JP6352038B2 - 空気調和機用室内機およびこれを備えた空気調和機ならびに熱交換器の汚れ検出方法 - Google Patents

空気調和機用室内機およびこれを備えた空気調和機ならびに熱交換器の汚れ検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、空気調和機用室内機およびこれを備えた空気調和機ならびに熱交換器の汚れ検出方法に関するものである。
空気調和機の室内機の空気吸込み口には、エアフィルタが設置され、空気中に含まれている塵埃を捕集することにより、熱交換器や送風機等の内部機器の汚れを防止している。エアフィルタが塵埃を捕集した場合でも、エアフィルタを通過した汚れが熱交換器に付着し、熱交換器の圧力損失が増加することにより、空気調和機による空調の効率が低下することがある。このため、熱交換器は、所定の頻度で点検され清掃され、熱交換器の汚れを適切に検出することが望まれている。
特許文献1には、熱交換器へのゴミ、油汚れ等の付着に起因して生じる水とび現象を未然に防止する空気調和機が記載されている。特許文献1の空気調和機は、熱交換器の上流側と下流側の差圧を検知し、差圧に基づいて熱交換器の通風抵抗上昇度を演算し、水とびの危険があるときに、熱交洗浄警告ランプが点灯され、ユーザに対して熱交換器の洗浄を促す。
特開平6−337128号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、熱交換器の差圧を検出するために複数の圧力センサを用いたり、差圧計を用いたりする必要があり、1つの圧力センサを用いて測定する場合に比べてコストが増大するという問題がある。
一方、計測位置における物理量を示す1つの圧力センサや1つの風速センサにより空気の流れの状態を検知することで、熱交換器の汚れ具合を推測することができる。しかしながら、空気の圧力や風速の状態はフィルタに塵埃が蓄積した場合でも変わってしまうので、1つの圧力センサや1つの風速センサにより計測位置における圧力や風速を検出しただけでは、熱交換器の汚れによるものなのかどうかの判別が困難である。また、熱交換器は、冷房時に発生する凝縮水が表面に付着することにより、圧力損失が増大するので、汚れによるものなのか凝縮水によるものなのかの判別が困難である。すなわち、フィルタに塵埃が蓄積しているときに、または、熱交換器に凝縮水が付着しているときに、1つの計測位置における風量または圧力をセンシングしても、熱交換器に汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができないことがあり、熱交換器の汚れを検知する有効な手段がなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、フィルタに塵埃が蓄積したり、室内熱交換器に凝縮水が付着したりする環境下であっても、1つの計測位置における物理量を用いて熱交換器に付着した汚れを適切に検出することができる空気調和機用室内機およびこれを備えた空気調和機ならびに熱交換器の汚れ検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の空気調和機用室内機は以下の手段を採用する。
本発明による空気調和機用室内機は、フィルタを通過した室内空気を室内空気流路に流すファンと、前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、前記フィルタを清掃するフィルタ清掃機構と、前記室内空気流路に配置されるセンサと、制御装置とを備えている。制御装置は、前記フィルタ清掃機構により前記フィルタが清掃された後に前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定し、前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別する。
室内熱交換器は、汚れが付着すると、室内空気が通過するときの圧力損失が増加する。室内空気流路に配置される1つのセンサにより測定される1つの物理量(たとえば、室内空気流路を流れる室内空気の圧力または風速)は、室内熱交換器の圧力損失により変化するときに、室内空気がフィルタを通過するときの圧力損失によっても変化することがある。本発明では、フィルタが清掃された後に、室内空気流路に配置されるセンサにより測定された物理量に基づいて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別することにより、室内空気流路に配置されるセンサにより測定される物理量のフィルタの圧力損失による変化を低減し、1つのセンサを用いて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができる。
前記物理量は、前記室内熱交換器が前記室内空気を冷却していないときに前記ファンにより前記室内空気を前記室内空気流路に流すことにより前記室内熱交換器を乾燥させた後に測定される。
室内熱交換器の圧力損失は、表面に付着する汚れのほかに、室内熱交換器が室内空気を冷却するときに室内熱交換器に付着する凝縮水によっても変化する。このため、室内空気流路に配置されるセンサにより測定される物理量は、さらに、室内熱交換器に付着する凝縮水によっても変化することがある。本発明では、さらに、室内熱交換器を乾燥させた後に、室内空気流路に配置されるセンサにより測定された物理量に基づいて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別することにより、室内空気流路に配置されるセンサにより測定される物理量の凝縮水による変化を低減し、1つのセンサを用いて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができる。
