本開示の態様は、画像データからスポーツ選手のアスレチック属性を決定することに関する。1つ以上の決定は、オブジェクト又はオブジェクトの一部分を表わす画素の変化などの様々な画像(又は、フレーム)間の画像データの変化に基づくことがある。画像データを利用して、特定のしきい値が満たされるかどうかを決定してもよい。画像データで表わされた1つ以上のオブジェクトに、種々なしきい値レベルが適用されることがある。特定の実施態様では、スポーツ選手の身体活動のパフォーマンス(例えば、スプリント又はアジリティ訓練、又は1組のフィールドベーステストなど)が、画像データにしたがって解析されうる。特定の実施態様では、パフォーマンスの正確な測定(スプリント又はアジリティ時間、垂直ジャンプの飛行時間、スローの距離を含むがこれらに限定されない)を可能にするために、タイムスタンプ付き画像データからランドマーク/距離較正が利用されることがある。画像データから取得又は導出されたデータは、スポーツ選手のスコアリング及び/又は格付けに使用されることがある。そのようなデータは、スポーツ選手や他の個人(コーチやトレーナなど)に、訓練の助言又は養生法を提供するために使用されることがある。
様々な実施形態の以下の詳細な説明では、添付図面を参照し、本明細書の一部分を構成し、添付図面は、本開示が実施されうる様々な実施形態を実例として示す。本開示の範囲と趣旨から逸脱することなく他の実施形態を利用してもよく、また構造的及び機能的な修正を行えることを理解されたい。更に、本開示内の見出しは、開示を限定する態様と見なされるべきでない。本開示の利益を得る当業者は、例示的な実施形態が、例示的な見出しに限定されないことを理解するであろう。
本開示の態様は、スポーツ選手の身体運動に関するアスレチックデータを取得し、記憶しかつ/又は処理することを含む。アスレチックデータは、能動的又は受動的に検出されかつ/又は1つ以上の非一時的記憶媒体に記憶されてもよい。更に他の態様は、アスレチックデータを使用して、例えば計算されたアスレチック属性やフィードバック信号などの出力を生成して、ガイダンス及び/又は他の情報を提供することに関連する。以上その他の態様は、個人用トレーニングシステムの以下の例示の文脈で検討される。
1.例示的な個人用トレーニングシステム
A.説明的計算装置
本開示の態様は、複数のネットワークに利用されうるシステム及び方法に関する。この点において、特定の実施形態は、動的ネットワーク環境に適応するように構成されてもよい。更に他の実施形態は、異なる別個のネットワーク環境で動作可能でもよい。図1は、例示的な実施形態による個人用トレーニングシステム100の例を示す。例示的なシステム100は、説明的なボディエリアネットワーク(BAN)102、ローカルエリアネットワーク(LAN)104、広域ネットワーク(WAN)106などの1つ以上の相互接続されたネットワークを含んでもよい。図1に示され(本開示全体にわたって述べられ)たように、1つ以上のネットワーク(例えば、BAN102、LAN104、及び/又はWAN106)が、重なるか他の方法で互いを含んでもよい。説明的なネットワーク102〜106が、1つ以上の異なる通信プロトコル及び/又はネットワークアーキテクチャをそれぞれ含んでもよく、更に互いに又は他のネットワークに対するゲートウェイを有するように構成されるうる論理的ネットワークであることを当業者は理解されよう。例えば、BAN102、LAN104及び/又はWAN106はそれぞれ、セルラネットワークアーキテクチャ108及び/又はWANアーキテクチャ110などの同じ物理ネットワークアーキテクチャに機能的に接続されてもよい。例えば、BAN102とLAN104の両方の構成要素と考えられる携帯型電子装置112は、アーキテクチャ108及び/又は110の1つ以上を介して、伝送制御プロトコル(TCP)、インターネットプロトコル(IP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)などの1つ以上の通信プロトコルにしたがってデータ及び制御信号をネットワークメッセージに変換しその逆に変換するように構成されたネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。これらのプロトコルは、当該技術分野で周知であり、ここでは更に詳しく検討されない。
ネットワークアーキテクチャ108及び110は、例えばケーブル、ファイバ、衛星、電話、セルラ、ワイヤレスなどの、任意のタイプ又はトポロジの1つ以上の情報配信ネットワークを単独又は組み合わせで含んでもよく、したがって、1つ以上の有線又は無線通信チャネル(WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(NFC)及び/又はANT技術を含むがこれらに限定されない)を有するように様々に構成されてもよい。したがって、図1のネットワーク内の任意の装置(携帯型電子装置112や本明細書に記載された他の装置など)は、様々な論理ネットワーク102〜106の1つ以上に含まれると見なされてもよい。以上のことを念頭におき、説明的なBAN及びLAN(WAN106に結合されることがある)の例示的な構成要素について述べる。
1.例示的なローカルエリアネットワーク
LAN104は、例えばコンピュータ装置114などの1以上の電子装置を含んでもよい。コンピュータ装置114又はシステム100の他の構成要素は、電話、音楽プレーヤ、タブレット、ネットブック又は任意の携帯装置などの移動端末を含んでもよい。他の実施形態では、コンピュータ装置114は、メディアプレイヤ又はレコーダ、デスクトップコンピュータ、サーバ、ゲームコンソール(例えば、Microsoft(登録商標)Xbox、SONY(登録商標)PlayStaion、及び/又はNintendo(登録商標)Wiiゲームコンソールなど)を含んでもよい。以上が記述のための例示的装置にすぎず、本開示が、任意のコンソール又はコンピューティング装置に限定されないことを当業者は理解されよう。
コンピュータ装置114の設計と構造が、意図された目的などの幾つかの因子によって異なることがあることを当業者は理解されよう。コンピュータ装置114の1つの例示的実施態様は図2に提供され、図2は、コンピューティング装置200のブロック図を示す。図2の開示が、本明細書に開示された任意の装置に適用できることを当業者は理解されよう。装置200は、プロセッサ202−1や202−2(本明細書では一般に「プロセッサ202」又は「プロセッサ202」と呼ばれる)などの1つ以上のプロセッサを含んでもよい。プロセッサ202は、相互接続ネットワーク又はバス204を介して、互い又は他の構成要素と通信できる。プロセッサ202は、コア206−1や206−2(本明細書では「コア206」又はより一般に「コア206」と呼ばれる)などの1つ以上の処理コアを含んでもよく、処理チップは、単一集積回路(IC)チップ上に実装されてもよい。
コア206は、共有キャッシュ208及び/又は専用キャッシュ(例えば、それぞれキャッシュ210−1及び210−2)を含んでもよい。1つ以上のキャッシュ208/210は、プロセッサ202の構成要素による高速アクセスのために、メモリ212などのシステムメモリに記憶されたデータをローカルにキャッシュしてもよい。メモリ212は、チップセット216を介してプロセッサ202と通信してもよい。特定の実施形態では、キャッシュ208は、システムメモリ212の一部でもよい。メモリ212は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)を限定なしに含んでもよく、またソリッドステートメモリ、光学若しくは磁気記憶装置、及び/又は電子情報を記憶するために使用できる他の媒体を含んでもよい。更に他の実施形態は、システムメモリ212を省略してもよい。
システム200は、1つ以上の入出力装置(例えば、入出力装置214−1〜214−3。それぞれ一般に入出力装置214と呼ばれる)を含んでもよい。1つ以上の入出力装置214からの入出力データは、1つ以上のキャッシュ208,210及び/又はシステムメモリ212に記憶されてもよい。入出力装置214はそれぞれ、任意の物理的又は無線通信プロトコルを使用して、システム100の構成要素と機能的に通信するように永久的又は一時的に構成されてもよい。
図1に戻ると、4つの例示的な入出力装置(要素116〜122として示された)が、コンピュータ装置114と通信するように示された。当業者は、装置116〜122の1つ以上が、独立型装置でもよく、コンピュータ装置114だけでなく別の装置と関連付けられてもよいことを理解するであろう。例えば、1つ以上の入出力装置は、BAN102及び/又はWAN106の構成要素と関連付けられるか対話してもよい。入出力装置116〜122は、例えばセンサなどのアスレチックデータ収集ユニットを含んでもよいがこれに限定されない。1つ以上の入出力装置は、ユーザ124などのユーザからアスレチックパラメータを感知し、検出しかつ/又は測定するように構成されてもよい。例には、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定装置(例えば、GPS)、光(非可視光を含む)センサ、温度センサ(周囲温度及び/又は体温を含む)、睡眠パターンセンサ、心拍数モニタ、画像キャプチャセンサ、水分センサ、力センサ、コンパス、角速度センサ、及び/又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
更に他の実施形態では、入出力装置116〜122は、出力(例えば、聴覚、視覚、触覚キュー)を提供しかつ/又はスポーツ選手124からユーザ入力などの入力を受け取るために使用されてもよい。これらの説明的な入出力装置の例示的な使用は後述されるが、当業者は、そのような考察が、単に本開示の範囲内の多くの選択肢のうちの幾つかの描写であることを理解するであろう。更に、任意のデータ収集ユニット、入出力装置又はセンサの参照が、本明細書に開示されかつ/又は当該技術分野で既知の1つ以上の入出力装置、データ収集ユニット及び/又はセンサを(個別又は組み合わせで)有することがある実施形態を開示すると解釈されるべきである。
(1以上のネットワークに亘る)1以上の装置からの情報が使用されてもよく、様々な異なるパラメータ、メトリック又は生理特性の情報で利用されてもよく、そのようなパラメータ、メトリック又は生理特性には、速度、加速度、距離、歩数、方向、特定の身体部分若しくは対象の他のものに対する相対運動などの動きパラメータ、又は角速度、直線速度若しくはそれらの組み合わせとして表されることがある他の動きパラメータ、カロリー、心拍数、汗検出、労力、酸素消費量、酸素反応速度及び1つ以上のカテゴリ(圧力、衝撃力など)内にあることがある他のメトリックなどの生理的パラメータ、スポーツ選手に関する情報(身長、体重、年齢、人口学的情報及びこれらの組み合わせ)が含まれるが、これらに限定されない。
システム100は、システム100内で収集されるか又はシステム100に他の方法で提供されるパラメータ、メトリック又は生理学特性を含むアスレチックデータを送信かつ/又は受信するように構成されてもよい。一例として、WAN106は、サーバ111を含んでもよい。サーバ111は、図2のシステム200の1つ以上の構成要素を有してもよい。一実施形態では、サーバ111は、少なくともプロセッサとメモリ(プロセッサ206とメモリ212など)を含む。サーバ111は、非一時的コンピュータ可読媒体上にコンピュータ実行命令を記憶するように構成されてもよい。命令は、システム100内で収集された未処理データや処理済みデータなどのアスレチックデータを含んでもよい。システム100は、エネルギー消費ポイントなどのデータを、ソシアルネットワークウェブサイト又はそのようなサイトのホストに送信するように構成されてもよい。サーバ111は、1人以上のユーザがアスレチックデータにアクセスしかつ/又は比較できるようにするために利用されてもよい。したがって、サーバ111は、アスレチックデータや他の情報に基づいて通知を送受信するように構成されてもよい。
LAN104に戻ると、コンピュータ装置114は、例示的な実施形態に関して後述される表示装置116、画像キャプチャ装置118、センサ120及びエクササイズ装置122と機能的に通信するように示された。一実施形態では、表示装置116は、特定のアスレチック運動を行なうようにスポーツ選手124に視聴覚キューを提供してもよい。視聴覚キューは、BAN102及び/又はWANの装置を含む、コンピュータ装置114や他の装置上で実行されるコンピュータ実行命令に応じて提供されてもよい。表示装置116は、タッチスクリーン装置でもよく、ユーザ入力を受け取るように他の方法で構成されてもよい。
一実施形態では、データは、画像キャプチャ装置118及び/又は他のセンサ(センサ120など)から取得されてもよく、これらの装置は、アスレチックパラメータを検出する(及び/又は測定する)ために、単独で使用されてもよく、他の装置又は記憶情報との組み合わせで使用されてもよい。画像キャプチャ装置118及び/又はセンサ120は、トランシーバ装置を含んでもよい。一実施形態では、センサ128は、赤外線(IR)、電磁気(EM)又は音響トランシーバを含んでもよい。例えば、画像キャプチャ装置118及び/又はセンサ120は、波形を、スポーツ選手124の方向を含む環境に送信し、「反射」を受け取るかそのようなリリース波形の変化を他の方法で検出してもよい。当業者は、様々な実施形態により、多数の異なるデータスペクトルに対応する信号が利用されうることを容易に理解するであろう。これに関して、装置118及び/又は120は、外部ソース(例えば、システム100ではない)から放射された波形を検出してもよい。例えば、装置118及び/又は120は、ユーザ124及び/又は周囲環境から放射される熱を検出してもよい。したがって、画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128は、1つ以上のサーマルイメージング装置を含んでもよい。一実施形態では、画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128は、レンジフェノメノロジーを実行するように構成された赤外線装置を含んでもよい。
一実施形態では、エクササイズ装置122は、スポーツ選手124が身体運動を行なうことを可能にするか容易にするように構成可能な任意の装置(例えば、トレッドミル、ステップマシンなど)でよい。装置が固定されていなくてもよい。この点において、無線技術によって携帯型装置の利用が可能になるので、特定の実施形態により自転車や他の移動訓練装置を利用できる。当業者は、装置122は、コンピュータ装置114からリモートで行われるアスレチックデータを含む電子装置を収容するためのインタフェースでもよくそのようなインタフェースを含んでもよい。例えば、ユーザは、スポーツ用装置(BAN102に関して後述される)を使用し、家庭又は器材122の場所に戻った後で、アスレチックデータを要素122又はシステム100の他の装置にダウンロードしてもよい。本明細書に開示された任意の入出力装置が、活動データを受信するように構成されてもよい。
2.ボディエリアネットワーク(BAN)
BAN102は、アスレチックデータを受信し、送信し、又はアスレチックデータの収集を他の方法で容易にするように構成された2つ以上の装置(受動装置を含む)を含んでもよい。例示的な装置には、入出力装置116〜122が含むがこれに限定されない当該技術分野で既知又は本明細書に開示された1つ以上のデータ収集ユニット、センサ又は装置が挙げられる。BAN102の2つ以上の構成要素は、直接通信してもよく、更に他の実施形態では、通信は、BAN102、LAN104及び/又はWAN106の一部でもよい第3の装置を介して行われてもよい。LAN104又はWAN106の1つ以上の構成要素は、BAN102の一部を構成してもよい。特定の実施態様では、携帯装置112などの装置が、BAN102、LAN104及び/又はWAN106の一部であるかどうかは、モバイルセルラーネットワークアーキテクチャ108及び/又はWANアーキテクチャ110との通信を可能にするスポーツ選手のアクセスポイントまでの近さに依存する。また、ユーザの活動及び/又は好みが、1つ以上の構成要素がBAN102の一部として利用されるかどうかに影響を及ぼすことがある。例示的な実施形態は後述される。
ユーザ124は、情報を収集するために使用される物理装置又は位置を含むことがある、携帯装置112、靴装着型装置126、手首装着型装置128などの任意数の装置、及び/又は検出位置130などの検出位置と関連付けられてもよい(例えば、所有し、携帯し、装着しかつ/又は対話してもよい)。1つ以上の装置112、126、128及び/又は130は、特にフィットネス又はアスレチック用に設計されていなくてもよい。実際には、本開示の態様は、アスレチックデータを収集、検出及び/又は測定するために複数の装置(その装置の幾つかは、フィットネス装置ではない)からのデータの利用に関する。特定の実施形態では、BAN102(又は、他のネットワーク)の1つ以上の装置は、特定のスポーツ用に特別に設計されたフィットネス又はスポーツ用装置を含んでもよい。本明細書で使用されるとき、用語「スポーツ用装置」は、特定のスポーツ又はフィットネス活動中に使用されるか関与する任意の対象物を含む。例示的なスポーツ用装置には、ゴルフボール、バスケットボール、野球ボール、サッカーボール、フットボール、パワーボール、ホッケー用パック、ウェイト、バット、クラブ、スティック、パドル、マット及びこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。更に他の実施形態では、例示的なフィットネス装置には、ゴールネット、ゴール、バックボードなどの環境自体、中線、外部境界マーカ、ベースなどのフィールドの一部分及びこれらの組み合わせを含む、特定のスポーツが行われるスポーツ環境内のオブジェクトを含んでもよい。
この点において、当業者は、1つ以上のスポーツ用装置は、構造の一部でもよく(又は、構造を構成してもよく)、その逆に、構造が、1つ以上のスポーツ用装置を含んでもよく、スポーツ用装置と対話するように構成されてもよいことを理解するであろう。例えば、第1の構造は、取り外し可能でゴールポストと置き換えできるバスケットボールゴールとバックボードを含んでもよい。この点において、1つ以上のスポーツ用装置は、図1〜図3に関して前述されたセンサのうちの1つ以上など、1つ以上のセンサを含んでもよく、センサは、独立にあるいは1つ以上の構造と関連付けられた1つ以上のセンサなどの他のセンサと関連して利用される情報を提供してもよい。例えば、バックボードは、バックボード上のバスケットボールによる力と力の方向を測定するように構成された第1のセンサを含んでもよく、ゴールは、力を検出する第2のセンサを含んでもよい。同様に、ゴルフクラブは、シャフト上のグリップ属性を検出するように構成された第1のセンサと、ゴルフボールによる衝撃を測定するように構成された第2のセンサとを含んでもよい。
説明的な携帯装置112を見ると、この装置は、多目的電子装置でよく、例えば、カリフォルニア州クパチーノのApple,Inc.から入手可能なIPOD(登録商標)、IPAD(登録商標)又はiPhone(登録商標)商標装置を含む電話又はデジタル音楽プレーヤ、ワシントン州レッドモンドのMicrosoftから入手可能なZune(登録商標)又はMicrosoft(登録商標)Windows装置が挙げられる。当該技術分野で知られているように、デジタルメディアプレーヤは、コンピュータ用の出力装置、入力装置及び/又は記憶装置の役割をなしうる。装置112は、BAN102、LAN104又はWAN106内の1つ以上の装置から収集された未処理又は処理済みデータを受け取るための入力装置として構成されてもよい。1つ以上の実施形態では、携帯装置112は、コンピュータ装置114の1つ以上の構成要素を含んでもよい。例えば、携帯装置112には、前述の入出力装置116〜122のいずれかなど、ディスプレイ116、画像キャプチャ装置118、及び/又は1つ以上のデータ収集装置が挙げられ、移動端末を構成するために追加の構成要素があってもなくてもよい。
B.説明的な衣服/アクセサリセンサ
特定の実施形態では、入出力装置は、時計、アームバンド、リストバンド、ネックレス、シャツ、靴などを含む、ユーザ124の衣服又はアクセサリ内に構成されるか又は他の方法で関連付けられてもよい。これらの装置は、ユーザのアスレチック運動を監視するように構成されてもよい。これらの装置が、ユーザ124がコンピュータ装置102と対話している間にアスレチック運動を検出しかつ/又はコンピュータ装置102(又は、本明細書で開示された他の装置)と無関係に動作してもよいことを理解されたい。例えば、BAN102における1つ以上の装置は、ユーザの接近又はコンピュータ装置102との対話に関係なく活動を測定する終日活動モニタとして機能するように構成されてもよい。更に、図3に示された知覚システム302と図4に示された装置組立体400が(それぞれ以下の段落で説明される)、単に説明的な例であることを理解されたい。
i.靴装着型装置
特定の実施形態では、図1に示された装置126は、本明細書に開示されかつ/又は当該技術分野で知られているものを含むがこれに限定されない1つ以上のセンサを含んでもよい履物を含んでもよい。図3は、1つ以上のセンサ組立体304を提供するセンサシステム302の1つの例示的実施形態を示す。組立体304は、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定構成要素、力センサ、及び/又は本明細書に開示されているか当該技術分野で知られている他のセンサなどの1つ以上のセンサを含んでもよい。示された実施形態では、組立体304は、複数のセンサを内蔵し、このセンサは、力感応抵抗器(FSR)センサ306を含んでもよいが、他のセンサが利用されてもよい。ポート308は、靴の靴底構造309内に位置決めされてもよいが、一般に1つ以上の電子装置と通信するように構成される。ポート308は、必要に応じて、電子モジュール310と通信するように提供されてよく、靴底構造309は、必要に応じて、モジュール310を収容するハウジング311や他の構造を含んでもよい。また、センサシステム302は、FSRセンサ306をポート308に接続して、ポート308を介したモジュール310及び/又は別の電子装置との通信を可能にする複数のリード線312を含んでもよい。モジュール310は、靴の靴底構造内の窪み又は空所に収容されてもよく、ハウジング311は、窪み又は空所内に位置決めされてもよい。一実施形態では、少なくとも1つのジャイロスコープと少なくとも1つの加速度計は、モジュール310やハウジング311などの単一ハウジング内に提供される。少なくとも更に他の実施形態では、動作するときに、方向情報と角速度データを提供するように構成された1つ以上のセンサが提供される。ポート308とモジュール310は、接続と通信のための相補的インタフェース314,316を含む。
特定の実施形態において、図3に示された少なくとも1つの力感応抵抗器306は、第1と第2の電極又は電気接点318,320と、電極318,320間に配置されて電極318,320を電気的に接続する力感応抵抗材料322とを含んでもよい。力感応材料322に圧力が加わったとき、力感応材料322の固有抵抗及び/又は導電率が変化し、これにより電極318,320の間の電位が変化する。センサシステム302が、抵抗値の変化を検出して、センサ316に加わる力を検出できる。力感応抵抗材料322が、その抵抗値を加圧下で様々に変化させうる。例えば、力感応材料322は、材料が圧縮されたとき減少する内部抵抗を有する。更に他の実施形態は、「スマート材料」によって実現されうる「体積抵抗」を利用し測定してもよい。別の例として、材料322は、2つの力感光材料322の間や力感光材料322と一方又は両方の電極318,320との間など、面接触度を変化させることによって抵抗を変化させてもよい。幾つかの状況では、このタイプの力感応抵抗挙動は、「接触抵抗」として示されることがある。
ii.手首装着型装置
