JP6403387B2 - 容器の分別回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、簡単な構成によって容器の飲み残しの残液による汚損と分別機能の低下を防止し、スチ−ル缶とアルミ缶とペットボトルを正確に分別できるようにした、容器の分別回収装置に関する。
スチ−ル缶とアルミ缶を簡単な構成で分別できるものとして、投入口に連通する案内通路を傾斜して配置し、該案内通路の下端にガイド板を配置し、該ガイド板の円筒部の内側に永久磁石を配置し、投入口に投入したアルミ缶を案内通路に沿って滑落させ、直下に配置したアルミ缶の分別箱に落下させ、また投入口に投入したスチ−ル缶は、案内通路に沿って滑落後、ガイド板の内側に配置した磁石に吸着して、ガイド板の周面を下方に周回させ、直下に配置したスチ−ル缶の分別箱に落下させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記構造のものは、投入口にペットボトルが投入された場合、ペットボトルを識別できず、アルミ缶と一緒に分別箱に収容されてしまうという問題があり、また空き缶の飲み残しの残液がガイド板周面に付着したり、磁石の磁力のばらつきにより、強い磁力によって空き缶が落下せずにガイド板周面に残留し、後続の空き缶の移動を妨げて円滑な回収や回収が困難になり、または磁力の低下によってスチ−ル缶がガイド板周面に吸着されず、アルミ缶の分別箱に落下して混入して分別できなくなる等の問題があった。
このような問題を解決するものとして、空き容器が通過可能なパイプを傾斜して配置し、該パイプの対向位置に各一対の磁気センサと金属センサとを配置し、前記パイプの下部排出口側にアルミ分別板と鉄分別板とを離間して対向配置し、前記分別板の間に弾力を有する複数の分別条線を配置し、前記パイプ内をアルミ缶が通過したときは金属センサが感知し、アルミ分別板を所定角度回動させて斜状の滑落面を形成し、該滑落面に沿ってアルミ缶を滑落させ、直下に配置したアルミ缶収納箱に収容していた。
そして、前記パイプをスチ−ル缶が通過したときは磁気センサが感知し、鉄分別板を所定角度回動させて斜状の滑落面を形成し、該滑落面に沿ってスチ−ル缶を滑落させ、直下に配置したアルミ缶収納箱に収容していた。
更に、前記パイプ内をペットボトルや瓶が通過したときは、磁気センサや金属センサが感知せず、アルミ分別板と鉄分別板が立設状態を維持し、それらの間の分別条線に沿って移動させて、軽量のペットボトルは直進して外側のペットボトル収納箱に収容し、重い瓶は分別条線を広げ、その間から落下させて、瓶収納箱に収容するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかし、前記構造のものは、種々の空き容器を分別し得る一方、パイプに磁気センサと金属センサの配置を要し、また各センサの感知動作によってアルミ分別板や鉄分別板の回動を要するため、構造が複雑で高価になり、しかもアルミ分別板や鉄分別板の周辺および機台の直下に複数の収納箱を配置するため、収納箱の設置スペ−スが広くなり、装置が大形重量化する等の問題があった。
また、他の分別回収装置として、投入口から投入された投入物が回収対象であるか否かを判定する異物判定手段と、投入物の素材を判別する素材判別手段とを備え、異物判定手段として投入物の一定の移動領域内を撮影するカメラを設け、素材判別手段として近赤外スペクトル分析手段を有し、また回収対象の容器の形状を認識する形状認識手段と、投入物の外表面の色調を判別する色調判別手段とを備え、プラスティック容器を素材毎に分別するものがある(例えば、特許文献3参照)。
しかし、前記分別回収装置はプラスティック容器以外の他部材の容器を分別できず、またその回収には高価な異物判定手段や素材判別手段と、これらの複雑な制御手段を要するため、高価で使用が複雑になる問題があった。
このような問題を解決するものとして、分別回収箱の内側上部に分別装置を配置し、その直下にスチ−ル缶とアルミ缶、ペットボトル等を収容する複数の分別容器を配置し、前記分別装置は投入口に連通する誘導筒に金属センサを配置し、該センサによってスチ−ル缶またはアルミ缶を検出し、その信号を投入筒の下方に設けた回動板の駆動モ−タに出力し、回動板を回動して滑落中のアルミ缶を当接させて分別容器に落下している。
一方、投入筒の下端直下に永久磁石を内蔵した誘導筒を配置し、投入されたスチ−ル缶を誘導筒周面に吸着後、重力によってアルミ缶の分別容器に隣接する分別容器に落下させ、また金属センサに検出されないペットボトルは、回動板に設けた偏向板に当接させて直角に移動し、アルミ缶の分別容器の側方に隣接するペットボトルの分別容器に収容するようにしたものがある(例えば、特許文献4参照)。
