JP6387758B2 - 電波受信装置及び電子時計 - Google Patents
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Description
世界の各地における地方時情報を記憶する地方時記憶手段と、
測位衛星から送信されている衛星信号を含む電波を受信して当該衛星信号を探索し、捕捉された衛星信号を復調する受信手段と、
捕捉、復調された前記衛星信号を解読する解読手段と、
外部から取得された前記測位衛星の概略軌道情報を含む位置算出情報を記憶する位置算出情報記憶手段と、
前記受信手段に少なくとも3機の測位衛星を捕捉させ、前記捕捉された測位衛星から自機の現在位置までの距離にそれぞれ応じた距離指標値を算出するのに必要な所定の衛星信号部分又は捕捉に係る情報を前記受信手段に取得させる受信制御手段と、
前記距離指標値及び当該距離指標値が得られた測位衛星の前記概略軌道情報を用いて現在位置を算出する位置取得手段と、
前記算出された現在位置が属する前記地方時情報を前記地方時記憶手段から取得する地方時取得手段と、
概略軌道情報を用いて前記現在位置が算出された場合に、前記距離指標値が得られた測位衛星の衛星間角度と、前記概略軌道の基準タイミングからの経過時間とに基づいて、前記算出された現在位置に対する所定の誤差範囲を定める誤差範囲設定手段と、
を備え、
前記受信制御手段は、前記誤差範囲が複数の地方時設定に係る領域に跨がっている場合には、精密軌道情報を含む衛星信号が受信される期間に前記受信手段を動作させ、
前記地方時取得手段は、取得された前記精密軌道情報に基づいて算出された現在位置が属する前記地方時情報を取得することを特徴とする電波受信装置である。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態の電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
この電子時計1は、測位衛星からの電波を受信して利用可能な電波時計である。
分周回路45は、発振回路44から出力された周波数信号をCPU41や計時回路46により利用される周波数の信号に分周して出力する。出力される周波数は、CPU41からの制御信号により変更可能に設定されていても良い。
なお、電子時計1への実装の際には、受信部500のうちBPF(帯域透過フィルタ)や周波数変換を行うための局部発振器など、他の構成と比較して大型の構成を有する前段処理部(RF部)と、ベースバンド信号を用いた測位衛星からの信号の捕捉、追尾及び復号に係る処理や各種演算制御処理を行うベースバンド部とを別個に形成して用いることが出来る。
モジュールCPU501は、当該受信部500で得られた符号列をフォーマットに従って復号して航法メッセージのうち所望の部分を取得し、当該取得された航法メッセージに基づいて位置などの演算処理を行う。また、モジュールCPU501は、受信部500の動作を制御すると共に、CPU41から入力設定された命令に従ってデータの算出や出力を行う。
ステッピングモータ82は、輪列機構72を介して分針62及び時針63を回転動作させる。輪列機構72は、時針63を分針62に連動して回転させる構成であり、分針62を1度ずつ回転移動させると共に時針63を1/12度ずつ回転移動させる。
GNSSでは、複数の測位衛星を複数の軌道上に分散させて周回させることで、地上において同時に複数の測位衛星からの電波を受信可能とし、当該受信可能な測位衛星から送信されている当該測位衛星の現在位置に係る情報や日時情報を4機以上の測位衛星(地表面であるとの仮定の上では3機)から取得することで、これらの取得データと、取得タイミングのずれ、即ち、各測位衛星からの伝播時間(距離)の差と、に基づいて三次元空間における位置座標及び日時を決定することが出来る。
米国のGPS(Global Positioning System)に係る測位衛星(GPS衛星)では、30秒単位のフレームデータが合計25ページ送信されることで、12.5分周期でデータが出力されている。GPSでは、GPS衛星ごとに固有の疑似拡散信号が用いられており、この疑似拡散信号は、1.023MHzで符号(チップ)が配列されて1ms周期で送信されている。このチップの先頭は、GPS衛星の内部時計と同期しているので、GPS衛星ごとにこの位相のずれを検出することで、伝播時間、即ち、GPS衛星から現在位置までの距離に応じた位相ずれ(疑似距離、距離指標値)が検出される。
このうち、サブフレーム1には、WORD3にWN(週番号)が含まれ、19.6年周期で日付を特定する場合に用いられる。また、サブフレーム1のWORD8の途中からWORD10には、衛星時計の補正パラメータ(時刻補正データ)が含まれている。この補正パラメータには、現在日時(GPS日時)とGPS日時とUTC(世界標準時)に係る日時(UTC日時)との差分値及びその変化パラメータとが含まれている。
