JP6292464B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関し、特に、三次元映像を表示する表示装置に関する。
近年、三次元映像、所謂、3D映像を表示可能なディスプレイの需要が急速に高まっている。三次元映像を表示させる方法は、過去から多くの研究がなされており、現在も活発に研究・開発がなされている。その中で、現在、最も有力視されている方法の一つに、両眼視差を用いる方法がある。
この両眼視差を用いた三次元映像表示装置は、大きく2つの方式に分類される。一つは専用のメガネを用いて左右の目に異なる映像を映し出す方式(以下、「メガネ方式」と称す)であり、もう一つは、専用のメガネを用いずに三次元映像表示装置から出力される左右異なる画像の光を空間的に分離して映し出す方式(以下、「裸眼方式」と称す)である。
前者のメガネ方式は、比較的大きな画面を複数の観察者が同時に見るのに適した方式であり、映画館やテレビなどに用いられている。後者の裸眼方式は、比較的小さな画面を一人の観察者が見るのに適した方式である。この裸眼方式は、専用のメガネを用いるという煩わしさがなく、手軽に三次元映像を見る事が可能であることから、携帯端末、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、ノート型コンピュータのディスプレイなどへの適用が期待されている。
裸眼方式の3次元映像が表示可能な表示装置の一例として、特許文献1が開示す液晶表示装置がある。特許文献1は、図21に示すように、X軸方向及びY軸方向に3×3の画素6がマトリクス状に配置されており、1つの画素6が6個のサブピクセルRR、RL、GR、GL、BR、BLから構成される液晶表示装置を開示している。この液晶表示装置は、前記6個のサブピクセル61から構成される1画素で、カラー画像を構成するR、G、Bの光を観察者の左右の目用に2つ映し出している。なお、サブピクセルRRは、右目用の赤の画像を表示するサブピクセルであり、RLは、左目用の赤の画像を表示するサブピクセルである。同様にGR、GL、BR、BLはそれぞれ、右目用の緑、左目用の緑、右目用の青、左目用の青の画像を表示するサブピクセルである。
この液晶表示装置は、図22に示すように、ピッチ2×PpxでX軸方向及びY軸方向に配置された画素マトリクスを有する液晶パネルの上に、ピッチPlxのシリンドリカルレンズ31がX軸方向にアレイ状に並べられたレンズアレイシートを配置した構成となっている。図23に示すように、サブピクセルRRから出射された右目用の赤の光は、シリンドリカルレンズにより空間上のZRに放射され、左目用の赤の光も同様にシリンドリカルレンズにより空間上のZLに放射される。ここで、観察者の右目9Rが空間ZRに、左目9Lが空間ZLに入るようにすると、観察者には右目9Rで右目用の画像のみを見ることになり、左目9Lで左目用の画像のみを見ることになるため、液晶表示装置に表示された画像を3次元映像として視認することができる。また、この液晶表示装置は、右目用のサブピクセルと左目用のサブピクセルに同一の画像を表示することで、2次元映像も表示可能である。画像表示を行う機器が常に3次元映像を表示するわけではなく、3次元映像を表示する割合の方が少ないという現状を考えると、2次元映像も表示可能であることは、実使用上重要であると言える。
しかしながら、上述の特許文献1が開示する液晶表示装置では、2次元映像を表示した際にモアレが視認されやすいという問題が生じていた。このモアレが発生するメカニズムについて説明する。シリンドリカルレンズは、レンズの軸方向にはレンズ効果を持たないが、軸と直角の方向にはレンズ効果を持つ。図22の場合、レンズの軸方向とはY軸方向であり、軸と直角の方向とはX軸方向である。ここで液晶表示装置をシリンドリカルレンズの焦点近傍に配置すると、液晶表示装置から放射される光は、図23に示したように、Z軸に対して傾きを持った方向へ投射され、その角度はシリンドリカルレンズの頂点と、液晶表示装置のX軸の位置との関係によって決まる。従って、液晶表示装置から放射される光の強度がX軸の位置によって異なる場合、その光の強弱が放射される角度によって異なることになる。つまり、液晶表示装置に光を放射しない遮光部80が存在し、その遮光部80がY軸方向に延在している場合、シリンドリカルレンズから放射されるある角度方向の光が無くなり、黒く視認されるのである。これがモアレの発生するメカニズムであり、シリンドリカルレンズの代わりに視差バリアを用いた場合でも全く同様のことが発生する。
前述の遮光部80は、液晶表示装置のX軸方向に隣接配置される2つのサブピクセルの間にあることから、黒く視認される領域(図中のZd)は、左目用画像が投影される領域と右目用画像が投影される領域の間に位置する。ここで、液晶表示装置が3次元映像を表示している場合、観察者は画像を3次元映像として視認できるように、左目と右目を、それぞれ適切な位置にくるように顔を移動させることができるが、2次元映像を表示している場合、観察者が適切な位置を意識することが出来ない。そのため顔の位置によっては黒く視認される領域に目が配置される場合があり、表示品位を著しく低下させる場合があるのである。
このモアレを抑制する方法に、特許文献2で開示している方法がある。図24は、特許文献2が開示する3次元映像を表示可能な液晶表示装置のサブピクセル61を示している。既に説明したとおり、モアレは液晶表示装置から放射される光の強度がX軸の位置により変化することで生ずる。X軸の位置に応じた液晶表示装置から放射される光の強度は、液晶表示装置の開口部を、そのX軸の位置においてY軸方向に切断した場合の開口部と遮光部の比率に等しい。そのため、モアレを解消するには、開口部と遮光部の比率をX軸方向の位置に依らず一定にすればよい。特許文献2が開示するサブピクセル61は、Y軸方向に延在する遮光部をX軸に対して角度θ傾けている。この斜め遮光部の幅をeとすると、この遮光部のY軸方向の幅dは以下の式で表すことができる。
[数1]
d=e/cosθ
斜め遮光部が存在する部分の開口部の幅は、幅b、cの合計となり、開口部を規定する辺Etと辺Ebが平行であれば、その合計はX軸方向の位置に依らず一定となる。一方、斜め遮光部が存在しない部分では、開口部を規定する辺Et’が辺Ebと平行であれば、幅fを幅dと等しくすることで、開口部の幅aは、X軸方向の位置に依らず一定であり、且つ、幅b、cの合計と等しくなる。尚、辺El、El’、Erは共に平行である。
モアレを抑制する方法には特許文献2で開示されている方法以外にも様々な手法がある(例えば、特許文献3、4、5)。
特開2006−030512号公報 特開平10−186294号公報 特開2005−208567号公報 特開2008−092361号公報 特開2012−215830号公報
