JP6282970B2 - データ収集方法、データ収集装置、及びプログラム - Google Patents

データ収集方法、データ収集装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ収集方法、データ収集装置、及びプログラムに関する。
ユーザが利用する端末でのアプリケーションの使用履歴を収集する方法としては、例えば、非特許文献1のように、端末内にローカルプロキシを構築し、アプリケーションがローカルプロキシ経由でネットワークにアクセスするようにネットワーク設定を行うことが考えられる。この場合、ローカルプロキシ上でアプリケーションの使用履歴を収集することができる。
また、特許文献1のように、端末上のローカルプロキシの代わりに、ネットワーク上のプロキシサーバ上で使用履歴を収集する方法も考えられる。
特開2014−96117号公報
栗原聖治, 乃村能成, 谷口秀夫:"プロキシサーバによる効率的なWeb 閲覧履歴の取得方法の検討", 2009 年電子情報通信学会総合大会講演論文集, D-6-18, p.68 (2009)
非特許文献1に示されるように、ローカルプロキシにおいて使用履歴を収集する場合、端末が高性能のパーソナルコンピュータであり、収集する履歴がアプリケーション名のような少量のデータである場合には、端末の負荷はそれほど高くならず、ユーザが端末を操作していてもほとんど影響を感じない程度である場合もある。
しかし、端末が、スマートフォン等のリソースが比較的乏しい携帯端末であり、アプリケーションがサーバとの間で送受信しているデータをも収集対象として、アプリケーションが行っている処理を推測するという処理まで行う場合、端末の負荷が高くなり、ユーザによる端末操作に大きな影響を与えてしまう可能性が有る。
そこで、例えば、ローカルプロキシで行う処理を、特許文献1のようにネットワーク上のプロキシサーバで行うようにすれば、端末の負荷を軽減することができる。
しかし、ネットワーク上のプロキシサーバでは取得が困難なデータも存在する。例えば、ネットワーク上のプロキシサーバでは、送受信されるデータには含まれないデータを、履歴に含めることが困難である。斯かるデータの一例として、端末のユーザのユーザIDが挙げられる。特許文献1の場合には、アプリケーションとしてWebブラウザを想定しているため、端末に対して認証要求を行い、ユーザを特定することができる。しかし、認証が行われない場合や、Webブラウザ以外のアプリケーションの場合には、認証要求に対応する機能を持つとは限らないため、ユーザを特定するのは困難である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、端末が通信するデータの収集に際し端末の負荷の増加を抑制しつつ該データに含まれないデータの取得を可能とすることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、データ収集方法は、コンピュータが、ネットワークを介して接続される端末によるデータの送受信を仲介する仲介手順と、前記仲介手順において仲介されたデータごとに、当該データの構成要素を含む第1のデータを記憶部に記憶する記憶手順と、前記端末から前記第1のデータのそれぞれについて送信される、前記第1のデータの一部の構成要素を含む第2のデータと、前記仲介手順において仲介されるデータには含まれない第3のデータとを受信する受信手順と、前記記憶部に記憶されている前記第1のデータの中で、前記受信手順において受信されたいずれかの前記第2のデータとの前記一部の構成要素の比較結果が所定の条件を満たす前記第1のデータに、当該第2のデータの受信に関連して受信された前記第3のデータを関連付ける関連付け手順と、を実行する。
端末が通信するデータの収集に際し端末の負荷の増加を抑制しつつ該データに含まれないデータの取得を可能とすること。
本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。 本発明の実施の形態の概要を説明するための図である。 送受信記録と送受信データとの対応付けの方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態における使用履歴収集装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ端末及び使用履歴収集装置の機能構成例を示す図である。 拡張ローカルプロキシ部が実行する通信処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 送受信記録記憶部の構成例を示す図である。 拡張プロキシ部が実行する通信処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 送受信データ記憶部の構成例を示す図である。 拡張ローカルプロキシ部が実行する送受信記録の送信処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 使用履歴収集装置に送信される送受信記録の構成例を示す図である。 