このタイムゾーン判定処理は、ユーザの操作部47への所定の入力操作に応じて、又はユーザがタイムゾーンを跨ぐような大きな移動がなされたことを判定する所定の方法などに基づいて、開始される。
従って、エフェメリスよりも精度が低い代わりに長期間利用可能なアルマナックを用いて概略位置を求めるので、毎回捕捉した測位衛星自体の精密位置情報を取得する必要がなく、従って、電力消費を低減させながら容易に概略的な位置情報を取得することが出来る。
なお、上記実施の形態において、ステップS103の処理の完了待ちについてのみ、ステップS102の処理でタイムアウト時間を設定したが、ステップS105、S106といった処理完了待ちの判別処理の一部または全部に対しても同様にタイムアウト時間を設定することが出来る。このようにタイムアウト時間を設定することで、衛星信号の捕捉後に受信状況が悪くなった場合や、捕捉されたものの航法メッセージの解読には不十分な電波強度(フェージングなどの影響も含む)の場合にも、速やかに受信を中止させて電力消費を抑えることが出来る。
次に、第2実施形態の電子時計について説明する。
図4は、第2実施形態の電子時計1aの機能構成を示すブロック図である。
即ち、本実施形態の電子時計1aでは、位置算出情報は、通信部48を介して取得されない。
この第2実施形態の電子時計1aにおけるタイムゾーン判定処理は、第1実施形態の電子時計1におけるタイムゾーン判定処理と比較して、ステップS106〜S108の処理が追加された点が異なり、他の処理は、第1実施形態の電子時計1におけるタイムゾーン判定処理と同一である。従って、同一の処理内容については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
或いは、上述のステップS103と同様に、ステップS107の処理に対してタイムアウト時間(例えば、6秒)を設定して、当該タイムアウト時間内にアルマナックが取得されない場合には、今回の受信ではアルマナックの取得を行わないこととしても良い。この場合には、ステップS108の処理のみが省略されて、モジュールCPU501の処理は、ステップS109の処理に移行する。また、手動で受信が開始された場合などで、所望の測位衛星とは異なる測位衛星のアルマナックが先に取得された場合には、当該アルマナックによりステップS108の処理で記憶データを更新させることが出来る。
なお、ステップS108の処理におけるアルマナックの更新処理は、アルマナックが取得された段階で、ステップS106の処理で“YES”に分岐するのを待つことなく行われて良い。
なお、ステップS109の処理は、特に、疑似距離が取得された測位衛星と、今回の取得対象のアルマナックに係る測位衛星とが異なる場合には、ステップS106の処理で“YES”に分岐した段階で開始されても良い。これによって、より迅速に地方時情報を取得して表示させることが出来る。
従って、受信対象期間を定めてピンポイントで受信動作を行わせることで、必要以上に受信時間を長引かせずに、受信動作に係る電力消費を低減させることが出来る。また、アルマナックを用いて測位を行うことで、捕捉される測位衛星とアルマナックが取得される測位衛星とが異なっていても良いので、効率良く捕捉された測位衛星の疑似距離の取得とアルマナックの取得とを並行させて行うことが出来る。
次に、第3実施形態の電子時計について説明する。
第3実施形態の電子時計1aは、第2実施形態の電子時計1aと同一の機能構成を有するので、構成に係る詳しい説明を省略する。
概略位置の算出時には、併せて、DOP(Dilution of Precision)が算出される。このDOPは、測位に用いられた測位衛星の位置関係(配位、constellation)に基づく測位精度を示す値であり、1より大きくなるほど精度が悪いことを示す。ここでは、求められた現在位置に対し、このDOPに基づいて誤差範囲を設定し、当該誤差範囲がタイムゾーンや夏時間設定エリアの境界線と重なるか否かを判断することで、概略位置での判定が十分であるか否かを判別する。
ここでは、境界線Gによって異なるタイムゾーンに属するエリアAとエリアBとに分割されている場合を示す。この境界線付近で現在位置が算出された場合に、算出された現在位置P1に対して誤差範囲E1が設定されると、当該誤差範囲E1の外縁は、全てエリアAの内部にあるので、現在位置P1は、エリアAに属することが確定される。一方、算出された現在位置P2に対して誤差範囲E2が設定されると、当該誤差範囲E2の外縁は、エリアAとエリアBとに跨っている。従って、この場合には、算出された現在位置P2がエリアBに属すると確定することが出来ない。
