JP6325899B2 - 水耕パネルの洗浄装置および方法 - Google Patents

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Description

この発明は、水耕パネルの洗浄装置および方法に関し、特にたとえば、面内に複数の孔を有し、発泡スチロールのような合成樹脂によって平板状に形成された水耕パネルを洗浄する、水耕パネルの洗浄装置および方法に関する。
この発明の背景となる背景技術の一例が、特許文献1に開示されている。この特許文献1の技術では、水耕パネルを、横方向の上後ろロールブラシの前方まで2列の搬送チェーンで送り込み、上前ロールブラシと下ロールブラシに通して洗浄する。
特開2000‐245276号[A01G 31/02, B08B 1/04]
特許文献1の技術では、水耕パネルの表面の汚れは落とせるが、孔の内壁に付着した汚れや苔あるいは藻は洗浄(除去)しにくいという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、水耕パネルの洗浄装置および方法を提供することである。
この発明の他の目的は、孔の内壁も効率よく洗浄できる、水耕パネルの洗浄装置および方法を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明などは、本発明の理解を助けるために後述する実施の形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、孔を有する水耕パネルを洗浄するための洗浄装置であって、水耕パネルを搬送する搬送手段、および搬送手段による水耕パネルの搬送経路に設けられる洗浄部を備え、洗浄部は、孔の内壁と接触する高圧水を噴射するノズル、ノズルを取り付けるためのパイプ、およびパイプを上下する上下動手段を含む、洗浄装置である。
第1の発明によれば、水耕パネルの孔内も含めて、効率よく洗浄できる。また、高圧水を用い、ブラシなどを用いないので、水耕パネルが損傷する可能性が低減できる。パイプを上下動させるので、多くのノズルを効率よく上下動させることができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、洗浄部は、水耕パネルの上方および下方から同じ孔内に高圧水を噴射する上ノズル(22u)および下ノズル(22d)を含む、洗浄装置である。
第2の発明では、同じ孔を上下から高圧水で洗浄するので、水耕パネルが1回洗浄部を通過するだけで洗浄でき、効率的である。
の発明は、第1または2の発明に従属し、上下動手段は、パイプをフォロワとする偏心カムを含む、洗浄装置である。
の発明では、上下動手段として偏心カムを用いるので、簡単な構成で安定して上下動を行わせることができる。
の発明は、第1ないし第の発明のいずれかに従属し、ノズルは高圧円錐水を噴出し、高圧円錐水の円錐面が孔の内壁と接触する、洗浄装置である。
の発明では、ノズルとして円錐ノズルを用い、高圧円錐水の円錐面を内壁に入射させる。高圧円錐水の円錐面が内壁の全周に一度に接触するので、高圧水と内壁との接触範囲が広く、効率的な洗浄が可能である。
第7の発明でも第1の発明と同様の効果が期待できる。
この発明によれば、水耕パネルの孔の内壁も効率よく洗浄できる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の水耕パネルの洗浄装置の要部を示す概略図である。 図2は図1実施例における高圧円錐水を図解する概略図であり、図2(A)は水耕パネルの孔の内壁と高圧円錐水との接触状態を示し、図2(B)は高圧円錐水の上下動の範囲を示す。 図3はこの発明の一実施例の水耕パネルの洗浄装置の外観を示す概略図である。 図4は図3実施例の内部の、扉を開いた状態を示す概略図である。 図5は図3実施例の内部の、水耕パネル投入口側から見た状態を示す概略図である。
図1を参照して、この発明の一実施例の水耕パネルの洗浄装置10は、水耕パネル100を、洗浄部14を通過するように搬送する搬送機構12を含む。この搬送機構12は、一例として、チェーンコンベア、ローラコンベアなどで構成される。
水耕パネル100は、たとえば、発泡スチロール、発泡ポリエチレンなどの発泡樹脂によって、一例として、600mm×900mmの平面長方形の板状に形成される。水耕パネル100には、一例として1列当たり8個の孔102が複数列(実施例では8列)形成される。このような水耕パネル100は、たとえば、みつば、レタス、ホウレン草などの葉物野菜の水耕栽培に利用される。
