JP6326180B1 - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

画像処理装置は、基準画像と参照画像または参照画像から生成された合成画像とから各測定領域の動きベクトルとその信頼度を算出する離散動きベクトル算出部(2)と、動きベクトルおよび信頼度に基づいて、基準画像のグローバルベクトルおよびその信頼度、基準画像内の処理対象領域のローカルベクトル、ローカルベクトルの信頼度をそれぞれ算出するグローバルベクトル算出部(3)、ローカルベクトル補間部(4)およびローカルベクトル信頼度補間部(5)と、ローカルベクトルおよびその信頼度ならびにグローバルベクトルおよびその信頼度のうち少なくとも1つに基づいてローカルベクトルまたはグローバルベクトルを選択する動きベクトル選択部(6)と、選択されたベクトルに基づいて参照画像または合成画像の動き補償画像を生成する動き補償画像生成部(7)と、処理対象領域と動き補償画像とを加重加算するブレンド合成部(8)とを備える。

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、複数枚の画像を合成することでノイズを低減するフレーム巡回型ノイズリダクションに関するものである。
従来、動画像のノイズ除去方法の1つとして、巡回型ノイズリダクションが知られている(例えば、特許文献1および2参照。)。特許文献1,2では、基準画像と該基準画像の1つ前に取得された参照画像とから、基準画像のグローバルベクトルと基準画像内の対象ブロックのローカルベクトルとを算出し、グローバルベクトルとローカルベクトルのそれぞれを用いて動き補償を実行して2つの動き補償画像を生成する。そして、基準画像と各動き補償画像との相関を算出し、相関が高い方の動き補償画像を基準画像と合成することで、ノイズが低減された基準画像を生成している。
特許第4645736号公報 特許第4506875号公報
2つの動き補償画像は、ノイズ低減処理後のフル解像度の参照画像に対して、それぞれグローバルベクトルとローカルベクトルと用いて動き補償処理を行ったものである。このような動き補償画像を生成するためには、その都度、ノイズ低減処理後の参照画像が保存されているフレームメモリへのアクセスが必要となる。したがって、各対象ブロックに対して2つの動き補償画像を生成する特許文献1,2の画像処理装置においては、別領域へのアクセスにより、データを転送するバス帯域の圧迫が生じるという課題がある。
グローバルベクトルとローカルベクトルの両方の動き補償画像を含む領域を1回のアクセスで取得しようとした場合には、取得すべき領域が大きくなり、データ量が増える。したがって、バス帯域の圧迫は避けられない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、巡回型のノイズリダクションを行いつつフレームメモリへのアクセス量を削減することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、時系列的に取得された複数の画像をブレンド合成して合成画像を生成する画像処理装置であって、基準画像と該基準画像の前に取得された参照画像または該参照画像から生成された合成画像とに対して離散的な複数の測定領域を設定し、該複数の測定領域のそれぞれにおける動きベクトルおよび該動きベクトルの信頼度を算出する離散動きベクトル算出部と、該離散動きベクトル算出部によって算出された前記動きベクトルおよび前記信頼度に基づいて、前記基準画像の全体の動きを示すグローバルベクトルおよび該グローバルベクトルの信頼度を算出するグローバルベクトル算出部と、前記離散動きベクトル算出部によって算出された複数の前記動きベクトルから、前記基準画像内の処理対象領域におけるローカルベクトルを算出するローカルベクトル補間部と、前記離散動きベクトル算出部によって算出された前記複数の動きベクトルの信頼度から前記処理対象領域における前記ローカルベクトルの信頼度を算出するローカルベクトル信頼度補間部と、前記グローバルベクトル、前記グローバルベクトルの信頼度、前記ローカルベクトル、および前記ローカルベクトルの信頼度のうち少なくとも1つに基づいて、前記ローカルベクトルおよび前記グローバルベクトルのいずれかを選択する動きベクトル選択部と、該動きベクトル選択部によって選択されたベクトルに基づいて、前記基準画像内の前記処理対象領域に対応する前記参照画像または前記合成画像の動き補償画像を生成する動き補償画像生成部と、前記基準画像内の前記処理対象領域と前記動き補償画像とを加重加算するブレンド合成部とを備える画像処理装置である。