図4に示されたように、装置400(図1に示された知覚装置128と類似してもよく同一でもよい)は、手首、腕、足首、首のまわりなど、ユーザ124によって装着されるように構成されうる。装置400は、装置400の動作中に使用されるように構成された押下式入力ボタン402などの入力機構を含んでもよい。入力ボタン402は、図1に示されたコンピュータ114に関して述べた要素のうちの1つ以上などのコントローラ404及び/又は他の電子構成要素に機能的に接続されうる。コントローラ404は、ハウジング406に埋め込まれてもよく、あるいはその一部でもよい。ハウジング406は、エラストマ成分を含む1つ以上の材料から構成されてもよく、ディスプレイ408などの1つ以上のディスプレイを含んでもよい。ディスプレイは、装置400の照明部分と見なされうる。ディスプレイ408は、LEDランプ410などの一連の個別照明要素又はランプ部材を含んでもよい。ランプは、アレイで構成され、コントローラ404に機能的に接続されてもよい。装置400は、インジケータシステム412を含んでもよく、インジケータシステム412は、また、ディスプレイ408全体の一部又は構成要素と見なされうる。インジケータシステム412は、ディスプレイ408(画素要素414を有することがある)と関連して動作し点灯してもよく、ディスプレイ408と完全に別個でもよい。また、インジケータシステム412は、複数の追加照明要素又はランプ部材を含んでもよいが、例示的実施形態では、LEDランプの形をとってもよい。特定の実施形態では、インジケータシステムは、1つ以上の目標の実現を表わすために、インジケータシステム412の照明部材の一部分を照明することなどによって、目標の可視指示を提供できる。装置400は、ディスプレイ408及び/又はインジケータシステム412によって、ユーザの活動に基づいてユーザが獲得した活動ポイント又は通貨によって表されたデータを表示するように構成されてもよい。
締結機構416が外されてもよく、装置400が、ユーザ124の手首又は一部分のまわりに位置決めされてもよく、次に締結機構416が、係合位置にされてもよい。一実施形態では、締結機構416は、コンピュータ装置114(装置120及び/又は112など)と対話するために、USBポートを含むがこれに限定されないインタフェースを含んでもよい。特定の実施形態では、締結部材は、1つ以上の磁石を含んでもよい。一実施形態では、締結部材は、可動部がなく、全く磁力に依存してもよい。
特定の実施形態では、装置400は、センサ組立体(図4に示されていない)を含んでもよい。センサ組立体は、本明細書に開示されかつ/又は当該技術分野で既知のものを含む複数の異なるセンサを含んでもよい。例示的実施形態では、センサ組立体は、本明細書に開示されるか当該技術分野で既知のセンサに対する機能接続を含むか機能接続を可能にしてもよい。装置400及び/又はそのセンサ組立体は、1つ以上の外部センサから得られたデータを受け取るように構成されてもよい。
iii.衣服及び/又は身体位置置検出
図1の要素130は、センサ、データ収集ユニット、他の装置などの物理装置と関連付けられることがある例示的な知覚位置を示す。更に他の実施形態では、画像キャプチャ装置(例えば、画像キャプチャ装置118)などによって、本体部分又は領域の特定位置が監視されてもよい。特定の実施形態では、要素130は、センサを含んでもよく、その結果、要素130a及び130bは、運動服などの衣服に組み込まれたセンサでよい。そのようなセンサは、ユーザ124の身体の任意の所望の位置に配置されてもよい。センサ130a/bは、BAN102、LAN104及び/又はWAN106の1つ以上の装置(他のセンサを含む)と(例えば、無線で)通信してもよい。特定の実施形態では、受動的検出面が、画像キャプチャ装置118及び/又はセンサ120によって放射された赤外線などの波形を反射してもよい。一実施形態では、ユーザ124の衣服に配置された受動的センサは、波形を反射できるガラス又は他の透明若しくは半透明面で作成されたほぼ球状の構造物を含んでもよい。様々な種類の衣服を利用でき、所定の種類の衣服は、適切に装着されたときにユーザ124の身体の特定部分の近くに配置されるように構成された特定のセンサを有する。例えば、ゴルフ用衣服は、第1の構成で衣服上に位置決めされた1つ以上のセンサを含んでもよいが、サッカー用衣服は、第2の構成で衣服上に位置決めされた1つ以上のセンサを含んでもよい。
図5は、知覚入力の説明的位置(例えば知覚位置130a〜130oを参照)を示す。この点について、センサは、ユーザの衣服上/内に配置された物理センサでよく、更に他の実施形態では、センサ位置130a〜130oは、2つの動く身体部分の間の関係の識別に基づいてもよい。例えば、センサ位置130aは、画像キャプチャ装置118などの画像キャプチャ装置によってユーザ124の動きを識別することによって決定されてもよい。したがって、特定の実施形態では、センサは、特定の位置(センサ位置130a〜1306oなど)に物理的に配置されなくてもよく、他の位置から収集された画像キャプチャ装置118や他のセンサデータなどによって、その位置の特性を検出するように構成されてもよい。この点に関して、ユーザの身体の全体形状又は一部分が、特定の身体部分の識別を可能にすることがある。画像キャプチャ装置が利用されるか、ユーザ124上に配置された物理センサが利用されるか、他の装置(知覚システム302など)からのデータが使用されるか、装置組立体400及び/又は本明細書に開示されたか当該技術分野で既知の他の装置又はセンサが利用されるかに関係なく、センサは、身体部分の現在位置を検出しかつ/又は身体部分の動きを追跡できる。一実施形態では、位置130mに関する知覚データは、ユーザの重心(質量中心とも呼ばれる)の決定に利用されることがある。例えば、位置1306m〜1306oのうちの1つ以上に対する位置130aと位置1306f/130lとの関係を利用して、ユーザの重心が垂直軸方向に持ち上げられたか(ジャンプの際など)、ユーザが膝を曲げ縮めることによってジャンプの「ふり」をしようとしているかを判定できる。一実施形態では、センサ位置1306nは、ユーザ124の胸骨のまわりに配置されてもよい。同様に、センサ位置146oは、ユーザ124の臍(naval)の近くに配置されてもよい。特定の実施態様では、センサ位置130m〜130oからのデータを(単独又は他のデータと組合せで)利用して、ユーザ124の重心を決定してもよい。更に他の実施形態では、ユーザ124の向き及び/又はユーザ124の胴体のねじれなどの回動力を決定する際に、センサ130m〜130oなどの複数の幾つかのセンサ位置の関係が利用されてもよい。更に、位置などの1つ以上の位置がモーメント中心位置として利用されてもよい。例えば、一実施形態では、位置130m〜130oのうちの1つ以上が、ユーザ124のモーメント中心位置の点として働いてもよい。別の実施形態では、1つ以上の位置が、特定の身体部分又は領域のモーメント中心として働いてもよい。
II.画像データからアスレチック属性を決定するためのシステム及び方法
本開示の態様は、スポーツ選手の身体の運動を時間的に同期させる能力を高めるように構成されたシステム及び方法に関する。特定の実施形態は、スポーツ選手(又は、トレーナなどの別の人)が、アスレチック運動の1つ以上の構成要素又は特徴のタイミングを理解し最適化することを可能にするフィードバックシステムを提供する。
本開示の態様は、ユーザがアスレチック活動を行なっている間に得られたデータを処理してアスレチック属性を決定することに関連する。身体活動を行うスポーツ選手の画像データ(ビデオなど)を利用して、スポーツ選手にテンポの指示を提供する実時間フィードバック信号を生成し放射できる。更に他の態様は、図1に関して述べたものを含む本明細書に開示された画像データ及び/又は任意のセンサを含むがこれに限定されないデータを使用して、アスレチック運動の1つ以上の特徴又は構成要素の適切なタイミングをスポーツ選手に警告する実時間フィードバック信号の生成に関連する。更に他の態様は、画像及び/又は他のセンサデータを使用してスポーツ選手の不適切なタイミング及び/又は動きを検出し、それに応じて実時間フィードバック信号を生成することに関する。以上その他の態様は、本開示の範囲の例を限定でなく提供する以下の説明的な例の分脈で検討される。
図6は、本開示の特定の実施形態により利用されうる例示的実施形態のフローチャート600を示す。図6の一部又は本開示の他の部分として提供された方法の1つ以上の態様を利用して、個人のアスレチック属性を決定できる。特定の実施形態では、1つ以上のアスレチック運動のテンポが決定されてもよい。この点において、図6の1つ以上の態様は、スポーツ選手が、アスレチック運動中のどのテンポ、体力、速度又は他の運動パラメータが、優れた結果と関連付けられるかを識別することを可能にするフィードバックシステムを提供するために使用されてもよい。他の態様は、ユーザのアスレチック格付けを計算するために利用されてもよい。特定の実施形態では、格付けは、スポーツ固有のアスレチック格付けでもよい。例えば、単一のスポーツ選手は、ゴルフとフットボールの異なる格付けを有しうる。更に他の実施形態では、格付けは、スポーツ内のポジション又は活動タイプに固有でもよい。例えば、第1のゴルフ格付けは、クラブスイングのテンポに関連してもよく、第2の格付けは、パタースイングのテンポに関連してもよい。他の例として、サッカー格付けの場合、第1の格付けが、フォワードポジションに関連付けられてもよく、第2の格付けが、ゴールキーパーポジションと関連付けられてもよい。アメリカンフットボール格付けの場合、第1の格付けが、クォーターバックポジションと関連してもよく、第2の格付けが、ランニングバックポジションのものでもよい。同様に、ランニングスポーツでは、第1の格付けが、スプリント格付けでもよく、別の格付けは、もっと長い距離と関連付けられる。
ブロック602は、最初に身体活動を行なうスポーツ選手の複数の連続画像を受信してもよい。一実施形態では、連続画像は、実時間で受信されてもよい。当業者は、「生」又は実時間データであっても、データを受信し、受信データを記憶しかつ/又は処理する際に固有の遅延があることを理解するであろう。身体活動は、スポーツ選手の任意の身体運動を含み、また他の参加者を含むスポーツ又は活動内のスポーツ選手の参加を含んでもよい。当業者は、ほとんどの身体活動が単純な単一運動でないことを理解する。代わりに、ほとんどの活動は、複数のアスレチック運動を含む。一例として、ゴルフスイングは、アスレチック活動である。ゴルフスイングは、その最も単純な形態で、ゴルファから少なくとも2つの別個の動作、バックスイングとその後のゴルフボールと接触するフォワードスイングを必要とすることが知られている。更に、バックスイング運動は、均一でないことが多いが、出発点、クラブが後方に延びるときの加速度局面、及びフォワードスイングが始まる終了点などの幾つかの個別の特徴を含む。同様に、バスケットボールのジャンプシュートは、スポーツ選手のコート上の前進、肘の曲がり、手首の動きなどの複数の運動を含む。様々な実施形態下で、ジャンプシュートのこれらの各局面は、運動又は特定の運動の特徴又は構成要素として分類されてもよいが、それにもかかわらず、そのような局面に関するテンポの指示をスポーツ選手に提供することは有益である。したがって、1つ以上の実施形態は、画像データを含む複数の連続画像の受信を含む。
画像データは、画像キャプチャ装置から取得されてもよく、この画像キャプチャ装置は、携帯型娯楽装置、ステレオカメラ、赤外線カメラ、ゲームコンソールカメラ、及びこれらの組み合わせ、あるいは、図1と関連して述べた画像キャプチャ装置118、センサ120、コンピュータ装置114、及び/又は携帯装置112の1つ以上を限定なしに含む、該技術分野で知られた他の装置のうちのいずれか1つ以上を含む。前述のように、例えば、アスレチック活動の動作中にスポーツ選手がフィードバックを得られるようにするために、画像データが、実時間で取得されかつ/又は受信されてもよい。一実施形態では、ブロック602は、複数の画像を取得し、少なくとも第1の画像は、所定の身体活動の動作を開始する前にスポーツ選手の画像データを含み、その後の複数の画像は、所定の身体活動を行なうスポーツ選手の画像データを含む。画像データは、画素データを含んでもよい。
一実施形態では、コンピュータ装置114及び/又は装置112は、画像キャプチャ装置(例えば、図1に示された画像キャプチャ装置118とセンサ120を参照)を含んでもよく、トリガは、スピーカ、ディスプレイ又は発光装置の少なくとも1つ(例えば、図1に示された表示装置116及び/又は図4に示された装置400のディスプレイ408)から送信されてもよく、これは、(装置と一体化されたような)装置自体に直接接続されてもよく、ローカルまた様々なネットワークアーキテクチャ(例えば、セルラネットワークアーキテクチャ108及び/又はWANアーキテクチャ110)を介して接続されてもよい。更に他の実施形態は、1つ以上の検出装置などを介して異なる別個の装置、オブジェクト又は物(人間が生成した入力、例えば人間の声)から送信されたトリガを受信しかつ/又は判読するように構成された電子装置(装置12やコンピュータ装置114など)を含んでもよい。この点において、ブロック604のトリガ(及び、本明細書に開示された他のトリガ)は、様々な実施形態によれば1つの装置の少なくとも1つの知覚入力に関して機械読取り可能でよい。
1つ以上の実施形態は、トリガイベントに基づいて画像データの取得をトリガしてもよい。トリガイベントを利用してユーザから活動を引き出し、例えば、スポーツ選手に、ジャンプシュートのシュート、ゴルフクラブのスイング、他の身体活動などの物理活動を実行するように指示できる。特定の実施形態では、トリガイベントを利用して、テニスラケットや他のクラブ、バット又は他のスポーツ用装置のバックスイング又はフォワードスイングの実行など、活動の一部分を引き出してもよい。本明細書で使用されるとき、用語「スポーツ用装置」は、特定のスポーツ中に使用されるか関与することがある任意の対象物を含む。例示的なスポーツ用装置には、ゴルフボール、バスケットボール、野球ボール、サッカーボール、フットボール、パワーボール、ホッケー用パック、ウェイト、バット、クラブ、スティック、パドル、マット及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。更に他の実施形態では、例示的なフィットネス装置には、ゴールネット、フープ、バックボードなどの環境自体、中線、外部境界マーカ、ベースなどのフィールドの一部分及びこれらの組み合わせを含む、特定のスポーツが行われるスポーツ環境内の物体が含まれうる。この点に関して、当業者は、1つ以上のスポーツ用装置は、構造の一部でもよく(又は、構造を構成してもよく)その逆でもよく、構造が、1つ以上のスポーツ用装置を含んでもよく、スポーツ用装置と対話するように構成されてもよいことを理解するであろう。例えば、第1の構造は、取り外し可能でゴールポストと置き換え可能なバスケットボールゴールとバックボードを含んでもよい。この点において、1つ以上のスポーツ用装置は、図1〜図5に関して前述されたセンサのうちの1つ以上など、1つ以上のセンサを含んでもよく、センサは、独立に利用されるかあるいは1つ以上の構造と関連付けられた1つ以上のセンサなどの他のセンサと関連して利用される情報を提供してもよい。例えば、バックボードは、バックボード上のバスケットボールによる力と力の方向を測定するように構成された第1のセンサを含んでもよく、ゴールは、力を検出する第2のセンサを含んでもよい。同様に、ゴルフクラブは、シャフト上のグリップ属性を検出するように構成された第1のセンサと、ゴルフボールによる衝撃を測定するように構成された第2のセンサとを含んでもよい。
スポーツ用装置は、加速度を検出するように構成された加速度計モジュールなどの取り外し可能センサを含んでもよい。加速度計モジュールは、様々なセンサ(即ち、圧力センサ)と置き換えられてもよい。取り外し可能なセンサを使用することにより、センサをサッカーボール、パワーボール、フットボールなどの幾つかの異なる装置と共に使用することができ、かつ/又はユーザが、新しいセンサを得ることなく故障装置を改良又は交換することができる。特定の実施形態では、1つ以上のセンサ201の配置は、含まれるセンサの重量が、スポーツ用装置のバランス又は重心を変化させないように構成されうる。
特定の実施形態では、ユーザが、1つ以上のセンサを保持し、取り付け又は装着してもよい。例示的な「個人用」装置には、例えば、靴、シャツ、短パンツ、手袋、帽子などの衣服、又は時計、電話、メディアプレイヤなどの電子装置が含まれる。一実施形態では、センサが、ユーザの靴に取り付け可能でもよい。別の実施形態では、装置は、時計や指輪によって同様に行われるようにユーザの腕に取り付け可能でもよく、移動端末装置及び/又は個人用メディアプレイヤを含む任意の手持式電子装置のように手で掴むことができてもよい。当業者は、本開示の利点と共に、1つ以上の個人装置が、スポーツ用装置又は本明細書の他の構成要素を含んでもよいことを容易に理解するであろう。同様に、1つ以上の構造が、1つ以上の個人装置を含んでもよく、そのような個人装置と相互作用するように構成されてもよい。
トリガイベントは、身体活動を行なうスポーツ選手の画像データのキャプチャを開始する際に利用されてもよい。図7は、図6のブロック602の一部又はブロック602と別の実行されうる1つの方法の説明的フローチャートを示す。図7を見ると、トリガイベントを開始するかどうかを決定する判定702が実施されることがある。判定702又は他の判定に対する入力が、本明細書では、とりわけ、ユーザ入力、センサ値、またこれらの組み合わせに基づいてもよい。例えば、一実施形態では、トリガイベントは、身体活動の動作を開始するようにスポーツ選手に指示又は示すように構成されてもよい(例えば、ブロック704を参照)。したがって、トリガイベントを実施するかどうか及び/又はトリガイベントの一部として何のトリガが利用されるかは、身体活動、トリガ及び/又はユーザの位置、ユーザ入力、非一時的コンピュータ可読媒体上にある所定のコンピュータ実行命令、又はこれらの組み合わせに依存することがある。フローチャート700が、判定702によって始まるように示されているが、当業者は、フローチャート700が、判定702や他の判定によって開始されなくてもよいことを理解するであろう。更に、本明細書に開示された判定702や他の判定又はブロックは、部分的又は全体的に、自然の法則によって禁止されない限り、本明細書に開示された他のプロセスの前、後又はその最中に実行されてもよい。
トリガ(本明細書に開示されたブロック704や他のプロセス又はシステムで利用されるかどうかに関わらず)は、音声、映像、触覚、又はこれらの組み合わせでよい。実際には、当業者は、本開示により任意の人間知覚トリガが利用されてもよいことを理解するであろう。トリガは、所定の身体活動を行なうようにユーザに示すか指示してもよい。例えば、ユーザは、電子装置からの閃光を確認した上で200メートル走を開始するように指示されてもよい。更に別の実施形態では、ユーザは、可聴キューを聞いた上で特定のスポーツに固有の訓練を行なうように指示されてもよい。トリガ自体が、指示を提供することがあるが、更に他の実施形態では、ユーザは、トリガを受け取る前にどの活動を行うかを通知されてもよい。この点において、特定の実施形態では、単純な閃光ランプ又は可聴ノイズが十分なことがある。一実施形態では、身体活動を行なうユーザの少なくとも1つの画像をキャプチャするように構成された第1のカメラに機能的に接続された装置から、人間が知覚可能なトリガが送信される。更に、当業者は、複数のトリガが単一プロセス内で利用されてもよいことを理解するであろう。
複数のトリガのうちの少なくとも1つが、別のトリガと異なるタイプのものでよい。例えば、第1のトリガが、可聴トリガでよく、第2のトリガが、触知トリガでもよい。別の例として、第1のトリガが、第1の可聴トリガでよく、第2のトリガが、異なる音、ピッチ、音量、持続時間及び/又はこれらの組み合わせなどによる異なる可聴トリガでよい。更に、様々なトリガが、様々な時間に実施されかつ/又はスポーツ選手とは異なる活動を求めるために利用されてもよい。例えば、第1のトリガ(ブロック704で実施されたような)は、第1の所定の身体活動の動作を開始するようにスポーツ選手を促すように構成されてもよい。更に別の実施形態では、第2のトリガが、スポーツ選手に第2の身体活動を行なうように指示又は合図するように実現されてもよい。ブロック704と類似又は同一のプロセスが、判定(判定702など)に基づくことを含む第2のトリガを実現するために実行されてもよい。一例では、身体活動の動作中にスポーツ選手に所定の運動を行なうように指示するため、第2のトリガ(第2の例のために実施される第1のトリガと類似又は同一でもよい)が、身体活動の動作中にスポーツ選手に所定の動きを行なうように合図又は指示するように実現されてもよい。同様に、トリガフラグが、第2の画像(又は、複数の画像)と関連付けられてもよい。一実施形態では、第2のトリガフラグは、複数の画像内に第2のトリガイベントのタイミングに関連する画像を有してもよい。1つ以上のフラグが、トリガに応じたスポーツ選手の活動の動作と関連付けられてもよい。そのようなフラグは、画素データから決定された知覚運動又は活動に基づいて画像と関連付けられてもよい。図6のブロック604と606及び図8のブロック804と806を含むがこれらに限定されない例示的な画像処理方法が、本明細書で述べられる。当業者は、他の実施態様が本開示の範囲内であることを理解するであろう。
特定の実施形態では、画像データのキャプチャ(図6のブロック602、図7のブロック706又は他のプロセスの一部など)は、トリガ(フローチャート700の一部として実施されるトリガなど)に応じてもよい。例えば、トリガは、電子装置によって受信されてもよく他の方法で検出されてもよい。一実施形態では、スポーツ選手の画像データを取得するように構成された画像キャプチャ装置が、トリガを検出し、感知しかつ/又は測定し、それに応じて画像キャプチャを自動的に開始してもよい(例えばブロック706を参照)。他の実施形態では、少なくとも1つの画像が、少なくとも1つのトリガイベントの前に取得される。これは、例えば、ユーザが、例えばトリガを見越して、そのトリガを「ジャンプ」するかどうかを決定するために役立つことがある。画像データがトリガイベントの前に取得されるか後に取得されるかに関係なく(例えば、ブロック706)、トリガフラグが、複数の画像内の画像と関連付けられてもよい(例えばブロック708)。例えば、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行命令を含んでもよく、コンピュータ実行命令は、プロセッサによって実行されたとき、トリガイベントのタイミングと関連するトリガフラグを対応する画像データと関連付けるように構成される。当業者は、電子的に記憶された画像データにフラグを立てるか他の方法でマークする多くの方法があることを理解し、したがって、それらは本明細書では更に詳しく説明されない。後でより詳しく説明されるように、1つ以上のアスレチック属性の決定に1つ以上のトリガフラグが利用されてもよい。
本開示の更に他の態様は、ブロック602の一部として取得された画像データなどの画像データの処理に関する。前述のように、データの取得及び/又は受信は、実時間で行われてもよい。更に他の実施形態は、また、画像データの実時間処理を含む。一例として、複数の画像の少なくとも一部分を処理して、身体活動中に第1のアスレチック運動の第1の特徴を実行する第1のスポーツ選手の画像データを識別するブロック604が開始されてもよい。特定の実施形態では、画像データ内のスポーツ選手の身体部分の位置又はスポーツ用装置の位置(絶対位置、又はスポーツ選手や画像データによって表わされる他の対象物などの別の対象物に対する相対位置)を使用して、特定の運動の1つ以上の特徴の動作を検出できる。例えば、身体活動が、アップスイングアスレチック運動とその後のダウンスイングアスレチック運動を有するゴルフスイングである場合、例示的な検出は、ゴルフクラブが地面から第1の距離以内にあることを示す画素データの検出を含むことがある。別の実施形態では、スポーツ選手がアップスイングアスレチック運動の第2の特徴を実行している画像データが、ゴルフクラブが地面から第2の距離以内にあることを示す画素データから検出される。
更に他の実施形態では、特徴が実行されている(又は、実行された)という指示が、動きパラメータの検出を含んでもよい。例えば、速度値又は加速度値の少なくとも一方が、特徴の開始又は発生を決定する(又は、特徴がまもなく起こる可能性を示す)ために利用されてもよい。動きパラメータが、全く画像データから決定されてもよい(例えば、異なる画像間の画素データの変化を決定する)。他の実施態様では、動きパラメータが、画像データを使用せずに決定されてもよい。例えば、図1〜図5に関して前述したセンサの1つ以上は、単独で利用されてもよく、他のセンサとの組み合わせで利用されてもよい。更に他の実施形態では、1つ以上の動きパラメータが、画像データと他のセンサデータの両方から決定されてもよい。当業者は、位置、動きデータ、センサデータ(画像ベースと非画像ベースの両方)を使用して、アスレチック運動(又は、アスレチック運動自体)内の特徴の発生を検出してもよいことを理解するであろう。
