JP6279952B2 - 柵ビームの支柱取付金具 - Google Patents

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Description

本発明は、支柱間の支柱軸中心同士を結んだ線上に柵ビームを取り付ける柵ビームの支柱取付金具に関する。
従来、パネル柵、ビーム柵、メッシュフェンスなどにおいて、支柱に柵ビームを取り付ける取付金具が、種々提案されており、その中でも、支柱間の支柱軸中心同士を結んだ線上に柵ビームを取り付ける柵ビームの支柱取付金具が知られている。
このような柵ビームの支柱取付金具を利用して、支柱に柵ビームを取り付けること自体は、主にラチェットレンチ等を使用してボルトを回すだけの簡単な軽作業である。しかし、柵ビームを金具に仮置きすることができないと、ボルトを回して柵ビームを支柱に固定する間、柵ビームを持つ別の作業員が必要となるため、作業効率及び取付工費削減のため柵ビームを金具に仮置きして作業することが求められていた。
このような要望に応えるべく、例えば、特許文献1には、柵ビーム2の端部を受ける受け金具3と該受け金具3に被せられる被せ金具4とからなり、前記受け金具3には支柱1の正面壁に取付けられる縦板状の取付部31より斜め上方に開口する受け部32を長手方向に延設させ、前記被せ金具4には支柱1の背面壁に取付けられる縦板状の取付部41より斜め下方に開口する被せ部42を長手方向に延設させ、柵ビーム2の端部を前記受け金具3の受け部32で受けると共に、その上に被せ金具4の被せ部42を斜め上方又は水平方向から被せるようにした取付金具が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落0014〜0016、図面の図1等参照)。
しかし、特許文献1に開示された取付金具は、柵ビームの支柱への取付工程が、(1)受け金具を支柱にボルト止めする工程、(2)柵ビームを受け金具に仮置きする工程、(3)被せ金具を設置する工程、(4)ボルトを本締めする工程の4工程あり、手間が掛かるという問題点があった。また、被せ金具は、支柱に連結されていないため強度不足が懸念されるという問題点もあった。
その上、取付金具で支柱に取り付けられる柵ビームが1種類に限定されていると共に、受け金具の他、被せ金具も必要であり、量産効果による単価削減の効果を期待できるものではないという問題点もあった。
特開2008−31824号公報
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、柵ビームの仮置きにより取付作業の作業人員を低減することができると共に、取付作業の作業工程を削減して作業効率を向上することができる柵ビームの支柱取付金具を提供することにある。
第1発明に係る柵ビームの支柱取付金具は、支柱間の支柱軸中心同士を結んだ線上に柵ビームを取り付ける柵ビームの支柱取付金具であって、組み合わされることにより、前記支柱に取り付けられて、前記柵ビームの端部を挟持する一対の組合せ部材を備え、前記一対の組合せ部材は、組み合わされた状態で前記柵ビームの端部を載置可能なビーム受部を有し、前記ビーム受部は、前記一対の組合せ部材が組み合わされた状態で、前記柵ビームを挿通可能なように上方が解放されており、前記一対の組合せ部材は、組み合わされた状態から回転によりズレることを係止する係止機構を有し、且つ、前記係止機構は、前記一対の組合せ部材の何れか一方に形成された係止片と、他方に形成された、前記係止片と係合する係合部と、を備えることを特徴とする。
第2発明に柵ビームの支柱取付金具は、第1発明において、前記係止片と前記係合部は、何れも前記ビーム受部の底面に形成されていることを特徴とする。
発明に係る柵ビームの支柱取付金具は、支柱間の支柱軸中心同士を結んだ線上に柵ビームを取り付ける柵ビームの支柱取付金具であって、組み合わされることにより、前記支柱に取り付けられて、前記柵ビームの端部を挟持する一対の組合せ部材を備え、前記一対の組合せ部材は、組み合わされた状態で前記柵ビームの端部を載置可能なビーム受部を有し、前記ビーム受部は、前記一対の組合せ部材が組み合わされた状態で、前記柵ビームを挿通可能なように上方が解放されており、前記一対の組合せ部材を組み合わせた際に、前記柵ビームの断面形状に応じて前記柵ビームの支持位置をかえる位置かえ部前記ビーム受部の底面に形成されていることを特徴とする。
