JP6314339B2 - 眼鏡型表示装置 - Google Patents

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本発明は、ユーザの眼の周辺に装着可能な眼鏡型表示装置に関する。
従来、この種の眼鏡型表示装置としては、例えば下記の特許文献1に記載のヘッドマウントディスプレー装置(以下、HMD装置という)がある。このHMD装置は、まず、画像表示手段と、画像表示手段に表示された像をユーザの眼に導く観察用光学手段と、外界からの像を観察用光学手段の光路中に導入し、外界からの像を画像表示手段に表示された像に重ねて観察することを可能にするための光路合成手段と、ユーザの観察範囲内での注視点を検出して、注視点検出信号を出力する注視点検出手段と、を備えている。HMD装置はさらに、上記四手段を収納すると共に、ユーザの眼の周囲に固定可能に構成されたハウジングと、を有する表示部と、注視点検出信号に基づいて画像表示手段を制御する制御部と、を備えている。
特開平09−211376号公報
以上の通り、従来の眼鏡型表示装置では、画像表示手段に表示された像(つまり、投射装置からの所定の情報を表す像)に、外界からの像(つまり、ユーザ前方の景色を表す像)が重畳され、合成像としてユーザに提供される。しかし、ユーザの顔の形状および/または眼鏡型表示装置の装着の仕方により、各種パラメータが設計値と異なる場合がある。その結果、所定の情報がユーザ前方の景色の適切な位置に重畳されないことがあった。
それゆえに、本発明の目的は、ユーザの前方景色においてより適切な位置に所定の情報を重畳可能な眼鏡型表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一局面は、眼鏡型表示装置に向けられており、ユーザの顔に装着可能に構成されたフレームと、前記ユーザ前方を撮影可能に前記フレームに設けられた第一撮影装置と、所定の情報を表す第一光束を投射可能に前記フレームに設けられた投射装置と、装着時に前記ユーザの眼前に配置可能に前記フレームに設けられた接眼光学系であって、前記投射装置からの第一光束と、前記ユーザ前方の景色を表す第二光束とが入射されると、前記景色上に前記所定の情報が重畳された第三光束を前記ユーザの眼に向けて出射可能に構成された接眼光学系と、前記ユーザの眼と前記第一撮影装置との間の距離を第一距離として導出し、導出した第一距離に基づき、前記景色上における前記所定の情報が重畳される位置を調整する制御回路と、を備えている。
上記局面によれば、ユーザの前方景色においてより適切な位置に所定の情報を重畳可能となる。
本発明の第一実施形態に係る眼鏡型表示装置を示す外観斜視図である。 図1の眼鏡型表示装置の機能ブロック図である。 図1の接眼光学系および投射装置の縦断面図である。 図2の制御回路の処理であって、個人差を考慮しない場合の処理の手順を示すフロー図である。 図4の処理で求められる所定の情報の表示位置を示す模式図である。 図2の制御回路の処理であって、第一距離(測定値)を求める処理の手順を示すフロー図である。 図6の処理の内容を示す模式図である。 図2の制御回路の処理であって、個人差を考慮した場合の処理の手順を示すフロー図である。 図8の処理で求められる所定の情報の表示位置を示す模式図である。 第一目印および第二目印の表示手法の第二変形例を示す図である。 第三変形例に係る眼鏡型表示装置を示す外観斜視図である。 図11の眼鏡型表示装置の機能ブロック図である。 図12の制御回路の処理であって、第一距離(測定値)を求める処理の手順を示すフロー図である。 図13の処理の内容を示す模式図である。 第四変形例に係る第一目印および第二目印を示す第一模式図である。 第四変形例に係る第一目印および第二目印を示す第二模式図である。 第二実施形態に係る眼鏡型表示装置の第一距離(測定値)および第三距離(測定値)を求めるためのフロー図である。 図17において第三距離を求める処理の内容を示す模式図である。 第二実施形態に係る制御回路の処理であって、個人差を考慮した場合の処理の手順を示すフロー図である。 図19の処理で求められる所定の情報の表示位置を示す模式図である。
《カメラ座標系について》
本発明の各実施形態に係る眼鏡型表示装置1aの説明に先立ち、いくつかの図面に示されるX軸、Y軸、Z軸を定義する。X軸、Y軸およびZ軸は互いに直交する。Y軸は、標準ユーザが本眼鏡型表示装置1aを装着した状態で真正面を視た時の視線方向(つまり、前後方向)である。ここで、標準ユーザは、本眼鏡型表示装置1aを設計するために設定された仮想的なモデルである。X軸,Z軸は、同状態で真正面を視た時の左右方向(つまり、横方向)および上下方向を示す。
