JP6325499B2 - 無線装置、ネットワークシステム、制御方法 - Google Patents
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Description
マルチホップネットワークにおける代表的な通信方式として、ルーティング方式(例えば、特許文献1、特許文献2)やフラッディング方式がある。
ルーティングテーブルには、何れの通信経路を利用すべきかが数値化(スコア化)されて記憶されている。該数値は、例えば、目的の無線装置までのホップ段数を元に算出される。例えば、目的の無線装置まで2機の無線装置を経由する通信経路Aと、3機の無線装置を経由する通信経路Bが存在する場合、通信経路Aが優先的に選択される。
また、フラッディング方式においては、ブロードキャストによる送受信を繰り返すことから、無秩序に同時に多数の無線装置が送信状態となる。その結果、通信データ量が増大してしまい、無線の衝突の発生確率が上昇してしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、通信量を低減させつつ安定した通信を行うことを目的とする。
従って、転送テーブルに情報が記憶された無線装置から順に、ブロードキャスト通信からユニキャスト通信へ移行する。
従って、転送先の無線装置に対して転送処理を実行する複数の無線装置は、それぞれのウェイト時間を消化した後に転送処理を実行する。
これにより、転送先の無線装置は確認応答パケットを別途送信する必要がない。
これにより、ユーザデータを含んだメッセージパケットの送受信が行われていく過程で優先的な通信経路が確定していく。
これにより、転送テーブルに記憶される情報が制限される。
このネットワークシステムにより、通信量を低減させつつ安定した通信を行う環境を構築する。
この制御方法により、上記ネットワークシステムを実現する。
<1.無線装置の構成>
<2.パケット構造>
[2−1.メッセージパケット]
[2−2.確認応答パケット]
<3.テーブル>
[3−1.アドレス別ステータス]
[3−2.転送テーブル]
<4.アドレス別ステータスと転送テーブルの生成過程の例>
<5.転送タイミング>
[5−1.第1例]
[5−2.第2例]
[5−3.第3例]
<6.変形例>
<7.まとめ>
以下に、実施の形態の無線装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、無線メッシュネットワークの概念を示す図である。
図1の無線メッシュネットワークは、無線装置A〜Hの8台の無線装置で構成されている。無線装置A〜Hはそれぞれの通信距離の内側(以降、通信範囲内と記載)に位置する他の無線装置と直接通信が可能とされる。無線装置A〜Hの通信距離は、例えば、数十m(メートル)〜数百mとされる。
ある無線装置から通信範囲外に位置する他の無線装置へ情報を送信する場合、いくつかの無線装置を経由して情報が伝達される。例えば、図1において、無線装置Aから無線装置Hへ情報を送信する場合、無線装置D,Fを経由して情報が伝達される。このとき、無線装置D,Fが転送処理を行う。
尚、無線メッシュネットワークを構成する無線装置は8台に限られるものではない。また、以降の説明においては、無線装置はそれぞれの位置に固定されている例を示すが、一部または全部の無線装置が移動するものであってもよい。
無線装置100は、通信制御部100a、送信部100b、受信部100c、記憶部100d、インターフェース部100e、電源部100f、アンテナ部100gを備えている。
通信制御部100aは、例えば、中央演算処理装置を有して構成されており、メッセージパケットの作成処理や、受信したメッセージパケットのヘッダ部分を読み取り、状況に応じて転送する処理や、転送テーブルの生成処理(或いは更新処理)などを行う。
送信部100bは、通信制御部100aから渡されたメッセージパケットを他の無線装置に送信する処理を実行する。
受信部100cは、他の無線装置から送信されたメッセージパケットを受信し、通信制御部100aに渡す処理を実行する。
また、記憶部100dは、通信制御部100aが各種処理を実行する際の作業領域としても機能する。
無線装置Aと同様に、無線装置Bには機器2が有線接続され、無線装置Cには機器3が有線接続され、無線装置Dには機器4が有線接続され、無線装置Eには機器5が有線接続されている。他の無線装置に関しても、何らかの機器が有線接続されている。
尚、機器が接続されておらず転送のみを行う無線装置や、二つ以上の機器が有線接続された無線装置を含んで無線メッシュネットワークを構成していてもよい。
次に、本実施の形態で無線メッシュネットワーク上を流れるパケットについて、図3を参照して説明する。
尚、確認応答パケットについて、以降ではAck(ACKnowledgement)パケットと記載する。
ユーザデータを含むメッセージパケットの構造を、図3Aに示す。
メッセージパケットは、ユーザデータ(ユーザが送信したい情報)を含んだ各領域を有しており、送信元の無線装置から送信/転送を繰り返して送信先の機器(例えば測定機器など)に到達する。
プリアンブル領域では、データ本体の開始部分を定義している。同期領域には、無線装置同士の同期を取るためのデータが格納される。長さ領域は、データ長を規定する領域である。制御データ領域には、パケットの種類やパケット番号、周波数番号などを規定するデータが格納される。
送信先アドレス領域には、送信先の機器を特定するためのアドレスが格納されている。
尚、以下の説明においては、上述のように、測定機器などの各機器が無線装置の何れかに有線で接続される例を挙げる。送信先アドレスは、これらの機器のうち何れの機器に情報を届けるかを特定する情報である。
転送先局アドレス領域には、転送先の無線装置を特定するためのMACアドレスが格納されている。転送先を定めたユニキャスト通信を行う場合には、転送先局アドレス領域に転送先の無線装置のMACアドレスを格納する。また、転送先を定めずにブロードキャスト通信を行う場合には、転送先局アドレス領域には、特定の無線装置を対象とした転送ではないことを示す情報(例えば、全てのビットを0にするなど)を格納する。
