JP6278866B2 - プッシュスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、プッシュスイッチに関し、詳しくは、操作部材を押し込んで操作状態を機械的に保持する構成のスイッチに関する。
上記のように構成されたプッシュスイッチとして特許文献1には、箱形のハウジングに対して上下移動自在にキートップと、スライダーとを備え、キートップを突出方向に付勢するスプリングと、スライダーをキートップに当接させる方向に付勢するスプリングとを備え、スライダーの作動に伴い操作されるスイッチ接点を備え、スライダーをロックするロック機構を備えた技術が示されている。
この特許文献1では、ロック機構が、スライダーに形成したハート型のカム溝と、このカム溝に一端が係入するフックピンとで構成されている。これによりキートップを押し操作した場合には、キートップからの押圧力によりスライダーが作動し、スイッチ接点が導通状態となり、ロック機構によりスライダーはロック位置に保持され、キートップはスプリングの付勢力により非操作位置に復元する。
また、特許文献2では、ハウジングに移動自在、かつ、突出方向にバネ付勢された可動部材を備え、可動部材に連動するスイッチ素子を備え、可動部材を所定位置にロックするロック手段を備えた技術が示されている。
この特許文献2では、可動部材が突出方向にバネで付勢され、ロック手段として、可動部材に形成したハート型カム溝と、このカム溝に挿入されるロック部材とを備えて構成されている。
特開2007‐323829号公報 特開2007‐103201号公報
特許文献1、2に示されるプッシュスイッチでは、押し操作により例えばON状態に達した後に、ON状態を維持し、再度の押し操作でOFF状態に切換わり、OFF状態を維持する。このような作動を実現するために、ハート型のカム溝とこのカム溝に係入する部材とを有するロック機構が備えられている。
特許文献1に記載されるように、人為操作されるキートップと、スイッチ接点を有するスライダーとが個別に作動するものでは、キートップを押し操作した後には、スイッチの状態に拘わらずキートップが元の位置に復元する。これにより、キートップの位置からは、スイッチの状態が把握できない。そのため、この特許文献1では、スイッチの状態に対応してキートップの内部のLEDを点灯又は非点灯に切り換えることによりスイッチの状態を把握できるように構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載されるように、スイッチの状態をLEDの点灯・消灯により報知する構成では、LEDを制御する電気回路をスイッチ内に必要とするため、部品点数が増大することになり、LEDや電気回路が故障した場合にはスイッチの状態を把握できないことも考えられ、改善の余地がある。
これに対し、特許文献2の構成では、人為操作される可動部材の位置がスイッチの状態に対応するものであるが、特許文献1のように、キートップとスライダーとが個別に作動するものに適用できないものである。
特許文献1のように、人為操作されるキートップと、スイッチ接点を有するスライダーとが個別に作動するプッシュスイッチでもキートップの位置からスイッチの状態を把握できることが望まれている。しかしながら、スイッチの状況を反映するようにキートップの位置を保持するためには、スライダーの位置を保持するためのロック機構の他に、操作部材の位置を保持するためのロック機構を必要とする。これは、部品点数の増加を招く観点から改善の余地がある。
本発明の目的は、人為操作される操作部材と、スイッチ部に連係する作動部材とが個別に作動する構成のものにおいて、操作部材の位置からスイッチの状態を把握できるプッシュスイッチを合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、人為操作により操作直線に沿って移動する操作部材と、前記操作部材からの押圧力により前記操作直線に沿って移動する作動部材と、前記作動部材の作動位置に対応する導通状態となるスイッチ部と、これらを支持するハウジングとを備え、
前記操作部材を前記ハウジングから突出させる方向に付勢する第1付勢機構と、前記作動部材を前記操作部材に接近させる方向に付勢する第2付勢機構と、前記操作部材を操作領域の中間の操作中間位置に保持可能、かつ、前記作動部材を作動領域の中間の作動中間位置に保持可能な保持機構とを備え、
前記保持機構が、前記作動部材に形成されたハート型のカム溝と、基端部が前記ハウジングに支持され、係合端部が前記カム溝に係入することにより前記作動部材の往復作動に伴い前記係合端部がカム溝に沿って移動する係合部材とを有すると共に、
前記係合端部が係合することにより前記作動部材を前記作動中間位置に保持する作動保持部を前記カム溝の経路中に形成し、前記係合端部が前記作動保持部から外れた位置に揺動した状態で、当該係合端部が係合することにより前記操作部材を前記操作中間位置に保持する操作保持部を前記操作部材に形成して構成されている点にある。
この構成によると、作動部材が保持機構により作動中間位置に保持される状態では、操作部材を非保持状態にして第1付勢機構の付勢力による突出端まで移動させることが可能となる。この後に、操作部材を押し込み操作した場合には保持機構による作動部材の保持が解除され、作動部材を第2付勢機構の付勢力により突出位置まで移動させると共に、保持機構により操作部材を操作中間位置に保持することが可能となる。