しかしながら、特許文献1で開示された三次元映像を表示する液晶表示装置に、特許文献2などで開示されたモアレを低減する画素レイアウトを適用すると、画面全域に同一の色を表示させた場合などで、Y軸方向に隣接する画素行で輝度あるいは色味が異なって見え、細かい横縞が視認される(以下、この状態を「横縞感」と称す)が生ずることがわかった。この横縞感は表示装置の狭い領域を詳細に見ようとした場合に特に強く視認され、表示品位を著しく低下させる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、モアレを抑制し、且つ、横縞感の発生を抑制できる、三次元映像を表示可能な表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る表示装置は、第1の基板と第2の基板との間に液晶層を挟んだ液晶表示装置であって、互いに直交する第1の方向及び第2の方向にアレイ状にサブピクセルが配置され、各々の前記サブピクセルは、前記第1の方向の開口部の長さが前記第2の方向の位置によらずほぼ一定であり、前記液晶表示装置上には、前記第2の方向に光を振り分けるシリンドリカルレンズが前記第2の方向にアレイ状に配置され、前記シリンドリカルレンズに平行光を入射した際に、前記液晶表示装置の前記液晶層の位置における光の集光幅をスポット幅と定義し、前記第2の方向に配列した前記サブピクセルの各々の行において、前記サブピクセルの前記第1の方向における開口部の重心位置を前記第2の方向の各点で求めた時、前記重心位置を前記スポット幅で移動平均した値が変動し、その変動幅がおよそ5μm以下であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係る表示装置は、前記サブピクセルには色フィルタが配置されており、前記第2の方向に隣接するサブピクセルでは、前記色フィルタの色が同一であり、前記第1の方向に隣接するサブピクセルでは、前記色フィルタの色が異なることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係る表示装置は、自発光表示装置であって、互いに直交する第1の方向及び第2の方向にアレイ状にサブピクセルが配置され、各々の前記サブピクセルは、前記第1の方向の発光部の長さが前記第2の方向の位置によらずほぼ一定であり、前記自発光表示装置上には、前記第2の方向に光を振り分けるシリンドリカルレンズが前記第2の方向にアレイ状に配置され、前記シリンドリカルレンズに平行光を入射した際に、前記自発光表示装置の前記発光部の位置における光の集光幅をスポット幅と定義し、前記第2の方向に配列した前記サブピクセルの各々の行において、前記サブピクセルの前記第1の方向における発光部の重心位置を前記第2の方向の各点で求めた時、前記重心位置を前記スポット幅で移動平均した値が変動し、その変動幅がおよそ5μm以下であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第4の観点に係る表示装置は、前記第2の方向に隣接するサブピクセルでは、前記発光部が発光する色が同一であり、前記第1の方向に隣接するサブピクセルでは、前記発光部が発光する色が異なることを特徴とする。
本発明によれば、モアレの発生及び横縞感を抑制し、3Dクロストークも低い3次元映像を高画質で実現することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構造を示す立体図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の画素配置を模式的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の開口部のレイアウトを示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置のサブピクセルの開口部のレイアウトを示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の断面およびシリンドリカルレンズの特性について示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置のサブピクセルの開口部のレイアウトの一部を示した図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置のサブピクセル行の開口部重心の値、及び開口部重心の移動平均の値を示したグラフである。 本発明の一実施形態に係る表示装置のサブピクセルから放射される光の経路を模式的に示した図である。 横縞感の評価に用いた従来の液晶表示装置の開口部のレイアウトを示した図である。 横縞感の評価に用いた本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の開口部のレイアウトを示した図である。 本発明の実施例1に係る表示装置の開口部のレイアウトを示した図である。 本発明の実施例1に係る表示装置のサブピクセルの開口部のレイアウトを示した図である。 本発明の実施例2に係る表示装置の開口部のレイアウトを示した図である。 本発明の実施例2に係る表示装置のサブピクセルの開口部のレイアウトを示した図である。 本発明の実施例3に係る表示装置の開口部のレイアウトを示した図である。 本発明の実施例3に係る表示装置のサブピクセルの開口部のレイアウトを示した図である。 本発明の実施例3に係る表示装置のサブピクセルの開口部のレイアウトの一部を示した図である。 本発明の表示装置であってELパネルを用いた場合の構造を示す立体図である。 本発明の表示装置であってELパネルの画素配置を模式的に示した図である。 従来の液晶表示装置の画素レイアウトを示す模式図である。 従来の液晶表示装置の構成を示す立体図である。 従来の液晶表示装置から出射される光の軌跡を説明するための図である。 従来の液晶表示装置の画素開口部を示した平面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置について、図面を参照して説明する。なお、各図面における各構成要素の大きさや縮尺は、図の視認性を確保するために適宜変更して記載している。また、各図面におけるハッチングは、各構成要素を区別するためのものであり、切断面等を意味するものではない。
本実施形態に係る表示装置は、左目用の画像と右目用の画像を表示可能であり、観察者の左右の目にそれぞれ異なる画像を表示することで、観察者に三次元映像を視認させることができる表示装置である。
図1に示すように、本実施形態に係る表示装置は、液晶パネル2を備え、液晶パネル2の上に、シリンドリカルレンズ31をアレイ状に形成したレンズアレイシート3が配置されている。また、液晶パネル2のレンズ面とは逆の面に、バックライト21が配置されている。
レンズアレイシート3を構成する個々のシリンドリカルレンズ31は、レンズの延在方向がY軸方向となっており、X軸方向に沿ってアレイ状に配置されている。シリンドリカルレンズ31は、Y軸方向(レンズの延在方向)にはレンズ効果を持たず、X軸方向にのみレンズ効果を持つ。すなわち、シリンドリカルレンズ31は、液晶表示パネル2に配置される各画素から放射される光をX軸方向に振り分ける光学手段として作用する。
