JP6281533B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー像を記録紙に熱定着させる定着装置を有するMFP等の画像形成装置に関する。
一般的に、定着装置の熱ローラーを加熱するヒーターには、交流電源とトライアックとが直列に接続され、交流電源のゼロクロスタイミングに基づくトライアックのオンオフ制御で定着温度制御が行われている。また、トライアック破損に対する保護や、熱ローラーの加熱が不必要なスリープモードにおいて、ゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検知回路をカットし、電力ロスを減らすことを目的として、ヒーターに直列でリレーが装着されている(例えば、特許文献1参照)
熱ローラーの加熱が不必要なスリープモードは、ネットワークやUSB、FAXの入出力のみ可能な状態であり、低圧電源部にスリープ信号を入れることで内部電源電圧を減電圧(例えば、24Vから12Vへ)している。内部電源電圧を減電圧することで、内部電源電圧を入力電圧し、エンジン基板やコントローラーASICの動作電圧(例えば、3.3V、5V)を生成するDCDCコンバーター等のシステム用電源回路の電源効率が上がり、消費電力が削減される省電力状態になる。
特開2010−19926号公報
しかしながら、従来技術では、熱ローラーを加熱する熱源であるヒーターに直列で装着されるリレーには、通常の内部電源電圧で動作するリレーが用いられているため、内部電源電圧を減電圧すると動作しなくなってしまう。従って、熱源制御が必要な場合には、モーター駆動等を行う通常の内部電源電圧を必要としないモードであっても、内部電源電圧を減電圧して省電力状態に移行することができないという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、従来技術の問題を解決し、熱源制御が必要であっても、通常の内部電源電圧を必要としないモードでは、内部電源電圧を減電圧して省電力状態に移行することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、画像形成装置であって、熱源を有する定着装置と、前記熱源に直列に接続され、所定の条件で前記熱源への電源供給を遮断する電源遮断回路と、動作モードでは内部電源電圧として第1電圧を出力すると共に、省電力モードでは前記内部電源電圧として前記第1電圧よりも低い第2電圧を出力する低圧電源部とを具備し、前記電源遮断回路として、前記第1電圧で動作する第1リレーと、前記第2電圧で動作する第2リレーとからなる並列回路が前記熱源に直列に接続されていることを特徴とする。
さらに、本発明の画像形成装置において、前記省電力モードには、第1省電力モードと第2省電力モードと第3省電力モードとがあり、前記省電力モードにおける消費電力を制御する省エネ制御部を具備し、前記第1省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記第2リレーを接続して前記熱源に電源を供給して、前記定着装置を第1定着温度に制御し、前記第2省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記第2リレーを接続して前記熱源に電源を供給して、前記定着装置を前記第1定着温度よりも低い第2定着電圧に制御し、前記第3省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記第2リレーを切断して前記熱源への電源供給を遮断しても良い。
また、本発明の画像形成装置は、画像形成装置であって、熱源を有する定着装置と、動作モードでは内部電源電圧として第1電圧を出力すると共に、省電力モードでは前記内部電源電圧として前記第1電圧よりも低い第2電圧を出力する低圧電源部と、前記内部電源電圧を前記第2電圧よりも低い第3電圧に降圧する降圧回路と、所定の条件で前記熱源への電源供給を遮断する電源遮断回路として、前記熱源に直列に接続され、前記第3電圧で動作するリレーとを具備することを特徴とする。
さらに、本発明の画像形成装置において、前記省電力モードには、第1省電力モードと第2省電力モードと第3省電力モードとがあり、前記省電力モードにおける消費電力を制御する省エネ制御部を具備し、前記第1省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記リレーを接続して前記熱源に電源を供給して、前記定着装置を第1定着温度に制御し、前記第2省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記リレーを接続して前記熱源に電源を供給して、前記定着装置を前記第1定着温度よりも低い第2定着電圧に制御し、前記第3省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記リレーを切断して前記熱源への電源供給を遮断しても良い。
