JP6306045B2 - 短い非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤による構造化の改良 - Google Patents

短い非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤による構造化の改良 Download PDF

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Description

非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の小粒子を含む構造化プレミックスは、高濃度界面活性剤液体洗剤組成物の構造化及び疎水性成分を含む液体洗剤組成物の構造化に非常に有効であることが判明している。
液体組成物の構造化及び増粘には、水添ヒマシ油などの非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を含む水性構造化剤プレミックスが使用される。非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤は、液体組成物に溶解させかつ直接分散させることができるのに対し、構造剤は、通常、加工性の改良、及び構造化効果の改良の両方のために、最初にプレミックスとして形成される。したがって、一般的に、融解させた構造剤を最初に水に乳化させ、次に結晶化させて、水性構造化プレミックスが形成される。次に、得られた水性構造化プレミックスを使用して液体組成物を構造化し、かつ同様にしてこのような液体組成物の粘度を増加させる(例えば、国際公開第2011031940号を参照されたい)。
国際公開第2011031940号
近年、家庭周りで使用するための液体組成物は、界面活性剤及び洗浄ポリマーなどの活性成分の濃度を増加させ、かつこれに応じ推奨用量を減少させることにより、「コンパクト化」されている。このようなコンパクト液体組成物は、活性成分濃度が高いことから製造に費用がかかる。通常、液体組成物は、より豊かで、より高級感のある消費体験を目的として構造化される。しかしながら、成分を構造化することは液体組成物の費用も増大させる。そのため、所望の程度の構造化を得るために必要とされる濃度が低濃度になるよう、構造化剤の有効性を高める必要がある。
本発明は、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を含む粒子と水とを含む水性構造化プレミックスに関し、数にして少なくとも80%の粒子は6ミクロン未満の長さを有する。
本発明は、更に、このような水性構造化プレミックスの製造方法にも関し、方法は、にて、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を含むエマルジョンを水中で80℃〜98℃の第1の温度で作製する工程と、エマルジョンを10秒間〜10分間にわたって10℃〜60℃の第2の温度に冷却する工程と、エマルジョンを少なくとも2分間にわたって第2の温度で維持する工程と、を含む。
本発明は、更に、このような水性構造化プレミックスを含む液体組成物にも関し、特に液体洗剤組成物に関する。
本発明は、更に、このような液体洗剤組成物を含む単位用量製品にも関し、液体洗剤組成物は20重量%未満の水を含み、水溶性フィルムに封入されている。
本発明は、更に、液体組成物を構造化するための水性構造化プレミックスの使用にも関する。
非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を含む水性構造化プレミックスは、典型的には、液体組成物中に物理的ネットワークを形成させることにより構造化される。これまで、このような水性構造化プレミックスは、構造剤の融点以上の温度で構造剤を乳化させ、次にゆっくりと結晶化温度に低下させて、構造剤のストランドを成長させることにより形成されてきた。そのため、構造化効果をもたらす物理的ネットワークは、水性構造化プレミックス中に以前から存在した。
驚くべきことに、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤のエマルジョンを急速に冷却させると、水性構造化プレミックスは、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の小粒子を主に含むことが発見されている。そのうえ、驚くべきことに非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤のこのような小粒子は、界面活性剤を高濃度で含む液体洗剤組成物を構造化させるのに非常に有効であることが発見されている。
本発明の水性構造化プレミックスは、このような液体洗剤組成物を構造化させるのにより有効であり、所望される程度の構造化をもたらすために加える必要のある構造化プレミックスがより少ない。したがって、構造化プレミックスにより液体組成物に持ち込まれる水は少なくなる。そのため、本発明の構造化プレミックスは、水溶性フィルムに封入して単位用量製品を形成することが意図される低含水液体洗剤組成物に特に好適である。
本明細書に定義するように、構成成分を「本質的に含まない」とは、存在する構成成分が、対応するプレミックス又は組成物の15重量%未満、好ましくは10重量%、より好ましくは5重量%未満、更により好ましくは2重量%未満であることを意味する。最も好ましくは、ある構成成分を「本質的に含まない」とは、その構成成分が、対応するプレミックス又は組成物に全く存在しないことを意味する。
本明細書で定義するように、「安定」とは、米国特許出願第2008/0263780(A1)号に記載されるFloc Formation Testを用いて測定するとき、少なくとも2週間、好ましくは少なくとも4週間、より好ましくは少なくとも1ヶ月、又は更により好ましくは4ヶ月を超える期間、25℃に維持されたプレミックスに、視認され得る相分離が観察されないことを意味する。
本明細書で使用される全てのパーセント、比率及び割合は、別途記載のない限り、対応するプレミックス又は組成物の重量パーセントによる。平均値は全て、別途記載のない限り、対応するプレミックス、組成物又はその構成成分の「重量」に基づいて計算したものである。
別途記載のない限り、全ての構成成分、プレミックス、又は組成物の濃度は、当該構成成分、プレミックス、又は組成物の活性部分に関するものであり、このような構成成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。
全ての測定は、別途記載のない限り、25℃で実施される。
水性構造化プレミックス:
本発明の水性構造化プレミックスは、その他の全ての成分の重量パーセンテージを考慮に入れた後に構造化プレミックスの残部を形成する水を含む。水は、好ましくは、水性構造化プレミックスの45重量%〜97重量%、より好ましくは55重量%〜93重量%、更により好ましくは65重量%〜87重量%の濃度で存在する。
非高分子結晶質、ヒドロキシル官能性構造剤は水に乳化する。非高分子結晶質、ヒドロキシル官能性構造剤は、結晶性グリセリドを含む。好ましくは、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤は、水添ヒマシ油(一般に「HCO」と略記される)若しくはそれらの誘導体を含むか、又は更にはそれらから構成される。
本発明の水性構造化プレミックスは、粒子の形態の非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を含む。粒子は典型的には棒様又は糸様である。非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤は、好ましくは、水性構造化プレミックスの2重量%〜10重量%、より好ましくは3重量%〜8重量%、更により好ましくは4重量%〜6重量%の濃度で存在する。