液晶パネル2は、マトリクス状に薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)が配置されたTFT基板4と、RGBの色レジストで構成される色フィルタとブラックマトリクスとを備えるCF(Color Filter)基板5との間に液晶層55を挟んだ構造であり、図示していないがTFT基板4とCF基板5の液晶層55と接する面とは逆の面には、偏光板等の光学フィルムが配置されている。
また、液晶パネル2には、右目用の画像と左目用の画像を表示するサブピクセルがX軸方向及びY軸方向にマトリクス状に配置されている。シリンドリカルレンズの焦点は、液晶層55の近傍に設定されている。
図2は液晶パネル2の画素配置を模式的に示した図である。液晶パネル2は、X軸方向及びY軸方向に3×3の画素6を有しており、それぞれの画素6は、マトリクス状に配置された6個のサブピクセル61で構成されている。1つの画素6を構成する6個のサブピクセル61は、RR、RL、GR、GL、BR、BLのように配置されている。サブピクセルRRは右目用の赤の画像を表示するサブピクセルであり、RLは左目用の赤の画像を表示するサブピクセルである。同様に、GR、GL、BR、BLは、それぞれ、右目用の緑の画像、左目用の緑の画像、右目用の青の画像、左目用の青の画像を表示するサブピクセルである。図からわかるように、X軸方向に配列したサブピクセル61の行は、同一の色の画像を表示し、R、G、B各色の画像を表示するサブピクセルの行がY軸方向に順番に並んでいる。
図3は液晶パネル2の回路構成を示した図である。個々のサブピクセル61は、少なくとも、TFT64、液晶容量65、蓄積容量66から構成される。X軸方向に配列されたサブピクセル61の行には、1本のゲート線63が配置されており、同一行の全てのサブピクセル61のTFT64のゲート端子は、同一のゲート線63に接続されている。Y軸方向に配列されたサブピクセル61の列には、1本のデータ線62が配置されており、同一列の全てのサブピクセル61のTFT64のソース端子は、同一のデータ線62に接続されている。液晶容量65は画素電極と共通電極とで構成され、画素電極はTFT64のドレイン端子に接続されている。共通電極は対向基板(CF基板5)上に配置された全てのサブピクセルに共通の電極である。蓄積容量66を構成する2つの電極の内、一方はTFT64のドレイン端子に接続されており、もう一方の電極は蓄積容量線67に接続されている。
ここで示した回路構成は、液晶のモードとしてTN(Twisted Nematic)モード、あるいはVA(Vertical Alignment)モードを用いる場合の例であり、IPS(In Plane Switching)モード、あるいはFFS(Fringe Field Switching)モードの場合は、共通電極もTFT基板4上に配置される。
図4はモアレを抑制した1つの画素6の開口部のレイアウト例を示したものである。1つの画素6は6個のサブピクセル61で構成されており、各サブピクセルのX軸方向のピッチはPpxで、Y軸方向のピッチはPpyである。各サブピクセルには赤の光を透過するRレジスト51、緑の光を透過するGレジスト52、青の光を透過するBレジスト53が、X軸方向に整列するサブピクセルの行毎に設けられている。
画素の開口部とは、各サブピクセルの中で光を透過する部分(CF基板におけるブラックマトリクスあるいはTFT基板における配線等の構造物によって入射光が遮光されない部分)のことであり、図5は1つのサブピクセル61の遮光部で分割した開口部のレイアウトを詳細に示したものである。各サブピクセル61内には平行四辺形の形状を有する4つの開口部があり、それぞれの開口部は等間隔Wで配置されている。個々の開口部の2辺はX軸に平行であり、他の2辺はY軸に対し角度θの傾きを持っている。X軸方向に開口部と開口部を分離する遮光部の幅は、X軸方向に隣接するサブピクセル61との境界部を含め全て等しくeである。ここでサブピクセル61のX軸方向のピッチをPpxとし、開口部のY軸方向の高さをhとすると、W、θ、Ppx、hの間に以下の関係が成り立つようにする。
[数2]
h=W×tanθ
[数3]
Ppx=n×W
ここでnは1以上の整数であり、図5の例ではn=4である。X軸方向に開口部と開口部を分離する遮光部の中心線をL1〜L5、開口部のY軸方向の高さを規定するX軸に平行な線Et、Ebを図の様に定義した場合、上述の関係式が成り立つ場合、L1とEtの交点のX座標とL2とEbとの交点のX座標が等しくなり、同様にL2とEtとの交点のX座標とL3とEbとの交点のX座標が等しく、L3とEtとの交点のX座標とL4とEbとの交点のX座標が等しく、L4とEtとの交点のX座標とL5とEbとの交点のX座標が等しくなる。また全ての遮光部の幅が等しいことから、幾何学的な関係により、サブピクセルの開口部のY軸方向にはX軸方向に隣接する開口部を斜めに分断する遮光部が配置されることになり、開口部のY軸方向の高さの合計は、以下の式のように一定となる。
[数4]
h−e/cosθ
図6は本実施形態に係る表示装置の断面図であり、表示装置をX軸方向に切断した断面の一部を示したものである。表示装置の法線に平行な平行光Lpをシリンドリカルレンズ31に入射させた場合、光が集光する焦点位置Fpが、TFT基板4とCF基板5の間の液晶層55の近傍になるように、シリンドリカルレンズ31の曲率等を設定している。ここで、シリンドリカルレンズ31により集光された平行光Lpが液晶層55の位置で集光される幅をスポット幅Wgと定義する。なお、液晶層55の厚みはシリンドリカルレンズ31の焦点距離に比べて十分に小さいため、スポット幅Wgを規定する液晶層55の位置は、TFT基板4と接する面としてもよいし、CF基板5と接する面としてもよいし、深さ方向の中心位置としてもよい。ただしこのスポット幅は、シリンドリカルレンズの形状、屈折率等で求められる理論的な値ではなく、シリンドリカルレンズ製造時のレンズ曲率誤差など、各種交差及び収差を含めたものであり、実際に表示装置に平行光を入射し、液晶層の位置における光の強度分布を測定することによって求められる値(例えば、光の強度が1/2や1/eになる位置の幅)である。
ここで、各サブピクセル61の任意のX軸方向の位置において、開口部がY軸方向のどの位置に配置されているかを表す量として、開口部重心Cg(X)を以下の様に定義する。図7はサブピクセル61の開口部の一部を図示したもので、開口部をY軸に平行な線で切り取った場合、線分A−A’の位置の様に、Y軸方向の開口部が1箇所しか存在しない領域と、線分B−B’の位置の様にY軸方向の開口部が2箇所存在する場所とに別けられることがわかる。座標(Xa,Ya1)、(Xa,Ya2)は、線分A−A’の位置における開口部の境界の座標であり、座標(Xb,Yb1)、(Xb,Yb2)及び座標(Xb,Yb3)、(Xb,Yb4)は、線分B−B’の位置における2つの開口部の境界の座標である。ここで、線分A−A’の位置の様に開口部が1箇所しか存在しない位置における開口部重心CgのY軸方向の座標を、Ya1、Ya2を用いて以下の様に定義する。
