JP6313608B2 - 配車システム及び配車方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タクシー配車用AVM(Automatic Vehicle Monitoring)システムを用いた配車システムに関する。
近年、無線移動通信システムの発展と共に、手軽に広域エリアを対象とした移動体データ通信を行うことが可能となっている。また、電波を利用した測位技術の発展に伴い、人工衛星を利用したGPS(Global Positioning System)測位システムにより位置情報を得ることができるようになった。これら無線移動通信システムと測位システムの融合により、移動体のデータ伝送システムや位置管理システムが実用化され、業務無線や公衆無線を通じてタクシーや運送車両の配車効率向上を目的に利用されている。
無線移動通信システムと測位システムを利用した配車システムについて、図1に示す概略構成の例を参照して説明する。
同図の配車システムは、管理センタ101と、複数の無線基地局102(102−1,2,・・・,L)と、複数の移動局(車両)104(104−1,2,・・・N)と、GPS衛星105と、複数の配車端末106(106−1,2,・・・,M)を有する配車センタ107と、を用いて構成されたタクシー配車用AVMシステムである。
各無線基地局102は、自局が通信できる通信エリアを有しており、例えば、無線基地局102−1の通信エリア103−1は、そのエリア内に存する移動局104と無線基地局102−1とが通信できることを示している。
各移動局104は、GPS衛星105からの位置情報を受けて、自車両の位置情報(緯度、経度)を入手することができる。移動局104により入手された位置情報は、移動局104(車両)の動態情報と共に、その車両が存する通信エリア103を有する無線基地局102を通じて定期的に管理センタ101へ送られる。
管理センタ101は、複数ある各無線基地局102を通じて、その通信エリア103内に存する移動局104の位置情報と動態情報を収集し、各移動局104の管理を行っている。
このようなタクシー配車用AVMシステムでは、顧客が配車センタ107に連絡して配車先の位置(例えば、顧客の現在位置)や所望する車両の情報を伝え、配車依頼が行われる。
配車センタ107では、オペレータが配車端末106を操作して、管理センタ101に対して配車要求(配車先の位置や所望する車両の情報)を送信する。
管理センタ101は、配車センタ107から受信した配車要求に従い、収集された各移動局104の位置情報から配車に適した車両を検索(探車)して、配車先に指示された位置まで車両を配車する運用を行う。
ここで、上記のような配車システムに関し、これまでに種々の発明が提案されている。
例えば、特許文献1には、移動局たる車両が、基地局へポーリング応答信号として、車両の位置情報と車両の状態情報(実車、空車など)を含む車両情報を送信し、管理センタが、基地局から送られてくる車両情報と、配車情報に基づき、各エリア、時間帯ごとの配車実績と実車率を含む報知情報を計算して、基地局を介して、移動局たる車両に送信し、車両が、その報知情報をモニタに表示する発明が開示されている。
特開2008−245048号公報
従来の配車システムは、全エリアにおいて同じ条件で配車のための探車を実行していたため、エリアによっては最も望ましい条件で配車できない場合があり、更なる配車効率の向上が求められていた。
本発明は、上記のような事情に鑑みて為されたものであり、配車効率を向上させることが可能な配車システムを提供することを目的とする。
本発明では、上記目的を達成するために、配車システムを以下のように構成した。
すなわち、複数のエリア毎に、エリアの範囲と当該範囲内へ配車する車両の検索で適用する優先順序とを設定したエリア情報を記憶するエリア管理手段と、複数の車両の位置情報を記憶する車両管理手段と、顧客から指定された配車先を範囲内に含むエリアのエリア情報に設定された優先順序と前記複数の車両の位置情報とに基づいて、前記配車先に配車する車両を検索する検索手段と、を配車システムに備える構成とした。
このような構成によれば、各エリアへ配車する車両の検索で適用する優先順序をそのエリアの特性に合わせてエリア毎に設定することができるため、各エリアへの配車効率を向上させることができる。
ここで、前記エリア情報には、車両の待機場所についての優先順序を設定可能であり、前記検索手段は、前記配車先に対応するエリア情報において高い優先順序を設定された待機場所に待機中の車両を優先して、前記配車先に配車する車両を検索する、構成としてもよい。これにより、車両が待機する場所についての優先順序を、その場所と配車先のエリアとの間の距離や移動に要する時間などを考慮して設定することができ、配車効率を向上させることができる。
また、前記エリア情報には、特定のエリアに存する車両の配車を禁止する旨を設定可能であり、前記検索手段は、前記配車先に対応するエリア情報において前記禁止する旨を設定されたエリアに存する車両を除外して、前記配車先に配車する車両を検索する構成としてもよい。これにより、配車先への移動に支障があるエリアに存する車両を手配してしまう事態を防止することができる。
