデンサ及びその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサの斜視図である。 上記積層セラミックコンデンサの図1のA−A'線に沿った断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの図1のB−B'線に沿った断面図である。 上記積層セラミックコンデンサの図3の領域Pの微細組織を模式的に示す図である。 上記積層セラミックコンデンサの製造方法を示すフローチャートである。 上記積層セラミックコンデンサの製造過程を示す平面図である。 上記積層セラミックコンデンサの製造過程を示す斜視図である。 上記積層セラミックコンデンサの製造過程を示す平面図である。 上記積層セラミックコンデンサの製造過程を示す斜視図である。 上記積層セラミックコンデンサの製造過程を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図面には、適宜相互に直交するX軸、Y軸、及びZ軸が示されている。X軸、Y軸、及びZ軸は全図において共通である。
[積層セラミックコンデンサ10の全体構成]
図1〜3は、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサ10を示す図である。図1は、積層セラミックコンデンサ10の斜視図である。図2は、積層セラミックコンデンサ10の図1のA−A'線に沿った断面図である。図3は、積層セラミックコンデンサ10の図1のB−B'線に沿った断面図である。
積層セラミックコンデンサ10は、素体11と、第1外部電極14と、第2外部電極15と、を具備する。
素体11は、典型的には、Y軸方向を向いた2つの側面と、Z軸方向を向いた2つの主面と、を有する。素体11の各面を接続する稜部は面取りされている。なお、素体11の形状はこのような形状に限定されない。例えば、素体11の各面は曲面であってもよく、素体11は全体として丸みを帯びた形状であってもよい。
外部電極14,15は、素体11のX軸方向両端面を覆い、X軸方向両端面に接続する4つの面に延出している。これにより、外部電極14,15のいずれにおいても、X−Z平面に平行な断面及びX−Y軸に平行な断面の形状がU字状となっている。
素体11は、積層部16と、サイドマージン部17と、接合部18と、を有する。
積層部16は、X−Y平面に沿って延びる平板状の複数のセラミック層がZ軸方向に積層された構成を有する。
サイドマージン部17は、積層部16のY軸方向を向いた両側面の全領域をそれぞれ覆っている。接合部18は、積層部16と各サイドマージン部17との間にそれぞれ設けられている。つまり、各サイドマージン部17はそれぞれ、接合部18を介して積層部16の両側面に接合されている。
積層部16は、容量形成部19と、カバー部20と、を有する。
容量形成部19は、複数の第1内部電極12と、複数の第2内部電極13と、を有する。内部電極12,13は、複数のセラミック層の間に、Z軸方向に沿って交互に配置されている。第1内部電極12は、第1外部電極14に接続され、第2外部電極15から絶縁されている。第2内部電極13は、第2外部電極15に接続され、第1外部電極14から絶縁されている。
カバー部20は、容量形成部19のZ軸方向上下面をそれぞれ覆っている。カバー部20には、内部電極12,13が設けられていない。
このように、素体11において、容量形成部19の外部電極14,15が設けられたX軸方向両端面以外の面がサイドマージン部17及びカバー部20によって覆われている。サイドマージン部17及びカバー部20は、主に、容量形成部19の周囲を保護し、内部電極12,13の絶縁性を確保する機能を有する。
内部電極12,13は、それぞれ導電性材料からなり、積層セラミックコンデンサ10の内部電極として機能する。当該導電性材料としては、例えばニッケル(Ni)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、銀(Ag)、金(Au)、又はこれらの合金を含む金属材料が用いられる。
容量形成部19は、誘電体セラミックスによって形成されている。容量形成部19では、第1内部電極12と第2内部電極13との間の各セラミック層の容量を大きくするため、セラミック層を構成する材料として高誘電率の材料が用いられる。容量形成部19のセラミック層を構成する材料としては、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO)系材料の多結晶体、つまりバリウム(Ba)及びチタン(Ti)を含むペロブスカイト構造の多結晶体を用いることができる。