《第一実施形態》
図1および図2を参照して、眼鏡型表示装置1aの大略的な構成を説明する。眼鏡型表示装置1aは、フレーム2と、接眼光学系3と、投射装置4と、透明部材5と、第一および第二カメラ61,62と、操作器7と、を備えている。
フレーム2は、眼鏡型表示装置1aをユーザの眼の周辺に装着可能にする部材である。ここで、以下の説明では、眼鏡型表示装置1aをユーザが眼の周辺に装着した時のことを、単に、装着時と略記する。また、フレーム2は、例えば、右側および左側のテンプル21R,21Lと、右側および左側の蝶番22R,22Lと、ブリッジ23と、右側および左側の鼻パッド24R,24Lと、を備えている。
接眼光学系3は、一般的な眼鏡の右側レンズと類似した形状を有し、蝶番22Rの左端とブリッジ23の右端との間に固定される。また、接眼光学系3は、装着時に右眼前方に位置決めされる。この接眼光学系3は、前方の景色をユーザが視認可能にすべく、前方からの光束(つまり、ユーザの前方の景色を表す第二光束)を透過可能に構成される。
投射装置4は、ユーザの前方視界を遮らないように、接眼光学系3の周縁に固定的に取り付けられる。図示した例では、投射装置4の取付位置は、接眼光学系3の上側の周縁である。しかし、取付位置は、上下左右のいずれの周縁でも構わない。かかる投射装置4は、接眼光学系3に対し、所定の情報を表す第一光束を投射する。ここで、所定の情報とは、典型的には、第一カメラ61から得られる第一画像信号から得られる対象物α(図5等を参照)であったり、操作器7に備わる制御回路72により生成された文字情報であったりする。
ここで、図3は、図1の仮想線I−I’に沿う接眼光学系3および投射装置4の縦断面をX軸方向から見た時の縦断面図である。ここで、この縦断面は、YZ平面に概ね平行であるとする。以下、図1〜図3を参照して、投射装置4、接眼光学系3の順番でそれぞれの構成を詳説する。
投射装置4は、光源41と、集光レンズ42と、透過型表示パネル43と、を、筐体44内に備えている。光源41は、例えばLED(Light Emitting Diode)等であり、典型的には白色光を出射する。ここで、図3には破線にて光路が仮想的に示されている。集光レンズ42は、コンデンサレンズ等を含んでおり、光源41の出射光を集光し、概ね平行な光(以下、平行光という)にして出射する。透過型表示パネル43は、例えば、空間光変調素子LCDであって、集光レンズ42からの平行光が入射されると共に、上記所定の情報を制御回路72から受信する。透過型表示パネル43は、入射光を受信情報で変調して所定の情報を表す第一光束を生成し、接眼光学系3の上端面P1に向けて出射する。
接眼光学系3は、透明部材31と、透明部材31と一体的に形成されたプリズム32およびホログラフィック光学素子(以下、HOEという場合がある)33と、を備えている。
プリズム32は、例えばガラスまたは樹脂のような透明材料で作製され、例えばY軸方向に向かい合う前面P2および背面P3を有する。ここで、前面P2,背面P3はZX平面に概ね平行でY軸と直交するよう設計される。また、プリズム32は、接眼光学系3の上端面P1から下方向に延在している。この上端面P1から、透過型表示パネル43から出射された第一光束が、プリズム32の内部に入射される。入射光束は、前面P2および背面P3で全反射を繰り返してプリズム32の内部を下方に伝搬され、HOE33に向けて案内される。
HOE33は、薄い板状の基板上に形成されており、装着時に右眼前方に基板面が斜めに位置するように、プリズム32と透明部材31との間に設けられている。また、HOE33は、基板面に対して非平行な二種類の干渉縞からなるパターンを有する。
HOE33には、プリズム32内を伝搬してきた第一光束が入射される。HOE33は、上記干渉縞パターンの回折作用によって、入射光束を右眼に向けて回折し反射する。これによって、接眼光学系3は、ユーザに所定の情報を仮想的に表示することが可能となる。
また、上記の通り、接眼光学系3は、前方景色を表す第二光束を透過可能に構成される。より具体的には、HOE33には、入射光束がHOE33で屈折しないように補正プリズム(図示せず)が接合されている。したがって、HOE33は、第二光束に対しては単なる平板ガラスとして働き、これによって、ユーザは前方景色を視認可能となる。
以上から明らかなように、ユーザは、接眼光学系3を介して、第二光束が表す前方景色に第一景色が表す所定の情報を合成した映像を右眼で視認することになる。
