JP6320704B2 - 閉塞開口部開放機構付き箱 - Google Patents

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Description

本発明は、重量物、特にミネラルウォータ、ジュースといった飲料等の流体を収納する流体容器を収納する閉塞開口部開放機構付き箱に関する。
給液装置の一種であるウォータサーバには、水を貯留する流体容器が、サーバ本体の下側に設けられた容器装着部に収納されるものがある。この種のサーバ本体は、流体容器が容器装着部に収納されると、容器装着部より上側にある内蔵タンクにポンプ等で汲み上げられ、内蔵タンクに汲み上げられた水が吐水孔より吐水される。
流体容器は、一般に、段ボール等によって組み立てられた箱に収納されて運搬され、サーバ本体の下側の容器装着部に、収納部から取り出された状態で、又は、収納部に収納されたままの状態で配設される。サーバ本体の下側の容器装着部に設けられるサーバコネクタが容器装着部の天面に設けられている場合、流体容器のネック部を上側にして、サーバコネクタとネック部とが接続される。また、サーバコネクタが容器装着部の底面に設けられている場合、流体容器のネック部を逆さにし、即ち下側にして、サーバコネクタとネック部とが接続される。
一般に、流体容器は、ネック部を上側にして、箱に収納された状態で出荷され搬送される。したがって、サーバコネクタがサーバ本体の容器装着部の天面に設けられている場合には、そのまま、容器装着部に、箱から取り出された流体容器又は箱に収納された流体容器を装着することが出来る。容器装着部に流体容器を装着した後、流体容器のネック部とサーバコネクタとは接続される。
一方で、サーバコネクタがサーバ本体の容器装着部の底面に設けられている場合には、箱から流体容器を取り出して、ネック部を下側にするように逆さにしてから容器装着部に流体容器を装着することになる。
箱に流体容器が上向きに収納され、サーバ本体の容器装着部の天面にサーバコネクタが設けられている場合には、流体容器を容器装着部に装着する際に、流体容器を持ち上げ逆さにする必要がないことから便利である。しかしながら、流体容器を流体装着部に装着した後に、サーバコネクタとネック部の注水口とを接続する作業(例えばホースやアダプタを接続する作業)が別途必要となり、その作業が面倒である。
一方で、サーバ本体の容器装着部の底面にサーバコネクタが設けられている場合には、ネック部を下向きにした流体容器を、容器装着部に装着しただけで、流体容器の重さを利用して、サーバコネクタとを接続することが出来る。即ち、流体容器を容器装着部に装着しただけで自ずとネック部とサーバコネクタとが接続されることになり、流体容器の接続作業が簡便である。しかしながら、箱に上向きに収納されているとき流体容器を、ネック部が下を向くように逆さにする作業が必要となり、その作業が面倒である。満水の流体容器を逆さにする作業は、健常者にとっても重量によっては容易な作業ではなく、力の弱い者にとってはより一層大変な作業となる。
登録実用新案第3120562号公報 特開平7−315436号公報
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、流体容器を下向きに収納し、流体容器をサーバ本体のサーバコネクタが底面に設けられた容器装着部に容易に装着することが出来る閉塞開口部開放機構付き箱を提供することを目的とする。
本発明に係る閉塞開口部開放機構付き箱は、口部を有する収納物を収納する収納部と、上記収納物を上記収納部に収納した状態で上記口部を外部に臨ませ得る開口部と、上記開口部を、外部からの操作によって開放可能に閉塞する上記収納部と別体で構成される閉塞部とを備え、 上記閉塞部は、足掛部を有し、上記開口部を下に向け、上記足掛部を介して上記閉塞部を固定した状態で、上記収納部を移動することで上記収納部と上記閉塞部とを分離し、上記開口部を開放したとき、上記開口部から上記口部が自動的に外部に臨むように構成される。また、前記収納物は、流動体を収容する容器とすることが出来る。
例えば、前記口部は、前記容器の本体から凸設されたネック部の先端に設けられ、前記開口部の開放時には、該開口部から上記ネック部が自動的に外部に降出するように構成される。この場合、前記閉塞部は、前記開口部を下に向けた際の前記収納部の底面又は底面側に外付けされ、該収納部の該底面より降出した前記ネック部が係合される係合支持部を有するようにしても良い。
また、前記閉塞部は、足掛部を設けるようにしても良い。
また、前記収納部内には、前記口部の周囲を支持する容器支持部を設けるようにしても良い。
前記収納部は、前記開口部を下に向けた状態で前記閉塞部上に積み上げ状態とし、該閉塞部と連結し粘着テープ等で固定し一体化するようにして良い。また、前記閉塞部は、前記開口部を下に向けた際の前記収納部の底面側に嵌合されるようにして一体化しても良い。また、前記閉塞部は、前記開口部を下に向けた際に、該閉塞部の上面に、前記収納部の底面側が嵌合されるようにしても良い。更に、前記閉塞部は、前記収納部内に設けるようにしても良い。
また、前記閉塞部は、前記収納部に底面を構成する一対の突き合わせフラップのそれぞれに連設され、該収納部の底面から側面に亘る内面に延在される一対の折り返し片を有するようにし、上記一対の折り返し片の先端側に、把手部を設け、上記一対の折り返し片が上記把手部側から引き上げられたとき、上記突き合わせフラップの突き合わせ部が離間し、前記口部を外部に臨ませるようにしても良い。更に、また、前記収納部内には、前記口部の周囲を支持する容器支持部を設けるようにしても良い。なお、フラップに形成された把手部とは、手指等を掛けて把持し易くするものであれば良く、その形態は特に限定されないが、従来公知の予め開口させた形態やハーフカット、ミシン目等によって開口させ易く形成された形態、或いは、別部材等を接着や組込等の手段によってフラップに組み付けることで手指を引っ掛けることが出来るように段状に設けられた形態であってもよい。また、フラップ先端を折り返したり、別部材等を貼り合わせるなどすることで、把手部を補強するように構成することも可能である。
更に、前記収納部には、底面に前記口部を外部に臨ませる開口部を設け、前記閉塞部には、前記収納部の内側底面において、一端部が前記開口部を閉塞した状態で突き合わされ又は重ね合わされ、該収納部の底面から側面に亘る内面に延在され、他端部に把手部が設けられた一対の閉塞片を設け、上記一対の閉塞片は、上記把手部側から引き上げられたとき、上記一端部が離間し、前記開口部を開放し、前記口部を外部に臨ませるようにしても良い。
更に、前記収納部には、前記開口部を下に向けた際の該収納部の底面に前記口部を外部に臨ませ得る開口部を設け、前記閉塞部には、前記収納部の内側底面において、一端部で前記開口部を閉塞し、該収納部の底面から側面に亘る内面に延在され、他端部に把手部が設けられた閉塞片を設け、上記閉塞片は、上記把手部側から引き上げられたとき、前記開口部に対してずれて、前記口部を外部に臨ませるようにしても良い。なお、閉塞片に形成された把手部とは、手指等を掛けて把持し易くするものであれば良く、その形態は特に限定されないが、従来公知の予め開口させた形態やハーフカット、ミシン目等によって開口させ易く形成された形態、或いは、別部材等を接着や組込等の手段によってフラップに組み付けることで手指を引っ掛けることが出来るように段状に設けられた形態であってもよい。
更に、前記収納部には、前記開口部を下に向けた際の該収納部の底面に、前記口部を外部に臨ませ得る開口部を設け、前記閉塞部は、前記開口部を閉塞するキャップと、該キャップを離脱可能に係合させて前記開口部を閉塞した状態に保持可能なキャップ止めとを有するようにしても良い。具体的に、前記キャップは、前記底面の外面に係止される外フランジと、前記キャップ止め片の先端部に形成されたキャップ係合部が係合される係合部とを有するように構成することが出来る。前記キャップは、更に、該キャップに設けられた前記外フランジと前記係合部との間に形成され、前記底面の内面に係止される内フランジを有するようにしても良い。
本発明によれば、口部を有する収納部と別体で構成された閉塞部に、その閉塞部を踏み付けることが出来る足掛部を備えているので、そこを外部からの操作として踏み付けることにより、閉塞部から収納部を容易に取り外すことが出来る。この閉塞部は、開口部を下に向け、足掛部を介して閉塞部を固定した状態で、収納部を移動することで収納部と閉塞部とを分離し、開口部を開放したとき、その開口部から口部が自動的に外部に臨むようにすることが出来るので装着作業を一層容易なものとすることが出来る。
また、実施形態によっては、以下の効果も得られる。収納部に、口部を有する収納物を給液装置等のコネクタが上方に向けて設けられた容器装着部等に対して容易に装着することが出来る。また、給液装置の下側に設けられた容器装着部の底面にコネクタが設けられている場合、ユーザは、流体容器を上下反転させる作業をすることなく、そのまま容器装着部に装着することが出来る。そして、例えば、満水の流体容器の重さを利用して、給液装置と自動的に接続することが出来る。
流体容器のネック部を収納部の底面より降出する場合、閉塞部は、収納部の底面又は底面側に外付けされ、収納部の底面より突出したネック部が係合される係合支持部が設けられ、これにより、流体容器を安定支持することが出来る。
更に、上記閉塞部は、上記収納部に底面を構成する一対の突き合わせフラップのそれぞれに連設され、上記収納部の底面から側面に亘る内面に延在される一対の折り返し片を設けるようにしたときには、収納部と閉塞部とをワンピースで構成することが出来、製造コストの削減及び製造工程の簡素化を実現することが出来る。
閉塞部は、収納部の内側底面において、一端部が前記開口部を閉塞した状態で突き合わされ又は重ね合わされ、収納部の底面から側面に亘る内面に延在され、他端部に把手部が設けられた一対の閉塞片を設けるようにしたときには、一対の閉塞片を、把手部側から引き上げる作業を容易に行うことが出来る。また、閉塞部は、収納部の内側底面において、一端部で前記開口部を閉塞し、収納部の底面から側面に亘る内面に延在され、他端部に把手部が設けられた閉塞片を設けるようにしたときには、閉塞片を、把手部側から引き上げる作業を容易に行うことが出来る。更に、閉塞部は、開口部を閉塞するキャップで構成することで、収納容器の先端部を保護することが出来る。
