JP6342646B2 - 有価媒体処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、紙幣や商品券等の有価媒体を処理する有価媒体処理装置に関し、特に、装置内で搬送される有価媒体の状態を監視する有価媒体処理装置に関する。
従来、銀行等の金融機関で紙幣等の処理に利用されている貨幣処理装置では、装置内部で紙幣を搬送する搬送路の要所に、紙幣の通過を検出するためのセンサが設けられている。搬送路で紙幣の通過を検出するセンサは、投光部及び受光部によって構成される。投光部から受光部へ向けて照射される光は通常は透光状態にあり、この照射光が通過する紙幣によって遮光されたことに基づいて紙幣前縁を検出し、その後再び遮光状態から透光状態になったことに基づいて紙幣後縁の通過を検出する。
例えば、特許文献1では、複数のセンサを搬送路上に配置して紙幣の搬送状況を監視する装置が開示されている。この装置では、搬送される紙幣が搬送路上流側のセンサから下流側のセンサに到達するまでの時間を計測する第1のタイマーと、この紙幣がここからさらに下流側のセンサに到達するまでの時間を計測する第2のタイマーとを利用して紙幣の搬送状態を監視する。この監視により、紙幣が正常な状態で搬送されていることに加えて、搬送中の紙幣が異常接近した状態で搬送されていることや複数枚の紙幣が重なった状態で搬送されていることを検出することができる。例えば、搬送中の紙幣が異常接近したり重なった状態で搬送されたりしている場合でも、その後に正常な搬送状態となったことが検出されれば、紙幣処理を停止することなく継続して行うことが可能となるので、装置の運用効率を向上させることができる。
特開平11−265472号公報
しかしながら、上記従来技術では紙幣が2枚以上に分離するような事態が想定されていないため、搬送路を搬送中の1枚の紙幣が破れて2枚以上に分離してしまったような場合に、これを正確に検出することができない。
貨幣処理装置は装置内部の搬送路で紙幣を高速かつ確実に搬送するよう設計されているが、例えば、傷みが激しい紙幣や破れて一部が欠損しているような紙幣は、傷みのない正常紙幣に比べて強度が弱くなっているため、搬送路へ繰り出した際やその後の搬送中に、2枚以上に破れてしまう場合がある。上記従来技術では、1枚の紙幣が搬送中に破れて2枚に分離した場合に、2枚の紙幣が重なって1つになって搬送されていたものが搬送中に1枚ずつに分離して正常な搬送状態に戻ったものと誤認識されてしまう。1枚の紙幣が破れて2枚に分離した状態であるのに2枚の正常な紙幣であると誤認識されると、紙幣を計数したり収納したりする処理を正確に行うことができない。このため、搬送状態の変化が検出されると紙幣の搬送状態を確認するために装置を停止する必要があり、搬送状態の変化を検出しながら処理を継続する運用を実現することができない。
本発明は、上記従来技術の課題を解消するためになされたもので、装置内部の搬送路を搬送される1枚の有価媒体が2枚以上に分離した状態で搬送されていることを検出することができる有価媒体処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、有価媒体処理装置であって、有価媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部を搬送される有価媒体の通過を検出する媒体状態検出センサと、前記有価媒体が前記媒体状態検出センサを通過している間に該媒体状態検出センサにより検出した、有価媒体の通過を検出した信号と、前記有価媒体を検出できない状態となったことを示す信号とに基づいて、1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されているか否かを判定する媒体状態判定部と、前記媒体状態判定部による判定結果に基づいて2枚以上に分離された状態で搬送されている有価媒体を所定搬送先へ搬送する搬送制御部とを備え、前記媒体状態判定部は、前記媒体状態検出センサによる検出信号に基づいて、有価媒体の前縁の通過を検出すると共に、前記有価媒体上で予めマスク範囲として設定された領域の通過後に前記有価媒体の後縁の通過を検出して、前記有価媒体の前縁が通過してから後縁が通過するまでの間に前記有価媒体を検出できない状態となったことを示す検出結果と、実測された前記前縁から前記後縁までの長さが、分離されていない前記有価媒体の実際の長さより長いことを示す検出結果とが得られた場合に、1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されていると判定することを特徴とする。
また、本発明は、有価媒体処理装置であって、有価媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部を搬送される有価媒体の通過を検出する媒体状態検出センサと、前記有価媒体が前記媒体状態検出センサを通過している間に該媒体状態検出センサにより検出した、有価媒体の通過を検出した信号と、前記有価媒体を検出できない状態となったことを示す信号とに基づいて、1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されているか否かを判定する媒体状態判定部と、前記媒体状態判定部による判定結果に基づいて2枚以上に分離された状態で搬送されている有価媒体を所定搬送先へ搬送する搬送制御部とを備え、前記媒体状態判定部は、前記媒体状態検出センサによる検出信号に基づいて、有価媒体の前縁の通過を検出すると共に、前記有価媒体上で予めマスク範囲として設定された領域の通過後に前記有価媒体の後縁の通過を検出して、検出した前記前縁及び前記後縁から算出した前記有価媒体の長さの実測値と、前記有価媒体が前記媒体状態検出センサを通過した際に検出されるべき前記有価媒体の実際の長さを示す媒体基準長と、前記媒体状態検出センサによって前記有価媒体の前縁通過を検出してから後縁通過を検出するまでの間に前記有価媒体が検出されない透光状態を検出した透光距離とに基づいて、1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されているか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記媒体状態判定部は、前記媒体基準長に前記透光距離を加算した判定値が前記実測値と略同一の値を示しかつこの値が前記媒体基準長より長いことを示す判定結果が得られた場合に、1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されていると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記媒体状態判定部は、前記判定値と前記実測値とが異なる値を示した場合に、前記有価媒体は穴の空いた状態で搬送されていると判定することを特徴とする。