拡張プロキシ部が送受信記録の受信に応じて実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 ユーザIDの追加後の送受信データ記憶部の構成例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。図1において、使用履歴収集装置10は、インターネット等のネットワークを介して1以上のユーザ端末20に接続される。使用履歴収集装置10は、また、インターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して1以上のWebサーバ30に接続される。
ユーザ端末20は、ユーザが直接操作する通信端末である。例えば、スマートフォン、タブレット端末、又はPC(Personal Computer)等が、ユーザ端末20として利用されてもよい。
使用履歴収集装置10は、各ユーザ端末20におけるアプリケーション21の使用履歴に関する情報を収集するコンピュータである。使用履歴収集装置10は、ユーザ端末20とWebサーバ30との間の通信を仲介又は中継(以下、「仲介」で統一する。)することで、当該使用履歴を記憶する。例えば、プロキシサーバが、使用履歴収集装置10として利用されてもよい。
Webサーバ30は、Webサイトを構成する1以上のコンピュータである。本実施の形態において、Webサーバ30は、ユーザ端末20におけるアプリケーションの通信相手となる。なお、ユーザ端末20におけるアプリケーションの通信相手は、厳密な意味でのWebサーバでなくてもよい。
図2は、本発明の実施の形態の概要を説明するための図である。図2において、ユーザ端末20は、アプリケーション21、拡張ローカルプロキシ部22、及び送受信記録記憶部23等を有する。
アプリケーション21は、ユーザ端末20にインストールされたアプリケーション21である。アプリケーション21は、例えば、Webサーバ30との間で通信を行って、ユーザから要求された処理を実行する。
拡張ローカルプロキシ部22は、ローカルプロキシとしての機能に加え、使用履歴収集装置10によって収集される使用履歴を補足するための機能を有する。図2において、拡張ローカルプロキシ部22は、プロキシ部24、送受信記録部25、及び送受信記録送信部26等を含む。
プロキシ部24は、通常のプロキシ機能として、アプリケーション21がWebサーバ30との間で行う通信を仲介する。送受信記録部25は、アプリケーション21によるデータの送受信が行われるたびに送受信記録を送受信記録記憶部23に記憶する。したがって、送受信記録記憶部23には、送受信記録の履歴が記憶される。送受信記録とは、アプリケーション21によるWebサーバ30へのデータの送信、又はアプリケーション21によるWebサーバ30からのデータの受信に関するログデータである。送受信記録には、ユーザ端末20への負荷が軽減されるよう、送受信されたデータの全てではなく、当該データの一部が含まれる。例えば、送受信の日時(時期)、送信先又は送信元の識別情報等が、送受信記録に含まれる。なお、本実施の形態において、送信先又は送信元の識別情報としては、URL(Uniform Resource Locator)が用いられる。但し、利用される通信プロトコル等に応じて、URL以外の情報が、当該識別情報として用いられてもよい。送受信記録送信部26は、送受信記録記憶部23に記憶されている送受信記録を使用履歴収集装置10に送信する。送受信記録送信部26は、送受信記録の送信に伴って、使用履歴収集装置10では取得が困難なデータを使用履歴収集装置10に送信する。使用履歴収集装置10では取得が困難なデータとは、例えば、送受信されるデータには含まれないデータである。例えば、送受信されるデータには含まれないデータであって、ユーザ端末20に固有の情報を含むデータが、送受信記録と共に使用履歴収集装置10に送信される。本実施の形態において、当該固有の情報として、ユーザ端末20のユーザの識別情報(以下、「ユーザID」という。)が用いられる。
使用履歴収集装置10は、拡張プロキシ部11及び送受信データ記憶部12等を有する。拡張プロキシ部11は、通常のプロキシ機能を有し、当該プロキシ機能によって仲介されたデータの保存等を行う。図2において、拡張プロキシ部11は、プロキシ部13、送受信データ記録部14、及び送受信記録受信部15等を有する。プロキシ部13は、通常のプロキシ機能として、拡張ローカルプロキシ部22とWebサーバ30との間の通信を仲介する。送受信データ記録部14は、プロキシ部13によって仲介されたデータ(以下、「送受信データ」という。)を、送受信データ記憶部12に記憶する。使用履歴収集装置10は、高性能のコンピュータによって実現することが可能であるため、送受信データには、ユーザ端末20で記録される日時、送信先URL又は送信元URLに加え、送受信の内容(送受信データのボディ部)も含まれる。なお、送受信データは、アプリケーション21の使用履歴の一例である。送受信記録受信部15は、ユーザ端末20の送受信記録送信部26から送信される送受信記録とユーザIDとを受信する。送受信記録受信部15は、受信した各送受信記録を、送受信データ記憶部12に記憶されている各送受信データと比較し、いずれかの送受信記録に対応する送受信データに対して、当該送受信記録と共に受信されたユーザID(すなわち、使用履歴収集装置10では取得が困難なデータ)を関連付ける。
