JP6413700B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は固体撮像装置に関する。
近年、デジタルカメラや携帯電話機等のカメラ付き電子機器の小型化の進展、及び固体撮像装置の多画素化に対する要望に伴い、固体撮像装置における画素の微細化が進展している。
固体撮像装置は、たとえば、複数の画素が水平方向と垂直方向とにおいてマトリクス状に配置された撮像領域が、半導体基板の面に設けられている。この撮像領域で被写体像による光を受光して、信号電荷を生成する光電変換部が各画素に対応して複数形成されている。たとえば、フォトダイオードがこの光電変換部として形成されているものとして挙げられる。
この光電変換部の上方には、各画素に対応するようにカラーフィルタ層が設けられており、このカラーフィルタ層によって着色された光を、光電変換部が受光するように構成されている。カラーフィルタ層は、例えば赤、緑、青の3原色の着色層となっており、3原色の着色層が、画素マトリクスに合わせて、例えばベイヤー配列で配置されて所定の色パターンが形成される。
また、カラーフィルタ層の上方においては、各画素に対応してマイクロレンズが設けられており、このマイクロレンズによって集光された光が、カラーフィルタ層を介して、光電変換部へ入射するように構成されている。
固体撮像装置の画素微細化の進展に合せて、カラーフィルタ層のパターニング寸法についても同様に微細化していく必要がある。また、微細化に伴い1画素あたりの受光感度特性の低下や、隣接画素から入射されるノイズ割合の増加などが問題となる。そのため、カラーフィルタ層においては分光透過率の改善と、薄膜化を同時に進展していくことが求められている。
カラーフィルタとしての分光特性を維持又は改善しながら、薄膜化を進めるためにはカラーフィルタ層を形成する固形分のうちの顔料比率を高め、その他の固形分比率を減らす必要が生じる。このとき、減らすこととなる成分は、フォトリソグラフィに関わる成分や色材の分散安定化に関わる成分となる。
しかし、フォトリソグラフィ成分の減量は微細化により難易度が上がっているパターニング性をさらに難しくするという問題がある。また、色材の分散安定化成分の減量は、画素サイズの微細化により認識される欠陥サイズがより小さくなる中で、着色顔料粒径の微細化を困難にするだけでなく、分散安定性の低下による凝集物の発生が伴い、欠陥増加という問題を生じる。
カラーフィルタ層の薄膜化が困難であるため、カラーフィルタ層をマイクロレンズ形状に加工して、カラーフィルタ層とマイクロレンズを同一膜で形成する方法にて全体の膜を薄くする方法が特許文献1において提案されている。しかし、そのような方法では、カラーフィルタ層中央部を通る光と、カラーフィルタ層端部を通る光で光路長に差が生じ、分光特性が劣化してしまう問題があった。
特開平5−206429号公報
本発明は、前記問題を鑑みてなされたものであり、固体撮像素子の光電変換部で受光される光の分光特性を維持又は改善しながら、画素の微細化に合せ、カラーフィルタ層の微細化及び薄膜化を、低欠陥で実現した固体撮像装置を提供することを目的としている。
課題を解決するため、本発明の一態様は、複数の画素が集積されてなる固体撮像装置であって、半導体基板に前記画素ごとに区分して形成された光電変換部と、前記光電変換部の上方に形成されて複数の色パターンのカラーフィルタ層と、前記画素ごとに前記カラーフィルタ層上に形成されたマイクロレンズとを有し、前記カラーフィルタ層の色パターンのうちの特定の色に対応するカラーフィルタ層を第1カラーフィルタ層と定義した場合、その第1カラーフィルタ層の上方に形成されるマイクロレンズである第1マイクロレンズは、前記第1カラーフィルタ層と同色又は類似色の色材を第1カラーフィルタ層よりも少ない濃度で含むことを特徴とする。
本発明によれば、特定の色に対応するカラーフィルタ層の上方に形成されるマイクロレンズに対し、カラーフィルタ層に合せた着色成分を適量加えた材料を用いることで、光電変換部で受光される光の分光特性を維持又は改善しながら画素の微細化に合せ、カラーフィルタ層の微細化及び薄膜化を、低欠陥で実現することが可能となる。
固体撮像装置の画素配置図の一例を示す説明図である。 本発明に基づく実施形態に係る固体撮像装置の断面の概略図である。 第1マイクロレンズの分光透過率の一例を示す説明図である。 第1マイクロレンズと第1カラーフィルタを透過した光の分光透過率の一例を示す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に固体撮像装置の画素配置図の一例を示す。図1に示す画素配置図の画素配列は、ベイヤー配列となっており、画素10(A)、画素10(B)、画素10(C)に3原色のカラーフィルタがそれぞれの画素に対応して配置されている構造をとることができる。尚、色パターンを構成する色は、3原色に限定されない。そして、カラーフィルタ層の色パターンのうちの特定の色に対応するカラーフィルタ層を第1カラーフィルタ層とする。本実施形態の説明では、カラーフィルタ層の中で最初に形成される画素を、画素10(A)とし、その画素10(A)を第1カラーフィルタ層とする。そして、本実施形態では、第1カラーフィルタ層の色を緑とした場合について説明を行う。
