JP6398299B2 - 鋼の連続鋳造パウダー及び連続鋳造方法 - Google Patents

鋼の連続鋳造パウダー及び連続鋳造方法 Download PDF

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Description

本発明は、フェライト単相鋼や、主にフェライト粒組織の鋼、特に、Cr系ステンレス鋼を連続鋳造する際に用いる連続鋳造パウダーと、該パウダーを用いる連続鋳造方法に関する。
通常、溶鋼を連続鋳造した鋳片においては、図1に示すように、鋳片1の表層部に、短辺側表層2及び長辺側表層3から鋳片内部に向かう柱状晶4が発達する。鋳造条件によっては、鋳片内部に等軸晶が生成する場合もあるが、鋳造組織の大部分は柱状晶である。柱状晶の大きさは、鋼の特性に大きく影響し、δ相(フェライト粒)とγ相(ガンマ粒)の相分率で変化する。
例えば、γ相が無いフェライト単相鋼の場合や、γ相分率が低い場合には、凝固直後の高温からδ相(フェライト粒)が成長し続けて粗大化する傾向がある。δ/γ変態が生じれば、変態時に多数のガンマ粒が生成したり、また、ガンマ粒がフェライト粒をピンニングしてフェライト粒の粗大化が抑制される。
一方、フェライト単相鋼と呼ばれるδ/γ変態が生じない鋼、例えば、Cr系ステンレス鋼、又は、γ相分率が低い鋼では、ガンマ粒のピンニング作用がないので、鋳片のフェライト粒は粗大化し易く、鋳片の柱状晶の幅は数mmに及ぶ。
短辺側に、フェライト粒が粗大化して幅が広い柱状晶が成長した鋳片を圧延すると、短辺側にエッジシームと呼ぶ疵が生じることがある。エッジシームとは、エッジ近傍に発生する圧延方向のかぶさり状の疵である。
鋳片を圧延して製造した鋼板にエッジシームが発生すると、通常、鋼板のエッジをトリムしてエッジシームを取り除くが、そのために、トリム工程が必要となり、生産性が低下し、また、歩留が低下する。
エッジシームの原因は、鋳片の短辺側の粗大粒である。粗圧延時に、鋳片(主にスラブ)の短辺側のフェライト粒毎の変形挙動の差に起因して、図2に示すように、鋳片1の短辺側端部に凹凸(しわ)5が発生する。その後の圧延時のメタルフローで、凹凸(しわ)5が、圧延後の板の表裏面に回り込んでエッジシームが形成される。
鋳片の短辺側の結晶粒径が小さくなるほど、エッジシームの幅(エッジシーム発生領域の鋼板エッジからの距離)は低減するので、これまで、鋳片の少なくとも短辺側の結晶粒径を小さくする方法が幾つか提案されている。
従来から、低温鋳造や、鋳型内電磁撹拌で、結晶粒を等軸晶化することが試みられている。しかし、低温鋳造は、ノズル詰まりによる操業性の悪化や、鋳型内の介在物浮上性の悪化の問題を抱えていて、安定して操業することが困難である。また、鋳型内電磁撹拌は、鋳片内部を比較的容易に等軸晶化することができるが、鋳片表層部(10mm程度)まで等軸晶化することが困難である。
γ相がフェライト粒をピンニングしてフェライト粒の粗大化を抑制する方法においては、γ変態量が多い鋼ほど結晶粒径が減少し、その結果、エッジシーム幅が減少する。特許文献1には、鋳片短辺部のN濃度を上げて、γ相分率を高めることが開示されている。また、特許文献2には、鋳片短辺部のC濃度を上げて、γ相分率を高めることが開示されている。
しかし、C、Nは、鋼板の加工性を低下させる(硬くなる)ので、C、N濃度の増加は鋳片短辺部に限定する必要があるが、鋳片短辺部のC、N濃度を増加するのに伴って、C、Nが鋳型内溶鋼中で拡散するので、鋳片内部のC、N濃度も増加してしまい、鋼板全体の加工性が低下するという問題点がある。
また、C、N濃化層の厚みを厚くするために、C、N添加量を増加すると、短辺表層部のC、N濃度が非常に増加し、エッジシームは防止できるが、鋳片短辺部が非常に硬くなって、圧延時に耳割れが生じることがある。耳割れが生じると、エッジをトリムしなければならず、結局、生産性が低下するとともに、歩留が低下する。
結晶粒を等軸晶化するため、連続鋳造パウダー(モールドフラックス)に、炭窒化物を添加する方法も提案されている。
