JP6344090B2 - メタルマスクの製造方法 - Google Patents

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本発明は、フォトエッチング法によって製造されるメタルマスクおよびその製造する方法に係わり、スリット開孔の幅が細く、ラインパターン幅が安定したメタルマスクの製造方法に関する。
有機ELディスプレイは高精細対応が進み、メタルマスクに対しても狭ピッチパターンに対する作製要求があり、特にスリットタイプでは、ラインパターンが細く、安定した線幅を得ること、マスク強度の確保が困難となってきている。
このメタルマスクは、フォトエッチング法を用い製造することが一般的となっており、そのなかでも特に、ラインパターンが細いファインメタルマスクの製造にあたっては、ニス法と称される製造方法を用いることが主流となっている(特許文献1)。
図4は、メタルマスク7の形状例を示しており、大孔スリット6は0.07mm〜0.13mmであり、小孔スリット3は0.03mm〜0.05mmであり、小孔スリット3面側のライン幅は0.05mm〜0.10mmと、スリットは非常の細いものである。
メタルマスクは、製造工程において、スリットパターンに対して垂直方向に搬送されるため、スリット幅方向に工程テンションが掛かっており、パターンベタ部と端部近辺のスリット部に応力が集中し、大孔スリット6を形成するセカンドエッチング工程において、小孔スリット3に設けられたニス5に割れを生じる。
ニス割れが発生すると、ニス割れ部にエッチング液が回り込み、パターンの形状不良が発生してしまい、スリット幅の安定しないメタルマスクとなってしまうため、ニス割れの発生しない製造方法が求められている。
特開平10−312745号公報
メタルマスクを製造するニス法であって、搬送時にスリット幅方向に掛かる工程テンションあっても、ニス割れを生じることなく、高精細スリットパターンの形状が安定したメタルマスクを提供することにある。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、ニス法を用い、金属基板の一方の面に大孔スリットを、他方の面に小孔スリットを形成したメタルマスクの製造方法であって、
前記メタルマスクの製造方法の、大孔スリットを設けた面側の有効エリア外に、前記大孔スリットと平行に、非貫通の凹状のスリットを設け
板厚が0.03mmt〜0.05mmtに対して、前記非貫通の凹状のスリットのスリット幅が0.04mm〜0.06mmで、エッチング深さが0.010〜0.030mmであることを特徴とするメタルマスクの製造方法である。
また、請求項2に記載の発明は、前記非貫通の凹状のスリットを、前記有効エリア外の中で、大孔スリットのスリット延長線上には設けず、大孔スリットと平行となる有効エリア外に設けたことを特徴とする請求項1に記載のメタルマスクの製造方法である。
また、請求項3に記載の発明は、前記非貫通の凹状のスリットを、前記大孔スリットより有効エリア内のスリットピッチ寸法だけ離して設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメタルマスクの製造方法である。
また、請求項4に記載の発明は、ニス法を用い、金属基板の一方の面に大孔スリットを、他方の面に小孔スリットを形成するメタルマスクの製造法であって、大孔スリットを設けた面の有効エリア外に、請求項1〜3のいずれか一項に記載の非貫通の凹状のスリットを、大孔スリットの形成と同時に設ける工程を持つことを特徴とするメタルマスクの製造方法である。
ニス法を用いた高精細メタルマスク作製において、搬送時にスリット幅方向に工程テンションが掛かってもニス割れを生じることなく、安定した形状の高精細なスリットパターンを持つメタルマスクを提供することができる。
本発明の、非貫通の凹状のスリットを設けたメタルマスクの、形態を示した平面、断面概念図である。 本発明の、非貫通の凹状のスリットを設けたパネルの、詳細平面、断面概念図である。 メタルマスクの製造工程を示した概念図である。 従来のメタルマスクの形態を示した平面、断面概念図である。
以下本発明を実施するための形態を、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の、非貫通の凹状、0.04mm〜0.06mm幅スリットを設けたメタルマスクを示しており、4〜7inchのパネルが多面付けされた形状となっている。
<金属基板>
メタルマスクに使用される金属基板としては、熱膨張係数が1.2×10−6/℃程度と有利なインバー材が好適であり、板厚として0.03mmt、0.04mmt、0.05mmtが好適である。
<マスク寸法>
パネルが多面付けされたマスク外形は縦方向が300mm〜450mm、搬送方向が500mm〜800mmであり、パネルとパネルとの間隔は5〜20mmである。
図2は、本発明の、非貫通の凹状のスリットを設けた、メタルマスク内のパネルを拡大したものであり、有効エリア外に、非貫通の凹状スリットがハーフエッチ形状で設けられている。
<スリット寸法>
スリットパターンは、ライン幅が0.05〜0.10mmであり、小孔スリット3の開口幅は0.03〜0.05mm、大孔スリットの開口幅は0.07〜0.13mm、非貫通の凹状スリットの開口幅は0.04〜0.06mmで、深さは、板厚が0.03mmtの時には、0.01〜0.02mm、板厚が0.04mmtの時には、0.015〜0.025mm、板厚が0.05mmtの時には0.020〜0.030mmである。
非貫通の凹状スリットは、応力緩和が目的で、メタルマスクの大孔スリットを設けた面側の有効エリア外に設けれる。メタルマスクは、有機エレクトロルミネッセンス材料を蒸着する時のパターン形成のためのもので、非貫通の凹状スリットはハーフエッチ形状であることが必要である。
非有効エリアに設けれる非貫通の凹状スリットは、非有効エリア全面に設けても良いが、小孔スリット3、大孔スリット6を設けたパネルから一定の間隔をもって設けても良く、スリットピッチ寸法、分離して設けることが好適である。
また、図1に示すように、有効エリア外の中で、大孔スリットの、スリット延長線上には設けず、大孔スリットと平行となる有効エリア外に設けても良く、すなわち、メタルマスクの搬送方向に対して、パネルの垂直方向には設けなくても良い。
図3は、メタルマスクの製造工程を示しており、金属基板1の両面を脱脂、整面、洗浄処理した後、その両面にフォトレジスト膜2を形成し、一方の面に小孔像のネガパターンを、他方の面に大孔像のネガパターンを、ガラス原版を通してUV露光照射する。
ニス法では、小孔スリット3と大孔スリット6を分けて形成する必要があり、(b)に示すように、大孔スリット6を設ける面に、バックシート4設けて、エッチングを行ない、小孔スリット3を形成し、(c)に示すように、エッチング形成した小孔スリット3にニス5を設け、小孔スリットをニスにて充填した後に、(d)に示すように大孔スリット6をエッチング形成する。
図3のdの工程である大孔スリット6のエットングと同時に、非貫通の凹状スリットのエッチングも行う。
<ニス材>
耐腐食性のニス材が使用でき、3μm〜10μm厚みに塗布し使用する。
その後、フォトレジスト膜2を剥膜して、小孔スリット3と大孔スリット6を持つメタルマスクが製造される。
幅500mm、板厚0.03mmtのインバー材を用い、両面にフォトレジストとして液体レジストを塗布した。
ガラス原版を用い、パネル内のスリットパターン形状が縦95mm、横55mmの多面付けで、一方の面に小孔スリット0.040mm、他方の面の有効エリアに小孔スリットに対応する大孔スリット0.100mmと、非有効エリアに対応する小孔スリットを有しない非貫通の凹状成形用のスリット0.05mmを紫外線を用い露光し、現像によりパターン形成を行った。
パターン形成の後、大孔スリット、非貫通の凹状のスリットを形成する面に、エッチング防止のためのバックシートを貼り付け、小孔スリットを用いてエッチングにより成形した。
洗浄、乾燥後、小孔スリットを形成した面に、ニス材として3〜10μmの厚みに小孔
スリットを充填するよう形成し、エッチング防止のため貼り付けたバックシートを除去し、大孔スリット面側にエッチングを行ない大孔スリット、非貫通の凹状のスリット面を形成した。
ニス割れの発生の有無を確認した後に、ニス材およびレジストを、アルカリ液にて除去し、実施例1のメタルマスクを作製した。
<比較例1>
非貫通の凹状のスリットを設けないで、他は、実施例と同じ条件にて比較例1のメタルマスクを作製した。
<評価>
評価は、ニス割れの発生の有無と、スリットパターンのパターン形状による判断とし、ライン幅0.05mmに対して、0.04mm以下のとなったパターン形状不良の発生より判断した。
ニス割れの発生に関しては、非貫通の凹状のスリットを設けた実施例1のメタルマスクには確認できなかったが、比較例ではニス割れが確認できた。また比較例ではパターン形状不良の発生もあり、非貫通の凹状のスリットを設けることにより、パターン形状が安定することが分かった。
1・・・金属基板
2・・・フォトレジスト膜
3・・・小孔スリット
4・・・バックシート
5・・・ニス
6・・・大孔スリット
7・・・パネル
8・・・非貫通の凹状スリット
9・・・メタルマスク
10・・・小孔スリットを設けた面
11・・・大孔スリットを設けた面

