JP6344048B2 - 文具製品 - Google Patents

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Description

本発明は、紙葉類を綴じたり収容したりして保持しておくために、オフィスや家庭において好適に使用される文具製品に関するものである。
従来、紙葉類を綴じたり収容したりしておくための文具製品が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
またこのような文具製品はオフィスのみならず、家庭や個人での使用においても、管理する紙葉類の種類が他の紙葉類と明確に識別できるよう、文具製品を複数用意し、紙葉類を管理するということが行われてきた。
上記の目的を好適に実現し得る文具製品の一例としては、特許文献1に記載のファイルを挙げることができる。かかるファイルは、複数のファイルを本棚等に陳列した際に背表紙側に露出する見出しポケットの中に別体の見出し紙等を挿入するものである。そしてこの見出し紙の色や見出し紙に記載した内容により、隣接する位置にある他のファイルよりも明確に違うと使用者に思わせるに足るように視認性を高める、換言すれば見た目を際だたせて目立たせることができるものである。
ここで、近時においては見出しポケットの中に見出し紙が挿入されずに使用されているケースも見られている。そのようなケースを想定すると、上記特許文献1のように見出しポケット自体が目立たない透明のシートを用いずに、所定の色彩を呈したシートを用いることが考えられる。
しかしながら所定の色彩を呈したシートを用いる場合、ファイルを構成する表紙とは異なる素材を用いた場合であると、ファイル自体の見た目の一体感が損なわれるということが考えられる。また見出しを構成するシートをファイルの表紙を構成するシートに対し例えば色彩が異なる以外は同じであるものとすればファイルすなわち文具製品としての一体感は担保されるものと考えられる。しかしそうすると、文具製品の外形であるファイルの表表紙や裏表紙を構成し得るシートと同じ強度を有するシートにより見出しポケットを構成することになる。その結果、見出し紙の挿脱の際、見出しポケットの箇所が使用者の従来の見出しポケットのように撓まず、使用者に違和感を覚えさせてしまう場合も考えられる。
特開2012−232451号公報
本発明は、このような不具合に着目したものであり、所望の視認性を担保しつつ、好適な使用感を提供し得る文具製品を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る文具製品は、可撓性を有する合成樹脂からなり透光性を有する主シートと、この主シートの一部に重層して配されるとともに前記主シートと同じ素材からなる透光性を有するものであり且つ厚み寸法を小さくすることにより撓み易く形成され前記主シートの外側を覆い得る副シートとを有する表シート体を、使用者側へ向けた表面に配してなり、前記主シートと前記副シートが異なった色を呈色するように構成されたものであり、前記表シート体を介して紙葉類を認識し得る構成をなしていることを特徴とする。
ここで、「主シートと副シートとの間に紙葉類を通し得る」とは、主シートと副シートとの間に紙葉類を挿通或いは挿抜させ得る態様に限られず、主シートと副シートとの間に紙葉類を挟み込んでおく態様をも含む概念である。
また「透光性を有する」とは、透明のみならず半透明といった透過性を有するものが含まれることは勿論であるが、外方から表シート体を介して紙葉類を見たとき、紙葉類自体は認識し得るが、当該紙葉類に記されている内容までは明確に視認し得ない程度の透過性を有するものが含まれる。
このようなものであれば、表シート体を介して紙葉類を好適に認識し得るとともに、主シートと副シートとの間に紙葉類を通すときには副シートの方が撓みやすいため、使用者にとっての扱い易さも有効に担保し得る。加えて主シート及び副シートは、厚みは異なるが同じ素材を用いているため、文具製品全体としての見た目の一体感も有効に保ち得る。すなわち本発明によれば、所望の視認性を担保しつつ、好適な使用感を提供し得る文具製品を実現することが可能となる。
また、主シート及び副シートの重層箇所を視認させることにより文具製品の形状をより使用者に印象付けるようにするためには、主シートの透光性を副シートの透光性よりも高くすることが望ましい。
そして、斯かる文具製品の一態様として、表シート体の裏面側に裏シート体を設けるとともに、表シート体と裏シート体との間に紙葉類を収容し得る収容部を形成している文具製品とした態様を挙げることができる。
上述した文具製品の具体的な構成として、副シートが表シート体に接離可能に構成されることにより、主シートと前記副シートとの間から紙葉類を挿脱し得るようにしたものが望ましい。