また、前記エリア情報には、特定の待機場所に待機中の車両の配車を禁止する旨を設定可能であり、前記検索手段は、前記配車先に対応するエリア情報において前記禁止する旨を設定された待機場所に待機中の車両を除外して、前記配車先に配車する車両を検索する構成としてもよい。これにより、配車先への移動に支障がある待機場所に待機中の車両を手配してしまう事態を防止することができる。
また、前記検索手段は、前記配車先に対応するエリア情報が存在しない場合には、前記配車先と各車両の位置との距離的関係に基づく優先順序で、前記配車先に配車する車両を検索する構成としてもよい。これにより、エリア情報の設定の手間を省くことができる。
また、前記車両管理手段は、更に、各車両の特性を示す情報または各車両の乗務員の特性を示す情報の少なくとも一方を記憶しており、前記検索手段は、車両または乗務員の特性についての要望を含む配車要求を受けた場合には、当該要望を満たす車両を優先して、前記配車先に配車する車両を検索する構成としてもよい。これにより、顧客の要望に沿った車両を配車することができる。
また、前記車両管理手段は、更に、各車両の動態を示す情報を記憶しており、前記検索手段は、予め設定された配車可能な動態にある車両の中から、前記配車先に配車する車両を検索する構成としてもよい。これにより、配車が不能な動態の車両が配車対象として検索されてしまう事態を防止することができる。
また、前記エリア情報には、該エリア情報を適用する時間帯を設定可能であり、前記検索手段は、検索の時点を含む時間帯を設定されたエリア情報を用いて、前記配車先に配車する車両を検索する構成としてもよい。これにより、各々のエリアの特性が時間帯に応じて変化することを考慮して優先順序を設定することができ、配車効率を向上させることができる。
本発明によれば、各エリアへ配車する車両の検索で適用する優先順序をそのエリアの特性に合わせてエリア毎に設定することができるため、各エリアへの配車効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る配車システムの概略構成の例を示す図である。 管理センタの構成の例を示す図である。 配車に適した車両の検索について説明する図である。 時間帯に応じてエリア分けの態様を変更する運用について説明する図である。 時間帯に応じたエリア情報の設定例を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る配車システムの例について、図面を参照して説明する。
本例の配車システムは、図1を参照して既に説明したように、管理センタ101と、複数の無線基地局102(102−1,2,・・・,L)と、複数の移動局(車両)104(104−1,2,・・・N)と、GPS衛星105と、複数の配車端末106(106−1,2,・・・,M)を有する配車センタ107と、を用いて構成されている。
各移動局104は、GPS衛星105からの位置情報を受けて、自車両の位置情報(緯度、経度)を入手することができる。移動局104により入手された位置情報は、移動局104(車両)の動態情報と共に、その車両が存する通信エリア103を有する無線基地局102を通じて定期的に管理センタ101へ送られる。なお、動態情報とは、例えば、空車、実車、支払、迎車などの車両の状態を示す情報をいう。
つまり、移動局104は、位置情報を検出する装置(例えばナビゲーション装置)と、ドライバが動態情報を入力する操作装置と、基地局と無線通信を行う無線装置とを備えている。これら装置は別体でもよいし一体型でもよい。以下の説明において、移動局104を車両と同義もしくはほぼ同義として説明するが、移動局104としての上記装置は車両に備えられている。
管理センタ101は、複数ある各無線基地局102を通じて、その通信エリア103内に存する移動局104の位置情報と動態情報を収集し、各移動局104の管理を行っている。
顧客は、配車センタ107に連絡して配車先の位置(例えば、顧客の現在位置などの迎え先)や所望する車両の情報を伝えることで、配車依頼を行う。
配車センタ107では、オペレータが配車端末106を操作して、管理センタ101に対して配車要求(配車先の位置、または、配車先の位置と所望する車両の情報など)を送信する。
管理センタ101は、配車センタ107から受信した配車要求に従い、収集された各移動局104の位置情報から配車に適した車両を検索(探車)して、配車先に指示された位置まで車両を配車する運用を行う。
なお、顧客は、電話でタクシー会社に配車依頼を行うほか、タクシー会社のホームページや、一般に市販されている種々の携帯端末(携帯電話端末やタブレット端末)にインストールした配車要求用のアプリケーションを用い、インターネット回線を通じて管理センタ101にアクセスすることで、配車センタ107を介さずに管理センタ101に対して配車要求を行うこともできる。
ここで、本例の配車システムは、概略的には、該システムを利用するタクシー会社の営業エリア内に複数の配車エリアを設け、配車エリア毎に、その範囲内へ配車する車両の検索で適用する優先順序を設定できるようにしてある。
まず、営業エリアのエリア分け(複数の配車エリアの設定)について説明する。