サイドマージン部17及びカバー部20も、誘電体セラミックスによって形成されている。サイドマージン部17及びカバー部20を形成する材料は、絶縁性セラミックスであればよいが、容量形成部19のセラミック層と同様の誘電体セラミックスを用いることより素体11における内部応力が抑制される。
上記の構成により、積層セラミックコンデンサ10では、第1外部電極14と第2外部電極15との間に電圧が印加されると、第1内部電極12と第2内部電極13との間の複数のセラミック層に電圧が加わる。これにより、積層セラミックコンデンサ10では、第1外部電極14と第2外部電極15との間の電圧に応じた電荷が蓄えられる。
なお、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ10は、サイドマージン部17及び接合部18を備えていればよく、その他の構成について適宜変更可能である。例えば、内部電極12,13の枚数は、積層セラミックコンデンサ10に求められるサイズや性能に応じて、適宜決定可能である。
また、図2,3では、内部電極12,13の対向状態を見やすくするために、内部電極12,13の枚数をそれぞれ4枚に留めている。しかし、実際には、積層セラミックコンデンサ10の容量を確保するために、より多くの内部電極12,13が設けられている。
[接合部18の構成]
上記のとおり、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ10では、サイドマージン部17が、接合部18を介して積層部16に接合されている。
接合部18では、積層部16及びサイドマージン部17よりもケイ素(Si)の含有量が多い。接合部18は、典型的には、積層部16やサイドマージン部17と同様の組成の誘電体セラミックスの多結晶体と、ケイ素を主成分とするガラス相Gと、により構成されている。
なお、接合部18には、必要に応じて、誘電体セラミックス及びガラス相G以外の成分が含まれていてもよい。また、積層部16及びサイドマージン部17にも、接合部18より少量のケイ素が含まれていてもよい。
図4は、積層セラミックコンデンサ10の図3の一点鎖線で囲んだ領域Pの微細組織を模式的に示す図である。積層セラミックコンデンサ10の断面の微細組織は、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)によって観察することができる。
積層部16の容量形成部19では、実質的に均一な誘電体セラミックスの多結晶体からなるセラミック層を介して内部電極12,13がZ軸方向に積層された組織が見られる。
サイドマージン部17では、実質的に均一な誘電体セラミックスの多結晶体の組織が見られる。
接合部18では、誘電体セラミックスの多結晶体の粒界にガラス相Gが偏在した組織が見られる。
なお、実際には、積層部16のセラミック層と接合部18との界面や、サイドマージン部17と接合部18との界面は、視認できない場合がある。
接合部18のガラス相Gは、典型的には、図4に示すように粒状に偏在している。しかし、接合部18のガラス相Gの大きさは任意である。
例えば、ガラス相Gが視認困難な程度に小さく、接合部18が実質的に均一な微細組織に見えても構わない。この場合にも、接合部18のケイ素の含有量が、積層部16及びサイドマージン部17のケイ素の含有量が多ければ、接合部18におけるガラス相Gの存在を推認することができる。
本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ10では、焼成時における接合部18の作用により、サイドマージン部17の積層部16に対する高い接合性を得ることができる。この接合部18の作用については、以下の積層セラミックコンデンサ10の製造方法の項目において詳述する。
なお、接合部18において上記の作用を良好に得るために、接合部18の厚さは0.5μm以上であることが好ましい。また、積層セラミックコンデンサ10の形状や性能を良好に維持するために、接合部18の厚さは5μm以下であることが好ましい。
更に、接合部18において上記の作用を良好に得るために、接合部18のガラス相Gには、主成分のケイ素の他に、例えば、バリウム(Ba)、マンガン(Mn)、マグネシウム(Mg)、ホウ素(B)、バナジウム(V)、ホルミウム(Ho)、アルミニウム(Al)、カルシウム(Ca)、亜鉛(Zn)、カリウム(K)、錫(Sn)、ジルコニウム(Zr)などの副成分が含まれていることが好ましい。
[積層セラミックコンデンサ10の製造方法]