洗浄部14は、搬送機構12によって洗浄部14の位置まで搬送された水耕パネル100を洗浄するものであり、水耕パネル100がその中を通過できる大きさの長方形のフレーム状に形成されたフレームパイプ16を含む。フレームパイプ16は、それぞれがたとえば塩化ビニルパイプからなる上パイプ161、下パイプ162、左パイプ163および右パイプ164を継手で連結してフレーム状に形成される。フレームパイプ16には、ホース18を通して、ポンプ20から高圧水が送られ、フレームパイプ16内に充満する水は、フレームパイプ16に取り付けられたノズル22によって、高圧円錐水24として噴出される。なお、以下では、特に区別する必要がある場合を除いて、ノズルに対して参照符号「22」を用いる。
なお、ノズル22は、高圧円錐水24を噴射するが、高圧円錐水は充円錐(full-cone)であっても空円錐(hollow cone)であってもよく、要は、噴射水の外縁が円錐形状であればよい。また、円錐水24の外縁すなわち円錐面の角度は、任意であるが、10°‐80°の範囲で利用可能である。
詳しく説明すると、フレームパイプ16の上パイプ161には、それぞれ高圧円錐水24が下方に噴射されるように、8個の上ノズル22uが下向きに取り付けられる。これらの上ノズル22uは、水耕パネル100を上面から洗浄するためのものである。
この上ノズル22uから高圧円錐水24を噴出すると、水耕パネル100の孔102の内壁104に円錐水24の円錐面が一定以上の角度で入射される。したがって、内壁104に付着しているごみ、苔、藻などを水圧で剥落させることができる。
フレームパイプ16の下パイプ162にも、8個の下ノズル22dが上向きに取り付けられる。下ノズル22dは、水耕パネル100の下面から高圧円錐水24を噴射する。この下パイプ162のノズル22dからの高圧円錐水24も、その円錐面が一定以上の角度で内壁104に吹き付けられ、内壁104の付着物を水圧で剥落させる。
ただし、各々の下ノズル22dは各々の上ノズル22uと対応していて、図2に示すように、水耕パネル100の同じ孔内に上下から高圧円錐水24を噴射する。これによって、水耕パネル100を短時間で洗浄することができる。つまり、もし上ノズル22uまたは下ノズル22dだけを設けた場合、水耕パネル100の上面(一面)側の洗浄が終わった後、同じ水耕パネルを裏返して再度上ノズル22uまたは下ノズル22dによって下面(他面)側を洗浄する必要があるが、この実施例のように上ノズル22uおよび下ノズル22dの両方を設けた場合、図2k94i水耕パネル100を上下面側から同時に洗浄できるので、効率的である。
なお、この発明は、水耕パネル100を片面ずつ洗浄する構成を排除するものではない。
さらに、フレームパイプ16の左パイプ163には、それぞれの高圧円錐水24が右方に噴射されるように、2個の左ノズル22l(エル)が右向きに取り付けられ、フレームパイプ16の右パイプ164には、2個の右ノズル22rが左向きに取り付けられる。
図2(A)に示すように、上ノズル22uおよび下ノズル22dからの高圧円錐水24の円錐面が所定の角度で内壁104に吹き付けられるが、上下それぞれの高圧円錐水24の円錐面(外縁)と内壁104とは内壁104の周方向には全周であるが水耕パネル100の厚み方向には1点でのみ接触する。したがって、そのままであれば、内壁104には厚み方向において、洗浄むら(洗浄できたところと、洗浄が不完全なところの存在)が発生する可能性がある。
そこで、この実施例では、洗浄部14を構成するフレームパイプ16すなわち上下ノズル22uおよび22d(左右ノズル22lおよび22r)を上下方向に変位させるための上下動機構26を設けた。この上下動機構26としては任意の機構を利用可能である。たとえば、フレームパイプ16にナットを取り付け、そのナットにリードスクリューを螺合する機構あるいは流体アクチュエータや電磁アクチュエータを用いる機構などが考えられる。ただし、実施例では、フレームパイプ16の下端をカムフォロワとする偏心カムで上下動機構26を構成する。
上下動機構26でフレームパイプ16すなわちノズル22uおよび22dを上下させると、図2(B)に示すように、高圧円錐水24と孔102の内壁104との接触部が孔102内で上下する。したがって、内壁104は厚み方向(孔102の高さ方向)の全長に亘って高圧円錐水24の噴射を受けることになり、上述した洗浄むらはなくなる。