送受信記録に対応する送受信データとは、当該送受信記録と同一の通信に係る送受信データをいう。送受信記録は、送受信データの一部の構成要素を含むため、送受信記録の構成要素と、送受信データの構成要素との間には、共通部分が有る。本実施の形態では、比較された送受信記録と送受信データとの間で、当該共通部分が所定の条件を満たす場合に、当該送受信記録と当該送受信データとは対応関係が有ると判定される。
図3は、送受信記録と送受信データとの対応付けの方法を説明するための図である。図3では、送受信記録の構成要素が、項目A、B、及びCであり、送受信データの構成要素が、項目B、C、及びDである例が示されている。ここで、項目B及びCが、共通部分に該当する。そこで、項目B及びCの値を比較及び照合することで、送受信記録と送受信データとを対応付けることができる。その結果、送受信データに、使用履歴収集装置10では取得が困難な項目Aの値を追加することができる。
本実施の形態では送信先又は送信元のURL及び日時が共通部分に相当する。したがって、相互にURLが一致し、日時の差(ずれ)が所定の範囲以内の送受信記録と送受信データとが対応付けられる。いずれかの送受信記録に対応付けられた送受信データに対して、ユーザ端末20から受信され、送受信データに含まれていないデータ(本実施の形態では、ユーザID)が、追加される(関連付けられる)。
本実施の形態について更に具体的に説明する。図4は、本発明の実施の形態における使用履歴収集装置のハードウェア構成例を示す図である。図4の使用履歴収集装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
使用履歴収集装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って使用履歴収集装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
なお、ユーザ端末20も、図4に示されるようなハードウェアを有していてもよい。
図5は、本発明の実施の形態におけるユーザ端末及び使用履歴収集装置の機能構成例を示す図である。図5中、図2と同一部分には同一符号を付し、その説明は適宜省略する。
図5には、ユーザ端末20の一例としてスマートフォン20aが示されている。スマートフォン20aは、アプリケーション21、拡張ローカルプロキシ部22、及び送受信記録記憶部23等を有する。アプリケーション21及び拡張ローカルプロキシ部22は、スマートフォン20aにインストールされた1以上のプログラムが、スマートフォン20aのCPUに実行させる処理により実現される。
図5では、拡張ローカルプロキシ部22のプロキシ部24が詳細化されている。すなわち、プロキシ部24は、リクエスト送信部241及びレスポンス受信部242を含む。リクエスト送信部241は、アプリケーション21からWebサーバ30に対するリクエストの送信を仲介する。レスポンス受信部242は、Webサーバ30からアプリケーション21に対するレスポンスの受信を仲介する。
図5では、また、ユーザID付与部27が、送受信記録送信部26から独立した機能ブロックとして示されている。ユーザID付与部27は、送受信記録送信部26が送信する送受信記録に対して、ユーザIDを付与する。
使用履歴収集装置10は、拡張プロキシ部11及び送受信データ記憶部12を有する。拡張プロキシ部11は、使用履歴収集装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。送受信データ記憶部12は、補助記憶装置102を用いて実現可能である。又は、送受信データ記憶部12は、使用履歴収集装置10にネットワークを介して接続可能な記憶装置を用いて実現されてもよい。
図5では、拡張プロキシ部11のプロキシ部13が詳細化されている。すなわち、プロキシ部13は、リクエスト受信部131、リクエスト送信部132、レスポンス受信部133、及びレスポンス送信部134を含む。リクエスト受信部131は、スマートフォン20aから送信されるリクエストを受信する。リクエスト送信部132は、リクエスト受信部131が受信したリクエストを、当該リクエストの宛先(送信先)のWebサーバ30へ送信する。レスポンス受信部133は、Webサーバ30から返信されるレスポンスを受信する。レスポンス送信部134は、レスポンス受信部133によって受信されたレスポンスを、当該レスポンスの宛先(送信先)のスマートフォン20aへ送信する。