本態様によれば、離散動きベクトル算出部によって、基準画像内に離散的に設定された複数の測定領域の動きベクトルおよびこれらの信頼度が基準画像と参照画像とから算出され、次いで、グローバルベクトル算出部によって基準画像のグローバルベクトルが算出されるとともに、ローカルベクトル補間部およびローカルベクトル信頼度補間部によって、基準画像内の処理対象領域のローカルベクトルおよびこれの信頼度がそれぞれ算出される。次いで、動きベクトル選択部によって、グローバルベクトルおよびローカルベクトルのいずれかが選択され、動き補償画像生成部によって、選択されたベクトルを用いて参照画像または参照画像に基づく合成画像から動き補償画像が生成される。そして、ブレンド合成部によって、基準画像内の処理対象領域に動き補償画像を加重加算することで、ノイズが低減された基準画像を生成することができる。
この場合に、動き補償画像の生成に先立ち、グローバルベクトルおよびローカルベクトルの一方が選択され、1つの処理対象領域に対して動き補償画像が1枚のみ作成される。これにより、参照画像または合成画像が保存されているフレームメモリへのアクセス量を削減することができる。
上記態様においては、前記動きベクトル選択部が、前記ローカルベクトルの信頼度に対する閾値を設定するローカルベクトル閾値設定部と、前記ローカルベクトルの信頼度が前記閾値以上である場合にローカルベクトルを選択し、前記ローカルベクトルの信頼度が前記閾値未満である場合にグローバルベクトルを選択するベクトル決定部とを備えていてもよい。
このようにすることで、簡便な閾値判定によってローカルベクトルおよびグローバルベクトルのいずれを選択するかを決定することができる。
上記態様においては、前記ローカルベクトル閾値設定部が、前記閾値を所定の値に設定してもよい。
このようにすることで、ベクトルの選択精度を安定させることができる。
上記態様においては、前記ローカルベクトル閾値設定部が、前記グローバルベクトルの信頼度、大きさ、または、信頼度と大きさの両方に基づいて前記閾値を補正してもよい。
ローカルベクトルおよびその信頼度は、動きベクトルの計算誤差の影響を受けやすいのに対し、グローバルベクトルおよびその信頼度は、動きベクトルの計算誤差の影響を受け難い。したがって、グローバルベクトルの大きさおよび信頼度の少なくとも一方も考慮することで、動きベクトルの計算誤差等がベクトル決定部によるベクトルの選択結果に与える影響を低減し、より適切なベクトルを選択することができる。
上記態様においては、前記ローカルベクトル閾値設定部が、前記グローバルベクトルの信頼度、および、前記グローバルベクトルと前記ローカルベクトルとの差に基づいて、前記閾値を補正してもよい。
このようにすることで、グローバルベクトルの信頼度と、グローバルベクトルとローカルベクトルとの差とから、ローカルベクトルの正確さを評価し、閾値の適切な補正を実行することができる。
上記態様においては、前記ベクトル決定部が、前記グローバルベクトルの信頼度、および、前記グローバルベクトルと前記ローカルベクトルとの差に基づいて、前記ローカルベクトルの信頼度を補正してもよい。
このようにすることで、グローバルベクトルの信頼度と、グローバルベクトルとローカルベクトルとの差とから、ローカルベクトルの正確さを評価し、ローカルベクトルの信頼度の適切な補正を実行することができる。
上記態様においては、前記離散動きベクトル算出部が、前記基準画像と前記参照画像または前記合成画像とを縮小する画像縮小部を備え、該画像縮小部によって縮小された基準画像と前記画像縮小部によって縮小された参照画像または合成画像とから、前記動きベクトルおよびこれらの信頼度を算出してもよい。
このようにすることで、保存する画像データのサイズを抑制することができる。
本発明によれば、巡回型のノイズリダクションを行いつつフレームメモリへのアクセス量を削減することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置および撮像システムの全体構成図である。 縮小された現在フレームおよび過去フレーム内に設定される測定領域と、縮小された現在フレーム内の測定領域における動きベクトルの一例を示す図である。 信頼度判定後の図2Aの現在フレームの一例を示す図である。 図2Bの現在フレームの動きベクトルの統計処理結果を示す図表である。 縮小された現在フレームの動きベクトルの他の例を示す図である。 現在フレーム内の処理対象領域のローカルベクトルおよびその信頼度の算出処理の一例を説明する図である。 現在フレーム内の処理対象領域のローカルベクトルおよびその信頼度の算出処理の他の例を説明する図である。 ローカルベクトルの信頼度と選択されるベクトルとの関係を表す図である。 基準画像の処理対象領域と動き補償画像との間の類似度と、ブレンド合成比率との関係の一例を示すグラフである。 ブレンド合成の処理シーケンスを模式的に示す図である。 図1の画像処理装置における画像処理のシーケンスを示す図である。 現在フレーム内の処理対象領域のローカルベクトルおよびその信頼度の算出処理の他の例を説明する図である。 