数にして少なくとも80%の非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を含む粒子は、6ミクロン未満の長さを有する。好ましくは、数にして少なくとも80%の粒子は、0.25〜6ミクロン未満の長さを有する。粒子の長さは粒子の最大軸長として定義される。このような小粒子により、高濃度で界面活性剤を含む液体洗剤組成物に添加したときの構造化が改良されることが判明している。好ましくは、数にして少なくとも90%、好ましくは95%の粒子は、6ミクロン未満の長さを有する。好ましくは、数にして少なくとも90%、好ましくは95%の粒子は、0.25ミクロン超、かつ6ミクロン未満の長さを有する。好ましくは、数にして少なくとも70%、好ましくは80%、より好ましくは90%の粒子は、2ミクロン未満の長さを有する。好ましくは、数にして少なくとも70%、好ましくは80%、より好ましくは90%の粒子は、0.25ミクロン超、かつ2ミクロン未満の長さを有する。驚くべきことに、2ミクロン未満の長さを有する短粒(short particle)は、コンパクト液体洗剤組成物を構造化させるのに特に有効であることが見出されている。
前述の通り、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤は、好ましくは水添ヒマシ油である。ヒマシ油は、主にリシノール酸を含むがオレイン酸及びリノール酸も含むトリグリセリド植物油である。ヒマシ油は水素化によりヒマシワックス(あるいは水添ヒマシ油として公知である)になる。水添ヒマシ油は、ヒマシ油の少なくとも85重量%のリシノール酸を含み得る。好ましくは、水添ヒマシ油は、グリセリルトリス−12−ヒドロキシステアレート(CAS 139−44−6)を含む。好ましい実施形態において、水添ヒマシ油は、水添ヒマシ油の少なくとも85重量%、より好ましくは少なくとも95重量%のグリセリルトリス−12−ヒドロキシステアレートを含む。しかしながら、水添ヒマシ油組成物はまた、他の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖エステルも含み得る。好ましい実施形態では、水添ヒマシ油は、ASTM D3418又はISO 11357を用いて測定するとき、45℃〜95℃の範囲の融点を有する。水添ヒマシ油は残留不飽和度が低い場合があり、かつ一般的にはエトキシ化されない(エトキシ化は融点温度を望ましくない程度にまで低下させる傾向がある)。低残留不飽和度とは、本明細書において、20以下、好ましくは10以下、より好ましくは3以下のヨウ素価を意味する。当業者であれば、公知の技法を用いたヨウ素価の測定方法を認識するであろう。
本発明の水性構造化プレミックスは、好ましくは、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の乳化を改良し、かつ得られる液滴を安定化させる目的で、乳化剤として添加された界面活性剤を含む。添加するとき、界面活性剤は、好ましくはその界面活性剤の臨界ミセル濃度(c.m.c)を超える濃度で添加する。非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を、これらのミセルを含有する水相に乳化させるとき、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の一部がミセルへと運ばれ、ミセルにより安定化された液滴を形成する。界面活性剤は、水性構造化プレミックスの1%〜45%、好ましくは4%〜37%、より好ましくは9%〜29%の濃度で水性構造化プレミックス中に存在させることができる。界面活性剤の重量パーセントは、界面活性剤アニオンの重量パーセントに対して測定される。すなわち、対イオンは除外される。アニオン性界面活性剤の構造化プレミックスの25重量%超を使用するとき、水に加えて有機溶媒を使用し、界面活性剤を希釈することが好ましい。
洗浄性界面活性剤が好ましく、すなわち、硬質表面又は布地に対し洗浄効果をもたらす界面活性剤が好ましい。例えば、洗浄性界面活性剤は、被処理表面又は基材からの、油っぽい汚れ又は泥/粘土汚れの除去をもたらし得る。例えば、洗浄性界面活性剤は、洗浄サイクル中に布地洗浄効果をもたらし得る。この界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、カチオン性、及び両性イオン性界面活性剤を含む群から選択され得る。任意の好適な界面活性剤を使用できるものの、アニオン性界面活性剤が好ましい。好ましくは、アニオン性界面活性剤は、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルアルコキシル化硫酸塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される。pHに基づき、酸形態又は塩形態いずれかのアニオン性界面活性剤を使用できる。酸形態のアニオン性界面活性剤を使用できるものの、アニオン性界面活性剤は好ましくは非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の添加前に中和される。
好ましいスルホネート洗浄性界面活性剤には、アルキルベンゼンスルホン酸塩、好ましくはC10〜13アルキルベンゼンスルホン酸塩が挙げられる。好適なアルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)は好ましくは、市販の直鎖アルキルベンゼン(LAB)すなわち、商品名Isochem(登録商標)でSasolにより供給されるものなどの、又は商品名Petrelab(登録商標)でPetresaにより供給されるものなどの低2−フェニルLABを含む好適なLAB、商品名Hyblene(登録商標)でSasolにより供給されるものなどの高2−フェニルLABを含むその他の好適なLABを、スルホン化することにより得られる。好適なアニオン性洗浄界面活性剤は、DETAL触媒方法によって得られるアルキルベンゼンスルホン酸塩であるが、HFなどの他の合成経路によるものも好適な場合がある。
好ましいサルフェート洗浄性界面活性剤には、アルキルサルフェート、好ましくはC8〜18アルキルサルフェート、又は主にC12アルキルサルフェートが含まれる。
別の好ましいサルフェート洗浄性界面活性剤は、アルキルアルコキシル化サルフェート、好ましくはアルキルエトキシ化サルフェート、好ましくはC8〜18アルキルアルコキシル化サルフェート、好ましくはC8〜18アルキルエトキシ化サルフェートであり、好ましくはアルキルアルコキシル化サルフェートは、0.5〜20、好ましくは0.5〜10の平均アルコキシル化度を有し、好ましくはアルキルアルコキシル化サルフェートは、0.5〜10、好ましくは0.5〜7、より好ましくは0.5〜5、最も好ましくは0.5〜3の平均エトキシル化度を有するC8〜18アルキルエトキシ化サルフェートである。
アルキルサルフェート、アルキルアルコキシル化サルフェート及びアルキルベンゼンスルホン酸塩は、直鎖又は分枝鎖であってもよく、置換又は非置換であってもよい。
水性構造化プレミックスには、アニオン性界面活性剤に加え、追加の界面活性剤を含有させることもできる。具体的には、水性構造化プレミックスには、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択される追加の界面活性剤を含ませることができる。
水性構造化プレミックスには、pH調整剤を更に含ませることもできる。所望のpHに基づき、無機型及び有機型のいずれかのアルカリ供給源並びに酸性化剤などの任意の公知のpH調整剤を使用することができる。
pH調整剤は、典型的には、水性構造化プレミックスの0.2重量%〜20重量%、好ましくは0.25重量%〜10重量%、より好ましくは0.3重量%〜5.0重量%の濃度で存在する。
無機アルカリ供給源は、限定するものではないが、水溶性アルカリ金属水酸化物、酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、珪酸塩、メタ珪酸塩、及びこれらの混合物;水溶性アルカリ土類金属水酸化物、酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、珪酸塩、メタ珪酸塩、及びこれらの混合物;水溶性第13族元素金属水酸化物、酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、珪酸塩、メタ珪酸塩、及びこれらの混合物;並びにこれらの混合物を含む。好ましい無機アルカリ供給源は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びこれらの混合物であり、無機アルカリ供給源が水酸化ナトリウムであるのが、最も好ましい。環境上の理由で好ましくないが、ピロリン酸塩、オルトリン酸塩、ポリリン酸塩、ホスホン酸塩、及びこれらの混合物を含む水溶性リン酸塩をアルカリ供給源として使用し得る。
