JP6387351B2 - ワイヤレスデバイスの入力を用いたネットワーク指向のシステム選択 - Google Patents

ワイヤレスデバイスの入力を用いたネットワーク指向のシステム選択 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2012年10月22日に出願した「NETWORK DIRECTED SYSTEM SELECTION USING WIRELESS DEVICE INPUT」と題した米国特許仮出願第61/717,050号の優先権を主張するものであり、この仮出願の開示の全体は、あらゆる目的で参照により本明細書に組み込まれている。
以下の内容は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択(network directed system selection)に関する。
音声、動画、パケットデータ、メッセージング、放送などのさまざまな種類の通信コンテンツを提供するために、ワイヤレス通信システムが、広く配備されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムである可能性がある。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直行周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
ネットワーク指向のシステム選択は、ワイヤレスデバイスを所望のネットワークまたはワイヤレス通信システムに自動的に振り向けるためのネットワークに基づくメカニズムを提供するネットワークの能力である。特定の例において、複数のワイヤレスデバイスにサービスを提供するネットワークが、輻輳する可能性があり、そのことが、ワイヤレスデバイスのそれぞれに関する接続品質を低下させる可能性がある。この輻輳に対処するために、ネットワークは、要求元のワイヤレスデバイスへのサービスを拒否するか、または現在サービスを提供されているワイヤレスデバイスのためのサービスを停止する可能性がある。しかし、そのような処置は、特定のワイヤレスデバイスにおいて許容することができないユーザエクスペリエンスをもたらす可能性がある。例えば、一部のワイヤレスデバイスは、いかなる代替的なネットワークにもアクセスすることができない可能性がある。その他のワイヤレスデバイスは、運用者のポリシーが原因でその他のネットワークではうまく働かないネットワークフローを実行する可能性がある。場合によっては、ワイヤレスデバイスが代替的なネットワークで動作することが、より高く付き、またはより多くの電力を必要とする可能性がある。
したがって、ワイヤレスデバイスにおけるサービス品質およびユーザエクスペリエンスを保つ、ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択に対するニーズが、当技術分野に存在する。
本開示は、ワイヤレスデバイスによって提供される入力を用いる、ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択を説明する。ワイヤレスデバイスは、システム選択の判断に役立つ関連するシステム選択データを特定し、ネットワークに提供し得る。ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスのためのネットワークデバイスによるシステム選択に関連するトリガを特定し得る。トリガは、ネットワークから受信されるか、または1つまたは複数のイベントに応じてワイヤレスデバイスで検出される可能性がある。そして、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択の判断を実行する際にネットワークデバイスによって使用するためのワイヤレスデバイスにおけるシステム選択データを特定し、システム選択データをネットワークデバイスによって使用するためにネットワークに送信し得る。システム選択の判断は、ワイヤレスデバイスから受信されるシステム選択データに基づいてネットワークデバイスにおいて行われ得る。
例示的な実施形態の第1の組によれば、ネットワーク指向のシステム選択の方法が、ワイヤレスデバイスにおいて、ワイヤレスデバイスのためのネットワークデバイスによるシステム選択に関連するトリガを特定するステップと、ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択の判断を実行する際にネットワークデバイスによって使用するためのシステム選択データをワイヤレスデバイスにおいて特定するステップであって、システム選択が、データアクセスがワイヤレスデバイスにとって使用可能であるとワイヤレスデバイスが確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む、ステップと、システム選択データをネットワークデバイスによって使用するためにワイヤレスデバイスから第1のネットワークに送信するステップであって、特定されたトリガに応じて行われる、ステップとを含む。
特定の例において、システム選択の判断は、アドミッション制御の判断、またはワイヤレスデバイスを第1のネットワークから第2のネットワークに移行すべきかどうかの判断のうちの少なくとも1つを含む可能性がある。ワイヤレスデバイスは、第1のネットワークに同時に接続されながら第2のシステムに接続し、ワイヤレスデバイスが第1のネットワークに同時に接続されている間に、第2のネットワークを介してネットワークリソースにpingを実行して、データアクセスがワイヤレスデバイスにとって使用可能であることを確認し得る。追加的なまたは代替的な例において、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスに関連する加入に基づいて、データアクセスが1つまたは複数のネットワークから使用可能であることを確認し得る。特定の例において、データアクセスは、アプリケーションレイヤのデータアクセスを含む可能性がある。
追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイスにとって使用可能である複数のネットワークのそれぞれに関するワイヤレスデバイスに関連する少なくとも1つの識別子が、第1のネットワークに送信される可能性があり、システム選択データは、少なくとも1つの識別子を含む。追加的なまたは代替的な例において、第1のネットワークまたは第2のネットワークのうちの少なくとも1つを介してデータを送信することに関連する課金情報が、第1のネットワークに送信される可能性があり、システム選択データは、課金情報を含む。
一部の例において、ワイヤレスデバイスで現在実行されているアプリケーションについての情報が、システム選択データに含められ、第1のネットワークに送信され得る。この情報は、例えば、アプリケーションに関連する少なくとも1つのネットワークデータのポリシーの指示、アプリケーションに関連する少なくとも1つの種類の指示、アプリケーションに関連する少なくとも1つのサービス品質(QoS)の要件の指示、またはインターネットプロトコル(IP)アドレスの変化に対するアプリケーションの許容度の指示を含む可能性がある。
追加的なまたは代替的な例において、ワイヤレスデバイスの活動の現在のレベルの指示が、システム選択データの少なくとも一部として第1のネットワークに送信され得る。一部の例において、少なくとも1つのネットワークを介してデータトランザクションを行うことに関連する電力消費の指示が、システム選択データの少なくとも一部として第1のネットワークに送信され得る。追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルの指示が、システム選択データの少なくとも一部として第1のネットワークに送信され得る。
追加的なまたは代替的な例において、ワイヤレスデバイスに関連する少なくとも1つの送信または受信バッファのステータスが、システム選択データの少なくとも一部として第1のネットワークに送信され得る。
ワイヤレスデバイスは、システム選択データに基づいて少なくとも1つのネットワークから切断する命令を第1のネットワークを介して受信し得る。追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイスは、送信されたシステム選択データに基づいて少なくとも1つのネットワークに接続する命令を第1のネットワークを介して受信し得る。追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイスは、両方のネットワークに接続される可能性があり、命令は、第1のネットワークから切断することなくワイヤレスデバイスに関するデータトランザクションを第1のネットワークから第2のネットワークに移行することである可能性がある。
特定の例において、システム選択データの要求が、上述のトリガの少なくとも一部として第1のネットワークを介してワイヤレスデバイスにおいて受信され得る。追加的にまたは代替的に、システム選択データの変化が、特定されたトリガの少なくとも一部としてワイヤレスデバイスにおいて検出され得る。
例示的な実施形態の第2の組によれば、ワイヤレスデバイス装置が、ワイヤレスデバイスのためのネットワークデバイスによるシステム選択に関連するトリガを特定するための手段と、ワイヤレスデバイス装置を第1のネットワークから第2のネットワークに移送すべきかどうかを判定する際にネットワークデバイスによって使用するためのシステム選択データを特定するための手段であって、システム選択データが、データアクセスがワイヤレスデバイス装置にとって使用可能であるとワイヤレスデバイス装置が確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む、手段と、特定されたトリガに応じてシステム選択データをワイヤレスデバイス装置からネットワークデバイスに送信するための手段とを含み得る。
特定の例において、システム選択の判断は、アドミッション制御の判断、またはワイヤレスデバイスを第1のネットワークから第2のネットワークに移行すべきかどうかの判断のうちの少なくとも1つを含む可能性がある。ワイヤレスデバイス装置は、ワイヤレスデバイス装置が第1のネットワークに同時に接続されている間に、第2のネットワークに接続するための手段と、ワイヤレスデバイスが第1のネットワークに同時に接続されている間に、第2のシステムを介してネットワークリソースにpingを実行して、データアクセスがワイヤレスデバイスにとって使用可能であることを確認するための手段とを含み得る。追加的なまたは代替的な例において、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスに関連する加入に基づいて、データアクセスが1つまたは複数のネットワークから使用可能であることを確認するための手段を含み得る。特定の例において、データアクセスは、アプリケーションレイヤのデータアクセスを含む可能性がある。
追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイス装置は、ワイヤレスデバイスにとって使用可能である複数のネットワークのそれぞれに関するワイヤレスデバイスに関連する少なくとも1つの識別子を第1のネットワークに送信するための手段であって、システム選択データは、少なくとも1つの識別子を含む、手段を含み得る。追加的なまたは代替的な例において、ワイヤレスデバイス装置は、第1のネットワークまたは第2のネットワークのうちの少なくとも1つを介してデータを送信することに関連する課金情報を第1のネットワークに送信するための手段であって、システム選択データは、課金情報を含む、手段を含み得る。
一部の例において、ワイヤレスデバイスで現在実行されているアプリケーションについての情報が、システム選択データに含められる可能性があり、ワイヤレスデバイス装置は、アプリケーションについての情報を第1のネットワークに送信するための手段を含む可能性がある。この情報は、例えば、アプリケーションに関連する少なくとも1つのネットワークデータのポリシーの指示、アプリケーションに関連する少なくとも1つの種類の指示、アプリケーションに関連する少なくとも1つのサービス品質(QoS)の要件の指示、またはインターネットプロトコル(IP)アドレスの変化に対するアプリケーションの許容度の指示を含む可能性がある。
追加的なまたは代替的な例において、ワイヤレスデバイス装置は、ワイヤレスデバイスの活動の現在のレベルの指示をシステム選択データの少なくとも一部として第1のネットワークに送信するための手段を含み得る。一部の例において、ワイヤレスデバイス装置は、少なくとも1つのネットワークを介してデータトランザクションを行うことに関連する電力消費の指示をシステム選択データの少なくとも一部として第1のネットワークに送信するための手段を含み得る。追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイス装置は、ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルの指示をシステム選択データの少なくとも一部として第1のネットワークに送信するための手段を含み得る。
追加的なまたは代替的な例において、ワイヤレスデバイス装置は、ワイヤレスデバイスに関連する少なくとも1つの送信または受信バッファのステータスをシステム選択データの少なくとも一部として第1のネットワークに送信するための手段を含み得る。
ワイヤレスデバイス装置は、システム選択データの要求を上述のトリガの少なくとも一部として受信するための手段をさらに含み得る。追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイス装置は、システム選択データの変化を特定されたトリガの少なくとも一部として検出するための手段を含み得る。
例示的な実施形態の第3の組によれば、ワイヤレスデバイス装置が、メモリに通信可能なように結合された少なくとも1つのプロセッサであって、メモリが、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるときに少なくとも1つのプロセッサに、ワイヤレスデバイス装置のためのネットワークデバイスによるシステム選択に関連するトリガを特定することと、ワイヤレスデバイス装置のためのシステム選択の判断を実行する際にネットワークデバイスによって使用するためのシステム選択データをワイヤレスデバイス装置において特定することであって、システム選択データは、データアクセスがワイヤレスデバイス装置にとって使用可能であるとワイヤレスデバイス装置が確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む、特定することと、システム選択データをネットワークデバイスによって使用するためにワイヤレスデバイス装置からネットワークに送信することであって、特定されたトリガに応じて行われる、送信することとを実行させる実行可能コードを含む、少なくとも1つのプロセッサを含み得る。ワイヤレスデバイス装置は、第1のおよび第2の例示的な実施形態に関連して上で説明された機能の一部またはすべてを実行し得る。