図5は、積層セラミックコンデンサ10の製造方法を示すフローチャートである。図6〜10は、積層セラミックコンデンサ10の製造過程を示す図である。以下、積層セラミックコンデンサ10の製造方法について、図5に沿って、図6〜10を適宜参照しながら説明する。
(ステップS01:セラミックシート準備工程)
ステップS01では、容量形成部19を形成するための第1セラミックシート101及び第2セラミックシート102と、カバー部20を形成するための第3セラミックシート103と、を準備する。セラミックシート101,102,103は、未焼成の誘電体グリーンシートとして構成され、例えば、ロールコーターやドクターブレードを用いてシート状に成形される。
図6は、セラミックシート101,102,103の平面図である。この段階では、セラミックシート101,102,103は各積層セラミックコンデンサ10ごとに切り分けられていない。図6には、各積層セラミックコンデンサ10ごとに切り分ける際の切断線Lx,Lyが示されている。切断線LxはX軸に平行であり、切断線LyはY軸に平行である。
図6に示すように、第1セラミックシート101には第1内部電極12に対応する未焼成の第1内部電極112が形成され、第2セラミックシート102には第2内部電極13に対応する未焼成の第2内部電極113が形成されている。なお、カバー部20に対応する第3セラミックシート103には内部電極が形成されていない。
内部電極112,113は、任意の導電性ペーストを用いて形成することができる。導電性ペーストによる内部電極112,113の形成には、例えば、スクリーン印刷法やグラビア印刷法を用いることができる。
内部電極112,113は、切断線Lyによって仕切られたX軸方向に隣接する2つの領域にわたって配置され、Y軸方向に帯状に延びている。第1内部電極112と第2内部電極113とでは、切断線Lyによって仕切られた領域1列ずつX軸方向にずらされている。つまり、第1内部電極112の中央を通る切断線Lyが第2内部電極113の間の領域を通り、第2内部電極113の中央を通る切断線Lyが第1内部電極112の間の領域を通っている。
(ステップS02:積層工程)
ステップS02では、ステップS01で準備したセラミックシート101,102,103を積層することにより積層シート104を作製する。
図7は、ステップS02で得られる積層シート104の斜視図である。図7では、説明の便宜上、セラミックシート101,102,103を分解して示している。しかし、実際の積層シート104では、セラミックシート101,102,103が静水圧加圧や一軸加圧などにより圧着されて一体化される。これにより、高密度の積層シート104が得られる。
積層シート104では、容量形成部19に対応する第1セラミックシート101及び第2セラミックシート102がZ軸方向に交互に積層されている。
また、積層シート104では、交互に積層されたセラミックシート101,102のZ軸方向上下面にカバー部20に対応する第3セラミックシート103が積層される。なお、図7に示す例では、第3セラミックシート103がそれぞれ3枚ずつ積層されているが、第3セラミックシート103の枚数は適宜変更可能である。
(ステップS03:切断工程)
ステップS03では、ステップS02で得られた積層シート104を回転刃や押し切り刃などによって切断することにより未焼成の積層チップ116を作製する。
図8は、ステップS03の後の積層シート104の平面図である。積層シート104は、保持部材Cに固定された状態で、切断線Lx,Lyに沿って切断される。これにより、積層シート104が個片化され、積層チップ116が得られる。このとき、保持部材Cは切断されておらず、各積層チップ116は保持部材Cによって接続されている。
図9は、ステップS03で得られる積層チップ116の斜視図である。積層チップ116には、未焼成の容量形成部119及びカバー部120が形成されている。積層チップ116では、切断面であるY軸方向を向いた両側面に未焼成の内部電極112,113が露出している。
(ステップS04:サイドマージン部形成工程)
ステップS04では、ステップS03で得られた積層チップ116に未焼成のサイドマージン部117及び接合部118を設けることにより、未焼成の素体111を作製する。
ステップS04では、積層チップ116の両側面にサイドマージン部117及び接合部118を設けるために、テープなどの保持部材の貼り替えなどにより積層チップ116の向きが適宜変更される。
特に、ステップS04では、ステップS03における積層チップ116の切断面であるY軸方向を向いた両側面にサイドマージン部117及び接合部118が設けられる。このため、ステップS04では、予め保持部材Cから積層チップ116を剥がし、積層チップ116の向きを90度回転させておくことが好ましい。