ここで、再度、図1を参照する。透明部材5は、一般的な眼鏡の左側レンズに類似した形状を有しており、左側の蝶番22Lの右端とブリッジ23の左端との間に固定されている。この透明部材5は、ユーザの前方視界を確保にすべく、前方からの光束を透過可能に構成されている。
第一カメラ61は、右側のテンプル21Rの右側面上に固定的に取り付けられている。ここで、第一カメラ61は、自身の光軸61aがY軸と略平行となるように、かつ、かつ標準ユーザの視点位置と同じY軸方向位置で撮像を行うように取り付けられる。第一カメラ61は、自身の視野内の景色を表す画像を所定のフレームレートで撮影して、第一映像信号として操作器7に送信する。
第二カメラ62は、右側の蝶番22Rの上面に固定的に取り付けられている。ここで、装着時に第二カメラ62が右眼を撮影可能となるように、第二カメラ62の光軸61aは右眼の方向を向くように設計される。以上の第二カメラ62は、必要に応じて、右眼の画像を所定のフレームレートで撮影して、第二映像信号として操作器7に送信する。
ここで、図1に加え図2を参照する。操作器7は、筐体に、ユーザによりマニュアル操作されるHMI(より具体的には、電源スイッチおよび操作ボタン等)71を備えている。また、操作器7は、筐体内に、制御回路72を備えている。この制御回路72は、少なくとも、通信インターフェース(図示は通信IF)73と、CPU74と、EEPROM75と、RAM76と、を備えている。
通信IF73は、第一カメラ61、第二カメラ62およびHMI71からの各種情報を受信してCPU74に転送する。それに加えて、通信IF73は、CPU74からの各種情報を投射装置4に送信する。
CPU74は、RAM76を作業領域として使いつつ、EEPROM75に予め格納されたプログラムに従って動作する。
ところで、「発明が解決しようとする課題」の欄における説明からも明らかな通り、個人差により装着時の右眼と接眼光学系3の間の距離が設計値と異なる場合、所定の情報が接眼光学系3における適切な位置に表示されない場合がある。
《個人差を考慮しない場合》
以下、個人差を考慮しない場合の制御回路72の動作について、図4のフロー図を参照して説明する。この場合、ユーザの視点は本眼鏡型表示装置1aに対し設計通りの位置にある。つまり、ユーザ視点は標準ユーザの視点と同じ位置にある。ここで、説明の便宜のため、図5に示すように、装着時の標準ユーザの視点位置を既知のCとする。また、位置Cを通りかつ接眼光学系3の背面P3と略平行な面と、第一カメラ61の光軸61aとの交点の位置をAとする。また、対象物αの位置をBとする。また、本眼鏡型表示装置1aの各部から視点への距離を下記の通り例示する。
交点Aから視点CへのX軸方向距離(設計値)d(第一距離の一例):50mm
背面P3と視点Cとの間の距離(設計値)l:20mm
まず、CPU74は、接眼光学系3に表示すべき対象物α(図5を参照)を検出する(図4:S01)。具体的には、CPU74は、第二カメラ62の第二映像信号を1フレーム分取得すると共に、第一カメラ61の第一映像信号を1フレーム分取得する。次に、CPU74は、周知の視線検出手法により、取得した第二映像信号(より具体的は、1フレーム)から視線ベクトルを検出する。次に、CPU74は、周知の注視点検出手法により、取得した第一映像信号が表す景色(つまり、画像)と、検出した視線ベクトルとが交差する注視点を特定する。次に、CPU74は、第一映像信号が表す景色において、特定した注視点に映っている対象物(つまり、被写体)αを特定すると共に、注視点の位置を対象物αの位置Bとして特定する。
ここで、図5において、点Cを通りかつ線分ABと平行な直線と、接眼光学系3の背面P3との交点をDとし、線分CBと背面P3との交点をEとする。△ABCと△CDEにおいて、平行線に対する錯角の関係から、∠CDE=∠BACの関係と、∠ACB=∠DECの関係が成り立つ。ここで、第一カメラ61を基準とする対象物αの方位と、視点Cを基準とする点Dの方位とは実質的に同じである。対象物αが非常に遠くにある場合には、第一映像信号から抽出した対象物αを接眼光学系3の位置Dに表示しても、ユーザは違和を感じない。しかし、対象物αが相対的に近くにある場合には、ユーザが視認する対象物αは位置Dの方向には存在しないため、図5上段に示すように、第一映像信号から抽出した対象物αを位置Dに表示すると、ユーザは違和を感じる。
かかる違和は、第一カメラ61の位置とユーザの視点位置との視差に起因する。この視差を補正するために、CPU74は、第一映像信号から抽出した対象物αを点Eに表示するよう決定する。この点Eを表示位置とすると、図5下段に示すように、ユーザを基準とする実際の対象物αの方位と、ユーザを基準とする表示位置Eの方位とが一致するため、ユーザの違和感を低減できる。
