JP6374746B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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本発明は、液晶表示パネルの表示側の面に高透明性接着剤転写テープ(Optically Clear Adhesive Tape :OCA)等の透明樹脂層を介してカバーガラス等の透明保護板を接合した液晶表示装置(Liquid Crystal Display :LCD)に関するものである。
従来の液晶表示パネルの表示側の面にOCAを介してカバーガラスを接合したLCDの1例を図5(a),(b)に示す。図5の(a)はLCDLCの隅部付近の側断面図であり、(b)はLCDLCの表示面の隅部付近の斜視図である。液晶表示パネル21は、例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor :TFT)素子を含む画素部が多数形成されたガラス基板等から成るアレイ側基板21aと、カラーフィルタ及びブラックマトリクスが形成されたガラス基板等から成るカラーフィルタ側基板21bとを互いに対向させて、それらの基板を所定の間隔でもって貼り合わせ、それらの基板間に液晶21cを充填、封入させることによって作製される。また、一般的に、カラーフィルタ側基板21bは、TFT素子及び画素電極から成る画素部に対向する側の面、すなわち液晶21c側の面の全面に、画素電極との間で液晶21cに印加する垂直電界を形成するための共通電極が形成されている。この共通電極は、IPS(In-Plane Switching)方式のLCDの場合、アレイ側基板21aの画素部に画素電極と同じ面内に形成されることによって横電界を生じさせるものとなる。また共通電極は、FFS(Fringe Field Switching)方式のLCDの場合、アレイ側基板21aの画素部に画素電極の上方または下方に絶縁層を挟んで形成されることによって端部電界(Fringe Field)を生じさせるものとなる。
また、カラーフィルタ側基板21bの液晶21c側の面には、各画素部に対応する赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタが形成されており、各画素部を通過する光が相互に干渉することを防ぐブラックマトリクスがカラーフィルタの外周を囲むように形成されている。また、カラーフィルタ層を覆ってオーバーコート層が形成されており、オーバーコート層上に共通電極が形成されている。また、アレイ側基板21aの液晶21c側の面の縁部全周と、カラーフィルタ側基板21bの液晶21c側の面の縁部全周とが、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、合成ゴム等から成る封止部材21dによって接着、封止されている。さらに、アレイ側基板21aの液晶21c側の面における封止部材21dから外部に突出した部位には、IC,LSI等から成る、ゲート信号線駆動回路、画像信号線駆動回路としての駆動回路素子がCOG(Chip On Glass)方式等の実装方法により搭載されている。
液晶表示パネル21のアレイ側基板21a側には、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を有するバックライト22が設置されている。また、液晶表示パネル21のカラーフィルタ側基板21bの上面(液晶21c側の面に対向する面)の周縁部と、バックライト22の下面(発光面と対向する面)の周縁部とを収容し固定する部位の断面形状がコ字状の形状を有する、Al等の金属から成る枠体24、いわゆるフロントベゼル、フェースボード等と呼ばれる部材がある。
また、液晶表示パネル21のカラーフィルタ側基板21bの上面(液晶21c側の面に対向する面)には、OCA25を介してカバーガラス26が接合されている。カバーガラス26の下面(液晶表示パネル21側の面)の周縁部には黒色の遮光層26a、いわゆるブラックマスク層等と呼ばれる層が形成されている(例えば、特許文献1を参照)。なお、図5(a)において、21eは表示部(アクティブエリア)、21fは非表示部(非アクティブエリア)である。
