JP6330293B2 - 識別情報管理装置、識別情報管理方法、及びプログラム - Google Patents

識別情報管理装置、識別情報管理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、識別情報管理装置、識別情報管理方法、及びプログラムに関する。
近年、様々な情報を記憶して情報処理を行うICチップを含むICカードや携帯情報端末が広く普及している。例えば、このようなICカードの一例としてIC運転免許証がある。IC運転免許証には、識別情報として2つのPIN(Personal Identification Number)が設定されており、当該2つのPINと、別途送信される照合用のPINとを照合し、正常に照合された場合に、当該IC免許証に記憶されているユーザの個人情報が取得できる。このように取得される情報はユーザの本人確認を行なう場合等で利用され得る。
例えば、下記特許文献1には、IC運転免許証から取得された情報を用いて個人を認証してサービスを提供する技術が開示されている。
特開2007−241647号公報
上述の特許文献1に開示されるような認証システムにおいて、PINのような識別情報に関わる仕様が利用当初から変更されることも有り得る。例えば、利用者のユーザビリティと提供されるサービスに求められるセキュリティ性とに鑑みて、運用開始時から、必要な識別情報の数やその長さが変更される場合等が考えられる。ここで、識別情報に関わる仕様が変更されたことで、認証対象のユーザが認証に用いる識別情報等の入力を求められたときにどのような識別情報を入力すればよいか混乱し、ユーザビリティが低下してしまう可能性もある。
本発明の目的は、識別情報に関わる仕様変更によって、認証システムのユーザビリティが低下することを抑制する技術を提供することにある。ここで、識別情報とは、認証で利用される識別データであり、そのデータ形式等は制限されない。以降、この識別情報はPINと表記される場合がある。
本発明によれば、
識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段と、
前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段と、
を有し、
前記判別情報は、特定の日時と比較可能な情報およびサービスの識別情報の少なくとも一方を含み、
前記表示処理手段は、
前記判別情報取得手段により取得された前記特定の日時と比較可能な情報および前記サービスの識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記複数の利用規則のうちいずれか一つを特定する第1の識別情報管理装置が提供される。
さらに、本発明によれば、
識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段と、
前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段と、
を有し、
前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
前記表示処理手段は、
前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する第2の識別情報管理装置が提供される。
本発明によれば、
コンピュータが、
識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得し、
前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させ
取得される前記判別情報には特定の日時と比較可能な情報およびサービスの識別情報の少なくとも一方が含まれ、取得された前記特定の日時と比較可能な情報および前記サービスの識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記複数の利用規則のうちいずれか一つを特定する、
ことを含む第1の識別情報管理方法が提供される。
本発明によれば、
コンピュータが、
識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得し、
前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させ、
前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
コンピュータが、さらに、
前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する、
ことを含む第2の識別情報管理方法が提供される。
本発明によれば、
コンピュータを、
識別情報に関する複数の利用規則のうちの1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段、
前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段、として機能させ、
前記表示処理手段は、
前記判別情報取得手段により取得される前記判別情報には特定の日時と比較可能な情報およびサービスの識別情報の少なくとも一方が含まれ、取得された前記特定の日時と比較可能な情報および前記サービスの識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記複数の利用規則のうちいずれか一つを特定する手段、
として機能させるための第1のプログラムが提供される。
本発明によれば、
コンピュータを、
識別情報に関する複数の利用規則のうちの1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段、
前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段、として機能させ、
前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
前記表示処理手段は、
前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する手段、
として機能させるための第2のプログラムが提供される。
本発明によれば、識別情報に関わる仕様変更によって、認証システムのユーザビリティが低下することを抑制する技術を提供することができる。
第1実施形態におけるPIN管理装置の処理構成を概念的に示すブロック図である。 判別情報と利用規則との対応関係を格納するテーブルの一例を示す図である。 利用規則と表示形態との対応関係を格納するテーブルの一例を示す図である。 PIN管理装置のハードウェア構成を概念的に示す図である。 第1実施形態におけるPIN管理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態におけるPIN管理装置の処理構成例を概念的に示すブロック図である。 表示処理部によって表示される照合用PIN取得画面の一例を示す図である。 判別情報、利用規則、及び表示形態の対応関係を格納するテーブルの一例を示す図である。 表示処理部によって表示される照合用PIN取得画面の他の例を示す図である。 第2実施形態におけるPIN管理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 表示処理部によって表示される照合用PIN取得画面の一例を示す図である。 判別情報、利用規則、及び表示形態の対応関係を格納するテーブルの一例を示す図である。 表示処理部によって表示される照合用PIN取得画面の他の例を示す図である。 第4実施形態におけるPIN管理装置の処理構成例を概念的に示すブロック図である。 第4実施形態におけるPIN管理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第5実施形態におけるPIN管理装置の処理構成例を概念的に示すブロック図である。 第5実施形態におけるPIN管理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[第1実施形態]
〔処理構成〕
図1は、第1実施形態におけるPIN管理装置10の処理構成を概念的に示すブロック図である。PIN管理装置10は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末のような携帯端末、あるいは、据え置き型のPC(Personal Computer)といった汎用コンピュータである。本実施形態では、PIN管理装置10は、判別情報取得部110と、表示処理部120とを有する。
