JP6353871B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
吸収性物品の一例として生理用ナプキンが挙げられる。特許文献1には、恥骨前部と対向する前端吸収部が左側吸収部と右側吸収部とに分離され、その左側吸収部と右側吸収部とが互いに近づけられたり重ね合わされたりすることにより前端吸収部が立ち上がり、立体形状を構成する生理用ナプキンが記載されている。
特開2012−29807号公報
特許文献1に記載の生理用ナプキンでは、ナプキンの外形輪郭部を構成するバックシートに前端吸収部が固着されずに離間可能となっている。そのため、着用時に、ナプキンの外形輪郭部に作用した着用者の脚の挟み込みの力が、前端吸収部に適切に伝達されないおそれがある。そうすると、前端吸収部の左側吸収部と右側吸収部とが近付けられず、意図しない位置で前端吸収部が折れ曲がる等して、前端吸収部が着用者の下腹部(恥骨周辺)にフィットしなくなってしまう。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、着用者の下腹部にフィットする吸収性物品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに直交する長手方向、短手方向、及び厚さ方向を有し、吸収体を備える吸収性物品であって、前記吸収性物品の外形輪郭部のうち、前記長手方向の前端部であり且つ前記短手方向の一方側である部位に、谷部が設けられ、前記吸収体の前記長手方向の前方領域のうち、前記短手方向の一方側である部位に、内方に切り込まれたスリットが設けられ、前記スリットは、他方側縁と、前記他方側縁よりも前記一方側に位置する一方側縁とを有し、前記他方側縁に沿った接線よりも前記一方側に、前記谷部の最も深い箇所が位置し、前記一方側縁と、前記他方側縁は、これらに沿う前記吸収体の部位の厚さよりも幅が広い幅広部を有し、前記スリットの幅方向の中央線に沿う方向における前記幅広部の長さが、前記吸収体の前記部位の厚さよりも長いこと、を特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、着用者の下腹部にフィットする吸収性物品を提供することができる。
生理用ナプキンを厚さ方向の肌側から見た平面図である。 ナプキンを厚さ方向の非肌側から見た平面図である。 ナプキンの長手方向中央部の概略断面図である。 ナプキンの外形輪郭と前側スリットの関係を説明する図である。 ナプキンの外形輪郭と前側スリット40の関係を説明する図である。 図6A及び図6Bは着用時におけるナプキンの前方領域の変形を説明する図である。 図7Aから図7Cは前側スリットの幅と吸収体の厚さの関係を説明する図である。 吸収体の前方領域を説明する図である。 前側スリットの変形例を説明する図である。 前側スリットの変形例を説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに直交する長手方向、短手方向、及び厚さ方向を有し、吸収体を備える吸収性物品であって、前記吸収性物品の外形輪郭部のうち、前記長手方向の前端部であり且つ前記短手方向の一方側である部位に、谷部が設けられ、前記吸収体の前記長手方向の前方領域のうち、前記短手方向の一方側である部位に、内方に切り込まれたスリットが設けられ、前記スリットは、他方側縁と、前記他方側縁よりも前記一方側に位置する一方側縁とを有し、前記他方側縁に沿った接線よりも前記一方側に、前記谷部の最も深い箇所が位置し、前記一方側縁と、前記他方側縁は、これらに沿う前記吸収体の部位の厚さよりも幅が広い幅広部を有し、前記スリットの幅方向の中央線に沿う方向における前記幅広部の長さが、前記吸収体の前記部位の厚さよりも長いこと、を特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、着用者の脚が閉じられた際に、前方領域において外形輪郭部及び吸収体のよれを抑制できる。また、着用者の脚が閉じられてスリット間隔が狭まることで、前方領域は着用者の下腹部(恥骨付近の膨らみ)を包み込むカップ形状に変形できる。したがって、前方領域は着用者の下腹部にフィットする。また、脚が閉じられた際に吸収体の逃げ場となり得るスリットの幅及び長さがしっかりと確保されているので、吸収体のよれをより確実に抑制できる。
かかる吸収性物品であって、前記一方側縁に沿う前記吸収体の部位に対する前記短手方向に沿った第2の接線と、前記接線との間に、前記谷部の最も深い箇所が位置することを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、着用者の脚が閉じられた際に、前方領域において外形輪郭部及び吸収体のよれを抑制でき、また、前方領域は着用者の下腹部(恥骨付近の膨らみ)を包み込むカップ形状に変形できる。したがって、前方領域は着用者の下腹部にフィットする。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体の前記長手方向の前端から個別包装用の前記短手方向に沿った折り線までの領域を、前記長手方向に4等分する前記短手方向に沿った仮想線を3本有し、前記谷部の最も深い箇所を通り且つ前記一方側縁に沿う前記吸収体の部位に対する第3の接線と、前記他方側縁と、の交点は、前記長手方向の前側から1番目の前記仮想線上と3番目の仮想線上の間に位置すること、を特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、着用者の脚が閉じられた際に、前方領域において外形輪郭部及び吸収体のよれを抑制でき、また、前方領域は着用者の下腹部(恥骨付近の膨らみ)を包み込むカップ形状に変形できる。したがって、前方領域は着用者の下腹部にフィットする。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品の外形輪郭部のうち、前記長手方向の前端部であり且つ前記短手方向の他方側である部位に、第2の谷部が設けられ、前記吸収体の前記長手方向の前方領域のうち、前記短手方向の前記他方側である部位に、第2のスリットが設けられ、前記第2のスリットは、第2の他方側縁と、第2の一方側縁とを有し、前記第2の一方側縁に沿った第4の接線よりも前記他方側に、前記第2の谷部の最も深い箇所が位置すること、を特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、前方領域における外形輪郭部及び吸収体のよれを短手方向に均等に抑制できる。また、前方領域が短手方向に均等に湾曲し、着用者の下腹部(恥骨付近の膨らみ)を包み込むカップ形状に変形できる。したがって、前方領域は着用者の下腹部にフィットする。