特許文献1の方法においては、鋳片短辺部のN濃度を増加するための窒素源として、窒素化合物を連続鋳造パウダーに添加している。特許文献1には、窒化物として、窒化クロムCr2N、窒化マンガンMnN9、窒化ケイ素Si34、窒化鉄Fe49、窒化リチウムLi3Nが開示されている。
特許文献3には、連続鋳造パウダーに、溶鋼温度より高い融点を有する固相粒子、窒化物及び炭化物のうち少なくとも1種類を混入、分散させることが開示されている。
特許文献3の実施例では、AlN、SiCが例示されている。溶融パウダー中に分散した固相粒子のうち、溶融パウダー/溶鋼間の界面に分布した固相粒子が溶鋼と接触し、固相粒子上で鋼の凝固核が生成する。この結果、溶融パウダー/溶鋼界面で多数の凝固核が発生し、凝固シェルの厚みが均一化されて、鋳片における縦割れ等の欠陥が防止される。
特許文献4には、特に極低炭素鋼の連続鋳造のためのモールド被覆パウダーが開示されている。パウダー溶融速度低減材として、通常添加する炭素の代わりに窒化物を添加し、極低炭素鋼溶鋼の炭素濃度の上昇を防止している。
特許文献5には、1300℃で二液相又は固液共存相を有する連続鋳造用パウダーに、窒化物及び炭化物のうち1種以上を添加することを特徴とする連続鋳造用パウダーが開示されている。
連続鋳造用パウダーを二液相又は固液共存相とすることで、粘度が剪断速度に依存する非ニュートン流体となり、溶鋼中へのパウダー巻込みが減少する。窒化物及び炭化物は、溶融速度調整剤、及び、溶融パウダーを擬塑性化、非ニュートン流体化するために懸濁させる高融点微粒子として添加されている。
特許文献1、及び、3〜5の方法においては、いずれも、連続鋳造用パウダーに炭窒化物を混合しているが、溶鋼中に炭窒化物を分散させることを目的としていない。連続鋳造用パウダーに炭窒化物粒子を混合しただけでは、鋳造中の溶融パウダーと溶鋼との界面に粒子が集積し、溶鋼中に移動し難い。これは、固相(炭窒化物粒子)と、液相(溶鋼)とは濡れ難いためである。
したがって、いずれの方法においても、溶融パウダーから溶鋼中に炭窒化物粒子が移動し難く、溶鋼中に均一分散することが困難である。鋳片短辺の結晶粒を微細化するためには、溶融パウダーから溶鋼中に安定して粒子を移動させ、短辺近傍の溶鋼中に均一分散させる手段が必要である。
また、連続鋳造パウダーに、金属元素を添加する方法も提案されている。特許文献6には、連続鋳造用パウダー粒内に、溶鋼中に添加する元素の合金粉又は金属分を含有する連続鋳造用パウダーが開示されている。特に、含有させる元素の酸化物の標準生成自由エネルギーが、Si、Bよりも大きい元素の合金粉・金属粉を含有させている。
特許文献6には、具体例として、Ni、Cr、Nb、Mnが開示されている。これらの金属元素は、合金元素そのものであり、パウダー中に添加する理由は、鋳片表層に効率的に合金添加して、効率的に複層鋳片を製造するためである。
特開平10−193039号公報 特開平11−156510号公報 特開平06−297119号公報 特表平09−510923号公報 特開2001−347350号公報 特開2001−269754号公報
特許文献3の方法によれば、溶融パウダー/溶鋼界面で多数の凝固核が生成する。それ故、鋳片の「最表層」の結晶粒は細粒化する。しかし、特許文献3の方法では、溶融パウダーに添加した固相粒子が溶融パウダー中にとどまってしまい、鋳片内部(表層から少なくとも5〜10mm)の結晶粒を微細化する効果は発現しない。
即ち、溶融パウダーに添加した固相粒子は、溶鋼中に移動することが困難なため、鋳片内部(表層から5〜10mm深さまで)の結晶粒の成長を抑制する効果が発現しない。したがって、鋳片内部の結晶粒は粗大化し、特に、フェライト単相鋼の場合は、結晶粒が急速に粗大化して、エッジシームが発生する。
鋳片の短辺側において、エッジシームの発生を防止するためには、鋳片最表層だけでなく、鋳片表層から少なくとも5〜10mm深さまでの結晶粒径を小さくすることが必要である。