本発明が適用された箱の斜視図である。 流体容器を収納する収納部の展開図である。 (A)は、箱を構成する収納部と閉塞部との関係を示す斜視図であり、(B)は、閉塞部の展開図である。 (A)は、収納部と閉塞部を粘着テープで一体化した例を示す斜視図であり、(B)は収納部に設けられた覆い部に閉塞部を嵌合して一体化される例を示す斜視図であり、(C)は、閉塞部に設けられた覆い部に収納部の底面を嵌合して一体化される例を示す斜視図である。 閉塞部の変形例1を示し、(A)は斜視図、(B)は展開図である。 閉塞部の変形例1の更なる変形例を示し、(A)は斜視図、(B)は展開図である。 閉塞部の変形例2の更なる変形例を示し、(A)は斜視図、(B)は展開図である。 閉塞部の変形例3の更なる変形例を示す斜視図である。 収納部と閉塞部とがワンピースで構成された箱の斜視図である。 (A)は、図9のX−X断面図、(B)は図9のY−Y断面図である。 図9に示す箱の展開図である。 (A)は、閉塞片を用いて開口部を閉塞した例の断面図であり、(B)は、その変形例の断面図である。 逆テーパを有する凹凸で閉塞片を結合した例を示す要部平面図である。 天面側のフラップに把手部を設けた図1の変形例を示す斜視図である。 本発明の更なる変形例の箱を示す斜視図である 図15に示す箱の天面外フラップが開放された状態を示す斜視図である。 図15に示す箱を底面側から見た斜視図である。 流体容器を収納した状態の断面図である。 図15に示す箱の展開図である。 キャップ止め片の平面図である。 開封機構の離断部を引きはがしている状態を示す斜視図である。 (A)は開封機構の斜視図であり、(B)は(A)の拡大図である。 (A)〜(D)は開封機構の変形例を示す平面図である。 キャップとキャップ止め片とが係合した状態を示す斜視図である。 (A)はキャップの斜視図であり、(B)は平面図であり、(C)は側面図である。 (A)は、箱底面の開口部にキャップを取り付ける状態の断面図である。(B)は、箱底面の開口部にキャップを取り付けた状態の断面図である。 展開された箱にキャップ止め片を重ねた状態を示す平面図である。 キャップの変形例を示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 キャップの更なる変形例を示し、(A)は、上側から見た斜視図、(B)は下側から見た斜視図、(C)は断面図である。 箱からキャップ止め片を引き抜く状態を示す斜視図である。 箱の天面が開放された状態を示す斜視図である。 箱からキャップ止め片を引き抜く状態を示す斜視図である。 図31の続きの斜視図である。 箱をウォータサーバに移動ときの状態を示す斜視図である。 (A)は、流体容器を収納した箱を持ち上げる前の状態を示し、(B)は、持ち上げ開始時を示し、(C)は、持ち上げ後を示す模式図である。 流体容器を箱ごとウォータサーバの装着部に装着する状態を示す斜視図である。 流体容器にソフトボトルを用いたときの箱の断面図である。 箱底面の開口部をキャップを用いることなくキャップ止め片で閉塞する変形例を示す斜視図である。
以下、本発明が適用された箱を図面を参照して説明する。本発明が適用された箱に収納される容器は、図1(A)に示すように、例えばミネラルウォータ等の流体を貯留する流体容器1であって、容量が可変しないハード容器であり、又は、容量が可変する容量可変ボトルである。ハード容器の場合、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料でブロー成形等によって成形されている。また、容量可変型の容器の場合、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド(ナイロン)等の合成樹脂材料でブロー成形や製袋加工等によって成形可能である。ハード容器、容量可変型の容器の何れの場合であっても、6リットルや12リットル等の大きな容量を有している。また、この流体容器1は、先端に口部となる注水口3が形成されたネック部2が設けられており、キャップ4で閉塞されている。このキャップ4は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を成形してなり、内周面にアンダーカットのキャップ溝が形成され、ネック部2の先端外周面に形成されたアンダーカットのキャップ溝に圧入嵌合をされている。なお、キャップ4は、密封された状態から手を加えられたことが明確に分かるようにした周知のタンパエビデンス構造を有していても良い。
<収納部と閉塞部とが別体の具体例>
このような流体容器1を収納する箱10は、図1及び図2に示すように、流体容器1を下向きに収納し、底面にネック部2を外部に臨ませる開口部15を有する収納部11と、ネック部2を外部に臨ませる開口部15を閉塞する閉塞部21とを有する。収納部11と閉塞部21とは、一体であっても別体であっても良いが、ここでは、先ず別体の例を説明する。
収納部11は、段ボールや厚紙を折曲してなる六面体であり、ワンピースで構成される。即ち、収納部11は、図2に示すように、前面11a,一側面11b,背面11c,他側面11dとが折曲線12に沿って一連に連結されている。更に、他側面11dには、更に、折曲線12に沿って継ぎしろ14が形成されている。また、前面11a,一側面11b,背面11c,他側面11dには、天面を構成するための、フラップ13a,13b,13c,13dが折曲線12に沿って連結されている。なお、収納部11の全体構造としては、六面体に限定されるものではなく、また、ツーピース以上で構成されるものであっても良い。
また、底面側には、開口部15が設けられると共に、下向きに収納する流体容器1のネック部2の周囲を支持する容器支持部16〜19が設けられている。各容器支持部16〜19は、台形状の底面16a〜19aと、内側面16b〜19bと、ネック部2の周囲を支持する支持面16c〜19cと、外側面16d〜19dと、先端部16e〜19eとが折曲線12を介して設けられている。底面16a〜19aを除く、内側面16b〜19b、支持面16c〜19c、外側面16d〜19d、及び、先端部16e〜19eは、底面16a〜19aより幅狭に形成され、ネック部2を係合保持する開口部15を形成するようにしている。なお、先端部16e〜19eの形状は、三角形状の他に、矩形形状であっても良い。
以上のような収納部11を組み立てるには、図1及び図2に示すように、先ず、継ぎしろ14を前面11aに接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合して環状とした後、フラップ13a,13b,13c,13dを折曲線12に沿って内側に折り込み、次いで、相対するフラップを突き合わせた後、接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合し天面を構成する。流体容器1を収納するには、天面を組み立てた後、この天面を底面のようにして、開放側から流体容器1を、容器の底面が収納部11の天面に支持されるように収納する。
この後、前面11a,一側面11b,背面11c,他側面11dに対して、底面16a〜19aを折曲線12に沿って略90°内側に折り返し、更に、底面16a〜19aに対して内側面16b〜19bを折曲線12に沿って略90°内側に折り返し、更に、内側面16b〜19bに対して支持面16c〜19cを折曲線12に沿って略90°内側に折り返し、更に、支持面16c〜19cに対して外側面16d〜19dを折曲線12に沿って略90°内側に折り返し、更に、外側面16d〜19dに対して先端部16e〜19eを折曲線12に沿って略90°内側に折り返す。これにより、開口部15の周囲に略箱状の容器支持部16〜19が構成される。収納部11を容器支持部16〜19が下側となる姿勢としたときには、開口部15に、流体容器1のネック部2が係合され、更に、ネック部2の周囲が容器支持部16〜19に支持されることになる。
開口部15の深さは、ネック部2の先端が収納部11の内側に位置するような寸法であっても良いが、ここでは、サーバ本体の容器装着部の底面に設けられたサーバコネクタに容易に接続出来るように、ネック部2の先端が外側に突出する寸法となっている。ネック部2の先端が露出する開口部15は、収納部11の底面側に配設される閉塞部21に閉塞されることになる。なお、ネック部2の先端が開口部15より突出しないときには、開口部15をフィルム等のシート材で閉塞するようにし、これを閉塞部としても良い。
収納部11を閉塞する閉塞部21は、図3(A)及び(B)に示すように、矩形の段ボールや厚紙を折曲してなり、矩形状の底面22aと、底面22aの両側に折曲線23に沿って設けられる外側面22b,22cと、外側面22b,22cの両側に折曲線23に沿って設けられる天面22d,22eと、天面22d,22eの両側に折曲線23に沿って設けられる内側面22f,22gと、内側面22f,22gの両側に折曲線23に沿って設けられる先端部22h,22iとを有している。
このような閉塞部21は、底面22aに対して折曲線23に沿って略垂直に外側面22b,22cを略90°内側に折り込み、次いで、外側面22b,22cに対して折曲線23に沿って略90°天面22d,22eを折り込み、更に、天面22d,22eに対して折曲線23に沿って略90°内側面22f,22gを内側に折り込み、最後に、先端部22h,22iを内側面22f,22gに対して略90°外側に折り込み、先端部22h,22iを底面22a上で突き当てる。先端部22h,22iは、底面22a上で突き当てられることで、閉塞部21の収納部11を支持する天面には、前面及び背面の幅方向中央領域において凹溝が構成される。この凹溝は、収納部11の底面の開口部15から外部に臨まされたネック部2が係合される係合支持部24となる。即ち、この閉塞部21の天面全体は、収納部11の底面と同じ形状及び同じ大きさに形成され、収納部11が積み上げられたとき、係合支持部24の両側が支持面24a,24aとなって収納部11を支持することになる。勿論、閉塞部21の天面全体は、収納部11を安定支持出来るのであれば、若干、収納部11の底面と形状や大きさが異なっていても良い。