営業エリアのエリア分けは、営業エリア内の地理的な特性等を考慮して行われ、配車する車両の検索で適用する優先順序を変えることで効率的な配車を行えることが見込める態様でエリア分けされる。本例では、営業エリア内において配車依頼、配車要求を行う顧客の偏りがある範囲毎に配車エリアを設けており、営業エリア内の残りのエリアを「エリア外」としている。なお、営業エリアを特に意識せずにエリア分けを行っても構わない。
また、各配車エリアに対して時間帯の情報を付する構成としてもよく、これにより、エリア分けの態様を時間帯に応じて変更したり、配車する車両の検索で適用する優先順序を時間帯に応じて変更したりすることができる。これは、配車を所望する顧客や配車要求に対応可能な待機車両の多寡の位置的な相違が、時間帯(例えば、電車が営業している時間帯とそれ以外の時間帯)によって変化することを考慮したものである。各配車エリアに付する時間帯の態様としては、単純に1日を複数に区分して得られる時間帯の態様や、平日と休日とに分けた上で1日を複数の時間帯に区分する態様などが挙げられる。また、季節要因によって顧客や待機車両の多寡の位置的な相違が生ずる場合には、1年を複数に分けた上で1日を複数の時間帯に区分する態様としてもよい。
また、配車先として禁止するエリア(配車禁止エリア)や配車を禁止する時間帯(配車禁止時間帯)をシステム共通のパラメータとして設定しておき、該当する配車要求が発生した場合には、配車センタ107または管理センタ101にて該配車要求を受け付けず、配送が禁止されている旨を応答として配車要求元へ返すようにしてもよい。
次に、営業エリア内に存在する待機場所について説明する。
待機場所は、例えば、タクシーの利用を所望する多数の顧客を見込める場所(駅や大規模病院など)の近辺に設置される。待機場所に待機中の車両は、その場所を訪れた顧客に利用されるだけでなく、待機場所から離れた場所に存する顧客からの配車要求によっても呼び出されて利用され得る。そこで、配車する車両の検索において、待機場所に待機中の車両も配車候補の車両として検索されるようにする。
待機場所に待機する車両は、該車両に配備された移動局104を乗務員が操作した順番(待機ボタンを押した順番)で管理される。すなわち、車両が待機場所に到着すると、該車両の乗務員はタクシー会社の運用ルールに従って移動局104を操作(例えば、待機ボタンを押下)して、待機場所での待機を開始することを示す情報と該待機場所を特定する情報とを該車両の識別情報と共に管理センタ101へ送信する。管理センタ101は、待機場所毎に待機中の車両数を管理しており、移動局104から受信した上記の情報に基づいて、該当する待機場所に既に待機中の車両数に1を加算した値を該車両の待機順として設定する。また、該車両よりも待機順が前の車両が乗客を載せたり他の場所へ配車されたりして待機場所から離れたことに応じて、該車両の待機順を1つ減算する。
なお、待機場所を特定する情報として車両の位置情報を用い、車両の位置情報により指し示された車両の位置に最も近い待機場所を、該車両の待機場所として特定する構成としてもよい。
待機場所の位置は、待機場所内に設けた基準点の位置で管理しており、待機場所に待機中の車両は、車両自体の位置ではなく、待機場所の位置(基準点の位置)に存在しているものとして扱っている。つまり、同じ待機場所に待機中の複数の車両の位置の微妙な相違は考慮せず、待機場所の待機順に従って各車両を順序付けする仕組みを採用している。
なお、待機場所に待機車両が存在しないことが判明した場合には、管理センタ101が空車の車両に適宜指示を出して該待機場所に移動させ、待機車両を補充させている。
また、各々の待機場所に対して配車対象か配車対象外かを設定することができ、配車対象外の待機場所は、配車する車両の検索から除外される。例えば、都心部の駅に設けられた待機場所のように顧客をすぐに見込める待機場所については配車対象外とし、そうでない待機場所については配車対象とする。
また、各々の待機場所に対して運用時間を設定することができ、運用時間外の待機場所は、配車する車両の検索から除外される。例えば、駅に設けられた待機場所について、該駅を利用可能な時間に対応して運用時間を設定し、その他の時間を運用時間外とする。
これら除外に関する設定は、配車エリア毎に設定してもよいが、システム全体で共通に適用する設定でも構わない。
配車する車両の検索において、待機場所に待機中の車両を配車する旨が決定された場合に何番目に待機中の車両を該待機場所から配車するかは、各待機場所の事情を考慮して待機場所毎に設定される。すなわち、あまり待たずに乗客を確保することが見込める待機場所については、待機順が1番目以外(例えば、2番目)の車両から順にそれ以降の配車し、そうでない待機場所については、待機順が1番目の車両から順にそれ以降の配車する、という具合に設定される。
また、待機順が2番目以降の車両から配車する旨が設定された待機場所が車両の配車元に決定された場合に、2番目以降の車両から配車しても車両が足りなければ待機順が1番目の車両も配車するか否かについて、待機場所毎に設定することができる。
また、待機場所毎に最小の待機車両数を設定しておき、待機場所から車両を配車すると最小の待機車両数に満たなくなる場合には、該待機場所を優先せず、該待機場所以外の空車を優先して配車するようにしてもよい。