そこで、本発明は、鋼の連続鋳造において、鋳片表層から少なくとも5〜10mm深さまでの結晶粒径を小さくすることを課題とし、該課題を解決する連続鋳造パウダーと、該パウダーを用いる連続鋳造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決する手法について鋭意検討した。その結果、本発明者らは、連続鋳造パウダーに、鋳型内溶鋼温度より融点が高い炭窒硫化物粒子と、界面活性元素を添加すると、界面活性元素が、溶鋼中でピンニング粒子や凝固接種核として機能する炭窒硫化物粒子を連続鋳造パウダーから溶鋼中に移動させて均一に分散させる作用をなすことを見いだした。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、その要旨は以下のとおりである。
(1)鋼を連続鋳造する際に用いる連続鋳造パウダーにおいて、パウダーマトリックス中に、
(i-1)鋳型内溶鋼温度より高い融点を有する炭化物、窒化物、炭窒化物、及び、硫化物の1種又は2種以上の化合物粒子:3〜30質量%と、
(i-2)Bi、Sn、Te、Se、及び、Nbの1種又は2種以上からなる金属粒子:1〜30質量%
を含有し、
(ii-1)化合物粒子の含有量と金属粒子の含有量の合計が50質量%以下で、かつ、
(ii-2)化合物粒子の含有量と金属粒子の含有量の比、化合物粒子の含有量(質量%)/金属粒子の含有量(質量%)が3以下である
ことを特徴とする連続鋳造パウダー。
(2)前記化合物粒子の最大粒径が5〜200μmであることを特徴とする前記(1)に記載の連続鋳造パウダー。
(3)前記金属粒子の最大粒径が5μm以上、5mm以下であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の連続鋳造パウダー。
(4)鋼の連続鋳造方法において、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の連続鋳造パウダーを、鋳型短辺×100mm(鋳辺幅方向)の領域の10%以上の面積に添加することを特徴とする連続鋳造方法。
)前記鋼が、フェライト単相鋼、又は、Cr系ステンレス鋼であることを特徴とする前記()に記載の連続鋳造方法。

本発明によれば、鋳片内部(鋳片表層から少なくとも5〜10mm深さ)の結晶粒成長を抑制して、鋳片短辺部の結晶粒を微細化することができるので、効果的にエッジシームの発生を防止することができる。
鋳片の表層部に、短辺側表層及び長辺側表層から鋳片内部に向かう柱状晶が発達する態様を示す図である。 圧延途中で鋳片(圧延材)の短辺側端部に凹凸(しわ)5が発生した態様を示す図である。
本発明について説明する。
本発明の連続鋳造パウダー(以下「本発明パウダー」ということがある。)は、鋼を連続鋳造する際に用いる連続鋳造パウダーにおいて、パウダーマトリックス中に、
(i-1)鋳型内溶鋼温度より高い融点を有する炭化物、窒化物、炭窒化物、及び、硫化物の1種又は2種以上の化合物粒子:3〜30質量%と、
(i-2)Bi、Sn、Te、Se、及び、Nbの1種又は2種以上からなる金属粒子:1〜30質量%
を含有し、
(ii-1)化合物粒子の含有量と金属粒子の含有量の合計が50質量%以下で、かつ、
(ii-2)化合物粒子の含有量と金属粒子の含有量の比、化合物粒子の含有量(質量%)/金属粒子の含有量(質量%)が3以下である
ことを特徴とする。
また、本発明の連続鋳造方法(以下「本発明方法」という。)は、鋼の連続鋳造方法において、本発明パウダーを、鋳型短辺×100mm(鋳辺幅方向)の領域の10%以上の面積に添加することを特徴とする。
まず、本発明パウダーについて説明する。
鋳型内溶鋼温度より融点が高い炭化物、窒化物、炭窒化物、及び、硫化物の1種又は2種以上の化合物粒子又は化合物粉末(以下「化合物粒子」ということがある。)と、Bi、Sn、Te、Se、及び、Nbの1種又は2種以上からなる金属粒子又は金属粉末が共存する連続鋳造パウダーを、連続鋳造の際、連続鋳造パウダー層の最表層に添加すると、融解した金属粒子又は金属粉末から、溶鋼中に金属元素(Bi、Sn、Te、Se、及び、Nbの1種又は2種以上)が添加され、界面活性元素として機能し、溶鋼中でピンニング粒子や凝固接種核として機能する化合物粒子又は化合物粉末が、連続鋳造パウダーから溶鋼中に移動して均一に分散することを、本発明者らは見いだした。この知見が、本発明パウダーの基礎をなす知見である。