また、主シートと副シートとの間に紙葉類を通し得る他の態様として、主シートと副シートとの間に、紙葉類を挟み込むための挟み込み部を形成した態様を挙げることができる。
そして、使用者にとって好適に使用され得る文具製品の他の一態様として、表シート体の裏面側に裏シート体を設けるとともに、これら表シート体及び裏シート体が冊子本体を挟み込んだ状態で端部の一部が綴じられている態様、所謂ノートやメモといった文具製品を挙げることができる。
そして上述した文具製品の使用者にとっての識別性をさらに向上させるためには、主シート又は副シートの一部における外方から露出する箇所に、使用者に一定の印象を与え得る印象付与部を設けておくことが望ましい。
本発明によれば、所望の視認性を担保しつつ、好適な使用感を提供し得る文具製品を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る斜視図。 同正面図。 本発明の第二実施形態に係る正面図。 同構成説明図。 本発明の第三実施形態に係る正面図。 同構成説明図。 本発明の第四実施形態に係る正面図。 同実施形態に係る他の正面図。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る文具製品の一例として示すフォルダバッグFBは、例えばフィルダインバッグとも称されるもので、内部に白色を呈する仕切り板5を標準に有してなり、この仕切り板5或いは内部に収容した紙葉類を自由に出し入れできるものである。
このフォルダバッグFBは仕切り板5を収容する収容部4と、この収容部4を開閉可能な使用時に使用者側に向いている表シート体1と、この表シート体1とともに収容部4を構成し得る裏シート体2とを有している。
ここで、本実施形態に係る文具製品たるフォルダバッグFBは、表シート体1を、可撓性を有する合成樹脂からなり透光性を有する主シート11と、この主シート11の一部に重層して配されるとともに主シート11と同じ素材からなる透光性を有するものであり且つ厚み寸法を小さくすることにより撓み易く形成した副シート12とを有するものとして使用者側へ向けた表面に配し、主シート11と副シート12との間に紙葉類を通し得るようにしていることを特徴としている。
以下、フォルダバッグFBの構成について説明する。
仕切り板5は、本実施形態では白色を呈した例えば可撓性を有するポリプロピレン製の、例えばA4版と称される所定規格よりも若干大きな寸法に設定された、例えば白色を呈した一層のシートであり、収納部4に収容する複数枚の紙葉類を使用者の意図に沿って分けるべく仕切るためのものである。そしてこの仕切り板5は白色を呈するものが適用されることにより、フォルダバッグFB内に収容する紙葉類等を視覚的に視認し易く映えるようにする、つまり主シート11、副シート12とのコントラストを印象付け得るという効果を奏している。仕切り板5は本実施形態では例えば、主シート11及び副シートと同じポリプロピレン製としつつ、素材の厚み寸法を主シート11よりも大きく設定しているか或いは、厚み寸法を例えば同程度としつつ強度が高い素材を用いることにより、主シート11よりも高い強度を有している。これにより、仕切り板5を収容したフォルダバッグFBの形状保持にも資するようにしている。この仕切り板5の具体的な寸法は、例えばA4版の書類を十分に収容し得る所謂クリヤーホルダーと称される一般的な書類ホルダやクリヤーポケットといったものと略同じ大きさに設定されている。すなわちA4版の書類或いは図示しない書類ホルダに入れられた紙葉類を仕切り板5に仕切られた状態とし、これらをそのままフォルダバッグFBになんら違和感無く収容し得る態様が実現されている。当該仕切り板5は勿論、図示の構成に限られることはなく、例えば一辺が折り曲げよって形成された二層のシートからなり、収納部4と仕切り板5間或いは仕切り板を構成する二層のシート間に紙葉類を適宜挟み込み、収納部4内を3層に仕切り得るものとしても良い。このように、当該仕切り板5の具体的な構成については従来の態様を適宜適用可能であるため、詳細な説明は省略するものとする。
裏シート体2は、本実施形態では上記の主シート11を延出させた樹脂部分を背面側へ折り返し、両側を溶着することにより構成される。すなわち主シート11と同一色且つ同一素材によって構成されている。そして主シート11から折り返した一端側に対向する他端側において副シート12を構成する樹脂素材に溶着部Xにより接合してなる。詳細には、裏シート体2は、主に主シート11を構成する素材により構成され、他端側の一領域のみ溶着部Xを介して接合された副シート12を構成する素材によって構成されている。そして本実施形態では、表シート体1の裏面側にこのように裏シート体2を設けるとともに、表シート体1と裏シート体2との間に、収容部4を形成している。