次に、配車エリア毎に設定される、該配車エリアの範囲内へ配車する車両の検索で適用する優先順序等について説明する。
配車エリア毎の優先順序の設定は、待機場所を個別に指定して順序付ける方式と、配車先の位置と配車元の候補となる各車両(待機場所に存する車両を含む)の位置との距離的関係に基づいて順序付ける方式とを組み合わせて設定することができる。具体的には、例えば、設定対象の配車エリアについて、該配車エリア内に存在する待機場所を第1優先、該配車エリア以外の待機場所で該配車エリアに最も近い待機場所を第2優先、該配車エリア以外の待機場所で該配車エリアに2番目に近い待機場所を第3優先、配車先の位置と各車両の位置との距離的関係に基づく順序付けを第4優先、といった具合に設定される。
ここで、配車先の位置と各車両の位置との距離的関係に基づく順序付けを表す指標(以下、距離指標)としては、これら位置間の直線距離でもよく、これら位置間を結ぶ経路に沿った経路距離でもよく、該経路に沿った移動における移動速度に影響を与える交通要因(渋滞や事故等)を加味して算出した想定移動時間でもよい。すなわち、配車先の位置と各車両の位置との距離的関係に従って、各車両を該配車先への配車に好適な順に順序付けた指標であればよい。
このように、配車候補となり得る各車両の位置的な条件(車両が待機している待機場所の位置に関する条件、配車先の位置と車両の位置との距離的関係に関する条件)を、該配車エリアについての優先順序として設定することができる。
また、配車エリア毎に、該配車エリアへの配車の対象から除外する配車元のエリア(以下、除外エリア)を設定してもよい。除外エリアとしては、例えば、配車エリアに近いエリアでありながら、配車エリアまでの移動に比較的長い時間を要することが想定されるエリアが設定される。具体例を挙げれば、エリア間の移動時間を顕著に増加させる要因となる線路等の構造物を挟んで複数の配車エリアが設けられた場合に、該構造物を挟む一方の配車エリアに対して他方の配車エリアが、配車候補車両の検索対象外とする除外エリアに設定される。
次に、配車する車両の検索で考慮される他の要件について説明する。
このような要件としては、前付け条件、車両の動態、乗務員または車両のシフト、配車禁止エリアなどが挙げられる。また、前付け条件としては、車両マスタの基本属性、車両の汎用属性、乗務員マスタの基本属性、乗務員の汎用属性、優先/排他乗務員、グループ(営業所・グループ会社等)分け、優先権などが挙げられる。
これらの要件は、配車エリア毎に設定された優先順序や除外エリアに基づいて検索された配車候補の車両を並べ替える際や、配車候補の車両を更に絞り込む際に用いられる。
次に、各車両に配備される移動局104について説明する。
移動局104は、自車両が存する通信エリア103を有する無線基地局102との無線通信を通じて、管理センタ101との間で各種情報の授受を行うことができる。
また、移動局104は、定期的に、GPS衛星105から受信した情報に基づいて自車両の位置情報(緯度、経度)を入手し、該移動局104が配備された車両の動態を示す情報および該車両の識別情報と共に管理センタ101へ通知する。
車両の動態としては、「実車」、「空車」、「迎車」、「支払」、「休憩」などがあり、各車両に配備された移動局104を乗務員が操作することで設定される。配車候補として検索される車両は基本的に「空車」の車両であるが、実質的に配車が可能な他の動態(「支払」、「休憩」)の車両についても配車候補の車両として検索するようにしてもよく、どの動態を配車候補の車両として検索するかは、タクシー会社の方針等に従って予め設定しておけばよい。
また、移動局104は、自車両が待機場所での待機を開始する際に、乗務員により移動局104が操作されたことに応じて、待機場所での待機を開始することを示す情報と該待機場所を特定する情報とを該車両の識別情報と共に管理センタ101へ送信する。
また、移動局104は、自車両が待機場所での待機を終了する際に、乗務員により移動局104が操作されたことに応じて、待機場所での待機を終了することを示す情報と該待機場所を特定する情報とを該車両の識別情報と共に管理センタ101へ送信する。
ここで、移動局104としては、専用の無線通信端末を用いてもよいが、一般に市販されている携帯電話端末(例えば、スマートフォン)や無線通信機能を持つタブレット端末といった種々の携帯端末に、上記の各機能を実現する配車システム用のアプリケーションをインストールしたものを用いてもよい。また、移動局104において、無線基地局102と通信する無線部と、乗務員が動態情報を入力する操作部とは一体型でもよいし、別装置として構成されていてもよい。
次に、管理センタ101の構成について、図2に示す構成例を参照して説明する。
本例の管理センタ101は、データベースサーバ200と、地図サーバ220と、配車サーバ240と、を備えている。
データベースサーバ200は、配車システムの運用に係る各種のデータを管理するサーバであり、本例では、個々の配車エリアに関するエリア情報を記憶・管理するエリア情報管理部201と、個々の車両に関する車両情報を記憶・管理する車両情報管理部202と、を有している。