パウダーマトリックスは、鋳型内溶鋼温度より高い融点を有する化合物粒子と、金属粒子を除いたものである。即ち、パウダーマトリックスは、本発明パウダーの残部を構成する。パウダーマトリックスの種類、性状、特性に、特に制限はなく、通常のパウダーマトリックスを使用することができる。
パウダーマトリックスは、主として、SiO2、CaO、Al23等(酸化物)の粒子で構成されるものであるが、本発明パウダーの性状、特性を阻害しない範囲で、他の粒子(例えば、CaF2等のフッ化物粒子や、パウダー保温用の炭素粒子等)を含んでいてもよい。
化合物粒子は、鋳型内溶鋼温度より高い融点、好ましくは1600℃以上の融点を有する炭化物、窒化物、炭窒化物、及び、硫化物の1種又は2種以上の化合物である。炭化物としては、SiC、NbC、VC、TaC、WC等が望ましい。窒化物としては、TiN、ZrN、AlN、BN、NbN、VN、Si3等が望ましい。硫化物としては、CaS、LaS、MgS、TiS等が望ましい。
上記化合物は、鋳型内溶鋼温度より融点が高いので、溶融パウダー中、及び、溶鋼中で溶融せず固体粒子として存在する。それに対し、パウダーマトリックスは主に酸化物からなるので溶融し易い。
化合物粒子の最大粒径は、特に制限はないが、鋳型と凝固シェル間への溶融パウダーの流入を阻害しない程度の粒径が好ましい。例えば、5〜200μmの粒径が好ましい。
本発明パウダーにおける化合物粒子の最大粒径は、通常の篩法によって測定した粒径(即ち、最大粒径)である。化合物粒子の最大粒径が5μm未満であると、パウダーマトリックスに添加した際、化合物粒子がパウダーマトリックスの粒子間を降下して、均一に混合し難いので、化合物粒子の最大粒径は5μm以上が好ましい。より好ましくは10μm以上である。
一方、最大粒径が200μmを超えると、化合物粒子が、溶融パウダーの鋳型と凝固シェル間への流入を阻害するので、200μm以下が好ましい。より好ましくは150μm以下である。
化合物粒子の含有量は、下記式、
[化合物粒子の質量/(パウダーマトリックス+化合物粒子+金属粒子)の質量]
×100
で算出し、3〜30質量%が好ましい。
含有量が3質量%未満であると、溶鋼中へ移動する化合物粒子の濃度が低く、化合物粒子による効果が発現しないので、3質量%以上が好ましい。より好ましくは10質量%以上である。一方、含有量が30質量%を超えると、溶融パウダーの粘度が増加し、鋳型と凝固シェル間への流入性が悪化するので、30質量%以下が好ましい。より好ましくは25質量%以下である。
パウダーマトリックスへの化合物粒子の混合方法は、特に制限されない。例えば、パウダーマトリックス粉末に混合する、又は、マトリックスパウダー粉末に混合したものをプリメルトした後粉砕する方法を用いることができる。また、化合物粒子を含まないパウダーマトリックスを鋳型内に添加する際に、化合物粒子を同時に添加することも可能である。ただし、この方法では、化合物粒子の均一混合性が劣る。
金属粒子は、界面活性元素であるBi、Sn、Te、Se、及び、Nbの1種又は2種以上からなる金属粒子である。
Nbを除く元素は低融点であり、連続鋳造パウダーの溶融に伴い融解する。このため、鋳型と凝固シェル間への溶融パウダーの流入を物理的に阻害しないので、パウダーマトリックスに混合した後の金属粒子の形態は規定する必要はない。ただし、パウダーマトリックス中に均一に混合させるために、最大粒径は5μm以上、5mm以下が好ましい。
金属粒子の最大粒径が5μm未満であると、パウダーマトリックスに混合した際、金属粒子がパウダーマトリックスの粒子間を降下して、均一に混合し難いので、金属粒子の最大粒径は5μm以上が好ましい。より好ましくは10μm以上である。一方、最大粒径が5mmを超えると、化合物粒子がパウダーマトリックス中に均一に混合し難いので、5mm以下が好ましい。より好ましくは1mm以下である。
