JP6311575B2 - 燃料ポンプ - Google Patents
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Description
また、上記弾性部材は、係合部材とリフターとの間に介設することもできる。更に、プランジャーの他端の周りを囲むオイル室をリフターが有するように燃料ポンプが構成されている場合には、係合部材および弾性部材を、そのオイル室の内部に設けることが可能である。そうした場合、オイル室内のオイルによって弾性部材が腐食から保護されるため、弾性部材を比較的耐腐食性の低い材料により形成して、製造コストの増加を抑えることが可能となる。
以下、燃料ポンプの第1実施形態を、図1〜図4を参照して詳細に説明する。本実施形態の燃料ポンプは、車載用の筒内噴射式エンジンに設けられる、カム駆動式の高圧燃料ポンプとして構成されている。
この高圧燃料ポンプ13では、カム18によるリフター30の押し上げ、押し下げに応じて、プランジャー24がシリンダー23に対して往復摺動するようになる。そして、プランジャー24が挿入端24a側に移動すると、加圧室25の容積が縮小し、プランジャー24が突出端24b側に移動すると、加圧室25の容積が拡大する。なお、以下では、挿入端24a側への移動をプランジャー24の上昇と記載し、突出端24b側への移動をプランジャー24の下降と記載する。
(1)本実施形態の高圧燃料ポンプ13では、プランジャー24の端面24cに対して離間可能にリフター30が設けられている。一方、リフター30とコイルバネ33との間には、プランジャー24の端面24cに対するリフター30の離間量が規定量となったときにプランジャー24に係合する係合部材32が介設されている。そして、プランジャー24が係合部材32に係合していない状態において、リフター30に対するコイルバネ33の付勢力よりも小さい力でプランジャー24をリフター30に向けて付勢する補助コイルバネ34が設けられている。そのため、プランジャー24とリフター30との衝突による異音によるドライバビリティーの悪化を抑えつつ、プランジャー24へのコイルバネ33の横力の作用を抑制することができる。
次に、燃料ポンプの第2実施形態を、図5および図6を併せ参照して詳細に説明する。なお本実施形態にあって、上記実施形態と共通する構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
・補助コイルバネ34,41のセット荷重は、上記実施形態の設定に限らず、適宜な値に設定してもよい。例えば、筒内噴射式エンジンの高回転運転時にも、端面24cと座面30aとの衝突による異音が問題となるのであれば、高回転運転時にも端面24cと座面30aとの接触を維持可能な高いセット荷重を設定することが考えられる。また、アイドル運転時にも、端面24cと座面30aとの接触を維持できない低いセット荷重を設定した場合にも、端面24cと座面30aとの離間量を小さくすることができれば、それらの衝突時の衝撃をより小さくして異音を抑えることが可能である。
(イ)筒状のシリンダーと、同シリンダーの内部に一端が挿入され、同シリンダーの外部に他端が突出された状態で同シリンダーに対して往復摺動可能に配設された棒状のプランジャーと、そのプランジャーにより前記シリンダーの内部に区画形成された加圧室と、前記シリンダーに対して前記プランジャーを往復摺動させるためのカムと、前記プランジャーにおける前記他端の端面と前記カムとの間に介設されるとともに、前記他端に対して離間可能に設けられたリフターと、前記リフターを前記カムに向けて付勢するコイルバネと、を備える高圧燃料ポンプにおいて、前記シリンダーと前記プランジャーとの間に介設されて、前記リフターに対する前記コイルバネの付勢力よりも小さい力で前記プランジャーを前記リフターに向けて付勢する弾性部材を備える、ことを特徴とする燃料ポンプ。
上記のように、上記(イ)に記載の燃料ポンプは、加圧室内に弾性部材を配設した構成とすることが可能である。
Claims (3)
- 筒状のシリンダーと、同シリンダーの内部に一端が挿入され、同シリンダーの外部に他端が突出された状態で同シリンダーに対して往復摺動可能に配設された棒状のプランジャーと、そのプランジャーにより前記シリンダーの内部に区画形成された加圧室と、前記シリンダーに対して前記プランジャーを往復摺動させるためのカムと、前記プランジャーにおける前記他端の端面と前記カムとの間に介設されるとともに、前記端面に対して離間可能に設けられたリフターと、前記リフターを前記カムに向けて付勢するコイルバネと、前記リフターと前記コイルバネとの間に介設されるとともに、前記端面からの前記リフターの離間量が規定量となったときに前記プランジャーに係合する係合部材と、を備える高圧燃料ポンプにおいて、
前記プランジャーが前記係合部材に係合していない状態において、前記リフターに対する前記コイルバネの付勢力よりも小さい力で前記プランジャーを同リフターに向けて付勢する弾性部材と、
を備え、
前記弾性部材は、前記シリンダーと前記プランジャーとの間に介設されているとともに、前記加圧室の内部に設けられている、ことを特徴とする燃料ポンプ。 - 筒状のシリンダーと、同シリンダーの内部に一端が挿入され、同シリンダーの外部に他端が突出された状態で同シリンダーに対して往復摺動可能に配設された棒状のプランジャーと、そのプランジャーにより前記シリンダーの内部に区画形成された加圧室と、前記シリンダーに対して前記プランジャーを往復摺動させるためのカムと、前記プランジャーにおける前記他端の端面と前記カムとの間に介設されるとともに、前記端面に対して離間可能に設けられたリフターと、前記リフターを前記カムに向けて付勢するコイルバネと、前記リフターと前記コイルバネとの間に介設されるとともに、前記端面からの前記リフターの離間量が規定量となったときに前記プランジャーに係合する係合部材と、を備える高圧燃料ポンプにおいて、
前記プランジャーが前記係合部材に係合していない状態において、前記リフターに対する前記コイルバネの付勢力よりも小さい力で前記プランジャーを同リフターに向けて付勢する弾性部材と、
を備え、
前記弾性部材は、前記係合部材と前記リフターとの間に介設された、ことを特徴とする燃料ポンプ。 - 前記リフターは、前記プランジャーの前記他端の周りを囲むオイル室を有し、
前記係合部材および前記弾性部材は、そのオイル室の内部に設けられる、
請求項2に記載の燃料ポンプ。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2014227336A JP6311575B2 (ja) | 2014-11-07 | 2014-11-07 | 燃料ポンプ |
Publications (2)
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JP6311575B2 true JP6311575B2 (ja) | 2018-04-18 |
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ID=56016049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014227336A Active JP6311575B2 (ja) | 2014-11-07 | 2014-11-07 | 燃料ポンプ |
Country Status (1)
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2014
- 2014-11-07 JP JP2014227336A patent/JP6311575B2/ja active Active
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