また、上下動機構26で、フレームパイプ16すなわちノズル22を上下動させる範囲は、次のような条件に従って設定される。
上パイプ161に取り付けたノズル22uでは、図2(B)に示すように、最も高い位置(上位置)に上昇されたとき、高圧円錐水24の下端が孔102より大きく広がって孔102の周囲の水耕パネル100の上面と接触し、最も低い位置(下位置)に降下されたとき、高圧円錐水24の円錐面が内壁104の厚み方向下端と接触する。上位置のとき、高圧円錐水24は孔102の周囲の上面を洗浄する。そして、上位置から降下するにつれて、水耕パネル100の上面に作用する高圧円錐水24の範囲(広がり)は小さくなり、やがて孔102の内壁104の厚み方向上端に接触する。さらに降下すると下位置に至り、高圧円錐水24の円錐面が内壁104の厚み方向下端と接触する。そして、下位置から上昇されると、高圧円錐水24はまた内壁104に接触しながら上昇される。
下パイプ162に取り付けたノズル22dでは、図2(B)に示すように、最も高い位置(上位置)に上昇されたとき、高圧円錐水24の円錐面が内壁104の厚み方向上端と接触し、最も低い位置(下位置)に降下されたとき、高圧円錐水24の上端が孔102より大きく広がって孔102の周囲の水耕パネル100の下面と接触する。下位置のとき、高圧円錐水24は孔102の周囲の下面を洗浄する。そして、下位置から上昇するにつれて、水耕パネル100の下面に作用する高圧円錐水24の範囲(広がり)は小さくなり、やがて孔102の内壁104の厚み方向下端に接触する。さらに上昇すると上位置に至り、高圧円錐水24の円錐面が内壁104の厚み方向上端と接触する。そして、上位置から降下されると、高圧円錐水24はまた内壁104に接触しながら降下される。
このような高圧円錐水24の上下動によって、水耕パネル100の上面も孔102の内壁104も高圧円錐水24で十分洗浄され得る。
左パイプ163に右向きに取り付けられたノズル22lについては、高圧円錐水24は、水耕パネル100の左側において、左側面および上下面の左端部を洗浄するように配置される。同様に、右パイプ164に左向きに取り付けられたノズル22rは、高圧円錐水24は、水耕パネル100の左側面および上下面の左端部を洗浄するように配置される。
ただし、これら左右パイプ163および164のノズル22lおよび22rは、孔の中を洗うものではないので、つまり水耕パネル100の外表面のみを洗浄するものなので、高圧円錐水を噴出する円錐ノズルである必要はない。扇形ノズル(先に向かって広がる扇形の高圧水を噴射する)や直進または直噴ノズル(直線状の高圧水を噴射する)などに代えられてもよい。
図3‐図5が洗浄装置10の具体的な実施例を示す。洗浄装置10は、図3に示すように、直方体形状のハウジング28を含み、このハウジング28の後パネル30の適宜の位置に、洗浄済の水耕パネル100を排出する排出口32が形成される。ハウジング28の側面には、ハウジング内部の点検や調整、修理のために、開閉可能な扉34が設けられる。そして、ハウジング28は脚36によって支持され、それによって排出口32が適宜の高さにされる。
排出口32の幅は、水耕パネル100の幅よりやや大きく700mmに設定される。そして、ハウジング28の図3での奥行方向(図5の幅方向)がおよそ700mm、扉34も含んで図3での左右方向(図4の幅方向)がおよそ1020mm、260mmの脚36を含むハウジングの高さがおよそ1250mmに設定されている。
図4を参照して、図3のハウジング28の後パネル30に対向する前パネル38には、排出口32に相当する位置に投入口40が設けられていて、洗浄すべき水耕パネル100はその投入口40からハウジング28の内部に投入される。そして、その投入口40から投入された水耕パネル100は、図1の搬送機構12を構成する送りローラ121と押えローラ126との間に導入される。送りローラ121および押えローラ126の対は、投入口40の近傍と、排出口32の近傍の2箇所に設置される。ただし、押えローラ126は、洗浄部14すなわちフレームパイプ16の手前に1つ増設されている。これは、洗浄部14での高圧水の下面側からの噴射によって水耕パネルが浮き上がるのを防止し、水耕パネルを安定的に保持するためである。なお、高圧水の上面側からの噴射によって水耕パネルが沈むのを防止するために、レール129(図5。後述)が設けられる。