Nbは、融点が高いので、溶融パウダーの鋳型と凝固シェル間への流入性を確保するため、マトリックスパウダーへの混合後の形態は200μm以下が好ましい。より好ましくは150μm以下である。
金属粒子の含有量は、下記式、
[金属粒子の質量/(パウダーマトリックス+化合物粒子+金属粒子)の質量]
×100
で算出し、1〜30質量%が好ましい。
含有量が1質量%未満では、金属粒子の作用効果が発現せず、化合物粒子が溶鋼中に移動しないので、含有量は1質量%以上が好ましい。より好ましくは5質量%以上である。
一方、含有量が30質量%を超えると、溶融パウダーと溶鋼の界面近傍における金属粒子の濃度が高くなり過ぎて、界面活性作用が過剰になり、溶融パウダー自体が溶鋼中に巻込まれて欠陥を形成するので、含有量は30質量%以下が好ましい。より好ましくは25質量%以下である。
化合物粒子の含有量と金属粒子の含有量の合計は50質量%以下が好ましい。パウダーマトリックスルの量が50%未満になると、鋳型と凝固シェル間への溶融パウダーの流入性が阻害されて、潤滑性を確保することできなくなる。化合物粒子の含有量と金属粒子の含有量の合計は40%以下がより好ましい。
また、化合物粒子の含有量と金属粒子の含有量の比、化合物粒子の含有量(質量%)/金属粒子の含有量(質量%)は3以下が好ましい。この比が3を超えると、化合物粒子が十分に溶鋼中に移動しなくなり、結晶粒微細化効果が得られない。より好ましくは1.5以下である。
パウダーマトリックスへの金属粒子の添加、混合方法は、特に制限されない。通常、あらかじめパウダーマトリックス粉末に混合したものを鋳型内に添加するが、金属粒子を含まないパウダーマトリックスを鋳型内に添加する際に、化合物粒子とともに添加することも可能である。ただし、この方法では、均一混合性が劣る。
なお、マトリックスパウダー粉末に金属粒子を混合したものをプリメルトした後粉砕する方法では、低融点金属の液相が合体して均一に混合することができないので、好ましくない。
次に、本発明方法について説明する。
本発明方法は、本発明パウダーを、鋳型短辺から100mm以内の領域に添加する。添加方法は、通常の添加方法(手動、自動供給)でよいが、パウダーマトリックスと、化合物粒子及び金属粒子を、溶鋼湯面上に別系統で添加してもよい。ただし、均一混合性が劣る場合があるので、注意を要する。
本発明パウダーを、鋳型短辺から少なくとも100mm以内の領域に添加するのが好ましいが、湯面の全領域に添加してもよい。
前記領域に本発明パウダーを添加する際、添加する領域面積は、下記式で算出して、鋳片厚み(mm)×100(mm)の10%以上が好ましい。より好ましくは20%以上である。本発明方法において、上記領域面積は、常に10%以上を確保するものとする。このようにすることで、エッジシーム疵を低減することができる。
[(鋳型短辺から0〜100mmの範囲における本発明パウダーの添加面積)/(鋳片
厚み(mm)×100mm)]×100(%)
なお、本発明パウダーを添加する領域面積は、溶鋼面上のパウダー層の最表層に添加する際の面積であり、外部から目視やモニター等で確認することができる。
通常、溶鋼面上のパウダーは、数mm以上の厚みで溶鋼面を被覆している。最表層に添加された連続鋳造パウダーは、時間の経過に伴い溶融しながら溶鋼との界面に向かって進行し、同時に、溶鋼の流動等によって徐々に面積が広がる。
本発明パウダーを、鋳型短辺から少なくとも100mm以内の連続鋳造パウダー層の最表層に添加すれば、本発明パウダーは、溶融中、溶融面上を広がり、鋳型短辺と凝固シェル間に流入する。
通常のスラブ厚みは200mm以上であり、上記100mmは、スラブ厚みのほぼ1/2に相当する。例えば、短辺から大きく離れた位置の鋳片1/2厚部相当の鋳型内溶鋼の湯面上に添加したパウダーが、溶融後、長辺側鋳型と凝固シェル間に流入することを考えると、パウダーの広がる距離がスラブ厚みのほぼ1/2に相当することは妥当である。
本発明パウダーの添加は、鋳型短辺に接する領域に添加するのが最も効果的だが、直接、鋳型短辺に接するように添加しなくても、短辺から100mm以内の領域に添加すればよい。ただし、添加位置が鋳型短辺から離れるほど、鋳型長辺側に流入する割合が増えて、鋳型短辺側に流入する割合は減少する。