有機アルカリ供給源は、限定するものではないが、第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン、及びこれらの混合物を含む。他の有機アルカリ供給源は、アルカノールアミン又はアルカノールアミンの混合物である。好適なアルカノールアミンは、低級アルカノールモノアルカノールアミン、低級アルカノールジアルカノールアミン、及び低級アルカノールトリアルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、又はトリエタノールアミンから選択することができる。高級なアルカノールアミンほど分子量が大きく、本発明の目的に関しては質量効率が低い可能性がある。質量効率の理由から、モノアルカノールアミン及びジアルカノールアミンが好ましい。モノエタノールアミンが特に好ましいが、トリエタノールアミンなどの更なるアルカノールアミンが、特定の実施形態では緩衝剤として有用となり得る。本明細書で使用される最も好ましいアルカノールアミンは、モノエタノールアミンである。
無機酸性化剤は、限定するものではないが、HF、HCl、HBr、HI、ホウ酸、リン酸、ホスホン酸、硫酸、スルホン酸、及びこれらの混合物を含む。好ましい無機酸性化剤はホウ酸である。
有機酸性化剤は、限定するものではないが、置換並びに置換、分岐、直鎖及び/又は環状C〜C30カルボキシル酸、並びにこれらの混合物を含む。
水性構造化プレミックスには、所望によりpH緩衝剤を含ませてもよい。いくつかの実施形態において、pHは、5〜11、又は6〜9.5、又は7〜9のpH範囲内で維持される。理論に束縛されるものではないが、緩衝剤は、水性構造化プレミックスのpHを安定させて、それによって、HCO構造化剤の潜在的な加水分解を制限すると考えられる。しかしながら、緩衝剤を含まない実施形態を想到することができ、HCOを加水分解するときに、同様に構造化し得るもののHCOよりも少量の、何らかの12−ヒドロキシステアレートが形成され得る。緩衝剤を含有する特定の好ましい実施形態では、pH緩衝剤は、構造化プレミックス中にナトリウムのような一価の無機カチオンを導入しない。好ましい緩衝剤は、ホウ酸のモノエタノールアミン塩である。しかしながら、緩衝剤が、意図的に加えたナトリウム、ホウ素、又はリンをいずれも含まない実施形態も考えられる。いくつかの実施形態において、MEAで中和したホウ酸が、水性構造化プレミックスの0重量%〜5重量%、0.5重量%〜3重量%、又は0.75重量%〜1重量%の濃度で存在してもよい。
前述の通り、酸形態のアニオン性界面活性剤を中和する目的で、大部分の構造化剤を乳化させるのに十分な量で最初にアルカノールアミンを添加する場合に限り、トリエタノールアミン及び/又はその他のアミンなどのアルカノールアミン類を緩衝剤として使用でき、あるいはアニオン性界面活性剤は別の手法により予め中和される。
水性構造化プレミックスは、非アミノ官能性の有機溶媒を更に含み得る。非アミノ官能性有機溶媒はアミノ官能基を全く含有しない有機溶媒である。好ましい非アミノ官能性有機溶媒としては、一価アルコール類、二価アルコール類、多価アルコール類、グリセロール、ポリエチレングリコールなどのポリアルキレングリコール類を含むグリコール類、並びにこれらの混合物が挙げられる。より好ましい非アミノ官能性有機溶媒としては、一価アルコール類、二価アルコール類、多価アルコール類、グリセロール、及びこれらの混合物が挙げられる。非アミノ官能性有機溶媒、特に次の、低級脂肪族アルコール類(エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノールなど)、ジオール類(1,2−プロパンジオール又は1,3−プロパンジオールなど)、及びグリセロールのうちの2種以上の混合物は非常に好ましい。同様に、プロパンジオール及びジエチレングリコールの混合物は好ましい。このような混合物は、好ましくはメタノール又はエタノールを全く含有しない。
好ましい非アミノ官能性有機溶媒は、周囲温度及び周囲圧力(すなわち、21℃及び1気圧)にて液体であり、炭素、水素及び酸素を含む。非アミノ官能性有機溶媒は、構造化剤プレミックスを調製するとき、又は液体組成物に直接添加するときに存在させてもよい。
水性構造化プレミックスにはまた、特に、使用前にプレミックスを保管することが意図されるときに防腐剤又は殺生物剤を含ませてもよい。
水性構造化プレミックスを含む液体組成物:
本発明の水性構造化プレミックスは液体組成物の構造化に有用である。そのため、液体組成物には、本発明の水性構造化プレミックスを含ませることができる。本発明の液体組成物は、典型的には、水性構造化プレミックスにより持ち込まれた、0.01重量%〜2重量%、好ましくは0.03重量%〜1重量%、より好ましくは0.05重量%〜0.5重量%の非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を含む。
好適な液体組成物としては、洗濯洗剤組成物及びすすぎ添加剤などの、布地を処理するための製品、食器洗浄用組成物、床洗浄剤、及び便器洗浄剤などの、硬質表面洗浄剤が挙げられる。本発明の水性構造化プレミックスは、液体洗剤組成物に特に適する。このような液体洗剤組成物は、認識され得る洗浄効果を提供するのに十分な洗浄性界面活性剤を含む。家庭用洗濯機などで布地を洗濯することのできる液体洗濯洗剤組成物が最も好ましい。
本明細書で使用するとき、「液体組成物」は、布地又は硬質表面などの基材を湿潤させること及び処理することのできる液体を含む任意の組成物を指す。液体組成物は、固形組成物のように組成物を最初に溶解させる必要なく、より容易に分散させることができ、かつ被処理表面をより均一に被覆することができる。液体組成物は、25℃で流動可能であり、ほぼ水のような粘度を有する組成物を含むが、ゆっくり流動し数秒あるいは更には数分間形状を保持する「ゲル」組成物も含む。
好適な液体組成物は、固体又は気体を適宜分割された形態で含み得るものであるが、組成物全体としては、錠剤又は顆粒などの、全体として非液体性の製品形態は除外する。液体組成物には、任意の固形の添加物は除外されるが、存在する場合、任意の泡は含まれ、好ましくは0.9〜1.3g/cm、より好ましくは1.00〜1.10g/cmの範囲の密度を有する。
好ましくは、液体組成物は、1重量%〜95重量%の水、非アミノ官能性の有機溶媒、及びこれらの混合物を含む。コンパクト液体組成物に関し、組成物は、好ましくは15重量%〜70重量%、より好ましくは20重量%〜50重量%、最も好ましくは25重量%〜45重量%の水、非アミノ官能性の有機溶媒、及びこれらの混合物を含む。あるいは、液体組成物は、低含水液体組成物であってよい。このような低含水液体組成物には、20重量%未満、好ましくは15重量%未満、より好ましくは10重量%未満の水を含ませることができる。
本発明の液体組成物には、2重量%〜40重量%、より好ましくは5重量%〜25重量%の非アミノ官能性の有機溶媒を含ませることもできる。
液体組成物を水溶性フィルムに封入して、1回用量製品を形成することもできる。このような単位用量製品は本発明の液体組成物を含み、この液体組成物は低含水液体組成物であり、液体組成物は水溶性又は水分散性フィルムに封入される。
単位用量製品は、水溶性フィルムにより形成され、少なくとも1つの内部容積を完全に封入する1つの区画を含んでもよく、この内部容積は低含水液体組成物を含む。単位用量製品は、所望により、更なる低含水液体組成物又は固体組成物を含む追加の区画を含む。化学的に不適合性の成分を分離するという理由で、又は成分の一部分を初期又は後期に洗濯水に放出させることが望ましい場合に、複数区画の単位用量形態が望ましいことがある。単位用量製品は、当該技術分野において公知の任意の手法を使用して形成できる。
低含水液体組成物が液体洗濯洗剤組成物である単位用量製品は特に好ましい。