判別情報取得部110は、正解PINに関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得する。判別情報取得部110は、例えば、近距離通信(NFC:Near Field Communication)、USB(Universal Serial Bus)、又はその他の規格に対応する読取手段(不図示)を介して、ICカード等の媒体やPIN管理装置10と通信可能に接続された他の装置に保持されている判別情報を取得してもよいし、PIN管理装置10が保持している情報を判別情報として用いる場合はPIN管理装置10から判別情報を取得してもよい。
ここで、正解PINとは、上述の識別情報に相当し、何らかの認証を行う際の正解(正当な)データである。正解PINの具体的な例としては、個人が所有するICカード等の媒体に含まれる情報を読み取る際に用いられるPINや、サービス事業者から提供されるサービスにログインする時に用いられるパスワード等がある。また、「正解PINの利用規則」とは、照合時に利用される正解PINの個数や正解PINの長さといった、正解PINに関わる仕様である。
また、判別情報は、正解PINに関する利用規則を判別できる情報であれば特に限定されない。例えば、正解PINの利用規則がある特定の日時を境に切り替わる場合は、判別情報取得部110は特定の日時と比較可能な情報を判別情報として取得する。具体的には、ICカード等の媒体の発行日等で利用規則が切り替わる場合、判別情報取得部110はICカード等の媒体に設定されている発行日を判別情報として取得する。また、単純に所定日時で利用規則が切り替わる場合、判別情報取得部110は現在の日時等を判別情報として取得してもよい。また、正解PINの利用規則がサービス毎に切り替わるような場合、判別情報取得部110は、サービス別に割り当てられ、各サービスを識別するサービスID等を判別情報として取得してもよい。ここで、判別情報取得部110で取得された判別情報と比較される、上述の「特定の日時」や「サービスID」といった情報は、利用規則を判別する際の基準となる情報(基準情報)と呼ぶこともできる。
表示処理部120は、判別情報取得部110で取得された判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、正解PINと照合する照合用PINを取得する画面(照合用PIN取得画面)を表示させる。
表示処理部120は、例えば、図2に示されるようなテーブルを用いて、判別情報から利用規則を判別できる。図2は、判別情報と利用規則との対応関係を格納するテーブルの一例を示す図である。図2に示されるテーブルには、判別情報及び基準情報に関する3つの条件と、各条件に対応する利用規則がそれぞれ格納されている。図2の例によれば、表示処理部120は、判別情報取得部110で取得された判別情報が満たす条件に応じて、利用規則A〜Cのいずれかを正解PINの利用規則として特定することができる。
また、表示処理部120は、例えば、図3に示されるようなテーブルを用いて、判別情報に基づいて判別された利用規則に対応する表示形態を特定できる。図3は、利用規則と表示形態との対応関係を格納するテーブルの一例を示す図である。図3に示されるテーブルには、各々の利用規則とそれに対応する表示形態が格納されている。図3の例によれば、表示処理部120は、判別情報に基づいて判別された利用規則に応じて、表示形態A〜Cのいずれかを照合用PIN取得画面の表示形態として特定することができる。
なお、上記では図2及び図3に示される情報を用いて画面の表示形態を特定する例を示したが、判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態を特定可能な情報であれば、図2及び図3以外の情報を用いることもできる。例えば、図2及び図3を繋ぐ利用規則の列を省略して、図2の条件と図3の表示形態との対応関係を格納するテーブルを用いても、判別情報取得部110で取得された判別情報から利用形態に対応する表示形態を特定することができる。また、図2及び図3に示されるテーブルは1つのテーブルで表すこともできる。
また、表示処理部120によって表示される照合用PIN取得画面の表示形態は、正解PINの利用規則を識別できるものであれば特に限定されない。表示処理部120は、例えば、正解PINと照合する照合用PINを入力する領域の個数や入力可能な文字列の長さを、判別情報に基づいて判別された利用規則で定められている正解PINの個数や文字列長に基づいて制御する等して、正解PINの利用規則を識別可能な表示形態で照合用PIN取得画面を表示させる。
〔ハードウェア構成〕
図4は、PIN管理装置10のハードウェア構成を概念的に示す図である。PIN管理装置10は、例えば、バス15で相互に接続される、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、入出力インタフェース(I/F)13、通信装置14等を有する。メモリ12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等である。通信装置14は、他のコンピュータや機器と通信を行う。通信装置14には、可搬型記録媒体等も接続され得る。
入出力I/F13は、表示装置、入力装置等のユーザインタフェース装置(図示せず)と接続可能である。表示装置は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイのような、CPU11やGPU(Graphics Processing Unit)(図示せず)等により処理された描画データに対応する画面を表示する装置である。入力装置は、本体内蔵型あるいは外付型のICカードリーダやカメラ等の装置や、キーボード、マウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける装置である。但し、入出力I/F13には、表示装置や入力装置は接続されなくてもよい。PIN管理装置10のハードウェア構成は制限されない。
先に説明したPIN管理装置10の各処理部は、例えば、CPU11によってメモリ12に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから通信装置14等を介してインストールされ、メモリ12に格納されてもよい。
〔動作例〕
図5を用いて、本実施形態のPIN管理装置10の動作例について説明する。図5は、第1実施形態におけるPIN管理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、PIN管理装置10は判別情報を取得する(S102)。そして、PIN管理装置10は、S102で取得された判別情報を用いて、正解PINの利用規則を判別する(S104)。具体的には、PIN管理装置10は、S102で取得された判別情報と、図2に示されるような基準情報とを比較し、取得された判別情報に対応する利用規則を判別する。ここで、例えば「特定の日時」で利用規則が変更される場合、この「特定の日時」が基準情報となる。この場合、PIN管理装置10は、判別情報として日時に関する何らかの情報(例えば、ICカード等の媒体に予め設定された日時や、現在日時等)を取得し、当該取得された日時(判別情報)と特定の日時(基準情報)とを比較することにより、利用規則を判別する。そして、PIN管理装置10は、S104で判別された利用規則に応じた表示形態を特定する(S106)。PIN管理装置10は、例えば、図3に示されるような、各利用規則対応する表示形態を格納するテーブルを参照することにより、利用規則に応じた表示形態を特定することができる。そして、PIN管理装置10は、S106で特定された表示形態で照合用PINを取得する画面を表示する(S108)。
〔第1実施形態の作用・効果〕
以上、本実施形態では、判別情報取得部110で取得された判別情報により判別される正解PINの利用規則に対応する表示形態で、正解PINと照合する照合用PINを取得する画面(照合用PIN取得画面)が表示される。
これにより、本実施形態によれば、正解PINの利用規則を照合用PIN取得画面の表示形態によって利用者に示すことができる。そして、利用者は、表示された画面から、正解PINの利用規則に沿って入力すべき照合用PINを容易に理解することができる。結果として、正解PINの仕様変更によって認証システムのユーザビリティが低下することを抑制することができる。
