JP6280092B2 - 推定装置及び推定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、推定装置及び推定方法に関する。
インターネットの利用が普及している中で、ウェブブラウザを快適に利用できるかどうかは、ユーザが「インターネットを快適に利用できるか」に大きく影響する。
そのため、ユーザがウェブページを閲覧する際にブラウザを操作し、ブラウザがデータを読み込み・表示をするまでにかかる時間(以下、「ウェブページ表示時間」という。)を把握し、管理することが品質管理上重要である。
ウェブページ表示時間を把握するため、ブラウザにはNavigationTiming等の仕組みが供えられ、直接表示時間を知る手法なども普及してきている(非特許文献1、非特許文献2)。
本多他、「Navigation Timing APIを用いたWeb品質劣化切り分け」、コミュニケーションクオリティ研究会2014. 「Navigation Timing」、[online]、[平成27年10月26日検索]、インターネット(URL:http://www.w3.org/TR/navigation-timing/) H. Drucker, et al.,``Support Vector Regression Machines'',Advances in Neural Information Processing Systems 9, NIPS 1996,
しかしながら、NavigationTiming技術については、コンテンツ事業者(ウェブサーバ)やユーザ(クライアント端末)において利用されることが想定されており、データ転送を担当するキャリアが管理するネットワーク上において観測されるデータに対して適用することは困難である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、ネットワーク上の観測データからウェブブラウザの快適性を推定可能とすることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、推定装置は、或るウェブページについてのウェブブラウザでの表示に関する複数回の試行のそれぞれにおける、発生時期が早い順に所定数のGETリクエストのそれぞれについての試行内での相対的な発生時期と、前記試行ごとに計測された、前記或るウェブページの表示が指示されてから、少なくとも前記或るウェブページの表示に必要なデータの前記ウェブブラウザへの転送が完了するまでの所要時間とを、所定の推定モデルに学習させる推定モデル生成部と、ネットワーク上において観測された、前記或るウェブページに関する各GETリクエストの相対的な発生時期に、前記所定の推定モデルを適用して、当該GETリクエストに関する前記所要時間を推定する推定部と、を有する。
ネットワーク上の観測データからウェブブラウザの快適性を推定可能とすることができる。
本発明の実施の形態における推定装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における推定装置の機能構成例を示す図である。 推定装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 学習データを構成するHTTP−GETの発生履歴を示す図である。 学習データを構成する転送完了時間及び表示完了時間の履歴の例を示す図である。 各試行についての学習閾値分のレコードの抽出結果の一例を示す図である。 各HTTP−GETの発生時刻の相対時刻への変換結果の一例を示す図である。 試行ごとの転送完了時間又は表示完了時間のベクトルの一例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。まず、ウェブページの閲覧・表示におけるプロセスについて説明する。当該プロセスを極めて単純化すると、以下の通りである。
(1)ユーザによるクリック等を起点としたページ取得要求が発生する。
(2)ブラウザが対象URLの指すページのhtmlデータをHTTP(HyperText Transfer Protocol)のGETリクエストでウェブページの転送を要求すると、htmlデータがブラウザに転送される。
(3)htmlデータ内にサブコンテンツ(画像データ、必要script等)が示されており、ブラウザは、それらを順次解読処理し、HTTPのGETリクエストで取得する(HTTPでGET)。
(4)ブラウザは順次取得したサブコンテンツを処理して表示する。
一般のウェブページの閲覧では、httpsで暗号化されていない場合は、ネットワーク上でのパケットのやり取りを読み取る(パケットキャプチャする)ことで、個別のHTTPのGETリクエスト(以下、「HTTP−GET」と表記する。)の送出状況及び送出時刻を把握することが出来る。そこで、(4)の表示処理の分を省略して、少なくとも(1)から(3)までの所要時間(≒ウェブページの表示が指示されてから表示に必要なデータのブラウザへの転送が完了するまでの所要時間)を知ることが出来れば、簡易的に表示完了時間を推定することができる。以下、この「ウェブページの表示が指示されてから表示に必要なデータのブラウザへの転送が完了するまでの所要時間」を、単に、「転送完了時間」という。また、(1)〜(4)までの所要時間を、「表示完了時間」という。
