JP6311575B2 - 燃料ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ポンプに関する。
従来、筒内噴射式等の高い燃料圧力が必要なエンジンに設けられる燃料ポンプとして、特許文献1に記載のようなカム駆動式の高圧燃料ポンプが知られている。こうした燃料ポンプは、カムによるプランジャーの往復動を通じて燃料の吸引および加圧を行うように構成されている。
図7に示すように、同文献に記載の高圧燃料ポンプは、そのポンプ本体50に設けられた筒状のシリンダー51と、そのシリンダー51に往復摺動可能に配設されたプランジャー52と、そのプランジャー52をシリンダー51に対して往復動させるためのカム53と、を備える。プランジャー52は、一端がシリンダー51の内部に挿入され、他端がシリンダー51の外部に突出した状態で設置されており、シリンダー51の内部に加圧室57を区画形成している。
一方、プランジャー52の上記他端の端面52aとカム53との間には、リフター54が介設されている。プランジャー52には、円環状の係合部材58が係合されており、その係合部材58とポンプ本体50との間には、コイルバネ56が圧縮された状態で介設されている。こうしたコイルバネ56のバネ荷重は、係合部材58を介してプランジャー52に伝達される。そして、その伝達されたばね荷重によりプランジャー52の端面52aがリフター54を押圧することで、リフター54がカム53に押し付けられている。
特開2008−286031号公報
ところで、コイルバネ56が圧縮される際には、その伸縮方向に直交する方向への力(横力)が発生することがある。一方、こうした高圧燃料ポンプでは、高速動作時にも、カム53からのリフター54の離間(バウンス)が生じないように、大きいバネ定数を有したコイルバネ56が必要であり、その圧縮時に発生する横力も大きいものとなる。上記従来の高圧燃料ポンプでは、コイルバネ56を受ける係合部材58がプランジャー52に一体に係合されているため、そうした横力がプランジャー52に作用して、プランジャー52の軸を傾かせる方向のモーメントが発生する。そして、その結果、シリンダー51に対するプランジャー52の摺動抵抗が増加して、固着などを招く虞がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、リフターをカムに押し付けるためのコイルバネの圧縮により生じる横力がプランジャーに作用することを好適に抑制することのできる燃料ポンプを提供することにある。
上記課題を解決する燃料ポンプは、筒状のシリンダーと、同シリンダーの内部に一端が挿入され、同シリンダーの外部に他端が突出された状態で同シリンダーに対して往復摺動可能に配設された棒状のプランジャーと、そのプランジャーにより前記シリンダーの内部に区画形成された加圧室と、前記シリンダーに対して前記プランジャーを往復摺動させるためのカムと、前記プランジャーにおける前記他端の端面と前記カムとの間に介設されるとともに、前記端面に対して離間可能に設けられたリフターと、前記リフターを前記カムに向けて付勢するコイルバネと、前記リフターと前記コイルバネとの間に介設されるとともに、前記端面からの前記リフターの離間量が規定量となったときに前記プランジャーに係合する係合部材と、を備える高圧燃料ポンプにおいて、前記プランジャーが前記係合部材に係合していない状態において、前記リフターに対する前記コイルバネの付勢力よりも小さい力で前記プランジャーを同リフターに向けて付勢する弾性部材と、を備えるようにしている。
上記燃料ポンプでは、コイルバネの付勢力は、係合部材を介してリフターに伝達される。一方、プランジャーは、リフターおよび係合部材に対して一体に連結されているため、プランジャーに対するコイルバネの横力の伝達が抑えられるようになる。ただし、リフターとプランジャーの端面との離間が自在となっていると、プランジャーの往復摺動に伴い、リフターに対する同プランジャーの端面の離間と接触とが繰り返されることになる。そして、リフターとプランジャーの端面との衝突による異音が発生する虞がある。