図10は、ステップS04によって得られる未焼成の素体111の斜視図である。
サイドマージン部117は、セラミックシート101,102,103と同様の組成で、所定の厚さに成形されたシートとして用意される。セラミックシート101,102,103の組成は、所定の誘電体セラミックスの仕込み組成として決定される。
接合部118は、セラミックシート101,102,103の組成にケイ素成分(例えば二酸化ケイ素)を添加した組成で、所定の厚さに成形されたシートとして用意される。
そして、サイドマージン部117が接合部118を介して積層チップ116の側面に貼り付けられる。
ステップS04では、例えば、積層チップ116の側面に接合部118を貼り付けた後に、接合部118上にサイドマージン部117を貼り付けることができる。また、サイドマージン部117及び接合部118は、例えば、PETフィルム上で貼り合わされた後に、一体として積層チップ116の側面に貼り付けられてもよい。
また、ステップS04では、サイドマージン部117及び接合部118をシート状に成形せずに、塗布やディップによりサイドマージン部117及び接合部118で積層チップ116の側面をコーティングしてもよい。つまり、積層チップ116の側面を接合部118でコーティングした後に、接合部118をサイドマージン部117でコーティングしてもよい。
更に、ステップS04では、上記を組み合わせて、例えば、接合部118で積層チップ116の側面をコーティングした後に、接合部118上にシート状のサイドマージン部117を貼り付けてもよい。また、積層チップ116の側面にシート状の接合部118を貼り付けた後に、接合部118をサイドマージン部117でコーティングしてもよい。
サイドマージン部117及び接合部118が設けられた積層チップ116の側面では、サイドマージン部117及び接合部118から押圧力を受けることによりセラミック層の剥離が発生しやすい。このため、ステップS04では、未焼成の素体111に静水圧加圧や一軸加圧などの高密度化のための処理を行わないことが好ましい。
(ステップS05:焼成工程)
ステップS05では、ステップS04で得られた未焼成の素体111を焼成して焼結させることにより、図1〜3に示す積層セラミックコンデンサ10の素体11を作製する。つまり、ステップS05により、積層チップ116が積層部16になり、サイドマージン部117がサイドマージン部17になり、接合部118が接合部18になる。
ステップS05における素体111の焼成温度は、積層チップ116及びサイドマージン部117の焼結温度に基づいて決定することができる。例えば、誘電体セラミックスとしてチタン酸バリウム系材料を用いる場合には、素体111の焼成温度は1000〜1300℃程度とすることができる。また、焼成は、例えば、還元雰囲気下、又は低酸素分圧雰囲気下において行うことができる。
ここで、積層チップ116とサイドマージン部117とで焼結時の収縮挙動が完全に一致している場合を想定する。この場合、積層チップ116に接合部118を設けることなく直接サイドマージン部117を設けても、サイドマージン部117の積層チップ116に対する高い接合性が得られる可能性が高い。
この点、積層チップ116及びサイドマージン部117では、相互に焼結時の収縮挙動が大きく異なることのないように、いずれにも同様の誘電体セラミックスが用いられている。
しかしながら、通常、積層チップ116とサイドマージン部117とで、焼結時の収縮挙動を完全に一致させることは困難である。つまり、積層チップ116とサイドマージン部117とでは、どうしても焼結時に収縮のタイミングや収縮量に若干の差が生じてしまう。
積層チップ116とサイドマージン部117とで焼結時の収縮挙動に差が生じる主な原因として、積層チップ116とサイドマージン部117とにおける密度の差が挙げられる。
つまり、上記のとおり、積層チップ116はステップS02の積層工程において高密度化されるのに対し、サイドマージン部117及び接合部118が設けられた素体111はステップS04において高密度化されない。このため、サイドマージン部117では、積層チップ116よりも密度が低くなる。
これにより、積層チップ116とサイドマージン部117とで、昇温速度に差が生じるため、収縮のタイミングにも差が生じる。また、サイドマージン部117では積層チップ116よりも空隙が多いため、積層チップ116とサイドマージン部117とでは収縮量にも差が生じる。
また、積層チップ116とサイドマージン部117とで焼結時の収縮挙動に差が生じる別の原因として、内部電極112,113の有無が挙げられる。
