JP6385148B2 - 3次元印刷装置、情報処理装置および制御方法 - Google Patents

3次元印刷装置、情報処理装置および制御方法 Download PDF

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本発明は、3次元印刷装置、情報処理装置、制御方法およびプログラムに関する。
近年、立体造形物を作成する技術として3次元(3D)印刷技術がある。3Dプリンタなどの3D印刷装置は、入力された3D印刷データに基づいてプラスチックや金属、石膏などを断面ごとに積層して立体物を成形、すなわち印刷を行う。製造業の分野では製品のデザインや機能を確認するために、実際の製品に対応する3D印刷データを用いて3D印刷を行い、生産される製品と同じ形状の試作品を作成する。従来ではディスプレイ装置上に表示された平面図や3D表示により確認していたが、試作品を確認することで安価に、詳細な形状や大きさを検証することが可能である。
このような3D印刷装置によって印刷される印刷物は製品の外観形状を再現することができるが、近年では完成された製品を更にイメージし易くすることが望まれている。特許文献1に開示された立体物造成装置は、造形した立体物を設置した際に自立することができるように重量バランスを調整して立体物を造成することが開示されている。
特開2013−86289号公報
しかしながら、従来の3D印刷装置では、印刷用素材の密度が製品の密度と異なるために、3D印刷データに基づいて印刷された印刷物の重量が製品の重量と異なってしまい、製品の重量感を確認することが困難であるという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、3次元印刷により印刷された印刷物を製品と略同一の重量になるように印刷して、使用者が製品の外観形状のみならず重量感も確認できるようにすることを目的とする。
本発明は、製品の構造を示す3次元印刷データに基づいて印刷用素材を用いた3次元の印刷物を印刷する3次元印刷装置であって、前記3次元印刷データに対応する製品の重量を取得する第1取得手段と、前記3次元印刷データと印刷用素材の情報とから印刷物の重量を取得する第2取得手段と、前記第1取得手段により取得された製品の重量と前記第2取得手段により取得された印刷物の重量との重量差、および、印刷用素材の密度情報に基づいて、前記印刷物の内部に追加または削減させる空洞部の体積を算出する算出手段と、前記印刷物に対する空洞部の割合と、閾値とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果に応じて印刷用素材として異なる印刷用素材を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された印刷用素材の密度情報に基づいて算出される体積分の空洞部を追加または削減して前記3次元印刷データを編集する編集手段と、前記編集手段により編集された前記3次元印刷データに基づいて印刷物を印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする。
3次元印刷により印刷された印刷物を製品と略同一の重量になるように印刷することで、使用者が製品の外観形状のみならず重量感も確認することができる。
本実施形態の印刷システムの構成の一例を示す図である。 本実施形態の3D印刷装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態の3D印刷装置の機能構成の一例を示す図である。 第1の実施形態の3D印刷装置の処理を示すフローチャートである。 印刷部品に空洞部を形成した立体図の一例を示す図である。 印刷製品に空洞部を形成した立体図の一例を示す図である。 第2の実施形態の3D印刷装置の処理を示すフローチャートである。 印刷用素材DBに格納されたテーブルの一例を示す模式図である。 第3の実施形態の3D印刷装置の処理を示すフローチャートである。 重り設定のためのUIウインドウの一例を示す図である。 重り用素材DBに格納されたテーブルの一例を示す模式図である。 印刷製品の内部に重りの収納空間を形成した状態の一例を示す図である。 第4の実施形態の3D印刷装置の処理を示すフローチャートである。 モードの選択のためのUIウインドウの一例を示す図である。 第4の実施形態の3D印刷装置の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る印刷システムの構成の一例を示す図である。印刷システム100は情報処理装置101、3D印刷装置(3次元印刷装置)102、ネットワーク103を有する。印刷システム100では、情報処理装置101が3D印刷装置102に対して製品の構造を示す3DCADデータを3D印刷データ(3次元印刷データ)として送信して、3D印刷装置102が3D印刷データに基づいて立体造形物を印刷する。
図2は、3D印刷装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
3D印刷装置102は、CPU201、I/Oインタフェース202、メモリ203、プリントユニット204、ビデオインターフェース205、ネットワークインタフェース206、記憶装置207を有する。
I/Oインタフェース202は、使用者が3D印刷装置102に対して入力を行うためのキーボードやマウスなどの入力装置を接続する。メモリ203は、ランダムアクセスメモリ(RAM)やリードオンリーメモリ(ROM)である。プリントユニット204は、印刷物を3D印刷する。なお、プリントユニット204の内部には、単一または複数の種類の印刷用素材を備えている。ビデオインターフェース205は表示装置210を接続する。なお、表示装置210は、タッチパネルを表示面に重ね合せることで、入力装置として機能させることができる。ネットワークI/F206は、ネットワーク103を介して情報処理装置101や他の外部装置を接続する。ネットワーク103による接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)を用いることができる。記憶装置207は、ハードディスクドライブ、ディスクドライブおよび磁気テープドライブなどである。記憶装置207には、後述するフローチャートの処理が実現されるプログラムが格納される。CPU201は、記憶装置207に格納されたプログラムをメモリ203に展開して実行することで、後述するフローチャートの処理および図3に示す機能構成が実現される。
図3は、3D印刷装置の機能構成および記憶装置207に格納されたデータベースの一例を示す図である。
3D印刷装置102は、制御部301、レイアウト部302、通信部303、印刷部304、表示制御部305、印刷用素材制御部306を有する。3D印刷装置102は、3D印刷データを格納するCAD情報307、データベースとしての印刷用素材DB308および重り用素材DB309を有する。
制御部301は、3D印刷装置102の機構構成の全体を制御する。レイアウト部302は、3D印刷データに対して各種レイアウト編集を行う。通信部303は、ネットワーク103を介してネットワークI/F206に接続された情報処理装置101や他の外部装置との通信を制御する。印刷部304は、プリントユニット204を制御して、3D印刷データに基づき印刷用素材を積層させたり、成形させたり、加工させたりすることで3D印刷を行う。表示制御部305は、ビデオI/F205に接続された表示装置210の表示を制御する。また、本実施形態の表示制御部305は、使用者によるタッチパネルを介した操作を受け付ける。印刷用素材制御部306は、プリントユニット204に印刷用素材が複数ある場合に、印刷用素材を制御部301により選択された印刷用素材に交換する。