しかし、HTTP−GETを観測することで、「転送完了時間」を特定するには以下の2点の問題がある。
(a)ウェブページの作りによっては、自動更新等により、ウェブページの表示完了後もHTTP−GETが継続して発生する。
(b)同じウェブページを同じ端末で繰り返し表示した場合、表示完了までに生じるHTTP−GETの数が必ずしも一定ではない。
まず、(a)により、一つのウェブページに関して「HTTP−GETの発生が終了するタイミング」はネットワーク上でGETリクエストの発生状況を観測する範囲では、判断できないため、そもそも表示用データの転送の完了は、HTTP−GETの転送の完了と対応しない。
また、(b)により、ウェブページ毎にHTTP−GETの数に関して一定の閾値を事前に決定し、HTTP−GETのシーケンスを観測して当該閾値にGET回数が到達した時点をもってHTTP−GETの転送の完了と判断することも困難である。
そこで、本実施の形態では、転送完了(上記の(3)の完了)よりも手前の段階(上記の(3)の途中までの段階)でのHTTP−GETの発生履歴から、転送完了時間又は表示完了時間を推定する。
図1は、本発明の実施の形態における推定装置のハードウェア構成例を示す図である。図1の推定装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
推定装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って推定装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
なお、推定装置10は、それぞれが図1に示される構成を有する複数のコンピュータによって構成されてもよい。
図2は、本発明の実施の形態における推定装置の機能構成例を示す図である。図2において、推定装置10は、学習データ取得部11、閾値決定部12、推定モデル生成部13、及び推定部14等を有する。これら各部は、推定装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。推定装置10は、また、学習データ記憶部15を利用する。学習データ記憶部15は、例えば、補助記憶装置102、又は推定装置10にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
学習データ取得部11は、予め設定されたURLに係る、評価対象のウェブページ(以下「評価対象ページ」という。)について、転送完了時間又は表示完了時間の推定のための学習データを取得する。推定の対象が転送完了時間であれば、転送完了時間に関する学習データが取得され、推定の対象が表示完了時間であれば、表示完了時間に関する学習データが取得される。推定の対象が、転送完了時間及び表示完了時間のいずれであるかは、予め設定される。学習データは、ネットワークキャプチャデータの取得や、ウェブブラウザにおけるウェブページに関するデータ転送の完了又はウェブページの表示の完了等のタイミングの検知等を並行して実行することで取得される。学習データ取得部11は、同一の評価対象ページに関して複数回にわたって繰り返し行われるウェブページの表示指示及び表示ついて、ページ転送完了の時刻若しくはページ表示完了の時刻、及び転送されたHTTP−GET(HTTPのGETリクエスト)の発生履歴を示す学習データを取得する。取得された学習データは、学習データ記憶部15に記憶される。
閾値決定部12は、学習データに基づいて、転送完了時間又は表示完了時間の推定に用いるHTTP−GETの数(閾値)を決定する。
推定モデル生成部13は、閾値決定部12によって決定された閾値の範囲内の学習データを、統計的な推定モデルに学習させる。
推定部14は、学習データを学習した推定モデルを、ネットワーク上において観測された観測データ(GETリクエストの発生履歴)に対して適用して、転送完了時間及び表示完了時間のうち、推定対象として設定された方を推定する。
以下、推定装置10が実行する処理手順について説明する。図3は、推定装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、学習データ取得部11は、予めそのURLが設定されている評価対象ページを、推定装置10内のブラウザに表示させ、その際のHTTP−GETの発生履歴と、ブラウザによる評価対象ページの転送完了時間又は表示完了時間との実績値を取得する。学習データ取得部11は、取得されたデータ(学習データ)を、学習データ記憶部15に記憶する。なお、HTTP−GETの発生履歴については、転送の開始から転送完了時間までのものが取得される。すなわち、転送完了時間より後のHTTP−GETについては、当該発生履歴に含まれない。
HTTP−GETの発生履歴については、例えば、推定装置10内のtcpdump等のパケットキャプチャツールでパケットデータを取得した後、tshark等のキャプチャ解析ツールで、当該パケットデータをHTTP−GETの発生数及び時刻に変換することで取得されてもよい。例えば、キャプチャデータファイル名がdump.pcapであるとすると、以下のコマンドを実行することで、HTTP−GETの発生数及び時刻を得ることができる。
%tshark -r dump.pcap -Y http.request.uri -T fields -e frame.time_epoch-e ......