図9の変形例における、ローカルベクトルの信頼度と選択されるベクトルとの関係を表す図である。 図9の変形例における、ローカルベクトルの信頼度と選択されるベクトルとの他の関係を表す図である。 グローバルベクトルとローカルベクトルとの差分絶対値と、閾値との対応関係の一例を示すグラフである。 グローバルベクトルとローカルベクトルとの差分絶対値と、閾値との対応関係の他の例を示すグラフである。 グローバルベクトルとローカルベクトルとの差分絶対値と、ローカルベクトルの信頼度に対するオフセット値との対応関係の一例を示すグラフである。 グローバルベクトルとローカルベクトルとの差分絶対値と、ローカルベクトルの信頼度に対するオフセット値との対応関係の他の例を示すグラフである。 従来技術に係る動き補償画像の生成処理を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置およびこれを備える撮像システムについて図面を参照して以下に説明する。
図1に示される撮像システム100は、例えば、静止画や動画像を撮影して記録するデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等である。図1は、撮像システム100のブロック構成を示している。
図1に示されるように、撮像システム100は、被写体を撮像して画像として取り込む画像入力部1と、現在のフレーム画像内の動きベクトルを算出する離散動きベクトル算出部2と、現在のフレーム画像のグローバルベクトルおよびその信頼度を算出するグローバルベクトル算出部3と、現在のフレーム画像内の処理対象領域毎のローカルベクトルを算出するローカルベクトル補間部4と、各ローカルベクトルの信頼度を算出するローカルベクトル信頼度補間部5と、処理対象領域毎にグローバルベクトルおよびローカルベクトルのいずれかを選択する動きベクトル選択部6と、現在のフレーム画像の1つ前のフレーム画像から各処理対象領域用の動き補償画像を作成する動き補償画像生成部7と、現在のフレーム画像内の処理対象領域と動き補償画像とをブレンド合成することでノイズが低減された現在のフレーム画像を出力画像(合成画像)として生成するブレンド合成部8と、上記処理に必要な画像データを保存するフレームメモリ9とを備える。
画像処理装置は、離散動きベクトル算出部2、グローバルベクトル算出部3、ローカルベクトル信頼度補間部5、ローカルベクトル補間部4、動きベクトル選択部6、動き補償画像生成部7、ブレンド合成部8、およびフレームメモリ9を備えている。
画像入力部1は、例えば、被写体からの光を集光して光学像を形成する撮像レンズと、撮像レンズによって形成された光学像を撮像して画像を取得する撮像素子とを備えている。撮像素子は、例えば、ベイヤ配列構造を有しており、フレーム画像のベイヤ配列のRAWデータを生成し、RAWデータにデモザイキング処理を施すことでフルカラー化する。画像入力部1は、フルカラー化されたフレーム画像のデータを離散動きベクトル算出部2およびブレンド合成部8に出力する。したがって、ブレンド合成部8ではフルカラーの出力画像が合成される。
離散動きベクトル算出部2は、画像縮小部2aを備えている。離散動きベクトル算出部2は、画像入力部1から入力された現在のフレーム画像(基準画像。以下、「現在フレーム」という。)と、時間方向において現在フレームの1つ前のフレーム画像(参照画像。以下、「過去フレーム」という。)とを画像縮小部2aにおいて縮小した後に、フレームメモリ9に出力する。フレームの縮小処理には、例えば、画素の間引き処理や、バイキュービック法等が用いられる。したがって、フレームメモリ9には、縮小された現在フレームと縮小された過去フレームが保存される。
フレームメモリ9に保存される、縮小された過去フレームは、ブレンド合成部8から出力される出力画像である、ノイズ低減処理が施された過去フレームを縮小したものであってもよい。この場合、出力画像の縮小処理は、ブレンド合成部8および画像縮小部2aのいずれで行ってもよい。
画像入力部1は、フルカラー化を行わずにRAWデータをそのまま離散動きベクトル算出部2およびブレンド合成部8に出力してもよい。この場合、離散動きベクトル算出部2の画像縮小部2aでは、RAWデータから簡易的に輝度信号Yを生成する。例えば、バイリニア法等のデモザイキング処理によってカラー化することでRAWデータをYCbCr形式のデータに変換し、輝度信号Yを生成する。あるいは、ベイヤ配列のR、Gr、Gb、Bの4画素の信号値を加算平均することで、4画素の中心位置の擬似的な輝度信号Yを生成する。このようにして輝度信号Yを生成した後に、縮小処理が行われる。
離散動きベクトル算出部2は、縮小された現在フレームF1と縮小された過去フレームF0とをフレームメモリ9から読み出し、図2Aに示されるように、現在フレームF1内の離散的な測定領域A毎に、過去フレームF0と現在フレームF1との間での被写体の動きを表す動きベクトルを算出する。図2Aおよび図2Bの測定領域A内の矢印は、算出された動きベクトルを示している。