ここで、本実施形態では、第1カラーフィルタ層を画素10(A)とし、その色が緑色の場合(緑色光を透過するカラーフィルタ層の場合)の組み合わせで説明を行うが、画素配列や第1カラーフィルタ層14aの色については、この限りではない。
また以下の説明において、第1カラーフィルタ層14a以外のカラーフィルタ層を第2カラーフィルタ層14bと呼ぶ。
図2に、図1で示したA―A’線で切断した、本実施形態の固体撮像装置200におけるカラーフィルタ層14とマイクロレンズ16の断面図について示す。
図2に示すように、半導体基板11には受光素子(光電変換部)としてCMOSやCCDからなるフォトダイオード12が形成され、半導体基板11の表面にはシリコン酸化膜またはシリコン窒素酸化膜(図示せず)が形成されている。半導体基板11上には透明樹脂からなる平坦化層(PL)13が形成されている。フォトダイオード12に対応して、平坦化層(PL)13上には、顔料や染料などの色材を分散させた透明樹脂からなる、カラーフィルタ層14が形成されている。これらのカラーフィルタ層14上に透明樹脂からなる平滑化層(FL)15が形成され、その上にフォトダイオード12に対応してマイクロレンズ16が形成されている。
従来の固体撮像装置においては、カラーフィルタ層の上方に形成されるマイクロレンズは全ての画素において、同様の分光特性を持つように形成されている。これに対し、本実施形態においては、カラーフィルタ層の色パターンに応じて、カラーフィルタ層14の上方に形成される各マイクロレンズ16の分光特性を変化させている。
すなわち、第1カラーフィルタ層14aの上方に形成される第1マイクロレンズ16aは、第1カラーフィルタ層14aの中に含まれる色材と同色又は類似色の色材を第1カラーフィルタ層14aよりも少ない濃度で含んだ構成となっている。
ここで、従来の構成では、緑の分光特性はカラーフィルタ層によってのみ得られていた。しかし、画素寸法が1.2μm以下、カラーフィルタ層膜厚が0.8μm以下と、微細化、薄膜化が進む中で、カラーフィルタ層中の顔料比率の上昇に伴い、カラーレジスト中のパターニング成分の減量や、顔料分散剤の減量が必要となり、カラーフィルタ層において所望のパターン形状を得ることを難しくなり、さらに分散性の悪化による顔料凝集物の発生など不良が増加する問題も生じていた。
特に、カラーフィルタ層の中で最初に形成される第1カラーフィルタ層14aは、膜剥がれが生じやすく、パターン形状制御も難しいなどパターニングに大きな問題を持っていた。良好なパターニングを得るために、分散剤などの量の低減を実施した場合、顔料凝集物の増加など別の問題を生じるため、パターニングの改善は容易ではなかった。
本実施形態ではカラーフィルタ層の中で最初に形成される第1カラーフィルタ層14aの上方に形成される第1マイクロレンズ16aにおいて、第1カラーフィルタ層14aの中に含まれる色材と同色又は類似色の色材を含ませることにより、第1カラーフィルタ層14aの分光特性を補助し、カラーフィルタ層14a中の色材濃度を低減し、第1カラーフィルタ層14aを形成する際に用いられるカラーレジストの固形分中のフォトリソ成分と分散成分を最適量まで処方することで、受光される光の分光特性を維持又は改善しながら画素の微細化にあわせ、カラーフィルタ層の微細化及び薄膜化を、低欠陥で実現することが可能となる。
第1マイクロレンズ16aを形成する材料中に含ませる色材濃度は、多いほど第1カラーフィルタ層14aのプロセスマージンを広げることができるが、多すぎるとマイクロレンズ表面の荒れを生じ、またパターニング性の悪化や残渣の原因となるため、適量に抑える必要がある。
そのため、例えば第1カラーフィルタ層14aが緑色光を透過するカラーフィルタ層の場合には、第1マイクロレンズ16aの分光透過率は、第2マイクロレンズ14bに対して、マイクロレンズ中央を垂直に入射した光の分光透過率が波長450nmにおいて20〜70%低く、波長650nmにおい10〜60%低くなる程度が材料中の色材量の目安となり、この範囲となることが好ましい。
例えば第1カラーフィルタ層14aが赤色光を透過するカラーフィルタ層の場合には、第1マイクロレンズ16aの分光透過率は、第2マイクロレンズ14bに対して、マイクロレンズ中央を垂直に入射した光の分光透過率が波長450nmにおいて20〜70%低く、波長550nmにおいて20〜70%低くなる程度が材料中の色材量の目安となり、この範囲となることが好ましい。