しかし、前記分別回収装置は、空き缶の飲み残しの残液が誘導筒に付着したり磁石の磁力のばらつきによって、残液の粘着力や強い磁力によって空き缶が落下せずに誘導筒周面に残留し、後続の空き缶の移動を妨げて円滑な回収や回収が困難になり、また磁力の低下によってスチ−ル缶がガイド板周面に吸着されず、アルミ缶の分別箱に落下して混入して分別できなくなる等の問題があった。
特開平10−152206号公報 特開2004−275939号公報 特開2009−95718号公報 特開2010−247950号公報
本発明はこのような問題を解決し、簡単な構成によって容器の飲み残しの残液による汚損と分別機能低下を防止し、スチ−ル缶とアルミ缶とペットボトルを正確に分別できるようにした、容器の分別回収装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、分別回収箱の内部に分別装置を設け、該分別装置に投入口から投入された各種の容器を滑落可能にした搬送ガイドと搬送ガイドの搬出方向にシュートを回動可能に配置し、搬送ガイドから搬出された容器の移動路を振り分け可能にした選別機構と、を備え、前記搬送ガイドの搬出端直下にスチール製容器の分別ドラムを配置し、該分別ドラムの直下にスチール製容器の回収ボックスを設置するとともに、前記シュートの振り分け方向に臨ませてアルミ製容器とペットボトルの回収ボックスを設置し、前記分別ドラムの周面にスチール製容器を磁力によって吸着し、直下の回収ボックスに回収するとともに、前記搬送ガイドの上端部に金属製容器を検出可能な金属センサを配置し、該センサの検出信号をシュートのアクチュエータへ出力して該シュートを回動可能に設け、金属センサの検出時にシュートを起立回動し、アルミ製容器を回収ボックスに回収可能にするとともに、金属センサの非検出時にペットボトルを回収ボックスに回収可能にした容器の分別回収装置において、前記搬送ガイドの相対する側壁の下端部にブラケットと平面視L字形の仕切壁を固定し、搬送ガイドに選別機構を接続するとともに、搬送ガイドの搬出端をペットボトルの搬出口に臨ませ、前記仕切壁の一端部内面とブラケットとの間に前記分別ドラムを配置し、前記仕切壁の搬送ガイドと対向位置で、仕切壁の屈曲部に一側縁を臨ませてアルミ製容器の搬出口を設け、該アルミ製容器の搬出口の外側にアルミ製容器の回収ボックスを設置する一方、前記仕切壁の他端部側内面とブラケットとの間に前記シュートを回動可能に配置し、該シュートを常時は斜状に配置して前記アルミ製容器の搬出口を遮断し、搬送ガイドの搬出端をシュートに連絡してペットボトルを搬出可能にするとともに、シュートのブラケット側の屈曲片を分別ドラムの周面に近接配置し、スチール製容器とアルミ製容器の移動を阻止可能にし、搬送ガイドに選別機構を接続して分別装置を容易かつ合理的に組み付け、搬送ガイドの搬出端をペットボトルの搬出口に臨ませるとともに、投入容器の確実かつ円滑な搬送を実現し、また仕切壁の仕切壁の内面とブラケットとの間に分別ドラムを強固に設置し、更に選別機構内に配置したシュートの回動変位によって、ペットボトルとスチール製容器とアルミ製容器の搬出を円滑かつ確実に振り分け、しかもペットボトルの搬出時にスチール製容器とアルミ製容器の移動を阻止可能にして、確実な分別を行なうようにしている。
請求項2の発明は、仕切壁の一端部側面の上部に切欠溝を形成し、該切欠溝にシュートの上端部に形成した屈曲片を掛け止め可能に設け、シュートの斜状位置を維持可能に設け、ペットボトルの搬出時におけるシュートの確実かつ安定した作動を行なうようにしている。
請求項3の発明は、搬送ガイドの底部中央に一対のガイドレールを対向配置し、該ガイドレールの内側にガイドレールよりも低位の一対の小ガイドレールを突設し、これらガイドレールと小ガイドレ−ルの上端にペットボトルまたはペットボトルより小径のスチール若しくはアルミ製容器の側面を係合可能に配置し、各種容器の搬送に応じられるようにしている。
請求項4の発明は、搬送ガイドの搬送域の上部で、前記ガイドレールの上方に投入容器に当接可能な当接板を斜状に配置し、投入された容器の移動姿勢を規制して円滑かつ安定した搬送を実現可能にしている。
請求項5の発明は、ブラケットと仕切壁の一端下部前縁にフードの両端部を取付け、該フードの内面に分別ドラムに吸着したスチール製容器を当接可能に設け、分別ドラムに吸着されたスチール製容器を強制的に落下させるようにしている。
請求項1の発明は、搬送ガイドの相対する側壁の下端部にブラケットと平面視L字形の仕切壁を固定し、搬送ガイドに選別機構を接続するとともに、搬送ガイドの搬出端をペットボトルの搬出口に臨ませ、前記仕切壁の一端部内面とブラケットとの間に前記分別ドラムを配置し、前記仕切壁の搬送ガイドと対向位置で、仕切壁の屈曲部に一側縁を臨ませてアルミ製容器の搬出口を設け、該アルミ製容器の搬出口の外側にアルミ製容器の回収ボックスを設置する一方、前記仕切壁の他端部側内面とブラケットとの間に前記シュートを回動可能に配置し、該シュートを常時は斜状に配置して前記アルミ製容器の搬出口を遮断し、搬送ガイドの搬出端をシュートに連絡してペットボトルを搬出可能にするとともに、シュートのブラケット側の屈曲片を分別ドラムの周面に近接配置し、スチール製容器とアルミ製容器の移動を阻止可能にしたから、搬送ガイドに選別機構を接続して分別装置を容易かつ合理的に組み付けられるとともに、搬送ガイドの搬出端をペットボトルの搬出口に臨ませ、投入容器の確実かつ円滑な搬送を実現し、また仕切壁の仕切壁の内面とブラケットとの間に分別ドラムを強固に設置でき、更に選別機構内に配置したシュートの回動変位によって、ペットボトルとスチール製容器とアルミ製容器の搬出を円滑かつ確実に振り分けられ、しかもペットボトルの搬出時にスチール製容器とアルミ製容器の移動を阻止可能にして、確実な分別を行なうことができる。