好適な水溶性パウチ材料は、ポリマー、コポリマー又はその誘導体を含む。好ましいポリマー、コポリマー又はその誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリビニルアセテート、ポリカルボン酸及び塩類、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、澱粉及びゼラチンを含む多糖類、キサンタン(xanthum)及びカラガム(carragum)等の天然ゴムからなる群から選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組み合わせから選択される。
前述の通り、本発明の液体組成物は液体洗剤組成物であってよく、好ましくは液体洗濯洗剤組成物であってよい。液体洗剤組成物は、洗浄効果をもたらす界面活性剤を含む。本発明の液体洗剤組成物は、1重量%〜70重量%、好ましくは5重量%〜60重量%、より好ましくは10重量%〜50重量%、最も好ましくは15重量%〜45重量%の洗浄性界面活性剤を含み得る。好適な洗浄性界面活性剤は、アニオン性、非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。アニオン性界面活性剤対非イオン性界面活性剤の好ましい重量配分比は、100:0(すなわち非イオン性界面活性剤が存在しない)〜5:95、より好ましくは99:1〜1:4、最も好ましくは5:1〜1.5:1である。
本発明の液体洗剤組成物は、1つ以上のアニオン性界面活性剤を、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは5〜40重量%、最も好ましくは10〜30重量%含む。好ましいアニオン性界面活性剤は、C11〜C18アルキルベンゼンスルホン酸塩、C10〜C20分枝鎖及びランダムアルキル硫酸塩、C10〜C18アルキルエトキシ硫酸塩、中鎖分枝状アルキル硫酸塩、中鎖分枝状アルキルアルコキシ硫酸塩、1〜5個のエトキシ単位を含むC10〜C18アルキルアルコキシカルボン酸塩、変性アルキルベンゼンスルホン酸塩、C12〜C20メチルエステルスルホン酸塩、C10〜C18 αオレフィンスルホン酸塩、C6〜C20スルホコハク酸塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。しかしながら、本来、洗剤組成物の当該技術分野で知られているあらゆるアニオン性界面活性剤、例えばW.M.Linfield,Marcel Dekker編「Surfactant Science Series」Vol.7に開示されるもの等を用いてもよい。洗剤組成物は、好ましくは、例えば直鎖アルキルベンゼンスルホン酸又はその酸の水溶性塩の形態等、少なくとも1つのスルホン酸界面活性剤を含む。
本発明の洗剤組成物は、1つ以上の非イオン性界面活性剤を、好ましくは最高30重量%、より好ましくは1〜15重量%、最も好ましくは2〜10重量%含む。好適な非イオン性界面活性剤としては、限定するものではないが、いわゆるピークの狭いアルキルエトキシレートを含むC12〜C18アルキルエトキシレート(「AE」)、C6〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(特にエトキシレート及びエトキシ/プロポキシ混合物)、C6〜C12アルキルフェノールのブロック型アルキレンオキシド縮合体、C8〜C22アルカノールのアルキレンオキシド縮合体、及びエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマー(Pluronic(登録商標)−BASF Corp.)、並びに半極性の非イオン性物質(例えば、アミンオキシド及びホスフィンオキシド)が挙げられる。好適な非イオン性界面活性剤の広範な開示を、米国特許第3,929,678号に見出すことができる。
液体洗剤組成物にはまた、両性、双極性、カチオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択される追加の界面活性剤、酵素、酵素安定化剤、両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマー、粘土汚れ洗浄ポリマー、汚れ遊離ポリマー、汚れ懸濁ポリマー、漂白剤系、増白剤、色相染料、微粒子、香料、及び香料送達系を含むその他の臭気制御剤、ヒドロトロープ、抑泡剤、布地ケア香料、pH調整剤、移染防止剤、保存料、非布地用直接染料、並びにこれらの混合物からなる群から選択される洗剤成分を含有させることもできる。水性構造化プレミックスは、両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマー、粘土汚れ洗浄ポリマー、汚れ遊離ポリマー、汚れ懸濁ポリマー、蛍光増白剤、粒子、香料、及び香料送達系を含むその他の臭気制御剤、抑泡剤、布地ケア香料、並びにこれらの混合物からなる群から選択される洗剤成分などの、疎水性部分又は疎水性基を含む液体洗剤組成物の構造化に特に適する。より好ましくは、液体洗剤組成物は、両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマー、増白剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される洗剤成分を含む。
好ましくは、液体洗剤組成物は、蛍光増白剤などの増白剤を含む。蛍光増白剤は、紫外線スペクトル由来の光を吸収し、可視光を放出する。380〜450nmの波長を有する青色又は紫色スペクトルの光を放出する蛍光増白剤は特に好ましい。
本発明に有用な増白剤は、スチルベン、ピラゾリン、カルボン酸、メチンシアニン(methinecyanine)、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5員及び6員複素環、及びこれらの混合物の誘導体が挙げられるが必ずしもこれらに限定されないサブグループに分類できる。このような増白剤の例は、「The Production and Application of Fluoresent Brightening Agent」、M.Zahradnik(John Wiley & Sons、New York(1982)により出版)に開示されている。本組成物に有用な光学的増白剤の具体的な非限定的な例は、米国特許第4,790,856号及び同第3,646,015号に特定されているものである。
好適な蛍光増白剤としては、C.I.蛍光増白剤9、C.I.蛍光増白剤49、C.I.蛍光増白剤260、及びこれらの混合物が挙げられる。
蛍光増白剤9(2,2’−(1,2−エテンジイル)ビス[5−[[4,6−ビス(フェニルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]二ナトリウム塩、CAS 133−66−4)は次の構造を有する。
Figure 0006306045
C.I蛍光増白剤49(二ナトリウム2,2’−([1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジイルジビニレン)ビス(ベンゼンスルホネート);2,2’−([1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジイルジ−2,1−エテンジイル)ビス−ベンゼンスルホン酸二ナトリウム塩、CAS 27344−41−8)は次の構造を有する。
Figure 0006306045
C.I.蛍光増白剤260(2,2−(1,2−エテンジイル)ビス[5−[[4−(4−モルホリニル)−6−(フェニルアミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]−ベンゼンスルホン酸]、二ナトリウム塩、CAS:73071−63−3)、好ましくはα−結晶質形態、は次の構造を有する。
Figure 0006306045
増白剤は、典型的にはスラリーの一部として、3〜30μm、3μm〜20μm、又は3〜10μmの重量平均一次粒径を有する微紛化粒子形態で添加される。
蛍光増白剤は、0.01、0.05、又は更には0.1重量%の濃度から、最大で0.5又は更には0.75重量%の濃度で添加してもよい。
増白剤を粘土上に充填して粒子を形成してもよい。