例示的な実施形態の第4の組によれば、コンピュータプログラム製品が、記憶されたコンピュータ可読プログラムコードを有するコンピュータ可読ストレージデバイスを含み得る。コンピュータ可読プログラムコードは、ワイヤレスデバイス装置のためのネットワークデバイスによるシステム選択に関連するトリガを特定するように構成されたコンピュータ可読プログラムコードと、ワイヤレスデバイス装置のためのシステム選択の判断を実行する際にネットワークデバイスによって使用するためのシステム選択データをワイヤレスデバイス装置において特定するように構成されたコンピュータ可読プログラムコードであって、システム選択データは、データアクセスがワイヤレスデバイス装置にとって使用可能であるとワイヤレスデバイス装置が確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む、コンピュータ可読プログラムコードと、システム選択データをネットワークデバイスによって使用するためにワイヤレスデバイス装置からネットワークに送信するように構成されたコンピュータ可読プログラムコードであって、システム選択データの送信が、特定されたトリガに応じて行われる、コンピュータ可読プログラムコードとを含み得る。コンピュータプログラム製品は、第1のおよび第2の例示的な実施形態に関連して上で説明された機能の一部またはすべてを実行し得る。
例示的な実施形態の第5の組によれば、ネットワーク指向のシステム選択の方法が、ワイヤレスデバイスによって生成され、ワイヤレスデバイスから送信されたシステム選択データを第1のネットワークを介してネットワークデバイスにおいて受信するステップであって、システム選択データが、データアクセスがワイヤレスデバイスにとって使用可能であるとワイヤレスデバイスが確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む、ステップと、受信されたシステム選択データに基づいてネットワークデバイスにおいてワイヤレスデバイスのためのシステム選択の判断を実行するステップとを含み得る。
特定の例において、システム選択の判断は、アドミッション制御の判断、ワイヤレスデバイスを第1のネットワークから第2のネットワークに移行すべきかどうかの判断、またはネットワークデバイスが第1のネットワークと第2のネットワークとの両方に接続されたままで、ワイヤレスデバイスのトラフィックを第1のネットワークから第2のネットワークに移動する判断のうちの少なくとも1つを含み得る。一部の例において、ワイヤレスデバイスにとって使用可能である複数のネットワークのそれぞれに関するワイヤレスデバイスに関連する少なくとも1つの識別子が、第1のネットワークを介して受信される可能性があり、少なくとも1つの識別子は、システム選択データの少なくとも一部である。追加的にまたは代替的に、第1のネットワークまたは第2のネットワークのうちの少なくとも1つを介してデータを送信することに関連する課金情報が、第1のネットワークを介して受信され、課金情報は、システム選択データの少なくとも一部である。
さらなる例において、ワイヤレスデバイスで現在実行されているアプリケーションについての情報が、第1のネットワークを介して受信され、受信される情報は、システム選択データの少なくとも一部である。この情報は、例えば、アプリケーションに関連する少なくとも1つのネットワークデータのポリシーの指示、アプリケーションに関連する少なくとも1つの種類の指示、アプリケーションに関連する少なくとも1つのサービス品質(QoS)の要件の指示、および/またはインターネットプロトコル(IP)アドレスの変化に対するアプリケーションの許容度の指示を含む可能性がある。
特定の例において、第1のネットワークまたは第2のネットワークのうちの少なくとも1つを介してデータトランザクションを行うことに関連する電力消費の指示が、第1のネットワークを介して受信される可能性があり、電力消費の指示は、システム選択データの少なくとも一部である。追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルの指示が、第1のネットワークを介して受信される可能性があり、ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルの指示は、システム選択データの少なくとも一部である。
特定の例において、ワイヤレスデバイスに関連する送信または受信バッファのステータスが、第1のネットワークを介して受信される可能性があり、バッファのステータスは、システム選択データの少なくとも一部である。
特定の例において、送信されたシステム選択データに基づいて少なくとも1つのネットワークから切断する命令が、ワイヤレスデバイスに送信され得る。追加的にまたは代替的に、送信されたシステム選択データに基づいて少なくとも1つのネットワークに接続する命令が、ワイヤレスデバイスに送信され得る。追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイスは、両方のネットワークに接続される可能性があり、命令は、第1のネットワークから切断することなくワイヤレスデバイスに関するデータトランザクションを第1のネットワークから第2のネットワークに移行することである可能性がある。さらなる例において、システム選択データの要求が、ネットワークデバイスに送信され得る。要求は、第1のネットワークに関連する輻輳のレベルが所定の閾値を超えたという判定に応じて第1のネットワークを介してネットワークデバイスに送信され得る。
例示的な実施形態の第6の組によれば、ネットワークデバイス装置が、ワイヤレスデバイスによって生成され、ワイヤレスデバイスから送信されたシステム選択データを第1のネットワークを介して受信するための手段であって、システム選択データが、データアクセスがワイヤレスデバイスにとって使用可能であるとワイヤレスデバイスが確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む、手段と、受信されたシステム選択データに基づいてネットワークデバイスにおいてワイヤレスデバイスのためのシステム選択の判断を実行するための手段とを含み得る。
特定の例において、システム選択の判断は、アドミッション制御の判断、ワイヤレスデバイスを第1のネットワークから第2のネットワークに移行すべきかどうかの判断、またはネットワークデバイスが第1のネットワークと第2のネットワークとの両方に接続されたままで、ワイヤレスデバイスのトラフィックを第1のネットワークから第2のネットワークに移動する判断のうちの少なくとも1つを含み得る。一部の例において、ネットワークデバイス装置は、ワイヤレスデバイスにとって使用可能である複数のネットワークのそれぞれに関するワイヤレスデバイスに関連する少なくとも1つの識別子を第1のネットワークを介して受信するための手段を含む可能性があり、少なくとも1つの識別子は、システム選択データの少なくとも一部である。追加的にまたは代替的に、ネットワークデバイス装置は、第1のネットワークまたは第2のネットワークのうちの少なくとも1つを介してデータを送信することに関連する課金情報を第1のネットワークを介して受信するための手段を含む可能性があり、課金情報は、システム選択データの少なくとも一部である。
さらなる例において、ネットワークデバイス装置は、ワイヤレスデバイスで現在実行されているアプリケーションについての情報を第1のネットワークを介して受信するための手段を含む可能性があり、受信される情報は、システム選択データの少なくとも一部である。この情報は、例えば、アプリケーションに関連する少なくとも1つのネットワークデータのポリシーの指示、アプリケーションに関連する少なくとも1つの種類の指示、アプリケーションに関連する少なくとも1つのサービス品質(QoS)の要件の指示、および/またはインターネットプロトコル(IP)アドレスの変化に対するアプリケーションの許容度の指示を含む可能性がある。
特定の例において、ネットワークデバイス装置は、第1のネットワークまたは第2のネットワークのうちの少なくとも1つを介してデータトランザクションを行うことに関連する電力消費の指示を第1のネットワークを介して受信するための手段を含む可能性があり、電力消費の指示は、システム選択データの少なくとも一部である。追加的にまたは代替的に、ネットワークデバイス装置は、ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルの指示を第1のネットワークを介して受信するための手段を含む可能性があり、ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルの指示は、システム選択データの少なくとも一部である。
特定の例において、ネットワークデバイス装置は、ワイヤレスデバイスに関連する送信または受信バッファのステータスを第1のネットワークを介して受信するための手段を含む可能性があり、バッファのステータスは、システム選択データの少なくとも一部である。
特定の例において、ネットワークデバイス装置は、送信されたシステム選択データに基づいて少なくとも1つのネットワークから切断する命令を第1のネットワークを介してワイヤレスデバイスに送信するための手段を含む可能性がある。追加的にまたは代替的に、ネットワークデバイス装置は、送信されたシステム選択データに基づいて少なくとも1つのネットワークに接続する命令を第1のネットワークを介してワイヤレスデバイスに送信するための手段を含む可能性がある。追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイスは、両方のネットワークに接続される可能性があり、ネットワークデバイス装置は、第1のネットワークから切断することなくワイヤレスデバイスに関するデータトランザクションを第1のネットワークから第2のネットワークに移行する命令を第1のネットワークを介して送信するための手段を含む可能性がある。さらなる例において、ネットワークデバイス装置は、システム選択データの要求をネットワークデバイスに送信するための手段を含む可能性がある。要求は、第1のネットワークに関連する輻輳のレベルが所定の閾値を超えたという判定に応じて第1のネットワークを介してネットワークデバイスに送信され得る。
例示的な実施形態の第7の組によれば、ネットワークデバイス装置が、メモリに通信可能なように結合された少なくとも1つのプロセッサを含む可能性がある。メモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるときに少なくとも1つのプロセッサに、ワイヤレスデバイスによって生成され、ワイヤレスデバイスから送信されたシステム選択データを第1のネットワークを介して受信することであって、システム選択データは、データアクセスがワイヤレスデバイスにとって使用可能であるとワイヤレスデバイスが確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む、受信することと、受信されたシステム選択データに基づいてネットワークデバイスにおいてワイヤレスデバイスのためのシステム選択の判断を実行することとを実行させる実行可能コードを含み得る。ネットワークデバイス装置は、第5のおよび第6の例示的な実施形態に関連して上で説明された機能の一部またはすべてを実行し得る。
例示的な実施形態の第8の組によれば、コンピュータプログラム製品が、記憶されたコンピュータ可読プログラムコードを有するコンピュータ可読ストレージデバイスを含み得る。コンピュータ可読プログラムコードは、ワイヤレスデバイスによって生成され、ワイヤレスデバイスから送信されたシステム選択データを第1のネットワークを介して受信するように構成されたコンピュータ可読プログラムコードであって、システム選択データは、データアクセスがワイヤレスデバイスにとって使用可能であるとワイヤレスデバイスが確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む、コンピュータ可読プログラムコードと、受信されたシステム選択データに基づいてネットワークデバイスにおいてワイヤレスデバイスのためのシステム選択の判断を実行するように構成されたコンピュータ可読プログラムコードとを含み得る。コンピュータプログラム製品は、第5のおよび第6の例示的な実施形態に関連して上で説明された機能の一部またはすべてを実行し得る。
本発明の本質および利点のさらなる理解が、以下の図面を参照することによって達成され得る。添付の図面において、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有する可能性がある。さらに、同じ種類のさまざまな構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別するための第2のラベルとを続けることによって区別される可能性がある。第1の参照ラベルが本明細書において使用される場合、説明は、第2の参照ラベルに無関係に、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれか1つに当てはまり得る。
ワイヤレス通信システムのブロック図である。 ワイヤレス通信システムのブロック図である。 ワイヤレス通信システムのブロック図である。 例示的なシステム選択プロセスのブロック図である。 例示的なシステム選択プロセスのブロック図である。 例示的なワイヤレスデバイスのブロック図である。 例示的なネットワークデバイスのブロック図である。 システム選択の例示的な方法の流れ図である。 システム選択の例示的な方法の流れ図である。 システム選択の例示的な方法の流れ図である。 システム選択の例示的な方法の流れ図である。 システム選択の例示的な方法の流れ図である。 システム選択の例示的な方法の流れ図である。 システム選択の例示的な方法の流れ図である。
本開示は、ワイヤレスデバイスによって提供される入力を用いる、ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択を説明する。特定の例において、ワイヤレスデバイスは、システム選択の判断に役立つ関連するシステム選択データを特定し、ネットワークに提供し得る。一例において、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスのためのネットワークデバイスによるシステム選択に関連するトリガを特定し得る。トリガは、ネットワークから受信されるか、または1つまたは複数のイベントに応じてワイヤレスデバイスで検出される可能性がある。そして、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択の判断を実行する際にネットワークデバイスによって使用するためのワイヤレスデバイスにおけるシステム選択データを特定し、システム選択データをネットワークデバイスによって使用するためにネットワークに送信し得る。システム選択データは、特定されたトリガに応じて送信され得る。
本開示において使用されるとき、用語「システム選択」または「ネットワーク支援式のシステム選択(network assisted system selection)」は、要求元のワイヤレスデバイスへのサービスを拒否すべきか、ネットワークによって現在サービスを提供されているワイヤレスデバイスへのサービスを停止すべきか、またはワイヤレスデバイスの特定のデータトランザクションを第1のネットワークから第2のネットワークに移行すべきかをネットワークが判定するプロセスを指す。特定の例において、システム選択は、第1のネットワークから第2のネットワークに移行するようにワイヤレスデバイスに命令することを含む可能性がある。代替的に、システム選択は、ワイヤレスデバイスが第1のネットワークと第2のネットワークとの両方に接続されたままで、ワイヤレスデバイスのデータトランザクションを第1のネットワークから第2のネットワークに移行することを含む可能性がある。特定の例において、第1のネットワークは、第1の無線アクセス技術(RAT)を使用する可能性があり、第2のネットワークは、第2のRATを使用する可能性がある。
以下の説明は、例を提供し、請求項に記載の範囲、適用の可能性、または構成を限定しない。本開示の精神および範囲を逸脱することなく、検討される要素の機能および構成にさまざまな変更がなされ得る。さまざまな実施形態は、必要に応じてさまざまな手順または構成要素を省略、置換、または追加する可能性がある。例えば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行される可能性があり、さまざまなステップが、追加されるか、省略されるか、または組み合わされる可能性がある。また、特定の実施形態に関して説明される特徴が、その他の実施形態において組み合わされる可能性がある。