発明に係る柵ビームの支柱取付金具は、第発明において、前記位置かえ部は、前記柵ビームに縦格子を嵌め込む溝が形成されていないときは、前記柵ビームの外面に当接し、前記柵ビームに前記溝が形成されているときは、前記溝に嵌まり込む折返し端であることを特徴とする。
発明に係る柵ビームの支柱取付金具は、第1発明乃至第発明の何れかの発明において、前記一対の組合せ部材は、同一形状であることを特徴とする。
第1発明〜第発明によれば、前記一対の組合せ部材は、組み合わされた状態で前記柵ビームの端部を載置可能なビーム受部を有し、前記ビーム受部は、前記一対の組合せ部材が組み合わされた状態で、前記柵ビームを載置又は取外し可能なように上方が解放されているので、組合せ部材を支柱に取り付けることにより、ビーム受部に柵ビームの端部を仮置きして柵ビームの取付作業をすることができる。このため、作業員一人で、柵ビームの支柱への取付作業をすることができ、取付作業のコスト削減を図ることができる。
その上、第1発明〜第発明によれば、前記ビーム受部は、前記一対の組合せ部材が組み合わされた状態で、前記柵ビームを載置又は取外し可能なように上方が解放されているので、一対の組合せ部材からなる柵ビームの支柱取付金具を支柱に取り付け、柵ビームをビーム受部に仮置きしたら、次は、柵ビームを前記取付金具に取り付けるだけであり、特許文献1の取付金具と比べても、作業工程が少なく、作業効率が極めてよい。このため、取付作業のコスト削減を図ることができる。
特に、第発明、第発明によれば、前記一対の組合せ部材は、組み合わされた状態から回転によりズレることを係止する係止機構を有するので、金具を支柱に取り付ける際に、ボルト締めにより、ボルト頭側の組合せ部材がボルトと供回りしてしまうことを防止することができる。このため、柵ビームの支柱への取付作業の作業効率がさらに向上するだけでなく、簡単で安価な機構により組合せ部材の供回りを防止することができる。
特に、第発明、第発明によれば、前記柵ビームの断面形状に応じて前記柵ビームの支持位置をかえる位置かえ部が形成されているので、柵ビームの断面形状に応じて支持する位置を適切な位置とすることができ、断面形状が異なる柵ビームでも支柱に取り付けることができる。このため、異種の柵ビームを余分な支柱を設けることなく連結することができ、見栄えもよい。また、異種製品の部品を共通化して量産によるコスト削減を図ることができる。
特に、第発明によれば、縦格子タイプと横ビームのみのタイプの2種類の柵ビームを1種類の取付金具で支柱に取り付けることができる。このため、金具の生産ラインの数を減らして金具の生産コストを削減できると共に、量産効果による金具単価の低廉化を図ることができる。また、前記2種類の柵ビームを1つの支柱で連結することができ、意匠的に優れているだけでなく、余分な支柱を取り付ける費用も削減することができる。
特に、第発明によれば、部材数ごとに必要であった金型を1つにすることができ、非常に高価な金型の作成費用を大幅に削減(半減)することができる。また、部品数が1つで済むため、柵ビームの支柱への取付作業の作業現場において、部品を間違えて運んでしまうことがなく、部品管理の手間が掛からないと共に、何れかの部品が足らないことにより取付作業ができないという事態になるおそれが大幅に減少する。
本発明を適用した一実施の形態に係る柵ビームの支柱取付金具の組合せ部材を離した状態で示す斜視図である。 同上の組合せ部材を組み合わせた状態で示す斜視図である。 図1の支柱取付金具で円形管からなる柵ビームを支柱に取り付けた状態を柵ビームに沿う方向(図のY方向)に見た右側面図である。 同上の右側面図において、縦格子の溝が形成された柵ビームを支柱に取り付けた状態を示す右側面図である。 図1の支柱取付金具の取付手順の(1)金具の取付手順を示す説明斜視図である。 同上の(2)柵ビームの仮置き手順を示す説明斜視図である。 同上の(3)ボルト本締め手順を示す説明斜視図である。
以下、本発明を適用した柵ビームの支柱取付金具を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図7を用いて、本発明を適用した一実施の形態に係る柵ビームの支柱取付金具について説明する。符号1が、本発明の実施の形態に係る柵ビームの支柱取付金具であり、この支柱取付金具1は、組み合わされることにより、柵ビームBの端部を間に挟持し、支柱Sに取り付けられる一対の組合せ部材2、2’を備えている。
また、この組合せ部材2、2’は、全くの同一形状であり、1つの金型で成形可能となっている。このため、一方の組合せ部材2の構成を主に説明し、他方の組合せ部材2’の詳しい説明は省略する。なお、図中の’は、組合せ部材2’の部位等であることを表している。