このタイムゾーン判定処理では、第2実施形態のタイムゾーン判定処理に対してステップS112〜S114の処理が追加されている点が異なり、その他の処理については同一であるので、同一の処理内容には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
従って、タイムゾーンの判定のように通常の測位に必要な精度が必要とされない場合が多い場合に、本発明は、より好ましく用いられ、タイムゾーンの境界線付近や夏時間実施ルールが異なる国境線付近などで概略位置が取得されて、何れのタイムゾーンや夏時間実施地域にいるかが特定出来ない場合に限り、エフェメリスの受信を行う。従って、通常では、短時間の受信で効率良く概略位置を取得してエフェメリスの受信に伴う電力消費の増大を最低限度に抑えながら、必要に応じて概略位置の取得による地方時の誤判定を防ぐことが出来る。
次に、第4実施形態の電子時計について説明する。
図8は、本実施形態の電子時計1bの機能構成を示すブロック図である。
この電子時計1bは、GPS受信処理部50aが位置精度取得テーブル504(誤差範囲対応記憶手段)を備え、また、タイムゾーン対応テーブル503bが第2実施形態の電子時計1aにおけるタイムゾーン対応テーブル503と異なる点を除き、第2実施形態の電子時計1aと同一の構成であり、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
ここで示されている範囲では、各ブロックは、原則的に緯度経度方向に略均等に分割されており、ブロックの境界線に沿ってタイムゾーンの境界線Gが設定されることで、各ブロックがエリアA、B、Cに分割されている。各エリアA、B、Cは、それぞれ、境界線Gからの距離によって、境界線Gから20km圏内の境界サブエリアA0、B0、C0、境界線Gから100km圏内の中間サブエリアA1、B1、C1及び境界線Gから十分離れた内部サブエリアA2、B2、C2に分けられている。
例えば、衛星間角度が45度未満の場合、アルマナックの基準時刻から20日以上が経過すると、20km以上の誤差が想定される程度に測位衛星の位置や衛星時計の時刻のずれが大きくなる。
このタイムゾーン判定処理は、第3実施形態のタイムゾーン判定処理に対し、ステップS110の処理がステップS110aの処理に置き換えられ、ステップS111の処理が追加され、また、ステップS112の処理がステップS112a、S112bの処理に置き換えられている。これら以外の処理は、第3実施形態の電子時計1aと第4実施形態の電子時計1bで同一であり、同一の処理内容には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
上述した第4実施形態の電子時計1bにおけるエフェメリスの取得要否に係る判定は、衛星間角度として4機の測位衛星の中で最も広い角度差にのみ基づいて行ったが、4機の測位衛星の位置関係は、天球面上で方位角方向に均等に分布されている訳ではなく、緯度方向と経度方向などの直交する二軸方向に異なる角度差で非等方的に分布している。そこで、第4実施形態の電子時計1bにおいて、この不均等を考慮してエフェメリスの取得要否に係る判定を行わせる処理を実行させることが出来る。
図12(a)に示すように、ここでは、軸U(長軸)方向に沿って測位衛星SV1、SV2が衛星間角度αで配置され、軸V(短軸)の方向に沿って測位衛星SV3、SV4が衛星間角度βで配置されている。なお、測位衛星が各軸に沿って分布されていない場合には、例えば、重心に対する分散が最大となる方向に長軸Uを設定して、長軸U及び測位衛星SV1を含む面と、長軸U及び測位衛星SV2を含む面との間の角度を衛星間角度αとして定め、長軸Uに垂直な短軸V及び測位衛星SV3を含む面と、短軸V及び測位衛星SV4を含む面との間の角度を衛星間角度βとして定めることが出来る。
但し、この場合、誤差レベル「0」と「1」の差に応じて、円C0、C3、C4の間をタイムゾーンの境界線が通過してしまう場合があるので、円C3と円C0の間及び円C4と円C0の間に、それぞれの誤差範囲に応じた間隔で更に1又は複数の円を配列しても良い。ここでは、20km間隔で5個の円を配列することで、より確実に誤差範囲とタイムゾーンの境界線との重複を検出することが出来る。