また、図6は、アクティブマトリクス型及びIPS型のLCDの基本構成を示すブロック回路図である。例えば、LCDのアレイ側基板47は、その上の第1の方向(例えば、行方向)に形成された複数本のゲート信号線45(GL1,GL2,GL3・・・GLn)と、第1の方向と交差する第2の方向(例えば、列方向)にゲート信号線45と交差させて形成された複数本の画像信号線46(SL1,SL2,SL3・・・SLm)と、ゲート信号線45と画像信号線46の交差部に形成された、TFT素子41、画素電極(PE11,PE12,PE13・・・PEnm)及びその画素電極(PE11,PE12,PE13・・・PEnm)との間で液晶に印加する横電界等の電界を形成するための共通電極を含む画素部P11,P12,P13・・・Pnmと、共通電極に共通電圧(Vcom)を供給する共通電圧線42と、を有する構成である。また、43はゲート信号線駆動回路、44は画像信号(ソース信号)線駆動回路、48は表示部である。
実開平5−8540号公報
しかしながら、図5に示す上記従来のLCDLCにおいては、OCA25の厚みが1mm程度と厚いために、その端面25aで画像の反射(端面反射)による反射光L1が発生していた。この場合、図5(b)に示すように表示画面を斜め方向から観察すると、端面25aが表示部21eの端よりも表示側の面の面方向において外側に位置しているために、表示部21eと非表示部21fとの境界線と、遮光層26aとOCA25との境界線との間の部位31に、画像30が映り込んで見えるという問題点があった。これは、特に白色の画像30の場合に顕著に発生する傾向がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、LCDの表示画面の表示部の輪郭部にOCAの端面反射によって画像が映り込むことを解消することである。
本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネルと、その液晶表示パネルの表示側の面に透明樹脂層を介して接合された透明保護板と、を有しており、前記透明樹脂層は、その端面に光吸収性部材が設けられている構成である。
本発明の液晶表示装置は、好ましくは、前記光吸収性部材は、前記端面の前記表示側の面側よりも前記透明保護板側を厚く覆う形状を有している。
また本発明の液晶表示装置は、好ましくは、前記光吸収性部材は、前記端面に膜状に形成されている。
また本発明の液晶表示装置は、好ましくは、前記透明樹脂層は、その端面が前記透明保護板側に向いた斜面とされている。
また本発明の液晶表示装置は、前記透明樹脂層は、その端面が粗面とされている。
別の態様の液晶表示装置は、液晶表示パネルと、その液晶表示パネルの表示側の面に透明樹脂層を介して接合された透明保護板と、を有しており、前記透明樹脂層は、その端部が光吸収性を有している構成である。
本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネルと、その液晶表示パネルの表示側の面に透明樹脂層を介して接合された透明保護板と、を有しており、透明樹脂層は、その端面に光吸収性部材が設けられていることから、液晶表示装置の表示画面の表示部の輪郭部に透明樹脂層の端面反射によって画像が映り込むことを解消することができる。
本発明の液晶表示装置は、光吸収性部材は、前記端面の表示側の面側よりも透明保護板側を厚く覆う形状を有している場合、液晶表示パネルの表示部の光がほとんど到達しない前記端面の表示側の面側において光吸収性部材を薄く形成できる。その結果、光吸収性部材が液晶表示パネルに余計な応力を加えることがなく、その応力によって液晶表示パネルの表示品質を劣化させることを抑えることができる。
また本発明の液晶表示装置は、光吸収性部材は、前記端面に膜状に形成されている場合、光吸収性部材が液晶表示パネルに余計な応力を加えることがなく、その応力によって液晶表示パネルの表示品質を劣化させることを抑えることができる。また、光吸収性部材を薄型化及び低コスト化することができる。
また本発明の液晶表示装置は、透明樹脂層は、その端面が透明保護板側に向いた斜面とされている場合、液晶表示パネルの表示部の光が前記端面の表示側の面側に入り込みやすくなり、光の反射が抑えられるとともに光吸収性部材で吸収されやすくなる。
また本発明の液晶表示装置は、透明樹脂層は、その端面が粗面とされており、液晶表示パネルの表示部の光が粗面化された前記端面で乱反射されるとともに光吸収性部材で吸収されやすくなる。
別の態様の液晶表示装置は、液晶表示パネルと、その液晶表示パネルの表示側の面に透明樹脂層を介して接合された透明保護板と、を有しており、透明樹脂層は、その端部が光吸収性を有していることから、透明樹脂層はそれと一体的に形成された光吸収性部を有しているので、別個の光吸収性部材を設ける必要がなくなり、製造の作業性が向上する。