本発明によれば、内部電源電圧を第1電圧よりも低い第2電圧に減電圧しても、熱源に電源を供給することができるため、熱源制御が必要であっても、通常の内部電源電圧を必要としないモードでは、内部電源電圧を減電圧して省電力状態に移行することができるという効果を奏する。
本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態の内部構成を示す断面模式図である。 本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態の構成を示す概略ブロック図である。 図2に示す制御部により定着部の温度制御を行うための構成を示す概略ブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態において制御部により定着部の温度制御を行うための構成を示す概略ブロック図である。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態の画像形成装置1は、図1を参照すると、原稿読取部2と、原稿給送部3と、本体部4と、操作部5とを備えている。原稿読取部2は、本体部4の上部に配設され、原稿給送部3は、原稿読取部2の上部に配設されている。スタートキーやテンキーやLCD等からなる操作部5は、本体部4の手前側に配設されている。
原稿読取部2は、スキャナー21と、プラテンガラス22と、原稿読取スリット23とを備える。スキャナー21は、露光ランプ24及びCCD(Charge Coupled Device)センサー25等から構成され、原稿給送部3による原稿MSの搬送方向に移動可能に構成されている。プラテンガラス22は、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット23は、原稿給送部3による原稿MSの搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。
プラテンガラス22に載置された原稿MSを読み取る場合には、スキャナー21は、プラテンガラス22に対向する位置に移動され、プラテンガラス22に載置された原稿MSを走査しながら原稿MSを読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。また、原稿給送部3により搬送された原稿MSを読み取る場合には、スキャナー21は、原稿読取スリット23と対向する位置に移動され、原稿読取スリット23を介し、原稿給送部3による原稿MSの搬送動作と同期して原稿MSを読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
原稿給送部3は、原稿載置部31と、原稿排出部32と、原稿搬送機構33とを備えている。原稿載置部31に載置された原稿MSは、原稿搬送機構33によって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット23に対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部32に出力される。なお、原稿給送部3は、可倒式に構成され、原稿給送部3を上方に持ち上げることで、プラテンガラス22の上面を開放させることができる。
本体部4は、記録部6を備えると共に、給紙部41と、給紙ローラー42と、搬送ローラー43と、排出ローラー44と、排出空間45とを備えている。給紙部41は、複数枚の記録紙Pが収納される給紙カセットであり、本体部4の下部に配置されている。給紙ローラー42は、給紙部41から記録紙Pを1枚ずつ搬送ローラー43に向けて繰り出す。搬送ローラー43は、給紙部41からの記録紙Pを記録部6に搬送する。記録部6によって印刷が施された記録紙Pは、排出ローラー44によって、原稿読取部2と本体部4との間に形成された排出空間45に排出される。このように、給紙ローラー42、搬送ローラー43及び排出ローラー44は、記録紙Pの搬送部として機能する。