ハウジング内の上部には、支持板42が設けられ、その支持板42の上には、図1で示したポンプ20の他に、モータ44が設置される。これらモータ44やポンプ20はハウジングの下部に設置してもよいが、水による電気系統の事故の可能性を最小にするために、実施例では、フレームパイプ16(図5)より上に設置するようにした。
図5に示すように、ハウジング内のほぼ中央には、洗浄部14を構成するフレームパイプ16が配置される。ただし、図5ではフレームパイプ16に取り付けられているノズル22(図1)は、図面の煩瑣を回避するために、省略されている。
フレームパイプ16の下方には、図1に示す上下動機構26を構成する偏心カム261が設けられる。偏心カム261は、カム軸262に固着されていて、このカム軸262には、その端部(扉34側)に2つのプーリ263および264が設けられる。一方、モータ44は出力軸46を有し、出力軸46にはプーリ48が設けられる。
モータ44の出力軸46のプーリ48と、カム軸262のプーリ263との間に、ベルト50が架け渡される。したがって、カム軸262すなわち偏心カム261は、モータ44の駆動力で回転される。
偏心カム261の外面(輪郭)は、フレームパイプ16の下パイプ162の下面と接触する。つまり、下パイプ162すなわちフレームパイプ16が偏心カム261のフォロワとなり、偏心カム261のモータ44による回転に応じて、図2(B)を参照して前述したように、上位置と下位置の間を往復運動(上下動)する。ただし、図5は、フレームパイプ16が下位置にある状態を図示している。
なお、フレームパイプ16の下パイプ162の下面が偏心カム261のカム面に直接接触するので、たとえば塩ビのような樹脂からなる下パイプ162が損傷する可能性がある場合には、この実施例のように、偏心カム261と下パイプ162との間に、たとえばステンレス板で挟んだクッション材165を介在させるようにしてもよい。
上述のように、投入口40(図4)から投入された水耕パネル100は、図5に示す送りローラ121および押えローラ126の間を移送されるが、送りローラ121のローラ軸122には軸方向に間隔を隔てて、たとえば3つのゴムローラ123が固着される。ローラ軸122の扉34側の端部には、2つのプーリ124および125が設けられる。
プーリ124と、先のカム軸262に設けられたプーリ264との間には、ベルト52が架け渡される。また、図4に示すように投入口40および排出口32のそれぞれの近傍に配置される2つの送りローラ121のローラ軸122に設けられるプーリ125どうしの間にはベルト54が架け渡される。
先に説明したように、モータ44の出力軸46が、プーリ48、263およびベルトを介してカム軸262に連結されるので、モータ44の駆動力が、カム軸262に伝達されて、カム軸262すなわち偏心カム261が回転される。さらに、プーリ264、124およびベルト52を介して、カム軸262とローラ軸122が連結されるので、モータ44の駆動力はローラ軸122に伝達される。
したがって、1つのモータ44によって、搬送機構12すなわち送りローラ121および上下動機構26すなわち偏心カム261が同時に駆動される。偏心カム261はフレームパイプ16を上下させる必要があり、フレームパイプ16にはポンプ20から圧力水が送り込まれているので、フレームパイプ16はかなりの重量(3kg以上)になる。したがって、モータ44としては或る程度のパワーが必要だが、実施例では、単相100Vで2馬力のモータを利用した。
ただし、偏心カム261および送りローラ121をそれぞれ別のモータで駆動するようにしてもよい。
なお、2つの送りローラ121とそれぞれ対をなす押えローラ126は、送りローラ121と同様に、ローラ軸127とそれに取り付けられたゴムローラ128を含むが、この押えローラ126には駆動力は与えられない。したがって、押えローラ126は送りローラ121に従動するだけである。
上述のように送りローラ121はローラ軸122に固着されたゴムローラ123を有するが、両端のゴムローラよりさらに外側には、それぞれ比較的肉薄の樹脂や金属で形成されるレール129が敷設される。このレール129は、送りローラ121のゴムローラ123の上端面と面一かまたはそれよりやや下方となる上面を有し、投入口40の近傍から排出口32の近傍まで延びて設置される。したがって、投入口40から投入した水耕パネル100の下面が送りローラ121およびレール129によって支持されながら送りローラ121によって搬送される。