本発明による空気調和機用室内機は、室内空気を室内空気流路に流すファンと、前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、前記室内空気流路に配置されるセンサと、制御装置とを備えている。制御装置は、前記室内熱交換器が前記室内空気を冷却していないときに前記ファンにより前記室内空気を前記室内空気流路に流すことにより前記室内熱交換器を乾燥させた後に前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定し、前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別する。
室内熱交換器は、表面に付着する汚れと、室内熱交換器が室内空気を冷却するときに室内熱交換器に付着する凝縮水とにより、室内空気が通過するときの圧力損失が増加する。室内空気流路に配置される1つのセンサにより測定される1つの物理量は、室内熱交換器の圧力損失により変化するときに、室内熱交換器に付着する汚れによって変化し、さらに、室内熱交換器に付着する凝縮水によっても変化する。本発明では、室内熱交換器を乾燥させた後に、室内空気流路に配置されるセンサにより測定された物理量に基づいて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別することにより、室内空気流路に配置されるセンサにより測定される物理量の凝縮水による変化を低減し、1つのセンサを用いて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができる。
前記物理量は、前記室内空気の圧力を示している。
室内熱交換器の圧力損失が室内空気の圧力に対応していることから、物理量としては圧力を用いることが好ましい。
前記制御装置は、本空気調和機用室内機が設置された後に前記センサを用いて測定された物理量初期値と前記物理量とを比較することにより前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別する。
空気調和機用室内機は、特にダクト型空気調和機用室内機であるときに、設置される状況に応じてセンサにより測定される物理量が増減することがある。そこで、空気調和機用室内機が設置された後にセンサによって測定された物理量を初期値として用いることとした。これにより、空気調和機用室内機が設置される状況により物理量が増減すること低減し、室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができる。
本発明による空気調和機用室内機は、フィルタを通過した室内空気を室内空気流路に流すファンと、前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、前記室内空気流路に配置されるセンサと、入力装置と、制御装置とを備えている。制御装置は、前記フィルタが清掃されたことが前記入力装置を介して入力された後に前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定し、前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別する。
本発明では、フィルタが清掃された後に、室内空気流路に配置されるセンサにより測定された物理量に基づいて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別することにより、室内空気流路に配置されるセンサにより測定される物理量のフィルタの圧力損失による変化を低減し、1つのセンサを用いて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができる。
本発明による空気調和機は、上記の空気調和機用室内機と、前記室内熱交換器に冷媒を供給する室外機とを備える。
本発明による熱交換器の汚れ検出方法は、空気調和機用室内機を用いて実行される。空気調和機用室内機は、フィルタを通過した室内空気を室内空気流路に流すファンと、前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、前記室内空気流路に配置されるセンサとを備えている。本発明による熱交換器の汚れ検出方法は、前記フィルタを清掃するステップと、前記フィルタが清掃された後で、前記室内空気流路に前記室内空気が流れているときに、前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定するステップと、前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別するステップとを備えている。
室内熱交換器は、汚れが付着すると、室内空気が通過するときの圧力損失が増加する。室内熱交換器の圧力損失により変化する物理量は、室内空気がフィルタを通過するときの圧力損失によっても変化することがある。このような熱交換器の汚れ検出方法は、フィルタが清掃された後に測定された物理量に基づいて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別することにより、フィルタの圧力損失による物理量の変化を低減し、室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができる。