つまり、積層チップ116は内部電極112,113を有するのに対し、サイドマージン部117は内部電極を有さない。積層チップ116では、誘電体セラミックスと内部電極112,113とが同時に焼結するため、誘電体セラミックスのみからなるサイドマージン部117とは収縮挙動が異なる。
加えて、積層チップ116とサイドマージン部117とで焼結時の収縮挙動に差が生じる更に別の原因として、組成の違いが挙げられる。
つまり、サイドマージン部117では、例えば機械的強度を向上させるために、積層チップ116とは異なる組成が採用されることがある。より詳細に、サイドマージン部117では、積層チップ116に含まれない元素が添加されたり、積層チップ116とは異なる組成比とされたりする場合がある。このような場合には、積層チップ116とサイドマージン部117とでは、誘電体セラミックス自体の焼結温度に差が生じるため、焼結時の収縮挙動に差が生じる。
本実施形態では、このように積層チップ116とサイドマージン部117との間に生じる焼結時の収縮挙動の差を緩和するために、積層チップ116とサイドマージン部117との間に接合部118が設けられる。
上記のとおり、接合部118では、誘電体セラミックスの仕込み組成にケイ素成分が添加されている。したがって、焼成時の接合部118では、積層チップ116及びサイドマージン部117と同様に、誘電体セラミックスの焼結が起こる。
この一方で、焼成時の接合部118では、ケイ素成分の作用によって、ケイ素を含む溶融相が生成される。接合部118において、溶融相は、誘電体セラミックスの多結晶体の粒界や空隙に吐き出される。典型的には、誘電体セラミックスの多結晶体の粒界や空隙に吐き出された溶融相は相互に凝集することにより粒状体を形成する。
接合部118におけるケイ素成分の融点が焼成温度より高い場合には、ケイ素成分が焼成温度より低融点となるように周囲の副成分を取り込みながら溶融相を生成する。一例として、ケイ素成分として融点が約1650℃である二酸化ケイ素を用いる場合には、ケイ素成分が1300℃より低融点となるように副成分を取り込む。
溶融相に取り込まれる副成分は、予め接合部118に含まれていても、積層チップ116やサイドマージン部117から拡散により供給されてもよい。
溶融相に取り込まれる副成分としては、例えば、バリウム、マンガン、マグネシウム、ホウ素、バナジウム、ホルミウム、アルミニウム、カルシウム、亜鉛、カリウム、錫、ジルコニウムが挙げられる。特に、誘電体セラミックスとしてチタン酸バリウム系材料を用いる場合には、副成分として誘電体セラミックスに豊富に含まれるバリウムを利用することができる。
なお、ケイ素成分が、例えば予め上記の副成分を含むことにより、融点が充分に低い場合には、ケイ素成分に対して更に副成分が供給される必要がない。
焼成時の接合部118は、誘電体セラミックスの多結晶体の粒界や空隙に溶融相が存在していることにより、柔軟に変形可能な状態となっている。
したがって、接合部118は、積層チップ116及びサイドマージン部117のそれぞれ収縮挙動に応じて自由に変形可能である。このため、焼成時において、積層チップ116とサイドマージン部117とで収縮の度合いに差が生じても、積層チップ116とサイドマージン部117とが相互に応力を及ぼし合わない。したがって、積層部16とサイドマージン部17との間においてクラックや剥離が発生することを防止することができる。
このように、積層チップ116及びサイドマージン部117では、接合部118によって相互に良好な接続が保たれつつ焼結が完了する。これにより、焼結後の素体11では、サイドマージン部17の積層部16に対する高い接合性が得られる。
また、焼成時の接合部118において空隙が溶融相で充填されるため、焼成後の接合部118では空隙が少ない組織が得られる。これにより、積層セラミックコンデンサ10では、高い耐湿性が得られる。
焼成後の素体11では、焼成時に接合部118で生成された溶融相が凝固して図4に示されるガラス相Gとなる。
ガラス相Gの大きさは、焼成時の接合部118における溶融相の凝集の進行の度合いに応じて変化する。つまり、溶融相の凝集が進行するほどガラス相Gが大きく成長し、溶融相の凝集が進行しなければガラス相Gが小さく留まる。特に、溶融相の凝集がほとんど進行しない場合には、微細組織観察において視認困難な程度にガラス相Gが小さく、接合部18が実質的に均一な微細組織に見える場合もありうる。
上記のような焼成時における接合部118の作用を充分に得るために、接合部118の厚さは、焼成後の接合部18の厚さが0.5μm以上となるように設定されることが好ましい。