また、本発明は、有価媒体処理装置であって、有価媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部を搬送される有価媒体の通過を検出する媒体状態検出センサと、前記媒体状態検出センサにより有価媒体の通過を検出した信号と、前記有価媒体が通過している間に前記媒体状態検出センサにより前記有価媒体を検出できない状態となったことを示す信号とに基づいて、1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されているか否かを判定する媒体状態判定部と、前記媒体状態判定部による判定結果に基づいて、2枚以上に分離された状態で搬送されている有価媒体を所定搬送先へ搬送する搬送制御部とを備え、前記媒体状態判定部は、前記有価媒体上で予めマスク範囲として設定された領域が前記媒体状態検出センサを通過する間は前記有価媒体の後縁を検出する処理を行わないことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、2枚以上に分離された状態で搬送されていると判定された有価媒体の搬送先を報知する報知部をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、搬送部によって搬送される有価媒体を該搬送部に設けた媒体状態検出センサによって検出した実測値が有価媒体の実際の長さより長く、有価媒体が媒体状態検出センサを通過する間に有価媒体を検出しない透光状態となったことが検出された場合に、有価媒体が2枚以上に分離されて搬送されていると判定することができるので、有価媒体が2枚以上に分離されて搬送されていることを正確に検出することができる。また、2枚以上に分離された各紙片を、1枚の有価媒体を形成するものとして、出金口や収納部等、所定の搬送先へ搬送することができる。
また、本発明によれば、有価媒体が媒体状態検出センサを通過する間に透光状態となったことが検出されて、かつ、実測値に基づく有価媒体の長さが有価媒体の実際の札長と同じであることを示す検出結果が得られた場合には、この有価媒体は穴の空いた状態で搬送されているもので、2枚以上に分離した状態で搬送されているものではないと正しく判定することができる。
また、本発明によれば、2枚以上に分離した状態で搬送されている有価媒体を搬送する搬送先が報知されるので、有価媒体処理装置の利用者は、例えば、2枚以上に分離した有価媒体をまとめて回収して分離した部分を接合する補修作業を容易に行うことができる。
図1は、本実施形態に係る有価媒体処理装置の内部構成を示す断面模式図である。 図2は、本実施形態に係る有価媒体処理装置の機能構成を説明するためのブロック図である。 図3は、有価媒体処理装置の収納部に収納された2種類の損券を出金口に排出する方法を説明する模式図である。 図4は、有価媒体処理装置内で搬送される有価媒体が正常媒体である場合の判定結果を説明する図である。 図5は、有価媒体処理装置内で搬送される有価媒体が穴の空いた穴空媒体である場合の判定結果を説明する図である。 図6は、有価媒体処理装置内で搬送される有価媒体が2枚に分離した分離媒体である場合の判定結果を説明する図である。 図7は、正常媒体、穴空媒体及び分離媒体を検出した際の実測値及び判定値を示す図である。 図8は、正常媒体、穴空媒体及び分離媒体を区別して検出する方法を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る有価媒体処理装置の好適な実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、紙幣の金種や真偽を機械識別して収納する通常の貨幣処理装置では受け付けられないほど損傷した紙幣や汚れた紙幣、古い紙幣、小切手等、機械受付できない有価媒体を受け付けて、内部に収納して管理する有価媒体処理装置を例に説明する。
図1は、有価媒体処理装置1の内部構成を示す断面模式図である。図1に示すように、有価媒体処理装置1には、装置内に収納する有価媒体を受け付けるための入金口10と、装置内に収納された有価媒体を装置外に排出するための出金口60とが設けられている。入金口10には繰出機構12が設けられており、操作員によって入金口10に載置された複数の有価媒体は、この繰出機構12により1枚ずつ装置内に繰り出される。装置内に繰り出された有価媒体は、装置内に設けられた搬送部14によって搬送される。
搬送部14には画像取得部16が設けられている。画像取得部16は、有価媒体処理装置1の装置内に繰り出された有価媒体を撮像して画像データを取得する機能を有する。また、搬送部14には、有価媒体処理装置1の装置内に繰り出された有価媒体を一時的に保留する一時保留部20が設けられている。
一時保留部20は、有価媒体をテープに挟んで巻き取るテープ巻取方式の収納部である。一時保留部20は正逆両方向に回転可能なドラム20aを有しており、このドラム20aによって一対のテープを巻き取ったり送り出したりすることができる。これにより、搬送部14から一時保留部20に送られた有価媒体は、この一対のテープの間に挟まれた状態で1枚ずつ順次ドラム20aに巻き取られて収納される。また、ドラム20aを逆転させると、巻き取られた有価媒体が1枚ずつ繰り出されて、搬送部14に送り出されるようになっている。
また、有価媒体処理装置1の装置内には、小切手や手形等の有価媒体を収納する小切手収納部30と、損券や旧券を収納する第1損券収納部40及び第2損券収納部42と、新券を収納する新券収納部50とが設けられている。なお、損券として収納されるのは、例えば、通常の貨幣処理装置では受け付けられないほど損傷の激しい紙幣や汚れた紙幣等であり、旧券として収納されるのは、現在発行されている紙幣よりも発行された年代が古く市場での流通に適さない紙幣である。
小切手収納部30は集積方式の収納部であり、搬送部14から送られた小切手等の有価媒体は、既に内部に収納されている小切手等の上に積み重ねられるようにして収納される。小切手収納部30は、第1小切手収納部30a、第2小切手収納部30b及び第3小切手収納部30cの3つの収納部から構成されており、例えば、小切手を発行した銀行等の情報に基づいて小切手を各収納部30a〜30cに分類して収納できるようになっている。
第1損券収納部40及び第2損券収納部42には損券や旧券が収納される。第1損券収納部40は集積方式の収納部であり、搬送部14から送られた損券や旧券は、既に内部に収納されている損券や旧券の上に積み重ねられるようにして収納される。一方、第2損券収納部42はテープ巻取方式の収納部である。第2損券収納部42は正逆両方向に回転可能なドラム42aを有しており、このドラム42aによって一対のテープを巻き取ったり送り出したりすることができる。これにより、搬送部14から送られた有価媒体は、この一対のテープの間に挟まれた状態で1枚ずつ順次ドラム42aに巻き取られて収納される。また、ドラム42aを逆転させると、巻き取られた有価媒体が1枚ずつ繰り出されて、搬送部14に送り出されるようになっている。