好適な両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーは、布地及び表面からグリース粒子を除去するよう親水性と疎水性の特性が釣り合っている任意のアルコキシル化ポリマーである。本発明の両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーの具体的な実施形態は、コア構造と、そのコア構造に結合した複数のアルコキシレート基と、を含む。
コア構造は、式(I)、(II)、(III)及び(IV):
Figure 0006306045
の繰り返し単位を縮合形態で含むポリアルキレンイミン構造を含み得る(式中、#は、各場合において、窒素原子と式(I)、(II)、(III)又は(IV)の2つの隣接する繰り返し単位のA基の遊離結合部位との間の結合の半分を示し、は、各場合において、アルコキシレート基のうちの1つに対する結合の半分を示し、Aは、直鎖又は分枝鎖のC〜C−アルキレンから独立して選択され、これにおいて、ポリアルキレンイミン構造は、式(I)の1繰り返し単位、式(II)のx繰り返し単位、式(III)のy繰り返し単位、及び式(IV)のy+1繰り返し単位からなり、x及びyは、各場合において、0〜150の範囲の値を有し、ポリアルキレンイミンコア構造の平均重量平均分子量Mwは、60〜10,000g/molの範囲の値である)。
あるいは、コア構造は、式(I.a)及び/又は(I.b)のN−(ヒドロキシアルキル)アミンから選択される少なくとも1つの化合物の縮合生成物のポリアルカノールアミン構造を含み得る
Figure 0006306045
(式中、Aは、C〜C−アルキレンから独立して選択され、R、R1*、R、R2*、R、R3*、R、R4*、R及びR5*は、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールから独立して選択され、後者3つの言及されたラジカルは任意に、置換されてもよく、Rは、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールから選択され、後者3つの言及されたラジカルは任意に置換されてもよい)。
コア構造に結合した複数のアルキレンオキシ基は、式(V)のアルキレンオキシ単位から独立して選択される
Figure 0006306045
(式中、は、各場合において、式(I)、(II)又は(IV)の繰り返し単位の窒素原子に対する結合の半分を示し、Aは、各場合において、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン及び1,2−イソブチレンから独立して選択され、Aは、1,2−プロピレンであり、Rは、各場合において、水素及びC〜C−アルキルから独立して選択され、mは0〜2の範囲の平均値を有し、nは20〜50の範囲の平均値を有し、pは10〜50の範囲の平均値を有する)。
両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーの特定の実施形態は、内側ポリエチレンオキシドブロックと外側ポリプロピレンオキシドブロックとを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンから選択されてもよく、エトキシル化度及びプロポキシル化度は特定の制限値を上回りも下回りもしない。本発明によるアルコキシル化ポリアルキレンイミンの特定の実施形態は、ポリエチレンブロックのポリプロピレンブロックに対する比率(n/p)の最小値が0.6であり、最大値が1.5(x+2y+1)1/2である。0.8〜1.2(x+2y+1)1/2のn/p比率を有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンは、特に有益な特性を有することが判明している。
本発明によるアルコキシル化ポリアルキレンイミンは第一級、第二級、及び第三級アミン窒素原子からなる主鎖を有し、これらの窒素原子はアルキレンラジカルAにより互いに結合し、ランダムに配列される。ポリアルキレンイミン主鎖の主鎖及び側鎖を開始又は終止し、その残りの水素原子が引き続いてアルキレンオキシ単位により置換される第一級アミノ部分は、それぞれ式(I)又は(IV)の繰り返し単位と呼ばれる。残りの水素原子が引き続いてアルキレンオキシ単位により置換される第二級アミノ部分は、式(II)の繰り返し単位と呼ばれる。主鎖と側鎖に分岐する第三級アミノ部分は、式(III)の繰り返し単位と呼ばれる。
窒素原子及びA基からなるポリアルキレンイミン主鎖は、好ましくは60〜10,000g/mole、より好ましくは100〜8,000g/mole、及び最も好ましくは500〜6,000g/moleの平均分子量Mwを有する。
和(x+2y+1)は、1つの個々のポリアルキレンイミン主鎖内に存在するアルキレンイミン単位の総数に相当し、それゆえにポリアルキレンイミン主鎖の分子量に直接関わる。しかしながら、指定で与えられた値は、混合物中に存在する全てのポリアルキレンイミンの数平均に関わる。和(x+2y+2)は、1つの個々のポリアルキレンイミン主鎖内に存在するアミノ基の総数に相当する。
アミノ窒素原子を接続するラジカルAは、1,2−エチレン、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン、1,2−イソブチレン、1,2−ペンタンジイル、1,2−ヘキサンジイル又はヘキサメチレンなどの、同一の又は異なる、直鎖又は分枝鎖C〜C−アルキレンラジカルであり得る。好ましい分枝状アルキレンは、1,2−プロピレンである。好ましい直鎖アルキレンは、エチレン及びヘキサメチレンである。より好ましいアルキレンは、1,2−エチレンである。
ポリアルキレンイミン主鎖の第一級及び第二級アミノ基の水素原子は、式(V)のアルキレンオキシ単位により置換される。
Figure 0006306045
この式では、可変要素は、好ましくは、以下に与えられる意味のうちの1つを有する。
は、各場合において、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン及び1,2−イソブチレンから選択され、好ましくはAは、1,2−プロピレンである。Aは1,2−プロピレンであり、Rは、各場合において、水素及びC〜Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル及びtert−ブチルなど)から選択され、好ましくはRは水素である。添え字mは、各場合において、0〜2の値を有し、好ましくは、mは0又は1であり、より好ましくは、mは0である。添え字nは、20〜50の範囲、好ましくは22〜40の範囲、より好ましくは24〜30の範囲の平均値を有する。添え字pは、10〜50の範囲、好ましくは11〜40の範囲、より好ましくは12〜30の範囲の平均値を有する。
好ましくは、式(V)のアルキレンオキシ単位は、アルコキシレートブロックの非ランダム配列である。非ランダム配列により、[−A−O−]が1番目に付加され(すなわち、式(I)、(II)又は(III)の反復単位の窒素原子に対する結合に最も近接している)、[−CH−CH−O−]が2番目に付加され、[−A−O−]が3番目に付加されることが意味される。この配向は、内側ポリエチレンオキシドブロックと外側ポリプロピレンオキシドブロックとを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンを提供する。
式(V)のこれらのアルキレンオキシ単位の大部分は、エチレンオキシ単位−[CH−CH−O)]−及びプロピレンオキシ単位−[CH−CH(CH)−O]−により形成される。アルキレンオキシ単位はまた、追加的に、少ない割合でプロピレンオキシ又はブチレンオキシ単位−[A−O]−も有し、すなわち、水素原子で飽和化されたポリアルキレンイミン主鎖は、存在するNH−部分1mol当たり、最大2mol、特に0.5〜1.5mol、特に0.8〜1.2molの、少量のプロピレンオキシド又はブチレンオキシドとも最初に反応させることもでき、すなわち、初期にアルオキシル化させることもできる。
ポリアルキレンイミン主鎖のこの最初の修飾により、必要である場合には、アルコキシル化における反応混合物の粘性を低下させることができる。しかしながら、修飾は一般にアルコキシル化ポリアルキレンイミンの性能特性に影響せず、したがって、好ましい尺度を構成しない。