エリア情報管理部201で管理する各配車エリアのエリア情報には、配車エリアの識別情報、該配車エリアの範囲を示す情報、該配車エリアへ配車する車両の検索で適用する優先順序を示す情報、該配車エリアへの配車の対象から除外する除外エリアを示す情報、該エリア情報を適用する時間帯(以下、適用時間帯)を示す情報、該配車エリアにおける配車禁止エリアを示す情報、などが格納される。
車両情報管理部202で管理する各車両の車両情報には、車両の識別情報、該車両の現在の位置情報、該車両が待機場所で待機中の場合の該待機場所を示す情報および待機順を示す情報、該車両の動態を示す情報、該車両に関する前付け条件を示す情報、該車両の乗務員/車両のシフトを示す情報、などが格納される。なお、車両情報管理部202の各種データは移動局104との通信により随時更新される。
地図サーバ220は、タクシー会社の営業エリアを含む地図情報を管理するサーバであり、本例では、出発地点と到着地点の入力に応じて、これら地点間を結ぶ経路の探索や距離指標(直線距離、経路距離、想定移動時間)の算出を行う経路探索部221を有している。
配車サーバ240は、配車する車両の検索をデータベースサーバ200や地図サーバ220を利用して行うサーバであり、本例では、配車要求に応じて、配車に適した車両を検索(探車)する候補車検索部241と、候補車検索部241により検索された車両(移動局104)に対して配車指示を行う配車指示部242と、を有している。
候補車検索部241は、配車要求を受けると、該配車要求を検索条件に用いてエリア情報管理部201および車両情報管理部202にアクセスして、該配車要求で指定された配車先の位置を範囲に含む配車エリアのエリア情報であり且つ現在の時間(検索の時点)を含む適用時間帯のエリア情報を特定し、該エリア情報に設定された優先順序および除外エリア等に従って、優先順序が最も高い空車車両または待機車両であって除外エリアに存していないものを検索し、該車両を配車対象の車両(指定された配車先への配車に最も適した車両)に決定する。ここで、配車要求で複数台の配車を指定された場合には、指定された台数の車両を検索して、配車対象の車両に決定する。
また、候補車検索部241は、エリア情報管理部201に基づいて配車先の位置が配車禁止エリアであるか否かを判定し、配車禁止エリアであった場合には、顧客に対して配車先が配車禁止エリアであるため配車できない旨を送信する。この場合、候補車検索部241は、顧客からインターネット経由で配車要求を受けている場合にはインターネット通信のためのインターフェース(図示せず)を介して顧客に配車できない旨を通知する。一方、候補車検索部241は、顧客から電話で配車依頼を受けている場合には当該電話を受け付けているオペレータの配車端末106に対して配車できない旨を通知する。
なお、配車先の位置と各車両の位置とについての距離指標が必要な場合には、これらの位置情報を地図サーバ220に提供して経路探索部221により演算させ、その結果を取得して、車両の検索に用いる。
また、配車要求において、車両の特性(車種、車体の色など)や乗務員の特性(性別、年齢など)といった前付け条件についての要望があった場合には、該要望を満たす車両を優先して、車両の検索を行う。
配車指示部242は、候補車検索部241により検索された車両に配備された移動局104に対し、配車要求で指定された配車先の位置を通知して、その位置へ車両を配車させる旨の配車指示を行う。
なお、配車指示部242による配車指示は自動的に実行されてもよいし、配車端末106の操作に基づいて実行されてもよい。例えば、顧客からインターネット経由で配車要求を受け付けた場合には、候補車両検索部241は車両の検索結果を配車指示部242に送信する。そして、配車指示部242は受信した検索結果に基づいて配車指示を実施する。これにより顧客に対して迅速に配車や配車の完了通知を行うことができる。
一方、顧客から電話にて配車依頼があり配車端末106が受け付けた場合は、候補車検索部241は車両の検索結果を配車端末106に送信する。そして、配車端末106のオペレータが配車車両(複数候補であってもよい)を確認して配車指示操作を行うと、配車指示部242が配車指示を移動局104に送信する。これにより、電話にて配車依頼があった顧客に対してはオペレータが顧客の要望に合致した配車指示を確実に実施でき、顧客に対してより良いサービスを提供できる。
配車に適した車両の検索(探車)について、図3を参照して説明する。
図3の例では、紙面の上下方向に延びる線路の周辺のエリアを線路の左右で区分けし、更にこれを上下に区分けしてあり、左上の領域を配車エリアA、右上の領域を配車エリアB、右下の領域を配車エリアC、左下の領域を配車エリアDとし、それ以外をエリア外として管理されている。また、配車エリアAは、更に左右に区分けして、配車エリアA−1と配車エリアA−2として管理されている。
配車エリアA−2には待機場所1を設けてあり、配車エリアA−1には待機場所2,3を設けてある。また、配車エリアBには待機場所イ,ロ,ハを設けてある。また、配車エリアCには待機場所Xを設けてある。
まず、待機場所に優先順序を付けたケースについて説明する。