点Eの位置を求めるために、CPU74は、S01で検出した対象物αから線分ACまでの光軸方向距離L(第二距離の一例)を検出し(図4:S02)、その後、L>Lrefを満たすか否かを判断する(図4:S03)。このLrefは、対象物αが遠くにあるか否かを評価するための基準値である。
S03でYesと判断した場合、CPU74は交点Dの位置を求めて、第一映像信号から特定した対象物αの表示位置と決定する(図4:S04)。
それに対し、S03でNoと判断した場合、CPU74は、交点Eの位置を求めて、求めた位置を、第一映像信号から抽出した対象物αの表示位置と決定する(図4:S05)。より具体的には、交点Dと交点Eとの間の距離を視差aとすると、aは次式(1)より算出される。
a=l×d/L …(1)
CPU74はさらに、S04と同様に交点Dの位置を求めた後、X軸正方向側に視差aだけ平行移動させて、点Eの位置を求める。ここで、本実施形態では、d=50mmで、l=20mmである。また、S02で得られたLがL=400mmとすると、aは、2.5mmとなる。
S04またはS05の実行後、CPU74は、下記の表示制御を実行する(図4:S06)。具体的には、CPU74は、第一映像信号から抽出した対象物αを、S04またはS05で決定した位置Dまたは位置Eに表示可能な画像情報を、所定の情報の一例として生成する。CPU74は、生成した所定の情報を、投射装置4の透過型表示パネルに通信IF73を介して送信する。投射装置4では上記のような処理を実行する。その結果、接眼光学系3は、第二光束に第一光束を合成した第三光束を眼に向けて出射する。これにより、ユーザは、接眼光学系3を介して、前方景色に所定の情報を合成した画像を視認する。
《個人差を考慮する場合》
次に、個人差を考慮する場合の制御回路72の動作について説明する。この場合、視点は設計通りの位置にないため、上述の視差aを適用することは好ましくない。よって、制御回路72は、所定のタイミング(例えば、ユーザが装着した時やユーザがHMI71に対し所定の操作をした場合)で、図6のフロー図の手順に従って、第一距離d’を求める。
まず、CPU74は、図7上段に示すように、背面P3上の第一位置Fに第一目印β1を表示可能な第一画像信号を生成して、通信IF73を介して投射装置4に送信する。投射装置4は、第一画像信号を受信すると、背面P3上の第一位置Fに第一目印β1を表示する。つまり、投射装置4は、第一位置Fに第一目印β1を表した第四光束をユーザに出射し、これによって、注視することをユーザに促す。ユーザが注視した状態で、CPU74は、第二カメラ62の第二映像信号を1フレーム分取得し、その後、周知の視線検出手法により、取得した第二映像信号(より具体的は、1フレーム)から、ユーザの現在の視点と第一目印β1とを結ぶ第一視線ベクトルを検出する(図6:S11)。
次に、接眼光学系3は、上記と同様に、CPU74の制御下で、図7中段に示すように、第二位置Gに第二目印γ1を表した第四光束をユーザに出射し、これによって、第二目印γ1を注視するようユーザに促す。ここで、第二位置Gは、好ましくは、第一位置FからX軸方向に平行移動した位置である。ユーザが注視した状態で、CPU74は、第二カメラ62の第二映像信号から、ユーザの現在の視点から第二目印γ1に向かう第二視線ベクトルを検出する(図6:S12)。ここで、第一視線ベクトルおよび第二視線ベクトルの方向の基準は適宜適切に選択されれば構わない。本実施形態では、第一視線ベクトルおよび第二視線ベクトルの方向の基準は線分FGとする。
次に、CPU74は、S11およびS12で求めた二つの視線ベクトルの交点Hの位置を求め、その後、図7下段に示すように、求めた交点Hの位置から第一カメラ61の光軸61aまでの距離を第一距離(測定値)d’として求める(図6:S13)。ここで、交点Hは、ユーザが真正面を視た時の視点位置と実質的に均等である。また、第一距離d’は、交点Hから光軸61aに下した垂線における、交点Hからこの垂線の足までの距離である。
CPU74は、S13で求めた第一距離d’をEEPROM75に格納し(図6:S14)、図6の処理を終了する。
図6の終了後、CPU74は、図8のフロー図の手順に従って、所定の情報を接眼光学系3に表示する。以下、図8の処理手順を詳細に説明する。この場合、視点位置は、図9に示すように交点Hにあり、交点Hから交点Aまでの第一距離d’は上述から明らかなようにEEPROM75に格納されている。また、後述の対象物αの位置を、便宜上、上述同様にBとする。また、本眼鏡型表示装置1aの各部に対する視点への距離を下記の通り例示する。