この変形例では、概略位置P0、及び概略位置P0と共に算出された誤差参照位置P3、P4の3点に対して、それぞれサブエリアを取得し、何れか一つでも境界線から20km以内のサブエリアにある場合には、エフェメリスを取得し、何れか一つでも境界線から100km以内のサブエリアにある場合には、誤差レベルが1又は2の場合にエフェメリスを取得し、何れも境界線から100km以上離れたサブエリアにある場合には、誤差レベルが2の場合にのみエフェメリスを取得する。このように、測位衛星の位置関係上、位置精度の低い方向について、誤差参照位置P3、P4を用いてより厳しくエフェメリスの取得要否を判別することで、不要にエフェメリスの取得機会を増加させないようにしつつ、容易且つより確実にタイムゾーンの判定を行うことが出来る。
即ち、アルマナックのデータが古くなるほど増大する誤差や、捕捉された測位衛星の位置関係に応じて増大する誤差に応じて適切な範囲の誤差範囲を設定してエフェメリスの受信可否を柔軟に決定するので、多少アルマナックの更新間隔が開いたり、受信環境が悪かったりしても、状況に応じて必要な精度が得られればそのままアルマナックを利用しつつ、誤差範囲が拡大した結果必要な精度が得られない場合には、臨機応変にエフェメリスの受信及び当該エフェメリスを用いた測位に切り替えるので、電力消費の低減と判定誤差の低減とを両立させることが出来る。
即ち、非等方的な誤差範囲に対して地方時設定との境界線と重複しているか否かを判別する処理は、等方的な誤差範囲に比較して複雑になることが多いので、容易な処理の組み合わせとすることで、処理の負荷を上昇させない。
次に、第5実施形態の電子時計について説明する。
図14は、第5実施形態の電子時計1cの機能構成を示すブロック図である。
この第5実施形態の電子時計1cは、第4実施形態の電子時計1bにおけるGPS受信処理部50aがGPS受信処理部50cに置き換えられた点を除き同一の構成であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図15は、本実施形態の電子時計1cにおいて実行されるタイムゾーン判定処理のモジュールCPU501による制御手順を示すフローチャートである。
また、現在位置及び履歴に係る所定回数分の位置が属するエリアは、同様にタイムゾーン対応テーブル503bが参照されて取得されれば良い。即ち、誤差範囲に応じて明らかに通常の移動範囲から外れた移動がなされたと見做されない距離範囲内であれば、異なるタイムゾーンに移動していないと判断する。
地方時の境界線は、国境などの行政区画に沿って設定されていることが多く、通常の生活圏は、一方の側にあることが多いので、一般的には明らかな位置変化が見られない限りはエフェメリスの受信に移行せずに、境界線の一方の側いると見なすことでエフェメリスの受信頻度を低減させることが出来る。一方で、境界線を越えて頻繁に移動するユーザや旅行者にとっては、単に境界線の一方の側にいると見做すことで誤判定が増加することになるので、直近の履歴で境界線のどちらの側にもいる場合があると判断される場合には、通常通りエフェメリスの取得を行うことで誤判定を防ぐことが出来る。
例えば、上記実施の形態では、アルマナック、エフェメリスと衛星時計の補正パラメータとを両方同時に取得することとしたが、衛星時計の補正パラメータの取得は、別個に、又は、異なる頻度で行われても良い。
また、GLONASS衛星では、時刻がストリング1でのみ送信されているので、各ストリングの末尾で送信されているタイムマーク及び各ストリングの先頭で送信されているストリング番号で日時が同定出来る範囲内の誤差ではない場合には、ストリング1の受信を行う必要がある。即ち、アルマナックを含むストリングの受信だけでは日時を同定することが出来ない場合がある。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成、処理内容やその手順は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
測位衛星から送信されている衛星信号を含む電波を受信して当該衛星信号を探索し、捕捉された衛星信号を復調する受信手段と、
捕捉、復調された前記衛星信号を解読する解読手段と、
外部から取得された前記測位衛星の概略軌道情報を含む位置算出情報を記憶する位置算出情報記憶手段と、
前記受信手段に少なくとも3機の測位衛星を捕捉させ、当該捕捉に係る情報又は前記捕捉された測位衛星から自機の現在位置までの距離にそれぞれ応じた距離指標値を算出するのに必要な所定の衛星信号部分又は捕捉に係る情報を取得させる受信制御手段と、
前記距離指標値及び当該距離指標値が得られた測位衛星の前記概略軌道情報を用いて現在位置を算出する位置取得手段と、
を備えることを特徴とする電波受信装置。
<請求項2>
前記位置算出情報には、前記測位衛星の時刻補正データが含まれることを特徴とする請求項1記載の電波受信装置。
<請求項3>