図8は、特定の実施形態による1つ以上の特徴又はアスレチック運動を検出するために利用されることがある例示的な方法のフローチャート800である。特定の実施形態では、フローチャート800の1つ以上の要素が、図6のブロック604の一部として実施されてもよい。更に別の実施形態では、フローチャートの1つ以上の要素が、完全にブロック604と無関係に実施されてもよい。特定の実施形態によれば、画像データを処理して、画像データによって表わされたオブジェクトの1つ以上の運動がしきい値基準を満たすかどうか判定してもよい(例えばブロック804/806を参照)。例示的な基準には、運動基準と運動品質基準(例えば、それぞれブロック804と806を参照)が含まれうる。一実施形態では、第1の運動しきい値基準などの第1の基準が、興味のある特定の画像を識別するフィルタの役割をしてもよく、更に、第2の基準が、どのデータ(同じグループ内にあってもよい)がより厳格な基準に適合するかを識別する。第2の基準は、運動品質しきい値でもよい(例えば、ブロック612を参照)。更に別の実施形態では、第1と第2の基準が、独立に導かれてもよく、更に他の実施形態では、複数の基準のうちの1つだけが利用されてもよい。特定の実施形態では、基準には、1つ以上の運動しきい値基準、1つ以上のしきい値品質しきい値基準、及び/又は他の基準が挙げられる。
1つの実施態様では、ブロック804が、実施され、ブロック804の結果が、ブロック806や他のプロセスを実施するかどうか(又は、どのように実施するか)の決定として、少なくとも部分的に使用されてもよい。更に別の実施形態では、第1と第2の基準が独立に導かれてもよい。例えば、ブロック806は、互いの結果にかかわらず、同時に実施されてもよく異なる時間に実施されてもよい。更に他の実施形態では、複数の基準のうちの1つだけが利用されてもよい。例えば、ブロック804と806の一方のみ(又は、その一部分)が実施されてもよい。
1つの非限定的な例として、ブロック804が、画像データを処理して運動しきい値を満たすデータを識別するために実施されてもよい。一例では、複数の受信画像の1つ以上を利用して、少なくとも第1の運動しきい値を満たす第1の画像範囲を識別してもよい。画像データ(画像の全体又は一部分を含んでもよい)を解析して、画像データ内で表わされたオブジェクトの第1の運動しきい値レベルを識別してもよい。オブジェクトは、ボール、バット、パック、手袋などのスポーツ用装置でよい。オブジェクトは、スポーツ選手又はスポーツ選手の一部分でもよい。特定の実施形態では、画素データを解析して、第1のしきい値レベルを満たすキャプチャ画像の一部分内の画素の量を識別してもよい。
しきい値レベルは、オブジェクトの運動を示すように構成されてもよい。非限定的な例として、ブロック804の一部又は本明細書で述べる任意の他のプロセスとして利用される1つ以上のしきい値が、水平運動(例えば、ランニング)又は垂直運動(例えば、ボールのダンク)、又は両方に結び付けられてもよい。このしきい値レベルは、本明細書に開示された1つ以上の追加のしきい値レベルと全く異なってもよい。例えば、第1の運動しきい値は、スポーツ選手の腕の動きによってトリガされてもよく、第2のしきい値は、他方の腕や脚などの別の身体部分又は領域に結び付けられた特定の運動を選択してもよい。別の例として、第1の運動しきい値が、ゴルフクラブヘッドと関連付けられてもよく、一方、別の運動しきい値が、スポーツ選手の腕の運動によってトリガされる。一実施形態では、第1のしきい値は、第1の身体部分が動かされたかどうか及び/又は身体部分が特定の軸に沿って動かされたかどうかを検出してもよい。本明細書で使用されるとき、「身体部分」は、画像(例えば、画素)データ内で表わされたユーザの身体の任意の1つ以上の区分、領域、系又は部分でよい。一実施形態では、画像データは、単一の外肢(例えば、脚又は腕)、1群の外肢(例えば、腕と脚、又は2本の腕)、又は外肢の一部分に関連してもよい。特定の実施形態では、身体部分は、上腿及び/又は内腕領域などの複数の外肢の一部分に対応してもよく、更に他の実施形態では、その部分には外肢がない。他の実施形態では、第1の領域(例えば、上側領域)は、別の領域(例えば、下側領域)と区別されてもよい。本開示の恩恵を有する当業者は、画像データ(少なくとも1つの画素など)によって表わされた身体の任意の部分が、特定の実施形態による「身体部分」の役割をしてもよいことを理解するであろう。ブロック806と関連する運動品質しきい値の参照を含むしきい値レベルの更なる検討は、後述される。そのような検討は、本明細書に本開示全体にわたって組み込まれる。
一実施形態では、複数の画像やその一部分などの画像データの少なくとも一部分を処理して開始画像を識別してもよい(例えばブロック804aを参照)。一実施形態では、開始画像は、特徴が最初に識別されたフレーム又は画像でよい。一実施形態では、開始画像は、スポーツ選手が最初に動く画像でよい。更に別の実施形態では、開始画像は、ユーザが動くかどうかに関わらず、ゲーム又は活動が開始される画像でよい。例えば、一実施形態では、別の走者の運動が、イベントの始まりを知らせてもよい。別の実施形態では、イベントが開始されたことを示す波打つフラグを見せるか、発射によって煙を出す銃、並びに画像によってキャプチャ可能な他の活動を使用して、様々な実施形態により開始画像を示してもよい。一実施形態では、第1の基準は、特定のスポーツ選手と関連付けられた運動を対象としてもよい。特定の実施態様では、開始画像は、ユーザが開始画像を示すUI要素の選択などのユーザ入力に基づいて決定される。例えば、スポーツ選手を記録するユーザは、スポーツ選手が特定の動作を行なっているときに実時間で開始画像にフラグを立てたいことがある。例えば、バスケットボール選手がボールをダンクしようとする直前の画像が、開始画像として識別されてもよい。特定の実施形態では、開始画像を識別することによって、画像データが異なるフレームレートでキャプチャされることがある。当業者は、他の非運動イベントが特定の実施形態と共に使用されてもよいことを理解するであろう。例えば、1つ以上の音、触覚入力又は他の情報(図6と図7と関連して前述したものを含むがこれに限定されない)は、1つ以上の実施形態と共に利用されてもよい。運動がしきい値基準を満たすかどうかを検出するために、第2の運動しきい値が実施されてもよい。
特定の実施態様では、動作の正確な測定を可能にするために、タイムスタンプ付き画像データからランドマーク/距離較正が利用されてもよい。例えば、画像データによって表わされるオブジェクトを利用して、運動しきい値を満たすかどうかを判定してもよい(例えば、ブロック804b)。例えば、競技場の印(ヤードラインなど)を使用して距離測定を較正してもよい。特定の実施形態では、オブジェクトが識別され、識別に基づいて較正プロセスで使用されてもよい。例えば、多くのスポーツ競技場、トラック、コートなどは、一定寸法を有する。同様に、バスケットボールゴール、ゴールポスト、ゴールネット及び他のオブジェクトは、特定の既知の寸法にサイズ決めされることが多い。これらの寸法を使用して、しきい値を識別しかつ/又は、垂直ジャンプの飛行時間、スローの距離、キック距離と力、特に2つの距離の間のスプリント時間を含むがこれらに限定されない特定のしきい値が満たされたかどうかを判定してもよい。そのような較正技術は、静止オブジェクトに限定されない。例えば、ボール、パック及び他のスポーツ用装置を使用して距離を較正してもよい。この点において、バスケットボールは、既知の形状とサイズを有する。そのような寸法を使用して、測定を較正してもよい。そのような較正技術をブロック604と関連して述べたが、当業者は、そのような技術がこれに限定されず、それどころか、ブロック806を含む本明細書で述べる任意のシステム及び方法に適用されうることを理解するであろう。しきい値の更に他の態様についてはすぐ後で述べられる。
特定のシステム及び方法は、複数のしきい値又は基準を満たすかどうかなど、追加データを必要とするかどうかを判定する判定606の利用を含んでもよい。例えば、再び図8を見ると、フローチャート800のブロック806は、画像データ(例えば、画素データ)が別のしきい値(ブロック804の運動しきい値と関連しないことがある)を満たすかどうかを判定するために実施されてもよい。したがって、ブロック804は、ブロック806と独立に実行されてもよく、その逆でもよい。特定の実施形態では、図8に示されたブロック806の1つ以上のプロセスが、図6に示されたブロック604に対して並列又は直列に実行されてもよい。1つの実施態様では、ブロック806は、第1の運動品質しきい値を満たすスポーツ選手の第1の身体部分を識別してもよい。更に、804や806などの様々なブロックの部分が、他の構成要素と無関係に実施されてもよいことを当業者は理解するであろう。例えば、サブブロック804aは、ブロック804と全く別に実施されてもよい。更に、代替実施形態では、ブロック804及び806(又は、図8の他のブロック)の1つ以上の部分が組み合わされてもよいことを理解されたい。例えば、サブブロック804aは、ブロック806の一部として利用されてもよく、サブブロック806a〜cの1つ以上が、ブロック804内で利用されてもよい。
画像データ内に表わされたスポーツ選手の身体の1つ以上の部分の選択及び/又は利用は、特に、所定の身体活動、ユーザ入力、履歴データ及びこれらの組み合わせに基づいてもよい。一実施形態では、ブロック806は、互いの独立に行われうる1つ以上の準部分を含んでもよく、更に他の実施形態では、ブロック806又は別の機構の別の準部分に少なくとも部分的に依存してもよい。例えば、所定の身体活動は、どの身体部分が利用されるか及び/又はその部分の運動(キャプチャ画像データ内に表わされたような)が品質しきい値を満たすかどうかを選択するために(全体的又は部分的に)使用されてもよい(例えば、ブロック806aと806bを参照)。ブロック806aにおいて身体部分を識別する一例として、第1の実施形態は、所定の身体活動が200メートル疾走イベントを含むか200メートル疾走イベントからなる場合などに、スポーツ選手の脚と関連付けられた画像データを利用してもよい。更に別の実施形態は、スポーツ選手の脚並びにその腕の少なくとも一部分と関連付けられた画像データを利用してもよい。更に他の実施形態では、利用するどの画像データを選択するために、必要に応じてユーザ入力が提供されてもよい。ユーザ入力が、複数の選択肢から1つの選択肢を選択するように構成されてもよく、更に他の実施態様では、ユーザが、利用される部分又は部分を選択してもよい。
画像データ自体の特徴に基づいて画像データ内に表わされる異なる身体部分又はオブジェクトを利用するシステム及び方法が実施されてもよい。例えば、カメラからの第1の距離にあるスポーツ選手を表わす画素データは、画像データをキャプチャしたカメラに対して第1の距離より遠い第2の距離にいる同じスポーツ選手を表わす画素データよりも正確かつ/又は高精度なことがある。更に、スポーツ選手がアスレチック活動を行なうとき、ズーミング、照明条件又は他のパラメータが、キャプチャ画像データの品質を変化させることがある。したがって、部分の選択(例えば、806a)及び/又は品質しきい値(例えば、806b)は、無数の因子に基づいてもよく、その幾つかの因子が、他のものより重み付けされてもよい。特定の実施形態では、1つ以上の処理段階で利用される画像データの部分の選択及び/又は切り替えが自動でもよく、その結果、カメラのスポーツ選手又はオペレータが、選択を行わなくてもよい。画像データ内に表わされるオブジェクトの選択及び/又は切り替えは、データがキャプチャされるときに実時間で行なわれてもよい。
別の例として、スポーツ選手は、活動の実行中に四次元空間内で移動してもよい。したがって、スポーツ選手のカメラ視点は、画像データの取得中に変更されてもよい。他の実施形態では、複数のカメラ(異なる機能を有することがある)が、画像データを提供してもよい。以上その他の変形によって、様々な部分を利用するか品質しきい値を決定してもよい。例えば、一実施形態では、第1の距離における短距離走者ランニングを含む画像データは、少なくともスポーツ選手の脚(又は、その一部分)を表わす画素を含む画像データを利用してもよい。しかしながら、ユーザが、画像キャプチャ装置から更に離れるとき、スポーツ選手の脚(又は、その一部分)を表現する画素の数が減少することがあり、したがって、一実施形態では、別の身体部分を利用して画素データのこの減少を補償できる。一例として、判定808は、利用された画素データによって表わされたスポーツ選手の一部分を変更し、更新し、切り換え又は他の方法で調整するかどうか(例えば、ブロック806a)及び/又はこれらの部分をどのように利用するか(例えば、ブロック806b)を決定するために実施されてもよい。特定の実施形態では、ブロック806は、ブロック806及び/又はブロック806の運動しきい値並びに/又は他のしきい値と関連付けられたパラメータを調整するかどうか決定するために実施されてもよい。
例えば、ブロック806の1つ以上のパラメータを調整する非限定的な例として、最初に、スポーツ選手の脚からの画素データが、ブロック806aなどによって、第1の運動品質しきい値の画像データを識別するために利用されてもよいが、スポーツ選手の腕からの画素データが、脚を表わす画素データの利用を補足するか置き換えてもよい(ブロック806aなどによって)。したがって、特定の実施形態では、利用される身体部分又はオブジェクトの選択と切り換えが、繰り返しプロセスでもよい。更に、これらの身体「部分」の1つ以上のためのしきい値レベルは、様々な画像の画像データの品質に基づいて変更されてもよい。特定の実施形態では、運動品質しきい値は、スポーツ選手の身体の複数部分の運動を比較し、複数部分が互いに対して動くかどうかを決定してもよい。例えば、アームスイングデータを脚運動データと比較して、どちらが所定の身体活動を最も正確に反映するかを決定してもよい。
一実施形態により、関連する身体部分を表わす画像データ(ブロック806aなどから)が、識別されてもよい。関連する身体部分を表わす画像データが分離されてもよい。特定の実施形態では、周囲の画素データが利用されてもよい。更に他の実施態様では、画像データのフレーム全体を利用して1つ以上のしきい値に達したかどうかを決定してもよい。特定の実施態様では、オプティカルフローアルゴリズムを利用して、画像データ(例えば、画素データ)を解析し、身体部分の運動を決定してもよい。この点において、1つ以上の画像キャプチャ装置が、様々又は可変フレームレートで画像をキャプチャしてもよい。例えば、画像キャプチャ装置は、30〜240フレーム/秒(fps)の可変レートで画像をキャプチャしてもよい。したがって、運動の決定は、キャプチャレート情報を利用して、不均一な時間期間離されることがあるデータフレーム間の時間間隔を正確に決定してもよい。別の例として、第1の画像キャプチャ装置が、画像を100fpsのレートでキャプチャし、第2の画像キャプチャ装置が、画像データを70fpsのレートでキャプチャしてもよい。したがって、これらの2つの画像キャプチャ装置からのデータを正規化して画素運動間の時間の変化を考慮することができる。一実施形態では、複数の連続画像それぞれの少なくとも一部分が、約1/60秒であり、更に別の実施形態では、複数の連続画像それぞれの少なくとも一部分が、1/60秒以下である。幾つかの実施形態では、データの幾つかのフレームが刻々とキャプチャされ解析されることがあるので、スポーツ選手に実質的な遅延なしに実時間解析を提供できる。特定の実施態様では、第1のフレームレートを有する画像から第2の時間フレームを有する画像までの正確な時間が、決定されてもよい。この正確な時間は、1つ以上のプロセスで利用されてもよい。特定の実施形態では、2つの画像からのデータを処理して、データの2つのフレーム間の運動を決定してもよい。一実施形態では、2つの続く画像から画素運動が補間されてもよい。特定の実施形態では、複数のカメラが利用されてもよい。一例として、同じフレームレートを有する2つのカメラが、同期オフセットを有するように構成されてもよい。同期オフセットを使用することにより、より高い有効フレームレートを得てもよい。例えば、第1のカメラが、50fpsに設定され、やはり50fpsに設定された第2のカメラより1/100秒前に始まる画像をキャプチャする場合は、集合的に、これらの2つのカメラからのこれらの画像を利用して、100fpsの有効フレームレートを得てもよい。特定の実施形態により、複数のカメラを使用して間違ったデータを修正できる。例えば、50fpsでキャプチャするように構成された第1のカメラが、48又は49fpsでしかキャプチャしないことがあり、したがって、第2のカメラからのデータを使用して、関連時間期間中に正確な画像データを提供できる。
識別されたパラメータを使用することにより、第1の身体部分の運動品質しきい値が満たされたと判定するために画像データ(例えば、画素データ)が利用される(例えばブロック806cを参照)。一実施形態では、人間の形を表わす画像データを利用して、スポーツ選手を表わす画素又は他の画像データを識別してもよい。フレーム内に複数のスポーツ選手がいる場合、興味のある特定のスポーツ選手が分離されてもよい。一実施形態では、スポーツ選手は、スポーツ選手(例えば、身長、体重、衣類の色)の既知のパラメータに基づいて分離されてもよい。別の実施形態では、どの画素データがスポーツ選手を表わすかをユーザ入力が示してもよい。更に他の実施形態では、スポーツ選手は、少なくとも1つの電子装置によって検出できるように構成された検出可能マーカを装着してもよい。当業者は、これらが単に例であることを容易に理解するであろう。
特定の実施態様は、画素運動などの画像データ運動を決定するために利用されるオプティカルフローアルゴリズムや他のプロセスから得られた1つ以上のパラメータを重み付けしてもよい。この点において、本開示の態様は、新規な動きエントロピーアルゴリズムに関連する。特定の実施形態では、複数の画像間の画素運動からのデータを利用して、動きのタイプを識別してもよい。一例として、オプティカルフロープロセスから提供又は導出されたデータを使用してもよい。例示的なデータは、あるフレーム又は画像から別のフレーム又は画像までの識別オブジェクトの画素距離変化を含むことがある(当該技術分野では「フローフィールド」と呼ばれることがある)。これらは、特定タイプの動きを識別するパラメータに利用されることがある。特定の実施形態では、これらの出力は、セグメンテーションと動き識別に使用されてもよい。一実施形態では、最初に大規模な動きが識別され、次により詳述な動きが識別されてもよい。一例として、第1のプロセスが、スポーツ選手が走っていることを判定してもよく、それに応じて、1つ以上のプロセスが、次に具体的に手の動きを検出しそれを特徴付けるために使用されてもよい。識別又は導出されることがある他の動きには、活動の開始、加速度、速度、反応、テンポ、オブジェクトによる移動距離、又は活動の完了が含まれる。更に他の実施形態は、1つ以上のプロセスを利用して、セグメンテーション、スケーリング又は他の特徴のどれが実施されるか、又は利用される程度を決定できる。
これら又は他のプロセスを使用して、それぞれのフレームで特定の動きが起こることを決定する出力を提供できる。一実施形態では、アスレチック運動(又は、運動の特徴)は、速度値、加速度値、スポーツ選手の身体部分の位置、又は画像データ内のスポーツ用装置の位置のうちの少なくとも1つに基づく動きパラメータから検出されてもよい。しきい値が満たされたという決定は、動きパラメータに少なくとも部分に基づいてもよい。例えば、動きパラメータの決定は、速度値又は加速度値が第1のしきい値を満たすという決定に少なくとも部分的に基づいて決定される。これらの属性の1つ以上が、完全に画像データから決定されてもよい。しかしながら、前述したように、他のセンサデータが、独立に使用されてもよく、画像データと共に使用されてもよい。
この点において、本開示の態様は、スポーツ選手の特定の身体運動又は活動に関連する画像データ(特定の画像などであるがこれに限定されない)の識別に関連する(例えば、ブロック810)。例えば、特定の実施形態は、アスレチック活動の開始、アスレチック運動のパフォーマンス及び/又は運動特徴の発生を検出してもよい。非限定的な例として、画像データは、特に、活動の開始、加速度、速度、反応及び/又はテンポのレベル、オブジェクトによる移動距離、活動の完了を含む1つ以上の活動を識別するために使用されてもよい。前述のように、オブジェクト(静止しているものか動ているもの)を利用して、運動品質しきい値に関連する測定値を含む測定値を較正してもよい。
したがって、ブロック810は、開始画像、終了画像、又は本明細書に開示されたシステム又は方法に基づいて識別されうる動きデータを含む他の画像がこれらの限定されない画像データ(特定のフレーム又は画像を含む)を識別するために実施されてもよい。開始画像及び/又は終了画像が、1つ以上のアスレチック運動、運動のアスレチック特徴又はこれらの組み合わせに関して識別されてもよい。ブロック806及び810を利用する実施形態の一例として、ブロック806を利用して、画素データが、2つの続く画像間で変更され、その変更が、特定の第1の身体部分(例えば、上腕)の運動品質しきい値を満たすかどうかを判定できる。前述のように、2つの連続する画像間の画像データは、既存の画像データから補間されてもよく他の方法で導出されてもよい。したがって、満たされた第1の身体部分品質しきい値に基づいて、最初に生じたそれぞれの画像が、開始画像として識別されるかフラグ付けされてもよい。一実施形態では、ブロック810の実施態様は、アスレチック決定において開始画像と思われる画像の後の画像を利用してもよい。例えば、複数の後続するフレームの解析から、スポーツ選手が特定の活動に参加したことが明らかな場合は、一実施形態は、過去のフレーム(又は、その一部分)を解析して特定の活動がどこで始まったかを識別してもよい。複数のフレームが1秒以内にキャプチャされることがあるので、特定の実施形態は、過度な遅延なしに数十の画像を解析できる。更に他の実施形態では、システム及び方法は、開始画像(又は他の画像)を、その画像及び/又はその画像に先行する画像のみに基づいて識別してもよい。同様に、終了画像は、満たされていない特定のしきい値(又は、複数のしきい値)に基づいて識別されてもよい。他の実施形態では、終了画像は、満たされている第2のしきい値(例えば、異なる身体部分運動品質しきい値)に基づいて識別されてもよい。一実施形態によれば、スポーツ選手の胴体の運動が、ボールを投げる野球選手の開始画像の識別(例えば、ブロック804a)として使用されてもよく、スポーツ選手の投げる腕の運動品質に関する運動品質しきい値が、スポーツ選手がボールを投げかつ/又はボールをリリースすることを決定するために使用されてもよい(例えば、ブロック806)。特定の実施形態では、ボールがキャッチャミット又はバットに当たることを示す画像データが、ピッチの終了画像を示してもよい。しかしながら、ブロック804に示されたしきい値(限定でなく)などの他のしきい値が、単独で利用されてもよく、身体運動品質しきい値との組み合わせで利用されてもよい。
したがって、画像データを(単独又は他のセンサデータとの組み合わせで)利用して、スポーツ選手のパフォーマンス属性を識別できる。一例として、特徴の開始画像を(単独又は別の画像との組み合わせで)使用して、スポーツ選手の少なくとも1つのパフォーマンス属性を決定できる。例示的な属性には、速度、反応、持久力及びこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。別の実施形態では、特徴を完了するスポーツ選手の画像データ(ブロック804及び/又は806の1つ以上のプロセスで得られたデータから、ブロック810で識別されうる)を含む完了画像が利用されてもよい。1つの実施態様では、開始画像及び完了画像に基づいて身体活動持続時間が計算されてもよい。そのような情報は、速度、加速度、テンポ、ペース又はこれらの組み合わせを決定するために使用されてもよい。後述するように、そのような情報は、パフォーマンス格付けに関する1つ以上の計算に使用されてもよい。
属性の決定は、画像データを取得するために使用されない1つ以上の他のセンサから得られたデータを利用してもよい。特定の実施形態によれば、外部刺激に応じた画像データの変更が検討されてもよい。一実施形態では、トリガイベントと関連付けられたフラグ付き画像が利用されてもよい。一例として、トリガフラグと関連付けられた画像と開始画像の間の持続時間に基づいて、スポーツ選手の反応値が決定されてもよい。例えば、可聴又は可視キューなどの外部刺激がレースの開始を示し、これに応じて、関連画像が、第1のトリガイベントに関連するようにフラグ付けされてもよい(例えば、ブロック708)。本明細書で述べたような(例えば、ブロック804及び806)1つ以上のしきい値が満たされたことに基づいて、ユーザが所定の活動を開始したことを決定してもよい。特定の実施形態では、活動は、スポーツ固有の活動でもよい。したがって、ユーザの反応時間は、トリガイベントのフラグ付き画像と開始画像から決定されてもよい。