又は、推定装置10内にプロキシを設定し、ブラウザによるウェブページの表示時のプロキシログからHTTP−GET時刻情報のログが取得されてもよい。
一方、ブラウザでの評価対象ページの転送完了時間及び表示完了時間については、例えば、NavigationTimingのAPI(Application Program Interface)により計測して数値化が可能である。
なお、ステップS101の1回の実行を、「試行」という。ステップS101は、事前に設定された試行回数(例えば、101回等)分だけ繰り返される。その結果、図4及び図5に示される情報によって構成される学習データが、取得される。
図4は、学習データを構成するHTTP−GETの発生履歴を示す図である。図4において、HTTP−GETの発生履歴は、各試行において検出されたHTTP−GETごとに、試行番号、GETリクエスト、及び時刻等を含む。
試行番号は、何番目の試行において検出されたGETリクエストであるのかを示す値である。GETリクエストは、GETリクエストの内容を示す文字列である。時刻は、GETリクエストが発生した(検出された)時刻である。なお、試行ごとに、GETリクエストの数は異なりうるため、図4において、試行ごとの行数は異なりうる。
図5は、学習データを構成する転送完了時間及び表示完了時間の履歴の例を示す図である。図5には、各試行における、評価対象ページの転送完了時間及び表示完了時間が示されている。なお、推定の対象が転送完了時間である場合、転送完了時間のみが取得されてもよく、表示完了時間である場合、転送完了時間及び表示完了時間が取得されてもよい。
なお、図4と図5とにおいて、試行番号が共通するレコードは、同じ試行番号に関する学習データである。例えば、図5において、試行2(試行番号が2である試行)に関するHTTP−GETの発生履歴は、図4において試行番号が2であるレコードを参照することで特定できる。
なお、評価対象ページの表示に関する試行は、推定装置10とは異なる端末において実行されてもよい。この場合、ステップS101では、学習データが入力されるだけでよい。
続いて、閾値決定部12は、予め設定されている閾値決定法及びパラメータを、学習データに適用することで、閾値を決定する(ステップS102)。
まず、閾値決定部12は、HTTP−GET発生履歴(図4)について、試行ごとのレコード数を集計し、集計結果を昇順にソートする。図4の例では、試行1の集計結果は4であり、試行2の集計結果は5である。
続いて、閾値決定部12は、予め設定されている閾値決定法及びパラメータに基づいて、閾値を決定する。本実施の形態では、「分布の下位パーセンタイル指定」で、ソートした数字の小さい側から、事前に決められた分位点が閾値として決定される。
例えば、閾値決定法が、「分布の下位5パーセンタイル」であれば、ソート結果の最小値から5%の位置(すなわち、101回試行の場合、最小値から6個目の値)が閾値として決定される。
この理由は、最小値を用いると、異常終了してしまったサンプル等が含まれる場合、最小値が極めて小さくなり、推定に必要な適正なデータ数が得られない可能性があるためである。そこで、一定の分位点抽出で対応する。
以上により決定された閾値を、「学習閾値N」という。
続いて、推定モデル生成部13は、HTTP−GET発生履歴(図4)について、試行ごとに、時刻の値が小さい方から学習閾値N個分のレコード(すなわち、発生時期の早い順にN個のGETリクエストに関するレコード)を抽出する(ステップS103)。なお、レコードの数が学習閾値N未満である試行については、レコードの抽出は行われない。
図6は、各試行について学習閾値分のレコードの抽出結果の一例を示す図である。図6では、レコードの抽出が行われた試行ごとに、試行番号、N個分のHTTP−GETの発生時刻が示されている。なお、図6では、M個の試行が、学習閾値N個以上のレコードを含んでいた例に対応する。
続いて、推定モデル生成部13は、レコードが抽出された試行ごとに、各HTTP−GETの発生時刻を、当該試行の最初のHTTP−GETの発生時刻からの相対値(相対時刻)に変換する(ステップS104)。すなわち、図6に示される各試行のGET−X(X=1〜N)時刻について、GET−1時刻からの差分(試行内の相対的な発生時期)が算出される。