ここで、本発明パウダーを適用する鋼について説明する。
鋳造中の冷却過程でδ/γ変態がなく、鋳片の結晶粒が粗大化し易い鋼、例えば、フェライト単相鋼や、主にフェライト粒組織の鋼、室温におけるγ相率(体積分率)が20%以下のフェライト組織が主相の鋼の連続鋳造に適用することができる。特に、Cr系ステンレス鋼の連続鋳造に適用するのが好ましい。
フェライト単相鋼では、質量%で、
Si:0.005〜7.0%、
Al:0.003〜10.0%、
Cr:0.005〜3.0%
を含有し、[%Si]+2.4[%Al]≧1.9を満たす鋼が好ましい。
Cr系ステンレス鋼では、質量%で、
C :0.001〜0.30%、
Si:0.01〜1.00%、
Cr:10.0〜22.0%、
N :0.001〜0.10%
を含有し、下記式(1)で定義するGが、式(2)を満たすCr系ステンレス鋼が好ましい。
G=420[%C]+470[%N]+23[%Ni]+9[%Cu]+7[%Mn]
−11.5([%Cr]+[%Si])−12[%Mo]−52[%Al]
−47[%Nb]−49[%Ti]+189 ・・・(1)
G≦20 ・・・(2)
Gは、ステンレス鋼を1100℃に加熱した時に生成するオーステナイト量の最大値を示す指標であり、ステンレス鋼のみに適用できる指標である(例えば、特開2013−53366号、参照)。各元素の含有量の係数は実験的に定められたものである。
Gが小さいほど、1100℃付近のオーステナイト量が少ないことを意味し、鋳造中の冷却過程で結晶粒が粗大化し易い傾向を示す。そのため、Cr系ステンレス鋼のうち、Gが20以下のものはエッジシームが顕著に発生する。
また、フェライト単相鋼では、質量%で、
C :0.0003〜0.06%
Si:0.005〜7.0%、
Al:0.003〜10.0%、
Cr:0.005〜3.0%
を含有し、[%Si]+2.4[%Al]≧1.9
を満たすフェライト単相鋼が好ましい。
Si、Al、Crはフェライト形成元素であり、特に、上記不等式を満たす成分組成では、鋳造中の冷却過程で生成するオーステナイト量が極めて少なく、結晶粒が粗大化し易い。
本発明パウダーを適用する鋼は、効果が十分に発現する点で、オーステナイト粒組織が極めて少ないフェライト粒組織の鋼が好ましいが、γ相率(体積分率)が20%を超えると、本発明パウダーの効果が充分に発現しないので、フェライト組織が主相である鋼の室温におけるγ相率(体積分率)は20%以下が好ましい。
次に、本発明の実施例について説明するが、実施例での条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
(実施例1)
成分組成が、質量%で、2.7%C、43.5%SiO2、6.5%Al23、32.5%CaO、11%Na2O、3.8%Fの基本鋳造パウダー(パウダーマトリックス)に、表1に示す各種の化合物粒子(炭化物、窒化物、硫化物)の1種又は2種以上を混合し、かつ、最大粒径1mmの金属Biを1〜30質量%の範囲で混合したパウダー(パウダーA)を用いて、成分組成が、質量%で、0.05%C、0.3%Si、0.3%Mn、0.02%P、0.005%S、0.1%Ni、16.5%Cr、0.007%NのCr系ステンレス鋼の溶鋼を連続鋳造した。
Figure 0006398299
連続鋳造中、パウダーAを、鋳型全面、及び、鋳型両側短辺近傍(狙いは100mm幅以内)に添加した。鋳型短辺近傍のみにパウダーAを添加した場合、他の部位には、化合物粒子(炭化物、窒化物、硫化物)や金属Biを含まない基本組成のパウダーを添加した。
連続鋳造中のパウダーAの使用量は、0.5〜1.0kg/t−steelであった。連続鋳造中、パウダーAを鋳型全面に添加した場合と同等であった。
連続鋳造で、幅1000mm、厚み250mmのスラブを鋳造速度0.8〜1.3m/分で鋳造した。スラブを、加熱後、常法で熱間圧延、冷間圧延し、1.5mm厚みの冷延板とした。
(スラブ短辺の結晶粒径の測定)
スラブのC断面を切断し、研磨し、ナイタールでエッチングして、結晶粒組織を検出し写真撮影した。スラブ短辺の表層から5mmの位置で、線分法で結晶粒径を測定した。