前記受信制御手段は、現在位置を取得する場合に、前記位置算出情報の取得対象として設定された測位衛星の当該位置算出情報を含む衛星信号が受信される期間に合わせて前記受信手段を動作させ、
復調された前記衛星信号から取得された前記位置算出情報により、前記位置算出情報記憶手段に記憶されている前記設定された測位衛星の位置算出情報を上書き更新させる記憶更新制御手段を備える
ことを特徴とする請求項1又は2記載の電波受信装置。
<請求項4>
前記受信制御手段は、位置算出情報の取得対象として、前記位置算出情報記憶手段に記憶されている位置算出情報に係る概略軌道の基準タイミングが古い測位衛星を優先的に設定することを特徴とする請求項3記載の電波受信装置。
<請求項5>
前記受信制御手段は、位置算出情報の取得対象として、前記受信手段による受信対象となり得る全ての測位衛星を順番に設定することを特徴とする請求項3記載の電波受信装置。
<請求項6>
世界の各地における地方時情報を記憶する地方時記憶手段と、
前記算出された現在位置が属する前記地方時情報を前記地方時記憶手段から取得する地方時取得手段と、
を備え、
前記受信制御手段は、前記算出された現在位置に対する所定の誤差範囲が複数の地方時設定に係る領域に跨がっている場合には、精密軌道情報を含む衛星信号が受信される期間に前記受信手段を動作させ、
前記地方時取得手段は、取得された前記精密軌道情報に基づいて算出された現在位置が属する前記地方時情報を取得する
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電波受信装置。
<請求項7>
概略軌道情報を用いて前記現在位置が算出された場合に、前記距離指標値が得られた測位衛星の衛星間角度と、前記概略軌道の基準タイミングからの経過時間とに基づいて前記誤差範囲を定める誤差範囲設定手段を備えることを特徴とする請求項6記載の電波受信装置。
<請求項8>
前記衛星間角度と前記経過時間の組み合わせに応じた前記誤差範囲をリスト記憶する誤差範囲対応記憶手段を備え、
前記誤差範囲設定手段は、算出された前記衛星間角度と前記経過時間とを用いて前記誤差範囲対応記憶手段の前記リストを参照する
ことを特徴とする請求項7記載の電波受信装置。
<請求項9>
前記誤差範囲は、前記距離指標値が得られた前記測位衛星の位置関係に応じて非等方的に設定されることを特徴とする請求項7又は8記載の電波受信装置。
<請求項10>
前記受信制御手段は、前記非等方的に設定された前記誤差範囲内に配置された複数の等方的な判定ブロックの何れかが複数の前記地方時設定に係る領域に跨がっているか否かを判別することで、精密軌道情報の取得要否を判別することを特徴とする請求項9記載の電波受信装置。
<請求項11>
過去に算出された位置の履歴を記憶する履歴記憶手段を備え、
前記受信制御手段は、前記算出された現在位置に対する所定の誤差範囲が複数の地方時設定に係る領域に跨がっている場合には、前記履歴を参照し、前記現在位置が直近の所定回の履歴位置に対して前記誤差範囲に応じた所定の距離内にあり、且つ、当該履歴位置と同一の地方時設定に係る領域に属する場合には、精密軌道情報の取得を行わないと判別する
ことを特徴とする請求項8〜10の何れか一項に記載の電波受信装置。
<請求項12>
前記記憶更新制御手段は、前記取得された精密軌道情報に概略軌道情報に対応するデータが含まれている場合には、当該概略軌道情報に対応するデータにより、前記精密軌道情報と同一の測位衛星の概略軌道情報を上書き更新させることを特徴とする請求項6〜11の何れか一項に記載の電波受信装置。
<請求項13>
請求項6〜12の何れか一項に記載の電波受信装置と、
日時を計数する計時手段と、
計数されている日時を取得された地方時設定に応じた地方時に変換する地方時取得手段と、
変換された地方時を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする電子時計。
1a 電子時計
1b 電子時計
1c 電子時計
41 CPU
42 ROM
421 プログラム
43 RAM
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 操作部
48 通信部
49 標準電波受信部
50 GPS受信処理部
50a GPS受信処理部
50c GPS受信処理部
500 受信部
501 モジュールCPU
502 軌道情報記憶部
503 タイムゾーン対応テーブル
503b タイムゾーン対応テーブル
504 位置精度取得テーブル
505 位置履歴記憶部
51 駆動回路
52 電源部
61 秒針
62 分針
63 時針
64 日車
65 機能指針
71〜74 輪列機構
81〜84 ステッピングモータ
AN1 アンテナ
AN2 アンテナ
Claims (11)