本発明による熱交換器の汚れ検出方法は、空気調和機用室内機を用いて実行される。空気調和機用室内機は、室内空気を室内空気流路に流すファンと、前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、前記室内空気流路に配置されるセンサとを備えている。本発明による熱交換器の汚れ検出方法は、前記室内熱交換器が前記室内空気を冷却していないときに前記ファンにより前記室内空気を前記室内空気流路に流すことにより前記室内熱交換器を乾燥させた後で、前記室内空気流路に前記室内空気が流れているときに、前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定するステップと、前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別するステップとを備えている。
室内熱交換器は、表面に付着する汚れと、室内熱交換器が室内空気を冷却するときに室内熱交換器に付着する凝縮水とにより、室内空気が通過するときの圧力損失が増加する。このような熱交換器の汚れ検出方法は、室内熱交換器を乾燥させた後に測定された物理量に基づいて室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別することにより、室内熱交換器に付着した凝縮水による室内熱交換器の圧力損失の変化を低減し、室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができる。
本発明による空気調和機用室内機は、フィルタに蓄積した塵埃による悪影響を低減し、または、室内熱交換器に付着した凝縮水の悪影響を低減し、室内空気流路に配置されるセンサにより測定される1つの計測位置における物理量に基づいて、熱交換器に付着した汚れを適切に検出することができる。
本発明の一実施形態に係る空気調和機用室内機が適用された天井埋込み型空気調和機を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る室内機を示す縦断面図である。 制御装置を示す機能ブロック図である。 熱交換器の汚れを検知する動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明による空気調和機用室内機の一実施形態について、図面を参照して説明する。
空気調和機用室内機1は、図1に示されるように、天井埋込み型空気調和機2に適用されている。天井埋込み型空気調和機2は、空気調和機用室内機(以下、単に「室内機」という。)1の他に室外機3を備えている。室内機1は、室内の天井に吊下げ設置されている。室内機1は、キャビネット5と天井パネル6とを備えている。キャビネット5は、箱状に形成され、下方部に開口部が形成されている。天井パネル6は、略四角形の板状に形成され、キャビネット5の下方部位に取り付けられている。天井パネル6には、空気吸込み口7と空気吹出し口8とが形成されている。空気吸込み口7は、天井パネル6の中央部に設けられている。空気吹出し口8は、長方形状に形成され、天井パネル6の四辺に沿って配置されている。室内機1は、さらに、制御装置10を備えている。制御装置10は、キャビネット5の内部に配置されている。
室外機3は、屋外に設置されている。室外機3は、電気配線11を介して電力供給可能に室内機1に接続されている。室外機3は、さらに、2つの冷媒配管12を介して室内機1に接続されている。2つの冷媒配管12は、室内機1と室外機3とに冷媒を循環させる。室外機3は、室内機1側に設けられる後述の室内熱交換器と共に冷凍サイクルを構成し、制御装置10に制御されることにより、外気と冷媒とを熱交換することにより冷媒を温度調節し、温度調節された冷媒を室内機1に供給する。
室内機1は、図2に示されるように、キャビネット5が天井に埋め込まれて設置されている。キャビネット5は、内部に室内空気流路14を形成している。室内空気流路14は、上流端が空気吸込み口7とされ、下流端が空気吹出し口8とされている。
室内機1は、さらに、エアフィルタ15とフィルタ自動清掃機構(フィルタ清掃機構)16とターボファン(ファン)17と室内熱交換器18と圧力センサ19とを備えている。エアフィルタ15は、空気吸込み口7に配置され、空気吸込み口7から室内空気流路14に吸い込まれる室内空気から塵埃を除去し、空気吸込み口7の側の表面に塵埃を蓄積する。フィルタ自動清掃機構16は、キャビネット5の内部のうちのエアフィルタ15の近傍に配置されている。フィルタ自動清掃機構16は、制御装置10に制御されることにより、エアフィルタ15を清掃し、エアフィルタ15に蓄積された塵埃を除去する。
ターボファン17は、キャビネット5の内部の中央に配置され、室内空気流路14の途中に設置されている。ターボファン17は、主板21と複数のブレード22とファンモータ23とを備えている。主板21は、鉛直方向に概ね平行である回転軸心線24を中心に回転可能にキャビネット5に支持されている。複数のブレード22は、主板21に固定されている。ファンモータ23は、制御装置10に制御されることにより、単位時間あたりに所定の回転数で主板21を回転させる。ターボファン17は、回転軸心線24を中心に複数のブレード22が回転することにより、室内空気流路14を空気吸込み口7から空気吹出し口8に向かって流れる室内空気の流れを生成し、空気吸込み口7から室内空気流路14に室内空気を吸い込み、室内空気流路14を流れた室内空気を空気吹出し口8から吹出す。
室内熱交換器18は、キャビネット5の内部にターボファン17を囲むように、配置され、室内空気流路14のうちのターボファン17の下流側に設置されている。室内熱交換器18は、室外機3と共に冷凍サイクルを構成するように、2つの冷媒配管12を介して室外機3に接続されている。室内熱交換器18は、室内空気流路14を流れる室内空気と室外機3から供給される冷媒とを熱交換することにより、室内空気流路14を流れる室内空気を冷却または加熱する。
圧力センサ19は、室内空気流路14のうちのターボファン17と室内熱交換器18との間に配置されている。圧力センサ19は、室内空気流路14のうちのターボファン17と室内熱交換器18との間を流れる室内空気の圧力(静圧または動圧あるいは全圧)を測定する。すなわち、圧力センサ19は、室内熱交換器18の上流側と下流側との差圧でなく、室内空気流路14のうちの圧力センサ19が配置される計測位置の圧力を測定する。圧力センサ19は、さらに、測定された圧力を制御装置10に出力する。