[数5]
Cg(Xa)=(Ya1+Ya2)/2
同様に線分B−B‘の位置の様に開口部が2箇所存在する位置における開口部重心のY軸方向の座標を、Yb1、Yb2、Yb3、Yb4を用いて以下の様に定義する。
[数6]
Figure 0006292464
上記を計算するに当たり、開口部はX軸方向に隣接するサブピクセル61の開口部を含めて行なうものとする。図7に示した線Cg(X)はこの値を示したものである。
次に、Cg(X)をX軸方向におけるスポット幅Wgの範囲で平均化(移動平均)した値Cgsma(X)を計算する。これは以下の式で計算することができる。
[数7]
Figure 0006292464
図8は、本実施形態に係る表示装置の開口部重心Gg(X)とその移動平均Cgsma(X)の計算結果の一部を示したものである。図中のΔCg(X)は開口部重心の変動幅を示しており、ΔCgsma(X)は開口部重心の移動平均の変動幅を示している。本実施形態に係る液晶表示装置では、開口部重心の移動平均の変動幅ΔCgsma(X)がある一定の値以下になるように、シリンドリカルレンズ31の特性、角度θ及び、1つのサブピクセル61の中の開口部の分割数nを決定している。ただし、3Dクロストークを抑制するためには、WおよびWgの値はPpxの1/3以下にすることが望ましい。Wの値はθおよびnの値で調整することが可能である。
本実施形態に係る表示装置は以下のように駆動される。図3における個々のゲート線63に、サブピクセル61のTFT64が導通状態となる電位を順次印加する。それと同時に個々のデータ線62に映像信号を印加する。すると、サブピクセル61の行単位で映像信号がTFT64を介して、液晶容量65、蓄積容量66に書き込まれ、ゲート線63の電位がTFT64を非導通状態となる電位に変わることで、書き込まれた映像信号が保持される。これを全てのゲート線63に対して順次行なうことで、1画面分の映像が書き込まれる。ここで、右目用のサブピクセルRR、GR、BRに書き込まれる映像信号と左目用のサブピクセルLR、GL、BLに書き込まれる映像信号とに視差分の違いを持たせることで、観察者は3次元映像として認識できるのである。
本実施形態に係る表示装置では、モアレ及び横縞感を抑制した、3Dクロストークの低い3次元画像が表示可能となる。以下にその理由について説明する。
モアレの発生は、表示装置から放射される光の強度がX軸の位置により変化することで生ずる。X軸の位置に応じた表示装置から放射される光の強度は、サブピクセル61の開口部を、そのX軸の位置においてY軸方向に切断した場合の開口部と遮光部の比率に等しい。そのため、モアレを解消するには、開口部と遮光部の比率をX軸方向の位置に依らず一定にすればよい。本実施形態に係る表示装置では、サブピクセル61の開口部のY軸方向の高さの合計は数式4に示したようにX軸の位置に係らず一定である。従ってモアレがほぼ抑制される。
3Dクロストークは、隣接するサブピクセルの光が観察者の目に混入する比率のことであり、この値が大きいと観察者の左右の目それぞれに、右目用の画像と左目用の画像が混合して到達することになり、3次元画像として視認できなくなる。3Dクロストークは、Y軸に平行な直線上に隣接するサブピクセルの開口部が同時に存在することで生じ、その開口部が同時に存在する領域がX軸方向で長ければ長いほど高くなる。本実施形態におけるこの領域の長さはWである。また、レンズスポット幅Wgの領域では、開口部から放射される光がレンズによりX軸方向にWgの幅の分だけ平均化される。そのため、Wgの幅が広がると3Dクロストークの値が高くなる。しかし、本発明では、WおよびWgをPpxの1/3以下に設定するため、3Dクロストークの値を低く抑えることができる。3Dクロストークを低く抑える事は、視差画像を用いる2視点及び多視点の三次元画像表示装置では極めて重要である。
次に横縞感の発生原因と本発明により横縞感が抑制される理由について説明する。発明者はモアレ対策を行なった液晶表示装置を、開口部のレイアウトを変えて複数作製し、横縞感について調べた結果、横縞感は開口部重心の移動平均であるCgsma(X)の変動幅ΔCgsma(X)に大きく依存していることがわかった。表1にその評価結果を示す。サンプルは全て、サブピクセルのX軸方向のピッチPpxが91.5μm、Y軸方向のピッチPpyが61μmで、レンズスポット幅Wgは18μmである。サンプルは開口部のレイアウトを変え、ΔCg、ΔCgsmaを変えた4種を評価した。評価は主観評価で横縞感が視認されるものを「有り」、視認されないものを「無し」と判定した。
表1の結果から判るように横縞感は、ΔCgでは無く、ΔCgsmaに依存しており、2.8μmのサンプルCでは、全く視認されなかった。主観評価では評価者の視力の違い等による個人差があると予想されるが、サンプルCは全ての評価者で横縞感が無いという結果であった。また、サンプルDは通常の2次元画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)にレンズを貼ったものであり、ΔCg、ΔCgsmaが共に0である。この場合は、横縞感は全く無かった。この事から、横縞感はモアレ対策を施した3次元画像表示を行う表示装置に固有の問題であることが判る。
[表1]
横縞感評価結果
Figure 0006292464
上記の様な評価結果となった理由について考察を重ねた結果、横縞感の発生原因について以下のようなことが判明した。
横縞感は、表示装置の狭い領域を詳細に見ようとした場合に特に強く視認されるという特徴がある。この状態で表示装置から放射され観察者の目9に到達する光について記載したものが図9である。シリンドリカルレンズ31のX軸方向のピッチPlxは画素のX軸方向のピッチ(この場合2×Ppx)とほぼ等しく、観察者の目と表示装置との距離Deyeに比べて極めて小さい値となるため、隣接する2つのシリンドリカルレンズ31の頂点と目とを結ぶ直線と、表示装置の法線との角度α1、α2は、ほぼ同じとなる。ここでスネルの法則により、α1とβ1及びα2とβ2には、空気の屈折率n0とレンズの屈折率nlとで数式8の関係式が成り立つことから、α1とα2がほぼ同じ値であれば、β1とβ2もほぼ同じ値となる。この場合幾何学的関係から、dx1とdx2の値もほぼ同じとなる。もし、シリンドリカルレンズに収差が無く、焦点距離が液晶層55近辺に設定されている場合、隣接する画素から観察者の目9に到達する光は、画素のほぼ同じ位置から放射された光であることがわかる。
[数8]
n0×sinα=nl×sinβ