また、閉塞部21は、折り返された先端部22h,22iが底面22a上で突き合わされることで、支持面24a,24aに収納部11の荷重が加わったときにも、一方の先端部22hが他方の先端部22iの側にずれ込むことが無くなり、また、先端部22iが先端部22hの方にずれ込むことを防止することが出来る。これにより、外側面22b,22cや内側面22f,22gは、底面22aに対して垂直な状態が維持され、大きな荷重も支持面24a,24aで支持出来るようになる。
係合支持部24を構成する凹溝の幅方向両側には、支持面24a,24aを含む断面矩形状の筒状部が設けられ、前面と背面に貫通した開口部が足掛部25,25となる。足掛部25,25には、収納部11から閉塞部21を取り外すときに、ユーザがつま先が足掛部25,25の何れかに挿入され、底面22aを踏み付けることで、収納部11は、持ち上げたときに一緒に閉塞部21が持ち上がってしまうことを防止することが出来、閉塞部21から容易に取り外すことが出来る。
閉塞部21が取り外されると、収納部11の底面の開口部15からは、下向きに収納された流体容器1のネック部2が外部に臨まされる。ウォータサーバのサーバ本体の下側に設けられた容器装着部には、底面にサーバコネクタが設けられている。したがって、ユーザは、流体容器1を上下反転させる作業をすることなく、そのまま容器装着部に装着することが出来る。そして、例えば、満水の流体容器1の重さを利用して、サーバコネクタと自動的に接続することが出来る。
なお、係合支持部24となる溝の幅Wをキャップ4の直径Rと略同じにして、キャップ4やネック部2を係合支持部24に係合させて、ネック部2と係合支持部24との係合力で閉塞部21を収納部11に一体化しても良いが、更に、次のようにしても良い。即ち、閉塞部21の天面全体が収納部11の底面と同じ形状及び同じ大きさの場合には、収納部11の側面と閉塞部21の外側面とが連続し面一となることから、粘着テープ、封緘材等を用いて閉塞部21上に収納部11を連結するようにしても良い。図4(A)は、収納部11と閉塞部21とを、粘着テープ25aで一体化した例を示す。この例において、足掛部25,25が全て隠れない程度で、粘着テープ25aを前面にも貼着しても良い。そして、粘着テープ25aを剥がすことで、収納部11と閉塞部21とを分離することが出来る。また、収納部11と閉塞部21とが一連のとき、収納部11と閉塞部21との境界部にミシン目等を設けて、ミシン目から収納部11と閉塞部21とが分離されるようにしても良い。
また、図4(B)に示すように、収納部11の底面側の周囲に、閉塞部21が挿入又は嵌合される覆い部26を設けるようにしても良い。この場合、覆い部26は、収納部11の底面側の周囲に、段ボールや厚紙等が粘着テープ、封緘材等の固定手段26aによって貼り付けられることにスカート状に構成される。覆い部26は、少なくとも、足掛部25,25のある前面又は背面の何れかを外部に露出出来るように、丈が短くなっている。閉塞部21は、覆い部26の内側に嵌合されるようにして、収納部11の底面側に配設され、これにより、収納部11の底面と一体化される。勿論、収納部と覆い部26との接着強度より低い強度の接着剤や粘着テープを用いて覆い部26の内側と閉塞部21と一体化しても良い。これにより、閉塞部21が収納部11の底面から落下することを防止することが出来る。この場合、閉塞部21は、覆い部26から露出したユーザがつま先を足掛部25,25に挿入して、収納部11の底面から取り外すことが出来る。
また、図4(C)に示すように、閉塞部21の周囲に、収納部11の底面側が挿入される覆い部27を設けるようにしても良い。この場合、覆い部27は、収納部11の底面側の周囲に、段ボールや厚紙等が粘着テープ、封緘材等の固定手段27aによって貼り付けられることによって囲い壁状に構成される。収納部11の底面側は、閉塞部21の覆い部27の内側に嵌合されるようにして、閉塞部21の天面に配設され、これにより、閉塞部21と一体化される。勿論、収納部と覆い部26との接着強度より低い強度の接着剤や粘着テープを用いて覆い部27の内側と閉塞部21と一体化しても良い。これにより、閉塞部21が収納部11の底面から落下することを防止することが出来る。また、覆い部27は、開口部27aが設けられ、この開口部27aから足掛部25,25が臨まされ、ユーザがつま先を挿入出来るようになっている。この場合、閉塞部21は、ユーザがつま先を足掛部25,25に挿入して、収納部11の底面から取り外すことが出来る。
<閉塞部の変形例1>
閉塞部21は、図5(A)及び(B)に示すように構成することも出来る。即ち、変形例である閉塞部31は、中央部に矩形状の底面32aと、底面32aに折曲線33に沿って設けられる前面32bと、底面32aに折曲線33に沿って設けられる外側面32c,32dと、底面32aに折曲線33に沿って設けられる背面32eとを備える。前面32b,背面32eの何れかでも良いが、ここでは、前面32bと背面32eに、足掛部34が設けられている。更に、前面32b、外側面32c,32d及び背面32eには、それぞれ折曲線33に沿って、台形状をなす天面32f,32g,32h,32iが設けられている。更に、天面32f,32g,32h,32iには、それぞれ折曲線33に沿って、内側面35a,35b,35c,35dが設けられている。更に、内側面35a,35b,35c,35dには、それぞれ折曲線33に沿って、三角形状をなす先端部35e,35f,35g,35hが設けられている。
このような閉塞部31は、底面32aに対して折曲線33に沿って略垂直に前面32b、外側面32c,32d及び背面32eを略90°内側に折り込み、次いで、前面32b、外側面32c,32d及び背面32eに対して折曲線33に沿って天面32f,32g,32h,32iを略90°内側に折り込み、更に、天面32f,32g,32h,32iに対して折曲線33に沿って略90°内側面35a,35b,35c,35dを内側に折り込み、更に、内側面35a,35b,35c,35dに対して折曲線33に沿って略90°先端部35e,35f,35g,35hを内側又は外側に折り込む。これにより、閉塞部31の天面中央部には、内側面35a,35b,35c,35dに囲まれた矩形凹状の係合支持部36が形成される。矩形凹状の係合支持部36には、収納部11の底面の開口部15から外部に臨まされたネック部2が係合される。この閉塞部31の天面全体は、収納部11の底面と同じ形状及び同じ大きさに形成され、収納部11が積み上げられたとき、係合支持部36の周囲が支持面32f,32g,32h,32iとなって収納部11を支持することになる。勿論、閉塞部21の天面全体は、収納部11を安定支持出来るのであれば、若干、収納部11の底面と形状や大きさが異なっていても良い。また、閉塞部31は、前面32b、外側面32c,32d及び背面32eと内側面35a,35b,35c,35dとが折り返された垂直壁となることで、支持面32f,32g,32h,32iで満水の流体容器1が収納された収納部11の荷重を十分に支持することが出来る。
また、閉塞部31には、前面32bと背面32eの開口部が足掛部34,34となる。足掛部34,34には、収納部11から閉塞部31を取り外すときに、ユーザのつま先が足掛部34,34の何れか又は両方に挿入されることで、収納部11は、持ち上げたときに一緒に閉塞部31が持ち上がってしまうことを防止することが出来、閉塞部31から容易に取り外すことが出来る。
なお、閉塞部31の変形例として、図6(A)及び(B)に示すように、足掛部34,34を一連に形成し、一つとしても良い。
<閉塞部の変形例2>
更に、閉塞部は、図7(A)及び(B)に示すように構成することも出来る。即ち、変形例となる閉塞部41は、矩形の段ボールや厚紙を折曲してなり、矩形状の底面42aと、底面42aの両側に折曲線43に沿って設けられる外側面42b,42cと、側面42b,42cの両側に折曲線43に沿って設けられる天面42d,42eと、天面42d,42eの両側に折曲線43に沿って設けられる内側面42f,42gと、内側面42f,42gの両側に折曲線43に沿って設けられる先端部42h,42iとを有している。
このような閉塞部41は、底面42aに対して折曲線43に沿って略90°外側面42b,42cを内側に折り込み、次いで、外側面42b,42cに対して折曲線43に沿って略90°天面42d,42eを折り込み、更に、天面42d,42eに対して折曲線43に沿って略90°内側面42f,22gを内側に折り込み、先端部42h,42iを内側面42f,42gに対して略90°内側に折り込み、内側面42f,22g同士を突き当てる。これにより、閉塞部41の天面には、中央部に矩形凹状の係合支持部44が形成される。係合支持部44は、収納部11の底面の開口部15から外部に臨まされたネック部2が係合される。係合支持部44は、内側面42f,22gの幅方向中央の開口44aとこの開口44aと連続した天面42d,42eの三角状の開口44bとによって、内側面42f,22g同士が突き合わされ、天面42d,42eが面一になることによって矩形凹状に構成される。この閉塞部41の天面全体は、収納部11の底面と同じ形状及び同じ大きさに形成され、収納部11が積み上げられたとき、係合支持部44の周囲が支持面42d,42eとなって収納部11を支持することになる。勿論、閉塞部41の天面全体は、収納部11を安定支持出来るのであれば、若干、収納部11の底面と形状や大きさが異なっていても良い。
また、閉塞部41は、折り返された内側面42f,22gが底面42a上で突き合わされることで、支持面42d,42eに収納部11の荷重が加わったときにも、外側面42b,42cや内側面42f,42gは、底面42aに対して垂直な状態が維持され、大きな荷重も支持面42d,42eで支持出来るようになる。
係合支持部44の幅方向両側には、断面矩形状の筒状部が設けられ、前面と背面の開口部が足掛部45,45となる。足掛部45,45には、収納部11から閉塞部41を取り外すときに、ユーザがつま先が足掛部45,45の何れか又は両方に挿入されることで、収納部11は、持ち上げたときに一緒に閉塞部41が持ち上がってしまうことを防止することが出来、閉塞部41から容易に取り外すことが出来る。
<閉塞部の変形例3>