ここでは、配車エリアA−2で適用する優先順序として、(1)待機場所1から配車、(2)待機場所2から配車、(3)待機場所3から配車、(4)迎え先(配車先)の近傍の車両(待機場所を含む)を配車、が設定されているものとする。すなわち、配車エリアA−2の外部にある配車エリアA−1も、優先的に探車する設定となっている。また、配車エリアA−2で適用する除外エリアとして、線路を挟んで反対側にある配車エリアBおよび配車エリアCが設定されているものとする。
このような設定の場合、配車エリアA−2に存する顧客の配車要求に対して、待機場所1の先頭の待機車両が最優先で配車され、待機場所1に車両が待機していなければ、待機場所2(或いは待機場所3)の先頭の待機車両が配車されることになる。
次に、配車先の近傍車両の配車が第1優先であるが、配車先に最も近い待機場所が除外待機場所であるケースについて説明する。
ここでは、配車エリアBで適用する優先順序として、(1)迎え先(配車先)の近傍の車両(待機場所を含む)を配車、が設定されているものとする。また、配車エリアBで適用する除外エリアとして、線路を挟んで反対側にある配車エリアAおよび配車エリアDが設定されているものとする。また、システム共通のパラメータとして、配車する車両の検索対象から待機場所ロを除外することが設定されているものとする。このような待機場所としては、例えば、特定の施設(ホテル等)の顧客のために専用的に設けられた待機場所が挙げられる。
このような設定の場合、配車エリアBに存する顧客の配車要求に対して、配車先の最も近くに存する車両が待機場所ロに待機中の車両であっても該車両は除外され、その次に近い車両(例えば、待機場所ハの先頭の待機車両)が配車されることになる。
次に、第1優先の待機場所に車両が無く、配車先の近傍車両を配車するケースについて説明する。
ここでは、配車エリアCで適用する優先順序として、(1)待機場所Xから配車、(2)迎え先(配車先)の近傍の車両(待機場所を含む)を配車、が設定されているものとする。また、配車エリアCで適用する除外エリアとして、線路を挟んで反対側にある配車エリアAおよび配車エリアDが設定されているものとする。
このような設定の場合、配車エリアCに存する顧客の配車要求に対して、待機場所Xに車両が待機していなければ、配車先の位置の最も近くに存する車両(他の待機場所に待機中の車両を含む)であって配車エリアAおよび配車エリアD以外に存する車両が配車されることになる。
次に、配車エリア内に待機場所が無く、配車先の近傍車両を配車するケースについて説明する。
ここでは、配車エリアDで適用する優先順序として、(1)迎え先(配車先)の近傍の車両(待機場所を含む)を配車、が設定されているものとする。また、配車エリアDで適用する除外エリアとして、線路を挟んで反対側にある配車エリアBおよび配車エリアCが設定されているものとする。
このような設定の場合、配車エリアDに存する顧客の配車要求に対して、配車先の位置の最も近くに存する車両(他の待機場所に待機中の車両を含む)であって配車エリアBおよび配車エリアC以外に存する車両が配車されることになる。
また、エリア外で適用する優先順序として、(1)迎え先(配車先)の近傍の車両(待機場所を含む)を配車、がシステム共通のパラメータとして予め設定されているものとする。
このような設定の場合、エリア外に存する顧客(いずれの配車エリアにも含まれない場所に存する顧客)の配車要求に対して、配車先の位置の最も近くに存する車両(他の待機場所に待機中の車両を含む)が配車されることになる。
次に、時間帯に応じてエリア分けの態様を変更する運用例について、図4を参照して説明する。
図4(a)に示すエリア分けマップ1は、エリアを上下左右に区分して、配車エリア1−A、配車エリア1−B、配車エリア1−C、配車エリア1−Dを割り当てた例である。また、同図(b)に示すエリア分けマップ2は、エリアを左右に区分して、配車エリア2−A、配車エリア2−Bを割り当てた例である。また、同図(c)に示すエリア分けマップ3は、エリアを右上領域と残余の領域に区分して、配車エリア3−A、配車エリア3−Bを割り当てた例である。
このように、配車エリアの態様を異ならせた複数のマップを用意して、各々に異なる時間帯を割り当てることで、時間経過に伴う配車要求の傾向の変化に対応することが可能となる。なお、配車エリアの態様は変えずに、適用する優先順序や除外エリアの設定を時間帯に応じて変化させるようにしてもよく、この場合にも、時間経過に伴う配車要求の傾向の変化に対応することが可能となる。
より具体的に説明すると、同じ運用であっても、図5(a)、(b)に示すような、配車エリアの態様を異ならせた複数のマップを用意し、エリアに運用時間を持たせて切り替える方法と、図5(c)、(d)に示すような、配車エリアの態様は変えずに適用する優先順位や除外エリアの設定を時間帯に応じて設定する方法とをとることができる。
図5(a)では、エリア12に対して7時から1時の間は、優先順序として待機所Xから配車を最優先とし、次に近傍(迎え先の近傍)の車両を配車対象として検索する。これに対して、図5(c)では、エリア1とエリア2の両方に対して7時から1時の間は、優先順序として待機所Xから配車を最優先とし、次に近傍(迎え先の近傍)の車両を配車対象として検索する。これにより、図5(a)の場合と、図5(c)の場合は実質的に同一の条件となる。