組合せ部材2は、図1に示すように、中央に位置して支柱Sに取り付けられる支柱取付部3と、この支柱取付部3と連続してそこから左右に延びる、柵ビームBの端部を挟持・固定する左右一対のビーム固定部4、5と、から構成されている。
(支柱取付部)
この支柱取付部3、3’は、支柱Sの外周面に支柱取付部3、3’の内側が当接するよう略鉛直に設置される平板状の取付部本体30、30’を備え、この取付部本体30、30’には、その中央に支柱Sとボルト接合するための直径14mmのボルト挿通孔30a、30a’が穿設されている。
(ビーム固定部)
ビーム固定部4、5は、それぞれ底部40、50と、この底部40、50と連続して略鉛直に立ち上がる側部41、51と、を備えており、この底部40、50は、水平な平板と傾斜した平板とが接合した鉛直断面が逆への字状となった部位であり、柵ビームBの端部を載置する機能を有している。また、底部40、50の柵ビームBに沿った端部が、水平な平板から垂直に上方へ折り曲げられた折返し端40a、50aとなっている。
そして、この折返し端50aの中央部分は、折り返されておらず、そのまま水平に延びた係止片50bとなっており、折返し端40aの中央部分の係止片50bと対応する位置には、係合部となる矩形状の係合孔40bが穿設されている。
側部41、51は、底部40、50の傾斜した部位から略鉛直に立ち上がる平板状の部位であり、支柱取付部3と連続している部位である。この側部41、51は、前述の柵ビームBの外周面に内側が当接するよう略鉛直に設置され、柵ビームBの端部を固定する機能を有している。このため、側部41、51には、中央に柵ビームBとボルト接合するための縦径14mm×横径22mmの長孔41a、51aが穿設されている。
このように柵ビームBの端部を固定するためのボルト孔が、柵ビームBの長手方向に沿って8mmの遊びのある横長な長孔41a、51aとなっているため、柵が設置される場所に傾斜や、柵ビームに少々の施工誤差等があってもこの遊びで対応することができる。本実施の形態に係る支柱取付金具1では、柵が設置される場所の傾斜が±20度の勾配まで対応することができる設計となっている。
(ビーム受部)
次に、本発明の実施の形態に係るビーム受部について説明する。前述のビーム固定部4、5は、図2、図3に示すように、組合せ部材2、2’が組み合わされることにより、組合せ部材2のビーム固定部4と組合せ部材2’のビーム固定部5’とが組み合わさると共に、組合せ部材2のビーム固定部5と組合せ部材2’のビーム固定部4’とが組み合わさり、支柱Sに取り付ける中央の支柱取付部3を挟んで2つのU字溝が形成される。この2つのU字溝が柵ビームBの端部を載置して固定するビーム受部となっている。
このように、組合せ部材2と組合せ部材2’が組み合わさった状態で、中央に位置する支柱取付部3、3’の左右に、ビーム固定部4とビーム固定部5’、ビーム固定部5とビーム固定部4’、が組み合わさったU字溝状のビーム受部が形成される。そして、このU字溝状のビーム受部は、柵ビームBを挿通できるように、柵ビームBの管径に応じた間隔をあけて上方が解放されているため、組合せ部材2と組合せ部材2’を組み合わせて、支柱取付部3、3’を支柱Sにボルト接合した後も、このビーム受部に柵ビームBを仮置きすることができる構成となっている。
(係止機構)
次に、本発明の実施の形態に係る係止機構について説明する。前述の組合せ部材2と組合せ部材2’が組み合わさった状態では、組合せ部材2の係止片50bが、組合せ部材2’の係合孔40b’(図示せず)に嵌まり込んで係合することとなり、これらの係合が本発明の係止機構である。
この実施の形態に係る係止機構によれば、組合せ部材2と組合せ部材2’何れか一方からボルトを挿入してラチェットレンチ等によりボルトを回して止め付ける際に、係止片50bと係合孔40b’の係合により、ボルト頭側の組合せ部材がボルトと一緒に供回りするのを、阻止することができる。なお、この係合孔40b’は、係止片50bと係合して係止することができるものであれば凹部のような他の形状であっても構わないのは勿論である。
(位置かえ部)
次に、本発明の実施の形態に係る位置かえ部について説明する。図2、3に示すように、組合せ部材2と組合せ部材2’が組み合わさった状態では、前述の組合せ部材2の折返し端50a(40a)と、組合せ部材2’の折返し端40a’(50a’)とが、当接してビーム受部の底面に形成された断面矩形状となっている。このため、図3に示すように、柵ビームの断面形状が、縦格子を嵌め込む溝が形成されていない円形管からなる柵ビームBである場合は、折返し端50a(40a)、折返し端40a’(50a’)は、柵ビームBを載置する台として機能し、柵ビームBは、この台の上に載置され、ボルト接合されることとなる。