CAD情報307は、3D印刷用データが格納される。3D印刷用データは、例えば、各種3DCADソフトを用いて情報処理装置101で生成され、情報処理装置101から受信した3DCADデータである。印刷用素材DB308は、印刷用素材の各種情報を格納する。具体的には、各印刷用素材に関連付けて、素材の密度情報などが格納される。重り用素材DB309は、印刷物の内部に収容する重り用素材の各種情報を格納する。
図4は、第1の実施形態の3D印刷装置の処理を示すフローチャートである。なお、図4を含む後述するフローチャートは、CPU201が記憶装置207に格納されたプログラムをメモリ203に展開して実行することにより実現される。
以下の説明では、必要に応じて、実際に生産を想定している製品を実製品といい、その製品を構成する部品を実部品という。また、実製品に対応して3D印刷する印刷物を印刷製品といい、実部品に対応して3D印刷する印刷物を印刷部品という。
ステップS401では、通信部303は情報処理装置101で生成された3D印刷データを受信する。
ステップS402では、制御部301は受信した3D印刷データに対応する実製品の各実部品の重量情報、または実製品全体の重量情報を取得可能であるか否かを判定する。各実部品の重量情報を取得可能である場合にはステップS403に進み、実製品全体の重量情報を取得可能である場合にはステップS411に進む。
ステップS403では、制御部301は通信部303を介して実部品の重量情報をそれぞれ取得する。この処理は、第1取得手段による処理の一例に対応する。
ステップS404では、制御部301は各実部品に対応する3D印刷データに基づいて各実部品を印刷したときの印刷部品の重量を算出する。この処理は、第2取得手段による処理の一例に対応する。
ここで、印刷部品の重量を算出する処理について具体的に説明する。まず、制御部301はレイアウト部302を介して、3D印刷データから印刷部品の体積を求める。次に、制御部301は印刷用素材の種類を取得する。制御部301は取得した印刷用素材の種類から印刷用素材DB308に格納された素材の密度情報を抽出し、印刷部品の体積に乗算して印刷部品の重量を算出する。
ステップS405では、制御部301はステップS403で取得した各実部品の重量と、ステップS404で算出した各印刷部品の重量とを比較する。その結果、印刷部品の重量が実部品の重量よりも重いと判定した場合にはステップS406に進み、印刷部品の重量が実部品の重量よりも軽いと判定した場合にはステップS408に進む。
ステップS406では、制御部301はレイアウト部302を介して印刷部品の内部に追加して形成する空洞部の体積を算出する。この処理は、算出手段の一例に対応する。具体的には、制御部301は印刷部品の重量から実部品の重量を減算した重量差に相当する体積を算出する。このように印刷部品に対して追加して空洞部を形成する、すなわち空洞部を追加することで印刷した場合の印刷部品を軽くして実部品の重量に近似させることができる。
なお、3D印刷データに予め設計上の空洞部が存在する場合には、更に大きな空洞部を形成することで、印刷した場合の印刷部品を軽くして実部品の重量と近似させることができる。
ステップS407では、制御部301はレイアウト部302を介して、算出した体積分の空洞部を追加するように3D印刷データを編集する。この処理は、編集手段の一例に対応する。このとき、制御部301は印刷部品の外殻、すなわち外側表面から所定の距離以上離れた位置に空洞部を追加する。したがって、空洞部が追加されたとしても印刷部品は、所定の厚みが維持される。
一方、ステップS408では、制御部301はレイアウト部302を介して印刷部品の内部から削減する空洞部の体積を算出する。この処理は、算出手段の一例に対応する。具体的には、制御部301は実部品の重量から印刷部品の重量を減算した重量差に相当する体積を算出する。ここでは、3D印刷データに予め設計上の空洞部が存在している。したがって、印刷部品に対して設計上の空洞部よりも小さい空洞部を形成する、すなわち空洞部を削減することで印刷した場合の印刷部品を重くして実部品の重量に近似させることができる。
ステップS409では、制御部301はレイアウト部302を介して、算出した体積分の空洞部を削減するように3D印刷データを編集する。この処理は、編集手段の一例に対応する。
ステップS410では、制御部301は全ての印刷部品について、ステップS404〜ステップS409までの処理が完了したか否かを判定し、完了した場合にはステップS418に進み、完了していない場合にはステップS404に戻る。
ステップS418では、制御部301は編集された3D印刷データに基づいて印刷部304を介して印刷製品全体または各印刷部品を印刷する。この処理は、印刷手段の一例に対応する。
次に、3D印刷データに空洞部を追加したり、削減したりする処理について具体的な例を用いて説明する。
ここでは、3つの実部品A、B、Cからなる実製品の重量が700gであって、3D印刷データから取得した印刷製品の体積が800cm3であるものとする。なお、3D印刷装置102の制御部301は以下のような実部品A、B、Cの情報を取得したものとする。
各実部品の情報として、
部品A:重量500g、体積600cm3
部品B:重量70g、体積80cm3
部品C:重量130g、体積120cm3
また、印刷用素材として密度1.2g/cm3を使用可能である。
制御部301は各部品の体積と印刷用素材の密度とを乗算することで、各印刷部品の重量を算出する。したがって、印刷部品A、B、Cはそれぞれ720g、96g、144gである。この処理は、ステップS404に相当する。
次に、制御部301は印刷部品Aの重量と実部品Aの重量とを比較すると、印刷部品Aの重量は実部品Aの重量よりも220g重いと判定する。この処理は、ステップS405に相当する。
次に、制御部301は印刷部品の重量から実部品の重量を減算した重量差を印刷用素材の密度で除算することで重量差に相当する体積を算出することができる。具体的には、減算した重量220gを1.2g/cm3で除算することで、印刷部品Aに追加される空洞部の体積として188.33cm3が算出される。この処理は、ステップS406に相当する。
次に、制御部301は算出した体積分の空洞部を追加するように実部品Aの3D印刷データを編集する。この処理は、ステップS407に相当する。
同様に、制御部301は印刷部品B、Cについてもそれぞれ同様に実部品B、Cとの重量差に相当する体積を算出して、算出した体積分の空洞部を追加または削減して3D印刷データを編集する。したがって、印刷部品Bは実部品Bよりも26g重いので追加される空洞部の体積として約21.67cm3が算出され、算出された体積分の空洞部が追加され3D印刷データが編集される。また、印刷部品Cは実部品Cよりも14g重いので追加される空洞部の体積として約11.67cm3が算出され、算出された体積分の空洞部が追加され3D印刷データが編集される。