はじめに図1を参照すると、ブロック図が、ワイヤレス通信システム100の例を示す。システム100は、システム選択ネットワークデバイス105、コアネットワーク110、アクセスポイント115、およびいくつかの端末ワイヤレスデバイス120を含み得る。特定の例において、同じデバイスまたはシステムがシステム選択ネットワークデバイス105とアクセスポイント115との両方として機能するように、システム選択ネットワークデバイス105の機能が、アクセスポイント115に組み込まれる可能性がある。代替的に、システム選択ネットワークデバイス105は、アクセスポイント115と分かれており、コアネットワーク110を介して、または別の種類の接続を通じてアクセスポイント115と通信する可能性がある。
アクセスポイント115は、ワイヤレスデバイス120と無線で通信して、ワイヤレスデバイス120がコアネットワーク110にアクセスすることができるようにし得る。特定の例において、アクセスポイント115は、WLANアクセスポイント、フェムトセル、マイクロセル、マクロセル、または別の種類のアクセスポイントである可能性がある。ワイヤレスデバイス120は、移動局、モバイルデバイス、アクセス端末(AT)、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、または加入者ユニットと呼ばれる可能性がある。ワイヤレスデバイス120は、セルラ電話およびワイヤレス通信デバイスを含む可能性があるが、携帯情報端末(PDA)、その他のハンドヘルドデバイス、タブレット、ネットブック、ノートブックコンピュータなども含み得る。
システム選択ネットワークデバイス105は、ワイヤレスデバイス120のためのネットワーク指向のシステム選択を実行するように構成され得る。特定の例において、システム選択ネットワークデバイス105は、アクセスポイント115によって実装されたワイヤレスネットワークが激しい輻輳またはサービス品質の低下にさらされていると判定することに応じてワイヤレスデバイス120のうちの1つまたは複数のためのシステム選択を実行する可能性がある。追加的にまたは代替的に、システム選択ネットワークデバイス105は、そのワイヤレスデバイス120の主導でワイヤレスデバイス120のためのシステム選択を実行する可能性がある。
ワイヤレスデバイス120のそれぞれは、システム選択ネットワークデバイス105によって使用するためのシステム選択データを特定し、そのワイヤレスデバイス120のためのネットワーク指向のシステム選択の判断を実行する際のシステム選択ネットワークデバイス105によって使用するためのシステム選択データをネットワークに送信するように構成され得る。システム選択の判断は、アドミッション制御の判断、またはワイヤレスデバイス120をアクセスポイント115によって実装されたワイヤレスネットワークから代替的なネットワークに移行すべきかどうかの判断を含み得る。したがって、ワイヤレスデバイス120がアクセスポイント115によって実装されたワイヤレスネットワークの加入者ではない場合、システム選択の判断は、ワイヤレスデバイス120によるアクセスポイント115からのネットワークサービスの要求を認めるかまたは拒否するかの判断を含み得る。ワイヤレスデバイス120が、現在、ワイヤレスネットワークの加入者である場合、システム選択の判断は、アクセスポイント115においてワイヤレスデバイス120のためのサービスを維持すべきか、またはワイヤレスデバイス120を異なるネットワークに移行すべきかの判断を含み得る。
アクセスポイント115によって実装されたワイヤレスネットワークにワイヤレスデバイス120によって送信されるシステム選択データは、システム選択ネットワークデバイス105によって実行されるシステム選択の判断に関連する可能性がある。したがって、システム選択ネットワークデバイス105-cが、ワイヤレスデバイス120から受信されるシステム選択データに少なくとも部分的に基づいてワイヤレスデバイス120のためのシステム選択を実行する可能性がある。
特定の例において、システム選択データは、デバイスの能力、およびワイヤレスデバイス120のための代替的なネットワーク情報を含み得る。例えば、システム選択データは、少なくとも1つの代替的なネットワークがワイヤレスデバイス120にとって使用可能であるかどうかの指示を含む可能性がある。システム選択データは、ワイヤレスデバイス120が接続されるネットワーク、デバイスが無線カバレッジを有するネットワーク、またはワイヤレスデバイス120が加入しているネットワークをワイヤレスデバイス120にとって使用可能であるものとして示す可能性がある。
特定の例において、システム選択データは、データアクセスがワイヤレスデバイス120にとって使用可能であるとワイヤレスデバイス120が確認した1つまたは複数の代替的なネットワークの識別情報を含み得る。例えば、ワイヤレスデバイス120は、代替的なネットワークのうちの1つまたは複数に一時的に接続し、ワイヤレスデバイス120が代替的なネットワークを通じてアプリケーションレイヤのデータにアクセスすることができるかどうかを判定するためにpingまたはその他のネットワーク操作を実行する可能性がある。追加的なまたは代替的な例において、ワイヤレスデバイス120は、代替的なネットワークの識別情報およびワイヤレスデバイスに関連する加入に基づいて、データアクセスが代替的なネットワークを通じてワイヤレスデバイス120にとって使用可能であるかどうかを判定し得る。さらにその他の例において、ワイヤレスデバイス120は、シグナリングを用いて、代替的なネットワークのうちの1つまたは複数に、代替的なネットワークとの完全な接続を確立することなく、データアクセスがその代替的なネットワークを通じてワイヤレスデバイス120にとって使用可能であるかどうかを問い合わせ得る。
特定の例において、システム選択データは、ワイヤレスデバイス120が有効化されたセルラデータ接続性を有するかどうか、ワイヤレスデバイス120がフェムトセルネットワークにアクセスすることができるかどうか、ワイヤレスデバイス120に関連するすべてのWi-Fiネットワークの加入のリスト、および/またはワイヤレスデバイス120に関連するすべてのセルラネットワークの加入のリストのうちの少なくとも1つまたは複数を示す可能性がある。システム選択データは、ネットワークのそれぞれにおけるワイヤレスデバイス120に関連する識別情報をさらに示す可能性がある。例えば、システム選択データは、ワイヤレスデバイスにとって使用可能であるネットワークのそれぞれにおけるワイヤレスデバイス120に関連する識別子を含む可能性がある。このようにして、利用可能なネットワークのうちの2つ以上が同じエンティティによって管理または制御される場合、システム選択ネットワークデバイス105は、これらの識別情報を同じデバイス120に属するものとして関連付ける可能性がある。
上記の情報を用いて、システム選択ネットワークデバイス105は、アクセスポイント115によって実装されるワイヤレスネットワークが輻輳しており、ネットワークデバイス105が実行可能な代替的なネットワークにアクセスすることができるとシステム選択ネットワークデバイス105が判定する場合、ワイヤレスデバイス120へのサービスを拒否するか、またはワイヤレスデバイス120との接続を切ることを選択し得る。
追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイス120によって送信されるシステム選択データは、異なるネットワークを介してデータを送信することに関連する課金情報を含む可能性がある。換言すると、システム選択データは、アクセスポイント115によって実装されたワイヤレスネットワークを含む、ワイヤレスデバイス120が接続性を有するかまたは加入しているネットワークのそれぞれのデータ課金プランに関連する詳細をシステム選択ネットワークデバイス105に知らせる可能性がある。特定の例において、システム選択データは、ワイヤレスデバイス120にとって使用可能であるそれぞれのネットワークに関して、そのネットワークのために設けられた制限のあるまたは制限のないデータプランが存在するかどうかを示す情報を含む可能性がある。制限のあるデータプランが設けられているネットワークに関して、システム選択データは、データプランに関連する制限と、ワイヤレスデバイス120によって使用された現在のデータの量とを含む可能性がある。システム選択データは、ワイヤレスデバイス120にとって使用可能であるそれぞれのネットワークでデータにアクセスするためにワイヤレスデバイス120のユーザが支払う価格をさらに含む可能性がある。課金情報を用いて、システム選択ネットワークデバイス105は、ワイヤレスデバイス120がワイヤレスデバイス120のユーザの支出が最も少なくなるシステムに割り振られることを保証するシステム選択の判断を行い得る。
追加的にまたは代替的に、システム選択データは、ワイヤレスデバイス120で実行される1つまたは複数のアプリケーションに関連するネットワークデータポリシー情報を含む可能性がある。例えば、運用者またはユーザのポリシーが、ワイヤレスデバイスで現在実行されているアプリケーションを、特定の種類のネットワークでのみ動作するように制限する可能性がある。例えば、ビデオストリーミングアプリケーションが、(セルラネットワークとは対照的に)Wi-Fi接続を介してのみビデオデータをストリーミングするように構成される可能性がある。したがって、システム選択データは、システム選択ネットワークデバイス105によるシステム選択がワイヤレスネットワークへのワイヤレスデバイス120のアクセスを許可すべきかもしくは拒否すべきか、またはワイヤレスデバイス120を異なるシステムに移行すべきかを判定するときにワイヤレスデバイス120で現在実行されているアプリケーションに関連するポリシーおよび制限を考慮に入れるように、これらのポリシーおよび制限をシステム選択ネットワークデバイス105に知らせる可能性がある。
追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイス120によって送信されるシステム選択データは、ワイヤレスデバイス120で現在実行されている1つまたは複数のアプリケーションの種類(例えば、ビデオストリーミング、VOIP通話、バックグラウンドでの更新など)を指定する可能性がある。例えば、ワイヤレスデバイス120がビデオストリーミングまたはVOIP通話アプリケーションを実行している場合、システム選択ネットワークデバイス105は、ワイヤレスデバイス120をWi-Fiネットワークから切断しないか、またはワイヤレスデバイス120をセルラネットワークに移行しないことを選択する可能性がある。一方、ワイヤレスデバイス120がバックグラウンドでの更新のためにのみネットワークを利用するアプリケーションを現在実行している場合、システム選択ネットワークデバイス105は、ワイヤレスデバイス120をアクセスポイント115から切断する、および/またはワイヤレスデバイス120を異なるシステムに移行することを選択する可能性がある。
追加的にまたは代替的に、システム選択データは、ワイヤレスデバイス120で現在実行されている1つまたは複数のアプリケーションに関するサービス品質(QoS)またはスループットの要件を含む可能性がある。このようにして、ワイヤレスデバイス120に関するQoSまたはスループットの要件全体が比較的緩いとシステム選択ネットワークデバイス105が判定する場合、システム選択ネットワークデバイスは、ワイヤレスデバイス120がアクセスポイント115に接続されたままであることを許し、異なるワイヤレスデバイスを代替的なネットワークに移行することを選択する可能性がある。
ワイヤレスデバイス120からのシステム選択データは、追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイス120で現在実行されている少なくとも1つのアプリケーションの、IPアドレスの変化に対する許容度の指示を含む可能性がある。特定の例において、IPアドレスの変化がワイヤレスデバイス120で現在実行されている少なくとも1つのアプリケーションに関するユーザエクスペリエンスを低下させる場合、システム選択ネットワークデバイス105は、ワイヤレスデバイス120をアクセスポイント115によって実装されたワイヤレスネットワークに留めることを選ぶ可能性がある。
追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイス120からのシステム選択データは、ワイヤレスデバイス120の活動の現在のレベルの指示を含む可能性がある。例えば、システム選択データは、ワイヤレスデバイス120がスリープ状態またはバックグラウンドモードにあるかどうかを示す可能性がある。そのような非活動的な状態は、ユーザが移行中のネットワーク接続性のどんな乱れにも気付かないであろう可能性があるので、ワイヤレスデバイス120を別のネットワークに移行することを有力にする可能性がある。その他の例において、そのような非活動的な状態は、ワイヤレスデバイス120を別のネットワークに移行することがアクセスポイント115の輻輳を緩和することにほとんど役立たないことを示し、したがって、アクセスポイント115におけるワイヤレスデバイス120への接続を維持することを有力にする可能性がある。
特定の例において、ワイヤレスデバイス120からのシステム選択データは、ワイヤレスデバイス120にとって使用可能である少なくとも1つのネットワークを介してデータトランザクションを行うことに関連する電力消費の指示を含む可能性がある。この指示は、各ネットワークによってサポートされるバージョンまたは能力に基づく推定された電力消費に基づく可能性がある。電力消費データは、例えば、ルックアップテーブルまたはその他の記憶構造から取り出される可能性がある。特定の例において、電力消費データは、実験で観測されたデータから導出された傾向に基づく可能性がある。特定の例において、システム選択データは、ワイヤレスデバイス120のバッテリーレベルの指示を含む可能性がある。上記の電力消費データを用いて、システム選択ネットワークデバイス105は、ワイヤレスデバイス120をアクセスポイント115によって実装されたワイヤレスネットワークに留めることが代替的なネットワークよりも少ない電力を消費する場合、またはワイヤレスデバイス120が特定の閾値未満のバッテリーレベルを有する場合、そのようにワイヤレスデバイス120をアクセスポイント115によって実装されたワイヤレスネットワークに留めることを選択する可能性がある。しかし、代替的なネットワークがワイヤレスデバイス120に電力の節約をもたらす場合、システム選択ネットワークデバイス105は、ワイヤレスデバイス120を異なるネットワークに移行することを選択する可能性がある。
システム選択データは、追加的にまたは代替的に、ワイヤレスデバイス120に関連する少なくとも1つのバッファのステータスの指示を含む可能性がある。例えば、ワイヤレスデバイス120は、どれだけ多くのデータが送信を待っているかを示すために、システム選択データでそのワイヤレスデバイス120の送信バッファの利用率を報告する可能性がある。大きなまたは大きくなりつつある送信バッファの利用率は、ワイヤレスデバイス120が弱い接続性にさらされていることの指示としてシステム選択ネットワークデバイス105によって使用される可能性があり、システムの再選択をトリガするために使用される可能性がある。同様に、ストリーミングメディアの再生またはその他のデータ量の多い活動中、ワイヤレスデバイス120は、バッファに十分なデータがあるかどうか、またはメディアコンテンツがすぐに中断されそうであるかどうかを示すために、システム選択データで再生バッファのステータスを報告する可能性がある。そして、潜在的な再生の中断が、システム選択ネットワークデバイス105によってシステムの再選択のトリガとして使用される可能性がある。