また、一般的な認証システムでは入力誤りを許容する回数が定められていることが多く、利用者が利用規則の変更に気付かずに誤った照合用PINを所定回数入力してアカウント等がロックされてしまう可能性もある。この問題に対して、本実施形態では、上述したように、正解PINの利用規則に沿って入力すべき照合用PINを画面の表示形態によって利用者に示すことができる。そのため、本実施形態によれば、利用者が利用規則に合わない照合用PINを入力する可能性を低減させ、このような問題が発生することを抑制できる。
[第2実施形態]
本実施形態では、照合時に利用される正解PINの個数が利用規則で定められている場合を例示する。なお、以下では、所定の日時を境に、正解PINの個数が2つの利用規則から正解PINの個数が1つの利用規則に切り替わる例を示す。
〔処理構成〕
図6は、第2実施形態におけるPIN管理装置10の処理構成を概念的に示すブロック図である。図6に示されるように、本実施形態のPIN管理装置10は、第1実施形態の処理構成に加えて、照合用PIN補完部130を更に有する。以下では、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の表示処理部120は、判別情報取得部110で取得された判別情報により判別される利用規則で定められている正解PINの個数を識別可能な表示形態で、照合用PIN取得画面を表示する。
図7は、表示処理部120によって表示される照合用PIN取得画面の一例を示す図である。図7では、判別情報取得部110で取得された判別情報により判別される利用規則で定められている正解PINの個数に合わせて、各々の正解PINに対応する照合用PINを取得する照合用PIN取得部122を表示させる例が示されている。詳細には、図7(a)は正解PINの個数が2つの利用規則に対応する表示形態を示しており、図7(b)は正解PINの個数が1つの利用規則に対応する表示形態を示している。表示処理部120は、例えば、図8に示されるようなテーブルに基づいて、図7(a)、図7(b)のいずれの表示形態で照合用PIN取得画面を表示するかを判別する。図8は、判別情報、利用規則、及び表示形態の対応関係を格納するテーブルの一例を示す図である。表示処理部120は、判別情報取得部110で取得された判別情報を条件に照らし合わせて利用規則を特定し、特定された利用規則に対応付けられている表示形態を特定し、図7に示される照合用PIN取得画面のいずれかを表示装置等に表示させる。
なお、照合用PIN取得画面の表示形態は図7の例に限定されない。照合用PIN取得画面の表示形態は、例えば、図9に示されるような表示形態としてもよい。図9は、表示処理部120によって表示される照合用PIN取得画面の他の例を示す図である。詳細には、図9(a)は正解PINの個数が2つの利用規則に対応する表示形態を示しており、図9(b)は正解PINの個数が1つの利用規則に対応する表示形態を示している。
図9の例では、照合用PIN取得画面に表示される照合用PIN取得部122の個数は、複数の利用規則のうち、正解PINの個数が最大である利用規則に合わせて決定されている。そのため、図9(a)及び図9(b)に示されるように、いずれの表示形態においても、複数の利用規則のうち正解PINの個数が2つの利用規則に合わせて2つの照合用PIN取得部122が表示されている。
さらに、表示処理部120は、2つの照合用PIN取得部122のうち、判別情報により判別される利用規則に定められている正解PINの個数を超過する分を識別可能に表示する。図9(b)では、利用規則で定められている正解PINの個数は1つであり、各利用規則で定められている正解PINの個数の最大値は2つであるため、超過する1つ分の照合用PIN取得部122が識別可能に表示されている。なお、図9(b)では、照合用PIN取得部122を何らかの文字列で補完することで超過した分を識別可能に表示する例が示されているが、表示形態はこれに限定されない。例えば、表示処理部120は、超過した分の照合用PIN取得部122が入力不可となるように制御してもよい。
照合用PIN補完部130は、複数の利用規則毎に定義される正解PINの個数のうちの最大値と、判別情報取得部110で取得された判別情報により判別される利用規則の正解PINの個数との差分に基づいて、減少分の正解PINに対応する照合用PINを所定文字で補完する。
ここで、正解PINの個数が運用途中の或る時期を境に減少する場合、正解PIN自体のデータ構造を運用に合わせて変更することは、正解PINの照合ロジック自体の改変を含みシステムの改修箇所の増大に繋がる。そこで、本実施形態では、改修箇所を最低限にするために、正解PIN自体のデータ構造及び正解PINの照合ロジックを改変せず、利用規則の変更に伴い減少する正解PINに対応する照合用PINを補完することで、上述のような正解PINの利用規則の変更に耐え得る構成とした。
また、照合用PIN補完部130によって補完される所定文字は、例えば、利用規則の変更に伴い減少する正解PINに対して予め定められた任意の文字列であってもよいし、正解PINとの照合時にワイルドカードとして機能する文字列等であってもよい。
〔動作例〕
図10を用いて、本実施形態のPIN管理装置10の動作例について説明する。図10は、第2実施形態におけるPIN管理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
PIN管理装置10は、判別情報を取得し(S102)、その判別情報に基づいて利用規則を判別する(S104)。そして、PIN管理装置10は、S104で判別した利用規則に対応する表示形態を特定し(S106)、特定された表示形態で照合用PIN取得画面を表示する(S108)。これらの処理は、第1実施形態で説明したとおりである。
そして、PIN管理装置10は、S108で表示された照合用PIN取得画面を介して、照合用PINを取得する。このとき、PIN管理装置10は、キーボード等の入力装置を介して照合用PINを取得してもよいし、NFC対応カードリーダを介してNFC対応の媒体に格納されている照合用PINを取得してもよい。また、OCR(Optical Character Reader)を用いて、紙等の媒体に印字された文字や文字に対応するコードを読み取って、照合用PINを取得してもよい。
そして、PIN管理装置10は、照合用PINを補完する必要があるか否かを判定する(S204)。PIN管理装置10は、複数の利用形態のいずれかで定義される正解PINの個数の最大値と、S102で取得した判別情報により判別される利用規則で定義される正解PINの個数とに基づいて、照合用PINの補完要否を判断できる。本実施形態では、S102で取得された判別情報により判別される利用規則が、正解PINの個数が1つの利用規則であった場合、照合用PINの補完が必要と判断される。S204で照合用PINの補完が必要と判断された場合(S204:YES)、PIN管理装置10は、利用規則の変更に伴い減少する正解PINに対応する照合用PINを所定文字で補完する処理を実行する(S206)。一方、S204で照合用PINの補完が不要と判断された場合(S204:NO)、PIN管理装置10は照合用PINの補完処理を実行しない。
〔第2実施形態の作用・効果〕
以上、本実施形態では、利用規則で定められている正解PINの個数に合わせて、照合用PIN取得部122を介して入力可能な照合用PINの個数が制御される。これにより、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、複数の利用規則のいずれかで定められる正解PINの個数の最大値と、判別情報により判別される正解PINの利用規則で定められる正解PINの個数とに基づいて、利用規則の変更に伴い減少する正解PINに対応する照合用PINが所定文字で補完される。
これにより、本実施形態によれば、保持される正解PINのデータ構造及び照合ロジックを変更することなく、照合ロジックの前工程の処理のみの改変により、正解PINの運用上の利用規則の変更に対応することができる。従って、本実施形態によれば、正解PINの運用上の利用規則の変更に対して、システムの改修箇所を最低限にし、改修コストを低減することができる。
[第3実施形態]
本実施形態では、所定の長さの文字列を有する正解PINにおいて、照合時に利用される文字列の長さが利用規則により定められている例を用いて、PIN管理装置10の動作を説明する。なお、以下では、所定の日時を境に、正解PINの長さが8桁の利用規則から正解PINの長さが4桁の利用規則に切り替わる例を示す。