図5では、また、ユーザID追記部16が、送受信記録受信部15から独立した機能ブロックとして示されている。ユーザID追記部16は、送受信記録受信部15が受信した送受信記録に対応する送受信データに対して、ユーザIDを追加する。
以下、スマートフォン20aの拡張ローカルプロキシ部22及び使用履歴収集装置10の拡張プロキシ部11のそれぞれが実行する処理手順について説明する。図6は、拡張ローカルプロキシ部が実行する通信処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
例えば、リクエスト送信部241が、アプリケーション21からWebサーバ30宛に送信されたリクエストを受信すると(S101でYes)、送受信記録部25は、当該リクエストの一部の構成要素を含む送信記録を送受信記録記憶部23に記憶する(S102)。送信記録とは、アプリケーション21からのリクエストに関する送受信記録をいう。続いて、リクエスト送信部241は、当該リクエストを使用履歴収集装置10へ送信する(S103)。
また、レスポンス受信部242が、Webサーバ30から使用履歴収集装置10経由で返信されたレスポンスを受信すると(S104でYes)、送受信記録部25は、当該レスポンスの一部の構成要素を含む受信記録を送受信記録記憶部23に記憶する(S105)。受信記録とは、Webサーバ30からのレスポンスに関する送受信記録をいう。続いて、レスポンス受信部242は、当該レスポンスを、宛先のアプリケーション21へ送信する(S106)。
図7は、送受信記録記憶部の構成例を示す図である。図7に示されるように、送受信記録記憶部23は、送信記録履歴と受信記録履歴とを記憶する。
送信記録履歴は、送信記録の履歴である。各送信記録は、通番、送信先URL、及び日時等を含む。通番は、各送信記録の前後関係を示す番号である。送信先URLは、各送信記録に対応するリクエストの送信先のWebサーバ30のURLである。日時は、各送信記録に対応するリクエストがリクエスト送信部241によって送信された日時である。
受信記録履歴は、受信記録の履歴である。各受信記録は、通番、送信元URL、及び日時等を含む。通番は、各受信記録の前後関係を示す番号である。送信元URLは、各受信記録に対応するレスポンスの送信元のWebサーバ30のURLである。日時は、各受信記録に対応するレスポンスがレスポンス受信部242によって受信された日時である。
続いて、図8は、拡張プロキシ部が実行する通信処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
例えば、リクエスト受信部131が、スマートフォン20aから送信されたリクエストを受信すると(S201でYes)、送受信データ記録部14は、当該リクエストの一部又は全部の構成要素を含む送信データを送受信データ記憶部12に記憶する(S202)。送信データとは、リクエストに関する送受信データをいう。続いて、リクエスト送信部132は、当該リクエストを宛先のWebサーバ30へ送信する(S203)。
また、レスポンス受信部133が、Webサーバ30から返信されたレスポンスを受信すると(S204でYes)、送受信データ記録部14は、当該レスポンスの一部又は全部の構成要素を含む受信データを送受信データ記憶部12に記憶する(S205)。受信データとは、Webサーバ30からのレスポンスに関する送受信データをいう。続いて、レスポンス送信部134は、当該レスポンスを、宛先のスマートフォン20aへ送信する(S206)。
図9は、送受信データ記憶部の構成例を示す図である。図9に示されるように、送受信データ記憶部12は、送信データ履歴と受信データ履歴とを記憶する。
送信データ履歴は、送信データの履歴である。各送信データは、通番、ユーザID、送信先URL、日時、及び送信内容等を含む。通番は、各送信データの前後関係を示す番号である。ユーザIDは、各送信データに対応するリクエストの送信元のスマートフォン20aのユーザのユーザIDである。送信先URLは、各送信データに対応するリクエストの送信先のWebサーバ30のURLである。日時は、各送信データに対応するリクエストがリクエスト送信部132によって送信された日時である。送信内容は、リクエストの本体部分である。
受信データ履歴は、受信データの履歴である。各受信データは、通番、ユーザID,送信元URL、日時、及び受信内容等を含む。通番は、各受信データの前後関係を示す番号である。ユーザIDは、各受信データに対応するレスポンスの宛先のスマートフォン20aのユーザのユーザIDである。送信元URLは、各受信データに対応するレスポンスの送信元のWebサーバ30のURLである。日時は、各受信データに対応するレスポンスがレスポンス送信部134によって送信された日時である。受信内容は、レスポンスの本体部分である。
送受信データ記憶部12に記憶された送受信データを解析することにより、アプリケーション21が行っている処理内容を推測することが可能となる。
なお、図9において、各送信データ及び各受信データのユーザIDの項目は、空欄となっている。本実施の形態において、ユーザIDは、リクエスト及びレスポンスに含まれておらず、この段階では取得が困難なためである。