かかる吸収性物品であって、前記スリット及び前記第2のスリットは、前記長手方向の中央側から前側に向かって前記短手方向の外側に傾斜していることを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、前方領域が着用者の下腹部(恥骨付近の膨らみ)を包み込むカップ形状に変形でき、着用者の下腹部にフィットする。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品の前記長手方向の前記前方領域における外形輪郭は、前記長手方向の中央側から前側に向かって前記短手方向の外側に傾斜していることを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、短手方向の外側に膨らんだ外形輪郭部によって、着用者の下腹部(恥骨付近の膨らみ)を包み込むことができる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体の前記長手方向の前記前方領域と中央領域の境界部であり、前記短手方向の両側部に、一対の低剛性部が設けられるとともに、各前記低剛性部の前記長手方向の両側に前記低剛性部よりも剛性の高い第1の高剛性部が設けられ、前記短手方向における前記一対の低剛性部間に、前記低剛性部よりも剛性の高い第2の高剛性部が設けられていることを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、前方領域が立ち上がり易い。また、第2の高剛性部によって吸収体の長手方向中央領域に作用した脚の挟み込み力が前方領域に伝達されるため、吸収体の前方領域において両側部が肌側に折れ易い。よって、前方領域が着用者の下腹部(恥骨付近の膨らみ)を包み込むカップ形状に変形でき、着用者の下腹部にフィットする。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体の前記長手方向の前記前方領域と中央領域の境界部であり、前記短手方向の中央部に、第2の低剛性部が設けられるとともに、前記第2の低剛性部の前記短手方向の両側に前記第2の低剛性部よりも剛性の高い第3の高剛性部が設けられ、前記第2の低剛性部の形状は、前記短手方向に長く、前記長手方向の前側に凸となる形状であることを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、前方領域が立ち上がった際に厚さ方向の非肌側に凸となり易い。また、第3の高剛性部によって吸収体の長手方向中央領域に作用した脚の挟み込み力が前方領域に伝達されるため、吸収体の前方領域において両側部が肌側に折れ易い。よって、前方領域が着用者の下腹部(恥骨付近の膨らみ)を包み込むカップ形状に変形でき、着用者の下腹部にフィットする。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品には、少なくとも前記吸収体が前記厚さ方向に凹んだ部位であり、隣接する部位に比べて前記吸収体が有する液体吸収性繊維の密度が高い凹部が設けられ、前記厚さ方向の平面視で、前記凹部と前記スリットとが重なっていないことを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、スリット(吸収体)よりも上層のシートや下層のシートが伸び縮みし易く、スリットの間隔が狭まり易い。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品の前記厚さ方向の非肌側面には粘着部が設けられ、前記厚さ方向の平面視で、前記一方側縁に沿う前記吸収体の部位と前記粘着部とが重なり、且つ、前記他方側縁に沿う前記吸収体の部位と前記粘着部とが重なっていることを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、スリットで区画された吸収体の複数の領域が横並びする状態を維持できる。よって、前方領域が着用者の下腹部に沿った面形状に変形し、着用者の下腹部にフィットする。
また、互いに直交する長手方向、短手方向、及び厚さ方向を有し、吸収体を備える吸収性物品であって、前記吸収性物品の外形輪郭部のうち、前記長手方向の前端部であり且つ前記短手方向の一方側である部位に、谷部が設けられ、前記吸収体の前記長手方向の前方領域のうち、前記短手方向の一方側である部位に、内方に切り込まれたスリットが設けられ、前記スリットは、他方側縁と、前記他方側縁よりも前記一方側に位置する一方側縁とを有し、着用時に、前記スリットの入口部分において前記他方側縁と前記一方側縁とが当接し、その当接点と前記谷部の最も深い箇所とを繋ぐ折り線が前記外形輪郭部に形成されること、を特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、着用者の脚が閉じられた際に、前方領域において外形輪郭部及び吸収体のよれを抑制でき、また、前方領域は着用者の下腹部(恥骨付近の膨らみ)を包み込むカップ形状に変形できる。したがって、前方領域は着用者の下腹部にフィットする。
以下、本発明に係る吸収性物品として生理用ナプキンを例に挙げて実施形態を説明する。
<生理用ナプキン1の基本的構成>
図1は、生理用ナプキン1(以下ナプキン)を厚さ方向の肌側から見た平面図である。図2は、ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た平面図である。図3は、ナプキン1の長手方向中央部の概略断面図である。ナプキン1は、互いに直交する長手方向、短手方向、及び厚さ方向を有する。また、ナプキン1の長手方向において、着用者の下腹部に当接する側を「前側」と呼び、着用者の臀部に当接する側を「後側」と呼ぶ。また、ナプキン1の厚さ方向において、着用者に当接する側を「肌側」と呼び、その反対側を「非肌側」と呼ぶ。
図3に示すように、ナプキン1では、厚さ方向の肌側から順に、一対のサイドシート2と、トップシート3と、セカンドシート4と、吸収体10と、バックシート5が積層されている。これらの各部材2,3,4,10,5は厚さ方向に隣接する部材と不図示の接着剤で接合されている。また、ナプキン1は、吸収体10が設けられたナプキン本体部20と、ナプキン本体部20の長手方向中央領域から短手方向の両外側に延出した一対のウィング部30とを有する。但しナプキン1がウィング部30を有さなくてもよい。