請求項2の発明は、仕切壁の一端部側面の上部に切欠溝を形成し、該切欠溝にシュートの上端部に形成した屈曲片を掛け止め可能に設けたから、シュートの斜状位置を維持可能に設け、ペットボトルの搬出時におけるシュートの確実かつ安定した作動を行なうことができる。
請求項3の発明は、搬送ガイドの底部中央に一対のガイドレールを対向配置し、該ガイドレールの内側にガイドレールよりも低位の一対の小ガイドレールを突設し、これらガイドレールと小ガイドレールの上端にペットボトルまたはペットボトルより小径のスチール若しくはアルミ製容器の側面を係合可能に配置したから、各種容器の搬送に応じられる効果がある。
請求項4の発明は、搬送ガイドの搬送域の上部で、前記ガイドレールの上方に投入容器に当接可能な当接板を斜状に配置したから、投入された容器の移動姿勢を規制して円滑かつ安定した搬送を実現することができる。
請求項5の発明は、ブラケットと仕切壁の一端下部前縁にフードの両端部を取付け、該フードの内面に分別ドラムに吸着したスチール製容器を当接可能に設けたから、分別ドラムに吸着されたスチール製容器を強制的に落下させることができる。
本発明を適用した分別回収箱を自動販売機に隣接して設置した状況を示す正面図である。 図1のA−A線に沿う断面図で若干縮小して示している。 図1のB−B線に沿う断面図で若干拡大して示している。 本発明に適用した分別装置を後方から見た正面図である。 本発明に適用した分別装置を示す斜視図である。
本発明に適用した分別装置の正面図である。 本発明に適用した分別装置を拡大して示す平面図である。 図7のC−C線に沿う断面図で若干拡大して示している。 図7のD−D線に沿う断面図で若干拡大して示している。 図7のE−E線に沿う断面図で若干拡大して示している。
図7のF−F線に沿う断面図で若干拡大して示している。 本発明に適用した分別装置の正面図で、ペットボトルの分別状況を示している。 本発明に適用した分別装置の正面図で、スチ−ル製容器であるスチ−ル缶の分別状況を示している。 本発明に適用した分別装置の正面図で、アルミ製容器であるアルミ缶の分別状況を示している。
以下、本発明を図示の実施形態について説明すると、図1乃至図14において1は道路または通路に臨ませて設置した自動販売機で、その上半部に種々の飲料を収容したペットボトル2と、スチ−ル製容器であるスチ−ル缶3とアルミニウム製容器であるアルミ缶4の飲料容器が陳列され、その直下にコイン投入口5と紙幣挿入口6とが設けられ、下部に前記飲料容器取出口7が設けられている。
前記自動販売機1に隣接して縦長の分別回収箱8が設置され、該分別回収箱8は自動販売機1と同高に構成され、その前側の開口部にドア9が開閉可能に取付けられている。
前記分別回収箱8は内部を上下に三室に区画し、その上部にユーティリティスペ−ス9が設けられ、該スペ−ス9の直下に分別装置10を収容する分別スペ−ス11が設けられ、該スペ−ス11の直下に回収ボックス収容スペ−ス12が設けられ、該スペ−ス12に複数の回収ボックス13〜15が出し入れ可能に収容されている。
すなわち、前記ボックス収容スペ−ス12に、分別回収箱8に投入された異質の投入容器を分別して回収する三種類の回収ボックス13〜15が設置され、これらは合成樹脂製の有底の箱形に形成されている。
このうち、分別装置10の直下にスチ−ル缶3の回収ボックス13と、アルミ缶4の回収ボックス14が前後に隣接して配置され、これらの側方にペットボトル2の回収ボックス15が設置されている。
前記回収ボックス13〜15の開口部は、図示のように横幅が全て同幅で、その奥行き寸法は回収ボックス13,14が同寸法、回収ボックス15のそれは回収ボックス3または14の二倍に形成され、例えば500mlサイズのペットボトル2の回収の増量を図っている。
このうち、回収ボックス13,14の高さは、図2のようにアルミ缶4を回収する回収ボックス14の方が若干高く形成され、例えば後述する分別ドラムの吸着力低下によってスチ−ル缶3が吸着されずに通過した際、該缶3を回収ボックス14の上端に当接させて回収ボックス13に落下させ、回収ボックス14への混入ないし分別精度の低下を防止するようにしている。