記録部6は、像担持体である感光体ドラム61と、帯電部62と、露光部63と、現像部64と、転写部65と、定着装置66と、クリーニング部67とを備えている。露光部63は、レーザー装置やミラー等を備えた光学ユニットである。帯電部62は、感光体ドラム61を一様に帯電させる帯電ローラーである。露光部63は、帯電部62に一様に帯電された感光体ドラム61に対し、画像データに基づくレーザー光を出力して露光し、感光体ドラム61の表面に静電潜像を形成する。現像部64は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いて感光体ドラム61に形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム61上に形成させる。転写部65は、現像部64によって感光体ドラム61上に形成されたトナー像を記録紙Pに転写させる。定着装置66は、転写部65によってトナー像が転写された記録紙Pを加熱してトナー像を記録紙Pに定着させる。そして感光体ドラム61上に残存するトナーは、クリーニング部67によって除去される。
定着装置66は、記録紙上に形成されたトナー像を溶融するための熱ローラー66aと、熱ローラー66aとの間を通過する記録紙を熱ローラー66aに圧接する圧ローラー66bとを備えている。また、熱ローラー66aの内部には、熱ローラー66aを加熱するヒーター80が熱源として設けられ、制御部7からの制御信号に応じてヒーター80に供給される電力がオンオフされる。
図2には、画像形成装置1の構成を示すブロック図が示されている。上述の原稿読取部2、原稿給送部3、搬送部(給紙ローラー42、搬送ローラー43、排出ローラー44)、操作部5及び記録部6(感光体ドラム61、帯電部62、露光部63、現像部64、転写部65、定着装置66)は、制御部7に接続され、制御部7によって動作制御される。また、制御部7には、画像処理部8と、記憶部9と、通信部10と、ファクス部11と、低圧電源部12とが接続されている。そして、制御部7は、高圧電源部やモーターに電源を供給する必要がない待ち受け時等の省電力モードでは、省エネ制御部71として機能する。省電力モードには、レディモードと、低電力モードと、スリープモードとがあり、省エネ制御部71は、各部に供給する電源を制御することで、レディモード>低電力モード>スリープモードの順に消費電力を低減させる。
画像処理部8は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、回転処理、拡大縮小処理や、階調調整、濃度調整等の画像改善処理が行われる。
記憶部9は、半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段であり、原稿読取部2によって読み取ったり、画像処理部8によって画像処理を行ったりした画像データが記憶されると共に、各種の管理情報が記憶されている。
通信部10は、LAN等のネットワークを介して、パーソナルコンピュータ等の周辺機器や、他の画造形成装置との間で各種データを送受信する機能を有する。また、通信部10は、ネットワーク及びルーターを介してインターネットに接続可能に構成されている。そして通信部10は、インターネットに接続されている各種通信機器との間で各種データを送受信する機能を有する。
ファクス部11は、モデムを有し、原稿読取部2によって読み取られ、ファイル化された画像ファイルからファクシミリ信号を生成し、生成したファクシミリ信号を電話回線網等のネットワークを介して送信するファクシミリ送信機能と、電話回線網を介してファクシミリ信号を受信し、受信したファクシミリ信号から画像ファイルを生成するファクシミリ受信機能とを備えている。なお、ファクシミリ受信機能により受信生成された画像ファイルは、記憶部9に記憶されたり、記録部6によって記録紙Pに記録されたりする。
低圧電源部12は、交流電源から内部電源電圧Vccを生成する公知のスイッチングレギュレーター等の電源回路である。高圧電源部やモーターに電源を供給する必要があるコピー動作等の動作モード時において、低圧電源部12は、内部電源電圧Vccとして24Vを出力する。そして、高圧電源部やモーターに電源を供給する必要がない待ち受け時等の省電力モード(レディモード、低電力モード、スリープモード)において、低圧電源部12は、省エネ制御部71からの指示に基づいて、内部電源電圧Vccとして12Vを出力する。内部電源電圧Vccを12Vに減電圧することで、内部電源電圧Vccを入力電圧し、エンジン基板やコントローラーASICの動作電圧(例えば、3.3V、5V)を生成するDCDCコンバーター等のシステム用電源回路13の電源効率が上がり、消費電力が削減される省電力状態になる。