一方、図4に示すように、柵ビームの断面形状が、縦格子を嵌め込む溝(Ba’)が形成された多角形状管からなる柵ビームB’である場合は、支柱取付金具1の折返し端50a(40a)、折返し端40a’(50a’)は、柵ビームB’の溝Ba’に嵌まり込むため、円形管からなる柵ビームBのときのように、台として機能しない。このため、柵ビームB’は、ビーム受部である底部40’、50(50’、40)に直接載置されて、ボルト接合されることとなる。
このように、実施の形態に係る支柱取付金具1では、柵ビームB、B’の断面形状に応じて、折返し端50a(40a)及び折返し端40a’(50a’)が、柵ビームB、B’のボルト孔と、支柱取付部3、3’のボルト挿通孔30a、30a’の高さを合わせる、即ち、柵ビームの端部の挟持・固定する高さを切りかえる機能を発揮し、本発明の位置かえ部として機能している。
なお、位置かえ部は、柵ビームの断面形状に応じて柵ビームの支持位置をかえて、断面形状の異なる複数種の柵ビームを挟持、固定できるものであれば、特に、形状等が限定されるものではなく、また、ビーム受部の底面、即ち、底部40、40’、50、50’に設けられている必要はない。
(取付手順)
次に、図5〜図7を用いて、支柱取付金具1により柵ビームBを支柱Sに取り付ける取付手順について説明する。
(1)金具の取付
先ず、図5に示すように、支柱取付金具1の2枚の組合せ部材2、2’を支柱Sに、その支柱取付部3、3’が当接するように組み合わせて、ボルト挿通孔30a、30a’及び支柱Sのボルト孔にボルトを挿通する。そして、ラチェットレンチ等でボルトを締めて、2枚の組合せ部材2、2’を支柱Sに止め付ける。なお、このとき、地面の傾斜等で柵ビームBを止め付ける際に後から調整が必要な場合もあるため、ボルトの締め方は仮締めにする。
また、従来の取付金具では、この作業の前に、2種類以上の必要な部材の梱包を解いて仕分ける必要があったが、本実施の形態に係る支柱取付金具1では、2枚の組合せ部材2と組合せ部材2’は、全くの同一部材であり、仕分ける必要がない。また、支柱Sに止め付けるボルトも、柵ビームBを止め付けるボルトも同一径のボルトであり、この点でも部材の仕分けを必要としない。
(2)柵ビームの仮置き
次に、図5に示す、組合せ部材2、2’の底部50、40’、側部51、41’からなるU字溝状の前述のビーム受部に、柵ビームBの管端を載置、即ち、仮置きする。すると、図6に示す状態となる。
このとき、柵ビームBを挟持する2枚の金具が組み合わさった状態で、ビーム受部の上方が解放されていない場合は、例えば、特許文献1に記載の発明のように、2枚の金具のうちの1枚を後から被せる作業が発生する。この被せるという作業は、一見簡単な作業のように思えるが、柵ビームBを仮置きした後に、1枚の金具を被せるには、後述のボルトの本締めの際に、この後付け金具を持ち歩くか、又は、各箇所に必要分だけ分配しなければならず手間が掛かるだけでなく、万が一足りなくなった場合は、保管場所までそれを取りに戻らなければならなかった。その上、1つの支柱に複数段のビームを取り付ける場合は、取り付ける順番や、表裏(前後)を間違えるおそれもあった。しかし、本実施の形態に係る支柱取付金具1を用いる場合は、柵ビームの仮置きの後に、金具をさらに被せるという作業手順が省略できるだけでなく、そのような手間やおそれがなくなる。
(3)ボルト本締め
次に、図7に示すように、全てのボルト孔、即ち、図5に示す長孔41a’、51a、及び長孔51a’、41aと、図6に示す、柵ビームBのボルト孔H1、H2にボルトを挿通した後、各ボルトを本締めする。
なお、支柱Sに複数段の柵ビームBを取り付ける場合は、前記の作業手順を繰り返してもよいし、全ての段の(1)金具の取付作業を済ませた後、(2)柵ビームの仮置き作業に移るといったように、同一作業を繰り返すようにしてもよい。
(実施の形態に係る支柱取付金具の作用効果)
以上のような実施の形態に係る支柱取付金具1によれば、柵ビームの仮置き作業ができるので、作業員一人で取付作業をすることができ、取付作業のコスト削減を図ることができる。その上、特許文献1に記載の発明のように、仮置き作業の後にまた別の金具をつける必要がなく、作業工程が少なく、作業効率が極めてよい。