表シート体1は、上述した主シート11及び副シート12に加え、本実施形態では副シート12に施された印象付与部13を有している。
主シート11は、例えば表面に光沢を有した所定の厚みをなす透光性を有するポリプロピレン製のものである。この主シート11の一端側は上述の通り裏シート体2に対し折り曲げ連続するとともに、他端側においては収容部4への紙葉類の挿抜を行い易くするよう、例えば部分円弧形状をなす凹み部11bが設けられている。そして当該主シート11は透光性を有していれば透明であってもまたは別のどのような色彩であっても良いが、本実施形態では主シート11の透光性は必ず、副シート12の透光性よりも高くしている。
副シート12は、主シート11と同様に表面に光沢を有したポリプロピレン製のものとする一方、素材の厚み寸法を小さく、すなわち薄く構成することによって、主シート11よりも撓みやすく構成されている。また副シート12は主シート11同様透光性を有するものであるが、主シート11の色彩に比べて透光性が低くなるよう色彩或いは色の濃度が調整されている。また本実施形態では当該副シート12の形状は、表シート体1の他端から全体の約4分の3程度を覆い得る矩形状をなし、一部のみ主シート11が露出する形状としている。ここで各図面において、副シート12の一部において適宜パターンを施すことによって副シート12の透光性が低い旨を図示しているが、符号等の図示の便宜上、副シート12の全領域ではなく、一部の領域にのみパターンを施し、副シート12におけるパターンを図示した領域とは別の領域への着色を省略している。また本実施形態では副シート12の基端部を、裏シート体2から素材を折り返すことによって設けている。すなわち当該副シート12は前記折り返し箇所において適宜折り返して主シート11に対して接離可能とすることにより、収容部4内の仕切り板5や他の紙葉類の挿抜を容易なものとしている。
印象付与部13は、本実施形態では外方から露出する副シート12の縁部の所定領域において、挿し色と称されるような例えば印刷によって構成されたものであり、所定の文字やマークをその印象付与部13における周りの部位とは異なる色により文字或いは記号を印刷したマーク部13aを設けている。これにより、印象付与部13への使用者の注目を惹起し得るようにしている。そして本実施形態では印象付与部13を副シート12側に設けている一方で、印象付与部13が呈するマーク部13a以外の主たる色彩を、例えば主シート11の色彩に近い色彩としている。そうすることで、文具製品であるフォルダバッグFB全体としての見た目上の統一感が惹起されている。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る文具製品たるフォルダバッグFBは、表シート体1を介して紙葉類を好適に認識し得るとともに、主シート11と副シート12との間に紙葉類を通すときには副シート12の方が撓みやすいため、主シート11及び副シート12が不意に同じ様に撓むことなく所望の変形が実現されるので、使用者にとっての扱い易さも有効に担保し得る。加えて主シート11及び副シート12は、厚みは異なるが同じ素材を用いているため、文具製品全体としての見た目の一体感も有効に保ち得る。また主シート11と副シート12とを同じ素材とすることにより、異なった色を呈色するように構成すればその色の差異が明確に現れ易いもの、換言すればコントラストが現れ易いものとなっている。さらに主シート11と副シート12とで同じ素材を用いているということは、製造時の素材の点数も減らすことができ、溶着加工も異なる素材を溶着するときに比べ、容易に行うことができる。すなわち本実施形態によれば、所望の視認性を担保しつつ、好適な使用感を提供し得る事に加え、製造をも行い易くした文具製品を実現している。
また、主シート11及び副シート12の重層箇所を視認させることにより文具製品の形状をより使用者に印象付けるようにするために本実施形態では、主シート11の透光性を副シート12の透光性よりも高くするようにしている。
特に本実施形態では、副シート12を介して収容部4に収容される仕切り板5や他の紙葉類等を使用者が見たとき、内容物の有無、内容物における記載の有無は認識し得るものの、記載の内容までは認識し得ない程度の透光性を有している。そのため、収容部4内の書類の内容は外部から事実上隠蔽されることとなる。これにより収容部4に例えば重要な書類を収容した使用者へ安心感を与えることができる。
そして本実施形態では、表シート体1の裏面側に裏シート体2を設けるとともに、表シート体1と裏シート体2との間に紙葉類を収容し得る収容部4を形成し、紙葉類や仕切り板5を好適に保持し得るようにしている。