続いて、図10は、拡張ローカルプロキシ部が実行する送受信記録の送信処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
前回のステップS304の実行時から一定時間が経過すると(S301でYes)、拡張ローカルプロキシ部22の送受信記録送信部26は、送受信記録記憶部23から、当該一定時間内に記憶された送受信記録を取得する(S302)。取得された送受信記録は、送受信記録記憶部23から削除されてもよい。続いて、ユーザID付与部27は、取得された送受信記録の集合に対して、スマートフォン20aに記憶されているユーザIDを付与する(S303)。続いて、送受信記録送信部26は、ユーザIDが付与された送受信記録を、使用履歴収集装置10の送受信記録受信部15宛に送信する(S304)。
図11は、使用履歴収集装置に送信される送受信記録の構成例を示す図である。図11には、送信記録の履歴及び受信記録の履歴に対して、ユーザID(EV0001)が付与されている状態が示されている。なお、図11では、全ての送受信記録に対して共通のデータ(ユーザID)が付与された例が示されているが、送信記録及び受信記録ごとに値が異なるデータであって、送受信されるデータには含まれないデータが付与されてもよい。斯かるデータの付与は、ステップS303ではなく、各送信記録又は各受信記録の記憶時に行われてもよい。
続いて、図12は、拡張プロキシ部が送受信記録の受信に応じて実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
送受信記録受信部15は、ユーザIDが付与された送受信記録を受信すると(S401でYes)、変数iに1を代入し、変数Nに受信した送受信記録の個数を代入する(S402)。変数iは、受信された送受信記録の集合のうち、処理対象とされている送受信記録を識別するための変数である。以下、i番目の送受信記録を、送受信記録iという。
続いて、ユーザID追記部16は、送受信記録iの共通部分と合致する共通部分を含む送受信データを、送受信データ記憶部12から検索する(S403)。「合致する」とは、例えば、URLであれば、完全一致を意味し、日時であれば、差が所定の範囲内であることを意味する。ここで検索された送受信データが、送受信記録iに対応付く送受信データである。なお、他の項目が比較対象とされる場合、合致するか否かの判定は、同じリクエスト又は同じレスポンスであるか否かを判定するために、当該項目にとって適切な基準が採用されればよい。
続いて、ユーザID追記部16は、検索された送受信データに対して、ステップS401において受信された送受信記録に付与されているユーザIDを追加する(S404)。ユーザIDの追加は、送受信データ記憶部12に記憶されている送受信データに対して反映される。なお、送受信記録ごとに値が異なるデータが付与されている場合、ステップS404では、検索された送受信データに対して、送受信記録iに付与されているデータが追加されればよい。
続いて、送受信記録受信部15は、変数iの値が変数Nの値以上であるか否かを判定する(S405)。変数iの値が変数Nの値未満である場合(S405でNo)、送受信記録受信部15は、変数iに1を加算して(S406)、ステップS403以降を繰り返す。変数iの値が変数Nの値以上である場合(S405でYes)、図12の処理は終了する。
図13は、ユーザIDの追加後の送受信データ記憶部の構成例を示す図である。本実施の形態では、図7の送信記録1に関しては、図9の送信データ1が対応する。送信記録2に関しては、送信データ3が対応する。受信記録1に関しては、受信データ1が対応する。受信記録2に関しては、受信データ3が対応する。したがって、送信データ1、送信データ3、受信データ1、及び受信データ3のユーザIDの項目に、「EV001」が追記されている。
各送受信データにユーザIDが付与されることにより、使用履歴収集装置10上に、アプリケーション21の処理内容を解析可能なデータが、ユーザを特定した形で収集されたことになる。
上述したように、本実施の形態では、ユーザ端末20においては拡張ローカルプロキシ部22により、日時、URL等の送受信記録が記憶されるが、送受信記録のデータ量が少ないため、スマートフォン20aに対する負荷(CPUの負荷や記憶装置の消費量等)の増加を抑制することができる。その結果、ユーザ端末20が、スマートフォン20a等の携帯端末である場合であっても、ユーザ操作に対する悪影響を低減することができる。なお、送受信記録には、対応する送受信データを特定するために必要な項目のみが含まれてもよい。