その点、上記燃料ポンプでは、プランジャーは、係合部材に係合していない状態においても、弾性部材により、リフターに対するコイルバネの付勢力よりも小さい力で同リフターに向けて付勢されている。そのため、リフターからのプランジャー端面の離間が抑えられて、上記異音の発生が抑制されるようになる。したがって、上記燃料ポンプによれば、リフターをカムに押し付けるためのコイルバネの圧縮により生じる横力がプランジャーに作用することを好適に抑制することができる。
なお、上記弾性部材は、例えばシリンダーとプランジャーとの間に介設することができる。そうした場合、弾性部材を加圧室の内部に設けるようにすることもできる。
また、上記弾性部材は、係合部材とリフターとの間に介設することもできる。更に、プランジャーの他端の周りを囲むオイル室をリフターが有するように燃料ポンプが構成されている場合には、係合部材および弾性部材を、そのオイル室の内部に設けることが可能である。そうした場合、オイル室内のオイルによって弾性部材が腐食から保護されるため、弾性部材を比較的耐腐食性の低い材料により形成して、製造コストの増加を抑えることが可能となる。
第1実施形態の高圧燃料ポンプが設置されたエンジンの燃料系の構成を模式的に示す略図。 同高圧燃料ポンプの断面図。 (a)は、上昇中のプランジャーの突出端近傍の状態を示す断面図であり、(b)は、補助コイルバネが設けられていない場合の下降中のプランジャーの突出端近傍の状態を示す断面図である。 上記実施形態の高圧燃料ポンプにおける下降中のプランジャーの挿入端近傍および突出端近傍の状態を示す断面図。 第2実施形態の高圧燃料ポンプの断面図。 同高圧燃料ポンプのリフター周辺の拡大断面図。 従来の燃料ポンプの断面図。
(第1実施形態)
以下、燃料ポンプの第1実施形態を、図1〜図4を参照して詳細に説明する。本実施形態の燃料ポンプは、車載用の筒内噴射式エンジンに設けられる、カム駆動式の高圧燃料ポンプとして構成されている。
図1に示すように、筒内噴射式エンジンの燃料タンク10の内部には、燃料を汲み出すフィードポンプ11が設けられている。フィードポンプ11は、低圧燃料通路12を介して高圧燃料ポンプ13に接続されている。低圧燃料通路12には、その内部の燃料圧力が規定値を超えたときに、その内部の燃料を燃料タンク10に排出するレギュレーター14が設けられている。
高圧燃料ポンプ13は、筒内噴射式エンジンのシリンダーヘッドカバー15に取り付けられている。シリンダーヘッドカバー15の内部には、筒内噴射式エンジンの各気筒の吸/排気バルブ16を開閉駆動する吸気側、排気側のカムシャフト17a,17bが設けられている。これらカムシャフト17a,17bの一つ(同図の例では、排気側のカムシャフト17b)には、高圧燃料ポンプ13を駆動するためのカム18が設けられている。また、高圧燃料ポンプ13は、高圧燃料通路19を介してデリバリーパイプ20に接続されている。デリバリーパイプ20には、筒内噴射式エンジンの各気筒のインジェクター21が接続されている。
また、デリバリーパイプ20には、リリーフ弁20aが設けられている。リリーフ弁20aは、リターン通路20bを介して燃料タンク10に接続されている。リリーフ弁20aは、デリバリーパイプ20内の燃料圧力が規定のリリーフ圧を超えたときに開弁して、リターン通路20bを通じてデリバリーパイプ20内の燃料を燃料タンク10に燃料を戻す。これにより、リリーフ弁20aは、高圧燃料通路19およびデリバリーパイプ20の燃料圧力をリリーフ圧以下に維持している。
図2に示すように、高圧燃料ポンプ13は、筒内噴射式エンジンへの設置時にシリンダーヘッドカバー15に固定されるポンプ本体22を備える。ポンプ本体22には、シリンダーヘッドカバー15内側に開口する円筒状のシリンダー23が設けられている。シリンダー23には、丸棒状のプランジャー24が往復摺動可能に配設されている。プランジャー24は、一端がシリンダー23の内部に挿入され、他端がシリンダー23の外部に突出した状態で設置されている。そして、このプランジャー24により区画されて、シリンダー23の内部に加圧室25が形成されている。なお、以下では、シリンダー23の内部に挿入された側のプランジャー24の端を挿入端24aと記載し、シリンダー23の外部に突出された側のプランジャー24の端を突出端24bと記載する。