特定の例において、システム選択ネットワークデバイス105は、ワイヤレスデバイス120からのシステム選択データの上記の要素のうちの2つ以上の組み合わせを用いて、向上したユーザエクスペリエンスを提供するようにシステム選択を実行する可能性がある。ワイヤレスデバイスによって報告されたシステム選択データを用いてシステム選択の判断を行うことは、ワイヤレスデバイス120におけるバッテリー消費の削減、ネットワーク接続性に関するコストの削減、およびネットワークアクセスの途絶の削減をもたらし得る。これらの結果は、システム選択と、運用者のポリシー、デバイスの能力、アプリケーションの要件、バッファの利用率、電力消費、バッテリーの可用性、代替的なネットワークの存在などのワイヤレスデバイス120の関連する観点とがより一致することによる可能性がある。
図2は、ワイヤレス通信システム200の別の例のブロック図を示す。システム200は、図1に関連して上で説明されたシステム100の例である可能性がある。システム200は、システム選択ネットワークデバイス105-a、コアネットワーク110-a、フェムトセル115-a、WLANアクセスポイント115-b、およびいくつかの端末ワイヤレスデバイス120を含み得る。特定の例において、システム選択ネットワークデバイス105-bの機能が、フェムトセル115-aまたはWLANアクセスポイント115-bの一方または両方に組み込まれる可能性がある。代替的に、システム選択ネットワークデバイス105-aは、コアネットワーク110-aまたは別の種類の接続を介してフェムトセル115-aおよびWLANアクセスポイント115-bと通信するスタンドアロンのデバイスである可能性がある。特定の例において、システム選択ネットワークデバイス105-a、フェムトセル115-a、およびWLANアクセスポイント115-bが、単一の機器205または配列された機器のシステムに組み込まれる可能性がある。
フェムトセル115-aおよびWLANアクセスポイント115-bのそれぞれは、図1を参照して上で説明されたアクセスポイント115の例である可能性がある。同様に、システム選択ネットワークデバイス105-aは、図1を参照して上で説明されたシステム選択ネットワークデバイス105の例である可能性がある。特定の例において、コアネットワーク110-aは、インターネット(図示せず)へのアクセスを提供するLANである可能性がある。したがって、フェムトセル115-aは、セルラプロトコルおよび規格(例えば、LTE、LTE-A、WiMAX、3G、cdma2000など)を用いてワイヤレスデバイス120-d、120-e、120-f、120-gと通信して、コアネットワーク110-aによってセルラネットワークおよびインターネットへのアクセスを提供し得る。WLANアクセスポイント115-bは、WLANプロトコルおよび規格(例えば、IEEE 802.11x)を用いてコアネットワーク110-aおよびインターネットへのワイヤレスデバイス120-g、120-h、120-iのアクセスを提供し得る。
同じシステム選択ネットワークデバイス105-aが、フェムトセル115-aかまたはWLANアクセスポイント115-bかのどちらかに接続されたそれぞれのワイヤレスデバイス120のためのシステム選択の判断を制御し得る。したがって、システム選択ネットワークデバイス105-aは、フェムトセル115-aを通じてデバイス120-d、120-e、120-f、および120-gからシステム選択データを受信し、WLANアクセスポイント115-bを通じてデバイス120-g、120-h、および120-iからシステム選択データを受信し得る。ワイヤレスデバイス120に関するシステム選択データは、フェムトセル115-a、WLANアクセスポイント115-b、または別の外部のネットワークを通じたアプリケーションレイヤのデータアクセスの可用性の指示を含む可能性がある。
特定の例において、ワイヤレスデバイス120のうちの1つまたは複数が、システム選択データを送信する前に、データアクセスがフェムトセル115-a、WLANアクセスポイント115-b、および/または外部のネットワークを通じてワイヤレスデバイス120にとって使用可能であるかどうかを確認する可能性がある。この確認は、各ネットワークとの実際の接続、各ネットワークへの問い合わせ、1組の加入規則、またはその他の方法を通じて行われる可能性がある。特定の例において、システム選択データは、1つまたは複数の代替的なネットワークに関して、ワイヤレスデバイス120がそのネットワークを通じたアプリケーションレイヤまたはその他のデータアクセスの可用性を確認したかどうかの指示を含む可能性がある。
特定の例において、システム選択データは、ワイヤレスデバイス120における継続中のトラフィックの量の指示、ワイヤレスデバイス120がセルラネットワークと通信することができるかどうかの指示、ワイヤレスデバイス120が、現在、セルラのローミング中であるかどうかの指示、ワイヤレスデバイス120によってサポートされるWLANおよびセルラの特徴の指示、ワイヤレスデバイス120に関するハンドオーバの履歴の指示、および/または図1を参照して上で説明されたその他の関連するシステム選択データのうちの1つまたは複数を含み得る。
システム選択ネットワークデバイス105-aは、フェムトセル115-aおよびWLANアクセスポイント115-bのうちの1つまたは複数における閾値の量のネットワークの輻輳またはサービス品質の低下を検出することに応じて、1つまたは複数のワイヤレスデバイス120からのシステム選択データを請求し、1つまたは複数のワイヤレスデバイス120のためのシステム選択の判断を行い得る。追加的にまたは代替的に、システム選択ネットワークデバイス105-aは、要求に基づかないシステム選択データを1つまたは複数のワイヤレスデバイス120から受信することに応じて1つまたは複数のワイヤレスデバイス120のためのシステム選択の判断を行い得る。システム選択のネットワークの判断は、各ワイヤレスデバイスに関する受信されたシステム選択データに対するいくつかの優先度の規則の適用に基づく可能性がある。
ワイヤレスデバイス120のためにシステム選択ネットワークデバイス105-aにおいてなされるシステム選択の判断の例は、ワイヤレスデバイス120をフェムトセル115-aからWLANアクセスポイント115-bに移行すべきかどうかを判定することと、ワイヤレスデバイス120をWLANアクセスポイント115-bからフェムトセル115-aに移行すべきかどうかを判定することと、ワイヤレスデバイス120を、システム選択ネットワークデバイス105-aによって制御されない代替的なシステムに移行すべきかどうかを判定することと、フェムトセル115-aおよびWLANアクセスポイント115-bの一方または両方へのワイヤレスデバイス120のアクセスを許すべきかまたは拒否すべきかを判定することと、その他の種類のシステム選択の判断とのうちの少なくとも1つまたは複数を含む可能性があるが、これらに限定されない。
システム選択ネットワークデバイス105-aは、ワイヤレスデバイス120のためのシステム選択の判断を行う際の使用のために、フェムトセル115-aとWLANアクセスポイント115-bとの両方に関連する1組の優先度の規則を確立し得る。これらの規則をワイヤレスデバイス120のうちの1つから受信されたシステム選択データに適用することによって、システム選択ネットワークデバイス105-aは、そのワイヤレスデバイス120の優先度を判定し得る。ワイヤレスデバイス120の判定された優先度をその他のワイヤレスデバイス120の判定された優先度と比較することによって、システム選択ネットワークデバイス105は、ワイヤレスデバイス120のうちのどれが各システムから切断または移行されるべきであるかを判定し得る。例えば、フェムトセル115-aが輻輳する場合、ワイヤレスデバイス120-d、120-e、120-f、および120-gは、輻輳を緩和し、ネットワークの負荷を分散させるためにこれらのワイヤレスデバイス120-d、120-e、120-f、および120-gのそれぞれの各優先度によって決定された順序でフェムトセル115-aからWLANアクセスポイント115-bまたは別のシステムに移行される可能性がある。
特定の例において、1組の全般的なアドミッション制御のシステム選択の優先度の規則が、アドミッション制御のシステム選択の判断を行うときにシステム選択ネットワークデバイス105-aによって、受信されたシステム選択データに適用される可能性がある。特定の例において、以下の全般的なアドミッション制御のシステム選択の優先度の規則が、施行される可能性がある。
1. 第1のワイヤレスデバイス120のみがフェムトセル115-aまたはWLANアクセスポイント115-bのうちの一方にサービスを有する場合、第1のワイヤレスデバイス120は、その第1のワイヤレスデバイス120がサービスを有するシステムに関して、フェムトセル115-aとWLANアクセスポイント115-bとの両方にサービスを有する第2のワイヤレスデバイス120よりも高いアドミッションの優先度を与えられ得る。
2. 第1のワイヤレスデバイス120がフェムトセル115-aまたはWLANアクセスポイント115-bのうちの一方でより高いデータの課金を課される場合、ワイヤレスデバイス120は、その第1のワイヤレスデバイス120の最も低いコストのシステムに対して、フェムトセル115-aとWLANアクセスポイント115-bとの両方で低いデータの課金を受ける第2のワイヤレスデバイス120よりも高いアドミッションの優先度を与えられ得る。
3. 第1のワイヤレスデバイス120がフェムトセル115-aまたはWLANアクセスポイント115-bのうちの一方でより高いスループットの能力を有する場合、第1のワイヤレスデバイス120は、そのシステムでより低いスループットの能力を有するワイヤレスデバイス120よりも高いそのシステムでの優先度を与えられ得る。
上記の全般的な優先度の規則に加えて、システムに固有のアドミッション制御のシステム選択の優先度の規則も、システム選択の判断を行うときに、ワイヤレスデバイス120から受信されたシステム選択データに対して適用される可能性がある。例えば、WLANアクセスポイント115-bにおけるワイヤレスデバイス120のアドミッションの優先度が、以下の追加的なアドミッション制御の規則を適用することによって決定される可能性がある。
1. 継続中のデータトラフィックを有するワイヤレスデバイス120は、WLANアクセスポイント115-bに対して、継続中のデータトラフィックを持たないワイヤレスデバイス120よりも高い優先度を持ち得る。
2. セルラサービスを持たないワイヤレスデバイス120は、WLANアクセスポイント115-bに対して、セルラサービスを有するワイヤレスデバイスよりも高い優先度を持ち得る。
3. セルラ対応のワイヤレスデバイス120の中で、セルラのローミング中であるワイヤレスデバイス120は、WLANアクセスポイント115-bに対して、ローミング中でないワイヤレスデバイス120よりも高い優先度を持ち得る。
4. 以下のうちの少なくとも1つによって測定されるように、より高いWLANの能力を有するワイヤレスデバイス120は、WLANアクセスポイント115-bに対して、より低いWLANの能力を有するワイヤレスデバイス120よりも高い優先度を持ち得る。
a. ワイヤレスデバイス120に関する最大のサポートされる物理レイヤのレート(例えば、802.11(b)対802.11(n))
b. ワイヤレスデバイス120の認証および暗号化方法(例えば、WEP認証対WPA認証)
c. ワイヤレスデバイス120によってサポートされるチャネル(例えば、20 MHzの動作対40 MHzの動作)
d. ワイヤレスデバイス120がグリーンフィールドフォーマット(green field format)および削減されたフレーム間間隔をサポートする(例えば、アクセスポイント115-bにおいて効率の低い動作のみを許す)かどうか
5. 頻繁なセルラのハンドオーバの履歴を持たないワイヤレスデバイス120は、WLANアクセスポイント115-bに対して、頻繁なハンドオーバの履歴を有するワイヤレスデバイス120よりも高い優先度を持ち得る。
特定の例において、上記の列挙された規則4〜5が、セルラ対応のワイヤレスデバイス120にのみ適用される可能性がある。加えて、特定の例において、上記の規則1〜5が、重要性の降順に順序付けられる可能性がある。
システム選択の優先度の規則が、フェムトセル115-aに関するアドミッション制御のシステム選択の判断を行うために定義される可能性もある。例えば、フェムトセル115-aにおけるワイヤレスデバイス120の優先度が、以下の追加的なアドミッション制御の規則を適用することによって決定される可能性がある。
1. WLANの能力またはサービスを持たないワイヤレスデバイス120は、フェムトセル115-aに対して、WLANの能力またはサービスを有するワイヤレスデバイス120よりも高い優先度を持ち得る。
2. セルラのローミング中でないワイヤレスデバイス120は、フェムトセル115-aに対して、セルラのローミング中のワイヤレスデバイス120よりも高い優先度を持ち得る。
3. 頻繁なハンドオーバの履歴を持たないワイヤレスデバイス120は、フェムトセル115-aに対して、頻繁なハンドオーバの履歴を有するワイヤレスデバイスよりも高い優先度を持ち得る。
特定の例において、上記の列挙された規則2〜3が、WLAN対応のワイヤレスデバイス120にのみ適用される可能性がある。加えて、特定の例において、上記の規則1〜3が、重要性の降順に順序付けられる可能性がある。
上述のアドミッション制御の判断に加えて、ワイヤレスデバイス120をフェムトセル115-aからWLANアクセスポイント115-bに、またはその逆に移行すべきかどうかを判定するとき、ワイヤレスデバイス120に関して切り替えの優先度が判定される可能性がある。この優先度を判定する際、以下の全般的な規則が実施される可能性がある。
1. 切り替えられるワイヤレスデバイス120は、新しいシステムにサービスを有することになり、古いシステムでのみ許されるアプリケーションを持つべきでない。
2. 切り替えの優先度は、より高い性能をより強く望むと表明するユーザに関連するワイヤレスデバイス120に関してより高くなり得る。
3. 切り替えの優先度は、切り替えによる性能の低下に対する許容度がより高いアプリケーションを実行しているワイヤレスデバイス120に関してより高くなり得る。
4. 切り替えの優先度は、新しいシステムへの切り替えが効率を高めるワイヤレスデバイス120に関してより高くなり得る。
さらに、優先度の規則は、特に、フェムトセル115-aからWLANアクセスポイント115-bへの移行に関して確立される可能性がある。特定の例において、重要性の降順で列挙された以下のフェムトからWLANへの切り替えの優先度の規則のうちの1つまたは複数が、実施される可能性がある。
1. WLANの能力を有するフェムトセル115-aに接続されたワイヤレスデバイスは、WLANの能力を持たないワイヤレスデバイス120よりも前にフェムトセル115-aから切り替えられ得る。
2. セルラネットワークでのみ許されるアプリケーションを実行しているフェムトセル115-aに接続されたワイヤレスデバイス120は、そのようなアプリケーションを実行していないワイヤレスデバイス120よりも後にフェムトセル115-aから切り替えられ得る。セルラネットワークでのみ許されるアプリケーションを実行しているワイヤレスデバイス120は、必要に応じてマクロセルに切り替えられ得る。