ブロック704に関して前述したように、1つ以上のトリガイベントが、身体活動のスポーツ選手の動作の前、その間又はその後で行われることがある。一実施形態では、第2のトリガイベントを利用して、身体活動の動作中に所定の運動を行なうようにスポーツ選手に指示してもよい。第2のトリガフラグが、第2のトリガイベントのタイミングに関連する画像と関連付けられてもよい(ブロック708又は別のプロセスなど)。別のフラグが、所定の運動を行なうスポーツ選手に関連した画像と関連付けられてもよい。1つのそのような実施形態では、第2のトリガフラグと関連付けられた画像と、運動を行なうスポーツ選手と関連付けられた画像との間の時間長の基づくスポーツ選手の第2の反応値が計算されてもよい。
更に他の実施形態では、センサデータ(非画像センサデータを含む)が、本明細書に記載された任意の決定、導出又は計算に利用されてもよい。センサデータは、手首装着型センサ、履物装着型センサ、携帯型娯楽電子装置及びこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されないセンサから取得されてもよい。一実施形態によれば、センサデータは、複数の画像のうちの少なくとも一部分に基づいて画像安定化を行なうために利用されてもよい。1つの実施態様において、センサデータは、スポーツ選手に機能的に取り付けられたセンサから受信され、画像の安定化、キャプチャ画像データ内の複数のオブジェクトからのスポーツ選手の識別、画像をいつキャプチャするかの決定、どの画像データを処理するかの決定及び/又は他の用途に使用されうる。
本開示の更に他の態様は、フィードバック信号をスポーツ選手(例えば、図6のブロック608)に送信することに関する。フィードバック信号は、検出されたアスレチックデータ及び/又はアスレチックデータに基づく特定のアスレチック運動の最適なタイミングに基づいてもよい。本明細書で使用されるとき、フィードバック信号は、振動若しくは脈動触感装置、点滅、色変化、輝度変更などを行う光学装置(例えば、LEDや他のランプ)、カチカチ音、ビープ音及び/又はリズム特性を含み、連続的、順次及び/又は他の特性を示すことがある音楽や他の音声効果を発声することがある音声装置など、音声、視覚及び/又は触感でよい。非限定的な例として、特定の実施形態は、触感フィードバックを提供する電気活性高分子(EAP)及び/又は振動モータを利用してもよい。特定の実施形態では、1つ以上のフィードバック装置が、身体に(直接又は間接的)装着されてもよく他の方法で接触してもよい。フィードバックは、制御可能かつ/又は調整可能でよい。
1つの例として図8のフローチャート800を使用すると、ブロック812は、実時間フィードバック信号をスポーツ選手に送信するように実施されてもよい。フィードバックは、活動の動作(例えば、クラブのスイング)、活動の動き(例えば、バックスイング)、又は特定の運動の特徴(例えば、バックスイングの開始、バックスイング中のクラブの速度/位置、又はこれらの組み合わせ)の識別に応じて送信されてもよい。例えば、一実施形態では、しきい値が満たされたか身体又は器材の位置に到達したかことの決定(ブロック702の一部分など)、及び/又は画像データが特定の運動に関連付けられたことの決定(ブロック810の一部分など)により、バックスイングの第1の特徴が生じるか又は生じたばかりであることが決定されることになる。一例として、身体の幾つかの部分の位置又は使用中の器材の位置/三次元方向が、もしある場合は、特徴決定のトリガになることがある。決定に基づいて、可聴音などのフィードバック信号が、スポーツ選手に送られてもよい。
多くのスポーツ選手が、単一データポイント以上のデータポイントを知ることを望む(特徴が開始又は終了されたときなど)。この点において、複数のデータポイントを使用することが、多くの例で有益なことがある。例えば、運動を有する複数の特徴の検出や、異なる特徴の区別を可能にするフィードバックのスポーツ選手への送信などの複数のデータポイントの使用が、きわめて有益なことがある。例えば、ゴルフスイング(又は、テニススイングなどの他の活動)に大きな影響を及ぼすことがある1つの態様は、スイング自体の速度である。スイングが遅すぎると、ボールへのエネルギー伝達が少なくなる可能性があり、スイングが速すぎると、ゴルファはスイングの制御と一貫性を失うことある。スイングの「テンポ」(又は、換言するとバックスイング及びフォワードスイングのタイミング)は、スイングの速度と一貫性、並びにスイングの他の態様に重大な影響を及ぼす可能性がある。
したがって、様々な周波数の音声フィードバックトーンを送信してゴルフスイングのテンポに関するフィードバックを提供するために、ブロック812が開始され(又は、画像データに基づいて繰り返され)てもよい。例えば、判定814は、実時間データに基づく複数のフィードバック信号を送信するために実行される。特定の実施形態では、以前に記録されたデータが解析されてもよい。画像データは、特徴(例えば、バックスイング中のクラブの速度、加速度及び/又は位置に基づいて)を検出し、その結果、テンポの指示を提供する様々なトーン(又は、トーンの周波数)が送出されてもよい。様々なスポーツ選手が、異なる最適なスイングテンポを有することがある。したがって、手本にする一般的テンポを提供してもスポーツ選手を支援しないことがある。この点において、1人のゴルファが、クラブによって異なる最適なスイングテンポを有することがある。例えば、ゴルファは、ドライバや他の木製クラブにある最適なスイングテンポを有し、ロングアイアンには別のスイングテンポを有し、ショートアイアンには別のスイングテンポを有し、パッティングには別のスイングテンポを有することがある。しかしながら、ゴルファが自分の最適スイングテンポを決定することが難しいことがあり、更に、ゴルファが練習中及び/又はプレー中に最適スイングテンポを維持することが難しいことがある。
全てのスポーツ選手を誰にでも合う手法に適合させようとするのではなく、スポーツ選手自身のパフォーマンスの画像データに少なくとも部分的に基づいて実時間フィードバックをより容易に提供することによって、スポーツ選手の改善を可能にする。例えば、特定の実施形態では、第1の特徴の検出に基づいて第1の音声フィードバック信号(又は、任意の他のタイプのフィードバック信号)を実時間で送信した後、第2の特徴の運動特性に基づく第2の音声フィードバック信号を送信し、その結果、スポーツ選手が、アスレチック運動の動作中に、スポーツ選手のアスレチック活動の第1と第2の特徴の動作に関する可聴テンポフィードバックを提供するように構成された音声フィードバックを受け取ることになる。
この点において、例示的な実施形態は、映像又は画像シーケンスによって活動(例えば、構成運動及び/又はその1つ以上の構成要素)と関連付けられた運動をキャプチャして画像データを得て、その画像データを解析してもよく、この解析データは、解析データをユーザに提供するフィードバックに変換する機能への入力になる。フィードバックは、ユーザが、活動における動きを「鍛える」(例えば、ユーザ自身のスイングを鍛える)ことを可能にするためのものである。「鍛える」とは、ユーザが、一般に、別の参加者(例えば、プロ)の運動(例えば、スイング)を複製しようとせず、また何らかの理論的又は理想的運動を必ずしも得る必要もない(例えば、そのような理想は、そのようなユーザにとって単純に生理学的に達成できない)ことを意味する。より正確に言うと、ユーザは、「鍛えられた」運動の一定の再現を可能にすることを含む、ユーザ自体にとって自然な運動(例えば、スイング)を見つけ吸収しようとする。鍛えられた運動は、期限があることがあり、即ち、ユーザの現在の状況に関して適用可能なことがある。
当業者は、フィードバック信号が、任意の電気的、機械的又は電気機械的装置によって伝達されてもよいことを理解されよう。一実施形態では、図1〜図4と関連して述べたコンピュータ実行命令を記憶するメモリ及びメモリと通信するプロセッサを含む電子装置が利用されてもよい。プロセッサは、非一時的コンピュータ可読媒体上のコンピュータ実行命令を実行して幾つかの動作を行なうように構成されてもよい。装置(例えば、プロセッサ)は、特定のフィードバック信号(例えば、データが解析されるときの複数の音声信号)の入力を受け取り、フィードバック信号のための音声トーン又はファイルを識別してもよい。したがって、特定の実施形態では、複数のトーンが、スポーツ選手の運動のテンポに関連付けられたテンポを示す。したがって、特定の態様は、フィードバック信号を提供するためのテンポ指示装置に関する。テンポ指示装置は、出力する情報を受け取るための入力と、1つ以上の異なるタイプのフィードバック信号を送出するように構成された出力とを含んでもよい。
一実施形態では、テンポ指示装置は、リズムとも呼ばれる一連の規則的で計量的なビートを、ユーザが認識可能な形式で発するように構成可能な任意の装置でよい。例えば、リズムを発する形式には、振動又はパルス触感装置、例えば点滅するか色を変化させる光学装置(例えば、LEDや他のランプ)、カチカチ音、ブザー音などのリズム音、あるいはリズム特性を含む音楽や他の音響効果を発することがある音声装置など、音響、視覚、及び/又は触覚が含まれうる。テンポ指示装置は、例えば検出されたアスレチックデータに基づいて、ユーザに出されるリズムのテンポ(即ち、ビート周波数)を変化させるように調整可能及び/又は制御可能でもよい。一例として、第1の音声フィードバック信号が、第1の周波数の第1の可聴音でもよく、可聴音を第2の周波数に変調することによって第2の音声フィードバック信号を生成するためのシステム及び方法が使用されてもよい。
本開示の更に他の態様は、検出されたアスレチック活動データに基づいてイベントの適切又は最適なタイミングに関するフィードバックを提供することに関する(例えば816を参照)。例えば、前述のシステム及び方法の1つ以上を使用して、スポーツ選手の活動の態様を最初に識別できる。例としてゴルフスイングを使用すると、画像処理方法(単独あるいは非画像センサからのデータとの組み合わせで)を使用して、スポーツ選手のバックスイング及び/又はフォワードスイングのタイミング及び/又はテンポを検出できる。この点において、例示的な実施形態は、活動中に、装着式センサから運動要素(constituent)及び/又は構成要素(component)」(例えば、ゴルフスイング)データを取得するものであり、そのようなデータは、「センサ融合」で使用されて(例えば、相乗効果的な特徴/機能を提供し)、取得データ(例えば、画像データ)の解析を強化し、次にユーザへのフィードバック(例えば、より正確又は有益な音声フィードバックによる)を強化してもよい。
フィードバックシステムは、例えばゴルフスイングのテンポを示すために、前述のようにフィードバック信号をスポーツ選手に提供するように実施されてもよい。しかしながら、追加の実施形態では、バックスイング又はフォワードスイングの1つ以上の特徴の検出に基づいて、スポーツ選手がアスレチックパフォーマンスの追加特徴(ボールとの接触など)を実行するのに最適なタイミングを示すように構成された追加フィードバック信号が、所定の時間に送信されてもよい。追加の「最適タイミング」フィードバック信号の送信及び/又は属性は、運動の1つ以上の特徴の発生に基づいてもよい。特定の実施形態では、バックスイングの特徴を利用して、追加特徴(例えば、ボールとの接触)の追加フィードバック信号をいつ送信するか(又は、送信するかどうか)を決定してもよい。したがって、スポーツ選手は、自分のバックスイングとフォワードスイングのテンポを示すフィードバック(様々な可聴音など)を受け取ってもよく、フォワードスイングのテンポにもかかわらず、追加フィードバック信号が、検出されたバックスイングの特性に基づいて、ボールと接触する最適な時点のタイミングをマークしてもよい。更に他の実施形態では、様々な運動(例えば、バックスイングとフォワードスイングの両方)からの複数の特徴に関するデータを使用してもよい。したがって、特定の実施形態は、ユーザの現在のアスレチック運動のフィードバックを提供するだけでなく、現在のアスレチック運動を考慮し適切及び/又は正確なタイミングイベントに基づくフィードバックを提供してもよい。
本明細書に考察されているように、フィードバック生成システム及び方法は、音声フィードバックを含んでもよい。一例では、1つ以上のトーンが、複数のスイング特徴と関連付けられた出力データに割り当てられてもよい。トーンは、様々な方式のいずれを使用して割り当てられてもよい。例として、割り当て可能なトーンは、特徴と関連付けられた1つ以上の速度、加速度、回転などと関連付けられてもよい。例えば、各トーン割り当ては、速度、加速度又は回転のうちの1つだけに基づいてもよい。あるいは、各トーン割り当ては、これらの1つ以上の組み合わせ又は他の組み合わせに基づいてもよい。
別の例として、複数の画像又はビデオフレームがそれぞれ、(割り当てられた)幾つかのトーン単位を有してもよい。したがって、そのような画像又はフレーム内で特徴が検出された場合、特徴のトーンは、全てのそのようなトーン単位に利用されてもよい。トーン割り当ては、一般的又は限定的に特徴に関するものでもよい。例えば、2つの特徴が、適用された速度などの組み合わせに関する同じパラメータを有する場合、一般的な割り当て方式は、両方の特徴に同じトーンを割り当ててもよいが、特定の割り当て方式は、第1のトーンをある特徴に割り当て、第2の異なるトーンを他の特徴に割り当てる。
特定の実施形態では、スイングのイメージングの所定の画像又はフレーム内に複数の特徴が検出されうる。例えば、第1の理論的フレームに関して、クラブ運動と共に身体回転運動が検出されることがある。したがって、そのような画像又はフレームと関連付けられたフィードバックに関して、フィードバックジェネレータは、そのような検出されたスイングパラメータごとにトーンを割り当ててもよい(例えば、身体運動に1つとクラブ運動に1つ)。したがって、その関連付けられたフィードバックは、トーンの組み合わせでもよい。実際には、フレーム間で、検出される特徴の組み合わせが変化し、その結果、トーンの組み合わせが変化することがある。
別の例として、フィードバック生成システム又は方法が、所定のフィードバック期間に、フィードバックとしてトーンをユーザに提供することがある。そのフィードバック期間は、様々に提供されてもよい。例えば、フィードバック期間は、特徴が検出された画像又はフレームの時間期間に対応してもよく、その場合、そのような画像又はフレームと関連付けられたトーン単位のトーンが提供されてもよい。別の例として、フィードバック期間は、そのような画像又はフレームの時間期間だけでなく、幾つかの付加の時間期間(例えば、構成された数の後続する隣接トーン単位)も含んでもよい。
様々な実施形態によれば、任意のフィードバック期間中に(そのような後続トーン単位を含むかどうかに関係なく)、トーンは、トーンエンベロープにしたがってもよい。トーンエンベロープは、アタック期間、ディケイ期間、サスティーン期間及びリリース期間(「ADSRエンベロープ」)を含むことがある。トーンエンベロープは、また、ホールド期間を含むことがあり、例えば、特徴が検出されない画像又はフレームが存在する場合(「ヌル期間」)、その直前の画像又はフレーム(又は、特徴を有する2つ前の画像又はフレーム)と関連付けられた1つ以上のトーンが、サスティーン期間にしたがって保持されて、ヌル期間がブリッジされることがある。ホールド期間が、最初の画像又はフレームに適用できないことがある。
様々な実施形態により、トーンの組み合わせは、種々に実施されてもよい。例えば、複数のトーンの各トーンが、特徴の持続時間に他のトーンと組み合わされるだけでもよい。そのような組み合わせにおいて、そのような各トーンは、それぞれの持続時間中に所定の振幅を有し、全振幅は、そのようなトーンの振幅の和である。代替として、全振幅が、最大値にしたがってもよく、それにより、トーンは、各トーンがそのような全振幅に等しく寄与するように組み合わされてもよい。更に別の代替として、トーンは、組み合わされたトーン間で異なる音響調整と組み合わされてもよい。例えば、音響調整は、例えば関連付けられたスイング構成要素の(割り当てられた)値に応じた優先順位や他の重み付けに基づいてもよく、そのような値は、例えば、結果と関連付けられる。例えば、最も高い優先順位のトーンは、変更されず、一方、それより低い優先順位のトーンは、優先順位に基づいて、最も高い優先順位のトーンより小さい振幅で組み合わされるか、その高調波成分の調整後(その基本振動を維持するかどうかに関わらず)に組み合わされるか、そのADSRエンベロープの変更後に組み合わされるか、又は1つ以上の他の音響特徴の変化後に組み合わされてもよい。
特定の実施形態では、1つの画像又はフレームと関連付けられた音響特性が、後のフレームの画像の音響特性と異なる場合、その間の遷移は、ユーザ知覚の視点から、遷移が、軟化されるか、平滑化されるか、又は音響的訴求を強化する他の方法で調整されるように条件付けられてもよい。
特定の実施形態では、最後に検出された特徴と関連付けられた画像又はフレームの後の期間に、フィードバックジェネレータが、終了フィードバックを提供してもよい。そのような終了フィードバックは、検出された特徴の最後の画像又はフレームのトーンを含んでもよい。例えば、そのような終了フィードバックは、ホールド期間(例えば、前述のADSRエンベロープを参照)を適用しかつ/又は拡張することにより実施されてもよい。そのような終了フィードバックは、スイングの最終イメージングの間中ずっと継続してもよい(例えば、そのような最終イメージングの画像又はフレーム内に特徴が検出されない場合でも)。そのような終了フィードバックは、スイングのイメージング後に特定時間続いてもよい。
トーンは、様々に実施され決定されてもよい。各トーンは、システムにより決定された基本波と高調波成分によって実現されてもよい。更に、ユーザが利用可能なトーンの領域は、サンプリング技術を含むサウンドシンセサイザ技術によって実現されてもよい。そのようなシンセサイザ技術は、様々に実現されてもよい。例えば、前述の移動アプリケーションは、そのような技術を、ユーザが操作(例えば、特徴の構成、音声の選択(又は選択解除)、振幅の設定又はADSR及び/又はホールド期間パラメータの変更、音のサンプリングなど)を選択/構成することを可能にするGUIと共に含んでもよい。フィードバック生成及び管理に関するこれらの説明は、本明細書に記載したどのフィードバックにも当てはまる。
更に他の態様は、アスレチック活動がスポーツ用装置などの別の対象物に与える影響に基づいて、フィードバックをスポーツ選手に提供することに関する。例えば、フィードバック信号は、スポーツ選手のゴルフクラブと接触した後でゴルフボールの飛行の軌跡及び/又は属性に基づいて提供されてもよい。別の実施形態では、バスケットボール選手のショットを使用して、フィードバックを選手に提供してもよい。一実施形態では、スポーツ選手のオブジェクトに対する影響が決定されてもよい(例えばブロック610を参照)。一例として、ブロック610は、ブロック604及び/又は802と関連して述べた1つ以上のシステムを利用して複数の画像を処理して、対象物と接触する(直接又は間接に)第1のスポーツ選手の画像データを識別することができる。更に他の実施形態では、接触後などの動いているオブジェクトの画像データが利用されてもよい。スポーツ選手が、画像データ内にいない場合でも、動きデータを利用できる。更に他の実施形態では、非画像センサデータを使用して、動いているか違う風にスポーツ選手と接触したオブジェクトに基づいて、動きデータを取得してもよい。例えば、一実施形態では、野球は、ピッチャによって投げられかつ/又はバッタによって打たれた後のボールの速度、回転、加速度又は他の運動パラメータを決定するために使用される加速度計を含む。加速度計からのデータは、単独で利用されてもよく、画像ベースデータと共に利用されてもよい。同様に、打者のバットなどのスポーツ用装置が、少なくとも1つのセンサを含んでもよい。この点において、ブロック401のデータの収集及び/又は解析は、図68で述べたものを含むがこれに限定されない、本明細書に開示されたあらゆるシステム及び方法を採用してもよい。特定の実施形態では、ブロック410の一部として収集されかつ/又は解析されたデータは、アスレチック運動の特徴を実行するスポーツ選手に関する収集データとは全く異なる(例えば、ブロック404)。更に当業者は、特定の実施形態において、ブロック410が、行われたのが特徴か運動かかつ/又は行われた特徴又は運動の属性を決定するために利用されてもよいことを理解するであろう。この点において、特定の実施形態は、ブロック608の実施前又は実施中にブロック610を組み込んでもよい。
ブロック610などによって、対象物に対するスポーツ選手の影響を決定した後で、フィードバック信号がスポーツ選手に送信されてもよい。一実施形態では、ブロック608は、フィードバック信号をスポーツ選手に提供するために開始され(又は、修正され)てもよい。フィードバック信号は、以前又は並行した特徴又は運動のスポーツ選手のパフォーマンスに関するフィードバック信号と同じ形式とタイプのものでもよい。例えば、スポーツ選手のパフォーマンスの属性を伝えるために音声信号が使用される場合は、その音声信号を利用して、対象物に対するスポーツ選手の影響のフィードバックに関連する(特徴のパフォーマンスに関連しないこともある)データから、属性のフィードバックを伝えてもよい。一実施形態では、可聴トーンが、ゴルファのスイングの属性に基づいて変調されてもよく、第2の可聴トーンが、クラブで打たれたボールの属性に基づいて変調されてもよい。1つの例では、「スライス」ボールによって第1の変調信号が生じることがあり、「フック」ボールによって、第2の変調信号が送信されることがある。特定の実施形態では、衝撃力、速度、加速度、表面(地面など)に対する位置又は他の属性を使用して、どのフィードバック信号が利用されるか(及び/又は、1つ以上の属性に基づいてフィードバック信号がどのように変化するか)を決定できる。
本開示の更に他の態様は、画像データから導出されたキャプチャ画像データ及び/又はデータに基づくアスレチックスコアの計算に関する。例示的な実施形態は、フィードフォワード(即ち、指導)を提供するために、取得データを、画像データ、センサデータ、又はスイング結果データの任意の組み合わせで解析するものである。そのようなフィードフォワードは、携帯型電子装置のGUI、例えば置携帯装置112などの装置(カメラを提供するスマートフォンでよい)上で実行する、非一時的コンピュータ可読媒体実行上のアプリケーション又は任意のコンピュータ実行命令のGUIによって提供されてもよい。例えば、フィードフォワード音声が提供されてもよい。そのようなフィードフォワードは、筋肉記憶訓練に有益なことがある。また、スイングや他の運動要素が、画像センサによってキャプチャされる場合、スポーツ選手のために生成されるフィードバックが、記憶映像と共に再生するために記憶されてもよい。この記憶映像は、筋肉記憶の開発のために、後で繰り返し(例えば、スイングが特に良好なスイング結果データを有していた場合)再生されてもよい。
一実施形態では、スポーツ選手のスポーツ固有のスコアを決定するために、スポーツ固有のアルゴリズムを利用してもよい。一実施形態では、少なくとも部分的に画像データから導出された反応値と、必要に応じて別のパフォーマンス属性とをスポーツ固有のランク付けアルゴリズムで利用して、スポーツ選手の単一のアスレチックスコアを得てもよい。スコアは、スポーツ選手のパフォーマンスの属性を(ブロック604、804及び/又は806で収集されたデータなどによる)結果(ブロック610で収集されたデータなど)と関連付けてもよい。例えば、ゴルファのスイングデータが、打ったゴルフボールの属性と比較される。例えば、スイングの特定のテンポが、ゴルフボールに対するスポーツ選手の影響に基づいてスコアリングされてもよい。特定の実施形態では、スコアは、それぞれのアスレチックスコアにしたがってそのスポーツ選手と別のスポーツ選手を格付けするために使用されてもよい。特定の実施形態では、トレーナ、コーチ又はスポーツ選手は、身体活動を行なっているスポーツ選手の画像データ(ビデオなど)を送信するだけでよい。システムは、画像データを解析して(例えば、本明細書に記載されたプロセスのうちの1つ以上を実行することによって)、アスレチックスコアを提供するように構成されてもよい。一実施形態では、画像データを解析して、画像データ内に表わされた所定の身体活動を識別できる。更に他の実施形態では、システムと方法は、パフォーマンス属性、格付け及び/又は画像データを利用してトレーニング処方を提供する。