詳しくは後述するが、アドレス別ステータスには、最終的な送信先(最終的にユーザデータを届けたい機器のアドレス)ごとに、何れの無線装置からメッセージパケットを受け取るべきかの情報が記憶されている。具体的には、無線装置Aが無線装置Bへ転送することによって最終的に無線装置Bに有線接続された機器2へメッセージパケットを届ける場合、無線装置Aは無線装置Xからメッセージパケットを受信するべきという情報がアドレス別ステータスに記憶される。この場合、無線装置Aは、優先順位第1位(1st)領域に無線装置XのMACアドレスを格納したメッセージパケットを無線装置Bへ転送することにより、無線装置Bを含めた周辺の無線装置にアドレス別ステータスを通知する。これを受信した無線装置Xは、特定の条件において(即ち機器1へメッセージパケットを届ける場合)無線装置Aへメッセージパケットを転送すべきことを認識する。
尚、優先順位第1位(1st)領域及び優先順位第2位(2nd)領域には、MACアドレスと共にリンクスコアが格納される。リンクスコアは、無線装置間の通信環境を数値化したものであり、例えば数値が高いほど通信環境がよいことを表す。リンクスコアの算出には、信号強度、エラー率、ホップ数などが用いられる。
以降の説明においては、優先順位第1位(1st)領域と優先順位第2位(2nd)領域を合わせてアドレス別ステータス領域と記載する。
また、優先順位第1位領域を単に1st領域、優先順位第2位領域を単に2nd領域と記載する。
ユーザデータ領域には、伝達したい情報が格納されている。
CRC領域には、長さ領域からユーザデータまでの誤りを検出するための冗長コードが格納されている。尚、CRC領域には、ユーザデータの誤りのみを検出するための冗長コードが格納されてもよい。
また、Ack用のCRC領域やCRC領域には、CRC以外の誤りチェックのコードとして、例えばBCC(Block Check Character)などを用いたものが格納されてもよい。即ち、誤りチェック(誤り訂正)の方式は問わない。
ユーザデータを含まないAckパケットの構造を、図3Bに示す。
Ackパケットは、最終的な送信先としての機器が有線接続された無線装置が、上述のメッセージパケットを受信した際に、通信範囲内に位置する他の無線装置に対して送信するパケットであり、メッセージパケットが無事に届いたことを周囲に示すものである。
Ackパケットは、プリアンブル領域と、同期領域と、長さ領域と、制御データ領域と、送信元局アドレス領域と、送信先アドレス領域と、転送元局アドレス領域と、転送先局アドレス領域と、優先順位第1位(1st)領域と、優先順位第2位(2nd)領域と、Ack用のCRC領域とを有している。
それぞれの領域は、メッセージパケットの構造における同領域と同じである。
即ち、Ackパケットはメッセージパケットの各領域のうち、ユーザデータ領域とCRC領域を省いた構造を有している。
[3−1.アドレス別ステータス]
アドレス別ステータスについて、図4を参照して説明する。
各無線装置100の記憶部100dに記憶されるアドレス別ステータスは、情報の最終的な伝達先(本例では、無線装置A,B,C,・・・にそれぞれ接続された機器1,2,3,・・・)ごとにレコードが設けられ得る。
図4Aに示すように、ある無線装置のアドレス別ステータスには、機器1が最終的な送信先である場合には、第1に無線装置Eから情報を受信するべきであり、第2に無線装置Cから情報を受信するべきことを表すレコードが記憶されている。
同様に機器2,3,4のそれぞれの機器アドレスに対して、優先順位第1位と優先順位第2位の転送されるべき転送局(いずれの転送局から情報を受け取るべきか)の情報が紐付けられたレコードが記憶されている。
また、機器5に対しては、優先順位第1位の転送局のみが紐付けられている。各無線装置の配置状況によっては、このように、第1位の転送局のみが紐付けられることもある。また、アドレス別ステータスは、運用過程で完成するため、生成途中には、優先順位第1位及び第2位の情報が何れも未定の状態となっていることもある。
一方、最終的な伝達先に情報を届ける際の最も優先的な通信経路に自身の無線装置が含まれていなかった場合、当該最終的な伝達先に関するレコードは生成されず、また、生成されていた場合は最も優先的な通信経路から外れた時点でレコードは削除される。
優先的な通信経路は、各無線装置間のリンクスコアにより決定される。
尚、以降の説明においてアドレス別ステータスは、図4Bに示すようにリンクスコア等を省略して簡潔に表す(図4Aと図4Bは同じアドレス別ステータスを表している)。
図5には、無線装置Aの通信範囲が破線で示されており、無線装置Aの通信範囲内に無線装置B,Cが位置し、通信距離外に無線装置Dが位置している。即ち、無線装置Aから無線装置Dに接続された機器4へ情報を送信するためには、無線装置B,Cの何れかを経由しなければならない。
尚、図5は、機器4が最終的な送信先である場合に、無線装置Bが受信するべき優先順位第2位の無線装置がない場合を示している。
これにより、機器が増えることによるテーブルサイズの肥大化を抑えつつ、優先的な通信経路を用いた通信を保証することができる。
アドレス別ステータスの具体的な生成過程は後述する。
転送テーブルについて、図6を参照して説明する。
各無線装置100の記憶部100dに記憶される転送テーブルは、送信元局アドレス(情報を最初に送信した無線装置のアドレス)と送信先の機器アドレス(最終的な送信先となる機器のアドレス)の組合せごとにレコードが生成される。
具体的には、図6Aに示すように、送信元局アドレスが同じであっても、送信先アドレスが異なる場合には、異なるレコード(図中のR1とR2のレコード)として記憶される。
また、送信先アドレスが同じであっても、送信元局アドレスが異なる場合には、異なるレコード(図中のR2とR3とR4のレコード)として記憶される。
尚、以降の説明において転送テーブルは、図6Bに示すように名称等を簡素化して表す(図6Aと図6Bは同じ転送テーブルを表している)。