3. (例えば、ダウンリンクの送信電力、アップリンクの受信信号強度インジケータ、フレームアクティビティ(frame activity)などによって測定される)より多くのリソースを使用するフェムトセル115-aに接続されたワイヤレスデバイス120は、より少ないリソースを使用するワイヤレスデバイス120よりも前に切り替えられ得る。
4. (より高いデータ転送レートを望むことを示す)より大きな送信バッファサイズを有するフェムトセル115-aに接続されたワイヤレスデバイス120は、小さな送信バッファサイズを有するワイヤレスデバイス120よりも前に切り替えられ得る。
5. (切り替え遅延に対するより大きな許容度を示す)大きな受信バッファサイズを有するフェムトセル115-aに接続されたワイヤレスデバイス120は、小さな受信バッファサイズを有するワイヤレスデバイス120よりも前に切り替えられ得る。
6. 切り替え遅延に対する許容度がより低いリアルタイムアプリケーションを有するフェムトセル115-aに接続されたワイヤレスデバイス120は、リアルタイムアプリケーションを持たないワイヤレスデバイス120よりも後に切り替えられ得る。
7. 大きなセルラサービスの使用量または費用を有するフェムトセル115-aに接続されたワイヤレスデバイス120は、より少ないセルラの使用量または費用を有するワイヤレスデバイス120よりも前に切り替えられ得る(例えば、セルラのローミング中のワイヤレスデバイス120は、早く切り替えられ得る)。
8. フェムトセル115-aに接続されたWLAN対応のワイヤレスデバイス120の中で、より高いWLANの能力を有するワイヤレスデバイス120は、より低いWLANの能力を有するワイヤレスデバイス120よりも前に切り替えられ得る。
9. ダウンリンクのトラフィックを有するフェムトセル115-aに接続されたワイヤレスデバイス120は、アップリンクのトラフィックを有するワイヤレスデバイス120よりも前にフェムトセル115-aから切り替えられ得る。
さらに、優先度の規則は、特に、WLANアクセスポイント115-bからフェムトセル115-aへの移行に関して確立される可能性がある。特定の例において、重要性の降順で列挙された以下のWLANからフェムトへの切り替えの優先度の規則のうちの1つまたは複数が、実施される可能性がある。
1. セルラサービスを有するWLANアクセスポイント115-bに接続されたワイヤレスデバイス120は、セルラサービスを持たないワイヤレスデバイス120よりも前にWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。
2. WLANネットワークでのみ許されるアプリケーションを有するWLANアクセスポイント115-bに接続されたワイヤレスデバイス120は、そのようなアプリケーションを持たないワイヤレスデバイス120よりも後にWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。
3. より多くのリソースを使用するWLANアクセスポイント115-bに接続されたワイヤレスデバイス120は、より少ないリソースを使用するワイヤレスデバイス120よりも前にWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。
4. 大きな送信バッファサイズを有するWLANアクセスポイント115-bに接続されたワイヤレスデバイス120は、小さな送信バッファサイズを有するワイヤレスデバイス120よりも前にWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。
5. 大きな受信バッファサイズを有するWLANアクセスポイント115-bに接続されたワイヤレスデバイス120は、小さな受信バッファサイズを有するワイヤレスデバイス120よりも前にWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。
6. リアルタイムアプリケーションを実行しているWLANアクセスポイント115-bに接続されたワイヤレスデバイス120は、リアルタイムアプリケーションを実行していないワイヤレスデバイス120よりも前にWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。
7. 小さなセルラサービスの使用量または費用を有するWLANアクセスポイント115-bに接続されたワイヤレスデバイス120は、大きなセルラの使用量または費用を有するワイヤレスデバイス120よりも前にWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。
8. 高いセルラの能力を有するWLANアクセスポイント115-bに接続されたワイヤレスデバイス120は、低いセルラの能力を有するワイヤレスデバイス120よりも前にWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。
9. アップリンクのトラフィックを有するWLANアクセスポイント115-bに接続されたワイヤレスデバイス120は、ダウンリンクのトラフィックを有するワイヤレスデバイス120よりも前にWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。
規則の上記の組に関して、それぞれのリストの要素の重要性の順序が、特定のシステムまたはシステムの組の仕様に応じてさらに最適化され得ることを理解されたい。特定の例において、その他のワイヤレスデバイス120よりも高い優先度を有する複数のワイヤレスデバイス120が、輻輳の緩和を速めるために同時にフェムトセル115-aまたはWLANアクセスポイント115-bから切り替えられ得る。特定の例において、WLANからフェムトへの切り替えに関する優先度が、WLANアクセスポイント115-bとフェムトセル115-aとの両方が輻輳しているときに行われる可能性がある。WLANからマクロへの切り替えにも適用可能である可能性がある。
図3は、ワイヤレス通信システム300の別の例のブロック図を示す。システム300は、上述の図に関連して上で説明されたシステム100、200の例である可能性がある。システム300は、システム選択ネットワークデバイス105-b、フェムトセル115-c、システム選択ネットワークデバイス105-b、マクロセル305、コアネットワーク110-b、インターネット110-cなどの広域ネットワーク、およびいくつかの端末ワイヤレスデバイス120を含み得る。特定の例において、システム選択ネットワークデバイス105-bの機能が、フェムトセル115-aに組み込まれる可能性がある。したがって、システム選択ネットワークデバイス105-bおよびフェムトセルは、単一の機器310または配列された機器のシステムの構成要素である可能性がある。代替的に、システム選択ネットワークデバイス105-bは、コアネットワーク110-bまたは別の種類の接続を介してフェムトセル115-aと通信するスタンドアロンのデバイスである可能性がある。
この例において、フェムトセル115-cおよびマクロセル305は、同じセルラネットワークの構成要素である可能性があり、フェムトセル115-cは、マクロセル305のカバーエリア内に配備される可能性がある。システム選択ネットワークデバイス105-bは、ワイヤレスデバイス120のうちの少なくとも1つから受信されたシステム選択データに応じて、フェムトセル115-cに接続されたワイヤレスデバイス120のうちの1つまたは複数をマクロセル305に移行することを選択し得る。
システム選択ネットワークデバイス105-bは、フェムトセル115-cに接続されたそれぞれのワイヤレスデバイス120からのシステム選択データを請求し、受信し得る。これらのワイヤレスデバイス120から受信されるシステム選択データは、データアクセスがワイヤレスデバイス120にとって使用可能であるとワイヤレスデバイス120が確認した1つまたは複数のネットワークの識別情報を示す可能性がある。それぞれのワイヤレスデバイス120から受信されるシステム選択データは、マクロセル305とフェムトセル115-cとの両方を含む、確認されたデータアクセスが存在するそれぞれのネットワークでそのワイヤレスデバイス120に割り振られた識別子を含み得る。したがって、システム選択ネットワークデバイス105-bがマクロセル305またはコアネットワーク110-bの何らかのその他のエンティティと通信して、マクロセルに接続されたワイヤレスデバイス120についての情報を得る場合、システム選択ネットワークデバイス105-bは、得られた情報で参照されるワイヤレスデバイス120をフェムトセル115-cに現在接続されているワイヤレスデバイスに関連付ける可能性がある。
特定の例において、それぞれのワイヤレスデバイス120から受信されるシステム選択データは、マクロセル305、フェムトセル115-c、もしくは別のネットワークのうちの1つもしくは複数を介してデータを送信することに関連する課金情報、ワイヤレスデバイス120で現在実行されている1つまたは複数のアプリケーションについての情報、マクロセル305、フェムトセル115-c、もしくは別のネットワークのうちの1つもしくは複数を介してデータトランザクションを行うことに関連する電力消費の指示、ワイヤレスデバイス120のバッテリーレベル、ワイヤレスデバイス120の送信もしくは受信バッファのステータス、またはその他の関連するシステム選択データを含み得る。
ワイヤレスデバイス120から受信されるシステム選択データに基づいて、システム選択ネットワークデバイス105-bは、デバイス120のうちの1つまたは複数のためのシステム選択の判断を行い得る。ワイヤレスデバイス120のためのシステム選択の判断は、アドミッション制御の判断(例えば、ワイヤレスデバイス120がマクロセル305、フェムトセル115-c、もしくは別の利用可能なネットワークのうちの1つまたは両方に接続することを可能にすべきかどうか)、ワイヤレスデバイス120を現在のネットワークからマクロセル305、フェムトセル115-c、もしくは別の利用可能なネットワークに移行すべきかどうかの判断、またはワイヤレスデバイス120を現在のネットワーク選択から切断することなくワイヤレスデバイス120のトラフィックをマクロセル305、フェムトセル115-c、もしくは別の利用可能なネットワークに移動すべきかどうかの判断を含み得る。そして、システム選択ネットワークデバイス105-bは、システム選択の判断を実施して、そのワイヤレスデバイス120のためのシステム選択を完了し得る。
図4Aおよび図4Bは、本開示の原理によるシステム選択を実行するために例示的なワイヤレスデバイス120と例示的なシステム選択ネットワークデバイス105-cとの間で通信が交換される例示的なシステムのブロック図を示す。図4Aおよび4Bのワイヤレスデバイス120およびシステム選択ネットワークデバイス105は、上述の図に関連して上で説明されたワイヤレスデバイス120およびシステム選択ネットワークデバイス105の例である可能性がある。それぞれの例のワイヤレスデバイス120は、明瞭にする目的で、システム選択ネットワークデバイス105と直接通信しているところを示されているが、1つまたは複数のデバイスが、ワイヤレスデバイス120とシステム選択ネットワークデバイス105との間の通信経路の中間に配置される可能性があることを理解されたい。例えば、ワイヤレスデバイス120は、システム選択ネットワークデバイスがシステム選択を管理するセルラまたはWLANネットワークを介してシステム選択ネットワークデバイス105と通信する可能性がある。
図4Aの例において、システム選択ネットワークデバイス105-cは、ワイヤレスデバイス120-oのシステム選択データの要求を生成する。要求は、システム選択ネットワークデバイス105-cにおいてトリガに応じて生成される可能性がある。例えば、システム選択ネットワークデバイス105-cは、ワイヤレスネットワークの輻輳が所定の閾値を超えたか、またはワイヤレスデバイス120とネットワークとの間のワイヤレスリンクの品質が所定の閾値未満になったと判定する可能性がある。ワイヤレスデバイス120-oは、システム選択データの要求を受信し、システム選択ネットワークデバイスによって使用するためのシステム選択データを生成する可能性がある。
特定の例において、要求は、要求されるシステム選択データの種類を指定する可能性がある。追加的にまたは代替的に、システム選択データの既定の種類が、要求によって暗示される可能性がある。さらにその他の例において、ワイヤレスデバイス120-oは、選択される種類のシステム選択データがシステム選択の判断にとって最も適切であるという判定に基づいて、システム選択ネットワークデバイスに送信するためのシステム選択データの1つまたは複数の種類を選択する可能性がある。システム選択データは、ワイヤレスデバイスに既に記憶されている可能性がある。追加的なまたは代替的な例において、ワイヤレスデバイス120-oは、ワイヤレスデバイス120-oに記憶された情報からシステム選択データを計算するかもしくはまとめ上げ、および/または外部ソースからシステム選択データの構成要素を取り出す可能性がある。そして、ワイヤレスデバイス120-oは、システム選択データをネットワークに送信する可能性があり、システム選択データは、最終的に、システム選択ネットワークデバイス105-cによって受信される可能性がある。
システム選択ネットワークデバイス105-cは、ワイヤレスデバイス120-oによるワイヤレスネットワークへの新しい接続を許すべきか、ワイヤレスネットワークへのワイヤレスデバイス120-oの既存の接続を維持すべきか、ワイヤレスデバイス120-oを切断し、代替的なネットワークに移行すべきか、またはワイヤレスデバイス120-oを現在のワイヤレスネットワークから切断することなくデータトランザクションを代替的なネットワークに移行すべきかを判定するために、受信されたシステム選択データに1組の規則を適用する可能性がある。特定の例において、ワイヤレスデバイス120-oが、システム選択データに同じまたは異なる規則のうちの1つまたは複数を適用し、システム選択ネットワークデバイス105-cによる考慮のために推薦されるシステム選択の判断を送信する可能性もある。特定の例において、システム選択ネットワークデバイス105-cが、ワイヤレスデバイス120-oによってなされた推薦されるシステム選択の判断にしたがう可能性がある。
そして、命令が、システム選択ネットワークデバイス105-cによってなされたシステム選択の判断に基づいてワイヤレスデバイス120-oに送信される可能性がある。システム選択の命令は、1つもしくは複数のワイヤレスネットワークとの新しい接続を確立する、1つもしくは複数のワイヤレスネットワークから切断する、および/または1つもしくは複数のワイヤレスネットワークとの既存の接続を維持するようにワイヤレスデバイス120-oに命令する可能性がある。
図4Bのワイヤレスデバイス120-pとシステム選択ネットワークデバイス105-dとの間の通信は、図4Aの通信の同様であり、違いは、図4Bの例において、ワイヤレスデバイス120-pが、システム選択ネットワークデバイス105-dによるシステム選択の判断で使用するためのシステム選択データのネットワークへの送信を開始することである。ワイヤレスデバイス120-pは、ワイヤレスデバイス120-pで検出された特定された内部トリガに応じてシステム選択データを生成し、送信し得る。特定の例において、内部トリガは、システム選択データの1つまたは複数の構成要素の検出された変化を含む可能性がある。
したがって、特定の例において、内部トリガは、システム選択データの変化が起こったことをワイヤレスデバイス120-pで検出することを含む可能性がある。例えば、内部トリガは、ワイヤレスデバイス120-pと、システム選択ネットワークデバイス105-cに関連するワイヤレスネットワークまたはワイヤレスデバイス120-pにとって使用可能である別のネットワークのうちの少なくとも1つとの間で接続性の状態の変化が起こったという判定である可能性がある。