図5は、実部品の重量に近似させるために実部品の重量差に相当する体積分の空洞部を削減したり、追加したりして印刷した印刷部品を示す立体図の一例である。ここでは、印刷製品500は、各印刷部品501、502、503から構成されるデジタルカメラである。印刷製品500は、各印刷部品の3D印刷データを合成して一体で印刷してもよく、各印刷部品を印刷した後に組み立ててもよい。図5に示すように、各印刷部品501、502、503には、それぞれ実部品の重量との重量差に相当する体積分の空洞部が増減されることにより空洞部501a、502a、503aが形成されている。したがって、印刷された印刷製品500について、実製品と略同一の重量および各実部品間における略同一の重量比にすることができ、使用者は製品の外観形状と共に重量感をも確認することができる。なお、何れの空洞部501a、502a、503aも外側表面から所定の距離以上、離れている。
引き続き、図4のフローチャートを参照して説明する。
ステップS402において製品全体の重量情報が取得可能である場合にはステップS411に進む。
ステップS411では、制御部301は通信部303を介して実製品全体の重量情報を取得する。
ステップS412では、制御部301は実製品に対応する3D印刷データに基づいて実製品を印刷したときの印刷製品の重量を算出する。具体的には、ステップS404で説明したように制御部301はレイアウト部302を介して印刷製品の重量を算出する。
ステップS413では、制御部301はステップS411で取得した実製品全体の重量と、ステップS412で算出した印刷製品の重量とを比較する。その結果、印刷製品の重量が実製品の重量よりも重いと判定した場合にはステップS414に進む。印刷製品の重量が実製品よりも軽いと判定した場合にはステップS416に進む。
ステップS414では、制御部301はレイアウト部302を介して印刷製品の内部に追加して形成する空洞部の体積を算出する。この処理は、ステップS406で説明した処理と同様である。したがって、印刷製品に対して追加して空洞部を形成する、すなわち空洞部を追加することで印刷した場合の印刷製品を軽くして実製品の重量に近似させることができる。
ステップS415では、制御部301はレイアウト部302を介して、算出した体積分の空洞部を追加するように3D印刷データを編集する。具体的には、ステップS407で説明したような処理と同様である。
一方、ステップS416では、制御部301はレイアウト部302を介して印刷製品の内部から削減する空洞部の体積を算出する。この処理は、ステップS408で説明した処理と同様である。したがって、印刷製品に対して設計上の空洞部よりも小さい空洞部を形成する、すなわち空洞部を削減することで印刷した場合の印刷製品を重くして実製品の重量に近似させることができる。
ステップS417では、制御部301はレイアウト部302を介して、算出した体積分の空洞部を削減するように3D印刷データを編集する。
その後、ステップS418では、制御部301は編集された3D印刷データに基づいて印刷部304を介して印刷製品を印刷する。
次に、3D印刷データに空洞部を追加する処理について具体的な例を用いて説明する。
ここでは、実製品の重量が700gであって、3D印刷データから取得した印刷製品の体積が800cm3であるものとする。また、印刷用素材として密度1.2g/cm3を使用可能である。
制御部301は印刷製品の体積と印刷用素材の密度とを乗算することで、印刷製品の重量を算出できる。具体的には、印刷製品は800×1.2=960gとなる。
次に、制御部301は印刷製品の重量と実製品の重量とを比較すると、印刷製品の重量は実製品の重量よりも260g重いと判定する。
次に、制御部301は印刷製品の重量から実製品の重量を減算した重量差を印刷用素材の密度で除算することで重量差に相当する体積を算出することができる。具体的には、減算した重量260gを1.2g/cm3で除算することで、印刷製品に追加される空洞部の体積として216.67cm3が算出され、算出された体積分の空洞部を追加するように3D印刷データが編集される。
図6は、実製品の重量に近似させるために実製品の重量差に相当する体積分の空洞部を削減したり、追加したりして印刷した印刷製品を示す立体図の一例である。ここでは、印刷製品600は、デジタルカメラである。図6に示すように、印刷製品600は、実製品の重量差に相当する体積分の空洞部が増減されることにより空洞部600aが形成されている。したがって、印刷された印刷製品600について、実製品と略同一の重量にすることができ、使用者は製品の外観形状と共に重量感をも確認することができる。なお、空洞部600aは外側表面から所定の距離以上、離れている。
このように、本実施形態によれば、印刷製品の重量が実製品の重量と略同一になるように空洞部を追加したり、削減したりして3D印刷データを編集する。したがって、編集した3D印刷データに基づいて印刷された印刷製品は、実製品と略同一の重量および重量比にすることができ、使用者は製品の外観形状と共に重量感をも確認することができる。
なお、ステップS405において実部品の重量が印刷部品の重量と同じ場合や、ステップS413において実製品の重量が印刷製品の重量と同じ場合には、制御部301は3D印刷データを編集することなく、印刷製品や印刷部品を印刷する。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、単一の印刷用素材を用いて印刷する場合について説明した。本実施形態では、密度の異なる複数の印刷用素材を用いて印刷する場合について説明する。
図7は、第2の実施形態の3D印刷装置の処理を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、図4のステップS403以降あるいはステップS411以降に対応している。なお、第1の実施形態と同様な処理は適宜、その説明を省略する。また、図7のフローチャートでは、実部品に対応する印刷部品を印刷する場合について説明するが、実製品に対する印刷製品を印刷する場合でも同様に処理することができる。
ステップS701では、制御部301は通信部303を介して実部品の重量情報をそれぞれ取得する。
ステップS702では、制御部301は各部品に対応する3D印刷データに基づいて実部品を印刷したときの印刷部品の重量を算出する。
ステップS703では、制御部301はステップS701で取得した各実部品の重量と、ステップS702で算出した各印刷部品の重量とを比較する。その結果、印刷部品の重量が実部品の重量よりも重いと判定した場合にはステップS704に進み、印刷部品の重量が実部品の重量よりも軽いと判定した場合にはステップS713に進む。
ステップS704では、制御部301はレイアウト部302を介して印刷部品の内部に追加して形成する空洞部の体積を算出する。この処理は、図4のステップS406の処理と同様である。次に、制御部301は予め設計されている空洞部の体積に、追加する空洞部の体積を加算することで、印刷部品の内部に形成する最終的な空洞部の体積を算出する。
ステップS705では、制御部301はステップS704で算出された最終的な空洞部の体積と、実部品の体積に既定の定数を乗算した値(乗算値)とを比較する。この処理は、比較手段の一例に対応する。その結果、空洞部の体積が乗算値よりも小さい場合にはステップS711に進み、制御部301はレイアウト部302を介して、算出した体積分の空洞部を追加するように3D印刷データを編集する。一方、乗算値よりも小さくない場合にはステップS706に進む。
すなわち、印刷部品の体積に占める空洞部の割合が大きすぎると、印刷部品の耐久性や形状に影響を与えてしまう。したがって、ここでは、印刷部品が一定の体積以上になるように、印刷部品に対する空洞部の割合が閾値よりも小さいか否かを判定している。