更に、閉塞部は、図8のように構成することも出来る。この閉塞部51は、収納部11の底面の開口部15から外部に臨まされたネック部2が係合される係合支持部52を構成する筒状体52aを有する。この筒状体52aは、例えばモールド成形された樹脂材料や段ボールや厚紙等により構成することが出来る。筒状体52aの両端部は、開口部52b,52bとなり、開口部52b,52bが係合支持部52となり、ネック部2が係合される。筒状体52aの両端には、矩形状の基板53,53が設けられている。基板53,53も、例えばモールド成形された樹脂材料や段ボールや厚紙等により構成することが出来る。基板53,53は、中央部で開口部52b,52bを外部に臨ませる。筒状体52aに対して張り出した基板53,53は、載置面側が足踏み部54となる。なお、基板53,53の形状は、筒状体52aの直径より大きければ、円形、楕円形、三角形、五角形以上の多角形等であっても良い。
このような閉塞部51は、上側の基板53に、収納部11が積み上げられる。この際、係合支持部52となる開口部52bには、収納部11の底面の開口部15から外部に臨まされたネック部2が係合される。この閉塞部51は、上側の基板53で収納部11を受け、更に、筒状体52aで荷重を支持することが出来る。収納部11と閉塞部51とは、粘着テープ、封緘材等を用いて連結するようにしても良いし、また、図4(B)及び(C)に示すように、覆い部26,27を用いて一体化するようにしても良い。また、足掛部となる足踏み部54は、収納部11から閉塞部51を取り外すときに、ユーザによって踏み付けられることで、収納部11は、持ち上げたときに一緒に閉塞部51が持ち上がってしまうことを防止することが出来、閉塞部51から容易に取り外すことが出来る。
<収納部と閉塞部とが一体の具体例>
図9〜図11に示す箱61は、収納部62と閉塞部63とが一体で、ワンピースで構成される。即ち、この箱61は、図11に示すように、前面62a,一側面62b,背面62c,他側面62dとが折曲線64に沿って一連に連結されている。更に、他側面62dには、更に、折曲線64に沿って継ぎしろ65が形成されている。また、前面62a,一側面62b,背面62c,他側面62dには、天面を構成するための、フラップ66a,66b,66c,66dが折曲線64に沿って連結されている。
また、底面側には、図9並びに図10(A)及び(B)に示すように、相対する一側面62b,他側面62dに、下向きに収納する流体容器1のネック部2の周囲を支持する容器支持部67,68が設けられている。各容器支持部67,68は、図11に示すように、相対する一側面62b,他側面62dに、底面67a,68aと、内側面67b,67bと、ネック部2の周囲を支持する支持面67c,68cと、外側面67d,67dと、先端部67e,67eとが折曲線64を介して設けられている。
更に、底面側には、図9並びに図10(A)及び(B)に示すように、相対する前面62a,背面62cに、箱61の底面において先端が突き合わされる底面部71a,72aと、底面部71a,72aの先端から前面62a,背面62cの方向に折曲線69,69に沿って折り返される第一折り返し片71b,72bと、第一折り返し片71b,72bに対して前面62a,背面62cの内面に延在するように折曲線69に沿って折り返される第二折り返し片71c,72cと、第二折り返し片71c,72cに折曲線69を介して連設される把手片71d,72dとが連設されている。底面部71a,72a及び第一折り返し片71b,72bは、箱61の底面の幅Wの1/2Wの長さを有し、第二折り返し片71c,72cの長さLは、前面62a,背面62cの高さHと略同じとなっている。したがって、第一折り返し片71b,72bは、底面部71a,72aの内側に重なるように延在され、第二折り返し片71c,72cは、前面62a,背面62cの内面に重なるように延在される。そして、把手片71d,72dは、箱61の天面側の開口から延出する。把手片71d,72dは、開口で構成された把手部71e,72eが形成されている。把手片71d,72dは、フラップ66a,66cの内側に延在され、天面の幅Wより短い長さで、ユーザが把手可能な大きさの把手部71e,72eを形成できる長さであれば特に限定されるものではなく、例えば、1/2Wであっても良いし、それ以下であっても良い。
以上のような箱61を組み立てるには、相対する一側面62b,他側面62dに対して底面67a,68aを折曲線64に沿って略90°内側に折り返し、更に、底面67a,68aに対して内側面67b,68bを折曲線64に沿って略90°内側に折り返し、更に、内側面67b,68bに対して支持面67c,68cを折曲線64に沿って略90°内側に折り返し、更に、支持面67c,68cに対して外側面67d,68dを折曲線64に沿って略90°内側に折り返し、更に、外側面67d,68dに対して先端部67e,68eを折曲線64に沿って略90°内側に折り返す。これにより、箱61の底面には、略箱状の容器支持部67,68が構成される。容器支持部67,68には、の間には、凹溝状の開口部が設けられる。この開口部は、流体容器1のネック部2が係合される係合支持部73となる部分である。
また、相対する前面62a,背面62cに対して底面部71a,72aを折曲線64に沿って略90°内側に折り返し、更に、第一折り返し片71b,72bを底面部71a,72aに延在するように略180°内側に折り返し、更に、第二折り返し片71c,72cを第一折り返し片71b,72bに対して前面62a,背面62cの内面に重なるように略90°折り返す。この後、継ぎしろ65を前面62aに接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合して環状とする。これにより、箱61の内部の底面側には、図9に示すように、一側面62bと他側面62dの内側に容器支持部67,68が設けられ、容器支持部67,68の間には、凹溝状の係合支持部ともなる開口部73が構成される。更に、容器支持部67,68の外側には、前面62a,背面62cから連接される底面部71a,72aと第二折り返し片71c,72cとが重畳された状態で延在され、更に、前面62a,背面62cの内面に、第二折り返し片71c,72cが延在される。更に、天面からは、把手片71d,72dが延出される。底面部71a,72aと第一折り返し片71c,72cとの折り返し部分は、突き合わせ部74となり、凹溝状の係合支持部73を閉塞する閉塞部となり、凹溝状の係合支持部73に係合された流体容器1のネック部2が外部に露出しないようにする。突き合わせ部74は、粘着テープ、封緘材等で結合し、箱61の底面の強度を高めるようにする。流体容器1は、ネック部2を挿入端として、ネック部2の周囲が容器支持部67,68に支持されるように挿入される。
流体容器1を挿入した後、箱61の天面側は、把手片71d,72dを折曲線64に沿って内側に折曲し、把手片71d,72dの上側にフラップ66a,66b,66c,66dを折曲線12に沿って内側に折り込み、次いで、相対するフラップを突き合わせた後、接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合する。
以上のように箱61に収納された流体容器1をウォータサーバのサーバ本体の容器装着部に装着するときには、先ず、フラップ66a,66b,66c,66dを開き、把手片71d,72dを露出させる。次いで、図10(A)及び(B)に示すように、把手片71d,72dの把手部71e,72eを握って、矢印D1方向に引っ張る。すると、把手片71d,72dと連続した第二折り返し片71c,72c、第一折り返し片71b,72b、底面部71a,72aが同方向に引っ張られ、接着剤、粘着テープ、封緘材等を破断して、突き合わせ部74が開く。これにより、開口部73からは、容器支持部67,68に支持された流体容器1のネック部2の先端が露出される。ウォータサーバのサーバ本体の下側に設けられた容器装着部には、底面にサーバコネクタが設けられている。したがって、ユーザは、流体容器1を上下反転させる作業をすることなく、そのまま、即ち把手部71e,72eを握って箱61を移動させて容器装着部に装着することが出来る。そして、例えば、満水の流体容器1の重さを利用して、サーバコネクタと自動的に接続することが出来る。
なお、突き合わせ部74を結合する粘着テープ、封緘材等の強度を調整することで、把手部71e,72eを握って箱61を移動出来るようにしても良い。また、容器支持部67,68は、別部材で構成して、収納部62の底面に配設するようにしても良い。
以上のような箱61は、流体容器1を収納する収納部と閉塞部とがワンピースで構成されることから、部品点数の削減をすることが出来る。
<その他の例1>
更に、図12(A)に示す外箱となる箱81は、底面に、流体容器1のネック部2を外部に臨ませる開口部82が形成されている。また、内部には、底面側に、ネック部2の周囲を支持する容器支持部83,83が設けられている。なお、この容器支持部83,83は、箱81と一体でも良いし、別体でも良い。容器支持部83,83は、箱81と別部材とするときには、例えば、容器支持部83,83を、段ボールや厚紙を折曲して筒状にし、これを、箱内に配設して構成することが出来る。そして、箱81には、相対する側面及び底面の内面に沿うように、開口部82を閉塞する閉塞片84,84が配設される。閉塞片84,84は、例えば、開口部82の位置において、先端部が突き合わされ、この突き合わせ部86は、接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合される。これにより、開口部82は、突き合わせ部86が設けられることで、一対の閉塞片84,84によって閉塞される。閉塞片84,84の他端は、開口部で構成された把手部85,85が形成されている。
この場合、閉塞片84,84の把手部85,85を握って、図12(A)中矢印D1方向に引っ張る。すると、閉塞片84,84の先端部は、互いに離間する矢印D2方向に引っ張られ、接着剤、粘着テープ、封緘材等を破断して、突き合わせ部86が開く。これにより、開口部82からは、容器支持部83,83に支持された流体容器1のネック部2の先端が露出される。ウォータサーバのサーバ本体の下側に設けられた容器装着部には、底面にサーバコネクタが設けられている。したがって、ユーザは、流体容器1を上下反転させる作業をすることなく、そのまま容器装着部に装着することが出来る。そして、例えば、満水の流体容器1の重さを利用して、サーバコネクタと自動的に接続することが出来る。なお、突き合わせ部86の位置は、必ずしも開口部82上にある必要なく、開口部82に対してズレた位置にあっても良い。