追加的にまたは代替的に、内部トリガは、システム選択ネットワークデバイス105-cに関連するワイヤレスネットワークまたはワイヤレスデバイス120-pにとって使用可能である別のネットワークを介してデータを送信することに関連する費用の検出された変化を含む可能性がある。追加的にまたは代替的に、内部トリガは、ワイヤレスデバイス120-pで実行されている少なくとも1つのアプリケーションに関連するネットワークポリシーの検出された変化を含む可能性がある。追加的にまたは代替的に、内部トリガは、ワイヤレスデバイス120-pで実行されているアプリケーションの種類またはワイヤレスデバイス120-pで実行されている少なくとも1つのアプリケーションのステータスの検出された変化を含む可能性がある。追加的にまたは代替的に、内部トリガは、ワイヤレスデバイス120-pの送信または受信バッファの利用率のレベルの検出された変化を含む可能性がある。追加的にまたは代替的に、内部トリガは、ワイヤレスデバイス120-pのバッテリーレベルの検出された変化(例えば、所定の閾値未満への低下)を含む可能性がある。
図5は、本明細書に記載の原理によるワイヤレスデバイス120-qの一例のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス120-qは、上述の図を参照して上で説明されたワイヤレスデバイス120のうちの1つまたは複数の例である可能性がある。図5に示されるように、ワイヤレスデバイス120-qは、プロセッサモジュール505、メモリ510、トリガ特定モジュール520、システム選択データ特定モジュール525、データアクセス確認モジュール530、システム選択データ送信モジュール535、システム選択実施モジュール540、トランシーバモジュール545、およびアンテナ550を含み得る。これらの構成要素のそれぞれは、直接的または間接的に互いに通信可能なように結合され得る。プロセッサモジュール505は、トリガ特定モジュール520、システム選択データ特定モジュール525、データアクセス確認モジュール530、システム選択データ送信モジュール535、システム選択実施モジュール540、またはトランシーバモジュール545の機能のすべてまたは一部を実施するためにメモリ510によって記憶されたソフトウェア515を実行するように構成され得る。
トリガ特定モジュール520は、ワイヤレスデバイス120-qのためのネットワークデバイスによるシステム選択に関連するトリガを特定するように構成され得る。上述の図で説明されたように、トリガは、ネットワークを介して受信される、システム選択データの要求を含む可能性がある。追加的にまたは代替的に、トリガは、ワイヤレスデバイス120-qにおけるシステム選択データの1つまたは複数の構成要素の検出された変化である可能性がある。例えば、トリガ特定モジュール520は、ワイヤレスデバイスと1つもしくは複数のネットワークとの間の接続性の状態の変化、1つもしくは複数のネットワークを介したデータの消費および送信に関連する費用の変化、ワイヤレスデバイス120-qで実行されているアプリケーションに関連するネットワークポリシーの変化、ワイヤレスデバイスで実行されているアプリケーションの種類もしくは識別情報の変化、ワイヤレスデバイスで実行されている少なくとも1つのアプリケーションのステータスの変化、ワイヤレスデバイス120-qの状態の変化(例えば、スリープ状態対アクティブ状態)、ワイヤレスデバイス120-qに関連する送信もしくは受信バッファの変化、ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルの変化、および/またはワイヤレスデバイス120-qもしくはワイヤレスデバイス120-qにとって使用可能であるネットワークにおけるその他の関連する変化を監視し、検出する可能性がある。トリガ特定モジュール520で特定されるトリガは、これらの検出される変化のうちの少なくとも1つまたは複数に基づく可能性がある。
システム選択データ特定モジュール525は、トリガに応じて、ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択の判断を実行する際にネットワークデバイスによって使用するためのワイヤレスデバイス120-qにおけるシステム選択データを特定し得る。システム選択データは、データアクセスがワイヤレスデバイス120-qにとって使用可能であるとデータアクセス確認モジュール530が確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む可能性がある。
上述のように、データアクセス確認モジュール530は、いくつかの異なる技術を用いて、データアクセスが代替的なネットワークを通じてワイヤレスデバイスにとって使用可能であることを確認し得る。例えば、データアクセス確認モジュール530は、ワイヤレスデバイス120-qが(第1のネットワークとの同時接続を維持しながら)代替的なネットワークに接続してウェブサービスにpingを実行し、応答が受信されるかどうかを判定することを引き起こし得る。代替的に、データアクセス確認モジュール530は、ワイヤレスデバイス120-qが代替的なネットワークと通信して、アプリケーションレイヤまたはその他の形式のデータアクセスがワイヤレスデバイス120-qにとって使用可能であるかどうかを問い合わせることを引き起こし得る。さらにその他の例において、データアクセス確認モジュール530は、ワイヤレスデバイス120-qに関連する加入および代替的なネットワークの識別情報に基づいて、データアクセスが代替的なネットワークを通じて使用可能であるかどうかを判定し得る。
システム選択データは、追加的にまたは代替的に、1)ワイヤレスデバイスのワイヤレス能力、2)1つもしくは複数の代替的なワイヤレスネットワークがワイヤレスデバイス120-qにとって使用可能であるかどうかの指示、および代替的なネットワークに関するワイヤレスデバイス120-qに関連する識別情報、3)1つもしくは複数のネットワークに関するネットワーク接続性およびデータ送信に関連する課金の詳細、4)ワイヤレスデバイス120-qで現在実行されている1つもしくは複数のアプリケーションに関連するネットワークポリシー、5)ワイヤレスデバイス120-qで現在実行されているアプリケーションの種類、6)ワイヤレスデバイス120-qで現在実行されているアプリケーションに関するQoSおよびその他の要件、7)ワイヤレスデバイス120-qにとって使用可能であるネットワークのうちの1つもしくは複数を介してデータを送信もしくは受信することに関連する測定されたもしくは推定された電力消費データ、8)ワイヤレスデバイス120-qに関するバッファ利用率の情報、または、ワイヤレスデバイスもしくはワイヤレスデバイス120-qにとって使用可能であるワイヤレスネットワークについてのその他の関連する情報のうちの少なくとも1つまたは複数を含む可能性がある。
システム選択データ送信モジュール535は、特定されたシステム選択データを、少なくとも、ワイヤレスデバイス120-qが接続されるかまたは接続しようと試みているかのどちらかである第1のワイヤレスネットワークに送信するようにトランシーバモジュール545を制御し得る。特定の例において、システム選択データは、第1のワイヤレスネットワークのアクセスポイントに組み込まれるかまたは関連付けられるシステム選択ネットワークデバイスに転送される可能性がある。システム選択実施モジュール540は、第1のワイヤレスネットワークからシステム選択の命令をトランシーバモジュール545を通じて受信し得る。システム選択の命令は、第1のワイヤレスネットワークに接続する命令、第1のワイヤレスネットワークにおいて接続を続ける命令、第1のワイヤレスネットワークから切断する命令、および/または代替的なワイヤレスネットワークに接続する命令を含み得る。システム選択実施モジュール540は、受信されたシステム選択の命令を実行し得る。
特定の例において、はっきりした命令がシステム選択データに応じて第1のワイヤレスネットワークから受信されない場合、システム選択実施モジュール540は、取るべき既定の一連の処置(例えば、第1のワイヤレスネットワークとの接続を続ける)を特定し得る。
図6は、本明細書に記載の原理によるシステム選択ネットワークデバイス105-eの一例のブロック図を示す。システム選択ネットワークデバイス105-eは、少なくとも1つのワイヤレスネットワークに関連付けられる可能性があり、ワイヤレスネットワークに接続されているかまたは接続しようとしている端末ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択の判断を実行するように構成される可能性がある。システム選択ネットワークデバイス105-eは、上述の図を参照して上で説明されたシステム選択ネットワークデバイス105のうちの1つまたは複数の例である可能性がある。上述のように、システム選択ネットワークデバイス105-eは、アクセスポイントまたはその他のネットワークデバイスに組み込まれるかまたはその他の方法で関連付けられる可能性がある。
図6に示されるように、システム選択ネットワークデバイス105-eは、プロセッサモジュール505-a、メモリ510-a、システム選択データ要求モジュール605、システム選択データ処理モジュール610、システム選択命令モジュール615、トランシーバモジュール545-a、およびアンテナ550-aを含み得る。これらの構成要素のそれぞれは、直接的または間接的に互いに通信可能なように結合され得る。プロセッサモジュール505-aは、システム選択データ要求モジュール605、システム選択データ処理モジュール610、システム選択命令モジュール615、またはトランシーバモジュール545-aの機能のすべてまたは一部を実施するためにメモリ510-aによって記憶されたソフトウェア515-aを実行するように構成され得る。
システム選択データ要求モジュール605は、トリガに応じて、ワイヤレスデバイスのシステム選択データの要求を生成し得る。特定の例において、トリガは、ワイヤレスネットワークに関連する輻輳のレベルが所定の閾値を超えた、またはワイヤレスデバイスとのワイヤレスリンクの品質が所定の閾値未満になったという判定である可能性がある。特定の例において、ワイヤレスデバイスが独断でシステム選択データの送信を開始し得るので、システム選択データ要求モジュール605は任意である可能性がある。
システム選択データ処理モジュール610は、トランシーバモジュール545-aを介してワイヤレスデバイスからシステム選択データを受信し得る。上述のように、システム選択データは、データアクセスがワイヤレスデバイスにとって使用可能であるとワイヤレスデバイスが確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含む可能性がある。特定の例において、システム選択データは、1)ワイヤレスデバイスのワイヤレス能力、2)1つもしくは複数の代替的なワイヤレスネットワークがワイヤレスデバイスにとって使用可能であるかどうかの指示、および代替的なネットワークに関するワイヤレスデバイスに関連する識別情報、3)1つもしくは複数のネットワークに関するネットワーク接続性およびデータ送信に関連する課金の詳細、4)ワイヤレスデバイスで現在実行されている1つもしくは複数のアプリケーションに関連するネットワークポリシー、5)ワイヤレスデバイスで現在実行されているアプリケーションの種類、6)ワイヤレスデバイスで現在実行されているアプリケーションに関するQoSおよびその他の要件、7)ワイヤレスデバイスにとって使用可能であるネットワークのうちの1つもしくは複数を介してデータを送信もしくは受信することに関連する測定されたもしくは推定された電力消費データ、8)ワイヤレスデバイスに関するバッファ利用率の情報、または、ワイヤレスデバイスもしくはワイヤレスデバイスにとって使用可能であるワイヤレスネットワークについてのその他の関連する情報のうちの少なくとも1つまたは複数を含む可能性がある。
上述の図を参照してより詳細に説明されたように、システム選択データ処理モジュール610は、受信されたシステム選択データに1組の規則を適用して、ワイヤレスデバイスのためのシステム選択の判断を実行し得る。そして、システム選択命令モジュール615は、システム選択の判断を実施するためにワイヤレスデバイスに送信するためのシステム選択の命令を生成し得る。
図7は、本開示の原理によるネットワーク指向のシステム選択の方法700の例の流れ図を示す。図7の方法700は、例えば、上述の図を参照して上で説明されたワイヤレスデバイス120のうちの1つまたは複数によって実行され得る。ブロック705において、トリガが、ワイヤレスデバイスにおいて特定される可能性があり、トリガは、ワイヤレスデバイスのためのネットワークデバイス(例えば、システム選択ネットワークデバイス105)によるシステム選択に関連する。ブロック710において、ワイヤレスデバイスのためのシステム選択の判断を実行する際にネットワークデバイスによって使用するために、ワイヤレスデバイスにおいてシステム選択データが特定される可能性がある。システム選択データは、ワイヤレスデバイスがデータアクセスの可用性を確認した1つまたは複数のネットワークを示し得る。ブロック715において、システム選択データが、ネットワークデバイスによって使用するためにワイヤレスデバイスから第1のネットワークに送信される可能性がある。システム選択データは、特定されたトリガに応じて送信され得る。
図8は、本開示の原理によるネットワーク指向のシステム選択の方法800の例の流れ図を示す。図8の方法800は、例えば、上述の図を参照して上で説明されたシステム選択ネットワークデバイス105のうちの1つまたは複数によって実行され得る。ブロック805において、システム選択データが、第1のネットワークを介してネットワークデバイスで受信される可能性がある。システム選択データは、ワイヤレスデバイス(例えば、ワイヤレスデバイス120)によって生成され、送信され得る。システム選択データは、ワイヤレスデバイスがワイヤレスデバイスによるデータアクセスの可用性を確認した1つまたは複数のネットワークを示し得る。ブロック810において、システム選択の判断が、受信された選択データに基づいてネットワークデバイスにおいてワイヤレスデバイスに関して実行される可能性がある。システム選択の判断は、第1のネットワークに関するアドミッション制御の判断、ワイヤレスデバイスを第1のネットワークから第2のネットワークに移行すべきかどうかの判断、またはワイヤレスデバイスが第1のネットワークと第2のネットワークとの両方に接続されたままで、ワイヤレスデバイスのデータトランザクションを第1のネットワークから第2のネットワークに移行する判断のうちの少なくとも1つを含み得る。
図9は、本開示の原理によるワイヤレスデバイス(例えば、ワイヤレスデバイス120)およびネットワークデバイス(例えば、システム選択ネットワークデバイス105)によって実施されるネットワーク指向のシステム選択の方法900の例の流れ図を示す。ブロック905において、ワイヤレスデバイスが、第1のネットワークに加わる要求を送信する可能性がある。要求は、ブロック910においてネットワークデバイスによって受信される可能性がある。特定の例において、ワイヤレスデバイスおよびネットワークデバイスは、互いに直接通信する可能性がある。代替的に、1つまたは複数のネットワークデバイスが、図9に示された通信を実施するためにワイヤレスデバイスとネットワークデバイスとの間に論理的に配置される可能性がある。