また、支柱取付金具1によれば、折返し端40a,40a’、50a,50a’が設けられているので、断面形状が円形の柵ビームだけでなく、縦格子がある柵ビームも同一金具で支柱に取り付けることができる。このため、金具の生産ラインの数を減らして金具の生産コストを削減できると共に、量産効果による金具単価の低廉化を図ることができる。また、前記2種類の柵ビームを1つの支柱で連結することができ、意匠的に優れているだけでなく、余分な支柱を取り付ける費用も削減することができる。
その上、支柱取付金具1によれば、組合せ部材2、2’が組み合わさった状態で、係止片50b(50b’)と、係合孔40b’(40b)が係合するので、金具を支柱に取り付ける際に、ボルト締めにより、ボルト頭側の組合せ部材がボルトと供回りしてしまうことを防止することができる。
さらに、支柱取付金具1によれば、組合せ部材2と組合せ部材2’は、同一形状の部材であるので、部材数ごとに必要であった金型を1つにすることができ、非常に高価な金型の作成費用を大幅に削減(半減)することができるだけでなく、部品数が1つで済むため、柵ビームの支柱への取付作業の作業現場において、部品を間違えて運んでしまうことがなく、部品管理の手間が掛からないと共に、何れかの部品が足らないことにより取付作業ができないという事態になるおそれが大幅に減少する。
以上、本発明の実施の形態に係る柵ビームの支柱取付金具1について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたって具体化した一実施の形態を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1 :支柱取付金具(柵ビームの支柱取付金具)
2、2’ :組合せ部材
3、3’ :支柱取付部
30、30’ :取付部本体
30a、30a’ :ボルト挿通孔
4、4’、5、5’ :ビーム固定部
40、40’、50、50’ :底部(ビーム受部)
40a,40a’、50a,50a’:折返し端(位置かえ部)
50b,50b’ :係止片(係止機構)
40b,40b’ :係合孔(係合部、係止機構)
41、41’、51、51’ :側部(ビーム受部)
41a,41a’、51a,51a’:長孔

Claims (5)

  1. 支柱間の支柱軸中心同士を結んだ線上に柵ビームを取り付ける柵ビームの支柱取付金具であって、
    組み合わされることにより、前記支柱に取り付けられて、前記柵ビームの端部を挟持する一対の組合せ部材を備え、
    前記一対の組合せ部材は、組み合わされた状態で前記柵ビームの端部を載置可能なビーム受部を有し、
    前記ビーム受部は、前記一対の組合せ部材が組み合わされた状態で、前記柵ビームを挿通可能なように上方が解放されており、
    前記一対の組合せ部材は、組み合わされた状態から回転によりズレることを係止する係止機構を有し、
    且つ、前記係止機構は、前記一対の組合せ部材の何れか一方に形成された係止片と、他方に形成された、前記係止片と係合する係合部と、を備えること
    を特徴とする柵ビームの支柱取付金具。
  2. 前記係止片と前記係合部は、何れも前記ビーム受部の底面に形成されていること
    を特徴とする請求項に記載の柵ビームの支柱取付金具。
  3. 支柱間の支柱軸中心同士を結んだ線上に柵ビームを取り付ける柵ビームの支柱取付金具であって、
    組み合わされることにより、前記支柱に取り付けられて、前記柵ビームの端部を挟持する一対の組合せ部材を備え、
    前記一対の組合せ部材は、組み合わされた状態で前記柵ビームの端部を載置可能なビーム受部を有し、
    前記ビーム受部は、前記一対の組合せ部材が組み合わされた状態で、前記柵ビームを挿通可能なように上方が解放されており、
    前記一対の組合せ部材を組み合わせた際に、前記柵ビームの断面形状に応じて前記柵ビームの支持位置をかえる位置かえ部が前記ビーム受部の底面に形成されていること
    を特徴とする柵ビームの支柱取付金具。
  4. 前記位置かえ部は、前記柵ビームに縦格子を嵌め込む溝が形成されていないときは、前記柵ビームの外面に当接し、前記柵ビームに前記溝が形成されているときは、前記溝に嵌まり込む折返し端であること
    を特徴とする請求項に記載の柵ビームの支柱取付金具。
  5. 前記一対の組合せ部材は、同一形状であること
    を特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の柵ビームの支柱取付金具。
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