しかしながら、シリンドリカルレンズには、製造上の交差や各種収差などにより光は焦点位置でも収束せず、ある程度の広がりを持つことになる。この広がりの範囲では光が平均化され、その平均化された光の強度を観察者が視認することになる。本発明では液晶層における光の広がりの幅についてWgと定義しており、観察者が表示装置を見る場合、表示装置の開口部から放射される光はX軸方向にWgの範囲で平均化されたものになる。
図10及び図11は、表1の横縞感評価に用いたサンプルB、Cの開口部のレイアウトをそれぞれ示したものである。図10、図11共に、X軸及びY軸方向に4×6のサブピクセルのマトリクスを図示している。X軸方向に並ぶサブピクセルの行には同じ色の光を透過する色レジストが配置されており、上から順にRレジスト51、Gレジスト52、Bレジスト53が繰り返し配置されている。図中には、サブピクセルの行毎に開口部重心(図中の例えばCg_R1(X))を実線で、開口部重心の移動平均(図中の例えばCgsma_R1(X))を点線で示している。図10で示したサンプルBと、図11で示したサンプルCとでは、表1に示したように、開口部重心の変動幅ΔCgは同じであるが、開口部重心の移動平均の変動幅ΔCgsmaは異なっており、サンプルCの変動幅の方が小さくなっている。なお、図示していないが、サンプルAは、図10のサンプルの開口部の窪みを大きくした構造であり、サンプルDは、矩形状の開口部とした構造である。
さらに詳細に見ると、サンプルBではサブピクセルの行R1、G1、B1、R2、G2、B2の開口部重心の移動平均に以下のような特徴が見られる。領域Area Aでは、開口部重心の移動平均ΔCgsma_R1(X)とΔCgsma_G1(X)の線間距離が長く、ΔCgsma_G1(X)とΔCgsma_B1(X)の線間距離が短いが、ΔCgsma_R2(X)とΔCgsma_G2(X)の線間距離は短く、ΔCgsma_G2(X)とΔCgsma_B2(X)の線間距離は長くなっている。反対に領域Area Bでは、ΔCgsma_R1(X)とΔCgsma_G1(X)の線間距離が短く、ΔCgsma_G1(X)とΔCgsma_B1(X)の線間距離が長いが、ΔCgsma_R2(X)とΔCgsma_G2(X)の線間距離は長く、ΔCgsma_G2(X)とΔCgsma_B2(X)の線間距離は短くなっている。一方、サンプルCでは各サブピクセルの行において開口部重心の移動平均が大きく変動しないことから、Y軸方向に隣接する開口部重心の移動平均を示す線の間隔はほぼ一定となっている。
既に説明したように、観察者が表示装置の狭い領域を詳細に見ようとした場合、観察者の目に到達する光強度は、サブピクセルと特定の位置における開口部重心の移動平均の値に依存する。さらに、観察者はR、G、Bのサブピクセルから放射される光を空間混色して色を認識するが、この際、R、G、Bのサブピクセルから放射される光のY軸方向の強度位置がずれていると、認識される色にも違いが生ずる。つまり、サンプルBのように、サブピクセルのX軸方向の位置に応じて、R、G、Bのサブピクセル間で、光のY軸方向の強度中心位置と等価である開口部重心の移動平均の間隔が変わると、その間隔の違いに応じて異なった色に認識される。これが、Y軸方向に連続する2つの画素(R1、G1、B1の行に含まれるサブピクセルで構成される画素とR2、G2、B2の行に含まれるサブピクセルで構成される画素)で前記間隔が異なることから、連続する2つの画素行で異なった色に認識され、これが横縞感の原因となっていたのである。
一方、サンプルCの様に、開口部重心の移動平均が各サブピクセルの行でほぼ変動が無いため、当然Y軸方向に隣接するサブピクセルの行で、開口部重心の移動平均を示す線の間隔もほぼ等しい。従って、観察者がR、G、Bのサブピクセルから放射された光を空間混色で色として認識する場合でも、Y軸方向に隣接した画素行で異なる色として認識されなくなる。しかし、混色ではなく単色の場合は、Y軸方向に隣接した画素行で、光を放射するサブピクセルのY軸方向の発光強度中心が異なることから、Y軸方向に均一に見えず、横縞感として感じられるのである。表1に示した実験結果より、横縞感が認識されない開口部重心の移動平均の値の閾値は、2.8μmから11μmの間にあることは明白であり、評価サンプル製造時のばらつきに起因する画素形状のばらつきが2μm程度であったことを考慮すると、移動平均の値を設計上5μm程度以下に設定すれば横縞感は生じないことになる。
上記のように、横縞感を抑制するには、各サブピクセルにおいて開口部重心の移動平均の変動幅を小さくすればよいのであるから、本実施形態に係る表示装置においても横縞感を抑制できるのである。
ここで示す実施例は、本発明の実施形態における表示装置を液晶表示装置で実現した際の、サブピクセルの具体的なレイアウトを示した実施例である。表示装置の構成、駆動方法については実施形態と同様の構成、方法を用いることができる。
図12は実施例1の液晶表示装置の1画素分の開口部のレイアウトを示したものである。1画素は6個のサブピクセル61で構成され、個々のサブピクセルはX軸方向にPpxのピッチを有し、Y軸方向にPpyのピッチを有している。X軸方向に並ぶサブピクセルの行には同一の色レジストが設けられており、図12の例ではR1のサブピクセルの行にはRレジスト51、G1のサブピクセルの行にはGレジスト52、B1のサブピクセルの行にはBレジスト53が配置されている。図中Cg_R1(X)は、R1のサブピクセルの行の開口部重心の値を示した線であり、Cg_G1(X)は、G1のサブピクセルの行の開口部重心の値を示した線であり、Cg_B1(X)はB1のサブピクセルの行の開口部重心の値を示した線である。
図13は、図12で示した実施例1のサブピクセル61を詳細に示したものである。実施例1のサブピクセル61の特徴を3つの領域Area C、Area D、Area Eに別けて説明する。領域Area Cにおいて、サブピクセルはX軸方向に隣接する隣のサブピクセルと接している。2つのサブピクセルの境界である遮光部は、幅eでありX軸に対してθ1の角度を有している。従って、前記遮光部のY軸方向の長さは、以下のようになる。
[数9]
e/cosθ1
同様に領域Area EにおいてもX軸方向に隣接する隣のサブピクセルと接しており、その境界部である遮光部の幅はeで、X軸に対してθ1の角度を持っていることから、遮光部のY軸方向の長さは数式9で示した値となる。
領域Area Dにおいては、サブピクセルの開口部のY軸方向の上辺は線分T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7で規定されており、サブピクセルのY軸方向の下辺は線分B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7で規定されている。ここで、T1とB1は平行であり、T2とB2、T3とB3、T4とB4、T5とB5、T6とB6、T7とB7もそれぞれ平行である。ここで、図中h1で示した値を数式9で示した値と等しくすると、幾何学的関係から、全ての領域においてサブピクセルの開口部のY軸方向の長さは等しく以下のようになる。
[数10]
h−e/cosθ1