トップシート3は、液透過性のシートであり、エアスルー不織布等を例示できる。バックシート5は、液不透過性のシートであり、ポリエチレン(PE)の樹脂フィルム等を例示できる。サイドシート2は、液透過性のシートであっても液不透過性のシートであってもよく、トップシート3と同じエアスルー不織布等を例示できる。トップシート3及びバックシート5は、平面サイズが吸収体10よりも大きく、吸収体10の平面全体を覆っている。一対のサイドシート2は、トップシート3の短手方向の両側部から外側に延出しており、バックシート5と共に一対のウィング部30を形成する。
セカンドシート4は、液透過性のシートであり、トップシート3と同じエアスルー不織布等を例示できる。セカンドシート4は、吸収体10の肌側面上に設けられ、経血等の排泄物の逆戻り防止、排泄物の拡散向上、及びクッション性の向上等の役割を果たす。但しナプキン1がセカンドシート4を有さなくてもよい。
ナプキン本体部20の厚さ方向における非肌側面(つまりバックシート5の非肌側面)には、本体部用粘着部21が設けられている。ナプキン1の使用時に本体部用粘着部21は下着等の肌側面に貼り付けられ、これによりナプキン1は下着等に固定される。図2に示す本体部用粘着部21では、長手方向に長辺を有する長方形状の3個の粘着部が長手方向に間隔を空けて並ぶと共に、その3個の粘着部の列が短手方向に間隔を空けて8列並ぶ。
同様に各ウィング部30の厚さ方向における非肌側面(つまりバックシート5の非肌側面)には、ウィング部用粘着部31が設けられている。ナプキン1の使用時にウィング部30は非肌側に折り曲げられ、ウィング部用粘着部31は下着等の非肌側面に貼り付けられ、これによりナプキン1は下着等に固定される。図2に示すウィング部用粘着部31は長手方向に長辺を有する長方形状の粘着部である。なお、上記の本体部用粘着部21及びウィング部用粘着部31の形状、数、大きさ等は図2に示すものに限らない。
吸収体10は、排泄物を吸収して内部に保持する部材であり、吸収性コア12と、吸収性コア12よりも厚さ方向の肌側に上層シート11と、吸収性コア12よりも厚さ方向の非肌側に下層シート13とを有する。吸収性コア12は、液体吸収性繊維を有するものであればよく、パルプ繊維等の液体吸収性繊維に高吸収性ポリマー(所謂SAP)を含有するものを例示できる。上層シート11は、液透過性のシートであり、ティッシュペーパー等を例示できる。下層シート13は、液透過性のシートであっても液不透過性のシートであってもよく、SMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布等を例示できる。吸収性コア12、上層シート11及び下層シート13は、平面形状が同じであり、厚さ方向に積層されている。各部材11〜13は接着剤によって互いに接合されていても接合されていなくてもよいとする。
吸収体10には、長手方向及び短手方向の中央領域に、厚さ方向の肌側に突出して折れ曲がるように誘導する折り誘導部14が長手方向に沿って設けられている。そのため、着用者の脚の挟み込みの力が作用すると、吸収体10の長手方向中央領域は、短手方向の側部から中央に向かって肌側に凸となる形状に変形する。よって、ナプキン1の長手方向中央領域が着用者の排泄口(膣口)に密着する。なお、折り誘導部14は、吸収体10を厚さ方向に圧搾した圧搾部(エンボス)で形成したり、吸収体10を構成する液体吸収性繊維の目付を小さくすることで形成したり、製造段階において吸収体10を長手方向に沿って予め折ることで形成したりするとよい。
また、吸収体10には、後側スリット15、前側欠損部16、一対の後側切欠き部17、一対の前側切欠き部18、及び、一対の前側スリット40が設けられている。これらの部位15〜18、40は、吸収性コア12と上層シート11と下層シート13とが存在しない部位であり、周囲の部位に比べて剛性の低い部位である。なお、吸収体10に、折り誘導部14、後側スリット15、前側欠損部16、一対の後側切欠き部17、及び、一対の前側切欠き部18が設けられていなくてもよい。
後側スリット15は、長手方向において、吸収体10の後端から、後方領域と中央領域の境界部に向かって切れ込まれたスリットであり、短手方向の中央部に設けられている。そのため、折り誘導部14による吸収体10の長手方向中央領域の変形、つまり、短手方向の中央部が肌側に突出する変形が、吸収体10の後方領域に伝わってしまうことを抑制できる。よって、吸収体10の後方領域は着用者の臀部に沿った面形状に変形する。
前側欠損部16は、吸収体10の長手方向中央領域と前方領域の境界部において、短手方向に長くくり抜かれた部位であり、短手方向において折り誘導部14と重複する。そのため、吸収体10の長手方向中央領域の変形が前方領域に伝わってしまうことを抑制できる。よって、吸収体10の前方領域は着用者の下腹部に沿った面形状に変形する。
一対の後側切欠き部17は、吸収体10の短手方向の両側部であり、長手方向中央領域と後方領域の境界部に設けられている。一対の前側切欠き部18は、吸収体10の短手方向の両側部であり、長手方向中央領域と前方領域の境界部に設けられている。そのため、ナプキン1の長手方向における前方領域、及び、後方領域は、中央領域に対して立ち上がり易く、着用者の下腹部から臀部にかけて着用者にフィットし易くなる。
また、ナプキン1には、厚さ方向の肌側から非肌側に向かって凹んだ部位であり、隣接する部位に比べて液体吸収性繊維の密度の高い圧搾部60(凹部)が複数設けられている。圧搾部60では、トップシート3、セカンドシート4、及び吸収体10の厚さ方向の全域が、厚さ方向の肌側から圧搾(エンボス加工)され、接合一体化されている。また、圧搾部60とそれに隣接する部位とで液体吸収性繊維の目付が等しいとし、圧搾部60では液体吸収性繊維の圧搾によってその密度が高くなったとする。なお、圧搾部60では、少なくとも吸収体10の一部が圧搾されて凹んでいればよく、例えば、吸収体10にのみ圧搾部60を設けたり、トップシート3から吸収性コア12の厚さ方向肌側の一部までにしか圧搾部60を設けなかったり、バックシート5から吸収体10に圧搾部60を設けたりしてもよい。