〔処理構成例〕
本実施形態のPIN管理装置10の処理構成は、図6に示される第2実施形態の処理構成と同様である。以下では、第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態の表示処理部120は、判別情報取得部110で取得された判別情報により判別される利用規則で定められている正解PINの文字列の長さを識別可能な表示形態で、照合用PIN取得画面を表示する。
図11は、表示処理部120によって表示される照合用PIN取得画面の一例を示す図である。図11では、判別情報取得部110で取得された判別情報により判別される利用規則で定められている正解PINの文字列の長さに合わせて、正解PINに対応する照合用PINを取得する照合用PIN取得部122を表示させる例が示されている。詳細には、図11(a)は正解PINの長さが8桁の利用規則に対応する表示形態を示しており、図11(b)は正解PINの長さが4桁の利用規則に対応する表示形態を示している。表示処理部120は、例えば、図12に示されるようなテーブルに基づいて、図11(a)、図11(b)のいずれの表示形態で照合用PIN取得画面を表示するかを判別する。図12は、判別情報、利用規則、及び表示形態の対応関係を格納するテーブルの一例を示す図である。表示処理部120は、判別情報取得部110で取得された判別情報を条件に照らし合わせて利用規則を特定し、特定された利用規則に対応付けられている表示形態を特定し、図11に示される照合用PIN取得画面のいずれかを表示装置等に表示させる。
なお、照合用PIN取得画面の表示形態は図11の例に限定されない。照合用PIN取得画面の表示形態は、例えば、図13に示されるような表示形態としてもよい。図13は、表示処理部120によって表示される照合用PIN取得画面の他の例を示す図である。詳細には、図13(a)は正解PINの長さが8桁の利用規則に対応する表示形態を示しており、図13(b)は正解PINの長さが4桁の利用規則に対応する表示形態を示している。図13では、照合用PIN取得画面に表示される照合用PIN取得部122は所定の長さに固定されている。
さらに、表示処理部120は、照合用PIN取得部122において、判別情報取得部110で取得された判別情報により判別される利用規則で定められている文字列の長さを超過した分を識別可能に表示する。図13(b)では、利用規則で定められている正解PINの長さは4桁であるため、照合用PIN取得部122において超過する4桁が識別可能に表示されている。なお、図13(b)では、照合用PIN取得部122に何らかの文字列を補完することで超過した長さを識別可能に表示する例が示されているが、表示形態はこれに限定されない。例えば、表示処理部120は、照合用PIN取得部122において超過した桁数分が入力不可となるように制御してもよい。
本実施形態の照合用PIN補完部130は、各利用規則で定義される文字列の基となる所定の長さの文字列と、判別情報取得部110で取得される判別情報により判別される利用規則に基づく文字列との差分に基づいて、照合用PINを所定文字で補完する。
ここで、第2実施形態と同様に、正解PINの長さが運用途中の或る時期を境に減少する場合、正解PIN自体のデータ構造を運用に合わせて変更することは、正解PINの照合ロジック自体の改変を含みシステムの改修箇所の増大に繋がる。そこで、本実施形態では、改修箇所を最低限にするために、正解PIN自体のデータ構造及び正解PINの照合ロジックを改変せず、利用規則の変更に伴い減少する正解PINの桁に合わせて照合用PINを補完することで、上述のような正解PINの利用規則の変更に耐え得る構成とした。
また、照合用PIN補完部130によって補完される所定文字は、第2実施形態と同様に、利用規則の変更に伴い減少する正解PINの部分に対して予め定められた任意の文字列であってもよいし、正解PINとの照合時にワイルドカードとして機能する文字列等であってもよい。
〔動作例〕
本実施形態のPIN管理装置10の処理の流れは、第2実施形態におけるPIN管理装置10の処理の流れと同様である。本実施形態では、各利用規則で定義される文字列の基となる所定の長さの文字列と、判別情報取得部110で取得される判別情報により判別される利用規則に基づく文字列とに基づいて、照合用PINの補完要否が判断される(S204)。
〔第3実施形態の作用・効果〕
以上、本実施形態では、利用規則で定められている正解PINの長さに合わせて、照合用PIN取得部122に入力可能な照合用PINの長さが制御される。また、本実施形態では、各利用規則で定義される文字列の基となる所定の長さの文字列と、判別情報取得部110で取得される判別情報により判別される利用規則に基づく文字列とに基づいて、照合用PINの補完要否が判断され、照合用PINが所定文字で補完される。これにより、本実施形態においても第1及び第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
本実施形態は、PIN管理装置10が照合結果取得部140と出力部150とを有する点を除いて、第1実施形態と同様である。なお、本実施形態において、図6に示される照合用PIN補完部130を含めることも可能である。
〔処理構成〕
図14は、第3実施形態におけるPIN管理装置10の処理構成例を概念的に示すブロック図である。本実施形態のPIN管理装置10は照合結果取得部140と出力部150とを更に有する。
照合結果取得部140は、照合用PINと正解PINとの照合結果を取得する。ここで、正解PINは、PIN管理装置10の記憶領域に格納されていてもよいし、PIN管理装置10と通信可能に接続された他の装置や他の媒体に格納されていてもよい。
出力部150は、照合結果取得部140で取得された照合結果に応じて、所定の情報を出力情報として出力する。出力部150は、正解PINと照合用PINとが正常に照合されることでアクセス可能となる他の情報を所定の情報として出力してもよいし、正解PINと照合用PINとが正常に照合された場合、この「正解PINと一致することが証明された照合用PIN」を所定の情報として出力してもよい。
また、出力部150は、出力情報を出力する際に、当該出力情報の利用権限を認証する認証情報を付与してもよい。認証情報は、正解PINとは異なる別のPINやパスワード、あるいは個人を認証可能な生体データ(顔認証や指紋認証等の生体認証に用いるデータ)等である。これらの認証情報は、照合用PINと正解PINとが一致した場合に、PIN管理装置10に備えられる入力インタフェースや生体データを取得するインタフェースを介して取得される。
〔動作例〕
図15を用いて、本実施形態のPIN管理装置10の動作例について説明する。図15は、第4実施形態におけるPIN管理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下では、第1実施形態と異なる工程(S302〜310)について説明する。
PIN管理装置10は、S202で取得された照合用PINあるいはS206で補完された照合用PINと、正解PINとの照合結果を取得する(S302)。そして、照合用PINと正解PINとが一致する旨の照合結果を取得した場合(S304:YES)、PIN管理装置10は、出力情報として出力するための情報を取得する(S306)。ここで取得される情報は、例えば、正解PINと照合用PINとが正常に照合されることでアクセス可能となる他の情報や、正解PINと一致することが証明された照合用PINそのもの等である。そして、PIN管理装置10は、S306で取得された出力情報の認証情報を生成し、当該照合用PINに付与する(S308)。そして、PIN管理装置10は、認証情報が付与された照合用PINを出力情報として出力する(S310)。一方、照合用PINと正解PINとが一致しない旨の照合結果を取得した場合(S304:NO)、PIN管理装置10は処理を終了する。
〔第4実施形態の作用・効果〕
以上、本実施形態では、照合用PINと正解PINとが正常に照合された場合に、正解PINと照合用PINとが正常に照合されることでアクセス可能となる他の情報や、正解PINと一致することが証明された照合用PINが、出力情報として出力される。これにより、本実施形態によれば、正解PINと照合用PINとが正常に照合されることでアクセス可能となる他の情報や、正解PINと一致することが証明された照合用PIN等の情報を、PIN管理装置10と接続されて連動する、他のサービスで利用することができる。