(エッジシームの評価)
冷延板を通板検査し、エッジシームの最大幅を測定した。エッジシームは、◎<幅5mm、5mm≦○<10mm幅、×≧10mm幅と評価した。
(鋳片短辺割れの評価)
鋳片短辺を目視検査し、5mm超の割れがある場合を×、5mm以下であれば○と評価した。
(パウダー巻込み欠陥の評価)
冷延板を通板検査し、割れ、鋳造パウダー巻込みを評価した。10m当たりの平均個数密度が1個以下を合格(○)、1個超の場合を不合格(×)とした。
表1に、評価結果を併せて示す。
発明例では、操業に特に支障はなかった。鋳片段階で、短辺の表面割れやコーナー割れ等の欠陥も発生しなかった。パウダーAを鋳型全面に添加した場合、鋳片全体の結晶粒が微細化して、エッジシームの発生が抑制された。パウダーAを、鋳型短辺近傍(100mm幅以内、好ましくは50mm以内)に添加した場合、鋳片短辺の結晶粒が微細化し(長辺側は変化なく、結晶粒径が大)、エッジシームの発生が抑制された。
比較例No.30では、SiC粒子の添加率が3質量%未満であったため、また、比較例No.31では、(化合物粒子)/(金属元素)が3を超えていて、SiC粒子の溶鋼中への移動が不十分であったため、結晶粒が粗大化して、エッジシーム幅が10mmを超え、評価は×であった。
比較例No.32では、TiN粒子の添加率が30質量%を超えたため、比較例No.33では、化合物粒子と金属粒子の合計が50質量%を超えたため、また、比較例No.34では、CaS粒子の最大粒径が200μmを超えたため、いずれの比較例においても、鋳造時の溶融パウダー流入が阻害されて、5mm以上の鋳片短辺割れが生じ、評価は×であった。
(実施例2)
成分組成が、質量%で、0.5%C、33%SiO2、5.5%Al23、45%CaO、12%Na2O、4%Fで、塩基度(CaO/SiO2)=1.36の基本鋳造パウダーに、最大粒径10μmの化合物粒子(炭化物、窒化物、硫化物)を10質量%混合し、さらに、表2に示す各種金属粒子を混合したパウダー(パウダーB)を用いて、成分組成が、質量%で、0.02%C、0.4%Si、0.2%Mn、0.02%P、0.005%S、0.3%Ni、17.5%Cr、0.007%NのCr系ステンレス鋼の溶鋼を連続鋳造した。
Figure 0006398299
連続鋳造中、パウダーBを、鋳型全面、及び、鋳型両側短辺近傍(狙いは100mm幅以内)に添加した。
発明例では、操業に特に支障はなく、表面割れやコーナー割れ等の欠陥も発生しなかった。パウダーBを鋳型全面に添加した場合、鋳片全体の結晶粒が微細化し、エッジシームの発生が抑制された。パウダーBを、鋳型短辺近傍(100mm幅以内、好ましくは50mm以内)に添加した場合、鋳片短辺の結晶粒が微細化し(長辺側は変化なく結晶粒径は大)、エッジシームの発生が抑制された。
比較例No.19では、金属Biの添加率が30質量%を超えたため、連続鋳造パウダーが溶鋼中に巻込まれて鋳片内に残存して、冷延板のパウダー巻込み欠陥が10m当たり1個を超え、評価は×であった。評価結果を表2に併せて示す。
(実施例3)
Cr系ステンレス鋼の溶鋼の連続鋳造において、通常パウダーの供給と同様に、一般的なスクリューフィーダーで、実施例1と2の本発明パウダーを、表3に示すように、添加位置を変えて、連続鋳造パウダー層の最上層に供給した。表3に記載した部位以外の部位には、化合物粒子や金属粒子を添加しない基本組成パウダーを供給した。発明例No.7では、本発明パウダーを鋳型全面に供給した。
Figure 0006398299
発明例No.1〜7では、鋳片短辺部の結晶粒が微細化し、エッジシーム幅を10mm以下に低減することができた。発明例No.1では、鋳型短辺に接した部位である、鋳型短辺から0〜50mmの領域にて、短辺方向全長にわたって添加した。本発明パウダーが溶融後に鋳型短辺と溶鋼の間に流入したので、鋳片短辺部の結晶粒が微細化し、エッジシーム幅を10mm未満に低減することができた。