一方、ポンプ本体22の内部には、燃料室26が形成されている。燃料室26内には、燃料圧力の脈動を低減するためのパルセーションダンパー27が設置されている。筒内噴射式エンジンに高圧燃料ポンプ13が取り付けられた状態において、燃料室26は、低圧燃料通路12に接続される。そして、燃料室26は、ポンプ本体22に取り付けられた電磁スピル弁28を介して加圧室25に接続されている。電磁スピル弁28は、常閉式の電磁ソレノイド弁であり、内蔵する電磁ソレノイド28aへの通電に応じて閉弁して、燃料室26と加圧室25との間の燃料の流通を遮断する一方、その通電の停止に応じて開弁して、燃料室26と加圧室25と間の燃料の流通を許容する。
また、ポンプ本体22には、チェック弁29が取り付けられている。そして、筒内噴射式エンジンに高圧燃料ポンプ13が取り付けられた状態において、加圧室25は、そのチェック弁29を介して高圧燃料通路19に接続される。チェック弁29は、感圧式の逆止弁であり、加圧室25内の燃料圧力が規定の吐出開始圧以上となったときに開弁して、加圧室25から高圧燃料通路19への燃料吐出を許容する。
さらに、高圧燃料ポンプ13は、筒内噴射式内燃機関に搭載された状態において、プランジャー24における突出端24b側の端面24cと、上記カム18との間に介設される、略円筒形状のリフター30を備える。リフター30は、上記プランジャー24の端面24cと対向する座面30aを有している。
また、リフター30におけるポンプ本体22側の部分には、プランジャー24の突出端24bの周りを囲むオイル室30cが形成されている。さらに、リフター30におけるカム18側の部分には、カム18に対して転がり接触可能なローラー31が回転可能に軸支されている。なお、オイル室30cには、シリンダーヘッドカバー15内に設置されたオイルシャワーから噴射されたオイルが溜まり、リフター30に形成された図示しない小径の孔を通じてそのオイルがローラー31とカム18との接触面に供給されるようになっている。
一方、プランジャー24における突出端24b近傍の部分には、その外周を周回する溝24dが形成されている。そして、その溝24dには、係合部材32が嵌められている。係合部材32は、内径部分がポンプ本体22側に凸となった円環形状の板材とされている。また、係合部材32の外周側の部分とポンプ本体22の間には、コイルバネ33が介設されている。そして、係合部材32は、コイルバネ33のバネ荷重によりリフター30の座面30aに押し付けられている。
係合部材32にあって、溝24dに嵌められた内径部分の厚さT(プランジャー24の摺動方向の幅)は、プランジャー24の往復摺動方向における溝24dの幅Wよりも小さくされている(図4参照)。すなわち、係合部材32は、プランジャー24の外周に形成された溝24dに、同プランジャー24の往復摺動方向に隙間を有した状態で嵌められている。そのため、プランジャー24およびリフター30の間では、溝24dと係合部材32との隙間分の、プランジャー24の往復摺動方向における相対変位が許容される。すなわち、リフター30は、プランジャー24の突出端24bの端面24cに対して離間可能に設けられている。そして、係合部材32は、プランジャー24の突出端24bの端面24cとリフター30の座面30aとが上記隙間の分だけ離間したときにプランジャー24に係合するように設けられている。こうした高圧燃料ポンプ13では、コイルバネ33のバネ荷重(付勢力)は、係合部材32を介してリフター30には作用するものの、プランジャー24には作用しないようになる。