図1(a),(b)は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の1例を示す図であり、(a)は液晶表示装置LC1の隅部付近の側断面図、(b)は液晶表示装置LC1の表示面の隅部付近の斜視図である。である。 図2は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、液晶表示装置LC2の隅部付近の側断面図である。 図3は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、液晶表示装置LC3の隅部付近の側断面図である。 図4は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、液晶表示装置LC4の隅部付近の側断面図である。 図5は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、液晶表示装置LC5の隅部付近の側断面図である。 図6は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、液晶表示装置LC6の隅部付近の側断面図である。 図7(a),(b)は、従来の液晶表示装置の1例を示す図であり、(a)は液晶表示装置LCの隅部付近の側断面図、(b)は液晶表示装置LCの表示面の隅部付近の斜視図である。 図8は、従来の液晶表示装置の基本構成のブロック回路図である。
以下、本発明の液晶表示装置の実施の形態について図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、本発明の液晶表示装置の主要な構成部材等を示している。従って、本発明の液晶表示装置は、図に示されていない回路基板、配線導体、制御IC,LSI等の周知の構成部材を備えていてもよい。
図1(a),(b)は、本発明のLCDについて実施の形態の1例を示す図であり、(a)はLCDLC1の隅部付近の側断面図、(b)はLCDLC1の表示面の隅部付近の斜視図である。図1に示すように、本発明のLCDは、液晶表示パネル1と、その液晶表示パネル1の表示側の面に透明樹脂層5を介して接合された透明保護板6と、を有しており、透明樹脂層5は、その端面に光吸収性部材7が設けられている。この構成により、図1(b)に示すように、LCDLC1の表示画面の表示部1eの輪郭部に透明樹脂層5の端面反射によって画像が映り込むこと、すなわち反射光L1が発生することを解消することができる。従って、図1(b)に示すように表示画面を斜め方向から観察したときに、表示部1eと非表示部1fとの境界線と、遮光層6aと透明樹脂層5との境界線との間の部位11に、画像10が映り込んで見えることがなくなる。
本発明のLCDLC1における液晶表示パネル1は、例えば、TFT素子を含む画素部が多数形成されたガラス基板等から成るアレイ側基板1aと、カラーフィルタ及びブラックマトリクスが形成されたガラス基板等から成るカラーフィルタ側基板1bとを互いに対向させて、それらの基板を所定の間隔でもって貼り合わせ、それらの基板間に液晶1cを充填、封入させることによって作製される。また、一般的に、カラーフィルタ側基板1bは、TFT素子及び画素電極から成る画素部に対向する側の面、すなわち液晶1c側の面の全面に、画素電極との間で液晶1cに印加する垂直電界を形成するための共通電極が形成されている。この共通電極は、IPS方式のLCDの場合、アレイ側基板1aの画素部に画素電極と同じ面内に形成されることによって横電界を生じさせるものとなる。また共通電極は、FFS方式のLCDの場合、アレイ側基板1aの画素部に画素電極の上方または下方に絶縁層を挟んで形成されることによって端部電界を生じさせるものとなる。
また、カラーフィルタ側基板1bの液晶1c側の面には、各画素部に対応する赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタが形成されており、各画素部を通過する光が相互に干渉することを防ぐブラックマトリクスがカラーフィルタの外周を囲むように形成されている。また、カラーフィルタ層を覆ってオーバーコート層が形成されており、オーバーコート層上に共通電極が形成されている。また、アレイ側基板1aの液晶1c側の面の縁部全周と、カラーフィルタ側基板1bの液晶1c側の面の縁部全周とが、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、合成ゴム等から成る封止部材1dによって接着、封止されている。さらに、アレイ側基板1aの液晶1c側の面における封止部材1dから外部に突出した部位には、IC,LSI等から成る、ゲート信号線駆動回路、画像信号線駆動回路としての駆動回路素子がCOG(Chip On Glass)方式等の実装方法により搭載されている。