具体的には、離散動きベクトル算出部2は、現在フレームF1に対し、測定領域Aを間隔を空けて(好ましくは等間隔で)設定する。また、離散動きベクトル算出部2は、過去フレームF0に対し、現在フレームF1内の測定領域Aと同一座標位置に同一の大きさの測定領域A’を設定する。次に、離散動きベクトル算出部2は、設定された探索範囲内で過去フレームF0内の測定領域A’の位置をずらしながら、対応する測定領域A,A’間で相関演算を行い、相関値が最大となる位置において測定領域A,A’間の動きベクトル(以下、「離散動きベクトル」という。)を算出する。相関演算としては、例えば、SAD(Sum of Abusolute Difference)またはSSD(Sum of Squared Difference)によるブロックマッチング処理が用いられる。
離散動きベクトル算出部2は、算出された各離散動きベクトルの信頼度も同時に算出する。例えば、SADによるブロックマッチング処理を相関演算に用いる場合には、マッチング処理の過程で算出されるSADの値に基づいて信頼度が算出される。ブロックマッチング処理では、相関値が最大となるときにSADが最小となる。離散動きベクトル算出部2は、最小のSADと、値が小さい方から数えて所定番目(例えば、数十番目)のSADとの差を算出し、差が所定の閾値未満である場合には、低コントラスト領域と判定して信頼度を低くし、差が閾値以上である場合には信頼度を高くする。このようにして、離散動きベクトル算出部2は、離散動きベクトルと信頼度とをセットで算出する。図2Bにおいて、領域Bは、測定領域Aの内、低コントラスト領域と判定された低信頼度の領域である。離散動きベクトルの信頼度は、所定の閾値とSADとの差に基づいて算出されるスカラ値であってもよい。
離散動きベクトル算出部2によって算出された離散動きベクトルとこれらの信頼度は、グローバルベクトル算出部3に入力される。また、離散動きベクトル算出部2によって算出された離散動きベクトルは、ローカルベクトル補間部4に入力され、離散動きベクトル算出部2によって算出された離散動きベクトルの信頼度は、ローカルベクトル信頼度補間部5に入力される。
グローバルベクトル算出部3は、現在フレームF1内の複数の離散動きベクトルとこれらの信頼度とを統計処理することにより、現在フレームF1の全体の動きを表すグローバルベクトルと、該グローバルベクトルの信頼度とを算出する。図3は、グローバルベクトルとその信頼度の算出方法の一例を示している。図3の例では、信頼度が所定値以下である低信頼度の離散動きベクトルを除外してその他の離散動きベクトルの頻度を算出し、最も頻度の高い離散動きベクトルをグローバルベクトルに決定している。グローバルベクトルの信頼度は、最も頻度の高い離散動きベクトルの頻度を閾値と比較し、頻度が閾値よりも高い程、信頼度が高くなり、頻度が閾値よりも低い程、信頼度が低くなるように、算出している。グローバルベクトルの信頼度は、閾値と頻度との差に基づいて算出されるスカラ値であってもよい。
ローカルベクトル補間部4は、離散動きベクトル算出部2から受け取った離散動きベクトルを用いて、現在フレーム内に設定された処理対象領域のローカルベクトルを算出する。処理対象領域は、3画素×3画素または9画素×9画素のような小領域であってもよく、1画素であってもよい。
図4Aは、離散動きベクトルの例を示し、図4Bおよび図4Cは、処理対象領域Rと、この処理対象領域Rの近隣の4つの離散動きベクトルを示している。VxおよびVyはそれぞれ、現在フレームの水平方向(X方向)および垂直方向(Y方向)におけるベクトル成分である。
例えば、図4Bおよび図4Cに示されるように、ローカルベクトル補間部4は、処理対象領域Rの近隣の複数の離散動きベクトルを、各離散動きベクトルと処理対象領域Rとの距離を考慮して重み付け平均することで、処理対象領域Rのローカルベクトルを算出する。あるいは、ローカルベクトル補間部4は、処理対象領域Rに最も近い離散動きベクトルを処理対象領域Rのローカルベクトルに決定するニアレストネイバ法を用いてもよい。
ローカルベクトル補間部4は、上記の補間処理を、現在フレームの全ての画素に対応する処理対象領域Rについて実施する。
ローカルベクトル信頼度補間部5は、離散動きベクトル算出部2から受け取った離散動きベクトルの信頼度を用いて、処理対象領域Rにおけるローカルベクトルの信頼度を算出する。
例えば、図4Bおよび図4Cに示されるように、ローカルベクトル信頼度補間部5は、ローカルベクトルの算出に用いられる処理対象領域Rの近隣の複数の離散動きベクトルの信頼度を、各離散動きベクトルと処理対象領域Rとの距離を考慮して重み付け平均することで、処理対象領域Rのローカルベクトルの信頼度を算出する。あるいは、ローカルベクトル信頼度補間部5は、処理対象領域Rに最も近い離散動きベクトルの信頼度を処理対象領域Rの信頼度に決定するニアレストネイバ法を用いてもよい。