図3を参照すると、定着装置66は、交流電源が接続されるAC入力端子ACL(LIVE)、ACN(NEUTRAL)を備え、AC入力端子ACL、ACN間にヒーター80とトライアック81とが直列に接続されている。そして、トライアック81のゲートがフォトトライアックカプラ81aを介して制御部7に接続されている。これにより、トライアック81と制御部7との間が絶縁される。また、交流電圧が0Vと交差するゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検出回路82がAC入力端子ACL、ACN間に接続され、ゼロクロス検出回路82で検出されたゼロクロスタイミングを示すゼロクロス信号が制御部7に出力される。
また、熱ローラー66aの温度を検出し、その温度に応じた電圧を出力する例えば熱電対等からなる温度センサー83が熱ローラー66aの近傍に配置されている。温度センサー83からの出力電圧は、A/Dコンバーター(ADC)84を介して制御部7に出力される。これにより、制御部7は、ゼロクロス検出回路82から入力されるゼロクロス信号と、温度センサー83から入力される熱ローラー66aの現在温度とに基づいて、トライアック81をオンオフさせ、ヒーター80への電力供給をオンオフ制御する。
AC入力端子ACLとヒーター80との間には、トライアック81の破損等の所定の条件でヒーター80への電源供給を遮断する電源遮断回路として、24V用リレー85と、12V用リレー86とが並列に接続されている。なお、24V用リレー85及び12V用リレー86にそれぞれ並列に接続されたダイオードD1、D2は、オフ時に生じるサージを電源側に戻すフライホイールダイオードである。24V用リレー85及び12V用リレー86は、トライアック81の破損に対する保護と、スリープモード時にゼロクロス検出回路82をカットし、電力ロスを減らすこととを目的として設けられている。
24V用リレー85と12V用リレー86とは、リレー制御回路87から出力される24V用リレー制御信号REM(24V)と12V用リレー制御信号REM(12V)とによってそれぞれ動作制御される。
リレー制御回路87からの24V用リレー制御信号REM(24V)は抵抗R1を介してトランジスタQ1のベースに入力される。トランジスタQ1のコレクタは24V用リレー85を介して内部電源電圧Vccに接続され、トランジスタQ1のエミッタは接地されている。また、トランジスタQ1のベース―エミッタ間にはリーク電流等を吸収する抵抗R2が接続されている。24V用リレー制御信号REM(24V)がHighとなり、トランジスタQ1がONすれば、24V用リレー85に電流が流れ込み、24V用リレー85が動作する。
また、リレー制御回路87からの12V用リレー制御信号REM(12V)は抵抗R3を介してトランジスタQ2のベースに入力される。トランジスタQ2のコレクタは12V用リレー86を介して内部電源電圧Vccに接続され、トランジスタQ2のエミッタは接地されている。また、トランジスタQ1のベース―エミッタ間にはリーク電流等を吸収する抵抗R4が接続されている。12V用リレー制御信号REM(12V)がHighとなり、トランジスタQ2がONすれば、12V用リレー86に電流が流れ込み、12V用リレー86が動作する。
コピー時等の動作モードにおいて、低圧電源部12は、内部電源電圧Vccとして24Vを出力する。また、制御部7は、リレー制御回路87から出力される24V用リレー制御信号REM(24V)をHighに、12V用リレー制御信号REM(12V)をLowにそれぞれ制御する。これにより、トランジスタQ1がONして、24V用リレー85に電流が流れ込み、24V用リレー85が動作する。24V用リレー85の動作によってヒーター80は加熱され、熱ローラー66aは制御部7によって予め設定された第1定着温度に制御される。なお、制御部7は、トライアック81の破損を検出すると、リレー制御回路87から出力される24V用リレー制御信号REM(24V)をLowに制御する。これにより、トランジスタQ1がOFFして、24V用リレー85が切断される。
レディモードにおいて、制御部7は、省エネ制御部71として機能し、低圧電源部12は、内部電源電圧Vccとして12Vを出力する。また、省エネ制御部71は、リレー制御回路87から出力される24V用リレー制御信号REM(24V)をLowに、12V用リレー制御信号REM(12V)をHighにそれぞれ制御する。これにより、トランジスタQ2がONして、12V用リレー86に電流が流れ込み、12V用リレー86が動作する。12V用リレー86の動作によってヒーター80は加熱され、熱ローラー66aは省エネ制御部71によって第1定着温度に制御される。なお、制御部7は、トライアック81の破損を検出すると、リレー制御回路87から出力される12V用リレー制御信号REM(12V)をLowに制御する。これにより、トランジスタQ2がOFFして、12V用リレー86が切断される。