さらに、この高圧燃料ポンプ13には、リフター30に向けてプランジャー24を付勢する補助コイルバネ34が設けられている。補助コイルバネ34は、シリンダー23とプランジャー24との間に介設された状態で、加圧室25の内部に配設されている。そして、プランジャー24は、この補助コイルバネ34により、リフター30に向けて常時付勢されている。補助コイルバネ34には、コイルバネ33よりもバネ定数の小さいバネが採用されている。また、補助コイルバネ34は、そのセット荷重(カム18の押し付けなどの外力が加わっていない状態のバネ荷重)がコイルバネ33のセット荷重よりも小さくなるように設置されている。そのため、プランジャー24がその往復摺動範囲のいずれの位置に位置していても、プランジャー24に対する補助コイルバネ34の付勢力は、リフター30に対するコイルバネ33の付勢力よりも小さくなる。この高圧燃料ポンプ13では、この補助コイルバネ34が、プランジャー24が係合部材32に係合していない状態において、リフター30に対するコイルバネ33の付勢力よりも小さい力でプランジャー24をリフター30に向けて付勢する弾性部材に対応している。
続いて、以上のように構成された高圧燃料ポンプ13の作用を説明する。
この高圧燃料ポンプ13では、カム18によるリフター30の押し上げ、押し下げに応じて、プランジャー24がシリンダー23に対して往復摺動するようになる。そして、プランジャー24が挿入端24a側に移動すると、加圧室25の容積が縮小し、プランジャー24が突出端24b側に移動すると、加圧室25の容積が拡大する。なお、以下では、挿入端24a側への移動をプランジャー24の上昇と記載し、突出端24b側への移動をプランジャー24の下降と記載する。
電磁スピル弁28が開弁した状態でプランジャー24が下降して加圧室25の容積が拡大すると、燃料室26から加圧室25に燃料が流入する。その後のプランジャー24の上昇中に電磁スピル弁28を閉弁すると、加圧室25の容積の縮小に応じてその内部に密閉された燃料の圧力が上昇する。そして、加圧室25内の燃料圧力が吐出開始圧に達してチェック弁29が開弁すると、加圧された加圧室25内の燃料が高圧燃料通路19に吐出され、その高圧燃料通路19を通ってデリバリーパイプ20に送られる。
プランジャー24の上昇中には、それに伴う圧縮により、コイルバネ33が横力を発生する。一方、筒内噴射式エンジンの高回転運転時には、カムシャフト17bに設けられたカム18の回転速度も高くなるため、高速回転するカム18にリフター30の動作を追従させるため、コイルバネ33には大きいバネ荷重が必要となる。そのため、プランジャー24の上昇時に発生するコイルバネ33の横力も大きなものとなる。そのため、そうした横力がプランジャー24に加わると、プランジャー24の軸を傾かせる方向の強いモーメントが発生して、シリンダー23に対するプランジャー24の摺動抵抗が増加してしまい、焼き付きによる固着を招く虞がある。
ここで、プランジャー24の端面24cからの座面30aの離間が可能なようにリフター30を設置して、コイルバネ33のバネ荷重がプランジャー24に加わらないようにすれば、圧縮時のコイルバネ33の横力もプランジャー24に加わらないようになる。しかしながら、単純にそうしただけでは、次の問題が生じてしまう。
図3(a)に示すように、プランジャー24の端面24cがリフター30の座面30aから離間可能であっても、プランジャー24の上昇中には、端面24cは座面30aに接触した状態となる。一方、補助コイルバネ34が設けられておらず、端面24cが座面30aからの離間自在であると、同図3(b)に示すように、プランジャー24の下降中には、端面24cは座面30aから離間した状態となる。そのため、プランジャー24が下降から上昇に転じる際には、それまで座面30aから離間していた端面24cが座面30aに衝突して異音が発生する虞がある。
図4に示すように、本実施形態の高圧燃料ポンプ13では、コイルバネ33とは別途に設けられた補助コイルバネ34のバネ荷重によりプランジャー24の端面24cがリフター30の座面30aに向けて付勢されている。そのため、プランジャー24の下降時における座面30aからの端面24cの離間が抑えられ、端面24cと座面30aとの衝突による異音が抑えられるようになる。