特に本実施形態では、副シート12を構成する素材を折り曲げて副シート12の基端を構成することにより、副シート12が表シート体1に接離可能とすることで、主シート11と副シート12との間から紙葉類や仕切り板5を容易に挿脱し得るようにしている。特に副シート12は主シート11よりも撓みやすい素材であるため、主シート11及び裏シート体2を構成する相対的に厚い素材に対して柔らかな副シート12が使用者の意図に応じた開閉動作が可能であるため、使用者にとって収容部4からの紙葉類や仕切り板5といった内容物の出し入れを容易に行い得る。
以下に本発明の第二実施形態以降の各実施形態について説明する。各実施形態において、上記実施形態の構成要素に相当するものに対しては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略するものとする。
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態に係る図3及び図4に示す文具製品たるホックケースHCは、表シート体1及び裏シート体2の基本構成は上記実施形態と略同様である。また当該ホックケースHCは上記実施形態とは異なり収容部4内に仕切り板5を配していない。
ここで本実施形態に係るホックケースHCは図3及び図4に示すように、収容部4内の紙葉類といった内容物を好適に保持しておくため、主シート11と副シート12との間にホックHを配し、これら主シート11と副シート12との相対動作をホックHにより必要に応じて禁止し得るようにしている。また本実施形態ではホックHの色彩を適宜設定し得るが、副シート12の色彩に準じたものとしたり、主シート11の色彩に準じたものとしたりすることにより、文具製品たるホックケースHC全体としての統一感を向上させても良い。
表シート体1は、本実施形態についても上記同様、主シート11と副シート12とを有している。そして副シート12は平面視概略三角形状に形成するとともにその先端側つまり一端側よりにホックHを配している。また本実施形態では上記実施形態とは異なり、印象付与部13を、主シート11側に印刷によって配している。
このようなものであっても上記実施形態同様、表シート体1を介して紙葉類等の内容物を好適に認識し得るとともに、主シート11と副シート12との間に紙葉類を通すときには副シート12の方が撓みやすいため、使用者にとっての扱い易さも有効に担保し得る。加えて主シート11及び副シート12は、厚みは異なるが同じ素材を用いているため、文具製品全体としての見た目の一体感も有効に保ち得る。すなわち本実施形態によれば、所望の視認性を担保しつつ、好適な使用感を提供し得る態様を実現している。
<第三実施形態>
本実施形態に係る文具製品たるインデックスフォルダIFを図5及び図6に示す。当該インデックスフォルダIFは、上記各実施形態同様、表シート体1が主シート11と副シート12とを有するとともに裏シート体2を配してなり、表シート体1と裏シート体2との間に収容部4を形成している点は上記実施形態と同様であるが、収容部4への紙葉類の出し入れは主シート11と副シート12との間の空間を利用しないものとしている。そして本実施形態では、主シート11と副シート12との間に、紙葉類を挟み込むための挟み込み部10を形成している。また本実施形態では印象付与部13を、副シート12側における主シート11に隣接した縁部に、印刷によって配している。
そして本実施形態では、表シート体1と裏シート体2との間に複数、例えば4枚の仕切りシート3を配することにより、インデックスフォルダIFは表シート体1、仕切りシート3及び裏シート体2合わせて、少なくとも六枚の樹脂素材が重なる構造とし、矩形状をなす外形の隣接する二辺を開放させることにより、これらの各シート体及び仕切りシート3間に、計五層の収容部4を形成し、当該収容部4に所望の紙葉類を挟み込んで収容し得る。
仕切りシート3は、本実施形態では例えば、主シート11と厚み、色彩及び素材を同じくしているが斯かる態様に限られない。また本実施形態では仕切りシート3の側縁には適宜使用者が別途シール等を貼付することや手指により摘むことが行い易いよう、見出し部31aを形成している。
そして本実施形態では上記各実施形態とは異なり、主シート11の側縁に、上記仕切りシート3の見出し部31aに対応する見出し部11aを形成している。そして使用者は表シート体1の主シート11に設けられた見出し部11a及び各仕切りシート3に設けられた見出し部31aを適宜摘むことによって、計五層に形成された各収容部4への容易なアクセスを行い得る。なお本実施形態に係る各見出し部11a、31aは、それぞれ重層しないよう位置を互いにずらして形成しているが、当該見出し部11a、31aの形状、配置といった態様については既存の態様を適宜利用し得るため、詳細な説明を省略する。