図中、16,17は回収ボックス13,14の上端部に装着した保護リングで、回収ボックス15の上端部にも同様に保護リングが装着され、搬出された投入容器の当接によって回収ボックス13〜15の開口端縁の破損を防止するようにしている。
この他、図中、18はドア9の中高部に開口した投入容器の投入口、19は内部を透視可能な覗き窓で、外部から分別装置10の動作を視認可能にしている。
前記分別装置10は、各種の投入容器を斜め下方へ滑落させる略U字形断面の搬送ガイド20と、該搬送ガイド20の下端部直下でスチ−ル缶3を捕捉し、これをスチ−ル缶用の回収ボックス13へ落下させる分別ドラム21と、搬送ガイド20から搬出されたペットボトル2とアルミ缶4の移動路を開閉する選別機構22を備えている。
このうち、前記搬送ガイド20は一対の細長のステンレス鋼板を離間して配置し、その内側の対向端部を起立してガイドレ−ル23を形成し、該ガイドレ−ル23,23上に投入容器を載置して滑落可能にし、この外側端部を投入容器の外径以上に起立して側壁24を形成し、該側壁24,24を対向配置して、その内側に略U字断面の投入容器の移動通路25を形成している。
前記搬送ガイド20は、中間部を堅牢な支持枠26に連結して分別回収箱8の側壁に傾斜角度調整可能に支持され、その一端を前記投入口18に連通し、他端を前記選別機構22に連絡可能に配置されている。
前記搬送ガイド20の投入口18寄りの上流側端部にセンサ取付金具27が取付けられ、該金具27に金属センサ28が取付けられている。図中、27aはセンサ取付金具27の前端部に突設した張出片で、投入容器の一部を支持可能にしている。
前記金属センサ28のセンシングヘッドは、ガイドレ−ル23の上端面よりも下方に配置され、投入容器の直近位置で検出可能にされている。
前記金属センサ28は投入容器を流れる電流の有無と通電量の大小によって、投入容器が金属製であるか否かを検出し、その検出信号を分別ドラム21と、後述するペットボトル用シュ−トの駆動用アクチュエ−タ、実施形態では電磁弁と、分別ドラム21に内蔵した電磁石へ出力可能にしている。
そして、電磁石に通電して磁力を形成させ、スチ−ル缶3を吸着可能にするとともに、前記電磁弁を作動してペットボトル用の後述するシュ−トを起立回動し、回収ボックス15に対するペットボトル2の搬出路を閉塞し、代わりに金属製投入容器の搬出路を開放可能にしている。
実施形態では前記検出信号の出力後、約1秒後に電磁石に対する信号出力を解除し、電磁石を消磁させて、分別ドラム21に吸着保持されたスチ−ル缶3を強制的に落下させている。
前記金属センサ28の下流側の支持枠26に、金属センサであるアルミセンサ29が配置され、投入容器がアルミニウム製、実施形態ではアルミ缶4であるか否かを検出し、その検出信号を分別回収箱8に設置したカウンタ30へ出力し、分別回収箱8に所定数のアルミ缶4が投入された場合、分別回収箱8の設置者に対しアルミ缶回収手数料として、所定の特典を付与している。
図中、28a,29aは金属センサ28およびアルミセンサ29のリード線、30は前記センサ28,29の固定用のナット、31,32は搬送ガイド20を構成する各一対を支持枠26に連結するボルトおよびナットである。
前記搬送ガイド20の下流側の底面に連結板33が接続され、その前端部に細長の張出片34が突設され、該張出片34の両側にガイドレ−ル23よりも低い一対の小ガイドレ−ル35が突設され、小径の投入容器を係止可能にしている。
図中、36は搬送ガイド20の中間部に設けた空隙部で、投入容器の飲み残しの残液を直下の回収ボックス13へ落下させ、搬送ガイド20ないしガイドレ−ル23,35への付着と汚損を防止している。
前記搬送ガイド20の上端部に、投入容器の移動域に臨ませてステンレス鋼板またはゴム板製の緩衝板37の上端が揺動自在に支持され、投入口18に投げ込まれた投入容器を当接させて回動し、投入容器の移動を制動して減速し金属センサ28およびアルミセンサ29による検出を正確に行なわせ、分別の正確性を向上するようにしている。
一方、前記分別ドラム21は合成樹脂製の中空円筒状に形成され、これを搬送ガイド20の下端部直下に配置し、その両端面を側壁24,24の下端部に取付けた略L字形断面のブラケット38と、搬送ガイド20の搬出側を囲繞する仕切壁39に固定している。
前記分別ドラム21の内部に磁石40、この実施形態の場合は電磁石が内蔵され、その磁力を前記ドラム21周面に透過してスチ−ル缶3を吸着可能にしている。
実施形態の電磁石は、前述のように金属センサ28の検出時に通電されて着磁し、着磁後、約1秒後に通電をOFFして消磁可能に設定され、分別ドラム21の周面に吸着したスチ−ル缶3を強制的に回収ボックス13へ落下させている。
この場合、電磁石の代わりに永久磁石を用いることもでき、その場合は複数の永久磁石を調節棒に挿入して棒状に配置し、分別ドラム21の周面に一様な磁力を分布させるとともに、調節棒の一端を周方向に移動可能に取付け、分別ドラム21上の磁力分布を調整可能にすることが望ましい。なお、上記磁力分布調整は電磁石に適用することもできる。