ただし、筒内噴射式エンジンの高回転運転時にも、座面30aと端面24cとの接触を維持しようとすれば、補助コイルバネ34のセット荷重を大きくしなければならないため、補助コイルバネ34に大型のバネが必要となってしまう。一方、上記のような端面24cと座面30aとの衝突による異音は、車両の走行中は、走行音やエンジン音のため目立たなくなる。よって、そうした異音が特に問題となるのは、筒内噴射式エンジンのアイドル運転時に限られる。そこで、アイドル運転時以外には、端面24cおよび座面30aの離間を許容し、アイドル運転中に限定して端面24cおよび座面30aの接触を維持できるように、補助コイルバネ34のセット荷重を設定すれば、異音によるドライバビリティーの悪化を避けながら、補助コイルバネ34の大型化を抑制できる。
そのためには、次のように補助コイルバネ34のセット荷重を設定するとよい。すなわち、下降中のプランジャー24には、その端面24cをリフター30の座面30aに押し付ける方向の荷重として、補助コイルバネ34のバネ荷重と、挿入端24aにかかる加圧室25内の燃料の圧力(フィードポンプ11のフィード圧)による荷重とが作用する。一方、プランジャー24には、これらの荷重に対する抗力として、プランジャー24の慣性力と、シリンダー23とプランジャー24との摺接面間に生じる燃料やオイルのシール緊縛力とが作用する。プランジャー24の慣性力は、プランジャー24の質量と加速度との積であり、下降中におけるその最大値は、筒内噴射式エンジンの回転速度の上昇に応じて大きくなる。また、補助コイルバネ34のセット荷重は、プランジャー24の下降中の補助コイルバネ34のバネ荷重の最小値以下となる。よって、アイドル運転時におけるプランジャー24の慣性力の最大値とシール緊縛力との和から、挿入端24aへのフィード圧の作用による力を引いた値以上となるように補助コイルバネ34のセット荷重を設定すれば、アイドル運転中の端面24cと座面30aとの接触を維持することができる。よって、そうした値にセット荷重を設定すれば、同セット荷重を、アイドル運転時には端面24cと座面30aとの接触を維持可能な最小値とすることができる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態の高圧燃料ポンプ13では、プランジャー24の端面24cに対して離間可能にリフター30が設けられている。一方、リフター30とコイルバネ33との間には、プランジャー24の端面24cに対するリフター30の離間量が規定量となったときにプランジャー24に係合する係合部材32が介設されている。そして、プランジャー24が係合部材32に係合していない状態において、リフター30に対するコイルバネ33の付勢力よりも小さい力でプランジャー24をリフター30に向けて付勢する補助コイルバネ34が設けられている。そのため、プランジャー24とリフター30との衝突による異音によるドライバビリティーの悪化を抑えつつ、プランジャー24へのコイルバネ33の横力の作用を抑制することができる。
(2)挿入端24aが面した加圧室25の内部に補助コイルバネ34を設置したことで、それ以外の部品を追加せずとも、補助コイルバネ34によりプランジャー24をリフター30に向けて直接付勢することができるため、補助コイルバネ34の設置に伴う部品点数の増加を抑えられる。
(3)異音が特に目立つ筒内噴射式エンジンのアイドル運転中に、プランジャー24の端面24cとリフター30の座面30aとの接触が維持されるように補助コイルバネ34のセット荷重が設定されているため、異音によるドライバビリティーの悪化を好適に抑えることができる。
(4)アイドル運転以外では、プランジャー24の端面24cとリフター30の座面30aとの離間を許容するように補助コイルバネ34のセット荷重が設定されているため、異音によるドライバビリティーの悪化を抑えつつも、補助コイルバネ34の大型化を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、燃料ポンプの第2実施形態を、図5および図6を併せ参照して詳細に説明する。なお本実施形態にあって、上記実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態の高圧燃料ポンプ40では、リフター30のオイル室30cに補助コイルバネ41が設置されている。具体的には、補助コイルバネ41は、プランジャー24の溝24dに嵌められた係合部材32と、同じく同溝24dに嵌められたバネ受け部材42との間に介設されている。バネ受け部材42は、その内径部分がポンプ本体22側に凸となった円環形状の板材とされており、溝24dにおける係合部材32のよりも端面24c側に嵌められている。そして、補助コイルバネ41は、係合部材32とバネ受け部材42との間に挟まれた状態で設置されている。