ローカルベクトル信頼度補間部5は、上記の処理を全ての処理対象領域Rについて実施する。
図4Bの例では、処理対象領域Rの近隣の左上、右上、左下、右下の4つの離散動きベクトルが全て同一であり、各離散動きベクトルの信頼度は64、50、60、55である。したがって、ローカルベクトル補間部4において、4つの離散動きベクトルを重み付け平均した結果、4つの離散動きベクトルと同一のローカルベクトルが算出される。また、ローカルベクトル信頼度補間部5において、4つの離散動きベクトルの信頼度を重み付け平均した結果、ローカルベクトルの信頼度は57と算出される。
図4Cの例では、処理対象領域Rの近隣の左上と左下の離散動きベクトルは同一であり、これらの信頼度はそれぞれ50および64である。一方、処理対象領域Rの近隣の右上の離散動きベクトルは下向きであり、右下の離散動きベクトルは右上向きであり、これらの信頼度それぞれ4および3である。つまり、処理対象領域Rの右上および右下の領域は低コントラスト領域であるため、信頼度が低くなっている。したがって、ローカルベクトル補間部4において、4つの離散動きベクトルを重み付け平均した結果、処理対象領域Rの実際の動きとは異なるローカルベクトルが算出される。また、ローカルベクトル信頼度補間部5において、4つの離散動きベクトルの信頼度を重み付け平均した結果、ローカルベクトルの信頼度は30と算出される。
動きベクトル選択部6には、グローバルベクトルおよびグローバルベクトルの信頼度がグローバルベクトル算出部3から入力される。また、動きベクトル選択部6には、ローカルベクトルがローカルベクトル補間部4から入力されるとともに、ローカルベクトルの信頼度がローカルベクトル信頼度補間部5から入力される。動きベクトル選択部6は、グローバルベクトルおよびこれの信頼度と、ローカルベクトルおよびこれらの信頼度の4種類の情報の内、1つ以上に基づいて、動き補償に使用するベクトルを処理対象領域R毎に1つ選択する。
具体的には、動きベクトル選択部6は、図1に示されるように、ローカルベクトルの信頼度に対する閾値を設定するローカルベクトル閾値設定部6aと、ローカルベクトルの信頼度と閾値とに基づいてローカルベクトルおよびグローバルベクトルのいずれかを選択するベクトル決定部6bとを備える。
図5は、ローカルベクトルの信頼度と、選択されるベクトルとの関係を示している。閾値は、例えばメーカーパラメータとして、所定の値に予め設定されている。図5の例では、閾値は45である。
ベクトル決定部6bは、算出されたローカルベクトルの信頼度を閾値と比較する。比較の結果、ローカルベクトルの信頼度が閾値以上である場合、ベクトル決定部6bはローカルベクトルを選択し、ローカルベクトルの信頼度が閾値未満である場合、ベクトル決定部6bはグローバルベクトルを選択する。したがって、図4Aの例の場合、ローカルベクトルの信頼度57は閾値45よりも高いので、ローカルベクトルが選択される。一方、図4Bの例の場合、ローカルベクトルの信頼度30は閾値45よりも低いので、グローバルベクトルが選択される。
ベクトル決定部6bによるベクトルの選択結果の情報は、動きベクトル選択部6から動き補償画像生成部7に入力される。
動き補償画像生成部7は、動きベクトル選択部6からのベクトルの選択結果の情報に従ってフレームメモリ9に保存されている過去フレームにアクセスして、現在フレーム内の各処理対象領域Rとの合成に使用される動き補償画像を生成する。
具体的には、動き補償画像生成部7は、ローカルベクトルが選択された処理対象領域Rについては、処理対象領域Rをそのローカルベクトルを用いて過去フレームに対して位置合わせし、過去フレーム内の位置合わせされた領域をフレームメモリ9から読み出し、読み出された領域を動き補償画像とする。
一方、動き補償画像生成部7は、グローバルベクトルが選択された処理対象領域Rについては、処理対象領域Rをグローバルベクトルを用いて過去フレームに対して位置合わせし、過去フレーム内の位置合わせされた領域をフレームメモリ9から読み出し、読み出された領域を動き補償画像とする。
生成された各処理対象領域Rの動き補償画像は、動き補償画像生成部7からブレンド合成部8に入力される。
ブレンド合成部8は、画像入力部1からの現在フレームの処理対象領域Rと、動き補償画像生成部7からの過去フレームの動き補償画像とをブレンド合成(加重加算)することで、ノイズが低減された現在フレームである出力画像を生成する。ブレンド合成する際、ブレンド合成部8は、処理対象領域Rと動き補償画像との間でSAD等の相関演算により類似度を算出し、類似度に基づいてブレンド合成比率を算出し、算出されたブレンド合成比率に従って処理対象領域Rと動き補償画像とを合成する。類似度とブレンド合成比率の例を図6に示す。図6に示されるように、ブレンド合成部8は、類似度が高い(SADが小さい)程、動き補償画像の合成比率αが高くなるように、合成比率αを算出する。