複数の圧搾部60は、吸収体11の長手方向中央領域に設けられている。詳しくは、長手方向において後側スリット15よりも前側であり前側欠損部16よりも後側に複数の圧搾部60が設けられている。そして、複数の圧搾部60は、隣り合う圧搾部60の間隔が狭い線状パターン61と、隣り合う圧搾部60の間隔が広い点状パターン62とを形成している。線状パターン61は長手方向に延びた線状のパターンであり、吸収体10の短手方向の両側部に設けられている。点状パターン62は、短手方向における一対の線状パターン61の間に設けられている。点状パターン62では、長手方向に間隔を空けて並んだ圧搾部60の列が短手方向に並ぶと共に長手方向にずれて配置されている、つまり千鳥状に圧搾部60が配置されている。但し上記に限らず、吸収体10の前方領域や後方領域に圧搾部60が設けられていてもよい。また圧搾部60のパターンも図示するものに限らない。
なお、圧搾部60とそれに隣接する部位との液体吸収性繊維の密度の比較は周知の方法で行えばよい。例えば、測定対象となる部位の断面を電子顕微鏡で拡大し、撮影した拡大画像に基づき、繊維の密度差を目視で比較したり、繊維の本数を数えて比較したりするとよい。その他、測定対象となる部位を吸収体10から切り出して、各部位の質量を面積で除することで坪量(g/cm2)を算出し、その坪量を厚さで除することで繊維密度(g/cm3)を算出して比較してもよい。
<ナプキン1の外形輪郭1A、及び、吸収体10>
図4及び図5は、ナプキン1の外形輪郭1Aと前側スリット40の関係を説明する図である。図6A及び図6Bは、着用時におけるナプキン1の前方領域の変形を説明する図である。図7Aから図7Cは、前側スリット40の幅と吸収体10の厚さの関係を説明する図である。図8は、吸収体10の前方領域を説明する図である。図9及び図10は前側スリット40の変形例を説明する図である。
ナプキン1の長手方向の中央領域は、着用者の股下部に挟み込まれると、断面がW字形状に変形し、着用者の股下部にフィットする。具体的には、短手方向の中央部が、折り誘導部14により肌側に突出して着用者の排泄口(膣口)に密着する。また、短手方向の両側部が、下着の脚繰りのゴムや圧搾部60の線状パターン61の影響を受けて肌側に立ち上がり、着用者の鼠蹊部に入り込む。
一方、ナプキン1の前方領域は下腹部に沿った面形状に変形することが好ましい。詳しくは、着用者の恥骨付近の膨らみ(所謂ビキニラインで囲われる逆三角形の部位)を包み込むカップ形状に変形することが好ましい。
そこで、ナプキン1では、吸収体10の長手方向の前方領域に、内方に切り込まれた一対の前側スリット40(本発明の第1のスリット及び第2のスリット)が設けられている。一対の前側スリット40は、ナプキン1を横方向に二分する縦中心線CL1に対して、短手方向の一方側である部位と他方側である部位とにそれぞれ対称に配置されている。以下、短手方向の一方側のものを第1前側スリット41とも呼び、他方側のものを第2前側スリット42とも呼ぶ。
第1前側スリット41は、他方側縁411(点a〜b)と、他方側縁411よりも短手方向の一方側に位置する一方側縁412(点c〜d)とを有する。第2前側スリット42も、他方側縁422(本発明の第2の他方側縁)と、一方側縁421(第2の一方側縁)とを有する。
図2に示すように、長手方向において一対の前側スリット40と重複する吸収体10の部位10Aは、一対の前側スリット40によって3つの領域10B、10C、10Dに区画される。以下、一対の前側スリット40間の吸収体の部位10Cを中央吸収体10Cとも呼び、第1前側スリット41の一方側縁412よりも短手方向の一方側に配置された吸収体の部位10B、及び、第2前側スリット42の他方側縁422よりも短手方向の他方側に配置された吸収体の部位10Dを、側方吸収体10B,10Dとも呼ぶ。
また、ナプキン1の前方領域の外形輪郭1Aは、外方に凸となる3つの湾曲線1A1,1A2,1A3を有し、縦中心線CL1に対して対称な形状となっている。3つの湾曲線のうち短手方向中央の湾曲線1A1は、縦中心線CL1の方向に凸となる湾曲線である。短手方向両側の湾曲線1A2,1A3は、長手方向の前側に向かって短手方向の外側に傾斜する方向に凸となる湾曲線である。そのため、ナプキン1の外形輪郭部1Bのうち長手方向の前端部(点e〜f)には2つの谷部50が設けられている。具体的には、縦中心線CL1に対して、短手方向の一方側に第1谷部51(本発明の谷部)が設けられ、短手方向の他方側に第2谷部52(本発明の第2の谷部)が設けられている。
そして、前側スリット40の短手方向の内側の側縁411,421に沿った接線L1a,L1b(以下、内側接線とも呼ぶ)よりも短手方向の外側に、谷部50の最も深い箇所53(以下、底点とも呼ぶ)が位置している。具体的には、第1前側スリット41の他方側縁411に沿った接線L1a(本発明の接線)よりも短手方向の一方側に、第1谷部51の底点511が位置し、第2前側スリット42の一方側縁421に沿った接線L1b(本発明の第4の接線)よりも短手方向の他方側に、第2谷部52の底点521が位置している。
なお、前側スリット40の一方側縁412,421又は他方側縁411,422に沿った接線とは、例えば本実施形態の前側スリット40のように側縁が直線で形成される場合には、その直線に沿った接線とする。また、図9の変形例に示すように、前側スリット40,41の側縁411,421が波線で形成されていてもよい。図9Aの側縁411,412は2つの山を有する波線で形成され、図9Bの側縁411,412は3つの山を有する波線で形成され、図9Cの側縁411,412は4つの山を有する波線で形成されている。これらの場合、図示するように側縁411が有する山の頂点を繋いだ線L1aを、側縁411に沿った接線L1aとする。
ナプキン1の着用時、着用者は、まず下着を下げて脚を開いた状態で、ナプキン1を下着に貼り付ける。その後、着用者は下着を引き上げて脚を閉じる。脚が閉じられた際に、ナプキン1の前方領域には、短手方向の外側から内側に向かう力(図4のF)が作用する。具体的には、ビキニラインに沿う脚の付け根からの力と、ナプキン1の長手方向の中央領域が着用者の股下部に挟み込まれた力が前方領域へ伝達された力である。
仮に吸収体10に一対の前側スリット40が設けられていないとすると、脚が閉じられた際に行き場をなくした吸収体10の部位がよれてしまう。吸収体10は厚みがあるため、よれた部分に段差ができ、着用時に違和感が生じたり、着用者との間に隙間が生じて排泄物が漏れ易くなったりしてしまう。
これに対して本実施形態のナプキン1では、吸収体10に一対の前側スリット40が設けられている。そのため、脚が閉じられた際に、2つの側方吸収体10B,10Dがそれぞれ中央吸収体10Cに近付き、一対の前側スリット40の間隔が狭まるので、吸収体10のよれを防止できる。換言すると、着用者の脚が閉じられた際に、ビキニラインで囲われる逆三角形の部位が狭まり、吸収体10に余りが生じるが、その余りとなる分だけ吸収体10を抜いて前側スリット40を形成しておくことで、吸収体10のよれを防止できる。