両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーは、本発明の洗剤及び洗浄組成物中に、組成物の0.05重量%〜約10重量%の範囲の濃度で存在する。本組成物の実施形態は、0.1重量%〜5重量%を含んでもよい。より具体的には、本実施形態は、0.25〜2.5%のグリース洗浄ポリマーを含んでもよい。
構造化プレミックスの製造方法:
本発明の水性構造化プレミックスは、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を含むエマルジョンを水中で80℃〜98℃の第1の温度で作製する工程と、エマルジョンを10秒間〜10分間にわたって10℃〜60℃の第2の温度に冷却する工程と、エマルジョンを少なくとも2分間にわたって第2の温度で維持する工程と、を含む方法を使用して作製できる。
エマルジョンは、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤、好ましくは水添ヒマシ油(HCO)の液滴を融解形態で含む。液滴は、好ましくは、0.1ミクロン〜4ミクロン、より好ましくは1ミクロン〜3.5ミクロン、更により好ましくは2ミクロン〜3.5ミクロン、最も好ましくは2.5ミクロン〜3ミクロンの平均径を有する。平均径は、乳化が完了した温度で測定する。
エマルジョンは、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤を融解形態で含むか、又は更にはそれからなる第1の液体と、水を含む第2の液体とを準備することにより調製できる。第1の液体を第2の液体中に乳化させる。これは、典型的には、第1の液体と第2の液体とを一緒に合わせて混合装置を通過させることにより行われる。
第2の液体は、好ましくは50重量%〜99重量%、より好ましくは60重量%〜95重量%、最も好ましくは70重量%〜90重量%の水を含む。第2の液体にはまた、乳化を向上させる目的で界面活性剤を含ませることもできる。好ましい実施形態では、第2の液体の少なくとも1重量%、好ましくは1重量%〜50重量%、より好ましくは5重量%〜40重量%、最も好ましくは第2の液体の10〜30重量%の界面活性剤が含まれる。界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性イオン性界面活性剤、又はこれらの混合物を含む群から選択され得る。好ましくは、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、より好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩、最も好ましくは直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩である。生成されるエマルジョンが非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の液滴であり、主に水連続相に存在し、主に界面活性剤連続相には存在しないような濃度で、界面活性剤が第2の液体中に存在することは理解すべきである。
界面活性剤は、酸形態で又は中和された塩としてのいずれかで添加できる。特に、界面活性剤が酸形態で添加されるとき、第2の液体には中和剤を含ませることができる。本出願者らは、本明細書において、「中和剤」により、界面活性剤を酸形態で添加したときに形成されるような酸性溶液を中和するために使用される剤を意味する。好ましくは、中和剤は、水酸化ナトリウム、C〜Cエタノールアミン、及びこれらの混合物からなる群から選択される。好ましい中和剤は、C〜Cエタノールアミン、より好ましくはモノエタノールアミンである。
第2の液体組成物は、防腐剤を含み得る。好ましくは、この防腐剤は、抗菌剤である。Thor Chemicals(Cheshire,UK)から市販の抗菌剤「Acticide」シリーズから選択されるものなどの、任意の好適な防腐剤を使用することができる。
第1の液体と第2の液体とを混合し、第1の温度でエマルジョンを形成する。エマルジョンを形成するための第1の温度は80℃〜98℃であり、好ましくは85℃〜95℃、より好ましくは87.5℃〜92.5℃である。
好ましくは、第1の液体は、第2の液体と混合する直前に、70℃以上、より好ましくは70℃〜150℃、最も好ましくは75℃〜120℃の温度である。この温度範囲では、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤が確実に融解し、エマルジョンが効率的に形成される。しかしながら、温度が高過ぎると、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の変色又は更には分解が生じる。
第2の液体は、典型的には、第1の液体と混合する前に、80℃〜98℃、好ましくは85℃〜95℃、より好ましくは87.5℃〜92.5℃の温度である。すなわち第1の温度と同一であるか、又はこれに近い。
エマルジョン中の、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の水に対する比は、1:50〜1:5、好ましくは1:33〜1:7.5、より好ましくは1:20〜1:10にすることができる。換言すれば、例えば混合装置に流入する際に2つの液体流を合わせるとき、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の水に対する比は、例えば、1:50〜1:5、好ましくは1:33〜1:7.5、より好ましくは1:20〜1:10にすることができる。
エマルジョンの製造方法は、連続式方法又はバッチ式方法である。連続式にすることにより、運転間のダウンタイムが短縮され、より費用及び時間効率の良い方法が得られる。「連続式方法」とは、本明細書において、材料の連続する流れが装置を通過することを意味する。「バッチ式方法」とは、本明細書において、方法が別個の異なる工程を経ることを意味する。装置を通る生成物の流れは様々な変換段階が完了したときに中断され、すなわち、材料の流れは不連続的である。
理論に束縛されるものではないが、連続式方法の使用により、バッチ式方法と比較してエマルジョンの液滴径の調節の向上がもたらされると考えられる。結果として、典型的には、連続式方法では、所望の平均径を有し、したがってより狭い液滴径範囲を有する液滴が、より効率的に生産される。エマルジョンのバッチ式生産では、バッチタンク内で生じる混合度合いにおける固有のばらつきに起因して、一般的に、生産される液滴径のばらつきはより大きくなる。ばらつきは、バッチタンク内での混合パドルの使用及び配置に起因して生じ得る。これにより、液体をゆっくりと移動させるゾーン(及びそのため混合が少なくなり、液滴が大きくなる)、及び液体を高速で移動させるゾーン(及びそのためより混合され、液滴が小さくなる)が生じる。当業者であれば、連続式方法を可能にするのに適切な混合デバイスの選択方法を認識するであろう。これに加え、連続式方法では、エマルジョンを更に高速で冷却工程に送り込むことが可能になる。同様に、連続式方法では、冷却工程に送り込む前にバッチタンクで生じ得る、想定より早い段階での冷却を減らすことが可能になる。
エマルジョンは任意の好適な混合装置を使用して調製できる。混合装置は、典型的には機械的エネルギーを用いて液体を混合する。好適な混合装置には、静的及び動的ミキサー装置が含まれ得る。動的ミキサー装置の例には、ホモジナイザー、ローターステーター、及び高剪断ミキサーがある。混合装置は、必要なエネルギー散逸率を得るために直列又は並列に配置された複数の混合装置であり得る。
一実施形態において、エマルジョンは、第1及び第2の液体をマイクロチャネル混合装置に通すことによって調製され得る。マイクロチャネル混合装置は、静的ミキサーの類である。好適なマイクロチャンネル混合装置は、分割再合流型混合装置、スタガー・ヘリンボーン(staggered herringbone)ミキサー、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。好ましい実施形態において、マイクロチャネル混合装置は、分割再合流型混合装置である。