なお、図12(B)に示すように、閉塞片84,84の先端部は、開口部82上において、重なる様にして開口部82を閉塞するようにしても良い。更に、図13に示すように、突き合わせ部86は、接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合するのではなく、一方の閉塞片84の先端に、逆テーパを有する凸部87aを形成し、他方の閉塞片84の先端に、逆テーパを有する凹部87bを形成し、凸部87aと凹部87bとを係合させて結合するようにしても良い。この場合、閉塞片84,84の先端部は、互いに離間する矢印D2方向に引っ張られると、凸部87aと凹部87bが変形して係合した状態が外れることになる。
<その他の例2>
ところで、満水の流体容器1は重く、従って、サーバ本体の容器装着部に装着する際に、箱を移動する作業も出来るだけ行い易くする必要がある。そこで、図14に示すように構成して満水の収納容器1を収納した箱を移動し易くすることも出来る。なお、図14は、図1の変形例である。即ち、前面11aと背面11cに連設されるフラップ13a,13c又は一側面11bと側面11dに連設されるフラップ13b,13dに、開口部で構成された把手部92,92を形成してもよい。このような箱11では、移動させる際に、把手部92,92に手を掛ければ良いことから、容易にウォータサーバまで移動させることが出来る。即ち、把手部92,92が形成されたフラップ13a,13c又は13b,13dが箱10の天面より上に引き出されることから、ユーザは、腰を屈める角度を少なくすることが出来、力の弱い者も容易に箱10を移動させることが出来るようになる。また、把手部92,92を持って収納部11から引き上げることで、閉塞部21を収納部11から容易に分離させることが出来る。
<箱のその他の変形例>
また、図15〜図18に示すように、本発明の第三実施形態となる箱100は、流体容器1を下向きに収納し得、流体容器1を下向きにした際の底面にネック部2を外部に臨ませる開口部105を有する収納部101と、ネック部2を外部に臨ませる開口部105を閉塞する閉塞部となるキャップ121とを有する。
収納部101は、図19Aに示すように、段ボールや厚紙を折曲してなる六面体であり、ワンピースで構成される。即ち、箱100は、前面101a,一側面101b,背面101c,他側面101dとが折曲線102を介して一連に連結されている。更に、前面101a,一側面101b,背面101c,他側面101dには、箱100の底面を構成するための、底面外フラップ103a,103cと底面内フラップ103b,103dが折曲線102を介して連結されている。底面内フラップ103b,103dは、一側面101b,101dに形成され、突き合わせフラップとなっている。また、底面外フラップ103a,103cは、前面101a、背面101cに形成され、底面外フラップ103aが底面のほぼ全体を覆う大きさとなっている。
また、前面101a,一側面101b,背面101c,他側面101dには、天面101eを構成するための、天面外フラップ104a,104cと天面内フラップ104b,104dが折曲線102を介して連結されている。天面内フラップ104b,104dは、一側面101b,101dに形成され、突き合わせフラップとなっている。また、天面外フラップ104a,104cは、前面101a,背面101cに形成され、それぞれが天面のほぼ全体を覆う大きさとなっている。
更に、一側面101bには、継ぎしろ106が形成されている。
先ず、底面101fから説明すると、図17及び図19Aに示すように、底面内フラップ103b,103dは、収納部101の底面101fの長さL1の1/2の長さを有しており、その先端部の幅方向ほぼ中央には、底面の開口部105を構成するための半円状の内側半開口105a,105aが形成され、また、底面外フラップ103aには、外側開口105bが形成されている。図18に示すように、底面内フラップ103b,103dと底面外フラップ103aとが折り畳まれ重なったとき、突き合わされ円形となった内側半開口105a,105aと外側開口105bとは一致し、貫通した開口部105を構成し、流体容器1のネック部2やキャップ4が係合し得るようにする。また、底面内フラップ103b,103dの先端部には、図19Aに示すように、内側半開口105a,105aの両側に、互いに係合する第一底面側凹凸部108a,108bが形成されている。第一底面側凹凸部108a,108bは、底面内フラップ103b,103dが畳まれ先端部が突き合わされたとき、互いに係合することで、収納部101の第一底面側凹凸部108a,108bが延在する前面101aから背面101cに亘る方向(図17中矢印D1方向)の変形を防止する。
また、外側開口105bが形成された底面外フラップ103aは、図17及び図19Aに示すように、底面101fのほぼ全体を覆う大きさとなっており、底面外フラップ103cは、相対的に、底面外フラップ103aより短いものとなっている。底面外フラップ103a,103cの先端部にも、互いに係合する第二底面側凹凸部109a,109bが形成されている。第二底面側凹凸部109a,109bは、底面外フラップ103a,103cが畳まれ先端部が突き合わされたとき、互いに係合することで、収納部101の第二底面側凹凸部109a,109bが延在する他側面101dに亘る方向(図17中矢印D2方向)の変形を防止する。
次に、天面101eを説明すると、図15、図16及び図19Aに示すように、天面内フラップ104b,104dは、収納部101の天面の長さL1の1/2の長さを有している。また、天面内フラップ104b,104dの先端部には、互いに係合する天面側凹凸部111,111が形成されている。天面側凹凸部111,111は、天面内フラップ104b,104dが畳まれ先端部が突き合わされたとき、互いに係合することで、収納部101の天面側凹凸部111,111が延在する前面101aから背面101cに亘る方向(図17中矢印D1方向)の変形を防止する。
また、天面外フラップ104a,104cは、図16及び図19Aに示すように、それぞれが天面101eのほぼ全体を覆う大きさとなっている。天面外フラップ104a,104cには、開口部で構成された把手部107,107が形成されている。把手部107,107は、U字状の切り込み107a,107aを形成し、切り込み107a,107aによって構成された舌片107b,107bを指先等で内側に押し込むことによって把手部が形成される構成となっている。
図20及び図21に示すように、背面101cに形成された天面外フラップ104aには、天面101eを開封する開封機構112が設けられている。開封機構112は、図19A及び図21に示すように、天面101eを開閉する開閉部112aと、天面外フラップ104aの先端側に形成され相対する天面外フラップ104cに固定される固定部112bと、開閉部112aに形成される係合部112cと、固定部112bに形成され係合部112cと係合する被係合部112dと、開閉部112aと固定部112bとの間を連結する離断部112eとを有する。
開閉部112aは、天面外フラップ104aの先端部の固定部112bを除く部分となり、固定部112bは、天面外フラップ104aの先端部の両端を除く部分に矩形状に形成されている。この固定部112bは、両辺に切り込み112fを形成し、開閉部112aと分離することによって構成され、接着剤等の固定手段によって、天面外フラップ104cの基端側に固定される。従って、天面外フラップ104aの先端部には、固定部112bが形成された分、U字状の凹部112gが形成されることになる。開閉部112aの切り込み112fによって形成された両辺は、係合部112c,112cとなり、相対する固定部112bの被係合部112d,112dと係合する。ここでは、係合部112cと被係合部112dは、傾斜辺となっており、一方が凸部、他方が凹部となるように切り込み112fを入れることによって形成される。固定部112bと固定部112bによって開閉部112の先端部に設けられた凹部112gの底部との間には、ミシン目やハーフカットによって離断部112eが形成されている。離断部112eの一端部には、切除開始時にユーザが指を挿入する挿入口112hが形成されている。離断部112eは、長尺をなし、例えば箱100の材料の撓み特性を利用して、図20に示すように、撓ませながらミシン目やハーフカットに沿って引っ張られることで開閉部121aと固定部121bとを離断することが出来る。これにより、開閉部112aと固定部112bとを分離し、開閉部112aを開閉出来る。
即ち、この箱100は、タンパエビデンス構造を有することになり、ユーザの手元に届いたとき、切除部112eを切除することで開封することが出来る。ユーザは、離断部112dを切除することで、図16に示すように、天面外フラップ104a,104cと天面内フラップ104b,104dを折曲線102に沿って開くことが出来る。そして、ユーザは、天面外フラップ104a,104cの把手部107,107を持って箱100を運ぶことが出来る。また、この箱100は、ウォータサーバの装着部にそのまま装着することが出来る。この際、天面内フラップ104b,104dを折曲線102に沿って閉じ、次いで、天面外フラップ104a,104cを閉じる。この際、開封機構112の係合部112cと被係合部112dとを係合させることで、離断部112dが無い状態であっても、天面外フラップ104aを天面101eを閉じた状態に維持することが出来る。