ここで、hは図13で図示した部分の長さである。尚、図13で示した角度θ1、θ2、θ3、θ4は必ずしも等しい必要は無い。
次に開口部重心について説明する。図12に記載した開口部重心Cg_R1(X)、Cg_G1(X)、Cg_B1(X)は、実施形態の中で説明した数式5または数式6によって計算したものである。図12からわかるように、1つのサブピクセル61の中で、開口部重心はY軸方向の上方向に2回、下方向に2回変動している。この変動の周期の中で最も長くなるものの長さを、シリンドリカルレンズの液晶層におけるスポット幅Wgに近くなるように設定する。前記周期がWgに対して長すぎる場合は、θ2〜θ4の値を大きくすることで、開口部重心の値がY軸方向の上方向、下方向に変動する回数を増やすことができ、結果として前記周期を短くすることが可能となる。別の言い方をすれば、領域Area Dを細かく分割している領域D’1〜D’7の数を増やすことである。その際、X軸方向に左右に隣接するサブピクセルとの整合を取るために、分割数を考慮する必要がある。
本実施例では、モアレの発生を抑制し、横縞感を低減することができる。その理由は実施形態で説明した理由と同様に、第一に、開口部のY軸方向の長さがX軸方向の位置に係らず一定であることからモアレが抑制されるためである。第二に、開口部重心の値がY軸方向の上下に変動する周期がシリンドリカルレンズのスポット幅Wgに近く設定されていることから、開口部重心をWgの範囲で移動平均した値のY軸方向の変動幅が小さくなっているためである。
さらに本実施例では、開口率を高くすることが可能となる。図3に示したように各サブピクセルは少なくとも、TFT64、液晶容量65、蓄積容量66とで構成される。ここでTFT64をレイアウトするにためには、XY座標面上で、X軸方向、Y軸方向の両方向にある程度長さを最低限必要とする。図5で示したサブピクセルのレイアウトでは、開口部がY軸方向に分断されており、開口部を分断する遮光部はの幅は狭い。そのため、この部分の遮光部にTFT64を配置することが困難となり、それ以外の場所にTFT64を配置する必要が有った。その為、開口率が低下する原因となっていた。一方、本実施例では、図12に示すように、XY平面上で、X軸方向及びY軸方向にある程度の長さを有する遮光部が存在する。この遮光部にTFT64を配置することが可能となる為、開口率を高くすることが可能となるのである。
ここで示す実施例は、本発明の実施形態における表示装置を液晶表示装置で実現した際の、サブピクセルの具体的なレイアウトを示した実施例である。表示装置の構成、駆動方法については実施形態と同様の構成、方法を用いることができる。
図14は実施例2の液晶表示装置の1画素分の開口部のレイアウトを示したものである。1画素は6個のサブピクセル61で構成され、個々のサブピクセルはX軸方向にPpxのピッチを有し、Y軸方向にPpyのピッチを有している。X軸方向に並ぶサブピクセルの行には同一の色レジストが設けられており、図14の例ではR1のサブピクセルの行にはRレジスト51、G1のサブピクセルの行にはGレジスト52、B1のサブピクセルの行にはBレジスト53が配置されている。図中Cg_R1(X)は、R1のサブピクセルの行の開口部重心の値を示した線であり、Cg_G1(X)は、G1のサブピクセルの行の開口部重心の値を示した線であり、Cg_B1(X)はB1のサブピクセルの行の開口部重心の値を示した線である。
図15は、図14で示した実施例2のサブピクセル61を詳細に示したものである。実施例2のサブピクセル61の特徴を3つの領域Area F、Area G、Area Hに別けて説明する。領域Area Gにおいて、サブピクセルはX軸方向に隣接する隣のサブピクセルと接している。2つのサブピクセルの境界である遮光部は、幅eでありX軸に対してθ1の角度を有している。従って、前記遮光部のY軸方向の長さは数式9で表される値となる。
同様に領域Area HにおいてもX軸方向に隣接する隣のサブピクセルと接しており、その境界部である遮光部の幅はeで、X軸に対してθ1の角度を持っていることから、遮光部のY軸方向の長さは数式9で表される値となる。
領域Area Gにおいては、サブピクセルの開口部のY軸方向の上辺は線分T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8、T9で規定されており、サブピクセルのY軸方向の下辺は線分B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8、B9で規定されている。ここで、T1とB1は平行であり、T2とB2、T3とB3、T4とB4、T5とB5、T6とB6、T7とB7、T8とB8、T9とB9もそれぞれ平行である。ここで、図中h1で示した値を数式9で示した値と等しくすると、幾何学的関係から、全ての領域においてサブピクセルの開口部のY軸方向の長さは等しく数式10で表される値となる。
ここで、hは図15で図示した部分の長さである。尚、図15で示した角度θ1、θ2、θ3、θ4、θ5は必ずしも等しい必要は無い。
次に開口部重心について説明する。図14に記載した開口部重心Cg_R1(X)、Cg_G1(X)、Cg_B1(X)は、実施形態の中で説明した数式5または数式6によって計算したものである。図15からわかるように、1つのサブピクセル61の中で、開口部重心はY軸方向の上方向に2回あるいは3回、下方向に3回あるいは2回変動している。この変動の周期の中で最も長くなるものの長さを、シリンドリカルレンズの液晶層におけるスポット幅Wgに近くなるように設定する。前記周期がWgに対して長すぎる場合は、θ2〜θ5の値を大きくすることで、開口部重心の値がY軸方向の上方向、下方向に変動する回数を増やすことができ、結果として前記周期を短くすることが可能となる。別の言い方をすれば、領域Area Gを細かく分割している領域G’1〜G’9の数を増やすことである。その際、X軸方向に左右に隣接するサブピクセルとの整合を取るために、分割数を考慮する必要がある。
本実施例では、モアレの発生を抑制し、横縞感を低減することができる。その理由は実施形態で説明した理由と同様に、第一に、開口部のY軸方向の長さがX軸方向の位置に係らず一定であることからモアレが抑制されるためである。第二に、開口部重心の値がY軸方向の上下に変動する周期がシリンドリカルレンズのスポット幅Wgに近く設定されていることから、開口部重心をWgの範囲で移動平均した値のY軸方向の変動幅が小さくなっているためである。
さらに本実施例では、開口率を高くすることが可能となる。本実施例では、図14に示すように、XY平面上で、X軸方向及びY軸方向にある程度の長さを有する遮光部が存在する。この遮光部にTFT64を配置することが可能となる。従って、実施例1で説明したのと同様の理由で、開口率を高くすることが可能となるのである。
ここで示す実施例は、本発明の実施形態における表示装置を液晶表示装置で実現した際の、サブピクセルの具体的なレイアウトを示した実施例である。表示装置の構成、駆動方法については実施形態と同様の構成、方法を用いることができる。