天井埋込み型空気調和機2は、さらに、リモコン31を備えている。リモコン31は、図3に示されるように、有線または無線通信を介して情報伝達可能に制御装置10に接続されている。リモコン31は、入力装置32と表示装置33とを備えている。入力装置32は、ユーザに操作されることにより情報を生成する。リモコン31は、入力装置32により生成された情報を制御装置10に送信する。リモコン31は、さらに、制御装置10により生成された情報をユーザに認識可能に表示装置33に表示する。
制御装置10は、コンピュータであり、図示されていないCPU(Central Processing Unit)と記憶装置とメモリドライブと通信装置とインターフェースとを備えている。CPUは、制御装置10にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、記憶装置とメモリドライブと通信装置とインターフェースとを制御する。記憶装置は、コンピュータプログラムを記録する。記憶装置は、さらに、CPUにより利用される情報を記録する。メモリドライブは、記録媒体が挿入されたときに、記録媒体に記録されているコンピュータプログラムを制御装置10にインストールするときに利用される。記録媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が例示される。通信装置は、通信回線網を介して制御装置10に接続される他のコンピュータからコンピュータプログラムを制御装置10にダウンロードし、コンピュータプログラムを制御装置10にインストールするときに利用される。
インターフェースは、制御装置10に接続される外部機器により生成される情報をCPUに出力し、CPUにより生成された情報を外部機器に出力する。外部機器は、室外機3とフィルタ自動清掃機構16とターボファン17と圧力センサ19とリモコン31とを含んでいる。
制御装置10にインストールされるコンピュータプログラムは、制御装置10に複数の機能をそれぞれ実現させるための複数のコンピュータプログラムから形成されている。その複数の機能は、初期値設定部42と、空調運転部43と、熱交換器の汚れを検知する熱交汚れ検知部44と、警告部45とを含んでいる。
初期値設定部42は、リモコン31の入力装置32に所定の操作が実施されることにより定まるタイミングで、単位時間あたりに所定の熱交汚れ検知用回転数で複数のブレード22が回転するように、ターボファン17を制御する。初期値設定部42は、さらに、熱交汚れ検知用で複数のブレード22が回転しているときに、室内空気流路14のうちの室内熱交換器18の上流側を流れる室内空気の圧力を圧力センサ19から取得する。初期値設定部42は、圧力センサ19により測定された圧力を圧力初期値として記憶装置に記録する。
空調運転部43は、リモコン31の入力装置32に所定の操作が実施されることにより定まるタイミングで、冷媒が外気と熱交換されることにより加熱または冷却されるように、かつ、加熱または冷却された冷媒が室外機3から室内機1の室内熱交換器18に供給されるように、室外機3を制御する。空調運転部43は、さらに、単位時間あたりに所定の回転数で複数のブレード22が回転するように、ターボファン17を制御する。空調運転部43は、リモコン31の入力装置32に所定の操作が実施されることにより定まるタイミングで、エアフィルタ15から塵埃が除去されるように、フィルタ自動清掃機構16を制御し、所定の時間(たとえば、3時間)継続して複数のブレード22が回転するように、ターボファン17を制御する。
熱交汚れ検知部44は、所定の頻度(たとえば、一週間に1回の頻度)でエアフィルタ15から塵埃が除去されるように、エアフィルタ15から塵埃が除去されるように、フィルタ自動清掃機構16を制御する。熱交汚れ検知部44は、さらに、所定の時間(たとえば、3時間)継続して複数のブレード22が回転するように、ターボファン17を制御する。熱交汚れ検知部44は、さらに、単位時間あたりに熱交汚れ検知用回転数で複数のブレード22が回転している最中に、室内空気流路14のうちの室内熱交換器18の上流側を流れる室内空気の圧力を圧力センサ19から取得する。熱交汚れ検知部44は、その測定された圧力を初期値設定部42により設定された圧力初期値と比較し、室内熱交換器18に汚れが付着しているかどうかを判別する。
警告部45は、熱交汚れ検知部44により室内熱交換器18に汚れが付着していると判別されたときに、室内機1を点検することを促すメッセージが表示されるように、リモコン31の表示装置33を制御する。
制御装置10により実行される動作は、初期値を設定する動作と、空調運転を実行する動作と、熱交換器の汚れを検知する動作とを備えている。
初期値を設定する動作は、設置作業者によりリモコン31を介して所定の情報が入力されることにより、実行される。設置作業者は、室内機1を天井に設置した後に、エアフィルタ15に塵埃が蓄積していない状態で、かつ、室内熱交換器18に汚れが付着していない状態であるときに、リモコン31の入力装置32を操作することにより「閾値を設定すること」を示す情報を入力する。制御装置10は、リモコン31を介して「閾値を設定すること」が入力されたときに、まず、ターボファン17を制御することにより、単位時間あたりに熱交汚れ検知用回転数で複数のブレード22を回転させる。制御装置10は、複数のブレード22が熱交汚れ検知用回転数で回転している最中に、圧力センサ19を制御することにより、室内空気流路14のうちのターボファン17と室内熱交換器18との間を流れる室内空気の圧力を測定する。制御装置10は、圧力センサ19により測定された圧力を圧力初期値として記憶装置に記録する。