なお、開封機構112は、図22(A)〜(D)等のように構成することも出来る。図22(A)では、上述のように、固定部112bと凹部112gの形状が台形状をなし、斜線の脚の部分に構成された凹凸で係合部112cと被係合部112dを形成するようにしている。また、図22(B)に示すように、開封機構112は、係合部112cと被係合部112dの部分を、C字状又は逆C字状に形成することによって、凹凸を構成しても良い。更に、図22(C)に示すように、係合部112cと被係合部112dの部分を、ジグザグ状にして凹凸を形成するようにしても良い。更に、図22(D)の開封機構112では、外側に位置する天面外フラップ104aの離断部112dにより切除された後の凸部が係合部112cとなる。また、固定部112bは、天面外フラップ104aの内側に位置する天面外フラップ104cと一体的となり、固定部112bと一体的な天面外フラップ104cに、天面外フラップ104aの離断部112dが切除されて形成された凸部状の係合部112cが挿入される被係合部112dとなるスリットが形成されている。図22(D)の例においても、離断部112dが切除された後に、凸部状の係合部112cをスリット状の被係合部112dに挿入することで、離断部112dが無い状態であっても、天面外フラップ104aを天面101eを閉じた状態に維持することが出来る。
上述した収納部101の底面に設けられた開口部105は、図19B及び図23に示すように、キャップ121によって閉塞されている。このキャップ121は、キャップ止め片122に係止されている。このキャップ止め片122は、収納部101の底面101fから背面101cに亘る内面に延在されるように長尺に形成され、先端部がキャップ121に係合されている。このキャップ止め片122は、先端部がU字状に形成され、キャップ121が係合される係合凹部123となっている。このキャップ止め片122は、底面101fから背面101cに亘って沿うように配置されるものであるので、収納部101の底面101fと背面101cとが成すコーナ部近傍では、ほぼ90°のコーナ部に倣って折曲するように、長手方向に対して直交する互いに平行な折り目線124が形成されている。キャップ止め片122の基端部は、収納部101の天面101eより露出し、露出する部分に、開口部で構成された把手部125が形成されている。キャップ止め片122は、ユーザが把手部125を持って引き抜くことで、係合凹部123がキャップ121と係合した状態を解除することが出来る。図18に示すように、把手部125が形成されたキャップ止め片122の基端部は、天面101eにおいて、天面外フラップ104cと天面内フラップ104b,104dとの間に延在され、天面外フラップ104a,104cが開かれたときに露出し、収納部101の内部から引き出すことが出来る。
開口部105を閉塞するキャップ121は、図24(A)〜(C)及び図25(A),(B)に示すように、開口部105に嵌合する横断面が円形の嵌合部131と、底面外フラップ103aの開口部105の周辺の外面に当接する外フランジ132と、嵌合部131の外周部に形成されキャップ止め片122の係合凹部123が係合する係合溝133と、係合溝133と連続しキャップ止め片122の係合凹部123の周辺の内面に係合する内フランジ134と、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の内面に係合する中フランジ135と、キャップ121の裏面に形成されネック部2の先端部を支持するネック支持部136とを有する。
ここで、嵌合部131は、その直径D1が開口部105を構成する外側開口105bの直径とほぼ同じ径であり、外側開口105bと嵌合する。外フランジ132は、嵌合部131が収納部101の内部に入り込むことを防止するため、嵌合部131の直径D1より大きい直径D2を有し、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面に当接する。底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の内面は、中フランジ135と係合する。中フランジ135は、係合凹部123の挿入側とは反対側に形成されており、底面外フラップ103aの開口部105の周辺の内面と係合する。即ち、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺は、外フランジ132と中フランジ135とで構成される溝に係合される。
係合溝133は、嵌合部131より小径に形成され、キャップ止め片122の係合凹部123が係合する。キャップ止め片122の係合凹部123は、嵌合部131と係合溝133の底面との成す段差部137と内フランジ134との間で上下方向が規制される。内フランジ134は、係合凹部123の挿入側に形成されている。
底面内フラップ103b,103dを突き合わせ構成される円形の内側開口105a,105aの直径D3は、外側開口105bより大径に形成されており、更に、内フランジ134の先端と中フランジ135の先端とを合わせた直径D4より大径に形成されている。従って、底面内フラップ103b,103dの内側開口105a,105aは、内フランジ134や中フランジ135とは係合しない。キャップ121は、嵌合部131が外側開口105bに嵌合し、キャップ止め片122の係合凹部123が係合溝133に係合し嵌合部131と係合溝133の底面との成す段差部137と内フランジ134との間で上下方向が規制されることで、開口部105を閉塞した状態が保持される。
キャップ121の裏面に形成されたネック支持部136は、逆さ向きの流体容器1のネック部2の先端部が当接され、運搬時等に直接ネック部の先端部が地面等に接することを防止し、衛生状態を維持する。
図26に示すように、キャップ121は、箱100が展開された状態で取り付けられる。図25(A)に示すように、キャップ121を開口部105に装着するには、底面外フラップ103aの外面側から外フランジ132と中フランジ135とで構成される溝を挿入端として、外側開口105bに挿入し(図25(A)中矢印A方向)、次いで、外側開口105bの開口端に突き当てられた部分を回動支点として図25(A)中矢印B方向に回動し、キャップ121の嵌合部131を外側開口105bに嵌合する。この後、図26に示すように、キャップ止め片122は、箱100が展開された状態において、底面外フラップ103a,前面101a,天面外フラップ104aの内面に重ね合わされる。そして、キャップ121の係合溝133にキャップ止め片122の係合凹部123が係合される。箱100が組み立てられた後において、キャップ止め片122が引き抜かれると、係合凹部123がキャップ121の係合溝133から外れることで、キャップ121が開口部105から外れる。キャップ121には、収納物である流体容器1のネック部2によって流体容器1の重さが加わっている。従って、箱100が持ち上げられたときには、最初、箱100のみが持ち上がり、流体容器1の重さでキャップ121が開口部105から外れる。その後、収納物の流体容器1は、ネック部2の周囲が箱100の底面101fに支持され、箱100によって持ち上げられる。
なお、キャップ121は、図27(A)及び(B)に示すような構成のものであっても良い。このキャップ141は、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面に当接する外フランジ142と、外フランジ142の内面に環状に立設された複数の立ち上がり片143と、各立ち上がり片143の先端部に外側に向かって突設された内フランジと144と、立ち上がり片143の間に形成された位置決め凸部145と、環状に立設された複数の立ち上がり片143の内側にあってネック部2の先端部を支持するネック支持部146とを有する。
外フランジ142は、その直径D2がキャップ141が全体が収納部101の内部に入り込むことを防止するため、開口部105を構成する外側開口105bの直径D1より大きい直径を有し、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面に当接する。外フランジ142の内面に立設された複数の立ち上がり片143は、環状を構成し、その環状部の直径D5は、外側開口105bの直径D1より小径に形成され、立ち上がり片143によって構成された環状部が外側開口105bに挿入可能になっている。立ち上がり片143の先端部は、外側に向かって内フランジ144が形成されている。外フランジ142上には、外側開口105bに立ち上がり片143が挿入されると、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面が当接する。更に、底面外フラップ103aの上は、キャップ止め片122が延在され、係合凹部123が環状に立設された立ち上がり片143の外周部に係合される。即ち、底面外フラップ103aの外側開口105bの開口端と立ち上がり片143の係合凹部123は、外フランジ142と内フランジ144との間の係合溝148に係合されることになる。なお、外フランジ142には、各立ち上がり片143の外側の根本に内フランジ144を成形するための抜き孔147が形成されている。
立ち上がり片143の間に形成された位置決め凸部145は、外面が底面外フラップ103aの外側開口105bの開口端(内側面)に当接し、外側開口105bにおけるキャップ141の位置決めを行う。従って、位置決め凸部145の高さは、外フランジ142の厚さより低く形成されている。
キャップ141の裏面に形成されたネック支持部146は、逆さ向きの流体容器1のネック部2の先端部が当接され、運搬時等に直接ネック部2の先端部が地面等に接することを防止し、衛生状態を維持する。
このようなキャップ141においても、上述したキャップ121と同様、図26に示すように、箱100が展開された状態で取り付けられる。具体的に、キャップ141を開口部105に装着するには、底面外フラップ103aの外面側から外フランジ142と内フランジ144とで構成される溝を挿入端として、外側開口105bに挿入し、外側開口105bの開口端と係合溝148を係合させて、更に、位置決め凸部145を当接させて、外側開口105bにおいてキャップ141を位置決めする。この後、図26に示すように、キャップ止め片122は、箱100が展開された状態において、底面外フラップ103a、前面101a,天面外フラップ104aの内面に重ね合わされる。そして、キャップ121の係合溝148にキャップ止め片122の係合凹部123が係合される。箱100が組み立てられた後において、キャップ止め片122が引き抜かれると、係合凹部123がキャップ121の係合溝148から外れることで、キャップ121が開口部105から外れるようになる。キャップ141には、収納物である流体容器1のネック部2によって流体容器1の重さが加わっている。従って、箱100が持ち上げられたときには、最初、箱100のみが持ち上がり、流体容器1の重さでキャップ141が開口部105から外れる。その後、収納物の流体容器1は、ネック部2の周囲が箱100の底面101fに支持され、箱100によって持ち上げられる。