図16は実施例2の液晶表示装置の1画素分の開口部のレイアウトを示したものである。1画素は6個のサブピクセル61で構成され、個々のサブピクセルはX軸方向にPpxのピッチを有し、Y軸方向にPpyのピッチを有している。X軸方向に並ぶサブピクセルの行には同一の色レジストが設けられており、図16の例ではR1のサブピクセルの行にはRレジスト51、G1のサブピクセルの行にはGレジスト52、B1のサブピクセルの行にはBレジスト53が配置されている。図中Cg_R1(X)は、R1のサブピクセルの行の開口部重心の値を示した線であり、Cg_G1(X)は、G1のサブピクセルの行の開口部重心の値を示した線であり、Cg_B1(X)はB1のサブピクセルの行の開口部重心の値を示した線である。
図17は、図16で示した実施例2のサブピクセル61を詳細に示したものである。実施例3のサブピクセル61は、実施形態で示した開口部をY軸方向に2つに分断した形状である。サブピクセルの開口部をX軸方向に分断する遮光部は全て幅eであり、X軸に対してθの傾きを持っている。サブピクセルの開口部をY軸方向に分断する遮光部はその境界線E1、E2で示されており、共にX軸に対して平行である。ここで、開口部をX軸方向に分断する遮光部の中心線をL1〜L5とした場合、各中心線がE1及びE2と交差する点のX軸方向の座標が一致するようにする。そして、W、θ、Ppx、h1、h2の間には以下の関係が成り立つようにする。
[数11]
h2+h3=W×tanθ
[数12]
Ppx=n×W
ここで、h2、h3は図17で示した開口部のY軸方向の高さであり、nは1以上の整数である。図17の例ではn=4となっている。この様な関係式が成り立つ場合、その幾何学的関係から、開口部のY軸方向の高さの合計は次式のようにX軸方向の位置に係らず一定となる。
[数13]
h2+h3−e/cosθ
次に開口部重心について説明する。図17で示したサブピクセルの開口部には、図18の線分C−C’の位置のように、開口部がY軸方向に3箇所存在する場合が出てくる。その場合の開口部重心は、図18に示した記号を用い、以下のように計算することができる。
Figure 0006292464
図16に示した開口部重心Cg_R1(X)、Cg_G1(X)、Cg_B1(X)は、上記数式14及び、数式5、数式6を適宜用いて計算したものである。図16からわかるように、1つのサブピクセル61の中で、開口部重心はY軸方向の上方向に4回、下方向に4回変動している。この変動の周期の長さを、シリンドリカルレンズの液晶層におけるスポット幅Wgに近くなるように設定する。前記周期がWgに対して長すぎる場合は、数式12におけるnの値を大きくすればよい。
本実施例では、モアレの発生を抑制し、横縞感を低減することができる。その理由は実施形態で説明した理由と同様に、第一に、開口部のY軸方向の長さがX軸方向の位置に係らず一定であることからモアレが抑制されるためである。第二に、開口部重心の値がY軸方向の上下に変動する周期がシリンドリカルレンズのスポット幅Wgに近く設定されていることから、開口部重心をWgの範囲で移動平均した値のY軸方向の変動幅が小さくなっているためである。
また、本実施例では、サブピクセルの開口部をY軸方向に2つに分断した例を示したが、3以上に分断しても良い。その際、開口部をY軸方向に分断する遮光部がX軸に平行でY軸方向に等しい幅を有しており、開口部をX軸方向に分断する遮光部の中心線が、上記Y軸方向に開口部を分断する位置においてY軸に平行になるように設定すれば良い。またその際の開口部重心の求め方は、数式6、数式14の規則性から容易に導くことができる。
さらに、開口部をY軸方向に分断する方法は、実施例2で示した開口部のレイアウトにも同様に適用可能である。この際にも、開口部をY軸方向に分断する遮光部がX軸に平行でY軸方向に等しい幅を有しており、開口部をX軸方向に分断する遮光部の中心線が、上記Y軸方向に開口部を分断する位置においてY軸に平行になるように設定すれば良い。
ここまで、表示装置を実現する方法として、液晶表示装置を用いる例を示したが、本発明の方法を用いれば液晶表示装置以外を用いることも可能である。有機又は無機EL(Electro Luminescence)表示装置を用いても良く、PDP(Plasma Display Panel)を用いた表示装置でも良い。
図19はELパネルを用いて本発明の表示装置を実現する場合の構成例である。図中7がELパネルを示している。図20はELパネル7の画素配置を模式的に示した図である。ELパネル7は、X軸方向及びY軸方向に3×3の画素6を有しており、それぞれの画素6は、マトリクス状に配置された6個のサブピクセル61で構成されている。1つの画素6を構成する6個のサブピクセル61は、RR、RL、GR、GL、BR、BLのように配置されている。サブピクセルRRは右目用の赤の画像を表示するサブピクセルであり、RLは左目用の赤の画像を表示するサブピクセルである。同様に、GR、GL、BR、BLは、それぞれ、右目用の緑の画像、左目用の緑の画像、右目用の青の画像、左目用の青の画像を表示するサブピクセルである。図からわかるように、X軸方向に配列したサブピクセル61の行は、同一の色の画像を表示し、R、G、B各色の画像を表示するサブピクセルの行がY軸方向に順番に並んでいる。各サブピクセルの発光部は、図4、図12、図14で示したレイアウトを用いることができる。
ここで発光部は、EL素子の陰極および陽極の交差部で規定される。また、液晶パネルにおける開口部重心は、同様の定義で発光部重心と読み替えることができる。発光色は発光部に光の3原色に対応した波長の光が励起される材料を塗り分けるか、白色発光する材料を全てのサブピクセルに塗布し、カラーフィルターで透過光のスペクトルを分離しても良い。何れの場合でも、発光される光の色がX軸方向に隣接するサブピクセルの行で同一であり、Y軸方向に隣接するサブピクセルで異なっていれば良い。本発明において重要なのは、各サブピクセルにおいて発光部重心(発光部から放射される光の強度重心のY軸方向の位置)を各X軸方向の位置において求め、その値を、シリンドリカルレンズに法線方向から光を入射した際にサブピクセル発光面の位置におけるスポット幅Wgの間隔で移動平均した値の、Y軸方向の変動幅を一定の値以下にすることである。
以上、表示装置として左目用の画像と右目用の画像を表示する例を示したが、所謂多視点と呼ばれるように、2つ以上の画像を表示させる表示装置に適用しても良い。また、光の3原色としてR、G、Bを用いる例以外に、R、G、B以外の色を含めた場合でも適用できる。