また、本実施形態では、PIN管理装置10から出力される出力情報に対して、当該出力情報の利用権限を認証する認証情報が付与される。これにより、出力部150から出力される出力情報のセキュリティ性を確保することができる。
[第5実施形態]
本実施形態は、以下の点を除いて、第1実施形態と同様である。なお、本実施形態において、第2乃至第4実施形態の処理構成を含めることも可能である。
〔処理構成〕
図16は、第5実施形態におけるPIN管理装置10の処理構成例を概念的に示すブロック図である。図16に示されるように、本実施形態のPIN管理装置10は認証情報取得部124と認証情報照合部126とを有する。また、本実施形態において、照合用PINは、その利用権限を認証する認証情報が付与されて記憶部20に記憶されている。なお、本実施形態において、記憶部20はPIN管理装置10と接続可能な他の装置(例えば、携帯端末)に備えられている。
認証情報取得部124は、照合用PINに付与された認証情報と照合する照合用認証情報を取得する。認証情報取得部124は、例えば、PIN管理装置10の入力インタフェース等を介して、照合用認証情報を取得する。
また、認証情報照合部126は、例えば、NFC等を用いて、記憶部20を備える装置と通信し、記憶部20に格納されている照合用PINに付与された認証情報と、認証情報取得部124で取得された照合用認証情報とを照合する。そして、認証情報照合部126は、記憶部20に格納されている認証情報と認証情報取得部124で取得された照合用認証情報との照合結果に応じて、記憶部20から照合用PINを取得する。詳細には、認証情報取得部124で取得された照合用認証情報と、記憶部20に格納されている照合用PINの認証情報とが一致すると判定された場合に、認証情報照合部126は記憶部20から照合用PINを取得する。
〔動作例〕
図17を用いて、本実施形態のPIN管理装置10の動作例について説明する。図17は、第5実施形態におけるPIN管理装置10の処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下では、第1実施形態と異なる工程(S402〜S406)について説明する。なお、工程(S402〜S406)は、図3の工程(S108)において照合用PIN取得画面が表示されている状態で実行される。
PIN管理装置10は、PIN管理装置10の入力インタフェース等を介して照合用認証情報を取得する(S402)。そして、PIN管理装置10は、S402で取得された照合用認証情報と、記憶部20に格納されている照合PINの認証情報とを照合する(S404)。S402で取得された照合用認証情報と、記憶部20に格納されている照合PINの認証情報とが一致した場合(S406:YES)、PIN管理装置10は、記憶部20に格納されている照合用PINを取得する(S106)。一方、S402で取得された照合用認証情報と、記憶部20に格納されている照合PINの認証情報とが異なる場合(S406:NO)、PIN管理装置10は処理を終了する。
〔第5実施形態の作用・効果〕
以上、本実施形態では、照合用PINに、当該照合用PINの利用権限を認証する認証情報が付与されて記憶部20に記憶されており、認証情報と照合用認証情報とが一致した場合に、記憶部20に記憶されている照合用PINが取得される。これにより、本実施形態によれば、第4実施形態で説明したように、正解PINと一致することが確認された照合用PINが他の装置に出力されたり、PIN管理装置10に格納されたりする場合において、第三者による悪用を防止して、照合用PINが格納された端末を紛失した場合等のセキュリティ性を確保することができる。
以下に実施例を挙げ、上述の内容を更に具体化して説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されない。以下では、本発明のPIN管理装置10においてIC運転免許証を用いる実施例が示される。
IC運転免許証には、2つのPINが正解PINとして設定されている。これらの2つのPINは、IC運転免許証の交付時に、当該IC運転免許証の交付対象者によって設定される。そして、これらの2つのPINは、当該IC運転免許証に含まれる情報を読み取るための正解PINとして用いられる。具体的には、1つ目のPINの照合が成功すると、IC運転免許証のICチップに格納されている「氏名」、「生年月日」、「免許証交付年月日(和暦)」、「有効期間」、「免許の種類」、及び「免許証番号」を読み取ることができる。また、2つ目のPINの照合が成功すると、1つ目のPINで読み取れる内容に加えて「本籍」、及び「顔写真」を読み取ることができる。なお、IC運転免許証のICチップには「交付年月日(西暦)」も格納されており、この「交付年月日(西暦)」はPINを入力しなくても読み取ることができる。
本実施例は、このIC運転免許証で照合に利用される正解PINが、ある基準となる交付年月日(切替交付年月日)を境に1つになるような運用変更を例示する。ここで、IC運転免許証における正解PINの理由規則の変更に従って、IC運転免許証側で行われる照合ロジックも1つの正解PINに対応するように改変しようとした場合、以下の問題が生じ得る。具体的には、切替交付年月日以降は、正解PINが2つのIC運転免許証と正解PINが1つのIC運転免許証が混在することとなり、IC運転免許証に格納されている各種情報を読み出す際に、ユーザが照合用PINとしてどのような情報を入力すればよいか混乱する可能性がある。また、切替交付年月日より前に交付されたIC運転免許証には2つの正解PINが設定されており、IC運転免許証でこの2つの正解PINを用いた照合ロジックが用いられている。そのため、切替交付年月日より前に交付されたIC運転免許証を回収し、運用変更後に対応する、正解PINが1つのみのIC運転免許証に変える必要があり、この作業にかかるコストは膨大である。これらの問題を回避するためには、切替交付年月日以降に交付されるIC運転免許証に従来の2つ目のPINとしてダミーのPIN(所定文字)を設定し、以下のような処理が実行されればよい。なお、IC運転免許証のPINには0〜9の数字が設定されるため、例えば「*(アスタリスク)」といった設定時に入力され得ない文字を、所定文字として利用するのが好ましい。
図18は、本発明の実施例を説明するための図である。図18に示されるように、本実施例において、判別情報取得部110は、判別情報としてIC運転免許証から交付年月日を取得する。この交付年月日からは、IC運転免許証に設定されている正解PINの個数を判別することができる。
そして、表示処理部120は、判別情報取得部110で取得された交付年月日と、正解PINの個数が1つとなる基準日(切替交付年月日)とを比較し、正解PINが2つの利用規則と、正解PINが1つの利用規則のいずれが適用されるかを特定する。そして、表示処理部120は、特定された利用規則に応じた表示形態で照合用PIN取得画面を表示する。詳細には、IC運転免許証から取得される交付年月日が切替交付年月日より前である場合、正解PINが2つの利用規則が適用されると特定できるため、表示処理部120は、2つのPINを入力させる画面を表示する等して、照合用PINを2つ入力するように利用者を誘導する。一方、IC運転免許証から取得される交付年月日が切替交付年月日以降である場合、正解PINが1つの利用規則が適用されると特定できるため、表示処理部120は、1つのPINを入力させる画面を表示する等して、照合用PINを1つ入力するように利用者を誘導する。
さらに、照合用PIN補完部130は、IC運転免許証から取得される交付年月日が切替交付年月日より前か否かに基づいて照合用PINの補完要否を判定する。詳細には、IC運転免許証から取得される交付年月日が切替交付年月日より前である場合、表示処理部120によって2つのPINに対応する照合用PIN取得画面が表示されて2つの照合用PINが取得されるため、照合用PIN補完部130は、照合用PINの補完は不要と判定する。一方、IC運転免許証から取得される交付年月日が切替交付年月日以降である場合、表示処理部120によって1つのPINに対応する照合用PIN取得画面が表示されて1つの照合用PINが取得されるため、照合用PIN補完部130は、照合用PINの補完が必要と判定する。そして、照合用PIN補完部130は、ダミーのPINに対応する照合用PINを所定文字で補完する。なお、ここで補完される所定文字は、例えば、IC運転免許証にダミーのPINとして設定されている文字と同じ文字や、照合時にワイルドカードとして機能する文字等である。