また、図5(b)は図5(a)に対してエリア分けが異なり、図5(d)は図5(c)とエリア分けは同一であるが、図5(b)と図5(d)とは実施的に同一の条件となる。
これら条件は待機所Xの運用時間に基づいて決定されている。
このように、図5(a)、(b)に示すような、配車エリアの態様を異ならせた複数のマップを用意し、エリアに運用時間を持たせて切り替える方法の場合は、エリア情報管理部201は、配車エリアの識別情報としてエリア12、3、4、13、24の識別情報を保持し、それぞれのエリアの範囲を示す情報(例えば緯度経度の範囲情報)と、それぞれのエリアの適用時間帯を示す情報(エリア12、3、4は7時から1時より前と、エリア13、24は1時から7時より前)と、それぞれの優先順位の情報等を保持する。
また、図5(c)、(d)に示すような、配車エリアの態様は変えずに適用する優先順位や除外エリアの設定を時間帯に応じて設定する方法の場合は、エリア情報管理部201は、配車エリアの識別情報としてエリア1〜4の識別情報を保持し、それぞれのエリア範囲を示す情報(例えば緯度経度の範囲情報)と、それぞれのエリアに対する複数の適用時間帯を示す情報(7時から1時より前と、1時から7時より前)と、各適用時間帯に対する優先順位の情報等を保持する。
なお、上述したように候補車検索部241は、エリア情報管理部201にアクセスし、配車先の位置と検索の時間に基づいて、該当するエリア、時間に対応する優先順位等の条件で候補車両を検索する。
なお、これまでの説明における配車サーバ240では、候補車検索部241が、配車要求で指定された台数の車両を検索し、配車指示部242が、該当する各車両に対して自動で配車指示を行っているが、配車センタ107の配車端末106を操作するオペレータが、該当する各車両に対して手動で配車指示を行うようにしても構わない。
また、手動で配車指示を行う場合には、配車要求で指定された台数(n)より多くの車両(n+α)を配車候補として検索し、検索結果(配車候補)の車両のリストを配車端末106に表示してオペレータに提示し、その中から指定された台数の車両をオペレータが選択して、該当する各車両に配車指示を行うようにしてもよい。これにより、データベースサーバ200で管理できないような細かな事情をオペレータが加味して配車指示を行うことが可能となる。
この場合には、優先順序に従った並びで配車候補のリストを提示することが好ましい。
また、配車候補として追加する車両の台数(α)を、システム共通のパラメータとして設定しておけばよい。
ここで、配車候補として検索された車両については、その中からオペレータが選択して配車指示した時点で既に他のオペレータにより配車指示されていたという事態が生じることを回避すべく、排他制御しておくことが好ましい。
このとき、配車候補のリストを提示する段階では、リストの上位から、配車要求で指定された台数(n)分の車両を排他制御しておき、残りの車両(追加したα台の車両)については排他制御せず、オペレータが配車指示すべく選択した際に排他制御をする構成とすることで、比較的無駄の少ない排他制御となる。また、車両が排他制御されていても、オペレータが配車指示の対象から除外する操作を行った場合には、そのタイミングで排他制御を外すことが好ましい。
このように、配車候補として検索された車両の排他制御の態様を適宜変化させることで、同じような内容の複数の配車要求が同時或いは近いタイミングで生じた場合でも、配車要求相互間の排他制御の影響を少なくすることができ、配車の手配をより円滑に進めることが可能となる。
以上のように、本例の配車システムは、エリア情報管理部201が、複数の配車エリア毎に、配車エリアの範囲と当該範囲内へ配車する車両の検索で適用する優先順序とを設定したエリア情報を記憶し、車両情報管理部202が、複数の車両の位置情報を記憶しており、候補車検索部241が、顧客から指定された配車先を範囲内に含む配車エリアのエリア情報に設定された優先順序と前記複数の車両の位置情報とに基づいて、前記配車先に配車する車両を検索する構成となっている。
このため、本例の配車システムによれば、各配車エリアへ配車する車両の検索で適用する優先順序をその配車エリアの特性に合わせて配車エリア毎に設定することができるため、各配車エリアへの配車効率を向上させることができる。
なお、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法や方式、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能である。
また、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。
例えば、複数の営業エリアを設定して各々に担当の営業所を定めておき、また、各営業所に属する車両を管理しておき、配車要求があったことに応じて、該配車要求で指定された配車先を含む営業エリアを担当する営業所に所属する車両の中から、該営業エリア内の該当する配車エリアのエリア情報に設定された優先順序と前記複数の車両の位置情報とに基づいて、前記配車先に配車する車両を検索する構成としてもよい。