新券収納部50は、第1新券収納部50a、第2新券収納部50b、第3新券収納部50c及び第4新券収納部50dの4つの収納部から構成されている。例えば、各収納部50a〜50dに金種別に新券を収納する。各収納部50a〜50dには繰出機構52a〜52dが設けられており、内部に収納されている新券を1枚ずつ搬送部14に繰り出せるようになっている。なお、新券収納部50に収納される「新券」とは、中央銀行から銀行等の金融機関に配送され、未だ市場流通していない官封券のことをいう。
出金口60は搬送部14に接続されており、搬送部14によって搬送された有価媒体は搬送部14c又は14dを経て出金口60内に排出される。紙幣は搬送部14dから排出され、搬送方向の長さが長い小切手等は搬送部14cから排出される。出金口60には羽根車62が設けられており、搬送部14から羽根車62に送られた有価媒体は、羽根車62を形成する一対の羽根の間に挟まれた状態で当該羽根車62が図1で反時計回りに回転することにより出金口60に送られる。出金口60にはシャッタ61aが設けられており、操作員は、このシャッタ61aが開放状態となったときに、出金口60に集積された損券や新券等の有価媒体を取り出すことができる。また、出金口60には抜取検知部61bが設けられており、出金口60に集積された有価媒体が当該出金口60から抜き取られたことを検知できるようになっている。
有価媒体処理装置1の装置内で有価媒体を搬送する搬送部14は、第1搬送部14a及び第2搬送部14bから構成されている。第1搬送部14aは、入金口10から装置内に繰り出された有価媒体を、一時保留部20、小切手収納部30、第1損券収納部40及び第2損券収納部42に搬送するものである。一方、第2搬送部14bは、新券収納部50に収納された新券を繰り出して出金口60に搬送するものである。第1搬送部14a及び第2搬送部14bは、接続箇所14pで接続されているが、それ以外の箇所では互いに独立したものとなっている。搬送部14には、複数の位置に、有価媒体の通過を検出するための媒体検出センサと、媒体検出センサによる有価媒体の検出結果に基づいて有価媒体の搬送先を切り換えるための分岐爪とが設けられている。
媒体検出センサは搬送部14を挟んで配置された投光部及び受光部から成り、通常は投光部から照射された光が受光部で受光される透光状態にある。媒体検出センサは、投光部からの照射光が搬送部14を通過する有価媒体によって遮光されたことに基づいて有価媒体前縁の通過を検出し、その後再び遮光状態から透光状態に変化したことに基づいて有価媒体後縁の通過を検出する。分岐爪は搬送路の分岐点に設けられており、媒体検出センサによる検出結果に基づいて分岐爪を制御することにより、それぞれの有価媒体が到来するタイミングに合わせて有価媒体の搬送先を切り換えられるようになっている。
有価媒体処理装置1では、第1搬送部14aに配置されたこれらの媒体検出センサの少なくとも1つを、有価媒体の搬送状態を検出するための媒体状態検出センサ70として利用する。図1に示す有価媒体処理装置1では、第1損券収納部40と第2損券収納部42との間の第1搬送部14aにある媒体検出センサを媒体状態検出センサ70として利用する。
第2搬送部14bには簡易識別部64が設けられている。簡易識別部64は、新券収納部50から第2搬送部14bに繰り出された新券の金種のみを識別する機能を有する。また、有価媒体処理装置1の前面(図1左側)には扉18が設けられており、特定の権限を有する者が扉18を開けて有価媒体処理装置1の装置内部にアクセスできる。この扉18を開くことにより新券収納部50に新券を補充したり新券収納部50から新券を取り出したりすることができるようになっている。
本実施形態では、第2損券収納部42に収納されている損券を繰り出して搬送部14を搬送する場合を例に、有価媒体処理装置1が、搬送部14上での有価媒体の状態を検出する方法について説明する。第2損券収納部42では、損券がテープの間に挟まれてドラム42aに巻かれた状態で収納されており、収納されている損券については、収納されている順序や金種等の情報が有価媒体処理装置1内で管理されている。
図2は、有価媒体処理装置1の機能構成を説明するためのブロック図である。有価媒体処理装置1は、図1に示した構成部の他に、制御部80及び記憶部90を有している。なお、図2では有価媒体の搬送状態を検出するために必要な構成部のみを示している。
制御部80は、装置内での有価媒体の搬送を制御する搬送制御部81と、媒体状態検出センサ70による検出結果に基づいて有価媒体の搬送状態を判定する媒体状態判定部82と、2枚以上に分離された状態で搬送された有価媒体の搬送先を報知する報知部83とを有している。
記憶部90は、制御部80で利用する各種の情報を記憶するための不揮発性記憶装置である。記憶部90には、第2損券収納部42に収納されている損券の順序と、金種と、媒体状態検出センサ70によって検出されるべき損券の札長とが、関連付けられた状態で収納媒体情報91として記憶されている。これにより、有価媒体処理装置1では、第2損券収納部42に収納されている損券を順に繰り出して搬送部14を搬送する際に、繰り出される損券の金種、媒体状態検出センサ70によって検出される札長等を認識できるようになっている。なお、媒体状態検出センサ70によって検出される札長とは、欠損が無い損券では、この損券と同一金種の紙幣の搬送方向の札長である。また、搬送方向前縁側や後縁側の一部が欠損している損券では、媒体状態検出センサ70を通過する位置での搬送方向の札長である。
損券の札長は、例えば、有価媒体処理装置1で損券を受け付けて収納する際に、画像取得部16によって撮像した損券画像から算出して決定する。ただし、損券の札長の決定方法がこれに限定されるものではなく、例えば、搬送部14に設けられた媒体検出センサや媒体状態検出センサ70によって損券の札長を実際に測定する態様であっても構わない。また、損券の金種を機械識別できた場合や金種が図示しない操作部を操作して入力された場合に、予め記憶されている各金種の紙幣の札長を参照して決定する態様であっても構わない。また、損券の札長等の情報は、有価媒体処理装置1内部の記憶部90に保存される態様に限らず、有価媒体処理装置1と通信可能に接続された外部装置に保存される態様であっても構わない。
有価媒体の搬送状態を検出する処理は、入金口10に損券を受け付けて収納する処理や第2損券収納部42から損券を出金口60へ排出する処理の処理中に行われる。また、入金処理や出金処理の他、装置内の貨幣の量を確認するための精査処理等、貨幣の搬送を伴う様々な処理時に搬送状態の検出処理を行うことができる。これらの処理の一例として、第2損券収納部42から2種類の損券を繰り出して出金口60へ排出する処理について説明する。