図7は、ブレンド合成の処理シーケンスを動画像のフレーム巡回型ノイズリダクションを例に示している。図7に示されるように、動画撮影において、1番目のフレーム画像はそのまま出力画像となる。次に、2番目のフレーム画像が撮影されると、保存されている1番目の出力画像と2番目のフレーム画像とを決定されたブレンド合成比率αを用いて処理対象領域R毎に合成して、2番目の出力画像が生成される。3番目のフレーム画像以降は、同様に、現在のフレーム画像と直前の出力画像とから出力画像が生成される。
次に、このように構成された画像処理装置およびこれを備える撮像システム100の作用について説明する。図8は、画像処理装置における画像処理のシーケンスを示している。
図8に示されるように、画像入力部1の動画撮影においてN回目の撮影が実行されると、基準画像であるN番目のフレーム画像(Nフレーム)が画像入力部1から離散動きベクトル算出部2内の画像縮小部2aに入力され、画像縮小部2aにおいて縮小され、縮小されたN番目のフレーム画像がフレームメモリ9に保存される。
この時点では、フレームメモリ9に、縮小されたN−1番目のフレーム画像(N−1フレーム)が既に保存されている。この縮小されたN−1番目のフレーム画像は、ブレンド合成部8によって既に生成されたN−1番目の出力画像を縮小したものであってもよい。離散動きベクトル算出部2では、縮小されたN番目のフレーム画像と縮小されたN−1番目のフレーム画像とを使用して、縮小されたN番目のフレーム画像内に離散的に設定された複数の測定領域Aにおける離散動きベクトルおよびこれらの信頼度が算出される。
次いで、グローバルベクトル算出部3において、N番目のフレーム画像のグローバルベクトルが、離散動きベクトルおよびこれらの信頼度に基づいて算出される。また、ローカルベクトル補間部4において、N番目のフレーム画像内の各処理対象領域Rのローカルベクトルが、その処理対象領域Rを囲む近隣の複数の離散動きベクトルに基づいて算出される。また、ローカルベクトル信頼度補間部5において、N番目のフレーム画像内の各処理対象領域Rのローカルベクトルの信頼度が、その処理対象領域Rを囲む近隣の複数の離散動きベクトルの信頼度に基づいて算出される。
次いで、動きベクトル選択部6において、グローバルベクトルとこれの信頼度およびローカルベクトルとこれらの信頼度の4つの情報に基づき、各処理対象領域R用の動き補償画像の生成に使用されるベクトルが、グローバルベクトルとローカルベクトルの中から選択される。
次いで、動き補償画像生成部7において、選択されたベクトルに基づいて各処理対象領域R用の動き補償画像が、フレームメモリ9に保存されているN−1番目のフレーム画像から生成される。
次いで、ブレンド合成部8において、各処理対象領域Rとその動き補償画像との類似度に基づいてブレンド合成比率が算出され、算出されたブレンド合成比率に従って各処理対象領域Rと動き補償画像とを合成することで、出力画像が生成される。
図13は、動き補償画像の従来の生成処理を示している。この処理において、参照画像であるN−1番目のフレーム画像の内、グローバルベクトルおよびローカルベクトルのそれぞれによって位置合わせされた2つの領域にアクセスすることで、グローバルベクトルを使用した動き補償画像とローカルベクトルを使用した動き補償画像とが生成される。そして、2つの動き補償画像と処理対象領域Rとの相関演算を行い、より高い相関が得られた動き補償画像がNフレーム画像の処理対象領域Rとのブレンド合成に使用される。
このように、従来の方法においては、1つ処理対象領域Rの動き補償を行うためにフレームメモリ9へ2度アクセスする必要がある。そのため、フレームメモリ9へのバス帯域が圧迫される。
これに対し、本実施形態によれば、動き補償画像の生成前に、グローバルベクトルおよびローカルベクトルのいずれかが選択されるので、1つの処理対象領域Rについて、フレームメモリ9へのアクセスが1度で済む。このように、フレームメモリ9へのアクセス量を低減し、バス帯域の圧迫を軽減することができるという利点がある。
本実施形態においては、ローカルベクトルとグローバルベクトルのいずれを選択するかをローカルベクトルの信頼度に基づいて決定することとしたが、これに代えて、グローバルベクトルの信頼度、および、グローバルベクトルとローカルベクトルとの差に基づいて決定してもよい。
ベクトルの選択方法の変形例について図9から図12Bを参照して説明する。