身体活動は、運動調整に影響を与える。運動調整は、運動学的パラメータ(空間方向など)と動力学的(力)パラメータとにより作成された身体運動の組み合わせである。運動調整は、参加者の身体及び/又は身体部分に関して、初期位置付け/方向付けのシーケンス、初期動作、初期動作の後の部分、及び後の動作を行うことによって達成される。運動調整は、そのようなシーケンスを、例えば運動間の適切なタイミング、効率的運動、及び運動間のスムースな移行を特徴とする適切に構成された手法で行うことによって強化される。運動調整は、一般に身体活動に基本的なことであるが、特定の身体活動の幾つかの運動要素に関して高い価値を有することがある。そのような運動要素に関して、優れた運動調整は、そのような要素に関してだけでなく身体活動全体に関して優れたパフォーマンスを提供することがある。例えば、運動調整は、例えば、野球用バット、テニスラケット、ホッケースティック、ラクロススティック、及び様々なゴルフクラブのいずれかを含む任意のアスレチック器材のスイングに関して高い価値を有することがある。更に他の例として、運動調整は、例えば、野球の投球、フットボールのスローイング、バスケットボールのシュート、サッカーボールのキック、バレーボールのスパイク、ショットのパッティング、又は槍投げの投げを含む、任意のアスレチック器材の発射において高い価値を有することがある。更に他の例として、運動調整は、繰り出し、投げ、あるいは例えば飛び込み、飛び越し、跳躍、ダンススピン、回し蹴り又はパンチのいずれかの実行において高い価値を有することがある。本明細書において、用語「フィードバックテスト」、「パフォーマンステスト」、「テスト」又はこれらの変形は、例えば、(本明細書で説明されるような)イメージングの取得や、そのようなイメージングの解析及び/又はそのようなフィードバックの生成/提供などの特定のフィードバック(例えば、運動調整に関するフィードバック、一般的か1つ以上の特性に関するかに関わらず)に関連する任意のものを指しうる。例えば、本明細書では、(i)用語「身体活動」は、本明細書の以上又は他の点で参照されたスポーツや他の活動のいずれかを限定なしに含む運動調整を伴う任意の身体活動を意図し、(ii)用語「運動要素」は、そのような身体活動の任意の部分、一部、要素又は他の構成運動又は運動を意図し、(iii)本明細書の特定の説明は、任意の1つの構成又は任意の1つの身体活動を指すが、そのような説明は、説明や単純化、例のためだけでなく、その説明をそのような運動要素又は活動に限定せず、それにより、例えば、用語「スイング」又は「スイングする」が本明細書で使用される場合、これらの用語は、全てのスイング型運動要素を示すだけでなく(ユーザがスイングする器材やスイングフォームに関係なく)、前述の非スイング運動要素の全てを限定なしに含む全ての非スイング運動を示すために使用される。
例示的な実施形態では、運動要素は、構成要素及び活動スペースを意図することがある。活動スペースは、その1つ以上の運動要素を含む身体活動と関連付けられた物理的コンテキストを示し、そのような物理的コンテキストは一般にテスト要素を含む。例えば1つ以上のテスト要素(境界、領域、器材など)含む活動スペースが様々に実現されうる。構成要素は、例えば、参加者の身体位置、参加者の身体向き、1つ以上の身体部分の運動、参加者に関わる他の活動、活動の欠如若しくは実質的欠如、活動のいずれかに関する変化、又は参加者の活動又は1つ以上の運動要素の動作に関するテスト要素の状態変化(例えば、スイング、リリース及び/又は着地などの器材の状態変化)のいずれかを意図することがある。参加者の身体位置又は向きを意図する構成要素は、参加者の身体又は身体部分に関して、複数の身体部分の間の相対的な位置若しくは向き、1つ以上のテスト要素に対する身体又は身体部分の位置若しくは向き、又はこれらの組み合わせを含むことがある。
図9Aと図9Bは、説明的なテスト要素を含む例示的な活動スペースを示す。図9Aに関して、活動スペース900は、例示的なテスト要素を示す。活動スペース900は、アローヘッドアジリティパフォーマンステストと関連付けられ、このテストは、テスト要素に対して様々に構成されうる。テスト要素に関して、活動スペース900は、領域902、器材906A〜F及びスタート・フィニッシュプライン908(本明細書では用語「スタート・ストップライン」と呼ばれることがある)を含むことがある。領域902は、境界904を有することがあり、この境界は、参加者によって規定されるか、規定されなくてもよいか、区分されるか、他の方法で観察可能/認識されてもよい(以下では、用語「参加者」、「スポーツ選手」、「ユーザ」などが使用されることがあり、特定の用法が特に示すか含意しないかぎり、用語は、本明細書に示された目的のための運動要素のイメージングを収集している人を指すために使用される)。領域902内で、器材906A〜Fは、所定位置に位置決めされることがあり、それにより、器材は、テストを行なう際の方向又は活動の変化に関する様々な位置をスポーツ選手に示しうる。器材906A〜Fは、スタート・ストップライン908をスポーツ選手に示すことがある。例えば、器材906A〜Fは、以下のように所定の配列で配置されたコーンなどのマーカを含む。(i)4つのコーン906A、B、C、Eが、1辺10メートルの正方形となるように位置決めされ、(ii)コーン906Fが、コーン906Cと906Eの間のライン上の真ん中に位置決めされ、(iii)コーン906Dが、コーン906C、906F及び906Eに形成されたラインに垂直なライン上で、コーン906A,Bから遠い距離(例えば、906Fから5メートル)に位置決めされる。領域902は、例えば、校庭、競技場、公園、運動場、駐車場、又はスポーツ選手のパフォーマンステストの適切なパフォーマンスを十分に支援する任意の他の領域に設けられてもよい。この例では、領域902は、水平で堅く滑り難い面など、又は実質的にそのような面(例えば、隆起、高い障害物、穴、湿地、泥沼、油膜のない領域など)であると予想される。例示的な実施形態では、活動スペース900は、以上のものを全て含む以上のもののうち1つ以上を除外してもよく、1つ以上の代替又は追試のテスト要素と組み合わせて以上のもののうち1つ以上を含んでもよい。
図9Aを更に参照すると、活動スペース900は、前述したもの以外の様々なテスト要素を含んでもよい。例示的な実施形態では、テスト要素は、例えば、以下に示すもののうちの1つ以上を含んでもよい。(i)スポーツ選手が、スタート・ストップライン908上又はその後ろでスタートする(例えば、スタンスの全ての点が、スタート・ストップライン908上又はその後ろ(但し、ラインを越えない)にある)、(ii)いかなる時点でもコーンに触れずコーンを違う風に乱さない、(iii)スタート・ストップライン908からのそれぞれの走行で、コーン906F、906E及び906Dのまわりを、この順序で、図9Aに示された方向に、各コーンを飛び越えずに廻る、(iv)スタート・ストップライン908からのそれぞれの走行で、コーン906F、906D及び906Dのまわりを、この順序で、示された方向に、各コーンを飛び越えずに廻る、(v)コーン906Dからスタート・フィニッシュライン908の方へのそれぞれの走行で、図9Aに示されたように、コーン906Fと906Eの間又はコーン906Fと906Cの間で走る、(vi)所定数の繰り返しを行なう(例えば、各方向に2回ずつ4回の繰り返し)、及び/又は(vii)各繰り返しの間に、所定の待ち時間(「回復期間」)をとる(例えば、各繰り返し間に最大5分。最小回復期間があってもなくてもよい)。例示的な実施形態では、テスト要素は、以上のものを全て含む以上のものの1つ以上を除外してもよく、以上のもののうち任意の1つ以上を1つ以上の代替又は追加テスト要素と組み合わせて含んでもよい。
様々な実施態様では、活動は、様々な運動要素を意図してもよく、各運動要素は、活動スペース内で行なわれる様々な構成要素を意図してもよい。一例では、活動は、アローヘッドアジリティエクササイズであり、運動要素又は構成要素には、例えば、以下のうちの1つ以上が含まれることがある。(i)スポーツ選手が、所定の初期位置(例えば、4ポイントのスプリンタのスタンス、3ポイントのフットボールのスタンス、2ポイントのランナーのスタンス)をとること、(ii)スポーツ選手が、スタンスにおいて、活動又は運動要素開始前の所定の時間(例えば、1秒以上若しくはそのような他の時間、いずれの場合も本明細書の目的を支援するため、及び本明細書で述べる幾つかの例では画像処理中)、静止状態又は実質的に静止状態(例えば、揺動なし、前傾、又は対抗運動)のままであること、(iii)スポーツ選手の第1の運動又は実質的運動が、テスト開始を規定すること(例えば、特定の身体部分の運動、複数の身体部分の運動、複数の身体部分間の相対運動、又は集合的身体運動)、(iv)スポーツ選手がスタート・ストップライン908からコーン906Fを廻り始めるまでの時間、(v)コーン906Fを廻っている間、2つ以上の身体部分の間の相対的な位置又は向き、コーン906F及び/又は地面に対する身体又は身体部分の位置又は向き、あるいはこれらの組み合わせ(例えば、構成要素に関する最大値、最小値又は他の統計的指示を求める)、(vi)スポーツ選手のコーン906Fからコーン906Eまでの時間(例えば、コーン906Fを廻り終えてコーン906Eを廻り始めるまでの時間)、(vii)コーン906Eを廻っている間、2つ以上の身体部分の間の相対的な位置又は向き、コーン906E及び/又は地面に対する身体又は身体部分の位置又は向き、又はこれらの組み合わせ(例えば、構成要素に関する最大値、又は最小値又は他の統計的指示を求める)、(viii)スポーツ選手のコーン906Eからコーン906Dまでの時間(例えば、コーン906Eを廻り終えてコーン906Dを廻り始めるまでの時間)、(ix)コーン906Dを廻っている間、2つ以上の身体部分間の相対的な位置又は向き、コーン906D及び/又は地面に対する身体又は身体部分の位置又は向き、又はこれらの組み合わせ(例えば、構成要素に関する最大値、最小値又は他の統計的指示を求める)、(x)スポーツ選手のコーン906Dからスタート・ストップライン908までの時間(例えば、コーン906Dを廻り終えてからスタート・ストップライン908に達するまでの時間)、及び/又は(xi)テスト完了は、スポーツ選手がスタート・ストップライン908を横切ったときであること(例えば、そのような横切りは、任意の身体部分、特定の身体部分又は全身が、そのようなラインを横切ったときでもよく、コーン906Dから遠い方向にそのようなラインを完全に越えたときでもよい)。(以上により、テスト開始とテスト完了の中間又は介在点は、本明細書ではしばしば「テストマイルストーン」と呼ばれることがある。)アローヘッドアジリティエクササイズの例示的実施形態では、運動要素及び/又は構成要素は、以上のものの全てを含む以上のもののうちの1つ以上を除外してもよく、以上のもののうちの任意の1つ以上を1つ以上の代替又は追加の運動要素/構成要素との組み合わせで含んでもよい。
例示的なアローヘッドアジリティエクササイズに関して、テスト結果(後述する)は、テスト開始(前述のスポーツ選手のパフォーマンステストの開始と関連付けられた最初の運動を参照)からテスト完了(前述のスタート・ストップライン908の横切りを参照)までの全過時間から評価されてもよい。他のテスト結果は、列挙された他のもの、代替若しくは追加の運動要素及び/又は構成要素のうちの1つ以上から、単独又は任意の組み合わせで、評価されてもよいし又は評価されなくてもよい。
更に図9Aと図9Bを参照すると、活動スペース910は、他の例示的なテスト要素を示す。活動スペース910は、ニーリングパワーボールチェストランチエクササイズと関連付けられ、このエクササイズは、テスト要素に対して種々に構成されてもよい。テスト要素に関して、活動スペース910は、領域912、器材916A〜E及び発射ライン918を含むことがある。器材916Bは、パワーボール(例えば、規定重量のフィットネスボール(医療用ボールなど))でよい。器材916Aは、スポーツ選手に発射ライン918を示すことがある。更に、例示的な実施形態では、器材916Aは、平坦か又は下の面に対して柔軟でよいパッド、敷物又は他の面を含むことがあり、その面上で、スポーツ選手は、(例えば、無理なく)跪いてテストを行い、即ちパワーボール916Bを発射してもよい。領域912は、境界914を有することがあり、この境界は、図9Aの例示的実施形態では概略的に定められて示されているが、この境界は、他の例示的実施形態では、スポーツ選手によって規定されるか、又は規定されなくてもよいか、定められるか、違う風に観察可能/認識されてもよい。図示されたように、領域912内で、境界は、規定位置に位置決めされた器材916A及び916C〜Eによって概略的に定められ、それにより、器材は、テストを行なう際にボールが投げられる境界914を示す。器材916C〜Eは、器材916A及び/又は発射ライン918から規定距離に配置されたコーンを含んでもよい(例えば、この距離は、器材916A、916C及び916Eが角度を規定するような1つ以上の半径方向距離でもよく、この角度は、器材916Aと器材916Dの間に形成されたラインによって二分されてもよい。)領域912は、例えば、校庭、競技場、公園、運動場、駐車場、又はパフォーマンステストのスポーツ選手の適切なパフォーマンスを十分に支援する任意の他の領域に設けられてもよい。例示的な実施形態では、活動スペース910は、前述のものを全て含む前述のものの1つ以上を除外してもよく、前述のもののうちの任意の1つ以上を1つ以上の代替又は追試のテスト要素と組み合わせで含んでもよい。
図9Aを更に参照すると、活動スペース910は、前述したもの以外の様々なテスト要素を含んでもよい。例示的な実施形態では、テスト要素は、例えば、以下のうちの1つ以上を含んでもよい。(i)最初の跪き位置で、スポーツ選手の膝が、発射ライン918の上又はその後ろ(但し、そのラインを越えない)にあること、(ii)そのような跪きにより、スポーツ選手の膝が平行になり、スポーツ選手の脚は、足底で曲げられ、即ち、発射方向と逆方向に向けられ、つま先が、地面に着けられるか、尖らされるか、実質的に尖らさせること(例えば、つま先が、地面に対する突っ張り力を高めるために丸められなくてもよい)、(iii)ボールが、両手で握られ、手が、ボールの直径と合わせされ、ボールの両側に位置決めされること、(iv)膝が、少なくともボールがリリースされるまで地面又は膝当てに接したままにされること(例えば、ボールが完全にリリースされると、ボールがスポーツ選手の身体の一部と接触した部分がなくなる)、(v)ボール916Bが、境界914内に着地すること、及び、(vii)ボールが完全にリリースされるまでスポーツ選手の身体又は身体の一部分が発射ラインを横切らないこと。例示的な実施形態では、テスト要素は、前述のものを全て含む前述のものの1つ以上を除外してもよく、前述のもののうちの任意の1つ以上を1つ以上の代替又は追試のテスト要素と組み合わせで含んでもよい。
図9と図9Bに関して、ニーリングパワーボールチェストランチエクササイズは、活動スペース910内で行われる様々な運動要素及び/又は構成要素を意図することがある。例えば、運動要素又は構成要素は、例えば、以下のうちの1つ以上を含むことがある。(i)スポーツ選手が、腕(ボール916Bを含む)を頭の上の外側に保持しながら規定の初期位置をとる(例えば、背中を真っ直ぐにして器材916C〜Eの方を向いた状態で跪く)こと、(ii)スポーツ選手が、初期跪き位置で、テスト開始前の規定の時間(例えば、1秒以上又はそのような他の時間、いずれの場合も、運動能力格付けにおける静止状態の目的を支援するため、本明細書に規定された幾つかの例では、画像処理で)、静止又は実質的に静止したままであること(例えば、揺動や類似の運動がない)、(iii)スポーツ選手の最初の運動又は実質的運動(例えば、腰が踵まで戻されるときにボールが胸まで下げられる)、(iv)ボールをリリースポイントに向けて上前方に動かすことに関連する、スポーツ選手の特定の身体部分の運動、複数の身体部分の運動、又は複数の身体部分の間の相対運動、又は集合的身体運動、(v)スポーツ選手が、ボールを、両手で、一方の利き腕なしに、投げる腕の回転なしに、及び背骨のまわりの回転なしに投げつけること、(vi)テスト開始、スポーツ選手が、ボールをリリースすること、及び(vii)テスト完了、即ち、ボールが、例えば発射ライン918から器材916C〜Eの方向に離れた着地点920に着地すること。ニーリングパワーボールチェストランチエクササイズの例示的実施形態において、運動要素及び/又は構成要素は、前述のものを全てを含む前述のもののうち1つ以上を除外してもよく、前述のもののうちの任意の1つ以上を1つ以上の代替又は追加の運動要素/構成要素との組み合わせで含んでもよい。
ニーリングパワーボールチェストランチエクササイズに関して、テスト結果(後述するような)は、例えば、発射ライン918(例えば、器材916C〜Eの方向の縁)と着地点920(例えば、ボールが最初に着地した場所の中心点)の間の距離として評価されてもよい。そのようなテスト結果は、ボールのリリースからボール着地までの経過時間から得られてもよい。追加又は代替として、そのようなテスト結果は、リリースから着地までの飛行時間による計算によって得られてもよい。他のテスト結果は、列挙された他のテスト要素のうちの1つ以上、又は代替若しくは追加の運動要素及び/又は構成要素から、単独又は任意の組み合わせで、評価されてもよいし、評価されなくてもよい。
活動スペース900及び/又は910と関連付けられた幾つかのテスト要素が、図9Aに示されたが、他のテスト要素は示されていない。追加のテスト要素には、例えば、風速と風向、グラウンドコンディション、雨や他の降水量、温度、湿度などの周囲条件が挙げられる。これらの条件の1つ以上が満たされないと、テストが無効になることがあるし、無効にならないこともある。例示的な実施形態では、条件は、テスト結果に注釈をつけるたに使用されることがある。別の例として、条件は、例えば、比較のためにテスト結果を調整したり、無調整のテスト結果を用いてスコアリング又は格付けを修正したりすることを含む、パフォーマンステストの要素として考慮されてもよい。
例示的な実施形態では、スポーツ選手のパフォーマンステストのパフォーマンスが、測定されかつ/又は他の方法で代表的データに変換される(本明細書では、そのような測定値及び/又は変換は、用語「測定値」及びその派生語で呼ばれることがあり、またそのような代表的データは、用語「テスト結果」と呼ばれることがある。)例示的な実施形態では、測定値は、例えば、時間(例えば、走行、ジャンプ又はアジリティテストの経過時間あるいは投げられたボールの飛行の経過時間)、距離(例えば、物体の飛行の距離)、角度(例えば、方向の変化角度)、及び/又は位置(例えば、ある身体部分の、別の身体部分又は地面や障害物などの基準に対する)などの次元メトリックを含んでもよい。例示的な実施形態では、測定値は、例えばカウントなどの非次元メトリックを含んでもよい。そのような非次元メトリックは、例えば、以下のものに適用されうる。(i)繰り返し、例えばパフォーマンステストにおける運動要素及び/又は構成要素の実行カウント(例えば、実施が適切かどうかにかかわらず、一定時間に実施された腕立て伏せの総数)、及び/又は、(ii)反則、例えばパフォーマンステストでの間違いのカウント(例えば、スポーツ選手が胸を地面で弾ませた腕立て伏せの総数)。
反則及び任意の関連する反則メトリックは、パフォーマンステスト内で様々に実行されてもよい。行われた「反則」は、例えば、スポーツ選手の1つ以上の構成要素又は運動要素の不適切な実行と関連付けられてもよく、かつ/又はスポーツ選手の活動スペースからの不適切な逸脱と関連付けられてもよい。スポーツ選手の構成要素又は運動要素の不適切な実行には、例えば、シャッフル運動中の脚/足の交差(例えば、適切なシャッフルは、交差なしに、繰り返し離させ合わされる脚/足による運動を意図する)、身体部分間のしきい値角度に達しないか越えないこと(例えば、突き又はスクワットで曲げられた膝)、及び/又は身体制御のタンブリングや他の総損失が含まれうる。活動スペースからのスポーツ選手の不適切な逸脱には、例えば、パフォーマンステストが行われる領域又は境界の外への移動又は存在(例えば、ニーリング発射テストで、境界914の外でボールを投げること)、テスト要素の妨害(例えば、アジリティコース内のコーンをひっくり返すこと)、テスト要素と適切に連携できないこと(例えば、接触がテスト要素であるときにコーンに触れないこと、タッチがテスト要素でないときにコーンに触れること、又はコーンのまわりを廻ったりコーンの内側又は外側に留まったりすることができないこと、など)、テスト要素に耐えることができないこと(例えば、設定時間の静止状態などの規定の時間条件を維持できないか、潜在期間及び/又は回復間隔が終了した後で繰り返しを実行すること)、及び/又はテスト要素を不適切に利用すること(例えば、テストの方向の変化のはずみでコースマーカを押すか引くこと、又は腕立て伏せの上方運動の弾みとして地面で胸を弾ませること)が挙げられる。
例示的な実施形態では、反則及び関連メトリックが、重要なことがある。例えば以下のものを含む結果が種々に実現されうる。(a)テスト結果の失格(不合格とも言う)(例えば、不正スタート、助走スタート、ニーリングパワーボールチェストランチテストにおける不適切なボール握り又は揺れ、テストで不正な優位性を有する位置をとること、所定のしきい値を超える反則、任意/又は所定のしきい値を超える集合的不正カウントのいずれかに対する応答など)、(b)所定のタイムクォンタムを時間メトリックによって測定されたテスト結果に追加すること、例えば、そのようなタイムクォンタムは、不適切な運動によって生じた時間便益に応答し、場合によってペナルティを含む(例えば、1つのコーンがひっくり返されるたびに0.02秒。スポーツ選手の時間に対する便宜は、そのように1つのコーンがひっくり返されるごとに0.01秒となるように事前に決定され、0.01秒が、ペナルティとして評価される)、(c)距離メトリックによって測定されたテスト結果に対して所定の距離クォンタムを減算し、例えば、そのような距離クォンタムが、不適切な運動によって生じた便宜に応じ、場合によってはペナルティを含む。例示的な実施形態では、得られたテスト結果は、任意の調整(例えば、失格、加算、減算など)をした測定からのテスト結果である。
例示的な実施形態では、重大な反則だけが検出され、測定され、処理され、例えば、テスト結果について報告され、処理され、他の方法で含まれる。例示的な実施形態では、重大な反則は、テスト結果を否定することによって処理されてもよい。例示的な実施形態では、重大でない反則が、検出されることがあり(単独で又は重大な反則と共に)、その検出は、例えば指導や他の指示のために、スポーツ選手をそのような反則に対処させ、それによりテスト結果を改善できるように処理される。
例示的な実施形態では、スポーツ選手は、例えば1つ以上の携帯型電子装置924A及び924Bを使用して、本明細書で述べるような参加者フィードバックを実証するための画像データを取得してもよく、この携帯型装置は、本明細書に更に詳しく述べる機能を支援し、その機能は、画像処理に十分な画像データが、例えば参加者フィードバックの提供を可能にする出力を生成できるようにする取得パラメータと共に、画像収集機能、特に画像シーケンスの取得(例えば、そのような画像シーケンスは、ビデオフレーム及び/又は静止画像を含む)を限定なしに含む。例示的な実施形態では、そのような携帯型電子装置は、スマートフォン(例えば、HTC One X+)などの汎用装置を含み、専用装置(例えば、特に本明細書によるシステム及び/又は方法を提供する機能を内蔵する)でもよい。例示的な実施形態では、そのような各装置の画像収集機能は、1つ以上の運動要素並びにその構成要素を含む活動の画像を取得するために使用される。図9Aに示されたように、携帯型電子装置924A/Bは、それぞれの活動スペース900,910と関連したスポーツ選手によって構成されてもよくそのスポーツ選手のように構成されてもよい。そのように構成された携帯型電子装置924A/Bは、スポーツ選手の活動に関する画像を取得可能である。