図3は、2金種の損券を第2損券収納部42から繰り出して出金口60へ排出する方法を説明する図である。例えば、第2損券収納部42に収納されている一万円札及び五千円札を全て排出する処理を例に説明する。具体的には、第2損券収納部42に収納されている全ての一万円札を出金口60へ排出した後、続いて第2損券収納部42に収納されている全ての五千円札を出金口60へ排出する。
まず、搬送制御部81によって第2損券収納部42及び一時保留部20が制御されて、図3(a)に示すように、第2損券収納部42から順に繰り出された損券が、搬送部14に設けられた媒体状態検出センサ70を通過する。このとき、媒体状態検出センサ70では損券の状態を判定するための計測が行われて、計測結果が媒体状態判定部82へ入力される。そして、媒体状態判定部82によって損券の搬送状態が判定されるが判定処理の詳細については後述する。
搬送制御部81は、記憶部90に保存された収納媒体情報91を参照して、媒体状態検出センサ70を通過した損券が一万円札である場合には、搬送部14を制御して、これを出金口60へ搬送して排出する(図3(a)の(1))。一方、搬送制御部81は、媒体状態検出センサ70を通過した損券が五千円札である場合には、搬送部14及び一時保留部20を制御して、これを一時保留部20へ搬送して収納する(図3(a)の(2))。また、搬送制御部81は、媒体状態検出センサ70を通過した損券が出金対象外の金種である場合、金種によらず媒体状態判定部82により2枚以上に分離して搬送されていると判定された場合も、五千円札の場合と同様に、一時保留部20へ搬送して収納する(図3(a)の(3))。すなわち、2枚以上に分離していない一万円札のみが出金口60へ搬送され、2枚以上に分離した一万円札を含む他の損券は全て一時保留部20へ搬送される。このとき、搬送制御部81は、一時保留部20に収納した損券の順序、金種、媒体状態判定部82よる判定結果を含む情報を、記憶部90に保存する。
第2損券収納部42に収納された全ての一万円札を出金口60へ排出した後、シャッタ61aが開いて出金口60内の紙幣全てが抜き取られると、抜取検知部61bによって、この抜き取りが検知される。出金口60内に五千円札を排出可能な状態になると、搬送制御部81は、一時保留部20を制御して、図3(b)に示すように、一時保留部20に収納されていた五千円札、出金対象外金種の損券、2枚以上に分離した損券の繰出を開始する。
搬送制御部81は、先に記憶部90に保存しておいた情報に基づいて一時保留部20から繰り出された損券の金種や状態を認識する。そして、搬送制御部81は、損券が五千円札である場合には、これを出金口60へ搬送して排出する(図3(b)の(1))。一方、搬送制御部81は、一時保留部20から繰り出された損券が出金対象外の損券である場合には、搬送部14及び第2損券収納部42を制御して、これを第2損券収納部42へ搬送して収納する(図3(b)の(2))。また、一時保留部20から繰り出された損券が2枚以上に分離した損券である場合には、搬送制御部81は、搬送部14を制御して、これを第1損券収納部40へ収納する(図3(b)の(3))。なお、これらの処理中に、一時保留部20、第1損券収納部40及び第2損券収納部42のそれぞれに収納された損券の種類や収納した時間等の情報が、収納順序と関連付けて記憶部90に記録され、収納状態の変化に応じて記録された情報が更新されるようになっている。
全ての五千円札が出金口60へ排出されると、シャッタ61aが開いて出金口60内の紙幣全てが抜き取られる。こうして、第2損券収納部42に収納されていた一万円札及び五千円札の2金種の損券全てを出金口60へ排出することができる。
一方、2枚以上に分離した全ての損券を第1損券収納部40へ収納する処理が完了すると、図2に示す報知部83が、図示しない表示部への情報表示や第2損券収納部42に設けたランプ等により、第1損券収納部40に2枚以上に分離された損券が収納されていることを操作員に報知する。この報知を確認した操作員は、第1損券収納部40に集められた損券を取り出して、破れを補修する。そして、補修した一万円札は先に出金口60から出金された一万円札と共に回収する。一方、補修した他金種の損券は、例えば、有価媒体処理装置1へ再度入金して第2損券収納部42へ収納する。
なお、2枚以上に分離された損券については、第1損券収納部40へ搬送して収納する態様の他、入金口10へ搬送して排出する態様であっても構わない。操作員は、出金対象の損券を出金口60から回収すると共に、破れた損券を入金口10から取り出して補修等の作業を行うことができる。
次に、搬送部14を搬送される損券が2枚以上に分離されていることを検出する方法について説明する。図4は搬送される損券に穴が空いておらずかつ分離していない正常な状態にある場合(正常媒体100)を示し、図5は図4と同じ金種の損券に穴が空いている場合(穴空媒体101)を示し、図6は図4と同じ金種の損券が2枚に分離している場合(分離媒体102)を示している。
有価媒体処理装置1では、有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されていることを検出することができるが、以下では、説明を簡単にするため、図6に示すように損券が2枚に分離された場合を例として、図6に示す分離媒体102を、図4に示す正常媒体100及び図5に示す穴空媒体101と区別して検出する方法を説明する。
なお、図4〜図6では、(a)が搬送部14の媒体状態検出センサ70を図中矢印で示す方向に通過する損券の外観、(b)が媒体状態検出センサ70により損券を検出した際の検出信号、(c)が損券の前縁を検出してから後縁の検出を確定する迄の間に媒体状態検出センサ70によって透光状態を検出した透光検出信号、(d)が損券の前縁を検出してから後縁の検出を確定する迄の間に媒体状態検出センサ70によって測定された実際の距離を示す実測値、(e)が損券が2枚に分離されているか否かを判定するための判定値を示している。
図4は、媒体状態検出センサ70により正常媒体100を検出した際の検出結果を説明する図である。図4(a)に示すように、搬送方向の札長が160mmである正常媒体100が搬送部14を搬送されて、有価媒体前縁(図中左側の端部)が媒体状態検出センサ70の設置位置に到達すると、同図(b)に示すように、有価媒体処理装置1の媒体状態判定部82が、媒体状態検出センサ70が透光状態から遮光状態に変化したことを検出する(t=t01)。この後、遮光状態が、正常媒体100の前縁側20mmが通過する間(t=t01〜t02)継続した場合に、媒体状態判定部82は、先に検出した遮光状態への変化が有価媒体前縁によるものであると確定する。