交点Aから交点HへのX軸方向距離(測定値)d’(第一距離):60mm
背面P3と交点Hとの間の第三距離(測定値)l:20mm
まず、CPU74は、図4のS01〜S03と同様の処理を行う(図8:S21〜S23)。
S23でYesと判断した場合、CPU74は、図4のS04と同様の処理を行って、対象物αの表示位置Dを決定する(図8:S24)。
S23でNoと判断した場合、CPU74は、EEPROM75に第一距離(測定値)d’が格納されているか否かを確認する(図8:S25)。
S25でNoと判断した場合、CPU74は、図4のS04と同様にして、表示位置Dを決定する(図8:S26)。
S25でYesと判断した場合、CPU74は、S27を実行する。S27において、CPU74は、まず、EEPROM75から第一距離(測定値)d’を読み出して、上式(1)中のdをd’に書き換えて、次式(2)に変更する。
a’=l×d’/L …(2)
CPU74はさらに、上式(2)にl,d’およびLを代入して個人差を考慮した視差a’を近似的に求める。
CPU74はさらに、点Dの位置を求め、求めた点Dの位置からX軸正方向側に視差a’だけ平行移動させて、点E’の位置を求める(図8:S27)。ここで、本実施形態では、d’=60mmで、l=20mmである。また、S22で得られたLを400mmとすると、a’は、3.00mmとなる。
S24,S26またはS27の実行後、CPU74は、下記の表示制御を実行する(図8:S28)。具体的には、CPU74は、第一映像信号から抽出した対象物αを、S24,S26またはS27で決定した点Dまたは点E’の位置に表示可能な画像情報を、所定の情報の一例として生成する。CPU74は、生成した所定の情報を、投射装置4に通信IF73を介して送信する。投射装置4では上記のような処理を実行する。その結果、接眼光学系3は、第二光束に第一光束を合成した第三光束を眼に向けて出射する。これにより、ユーザは、接眼光学系3を介して、前方景色に所定の情報を合成した画像を視認する。ここで、いずれの場合においても、所定の情報は、前方景色における対象物の殆ど同じ位置か近接して表示される。
《効果》
以上説明した通り、本眼鏡型表示装置1aによれば、個人差によりユーザの視点位置が設計値からX軸方向にずれたとしても、図6の処理により、第一距離(測定値)d’が算出される。そして、図8の処理により、第一距離(測定値)d’を用いて視差a’が算出される。これにより、ユーザ個々の視点位置に対応して所定の情報の表示位置をより好ましいものとすることができる。
また、本眼鏡型表示装置1aによれば、第一カメラ61の光軸61aは、標準ユーザが真正面を視た時の視線方向と略平行となっている。これによって、光軸61aと視線とのずれに起因する誤差を抑えて、より正しい位置に所定の情報を表示させることが可能となる。
また、本眼鏡型表示装置1aによれば、図6の処理を実行することにより、ユーザの現在の視点と第一カメラ61との間の第一距離d’を測定することが可能となる。
《第一変形例》
なお、接眼光学系3は、時間軸上で、第一位置への第一目印β1の表示と、第二位置への第二目印γ1の表示との間に、第三位置に第三目印を表示させても構わない。ここで、第三位置は、位置的に、第一位置および第二位置の間であることが好ましい。これにより、目印はあたかも第一位置から第三位置を経由して第二位置に移動するように視認される。このようにして、制御回路72は、第一位置から第二位置へのユーザの視線移動を促すことが可能となるため、より正確に第一距離d’を検出することが可能となる。
《第二変形例》
また、上記実施形態では、第一目印および第二目印は単に接眼光学系3に表示されるとして説明した。しかし、第一目印および第二目印は、より目立つように、図10に例示するように、時間軸上で点灯・消灯を繰り返しても構わない。また、ある点灯時と別の点灯時に、第一目印および第二目印は輝度を変えて表示されても構わない。以上のような表示制御により、ユーザへの注視をより効果的に促すことが可能となる。
《第三変形例》
次に、第三変形例に係る眼鏡型表示装置1bについて、図11および図12を参照して説明する。図11,図12において、眼鏡型表示装置1bは、図1,図2に示す眼鏡型表示装置1aと比較すると、構成面では、操作検出部81をさらに備える点で異なり、処理面では、第一距離d’を求める処理の一部が異なる点で異なる。それ以外に、両眼鏡型表示装置1a,1bの間に相違点は無い。それゆえ、図11,図12において、図1,図2の構成に相当するものには同一参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