また、使用履歴収集装置10として処理能力の高いコンピュータを用いれば、アプリケーション21の処理内容の手がかりとなる詳細なデータを取得及び蓄積することができる。しかし、例えば、ユーザIDのように、ユーザ端末20でないと取得が困難なデータがある。本実施の形態によれば、取得が困難なデータについては、ユーザ端末20が、送受信記録に関連して使用履歴収集装置10に送信する。使用履歴収集装置10は、ユーザ端末20から送信された送受信記録と使用履歴収集装置10において保存された送受信データとを照合することにより、送受信記録に関連して受信されたデータを、送受信データに追加することができる。その結果、例えば、ユーザの特定ができないといった問題を解決することができる。
すなわち、本実施の形態によれば、ユーザ端末20に負荷の増加を抑制しつつ、ユーザ端末20では負荷の観点から取得及び蓄積が困難なデータと、ユーザ端末20にネットワークを介して接続される使用履歴収集装置10では取得が困難なデータとを統合して収集することができる。
なお、本実施の形態において、使用履歴収集装置10は、データ収集装置の一例である。プロキシ部13は、仲介部の一例である。送受信データ記録部14は、記憶処理部の一例である。送受信記録受信部15は、受信部の一例である。ユーザID追記部16は、関連付け部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 使用履歴収集装置
11 拡張プロキシ部
12 送受信データ記憶部
13 プロキシ部
14 送受信データ記録部
15 送受信記録受信部
16 ユーザID追記部
20 ユーザ端末
20a スマートフォン
21 アプリケーション
22 拡張ローカルプロキシ部
23 送受信記録記憶部
24 プロキシ部
25 送受信記録部
26 送受信記録送信部
27 ユーザID付与部
30 Webサーバ
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
131 リクエスト受信部
132 リクエスト送信部
133 レスポンス受信部
134 レスポンス送信部
241 リクエスト送信部
242 レスポンス受信部
B バス

Claims (8)

  1. コンピュータが、
    ネットワークを介して接続される端末によるデータの送受信を仲介する仲介手順と、
    前記仲介手順において仲介されたデータごとに、当該データの構成要素を含む第1のデータを記憶部に記憶する記憶手順と、
    前記端末から前記第1のデータのそれぞれについて送信される、前記第1のデータの一部の構成要素を含む第2のデータと、前記仲介手順において仲介されるデータには含まれない第3のデータとを受信する受信手順と、
    前記記憶部に記憶されている前記第1のデータの中で、前記受信手順において受信されたいずれかの前記第2のデータとの前記一部の構成要素の比較結果が所定の条件を満たす前記第1のデータに、当該第2のデータの受信に関連して受信された前記第3のデータを関連付ける関連付け手順と、
    を実行するデータ収集方法。
  2. 前記第3のデータは、前記端末ごとに固有の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ収集方法。
  3. 前記第3のデータは、前記端末のユーザの識別情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ収集方法。
  4. 前記一部の構成要素は、前記第1のデータの送信先を示す第1の項目又は前記第1のデータの送信元を示す第2の項目と、通信の時期を示す第3の項目とを含み、
    前記所定の条件は、前記第1の項目の値又は前記第2の項目の値が一致し、前記第3の項目の値の差が所定範囲内であることである、
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載のデータ収集方法。
  5. ネットワークを介して接続される端末によるデータの送受信を仲介する仲介部と、
    前記仲介部によって仲介されたデータごとに、当該データの構成要素を含む第1のデータを記憶部に記憶する記憶部と、
    前記端末から前記第1のデータのそれぞれについて送信される、前記第1のデータの一部の構成要素を含む第2のデータと、前記仲介部によって仲介されるデータには含まれない第3のデータとを受信する受信部と、
    前記記憶部に記憶されている前記第1のデータの中で、前記受信部によって受信されたいずれかの前記第2のデータとの前記一部の構成要素の比較結果が所定の条件を満たす前記第1のデータに、当該第2のデータの受信に関連して受信された前記第3のデータを関連付ける関連付け部と、
    を有するデータ収集装置。
  6. 前記第3のデータは、前記端末ごとに固有の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ収集装置。
  7. 前記第3のデータは、前記端末のユーザの識別情報を含む、
    ことを特徴とする請求項5又6記載のデータ収集装置。
  8. 請求項1乃至4いずれか一項記載のデータ収集方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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