すなわち、媒体状態判定部82は、媒体状態検出センサ70が透光状態から遮光状態に変化した後、この遮光状態が予め定められた所定時間継続した場合に、遮光状態に変化したタイミングを有価媒体前縁が通過したタイミングであると判定する。これにより、例えば、埃によって媒体状態検出センサ70が一時的に遮光された場合等に、これを有価媒体前縁と誤検知しないようになっている。
有価媒体処理装置1では、有価媒体前縁が確定された後、この有価媒体が、搬送方向の札長の80%の距離を搬送される間をマスク範囲として設定している。図4(b)に破線で示すマスク範囲の間は、前縁が確定された有価媒体の後縁(図4(a)の右側端部)通過を検出する処理を行わない。具体的には、札長が160mmの正常媒体100の前縁が媒体状態検出センサ70の設置位置を通過して(t=t01)、その後さらに20mm通過して前縁が確定されると(t=t02)、ここから128mm(札長160mmの80%)通過するまでの間(t=t02〜t03)をマスク範囲として、この間は有価媒体後縁の検出処理を行わない。
なお、有価媒体が媒体状態検出センサ70の設置位置を通過しながら搬送される距離は、搬送制御部81によって制御される搬送速度と、時間とに基づいて算出される。媒体状態判定部82は、計測時間と搬送制御部81から取得した有価媒体の搬送速度とに基づいて、有価媒体が媒体状態検出センサ70を通過しながら搬送される搬送距離を算出する。有価媒体が媒体状態検出センサ70を通過しながら搬送される距離は有価媒体の搬送方向の長さに対応している。具体的には、例えば、媒体状態検出センサ70の設置位置を有価媒体の前縁が通過してから20mmの距離を搬送された場合には、有価媒体前縁から、この位置までの有価媒体の搬送方向の長さが20mmであることを示している。
有価媒体のマスク範囲が媒体状態検出センサ70の設置位置を通過した後、有価媒体後縁を検出する処理が開始される。正常媒体100の後縁が媒体状態検出センサ70の設置位置に到達すると、媒体状態判定部82は、媒体状態検出センサ70が遮光状態から透光状態に変化したことを検出する(図4(b)t=t04)。この後、正常媒体100が10mmの距離を搬送される間(t=t04〜t05)透光状態が継続した場合に、媒体状態判定部82は、先に検出した透光状態への変化が有価媒体後縁によるものであると確定する。
すなわち、媒体状態判定部82は、マスク範囲が通過した後、媒体状態検出センサ70が遮光状態から透光状態に変化して、この透光状態が予め定められた所定時間継続した場合に、透光状態に変化したタイミングを有価媒体後縁が通過したタイミングであると判定する。これにより、例えば、有価媒体に空いた穴により媒体状態検出センサ70が一時的に透光状態となった場合等に、これを有価媒体後縁と誤検知しないようになっている。
媒体状態判定部82は、図4(b)に示すように有価媒体の前縁及び後縁の到来を監視する監視処理と並行して、同図(c)に示すように、有価媒体前縁が通過してから有価媒体後縁の通過が確定する迄の間に(t=t01〜t05)媒体状態検出センサ70が透光状態となったか否かを監視して、透光状態となった時間を、透光検出信号としてカウントしている。すなわち、透光検出信号とは、媒体状態検出センサ70の位置を有価媒体が通過している間に、媒体状態検出センサ70により有価媒体を検出できない状態となったことを示す信号である。正常媒体100の透光検出信号では、前縁が通過してから後縁が通過するまでの間は(t=t01〜t04)、媒体状態検出センサ70が遮光状態となるので、後縁通過により遮光状態から透光状態に変化してから、この変化が後縁によるものであると確定されるまでの間が(t=04〜t05)、透光状態として検出される。
こうして、図4(a)に示す正常媒体100が媒体状態検出センサ70を通過する間に、媒体状態判定部82により、同図(b)に示す媒体検出信号と、同図(c)に示す透光検出信号とが取得される。媒体状態判定部82は、これらの信号から、図4(d)に示す実測値及び同図(e)に示す判定値を算出する。
実測値は、有価媒体の前縁を検出してから、この有価媒体の後縁が確定するまでの間に、有価媒体が搬送される距離を計測した値であり、媒体検出信号から算出される。図4の正常媒体100では、媒体状態検出センサ70の設置位置を正常媒体100の前縁が通過してから後縁が確定されるまでの間に(t=t01〜t05)、正常媒体100が搬送される距離である。具体的には、図4(d)に示すように、正常媒体100の札長160mmに、後縁が確定するまでの間に正常媒体100が搬送される距離10mmを加えた170mmが実測値となる。
判定値は、媒体状態検出センサ70で検出されるべき有価媒体の札長(媒体基準長)と、有価媒体前縁が検出されてから有価媒体後縁が確定するまでの間に透光状態が検出された距離(後縁判定透光距離)との加算値であり、図4(c)に示す透光検出信号から算出される。正常媒体100では、媒体基準長となる正常媒体100の札長に、後縁通過から後縁確定までの時間長(t=t04〜t05)に対応する正常媒体100の搬送距離を加算して、同図(e)に示すように算出される。具体的には、正常媒体100の媒体基準長160mmに後縁判定透光距離10mmを加えた170mmが判定値となる。
なお、媒体基準長は、記憶部90の収納媒体情報91を参照して取得される。収納媒体情報91には、第2損券収納部42から繰り出された各損券が媒体状態検出センサ70を通過する際に計測されるべき各損券の札長に関する情報が含まれているので、媒体状態判定部82は、この情報を取得して媒体基準長として利用する。
こうして実測値及び判定値を算出した結果、実測値と判定値とが一致して、かつ、この値が媒体基準長に後縁判定透光距離を加算した値と等しい場合に、媒体状態判定部82は、検出した有価媒体は、分離された有価媒体ではなく正常な有価媒体であると判定する。
図5は、媒体状態検出センサ70により穴空媒体101を検出した際の検出結果を説明する図である。図5(a)に示すように、搬送方向の札長が160mmで、紙幣に穴201が空いている穴空媒体101が搬送部14を搬送されて、有価媒体前縁が媒体状態検出センサ70の設置位置に到達すると、同図(b)に示すように、有価媒体処理装置1の媒体状態判定部82は、媒体状態検出センサ70が透光状態から遮光状態に変化したことを検出する(t=t11)。この後、遮光状態が、穴空媒体101の前縁側20mmが通過する間(t=t11〜t12)継続した場合に、媒体状態判定部82は、先に検出した遮光状態への変化が有価媒体前縁によるものであると確定する。
有価媒体処理装置1では、図5(b)に破線で示すマスク範囲の間は、前縁が確定された有価媒体の後縁を検出する処理を行わない。具体的には、媒体状態検出センサ70の設置位置を、穴空媒体101の前縁が通過して(t=t11)、その後さらに20mm通過して前縁が確定されると(t=t12)、ここから128mm通過するまでの間(t=t12〜t15)、有価媒体後縁の検出処理を行わない。