例えば第1カラーフィルタ層14aが青色光を透過するカラーフィルタ層の場合には、第1マイクロレンズ16aの分光透過率は、第2マイクロレンズ14bに対して、マイクロレンズ中央を垂直に入射した光の分光透過率が波長550nmにおいて10〜60%低く、波長650nmにおいて10〜60%低くなる程度が材料中の色材量の目安となり、この範囲となることが好ましい。
図3に第1カラーフィルタ層14aとして緑色光を透過するカラーフィルタ層を適用した場合に、第1マイクロレンズ16aの中央を垂直に入射した光の分光透過率の一例を示す。図4に第1カラーフィルタ層14aに緑色光を透過するカラーフィルタ層を適用した場合に、第1マイクロレンズ16a中央を垂直に入射し、第1カラーフィルタ層14aも通過後の分光透過率の一例を示す。図3の第1マイクロレンズ16aにおける緑の分光特性を通過することで、最終的に得られる、図4の分光特性を得るに当たり、第1カラーフィルタ層14a中の色材濃度を低下させることができている。
また、第1マイクロレンズ16aの色材濃度を、第1カラーフィルタ14aの色材濃度に比べ低くし前記範囲とすることにより、以下の効果も得ることが可能となる。
第1マイクロレンズ14aの中央よりも端部に入射した光は、中央を入射した光に比べ、第1マイクロレンズ16aを通過する光路長が短くなり、分光の補助効果が弱くなるが、マイクロレンズ端部の光は、中央を入射した光に比べ、第1カラーフィルタ層14a中を斜めに進むことで第1カラーフィルタ層14a中での光路長が伸びる。第1マイクロレンズ16aの色材濃度を前記範囲にて調整することで、第1マイクロレンズ16aへの入射位置による分光特性への差異は軽微となる。
尚、第1マイクロレンズ16aの中央部の膜厚は0.1μm〜1.0μmであることが望ましい。
本実施形態における色材は、従来用いられている有機顔料や染料等を好適に選択可能である。有機顔料を用いる場合、顔料の平均粒子径は20nm〜100nmであることが望ましい。また、顔料の平均粒子径は20nm〜40nmであることが、光散乱性の改善の面からより望ましい。
本実施形態における画素寸法は1.2μm以下の場合において効果的である。また、第1カラーフィルタ層14aの膜厚は0.8μm以下の場合において、より効果的である。
カラーフィルタ層の形成、マイクロレンズの形成には、従来用いられているフォトリソグラフィ法、エッチング法、印刷法をはじめとした製造方法の適応が可能である。またカラーフィルタ層の材料及びマイクロレンズの材料には従来用いられている、ネガ型レジスト処方、ポジ型レジスト処方が適応可能である。
次に、本発明に基づき実施例について説明する。
〈実施例1〉
受光素子(光電変換部)としてCMOSからなるフォトダイオードが複数ベイヤー配列となるように配置され、半導体基板の表面にはシリコン酸化膜が形成されている半導体基板を用いる。受光素子の画素の周期は1.1μmである。
スピンコート法により、アクリル系、スチレン系、エポキシ系等の透明樹脂からなる膜を形成後、200℃で10分の焼成処理を行い、平坦化膜を形成する。平坦化膜の膜厚は70nmであった。
続いてスピンコート法により緑の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。その後焼成処理を行い、第1カラーフィルタ層を形成する。膜厚は0.59μm、線幅は1.096μmであった。
第1カラーフィルタ層14aのパターン形状は良好で、画素中に見られる残渣面積も0.7%、0.3μm〜1μmの凝集物の発生数も100μm×100μmの範囲に1個以下と良好な結果が得られた。
このとき緑の分光を持つネガ型顔料分散レジストの固形分中の顔料比率は53.3%、フォトリソ成分は21.4%、分散成分は25.3とした。
続いてスピンコート法により赤の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。その後焼成処理を行い、第2のカラーフィルタ層14bを形成する。膜厚は0.62μm、線幅は1.104μmであった。
続いてスピンコート法により青の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。その後焼成処理を行い、第3のカラーフィルタ層14bを形成する。膜厚は0.60μm、線幅は1.104μmであった。
これら3色の画素上に平坦化効果を持ち、かつ、紫外線吸収剤を含有する熱硬化タイプのアクリル樹脂をスピンコート法にて塗布し、焼成処理を行い、膜厚およそ1.5μmで塗布形成した。
続いて第1マイクロレンズ16aを形成するために、スピンコート法により緑の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。ここではフォトマスクにはグレートーンマスクを用い、レンズの中央部分の透過光が最も強く、レンズ端部になるほど透過光が弱くなるように同心円状に階調をつけたマスクパターンを用いて形成を行った。その後焼成処理を行い、第1マイクロレンズを形成する。形成されたマイクロレンズのトップ部分の膜厚は0.42μmであった。