前記仕切壁39は略L字形に屈曲形成され、その一側面の上部に横長の切欠溝41が形成され、この一側面の端部にZ字形断面の固定金具42の一端を固定し、この他端部を分別回収箱8の側壁に固定して支持されている。
前記仕切壁39の他側面の下端部にアクチュエ−タボックス43が取付けられ、該ボックス43にアクチュエ−タである電磁弁44が設置され、その伸縮ロッド45の先端にリンク46の一端が回動可能に連結され、この他端がリンク47の一端に回動可能に連結されている。
前記リンク47の他端は連結棒48の端部に固定され、該連結棒48に回動軸49が連結棒48と同期回動可能に取付けられ、この回動軸49がペットボトル2の搬出口50に突出して配置され、その軸端が回動可能に支持されている。
図中、51はリンク46の基端部を伸縮ロッド45に回動可能に連結したピンで、伸縮ロッド45の周囲に配置したバネ52を掛け止め、該バネ52の弾性によって伸縮ロッド45を軸方向へ突出可能に付勢している。
前記電磁弁44は常時はOFFされて伸縮ロッド45を伸長し、後述のシュ−トを斜状に傾倒させ、前記金属センサ28の検出時にONされて前記シュ−トを起立し、この後金属センサ28から通電信号が解除されてOFFされ、前記シュ−トを原位置に復帰させて傾倒可能にしている。
前記搬出50にペットボトル2のシュート53が斜状に配置され、該シュート53は矩形の平板状に構成され、その上端に屈曲片54形成され、該屈曲片54を前記切欠溝41に掛け止め可能にされている。前記シュート53の下端部は前記回動軸49にビス止めされ、回動軸49と同期回動可能に取付けられている。
前記シュ−ト53は常時は屈曲片54を切欠溝41に掛け止められて、搬送ガイド20の搬出域に斜状に位置付けられ、仕切壁39の端部に形成したアルミ缶4の搬出口55を遮断して、スチ−ル缶3とアルミ缶4の移動を遮断し、代わりにペットボトル2の搬出口50を開放している。
そして、金属センサ28が金属製であるスチ−ル缶3またはアルミ缶4を検出した際、電磁弁42の作動を介してシュ−ト53を起立回動させ、前記搬出口55を開放し、代わりに搬出口50を遮断してペットボトル2の搬出を阻止可能にしている。
一方、金属センサ28の検出時から一定時間経過後、実施形態では約1秒後で前記電磁石40の消磁時期と同時期に、電磁弁42に対する通電を遮断して電磁弁42の作動を停止し、シュ−ト53を原位置へ復帰可能にしている。
すなわち、シュ−ト53を搬送ガイド20の搬出域に斜状に位置付け、スチ−ル缶3とアルミ缶4の移動を阻止し、仕切壁39の端部に形成したアルミ缶4の搬出口55を遮断し、代わりにペットボトル2の搬出口50を開放可能にして、スチ−ル缶3またはアルミ缶4の投入後のペットボトル2の投入に速やかに対応可能にしている。
図中、56はブラケット38の上部に突設したストッパで、シュ−ト53の側部と係合可能に配置されている。
この他、図中、57は仕切壁39の隅角部に設けた曲面板で、シュ−ト53から搬出されたペットボトル2と当接して、移動方向を回収ボックス15側へ緩やかに偏向させて搬出を促し、ペットボトル2の滞留を防止している。58は電磁弁42のリ−ド線で、前記リ−ド線28a,29aと共にDC電源に接続されている。
この場合のDC電源として、AC−DCアダプタにより変換された電源やバッテリ−が使用されるが、該バッテリ−に太陽光発電による電力を給電すれば、電源確保の困難な地域における設置を図れる。
図中、59,60は搬送ガイド20の上部に斜状に配置した当接板で、投入容器の移動時の姿勢を規制可能にしており、61は各回収ボックス13,15の内側に設置したビニ−ル製等の回収袋、62は分別ドラム21の前方直下に配置したフードで、分別ドラム21に吸着したスチ−ル缶3と当接し、前方への吸着移動を阻止している。
このように構成した空き容器の分別回収装置は、分別回収箱8に配置したペットボトル2の回収ボックス15の容積を、スチ−ル缶3またはアルミ缶4の回収ボックス13,14の容積の二倍以上に構成し、ペットボトル2の回収量の増量を図って汎用な500mlタイプのペットボトル2の回収に対応可能にしている。
したがって、回収ボックス15を他の回収ボックス13,14と同容積とし、これを分別回収箱8の奥部に配置する場合に比べ、回収ボックス15を容易に取り出せ、またその取り出し頻度を低減して、この種作業の煩雑を解消し得る。
次に、本発明に適用した分別装置10は、搬送ガイド20と選別機構22を搬送方向に連結して構成し、このうち搬送ガイド20はガイドレ−ル23と側壁24を起立形成し、この一対を離間して配置し、その前端部にセンサ取付金具27を取付け、中間部を支持枠26に連結し、後端部を連結板33に接続して一体に組み立て、前記支持枠26の端部を分別回収箱8の側壁に固定する。したがって、搬送ガイド20と選別機構22を分離して配置する場合に比べ、分別装置10を分別回収箱8に容易かつ合理的に組み付けられる。