操作検出部81は、例えば、ユーザによる所定の動作を検出するセンサであって、いわゆるタッチスクリーンまたは近接センサにより実現される。かかる操作検出部81は、本変形例の説明では、第一カメラ61の周面上に取り付けられる。ユーザが操作検出部81に指を近接させたり、操作検出部81を指で触れたりすると、操作検出部81は、ユーザが所定の動作を行ったことを示す信号を制御回路72に送信する。
次に、図13のフロー図を参照して、眼鏡型表示装置1bによる第一距離d’を求める際の動作について説明する。
図13において、接眼光学系3は、CPU74の制御下で、図14上段に示すように、前述の第一位置F周辺に第一目印β2を表した第四光束をユーザに出射し、これによって、第一目印β2を注視するよう促す。第一目印β2は、ユーザの視線がさほど移動しない範囲内(第一位置Fの周辺)で移動するよう表示される。ここで、第一目印β2の一部が移動しても良いし、その全てが移動しても構わない。
ユーザは、第一目印β2を注視すると、操作検出部81に対し所定の動作を行う。これに応答して、操作検出部81は、検出信号を制御回路72に送信する。その後、CPU74は、ユーザが注視した状態で、周知の視線検出手法により、第二カメラ62の第二映像信号から、ユーザ視点から第一目印β2に向かう第一視線ベクトルを検出する(図13:S31)。
次に、接眼光学系3は、CPU74の制御下で、図14下段に示すように、前述の第二位置G周辺に第二目印γ2を表した第四光束をユーザに出射し、これによって、第二目印γ2を注視するようユーザに促す。ユーザが注視した状態で、CPU74は、第二カメラ62の第二映像信号から、ユーザの現在の視点から第二目印γ2に向かう第二視線ベクトルを検出する(図13:S32)。
以降、CPU74は、図6のS13,S14と同様にして第一距離d’を測定し、EEPROM75に格納する(図13:S33,S34)。
以上説明したように、本変形例によれば、眼鏡型表示装置1bが操作検出部81を備え、制御回路72が操作検出部81の検出信号を受信してから、第一視線および第二視線を検出することで、より正確な第一視線および第二視線を検出することが可能となる。
《第四変形例》
なお、上記第三変形例では、第一目印β2および第二目印γ2は背面P3上で移動するとして説明した。しかし、これに限らず、図15に示すように、第一目印β2および第二目印γ2の色を時間経過により変化させても構わない。より具体的には、色は連続的または非連続的に変化させられる。また、他にも、図16に示すように、第一目印β2および第二目印γ2の形状を時間経過により変化させても構わない。さらに他にも、第一目印β2および第二目印γ2のそれぞれについて濃度または輝度を変化させても構わない。以上のような表示制御により、ユーザへの注視をより効果的に促すことが可能となる。
《付記1》
以上の説明では、所定の情報は、第一カメラ61から得られる第一画像信号から得られる対象物αであるとして説明した。しかし、これに限らず、所定の情報は、前述の通り、制御回路72により生成された文字情報(詳細は後述)であっても構わない。ここで、文字情報の生成手法に関しては、例えば特開2006−309314号公報に詳しく記載されているため、ここでは、これ以上の説明を控える。
《付記2》
また、以上の説明では、第一目印および第二目印に関し、複数の表示制御について説明した。第一目印および第二目印の表示制御に関しては、上記複数の表示制御のうち、少なくとも二種類以上を組み合わせても構わない。
《付記3》
また、図6および図13の処理において、制御回路72は、検出した第一視線ベクトルおよび第二視線ベクトルが一定時間以上、第一目印および第二目印の方向に留まっているか否かを判断し、留まっていると判断した場合に、検出した第一視線ベクトルおよび第二視線ベクトルを第一距離d’の算出に用いるものと確定するようにしても構わない。これにより、さらに正確に第一距離d’を求めることが可能となる。
《付記4》
以上の説明では、HMI71および制御回路72は、投射装置4と有線により接続された操作器7に備わるとして説明した。しかし、これに限らず、HMI71および制御回路72は投射装置4に備わっていても構わない。
《付記5》
以上の説明では、接眼光学系3は、HOE33を備えるとして説明した。しかし、これに限らず、接眼光学系3は、HOE33に代えてハーフミラーにより、HOE33と同等の機能を実現しても構わない。