図7は、各HTTP−GETの発生時刻の相対時刻への変換結果の一例を示す図である。図7には、図6に示した各試行の各HTTP−GETの発生時刻について、相対時刻への変換結果が示されている。なお、GET−1時刻については、各試行について、相対時刻は常に0となり情報量が無いので破棄する。その結果、各試行の列数はN−1となる。
続いて、推定モデル生成部13は、(GET数がN以上であった)試行ごとに、転送完了時間又は表示完了時間のベクトルを生成する(ステップS105)。
図8は、試行ごとの転送完了時間又は表示完了時間のベクトルの一例を示す図である。図8において、(1)は、図5に示した学習データに基づいて生成された、転送完了時間のベクトルである。(2)は、図5に示した学習データに基づいて生成された、表示完了時間のベクトルである。なお、推定対象が転送完了時間であれば、転送完了時間のベクトルのみが生成されてもよく、推定対象が表示完了時間であれば、表示完了時間のベクトルのみが生成されてもよい。
続いて、推定モデル生成部13は、予め設定された推定方法に基づいて、推定モデルを生成する(ステップS106)。本実施の形態では、推定方法として、サポートベクター回帰(SVR:SupportVectorRegression)が設定された例について説明する。但し、本実施の形態に適用可能な推定方法は、SVRに限定されず、他の方法が用いられてもよい。例えば、重回帰等が用いられてもよい。なお、SVR自体は、単なる機械学習の既知の手法であり、本実施の形態では、入力データの使い方及び出力とのマッピングがポイントである。
ここでは、学習データ(X)を以下のように構成する。
X=(X_1,X_2,...,X_(N−1))
但し、
X_1=[各試行のGET−2の相対時刻の長さMのベクトル]
=[0.032,0.200,...,0.222](図7の例)
X_(N−1)=[0.233,0.668,...,1.223]
また、学習データ(Y)を以下のように構成する。
転送完了時間が推定対象である場合、
Y=[転送完了時間の長さMのベクトル]=[2.5,2.9,...,4.1]
表示完了時間が推定対象である場合、
Y=[表示完了時間の長さMのベクトル]=[3.1,3.6,...,4.7]
推定モデル生成部13は、SVRのモデルEを生成し、上記のように構成した学習データ(X)及び学習データ(Y)で学習させる。すなわち、XとYとの関係を、モデルEに学習させる。
例えば、SVRの機能を持っているscikit-learnのライブラリにおける、SVRの使い方(http://scikit-learn.org)に準じれば、以下の記述によって、モデルEの生成と、学習とを行うことができる。
E=SVR() #モデル生成
E.fit(X、Y) #学習データで学習
続いて、推定部14は、モデルEを、ネットワーク上の観測データに対して適用し、当該観測データに関して、転送完了時間又は表示完了時間を推定する(ステップS107)。
具体的には、推定部14は、ネットワーク上において時系列に観測された評価対象ページに関する各HTTP−GETの発生時刻の履歴を取得する。推定部14は、当該各HTTP−GETの発生時刻について、最初のHTTP−GETの発生時刻からの相対的な発生時期(相対時刻)を算出する。その結果、相対時刻のベクトルX_newが得られる。
例えば、観測された各HTTP−GETの発生時刻の履歴が、以下の通りであったとする。
GET発生時刻の履歴:(2345.333,2345.999,2346.500,2347.000)
この場合、X_newの値は、以下の通りとなる。
X_new=[0.666,1.167,...,1.667]
推定部14は、X_newを推定モデルEで推定し、推定値T_eを得る。
T_e=E.predict(X_new)
このように推定されたT_eの値(例えば、3.8)が、観測データに関する「転送完了時間」又は「表示完了時間」の推定値である。すなわち、学習データ(Y)が転送完了時間のベクトルであれば、転送完了時間の推定値が得られる。学習データ(Y)が表示完了時間のベクトルであれば、表示完了時間の推定値が得られる。
なお、転送完了時間及び表示完了時間の双方の推定値が得られてもよい。