そして、センサ取付金具27に金属センサ28を取付け、支持枠26に金属センサであるアルミセンサ29を取付け、それらのセンシングヘッドをガイドレ−ル23の下方に位置付け、そのリ−ド線28,29を電源およびカウンタ30に接続する。
また、搬送ガイド20の上端部に緩衝板37を揺動自在に配置し、搬送ガイド20の中間部に当接板59,60をガイドレ−ル23の上方に取付ける。
一方、側壁24,24の下部外面にブラケット38と仕切壁39の一端を固定し、それらの間に分別ドラム21を搬送ガイド20,20の搬出端直下に配置する。
前記分別ドラム21は磁力を透過可能な合成樹脂製の中空筒状に構成し、その内部に電磁石40を取付け、その磁極を図8のようにドラム周面に向けて配置し、ドラム周面に一様な磁力を分布させるとともに、そのリ−ド線(図示略)をDC電源に接続する。
次に、前記選別機構22を搬送ガイド20の搬送方向に配置し、この選別機構22を区画する仕切壁39の後端部側壁を固定金具42を介して分別回収箱8の側壁に固定する。
また、仕切壁39の後端部の一側にアクチュエ−タボックス43を取付け、その内部にアクチュエ−タとして電磁弁44を取付け、そのリ−ド線58をDC電源に接続する。
そして、前記電磁弁44の伸縮ロッド45の先端にリンク46を接続し、該リンク46の先端にリンク47を接続し、該リンク47に連結棒48を同動可能に連結し、該連結棒48の内部に回動軸49を同期回動可能に取付け、これを前記ブラケット38の下端部に回動可能に連結する。
前記仕切壁39の内側のペットボトル2の搬出口50に平板状のシュ−ト53を回収ボックス15側へ斜状に配置し、その上端部の屈曲片54を仕切壁39に形成した切欠溝41に掛け止め、下端部を前記回動軸49にビス止め、仕切壁39の隅角部に曲面板57を取付ける。
このように本発明の分別装置10は、搬送ガイド20と選別機構22とを一体に連結しているから、これらを分離して構成する場合に比べ、分別装置10を分別回収箱8に合理的かつコンパクトに組み付けられる。
こうして組み付けた本発明の分別回収装置は、その作動前は金属センサ28、アルミセンサ29、電磁石40、電磁弁44に対する通電がOFFされ、それらの作動が停止されている。
したがって、各センサ28,29の検出動作が停止され、また電磁石40が消磁されて分別ドラム21周面の磁力が消失し、また電磁弁44が作動を停止して伸縮ロッド45がバネ52に付勢されて軸方向に伸長し、これにリンク46が同動してリンク47が起立している。
このため、回動軸49がリンク47に同動してシュ−ト53が傾倒し、該シュ−ト53が搬送ガイド20の搬出端に位置してアルミ缶4の搬出口55を遮断し、代わりにペットボトル2の搬出口50を開放している。この状況は図4、図7および図8のようである。
この後、投入容器の投入に備えて分別回収装置10に電源を投入すると、各センサ28,29が検出動作を待機し、またカウンタ30が計数作動を待機し、電磁石40は引き続き消磁されて分別ドラム21周面の磁力を消失し、電磁弁44は図4の状況下で作動を待機し、シュ−ト53の傾倒状態を維持している。
このような状況の下で分別回収箱8の投入口18に、例えばペットボトル2が投入されると、ペットボトル2の先端部が緩衝板37に接触して緩衝板37を押し上げ、その分ペットボトル2の移動が制動されてガイドレ−ル23,23上を移動し、下方へ滑落する。
その際、ペットボトル2が金属センサ28とアルミセンサ29上を移動すると、各センサ28,29は検出作動しないから、カウンタ30と電磁石40、電磁弁44は引き続きOFF状態に置かれ、前述の状態を維持する。
すなわち、電磁石40が消磁されて分別ドラム21周面の磁力を消失し、電磁弁44は作動を停止してシュ−ト53の傾倒状態を維持し、該シュ−ト53が搬送ガイド20の搬出端に位置してアルミ缶4の搬出口55を遮断し、代わりにペットボトル2の搬出口50を開放している。
このため、ペットボトル2は搬送ガイド20の搬出端を移動後、分別ドラム21に吸着されることなく、その直上を通過して選別機構22の搬出口50へ移動し、シュ−ト53の上端部に到達する。この後、ペットボトル2は先端部を曲面板57に当接し、直角下向きへ移動方向を変更してシュ−ト53を滑落し、その下端から回収ボックス15内に落下する。
したがって、曲面板57によってペットボトル2の滞留を防止し、その円滑な回収を促す。この状況は図12のようである。
その際、ペットボトル2は回収ボックス15の中間部に落下するから、前記ボックス15内における堆積状態の平均化を促し、ペットボトル2の嵩張りを防止し実質的な回収量の増量を図れる。
次に、前記投入口18に、例えばスチ−ル缶3が投入されると、スチ−ル缶3の先端部が緩衝板37に接触して緩衝板37を押し上げ、その分スチ−ル缶3の移動が制動されてガイドレ−ル23,23上を移動し、下方へ滑落する。
そして、スチ−ル缶3が金属センサ28上を移動すると、該センサ28が検出作動して検出信号を電磁石40と電磁弁44に出力する。