有価媒体のマスク範囲が媒体状態検出センサ70の設置位置を通過した後、穴空媒体101の後縁が媒体状態検出センサ70の設置位置に到達すると、媒体状態判定部82は、媒体状態検出センサ70が遮光状態から透光状態に変化したことを検出する(t=t16)。この後、穴空媒体101が10mmの距離を搬送される間(t=t16〜t17)透光状態が継続した場合に、媒体状態判定部82は、先に検出した透光状態への変化が有価媒体後縁によるものであると確定する。
媒体状態判定部82は、図5(b)に示すように有価媒体の前縁及び後縁を検出する監視処理と並行して、同図(c)に示すように、有価媒体前縁が通過してから有価媒体後縁の通過が確定する迄の間に(t=t11〜t17)、媒体状態検出センサ70が透光状態となった時間をカウントしている。すなわち、媒体状態検出センサ70の位置を有価媒体が通過している間に、媒体状態検出センサ70により有価媒体を検出できない状態となった時間をカウントしている。
穴空媒体101の場合は、図5(c)に示すように、有価媒体にある穴201が媒体状態検出センサ70の設置位置を通過する間が(t=t13〜t14)、透光状態として検出される。また、後縁通過により遮光状態から透光状態に変化してから、この変化が後縁によるものであると確定されるまでの間も(t=16〜t17)、透光状態として検出される。
こうして、図5(a)に示す穴空媒体101が媒体状態検出センサ70の設置位置を通過する間に、媒体状態判定部82により、同図(b)に示す媒体検出信号と、同図(c)に示す透光検出信号とが取得される。媒体状態判定部82は、これらの信号から、図5(d)に示す実測値及び同図(e)に示す判定値を算出する。
実測値は、媒体状態検出センサ70の設置位置を穴空媒体101の前縁が通過してから後縁が確定されるまでの間に(t=t11〜t17)穴空媒体101が搬送される距離で、図5(d)に示すように、札長160mmに、後縁が確定するまでの間に穴空媒体101が搬送される距離10mmを加えた170mmとなる。
一方、判定値は、媒体基準長に、有価媒体前縁が検出されてから有価媒体後縁が確定するまでの間に透光状態が検出された距離を加算した値で、透光検出信号に基づいて図5(e)に示すように算出される。図5の穴空媒体101では、媒体基準長160mmに、穴201が検出されている間に(t=t13〜t14)穴空媒体101が搬送される穴透光距離15mmと、後縁通過から後縁確定までの間に(t=16〜t17)穴空媒体101が搬送される後縁判定透光距離10mmを加えた185mmが判定値となる。
こうして実測値及び判定値を算出した結果、実測値と判定値とが一致しない場合に、媒体状態判定部82は、検出した有価媒体は分離された有価媒体ではなく、穴の空いた有価媒体であると判定する。
図6は、媒体状態検出センサ70により分離媒体102を検出した際の検出結果を説明する図である。図6(a)に示すように、札長160mmの分離媒体102が100mmの前側紙片102aと60mmの後側紙片102bの2枚に分離された状態で搬送部14を搬送されて、前側紙片102aの有価媒体前縁が媒体状態検出センサ70の設置位置に到達すると、同図(b)に示すように、有価媒体処理装置1の媒体状態判定部82は、媒体状態検出センサ70が透光状態から遮光状態に変化したことを検出する(t=t21)。この後、遮光状態が、前側紙片102aの前縁側20mmが通過する間(t=t21〜t22)継続した場合に、媒体状態判定部82は、先に検出した遮光状態への変化が分離媒体102の前縁によるものであると確定する。
有価媒体処理装置1では、図6(b)に破線で示すマスク範囲の間は、前縁が確定された有価媒体の後縁を検出する処理を行わない。具体的には、媒体状態検出センサ70の設置位置を、前側紙片102aの前縁が通過して(t=t21)、その後さらに20mm通過して前縁が確定されると(t=t22)、ここから128mm通過するまでの間(t=t22〜t25)、有価媒体後縁の検出処理を行わない。
有価媒体のマスク範囲が媒体状態検出センサ70の設置位置を通過した後、後側紙片102bの後縁が媒体状態検出センサ70の設置位置に到達すると、媒体状態判定部82は、媒体状態検出センサ70が遮光状態から透光状態に変化したことを検出する(t=t26)。この後、分離媒体102が10mmの距離を搬送される間(t=t26〜t27)透光状態が継続した場合に、媒体状態判定部82は、先に検出した透光状態への変化が分離媒体102の後縁によるものであると確定する。
媒体状態判定部82は、図6(b)に示すように有価媒体の前縁及び後縁を検出する監視処理と並行して、同図(c)に示すように、有価媒体前縁が通過してから有価媒体後縁の通過が確定する迄の間に(t=t21〜t27)、媒体状態検出センサ70が透光状態となった時間をカウントしている。すなわち、媒体状態検出センサ70の位置を有価媒体が通過している間に、媒体状態検出センサ70により有価媒体を検出できない状態となった時間をカウントしている。
分離媒体102の場合は、図6(c)に示すように、前側紙片102aの紙片後縁が媒体状態検出センサ70の設置位置を通過してから後側紙片102bの紙片前縁が媒体状態検出センサ70の設置位置に到達するまでの間が(t=t23〜t24)、透光状態として検出される。また、後側紙片102bの後縁通過により遮光状態から透光状態に変化してから、この変化が後縁によるものであると確定されるまでの間も(t=26〜t27)、透光状態として検出される。
こうして、図6(a)に示す分離媒体102が媒体状態検出センサ70の設置位置を通過する間に、媒体状態判定部82により、同図(b)に示す媒体検出信号と、同図(c)に示す透光検出信号とが取得される。媒体状態判定部82は、これらの信号から、図6(d)に示す実測値及び同図(e)に示す判定値を算出する。
実測値は、媒体状態検出センサ70の設置位置を分離媒体102の前縁が通過してから後縁が確定されるまでの間に(t=t21〜t27)分離媒体102が搬送される距離で、図6(d)に示すように、前側紙片102aの長さ100mm及び後側紙片102bの長さ60mmを合わせた分離媒体102の札長160mmに、前側紙片102aの紙片後縁から後側紙片102bの紙片前縁までの間を搬送される穴透光距離15mmと、後縁が確定するまでの間に分離媒体102が搬送される後縁判定透光距離10mmとを加えた185mmとなる。
一方、判定値は、媒体基準長に、有価媒体前縁が検出されてから有価媒体後縁が確定するまでの間に透光状態が検出された距離を加算した値で、透光検出信号から図6(e)に示すように算出される。図6の分離媒体102では、媒体基準長160mmに、前側紙片102aの紙片後縁から後側紙片102bの紙片前縁までの間で透光状態が検出されている間に(t=t23〜t24)分離媒体102が搬送される穴透光距離15mmと、後縁通過から後縁確定までの間に(t=26〜t27)分離媒体102が搬送される後縁判定透光距離10mmを加えた185mmが判定値となる。