また、短手方向の外側から内側に向かう力Fは外形輪郭部1Bにも作用する。但し、外形輪郭部1Bはバックシート5等から構成され、吸収体10のように厚みがないため、外形輪郭部1Bにスリットを設ける必要はない。また、脚が閉じられた際に作用する力Fは、谷部50の底点53に集中する。そのため、脚が閉じられた際に余りとなる外形輪郭部1Bの部位は、底点53を基点に折り重なる。よって、外形輪郭部1Bには、底点53から内方に向かう折り線Lf(山折り線)が形成される。
仮に、前側スリット40の内側接線L1a,L1bよりも短手方向の内側に、谷部50の底点53が位置したとする。この場合、谷部50の底点53から中央吸収体10Cに向かって折り線が形成され易くなる。そうすると、内方に向かって短手方向の外側に傾斜した折り線、つまり、側方吸収体10B,10Dが中央吸収体10Cに向かう方向と逆行する方向の折り線が形成されてしまう。そのため、外形輪郭部1Bが自然に綺麗に折り畳まれず、吸収体10に重なってしまったり、側方吸収体10B,10Dが中央側吸収体10Cに向かう動きが阻害されて吸収体10がよれてしまったりするおそれがある。
これに対して本実施形態のナプキン1では、前側スリット40の内側接線L1a,L1bよりも短手方向の外側に、谷部50の底点53が位置する。そのため、例えば、前側スリット40の延長線上に谷部50の底点53が位置する場合、谷部50の底点53から前側スリット40の切込み方向と同じ方向又はそれに近い方向に傾斜し、且つ、前側スリット40に進入する折り線Lfが、外形輪郭部1Bに形成され易くなる。また、第1前側スリット41の一方側縁412や第2前側スリット42の他方側縁422よりも外側に谷部50の底点53が位置する場合、谷部50底点53から前側スリット40の切込み方向に近い方向に傾斜し、且つ、側方吸収体10B,10Dに接しながら前側スリット40に進入する折り線Lfが、外形輪郭部1Bに形成され易くなる。そのため、側方吸収体10B,10Dが中央吸収体10Cに近付く動きに伴って、外形輪郭部1Bが自然に綺麗に折り畳まれる。換言すると、外形輪郭部1Bが折り畳まれる動きと、側方吸収体10B,10Dが中央吸収体10Cに近付く動きとが、互いに補助され、ナプキン1の前方領域が図6に示す形状に変形し易くなる。
図6に示す形状とは、外形輪郭部1Bが綺麗に折り畳まれ、前側スリット40の間隔が狭まり、外形輪郭部1B及び吸収体12によれ(くしゃくしゃな折れ)が生じていない形状である。このように、ナプキン1では、着用時に、前側スリット40の入り口部分において他方側縁411,422と一方側縁412,421とが当接し、その当接点p1と谷部50の底点53とを繋ぐ折り線Lfが外形輪郭部1Bに形成される。そのため、ナプキン1の前方領域を着用者の下腹部にフィットさせることができ、着用時の違和感を軽減できる。また、着用者との間に生じる隙間を抑制でき、排泄物が漏れ難くなる。
また、側方吸収体10B,10Dが中央吸収体10Cに近付き、前側スリット40の間隔が狭まることによって、ナプキン1の前方領域は平坦な形状から、着用者の非肌側に凸となるように湾曲した面形状となる。また、外形輪郭部1Bに形成される折り線Lfと中央吸収体10Cとの交点p2を頂点として、その頂点p2よりも長手方向の前側(上方)の部位は着用者側に若干傾斜する。したがって、ナプキン1の前方領域は、着用者の恥骨付近の膨らみ(所謂ビキニラインで囲われる逆三角形の部位)を包み込むカップ形状に変形でき、着用者の下腹部にフィットする。
更に、図4及び図7Aに示すように、第1前側スリット41の一方側縁412と他方側縁411は、これらに沿う吸収体10の部位10B,10Cの厚さ(L2)よりも幅(L1)が広い幅広部415を有する。そのため、図7B及び図7Cに示すように、第1前側スリット41の一方側縁412と他方側縁411とが厚さ方向に重なることができる。
また、第1前側スリット41の切込み方向、つまり、第1前側スリット41の幅方向の中央線CL2に沿う方向における幅広部415の長さ(L3)が、一方側縁412と他方側縁411に沿う吸収体10の部位10B,10Cの厚さ(L2)よりも長くなっている。
つまり、第1前側スリット41は、その幅方向に長さを持った領域であり、その切込み方向に長さを持った領域であり、着用者の脚が閉じられた際に吸収体10の逃げ場となり得るスリットの長さがしっかりと確保されている。そのため、より確実に吸収体10のよれを防止できる。
なお、この実施形態では、一方側縁412と他方側縁411の全域に亘って幅広部415が形成されているが、一方側縁412と他方側縁411とが幅の狭い部位を有していてもよい。また、第1前側スリット41と同様に、第2前側スリット42も幅方向及び切込み方向に長さを持った領域であることが好ましいが、これに限らない。
また、前側スリット40の幅及び長さと吸収体10の厚さの比較は、周知の方法で行えばよい。例えば、測定対象となる部位を電子顕微鏡で拡大し、撮影した拡大画像に基づき、前側スリット40の幅や長さ、吸収体10の厚さを測定してもよい。また、吸収体10の厚さを、例えば尾崎製作所製PEACOCKデジタルシックネスゲージJA−257を使用して測定してもよい。また、吸収体10の厚さは自然状態で測定しても加圧状態で測定してもよい。
また、前側スリット40において吸収体10を構成する全部材(即ち上層シート11と吸収性コア12と下層シート13)が切り欠かれるに限らず、例えば吸収性コア12だけ切り欠かれる形態であってもよい。但し、吸収体10を構成する全部材が切り欠かれていることで、前側スリット40が位置するナプキン1の部位の剛性が低下し、前側スリット40の側縁同士が近付く等の変形が行われ易くなる。また、吸収体10が複数の層で構成される場合、少なくとも一層に前側スリット40が形成されていればよい。
また、前側スリット40の数は2つに限らず、1つでも3つ以上でもよい。但し、縦中心線CL1に対して、前側スリット40が対称に配置されることが好ましい。そうすることで、ナプキン1の前方領域において外形輪郭部1B及び吸収体10のよれを短手方向に均等に抑制できる。また、ナプキン1の前方領域が短手方向に均等に湾曲するため、着用者の下腹部によりフィットするカップ形状に変形する。