好ましくは、エマルジョンは、1×10W/Kg〜1×10W/Kg、好ましくは1×10W/Kg〜5×10W/Kg、より好ましくは5×10W/Kg〜1×10W/Kgのエネルギー散逸率を有する高エネルギー分散で成分を混合することにより形成される。
理論に束縛されるものではないが、高エネルギー分散によりエマルジョンの大きさが減少し、後工程での結晶の成長効率が増加するものと考えられる。
第2の工程では、エマルジョンは、10℃〜60℃、好ましくは15℃〜55℃、より好ましくは25℃〜50℃の第2の温度に冷却される。理論に束縛されることを望まないが、この冷却工程が非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の結晶化度を増大させると考えられる。エマルジョンは、好ましくは可能な限り迅速に冷却される。例えば、エマルションは、10秒間〜10分間、好ましくは5分間未満、より好ましくは2分間未満にわたって、第2の温度に冷却され得る。
エマルジョンは、熱交換装置に通過させるなど、任意の好適な手法により第2の温度に冷却できる。好適な熱交換装置は、プレート及びフレーム式熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、及びこれらの組み合わせからなる群から選択できる。
エマルジョンは、2つ以上の熱交換装置に通過させることができる。この場合、2番目の及びそれ以降の熱交換装置は、典型的には最初の熱交換装置に対し直列させて配置される。このような熱交換装置の配置を利用して、エマルジョンの冷却プロファイルを調節できる。
エマルジョンは、2〜30分間、好ましくは5〜20分間、より好ましくは10〜15分間にわたって10℃〜60℃、好ましくは15℃〜55℃、より好ましくは25℃〜50℃の温度に維持される。
本発明の方法は、水性構造化プレミックスを、10℃〜30℃、好ましくは15℃〜24℃の保存温度で保存する更なる工程を含み得る。この温度範囲では、水性構造化プレミックスは、使用前に長期保存するのに十分安定である。
本発明の方法から形成された水性構造化プレミックスは、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤のスフェルライトをわずかに含むか、又は全く含まない。このようなスフェルライトは、構造化及び粘度の提供において非常に非効率的なものであると考えられる。本発明の方法はスフェルライトをほんのわずかにしか生成しないか、又は全く生成しないことから、スフェルライトよりも構造化が効率的である粒子の形成については、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤をより多量に利用可能であると考えられる。
静的ミキサーを含み、典型的にバッチ式方法で使用されるオーバーヘッドミキサーの使用を介する、任意の好適な手法を使用して、水性構造化プレミックスを液体組成物に組み込むことができる。
好ましくは、水性構造化プレミックスは、高剪断混合する必要のある成分の組込み後に添加される。より好ましくは、水性構造化プレミックスは、液体組成物に最後に組み込まれる成分である。水性構造化プレミックスは、好ましくは、低剪断混合を用いて液体組成物に組み込まれる。好ましくは、水性構造化プレミックスは、1000s−1未満、好ましくは500s−1未満、より好ましく200s−1未満の平均剪断速度を用いて液体組成物に組み込まれる。混合時の滞留時間は、好ましくは20s未満、より好ましくは5s未満、より好ましくは1s未満である。混合装置に使用され、かつ通常、製造元により提供される方法にしたがって、剪断速度及び滞留時間が算出される。例えば、静的ミキサーに関しては、平均剪断速度は次式を用いて算出される
Figure 0006306045
(式中、
は、静的ミキサーの空隙比であり(供給元により提供)、
パイプは、静的ミキサー構成要素を含むパイプの内径であり、
パイプは、内径Dパイプを有するパイプを流体が通過する際の平均速度であり、次式により算出され、
Figure 0006306045
Qは、静的ミキサーを通過する流体の体積流量である)。
静的ミキサーに関しては、滞留時間は次式を用いて算出される
Figure 0006306045
(式中、
Lは、静的ミキサーの長さである)。
方法:
A)pH測定:
pHは、取扱説明書にしたがって較正したジェル充填プローブ(例えばToledoプローブ、部品番号52 000 100)を取り付けたSantarius PT−10P pHメーターを用いて、25℃で、未希釈組成物に対して測定する。
B)レオロジー:
レオロジー測定には、300μmの間隔で標準的な40mmのスチール平行板を備える、TA Instruments製のAR−G2レオメーターを用いる。別途記載のない限り、全ての測定は、25℃で、定常状態の剪断速度で、取扱説明書にしたがって行われる。
C)非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の粒子の長さを測定する方法:
水性構造化プレミックスは、原子間力顕微鏡(AFM)を使用して解析される。次の手順を使用してサンプルを調製した。片面研磨Siウエファー(<100>、381ミクロン厚さ、IDB Technologies(UK)から供給される2nm自然酸化膜)を、最初に、寸法約20×20mmの細片に砕くか又は切り出した。綿棒(Johnson & Johnson(UK))を使用し、Siウエファーに水性構造化プレミックスを大量に塗布する。ペーストで被覆されたウエファーを、蓋付のポリ(スチレン)ペトリ皿(直径40mm、高さ10mm、Fisher Scientific(UK))に移し、周囲条件(18℃、40〜50% RH)下で空気中に5分間置いた。次にペトリ皿にHO(HPLC等級、Sigma−Aldrich(UK))を充填し、サンプルを浸漬状態で約1時間置いた。これに続き、HPLC等級のHOにSiウエファーを浸漬させたまま、Siウエファー表面から浮き上がってきたペーストを綿棒により取り除いた。次に、ペトリ皿からSiウエファーを回収し、HPLC等級のHOですすぐ。続いて、Siウエファーを35℃のファンオーブンで10分間乾燥させる。
次に、ウエファー表面を次の通りに画像化する:SiウエファーをAFM(NanoWizard II、JPK Instruments)に取り付け、角錘先端部を備える矩形Si片持ち梁(PPP−NCL、Windsor Scientific(UK))を使用して、断続的接触モードで、周囲条件(18℃、40〜50% RH)下、大気中で画像化する。画像寸法は20ミクロン×20ミクロンとし、ピクセル密度は1024×1024に設定し、スキャン速度は0.3Hzに設定する。これは、12ミクロン/sの先端速度に相当する。
得られるAFM画像を次の通り解析する:AFM画像は、ImageJ,version 1.46(National Institute of Health、http://rsb.info.nih.gov/ij/からダウンロード)を使用して開いた。「解析」メニューで、スケールはミクロン単位で現実的な画像サイズ、20μm×20μmに設定する。画像の縁部に接触していない20個の粒子を無作為に選択する。ImageJツールメニューから「freehand line」機能を利用し、選択した粒子をそれぞれトレースし、長さを測定する(メニュー選択:「Plugins」/「Analyze」/「Measure and Set Label」/「Length」)。任意のサイズ分布の算出において、長さが0.25ミクロン未満である粒子は計数しない。
測定は3セット行い(サンプル調製、AFM測定及び画像解析)、結果を平均した。
D)エネルギー散逸率:
静的乳化装置を含む連続式方法において、エネルギー散逸率は、乳化装置における圧力降下を測定し、この値に流速を乗じ、その後、装置のアクティブ体積(active volume)で除することによって計算される。バッチタンク又は高剪断ミキサー等の外部電源を介して乳化が行われる場合、エネルギー散逸は、以下の式1を用いて計算される(Kowalski,A.J.,2009.,Power consumption of in−line rotor−stator devices.Chem.Eng.Proc.48,581.);
=P+P+P 式1