このため、電磁石40に磁力が速やかに形成され、その磁力線が分別ドラム21周面を透過して磁場を形成する。
また、電磁弁44が速やかにONして伸縮ロッド45を引き寄せ、これにリンク46を同動させてリンク47を同方向へ回動させ、これに連結棒48と回動軸49を同動させてシュート53を起立回動し、ペットボトル2の搬出口50を閉塞するとともに、アルミ缶4の搬出口55を開放する。
この状況の下でスチ−ル缶3が搬送ガイド20の搬出端を移動し、分別ドラム21の直上に差し掛かると、スチ−ル缶3が分別ドラム21の周面に吸着され、この吸着状態を維持しながら自重によって分別ドラム21の周面を滑動して、下向きに吊下げられる。この状況は図8のようである。
この後、金属センサ28の検出時から一定時間経過後、実施形態では約1秒後に電磁石40に対する通電が解除され、電磁石40が消磁してスチ−ル缶3の吸着が解除され、回収ボックス13に強制的に落下される。この状況は図13のようである。
したがって、永久磁石によってスチ−ル缶3を吸着する際、強力な永久磁石によってスチ−ル缶3を分別ドラム21に吸着し続け、後続のスチ−ル缶3の移動を妨げることがない。
一方、シュ−ト53が起立回動して前記搬出口55が開放されると、スチ−ル缶3が分別ドラム21に吸着されずに移動して前記搬出口55から搬出され、アルミ缶4用の回収ボックス14に混入する惧れがある。
この状況は、例えば磁力の弱い永久磁石によって、または飲み残しの残液が分別ドラム21の周面に付着して磁力が低下し、更にはスチ−ル缶3の移動速度が速く分別ドラム21の周面に補足されずに移動する場合に起こり得る。
この場合、実施形態ではアルミ缶4用の回収ボックス14の高さを、スチ−ル缶3用の回収ボックス13よりも高く形成しているから、前記スチ−ル缶3が回収ボックス14の上端部に当接して回収ボックス13に落下し、スチ−ル缶3の混入を回避して分別精度の低下を防止する。
なお、スチ−ル缶3がアルミセンサ29上を移動しても、該センサ29は検出作動しないから、検出信号はカウンタ30に出力されず、カウンタ30は作動しない。
そして、金属センサ28の検出時から一定時間経過後、実施形態では約1秒後で前記電磁石40の消磁時期と同時期に、電磁弁42に対する通電が遮断されて電磁弁42の作動を停止する。
このようにすると、伸縮ロッド45がバネ52に押し戻され、これにリンク46が同動してリンク47を起立回動し、これに連結棒48と回動軸49を同動させてシュ−ト53を傾倒させ、シュ−ト53を原位置へ復帰させる。
すなわち、シュ−ト53を搬送ガイド20の搬出方向の延長域に斜状に位置付け、スチ−ル缶3とアルミ缶4の移動を阻止し、仕切壁39の端部に形成したアルミ缶4の搬出口55を遮断し、代わりにペットボトル2の搬出口50を開放する。したがって、スチ−ル缶3の投入後のペットボトル2の投入に速やかに対応し得る。
次に、前記投入口18に、例えばアルミ缶4が投入されると、アルミ缶4の先端部が緩衝板37に接触して緩衝板37を押し上げ、その分アルミ缶4の移動を制動してガイドレ−ル23,23上を移動し、下方へ滑落する。
そして、アルミ缶4が金属センサ28上を移動すると、該センサ28が検出作動して検出信号を電磁石40と電磁弁44に出力し、前述のように電磁石40をONして分別ドラム21周面に磁場を形成し、また電磁弁44をONしてシュ−ト53を起立回動し、ペットボトル2の搬出口53を閉塞し、代わりにアルミ缶4の搬出口55を開放する。
この状況の下でアルミ缶4が搬送ガイド20の搬出端を移動し、分別ドラム21の直上に移動すると、アルミ缶4は分別ドラム21の周面に吸着されずに勢い良く移動し、搬出口55から搬出されて回収ボックス14に落下する。この状況は図14のようである。
この後、アルミ缶4がアルミセンサ29上を移動すると、前記センサ29が検出作動し、その信号をカウンタ30に出力して計数作動させ、アルミ缶4の回収個数を記録する。
前記回収個数は、ドア9を開けてカウンタ30の表示を確認することで行なわれる。
そして、アルミセンサ29の検出時から一定時間経過後、実施形態では1〜2秒後、電磁弁42に対する通電を遮断して電磁弁42の作動を停止する。
このため、伸縮ロッド45がバネ52によって押し戻され、これにリンク46が同動してリンク47を起立回動し、これに連結棒48と回動軸49を同動させてシュ−ト53を傾倒させ、シュ−ト53を原位置へ復帰させる。
すなわち、シュ−ト53を搬送ガイド20の搬出方向の延長域に斜状に位置付け、スチ−ル缶3とアルミ缶4の移動を阻止し、仕切壁39の端部に形成したアルミ缶4の搬出口55を遮断し、代わりにペットボトル2の搬出口50を開放する。したがって、アルミ缶4の投入後のペットボトル2の投入に速やかに対応し得る。
このように本発明は各種の投入容器2〜4の側周面を、ガイドレール23,23,35,35上に載置して滑落させているから、投入容器2〜4の底面を搬送ガイド20の底面に沿って滑落する場合に比べ、投入容器2〜4を安定して滑落させることができる。