ステップS706では、制御部301は印刷用素材DB308に格納された素材の情報を参照して、選択されている印刷用素材以外に他の印刷用素材があるか否か、すなわち複数の印刷用素材があるか否かを判定する。複数ある場合にはステップS707に進み、複数ない場合にはステップS711に進む。
図8は、印刷用素材DB308に格納されたテーブル801の一例を示す模式図である。テーブル801には、印刷用素材の情報として、素材ID802、素材名称803、素材密度804が関連付けて記憶されている。
ステップS707では、制御部301は印刷用素材DB308のうち選択されている印刷用素材以外から一つの印刷用素材を抽出する。制御部301はレイアウト部302を介して、抽出した印刷用素材の密度に基づいて、印刷部品の重量と略同一になるときの最終的な空洞部の体積を再度、算出する。
ステップS708では、制御部301はレイアウト部302を介してステップS707で算出した空洞部の体積と、実部品の体積に既定の定数を乗算した値(乗算値)とを再度、比較する。空洞部の体積が乗算値よりも小さい場合にはステップS709に進み、乗算値よりも小さくない場合にはステップS712に進む。
ステップS709に進む場合とは、印刷部品に対する空洞部の体積の割合が閾値よりも小さく、印刷部品の耐久性や形状に影響を与えず、抽出した印刷用素材で印刷部品を印刷することができる場合である。しかしながら、本実施形態では、更に最適な印刷用素材を選択するために、ステップS709では、制御部301は抽出した印刷用素材が印刷用素材DB308に格納された印刷用素材のなかで印刷部品の体積が最も小さくなる印刷用素材であるか否かを判定する。体積が最も小さくなる印刷用素材の場合にはステップS710に進み、体積が最も小さくなる印刷用素材ではない場合にはステップS712に進む。
ステップS710では、制御部301は印刷用素材を印刷部品の体積が最も小さくなる印刷用素材に変更して選択する。
ステップS711では、制御部301はレイアウト部302を介して、体積が最も小さくなる印刷用素材の密度を用いて算出した体積分の空洞部を追加するように3D印刷データを編集する。したがって、実部品と略同一の重量を実現できる印刷用素材が複数あった場合に、使用する量が少ない印刷用素材が選択される。
一方、ステップS712では、制御部301は印刷用素材DB308に他の印刷可能な印刷用素材が格納されているか否かを判定する。他の印刷用素材がある場合にはステップS707に戻り、制御部301はレイアウト部302を介して他の印刷用素材の密度に基づいて、印刷部品の重量と略同一になるときの最終的な空洞部の体積を再度、算出する。また、他の印刷用素材がない場合にはステップS711に進み、制御部301はレイアウト部302を介して、ステップS707で算出したときの体積分の空洞部を追加するように3D印刷データを編集する。
なお、ステップS708において空洞部の体積が乗算値以上である場合には、ステップS712に進み、制御部301は印刷用素材DB308に他の印刷可能な印刷用素材が格納されているか否かを判定する。他の印刷用素材がある場合にはステップS707に戻り、制御部301はレイアウト部302を介して他の印刷用素材の密度に基づいて、印刷部品の重量と略同一になるときの最終的な空洞部の体積を再度、算出する。また、他の印刷用素材がない場合にはステップS711に進み、制御部301はレイアウト部302を介して、例えばステップS704やステップS707で算出したときの空洞部を追加するように3D印刷データを編集する。
次に、異なる複数の印刷用素材を用いて3D印刷するときに、3D印刷データに空洞部を追加したり、削減したりする処理について具体的な例を用いて説明する。
ここでは、3つの実部品A、B、Cからなる実製品の重量が700gであって、3D印刷データから取得した印刷製品の体積が800cm3であるものとする。なお、3D印刷装置102の制御部301は以下のような実部品A、B、Cの情報を取得したものとする。
各実部品の情報として、
部品A:重量450g、体積600cm3
部品B:重量50g、体積80cm3
部品C:重量200g、体積120cm3である。
また、ここでは、各実部品に対応する3D印刷データには設計上の空洞部は存在しないものとする。すなわち、本実施形態の処理を行わず3D印刷データに基づいて印刷した場合には印刷部品の内部が印刷用素材で充填される。
また、3D印刷装置102には、印刷用素材として以下のような素材1、2を用いて印刷可能であるものとする。
素材1:密度1.2g/cm3
素材2:密度2.0g/cm3
なお、ステップS705およびステップS708で用いる定数を0.5とする。
したがって、これら2つの素材を用いて印刷したときの各印刷部品の重量は、
素材1:部品A=720g、B=96g、C=144g
素材2:部品A=1200g、B=160g、C=240gとなる。
素材1を用いた場合、各印刷部品の内部には、
部品A:空洞部225cm3の追加が必要、
部品B:空洞部38.33cm3の追加が必要、
部品C:空洞部46.67cm3の削減が必要である。
また、素材2を用いた場合、各印刷部品の内部には、
部品A:空洞部375cm3の追加が必要、
部品B:空洞部55cm3の追加が必要、
部品C:空洞部20cm3の追加が必要である。
部品Aを素材1で印刷した場合、空洞部の体積225cm3は実部品の体積600cm3に定数0.5を乗算した乗算値300cm3よりも小さいので、素材1が選択される。一方、素材2で印刷した場合、空洞部の体積375cm3は乗算値300cm3よりも大きくなるので、素材2は部品Aの印刷用素材として選択されない。
また、部品Bについても、素材1で印刷した場合、空洞部の体積38.33cm3は実部品の体積80cm3に定数0.5を乗算した乗算値40cm3よりも小さいので、素材1が選択される。一方、素材2で印刷した場合、空洞部の体積55cm3は乗算値40cm3よりも大きくなるので、素材2は部品Bの印刷用素材として選択されない。
また、部品Cについては、素材1で印刷した場合、内部の空洞部を削減することができないため、素材1は選択されない。一方、素材2で印刷した場合、空洞部の体積20cm3には、部品の体積120cm3に定数0.5を乗算した乗算値60cm3よりも小さいので、素材2が選択される。
したがって、上述した比較に基づいて部品A、部品Bについては素材1を用いて印刷され、部品Cについて素材2を用いて印刷される。
引き続き、図7のフローチャートを参照して説明する。
ステップS703において印刷部品の重量が実部品の重量よりも軽いと判定した場合にはステップS713に進む。
ステップS713では、制御部301はレイアウト部302を介して印刷部品の内部から削減する空洞部の体積を算出する。この処理は、ステップS408の処理と同様である。次に、制御部301は予め設計されている空洞部の体積から、削減する空洞部の体積を減算することで、印刷部品の内部に形成する最終的な空洞部の体積を算出する。
ステップS714では、制御部301はステップS713で算出された最終的な空洞部の体積と、0とを比較する。この処理は、比較手段の一例に対応する。ここで、空洞部の体積が0よりも小さい場合とは、印刷部品の内部に空洞部が一切なくとも印刷部品の重量が実部品の重量よりも軽くなってしまう場合である。空洞部の体積が0よりも小さい場合にはステップS715に進み、体積が0以上の場合にはステップS720に進む。
ステップS715では、制御部301は印刷用素材DB308に格納された素材の情報を参照して、選択されている印刷用素材以外に他の印刷用素材があるか否か、すなわち複数の印刷用素材があるか否かを判定する。複数ある場合にはステップS716に進み、複数ない場合にはステップS720に進む。