液晶表示パネル1のアレイ側基板1a側には、LED等の発光素子を有するバックライト2が設置されている。また、液晶表示パネル1のカラーフィルタ側基板1bの上面(液晶1c側の面に対向する面)の周縁部と、バックライト2の下面(発光面と対向する面)の周縁部とを収容し固定する部位の断面形状がコ字状の形状を有する、Al等の金属から成る枠体4、いわゆるフロントベゼル、フェースボード等と呼ばれる部材がある。
また、液晶表示パネル1のカラーフィルタ側基板1bの上面(液晶1c側の面に対向する面)には、透明樹脂層5を介してガラス基板等から成る透明保護基板6が接合されている。透明保護基板6の下面(液晶表示パネル1側の面)の周縁部には黒色の遮光層6a、いわゆるブラックマスク層等と呼ばれる層が形成されている。なお、図1(a)において、1eは表示部(アクティブエリア)、1fは非表示部(非アクティブエリア)である。
本発明のLCDLC1の透明樹脂層5は、OCA等の樹脂テープ、樹脂シート、または樹脂ペーストを塗布し硬化させて成るもの等である。また、透明樹脂層5の厚みは0.3mm〜1.5mm程度であり、そのような厚みにおいて端面反射が生じやすくなり、本発明の構成がより有効なものとなる。
本発明のLCDLC1において、光吸収部材7は、黒色、黒灰色、褐色、黒褐色、濃青色、青色、濃赤色等の光吸収性を有する暗色系のものであり、その材料としては、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂材料から成ることが好ましい。その樹脂材料に上記の暗色系の顔料等を混入させることにより作製される。また、樹脂材料に顔料等の粒子を混入させる際に、透明樹脂層5の端面5aが粗面化されている場合、その粗面の凹凸の凹部に入り込むような大きさの顔料等の粒子を採用することが好ましい。この場合、粒子のアンカー効果によって、樹脂材料の端面5aに対する接着力が向上する。
また、光吸収部材7がシリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の若干の柔軟性、低反発性を有する樹脂材料から成ることが好ましい。この場合、液晶表示パネル1に余計な応力を加えることがなく、その応力によって液晶表示パネル1の表示品質を劣化させることを抑えることができる。
また、光吸収部材7は光吸収性を有していればよく、その材料としては樹脂材料に限らず、金属、セラミックス等の材料から成っていてもよい。
また、図1(a)に示すように、光吸収部材7は端面5aの表示側の面側よりも透明保護板6側を厚く覆う形状を有していることが好ましい。この場合、液晶表示パネル1の表示部1eの光がほとんど到達しない端面5aの表示側の面側において光吸収性部材7を薄く形成できる。その結果、光吸収性部材7が液晶表示パネル1に余計な応力を加えることがなく、その応力によって液晶表示パネル1の表示品質を劣化させることを抑えることができる。このような構成の光吸収部材7は以下のようにして形成される。まず透明保護板6の液晶表示パネル1の表示部1eに対向する面を上向きとし、その対向する面に透明樹脂層5を形成し、次に透明樹脂層5の端面5aに光吸収部材7となる樹脂材料等を塗布して硬化させることによって形成される。そして、透明保護板6の前記対向する面側を液晶表示パネル1の表示側の面に対向させて設置する。
図2は本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、LCDLC2の隅部付近の側断面図である。光吸収性部材7は、端面5aに膜状に形成されている。この場合、光吸収性部材7が液晶表示パネル1に余計な応力を加えることがなく、その応力によって液晶表示パネル1の表示品質を劣化させることを抑えることができる。また、光吸収性部材7を薄型化及び低コスト化することができる。この光吸収性部材7は、樹脂テープ、インク等から成る。
図3は本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、LCDLC3の隅部付近の側断面図である。光吸収性部材7は、端面5aの全面に設けられていなくてもよく、図3の場合、端面5aの表示側の面側に非形成部を有している。この場合、液晶表示パネル1の表示部1eの光がほとんど到達しない端面5aの表示側の面側に光吸収性部材7を形成しなくてもよくなる。その結果、光吸収性部材7が液晶表示パネル1に余計な応力を加えることがなく、その応力によって液晶表示パネル1の表示品質を劣化させることをより抑えることができる。また、光吸収性部材7を小型化及び低コスト化することができる。非形成部の高さは、端面5aの高さの30%程度以下であることが好ましい。30%を超えると、端面反射が発生しやすくなる傾向がある。この非形成部は、端面5aの下端部の全周にわたって形成されていてもよく、端面5aの下端部の一部、例えば視認されにくい表示部1eの隅部付近に形成されていてもよい。