また、複数のURLのそれぞれごとに推定モデルを生成しておき、ネットワークにおいて観測されたGETリクエストに係るURLに対応する推定モデルを利用して、転送完了時間又は表示完了時間の推定が行われてもよい。
上述したように、本実施の形態によれば、ネットワーク上の観測データからウェブブラウザの快適性を推定可能とすることができる。
なお、本実施の形態において、評価対象ウェブページは、或るウェブページの一例である。転送完了時間及び表示完了時間は、試行ごとに計測された、前記或るウェブページの表示が指示されてから、少なくとも前記或るウェブページの表示に必要なデータのウェブブラウザへの転送が完了するまでの所要時間の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 推定装置
11 学習データ取得部
12 閾値決定部
13 推定モデル生成部
14 推定部
15 学習データ記憶部
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
B バス

Claims (4)

  1. 或るウェブページについてのウェブブラウザでの表示に関する複数回の試行のそれぞれにおける、発生時期が早い順に所定数のGETリクエストのそれぞれについての試行内での相対的な発生時期と、前記試行ごとに計測された、前記或るウェブページの表示が指示されてから、少なくとも前記或るウェブページの表示に必要なデータの前記ウェブブラウザへの転送が完了するまでの所要時間とを、所定の推定モデルに学習させる推定モデル生成部と、
    ネットワーク上において観測された、前記或るウェブページに関する各GETリクエストの相対的な発生時期に、前記所定の推定モデルを適用して、当該GETリクエストに関する前記所要時間を推定する推定部と、
    を有することを特徴とする推定装置。
  2. 前記複数回の試行のそれぞれにおけるGETリクエストの数に基づいて、閾値を決定する閾値決定部を有し、
    前記推定モデル生成部は、GETリクエストの数が前記閾値以上である試行のそれぞれにおける、発生時期が早い順に前記閾値分の数のGETリクエストのそれぞれについての試行内での相対的な発生時期と、当該試行ごとに計測された、前記或るウェブページの表示が指示されてから、少なくとも前記或るウェブページの表示に必要なデータの前記ウェブブラウザへの転送が完了するまでの所要時間とを、前記所定の推定モデルに学習させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の推定装置。
  3. 或るウェブページについてのウェブブラウザでの表示に関する複数回の試行のそれぞれにおける、発生時期が早い順に所定数のGETリクエストのそれぞれについての試行内での相対的な発生時期と、前記試行ごとに計測された、前記或るウェブページの表示が指示されてから、少なくとも前記或るウェブページの表示に必要なデータの前記ウェブブラウザへの転送が完了するまでの所要時間とを、所定の推定モデルに学習させる推定モデル生成手順と、
    ネットワーク上において観測された、前記或るウェブページに関する各GETリクエストの相対的な発生時期に、前記所定の推定モデルを適用して、当該GETリクエストに関する前記所要時間を推定する推定手順と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする推定方法。
  4. 前記複数回の試行のそれぞれにおけるGETリクエストの数に基づいて、閾値を決定する閾値決定手順を前記コンピュータが実行し、
    前記推定モデル生成手順は、GETリクエストの数が前記閾値以上である試行のそれぞれにおける、発生時期が早い順に前記閾値分の数のGETリクエストのそれぞれについての試行内での相対的な発生時期と、当該試行ごとに計測された、前記或るウェブページの表示が指示されてから、少なくとも前記或るウェブページの表示に必要なデータの前記ウェブブラウザへの転送が完了するまでの所要時間とを、前記所定の推定モデルに学習させる、
    ことを特徴とする請求項3記載の推定方法。
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