低電力モードでは、制御部7は、省エネ制御部71として機能し、低圧電源部12は、内部電源電圧Vccとして12Vを出力する。また、省エネ制御部71は、リレー制御回路87から出力される24V用リレー制御信号REM(24V)をLowに、12V用リレー制御信号REM(12V)をHighにそれぞれ制御する。これにより、トランジスタQ2がONして、12V用リレー86に電流が流れ込み、12V用リレー86が動作する。12V用リレー86の動作によってヒーター80は加熱され、熱ローラー66aは省エネ制御部71によって第1定着温度よりも低い予め設定された第2定着温度に制御される。なお、制御部7は、トライアック81の破損を検出すると、リレー制御回路87から出力される12V用リレー制御信号REM(12V)をLowに制御する。これにより、トランジスタQ2がOFFして、12V用リレー86が切断される。
スリープモードでは、制御部7は、省エネ制御部71として機能し、低圧電源部12は内部電源電圧Vccとして12Vを出力する。また、省エネ制御部71は、リレー制御回路87から出力される24V用リレー制御信号REM(24V)をLowに、12V用リレー制御信号REM(12V)をLowにそれぞれ制御する。これにより、トランジスタQ1、Q2のいずれもがOFFして、24V用リレー85及び12V用リレー86が切断され、ヒーター80に通電されない状態となる。
以上説明したように第1の実施の形態は、画像形成装置1であって、熱源であるヒーター80を有する定着装置66と、ヒーター80に直列に接続され、所定の条件でヒーター80への電源供給を遮断する電源遮断回路と、動作モードでは内部電源電圧Vccとして第1電圧(24V)を出力すると共に、省電力モードでは内部電源電圧Vccとして第1電圧(24V)よりも低い第2電圧(12V)を出力する低圧電源部12とを具備し、電源遮断回路として、第1電圧(24V)で動作する24V用リレー85(第1リレー)と、前記第2電圧で動作する12V用リレー86(第2リレー)とからなる並列回路がヒーター80に直列に接続されている。
この構成により、減電圧した内部電源電圧(12V)によって12V用リレー86を動作させることで、ヒーター80に電源を供給することができるため、ヒーター制御が必要であっても、通常の内部電源電圧を必要としないモードでは、内部電源電圧を減電圧して省電力状態に移行することができる。
さらに、第1の実施の形態において、省電力モードには、レディモード(第1省電力モード)と低電力モード(第2省電力モード)とスリープモード(第3省電力モード)とがあり、省電力モードにおける消費電力を制御する省エネ制御部71を具備し、レディモードにおいて、省エネ制御部71は、12V用リレー86を接続してヒーター80に電源を供給して、定着装置66を第1定着温度に制御し、低電力モードにおいて、省エネ制御部71は、12V用リレー86を接続してヒーター80に電源を供給して、定着装置66を第1定着温度よりも低い第2定着電圧に制御し、スリープモードにおいて、省エネ制御部71は、12V用リレー86を切断してヒーター80への電源供給を遮断する。
この構成により、レディモードと、低電力モードと、スリープモードの順に効率よく消費電力を低減させることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図4を参照すると、AC入力端子ACLとヒーター80との間に10V用リレー88が接続されている。10V用リレー88は、リレー制御回路87aから出力される10V用リレー制御信号REM(10V)によって動作制御される。
リレー制御回路87aからの10V用リレー制御信号REM(10V)は抵抗R5を介してトランジスタQ3のベースに入力される。トランジスタQ3のコレクタは10V用リレー88と低ドロップアウトレギュレータ(LDO)89とを介して内部電源電圧Vccに接続され、トランジスタQ3のエミッタは接地されている。また、トランジスタQ3のベース―エミッタ間にはリーク電流等を吸収する抵抗R6が接続されている。低ドロップアウトレギュレータ(LDO)89は、24Vもくしは12Vとなる内部電源電圧Vccを10Vに降圧する降圧回路である。従って、内部電源電圧Vccが24Vと12Vとのいずれであっても、10V用リレー制御信号REM(10V)がHighとなり、トランジスタQ3がONすれば、10V用リレー88に電流が流れ込み、10V用リレー88が動作する。