図7は、無線装置Aに機器1が有線接続され、無線装置Bに機器2が有線接続され、無線装置Cに機器3が有線接続され、無線装置Dに機器4が有線接続された例を表している。
図7には、無線装置Aの通信範囲が破線で示されており、無線装置Aの通信範囲内に無線装置B,Cが位置し、通信距離外に無線装置Dが位置している。無線装置Aから機器4へ情報を送信するためには、無線装置B,Cの何れかを経由する。
転送テーブルの具体的な生成過程は後述する。
上述した、アドレス別ステータスと転送テーブルの各レコードが生成されて、更新されていく過程を、図8乃至図34を参照して説明する。
先ず、図8に説明に用いる各無線装置の配置例を示す。
無線装置A,B,C,D,Eの5台の無線装置が、本実施の形態の無線装置として図8のように配置されている。
図中の点線は、直接通信可能な無線装置同士を繋いでいる。即ち、無線装置Aの通信範囲内には、無線装置Bが位置している。また、無線装置Bの通信範囲内には、無線装置A,C,Dが位置している。無線装置Cの通信範囲内には無線装置B,D,Eが位置している。無線装置Dの通信範囲内には無線装置B,C,Eが位置している。そして、無線装置Eの通信範囲内には無線装置C,Dが位置している。
各無線装置A,B,C,D,Eには、それぞれ一つの機器1,2,3,4,5が有線接続されている。
また、各無線装置A,B,C,D,Eの転送テーブルFa,Fb,Fc,Fd,Feには、何れのレコードも記憶されていない。
また、通信経路を発見するための専用のパケットの送信は行わず、実際にユーザデータを含むメッセージパケットを送受信していく過程において、各テーブルが完成していく。
図9に示すように、機器1は、機器5をポーリングするための情報(例えば、観測データを取得して返信させる命令を含む情報)の送信を無線装置Aに対して要求する。要求を受けた無線装置Aは、メッセージパケットを生成して送信する処理を実行する。このとき、無線装置Aから機器5宛てのメッセージパケットをどの無線装置へ転送すべきかを転送テーブルFaを参照して決定する。しかし、この段階では、まだ転送テーブルFaには情報が記憶されていないため、ブロードキャスト通信を行い、通信範囲内に位置する各無線装置に対してメッセージパケットを送信する(図9)。
尚、このとき送信されるメッセージパケットの送信元局アドレス領域には無線装置Aの情報が格納され、送信先アドレス領域には機器5の情報が格納される。これらの情報は、この後の転送処理においても不変である。
また、転送元局アドレス領域には無線装置Aの情報が格納され、転送先局アドレス領域には該当なしを示す情報が格納される。
更に、アドレス別ステータス領域(図3における優先順位第1位(1st)領域と優先順位第2位(2nd)領域)には、無線機器Aのアドレス別ステータスAaの中で対象が機器5となっているレコードが格納される。しかしこの時点では、無線装置Aのアドレス別ステータスAaには該当のレコードが存在しないため、当該領域には情報が格納されない(換言すれば、該当なしを示す情報が格納される)。以降においては、該当なしを示す情報が格納されることを「・・・領域は空となる」と記載する。
ここで、ランダムウェイト時間とは、優先順位第1位の転送局が転送を行う時間と優先順位第2位の転送局が転送を行う時間(固定のウェイト時間)を最小のウェイト時間としたランダムなウェイト時間である。
この通信では、無線装置C,Dがメッセージパケットを受信すると共に、無線装置Aもメッセージパケットを受信する。
無線装置C,Dは、それぞれが受信したメッセージパケットのヘッダ部分を読み取り、送信元局アドレス領域の情報(無線装置A)と送信先アドレス領域の情報(機器5)を取得し、それに該当するレコードが転送テーブルFc,Fdに記憶されていないかどうかを調べる。
現時点では、双方の転送テーブルFc,Fdに該当するレコードが記憶されていないため、無線装置C,Dはそれぞれがランダムウェイト時間を設けた後に転送処理を実行する。ここでは、無線装置Dが先にランダムウェイト時間を消化したとする。この場合、無線装置Dは、図11に示すように、ブロードキャスト通信でメッセージパケットを周囲の無線装置に転送する。
尚、このとき転送されるメッセージパケットの転送元局アドレス領域には無線装置Dの情報が格納される。また、転送先局アドレス領域とアドレス別ステータス領域は空となる。
このメッセージパケットは、無線装置Eに受信されると共に、無線装置B,Cにも受信される。
また、無線装置Dが転送したメッセージパケットを受信した無線装置Cは、このメッセージパケットが以前無線装置Bから送られてきたメッセージパケットと同じであることを確認し、新しく受信したメッセージパケットを破棄する。
そこで、無線装置Eは、ユーザデータ領域の情報を取り出し、機器5へ送信する。
また、無線装置Eは、無線装置Dから受信したメッセージパケットを元に無線装置Dに対するリンクスコアを算出し、アドレス別ステータスAeを更新する。ここでは、アドレス別ステータスAeに機器5を対象としたレコードが存在するため、当該レコードを更新する。具体的には、機器5宛てのメッセージパケットが無線装置Dから届いたため、無線装置Dに対するリンクスコアが他の無線装置に対して優れているかどうかを確認する。この時点では、機器5宛てのメッセージパケットを初めて受信したため、無線装置Dのリンクスコアが第1位となる。即ち、機器5を対象としたレコードの1stの領域に無線装置DのMACアドレスが格納される。尚、機器5を対象としたレコードにおける2ndの領域は未だ空のままである。
このAckパケットのヘッダ部分における送信元局アドレス領域には無線装置Aの情報が格納され、送信先アドレス領域には機器5の情報が格納される。即ち、無線装置Eが受信した先のメッセージパケットのヘッダ部分と同じ情報が格納される。
また、Ackパケットのアドレス別ステータス領域には、無線装置Eのアドレス別ステータスAeの中で対象が機器5となっているレコードが格納される。即ち、1stがD、2ndが空となっている情報である。
このとき、ヘッダ部分のアドレス別ステータス領域から、機器5宛てのメッセージパケットは無線装置Dから受信すべきと無線装置Eが管理していることを認識する。即ち、機器5宛てのメッセージパケットを受信した場合、無線装置Eに第1に転送すべき無線装置は自分(無線装置D)であると認識する。