発明例No.2では、鋳型短辺に接した部位である、鋳型短辺から0〜50mmの領域にて、短辺方向では中央部の一部で、スラブ厚×100mmに占める面積率が10%の領域に、本発明パウダーを添加した。本発明パウダーは、溶融しながら、パウダー表層部から溶鋼面との界面に向かって進行していく間に広がり、鋳型短辺の全幅にわたり流入したので、鋳型短辺の全幅で結晶粒微細化効果が得られた。
発明例No.3〜4では、鋳型短辺に接した部位に本発明パウダーを添加せず、短辺から20〜50mm離れた領域で、鋳型短辺の全幅にわたり添加した。発明例No.3では、鋳型短辺方向の全長にわたって添加した。発明例No.4では、鋳型短辺方向の中央部の一部に、パウダー表層部における添加面積率(スラブ厚250mm×100mmに占める面積率)が10%になるように添加した。
パウダー層表層部に添加された本発明パウダーは、溶融しながら溶鋼湯面との界面に向かって進行していく間に広がり、鋳型短辺の全幅に流入したので、鋳片短辺の全幅で結晶粒微細化効果が得られた。
発明例No.5では、本発明パウダーを、鋳型短辺から80〜130mm離れた領域で、鋳型短辺の全幅にわたって添加した。この場合、パウダーの添加面積は、スラブ厚×100mmの20%であった。本発明パウダーは、溶融後に鋳型短辺の全幅に流入し、鋳片短辺の全幅で結晶粒微細化効果が得られた。
発明例No.6では、本発明パウダーを、鋳型短辺に接した0〜100mm全面に添加した。鋳型短辺の全幅で結晶粒微細化効果が得られた。発明例No.7では、本発明パウダーを、鋳型全面に添加したので、鋳片の短辺と長辺において結晶粒微細化効果が得られた。
比較例No.8では、本発明パウダーを、鋳型短辺から110mm未満の部位に添加せず、鋳型短辺から110〜160mm離れた領域に添加した。本発明パウダーは、溶融して広がったが、鋳型短辺には達しなかったので、結晶粒微細化効果は得られず、エッジシームは16mmとなった。評価は×である。
比較例No.9では、鋳型短辺から0〜50mmの領域に添加したが、スラブ厚×100mmに占める面積率が10%未満であったため、結晶粒微細化効果が不十分であった。エッジシームは14mmで、10mmを超えたため、評価は×である。評価結果を、表3に併せて示す。
前述したように、本発明によれば、鋳片内部の結晶粒成長を抑制して、鋳片短辺部の結晶粒を微細化することができるので、効果的にエッジシームの発生を防止することができる。よって、本発明は、鉄鋼産業において利用可能性が高いものである。
1 鋳片
2 短辺側表層
3 長辺側表層
4 柱状晶

Claims (5)

  1. 鋼を連続鋳造する際に用いる連続鋳造パウダーにおいて、パウダーマトリックス中に、
    (i-1)鋳型内溶鋼温度より高い融点を有する炭化物、窒化物、炭窒化物、及び、硫化物の1種又は2種以上の化合物粒子:3〜30質量%と、
    (i-2)Bi、Sn、Te、Se、及び、Nbの1種又は2種以上からなる金属粒子:1〜30質量%
    を含有し、
    (ii-1)化合物粒子の含有量と金属粒子の含有量の合計が50質量%以下で、かつ、
    (ii-2)化合物粒子の含有量と金属粒子の含有量の比、化合物粒子の含有量(質量%)/金属粒子の含有量(質量%)が3以下である
    ことを特徴とする連続鋳造パウダー。
  2. 前記化合物粒子の最大粒径が5〜200μmであることを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造パウダー。
  3. 前記金属粒子の最大粒径が5μm以上、5mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の連続鋳造パウダー。
  4. 鋼の連続鋳造方法において、請求項1〜3のいずれか1項に記載の連続鋳造パウダーを、鋳型短辺×100mm(鋳片幅方向)の領域の10%以上の面積に添加することを特徴とする連続鋳造方法。
  5. 前記鋼が、フェライト単相鋼、又は、Cr系ステンレス鋼であることを特徴とする請求項4に記載の連続鋳造方法。
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