空調運転を実行する動作は、ユーザによりリモコン31の入力装置32を介して所定の情報が入力されたときに、実行される。ユーザは、リモコン31の入力装置32を操作することにより、暖房運転、冷房運転等とから所望の運転を選択し、所望の風量を入力する。
制御装置10は、リモコン31により暖房運転が選択されたときに、室外機3を制御することにより、外気と冷媒とを熱交換することにより冷媒を加熱し、加熱された冷媒を室内機1の室内熱交換器18に供給する。制御装置10は、さらに、ターボファン17を制御することにより、リモコン31を介して入力された風量に対応する回転数で複数のブレード22を回転させ、室内空気流路14を空気吸込み口7から空気吹出し口8に向かって流れる室内空気の流れを生成する。
室内熱交換器18は、室外機3から供給された冷媒と、室内空気流路14を流れる室内空気とを熱交換することにより、室内空気を加熱する。室内機1は、ターボファン17により室内空気流路14を空気吸込み口7から空気吹出し口8に向かって流れる室内空気の流れが生成されていることにより、室内熱交換器18により加熱された室内空気を空気吹出し口8から吹出し、室内を暖房する。
制御装置10は、リモコン31により冷房運転が選択されたときに、室外機3を制御することにより、外気と冷媒とを熱交換することにより冷媒を冷却し、冷却された冷媒を室内機1の室内熱交換器18に供給する。制御装置10は、さらに、ターボファン17を制御することにより、リモコン31を介して入力された風量に対応する回転数で複数のブレード22を回転させ、室内空気流路14を空気吸込み口7から空気吹出し口8に向かって流れる室内空気の流れを生成する。
室内熱交換器18は、室外機3から供給された冷媒と、室内空気流路14を流れる室内空気とを熱交換することにより、室内空気を冷却する。室内機1は、ターボファン17により室内空気流路14を空気吸込み口7から空気吹出し口8に向かって流れる室内空気の流れが生成されていることにより、室内熱交換器18により冷却された室内空気を空気吹出し口8から吹出し、室内を冷房する。
エアフィルタ15は、空調運転が実行されることにより、空気吸込み口7から室内空気流路14に吸い込まれる室内空気に混合されている塵埃が表面に蓄積される。エアフィルタ15の表面に蓄積される塵埃は、空調運転が実行される運転時間が増加するにつれて増加する。室内空気がエアフィルタ15を通過するときの圧力損失は、エアフィルタ15の表面に蓄積された塵埃の量が増加するとともに、増加する。室内熱交換器18は、室内空気流路14を流れる室内空気を冷却することにより、室内空気に含有される水蒸気を凝縮させ、凝縮した凝縮水が表面に付着する。室内空気が室内熱交換器18を通過するときの圧力損失は、室内熱交換器18の表面に凝縮水が付着することにより増大する。
ユーザは、空調運転を停止させたいときに、リモコン31の入力装置32を操作することにより、「空調運転を停止すること」を示す情報を入力する。制御装置10は、リモコン31により「空調運転を停止すること」が入力されたときに、室外機3を制御することにより、冷媒が室外機3と室内機1の室内熱交換器18を循環することを停止する。制御装置10は、冷房運転が停止された後に、ターボファン17を制御することにより、所定の時間(たとえば、3時間)複数のブレード22を回転させて室内空気流路14に室内空気を流し、室内空気流路14を乾燥させ、室内熱交換器18を乾燥させる。室内機1は、このような乾燥により、室内空気流路14と室内熱交換器18とにカビ等が発生することを抑制し、空調運転の開始時に不快な臭いが発生することを防止する。
制御装置10は、さらに、空調運転が停止された後に、フィルタ自動清掃機構16を制御することにより、エアフィルタ15を清掃し、エアフィルタ15から塵埃を除去する。室内機1は、エアフィルタ15の清掃により、エアフィルタ15の圧力損失の増加を防止し、空調運転の効率の低下を防止する。
次に、図4を用いて、熱交換器の汚れを検知する動作を説明する。熱交換器の汚れを検知する動作は、所定の頻度(たとえば、週に1回の頻度)で制御装置10によって実行される。制御装置10では、所定の頻度で熱交換器の汚れを検知する動作が実行されるように実行開始日時が算出される。そして、実行開始日時になったタイミングで、まず、フィルタ自動清掃機構16が制御され、エアフィルタ15から塵埃が除去される(ステップS1)。
エアフィルタ15が清掃された後に、冷房運転の完了から6時間以上経過しているかどうかが判別される(ステップS2)。冷房運転の完了から6時間以上経過していないときに(ステップS2、NO)、ターボファン17は、室内空気流路14に室内空気の流れを生成し、室内熱交換器18を乾燥させる(ステップS3)。
冷房運転の完了から6時間以上経過しているときに(ステップS2、YES)、または、室内熱交換器18を乾燥させた後に、ターボファン17は、単位時間あたりに熱交汚れ検知用回転数で複数のブレード22を回転させる。熱交汚れ検知用回転数は、初期値を設定する動作で、単位時間あたりの複数のブレード22を回転させた熱交汚れ検知用回転数に等しい。室内空気流路14には、複数のブレード22が回転することにより、空気吸込み口7から吸い込まれた室内空気の流れが生成する。単位時間あたりに熱交汚れ検知用回転数で複数のブレード22が回転している最中に、圧力センサ19は、室内空気流路14のうちの室内熱交換器18の上流側の室内空気の圧力を測定する(ステップS4)。
次いで、ステップS4で測定された圧力と、初期値を設定する動作で記憶装置に記録された圧力初期値とが比較される。このとき、その測定された圧力から圧力初期値を減算した差が所定の閾値より大きいときに、室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着していると判別され、差が閾値より小さいときに、室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着していないと判別される(ステップS5)。