図9の例において、処理対象領域Rの近隣にVx=5、Vy=0の離散動きベクトルが3つ存在し、補間されたローカルベクトルはVx=5、Vy=0であり、その信頼度は57である。一方、グローバルベクトルはVx=6、Vy=0であり、その信頼度は64である。上述した実施形態のベクトル選択方法によれば、ローカルベクトルの信頼度が閾値45よりも高いため、ローカルベクトルが選択される。しかしながら、図9の例では、グローバルベクトルの信頼度が高く、かつ、グローバルベクトルが上記3つの離散動きベクトルと近似している。このことから、処理対象領域Rの近隣において局所的に、計算誤差によるVx=5、Vy=0の離散動きベクトルが集中し、4つのローカルベクトルおよびこれらの信頼度が正確でないかもしれないことが予測される。
動きベクトル選択部6は、グローバルベクトルとローカルベクトルとの間の、VxおよびVyそれぞれの差分の絶対値(差分絶対値)を算出する。図9の例では、Vxの差分絶対値は1と算出され、Vyの差分絶対値は0と算出される。ローカルベクトル閾値設定部6aは、図10Aに示されるように、差分絶対値が小さい程、閾値が大きくなるように、差分絶対値に基づいて閾値を補正する。図10Aの例では、閾値が65に補正されている。これにより、グローバルベクトルとローカルベクトルとの差が小さいときには、ローカルベクトルが選択され難くなる。閾値の補正は、例えば、グローバルベクトルの信頼度が所定値よりも大きいときにのみ、実行される。
このようにすることで、離散動きベクトルの計算誤差がベクトル決定部6bによるベクトルの選択結果に与える影響を低減し、適切なベクトルを選択することができる。
図11Aおよび図11Bは、差分絶対値と閾値との対応関係の例を表している。例えば、ローカルベクトル閾値設定部6aは、図11Aに示されるように、差分絶対値が大きい程、閾値を小さい値に補正する。あるいは、図11Bに示されるように、ローカルベクトル閾値設定部6aは、差分絶対値が所定値以上のときに、差分絶対値が所定値未満のときに比べて小さくなるように、閾値を2段階で補正してもよい。
閾値を補正することに代えて、図10Bに示されるように、差分絶対値が小さい程、ローカルベクトルの信頼度が小さくなるように、ベクトル決定部6bが、差分絶対値に基づいてローカルベクトルの信頼度を補正してもよい。図10Bの例では、ベクトル決定部6bは、信頼度57からオフセット値30を差し引くことで、ローカルベクトルの信頼度を27に補正している。このようにしても、閾値の補正と同一の効果が得られる。
図12Aおよび図12Bは、差分絶対値とオフセット値との対応関係の例を表している。例えば、ベクトル決定部6bは、図12Aに示されるように、差分絶対値が大きい程、オフセット値をより小さい値に設定する。あるいは、ベクトル決定部6bは、図12Bに示されるように、差分絶対値が所定値以上のときに、差分絶対値が所定値未満のときに比べて小さくなるように、オフセット値を2段階で変更してもよい。
上述した差分絶対値と閾値の補正値またはオフセット値との対応関係を画像の解像度に応じて変更することができるように、複数種類の対応関係が設定されていてもよい。例えば、図11Bおよび図12Bの例では、FullHDの場合に、X画素以上の絶対差分値において閾値の補正値またはオフセット値が小さくなるように設定され、4Kの場合、2X画素以上の絶対差分値において閾値の補正値またはオフセット値が小さくなるように設定されていてもよい。
上記の変形例においては、差分絶対値に基づいて、ローカルベクトルの信頼度に対する閾値またはローカルベクトルを補正することで、適切なベクトルが選択されるように制御することとしたが、これに代えて、他の手段によってベクトルの選択を制御してもよい。ベクトルの選択方法の他の例について以下に説明する。
第1の例において、ローカルベクトル閾値設定部6aは、グローバルベクトルの信頼度のみに基づいて閾値を補正する。例えば、ローカルベクトル閾値設定部6aは、グローバルベクトルの信頼度が所定の値よりも大きい場合に、閾値をより大きな値に補正する。
第2の例において、ローカルベクトル閾値設定部6aは、グローバルベクトルの大きさのみを用いて閾値を補正する。例えば、ローカルベクトル閾値設定部6aは、グローバルベクトルの大きさが所定値よりも大きい場合に、閾値をより小さい値に補正して、グローバルベクトルが選択され難いように制御する。グローバルベクトルの大きさは、VxおよびVyのうち、大きい方の大きさであってもよく、VxとVyの合成ベクトルVx+Vyの大きさであってもよい。
第3の例は、第1の例および第2の例の組み合わせであり、ローカルベクトル閾値設定部6aは、グローバルベクトルの信頼度および大きさに基づいて、閾値を補正する。例えば、ローカルベクトル閾値設定部6aは、第1の例のようにグローバルベクトルの信頼度に基づいて閾値を補正した後、第2の例のように、グローバルベクトルの大きさに基づいて閾値を補正することで、閾値を2段階で補正する。
本実施形態およびその変形例においては、グローバルベクトルとローカルベクトルのいずれを選択するかを、ローカルベクトルの信頼度の閾値判定によって決定することとしたが、これに代えて、グローバルベクトルの信頼度の閾値判定によって決定してもよい。