装置924は、例えばマウントや手持ちを含む様々な手法でそのような画像収集を可能にするように構成されうる。図9Aに示されたように、スポーツ選手は、携帯型電子装置924Bが別の人(例えば、自分のパフォーマンステストを自分で決定する友達、チームメイト又は別のスポーツ選手など)によって保持されるように構成してもよい。また図9Aに示されたように、スポーツ選手は、携帯型装置924Aを三脚926上にマウントを介して配置してもよく、それにより、マウントは、画像収集のための装置の視界934Aを、それぞれのパフォーマンステストをカバーするように向けうる。あるいは、そのような画像収集が可能になるならば、スポーツ選手は、装置924を、以下のものを含む他のマウントや他の固定装置(本明細書では集合的に用語「マウント」及びその派生後で呼ばれる)によって配置してもよい。(i)芝生又は地面上に直接配置する(例えば、活動スペースが、競技場などの屋外フィールドである場合)、(ii)コート上に直接配置する(例えば、活動スペースが、バスケットボール、バレーボール又は他の屋内コートである場合)、(iii)バッグポケットに挿入する、又は(iv)活動スペースと関連して配置された物品(例えば、木、バスケットボールポスト、フットボールポスト、ランプポスト、壁など)に取り付ける。あるいは、別の個人928(トレーナ、コーチ、友達、同僚又は他の人でよい)が、携帯型装置924を保持及び/又は操作してもよい。
これらの構成の中で、装置924に提供される安定性が小さくなることも大きくなることもある。三脚926によって配置されたとき、典型的には、装置924に実質的な安定性が提供される。三脚926以外のマウントによって配置されたとき、典型的には、装置924に、少なくとも手持ち式構成より高いレベルの安定性が提供される。これと対照的に、手持ち式構成のとき、装置924に、マウント構成より低い安定性、即ち一貫しない安定性が提供されることがある。
例えば三脚926によって安定的に配置されたとき、装置924は、パフォーマンステストの画像収集中に動きにくいか実質的に動きにくい。その安定構成は、典型的には、収集画像及び関連画像データに対する影響なし又は実質的な影響なしに画像収集を可能にする。安定性の低い構成、即ち(例えば、周囲条件下で)最低しきい値より低い安定性を提供する構成は、収集画像及び関連画像データに少なくない影響を及ぼす傾向がある。そのような影響には、例えば、イメージングにおけるオブジェクトの異常な動きが含まれる。例えば、装置の物理運動によって、画像収集中にオブジェクトの対応する物品が静止しているにもかかわらず、オブジェクトが画像間で動くように見えることがある。別の例として、画像収集中にオブジェクトの対応する物品が実際に動いている場合、オブジェクトが、対応する物品の実際の物理運動より大きいか又は小さい動きを有するように見えることがある。装置の物理運動(例えば、装置の画像収集機能、詳細にはイメージングチップの物理運動)によって生じたオブジェクトの異常な動きにより、画像の全てのオブジェクトが影響を受ける。したがって、例示的な実施形態では、システム及び方法は、そのような異常運動を検出し、評価し、他の方法で処理するための画像処理技術の使用を意図し、この技術は、そのような処理をする機能に関してだけでなく、本明細書で意図されるようなパフォーマンステストに関する画像測定に適合し、したがって参加者フィードバックの提供を支援するように選択されてもよい。
図9Aに関して前述したように、携帯型電子装置924A,924Bは、装置がパフォーマンステストに関する画像を収集できるように配置されてもよい。例示的な実施形態では、画像を取得する際に、携帯型電子装置が、一般的に画像収集(即ち、パフォーマンステストに関する画像測定を可能にする出力を生成する画像収集に対応した画像処理技術)を可能にように構成されるだけでなく、適切な画像収集を実現するように位置決めされてもよい。そのような位置決めは、例えば、(i)関連するテストの活動スペース(例えば、物理寸法)と、(ii)装置の撮像レンズの焦点距離、絞り及び品質並びにイメージングに適用できる形式/分解能を含む様々な因子に対応してもよい。一般に、レンズの焦点距離は、装置の視界934A,Bを示し(即ち、装置の視界934A,Bに反比例する)、焦点距離/絞りは、被写界深度を示す。イメージングの形式/分解能は、画像データの量を示す。
例えば図9Aを参照すると、携帯型電子装置924Aは、スポーツ選手がアローヘッドアジリティエクササイズを行なうときに装置の視界934Aがスポーツ選手の画像収集を可能にするように位置決めされてもよい。そのような位置決めにおいて、視界934Aは、全てのスポーツ選手の活動のテスト全体のイメージングを可能にするように活動スペース900の全体をカバーする。しかしながら、視界934A内のテスト全体をカバーするために、装置924は、活動スペース900からある距離に配置され、その距離は、活動スペース900を実質的にイメージングのバックグラウンド930内にあるものである。同様に、装置924は、活動スペース900を部分的にイメージングのバックグラウンド930内と部分的にイメージングのフォアグラウンド932内に有する距離に位置決めされてもよい。いずれの場合も、1つ以上のオブジェクト(スポーツ選手に対応するオブジェクトなど)が、十分にイメージングされず、その結果、画像加工技術が、運動要素及び/又は構成要素に関する画像測定を可能にする出力を生成し、したがって参加者フィードバックの提供を支援するのに十分な画像データが利用できなくなる。例示的な実施形態では、システム及び方法は、例えば、スポーツ選手に位置変更するように通知することを含む、不適切な位置決めを検出するための画像加工技術の利用を意図する。
図9Aに示されたように、携帯型電子装置924A,924Bは、視界934A,934Bが、パフォーマンステスト全体をカバーするかどうかに関係なく適切に位置決めされうる。例えば、図9Aに示されたように、装置924Aは、適切に位置決めされ、アローヘッドアジリティパフォーマンステストに関する活動スペース900の全体をカバーする視界934Aを有してもよい。しかしながら、そのように位置決めされた装置924Aは、図9Aに示された活動スペース910全体をカバーしない視界934Aを有し、このスペース910は、ニーリングパワーボールチェストランチパフォーマンステストと関連付けられる。少なくとも活動スペース910の視界934Aによってカバーされない部分に関して、第2の携帯型電子装置924Bが、その視界934Bによって、ニーリングパワーボールチェストランチパフォーマンステストのカバー領域全体を提供するために使用されうる。したがって、例示的な実施形態では、システム及び方法は、複数の携帯型電子装置924(例えば、較正、シャッタ同期及び/又はオフセット)を様々に調整し、またそのような装置の複数の取得画像シーケンス間で処理(例えば、モザイク処理)するために、通信/制御技術及び/又は画像処理技術の使用を意図することがある。
例示的な実施形態では、携帯型電子装置924A,924Bは、画像収集機能を有する。例示的な実施形態では、携帯型電子装置924A,924Bは、画像収集機能だけでなく、以下の機能のうちの1つ以上を含む他の機能を含む。(i)処理機能、(ii)通信機能(例えば、携帯型電子装置924の間の通信/制御のため、並びに他のセンサ、電子装置又はコンピュータ装置との無線通信を支援する)、(iii)ネットワーキング機能(例えば、ボディエリアネットワーク(BAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)及び広域ネットワーク(WAN)などの任意の1つ以上のネットワーク内の通信用)、(iv)データ収集機能(例えば1つ以上の加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、他の磁力計、気圧計、他の圧力センサ、温度計、他の温度センサ、マイクロフォン、他の音響センサ(例えば、超音波センサ)、赤外線(iR)センサ、及び/又は他の電磁放射センサなど、装置924の内部又は外部の1つ以上のセンサによる)、(v)入力/制御機能(例えば、物理ボタン、タッチスクリーン式論理ボタン、音声入力制御及び/又は他の入力制御を含む)、(vi)出力/通知機能(例えば、LEDランプ、ディスプレイ、タッチセンシティブディスプレイ、スピーカ、他の音声変換器による)、及び/又は(vii)位置検出機能(例えば、他の装置924に対する位置、センサ、器材若しくは装置に対する位置、又はテスト要素又は活動スペースに対する位置を、GPS、AGPS信号解析、信号強度測定、又は器材、衣服、履物及び/若しくはアクセサリ、これらの組み合わせ及び/又は他の装置924との組み合わせを含む他の装置924に埋め込まれたセンサ、トランシーバ又は他の電子装置から取得されたデータによるものを含む他の技術によって識別する)
処理機能を含む例示的な実施形態では、そのような処理機能は、例えばモバイルソフトウェアアプリケーション、埋込みアプリケーション及び/又はオペレーティングシステムを含む1組以上のソフトウェア命令を実行するか又は実行されるように実施されてもよい。1つ以上のそのようなソフトウェア命令セットを実行するそのような処理機能は、そのような画像収集機能を、全体的又は部分的に制御するように実施されてもよい(そのようなソフトウェア命令セットは、本明細書では、用語「画像収集ソフトウェア」と呼ばれることがある)。そのような処理機能と画像収集ソフトウェアは、単独又は一緒に、例えば以下のうちの1つ以上を可能にすることがある。1つ以上の画像シーケンスの取得(例えば、静止画像及び/又はビデオフレームのシーケンス、この一連の画像及び/又はフレームは、本明細書では、用語「画像」又は「イメージング」と呼ばれることがある)、そのような各シーケンスの開始と停止の制御(例えば複数の装置の画像収集機能間の調整)、任意のシーケンスに適用可能なレイテンシの制御(例えば、基準に対してや複数の装置の画像収集機能間など、シーケンス間の遅延及び/又は取得を開始するための時間オフセット)、収集頻度の制御(例えば、単位時間当たりに取得されるフレーム又は画像)、イメージングに適用可能な分解能及び/又はフォーマットの制御(例えば、1画像又はフレーム当たりの全画素、及び/又は1画像又はフレーム当たりのライン数、及び1ライン当たりの画素数)、取得画像データの前処理の制御(例えば、撮像装置ノイズ低減、コントラスト制御など)、及び/又は他のイメージングパラメータの制御又は選択。
処理機能を含む実施形態では、そのような処理機能は、1つ以上の画像処理技術を実現する1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体上の1組以上のコンピュータ実行命令を実行するか又は実行されるように実施されてもよい(そのような例示的な命令セットは、本明細書では、用語「画像処理ソフトウェア」と呼ばれることがある)。例示的な実施形態では、そのような画像処理ソフトウェアは、1つ以上の運動要素及び/又は構成要素に関して取得された1つ以上の画像シーケンスからの情報を処理し、解析し、他の方法で抽出する画像処理技術を含む。例示的な実施形態では、そのような画像処理ソフトウェアは、コンピュータビジョン又はそれに関連する様々な技術を含む1つ以上の技術を実施してもよい。例示的な実施形態では、そのような画像処理ソフトウェアは、他の用語の中でも特に、順次フレーム解析、順次画像解析、画像シーケンス解析、ビデオシーケンス解析、stixel動き解析、オプティカルフロー解析、モーションベクトル解析、フレーム動き解析、動き推定、特徴ベース動き推定、動き検出、変化検出、フレーム差分、順次画像差分、セグメンテーション、特徴(ベース)セグメンテーション、オブジェクトセグメンテーション、カラーセグメンテーション、強度セグメンテーション、動き(ベース)セグメンテーション、変化検出セグメンテーション、特徴抽出、オブジェクト認識、パターン認識、パターンマッチング、位置推定、バックグラウンド除去法、画像フィルタリング、及びグローバル動き検出/除去(例えば、トワードネゲイティングエゴモーションと呼ばれることがある1つ以上の画像処理技術を実施してもよい。前述の技術リストが網羅的でないことを理解されたい。前述の技術リストが、それぞれの種の間の1つ以上の総称及び/又はいずれかの構成要素を含んでもよいことを理解されたい。前述の技術リストが、同じか実質的に同じ、又は重複する技術に関して1つ以上の用語を含んでもよいことを理解されたい。使用される画像処理ソフトウェアでは、1回以上の繰り返し/反復/更新において、第1のそのようなリストされた技術の出力が、そのような第1又は1つ以上の第2のリストされた技術の入力でもよく、そのような第2のリストされた技術からの出力が、そのような第2のリストされた技術又はそのような第1のリストされた技術の入力でもよいことを理解されたい。また、そのような技術を支援するそのようなソフトウェアが、パフォーマンステストの演繹的知識(例えば、テスト要素(例えば、ゴルフクラブのタイプ)、運動要素、構成要素、スポーツ選手の身長及び/又は他のスポーツ選手の特徴、予想されるテスト持続時間など)を使用し、イメージングシーケンスの取得(例えば、活動、運動要素及び/又は構成要素の実施に対して取得の十分に早い開始と十分に遅い終了によって)と本明細書で述べるようなイメージングの解析の両方を強化するように構成されてもよいことを理解されたい(例えば、オブジェクトとサブオブジェクトとの間で段階的に、例えば、第1段階での例えばスポーツ選手の身体の一般運動に関する解析と、第2段階でのスポーツ選手の身体、頭、胴、腕、脚、器材などの間の特定又は相対的運動の解析とを含む、オブジェクト間のセグメンテーション/検出/動き推定を進める)。また、任意の画像処理技術が、一般に、(i)静止画像(個々に又は何らかの組若しくはシーケンスとして)、(ii)ビデオ(例えば、複数のビデオクリップ。そのようなクリップは、パフォーマンステストにおいて既知の関係を有する)、及び/又は(iii)静止画像、ビデオ及び/又はビデオの任意の組み合わせの処理を提供する。(そのような画像処理技術などによるそのような処理は、本明細書では用語「画像処理」と呼ばれることがある。)
例示的な実施形態では、画像処理ソフトウェアを実行するそのような処理機能は、参加者のフィードバック(例えば、1つ以上の運動要素及び/又は構成要素の)の提供を可能にする出力を生成するために、1つ以上のパフォーマンステストに関して取得された1つ以上の画像シーケンスを処理し又は処理される(例えば、装置の1つ以上のオペレーティングシステム又は埋め込まれたソフトウェア命令セットによって)ように実現されてもよい。様々な例示的な実施形態では、画像処理ソフトウェアを実行する処理機能は、1つ以上の運動要素及び/又は構成要素に関して取得された1つ以上の画像シーケンスを、処理するか、又は処理される(例えば、装置の1つ以上のオペレーティングシステム又は埋め込みソフトウェア命令セットによって)するように実現されてもよく、そのような処理は、以下の操作のうちの1つ以上を対象とする。(i)本明細書に述べるスポーツ選手の選択された運動要素及び/又は構成要素と関連した画像を識別する操作、(ii)テスト要素をイメージングによって検出し、確認しかつ/又は監視する操作(例えば、適切な位置と離間距離にあるコーンの配列を確認する操作、障害物の有無や周囲条件の適切な領域特性を確認する操作、など)、(iii)構成要素をイメージングによって識別し、検出し、確認しかつ/又は監視する操作(例えば、スポーツ選手が、規定の初期ポジションをとり、その初期ポジションで、スポーツ選手が、テスト開始までの所定時間、静止状態又は実質的に静止状態のままであることを確認する操作と、テスト開始前、テスト開始時又はテストを行っている間の2つ以上の身体部分の間の相対的位置決めや方向付けなどによるスポーツ選手のフォームを確認する操作と、テスト開始前、テスト開始時又はテストを行っている間にテスト要素に対するスポーツ選手の身体又は指定身体部分の相対的位置決め又は方向付けを確認する操作)、(iv)本明細書で述べたような、反則を検出し、測定し、処理する操作(例えば、重大及び/又は重大でない反則を検出する)、(v)イメージングオブジェクトの異常な動きを検出し、評価し、他の方法で取り扱う操作(例えば、携帯型電子装置の画像収集機能の物理運動によって生じた異常運動)、及び/又は(v)運動要素又は構成要素に関する画像収集機能の使用において、携帯型電子装置924A,924Bの不適切な位置決めを検出する操作。幾つかの例示的な実施形態では、画像処理ソフトウェアを実行する処理機能が、全ての前述の操作を含む前述の操作のうちの1つ以上を除外するように実現されてもよく、前述の操作のうちの任意の1つ以上を1つ以上の代替又は追加の操作との組み合わせで含んでもよいことを理解されたい。
処理機能を含む実施形態では、そのような処理機能は、1つ以上のフィードバック処理技術を実現する1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体上の1組以上のコンピュータ実行命令を実行するか実行されるように実施されてもよい(そのような例示的な命令セットは、本明細書では、用語「フィードバック処理ソフトウェア」と呼ばれることがある)。そのようなフィードバック処理ソフトウェアを実行するそのような処理機能は、画像処理ソフトウェアの出力から、本明細書で述べるように、1つ以上のそのようなパフォーマンステストのテスト結果及び/又は1つ以上の運動要素及び/又は構成要素に関するフィードバックのいずれか/両方を提供するように実施されてもよい。例示的な実施形態では、パフォーマンステストの実施のテスト開始及びテスト完了とそれぞれ関連付けられた画像を検出する画像処理ソフトウェアに基づいて、フィードバック処理ソフトウェアは、テスト開始からテスト完了までの画像の数を識別し、取得頻度に基づいて、そのような実施のテスト結果を経過時間として計算するように実施されてもよい。例示的な実施形態では、それぞれパフォーマンステストの実施において発生するテストマイルストーンとそれぞれ関連付けられた画像を検出する画像処理ソフトウェアに基づいて、フィードバック処理ソフトウェアは、テスト開始から1つ以上の選択されたテストマイルストーンまで、任意の選択されたテストマイルストーンから他の選択されたテストマイルストーンまで、及び/又は任意の1つ以上の選択されたテストマイルストーンからテスト完了までの画像の数を識別し、取得頻度に基づいて、そのような実施のテスト結果を経過時間として計算するように実現されてもよい。例示的な実施形態において、パフォーマンステストの実施において発生するテストマイルストーンとそれぞれ関連付けられた画像を検出する画像処理ソフトウェアに基づいて、フィードバック処理ソフトウェアは、任意のテストマイルストーンと関連付けられた画像、選択されたテストマイルストーンの間の画像、又は任意の選択されたテストマイルストーンとテスト開始及び/又はテスト完了との間の画像を処理するように実施されてもよく、そのような画像処理は、例えば、フォームの問題を識別するか、パフォーマンスを改善する可能性を識別するか、コーチング、セルフコーチング又はコーチ、トレーナ若しくは他の方法による支援などのためにパフォーマンスを他の方法で強化しようとするものである。例示的な実施形態では、パフォーマンステストの実施における運動要素(その構成要素の1つ以上を含む)とそれぞれ関連付けられた画像を検出する画像処理ソフトウェアに基づいて、フィードバック処理ソフトウェアは、そのような画像を、例えば、参加者フィードバックを提供するか、フォームの問題を識別するか、パフォーマンスを改善する可能性を識別するか、コーチング、セルフコーチング又はコーチ、トレーナ若しくは他の方法によりパフォーマンスを強化するために処理するように実現されてもよい。フォームに関するそのような画像処理と解析は、例えば、テストマイルストーン、テスト開始及び/又はテスト完了又はそれらの間における、例えば、スポーツ選手の身体又は身体部分、2つ以上の身体部分の間の相対的な位置又は向き、1つ以上のテスト要素に対する身体若しくは身体部分の位置若しくは向きに関して、識別し、確認し、評価し又は別の方法で解析しようとするものでよい。
携帯型電子装置924を使用する本明細書で述べる例示的な実施形態の1つ以上では、そのような例示的な実施形態は、追加又は代替として携帯型電子装置924以外の装置を使用するように実現されてもよいことを理解されたい。また、本明細書で述べる例示的な実施形態の1つ以上に関して、携帯型装置924は、汎用アーキテクチャによって(即ち、例えば、本明細書で述べるイメージングに従う操作と異なる操作、その操作に加えた操作、又は潜在的にその操作なしに支援するためのハードウェア、ソフトウェア)、用途固有のアーキテクチャによって(即ち、例えば、本明細書で述べる操作だけを支援するためのハードウェア、ソフトウェア)、又は装置が本明細書に述べた操作を1つ以上の他の装置との何らかの組み合わせによって可能にするような別の手法によって実現されうることを理解されたい。また、本明細書で述べる例示的な実施形態の1つ以上に関して、そのような処理は、例えば以下の方法を含む様々な方法で実行されてもよい。(i)携帯型電子装置924(例えば、そのような装置の内部処理機能による)によるもの、(ii)携帯型電子装置924の間(例えば、通信及び/又はネットワーキング機能による)、(iii)1つ以上の携帯型電子装置924の間で、任意のそのような装置924の外部の1つ以上の処理機能との組み合わせ、(iv)任意のそのような装置924の外部の処理機能によるもの(例えば、1つ以上のセンサと関連して、装置924以外のスポーツ選手の装置によって、1つ以上のリモート処理センターを介して、又はクラウドサービスにより提供される処理機能)。その1つ以上は、スポーツ選手のBAN、PAN、LAN又はWANを介して関連付けられることがある、又は(iv)任意の時刻とある期間にわたって、これらのいずれかによって、又はこれらの任意の組み合わせの間(例えば、処理量、時間制約、処理制約/優先順位の競合、電力/エネルギー需要/能力、処理能力などに対する調停された考慮又は他の形の応答として)。
図10を参照すると、イメージングによってフィードバック及び/又はテスト結果を生成する例示的な方法1000が示される。「開始」と示されたステップ1002で、方法が開始されてもよい。例えば、方法は、例えばパフォーマンステストを行なうことを決定したスポーツ選手によって開始されてもよい。別の例として、方法は、例えば以下のような場合に繰り返し開始されてもよい。(i)スポーツ選手が、1組のパフォーマンステストを連続的に行うことを決定した場合、(ii)任意のパフォーマンステストに関して、テストの複数の繰り返しが規定された場合、(iii)任意のパフォーマンステストの実施中に取得された画像から、画像処理が反則を検出した場合、又はテストを否定し新たな開始を動機付ける他の状況、及び/又は(iv)新たな開始を動機付ける不適切な状況(例えば、疾走パフォーマンステストが予想されたときの追い風)が検出された場合。例示的な実施形態では、スポーツ選手は、装置924を使用するか使用せずに決定してもよく他の方法で決定してもよい。即ち、したがって、スポーツ選手は、パフォーマンステストを実施することを委ねることによって決定してもよい。
ステップ1004で、パフォーマンステストが識別されてもよい。例示的な実施形態では、スポーツ選手は、装置の支援なしにパフォーマンステストを識別できる。他の例示的な実施形態では、スポーツ選手は、携帯型電子装置924(例えば、ディスプレイを有し、非一時的コンピュータ可読媒体上のコンピュータ実行命令(例えば、モバイルソフトウェアアプリケーションを実行する)を実行することがあり、それにより、識別は、グラフィックユーザインタフェースによるものでもよい。そのようなグラフィックユーザインタフェースは、例えば、対応するテストを表示してスポーツ選手が選択可能なようにする機能、テストを表示する機能(スポーツ、活動、運動要素及び/又は構成要素により)、テストを組で表示する機能(スポーツ、活動、運動要素及び/又は構成要素により)、現在のテストを一連のテスト(例えば、1組のテストにより)で表示してスポーツ選手をガイドする機能、スポーツ選手が以前に実施したか実施しようとしたテストを表示する機能などを含む、識別を支援する様々なユーザインタフェース機能(例えば、メニュー)のいずれを使用してもよい。例示的な実施形態では、このステップ1004で、スポーツ選手は、活動、運動要素及び/又は構成要素を拒絶、選択又は確認できる。