そこで、無線装置Dの転送テーブルFdに新しいレコードを追加する(図12)。このレコードは、Ackパケットのヘッダ部分の送信元局アドレス領域の情報(無線装置A)と送信先アドレス領域の情報(機器5)を用いて、生成される。具体的には、Src=A、Dist=5、Pri=1(1st)、Fwd=Eとされたレコードが生成される。
また、Pri=1であることから、前述のように、最終的な伝達先に情報を届ける際の最も優先的な通信経路に自身が含まれていると認識する。従って、無線装置Dのアドレス別ステータスAdには、機器5を対象としたレコードが新規に追加される。但し、機器5宛てのメッセージパケットを何れの無線装置から受信すべきか未だ分からないため、1stと2ndの各領域は空の状態となる。
このとき、Ackパケットを直接受信できたことにより、無線装置Cは、メッセージパケットの最終的な送信先となるの機器5が有線接続された無線装置が通信範囲内にいることを認識する。即ち、機器5へメッセージパケットを送信する際に転送すべき無線装置の候補となっていることを認識する。
そこで、無線装置Cは、Ackパケットのヘッダ部分から、無線装置Eのアドレス別ステータスAeの情報を取得し、転送テーブルFcを更新する。具体的には、Src=A、Dist=5、Priが未定(或いは、1stと2nd以外であることを表す情報)、Fwd=Eとされたレコードが生成される。
尚、無線装置Cは、Priが1stでないため、アドレス別ステータスAcに機器5を対象としたレコードは生成されない。
ただし、無線装置から受信したAckパケットのヘッダ部分における1st或いは2nd領域が未定の場合は異なる。つまり、図12において、無線装置EからのAckパケットを受信した際、無線装置Eのアドレス別ステータスAeの2nd領域が未定であることを認識した無線装置Cは、図10において無線装置Bから受信したメッセージパケットを破棄せずに、ブロードキャスト通信を用いて転送する処理を行う(図13)。
このとき転送されるメッセージパケットの転送元局アドレス領域には無線装置Cの情報が格納される。また、転送先局アドレス領域とアドレス別ステータス領域は空となる。
無線装置Cが転送したメッセージパケットは、無線装置B,D,Eが受信する。
また、無線装置B,Dは、無線装置Cに対するリンクスコアを更新しようとするが、無線装置B,Dのアドレス別ステータスAb,Adには該当するレコードがないため、更新を行わない。
先ず、機器5からのポーリングデータを機器1宛てに送信する要求を受けた無線装置Eは、メッセージパケットを生成して他の無線装置に送信する。メッセージパケットのヘッダ部分における送信元局アドレス領域には無線装置Eの情報が格納され、送信先アドレス領域には機器1の情報が格納される。これらの情報は、この後の転送処理においても不変である。
また、転送元局アドレス領域には無線装置Eの情報が格納され、転送先局アドレス領域には無線装置Eのアドレス別ステータスAeにおける機器1を対象としたレコードが格納される。尚、この時点では、アドレス別ステータスAeのうち、機器1を対象としたレコードが存在しないため、転送先局アドレス領域には空の情報が記憶される。
尚、無線装置Eが送信するメッセージパケットは、転送テーブルFeに記憶された情報を元に送信される。この時点では、Src=E、Dist=1とされたレコードが存在しないため、図14に示すように、ブロードキャスト通信が行われる。
無線装置C,Dは、それぞれが受信したメッセージパケットのヘッダ部分を読み取り、送信元局アドレス領域の情報(無線装置E)と送信先アドレス領域の情報(機器1)を取得し、それに該当するレコードが転送テーブルFc,Fdに記憶されていないかどうかを調べる。
現時点では、双方の転送テーブルFc,Fdに該当するレコードが記憶されていないため、無線装置C,Dはそれぞれがランダムウェイト時間を設けた後に転送処理を実行する。ここでは、無線装置Cが先にランダムウェイト時間を消化したとする。この場合、無線装置Cは、図15に示すように、ブロードキャスト通信でメッセージパケットを周囲の無線装置に転送する。
尚、このとき転送されるメッセージパケットの転送元局アドレス領域には無線装置Cの情報が格納される。また、転送先局アドレス領域とアドレス別ステータス領域は空となる。
このメッセージパケットは、無線装置Bに受信されると共に、無線装置D,Eにも受信される。
無線装置Dは、図16に示すように、ブロードキャスト通信でメッセージパケットを転送する。このときのメッセージパケットのヘッダ部分における転送元局アドレス領域には無線装置Dの情報が格納される。また、転送先局アドレス領域とアドレス別ステータス領域は空となる。
このとき、無線装置B,C,Eでは、無線装置Dに対するリンクスコアを算出し、アドレス別ステータスAb,Ac,Aeを更新する処理を実行する。但し、アドレス別ステータスAb,Acに関しては、更新すべきレコードがないため、この時点では更新されない。一方、無線装置Eのアドレス別ステータスAeに関しては、機器5を対象としたレコードの中に無線装置Dのリンクスコア情報が記憶されているため、この情報を新たなリンクスコア情報に更新する。
無線装置Bが転送したメッセージパケットを受信した無線装置Dは、既に送信済み(転送済み)のメッセージパケットと同じであることを確認し、受信したメッセージパケットを破棄する。
また、無線装置Bが転送したメッセージパケットを受信した無線装置Cも当該メッセージパケットが既に送信済みのメッセージパケットと同じであることを確認し、受信したメッセージパケットを破棄する。
無線装置Aは、ユーザデータ領域の情報を取り出し、機器1へ送信すると共に、メッセージパケットを元に無線装置Bに対するリンクスコアを算出し、アドレス別ステータスAaを更新する。この時点では、機器1宛てのメッセージパケットを初めて受信したため、無線装置BのMACアドレスとリンクスコアを1st領域に格納する。尚、機器1を対象としたレコードにおける2nd領域は未だ空のままである。