また、仮に、側方吸収体10B,10Dの長手方向の端10B1,10D1を通る、短手方向に沿った接線L2a,L2b(本発明の第2の接線、以下、外側接線とも呼ぶ)よりも長手方向の中央側(下方)に、谷部50の底点53が位置したとする。この場合、谷部50の底点53から側方吸収体10B,10Dの側辺に向かう折り線Lfが形成され易く、折り線Lfが前側スリット40に進入できない。そのため、外形輪郭部1Bが綺麗に折り畳まれずによれてしまったり、吸収体10に重なったりするおそれがある。
そのため、内側接線L1a,L1bと外側接線L2a,L2bとの間に(接線上は含まない間に)、谷部50の底点53が位置することが好ましい。具体的には、第1前側スリット41の一方側縁412に沿う吸収体の部位10Bに対する短手方向に沿った外側接線L2aと、内側接線L1aとの間に、第1谷部51の底点511が位置し、第2前側スリット42の他方側縁422に沿う吸収体の部位10Dに対する短手方向に沿った外側接線L2bと、内側接線L1bとの間に、第2谷部52の底点521が位置することが好ましい。
そうすることで、外形輪郭部1Bが綺麗に折り畳まれ、前側スリット40の間隔が狭まり、外形輪郭部1B及び吸収体12のよれを防止できる。また、ナプキン1の前方領域は着用者の恥骨付近の膨らみを包み込むカップ形状に変形できる。よって、ナプキン1の前方領域は着用者の下腹部にフィットする。
ここで、図5に示すように、吸収体10の長手方向の前端10aから個別包装用の短手方向に沿った三つ折り線T1,T2(図2参照)のうち前側の折り線T1までの領域を、長手方向に4等分する短手方向に沿った仮想線P1〜P3を3本設定する。長手方向の前側から順に、1番目の仮想線P1、2番目の仮想線P2、3番目の仮想線P3と呼ぶ。
本実施形態の前側スリット40は2番目の仮想線P2を少し超えた深さまで切り込まれている。この場合、谷部50の底点53を通り、且つ、前側スリット40の短手方向の外側の側縁に沿う吸収体10の部位に対する接線L3a(本発明の第3の接線)と、前側スリット40の短手方向の内側の側縁(即ち中央吸収体10C)との交点が、1番目の仮想線P1上と2番目の仮想線P2上との間(仮想線P1,P2上も含む間)に位置することが好ましい。
例えば、第1前側スリット41の場合、第1谷部51の底点511を通り且つ一方側縁412に沿う側方吸収体10Bに対する接線L3aと、他方側縁411との交点p3が、1番目の仮想線P1上と2番目の仮想線P2上との間に位置することが好ましい。
換言すると、2番目の仮想線P2と他方側縁411との交点p3から側方吸収体10Bに向かって引いた接線L3a上と、1番目の仮想線P1と他方側縁411との交点p3’から側方吸収体10Bに向かって引いた接線L3a’上との間に、第1谷部51の底点511が位置することが好ましい。
この接線L3aに沿って外形輪郭部1Bの折り線Lf(山折り線)が形成され易い。そのため、上記のように谷部50の底点53が位置することで、外形輪郭部1Bの折り線Lfは、前側スリット40の切込み方向に近い方向に傾斜し、且つ、前側スリット40に進入する。そうすると、外形輪郭部1Bがより自然に綺麗に折り畳まれ、前側スリット40の間隔が狭まり易くなる。よって、ナプキン1の前方領域は、カップ形状に変形し易く、下腹部にフィットし易くなる。
また、例えば第1スリット41の場合、外形輪郭部1Bの折り線Lfとなる接線L3aと他方側縁411に沿った接線L1aとの間の部位が折り畳まれる。そのため、より好ましくは、図5に示すように、接線L3aと他方側縁411との交点p3が、より長手方向の中央側である2番目の仮想線P2上に位置することが好ましい。そうすることで、側方吸収体10B,10Dが中央吸収体10Cにより近付き、ナプキン1の前方領域は平坦な形状からより湾曲した形状に変形し易くなる。したがって、ナプキン1の前方領域は、着用者の恥骨付近の膨らみをより隙間なく包み込むカップ形状に変形でき、下腹部によりフィットする。
また、前側スリット40がより深く切り込まれていてもよく、図10の変形例に示すように、前側スリット40が3番目の仮想線P3を少し超えた深さまで切り込まれていてもよい。この場合、例えば第1前側スリット41では、第1谷部51の底点511を通り且つ一方側縁412に沿う側方吸収体10Bに対する接線L3aと、他方側縁411との交点p3が、1番目の仮想線P1上と3番目の仮想線P3上との間に位置することが好ましく、より好ましくは3番目の仮想線P3上に位置することがより好ましい。
換言すると、3番目の仮想線P3と他方側縁411との交点p3から側方吸収体10Bに向かって引いた接線L3a上と、1番目の仮想線P1と他方側縁411との交点p3’から側方吸収体10Bに向かって引いた接線L3a’上との間に、第1谷部51の底点511が位置することが好ましい。そうすることで上記と同様の効果が得られる。
また、第1前側スリット41及び第2前側スリット42は、長手方向の中央側から前側に向かって短手方向の外側に傾斜している。そのため、第1前側スリット41と第2前側スリット42の間の吸収体10の部位10Cが逆三角形となる。よって、吸収体10及びナプキン1の前方領域は、より一層着用者の恥骨付近の膨らみを包み込むカップ形状に変形し、着用者の下腹部にフィットする。但し上記に限らず、前側スリット40が傾斜せず、例えばナプキン1の長手方向に沿っていてもよい。
また、ナプキン1の前方領域における外形輪郭1Aのうち短手方向の両側縁は、長手方向の中央側から前側に向かって短手方向の外側に傾斜している。つまり、ナプキン1の前方領域では、外形輪郭部1Bが長手方向の中央側から前側に向かって短手方向の外側に膨らんでいる。その膨らんだ部位で着用者の恥骨付近の膨らみを包み込むことができ、ナプキン1の前方領域はより着用者の下腹部にフィットする。但し上記に限らず、外形輪郭1Aの両側縁が傾斜せず、例えばナプキン1の長手方向に沿っていてもよい。
また、図8に示すように、吸収体10の長手方向の前方領域と中央領域の境界部であり、短手方向の両側部に、一対の前側切欠き部18(低剛性部)が設けられるとともに、各前側切欠き部18の長手方向の両側に前側切欠き部18よりも剛性の高い第1の高剛性部181が設けられている。そのため、吸収体10及びナプキン1の前方領域は、中央領域に対して立ち上がり易く、カップ形状に変形し易い。
また、短手方向における一対の前側切欠き部18間に、前側切欠き部18よりも剛性の高い第2の高剛性部182が設けられている。そのため、吸収体10の長手方向中央領域に作用した脚の挟み込み力が、第2の高剛性部182により吸収体10の前方領域に伝達される。よって、吸収体10及びナプキン1の前方領域は、短手方向の両側部が着用者側に折れてカップ形状に変形し易く、着用者の下腹部にフィットする。