ステップS716では、制御部301は印刷用素材DB308のうち選択されている印刷用素材以外から一つの印刷用素材を抽出する。制御部301はレイアウト部302を介して、抽出した印刷用素材の密度に基づいて、印刷部品の重量と略同一になるときの最終的な空洞部の体積を再度、算出する。
ステップS717では、制御部301はレイアウト部302を介してステップS716で算出した空洞部の体積が0よりも小さいか否かを再度、判定する。体積が0以上の場合にはステップS718に進み、体積が0よりも小さい場合にはステップS721に進む。
ステップS721では、制御部301は印刷用素材DB308に他の印刷可能な印刷用素材が格納されているか否かを判定する。他の印刷用素材がある場合にはステップS716に戻り、制御部301はレイアウト部302を介して他の印刷用素材の密度に基づいて、印刷部品の重量と略同一になるときの最終的な空洞部の体積を再度、算出する。また、他の印刷用素材がない場合にはステップS720に進み、制御部301はレイアウト部302を介して例えば、空洞部を全て削減するように3D印刷データを編集する。
一方、ステップS717において体積が0以上の場合にステップS718に進む場合とは、抽出した印刷用素材で印刷することで実部品と略同一の重量の印刷部品を印刷することができる場合である。しかしながら、本実施形態では、更に最適な印刷用素材を選択するために、ステップS718では、制御部301は抽出した印刷用素材が印刷用素材DB308に格納された印刷用素材のなかで印刷部品の体積が最も小さくなる印刷用素材であるか否かを判定する。体積が最も小さくなる印刷用素材の場合にはステップS719に進み、体積が最も小さくなる印刷用素材ではない場合にはステップS721に進む。
ステップS719では、制御部301は印刷用素材を印刷部品の体積が最も小さくなる印刷用素材に変更して選択する。
ステップS720では、制御部301はレイアウト部302を介して、体積が最も小さくなる印刷用素材の密度を用いて算出した体積分の空洞部を削減するように3D印刷データを編集する。
このように、本実施形態によれば、印刷部品に空洞部の割合が閾値よりも小さくなるように複数の印刷用素材から印刷用素材を選択することで、印刷部品が一定の体積になるように維持することができる。したがって、印刷物の耐久性の低下を防止したり、印刷部品の形状の変形を防止したりすることができる。
なお、ステップS703において実部品の重量が印刷部品の重量と同じ場合には、制御部301は3D印刷データを編集することなく、印刷製品や印刷部品を印刷する。
<第3の実施形態>
第1および第2の実施形態では、印刷部品が実部品に比べて軽い場合に印刷部品の空洞部を削減したり、印刷用素材を変更したりすることで印刷部品の重量を重くする場合について説明した。しかしながら、印刷部品の空洞部を削減したり、印刷用素材を変更したりしても、印刷部品の重量が実部品の重量に満たない場合がある。また、実部品に設計上の空洞部が存在しない場合にはそもそも空洞部を削減することができない。
第3の実施形態では、印刷部品の重量が実製品の重量に満たない場合に、例えば金属などの印刷用素材よりも比重が大きい重りを印刷部品に収容するための収容空間を3D印刷データに追加する処理について説明する。
図9は、第3の実施形態の3D印刷装置の処理を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、図7のステップS713以降に対応している。なお、第1および第2の実施形態と同様な処理は適宜、その説明を省略する。また、図9のフローチャートでは、実部品に対応する印刷部品を印刷する場合について説明するが、実製品に対する印刷製品を印刷する場合でも同様に処理することができる。
ステップS901では、制御部301はレイアウト部302を介して印刷部品の内部から削減する空洞部の体積を算出する。この処理は、ステップS408の処理と同様である。次に、制御部301は予め設計されている空洞部の体積から、削減する空洞部の体積を減算することで、印刷部品の内部に形成する最終的な空洞部の体積を算出する。
ステップS902では、制御部301はステップS901で算出された最終的な空洞部の体積と、0とを比較する。空洞部の体積が0よりも小さい場合にはステップS903に進み、体積が0以上の場合にはステップS907に進む。
ステップS903では、制御部301は印刷用素材DB308に格納された素材の情報を参照して、選択されている印刷用素材以外に他の印刷用素材があるか否か、すなわち複数の印刷用素材があるか否かを判定する。複数ある場合にはステップS904に進み、複数ない場合にはステップS909に進む。
ステップS904では、制御部301は印刷用素材DB308のうち選択されている印刷用素材以外から一つの印刷用素材を抽出する。制御部301はレイアウト部302を介して、抽出した印刷用素材の密度に基づいて、印刷部品の重量と略同一になるときの最終的な空洞部の体積を再度、算出する。
ステップS905では、制御部301はレイアウト部302を介してステップS904で算出した空洞部の体積が0よりも小さいか否かを再度、判定する。体積が0以上の場合にはステップS906に進み、体積が0よりも小さい場合にはステップS908に進む。
ステップS906では、制御部301は印刷用素材をステップS904で抽出した印刷用素材に変更して選択する。
ステップS907では、制御部301はレイアウト部302を介して、ステップS904で抽出した印刷用素材の密度を用いて算出した体積分の空洞部を削減するように3D印刷データを編集する。
一方、ステップS908では、制御部301は印刷用素材DB308に他の印刷可能な印刷用素材が格納されているか否かを判定する。他の印刷用素材がある場合にはステップS904に戻り、制御部301はレイアウト部302を介して他の印刷用素材の密度に基づいて、印刷部品の重量と略同一になるときの最終的な空洞部の体積を再度、算出する。また、他の印刷用素材がない場合にはステップS909に進む。
ステップS909では、制御部301は表示制御部305を介して表示装置210に、重りを使用して重量を調整するか否かを使用者に入力させる表示を行う。すなわち、ステップS909に進む場合とは何れの印刷用素材を用いても印刷部品の重量が実製品の重量に満たない場合である。したがって、本実施形態では、印刷用素材の比重よりも重い重り用素材を印刷部品の内部に収容して、印刷部品の重量を実部品の重量と略同一にするか否かを使用者に入力させる。
図10は、表示装置に表示され、使用者に入力させるUIウインドウの一例を示す図である。図10に示すようにUIウインドウには、「はい」および「いいえ」のボタンが表示され、使用者が何れかのボタンを押下することができる。使用者により重りを用いることが選択された場合にはステップS910に進み、重りを用いることが選択されなかった場合にはステップS907に進む。
ステップS910では、制御部301はレイアウト部302を介して重り用素材DB309に格納された重りの情報を参照して、重りを収納するための収容空間の体積を算出する。
図11は、重り用素材DB309に格納されたテーブル1101の一例を示す模式図である。テーブル1101には、重り用素材の情報として、重りID1102、素材名称1103、重り密度1104が関連付けて記憶されている。
したがって、制御部301は、重り用素材DB309から重り密度の情報を取得して、実部品の重量と印刷部品の重量との重量差から重り用素材の数量を決定する。次に、決定した数量から重り用素材を収納するための収容空間の体積を算出する。なお、重り用素材が数として管理されていない場合には、制御部301は直接、収容空間の体積を算出する。
