JP6317273B2 - 無線通信システム、端末局装置及び無線通信方法 - Google Patents
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しかしながら、この手法であっても、閾値を超えない振幅の小さな信号波を無視するため、無視した信号波の分について、干渉レプリカ信号に誤差が生じてしまい、干渉レプリカ信号の減算後に残留干渉成分が生じるという問題がある。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態による無線通信システム100を示すブロック図である。無線通信システム100は、複数の端末局装置1−1〜1〜K(Kは、同じタイミングで無線通信を行う端末局装置の個数であり、1以上の整数である)と、基地局装置2とを備える。端末局装置1−1〜1−Kと、基地局装置2とは、符号分割多元接続方式、すなわちCDMA方式により通信を行う。
ここで、チャネル推定とは、フェージング変動に起因する受信信号の位相及び振幅の変動を推定することであり、下り報知信号については、端末局装置1側で予め送信データ変調位相が既知であるため、この報知信号の受信位相及び振幅を参照位相及び振幅として各信号波のチャネル推定結果値を算出する。また、チャネル推定部16は、下り報知信号を利用して信号波の検出を行う。また、チャネル推定部16は、検出した信号波ごとの遅延時間と振幅変動量と位相変動量をチャネル推定結果値として算出して出力する。チャネル補正部17は、チャネル推定部16が出力するチャネル推定結果値に対してチャネル推定精度を高める補正を行い、周波数領域等化部12とRAKE合成部18に出力する。RAKE合成部18は、チャネル推定部16が算出し、チャネル補正部17が補正した信号波の遅延時間に基づいて、信号波ごとに逆拡散を行う。また、RAKE合成部18は、チャネル推定部16が算出した振幅変動量と位相変動量を用いて、全信号波の最大比合成を行う。復調部19は、RAKE合成部18によって最大比合成された信号に対し、誤り訂正復号化して多値復調を行うことにより基地局装置2が送信した信号を復元する。
図4は、端末局装置1のチャネル補正部17によるチャネル推定精度を高める補正処理の一例としてカルマンフィルタを用いた処理を示すフローチャートである。端末局装置1の受信側無線部15は、送受信アンテナ14を通じて拡散符号で拡散された下りの報知信号を事前に受信して周波数変換及びディジタル信号への変換を行う(ステップSa1)。ここで、次式(1)は、カルマンフィルタの状態方程式である。
これにより、基地局装置2が端末局装置1から周波数領域等化が行われた信号を受信した際、多重波によって生じる周波数領域での歪みを打ち消し、多重波伝搬環境を擬似的に1波伝搬環境とすることができる。それにより、干渉レプリカ生成部29−1〜29−K−1は、周波数領域での歪みが打ち消された状態で、干渉レプリカ信号の生成を行うことができ、その干渉レプリカ信号を受信信号から減算することができる。
チャネル補正部17による補正処理の他の例として、前回通信した際のチャネル推定結果値と現在のチャネル推定結果値をそれぞれ重み付けして平均化する補正処理がある。図7は、当該補正処理の流れを示すフローチャートである。端末局装置1の受信側無線部15は、送受信アンテナ14を通じて拡散符号で拡散された下りの報知信号を事前に受信して周波数変換及びディジタル信号への変換を行う(ステップSb1)。チャネル推定部16は、受信側無線部15がディジタル信号に変換した報知信号を利用して信号波の検出を行う。チャネル推定部16は、検出した信号波ごとの遅延時間と振幅変動量と位相変動量を算出してチャネル推定結果値としてチャネル補正部17に出力する(ステップSb2)。チャネル補正部17は、チャネル推定部16が出力する現在のチャネル推定結果値に予め定められる重み付けの値を乗算する(ステップSb3)。チャネル補正部17は、内部の記憶領域に記憶している前回のチャネル推定結果値を読み出し、読み出した前回のチャネル推定結果値に予め定められる重み付けの値を乗算する(ステップSb4)。チャネル補正部17は、重み付けした前回と今回のチャネル推定結果値の和を周波数領域等化部12とRAKE合成部18に出力する(ステップSb5)。チャネル補正部17は、重み付けした前回と今回のチャネル推定結果の和を内部の記憶領域に書き込み前回のチャネル推定結果として記憶する(ステップSb6)。
なお、上記の補正処理では、今回と前回のチャネル推定結果値との重み付け平均を用いる補正処理を示したが、前回のチャネル推定値に限られず、チャネルの時変動が小さい場合には、2〜3回前など過去のチャネル推定結果値を用いるようにしてもよい。
チャネル補正部17による補正処理の他の例として、事前にRF(Radio Frequency)回路の周波数特性を求め、当該周波数特性を用いて補正を行う補正処理がある。図8及び図9は、当該補正処理の流れを示すフローチャートである。図2の端末局装置1において、周波数特性の算出の対象となるRF回路は、受信側無線部15に備えられており、送受信アンテナ14に接続されている。図8に示すように、RF回路に対して、既知信号srf(k)を入力すると、チャネル推定部16において、出力信号rrf(k)が得られる(ステップSc1)。既知信号srf(k)と、出力信号rrf(k)との関係を式で示すと次式(2)のようになる。