また、仮に、第2の高剛性部182が存在せず、短手方向の全域に亘って吸収性コア12等が存在しないとすると、例えばナプキン1の装着途中に、着用者に把持されたナプキン1の長手方向中央領域に対して前方領域が折れ、前方領域が下着の不適当な部位にくっ付いたり、粘着部21,31同士がくっついたりしてしまう。そのため、吸収体10に第2の高剛性部182を設けることで、ナプキン1は扱い易く、装着し易くなる。
また、吸収体10の長手方向中央領域では短手方向の両側部が立ち上がるが、その側部の立ち上がりを前側切欠き部18にて断つことができ、吸収体10及びナプキン1の前方領域を下腹部に沿った面形状に変形できる。但し、吸収体10及びナプキン1の前方領域はカップ形状に変形することが好ましく、短手方向の両側部が、長手方向中央領域に比べると寝ているが、後方領域に比べると立ち上がっていることが好ましい。
そこで、図2に示すように、短手方向における一対の前側切欠き部18間の長さL4を、一対の後側切欠き部17間の長さL5に比べて長くするとよい。つまり、前側切欠き部18を後側切欠き部17に比べて浅くするとよい。そうすることで、吸収体10の長手方向中央領域における短手方向の両側部の立ち上がり力を、吸収体10の前方領域へ適度に伝達でき、吸収体10及びナプキン1の前方領域において短手方向の両側部を適度に立たせることができる。
更に、短手方向において、前側切欠き部18の内側の端18cの位置が、本体部用粘着部21の外側の端21aの位置よりも外側に位置するとよい。そうすると、前側切欠き部18が設けられた短手方向の位置ではナプキン1が下着に固定されないため、吸収体10及びナプキン1の前方領域において短手方向の両側部を適度に立たせることができる。
また、前側切欠き部18の平面形状は、短手方向の内側に凸となる山型形状である。つまり、短手方向の内側に向かうに従って、前側切欠き部18の長手方向の長さが短くなっている。そのため、吸収体10及びナプキン1の前方領域は、立ち上がった際に厚さ方向の非肌側に凸となるように湾曲し易い、つまり、カップ形状に変形し易く、着用者の下腹部にフィットする。
また、吸収体10の長手方向の前方領域と中央領域の境界部であり、短手方向の中央部に、前側欠損部16(第2の低剛性部)が設けられている。そのため、吸収体10及びナプキン1の前方領域は中央領域に対して立ち上がり易い。更に、前側欠損部16の形状が、短手方向に長く、長手方向の前側に凸となる湾曲した形状である。そのため、吸収体10及びナプキン1の前方領域は、立ち上がった際に厚さ方向の非肌側に凸となるように湾曲し易い、つまり、カップ形状に変形し易く、着用者の下腹部にフィットする。但し、前側欠損部16の形状は上記に限らない。
また、図5に示すように、前側欠損部16の短手方向の両側に前側欠損部16よりも剛性の高い第3の高剛性部182が設けられている。この実施形態では第3の高剛性部182と第2の高剛性部182とが等しい。前述のように、第3の高剛性部182によって、吸収体10の長手方向中央領域に作用した脚の挟み込み力が適度に前方領域に伝達されたり、ナプキン1が扱い易くなったりする。
なお、前側欠損部16や前側切欠き部18において吸収体10を構成する全部材が切り欠かれるに限らず、例えば吸収性コア12の全部又は一部だけ切り欠かれる形態であってもよい。また、前側欠損部16や前側切欠き部18の全域の剛性を低くするに限らず、部分的に剛性を低くしてもよい。また、前側欠損部16や前側切欠き部18の厚さ方向の一部に切り込みを入れることで剛性を低くしてもよい。
また、剛性の比較は周知の方法で行えばよい。例えば、吸収体10の各部の剛性値として、ガーレー剛軟度によって測定された値をサンプル片の長さで割った値を例示できる。ガーレー剛軟度の測定は、(株)安田精機製作所製のNo311のガーレー式柔軟度試験機を用いて、JIS−L1096に準拠して測定できる。その他、吸収体10の各部を構成する部材や目付の違いを目視で比較したり、吸収体10の各部を切り出して質量を測定し、その質量を面積で除した値(g/cm2)で比較したりしてもよい。
また、図2に示すように、前側欠損部16と、一対の前側切欠き部18と、個別包装の三つ折り線T1とが、長手方向において重なっている。そのため、長手方向において、吸収体10及びナプキン1の前方領域の立ち上がり起点が揃えられ、前方領域が立ち上がり易くなる。
また、ナプキン1には圧搾部60が設けられているが、厚さ方向の平面視で、圧搾部60と一対の前側スリット40とが重なっていない。そのため、吸収体10よりも上層のトップシート3及びセカンドシート4や下層のバックシート5が伸び縮みし易い。よって、前側スリット40の側縁同士が近付く等の変形が行われ易い。但し上記に限らず、前側スリット40が設けられた位置に圧搾部60が設けられていてもよい。
また、厚さ方向の平面視で、第1前側スリット41の一方側縁412に沿う側方吸収体10Bと本体部用粘着部21とが重なり、第1前側スリット41の他方側縁411及び第2前側スリット42の一方側縁421に沿う中央吸収体10Cと本体部用粘着部21とが重なり、第2前側スリット42の他方側縁422に沿う側方吸収体10Dと本体部用粘着部21とが重なっている。
つまり、一対の前側スリット40で区画された吸収体10の3つの領域10B〜10Dの全てが、バックシート5を介して下着に固定される。そのため、ある領域だけが下着から離間して自由に変形してしまうことを抑制でき、3つの領域10B〜10Dが横並びしている状態が維持される。よって、吸収体10及びナプキン1の前方領域は、下腹部に沿った面形状に変形し、下腹部にフィットする。但し上記に限らず、吸収体10の3つの領域10C〜10Dと本体部用粘着部21とが重なっていなくてもよい。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
上記の実施形態では、本発明の吸収性物品を生理用ナプキンとしているがこれに限らず、本発明の吸収性物品を例えばパンティーライナー、尿取りパッド、使い捨ておむつ等に利用してもよい。