バネ受け部材42は、補助コイルバネ41の付勢力により、リフター30の座面30aに常時押し当てられており、高圧燃料ポンプ40の運転中、常にリフター30と一体となって動作する。すなわち、バネ受け部材42は、実質的にリフター30の一部であり、補助コイルバネ41は、係合部材32とリフター30との間に介設されているといえる。
なお、補助コイルバネ41には、コイルバネ33よりもバネ定数の小さいバネが採用されている。また、補助コイルバネ41は、そのセット荷重がコイルバネ33のセット荷重よりも小さくなるように設置されている。
図6に示すように、この高圧燃料ポンプ40においても、補助コイルバネ41により、プランジャー24の端面24cがリフター30の座面30aに向けて付勢される。そのため、プランジャー24の下降時における座面30aからの端面24cの離間が抑えられ、端面24cと座面30aとの衝突による異音が抑制されるようになる。
なお、本実施形態においても、補助コイルバネ41のセット荷重の設定は、第1実施形態と同様に行うことができる。そして、アイドル運転時には、端面24cと座面30aとの接触を維持し、それ以外の運転時には、端面24cと座面30aとの離間を許容するように補助コイルバネ41のセット荷重を設定すれば、異音によるドライバビリティーの悪化を抑えつつ、補助コイルバネ41の大型化を抑制できる。
ちなみに、内部にオイルが溜められるオイル室30cに補助コイルバネ41を設置すれば、オイルにより補助コイルバネ41が腐食から保護されるようになる。そのため、比較的耐腐食性の低い材料により形成された、より安価なバネを補助コイルバネ41に採用することが可能となり、製造コストの増加が抑えられる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・補助コイルバネ34,41のセット荷重は、上記実施形態の設定に限らず、適宜な値に設定してもよい。例えば、筒内噴射式エンジンの高回転運転時にも、端面24cと座面30aとの衝突による異音が問題となるのであれば、高回転運転時にも端面24cと座面30aとの接触を維持可能な高いセット荷重を設定することが考えられる。また、アイドル運転時にも、端面24cと座面30aとの接触を維持できない低いセット荷重を設定した場合にも、端面24cと座面30aとの離間量を小さくすることができれば、それらの衝突時の衝撃をより小さくして異音を抑えることが可能である。
・係合部材32の形状を変更して、コイルバネ33がリフター30を直接押圧するようにしてもよい。また、係合部材32をリフター30と一体化するようにしてもよい。いずれにせよ、プランジャー24を介さずにリフター30をカム18に向けて付勢するようにコイルバネ33が設けられ、かつプランジャー24の端面24cに対して座面30aが離間可能なようにリフター30が設けられていれば、コイルバネ33の横力がプランジャー24に作用することを好適に抑制することができる。
・リフター30を介さずにプランジャー24をリフター30に向けて付勢することが可能であれば、補助コイルバネ34,41を、加圧室25やオイル室30c以外の部位に設置するようにしてもよい。
・上記実施形態では、コイルバネ33として、全長に渡りコイル径が一定のものを採用していたが、部位により異なるコイル径を有した、いわゆるビーハイブ型のコイルバネを採用してもよい。
・補助コイルバネ34,41を、板バネなどの他の弾性部材により構成するようにしてもよい。そうした場合にも、その弾性部材を、リフター30を介さずにプランジャー24をリフター30に向けて付勢し、コイルバネ33よりもセット荷重が小さくなるように設置すれば、異音の発生を抑えながら、コイルバネ33の横力がプランジャー24に作用することを好適に抑制することができる。