また、キャップ121は、図28(A)〜(C)に示すように構成することも出来る。このキャップ151は、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面に当接する外フランジ152と、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の内面に当接する内フランジ153と、外フランジ152と内フランジ153との間に形成される係合溝154とを有する。また、外フランジ152と内フランジ153との間には、外フランジ152側から内フランジ153側に上昇するテーパ部155が形成され、テーパ部155が形成された部分は、外フランジ152が形成されていない。このキャップ151は、収納部101の内側に位置する内フランジ153が底面外フラップ103aの外側開口105bからの収納部101の外側に抜け落ちることを防止する抜け止めとなる。また、大径の内フランジ153は、孔部156が形成され、外側開口105bからキャップ151から引き抜く紐157が取り付けられている。紐157は、キャップ止め片122に代わる部材であり、キャップ止め片122と同様、紐157は、箱100が展開された状態において、底面外フラップ103a,前面101a,天面外フラップ104aの内面に延在される。また、キャップ151には、ネック部2の先端部を支持するネック支持部158が形成されている。ネック支持部158は、内フランジ153の中央部分に構成されている。ネック支持部158は、逆さ向きの流体容器1のネック部2の先端部が当接され、運搬時等に直接ネック部2の先端部が地面等に接することを防止し、衛生状態を維持する。
このようなキャップ151においても、上述したキャップ121と同様、箱100が展開された状態で取り付けられる。具体的に、キャップ151を開口部105に装着するには、図28(C)に示すように、底面外フラップ103aの内面側から係合溝154に底面外フラップ103aの外側開口105bの開口端を係合させてから、外側開口105bを閉塞するように配置される。箱100が組み立てられた後において、外側開口105bは、紐157が引っ張られると、テーパ部155で外側開口105bの開口端を乗り上げ開放される。従って、箱100が持ち上げられたときには、最初、箱100のみが持ち上がるが、この際、流体容器1の自重で開口部105からネック部2が垂出した状態を得ることが出来る。
以上のような箱100の組立方法について説明する。ここでは、図24に示したキャップ121を用いた場合を説明する。図26に示すように、箱100が展開された状態において、底面外フラップ103aの外側開口105bには、図25に示すように、キャップ121が外フランジ132と中フランジ135とで構成される溝を挿入端として挿入され、外側開口105bの開口端を外フランジ132と中フランジ135とで構成される溝に係合させる。次いで、キャップ121の嵌合部131を外側開口105bに嵌合する。この後、図26に示すように、キャップ止め片122は、箱100が展開された状態において、底面外フラップ103a,前面101a,天面外フラップ104aの内面に重ね合わされる。そして、キャップ121の係合溝133にキャップ止め片122の係合凹部123が係合される。
キャップ121とキャップ止め片122が取り付けられると、先ず、図26に示すように、一側面101bの継ぎしろ106と背面101cとが接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合され環状とされた後、天面内フラップ104b,104dが閉じられ、天面側凹凸部111,111が係合される。次いで、キャップ止め片122の把手部125が形成された基端部は、天面内フラップ104b,104dに沿うように内側に折曲され、その上に天面外フラップ104cが閉じられ、更に、天面外フラップ104aが閉じられる。この際、図21に示すように、開閉機構112の固定部112bは、接着剤等の固定手段によって、天面外フラップ104cの基端側に固定される。
次いで、天面101e側を下にして、底面101f側から流体容器1が収納部101に収納される。即ち、流体容器1は、ネック部2を上側にして、収納部101に収納される。次いで、底面内フラップ103b,103dが閉じられ、第一底面側凹凸部108a,108bが係合される。次いで、底面外フラップ103a,103cが閉じられ、第二底面側凹凸部109a,109bが係合される。この後、粘着テープ、封緘材等で結合され、底面101fを構成する。このとき、図26に示すように、係合凹部123がキャップ121と係合したキャップ止め片122は、収納部101の底面101fから背面101cに亘る内面に延在される。この際、キャップ止め片122は、平行な折り目線124が形成されているので、収納部101の底面101fと背面101cとが成すほぼ90°のコーナ部に倣って折曲することが出来る。
即ち、この箱100は、天面101e側を下にして組立を開始し、底面101fが開放された状態で流体容器1の底面を挿入端として流体容器1が収納部102に収納される。従って、流体容器1を既存の装置を用いて収納部101に挿入することが出来る。そして、この箱100は、流体容器1が収納されて封がされると、天面101e側を下にして輸送される。すなわち、箱100は、キャップ121を上にして輸送され、輸送時の振動等によってキャップ121が破損することを防止することが出来る。
また、組み立てられた箱100は、図16、図17、図19A及び図29に示すように、底面101f側において、第一底面側凹凸部108a,108bが互いに係合され、更に、第二底面側凹凸部109a,109bが互いに係合される。また、天面101eにおいても、天面側凹凸部111,111が互いに係合される。従って、この箱100は、輸送時において様々な方向から外力が加わったとしても、互いに直交する図16及び図17中矢印D1及びD2方向の変形を防止することが出来る。なお、第一底面側凹凸部108a,108b、第二底面側凹凸部109a,109b、天面側凹凸部111,111は、互いに直交するD1方向及びD2方向に形成することが良いが、D1方向、D2方向の何れか一方に形成するようにしても良い。
箱100は、ユーザの手元においては、天面101eを上にし底面101fを下にした状態で使用するまでの間保管することが好ましい。ユーザの家庭内やオフィス内で箱100を短い距離を移動する場合には、図20及び図21に示すように、天面101eが上にされ、収納部101の底面101fを下にする、即ち、収納物である流体容器1のネック部2を下向きの状態にする。そして、例えば、玄関から収納位置まで移動する場合や収納位置からウォータサーバの容器装着部に装着する作業を行う場合には、開封機構112の離断部112eをミシン目やハーフカットに沿って引っ張り、開閉部121aと固定部121bとを離断し、開閉部112aと固定部112bとを分離する。これにより、図16及び図29に示すように、開閉部112a、即ち天面外フラップ104aを開閉出来るようになる。そして、ユーザは、把手部107,107をもって箱100を短い距離移動することが出来る。そして、一時保管するときには、再度、開閉部112aを係合部112c,112cに係合させて天面101eを一時的に閉塞することが出来る。
ユーザの手元に輸送された箱100に収納された流体容器1をウォータサーバの容器装着部に装着する際には、図20及び図21に示すように、先ず、開閉部112aが係合部112c,112cと係合した状態を解除し、天面101eを開く。次いで、箱100の底面101fのキャップ121を外すため、図30〜図32に示すように、キャップ止め片122は、ユーザが把手部125を持って引き抜くことで、係合凹部123がキャップ121と係合した状態を解除する。キャップ止め片122は、ウォータサーバに装着するとき、箱100から完全に引き抜かれる。
箱100を開封する作業場所からウォータサーバの装着場所にユーザが移動するときには、図33に示すように、天面外フラップ104a,104cの把手部107,107を持って流体容器1を箱100ごと持ち上げる。この際、図34(A)に示すように、箱100が床にあるときには、キャップ121にネック部2から流体容器1の重さが加わった状態にあり、外側開口105bを閉塞した状態にある。ユーザによって箱100が持ち上げられると、最初、図34(B)に示すように、箱100のみが持ち上がり、流体容器1の重さでキャップ121が開口部105から外れる。その後、図34(C)に示すように、収納物の流体容器1は、ネック部2の周囲が箱100の底面101fに支持され、箱100によって持ち上げられる。箱100は、ウォータサーバ160の装着部161に装着する作業を行うとき、キャップ121が外れることから、底面101fの外側開口105bからネック部2及びキャップ4が突出した状態で移動される。
箱100を短い距離移動させる際に、箱100は、天面内フラップ104a,104cの先端側の把手部107,107に手を掛ければ良いことから、容易にウォータサーバまで移動させることが出来る。即ち、天面内フラップ104a,104cが箱100の天面101eより上に引き出されることから、ユーザは、腰を屈める角度を小さくすることが出来、長身の者や力の弱い者も容易に箱100を移動させることが出来る。
ここで、給液装置となるウォータサーバについて図35を参照して説明すると、このウォータサーバ160は、上側に吐水部が設けられ、下側に、流体容器1を箱100ごと装着する装着部161が設けられている。装着部161は、サーバ本体から引き出される。この装着部161は、箱100内の流体容器1のネック部2と接続されるジョイント162aが設けられるジョイント保持部材162と、ジョイント保持部材162に対して上下する容器保持部材163とを備える。