したがって、投入容器2〜4の飲み残しの残液の零れや飛散を防止し、また零れた残液による投入容器2〜4や搬送ガイド20の汚損を防止し得る。この場合、零れた残液は搬送ガイド20に設けた複数の空隙部36から落下し、回収袋61に収容されるから、搬送ガイド20に残液が滞留して汚損を拡大させる心配はない。
特に、前記残液に糖分が含有する場合は、残液の粘性およびその固化によって搬送ガイド20やシュ−ト53上の投入容器2〜4の滑落速度が低下し、回収の円滑性が損なわれる。
また、前記残液が分別ドラム21の周面に付着すると、スチ−ル缶3の円滑な移動が損なわれるとともに、ドラム21周面の磁力低下を招いてスチ−ル缶3の吸着力が低下し、また残液によるスチ−ル缶3の付着を助長して、スチ−ル缶3の円滑な移動と回収が妨げられる。
更に、本発明は投入容器2〜4を緩衝板37に当接させて、投入容器2〜4の移動速度を制動させ、金属センサ28およびアルミセンサ29上における移動速度を減速させているから、投入容器2〜4の投げ込みによる検出精度の低下と分別機能の低下を防止し、投入容器2〜4の分別を正確に行なえる。
本発明の容器の分別回収装置は、簡単な構成によって容器の飲み残しの残液による汚損と分別機能の低下を防止し、スチ−ル缶とアルミ缶とペットボトルを正確に分別できるようにしている。
2 ペットボトル
3 スチ−ル容器(スチ−ル缶)
4 アルミニウム容器(アルミ缶)
8 分別回収箱
10 分別装置
13 回収ボックス(スチ−ル缶用)
14 回収ボックス(アルミ缶用)
15 回収ボックス(ペットボトル用)
18 投入口
20 搬送ガイド
21 分別ドラム
23 ガイドレ−ル
28 金属センサ
29 アルミセンサ
35 ガイドレ−ル
37 緩衝板
39 仕切壁
40 電磁石
53 シュ−ト
55 アルミ搬出口
57 湾曲板

Claims (5)

  1. 分別回収箱の内部に分別装置を設け、該分別装置に投入口から投入された各種の容器を滑落可能にした搬送ガイドと搬送ガイドの搬出方向にシュートを回動可能に配置し、搬送ガイドから搬出された容器の移動路を振り分け可能にした選別機構と、を備え、前記搬送ガイドの搬出端直下にスチール製容器の分別ドラムを配置し、該分別ドラムの直下にスチール製容器の回収ボックスを設置するとともに、前記シュートの振り分け方向に臨ませてアルミ製容器とペットボトルの回収ボックスを設置し、前記分別ドラムの周面にスチール製容器を磁力によって吸着し、直下の回収ボックスに回収するとともに、前記搬送ガイドの上端部に金属製容器を検出可能な金属センサを配置し、該センサの検出信号をシュートのアクチュエータへ出力して該シュートを回動可能に設け、金属センサの検出時にシュートを起立回動し、アルミ製容器を回収ボックスに回収可能にするとともに、金属センサの非検出時にペットボトルを回収ボックスに回収可能にした容器の分別回収装置において、前記搬送ガイドの相対する側壁の下端部にブラケットと平面視L字形の仕切壁を固定し、搬送ガイドに選別機構を接続するとともに、搬送ガイドの搬出端をペットボトルの搬出口に臨ませ、前記仕切壁の一端部内面とブラケットとの間に前記分別ドラムを配置し、前記仕切壁の搬送ガイドと対向位置で、仕切壁の屈曲部に一側縁を臨ませてアルミ製容器の搬出口を設け、該アルミ製容器の搬出口の外側にアルミ製容器の回収ボックスを設置する一方、前記仕切壁の他端部側内面とブラケットとの間に前記シュートを回動可能に配置し、該シュートを常時は斜状に配置して前記アルミ製容器の搬出口を遮断し、搬送ガイドの搬出端をシュートに連絡してペットボトルを搬出可能にするとともに、シュートのブラケット側の屈曲片を分別ドラムの周面に近接配置し、スチール製容器とアルミ製容器の移動を阻止可能にしたことを特徴とする容器の分別回収装置。
  2. 前記仕切壁の一端部側面の上部に切欠溝を形成し、該切欠溝にシュートの上端部に形成した屈曲片を掛け止め可能に設け、シュートの斜状位置を維持可能に設けた請求項1記載の容器の分別回収装置。
  3. 前記搬送ガイドの底部中央に一対のガイドレールを対向配置し、該ガイドレールの内側
    にガイドレールよりも低位の一対の小ガイドレールを突設し、これらガイドレールと小ガイドレールの上端にペットボトルまたはペットボトルより小径のスチール若しくはアルミ製容器の側面を係合可能に配置した請求項1記載の容器の分別回収装置。
  4. 前記搬送ガイドの搬送域の上部で、前記ガイドレールの上方に投入容器に当接可能な当接板を斜状に配置した請求項1記載の容器の分別回収装置。
  5. 前記ブラケットと仕切壁の一端下部前縁にフードの両端部を取付け、該フ−ドの内面に分別ドラムに吸着したスチール製容器を当接可能に設けた請求項1記載の容器の分別回収装置。
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