そして、照合結果取得部140は、照合用PINをIC運転免許証に設定された正解PINと照合し、その結果を取得する。照合用PINとIC運転免許証に設定された正解PINが正常に照合された場合は、IC運転免許証から上述したような各種情報を読み取ることができる。そして、IC運転免許証から各種情報が取得できたかどうかによって、表示処理部120で表示される画面で入力された照合用PINが正しいか否かを判定することができる。
そして、出力部150は、照合用PINと正解PINとが正常に照合された場合に、正解PINと照合用PINとが正常に照合された場合にIC運転免許証から読み出すことのできる各種情報や、正解PINと一致することが証明された照合用PINを出力情報として、携帯端末等の他の端末に出力する。ここで、出力部150は、出力情報の利用権限を認証する認証情報を付与してもよい。出力部150から出力された出力情報は、他の認証サービス等で利用され得る。
このようなPIN管理装置10によれば、例えば、スマートフォン等の携帯端末に正解PINと照合済みの照合用PINを格納することもできるため、IC運転免許証の所有者が当該IC運転免許証に対して設定したPINを忘失しても対処することができる。このようなPIN管理装置10は、例えば、IC運転免許証を発行する交通安全協会の施設等に設置しておくことが考えられる。このようなPIN管理装置10を交通安全協会の施設等に設置すれば、IC運転免許証の交付時に設定したPINを、当該IC運転免許証の所有者が忘れないうちに自身の携帯端末に保持することができる。
[その他の実施例]
図18では、外付型カードリーダ等を有する据え置き型PCがPIN管理装置10である例を想定しており、この場合、例えば、外付型カードリーダを用いてIC運転免許証判別情報を取得し、上述した処理を実行する。
その他に、スマートフォンやタブレット端末といった携帯端末そのものがPIN管理装置10である実施例が考えられる。この場合、携帯端末に搭載された内蔵型カードリーダ等を介してIC運転免許証と通信し、上述した処理を実行する。そして、この場合、出力部150から出力される情報は、携帯端末の記憶領域に格納される。
以上、図面を参照して本発明の実施形態および実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いた各フローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1.識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段と、
前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段と、
を有する識別情報管理装置。
2.前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
前記表示処理手段は、
取得された前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記識別情報の個数を識別可能な表示形態で前記画面を表示させる、
1.に記載の識別情報管理装置。
3.前記表示処理手段は、
取得された前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記識別情報の個数に合わせて、前記識別情報の各々に対応する照合用識別情報を取得する1以上の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させる、
2.に記載の識別情報管理装置。
4.前記表示処理手段は、
前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する、
2.に記載の識別情報管理装置。
5.前記複数の利用規則はIC運転免許証に設定されている識別情報の個数をそれぞれ定めており、
前記判別情報取得手段は、
前記判別情報として、前記IC運転免許証から当該IC運転免許証の交付年月日を取得し、
前記表示処理手段は、
前記取得された交付年月日と、前記識別情報の利用規則が切り替わる基準日とを比較し、前記複数の利用規則のうちのいずれか1つを特定する、
2.から4.のいずれか1つに記載の識別情報管理装置。
6.前記複数の利用規則毎に定義される前記識別情報の個数のうちの最大値と、前記判別情報により判別される利用規則の前記識別情報の個数との差分に基づいて、減少分の識別情報に対応する照合用識別情報を所定文字で補完する照合用識別情報補完手段を更に有する、
2.から5.のいずれか1つに記載の識別情報管理装置。
7.前記利用規則は、所定の長さの文字列を有する前記識別情報において照合時に利用される文字列の長さを定めており、
前記表示処理手段は、
前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列の長さを識別可能な表示形態で前記画面を表示させる、
1.に記載の識別情報管理装置。
8.前記表示処理手段は、
前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列の長さに合わせて、前記識別情報に対応する前記照合用識別情報を取得する照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させる、
7.に記載の識別情報管理装置。
9.前記表示処理手段は、
前記所定の長さに合わせて、前記照合用識別情報を取得する照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
前記照合用識別情報取得手段において、前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記文字列の長さを超過した分を識別可能に表示する、
7.に記載の識別情報管理装置。
10.前記所定の長さの文字列と、前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列との差分に基づいて、前記照合用識別情報を所定文字で補完する照合用識別情報補完手段を更に有する、
7.から9.のいずれか1つに記載の識別情報管理装置。
11.前記識別情報と前記照合用識別情報との照合結果を取得する照合結果取得手段と、
前記照合結果に応じて、前記識別情報と前記照合用識別情報とが正常に照合されることでアクセス可能となる他の情報、又は前記識別情報と一致することが証明された照合用識別情報を出力情報として出力する出力手段を更に有する、
1.から10.のいずれか1つに記載の識別情報管理装置。
12. コンピュータが、
識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得し、
前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる、
ことを含む識別情報管理方法。
13.前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
前記コンピュータが、
取得された前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記識別情報の個数を識別可能な表示形態で前記画面を表示させる、
ことを含む12.に記載の識別情報管理方法。
14.前記コンピュータが、
取得された前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記識別情報の個数に合わせて、前記識別情報の各々に対応する照合用識別情報を取得する1以上の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させる、
ことを含む13.に記載の識別情報管理方法。
15.前記コンピュータが、
前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する、
ことを含む13.に記載の識別情報管理方法。
16.前記複数の利用規則はIC運転免許証に設定されている識別情報の個数をそれぞれ定めており、
前記コンピュータは、
前記判別情報として、前記IC運転免許証から当該IC運転免許証の交付年月日を取得し、
前記取得された交付年月日と、前記識別情報の利用規則が切り替わる基準日とを比較し、前記複数の利用規則のうちのいずれか1つを特定する、