次に、上記実施形態およびその変形例から把握される技術的思想について、それらの作用効果と共に、以下に列記する。
(イ)筒状のシリンダーと、同シリンダーの内部に一端が挿入され、同シリンダーの外部に他端が突出された状態で同シリンダーに対して往復摺動可能に配設された棒状のプランジャーと、そのプランジャーにより前記シリンダーの内部に区画形成された加圧室と、前記シリンダーに対して前記プランジャーを往復摺動させるためのカムと、前記プランジャーにおける前記他端の端面と前記カムとの間に介設されるとともに、前記他端に対して離間可能に設けられたリフターと、前記リフターを前記カムに向けて付勢するコイルバネと、を備える高圧燃料ポンプにおいて、前記シリンダーと前記プランジャーとの間に介設されて、前記リフターに対する前記コイルバネの付勢力よりも小さい力で前記プランジャーを前記リフターに向けて付勢する弾性部材を備える、ことを特徴とする燃料ポンプ。
こうした燃料ポンプでは、コイルバネの付勢力は、係合部材を介してリフターに伝達される。一方、プランジャーは、リフターおよび係合部材に対して一体に連結されているため、プランジャーに対するコイルバネの横力の伝達が抑えられるようになる。ただし、リフターとプランジャーの端面との離間が自在となっていると、プランジャーの往復摺動に伴い、リフターに対する同プランジャーの端面の離間と接触とが繰り返されることになる。そして、リフターとプランジャーの端面との衝突による異音が発生する虞がある。その点、上記燃料ポンプでは、プランジャーは、係合部材に係合していない状態においても、シリンダーとプランジャーとの間に介設された弾性部材により、リフターに対するコイルバネの付勢力よりも小さい力で同リフターに向けて付勢されている。そのため、リフターからのプランジャー端面の離間が抑えられて、上記異音の発生が抑制されるようになる。したがって、上記燃料ポンプによれば、リフターをカムに押し付けるためのコイルバネの圧縮により生じる横力がプランジャーに作用することを好適に抑制することができる。
(ロ)前記弾性部材は、前記加圧室内に配設されている、前記(イ)に記載の燃料ポンプ。
上記のように、上記(イ)に記載の燃料ポンプは、加圧室内に弾性部材を配設した構成とすることが可能である。
(ハ)筒状のシリンダーと、同シリンダーの内部に一端が挿入され、同シリンダーの外部に他端が突出された状態で同シリンダーに対して往復摺動可能に配設された棒状のプランジャーと、そのプランジャーにより前記シリンダーの内部に区画形成された加圧室と、前記シリンダーに対して前記プランジャーを往復摺動させるためのカムと、前記プランジャーにおける前記他端の端面と前記カムとの間に介設されるとともに、前記他端に対して離間可能に設けられたリフターと、前記リフターを前記カムに向けて付勢するコイルバネと、前記リフターと前記コイルバネとの間に介設されて、前記端面からの前記リフターの離間量が規定量となったときに前記プランジャーに係合する係合部材と、を備える高圧燃料ポンプにおいて、前記係合部材と前記リフターとの間に介設されて、前記リフターに対する前記コイルバネの付勢力よりも小さい力で前記プランジャーを前記リフターに向けて付勢する弾性部材を備える、ことを特徴とする燃料ポンプ。
こうした燃料ポンプでは、コイルバネの付勢力は、係合部材を介してリフターに伝達される。一方、プランジャーは、リフターおよび係合部材に対して一体に連結されているため、プランジャーに対するコイルバネの横力の伝達が抑えられるようになる。ただし、リフターとプランジャーの端面との離間が自在となっていると、プランジャーの往復摺動に伴い、リフターに対する同プランジャーの端面の離間と接触とが繰り返されることになる。そして、リフターとプランジャーの端面との衝突による異音が発生する虞がある。その点、上記燃料ポンプでは、プランジャーは、係合部材に係合していない状態においても、係合部材とリフターとの間に介設された弾性部材により、リフターに対するコイルバネの付勢力よりも小さい力で同リフターに向けて付勢されている。そのため、リフターからのプランジャー端面の離間が抑えられて、上記異音の発生が抑制されるようになる。したがって、上記燃料ポンプによれば、リフターをカムに押し付けるためのコイルバネの圧縮により生じる横力がプランジャーに作用することを好適に抑制することができる。