図4は、本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、LCDLC4の隅部付近の側断面図である。端面5aが透明保護板6側に向いた斜面とされている。この場合、液晶表示パネル1の表示部1eの光が端面5aの表示側の面側に入り込みやすくなり、光の反射が抑えられるとともに光吸収性部材7で吸収されやすくなる。端面5aの傾斜角は、30度〜50度が好ましい。30度未満では、光が端面5aの表示側の面側に入り込む効果が小さくなる傾向があり、50度を超えると、端面5aが大きくなりすぎて表示部1eに入り込む傾向がある。
図5は、本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、LCDLC5の隅部付近の側断面図である。端面5aが透明保護板6側に向いた斜面とされているとともに、光吸収性部材7は端面5aに膜状に形成されている。この場合、光吸収性部材7が液晶表示パネル1に余計な応力を加えることがなく、その応力によって液晶表示パネル1の表示品質を劣化させることを抑えることができる。また、光吸収性部材7を薄型化及び低コスト化することができる。また、液晶表示パネル1の表示部1eの光が端面5aの表示側の面に入り込みやすくなり、光の反射が抑えられるとともに光吸収性部材7で吸収されやすくなる。
図6は、本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、LCDLC6の隅部付近の側断面図である。端面5aが透明保護板6側に向いた斜面とされているとともに、光吸収性部材7は端面5aの表示側の面側に非形成部を有している。この場合、液晶表示パネル1の表示部1eの光がほとんど到達しない端面5aの表示側の面側に光吸収性部材7を形成しなくてもよくなる。その結果、光吸収性部材7が液晶表示パネル1に余計な応力を加えることがなく、その応力によって液晶表示パネル1の表示品質を劣化させることをより抑えることができる。また、光吸収性部材7を小型化及び低コスト化することができる。また、液晶表示パネル1の表示部1eの光が端面5aの表示側の面側に入り込みやすくなり、光の反射が抑えられるとともに光吸収性部材7で吸収されやすくなる。この非形成部は、端面5aの表示側の面側の全周にわたって形成されていてもよく、端面5aの表示側の面側の一部、例えば視認されにくい表示部1eの隅部付近に形成されていてもよい。
また、本発明のLCDは、端面5aが粗面とされていることが好ましい。この場合、液晶表示パネル1の表示部1eの光が粗面化された端面5aで乱反射されるとともに光吸収性部材7で吸収されやすくなる。また、光吸収性部材7が端面5aにアンカー効果によって高い接着力で接着されやすくなる。
他の発明としてのLCDは、液晶表示パネル1と、その液晶表示パネル1の表示側の面に透明樹脂層5を介して接合された透明保護板6と、を有しており、透明樹脂層5は、その端部が光吸収性を有している構成である。すなわち、透明樹脂層5はそれと一体的に形成された光吸収性部を有している構成である。この構成により、別個の光吸収性部材7を設ける必要がなくなり、製造の作業性が向上する。また、この発明において、図1(a)に示すように、透明樹脂層5の端面が透明保護板6側に裾広がりの形状とされていてもよく、図4に示すように、透明樹脂層5の光吸収性部との境界面が透明保護板6側に向いた斜面とされていてもよい。図2に示すように、光吸収性部は、その厚みが均一な膜状とされていてもよく、図5に示すように、光吸収性部が膜状とされているとともに透明樹脂層5の光吸収性部との境界面が透明保護板6側に向いた斜面とされていてもよい。図3に示すように、光吸収性部が膜状とされているとともに光吸収性部の表示側の面側に非形成部が設けられていてもよく、図6に示すように、光吸収性部が膜状とされているとともに光吸収性部の表示側の面側に非形成部が設けられており、さらに透明樹脂層5の光吸収性部との境界面が透明保護板6側に向いた斜面とされていてもよい。