ステップ1006で、活動スペースが設定されてもよい。例示的な実施形態では、スポーツ選手が(単独又は共同で)、テストの領域、境界、器材又は他の規定のテスト要素の任意の1つ以上に関するものを含む活動スペースを物理的に確立、展開、取得、又は他の方法で設定してもよい。例示的な実施形態では、スポーツ選手は、これを、複数の装置924を使用して、装置924を関連支援機構と組み合わせて(又は関連支援機構の使用により)使用して実行でき、この機構は、本質的に電子的なものでもそうでもなくてもよい。電子機構は、コンパス、信号強度、レーザ測距又は他の設備によるものを含む、測距及び方向付け機能を含むか対応してもよい。非電子機構が、所定のサイズ又はマーキングを有することによって、測距及び方向付け機能を有するか対応してもよい。電子機構及び/又は複数の装置924の使用に関して、装置924と電子機構が、それらの間の距離を信号強度計測や他の測距によって決定し、向きを例えばコンパスによって決定するように調整してもよい。非電子機構の使用に関して、装置924は、距離と向きを、イメージングによって、即ち候補距離にある非電子機構の実サイズに対する画像化サイズの比率によって決定してもよく、そのような位置は、例えば装置のコンパスによって測定される。
ステップ1008で、携帯型電子装置1024は、画像を取得するように構成/位置決めされる。本明細書で述べるように、そのような装置は、様々なマウントを介して又は手持ち(例えば、スポーツ選手が選択した人による)によって構成されてもよい。このステップで、そのような装置は、活動スペースの領域/境界と共に位置決めされてもよい。そのような位置決めは、位置決めを調整して画像収集を改善できるので予備でよい(例えば、後のステップ1012を含む本明細書で述べるようなイメージングフォアグラウンド1032における活動スペースを位置決めするため)。
ステップ1010で、1組以上のソフトウェア命令を実行する又は実行される携帯型電子装置1024を使用する例示的な実施形態に関して、そのような命令セットの1つ以上が開始されてもよい。例示的な実施形態では、そのような命令セットは、本明細書で述べたように、参加者フィードバックを支援することを目的とする。例示的な実施形態では、ステップ1010で、起動は、例えば他のモバイルソフトウェアアプリケーション、埋込みアプリケーション及び/又はオペレーティングシステムの1つ以上との組み合わせを含む、画像収集ソフトウェア、画像処理ソフトウェア及び/又はフィードバック処理ソフトウェアの1つ以上の単独又は組み合わせを対象とする。例示的な実施形態では、そのような画像収集ソフトウェア、画像処理ソフトウェア、及び/又はフィードバック処理ソフトウェアは統合されてもよい(例えば、フィードバック処理「アプリケーション」として)。
ステップ1010で、携帯型電子装置1024を使用する例示的な実施形態に関して、そのような起動は、様々に提供されてもよい。装置1024が、汎用アーキテクチャ(例えば、スマートフォンとして)よって実現される例示的な実施形態では、起動は、例えば、スポーツ選手(又は、助手)がタッチスクリーンディスプレイ上のアイコンにタッチすることによって実現されてもよく、そのアイコンは、適用可能なソフトウェアを表わす。装置1024が、アプリケーション固有のアーキテクチャによって実現される例示的な実施形態では、起動は、例えばスポーツ選手(又は、助手)が装置の電源を入れたときに実現されてもよい。いずれの場合も、ステップ1010による起動は、ステップ1004で、スポーツ選手が、本明細書で述べるように装置1024によるテストを識別した場合には省略されてもよい。
ステップ1012で、活動スペースに関する画像収集の視界が設定される。画像収集機能が、携帯型電子装置1024を介して提供される例示的な実施形態では、スポーツ選手が、携帯装置1024を構成/位置決めしてもよく、それにより、視界1034は、本明細書で述べるように、それぞれのパフォーマンステストと関連付けられた活動スペースの幾つか又は全てをカバーすることが目的になる。
しかしながら、視界に関して装置1024をそのように構成/位置決めする際、装置1024は、活動スペース1000から、1つ以上の画像化オブジェクト(例えば、スポーツ選手に対応する、画像化シーケンスのオブジェクト)が、適切に画像処理するのに十分に画像化されない可能性があるため、十分に離れた位置に構成/位置決めされてもよい。また、以下のような問題を含む、その他の位置決め、構成又は他の物理的ステージング問題が起こることもある。(i)照明問題を引き起こす位置決め(例えば、日光や他の高照度、影や他の低照度、又は適切な画像収集を妨げる他の照明)、(ii)1つ以上の画像化オブジェクトが全く取得されないか十分に取得されない可能性があるため、活動スペースに十分近く又は活動スペース内の位置決め(例えば、スポーツ選手の跪きの検出が求められるが、位置決めが近いため、イメージングでスポーツ選手の膝に対応するオブジェクトが除外されることがある)、(iii)カメラの動きが実質的又は極端に大きい構成(例えば、手持ち式撮像装置に関して、装置の動きによって生じる画像の動きは、除去したり他の方法で対処したりするのが実質的又はきわめて難しいことがある)、及び/又は(iv)画像シーケンス内に極端又は過度に解りにくい動きが存在することを示す環境(例えば、スポーツ選手に加えて、他の活動的な人が、視界内、特に活動スペースのフォアグラウンド内に、その視野内の画像処理又は確信を妨げるのに十分な数及び/又は十分な活動レベルで存在する)。
画像収集に関して装置を物理的にステージングすることと関連した位置決め、構成又は他の方法の関連付けから生じる問題に対して、例示的な実施形態は、ステップ1012で、事前テスト画像処理を実施してもよく、この予備テスト画像処理は、任意の画像問題を検出すること、問題を特徴付けすること、問題をスポーツ選手に通知すること、問題に取り組むために潜在的ソリューション又は他の手段に提案すること、幾つか又は全ての問題が解決されるか十分に解決されるまでを含む操作における次のステップを延長又は終了すること、これらのうちの1つ以上を繰り返すこと、及び/又はシャットダウンすることのうちの1つ以上を目的とする。本明細書で述べたように、例示的な実施形態では、装置924は、装置の再位置決めを提案してもよい。
例示的な実施形態では、ステップ1012又は他の事前テストステップで、周囲条件が、本明細書で述べたように、検出され、解析され(例えば、テスト要素に対して)、処理されてもよい。そのような周囲条件は、装置924によって検出されてもよく、装置924は、例えば、(i)スポーツ選手の服、履物又はアクセサリに組み込まれるか、スポーツ選手の既製のBAN、PAN又はLAN内の他の装置内に提供されたようなセンサ(そのようなセンサが、装置924の内部にあるか外部にあるかにかかわらず)と、(ii)データソース(データソースは、LAN又はWANを利用して装置924にアクセス可能でよい)(例えば、装置924が、スマートフォンを含む場合、気象サービスエンティティが、セルラ又はWi−Fi接続を介して現在の地域状況を提供してもよく、他のソフトウェアが、そのようなデータを得ることを可能にする特徴/機能を含んでもよい)とによるものを含む。例示的な実施形態では、例えば、テストを除外又は無効にするか活動スペースの構成の変化(例えば、走者が走行レーンに垂直の向きの風を受けて走るようにテスト要素を再位置決めする)を通知することよって、周囲条件が解析され処理されてもよい。
判定1014で、例示的な実施形態は、「取得準備完了」イベントテストを実施してもよい。そのようなステップ1014で、取得準備完了イベントが検出された場合に、画像収集が進行する。そのような準備完了イベントが検出されない場合、画像収集は進行しない。後者の場合、例示的な実施形態は、準備完了イベントが検出されるまでテストを繰り返してもよい。他の例示的な実施形態は、1以上の設定されたしきい値(例えば、繰り返し数、タイマ終了(例えば、起動や他の基準から始まる)を満たすかそれを越えるまで、テストを繰り返してもよい。そのような他の例示的な実施形態は、(i)以上のステップのいずれか又は以上のステップの構成要素(例えば、パフォーマンステストの識別、以前に識別されたパフォーマンステストの確認、事前テスト画像処理、又は周囲条件検出)の繰り返し、(ii)操作の終了、又は(iii)第1のしきい値(判定1016のT1)に従う繰り返し、第2のそのようなしきい値(判定1018におけるT2)に従う操作の再開又は終了を提供することがある。再開は、例えば、装置の出力/通知機能(例えば、LEDランプなどの可視警告信号、ディスプレイ上で目立たされる警告画面、スピーカによって鳴らされる可聴警告信号、又はこれらの組み合わせ)によるスポーツ選手への通知を含んでもよい。あるいは、プロセスは、判定1018でしきい値がT2より大きい場合に終了してもよい。
例示的な実施形態では、「取得準備完了」イベントが、様々に実施されてもよい。例えば、準備完了イベントは、例えば、次のように実現されてもよい。(i)ステップ1004〜1012のいずれか又はその構成要素の適切な終了、(ii)画像処理を可能にする適切な再位置決め、(iii)スポーツ選手によって保持されることがある装置924(例えば、図1の装置112)によるものを含む、装置1024の規定の入力/制御機能(例えば、規定の物理又は論理ボタンを押す、又は音声入力制御に関する規定の音声コマンドを発音する)の実行、及び/又は、(iv)規定の活動の実行(スポーツ選手又はスポーツ選手の助手による)。そのような活動は、画像収集又はデータ収集機能による検出に従う(例えば、画像収集機能によって受け取るために規定の身体ジェスチャを提示するか、衣服、履物及び/又はアクセサリに埋め込まれたセンサによって規定のジェスチャを送出する)。
ステップ1022で、画像が取得されてもよい。本明細書で述べるように、そのような画像は、様々に取得されてもよい。例示的な実施形態では、一般に、画像収集は、本明細書で述べる目的のための画像処理を可能にし、強化し、最適化し又は他の方法で提供するように構成されることがあるパラメータに従う。本明細書で述べたような例示的な実施形態では、画像は、1つ又は複数の装置924によって取得されてもよい。複数の装置924の例として、2つの装置が使用され、(i)そのような装置は、操作のために共に較正され(例えば、既知の較正手法により)、それにより、(ii)一方の装置924が、テスト開始と関連した画像を取得することがあり、(iii)他の装置924が、テスト完了と関連した画像を取得することがある。2つの装置924を使用する別の例として、両方の装置924が、テスト開始及び/又はテスト完了を取得してもよく、それにより、それぞれからの画像が、全体的又は部分的に結合されるか、又は強化された画像処理を他の方法で実現でき、それにより、開始画像及び/又は完了画像(及び/又は、シャッタ通過オフセット、強化されたタイミング精度)の評価が強化され、テスト結果及び/又はフィードバックが強化される。
判定1024で、例示的な実施形態は、「画像保持」イベントテストを実施してもよい。判定1024で、画像保持イベントが検出された場合、画像収集動作が続き、操作は、例えば判定1026に進む。そのようなイベントが検出されなかった場合、画像収集操作は続くが、例示的な実施形態は、画像廃棄プロセス1028を実行することがある。
例示的な実施形態では、画像保持イベントが、パフォーマンステストのテスト開始が近いことを予期して画像の収集を可能にするように実施されてもよく、同時に、また、例えばテスト開始が遅延を受ける場合に、妥当な数の画像の保持を提供する(例えば、関連画像の画像記憶スペースを確保するため)。例えば、画像収集が進行中であるが、スポーツ選手がまだ活動スペースに入ってない場合は、画像保持に利点がないことがある。別の例として、画像収集が進行しておりかつスポーツ選手が活動スペースに入ったが、パフォーマンステスト実行の開始に向けて進行していない場合は、画像保持に利点がないことがある。別の例として、画像収集が進行しておりかつスポーツ選手が活動スペースに入っているだけでなく、パフォーマンステスト実行の開始に向けて進行している場合は、画像保持に利点があることがある。
画像保持イベントは、様々に実施されることがある。例示的な実施形態では、画像保持イベントは、例えば、以下のことと関連して実施されてもよい。(i)スポーツ選手が、スポーツ選手によって保持された装置924(例えば、図1の携帯型装置112)を含む装置924の規定の入力/制御機能(例えば、規定の物理又は論理ボタンを押すか、音声入力制御に関する規定の音声コマンドを発声する)を実施する(又は、助手によって実施される)こと、(ii)スポーツ選手が、規定の活動を実行する(又は、助手により実行された)こと、そのような活動は、画像収集又はデータ収集機能による検出に従う(例えば、画像収集機能によって受け取るための規定の身体ジェスチャを提示するか、衣服、履物及び/又はアクセサリに埋め込まれたセンサによって規定のジェスチャを送出する)、及び/又は(iii)スポーツ選手が、活動スペース内で、パフォーマンステストを実施する準備をし、実施準備は、画像収集機能による検出にしたがってもよいこと。
画像保持イベントとして準備を行うために、例示的な実施形態は、画像処理によって任意/特定のイベントを検出するように実施されてもよい。そのような検出のための画像処理を構成する際、スポーツ選手が、活動スペース内で準備しており、したがって、収集された画像が、スポーツ選手に対応するオブジェクトを含むと予想されることがあり、また少なくともそのようなオブジェクトが、画像(例えば、シーケンス内の画像と画像)の間の動きを示すことがあることを理解されたい。そのような理解によって、画像保持イベントは、例えば、選択された画像保持しきい値を満たす(例えば、適合するか越える)動きが検出された場合に生じると考えられる。この例示的な手法では、そのような検出は、シーケンスにおける選択された数の連続画像にわたる動きを評価してもよく、シーケンスにおける選択された数の非連続画像に関して適用されてもよく、又はその逆でもよい。
規定の活動に関して、そのような活動が1つ以上の構成要素を含む例示的な実施形態が実施されてもよい。例えば、そのような活動は、「初期位置」(前述したような)でもよく、先行するか後続するスポーツ選手活動と組み合わされたそのような「初期位置」でもよい。説明のため、本明細書で述べたようなアローヘッドアジリティエクササイズが、様々な運動要素を含むことがあり、また各運動要素が、様々な構成要素を含むことがあり、その結果、規定の活動の役割をするかその活動を構築する他の構成要素の中でも特に、そのような活動は、(i)初期ポジションとしての規定のスタンスと、(ii)そのようなスタンスにおけるテスト開始前の規定の周期の静止状態又は実質的静止状態のいずれか/両方になる。別の説明として、本明細書で述べたようなニーリングパワーボールチェストランチエクササイズが、様々な運動要素を含むことがあり、また各運動要素が、様々な構成要素を含むことがあり、その結果、規定の活動の役割をするかその活動を構築する他の構成要素の中でも特に、そのような活動は、(i)初期ポジションとしての規定の跪きスタンスと、(ii)そのようなスタンスにおけるテスト開始前の規定の周期の静止状態又は実質的静止状態のいずれか/両方になる。
選択された構成要素がイベントを知らせる働きをする画像イベント保持テストの場合、例示的な実施形態は、そのような構成要素を検出し、そのような検出に基づいて、操作を進行させるように実施される。そのような検出のための画像処理を構成する際、スポーツ選手が、活動スペース内で準備しており、したがって、収集された画像が、スポーツ選手及び/又は器材に対応するオブジェクトを含むと予想されることがあり、また少なくともそのようなオブジェクトが、画像(例えば、シーケンス内の画像と画像)の間の動きを示すことがあることを理解されたい。そのような理解と画像処理を使用することにより、画像保持イベントは、例えば、シーケンスの動きが、選択されたしきい値に近づくか越えるように検出された場合に生じると思われる(例えば、そのような動き値が、「初期位置」と関連付けられた規定の静止状態から続くか又はその規定の静止状態と関連付けられたときに低いしきい値を下回る)。上記のものに加えて、画像保持イベントは、例えば、シーケンスにおける動きが、選択されたしきい値に近づくかそれを越えるだけでなく、何らかの範囲(例えば、「初期位置」におけるスポーツ選手静止状態の規定の期間に関連する時間期間)内又はその付近で維持される場合に生じると考えられることがある。この例示的な手法において、そのような検出は、例えば、シーケンスにおける選択された数の連続画像にわたる動きを評価することを含む様々な方法で実施されてもよく、シーケンスにおける選択された数の非連続画像に関して適用されてもよく、その逆でもよい。
例示的な実施形態は、画像保持イベントを前述の手法の組み合わせによって検出するように実施されてもよい。例えば、そのような実施形態では、シーケンスの動きが、選択されたしきい値に近づくかそれを越えるときに画像処理を使用して画像保持イベントを検出してよく、その検出は、例えば、そのような動き値が、相対的に高いか又は低い動き値の前及び/又は後にあるという確認によるものを含む。
以上の例示的な手法において、そのような検出は、スポーツ選手及び/又は特定の器材に対応するオブジェクトに関する動きの検出に限定されてもよく限定されなくてもよい(例えば、適切な動きは、全体としてフレーム間のものでよい)。したがって、画像保持イベント検出は、相対的に高レベルの画像処理(例えば、フレーム差分による)により実施されてもよい。
画像保持イベントが検出されない状況では、例示的な実施形態は、画像廃棄プロセスを含んでもよく、このプロセスは、様々に実施されてもよい。例えば、画像廃棄プロセスは、以下のように画像を廃棄することがある(例えば、画像メモリから)。(i)構成ステップの時点で収集された全ての画像を廃棄する(例えば、その判定1026又はその前のステップ(例えば、ステップ1014での準備完了イベントなど)、(ii)設定された量の画像を破棄する(例えば、画像の数によって、又は画像の総数の割合に関して。そのような数又は割合は、様々な理解、評価又は他の因子によって決定され、その因子は、例えば、パフォーマンステスト実施前の活動と関連付けられることがある収集頻度と典型的時間期間を含み、又は(iii)計算された数の画像を破棄する(例えば、画像メモリ容量、画像収集時間、画像収集頻度、画像分解能、撮像装置の数、推定イメージング持続時間、安全率などに基づいて)。例示的な実施形態では、画像廃棄プロセスは、画像保持イベントに関連する可能性のある画像より前の画像を廃棄する。例示的な実施形態では、画像廃棄プロセスは、画像保持イベントの検出に関連する可能性のある画像を保護する(例えば、完全には廃棄しないことによって、又はバッファ内に、例えば構成された時間だけ保持することによって)。
画像保持イベントから、操作は、判定1026のイベントテスト「確認」に流れる。確認イベントが検出された場合、画像収集が継続し、操作は、例えば判定1034に流れる。そのような確認イベントが検出されなかった場合、画像収集が継続し、操作は、判定1030,1032の待機プロセスに流れる。
例示的な実施形態では、待機プロセスが、様々に実施されてもよい。例示的な待機プロセスは、図10で、判定1030及び1032によって示される。判定1030で、確認イベントが検出されなかった場合は、第1の時間条件がテストされることがあり、この時間条件は、タイマを第1の時間期間しきい値(TP1)と比較することによって実施されうる。判定1032で、確認イベントが検出されなかった場合は、第2の時間条件がテストされることがあり、この時間条件は、タイマを第2の時間期間しきい値(TP2)と比較することによって実施されうる。第1と第2の時間条件は、同じタイマ及び/又は同じ時間期間しきい値のいずれか又は両方を共有してもしなくてもよい。第1及び/又は第2のタイマは、例えば、以下のようなときに開始(又は再開)されることがある。(i)画像保持イベントの検出時、(ii)パフォーマンステストの画像収集の開始時、又は(ii)何らかの他のイベント時又は何らかの他の構成による(例えば、トリガ、キューなど)。第1のタイマが、前述のイベントのうちの1つと同時に開始されてもよく、第2のタイマが、同じ又は別のイベントで開始されてもよい。時間期間しきい値TP1及びTP2が、利用可能な画像メモリ、画像収集頻度、画像分解能、パフォーマンステストを行なうための予想持続時間及び/又は他のパラメータ/条件のうちの1つ以上への応答を含む様々に構成されてもよい。例示的な実施形態では、TP2は、TP1より大きい。
図10に示された例示的な待機プロセスでは、判定1030で、第1のタイマが、第1の時間期間しきい値TP1を満たさない(例えば、適合するか越える)場合、操作は、判定1026の確認イベントに戻る。判定1030で、第1のタイマがTP1を満たす場合、操作は判定1032に流れる。判定1032で、第2のタイマが、第2の時間期間しきい値TP2を満たさない(例えば、適合するか越える)場合、操作は、ステップ1028の画像廃棄プロセスに流れ、画像破棄プロセスからステップ1022の画像収集プロセスに流れ、次に判定1024の画像保持イベントテストに流れる。したがって、第2のタイマがTP2を満たすことなく第1のタイマがTP1を満たす場合は、画像が廃棄されることがある。更に、以前に検出された既存の画像保持イベントが無効になり(即ち、その画像保持イベントが検出されなかったかのように)、その結果、画像保持イベントテストが更新される。判定1032で、第2のタイマが、第2の時間期間しきい値TP2を満たす場合、操作は終了する。
例示的な実施形態では、スポーツ選手のパフォーマンステストの差し迫った開始を見越して画像の継続的収集を可能にするために確認イベントが実施されてもよく、同時にまた、例えばそのような開始が遅延を受ける場合に、適切な数の画像の保持を提供する(例えば、関連画像の画像記憶スペースを確保するため)。例示的な実施形態では、確認イベントが、画像保持イベントに続き、この画像保持イベントは、例えばパフォーマンステストの前のスポーツ選手活動を検出するための画像処理によって、前述のように検出されてもよい。しかしながら、基になる画像保持イベントの検出後、スポーツ選手は、パフォーマンステストを適時に開始してもよく全く開始しなくてもよい。したがって、例示的な実施形態では、確認イベントは、スポーツ選手に関するものを含む動作に関する訓練レベルを高めるためなどに実施されてもよい。
確認イベントは、様々に実施されうる。例示的な実施形態では、確認イベントは、例えば、以下のように、又は関連付けられるように実施されてもよい。(i)スポーツ選手が、スポーツ選手によって保持されることがある装置924(例えば、図1の携帯装置112)を含む、装置924の規定の入力/制御機能(例えば、規定の物理又は論理ボタンを押すか、音声入力制御に関する規定の音声コマンドを発声する)を実施する(又は、助手によって実施される)、(ii)スポーツ選手が、規定の活動を実行し(又は、助手により実行された)そのような活動が、画像収集又はデータ収集機能による検出に従う(例えば、画像収集機能によって受け取るための規定の身体ジェスチャを提示するか、衣服、履物及び/又はアクセサリに埋め込まれたセンサによって規定のジェスチャを送出する)、(iii)スポーツ選手が、活動スペース内でパフォーマンステストを行なう準備をする、(iv)スポーツ選手が、パフォーマンステストの実施を開始する(例えば、本明細書で述べる「テスト開始」)か、パフォーマンステストを他の方法で実施する、及び/又は(v)これらのうちの1つ以上の組み合わせ。
画像保持イベントを検出する画像処理に関するここでの説明は、確認イベントを検出するための画像処理について述べる。確認イベントを検出する画像処理において、スポーツ選手が、活動スペース内にいて少なくとも時々動いていることだけでなく、スポーツ選手が、パフォーマンステストを開始しそうか既に開始したこと(例えば、テスト開始)が分かる。したがって、収集された画像が、スポーツ選手に対応するオブジェクトを含むと予想されることがあり、そのオブジェクトは、イメージングシーケンスにおける画像間の動きを示す。そのような理解によって、例えば、選択された確認イベントしきい値を満たす(例えば、適合するか越える)イメージングシーケンスにおける動きが検出された場合に、確認イベントが生じたと考えられる。例示的な実施形態では、そのような確認イベントしきい値は、画像保持イベントしきい値より大きいことがあり、その大きい値は、初期位置/静止状態ではなくテスト開始を含むことがある検出と適合する(例えば、より大きいスポーツ選手運動は、その運動のイメージングにおいてより大きいオブジェクト運動に対応する傾向がある)。
確認イベントとして規定の活動を行なうスポーツ選手に関しては、規定の動作が1つ以上の構成要素を使用するかその構成要素を使用して表現される例示的な実施形態が実施されてもよい。例示的な実施形態では、そのような活動には、例えば、「テスト開始」、スポーツ選手運動を示す他の構成要素、「初期位置」(前述のような)、又はこれらのうちの1つ以上の組み合わせが含まれる。したがって、そのような活動を表現する際にそのような構成要素を使用することによって、例示的な実施形態は、例えば、画像保持イベントの検出に関する記述によって示された画像処理を含む画像処理によって、確認イベントを検出するように実施されてもよい。