(ニ)前記リフターは、前記プランジャーの前記他端の周りを囲むオイル室を有し、前記係合部材および前記弾性部材は、そのオイル室の内部に設けられる、上記(ニ)に記載の燃料ポンプ。
上記のように、上記(ハ)に記載の燃料ポンプは、プランジャーの他端の周りを囲むオイル室を有するようにリフターが構成されている場合には、そのオイル室の内部に係合部材および弾性部材を設けることが可能である。そうした場合、オイル室内のオイルによって弾性部材が腐食から保護されるため、弾性部材を比較的耐腐食性の低い材料により形成して、製造コストの増加を抑えることが可能となる。
13,40…高圧燃料ポンプ、18…カム、22…ポンプ本体、23…シリンダー、24…プランジャー、24a…挿入端(一端)、24b…突出端(他端)、24c…端面、24d…溝、25…加圧室、30…リフター、30a…座面、30c…オイル室、32…係合部材、33…コイルバネ、34,41…補助コイルバネ(弾性部材)。

Claims (3)

  1. 筒状のシリンダーと、同シリンダーの内部に一端が挿入され、同シリンダーの外部に他端が突出された状態で同シリンダーに対して往復摺動可能に配設された棒状のプランジャーと、そのプランジャーにより前記シリンダーの内部に区画形成された加圧室と、前記シリンダーに対して前記プランジャーを往復摺動させるためのカムと、前記プランジャーにおける前記他端の端面と前記カムとの間に介設されるとともに、前記端面に対して離間可能に設けられたリフターと、前記リフターを前記カムに向けて付勢するコイルバネと、前記リフターと前記コイルバネとの間に介設されるとともに、前記端面からの前記リフターの離間量が規定量となったときに前記プランジャーに係合する係合部材と、を備える高圧燃料ポンプにおいて、
    前記プランジャーが前記係合部材に係合していない状態において、前記リフターに対する前記コイルバネの付勢力よりも小さい力で前記プランジャーを同リフターに向けて付勢する弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材は、前記シリンダーと前記プランジャーとの間に介設されているとともに、前記加圧室の内部に設けられている、ことを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 筒状のシリンダーと、同シリンダーの内部に一端が挿入され、同シリンダーの外部に他端が突出された状態で同シリンダーに対して往復摺動可能に配設された棒状のプランジャーと、そのプランジャーにより前記シリンダーの内部に区画形成された加圧室と、前記シリンダーに対して前記プランジャーを往復摺動させるためのカムと、前記プランジャーにおける前記他端の端面と前記カムとの間に介設されるとともに、前記端面に対して離間可能に設けられたリフターと、前記リフターを前記カムに向けて付勢するコイルバネと、前記リフターと前記コイルバネとの間に介設されるとともに、前記端面からの前記リフターの離間量が規定量となったときに前記プランジャーに係合する係合部材と、を備える高圧燃料ポンプにおいて、
    前記プランジャーが前記係合部材に係合していない状態において、前記リフターに対する前記コイルバネの付勢力よりも小さい力で前記プランジャーを同リフターに向けて付勢する弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材は、前記係合部材と前記リフターとの間に介設された、ことを特徴とする燃料ポンプ。
  3. 前記リフターは、前記プランジャーの前記他端の周りを囲むオイル室を有し、
    前記係合部材および前記弾性部材は、そのオイル室の内部に設けられる、
    請求項2に記載の燃料ポンプ。
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