ブロック915において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスからのシステム選択データを要求する可能性がある。特定の例において、要求は、ワイヤレスデバイスに要求されるシステム選択データの種類を指定する可能性がある。代替的に、要求は、システム選択データの既定の組が要求されることを示唆する可能性がある。その他の例において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスに要求されるシステム選択データの種類を指定せず、ワイヤレスデバイスにとって使用可能であるシステム選択データのすべてまたはワイヤレスデバイスによって選択されたシステム選択データのサブセットをワイヤレスデバイスが送信することを可能にする可能性がある。
ブロック920において、ワイヤレスデバイスが、第1のネットワークを介してシステム選択データの要求を受信する可能性がある。ブロック925において、ワイヤレスデバイスが、1つまたは複数の代替的なシステムを通じたアプリケーションレイヤのデータアクセスの可用性を確認する可能性がある。ブロック930において、ワイヤレスデバイスが、代替的なネットワークを通じたアプリケーションレイヤのデータアクセスの確認された可用性および代替的なネットワークについての情報を示すシステム選択データを特定する可能性がある。例えば、システム選択データは、それぞれの代替的なネットワークの名前もしくは識別子、代替的なネットワークのそれぞれに関連するネットワークの種類、代替的なネットワークのそれぞれにおいてワイヤレスデバイスに割り振られた識別子、および/またはその他の関連する情報を含む可能性がある。ブロック935において、ワイヤレスデバイスが、要求に応じてネットワークデバイスによって使用するためにシステム選択データを第1のネットワークに送信する可能性がある。
ブロック940において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスによって生成され、送信されたシステム選択データを受信する可能性がある。ブロック945において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスが第1のネットワークに接続することを可能にすべきかどうかを判定するアドミッション制御の判断を行う可能性がある。この判断は、システム選択データに基づく可能性がある。例えば、ネットワークデバイスは、ワイヤレスデバイスによるその他のワイヤレスネットワークの可用性またはワイヤレスデバイスのワイヤレス能力を評価し得る。この例において、ネットワークデバイスは、第1のネットワークが輻輳しておらず、第1のネットワークがワイヤレスデバイスにとって最良の選択肢であるという判定に基づいて第1のネットワークに接続する許可をワイヤレスデバイスに与えることを選択する可能性がある。ブロック950において、ネットワークデバイスが、第1のネットワークに接続する命令をワイヤレスデバイスに送信する可能性があり、ブロック955において、ワイヤレスデバイスが、許可を受信し、第1のネットワークに接続する可能性がある。
図10は、本開示の原理によるワイヤレスデバイス(例えば、ワイヤレスデバイス120)およびネットワークデバイス(例えば、システム選択ネットワークデバイス105)によって実施されるネットワーク指向のシステム選択の方法1000の例の流れ図を示す。ブロック1005において、ネットワークデバイスが、第1のネットワークを介したワイヤレスデバイスへのワイヤレスリンクに関連するサービス品質が閾値未満になったと判定する可能性がある。これは、ブロック1010において、ネットワークデバイスがワイヤレスデバイスからのシステム選択データを要求することをトリガする可能性がある。ブロック1015において、要求が、ネットワークデバイスによって受信される可能性がある。
ブロック1020において、ワイヤレスデバイスが、1つまたは複数の代替的なネットワークを通じたアプリケーションレイヤのデータアクセスの可用性を確認する可能性がある。ブロック1025において、ワイヤレスデバイスが、確認されたデータアクセスの可用性を有する代替的なネットワークのうちの少なくとも1つに接続するワイヤレスデバイスの能力と、第1のネットワークおよび少なくとも1つの代替的なネットワークにおけるデータ送信に関連する課金情報とを示すシステム選択データを特定する可能性がある。ブロック1030において、ワイヤレスデバイスが、要求に応じてネットワークデバイスによって使用するためにシステム選択データを第1のネットワークに送信する可能性がある。
ブロック1035において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスによって生成され、送信されたシステム選択データを受信する可能性がある。ブロック1040において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスを代替的なネットワークのうちの1つに移行すべきかどうかを判定するために、システム選択データに基づいてアドミッション制御の判断を行う可能性がある。ネットワークデバイスは、ワイヤレスデバイスを代替的なネットワークのうちの1つまたは複数に移行することに関連するワイヤレスデバイスのユーザの費用が閾値を超える可能性があると判定する可能性がある。それに応じて、ブロック1045において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスが第1のネットワークに残ることを可能にする可能性がある。
図11は、本開示の原理によるワイヤレスデバイス(例えば、ワイヤレスデバイス120)およびネットワークデバイス(例えば、システム選択ネットワークデバイス105)によって実施されるネットワーク指向のシステム選択の方法1100の例の流れ図を示す。ブロック1105において、ワイヤレスデバイスが、ワイヤレスデバイスで実行されている少なくとも1つのアプリケーションの変化を特定する可能性がある。これは、ブロック1110において、ワイヤレスデバイスが1つまたは複数の代替的なネットワークを通じたアプリケーションレイヤのデータアクセスの可用性を確認することをトリガする可能性がある。そして、ワイヤレスデバイスが、ブロック1115において、システム選択データを特定する可能性がある。システム選択データは、ワイヤレスデバイスで実行されている少なくとも1つのアプリケーションについての情報およびワイヤレスデバイスにとって使用可能である代替的なネットワークのうちの少なくとも1つについての情報を示す可能性がある。少なくとも1つのアプリケーションについての情報は、例えば、少なくとも1つのアプリケーションのアプリケーションの種類、少なくとも1つのアプリケーションに関連するネットワークポリシー、IPアドレスの変化に対する少なくとも1つのアプリケーションの許容度などを含み得る。ブロック1120において、ワイヤレスデバイスが、トリガに応じてネットワークデバイスによって使用するためにシステム選択データを第1のネットワークに送信する可能性がある。
ブロック1125において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスによって生成され、送信されたシステム選択データを受信する可能性がある。ブロック1130において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスを代替的なネットワークのうちの1つに移行すべきかどうかを判定するために、アドミッション制御の判断を行う可能性がある。ネットワークデバイスは、少なくとも1つのアプリケーションに関連するネットワークポリシーおよびIPアドレスの変化に対する少なくとも1つのアプリケーションの許容度に基づいて、第2のネットワークが少なくとも1つのアプリケーションのポリシーにより合致すると判定する可能性がある。それに応じて、ブロック1135において、ネットワークデバイスが、システム選択データに基づいて、第1のネットワークから切断し、第2のネットワークに移行するようにワイヤレスデバイスに命令する可能性がある。ブロック1140において、ワイヤレスデバイスが、命令を受信する可能性があり、ブロック1145において、ワイヤレスデバイスが、第1のネットワークから切断し、第2のネットワークに接続する可能性がある。
図12は、本開示の原理によるワイヤレスデバイス(例えば、ワイヤレスデバイス120)およびネットワークデバイス(例えば、システム選択ネットワークデバイス105)によって実施されるネットワーク指向のシステム選択の方法1200の別の例の流れ図を示す。ブロック1205において、ワイヤレスデバイスが、第1のネットワークに接続されており、ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルが閾値未満になったと判定する可能性がある。これは、ブロック1210において、ワイヤレスデバイスが少なくとも第2の代替的なネットワークを通じたアプリケーションレイヤのデータアクセスの可用性を確認することをトリガする可能性がある。そして、ワイヤレスデバイスが、ブロック1215において、システム選択データを特定する可能性がある。システム選択データは、例えば、ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルについての情報、第1のネットワークおよびワイヤレスデバイスにとって使用可能である第2の代替的なネットワークでデータトランザクションを行うことに関連する推定されたまたは測定された電力消費についての情報を含み得る。ブロック1220において、ワイヤレスデバイスが、トリガに応じてネットワークデバイスによって使用するためにシステム選択データを第1のネットワークに送信する可能性がある。
ブロック1225において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスによって生成され、送信されたシステム選択データを受信する可能性がある。ブロック1230において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスを代替的なネットワークに移行すべきかどうかを判定するために、システム選択データに基づいてアドミッション制御の判断を行う可能性がある。ネットワークデバイスは、システム選択データの電力消費およびバッテリーレベルの情報に基づいて、第2の代替的なネットワークがワイヤレスデバイスの電力消費を削減し、バッテリー寿命を延ばすと判定する可能性がある。それに応じて、ブロック1235において、ネットワークデバイスが、システム選択データに基づいて、第1のネットワークから切断し、第2のネットワークに移行するようにワイヤレスデバイスに命令する可能性がある。ブロック1240において、ワイヤレスデバイスが、命令を受信する可能性があり、ブロック1245において、ワイヤレスデバイスが、第1のネットワークから切断し、第2のネットワークに接続する可能性がある。
図13は、本開示の原理によるワイヤレスデバイス(例えば、ワイヤレスデバイス120)およびネットワークデバイス(例えば、システム選択ネットワークデバイス105)によって実施されるネットワーク指向のシステム選択の方法1300の別の例の流れ図を示す。ブロック1305において、ワイヤレスデバイスが、第1のネットワークに接続されており、ワイヤレスデバイスに関連する送信または受信バッファの利用率のレベルが閾値を超えたと判定する可能性がある。これは、ブロック1310において、ワイヤレスデバイスが少なくとも代替的な第2のネットワークを通じたアプリケーションレイヤのデータアクセスの可用性を確認することをトリガする可能性がある。ブロック1315において、ワイヤレスデバイスが、第2の代替的なネットワークがワイヤレスデバイスにとって使用可能であるものと確認されたアプリケーションレイヤのデータアクセスを有することを示すシステム選択データを特定する可能性がある。システム選択データは、例えば、バッファの利用率のレベルについての情報と、ワイヤレスデバイスにとって使用可能である少なくとも第2の代替的なネットワークに関する推定された帯域幅およびスループットの情報とを含み得る。ブロック1320において、ワイヤレスデバイスが、トリガに応じてネットワークデバイスによって使用するためにシステム選択データを第1のネットワークに送信する可能性がある。
ブロック1325において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスによって生成され、送信されたシステム選択データを受信する可能性がある。ブロック1330において、ネットワークデバイスが、ワイヤレスデバイスを代替的なネットワークに移行すべきかどうかを判定するために、システム選択データに基づいて判断を行う可能性がある。ネットワークデバイスは、バッファの利用率のレベルおよび代替的なネットワークの特性に基づいて、ワイヤレスデバイスが第1のネットワークとの弱い接続性にさらされており、第2の代替的なネットワークがワイヤレスデバイスにより優れたサービスを提供すると判定する可能性がある。それに応じて、ブロック1335において、ネットワークデバイスが、システム選択データに基づいて、第1のネットワークから切断し、第2の代替的なネットワークに移行するようにワイヤレスデバイスに命令する可能性がある。ブロック1340において、ワイヤレスデバイスが、命令を受信する可能性があり、ブロック1345において、ワイヤレスデバイスが、第1のネットワークから切断し、第2のネットワークに接続する可能性がある。
添付の図面に関連して上で示された詳細な説明は、例示的な実施形態を説明し、請求項の範囲内で実装され得るまたは請求項の範囲内にある実施形態のみを示さない。この説明を通して使用される用語「例示的」は、「例、具体例、または事例としての役割を果たす」ことを意味し、「好ましい」、または「その他の実施形態よりも有利である」ことを意味しない。詳細な説明は、説明される技術を理解させることを目的とする具体的詳細を含む。しかし、これらの技術は、これらの特定の詳細なしに実施され得る。場合によっては、説明される実施形態の概念を曖昧にすることを避けるために、よく知られた構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
情報および信号は、さまざまな異なるテクノロジーおよび技術のいずれかを用いて表される可能性がある。例えば、上の説明を通して言及される可能性があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁気的粒子、光場もしくは光学的粒子、またはこれらの任意の組み合わせによって表され得る。
本明細書において本開示に関連して説明されたさまざまな例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート(discrete gate)もしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア部品、または本明細書において説明された機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサである可能性があるが、別法として、プロセッサは、任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械である可能性がある。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意のその他のそのような構成として実装され得る。
本明細書において説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信され得る。その他の例および実装は、本開示および添付の請求項の範囲および精神に含まれる。例えば、ソフトウェアの性質によって、上述の機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、配線、またはこれらのうちのいずれかの組み合わせによって実行されるソフトウェアを用いて実装され得る。機能を実装する特徴は、機能の一部が異なる物理的位置で実装されるように分散されることを含め、さまざまな位置に物理的に置かれる可能性もある。さらに、請求項を含め、本明細書において使用されるとき、「〜のうちの少なくとも1つ(at least one of)」が後ろに続く項目のリストで使用される「または(or)」は、例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」のリストがAもしくはBもしくはCまたはABもしくはACもしくはBCまたはABC(すなわちAおよびBおよびC)を意味するような選言的(disjunctive)リストを示す。