次に、重り用素材を収容するための収容空間の体積を算出する処理について具体的な例を用いて説明する。
ここでは、3つの実部品A、B、Cからなる実製品の重量が1200gであって、3D印刷データから取得した印刷製品の体積が800cm3であるものとする。なお、3D印刷装置102の制御部301は以下のような実部品A、B、Cの情報を取得したものとする。
各実部品の情報として、
部品A:重量970g、体積600cm3
部品B:重量90g、体積80cm3
部品C:重量140g、体積120cm3
また、ここでは、各実部品に対応する3D印刷データには設計上の空洞部は存在しないものとする。すなわち、本実施形態の処理を行わず3D印刷データに基づいて印刷した場合には印刷部品の内部が印刷用素材で充填される。
また、印刷用素材として密度1.2g/cm3を使用可能である。
また、重り用素材として密度7.8g/cm3を使用するものとする。
したがって、この印刷用素材を用いて印刷した各印刷部品の重量は、
部品A=720g、B=96g、C=144g
となる。
このとき、各印刷部品の内部には、
部品A:空洞部208.33cm3の削減が必要、
部品B:空洞部5cm3の追加が必要、
部品C:空洞部3.33cm3の追加が必要である。
上述した部品のうち部品BおよびCについては、第1および第2の実施形態で説明した処理と同様に、空洞部を追加する。
一方、部品Aについては、実部品Aの重量970gから印刷部品Aの重量720gを減算して重量差250gが算出される。重量差250gを、重り用素材の密度7.8g/cm3を印刷用素材の密度1.2g/cm3で減算した密度差6.6g/cm3により除算することで、収容空間の体積として約37.87cm3が算出される。
このような処理により、重り用素材を使用する場合の3D印刷データに追加する重り収容用の収容空間の体積が算出される。
引き続き、図9のフローチャートを参照して説明する。
ステップS911では、制御部301はレイアウト部302を介して、重り収容用の収容空間を閉塞するための蓋を設計する。ここで、蓋は印刷部品の一部を分割して構成され、重り収納用の収容空間に重り用素材を収容した後に収容空間を閉塞できる大きさに設計される。
ステップS907では、制御部301はレイアウト部302を介して、重り収納用の収容空間および蓋を反映させるように3D印刷データを編集する。
図12は、印刷製品の内部に重り収容用の収納空間を形成した状態の一例を示す図である。ここでは、印刷製品1200は、デジタルカメラである。図12に示すように、印刷製品1200には、重り収納用の収容空間1200aが形成された上で印刷される。また、重り収納用の収容空間1200aの開口を閉塞する蓋1201が印刷される。したがって、使用者が重り用素材を重り収納用の収容空間1200aに収納した後に重り収納用の収容空間1200aの開口を蓋1201で閉塞することで重り用素材の離脱を防止できる。
このように、本実施形態によれば、印刷部品の重量が実際の実部品の重量に満たない場合に、印刷部品の内部に印刷用素材よりも比重が大きい重り用素材を収納するための収容空間を形成する。したがって、収容空間に重り用素材を収容させることで印刷部品と実部品との重量を略同一にすることができ、使用者は印刷部品を用いた精度の高い事前確認を行うことができる。
<第4の実施形態>
第1の実施形態では、印刷製品の重量を実製品の重量と略同一にする場合について説明した。しかしながら、実製品で使用される素材や、3D印刷装置で使用可能な印刷用素材によっては、印刷製品の重量を実製品の重量と同一にできない場合がある。このような場合、印刷製品における印刷部品の重量分布を実製品における実部品の重量分布と同一にすることで、実製品の確認において使用感を確認するときに役立つと考えられる。
第4の実施形態では、印刷製品における印刷部品の重量分布を実製品における実部品の重量分布と同一にする処理について説明する。
図13は、第4の実施形態の3D印刷装置の処理を示すフローチャートである。なお、第1から第3の実施形態と同様な処理は適宜、その説明を省略する。
ステップS1301では、制御部301はレイアウト部302を介して印刷部品の内部に形成される最終的な空洞部の体積を算出する。この処理は、図9のステップS901の処理と同様である。
ステップS1302では、制御部301はステップS1301で算出された最終的な空洞部の体積と、0とを比較する。空洞部の体積が0よりも小さい場合にはステップS1303に進み、体積が0以上の場合には空洞部を削減するように3D印刷データを編集する。
ステップS1303では、制御部301は印刷用素材DB308に格納された素材の情報を参照して、印刷用素材として選択されている印刷用素材以外に他の印刷用素材を選択することで、印刷部品の重量が実部品の重量と略同一になるか否かを判定する。略同一になる場合にはステップS1307に進み、制御部301は印刷用素材をステップS1303で選択した印刷用素材の密度を用いて算出した体積分の空洞部を削減するように3D印刷データを編集する。一方、略同一にならない場合にはステップS1304に進む。
ステップS1304では、制御部301は表示制御部305を介して表示装置210に、重量の近似を重視するモードおよび重量分布の近似を重視するモードのうち使用者に何れかを選択させる表示を行う。
図14は、表示装置に表示され、使用者にモードを選択させるUIウインドウの一例を示す図である。図14に示すようにUIウインドウには、重量の近似を重視するモードのボタン1401および重量分布の近似を重視するモードのボタン1402が表示され、使用者が何れかのボタンを押下することができる。使用者により重量の近似を重視することが選択された場合にはステップS1305に進み、使用者により重量分布の近似を重視することが選択された場合にはステップS1306に進む。
ステップS1305では、制御部301は第1から第3の実施形態で説明したような処理により印刷部品の重量が実部品の重量と略同一になるように空洞部の体積や収容空間の体積などを算出して、3D印刷データを編集する。
一方、ステップS1306では、制御部301はレイアウト部302を介して各印刷部品間の重量比と、各実部品の重量比とが略同一になるように空洞部の体積を算出する。
図15は、3D印刷装置が実製品の重量比と略同一の重量比で印刷部品の内部の空洞部の体積を算出する処理を示すフローチャートである。図15に示すフローチャートは、図13のステップS1306での処理に対応する。
ステップS1501では、制御部301は通信部303を介して実部品の重量情報をそれぞれ取得し、実製品における実部品間の重量比を算出する。
ステップS1502では、制御部301は各実部品に対応する3D印刷データに基づいて各実部品を3D印刷したときの印刷部品の重量を算出する。この処理は、図4のステップS404の処理と同様である。
ステップS1503では、制御部301は各実部品の重量と各印刷部品の重量とを比較し、印刷部品が実部品よりも軽く、かつ重量差が最も大きい印刷部品を選定する。制御部301は選定した印刷部品を基準部品とする。
ステップS1504では、制御部301はレイアウト部302を介して、基準部品である印刷部品の重量が実部品の重量と略同一になるように空洞部の体積を算出し、算出した体積分の空洞部を削減するように3D印刷データを編集する。なお、3D印刷データに設計上の空洞部が存在しない場合には、印刷部品の重量を増加させることができないために制御部301は3D印刷データを編集しない。