室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着していると判別されたときに(ステップS5、YES)、リモコン31は、室内機1の点検を促すメッセージを表示装置33に表示する(ステップS6)。ユーザは、室内機1の点検を促すメッセージがリモコン31の表示装置33に表示されていることを確認したときに、サービスマンに依頼することにより室内熱交換器18を点検し、室内熱交換器18に汚れが付着しているときに、室内熱交換器18を清掃する。
室内熱交換器18の清掃を行うことにより、室内熱交換器18の圧力損失を低減することができ、室内熱交換器18の汚れによる空調運転の効率の低下を防止することができ、室内を高効率に空調することができる。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
圧力センサ19により測定される圧力は、複数のブレード22が単位時間あたりに回転する回転数と、エアフィルタ15に蓄積される塵埃の量と、室内熱交換器18に付着した凝縮水の量と、室内熱交換器18に付着した汚れの量とにより変化する。エアフィルタ15に蓄積される塵埃の量は、エアフィルタ15が清掃されることにより、一定量になる。室内熱交換器18に付着した凝縮水は、室内熱交換器18が乾燥されることにより除去される。すなわち、エアフィルタ15を清掃した後で、かつ、室内熱交換器18を乾燥させた後で、所定の熱交汚れ検知用回転数で複数のブレード22を回転させている最中に、圧力センサ19により測定された圧力は、室内熱交換器18に付着した汚れのみに応じて変化する。このため、制御装置10は、エアフィルタ15を清掃した後で、かつ、室内熱交換器18を乾燥させた後に、室内空気の圧力を測定することにより、エアフィルタ15に蓄積された塵埃または室内熱交換器18に付着した凝縮水の悪影響を低減することができ、測定された圧力に基づいて室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができる。
室内熱交換器18の圧力損失は、室内熱交換器18の上流側の室内空気の圧力と下流側の室内空気の圧力とを測定することにより適切に測定することができるが、複数の圧力センサを用いる必要がある。これに対して、本実施形態の室内機1は、ステップS4で測定された圧力が室内熱交換器18に付着した汚れのみに応じて変化することにより、複数の圧力センサを用いることなく、1つの圧力センサ19を用いて室内熱交換器18の圧力損失を容易に推測することができ、1つの圧力センサ19を用いて室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができる。このため、室内機1は、複数の圧力センサを備える他の室内機に比較して、より容易に、より安価に作製されることができる。
室内機1は、室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着しているかどうかを適切に判別することができることにより、室内熱交換器18を点検する頻度を適切に設定することができる。このため、ユーザは、ユーザは、室内機1の点検を促すメッセージがリモコン31の表示装置33に表示されていることを確認したときに、室内熱交換器18を点検することにより、不要な室内熱交換器18の点検を低減し、室内機1のメンテナンスコストを低減することができる。
ステップS4で測定された圧力は、室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着すること以外の不具合が発生した場合にも、圧力初期値との差が所定の範囲から外れることがある。その不具合としては、フィルタ自動清掃機構16の故障、ターボファン17の故障、室内熱交換器18の破損、圧力センサ19の故障が例示される。室内機1は、このような不具合が発生した場合にも、メッセージが表示されることにより、室内機1の点検を適切に促すことができる。このため、室内機1は、適切な時期に点検されることができ、不具合による悪影響を防止することができる。
室内空気が室内空気流路14を流れる圧力損失は、室内機1が設置される状況により、変化することがある。初期値を設定する動作を実行することによれば、室内機1は、室内空気が室内空気流路14を流れる圧力損失が、室内機1が設置されるスペースにより変化する場合でも、ステップS4で測定された圧力の比較対象である圧力初期値を適切に設定することができ、室内空気流路14のうちの1つの計測位置における圧力に基づいて室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。
室内機1は、天井埋込み型空気調和機2と異なる他の空気調和機にも適用されることができる。室内機1が適用される空気調和機としては、壁掛け型空気調和機、ダクト型空気調和機、一体型空気調和機が例示される。室内機1は、壁掛け型空気調和機に適用されるときに、ターボファン17が室内空気流路14の室内熱交換器18の下流側に配置されている。室内機1は、このような空気調和機に適用された場合でも、天井埋込み型空気調和機2に適用された場合と同様にして、エアフィルタ15に蓄積された塵埃または室内熱交換器18に付着した凝縮水の影響を低減することにより、室内空気流路14のうちの1つの計測位置における圧力に基づいて室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。