1 ナプキン(吸収性物品)、1A 外形輪郭、1B 外形輪郭部、2 サイドシート、3 トップシート、4 セカンドシート、5 バックシート、10 吸収体、10B 側方吸収体、10C 中央吸収体、10D 側方吸収体、11 上層シート、12 吸収性コア、13 下層シート、14 折り誘導部、15 後側スリット、16 前側欠損部(第2の低剛性部)、17 後側切欠き部、18 前側切欠き部(低剛性部)、181 第1の高剛性部、182 第2の高剛性部、第3の高剛性部、20 ナプキン本体部、21 本体部用粘着部(粘着部)、30 ウィング部、31 ウィング部用粘着部、40 前側スリット、41 第1前側スリット(スリット)、411 他方側縁、412 一方側縁、415 幅広部、42 第2前側スリット(第2のスリット)、421 他方側縁(第2の他方側縁)、422 一方側縁(第2の一方側縁)、CL1 縦中心線、CL2 第1前側スリットの幅方向の中央線、L1a 内側接線(接線)、L1b 内側接線(第4の接線)、L2a 外側接線(第2の接線)、L2b 外側接線、L3a 接線(第3の接線)、P1 1番目の仮想線、P2 2番目の仮想線、P3 3番目の仮想線、50 谷部、51 第1谷部(谷部)、511 底点(最も深い箇所)、52 第2谷部(第2の谷部)、521 底点(最も深い箇所)、53 底点、60 圧搾部(凹部)、61 線状パターン、62 点状パターン、T1 三つ折り線(折り線)、T2 三つ折り線、Lf 折り線

Claims (11)

  1. 互いに直交する長手方向、短手方向、及び厚さ方向を有し、吸収体を備える吸収性物品であって、
    前記吸収性物品の外形輪郭部のうち、前記長手方向の前端部であり且つ前記短手方向の一方側である部位に、谷部が設けられ、
    前記吸収体の前記長手方向の前方領域のうち、前記短手方向の一方側である部位に、内方に切り込まれたスリットが設けられ、
    前記スリットは、他方側縁と、前記他方側縁よりも前記一方側に位置する一方側縁とを有し、
    前記他方側縁に沿った接線よりも前記一方側に、前記谷部の最も深い箇所が位置し、
    前記一方側縁と、前記他方側縁は、これらに沿う前記吸収体の部位の厚さよりも幅が広い幅広部を有し、
    前記スリットの幅方向の中央線に沿う方向における前記幅広部の長さが、前記吸収体の前記部位の厚さよりも長いこと、
    を特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記一方側縁に沿う前記吸収体の部位に対する前記短手方向に沿った第2の接線と、前記接線との間に、前記谷部の最も深い箇所が位置することを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体の前記長手方向の前端から個別包装用の前記短手方向に沿った折り線までの領域を、前記長手方向に4等分する前記短手方向に沿った仮想線を3本有し、
    前記谷部の最も深い箇所を通り且つ前記一方側縁に沿う前記吸収体の部位に対する第3の接線と、前記他方側縁と、の交点は、前記長手方向の前側から1番目の前記仮想線上と3番目の仮想線上の間に位置すること、
    を特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品の外形輪郭部のうち、前記長手方向の前端部であり且つ前記短手方向の他方側である部位に、第2の谷部が設けられ、
    前記吸収体の前記長手方向の前方領域のうち、前記短手方向の前記他方側である部位に、第2のスリットが設けられ、
    前記第2のスリットは、第2の他方側縁と、第2の一方側縁とを有し、
    前記第2の一方側縁に沿った第4の接線よりも前記他方側に、前記第2の谷部の最も深い箇所が位置すること、
    を特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項4に記載の吸収性物品であって、
    前記スリット及び前記第2のスリットは、前記長手方向の中央側から前側に向かって前記短手方向の外側に傾斜していることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品の前記長手方向の前記前方領域における外形輪郭は、前記長手方向の中央側から前側に向かって前記短手方向の外側に傾斜していることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体の前記長手方向の前記前方領域と中央領域の境界部であり、前記短手方向の両側部に、一対の低剛性部が設けられるとともに、各前記低剛性部の前記長手方向の両側に前記低剛性部よりも剛性の高い第1の高剛性部が設けられ、
    前記短手方向における前記一対の低剛性部間に、前記低剛性部よりも剛性の高い第2の高剛性部が設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体の前記長手方向の前記前方領域と中央領域の境界部であり、前記短手方向の中央部に、第2の低剛性部が設けられるとともに、前記第2の低剛性部の前記短手方向の両側に前記第2の低剛性部よりも剛性の高い第3の高剛性部が設けられ、
    前記第2の低剛性部の形状は、前記短手方向に長く、前記長手方向の前側に凸となる形状であることを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品には、少なくとも前記吸収体が前記厚さ方向に凹んだ部位であり、隣接する部位に比べて前記吸収体が有する液体吸収性繊維の密度が高い凹部が設けられ、
    前記厚さ方向の平面視で、前記凹部と前記スリットとが重なっていないことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項1から請求項9の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品の前記厚さ方向の非肌側面には粘着部が設けられ、
    前記厚さ方向の平面視で、前記一方側縁に沿う前記吸収体の部位と前記粘着部とが重なり、且つ、前記他方側縁に沿う前記吸収体の部位と前記粘着部とが重なっていることを特徴とする吸収性物品。
  11. 互いに直交する長手方向、短手方向、及び厚さ方向を有し、吸収体を備える吸収性物品であって、
    前記吸収性物品の外形輪郭部のうち、前記長手方向の前端部であり且つ前記短手方向の一方側である部位に、谷部が設けられ、
    前記吸収体の前記長手方向の前方領域のうち、前記短手方向の一方側である部位に、内方に切り込まれたスリットが設けられ、
    前記スリットは、他方側縁と、前記他方側縁よりも前記一方側に位置する一方側縁とを有し、
    着用時に、前記スリットの入口部分において前記他方側縁と前記一方側縁とが当接し、その当接点と前記谷部の最も深い箇所とを繋ぐ折り線が前記外形輪郭部に形成されること、
    を特徴とする吸収性物品。
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