このAckパケットを受信した無線装置Bは、ヘッダ部分のアドレス別ステータス領域から、機器1宛てのメッセージパケットは無線装置B(即ち自分自身)が転送すべきと認識する。従って、無線装置Bの転送テーブルFbには、Src=E、Dist=1、Pri=1、Fwd=Aとされたレコードが生成される。
また、Pri=1であることから、無線装置Bのアドレス別ステータスAbには、機器1を対象としたレコードが新規に追加される。但し、機器1宛てのメッセージパケットを何れの無線装置から受信すべきか未だ分からないため、1stと2ndの各領域は空の状態となる。
尚、以降の説明では、アドレス別ステータスや転送テーブルが更新されない場合についての説明を省略し、各テーブルが更新されていく様子を中心に説明を行う。
また、無線装置Aは、転送テーブルFaを参照し、機器5を対象としたレコードが記憶されていないことから、転送先局アドレス領域を空にする。そして、無線機器Aのアドレス別ステータスAaの中で対象が機器5となっているレコードがないため、アドレス別ステータス領域も空となる。
メッセージパケットを生成した無線装置Aは、図19に示すように、ブロードキャスト通信を行い、周辺の無線装置へメッセージパケットを送信する。
続いて、無線装置Dは転送テーブルFdを確認し、Src=A、Dist=5となっているレコードが記憶されていることを確認する。そこで、無線装置Dは、更にPri=1となっていることを確認し、即座に(即ちランダムウェイト時間を設けずに)転送処理を実行する。このときの転送処理は、図21に示すように、転送先を指定したユニキャスト通信となる。
具体的には、メッセージパケットのヘッダ部分において、送信元局アドレス領域には無線装置Aの情報が格納され、送信先アドレス領域には機器5の情報が格納され、転送元局アドレス領域には無線装置Dの情報が格納され、転送先局アドレス領域には無線装置Eの情報が格納される。転送先局アドレス領域に指定の無線装置の情報が格納されているため、他の情報処理装置は、特定の無線装置に向けたユニキャスト通信であることを認識できる。
更に、メッセージパケットのヘッダ部分におけるアドレス別ステータス領域には、無線装置Dのアドレス別ステータスAdの中の機器5を対象としたレコードが格納される。
尚、仮に、無線装置Dの転送テーブルFdにおいて、機器5を対象としたレコードのPri=2となっている場合には、固定のウェイト時間(例えば、Pri=1とされた転送局が転送処理を実行し、Ackを受け取るまでの時間長)を設ける。そして、ウェイト時間中にAckパケット(または代理Ackパケット)を受信できなかった場合に、Pri=2としての転送処理を実行する。
更に、無線装置Eは、無線装置Dに対するリンクスコアを算出し、アドレス別ステータスAeを更新する。具体的には、2ndとなっている無線装置Cに対するリンクスコアに対して算出したリンクスコアが劣っていないかを確認して更新する。
Ackパケットのアドレス別ステータス領域には、無線装置Eのアドレス別ステータスAeの中で対象が機器5となっているレコードが格納される。即ち、1st=D、2nd=Cの情報となっている情報である。
このとき、ヘッダ部分のアドレス別ステータス領域から、機器5宛てのメッセージパケットは引き続き無線装置Dから受信すべきと無線装置Eが管理していることを認識する。
更に、ヘッダ部分を読み取った無線装置Cは、Ackパケットのヘッダ部分から、無線装置Eのアドレス別ステータスAeの優先順位を取得し、転送テーブルFcを更新する。具体的には、Src=A、Dist=5とされたレコードに対して、Pri情報を未定から2へ更新する。
尚、図12と同様に、Pri=1ではないため、アドレス別ステータスAcに機器5を対象としたレコードは生成されない。
機器5からポーリングデータを受信した無線装置Eは、機器1宛てのメッセージパケットを生成する。メッセージパケットのヘッダ部分における送信元局アドレス領域には無線装置Eの情報が格納され、送信先アドレス領域には機器1の情報が格納され、転送元局アドレス領域には無線装置Eの情報が格納される。
また、無線装置Eは、転送テーブルFeを参照し、機器1を対象としたレコードが記憶されていないことから、転送先局アドレス領域を空にする。そして、無線機器Eのアドレス別ステータスAeの中で対象が機器1となっているレコードがないため、アドレス別ステータス領域も空となる。
メッセージパケットを生成した無線装置Eは、図23に示すように、ブロードキャスト通信を行い、周辺の無線装置へメッセージパケットを送信する。
転送されるメッセージパケットの転送元局アドレス領域には無線装置Dの情報が格納される。また、転送先局アドレス領域とアドレス別ステータス領域は空となる。
このメッセージパケットは、無線装置B,Cが受信すると共に、無線装置Eも受信する。
一方、無線装置Dが転送したメッセージパケットを受信した無線装置Bは、無線装置Dに対するリンクスコアを算出し、アドレス別ステータスAbを更新する。具体的には、受信したメッセージパケットは機器1を対象としたメッセージパケットであるため、機器1を対象としたレコードの1st領域に無線装置Dの情報を格納する。
続いて、無線装置Bは、転送テーブルFbを確認し、図25に示すように、ユニキャスト通信によるメッセージパケットの転送を行う。このときのメッセージパケットのヘッダ部分は、送信元局アドレス領域に無線装置Eの情報が格納され、送信先アドレス領域に機器1の情報が格納され、転送元局アドレス領域に無線装置Bの情報が格納され、転送先局アドレス領域に無線装置Aの情報が格納される。また、アドレス別ステータス領域には、無線装置Bのアドレス別ステータスAbの中の機器1を対象としたレコードが格納される(1st=D、2nd=空)。
また、ユニキャスト通信によって転送されたメッセージパケットを受信した無線装置Aは、無線装置Bに対するリンクスコアを算出し、アドレス別ステータスAaを更新する。
また、メッセージパケットのユーザデータ領域からユーザデータを取得し、機器1へ送信する。
Ackパケットのアドレス別ステータス領域には、無線装置Aのアドレス別ステータスAaの中で対象が機器1となっているレコード(1st=B、2nd=空)が格納される。 無線装置Aが送信したAckパケットは、無線装置Bが受信する。