本実施形態においては、巡回型のノイズリダクションを目的する合成処理について説明したが、画像合成の目的はこれに限定されるものではない。例えば、基準画像内の処理対象領域と、これと位置合わせされた動き補償画像との合成が必要となる静止画の複数枚合成ノイズリダクションや、HDR(High Dynamic Range)、超解像画像のような様々な画像の合成処理に本実施形態の画像処理装置を適用することができる。
1 画像入力部
2 離散動きベクトル算出部
3 グローバルベクトル算出部
4 ローカルベクトル補間部
5 ローカルベクトル信頼度補間部
6 動きベクトル選択部
7 動き補償画像生成部
8 ブレンド合成部
9 フレームメモリ
100 撮像システム

Claims (9)

  1. 時系列的に取得された複数の画像をブレンド合成して合成画像を生成する画像処理装置であって、
    基準画像と該基準画像の前に取得された参照画像または該参照画像から生成された合成画像とに対して離散的な複数の測定領域を設定し、該複数の測定領域のそれぞれにおける動きベクトルおよび該動きベクトルの信頼度を算出する離散動きベクトル算出部と、
    該離散動きベクトル算出部によって算出された前記動きベクトルおよび前記信頼度に基づいて、前記基準画像の全体の動きを示すグローバルベクトルおよび該グローバルベクトルの信頼度を算出するグローバルベクトル算出部と、
    前記離散動きベクトル算出部によって算出された複数の前記動きベクトルから、前記基準画像内の処理対象領域におけるローカルベクトルを算出するローカルベクトル補間部と、
    前記離散動きベクトル算出部によって算出された前記複数の動きベクトルの信頼度から前記処理対象領域における前記ローカルベクトルの信頼度を算出するローカルベクトル信頼度補間部と、
    前記グローバルベクトル、前記グローバルベクトルの信頼度、前記ローカルベクトル、および前記ローカルベクトルの信頼度のうち少なくとも1つに基づいて、前記ローカルベクトルおよび前記グローバルベクトルのいずれかを選択する動きベクトル選択部と、
    該動きベクトル選択部によって選択されたベクトルに基づいて、前記基準画像内の前記処理対象領域に対応する前記参照画像または前記合成画像の動き補償画像を生成する動き補償画像生成部と、
    前記基準画像内の前記処理対象領域と前記動き補償画像とを加重加算するブレンド合成部とを備える画像処理装置。
  2. 前記動きベクトル選択部が、
    前記ローカルベクトルの信頼度に対する閾値を設定するローカルベクトル閾値設定部と、
    前記ローカルベクトルの信頼度が前記閾値以上である場合にローカルベクトルを選択し、前記ローカルベクトルの信頼度が前記閾値未満である場合にグローバルベクトルを選択するベクトル決定部とを備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ローカルベクトル閾値設定部が、前記閾値を所定の値に設定する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記ローカルベクトル閾値設定部が、前記グローバルベクトルの信頼度に基づいて前記閾値を補正する請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記ローカルベクトル閾値設定部が、前記グローバルベクトルの大きさに基づいて前記閾値を補正する請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記ローカルベクトル閾値設定部が、前記グローバルベクトルの信頼度および前記グローバルベクトルの大きさに基づいて前記閾値を補正する請求項3に記載の画像処理装置。
  7. 前記ローカルベクトル閾値設定部が、前記グローバルベクトルの信頼度、および、前記グローバルベクトルと前記ローカルベクトルとの差に基づいて、前記閾値を補正する請求項3に記載の画像処理装置。
  8. 前記ベクトル決定部が、前記グローバルベクトルの信頼度、および、前記グローバルベクトルと前記ローカルベクトルとの差に基づいて、前記ローカルベクトルの信頼度を補正する請求項2に記載の画像処理装置。
  9. 前記離散動きベクトル算出部が、
    前記基準画像と前記参照画像または前記合成画像とを縮小する画像縮小部を備え、
    該画像縮小部によって縮小された基準画像と前記画像縮小部によって縮小された参照画像または合成画像とから、前記動きベクトルおよびこれらの信頼度を算出する請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置。
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