室内機1は、ダクト型空気調和機に適用されるときに、空気吸込み口7と空気吹出し口8とが、室内の壁面(または天井)に形成される空気吸込み口と空気吹き出し口とにそれぞれ接続されている。このため、ダクト型空気調和機は、室内機1が設置されるスペースによりダクトの形状、長さが異なり、室内機1が設置される環境により室内空気がダクトを通過する圧力損失が大きく変化する。このため、室内機1は、初期値を設定する動作を実行することによれば、ダクト型空気調和機に適用された場合でも、圧力初期値を適切に設定することにより、室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。
初期値を設定する動作は、室内機1が設置される環境により室内空気流路14の圧力損失のばらつきが十分に小さいときに、または、圧力センサ19により測定される圧力の室内機1の設置状況によるばらつきが十分に小さいときに、省略することができる。室内機1は、設置前に予め設定された圧力初期値を利用した場合でも、初期値を設定する動作により設定された圧力初期値を利用する場合と同様にして、室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。
圧力センサ19は、室内空気流路14の室内熱交換器18の下流側に配置されることもできる。このとき、制御装置10は、熱交換器の汚れを検知する動作で圧力センサ19により測定された圧力と圧力初期値との差が閾値より大きいときに、室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着していると判別する。室内機1は、圧力センサ19が室内空気流路14の室内熱交換器18の下流側に配置される場合でも、圧力センサ19が室内空気流路14の室内熱交換器18の上流側に配置される場合と同様にして、室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。
圧力センサ19は、室内空気が室内熱交換器18を通過する圧力損失に応じて変化する物理量を測定するセンサに置換されることができる。センサとしては、室内空気が室内熱交換器18を通過する風速を測定する風速センサが例示される。このとき、制御装置10は、初期値を設定する動作でその置換された風速センサを用いて室内空気が室内熱交換器18を通過する風速を測定し、その測定された風速を風速初期値として記録する。風速は、室内熱交換器18の圧力損失が増加するにつれ小さくなる。このため、制御装置10は、ステップS4でその置換された風速センサを用いて測定された風速と風速初期値との差が所定の閾値より大きいときに、室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着していると判別し、その差が閾値より小さいときに、室内熱交換器18に所定量以上の汚れが付着していないと判別する。室内機1は、室内空気が室内空気流路14を流れる風速が測定される場合でも、室内空気流路14を流れる室内空気の圧力が測定される場合と同様にして、室内空気流路14のうちの1つの計測位置における風速に基づいて室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。
熱交換器の汚れを検知する動作は、室内熱交換器18に付着した凝縮水による悪影響が十分に小さいときに、ステップS3の室内熱交換器18の乾燥を省略することもできる。この場合でも、室内機1は、エアフィルタ15を清掃していることにより、エアフィルタ15に蓄積した塵埃による圧力損失により室内熱交換器18に付着した汚れと誤認識されることが防止され、室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。
熱交換器の汚れを検知する動作は、エアフィルタ15に蓄積した塵埃による悪影響が十分に小さいときに、ステップS1のエアフィルタ15を清掃する動作を省略することもできる。室内機1は、室内熱交換器18を乾燥していることにより、室内熱交換器18に付着した凝縮水による圧力損失により室内熱交換器18に付着した汚れと誤認識されることが防止され、室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。
制御装置10は、ステップS6でメッセージを表示することと異なる手段を用いてユーザに室内機1の点検を促してもよい。たとえば、制御装置10は、室内機1が備える出力装置から音声または警告音を発生させることにより、ユーザに室内機1の点検を促すことができる。
熱交換器の汚れを検知する動作のステップS1のエアフィルタ15の清掃は、フィルタ自動清掃機構16により実行されないで、ユーザにより実行されることができる。このとき、ユーザは、エアフィルタ15の清掃が完了したときに、リモコン31の入力装置32を操作することにより、「フィルタの清掃が完了したこと」を示す情報を入力する。制御装置10は、リモコン31により「フィルタの清掃が完了したこと」が入力された後に、ステップS2以降を実行する。このようにエアフィルタ15の清掃がユーザにより実行された場合でも、室内機1は、エアフィルタ15に蓄積された塵埃または室内熱交換器18に付着した凝縮水の影響を低減することにより、室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。このとき、室内機1は、フィルタ自動清掃機構16が省略されても、室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができ、フィルタ自動清掃機構16が省略されることにより、より容易に、より安価に作製されることができる。
制御装置10は、コンピュータプログラムの交換が不可能である制御装置に置換されることができる。室内機1は、このような制御装置が適用された場合でも、制御装置10が適用された場合と同様にして、室内熱交換器18の汚れを適切に検出することができる。
1 :空気調和機用室内機