メッセージパケットを生成した無線装置Aは、図27に示すように、ブロードキャスト通信を行い、周辺の無線装置へメッセージパケットを送信する。
続いて、自身の転送テーブルFbを参照し、Src=A、Dist=5、Pri=1、Fwd=Dとなっているレコードが記憶されていることを確認する。そして、図28に示すように、即座に無線装置Dに対するユニキャスト通信を用いた転送処理を実行する。
また、無線装置Bが転送したメッセージパケットを受信した無線装置Cは、2回目のポーリング時と同様に、当該メッセージパケットを保持しつつ、ランダムウェイト時間の消化を始める。
続いて、無線装置Dは転送テーブルFdを確認し、Src=A、Dist=5となっているレコードに基づき、即座に無線装置Eに対するユニキャスト通信を用いた転送処理を実行する(図29)。
また、無線装置Dが転送したメッセージパケットを受信した無線装置Cは、当該メッセージパケットが既に保持しているメッセージパケットと同じであることを確認し、新たに受信したメッセージパケットを破棄する。尚、この時点では、無線装置Cはウェイト時間の消化中である。
更に、無線装置Eは、無線装置Dに対するリンクスコアを算出し、アドレス別ステータスAeを更新する。
無線装置Eが送信したAckパケットは、無線装置C,Dによって受信される。
無線装置Cは、このAckパケットを受信することによって、ウェイト時間の消化を打ち切り、保持している先のメッセージパケット(無線装置Bから転送されてきたもの)を破棄する。
機器5からポーリングデータを受信した無線装置Eは、機器1宛てのメッセージパケットを生成し、図31に示すように、ブロードキャスト通信を用いて、周辺の無線装置へメッセージパケットを送信する。
続いて、自身の転送テーブルFdを参照し、Src=E、Dist=1、Pri=1、Fwd=Bとなっているレコードを確認し、図32に示すように、即座に無線装置Bに対するユニキャスト通信を用いた転送処理を実行する。
このメッセージパケットは、無線装置Eが代理Ackパケットとして受信すると共に、無線装置B,Cも受信する。
続いて、無線装置Bは転送テーブルFbを確認し、Src=E、Dist=1となっているレコードに基づき、即座に無線装置Aに対するユニキャスト通信を用いた転送処理を実行する(図33)。
また、無線装置Bが転送したメッセージパケットを受信した無線装置Cは、当該メッセージパケットが既に保持しているものと同じことを確認し、新たに受信したメッセージパケットを破棄する処理を実行する。
更に、無線装置Aは、無線装置Bに対するリンクスコアを算出し、アドレス別ステータスAaを更新する。
無線装置Aが送信したAckパケットは、無線装置Bによって受信される。
また、無線装置Eから機器1宛てにメッセージパケットを送信する際の通信もユニキャスト通信を用いたものとなる。即ち、無線装置Eから無線装置D,Bを介して無線装置Aが受信する通信経路が採用される。
前述した優先順位第1位の無線装置による転送処理と優先順位第2位の無線装置による転送処理のタイミングについて、図35,図36を参照して説明する。
尚、図35は、四つの無線装置A,B,C,Dが図5に示す位置関係にある状態において、無線装置Aが無線装置Dに対してメッセージパケットを送信する際のタイミングを示している。また、優先順位第1位となる通信経路は、無線装置Aから無線装置Bを介して無線装置Dに到達する経路とされ、優先順位第2位となる通信経路は、無線装置Aから無線装置Cを介して無線装置Dに到達する経路とされる。
各通信経路間に何の障害も生じていない場合の転送タイミングの一例を図35Aに示す。この場合、送信局となる無線装置Aが送信したメッセージパケットは、転送局となる無線装置B,Cによって受信される。優先順位第1位とされた無線装置Bは、すかさず無線装置Dに対する転送処理を実行する。一方、無線装置Cは所定のウェイト時間を消化し始めるが、受信局である無線装置DからAckパケットを受信した段階で当該メッセージパケットを破棄する。
これにより、無線装置Aから送信されたメッセージパケットが無線装置Bを介して無線装置Dに到達する。
一方、無線装置B,D間に通信障害が起きた場合を図35Bに示す。この場合、送信局となる無線装置Aが送信したメッセージパケットは、転送局となる無線装置B,Cによって受信される。優先順位第1位とされた無線装置Bは、先の例と同様にすかさず無線装置Dに対する転送処理を実行するが、無線装置Dはこのメッセージパケットを受信することができない。そのため、無線装置DからのAckパケットも送信されないため、優先順位第2位とされた無線装置Cは、無線装置Dにメッセージパケットが到達したことを認識できない。
無線装置Cは、所定のウェイト時間を消化後、無線装置Aから受信したメッセージパケットを転送する処理を実行する。このメッセージパケットを受信した無線装置DはAckパケットを送信する。このAckパケットを受信した無線装置Cは、無線装置Dにメッセージパケットが到達したことを認識する。
これにより、無線装置Aから送信されたメッセージパケットが無線装置Cを介して無線装置Dに到達する。
他の無線装置間の通信品質が低下したことにより、優先順位第1位及び第2位の何れでもない無線装置が優先順位第1位または第2位になるための立候補を行う場合について説明する。
例えば、図36Aに示すように、無線装置A,B,C,D,Eが位置している例を考える。無線装置Dに対する優先度第1位の転送局は無線装置Bとされ、優先度第2位の転送局は無線装置Cとされる。また、優先度が付与されていない転送局として無線装置Eが配置されている。
無線装置A,B間、無線装置A,C間、無線装置A,E間、無線装置B,D間、無線装置C,D間、無線装置E,D間は、転送局を介さずに直接通信が可能とされる(図36A中の実線)。
この状態で、無線装置Dが送信するAckパケットは、ヘッダ部分におけるアドレス別ステータスの領域には、無線装置B,Cに対する低いリンクスコアが格納されている。