《第二実施形態》
次に、第二実施形態に係る眼鏡型表示装置1cについて、図17〜図20を参照して説明する。まず、本眼鏡型表示装置1cは、前述の眼鏡型表示装置1aと比較すると、構成面で相違点は無く、第一距離d’に加え、ユーザ視点から背面P3へのY軸方向距離である第三距離l’を考慮した視差a”を算出する点で相違する。それ以外に相違点は無いので、以下の説明では、図1〜図3を援用する。
《個人差を考慮しない場合》
本眼鏡型表示装置1cは、個人差を考慮しない場合、前述の眼鏡型表示装置1aと同様の処理を行うため、その説明を控える。
《個人差を考慮する場合》
次に、個人差を考慮する場合の制御回路72の動作について説明する。この場合、視点は設計通りの位置にないため、前述の視差aを適用することは好ましくない。よって、制御回路72は、所定のタイミング(例えば、ユーザが装着した時やユーザがHMI71に対し所定の操作をした場合)で、図17のフロー図の手順に従って、第一距離d’に加え、第三距離l’を求める。
まず、眼鏡型表示装置1cでは、図6のS11〜S13と同様にして、第一距離(測定値)d’求める(図17:S41〜S43)。その後、図18に示すように、求めた交点Hの位置から背面P3までの距離を第三距離(測定値)l’として求める(図17:S44)。ここで、第三距離l’は、交点Hから平面P3に下した垂線における、交点Hからこの垂線の足までの距離である。
CPU74は、S43で求めた第一距離d’およびS44で求めた第三距離l’をEEPROM75に格納し(図6:S45)、図17の処理を終了する。
図17の終了後、CPU74は、図19のフロー図の手順に従って、所定の情報を接眼光学系3に表示する。以下、図19の処理手順を詳細に説明する。ここで、視点位置は、図20に示すように交点Hにある。また、上述から明らかなように、交点Hから交点Aまでの第一距離d’と、交点Hから背面P3までの第三距離l’とはEEPROM75に格納されている。また、後述の対象物αの位置を、便宜上、上述同様にBとする。また、本眼鏡型表示装置1cの各部に対する視点への距離を下記の通り例示する。
交点Aから交点Hへの第一距離(測定値)d’:60mm
背面P3と交点Hとの間の第三距離(測定値)l’:26mm
まず、CPU74は、図4のS01〜S03と同様の処理を行う(図19:S51〜S53)。
S53でYesと判断した場合、CPU74は、図4のS04と同様の処理を行って、対象物αの表示位置Dを決定する(図19:S54)。
S53でNoと判断した場合、CPU74は、EEPROM75に第一距離(測定値)d’および第三距離(測定値)l’が格納されているか否かを確認する(図19:S55)。
S55でNoと判断した場合、CPU74は、図4のS04と同様にして、表示位置Dを決定する(図19:S56)。
S55でYesと判断した場合、CPU74は、S57を実行する。S57において、CPU74は、まず、EEPROM75から第一距離(測定値)d’および第三距離(測定値)l’を読み出して、上式(1)中のdをd’に、lをl’に書き換えて、次式(3)に変更する。
a”=l’×d’/L …(3)
CPU74はさらに、上式(3)にl’,d’およびLを代入して個人差を考慮した視差a”を近似的に求める。
CPU74はさらに、点Dの位置を求め、求めた点Dの位置からX軸正方向側に視差a”だけ平行移動させて、点E”の位置を求める(図19:S57)。ここで、本実施形態では、d’=60mmで、l’=26mmである。また、S52で得られたLを400mmとすると、a”は、3.9mmとなる。
S54,S56またはS57の実行後、CPU74は、図8のS28と同様の表示制御を実行する(図19:S58)。
《効果》
以上説明した通り、本眼鏡型表示装置1cによれば、個人差によりユーザの視点位置が設計値からX軸方向およびY軸方向の両方向にずれたとしても、図17の処理により、第一距離(測定値)d’および第三距離(測定値)l’が算出される。そして、図19の処理により、第一距離(測定値)d’および第三距離(測定値)l’を用いて視差a”が算出される。この視差a”に基づき表示位置を定めることにより、ユーザ個々の視点位置に対応して所定の情報の表示位置をより好ましいものとすることができる。
本発明に係る眼鏡型表示装置は、前方景色においてより適切な位置に所定の情報を重畳可能であり、ウェアラブルコンピュータ等に好適である。
1a,1b,1c 眼鏡型表示装置
2 フレーム
3 接眼光学系
4 投射装置
5 透明部材
61 第一カメラ
62 第二カメラ
7 操作器
72 制御回路
81 操作検出部