式中、Pは、液体に対してロータを回転させるのに必要とされる電力であり、Pは、液体の流れからの更なる所要電力であり、Pは、例えば、軸受、振動、雑音等による電力損失である。
E)レオロジー測定:
別途記載のない限り、粘度は、角度2°、及び間隙206ミクロンで配置されたコーンとプレートを備えるAnton Paar MCR 302レオメーター(Anton Paar(Graz,Austria))を使用して測定する。一定速度が得られるまで剪断速度0.01s−1で剪断速度を一定に保持した後、粘度を測定する。次に、0.0224s−1、0.05s−1、0.11s−1、0.25s−1、0.55s−1、0.255s−1、2.8s−1、6.25s−1、14s−1、31.2s−1、70s−1にて剪断速度を測定し、各測定値を採取する前に、各剪断速度にて10秒間待機する。測定は全て20℃で実施した。
以下の手順を用いて、本発明の水性構造化プレミックスAを連続式方法で調製した。
90+/−5℃にて水添ヒマシ油を溶解させて、第1の液体を形成した。水中に16.7重量%直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(HLAS)及び3.34重量%モノエタノールアミンを含む第2の液体を90+/−5℃で調製した。液体を混合し、11段階からなる内径0.6mm(Ehrfeld(Wendelsheim,Germany))の分割再合流型静的ミキサーを流速10Kg/hrで通過させて、86℃にてエマルジョンを形成する連続的な方法により、第1の液体を4:96で第2の液体中に乳化させた。得られる平均エマルジョンサイズは2.88ミクロンであった。
水浴中に吊るした3mのコイル状0.32cm(1/8”)ステンレス鋼チューブ、続いて2mのコイル状0.64cm(1/4”)ステンレス鋼チューブで構成される熱交換器に1Kg/hrで流体を迂回させ、エマルジョンを2分未満で45℃に冷却した。次に、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の粒子を形成させるため、水浴中に吊るした6mのコイル状0.32cm(1/8”)ステンレス鋼チューブ、続いて4.6mのコイル状0.38cm(3/8”)ステンレス鋼チューブで構成される滞留時間ユニットに流体を通過させ、温度を18分間45℃の温度に維持した。
以下の手順を用いて、比較水性構造化プレミックスBをバッチ式方法で調製した。
水中に6.7重量%直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(HLAS)及び3.34重量%モノエタノールアミンを含む液体を90+/−5℃で調製した。粒子化した水添ヒマシ油を、撹拌下バッチ式方法にて、4:96の割合で液体にゆっくりと分散させた。一度融解させてから水添ヒマシ油を液体中に乳化させた。次に、温度が40℃に達するまで、1℃/分の速度でエマルジョンをゆっくりと冷却した。次に、水性構造化プレミックスを貯蔵タンクに移送し、室温に冷却した。
得られた水性構造化プレミックス:本発明プレミックスA、及び比較プレミックスBは、いずれも次の組成を有した。
Figure 0006306045
しかしながら、製造方法が異なるため、本発明のプレミックスAは、非高分子性、結晶質、及びヒドロキシル含有構造剤の小粒子をより高い割合で含んでいた。
Figure 0006306045
次の組成を有し、かつ本発明の水性構造化プレミックスA、又は比較水性構造化プレミックスBのいずれかを含む液体組成物を調製した。
Figure 0006306045
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸の重量パーセントには、プレミックスを介して組成物に加えられたものの重量パーセントが含まれる。
−NH当たり20個のエトキシレート基を有する、分子量600g/molのポリエチレンイミンコア。
PEG−PVAグラフトコポリマーは、ポリ酢酸ビニルグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーである。
Genencor International(Palo Alto,California,USA)の製品
Novozymes(Bagsvaerd,Denmark)の製品
本発明の水性構造化プレミックスを含む処理組成物Aと、比較水性構造化プレミックスを含む処理組成物Bとについて、得られる剪断粘度(0.2s−1にて測定)を以下に示す。
Figure 0006306045
以下は、本明細書に記載の方法を用いて作製できる本発明の水性構造化プレミックスの非限定例である。
Figure 0006306045
以下に記載の通り、本発明による水性構造化プレミックスを、非構造化処理組成物に添加して、構造化処理組成物を形成することができる。
Figure 0006306045
本発明の水性構造化プレミックスから
あるいは、以下に記載の通り、本発明による水性構造化プレミックスを低含水非構造化処理組成物に添加して、構造化低含水処理組成物を形成することができる。
Figure 0006306045
得られる低含水処理組成物を水溶性フィルムに封入して、単位量製品を形成できる。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、別途記載のない限り、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (12)

  1. 水と棒様又は糸様粒子とを含む水性構造化プレミックスであって、前記粒子が水添ヒマシ油を含み、数にして少なくとも90%の前記粒子が0.25ミクロン超ミクロン未満の長さを有する、水性構造化プレミックス。
  2. 請求項1に記載の構造化プレミックスの製造方法であって、
    a)水添ヒマシ油を含むエマルジョンを水中で80℃〜98℃の第1の温度で作製する工程と、
    b)前記エマルジョンを5分未満で15℃〜55℃の第2の温度に冷却する工程と、
    c)前記エマルジョンを少なくとも2分間にわたって15℃〜55℃の第2の温度で維持する工程と、
    この順に含む、方法。
  3. d)前記水性構造化プレミックスを10℃〜30℃の保存温度で保存する工程、
    を更に含む、請求項に記載の方法。
  4. 工程(c)において、前記エマルジョンが、2〜30分間にわたって前記第2の温度に維持される、請求項又はに記載の方法。
  5. 工程(a)において、前記エマルジョンが界面活性剤を含む、請求項のいずれか一項に記載の方法。
  6. 工程(a)において、前記エマルジョンが、1×10W/Kg〜1×10W/Kgのエネルギー散逸率を有する高エネルギー分散で前記成分を混合することにより形成される、請求項のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記方法が連続式である、請求項のいずれか一項に記載の方法。
  8. 請求項に記載の水性構造化プレミックスを含む、液体組成物。
  9. 前記液体組成物が、該液体組成物の1〜70重量%の濃度で存在する少なくとも1種の界面活性剤を含む液体洗剤組成物である、請求項に記載の液体組成物。
  10. 前記液体洗剤組成物が、両性、双極性、カチオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択される追加の界面活性剤、酵素、酵素安定化剤、両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマー、粘土汚れ洗浄ポリマー、汚れ遊離ポリマー、汚れ懸濁ポリマー、漂白剤系、蛍光増白剤、色相染料、微粒子、香料、及び香料送達系を含むその他の臭気制御剤、ヒドロトロープ、抑泡剤、布地ケア香料、pH調整剤、移染防止剤、保存料、非布地用直接染料、及びこれらの混合物からなる群から選択される洗剤成分を更に含む、請求項に記載の液体組成物。
  11. 請求項又は10に記載の液体洗剤組成物を含む単位用量製品であって、前記液体洗剤組成物が20重量%未満の水を含み、水溶性フィルムに封入されている、単位用量製品。
  12. 液体組成物を構造化するための、請求項に記載の水性構造化プレミックスの使用。
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