このとき第1マイクロレンズ16aに用いた緑の分光を持つレジストネガ型顔料分散レジストの固形分中の顔料比率は14.8%、フォトリソ成分は59.9%、分散成分は25.3%とした。
続いて赤と青のカラーフィルタ層の上方に第2マイクロレンズ16bを形成するために、スピンコート法によりネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。ここではフォトマスクにはグレートーンマスクを用い、レンズの中央部分の透過光が最も強く、レンズ端部になるほど透過光が弱くなるように同心円状に階調をつけたマスクパターンを用いて形成を行った。その後焼成処理を行い、第2マイクロレンズを形成する。形成された第2マイクロレンズ16bのトップ部分の膜厚は0.42μmであった。
第1マイクロレンズ16aの表面粗さは良好で、残渣も無く、形状も狙いの凸形状を得ることができた。
〈比較例1〉
受光素子としてCMOSからなるフォトダイオードが複数ベイヤー配列となるように配置され、半導体基板の表面にはシリコン酸化膜が形成されている半導体基板を用いる。受光素子の画素の周期は1.1μmである。
スピンコート法により、アクリル系、スチレン系、エポキシ系等の透明樹脂からなる膜を形成後、200℃で10分の焼成処理を行い、平坦化膜を形成する。平坦化膜の膜厚は70nmであった。
続いてスピンコート法により緑の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。その後焼成処理を行い、第1カラーフィルタ層を形成する。膜厚は0.60μm、線幅は1.19μmであった。
第1カラーフィルタ層のパターン形状は矩形パターンの直進性が悪くギザギザした状態であり、画素中に見られる残渣面積も9.4%と悪い結果となった。0.3μm〜1μmの凝集物の発生数は100μm×100μmの範囲に1個以下と良好な結果が得られた。
このとき緑のネガ型顔料分散レジストの固形分中の顔料比率は62.1%、フォトリソ成分は12.6%、分散成分は25.3であった。
続いてスピンコート法により赤の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。その後焼成処理を行い、カラーフィルタ層を形成する。膜厚は0.62μm、線幅は1.01μmであった。
続いてスピンコート法により青の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。その後焼成処理を行い、第1カラーフィルタ層を形成する。膜厚は0.60μm、線幅は1.01μmであった。
これら3色の画素上に平坦化効果を持ち、かつ、紫外線吸収剤を含有する熱硬化タイプのアクリル樹脂をスピンコート法にて塗布し、焼成処理を行い、膜厚およそ1.5μmで塗布形成した。
続いて赤と緑と青のカラーフィルタ層の上方にマイクロレンズを形成するために、スピンコート法によりネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。ここではフォトマスクにはグレートーンマスクを用い、レンズの中央部分の透過光が最も強く、レンズ端部になるほど透過光が弱くなるように同心円状に階調をつけたマスクパターンを用いて形成を行った。その後焼成処理を行い、第1マイクロレンズを形成する。形成されたマイクロレンズのトップ部分の膜厚は0.42μmであった。
〈比較例2〉
受光素子としてCMOSからなるフォトダイオードが複数ベイヤー配列となるように配置され、半導体基板の表面にはシリコン酸化膜が形成されている半導体基板を用いる。受光素子の画素の周期は1.1μmである。
スピンコート法により、アクリル系、スチレン系、エポキシ系等の透明樹脂からなる膜を形成後、200℃で10分の焼成処理を行い、平坦化膜を形成する。平坦化膜の膜厚は70nmであった。
続いてスピンコート法により緑の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。その後焼成処理を行い、第1カラーフィルタ層を形成する。膜厚は0.60μm、線幅は1.104μmであった。
第1カラーフィルタ層のパターン形状は良好で、画素中に見られる残渣面積も1.1%と良好な結果を得られた。0.3μm〜1μmの凝集物の発生数については100μm×100μmの範囲に27個と欠陥が大量に発生する結果となった。
このとき緑のネガ型顔料分散レジストの固形分中の顔料比率は62.1%、フォトリソ成分は21.4%、分散成分は16.3であった。