本発明のLCDは、TFT素子を含む画素部が多数形成されたアレイ側基板と、カラーフィルタ及びブラックマトリクスが形成されたカラーフィルタ側基板とを互いに対向させて、それらの基板を所定の間隔でもって貼り合わせ、それらの基板間に液晶を充填、封入させることによって作製される。また、一般的に、カラーフィルタ側基板は、TFT素子及び画素電極に対向する側の面(液晶側の面)の全面に、画素電極との間で液晶に印加する垂直電界を形成するための共通電極が形成されている。また、LCDが画素電極と共通電極との間で液晶に印加する横電界を形成するIPS方式のLCDである場合、共通電極はアレイ側基板の画素電極と同じ面内に形成される。LCDが画素電極と共通電極との間で液晶に印加する端部電界を形成するFFS方式のLCDである場合、共通電極はアレイ側基板の画素部に画素電極の上方または下方に絶縁層を挟んで形成される。また、カラーフィルタ側基板の液晶側の面には、それぞれの画素部に対応する赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタが形成されており、それぞれの画素部を通過する光が相互に干渉することを防ぐブラックマトリクスがカラーフィルタの外周を囲むように形成されている。
本発明のLCDに備わるバックライト2には2つの方式がある。1つの方式は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子が液晶表示パネル1の画面の端に対応する位置に配置されているエッジライト方式である。このエッジライト方式のバックライト2は、液晶表示パネル1の画面の端に対応する位置に配置された発光素子からの光を導光板によって画面全体に導いて均一に分散させる。エッジライト方式のバックライトは、最大60インチ程度までの画面において良好な光学的均一性を保持することができ、5〜10mm程度の厚さのバックライト2が実現できる。
もう1つの方式は、直下型方式であり、液晶の画素部の直下に多数の発光素子を配置し、発光素子からの光を画素部に直接入射させる方式である。この直下型方式のバックライト2は、それが適用される液晶表示パネル1の画面サイズに制限はなく、低消費電力、良好な熱放熱性を有している。また、直下型方式のバックライト2は、エッジライト方式のものに比べて厚みが厚くなる傾向があるが、10mm程度以下の厚みに抑えることもできる。なお、発光素子の駆動方法としては、一般にPWM(Pulse Width Modulation)方式によってパルス電流を発光素子に入力する駆動方法が用いられる。
なお、本発明のLCDは、上記実施の形態に限定されるものではなく、適宜の設計的な変更、改良を含んでいてもよい。
本発明のLCDは各種の電子機器に適用できる。その電子機器としては、自動車経路誘導システム(カーナビゲーションシステム)、船舶経路誘導システム、航空機経路誘導システム、スマートフォン端末、携帯電話、タブレット端末、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、電子手帳、電子書籍、電子辞書、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム機器の端末装置、テレビジョン、商品表示タグ、価格表示タグ、産業用のプログラマブル表示装置、カーオーディオ、デジタルオーディオプレイヤー、ファクシミリ、プリンター、現金自動預け入れ払い機(ATM)、自動販売機、ヘッドアップディスプレイ装置、医療用表示装置、デジタル表示式腕時計などがある。
1 液晶表示パネル
2 バックライト
4 枠体
5 透明樹脂層
5a 端面
6 透明保護板
7 光吸収性部材

Claims (4)

  1. 液晶表示パネルと、その液晶表示パネルの表示側の面に透明樹脂層を介して接合された透明保護板と、を有しており、前記透明樹脂層はその端面に光吸収性部材が設けられており、前記透明樹脂層はその端面が粗面とされている液晶表示装置。
  2. 前記光吸収性部材は、前記端面の前記表示側の面側よりも前記透明保護板側を厚く覆う形状を有している請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記光吸収性部材は、前記端面に膜状に形成されている請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記透明樹脂層は、その端面が前記透明保護板側に向いた斜面とされている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の液晶表示装置。
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