こうして実測値及び判定値を算出した結果、実測値と判定値とが一致して、かつ、この値が媒体基準長に後縁判定透光距離を加算した値より大きい場合に、媒体状態判定部82は、検出した有価媒体が分離された有価媒体であると判定する。
図7は、図4〜図6に示した実測値及び判定値をまとめたものである。媒体状態判定部82は、実測値と判定値とが異なる場合に穴空媒体であると判定する。また、実測値と判定値とが同じ値であり、この値が媒体基準長に後縁判定透光距離を加算した値と同じ値であれば、正常媒体であると判定する。また、実測値と判定値とが同じ値であり、この値が媒体基準長に後縁判定透光距離を加算した値よりも大きい値であれば、分離媒体であると判定する。
図8は、正常媒体、穴空媒体及び分離媒体を区別して検出する方法を説明するフローチャートである。図3を参照しながら説明したように、有価媒体処理装置1内の第2損券収納部42から損券が繰り出されると、媒体状態判定部82は、記憶部90の収納媒体情報91を参照して、繰り出された損券の媒体基準長を取得する(ステップS11)。そして、図4〜図6を参照しながら説明したように、媒体状態判定部82は、損券が媒体状態検出センサ70を通過した際の媒体検出信号に基づいて、繰り出された損券の札長に対応する実測値を算出する(ステップS12)。また、媒体状態判定部82は、記憶部90から取得した媒体基準長と、損券が媒体状態検出センサ70を通過した際の透光検出信号とに基づいて、繰り出された損券の札長と透光距離の和に対応する判定値を算出する(ステップS13)。
媒体状態判定部82は、こうして算出した実測値と判定値とを比較して(ステップS14)、実測値と判定値とが、予め定められた許容範囲を超えて異なる場合、すなわち一致しない場合には(ステップS14;No)、この損券は穴の空いた損券(穴空媒体)であると判定して(ステップS16)処理を終了する。
一方、実測値と判定値とが許容範囲内で一致する場合には(ステップS14;Yes)、媒体状態判定部82は、判定値と媒体基準長とを比較して(ステップS15)、判定値と媒体基準長とが、予め定められた許容範囲を超えて異なる場合、すなわち一致しない場合には(ステップS15;No)、この損券は2枚以上に分離された損券(分離媒体)であると判定する(ステップS17)。そして、判定値と媒体基準値とが許容範囲内で一致する場合には(ステップS15;Yes)、この損券は、媒体状態検出センサ70の設置位置には穴が無くかつ2枚以上に分離されていない損券(正常媒体)であると判定して(ステップS18)処理を終了する。
なお、本実施形態では、正常媒体との検出結果の違いを示すため、正常媒体についても実測値及び判定値を求めて判定する方法を示したが、本実施形態がこれに限定されるものではなく、有価媒体の前縁から後縁に至るまでの間に透光状態にあることが検出されなければ正常媒体であると判定して、透光状態にあることが検出された有価媒体についてのみ、この透光状態が有価媒体に空いた穴によるものか、有価媒体が分離されていることによるものかを判定する態様であっても構わない。具体的には、媒体前縁から後縁に至るまでの間に透光状態にあることが検出された場合にのみ実測値及び判定値を算出して、実測値と判定値とが異なる場合には穴空媒体であると判定し、実測値と判定値とが一致する場合には分離媒体であると判定すれば、上述したように、正常媒体、穴空媒体及び分離媒体のいずれであるかを区別して検出することができる。
また、本実施形態では、実測値及び判定値に、有価媒体の後縁を検出してから後縁であることが確定されるまでの間に有価媒体が搬送される後縁判定透光距離を加算しているが、本実施形態がこれに限定されるものではなく、有価媒体の前縁を検出してから後縁を検出するまでの間の検出結果のみを対象とするものであっても構わない。具体的には、図4〜図6の(d)及び(e)で後縁判定透光距離10mmを加算しない場合でも、図7に示す実測値及び判定値の全ての値がそれぞれ10mm減算されるだけで、上述した方法により、有価媒体が正常媒体、穴空媒体及び分離媒体のいずれであるかを区別して検出することができる。
また、本実施形態では、媒体状態検出センサ70を搬送部14の1ヵ所に設ける例を示したが、媒体状態検出センサ70は、搬送部14の複数個所に設ける態様であっても構わない。また、本実施形態では、媒体状態検出センサ70として、搬送方向と垂直な方向に2つのセンサを並べて配置する例を示したが、センサ個数がこれに限定されるものではなく1つであってもよいし3つ以上であっても構わない。また、搬送部14で、搬送方向と垂直な方向にセンサを配置する位置は、搬送部14の構造及びサイズと処理対象とする紙幣サイズとの関係等に応じて適宜設定されるものである。
また、本実施形態では、対向配置された投光部及び受光部から成る透過型センサを媒体状態検出センサ70として利用して、有価媒体の通過による透光状態及び遮光状態の変化を検出する態様を示したが、媒体状態検出センサ70の構造がこれに限定されるものではない。例えば、搬送部14へ向けて光を照射する投光部と、該投光部から照射されて搬送部14で反射された光を受光する受光部とによって構成される反射型センサを、媒体状態検出センサ70として利用してもよい。反射型センサを利用する場合も、搬送部14を搬送される有価媒体によって反射光が変化することに基づいて有価媒体の通過を検出することができる。
また、本実施形態では損券を例に説明を行ったが、搬送状態の検出対象がこれに限定されるものではない。具体的には、正券、商品券等の金券類、伝票や納付書等の帳票類、切り取り用のミシン目が付いた各種の紙葉類等、様々な媒体を検出対象として搬送状態を検出することができる。
また、本実施形態では、有価媒体の前縁通過から20mmで前縁通過を確定し、後縁通過から10mmで後縁通過を確定する例を示したが、前縁及び後縁の通過から確定までの距離(時間)は、それぞれ設定により変更できるようになっている。また、本実施形態では160mmの札長の紙幣で札長の80%に相当する距離をマスク範囲とする例を示したが、マスク範囲として設定する距離(時間)についても、設定により変更できるようになっている。
上述してきたように、本実施形態に係る有価媒体処理装置1によれば、透過型センサから成る媒体状態検出センサ70が透光状態にあるか遮光状態にあるかを監視して、有価媒体の前縁が媒体状態検出センサ70を通過してから後縁が通過したことが確定されるまでの間に有価媒体が搬送された距離である実測値と、該実測値を得る間に透光状態にあることが検出された距離に媒体状態検出センサ70によって検出されるべきこの有価媒体の長さを示す媒体基準長を加算した判定値とを比較することにより、有価媒体が、正常媒体、穴空媒体及び分離媒体のいずれであるかを区別して検出することができる。