ことを含む13.から15.のいずれか1つに記載の識別情報管理方法。
17.前記コンピュータが、
前記複数の利用規則毎に定義される前記識別情報の個数のうちの最大値と、前記判別情報により判別される利用規則の前記識別情報の個数との差分に基づいて、減少分の識別情報に対応する照合用識別情報を所定文字で補完する、
ことを含む13.から16.のいずれか1つに記載の識別情報管理方法。
18.前記利用規則は、所定の長さの文字列を有する前記識別情報において照合時に利用される文字列の長さを定めており、
前記コンピュータが、
前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列の長さを識別可能な表示形態で前記画面を表示させる、
ことを含む12.に記載の識別情報管理方法。
19.前記コンピュータが、
前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列の長さに合わせて、前記識別情報に対応する前記照合用識別情報を取得する照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させる、
ことを含む18.に記載の識別情報管理方法。
20.コンピュータが、
前記所定の長さに合わせて、前記照合用識別情報を取得する照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
前記照合用識別情報取得手段において、前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記文字列の長さを超過した分を識別可能に表示する、
ことを含む18.に記載の識別情報管理方法。
21.前記コンピュータが、
前記所定の長さの文字列と、前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列との差分に基づいて、前記照合用識別情報を所定文字で補完する、
ことを含む18.から20.のいずれか1つに記載の識別情報管理方法。
22.前記コンピュータが、
前記識別情報と前記照合用識別情報との照合結果を取得し、
前記照合結果に応じて、前記識別情報と前記照合用識別情報とが正常に照合されることでアクセス可能となる他の情報、又は前記識別情報と一致することが証明された照合用識別情報を出力情報として出力する、
ことを含む12.から21.のいずれか1つに記載の識別情報管理方法。
23.識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段、
前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段、
として機能させるためのプログラム。
24.前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
前記コンピュータを、
取得された前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記識別情報の個数を識別可能な表示形態で前記画面を表示させる手段、
として機能させるための23.に記載のプログラム。
25.前記コンピュータを、
取得された前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記識別情報の個数に合わせて、前記識別情報の各々に対応する照合用識別情報を取得する1以上の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させる手段、
として機能させるための24.に記載のプログラム。
26.前記コンピュータを、
前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する手段、
として機能させるための24.に記載のプログラム。
27.前記複数の利用規則はIC運転免許証に設定されている識別情報の個数をそれぞれ定めており、
前記コンピュータを、
前記判別情報として、前記IC運転免許証から当該IC運転免許証の交付年月日を取得し、
前記取得された交付年月日と、前記識別情報の利用規則が切り替わる基準日とを比較し、前記複数の利用規則のうちのいずれか1つを特定する手段、
として機能させるための24.から26.のいずれか1つに記載のプログラム。
28.前記コンピュータを、
前記複数の利用規則毎に定義される前記識別情報の個数のうちの最大値と、前記判別情報により判別される利用規則の前記識別情報の個数との差分に基づいて、減少分の識別情報に対応する照合用識別情報を所定文字で補完する照合用識別情報補完手段、
として更に機能させるための24.から27.のいずれか1つに記載のプログラム。
29.前記利用規則は、所定の長さの文字列を有する前記識別情報において照合時に利用される文字列の長さを定めており、
前記コンピュータを、
前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列の長さを識別可能な表示形態で前記画面を表示させる手段、
として機能させるための23.に記載のプログラム。
30.前記コンピュータを、
前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列の長さに合わせて、前記識別情報に対応する前記照合用識別情報を取得する照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させる手段、
として機能させるための29.に記載のプログラム。
31.前記コンピュータを、
前記所定の長さに合わせて、前記照合用識別情報を取得する照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
前記照合用識別情報取得手段において、前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記文字列の長さを超過した分を識別可能に表示する手段、
として機能させるための29.に記載のプログラム。
32.前記コンピュータを、
前記所定の長さの文字列と、前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列との差分に基づいて、前記照合用識別情報を所定文字で補完する照合用識別情報補完手段、
として更に機能させるための29.から31.のいずれか1つに記載のプログラム。
33.前記コンピュータを、
前記識別情報と前記照合用識別情報との照合結果を取得する照合結果取得手段、
前記照合結果に応じて、前記識別情報と前記照合用識別情報とが正常に照合されることでアクセス可能となる他の情報、又は前記識別情報と一致することが証明された照合用識別情報を出力情報として出力する出力手段、
として更に機能させるための23.から32.のいずれか1つに記載のプログラム。
10 PIN管理装置
11 CPU
12 メモリ
13 入出力I/F
14 通信装置
15 バス
110 判別情報取得部
120 表示処理部
122 照合用PIN取得部
124 認証情報取得部
126 認証情報照合部
130 照合用PIN補完部
140 照合結果取得部
150 出力部
20 記憶部

Claims (17)

  1. 識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段と、
    前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段と、
    を有し、
    前記判別情報は、特定の日時と比較可能な情報およびサービスの識別情報の少なくとも一方を含み、
    前記表示処理手段は、
    前記判別情報取得手段により取得された前記特定の日時と比較可能な情報および前記サービスの識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記複数の利用規則のうちいずれか一つを特定する識別情報管理装置。
  2. 前記利用規則は、前記特定の日時を境に切り替わる、または、前記サービス毎に切り替わり、
    前記表示処理手段は、
    前記判別情報取得手段により前記特定の日時と比較可能な情報が取得されたとき、取得した情報と、前記識別情報の利用規則が切り替わる基準日とを比較し、前記複数の利用規則のうちいずれか一つを特定し、
    前記判別情報取得手段により前記サービスの識別情報が取得されたとき、取得した前記サービスの識別情報に対応する一つの利用規則を前記複数の利用規則の中から特定する請求項1に記載の識別情報管理装置。