本発明は、配車要求に応じて配車を指示する種々の形式の配車システムに利用することができる。
101:管理センタ、 102(102−1,2,・・・,L):無線基地局、 103(103−1,2,・・・,L):通信エリア、 104(104−1,2,・・・N):移動局(車両)、 105:GPS衛星、 106(106−1,2,・・・,M):配車端末、 107:配車センタ、
200:データベースサーバ、 201:エリア情報管理部、 202:車両情報管理部、 220:地図サーバ、 221:経路探索部、 240:配車サーバ、 241:候補車検索部、 242:配車指示部

Claims (9)

  1. 複数のエリア毎に、エリアの範囲と当該範囲内へ配車する車両の検索で適用する優先順序とを設定可能なエリア情報を記憶するエリア管理手段と、
    複数の車両の位置情報を記憶する車両管理手段と、
    顧客から指定された配車先を範囲内に含むエリアのエリア情報を前記エリア管理手段から特定し、該エリア情報に設定された優先順序と前記複数の車両の位置情報とに基づいて、前記配車先に配車する車両を検索する検索手段と、
    を備えた配車システムであって、
    前記エリア管理手段は、車両の検索において、車両の待機場所を指定する条件と、前記配車先の位置と車両の位置との距離的関係から検索する条件と、のどちらの条件を優先するかを示す優先順序を、少なくとも1つのエリア情報に設定することを特徴とする配車システム。
  2. 前記エリア管理手段は、前記エリア情報に、特定のエリアに存する車両の配車を禁止する旨を設定可能であり、
    前記検索手段は、前記配車先に対応するエリア情報において前記禁止する旨を設定されたエリアに存する車両を除外して、前記配車先に配車する車両を検索する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配車システム。
  3. 前記エリア管理手段は、前記エリア情報に、特定の待機場所に待機中の車両の配車を禁止する旨を設定可能であり、
    前記検索手段は、前記配車先に対応するエリア情報において前記禁止する旨を設定された待機場所に待機中の車両を除外して、前記配車先に配車する車両を検索する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配車システム。
  4. 前記検索手段は、前記配車先が前記複数のエリアのいずれにも含まれない場合には、前記配車先と各車両の位置との距離的関係に基づく条件で、前記配車先に配車する車両を検索する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の配車システム。
  5. 前記車両管理手段は、更に、各車両の特性を示す情報または各車両の乗務員の特性を示す情報の少なくとも一方を記憶しており、
    前記検索手段は、車両または乗務員の特性についての要望を含む配車要求を受けた場合には、当該要望を満たす車両を優先して、前記配車先に配車する車両を検索する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の配車システム。
  6. 前記車両管理手段は、更に、各車両の動態を示す情報を記憶しており、
    前記検索手段は、予め設定された配車可能な動態にある車両の中から、前記配車先に配車する車両を検索する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の配車システム。
  7. 前記エリア管理手段は、前記エリア情報に、該エリア情報の優先順序を適用する時間帯を設定可能であり、
    前記検索手段は、検索の時点を含む時間帯を設定されたエリア情報の優先順序を用いて、前記配車先に配車する車両を検索する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の配車システム。
  8. 前記エリア管理手段は、エリア分けの態様を異ならせた複数のエリア情報と該エリア情報を適用する時間帯とを設定可能であり、
    前記検索手段は、検索の時点を含む時間帯を設定されたエリア情報を用いて、前記配車先に配車する車両を検索する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の配車システム。
  9. 複数のエリア毎に、エリアの範囲と当該範囲内へ配車する車両の検索で適用する優先順序とを設定可能なエリア情報を記憶するステップと、
    複数の車両の位置情報を記憶するステップと、
    顧客から指定された配車先を範囲内に含むエリアのエリア情報を特定し、該エリア情報に設定された優先順序と前記複数の車両の位置情報とに基づいて、前記配車先に配車する車両を検索するステップと、
    を備えた配車方法であって、
    前記エリア情報を記憶するステップは、車両の検索において、車両の待機場所を指定する条件と、前記配車先の位置と車両の位置との距離的関係から検索する条件と、のどちらの条件を優先するかを示す優先順序を、少なくとも1つのエリア情報に設定することを特徴とする配車方法。
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