このAckパケットを受信し、自身の方がリンクスコアが良好であると判定した無線装置Eは、無線装置Dに対して転送処理を行う転送局として立候補する処理を実行する。
立候補は、受信したメッセージパケットを転送する処理によって行われる。この際の通信は、ブロードキャスト通信であっても、ユニキャスト通信であってもよい。図36Bに無線装置Eが転送処理を行うタイミングを示す。
Ackパケットを受信した無線装置Cは、自身が優先度第2位にされていることから、無線装置Bよりもリンクスコアが良好であった場合、無線装置Dで行う処理によって優先順位が自然と入れ替わるため、ここで転送処理を敢えて行う必要はない。例えば、無線装置Dが無線装置Bからメッセージパケットを受信するたびにリンクスコアを算出した結果、何れのリンクスコアも無線装置Cに対するリンクスコアよりも低かった場合、無線装置Dにおけるアドレス別ステータスが更新され、無線装置Cの優先順位が1位に繰り上がる。これは、無線装置Cがメッセージパケットを無線装置Dに送信する機会がなくても起こりうる。
一方、Ackパケットを受信した無線装置Eは、無線装置Dのアドレス別ステータスに記憶されていない。そのため、無線装置Eは、無線装置Dに対してメッセージパケットを送信し、自身のリンクスコアを通知する(換言すれば、無線装置Eにリンクスコアを算出させる)必要がある。
そこで、無線装置EがAckパケットを受信した際に、優先度第1位及び第2位のリンクスコアよりも自身のリンクスコアが優れていると判定した場合には、ランダムウェイト時間(優先度第1位及び第2位の転送局による転送処理が終わるまでの時間を最小としたランダムなウェイト時間)を消化後に、同じメッセージパケットを無線装置Dに転送する。
尚、図36Bに示すように、Ackパケットを直接受信した場合には、その時点を起点に最小のウェイト時間を0としたランダムなウェイト時間を消化してもよい。
上記に示した各処理を無線装置100が実現するためのフローチャートを図37に示す。
先ず、無線装置100はステップS101においてメッセージパケットを受信すると、続くステップS102において自局に有線接続された機器宛てかどうかを確認する処理を実行する。
自局に有線接続された機器宛てのメッセージパケットであった場合、無線装置100はステップS103において、アドレス別ステータスを更新する処理を実行する。具体的な更新手順については、前述の通りである。
続いて、無線装置100はステップS104において、Ackパケットを送信する処理を実行する。この処理を実行して無線装置100はメッセージパケットの受信に基づく一連の処理を終了する。
次に、無線装置100はステップS107において、Ackパケットの受信待ちを行う。このAckパケットは、代理Ackパケットも含む。
そして、無線装置100はステップS108において、転送テーブルを更新する処理を実行する。
自局が2nd転送局であった場合、無線装置100はステップS110において、1st転送局のAckパケット待ちを行う。換言すれば、固定のウェイト時間を消化する。
続いて無線装置100は、ステップS111において、先のAckパケット待ちの間に1st転送局が転送したメッセージパケットに対するAckパケットを受信したか否かを判定する。このAckパケットは代理Ackパケットでもよい。
一方、ステップS111においてAckパケットを受信していないと判定した場合、無線装置100はステップS112において、転送テーブルを更新する処理を実行し、続くステップS113において、メッセージパケットを破棄する。この処理を実行することによって、無線装置100はメッセージパケットの受信に基づく一連の処理を終了する。
当該Ackパケットを受信した場合、無線装置100はステップS115において、転送テーブルを更新し、続くステップS116において、転送局に立候補するか否かを判定する処理を実行する。
転送局に立候補しない場合、無線装置100は、受信したメッセージパケットは転送せずにステップS117において破棄する。この処理によって、無線装置100はメッセージパケットの受信に基づく一連の処理を終了する。
先の説明においては、無線装置が受信すべき対象となる無線装置の優先順位が変わらない例を説明した。即ち、図21において、無線装置Eへ転送すべき無線装置の1stは無線装置Dであり、これは、図29においても変わらない例を説明した。
しかし、無線による通信環境は、刻々と変化するのが常であり、普遍的にこの優先順位と一致するとは限らない。そこで、メッセージパケットを送受信するたびに、無線装置間のリンクスコアを算出し、必要があればアドレス別ステータスを更新する。
このとき、リンクスコアが一度逆転したことに応じて、即座にアドレス別ステータスの順位を入れ替えてもよい。
これにより、無線の通信環境の変化に即座に対応することができる。
通信自体は問題なく行われていても、無線の通信環境(即ちリンクスコア)は、計測する毎に異なる場合もある。このような場合に、メッセージパケットを送信するたびに最優先の通信経路が変わってしまうと、ブロードキャスト通信による送受信が増加してしまい、通信量の増加を来してしまう。
このような場合に、所定回数リンクスコアが逆転するまではアドレス別ステータスを更新しないことにより、安定した通信環境に資することができる。
例えば、無線装置Aに対してメッセージパケットを転送する無線装置B,Cがあり、無線装置Bの方が高優先度である場合を考える。無線装置A,B間のリンクスコアは200であり、無線装置A,C間のリンクスコアは150とする。このとき、優先度第1位のリンクスコアに対して優先度第2位のリンクスコアが20以上上回らなければ、アドレス別ステータスを更新しない。
このような設定を採用したとしても、安定した通信環境に資することができる。
このような設定によっても、上記のように安定した通信環境に資することができる。
これにより、リンクスコアを算出する機会が増え、最適な通信経路に切り換えるタイミングを早めることができる。即ち、通信品質が悪化した通信経路を利用する回数を少なくすることができる。
これにより、他の無線装置からの転送局として働く場合に速やかにアドレス別ステータスAaを更新することができるため、最適な通信経路を選択してユニキャスト通信に移行するまでの時間を短くすることが出来る。