  3. 前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
    前記表示処理手段は、
    取得された前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記識別情報の個数を識別可能な表示形態で前記画面を表示させる、
    請求項1又は2に記載の識別情報管理装置。
  4. 前記複数の利用規則はIC運転免許証に設定されている識別情報の個数をそれぞれ定めており、
    前記判別情報取得手段は、
    前記判別情報に含まれる、前記特定の日時と比較可能な情報として、前記IC運転免許証から当該IC運転免許証の交付年月日を取得し、
    前記表示処理手段は、
    前記取得された交付年月日と、前記識別情報の利用規則が切り替わる基準日とを比較し、前記複数の利用規則のうちのいずれか1つを特定する、
    請求項に記載の識別情報管理装置。
  5. 前記表示処理手段は、
    前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
    前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する、
    請求項3又は4に記載の識別情報管理装置。
  6. 識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段と、
    前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段と、
    を有し、
    前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
    前記表示処理手段は、
    前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
    前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する識別情報管理装置。
  7. 前記表示処理手段は、
    取得された前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記識別情報の個数に合わせて、前記識別情報の各々に対応する照合用識別情報を取得する1以上の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させる、
    請求項3から6のいずれか1項に記載の識別情報管理装置。
  8. 前記複数の利用規則毎に定義される前記識別情報の個数のうちの最大値と、前記判別情報により判別される利用規則の前記識別情報の個数との差分に基づいて、減少分の識別情報に対応する照合用識別情報を所定文字で補完する照合用識別情報補完手段を更に有する、
    請求項からのいずれか1項に記載の識別情報管理装置。
  9. 前記利用規則は、所定の長さの文字列を有する前記識別情報において照合時に利用される文字列の長さを定めており、
    前記表示処理手段は、
    前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列の長さを識別可能な表示形態で前記画面を表示させる、
    請求項1又は2に記載の識別情報管理装置。
  10. 前記表示処理手段は、
    前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列の長さに合わせて、前記識別情報に対応する前記照合用識別情報を取得する照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させる、
    請求項に記載の識別情報管理装置。
  11. 前記表示処理手段は、
    前記所定の長さに合わせて、前記照合用識別情報を取得する照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
    前記照合用識別情報取得手段において、前記判別情報により判別される利用規則で定められている前記文字列の長さを超過した分を識別可能に表示する、
    請求項に記載の識別情報管理装置。
  12. 前記所定の長さの文字列と、前記判別情報により判別される利用規則に基づく前記文字列との差分に基づいて、前記照合用識別情報を所定文字で補完する照合用識別情報補完手段を更に有する、
    請求項から11のいずれか1項に記載の識別情報管理装置。
  13. 前記識別情報と前記照合用識別情報との照合結果を取得する照合結果取得手段と、
    前記照合結果に応じて、前記識別情報と前記照合用識別情報とが正常に照合されることでアクセス可能となる他の情報、又は前記識別情報と一致することが証明された照合用識別情報を出力情報として出力する出力手段を更に有する、
    請求項1から1のいずれか1項に記載の識別情報管理装置。
  14. コンピュータが、
    識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得し、
    前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させ、
    取得される前記判別情報には特定の日時と比較可能な情報およびサービスの識別情報の少なくとも一方が含まれ、取得された前記特定の日時と比較可能な情報および前記サービスの識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記複数の利用規則のうちいずれか一つを特定する、
    ことを含む識別情報管理方法。
  15. コンピュータが、
    識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得し、
    前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させ、
    前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
    コンピュータが、さらに、
    前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
    前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する、
    ことを含む識別情報管理方法。
  16. コンピュータを、
    識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段、
    前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段、として機能させ、
    前記表示処理手段は、
    前記判別情報取得手段により取得される前記判別情報には特定の日時と比較可能な情報およびサービスの識別情報の少なくとも一方が含まれ、取得された前記特定の日時と比較可能な情報および前記サービスの識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記複数の利用規則のうちいずれか一つを特定する手段、
    として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    識別情報に関する複数の利用規則のうちのいずれか1つを判別する判別情報を取得する判別情報取得手段、
    前記判別情報により判別される利用規則に対応する表示形態で、前記識別情報と照合する照合用識別情報を取得する画面を表示させる表示処理手段、として機能させ、
    前記利用規則は照合時に利用される前記識別情報の個数を定めており、
    前記表示処理手段は、
    前記複数の利用規則のうち前記識別情報の個数が最大である利用規則に合わせて、前記照合用識別情報を取得する複数の照合用識別情報取得手段を前記画面に表示させ、
    前記複数の照合用識別情報取得手段のうち、前記判別情報により判別される利用規則に定められている前記識別情報の個数を超過する分の照合用識別情報取得手段を識別可能に表示する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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