また、開口部重心、または発光部重心の移動平均の変動幅を小さくするには、図8で示した開口部重心(あるいは発光部重心)Cg(X)の値が上下に変動する周期を、シリンドリカルレンズのスポット幅Wgに近づける、あるいはスポット幅以下にすれば良いとも表現することができる。ここでその方法として、開口部重心(あるいは発光部重心)Cg(X)の値が上下に変動する周期を小さくする方法と、スポット幅Wgを大きくする方法が考えられるが、スポット幅Wgを大きくすると、X軸方向に隣接するサブピクセルから放射される光がより多く混合されることになり、3Dクロストークの値が大きくなり、画質が劣化する。従って、開口部重心(あるいは発光部重心)Cg(X)の値が上下に変動する周期を小さくする方が良い。
本発明は、表示装置に関し、特に、三次元映像を表示する表示装置に利用可能である。
1 表示装置
2 液晶パネル
21 バックライト
3 レンズアレイシート
31 シリンドリカルレンズ
4 TFT基板
5 CF基板
51 Rレジスト
52 Gレジスト
53 Bレジスト
55 液晶層
6 画素
61 サブピクセル
62 データ線
63 ゲート線
64 TFT
65 液晶容量
66 蓄積容量
67 蓄積容量線
7 ELパネル
80 遮光部
9、9L、9R 観察者の目

Claims (8)

  1. 第1の基板と第2の基板との間に液晶層を挟んだ液晶表示装置であって、
    互いに直交する第1の方向及び第2の方向にアレイ状にサブピクセルが配置され、
    各々の前記サブピクセルは、前記第1の方向の開口部の長さが前記第2の方向の位置によらずほぼ一定であり、
    前記液晶表示装置上には、前記第1の方向に延在し、前記第2の方向に隣り合う前記サブピクセルに光を振り分けるシリンドリカルレンズが前記第2の方向にアレイ状に配置され、
    前記シリンドリカルレンズに平行光を入射した際に、前記液晶表示装置の前記液晶層の位置における光の集光幅をスポット幅と定義し、
    前記第2の方向に配列した前記サブピクセルの各々の行において、前記サブピクセルの前記第1の方向における開口部の重心位置を前記第2の方向の各点で求めた時、前記重心位置を前記スポット幅で移動平均した値が変動し、その変動幅がおよそ5μm以下である、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 個々の前記サブピクセルは、前記第2の方向に配列した複数の開口部で構成され、個々の前記サブピクセルの前記第1の方向における前記開口部の重心位置の変動周期の内、最も長い周期の長さが、前記スポット幅にほぼ等しくなるように、前記複数の開口部の数及び形状が規定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記サブピクセルには色レジストが配置されており、
    前記第2の方向に隣接するサブピクセルでは、前記色レジストの色が同一であり、
    前記第1の方向に隣接するサブピクセルでは、前記色レジストの色が異なる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 自発光表示装置であって、
    互いに直交する第1の方向及び第2の方向にアレイ状にサブピクセルが配置され、
    各々の前記サブピクセルは、前記第1の方向の発光部の長さが前記第2の方向の位置によらずほぼ一定であり、
    前記自発光表示装置上には、前記第2の方向に光を振り分けるシリンドリカルレンズが前記第2の方向にアレイ状に配置され、
    前記シリンドリカルレンズに平行光を入射した際に、前記自発光表示装置の前記発光部の位置における光の集光幅をスポット幅と定義し、
    前記第2の方向に配列した前記サブピクセルの各々の行において、前記サブピクセルの前記第1の方向における発光部の重心位置を前記第2の方向の各点で求めた時、前記重心位置を前記スポット幅で移動平均した値が変動し、その変動幅がおよそ5μm以下である、
    ことを特徴とする自発光表示装置。
  5. 個々の前記サブピクセルは、前記第2の方向に配列した複数の発光部で構成され、個々の前記サブピクセルの前記第1の方向における前記発光部の重心位置の変動周期の内、最も長い周期の長さが、前記スポット幅にほぼ等しくなるように、前記複数の発光部の数及び形状が規定される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の自発光表示装置。
  6. 前記第2の方向に隣接するサブピクセルでは、前記発光部が発光する色が同一であり、
    前記第1の方向に隣接するサブピクセルでは、前記発光部が発光する色が異なる、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の自発光表示装置。
  7. 第1の基板と第2の基板との間に液晶層を挟んだ液晶表示装置であって、
    互いに直交する第1の方向及び第2の方向にアレイ状にサブピクセルが配置され、
    前記第2の方向に隣接する二つのサブピクセルの成す境界線は、前記第1の方向と交差し、
    前記隣接する二つのサブピクセルにおいて、前記第1の方向の開口部の合計した長さが前記第2の方向の位置によらずほぼ一定であり、
    前記第1の方向に隣接する二つの前記サブピクセルの形状は、線対称かつ反転像の関係を有し、
    前記液晶表示装置上には、前記第1の方向に延在し、前記第2の方向に隣り合う前記サブピクセルに光を振り分けるシリンドリカルレンズが前記第2の方向にアレイ状に配置され、
    前記シリンドリカルレンズに平行光を入射した際に、前記液晶表示装置の前記液晶層の位置における光の集光幅をスポット幅と定義し、
    前記第2の方向に配列した前記サブピクセルの各々の行において、前記サブピクセルの前記第1の方向における開口部の重心位置を前記第2の方向の各点で求めた時、前記重心位置を前記スポット幅で移動平均した値が変動し、その変動幅がおよそ5μm以下である、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 自発光表示装置であって、
    互いに直交する第1の方向及び第2の方向にアレイ状にサブピクセルが配置され、
    前記第2の方向に隣接する二つのサブピクセルの成す境界線は、前記第1の方向と交差し、
    前記隣接する二つのサブピクセルにおいて、前記第1の方向の発光部の合計した長さが前記第2の方向の位置によらずほぼ一定であり、
    前記第1の方向に隣接する二つの前記サブピクセルの形状は、線対称かつ反転像の関係を有し、
    前記自発光表示装置上には、前記第2の方向に光を振り分けるシリンドリカルレンズが前記第2の方向にアレイ状に配置され、
    前記シリンドリカルレンズに平行光を入射した際に、前記自発光表示装置の前記発光部の位置における光の集光幅をスポット幅と定義し、
    前記第2の方向に配列した前記サブピクセルの各々の行において、前記サブピクセルの前記第1の方向における発光部の重心位置を前記第2の方向の各点で求めた時、前記重心位置を前記スポット幅で移動平均した値が変動し、その変動幅がおよそ5μm以下である、
    ことを特徴とする自発光表示装置。
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