Claims (4)

  1. ニス法を用い、金属基板の一方の面に大孔スリットを、他方の面に小孔スリットを形成したメタルマスクの製造方法であって、
    前記メタルマスクの製造方法の、大孔スリットを設けた面側の有効エリア外に、前記大孔スリットと平行に、非貫通の凹状のスリットを設け
    板厚が0.03mmt〜0.05mmtに対して、前記非貫通の凹状のスリットのスリット幅が0.04mm〜0.06mmで、エッチング深さが0.010〜0.030mmであることを特徴とするメタルマスクの製造方法
  2. 前記非貫通の凹状のスリットを、前記有効エリア外の中で、大孔スリットのスリット延長線上には設けず、大孔スリットと平行となる有効エリア外に設けたことを特徴とする請求項1に記載のメタルマスクの製造方法
  3. 前記非貫通の凹状のスリットを、前記大孔スリットより有効エリア内のスリットピッチ寸法だけ離して設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメタルマスクの製造方法
  4. ニス法を用い、金属基板の一方の面に大孔スリットを、他方の面に小孔スリットを形成するメタルマスクの製造法であって、大孔スリットを設けた面の有効エリア外に、請求項1〜3のいずれか一項に記載の非貫通の凹状のスリットを、大孔スリットの形成と同時に設ける工程を持つことを特徴とするメタルマスクの製造方法。
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