有価媒体が分離した状態で搬送されていることを正確に検出することができるので、1枚の有価媒体を誤って2枚と検出することがなく、有価媒体の枚数計数等の処理を正確に行うことができる。また、有価媒体が2枚以上に分離されたことを検出した際に、処理を停止することなく継続して、2枚に分離された有価媒体を1枚の有価媒体として所定の搬送先へ搬送することができる。
また、2枚以上に分離され、これらを接合する補修作業が必要となる有価媒体を所定の搬送先へ搬送して、この搬送先を報知することができるので、例えば、補修が不要な紙幣のみを出金して、補修が必要な紙幣はまとめて補修するといった作業を容易に行うことができる。
以上のように、本発明に係る有価媒体処理装置は、装置内で搬送される有価媒体が2枚以上に分離されているか否かを判定するために有用である。
1 有価媒体処理装置
10 入金口
12 繰出機構
14、14a〜14d 搬送部
14p 接続箇所
16 画像取得部
18 扉
20 一時保留部
30、30a〜30c 小切手収納部
40 第1損券収納部
42 第2損券収納部
50、50a〜50d 新券収納部
52a〜52d 繰出機構
60 出金口
61a シャッタ
61b 抜取検知部
62 羽根車
64 簡易識別部
70 媒体状態検出センサ
80 制御部
81 搬送制御部
82 媒体状態判定部
83 報知部
90 記憶部

Claims (6)

  1. 有価媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部を搬送される有価媒体の通過を検出する媒体状態検出センサと、
    前記有価媒体が前記媒体状態検出センサを通過している間に該媒体状態検出センサにより検出した、有価媒体の通過を検出した信号と、前記有価媒体を検出できない状態となったことを示す信号とに基づいて、1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されているか否かを判定する媒体状態判定部と、
    前記媒体状態判定部による判定結果に基づいて2枚以上に分離された状態で搬送されている有価媒体を所定搬送先へ搬送する搬送制御部と
    を備え、
    前記媒体状態判定部は、
    前記媒体状態検出センサによる検出信号に基づいて、有価媒体の前縁の通過を検出すると共に、前記有価媒体上で予めマスク範囲として設定された領域の通過後に前記有価媒体の後縁の通過を検出して、
    前記有価媒体の前縁が通過してから後縁が通過するまでの間に前記有価媒体を検出できない状態となったことを示す検出結果と、実測された前記前縁から前記後縁までの長さが、分離されていない前記有価媒体の実際の長さより長いことを示す検出結果とが得られた場合に、
    1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されていると判定する
    ことを特徴とする有価媒体処理装置。
  2. 有価媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部を搬送される有価媒体の通過を検出する媒体状態検出センサと、
    前記有価媒体が前記媒体状態検出センサを通過している間に該媒体状態検出センサにより検出した、有価媒体の通過を検出した信号と、前記有価媒体を検出できない状態となったことを示す信号とに基づいて、1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されているか否かを判定する媒体状態判定部と、
    前記媒体状態判定部による判定結果に基づいて2枚以上に分離された状態で搬送されている有価媒体を所定搬送先へ搬送する搬送制御部と
    を備え、
    前記媒体状態判定部は、
    前記媒体状態検出センサによる検出信号に基づいて、有価媒体の前縁の通過を検出すると共に、前記有価媒体上で予めマスク範囲として設定された領域の通過後に前記有価媒体の後縁の通過を検出して、
    検出した前記前縁及び前記後縁から算出した前記有価媒体の長さの実測値と、
    前記有価媒体が前記媒体状態検出センサを通過した際に検出されるべき前記有価媒体の実際の長さを示す媒体基準長と、
    前記媒体状態検出センサによって前記有価媒体の前縁通過を検出してから後縁通過を検出するまでの間に前記有価媒体が検出されない透光状態を検出した透光距離と
    に基づいて、
    1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されているか否かを判定する
    ことを特徴とする有価媒体処理装置。
  3. 前記媒体状態判定部は、
    前記媒体基準長に前記透光距離を加算した判定値が前記実測値と略同一の値を示しかつこの値が前記媒体基準長より長いことを示す判定結果が得られた場合に、
    1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されていると判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の有価媒体処理装置。
  4. 前記媒体状態判定部は、前記判定値と前記実測値とが異なる値を示した場合に、前記有価媒体は穴の空いた状態で搬送されていると判定することを特徴とする請求項に記載の有価媒体処理装置。
  5. 有価媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部を搬送される有価媒体の通過を検出する媒体状態検出センサと、
    前記媒体状態検出センサにより有価媒体の通過を検出した信号と、前記有価媒体が通過している間に前記媒体状態検出センサにより前記有価媒体を検出できない状態となったことを示す信号とに基づいて、1枚の有価媒体が2枚以上に分離された状態で搬送されているか否かを判定する媒体状態判定部と、
    前記媒体状態判定部による判定結果に基づいて、2枚以上に分離された状態で搬送されている有価媒体を所定搬送先へ搬送する搬送制御部と
    を備え、
    前記媒体状態判定部は、前記有価媒体上で予めマスク範囲として設定された領域が前記媒体状態検出センサを通過する間は前記有価媒体の後縁を検出する処理を行わないことを特徴とする有価媒体処理装置。
  6. 2枚以上に分離された状態で搬送されていると判定された有価媒体の搬送先を報知する報知部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の有価媒体処理装置。
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