しかして本実施形態に係る文具製品たるインデックスフォルダIFは、表シート体1の主シート11と副シート12の矩形状をなす重複箇所における両側及び底側を折り曲げ又は溶着部Xにより封止することで、主シート11と副シート12との間に、例えばカードC程度の厚みの紙葉類であれば挟み得る挟み込み部10を形成している。そして本実施形態では副シート12に凹み部12bを形成することにより、当該凹み部12bから副シート12をめくる等により主シート11と離間させ易くすることで、挟み込み部10への紙葉類の挿抜が容易となるようにしている。
また図6に示すように、挟み込み部10にカードCを挿入し、副シート12を介してカードCを見たとき、当該カードCに記載のある箇所は外方から認識し得るものの、記載の内容は一見して認識し得ない程度に副シート12の透光性が調整されているため、使用者以外の者に記載内容が容易に認識し得ないようになっている。
このように本実施形態に係るインデックスフォルダIFであれば、上記各実施形態同様、表シート体1を介して紙葉類等の内容物を好適に認識し得るとともに、挟み込み部10に適宜カードCやメモ等を挟み込むことにより、使用者にとっての文具製品の識別性を有効に向上させ得る。
<第四実施形態>
本発明の第四実施形態に係る文具製品であるリングノートRN及びリングメモRMを図7及び図8にそれぞれ示す。これらリングノートRN及びリングメモRMは、上記第三実施形態にて開示した表シート体を表表紙1Aとして適用したものである。すなわち、これらリングノートRN及びリングメモRMは、表シート体である表表紙1Aを、使用者側へ向けた表面に配してなり、主シート11と副シート12との間に紙葉類を通し得るようにしている文具製品である。
これらリングノートRN及びリングメモRMは、表表紙1Aと、この表表紙1Aの裏面側に裏シート体2たる裏表紙2Aを設けるとともに、これら表表紙1A及び裏表紙2Aが冊子本体たるノート本体6及びメモ本体7を挟み込んだ状態で端部の一部がリングRによって綴じられているものである。なお本実施形態では表表紙1A、裏表紙2A及び冊子本体たるノート本体6及びメモ本体7に適宜綴じ穴を設け、上記リングRを挿通させることによって冊子を構成しているが、斯かる構成は既存の適宜の構成を適用し得る。
裏表紙2Aは、本実施形態では上記実施形態の裏シート体とは異なり、折り曲げがたく構成された厚手の紙素材からなる。また勿論裏表紙2Aの素材は当該紙素材に限定されず、表表紙1Aを構成する主シート11と同じ厚みを有する素材や、他の樹脂素材や、金属板など、適宜のものを利用し得る。
本実施形態では同図に示すように冊子本体として、リングノートRNにおいては直線状の罫線6aを有したノート本体6を、リングメモRMにおいては方形状の罫線7aを印刷したメモ本体7を適用している。これら冊子本体は同じ仕様の紙を例えば90枚重層させて構成しているが勿論、各紙の印刷内容を適宜異ならせてダイヤリー等を構成しても良い。
表表紙1Aは、上記各実施形態同様、ポリプロピレン製の主シート11及び副シート12を有しているが、主シート11の厚みを上記のいずれの実施形態よりも厚い寸法に構成することにより、主シート11は可撓性を有するものの、容易には湾曲し得ない程度の強度を有するようにしている。また主シート11は外方に露出する表側は上記各実施形態同様、つや出し加工により光沢が出るようにしているが、裏面側には手指が触れた跡が付き難いシボ加工を施している。そして副シート12は、主シート11におけるリングRに綴じられていない三辺を溶着により接合することで、主シート11との間に上記第三実施形態同様の挟み込み部10を形成している。また副シート12は上記第三実施形態同様、凹み部12bを形成し、挟み込み部10への紙葉類の挟み込みを行い易いよう、容易にめくることができ主シート11に対して一時的に離間させ易いようにしている。
また本実施形態では上記第三実施形態同様、副シート12における主シート11に隣接した縁部に印象付与部13を印刷により設けているが、この印象付与部13の近傍には印象付与部13とは別に、印刷部12aを配してなる。この印刷部12aの記載内容は例えば、冊子本体たるノート本体6及びメモ本体7を構成する紙の枚数やサイズを示す規格、又は罫線の種類といった当該リングノートRN及びリングメモRM自体の仕様に関する内容を印刷することが考えるが勿論、印刷部12aの印刷内容は文字やマーク、絵柄等、種々の内容を適用することが可能である。