ステップS1505では、制御部301はレイアウト部302を介して、基準部品以外の他の印刷部品についても空洞部の体積を算出する。このとき、各印刷部品の重量比が実部品の重量比と略同一になるように空洞部の体積を算出して、3D印刷データを編集する。
次に、実部品の重量比と略同一になるように3D印刷データに空洞部を追加したり、削減したりする処理について具体的な例を用いて説明する。
ここでは、3つの実部品A、B、Cからなる実製品の重量が750gであって、3D印刷データから取得した印刷製品の体積が800cm3であるものとする。なお、3D印刷装置102の制御部301は以下のような実部品A、B、Cの情報を取得したものとする。
各実部品の情報として、
部品A:重量450g、体積600cm3
部品B:重量100g、体積80cm3
部品C:重量200g、体積120cm3である。
したがって、各実部品の重量比は9:2:4である。
また、ここでは、各実部品に対応する3D印刷データには設計上の空洞部は存在しないものとする。すなわち、本実施形態の処理を行わず3D印刷データに基づいて3D印刷した場合には印刷部品の内部が印刷用素材で充填される。
また、印刷用素材として密度1.2g/cm3を使用可能である。
したがって、この素材を用いて印刷したときの各印刷部品の重量は、
印刷部品A=720g、B=96g、C=144gとなる。
ここで、各印刷部品の重量と各製品部品の重量とを比較すると、
印刷部品A:実部品よりも270g重い、
印刷部品B:実部品よりも4g軽い、
印刷部品C:実部品よりも56g軽い。
したがって、印刷部品が実部品よりも軽く、かつ重量差が最も大きい印刷部品として部品Cが基準部品として選定される。
ここで、部品Cは3D印刷データに設計上の空洞部が存在しないために、空洞部を削減して印刷部品の重量を増やすことができない。したがって、部品Cの3D印刷データは編集されない。
次に、基準部品以外の部品A、Bについて、空洞部の体積を算出する。実製品の各部品の重量比は9:2:4であるため、空洞部を追加したり削減したりした後の印刷部品の重量比も、実製品の各部品の重量比と略同一になるように空洞部の体積を算出する。ここで、部品Aの空洞部の変更による重量差をX、部品Bの空洞部の変更による重量差をYとすると、重量比は以下のように表すことができる。
(720−X):(96−Y):144=9:2:4
すなわち、重量差Xおよび重量差Yとして、X=396g、Y=24gが算出される。
したがって、部品Aについて396g分の空洞部の体積は330cm3であり、部品Bについて24g分の空洞部の体積は20cm3である。したがって、部品Bおよび部品Cについては、算出された体積分の空洞部が追加されるように3D印刷データが編集される。
このように、本実施形態によれば、実製品が複数の実部品で構成される場合に印刷製品の印刷部品の重量比を実部品の重量比と略同一になるように3D印刷データを編集する。したがって、使用者は印刷製品を用いた使用感の事前確認を行うことができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更などが可能であり、上述した実施形態を適時組み合わせてもよい。
上述した実施形態では、3D印刷装置102が第1〜第4の実施形態の処理を実行する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、情報処理装置101が第1〜第4の実施形態の処理を実行し、3D印刷装置102は情報処理装置101により編集された3D印刷データに基づいて単に3D印刷物を印刷するように構成してもよい。この場合、情報処理装置101は、図2のプリントユニット204を除いたハードウェア構成にすることができ、図3の印刷部304を除いた機能構成にすることができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステムまたは3D印刷装置に供給し、システムまたは3D印刷装置のコンピュータ(CPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100:印刷システム 101:情報処理装置 102:3D印刷装置

Claims (15)

  1. 製品の構造を示す3次元印刷データに基づいて印刷用素材を用いた3次元の印刷物を印刷する3次元印刷装置であって、
    前記3次元印刷データに対応する製品の重量を取得する第1取得手段と、
    前記3次元印刷データと印刷用素材の情報とから印刷物の重量を取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段により取得された製品の重量と前記第2取得手段により取得された印刷物の重量との重量差、および、印刷用素材の密度情報に基づいて、前記印刷物の内部に追加または削減させる空洞部の体積を算出する算出手段と、
    前記印刷物に対する空洞部の割合と、閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に応じて印刷用素材として異なる印刷用素材を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された印刷用素材の密度情報に基づいて算出される体積分の空洞部を追加または削減して前記3次元印刷データを編集する編集手段と、
    前記編集手段により編集された前記3次元印刷データに基づいて印刷物を印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする3次元印刷装置。
  2. 前記算出手段は、
    前記印刷物の重量が前記製品の重量よりも重い場合には、前記印刷物の内部に追加する空洞部の体積を算出し、
    前記印刷物の重量が前記製品の重量よりも軽い場合には、前記印刷物の内部から削減する空洞部の体積を算出することを特徴とする請求項に記載の3次元印刷装置。
  3. 前記製品が複数の部品からなる場合、
    前記算出手段は、部品ごとに印刷物の内部に追加または削減させる空洞部の体積を算出し、
    前記編集手段は、部品ごとに前記算出手段により算出された体積分の空洞部を追加または削減して前記3次元印刷データを編集することを特徴とする請求項に記載の3次元印刷装置。
  4. 前記選択手段は、前記空洞部の割合が閾値よりも小さくなる印刷用素材のうち、前記印刷物の体積が最も小さくなる印刷用素材を選択することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の3次元印刷装置。
  5. 前記印刷物の内部に空洞部がなくとも前記製品よりも軽くなるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果に応じて印刷用素材として異なる印刷用素材を選択する選択手段と、を有することを特徴とする請求項ないしの何れか1項に記載の3次元印刷装置。
  6. 前記選択手段は、前記空洞部の体積が0以上になる印刷用素材のうち、前記印刷物の体積が最も小さくなる印刷用素材を選択することを特徴とする請求項に記載の3次元印刷装置。
  7. 前記編集手段は、前記印刷物の内部に印刷用素材よりも比重が大きい重り用素材を収納するための収容空間を追加するように前記3次元印刷データを編集することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の3次元印刷装置。