この一方で、ケイ素の含有量が多い接合部118では、積層チップ116及びサイドマージン部117と焼結時の収縮率が大きく異なるため、接合部118の焼結時の収縮挙動が素体11の形状に影響を及ぼさないことが好ましい。また、ケイ素の含有量が多い接合部118が厚いと、積層チップ116へのケイ素の拡散が生じやすく、これにより積層チップ116の各層における容量が低下してしまう。
これらの観点から、接合部118の厚さは充分に薄いことが好ましく、具体的には、焼成後の接合部18の厚さが5μm以下となるように設定されることが好ましい。
(ステップS06:外部電極形成工程)
ステップS06では、ステップS05で得られた素体11に外部電極14,15を形成することにより、図1〜3に示す積層セラミックコンデンサ10を作製する。
ステップS06では、まず、素体11の一方のX軸方向端面を覆うように未焼成の電極材料を塗布し、素体11の他方のX軸方向端面を覆うように未焼成の電極材料を塗布する。塗布された未焼成の電極材料を、例えば、還元雰囲気下、又は低酸素分圧雰囲気下において焼き付け処理を行って、素体11に下地膜を形成する。そして、素体11に焼き付けられた下地膜の上に、中間膜及び表面膜を電界メッキなどのメッキ処理で形成して、外部電極14,15が完成する。
なお、上記のステップS06における処理の一部を、ステップS05の前に行ってもよい。例えば、ステップS05の前に未焼成の素体111のX軸方向両端面に未焼成の電極材料を塗布し、ステップS05において、未焼成の素体111を焼結させると同時に、未焼成の電極材料を焼き付けて外部電極14,15の下地膜を形成してもよい。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、積層セラミックコンデンサ10では、容量形成部19がZ軸方向に複数に分割して設けられていてもよい。この場合、各容量形成部19において内部電極12,13がZ軸方向に沿って交互に配置されていればよく、容量形成部19が切り替わる部分において第1内部電極12又は第2内部電極13が連続して配置されていてもよい。
10…積層セラミックコンデンサ
11…素体
12,13…内部電極
14,15…外部電極
16…積層部
17…サイドマージン部
18…接合部
19…容量形成部
20…カバー部

Claims (6)

  1. 第1方向に積層された複数のセラミック層と、前記複数のセラミック層の間に配置された内部電極と、を有する積層部と、
    前記第1方向に直交する第2の方向から前記積層部を覆うサイドマージン部と、
    前記積層部と前記サイドマージン部との間に配置され、前記複数のセラミック層及び前記サイドマージン部よりもケイ素の含有量が多い接合部と、
    を具備し、
    前記複数のセラミック層、前記サイドマージン部、及び前記接合部が、バリウム及びチタンを含むペロブスカイト構造の多結晶体で構成され、
    前記接合部では、前記多結晶体にケイ素を含むガラス相が偏在している
    積層セラミックコンデンサ。
  2. 請求項1に記載の積層セラミックコンデンサであって、
    前記接合部の厚さが、0.5μm以上5μm以下である
    積層セラミックコンデンサ。
  3. 請求項に記載の積層セラミックコンデンサであって、
    前記ガラス相が、バリウム、マンガン、マグネシウム、ホウ素、バナジウム、ホルミウム、アルミニウム、カルシウム、亜鉛、カリウム、錫、ジルコニウムの少なくとも1つを含む
    積層セラミックコンデンサ。
  4. 請求項に記載の積層セラミックコンデンサであって、
    記ガラス相が、バリウムを含む
    積層セラミックコンデンサ。
  5. 第1方向に積層された複数のセラミック層と、前記複数のセラミック層の間に配置された内部電極と、を有する未焼成の積層チップを用意し、
    前記第1方向に直交する第2の方向を向いた前記積層チップの側面に、サイドマージン部を、前記複数のセラミック層及び前記サイドマージン部よりもケイ素の含有量が多い接合部を介して設けることにより素体を作製し、
    前記素体を焼成し、
    前記複数のセラミック層、前記サイドマージン部、及び前記接合部が、バリウム及びチタンを含むペロブスカイト構造の誘電体セラミックスを主成分とする
    積層セラミックコンデンサの製造方法。
  6. 請求項に記載の積層セラミックコンデンサの製造方法であって、
    前記素体を焼成することは、前記接合部にケイ素を含む溶融相を生成させることを含む
    積層セラミックコンデンサの製造方法。
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