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へとコンピュータプログラムを転送することを容易にする任意の媒体を含むコンピュータストレージ媒体と通信媒体との両方を含む。ストレージ媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体である可能性がある。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたはその他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたはその他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送もしくは記憶するために使用可能であり、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセス可能である任意のその他の媒体を含み得る。また、当然、任意の接続がコンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、ラジオ波、およびマイクロ波などのワイヤレステクノロジーを用いてウェブサイト、サーバ、またはその他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、DSL、または赤外線、ラジオ波、およびマイクロ波などのワイヤレステクノロジーは、媒体の定義に含まれる。本明細書において使用されるとき、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD: compact disc)、レーザディスク(laser disc)、光ディスク(optical disc)、デジタルバーサタイルディスク(DVD: digital versatile disc)、フロッピー(登録商標)ディスク(floppy disk)、およびブルーレイディスク(BLU-RAY(登録商標) disc)を含み、ディスク(disk)が、通常、磁気的にデータを再生する一方、ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記のものの組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。
本明細書において説明された技術は、セルラワイヤレスシステム、ピアツーピアワイヤレス通信、ワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)、アドホックネットワーク、衛星通信システム、およびその他のシステムなどのさまざまなワイヤレス通信システムのために使用され得る。用語「システム」および「ネットワーク」は、多くの場合、交換可能なように使用される。これらのワイヤレス通信システムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、および/またはその他のテクノロジーなどのワイヤレスシステムにおける多元接続のためのさまざまな無線通信テクノロジーを使用し得る。概して、ワイヤレス通信は、無線アクセス技術(RAT)と呼ばれる1つまたは複数の無線通信テクノロジーの標準化された実装にしたがって行われる。無線アクセス技術を実装するワイヤレス通信システムまたはネットワークは、無線アクセスネットワーク(RAN)と呼ばれる可能性がある。
CDMA技術を使用する無線アクセス技術の例は、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA: Universal Terrestrial Radio Access)などを含む。CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格を包含する。IS-2000リリース0およびAは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS-856(TIA-856)は、通常、CDMA2000 1xEV-DO、高レートパケットデータ(HRPD: High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAのその他の変形形態を含む。TDMAシステムの例は、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標): Global System for Mobile Communications)のさまざまな実装を含む。FDMAおよび/またはOFDMAを用いる無線アクセス技術の例は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、Evolved UTRA(E-UTRA)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなどを含む。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS: Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTE-Advanced(LTE-A)は、E-UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名付けられた組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた組織からの文書に記載されている。本明細書において説明された技術は、上述のシステムおよび無線テクノロジーならびにその他のシステムおよび無線テクノロジーのために使用され得る。
本開示の上述の説明は、当業者が本開示を実施するまたは使用することを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された包括的な原理は、本開示の精神または範囲を逸脱することなくその他の変更形態に適用され得る。本開示を通して、用語「例」または「例示的」は、例または具体例を示し、記載された例に関していかなる好ましさも示唆または要求しない。したがって、本開示は、本明細書において説明された例および設計に限定されず、本明細書において開示された原理および新規性のある特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
100 ワイヤレス通信システム
105 システム選択ネットワークデバイス
105-a システム選択ネットワークデバイス
105-b システム選択ネットワークデバイス
105-c システム選択ネットワークデバイス
105-d システム選択ネットワークデバイス
105-e システム選択ネットワークデバイス
110 コアネットワーク
110-a コアネットワーク
110-b コアネットワーク
110-c インターネット
115 アクセスポイント
115-a フェムトセル
115-b WLANアクセスポイント
115-c フェムトセル
120 ワイヤレスデバイス
120-o ワイヤレスデバイス
120-p ワイヤレスデバイス
120-q ワイヤレスデバイス
200 ワイヤレス通信システム
205 機器
300 ワイヤレス通信システム
305 マクロセル
310 機器
505 プロセッサモジュール
505-a プロセッサモジュール
510 メモリ
510-a メモリ
515 ソフトウェア
520 トリガ特定モジュール
525 システム選択データ特定モジュール
530 データアクセス確認モジュール
535 システム選択データ送信モジュール
540 システム選択実施モジュール
545 トランシーバモジュール
545-a トランシーバモジュール
550 アンテナ
550-a アンテナ
605 システム選択データ要求モジュール
610 システム選択データ処理モジュール
615 システム選択命令モジュール

Claims (16)

  1. ネットワーク指向のシステム選択の方法であって、
    ワイヤレスデバイスにおいて、システム選択データに対する要求を受信するステップであって、前記システム選択データに対する前記要求が、ネットワークデバイスによって送信される、ステップと、
    前記ワイヤレスデバイスのためのネットワーク指向のシステム選択の判断を実行する際に前記ネットワークデバイスによって使用するための前記システム選択データを前記ワイヤレスデバイスにおいて特定するステップであって、前記システム選択データが、前記ワイヤレスデバイスの活動の現在のレベルの指示を含、ステップと、
    前記システム選択データを前記ネットワークデバイスによって使用するために前記ワイヤレスデバイスから第1のネットワークに送信するステップであって、前記システム選択データの送信が、前記ネットワークデバイスによって送信される前記システム選択データに対する前記要求に応じて行われる、ステップと
    を含む、方法。
  2. 前記システム選択の判断が、アドミッション制御の判断、前記ワイヤレスデバイスを前記第1のネットワークから第2のネットワークに移行すべきかどうかの判断、または前記ワイヤレスデバイスが前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの両方に接続されたままで、前記ワイヤレスデバイスのデータトランザクションを前記第1のネットワークから前記第2のネットワークに移行する判断のうちの1つまたは複数を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記ワイヤレスデバイスが前記第1のネットワークに同時に接続されている間に、前記ワイヤレスデバイスで第2のネットワークに接続するステップと、
    前記ワイヤレスデバイスが前記第1のネットワークに同時に接続されている間に、前記第2のネットワークを介してネットワークリソースにpingを実行して、データアクセスが前記ワイヤレスデバイスにとって使用可能であることを確認するステップと
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記システム選択データが、データアクセスが前記ワイヤレスデバイスにとって使用可能であると前記ワイヤレスデバイスが確認した1つまたは複数のネットワークの指示を含み、
    前記ワイヤレスデバイスに関連する加入に基づいて、前記データアクセスが前記ワイヤレスデバイスにとって使用可能であると確認するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記データアクセスが、アプリケーションレイヤのデータアクセスを含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記ワイヤレスデバイスにとって使用可能である複数のネットワークのそれぞれに関する前記ワイヤレスデバイスに関連する少なくとも1つの識別子を、前記第1のネットワークに送信するステップであって、前記システム選択データが、前記少なくとも1つの識別子を含む、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  7. 課金情報を前記第1のネットワークに送信するステップであって、前記課金情報が、前記第1のネットワークまたは第2のネットワークのうちの少なくとも1つを介してデータを送信することに関連し、前記システム選択データが、前記課金情報を含む、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記ワイヤレスデバイスで現在実行されているアプリケーションについての情報を前記第1のネットワークに送信するステップをさらに含み、
    前記システム選択データが、前記アプリケーションについての前記情報を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ワイヤレスデバイスで現在実行されている前記アプリケーションについての前記情報が、前記アプリケーションに関連する少なくとも1つのネットワークデータのポリシーの指示、前記アプリケーションに関連する少なくとも1つの種類の指示、前記アプリケーションに関連する少なくとも1つのサービス品質(QoS)の要件の指示、またはインターネットプロトコル(IP)アドレスの変化に対する前記アプリケーションの許容度の指示のうちの1つまたは複数を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 少なくとも1つのネットワークを介してデータトランザクションを行うことに関連する電力消費の指示を前記第1のネットワークに送信するステップであって、前記システム選択データが、電力消費の前記指示を含む、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  11. 前記ワイヤレスデバイスのバッテリーレベルの指示を前記第1のネットワークに送信するステップであって、前記システム選択データが、前記バッテリーレベルの前記指示を含む、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  12. 前記ワイヤレスデバイスに関連する少なくとも1つの送信バッファのステータスを前記第1のネットワークに送信するステップであって、前記システム選択データが、前記送信バッファの前記ステータスを含む、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  13. 前記ワイヤレスデバイスに関連する少なくとも1つの受信バッファのステータスを前記第1のネットワークに送信するステップであって、前記システム選択データが、前記受信バッファの前記ステータスを含む、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  14. 前記システム選択データの変化を前記ワイヤレスデバイスにおいて検出するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  15. ワイヤレスデバイス装置であって、
    システム選択データに対する要求を受信するための手段であって、前記システム選択データに対する前記要求が、ネットワークデバイスによって送信される、手段と、
    前記ワイヤレスデバイス装置のためのネットワーク指向のシステム選択の判断を実行する際に前記ネットワークデバイスによって使用するための前記システム選択データを前記ワイヤレスデバイス装置において特定するための手段であって、前記システム選択データが、前記ワイヤレスデバイス装置の活動の現在のレベルの指示を含、手段と、
    前記システム選択データを前記ネットワークデバイスによって使用するために前記ワイヤレスデバイス装置から第1のネットワークに送信するための手段であって、前記システム選択データの送信が、前記ネットワークデバイスによって送信された前記システム選択データに対する前記要求に応じて行われる、手段と
    を含むワイヤレスデバイス装置。
  16. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ可読プログラムコードを記憶したコンピュータ可読ストレージデバイス。
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