尚、同様に図32においても、アドレス別ステータスAeに機器1を対象とした新しいレコードが追加される。
これまで説明してきたように、メッセージパケットが転送される無線メッシュネットワークを構成する無線装置であって、通信制御を行う通信制御部100aと、メッセージパケットを送信する送信部100bと、メッセージパケットを受信する受信部100cと、転送先への転送を行う無線装置の中で自身が何番目に該当するかを表す転送順位と転送先情報とが紐付けられた転送テーブルが記憶される記憶部100dと、を備え、通信制御部100aは、受信したメッセージパケットに含まれた送信元と宛先の情報に基づいて記憶部100dに記憶された転送テーブルを参照し、転送先の無線装置または転送順位が決定していない場合には、転送先の無線装置を指定しないブロードキャスト通信を用いた転送処理を実行し、転送先の無線装置と転送順位が決定している場合には、転送先の無線装置を指定したユニキャスト通信を用いた転送処理を実行する。
これにより、転送テーブルによって転送すべき転送先が決定した無線装置から順に、ブロードキャスト通信からユニキャスト通信へ移行する。
従って、通信経路が決定されていくに従って通信量が抑えられた通信が実現される。
更に、転送テーブルには、転送先の無線装置に対して自身が何番目に送信するかを規定した情報が記憶されるため、最優先の通信経路が使用不可となる不具合が生じた場合においても、代替の通信経路が選択されて、メッセージパケットの配達が保証され、安定した通信を行うことができる。また、このとき、メッセージパケットの送信元である無線装置はメッセージパケットの再送を行う必要がないため、送信元から最終的な送信先までのメッセージパケットの到達時間の増加を抑えることができる。
これにより、転送先の無線装置に対して転送処理を実行する複数の無線装置は、それぞれのウェイト時間を消化した後に転送処理を実行する。
従って、無線の衝突確率を低減することができる。
これにより、転送先の無線装置は確認応答パケットを別途送信する必要がない。
従って、通信量を抑制することができる。
これにより、ユーザデータを含んだメッセージパケットの送受信が行われていく過程で優先的な通信経路が確定していく。
従って、通信量を抑制することができる。
これにより、転送テーブルに記憶される情報が制限される。
従って、記憶部の記憶容量を抑えることができる。
Claims (7)
- メッセージパケットが転送される無線メッシュネットワークを構成する無線装置であって、
通信制御を行う通信制御部と、
メッセージパケットを送信する送信部と、
メッセージパケットを受信する受信部と、
転送先への転送を行う無線装置の中で自身が何番目に該当するかを表す転送順位と転送先情報とが紐付けられた転送テーブルが記憶される記憶部と、を備え、
前記通信制御部は、
受信したメッセージパケットに含まれた送信元と宛先の情報に基づいて前記記憶部に記憶された転送テーブルを参照し、
転送先の無線装置または転送順位が決定していない場合には、転送先の無線装置を指定しないブロードキャスト通信を用いた転送処理を実行し、
転送先の無線装置と転送順位が決定している場合には、転送先の無線装置を指定したユニキャスト通信を用いた転送処理を実行する
無線装置。 - 前記通信制御部は、他の無線装置から受信したメッセージパケットの転送を行う場合において、
転送先の無線装置または転送順位が決定していない場合には、ランダムウェイト時間を設けた後、転送先の無線装置を指定しないブロードキャスト通信を用いた転送処理を実行し、
転送先の無線装置と転送順位が決定している場合には、前記転送順位に基づき設定されるウェイト時間を消化した後、転送先の無線装置を指定したユニキャスト通信を用いた転送処理を実行する
請求項1に記載の無線装置。 - 前記通信制御部は、ユニキャスト通信を用いて転送先の無線装置に転送したメッセージパケットを前記転送先の無線装置が更に送信したメッセージパケットを前記受信部が受信した場合、受信したメッセージパケットを確認応答パケットとみなす
請求項1に記載の無線装置。 - 前記通信制御部は、通信経路が未決定の場合に通信経路発見のための専用のパケットを前記送信部に送信させない
請求項1に記載の無線装置。 - 前記転送テーブルには、少なくとも転送順位が1番目または2番目または未決定である情報が記憶された
請求項1に記載の無線装置。 - 複数の無線装置によって構成されるネットワークシステムであって、
各無線装置は、
通信制御を行う通信制御部と、
メッセージパケットを送信する送信部と、
メッセージパケットを受信する受信部と、
転送先への転送を行う無線装置の中で自身が何番目に該当するかを表す転送順位と転送先情報とが紐付けられた転送テーブルが記憶される記憶部と、を備え、
前記通信制御部は、
受信したメッセージパケットに含まれた送信元と宛先の情報に基づいて前記記憶部に記憶された転送テーブルを参照し、
転送先の無線装置または転送順位が決定していない場合には、転送先の無線装置を指定しないブロードキャスト通信を用いた転送処理を実行し、
転送先の無線装置と転送順位が決定している場合には、転送先の無線装置を指定したユニキャスト通信を用いた転送処理を実行する
ネットワークシステム。 - メッセージパケットを送信する送信部と、
メッセージパケットを受信する受信部と、
転送先への転送を行う無線装置の中で自身が何番目に該当するかを表す転送順位と転送先情報とが紐付けられた転送テーブルが記憶される記憶部と、を備えた無線装置の制御方法として、
受信したメッセージパケットに含まれた送信元と宛先の情報に基づいて前記記憶部に記憶された転送テーブルを参照し、
転送先の無線装置または転送順位が決定していない場合には、転送先の無線装置を指定しないブロードキャスト通信を用いた転送処理を実行し、
転送先の無線装置と転送順位が決定している場合には、転送先の無線装置を指定したユニキャスト通信を用いた転送処理を実行する
制御方法。
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