コピー時等の動作モードにおいて、低圧電源部12は、内部電源電圧Vccとして24Vを出力する。また、制御部7は、リレー制御回路aから出力される10V用リレー制御信号REM(10V)をHighに制御する。これにより、トランジスタQ3がONして、10V用リレー88に電流が流れ込み、10V用リレー88が動作する。10V用リレー88の動作によってヒーター80は加熱され、熱ローラー66aは制御部7によって予め設定された第1定着温度に制御される。なお、制御部7は、トライアック81の破損を検出すると、リレー制御回路87aから出力される10V用リレー制御信号REM(10V)をLowに制御する。これにより、トランジスタQ3がOFFして、10V用リレー88が切断される。
レディモードにおいて、制御部7は、省エネ制御部71として機能し、低圧電源部12は、内部電源電圧Vccとして12Vを出力する。また、省エネ制御部71は、リレー制御回路87aから出力される10V用リレー制御信号REM(10V)をHighに制御する。これにより、トランジスタQ3がONして、10V用リレー88に電流が流れ込み、10V用リレー88が動作する。10V用リレー88の動作によってヒーター80は加熱され、熱ローラー66aは省エネ制御部71によって第1定着温度に制御される。なお、制御部7は、トライアック81の破損を検出すると、リレー制御回路87aから出力される10V用リレー制御信号REM(10V)をLowに制御する。これにより、トランジスタQ3がOFFして、10V用リレー88が切断される。
低電力モードでは、制御部7は、省エネ制御部71として機能し、低圧電源部12は、内部電源電圧Vccとして12Vを出力する。また、省エネ制御部71は、リレー制御回路87aから出力される10V用リレー制御信号REM(10V)をHighにそれぞれ制御する。これにより、トランジスタQ3がONして、10V用リレー88に電流が流れ込み、10V用リレー88が動作する。10V用リレー88の動作によってヒーター80は加熱され、熱ローラー66aは省エネ制御部71によって第1定着温度よりも低い予め設定された第2定着温度に制御される。なお、制御部7は、トライアック81の破損を検出すると、リレー制御回路87aから出力される10V用リレー制御信号REM(10V)をLowに制御する。これにより、トランジスタQ3がOFFして、10V用リレー88が切断される。
スリープモードでは、制御部7は、省エネ制御部71として機能し、低圧電源部12は内部電源電圧Vccとして12Vを出力する。また、省エネ制御部71は、リレー制御回路87aから出力される10V用リレー制御信号REM(10V)をLowに制御する。これにより、トランジスタQ3がOFFして、10V用リレー88が切断され、ヒーター80に通電されない状態となる。
以上説明したように第2の実施の形態は、画像形成装置1であって、熱源であるヒーター80を有する定着装置66と、動作モードでは内部電源電圧Vccとして第1電圧(24V)を出力すると共に、省電力モードでは内部電源電圧Vccとして第1電圧(24V)よりも低い第2電圧(12V)を出力する低圧電源部12と、内部電源電圧Vccを第2電圧(12V)よりも低い第3電圧(10V)に降圧する低ドロップアウトレギュレータ89(降圧回路)と、所定の条件でヒーター80への電源供給を遮断する電源遮断回路として、ヒーター80に直列に接続され、第3電圧(10V)で動作する10V用リレー88(リレー)とを具備する。
この構成により、減電圧した内部電源電圧を降圧した10Vによって10V用リレー88を動作させることで、ヒーター80に電源を供給することができるため、ヒーター制御が必要であっても、通常の内部電源電圧を必要としないモードでは、内部電源電圧を減電圧して省電力状態に移行することができる。
さらに、第2の実施の形態において、省電力モードには、レディモード(第1省電力モード)と低電力モード(第2省電力モード)とスリープモード(第3省電力モード)とがあり、省電力モードにおける消費電力を制御する省エネ制御部71を具備し、レディモードにおいて、省エネ制御部71は、10V用リレー88を接続してヒーター80に電源を供給して、定着装置66を第1定着温度に制御し、低電力モードにおいて、省エネ制御部71は、10V用リレー88を接続してヒーター80に電源を供給して、定着装置66を第1定着温度よりも低い第2定着電圧に制御し、スリープモードにおいて、省エネ制御部71は、10V用リレー88を切断してヒーター80への電源供給を遮断する。
この構成により、レディモードと、低電力モードと、スリープモードの順に効率よく消費電力を低減させることができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