ジョイント保持部材162は、中央部にジョイント162aが固定され、ジョイント162aに対して流体容器1を着脱する際等に滴下した水等の流体の受け皿としても機能する。容器保持部材163は、流体容器1が箱100ごと装着される部材であり、箱100のネック部2が外側開口105bより突出した底面101fとほぼ同じ大きさの装着凹部164が設けられ、この装着凹部164の中央部にジョイント162a及びネック部2が挿通される挿通孔165が設けられている。この容器保持部材163は、ジョイント保持部材162に対して上下動し、コイルバネ等の付勢部材によって、ジョイント保持部材162に対して離間する方向に付勢されている。
図35に示すように、流体容器1が未装着のとき、容器保持部材163は、ジョイント保持部材162から付勢部材によって離間、即ち上昇した状態にある。容器保持部材163の装着凹部164には、容器保持部材163が上昇した位置において、箱100のネック部2が外側開口105bより突出した底面101fが装着される。この際、箱100の底面101fは、装着凹部164の側壁によって挿入がガイドされ位置決めされる。そして、容器保持部材163は、箱100の重さによってジョイント保持部材163に近接する方向に降下する。容器保持部材163の降下に合わせて、箱100の底面101fより突出したネック部2の先端は、挿通孔165に更に進入し、ジョイント162aと接続される。これにより、ウォータサーバ160には、箱100に収納された流体容器1からに水等の流体が供給される。
なお、箱100に収納する流体容器1は、ハード容器で、ネック部2を下向きに置いたとしても、ネック部2が自重で撓まない程度の強度を有するものであっても良いし、図36に示すように、ソフト容器にして、自重でネック部2が窪むような可撓性を有するものにしても良い。ソフト容器にした場合には、逆さに置かれたとき、ネック部2が内側に凹むことで、相対的に、ネック部2の周辺が突出することになる。ネック部2の周囲の突出部5は、流体容器1が箱100内に逆さ向きに収納されたときに、底面101fと突出部5の先端面が近づくことで、流体容器1の箱100内で流体容器1を支持することが出来、箱100内の流体容器1の姿勢が一層安定する上、箱100の底面101fの中央への応力集中を分散することが出来る。
更に、以上の箱100では、底面101fに形成された開口部105をキャップ121で閉塞するようにし、閉塞状態を、キャップ121をキャップ止め片122で保持するようにしたが、ここでは、底面101fに形成された開口部105をキャップ121を用いずに、キャップ止め片122に代わる閉塞片171のみで閉塞する場合を図37を参照して説明する。
この箱170に用いられる閉塞片171は、収納部101の底面101fから背面101cに亘る内面に延在されるように長尺に形成され、先端部174で底面101fの開口部105の外側開口105bを閉塞する。この閉塞片171は、底面101fから背面101cに亘って沿うように配置されるので、収納部101の底面101fと背面101cとが成すコーナ部近傍では、ほぼ90°のコーナ部に倣って折曲するように、長手方向に対して直交する折り目線172が形成されている。閉塞片171の基端部は、収納部101の天面101eより露出し、露出する部分に、把手部173が形成されている。閉塞片171は、ユーザが把手部173を持って引き抜くことで、開口部105を開放する。把手部173が形成された閉塞片171の基端部は、天面101eにおいて、天面外フラップ104cと天面内フラップ104b,104dとの間に延在され、天面外フラップ104a,104cが開かれたときに露出し、収納部101の内部から引き出すことが出来る。
以上のような箱170は、開口部105を閉塞するのに、キャップ121を用いず、閉塞片171の先端部174を用いて閉塞するようにしたので、キャップ121を用いない分、部品点数の削減を図ることができ、製造工程の簡素化することが出来ると共に、製造コストの削減を実現することが出来る。
なお、流体容器に貯留する流体としては、水、ミネラルウォータ等の他、に、ジュース、コーヒー、紅茶、スープ等の流体であっても良い。また、箱に収納する物としては、流体容器に限定されるものではない。
1 流体容器、2 ネック部、3 注水口、4 キャップ、10 箱、11 収納部、11a 前面、11a, 前面、11b 一側面、11c 背面、11d 他側面、12 折曲線、13a〜13d フラップ、14 継ぎしろ、15 開口部、16〜19 容器支持部、16〜19 容器支持部、16a〜19a 底面、16b〜19b 内側面、16c〜19c 支持面、16d〜19d 外側面、16e〜19e 先端部、21 閉塞部、22a 底面、22b,22c 外側面、22d,22e 天面、22f,22g 内側面、22h,22i 先端部、23 折曲線、24 係合支持部、24a 支持面、25 足掛部、26,27 覆い部、27a 開口部、31 閉塞部、32a 底面、32b 前面、32c,32d 外側面、32e 背面、32f〜32i 天面(支持面)、33 折曲線、34 足掛部、35a〜35d 内側面、35e〜35h 先端部、36 係合支持部、41 閉塞部、42a 底面、42b,42c 外側面、42d,42e 天面(支持面)、42f,42g 内側面、42h,42i 先端部、43 折曲線、44 係合支持部、44a,44b 開口、45 足掛部、51 閉塞部、52 係合支持部、52a 筒状体、52b 開口部、53 基板、54 足踏み部、61 箱、62 収納部、62a 前面、62b 一側面、62c 背面、62d 他側面、63 閉塞部、64 折曲線、66a〜66d フラップ、67,68 容器支持部、67a,68a 底面、67b,67b 内側面、67c,68c 支持面、67d,68d 外側面、67e,68e 先端部、69 折曲線、71a,72a 底面部、71b,72b 第一折り返し片、1c,72c 第二折り返し片片、71d,72d 把手片、71e,72e 把手口、73 係合支持部(開口部)、74 突き合わせ部、81 箱、82 開口部、83 容器支持部、84 閉塞片、84 閉塞片、85 把手口、86 突き合わせ部、87a 凸部、87b 凹部、92 把手口、100 箱、101 収納部、101a 前面、101b 一側面、101c 背面、101d 他側面、101e 天面、101f 底面、102 折曲線、103a 底面外フラップ、103b 底面内フラップ、103c 底面外フラップ、104a 天面外フラップ、104b 天面内フラップ、104c 天面外フラップ、105 開口部、105a 内側半開口、105b 外側開口、107 把手部、107b 舌片、108a,108b 第一底面側凹凸部、109a,109b 第二底面側凹凸部、111 天面側凹凸部、112 開封機構、112a 開閉部、112b 固定部、112c 係合部、112d 被係合部、112e 離断部、112g 凹部、112h 挿入口、121 キャップ、121a 開閉部、121b 固定部、122 キャップ止め片、123 係合凹部、124 折り目線、125 把手部、131 嵌合部、132 外フランジ、133 係合溝、134 内フランジ、135 中フランジ、136 ネック支持部、137 段差部、141 キャップ、142 外フランジ、143 キャップ止め片、144 内フランジ、145 位置決め凸部、146 ネック支持部、147 抜き孔、148 係合溝、151 キャップ、152 外フランジ、153 内フランジ、154 係合溝、155 テーパ部、156 孔部、157 紐、158 ネック支持部、160 ウォータサーバ、161 装着部、162 ジョイント保持部材、162a ジョイント、163 ジョイント保持部材、164 装着凹部、165 挿通孔、170 箱、171 閉塞片、172 折り目線、173 把手部、174 先端部

Claims (9)

  1. 口部を有する収納物を収納する収納部と、
    上記収納物を上記収納部に収納した状態で上記口部を外部に臨ませ得る開口部と、
    上記開口部を、外部からの操作によって開放可能に閉塞する上記収納部と別体で構成される閉塞部とを備え、
    上記閉塞部は、足掛部を有し、
    上記開口部を下に向け、上記足掛部を介して上記閉塞部を固定した状態で、上記収納部を移動することで上記収納部と上記閉塞部とを分離し、上記開口部を開放したとき、上記開口部から上記口部が自動的に外部に臨むように構成されることを特徴とする閉塞開口部開放機構付き箱。
  2. 前記収納物は、流動体を収容する容器であることを特徴とする請求項1に記載の閉塞開口部開放機構付き箱。
  3. 前記口部は、前記容器の本体から凸設されたネック部の先端に設けられ、
    前記開口部の開放時には、該開口部から上記ネック部が自動的に外部に降出するように構成されることを特徴とする請求項2に記載の閉塞開口部開放機構付き箱。
  4. 前記閉塞部は、前記開口部を下に向けた際の前記収納部の底面又は底面側に外付けされ、該収納部の該底面より降出した前記ネック部が係合される係合支持部を有することを特徴とする請求項3に記載の箱。
  5. 前記収納部内には、前記口部の周囲を支持する容器支持部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の閉塞開口部開放機構付き箱。
  6. 前記収納部は、前記開口部を下に向けた状態で前記閉塞部上に積み上げ状態とされ、該閉塞部と連結されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の閉塞開口部開放機構付き箱。
  7. 前記収納部の底面側周囲に形成された覆い部の内側に前記閉塞部が嵌合され、前記閉塞部が該収納部の前記開口部を閉塞することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の閉塞開口部開放機構付き箱。
  8. 該閉塞部の上面側周囲に形成された覆い部の内側に、前記収納部の底面側が嵌合され、前記閉塞部が該収納部の開口部を閉塞することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の閉塞開口部開放機構付き箱。
  9. 前記閉塞部は、前記収納部内に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の閉塞開口部開放機構付き箱。
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