  8. 前記編集手段は、前記印刷物の内部に空洞部を削減しても前記印刷物の重量が前記製品の重量に満たない場合に、前記収容空間を追加するように前記3次元印刷データを編集することを特徴とする請求項に記載の3次元印刷装置。
  9. 前記製品が複数の部品からなる場合、
    前記編集手段は、前記部品ごとの重量比と同一になるように前記部品の構造を示す3次元印刷データを編集することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の3次元印刷装置。
  10. 前記編集手段は、前記印刷物の内部に空洞部を削減しても前記印刷物の重量が前記製品の重量に満たない場合に、前記部品ごとの重量比と同一になるように前記部品の構造を示す3次元印刷データを編集することを特徴とする請求項に記載の3次元印刷装置。
  11. 製品の構造を示す3次元印刷データであって、印刷用素材を用いて前記製品に対応する3次元の印刷物を印刷するときに用いる3次元印刷データを処理する情報処理装置であって、
    前記3次元印刷データに対応する製品の重量を取得する第1取得手段と、
    前記3次元印刷データと印刷用素材の情報とから印刷物の重量を取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段により取得された製品の重量と前記第2取得手段により取得された印刷物の重量との重量差、および、印刷用素材の密度情報に基づいて、前記印刷物の内部に追加または削減させる空洞部の体積を算出する算出手段と、
    前記印刷物に対する空洞部の割合と、閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に応じて印刷用素材として異なる印刷用素材を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された印刷用素材の密度情報に基づいて算出される体積分の空洞部を追加または削減して前記3次元印刷データを編集する編集手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  12. 製品の構造を示す3次元印刷データに基づいて印刷用素材を用いた3次元の印刷物を印刷する3次元印刷装置の制御方法であって、
    前記3次元印刷データに対応する製品の重量を取得する第1取得ステップと、
    前記3次元印刷データと印刷用素材の情報とから印刷物の重量を取得する第2取得ステップと、
    前記第1取得ステップにより取得された製品の重量と前記第2取得ステップにより取得された印刷物の重量との重量差、および、印刷用素材の密度情報に基づいて、前記印刷物の内部に追加または削減させる空洞部の体積を算出する算出ステップと、
    前記印刷物に対する空洞部の割合と、閾値とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較の結果に応じて印刷用素材として異なる印刷用素材を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された印刷用素材の密度情報に基づいて算出される体積分の空洞部を追加または削減して前記3次元印刷データを編集する編集ステップと、
    前記編集ステップにより編集された前記3次元印刷データに基づいて印刷物を印刷する印刷ステップと、を有することを特徴とする3次元印刷装置の制御方法。
  13. 製品の構造を示す3次元印刷データであって、印刷用素材を用いて前記製品に対応する3次元の印刷物を印刷するときに用いる3次元印刷データを処理する情報処理装置の制御方法であって、
    前記3次元印刷データに対応する製品の重量を取得する第1取得ステップと、
    前記3次元印刷データと印刷用素材の情報とから印刷物の重量を取得する第2取得ステップと、
    前記第1取得ステップにより取得された製品の重量と前記第2取得ステップにより取得された印刷物の重量との重量差、および、印刷用素材の密度情報に基づいて、前記印刷物の内部に追加または削減させる空洞部の体積を算出する算出ステップと、
    前記印刷物に対する空洞部の割合と、閾値とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較の結果に応じて印刷用素材として異なる印刷用素材を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された印刷用素材の密度情報に基づいて算出される体積分の空洞部を追加または削減して前記3次元印刷データを編集する編集ステップと、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. 製品の構造を示す3次元印刷データに基づいて印刷用素材を用いた3次元の印刷物を印刷する3次元印刷装置を制御するためのプログラムであって、
    前記3次元印刷データに対応する製品の重量を取得する第1取得ステップと、
    前記3次元印刷データと印刷用素材の情報とから印刷物の重量を取得する第2取得ステップと、
    前記第1取得ステップにより取得された製品の重量と前記第2取得ステップにより取得された印刷物の重量との重量差、および、印刷用素材の密度情報に基づいて、前記印刷物の内部に追加または削減させる空洞部の体積を算出する算出ステップと、
    前記印刷物に対する空洞部の割合と、閾値とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較の結果に応じて印刷用素材として異なる印刷用素材を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された印刷用素材の密度情報に基づいて算出される体積分の空洞部を追加または削減して前記3次元印刷データを編集する編集ステップと、
    前記編集ステップにより編集された前記3次元印刷データに基づいて印刷物を印刷する印刷ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 製品の構造を示す3次元印刷データであって、印刷用素材を用いて前記製品に対応する3次元の印刷物を印刷するときに用いる3次元印刷データを処理する情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
    前記3次元印刷データに対応する製品の重量を取得する第1取得ステップと、
    前記3次元印刷データと印刷用素材の情報とから印刷物の重量を取得する第2取得ステップと、
    前記第1取得ステップにより取得された製品の重量と前記第2取得ステップにより取得された印刷物の重量との重量差、および、印刷用素材の密度情報に基づいて、前記印刷物の内部に追加または削減させる空洞部の体積を算出する算出ステップと、
    前記印刷物に対する空洞部の割合と、閾値とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較の結果に応じて印刷用素材として異なる印刷用素材を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された印刷用素材の密度情報に基づいて算出される体積分の空洞部を追加または削減して前記3次元印刷データを編集する編集ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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