2 :天井埋込み型空気調和機
3 :室外機
5 :キャビネット
6 :天井パネル
7 :空気吸込み口
8 :空気吹出し口
10:制御装置
11:電気配線
12:2つの冷媒配管
14:室内空気流路
15:エアフィルタ
16:フィルタ自動清掃機構
17:ターボファン
18:室内熱交換器
19:圧力センサ
21:主板
22:複数のブレード
23:ファンモータ
24:回転軸心線
31:リモコン
32:入力装置
33:表示装置
42:初期値設定部
43:空調運転部
44:熱交汚れ検知部
45:警告部

Claims (8)

  1. フィルタを通過した室内空気を室内空気流路に流すファンと、
    前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、
    前記フィルタを清掃するフィルタ清掃機構と、
    前記室内空気流路に配置されるセンサと、
    前記フィルタ清掃機構により前記フィルタが清掃された後に前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定し、前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別する制御装置と、
    を備え
    前記物理量は、前記室内熱交換器が前記室内空気を冷却していないときに前記ファンにより前記室内空気を前記室内空気流路に流すことにより前記室内熱交換器を乾燥させた後に測定される空気調和機用室内機。
  2. 室内空気を室内空気流路に流すファンと、
    前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、
    前記室内空気流路に配置されるセンサと、
    前記室内熱交換器が前記室内空気を冷却していないときに前記ファンにより前記室内空気を前記室内空気流路に流すことにより前記室内熱交換器を乾燥させた後に前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定し、前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別する制御装置と、
    を備える空気調和機用室内機。
  3. 前記物理量は、前記室内空気の圧力を示す請求項1または請求項に記載の空気調和機用室内機。
  4. 前記制御装置は、本空気調和機用室内機が設置された後に前記センサを用いて測定された物理量初期値と前記物理量とを比較することにより前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別する請求項1から請求項のうちのいずれか一項に記載の空気調和機用室内機。
  5. フィルタを通過した室内空気を室内空気流路に流すファンと、
    前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、
    前記室内空気流路に配置されるセンサと、
    入力装置と、
    前記フィルタが清掃されたことが前記入力装置を介して入力された後に前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定し、前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別する制御装置と、
    を備え
    前記物理量は、前記室内熱交換器が前記室内空気を冷却していないときに前記ファンにより前記室内空気を前記室内空気流路に流すことにより前記室内熱交換器を乾燥させた後に測定される空気調和機用室内機。
  6. 請求項1から請求項のうちのいずれか一項に記載の空気調和機用室内機と、
    前記室内熱交換器に冷媒を供給する室外機と、
    を備える空気調和機。
  7. フィルタを通過した室内空気を室内空気流路に流すファンと、
    前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、
    前記室内空気流路に配置されるセンサと、
    を備える空気調和機用室内機を用いて実行される熱交換器の汚れ検出方法であり、
    前記フィルタを清掃するステップと、
    前記室内熱交換器が前記室内空気を冷却していないときに前記ファンにより前記室内空気を前記室内空気流路に流すことにより前記室内熱交換器を乾燥させるステップと、
    前記フィルタが清掃された後でかつ前記室内熱交換器を乾燥させた後で、前記室内空気流路に前記室内空気が流れているときに、前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定するステップと、
    前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別するステップと、
    を備える熱交換器の汚れ検出方法。
  8. 室内空気を室内空気流路に流すファンと、
    前記室内空気を温度調節する室内熱交換器と、
    前記室内空気流路に配置されるセンサと、
    を備える空気調和機用室内機を用いて実行される熱交換器の汚れ検出方法であり、
    前記室内熱交換器が前記室内空気を冷却していないときに前記ファンにより前記室内空気を前記室内空気流路に流すことにより前記室内熱交換器を乾燥させた後で、前記室内空気流路に前記室内空気が流れているときに、前記センサを用いて前記室内空気が前記室内熱交換器を通過するときの圧力損失により変化する物理量を測定するステップと、
    前記物理量に基づいて前記室内熱交換器に汚れが付着しているかどうかを判別するステップと、
    を備える熱交換器の汚れ検出方法。
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