ハウジング28の内部底面上には、排水パン56が設置され、洗浄部14すなわちフレームパイプ16のノズル22(図1)で水耕パネル100を洗浄した後の排水が排水パン56から、排水ホース(図示せず)を通して、排水される。
この実施例の洗浄装置10を使用して水耕パネル100を洗浄する場合、まず、モータ44およびポンプ20の電源をオンする。応じて、送りローラ121が回転を開始し、投入口40から投入した水耕パネル100が排出口32へ向かって搬送される。
一方、ポンプ20からホース(図示せず)を通してフレームパイプ16内に圧力水が送られて、図1の各ノズル22u、22d、22l、22rから高圧円錐水が噴射される。
したがって、フレームパイプ16の中を水耕パネル100が通過するとき、先に説明したように、各ノズル22u、22d、22l、22rからの高圧円錐水によって、水耕パネル100が洗浄される。このとき、モータ44によって偏心カム261が回転されるので、フレームパイプ16が上下動を繰り返す。したがって、先に図1を用いて説明したように、水耕パネル100が洗浄される。そして、洗浄後の水耕パネルは、送りローラ121によって排出口32から排出される。
なお、図1では洗浄部14すなわちフレームパイプ16が水耕パネル100の前端部に設けられているように描いたが、これはフレームパイプ16に設けられているすべてのノズル22u、22d、22l、22rを明確に図示する意図であって、実際には、フレームパイプは図4に示すように偏心カム261の位置に設けられているので、ハウジング28内のほぼ中央で水耕パネルが洗浄される。もちろん、水耕パネル100の搬送経路のどの位置に洗浄部14を設定するは任意であり、図1のような先端部や後端部に設定してもよい。
上述の実施例では、孔102の内壁を効率的に洗浄するために、高圧水として、先端に向かうにつれて拡散(広がる)する円錐水を用いた。しかしながら、同様に、先端に向かうにつれて広がる高圧扇形水を噴射する扇形ノズルを用いることもできる。
さらに、上述の実施例では、高圧水と孔102の内壁の接触部を上下に変位させることによって、内壁104の高さ方向に万遍なく高圧水を吹き付けるために、ノズル22を上下させた。しかしながら、ノズルの高さ方向は固定しておき、水耕パネル100を上下方向に変位させるようにしてもよく、両方を上下方向に変位させるなど、ノズル22および水耕パネル100を相対的に上下動させればよい。
なお、上述の実施例では、モータ44の駆動力はプーリおよびベルトで伝達するようにしたが、これらプーリおよびベルトはそれぞれタイミングプーリおよびタイミングベルトでもよく、あるいは歯車およびチェーンに代替されてもよい。
また、上で挙げた寸法などの具体的数値はいずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …洗浄装置
12 …搬送機構
14 …洗浄部
16 …フレームパイプ
20 …ポンプ
22 …ノズル
24 …高圧円錐水
26 …上下動機構
28 …ハウジング
32 …排出口
40 …投入口
44 …モータ
121 …送りローラ
126 …押えローラ
261 …偏心カム
100 …水耕パネル
102 …孔
104 …内壁

Claims (4)

  1. 孔を有する水耕パネルを洗浄するための洗浄装置であって、
    前記水耕パネルを搬送する搬送手段、および
    前記搬送手段による前記水耕パネルの搬送経路に設けられる洗浄部を備え、
    前記洗浄部は、
    前記孔の内壁と接触する高圧水を噴射するノズル、
    前記ノズルを取り付けるためのパイプ、および
    前記パイプを上下する上下動手段を含む、洗浄装置。
  2. 前記洗浄部は、前記水耕パネルの上方および下方から同じ孔内に前記高圧水を噴射する上ノズルおよび下ノズルを含む、請求項1記載の洗浄装置。
  3. 前記上下動手段は、前記パイプをフォロワとする偏心カムを含む、請求項1または2記載の洗浄装置。
  4. 前記ノズルは高圧円錐水を噴出し、前記高圧円錐水の円錐面が前記孔の前記内壁と接触する、請求項1ないし3のいずれかに記載の洗浄装置。
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