1 画像形成装置
2 原稿読取部
3 原稿給送部
4 本体部
5 操作部
6 記録部
7 制御部
8 画像処理部
9 記憶部
10 通信部
11 ファクス部
12 低圧電源部
13 システム用電源回路
21 スキャナー
22 プラテンガラス
23 原稿読取スリット
24 露光ランプ
25 CCDセンサー
31 原稿載置部
32 原稿排出部
33 原稿搬送機構
41 給紙部
42 給紙ローラー
43 搬送ローラー
44 排出ローラー
45 排出空間
61 感光体ドラム
62 帯電部
63 露光部
64 現像部
65 転写部
66 定着装置
66a 熱ローラー
66b 圧ローラー
67 クリーニング部
71 省エネ制御部
80 ヒーター
81 トライアック
81a フォトトライアックカプラ
82 ゼロクロス回路
83 温度検出センサー
84 A/Dコンバーター(ADC)
85 24V用リレー
86 12V用リレー
87、87a リレー制御回路
88 10V用リレー
89 低ドロップアウトレギュレータ(LDO)
D1〜D3 ダイオード
R1〜R6 抵抗
Q1〜Q3 トランジスタ

Claims (4)

  1. 画像形成装置であって、
    熱源を有する定着装置と、
    前記熱源に直列に接続され、所定の条件で前記熱源への電源供給を遮断する電源遮断回路と、
    動作モードでは内部電源電圧として第1電圧を出力すると共に、省電力モードでは前記内部電源電圧として前記第1電圧よりも低い第2電圧を出力する低圧電源部とを具備し、
    前記電源遮断回路として、前記第1電圧で動作する第1リレーと、前記第2電圧で動作する第2リレーとからなる並列回路が前記熱源に直列に接続されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記省電力モードには、第1省電力モードと第2省電力モードと第3省電力モードとがあり、
    前記省電力モードにおける消費電力を制御する省エネ制御部を具備し、
    前記第1省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記第2リレーを接続して前記熱源に電源を供給して、前記定着装置を第1定着温度に制御し、
    前記第2省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記第2リレーを接続して前記熱源に電源を供給して、前記定着装置を前記第1定着温度よりも低い第2定着電圧に制御し、
    前記第3省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記第2リレーを切断して前記熱源への電源供給を遮断することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画像形成装置であって、
    熱源を有する定着装置と、
    動作モードでは内部電源電圧として第1電圧を出力すると共に、省電力モードでは前記内部電源電圧として前記第1電圧よりも低い第2電圧を出力する低圧電源部と、
    前記内部電源電圧を前記第2電圧よりも低い第3電圧に降圧する降圧回路と、
    所定の条件で前記熱源への電源供給を遮断する電源遮断回路として、前記熱源に直列に接続され、前記第3電圧で動作するリレーとを具備することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記省電力モードには、第1省電力モードと第2省電力モードと第3省電力モードとがあり、
    前記省電力モードにおける消費電力を制御する省エネ制御部を具備し、
    前記第1省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記リレーを接続して前記熱源に電源を供給して、前記定着装置を第1定着温度に制御し、
    前記第2省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記リレーを接続して前記熱源に電源を供給して、前記定着装置を前記第1定着温度よりも低い第2定着電圧に制御し、
    前記第3省電力モードにおいて、前記省エネ制御部は、前記リレーを切断して前記熱源への電源供給を遮断することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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