続いてスピンコート法により赤の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。その後焼成処理を行い、カラーフィルタ層を形成する。膜厚は0.62μm、線幅は1.096μmであった。
続いてスピンコート法により青の分光を持つネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。その後焼成処理を行い、第1カラーフィルタ層を形成する。膜厚は0.60μm、線幅は1.096μmであった。
これら3色の画素上に平坦化効果を持ち、かつ、紫外線吸収剤を含有する熱硬化タイプのアクリル樹脂 をスピンコート法にて塗布し、焼成処理を行い、膜厚およそ1.5μmで塗布形成した。
続いて赤と緑と青のカラーフィルタ層の上方にマイクロレンズを形成するために、スピンコート法によりネガ型顔料分散レジストの塗布を行う。画素と位置合せを行った上でフォトマスクを介して露光を行い、その後アルカリ現像液により現像処理を行うことで、画素配列にあった所定のパターンが形成される。ここではフォトマスクにはグレートーンマスクを用い、レンズの中央部分の透過光が最も強く、レンズ端部になるほど透過光が弱くなるように同心円状に階調をつけたマスクパターンを用いて形成を行った。その後焼成処理を行い、第1マイクロレンズを形成する。形成されたマイクロレンズのトップ部分の膜厚は0.42μmであった。
100:固体撮像装置
200:固体撮像装置
10;固体撮像装置の画素
11:半導体基板
12:フォトダイオード(光電変換部)
13:平坦化層
14:カラーフィルタ層
14a:第1カラーフィルタ層
15:平滑化層
16:マイクロレンズ
16a:第1マイクロレンズ

Claims (7)

  1. 複数の画素が集積されてなる固体撮像装置であって、
    前記画素ごとに区分して半導体基板に形成された光電変換部と、前記光電変換部の上方に形成されて複数の色パターンのカラーフィルタ層と、前記画素ごとに前記カラーフィルタ層上に形成されたマイクロレンズとを有し、
    前記カラーフィルタ層の色パターンのうちの特定の色に対応するカラーフィルタ層を第1カラーフィルタ層と定義した場合、その第1カラーフィルタ層の上方に形成されるマイクロレンズである第1マイクロレンズは、前記第1カラーフィルタ層と同色又は類似色の色材を第1カラーフィルタ層よりも少ない濃度で含むことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記複数の色パターンは、緑色、青色、及び赤色を含み、
    前記第1カラーフィルタ層が緑色光を透過するカラーフィルタ層であり、
    赤色光、青色光を透過するカラーフィルタ層の上方に形成されるマイクロレンズに対して、前記第1マイクロレンズは、マイクロレンズ中央を垂直に入射した光の分光透過率が、波長450nmにおいて20%以上70%以下の範囲内で低く、波長650nmにおいて10%以上60%以下の範囲内で低いことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記複数の色パターンは、緑色、青色、及び赤色を含み、
    前記第1カラーフィルタ層が赤色光を透過するカラーフィルタ層であり、
    緑色光、青色光を透過するカラーフィルタ層の上方に形成されるマイクロレンズに対して、前記第1マイクロレンズは、マイクロレンズ中央を垂直に入射した光の分光透過率が、波長450nmにおいて20%以上70%以下の範囲内で低く、波長550nmにおいて20%以上70%以下の範囲内で低いことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記複数の色パターンは、緑色、青色、及び赤色を含み、
    前記第1カラーフィルタ層が青色光を透過するカラーフィルタ層であり、
    赤色光、青色光を透過するカラーフィルタ層の上方に形成されるマイクロレンズに対して、前記第1マイクロレンズは、マイクロレンズ中央を垂直に入射した光の分光透過率が、波長550nmにおいて10%以上60%以下の範囲内で低く、波長650nmにおいて10%以上60%以下の範囲内で低いことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記固体撮像装置の画素周期が1.2μm以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記固体撮像装置のカラーフィルタ層の膜厚が0.8μm以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記第1マイクロレンズの着色材が、平均粒子径40nm以下の微小顔料により形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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