- 世界の各地における地方時情報を記憶する地方時記憶手段と、
測位衛星から送信されている衛星信号を含む電波を受信して当該衛星信号を探索し、捕捉された衛星信号を復調する受信手段と、
捕捉、復調された前記衛星信号を解読する解読手段と、
外部から取得された前記測位衛星の概略軌道情報を含む位置算出情報を記憶する位置算出情報記憶手段と、
前記受信手段に少なくとも3機の測位衛星を捕捉させ、前記捕捉された測位衛星から自機の現在位置までの距離にそれぞれ応じた距離指標値を算出するのに必要な所定の衛星信号部分又は捕捉に係る情報を前記受信手段に取得させる受信制御手段と、
前記距離指標値及び当該距離指標値が得られた測位衛星の前記概略軌道情報を用いて現在位置を算出する位置取得手段と、
前記算出された現在位置が属する前記地方時情報を前記地方時記憶手段から取得する地方時取得手段と、
概略軌道情報を用いて前記現在位置が算出された場合に、前記距離指標値が得られた測位衛星の衛星間角度と、前記概略軌道の基準タイミングからの経過時間とに基づいて、前記算出された現在位置に対する所定の誤差範囲を定める誤差範囲設定手段と、
を備え、
前記受信制御手段は、前記誤差範囲が複数の地方時設定に係る領域に跨がっている場合には、精密軌道情報を含む衛星信号が受信される期間に前記受信手段を動作させ、
前記地方時取得手段は、取得された前記精密軌道情報に基づいて算出された現在位置が属する前記地方時情報を取得することを特徴とする電波受信装置。 - 前記位置算出情報には、前記測位衛星の時刻補正データが含まれることを特徴とする請求項1記載の電波受信装置。
- 前記受信制御手段は、現在位置を取得する場合に、前記位置算出情報の取得対象として設定された測位衛星の当該位置算出情報を含む衛星信号が受信される期間に合わせて前記受信手段を動作させ、
復調された前記衛星信号から取得された前記位置算出情報により、前記位置算出情報記憶手段に記憶されている前記設定された測位衛星の位置算出情報を上書き更新させる記憶更新制御手段を備える
ことを特徴とする請求項1又は2記載の電波受信装置。 - 前記受信制御手段は、位置算出情報の取得対象として、前記位置算出情報記憶手段に記憶されている位置算出情報に係る概略軌道の基準タイミングが古い測位衛星を優先的に設定することを特徴とする請求項3記載の電波受信装置。
- 前記受信制御手段は、位置算出情報の取得対象として、前記受信手段による受信対象となり得る全ての測位衛星を順番に設定することを特徴とする請求項3記載の電波受信装置。
- 前記衛星間角度と前記経過時間の組み合わせに応じた前記誤差範囲をリスト記憶する誤差範囲対応記憶手段を備え、
前記誤差範囲設定手段は、算出された前記衛星間角度と前記経過時間とを用いて前記誤差範囲対応記憶手段の前記リストを参照する
ことを特徴とする請求項5記載の電波受信装置。 - 前記誤差範囲は、前記距離指標値が得られた前記測位衛星の位置関係に応じて非等方的に設定されることを特徴とする請求項5又は6記載の電波受信装置。
- 前記受信制御手段は、前記非等方的に設定された前記誤差範囲内に配置された複数の等方的な判定ブロックの何れかが複数の前記地方時設定に係る領域に跨がっているか否かを判別することで、精密軌道情報の取得要否を判別することを特徴とする請求項7記載の電波受信装置。
- 過去に算出された位置の履歴を記憶する履歴記憶手段を備え、
前記受信制御手段は、前記算出された現在位置に対する所定の誤差範囲が複数の地方時設定に係る領域に跨がっている場合には、前記履歴を参照し、前記現在位置が直近の所定回の履歴位置に対して前記誤差範囲に応じた所定の距離内にあり、且つ、当該履歴位置と同一の地方時設定に係る領域に属する場合には、精密軌道情報の取得を行わないと判別する
ことを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の電波受信装置。 - 前記記憶更新制御手段は、前記取得された精密軌道情報に概略軌道情報に対応するデータが含まれている場合には、当該概略軌道情報に対応するデータにより、前記精密軌道情報と同一の測位衛星の概略軌道情報を上書き更新させることを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載の電波受信装置。
- 請求項6〜10の何れか一項に記載の電波受信装置と、
日時を計数する計時手段と、
計数されている日時を取得された地方時設定に応じた地方時に変換する地方時取得手段と、
変換された地方時を表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする電子時計。
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