Claims (13)

  1. ユーザの顔に装着可能に構成されたフレームと、
    前記ユーザ前方を撮影可能に前記フレームに設けられた第一撮影装置と、
    所定の情報を表す第一光束を投射可能に前記フレームに設けられた投射装置と、
    装着時に前記ユーザの眼前に配置可能に前記フレームに設けられた接眼光学系であって、前記投射装置からの第一光束と、前記ユーザ前方の景色を表す第二光束とが入射されると、前記景色上に前記所定の情報が重畳された第三光束を前記ユーザの眼に向けて出射可能に構成された接眼光学系と、
    前記ユーザの眼と前記第一撮影装置との間の距離を第一距離として導出し、導出した第一距離に基づき、前記景色上における前記所定の情報が重畳される位置を調整する制御回路と、を備え
    前記接眼光学系は、前記第一目印および前記第二目印を第一位置および第二位置に表す第四光束および第五光束を前記ユーザの眼に向けて出射し、
    前記制御回路は、前記第四光束および前記第五光束の出射後に前記ユーザの第一視線および第二視線を検出し、検出した第一視線および第二視線に基づき、前記ユーザの眼と前記第一撮影装置との間の第一距離を導出する、眼鏡型表示装置。
  2. 前記制御回路は、前記第一距離に加え、前記第一撮影装置および前記ユーザの注視点との間の光軸方向距離である第二距離と、前記第一撮影装置および前記ユーザの眼を結ぶ直線に対する前記第一撮影装置および前記注視点を結ぶ直線の角度と、前記第一撮影装置および前記ユーザの眼の間の距離とから、前記景色上における前記所定の情報が重畳される位置を調整する、請求項1に記載の眼鏡型表示装置。
  3. 装着時に、前記第一撮影装置の光軸と、前記ユーザの真正面への視線とは略平行となっている、請求項1または2に記載の眼鏡型表示装置。
  4. 前記接眼光学系は、前記第一位置および前記第二位置の間の第三位置に、第三目印を表す第六光束を前記ユーザの眼に向けて出射し、これによって、目印が前記第一位置から前記第三位置を経由して前記第二位置まで連続的に移動するようユーザによって視認される、請求項1〜3のいずれかに記載の眼鏡型表示装置。
  5. 前記接眼光学系は、前記第一目印および/または前記第二目印を点滅するよう第一位置および/または第二位置に表す第四光束および第五光束を出射する、請求項1〜4のいずれかに記載の眼鏡型表示装置。
  6. 前記接眼光学系は、前記第一目印および/または前記第二目印が第一位置および/または第二位置周辺で動くような第四光束および第五光束を出射する、請求項1〜4のいずれかに記載の眼鏡型表示装置。
  7. 前記接眼光学系は、前記第一目印および/または前記第二目印の色が時間により変化する第四光束および第五光束を出射する、請求項1〜4のいずれかに記載の眼鏡型表示装置。
  8. 前記接眼光学系は、前記第一目印および/または前記第二目印の形状が時間により変化する第四光束および第五光束を出射する、請求項1〜4のいずれかに記載の眼鏡型表示装置。
  9. 前記接眼光学系が第四光束および第五光束を出射後に、ユーザによる所定の動作を検出可能に構成された操作検出部を、さらに備える請求項のいずれかに記載の眼鏡型表示装置。
  10. 前記制御回路は、前記第四光束および前記第五光束の出射後所定時間の間、前記第一位置周辺および前記第二位置周辺に、前記ユーザの第一視線および第二視線が留まっているか否かを判断し、留まっていると判断した場合に、前記ユーザの第一視線および第二視線を検出する、請求項のいずれかに記載の眼鏡型表示装置。
  11. 前記第一位置から前記第三位置を経由して前記第二位置まで目印が連続的に移動するようユーザによって視認され、
    前記制御回路は、前記第四光束および前記第五光束の出射後所定時間の間、前記第一位置周辺および前記第二位置周辺に、前記ユーザの第一視線および第二視線が留まっているか否かを判断し、留まっていると判断した場合に、前記ユーザの第一視線および第二視線を検出する、請求項に記載の眼鏡型表示装置。
  12. 前記制御回路は、前記接眼光学系における所定面に対するユーザの視線の角度を第一視線および第二視線として検出する、請求項11のいずれかに記載の眼鏡型表示装置。
  13. 前記制御回路は、前記ユーザの眼と前記接眼光学系との間の距離を第三距離として導出し、前記第一距離に加えて、導出した第三距離にも基づいて前記景色上における前記所定の情報が重畳される位置を調整する、請求項1〜12のいずれかに記載の眼鏡型表示装置。

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