図10は、第2実施形態による端末局装置1aの内部構成を示すブロック図である。図10において、第1実施形態の端末局装置1と同一の構成については同一の符号を付し、以下、第1実施形態と異なる構成について説明する。第2実施形態による端末局装置1aは、判定部17−1、レプリカ生成部17−2、減算器17−3を有するチャネル補正部17aを備える。判定部17−1は、チャネル推定部16が検出した信号波から、予め定められる閾値以上の振幅を有する信号波が存在するか否かを判定する。また、判定部17−1は、閾値以上の振幅を有する信号波が存在する場合、減算器17−3が既に減算した信号波の遅延時間と一致しない遅延時間の信号波であって、最も振幅の大きな信号波を判定し、当該信号波のチャネル推定結果値をレプリカ生成部17−2に出力する。レプリカ生成部17−2は、判定部17−1が出力するチャネル推定結果値に基づいてレプリカ信号を生成し減算器17−3に出力する。減算器17−3は、受信側無線部15が出力する信号からレプリカ生成部17−2が生成したレプリカ信号を減算してチャネル推定部16に出力する。
また、図11のフローチャートにおいて、ステップSe6において、次に振幅の高い信号波が存在しない場合には、そこで補正処理を終了することになる。
10 変調部
11 拡散部
12 周波数領域等化部
13 送信側無線部
14 送受信アンテナ
15 受信側無線部
16 チャネル推定部
17 チャネル補正部
18 RAKE合成部
19 復調部
Claims (7)
- 拡散符号を用いる符号分割多元接続方式により無線通信を行う基地局装置と複数の端末局装置とを備える無線通信システムであって、
前記基地局装置は、
受信信号のチャネル推定結果値と、前記受信信号を復調して得られる前記端末局装置の復調情報とに基づいて干渉レプリカ信号を生成し、生成した前記干渉レプリカ信号を減算した前記受信信号から他の前記端末局装置の復調を行う干渉キャンセラ部を備え、
前記端末局装置は、
前記基地局装置が送信する報知信号であって、前記端末局装置から前記基地局装置に送信される信号に適用する前記拡散符号よりも自己相関特性の直交性が高い前記拡散符号が適用された報知信号を受信する受信側無線部と、
前記受信側無線部が受信する前記報知信号に基づいて、信号波の検出と前記信号波ごとのチャネル推定結果値を算出するチャネル推定部と、
前記チャネル推定部が算出した前記チャネル推定結果値に対してチャネル推定精度を高める補正を行うチャネル補正部と、
前記チャネル補正部が補正した前記チャネル推定結果値に基づいて、前記基地局装置に送信する送信信号に対して周波数領域等化を行う周波数領域等化部と、
を備えることを特徴とする無線通信システム。 - 前記チャネル補正部は、
前記チャネル推定部が算出した前記チャネル推定結果値を初期値として、カルマンフィルタに基づき、チャネルの時変動分を補正したチャネル推定結果値を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 前記チャネル補正部は、
現在と過去のチャネル推定結果値を重み付け平均化して前記チャネル推定結果値の補正を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。 - 前記チャネル補正部は、
前記受信側無線部が有するRF回路の周波数特性に基づいて、前記チャネル推定結果値に対して補正を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 前記チャネル補正部は、
前記チャネル推定部と、前記周波数領域等化部とに接続される判定部と、
前記判定部に接続されるレプリカ生成部と、
前記レプリカ生成部に接続され、前記受信側無線部と前記チャネル推定部との間に接続される減算器とを備え、
前記判定部は、
前記チャネル推定部が検出した全信号波の振幅と、予め定められる閾値とに基づいて、
前記減算器によって減算された信号波の遅延時間と一致しない遅延時間の信号波の中で最も振幅の高い信号波を判定して選択し、
前記レプリカ生成部は、
前記判定部が選択した前記信号波のレプリカ信号を生成し、
前記減算器は、
前記受信側無線部が出力する前記受信信号から前記レプリカ信号を減算して前記チャネル推定部に出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 拡散符号を用いる符号分割多元接続方式により基地局装置と無線通信を行う端末局装置であって、
前記基地局装置が送信する報知信号であって、前記端末局装置から前記基地局装置に送信される信号に適用する前記拡散符号よりも自己相関特性の直交性が高い前記拡散符号が適用された報知信号を受信する受信側無線部と、
前記受信側無線部が受信する前記報知信号に基づいて、信号波の検出と前記信号波ごとのチャネル推定結果値を算出するチャネル推定部と、
前記チャネル推定部が算出した前記チャネル推定結果値に対してチャネル推定精度を高める補正を行うチャネル補正部と、
前記チャネル補正部が補正した前記チャネル推定結果値に基づいて、前記基地局装置に送信する送信信号に対して周波数領域等化を行う周波数領域等化部と、
を備えることを特徴とする端末局装置。 - 拡散符号を用いる符号分割多元接続方式により無線通信を行う基地局装置と複数の端末局装置とによって行われる無線通信方法であって、
前記端末局装置が、
前記基地局装置が送信する報知信号であって、前記端末局装置から前記基地局装置に送信される信号に適用する前記拡散符号よりも自己相関特性の直交性が高い前記拡散符号が適用された報知信号を受信し、
受信した前記報知信号に基づいて、信号波の検出と前記信号波ごとのチャネル推定結果値を算出し、
算出した前記チャネル推定結果値に対してチャネル推定精度を高める補正を行い、
補正した前記チャネル推定結果値に基づいて、前記基地局装置に送信する送信信号に対して周波数領域等化を行い、
前記基地局装置が、
受信信号のチャネル推定結果値と、前記受信信号を復調して得られる前記端末局装置の復調情報とに基づいて干渉レプリカ信号を生成し、生成した前記干渉レプリカ信号を減算した前記受信信号から他の前記端末局装置の復調を行う
ことを特徴とする無線通信方法。
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