画像処理のテスト開始の検出によって確認イベントが識別された場合、そのような検出は、実際には、スポーツ選手のパフォーマンステストの開始に対応するイメージングシーケンスにおける特定の画像を識別することがある(そのような特定の画像は、本明細書では「開始画像」と呼ばれることがある)。同様に、そのような確認イベント検出は、画像処理以外の手段によって行われてもよく(例えば、データ収集、装置924及び/又はセンサ間の通信及び/又は処理機能により)、検出は、特定の画像をタグ付けしてもよく、そのような特定の画像は、そのような検出に対応する時間に収集される。更に、そのような確認イベント検出は、そのような手段と画像処理検出との組み合わせにより行われてもよい。そのような特定の画像は、幾つかの状況では、開始画像をひとまとめにする2つの画像のうちの1つでよく(例えば、画像データから、スポーツ選手のパフォーマンステストの開始が、イメージングシーケンスの連続した2つの画像の間で行われたことが分かる場合)、その結果、開始画像は、2つの画像の補間によって解決されてもよい。例示的な実施形態では、そのような特定の画像は、開始画像で終わる更なる画像処理のプレースホールダとして扱われてもよく、例えば、この更なる画像処理は、開始画像を決定するためにより強力な処理方法を採用する。
幾つかの例示的な実施形態では、判定1024のような画像保持イベントテストは、判定1026のような確認イベントテストを優先して省略されてもよく、確認イベントテストと他の方法で組み合わされてもよい。
確認イベントテストから、操作は、判定1034の終了イベントテストに流れることがある。終了イベントが検出された場合、操作は、ステップ1036の収集画像終了プロセスに流れることがある。例示的な実施形態では、終了イベントが検出されなかった場合、画像収集が継続し、終了イベントが検出されるまで継続する。他の例示的な実施形態では、終了イベントが検出されなかった場合、操作は、待機プロセス(図示せず)に流れるように実施されてもよい。判定1030及び1032に示された確認イベント待機プロセスと同じか類似した任意の終了イベント待機プロセスが構成されてもよい。例えば、終了イベント待機プロセスは、最大時間期間しきい値に基づいて実施されてもよい(例えば、テストを完了するべき時間期間。そのような時間期間は、パフォーマンステストの演繹的知識から及び/又はそのようなテストを(適切に)実施したスポーツ選手から収集された履歴データの母集団から構成される)。そのような例では、終了イベント待機プロセスは、最大時間期間しきい値と比較されるタイマを含み、タイマがしきい値を満たすときに終了イベントが検出されなかった場合、操作は、ステップ1036の収集画像終了プロセスに流れる。
例示的な実施形態では、不要又は無関係な画像が収集されないように画像収集の停止を可能にするために終了イベントが実施されてもよい。例示的な実施形態では、画像収集は、スポーツ選手のテストの完了に続いて終了されてもよい。
終了イベントは、様々に実施されうる。例示的な実施形態では、終了イベントは、例えば、以下のように、又は関連付けられるように実施されてもよい。(i)スポーツ選手が、スポーツ選手によって保持されることがある装置1024(例えば、図1の携帯型装置112)を含む、装置1024の規定の入力/制御機能(例えば、規定の物理又は論理ボタンを押すか、音声入力制御に関する規定の音声コマンドを発声する)を実施する(又は、助手によって実施される)、(ii)スポーツ選手が、規定の活動を実行する(又は、助手により実行された)。そのような活動は、画像収集又はデータ収集機能による検出に従う(例えば、画像収集機能によって受け取るための規定の身体ジェスチャを提示するか、衣服、履物及び/又はアクセサリに埋め込まれたセンサによって規定のジェスチャを送出する)、(iii)スポーツ選手若しくは器材、又はこの両方が、器材、スポーツ選手の衣服、履物及び/又はアクセサリ、又はスポーツ選手に所持された装置1024内(これらの組み合わせ、及び/又は他の装置1024及び/又はスポーツ選手の既製BAN、PAN又はLAN内の他のセンサ、トランシーバ又は他の電子装置との組み合わせを含む)に埋め込まれたセンサから収集されたデータによって決定されるような、(例えば、1つ以上のテスト要素に関する)活動スペース内又は活動スペースに関する規定の位置に達するか越え、そのような位置は、GPS、AGPS、信号、信号強度測定又は他の方法を含む様々な手段のいずれかによって決定され、(iv)スポーツ選手が、例えば、スポーツ選手の構成要素の完了、スポーツ選手のテスト要素(例えば、ゴールを横切る)又は本明細書で述べるような規定の状態変化(例えば、スポーツ選手が投げたボールが、飛行から着地まで遷移する)を達成する(スポーツ選手によって処理された)テスト要素との相互作用によって、パフォーマンステストの実施を完了するか、又は他の方法で完了し(例えば、そのような完了は、本明細書では前述のように用語「テスト完了」と呼ばれることがある)、(v)スポーツ選手が、活動スペースを物理的に逸脱するか、活動スペース内に留まるが、パフォーマンステストに関連する身体活動がなく、及び/又は(vi)これらのうちの1つ以上の組み合わせ。
画像保持イベント及び/又は確認イベントを検出するため画像処理に関する本明細書の説明は、終了イベントを検出するための画像処理を示す。終了イベントを検出する画像処理において、(i)スポーツ選手が、活動スペース内にいて少なくとも時々物理的に移動したことだけでなく、(ii)スポーツ選手が、パフォーマンステストの実施を完了するか、テストが、他の方法で完了され(例えば、テスト完了)、また活動スペース内のスポーツ選手の身体運動が、減少又は終了すること(例えば、少なくともテストに関して)が分かる。同様に、使用される器材(そのサイズ、形状、予想位置を含む)、スポーツ選手と器材の間の関連した相互作用(及び、テスト内の相対タイミング)、及び器材に関して予想される状態変化(例えば、器材の動きと、そのような動きの変化又は終了を含む)を含むパフォーマンステストの性質は既知である。したがって、収集された画像は、スポーツ選手及び/又は器材に対応するオブジェクトを含むように予想されてもよく、そのオブジェクトの少なくとも幾つかが、画像間(例えば、シーケンスにおける画像と画像の間)の動きを示す。そのような理解によって、例えば、パフォーマンステストの完了と一致するスポーツ選手活動及び/又は器材活動に対応するオブジェクト及びオブジェクト運動が検出された場合に、終了イベントが生じたと考えられる。例えば、画像処理は、例えば、以下のものを検出してもよい。(i)テスト完了(例えば、スポーツ選手が、スタート・ストップライン1008を横切り、そのようなレンズが、そのようなライン上に位置決めされるか、そのラインから離れて位置決めされるか、及び/又はそのラインと斜めに位置決めされるかにかかわらず、例えば、任意の身体部分が、ライン1008を物理的に定めるコーンと関連付けられた垂直面と交差する)、(ii)活動スペースからの逸脱、又は活動スペース内への移動及び/又は活動スペースの周辺でのぶらつきを対象とし、これらの欠如及び実質的欠如を含むスポーツ選手活動(例えば、そのいずれも、単独又は一緒に、スポーツ選手が、運動及び/又はテストの実施を終了又は実質的に終了したことを示してもよい)、(iii)及び/又は、器材の(最終)状態変化(例えば、既知の器材に関するテストに予想されるような)。
画像処理のテスト完了の検出によって終了イベントが識別された場合、そのような検出は、実際には、パフォーマンステストの終了点に対応するイメージングシーケンスの特定画像を識別することがある(そのような特定画像は、本明細書では「完了画像」と呼ばれることがある)。同様に、そのような終了イベント検出は、画像処理以外の手段によって行われてもよく(例えば、データ収集、装置924及び/又はセンサ間の通信及び/又は処理機能により)、検出は、特定の画像をタグ付けしてもよく、そのような特定の画像は、そのような検出に対応する時間に収集される。更に、そのような終了イベント検出は、そのような手段と画像処理検出との組み合わせによって行われてもよい。そのような特定の画像は、幾つかの状況では、完了画像をひとまとめにする2つの画像のうちの1つでよく(例えば、画像データから、スポーツ選手のパフォーマンステストの完了が、イメージングシーケンスの2つの連続した画像の間で行われたことが分かる場合)、その結果、完了画像は、2つの画像の補間によって解決されてもよい。例示的な実施形態では、そのような特定画像は、以前に開始画像について述べたように、完了画像で終了するための更なる画像処理のプレースホールダとして扱われてもよく、例えば、更なる画像処理は、より強力な処理方法を使用して完了画像を決定する。
判定1034における終了イベントの検出(又は、終了イベント待機プロセス)に応じて、操作は、ステップ1036収集画像終了プロセスに流れる。収集画像終了プロセスにおいて、画像収集は終了する。そのような終了は、様々に実施されてもよい。例示的な実施形態では、そのような終了は、終了イベントの検出時に達成されてもよい。他の例示的な実施形態では、そのような終了は、設定された時間期間が経過した後で、終了イベントの検出から達成されてもよい(例えば、画像処理に関連するか又は関連することがある追加の画像を記録するため)。そのような設定された時間期間は、様々な理解、評価、又は例えばパフォーマンステストと関連付けられた時間期間、画像メモリ容量、画像収集頻度、画像分解能、撮像装置の数、安全率などを含む他の因子に応じることがある。
ステップ1036の画像収集の終了から、操作は、判定1040に流れ、収集画像を画像処理に送るかどうかが決定される。ステップ1036で、画像処理に送らないと決定された場合、操作は、ステップ1044に流れ、そのステップで、操作は、(i)更なるパフォーマンステストを続ける(例えば、テストの規定の繰り返し数になるように現在のパフォーマンステストを繰り返すか、現在のパフォーマンステストが存在する1組のテスト内の次のパフォーマンステストに進むか、新しい組のテスト又は個別のテストを選択する)ために再開されるか、(ii)終了されてもよい。ステップ1036で、画像処理に送ると決定された場合、操作は、ステップ1040の画像処理に流れ、また画像処理からステップ1042のテスト結果/フィードバックプロセスに流れる。
ステップ1040で、画像処理は行なわれてもよい。例示的な実施形態では、画像処理は、様々な構成要素を含む運動要素と関連付けられた画像データに関して実施されてもよい。例示的な実施形態では、本明細書で述べたように、画像処理は、テスト開始、テストマイルストーン、及び/又はテスト完了の1つ以上と関連付けられた画像を検出するために実施されてもよい。本明細書で述べたように、画像処理は、テスト開始に対応する開始画像、テスト完了に対応する完了画像、及び/又はそれぞれのテストマイルストーンに対応するマイルストーン画像を生成してもよい。本明細書で述べたように、画像処理は、テスト開始、テスト完了及び/又はテストマイルストーンのいずれか1つ以上に対応する複数の画像を生成してもよい。即ち、画像処理は、幾つかの状況では、物理イベントをひとまとめにする2つの画像を生成することがあり、例えば、画像データから、イメージングシーケンスにおける2つの連続した画像の間に物理イベントが生じたことが分かった場合、画像処理は、補間画像(即ち、2つの画像を解決する画像)を生成してもよい。
例示的な実施形態では、画像処理は、繰り返し実行されてもよい。例えば、画像処理は、全てのオブジェクトとスポーツ選手に対応するオブジェクトとの間で、以下のように複数の段階で行なわれるように実施されてもよい。(i)第1段階で、画像処理は、イメージングでキャプチャされた全て又は実質的に全ての物理運動に対応する動き(例えば、画像シーケンスにおけるフレーム間の画像データにある全体的な動き)に関して解析し、(ii)第2段階で、画像処理は、スポーツ選手の身体の全体的運動に対応する動きに関して解析してもよい。別の例として、画像処理は、スポーツ選手に対応するオブジェクトの間で、以下のような複数の段階で行なわれるように実施されてもよい。((i)第1段階で、画像処理によって、スポーツ選手の身体の全体運動に対応する動きが解析され、(ii)第2段階で、画像処理によって、スポーツ選手の頭、胴、腕、脚などの運動又は相対運動に対応する動きが解析されてもよい。これらの以上の例のいずれにおいても、スポーツ選手の身体、身体部分及び身体運動に対応するオブジェクトと動きは、そのようなオブジェクトと動きが、テスト要素(例えば、クラブ、ボール又はスタート・ストップライン)に対応するオブジェクトに対するものを含む、集合的動きや相対的動きなどの組み合わせで解析されるように実施されてもよい。別の例として、画像処理は、スポーツ選手に対応するオブジェクト並びに1つ以上のテスト要素(例えば、ゴルフクラブとゴルフボール)に対応するオブジェクトの間で、以下のように段階的に行なわれるように実施されてもよい。(i)第1段階で、画像処理により、スポーツ選手の身体の全体運動と器材に対応する動きが解析されてもよく、(ii)第2段階で、画像処理により、スポーツ選手の頭、胴、腕、脚などの運動又は相対運動、並びに1つの器材(例えば、ゴルフクラブ)の相対運動に対応する動きが、そのようなスポーツ選手の身体部分に1つ以上に関して解析されてもよく、かつ(iii)第3段階で、画像処理により、別の器材に関する運動/状態変化(例えば、ゴルフボールの飛行と着地に関する)に対応する動きが、更に他のテスト要素(例えば、ヤード数及び/又は方向インジケータ)などに関して解析されてもよい。これらの手法のいずれに関しても、画像処理は、装置の画像収集機能、詳細には装置の撮像チップの物理運動と関連した異常な動きに対処するように実施されてもよい。
例示的な実施形態では、ステップ1040の画像処理は、画像収集中に開始されるように実施されてもよい。そのような実施形態では、そのような画像処理は、他のプロセスと同時に実行してもよく、他のプロセスと協力して実行してもよい。そのような実施形態では、例えば、画像処理は、判定1026の確認イベントテストなどでその開始画像を検出するために、また判定1034の終了イベントテストなどでその完了画像を検出するために、早い段階で使用されてもよい。本明細書で述べたように、判定1026のそのような確認イベントテストと、判定1034のそのような終了イベントテストは、更なる画像処理のために、開始画像及び/又は終了画像に関するプレースホールダ画像を識別してもよい。そのような場合、そのような更なる画像処理は、ステップ1036で画像収集が終了してもしなくても、そのようなテストと同時に開始されてもよく続いて開始されてもよい。更に、そのような更なる画像処理は、より強力な処理方法を使用してもよい。
ステップ1040の画像処理は、スポーツ選手からの入力を許可するように実施されてもよい。例えば、画像処理は、モバイルアプリケーションとの関連を含む携帯型電子装置924によって実施されてもよい。そのようなモバイルアプリケーションを実行するそのような装置は、スポーツ選手(又は、助手)が、装置の入力/制御機能に関与する(例えば、規定の物理又は論理ボタンを押すか、音声入力制御に関する規定の音声コマンドを発声する)ユーザインタフェースエクスペリエンスを提供して、そのような入力を提供してもよい。例えば、そのようなユーザインタフェースエクスペリエンスによって、スポーツ選手は、以下のことに関してスポーツ選手の運動要素の実施と関連した画像シーケンスの全て又は一部分を検討するように関与してもよい。(i)イメージングの無関係部分(例えば、前置き及び/又は完了後活動)を識別すること、(ii)1つ以上の候補画像を、テスト開始、テスト完了及び/又はテストマイルストーンの1つ以上と関連付けること(例えば、スポーツ選手が、スポーツ選手のパフォーマンステスト又はその任意のテストマイルストーンの開始又は完了に対応する画像を表示すると考えるフレームをスポーツ選手が選択する)、及び/又は(iii)画像内のオブジェクトを識別すること(例えば、タッチセンシティブディスプレイによって、スポーツ選手は、器材及び/又はスポーツ選手の身体又は選択された身体部分を選択又は限定しもよく、その識別の任意の1つ以上が、そのようなオブジェクトに基づく画像処理を強化することがある)。スポーツ選手がそのように関与するため、ユーザインタフェースエクスペリエンスは、スポーツ選手から入力を適切/適時に導くために、クエリ、リクエスト、命令、ガイダンス又は他のフィードフォワードを表示してもよい。
例示的な実施形態では、ステップ1040の画像処理は、ステップ1042でテスト結果/フィードバックプロセスに提供される出力を生成してもよい。そのような出力は、開始、完了及びマイルストーン画像の任意の1つ以上を含むことがある(例えば、スポーツ選手や他の人に表示するため)。また、そのような出力は、ステップ1042でテスト結果/フィードバックプロセスにより提供される測定に適した形式と内容で測定を可能にするデータを含むことがある。例えば、そのような出力データは、フレーム番号、フレーム時間又は他のフレームアドレシングを含んでもよく、これらはいずれも、絶対的でもよく基準に対して相対的でもよい。また、そのような出力データは、画像収集頻度や任意の時間オフセット(例えば、複数の撮像装置間のシャッタオフセット)などと共に提供されてもよい。そのような出力データは、形式と内容によって、例えば時間差の測定を可能にし、この時間差は、テスト結果でもよく、テスト結果の計算を可能にしてもよい。例えば、アローヘッドアジリティエクササイズの場合、画像処理出力は、開始画像、完了画像及び画像収集頻度(フレーム/秒)を含んでもよく、開始画像はフレーム#F1として示され、完了画像はフレーム#F2により示され、画像収集頻度はFPSとして示され、その結果、テストの経過時間の測定は、(#F2−#F1)/FPSになる。そのような場合、#FP1=0、#FP2=3000、及びFPS=50fpsの場合、測定は、(3000−0)/50=60秒である。別の例として、パワーボールチェストランチエクササイズの場合、類似の出力が提供されてもよく、測定が、ボールの飛行をキャプチャしている経過時間を生成し、この経過時間が、ボールの既知の重量とスポーツ選手の既知のプロファイル(身長など)と共に、ボールの飛行距離を測定するための所定の弾道式に適用されてもよい。
特定の更に他の説明的実施形態では、本開示の態様は、スポーツ選手の身体運動に関するアスレチックデータを取得し、記憶しかつ/又は処理することを含んでもよい。運動は、1つ以上の活動の一部分でよい。活動は、そのような用語が本明細書で使用されるとき、例としてゴルフを含むことがある。運動要素は、そのような用語が本明細書で使用されるとき、例えば、ゴルフドライバのスイング(以下では、「スイング」と呼ばれることがある)を含むことがある。ゴルフドライバスイングの構成要素は既知であり、その幾つかは本明細書で述べられる。他の例示的な活動において、運動要素は、スイング、あるいは関連器材でよい。運動要素は、1つ以上の構成要素を含むことがある運動である。運動要素と各構成要素は、例えば様々な速度、加速度、回転、持続時間などを含む物理特性を有する。例示的な実施形態では、運動要素(以上で開示された特徴と等価なことがある)、例えばスイングは、1つ以上の画像収集装置(以下では、そのような各装置は「カメラ」と呼ばれることがある)によって、画像データ(例えば、画像シーケンス又はビデオ)でキャプチャされてもよい。カメラは、HTC OneX+などのスマートフォンで提供されてもよい。スイングをキャプチャする際、画像データは、ユーザの身体と身体部分の運動並びにゴルフクラブなどの器材をキャプチャする。身体、身体部分及び器材は、画像データにおいてオブジェクトとしてキャプチャされてもよい。スイングの運動(及び/又は画像データにおける任意のオブジェクト)は、画像データにおいて動きとしてキャプチャされる。スイングの構成要素は、画像データにおいてスイング特徴として取得される。例えば、所定の時間に、複数の構成要素が生じることがあり(例えば、身体部分運動とクラブ運動)、その結果、複数のスイング特徴が生じることがある。
活動、運動、又はスイングなどのその運動要素、その構成要素、及びその速度、加速度、回転のイメージングは、1つ以上の選択された軸(例えば、画像内に座標系及び/又は回転軸が提供される)及び/又は基準点に対して参照されてもよい。イメージングは、また、絶対的(クロノグラフ)又は画像キャプチャ装置のシャッタに対して相対的(例えば、fps)を含む様々に時間設定されてもよい。
一例としてゴルフスイングを使用すると、全ての構成要素や特徴などが、様々な実施形態に適切なわけではない。構成要素の適合性は、例えば、スイング結果との関係(例えば、構成要素の変化が、ゴルフボールの飛行の距離又は精度に大きい影響、中程度の影響、又は小さい影響を及ぼすことがある)、その運動の複雑さ(速度、加速度、回転及びその特徴の任意の他に関するものを含む)、及び/又はそのような構成要素/特徴のイメージング又は解析と関連した課題に影響を受けやすいことがある。イメージング及びイメージング解析の課題は、例えば、利用可能な計算能力(例えば、ローカル、分散型、また時間ベース)、資源(エネルギー)消費問題、イメージング問題(例えば、分解能、fpsなど)と関連することがある。構成要素は、そのような構成要素が、複数のスイング内(例えば、典型的なユーザのバッグ内に見られるゴルフクラブと関連した様々なスイング、及び/又は様々なスポーツのスイング間)にあるので適切なことがある。したがって、不適切な構成要素と関連した画像データは、解析されないことがある。更に、スイング特徴は、画像データシーケンスにおいて連続してもしなくてもよい。画像データシーケンスにおける任意の選択されたスイング特徴に関して、そのスイング特徴は、1つ以上の他のスイング特徴と同時でもよく(即ち、全く同じ画像又はビデオフレームに現われる)、他のものと重なってもよく(即ち、全ての画像又はビデオフレームではなく幾つかに現われる)、他のものと連続でもよく(即ち、選択された特徴の最後のフレームが、他の特徴の最初のフレームの直前のフレームである)、他の全ての特徴から分離されてもよい。全てのスイング特徴はともに、キャプチャされたスイングイメージングと関連した全ての関連画像データを含んでもよい。
運動要素の1つ以上の構成要素は、様々な実施形態を達成する際に関連しなくてもよく、全く関連しなくてもよい。したがって、これらの構成要素は、(i)ずっと解析の一部分とは限らないこともあり、(ii)常に解析の一部分とは限らないこともある(例えば、構成要素は、別の構成要素を画像化できない場合のバックアップデータソースであるなどの幾つかの場合には関連する)。適合性は、その構成要素の解析の複雑さ及び/又はリソース要求に基づいてもよい。適合性は、解析からの収穫逓減に基づいて決定されてもよい。適合性は、他の因子又はその因子のいずれかの組み合わせに基づいてもよい。ゴルフスイングにおける収穫逓減に関して、例えば、ユーザの体幹回転(角速度及び/又は範囲)は、あるときには比較的重要なことがあり(したがって、おそらく1つ以上の他の構成要素の除外を含む画像領域内で解析される)、別の時間には比較的重要でないことがある(したがって、例えば以前に除外された構成要素の1つ以上を含む1つ以上の他の構成要素を対象とする解析から除外される可能性がある)。
解析は、画像データ全体のものでもよく、スイング特徴ごとのものでもよく、一連のスイング特徴データとしてでもよい。以上の通り、画像データは、センサデータやスイング結果データなどの他のデータとの組み合わせで解析されてもよく、そのような他のデータに応じて解析されてもよい。解析結果は、フィードバックジェネレータ機能に単独で又は他の入力と共に入力される(例えば、他の入力は、結果データ、ユーザ入力などでよい)。フィードバックジェネレータ機能は、本明細書で述べるものを含む非一時的コンピュータ可読媒体上の1つ以上のコンピュータ実行命令の一部として提供されてもよく、かつ/又はサービス(例えば、ウェブサービスなど)若しくは幾つかの組み合わせとして提供されてもよい。フィードバックジェネレータは、フィードバック信号がユーザに提供されるフィードバック信号を生成する。フィードバック信号は、例えば、追加のハードウェア及び/又はソフトウェア機能、1つ以上のトランスジューサ又は組み合わせにより様々に提供されうる。例には、HTC One X+の固有機能、例えばHTC One X+のスピーカ及び/又はカメラLEDの使用が含まれる。