そして本実施形態では主シート11の透光性又は透明度を適宜調整することにより、冊子本体に印刷された罫線6a、7aの存在が主シート11を介して確認できるようにしている。一方副シート12を配した箇所では罫線6a、7aを視認し得ないようにしている。また、挟み込み部10に紙葉類を挟み込んだときは、上記実施形態同様、記載のある箇所は外方から認識し得るものの、記載の内容は一見して認識し得ない程度に副シート12の透光性が調整されているため、使用者以外の者に記載内容が容易に認識し得ないようになっている。
以上のように本実施形態に係る冊子としての文具製品であるリングノートRN及びリングメモRMは上記各実施形態同様、主シート11及び副シート12は、厚みは異なるが同じ素材を用いているため、文具製品全体としての見た目の一体感も有効に保ち得る。すなわち本実施形態によれば、所望の視認性を担保しつつ、好適な使用感を提供し得る態様を実現している。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば上記第一実施形態では収納部内に仕切り板を収容しておく態様を開示したが勿論、当該仕切り板に代えて一又は複数の、例えばクリヤーホルダーと称される書類ホルダを予め収容しておくものとしても良い。このようなものであれば上記第一実施形態に記した紙葉類を仕切る用途としてのみならず書類ホルダごとフォルダバッグから容易に出し入れするという用途にも供し得る。また例えば上記各実施形態では各々の文具製品について個別に説明したが、上記の文具製品を複数揃えておき、印象付与部を同じ態様のものに統一することにより、複数の文具製品からなる統一感を有した文具セットを構成することも可能である。斯かる場合、それぞれの文具製品がさらに同じ形状を有していたり、又は同じか似た色により構成されているようにしたりすれば、文具セットとしての統一感もさらに向上させることができる。また例えば、上記実施形態では樹脂素材は全て透光性を有する態様を開示したが、勿論、表シート体を構成しない樹脂素材については透光性を有さないものを適用しても良い。また文具製品のサイズや具体的な形状といった態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は紙葉類を綴じたり収容したりして保持しておくための文具製品として利用することができる。
1…表シート体
1A…表シート体(表表紙)
10…挟み込み部
11…主シート
12…副シート
2…裏シート体
2A…裏シート体(裏表紙)
4…収容部
FB…文具製品(フォルダバッグ)
HC…文具製品(ホックケース)
IF…文具製品(インデックスフォルダ)
RN…文具製品(リングノート)
RM…文具製品(リングメモ)

Claims (7)

  1. 可撓性を有する合成樹脂からなり透光性を有する主シートと、
    この主シートの一部に重層して配されるとともに前記主シートと同じ素材からなる透光性を有するものであり且つ厚み寸法を小さくすることにより撓み易く形成され前記主シートの外側を覆い得る副シートとを有する表シート体を、使用者側へ向けた表面に配してなり、
    前記主シートと前記副シートが異なった色を呈色するように構成されたものであり、
    前記表シート体を介して紙葉類を認識し得る構成をなす文具製品。
  2. 可撓性を有する合成樹脂からなり透光性を有する主シートと、
    この主シートの一部に重層して配されるとともに前記主シートと同じ素材からなる透光性を有するものであり且つ厚み寸法を小さくすることにより撓み易く形成され前記主シートの外側を覆い得る副シートとを有する表シート体を、使用者側へ向けた表面に配してなり、
    前記表シート体を介して紙葉類を認識し得る構成をなすものであり、
    前記主シートの透光性を前記副シートの透光性よりも高くしている文具製品。
  3. 前記表シート体の裏面側に裏シート体を設けるとともに、前記表シート体と前記裏シート体との間に紙葉類を収容し得る収容部を形成している請求項1又は2記載の文具製品。
  4. 前記副シートが前記表シート体に接離可能に構成されることにより、前記主シートと前記副シートとの間から紙葉類を挿脱し得る請求項3記載の文具製品。
  5. 前記主シートと前記副シートとの間に、紙葉類を挟み込むための挟み込み部を形成している請求項1又は2記載の文具製品。
  6. 前記表シート体の裏面側に裏シート体を設けるとともに、これら表シート体及び裏シート体が冊子本体を挟み込んだ状態で端部の一部が綴じられている請求項1、2又は3記載の文具製品。
  7. 前記主シート又は前記副シートの一部における外方から露出する箇所に、使用者に一定の印象を与え得る印象付与部を設けている請求項1、2、3、4、5又は6記載の文具製品。
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