つまり、スイッチ部が作動部材に連係しており、その作動部材が保持機構で保持されている状態では、操作部材が突出端にあり、作動部材の保持が解除された状態では、操作部材が押し込まれた位置にある。
従って、人為操作される操作部材と、スイッチ部に連係する作動部材とが個別に作動する構成で、操作部材の位置からスイッチの状態を把握できるプッシュスイッチが合理的に構成された。
本発明は、前記操作部材の押し込み操作により前記作動部材が押圧側の作動端に達し、この後に押し込み操作が解除された場合に、前記係合部材の前記係合端部が前記作動保持部に係合することにより前記第2付勢機構による付勢力に抗して前記作動部材が前記作動中間位置に保持され、
前記操作部材の次の押し込み操作による前記作動部材の作動に伴い前記係合端部が前記作動保持部から揺動により離脱し、この後に押し込み操作が解除された場合に、前記係合端部が前記操作保持部に係合することにより、前記第1付勢機構に付勢力に抗して操作部材が前記操作中間位置に保持されても良い。
これによると、カム溝の作動保持部に係合部材の係合端部が係合することにより、作動部材が作動中間位置に保持される。この後に操作部材が押し込み操作され、係合部材が作動保持部から離脱した後には、係合部材の係合端部が操作部材の操作保持部に係合することにより操作部材が操作中間位置に保持される。つまり、係合部材を兼用することにより2つのロック機構を備えずとも、作動部材の保持と、操作部材の保持とが実現する。
本発明は、前記ハウジングが、前記作動部材を往復移動自在に収容する収容空間を有し、この収容空間のうち前記作動部材の前記カム溝に沿う位置に外壁面に対して、前記係合部材の前記係合端部が挿通する第1孔部が形成され、
前記操作部材に形成されたスライド体が、前記外壁面の外側に重なる位置に配置され、このスライド体に対して、前記係合部材の係合端部が挿通する第2孔部が形成され、この第2孔部の内周に前記操作保持部が形成されても良い。
これによると、スライド体の第2孔部とハウジングの外壁面の第1孔部とに、係合部材の係合端部が挿通し、この係合端部が作動部材のカム溝に係入する。また、作動部材の作動に伴い、係合部材の係合端部がカム溝に沿って移動し作動保持部に係合することが可能となる。この後に、作動部材の作動に伴い、係合部材が作動保持部から離脱した後に、係合部材が揺動することにより係合端部の操作保持部への係合が可能となる。
本発明は、前記カム溝が、前記操作保持部に対応する初期位置にある前記係合端部を、前記操作部材の押圧力による前記作動部材の移動に伴い前記操作直線に傾斜する傾斜経路部に沿って移動させる第1経路と、前記係合端部が前記第1経路の移動端に達した状態で押圧力が解除された場合に、前記係合端部を前記第2付勢機構の付勢力による前記作動部材の移動に伴い前記作動保持部に移動させる第2経路とを備えており、
前記係合端部が前記作動保持部に移動可能な位置に達する以前に前記操作部材の押圧力が解除され、前記第2付勢機構の付勢力で前記作動部材が突出方向へ作動し、前記係合端部が前記第1経路の前記傾斜経路部を移動する場合に、前記第1付勢機構の付勢力で前記操作部材が前記操作中間位置に戻る作動に伴い前記係合端部に接触し、この接触により前記係合端部に対して前記初期位置の方向に向かう力を作用させる案内部が前記第2孔部の内縁に形成されても良い。
これによると、操作部材の押し込みが不充分な状況で押し込み操作が解除された場合のように、係合部材の係合端部が作動保持部に移動させることができない状況では、第2付勢機構の付勢力で作動部材が突出方向に作動し、この作動に伴い係合端部が第1経路の傾斜経路部を逆行する方向に移動する。また、操作部材の押し込みが解除された場合には第1付勢機構の付勢力により操作部材も突出方向に作動することになり、この作動に伴い第2孔部の内縁に形成された案内部が係合端部に接触することで、この案内部が係合端部に対して初期位置の方向に向かう力を作用させる。これにより、操作端部を初期位置に確実に移動させ操作保持部に保持することが可能となる。
本発明は、前記係合端部が前記作動保持部に係合可能な位置に達した後に、前記操作部材の押し込み操作が解除され、前記第1付勢機構の付勢力で前記操作部材が突出方向に移動する場合に、前記係合端部の前記操作部材に対する相対移動を許容するスリット状のガイド開口部が前記第2孔部に備えられると共に、当該ガイド開口部の延出側の端部内面に前記係合端部が当接して前記操作部材の突出方向の限界位置を決める当接面が形成され、前記ガイド開口部の開口幅が前記係合部材の揺動を規制する値に設定されても良い。
これによると、係合端部が作動保持部に係合可能な位置に達した状態で操作部材の押し込み操作が解除された場合には係合端部が作動保持部に係合し作動部材の位置が決まる。また、係合端部が作動保持部に係合可能な状態で操作部材の押し込み操作が解除された場合には第1付勢機構の付勢力で操作部材が突出方向に移動することになり、係合端部がガイド開口部の内部を相対的に移動する。このガイド開口部の延出側の端部内面には係合端部が当接する当接面が形成されているため、この当接面に係合端部が当接することで操作部材の突出位置が決まる。また、ガイド開口の開口幅が係合部材の揺動を規制する幅に設定されているため、外部から振動等の負荷が作用する場合にも係合端部が作動保持部から離脱する不都合が抑制される。
本発明は、前記スイッチ部が、前記作動部材と一体的に移動する可動接点と、前記ハウジングに支持され前記可動接点に接触する固定接点とで構成されても良い。
これによると、作動部材のポジションに対応して可動接点と固定接点とを接触させる、又は、可動接点を固定接点から分離させることで操作部材の位置に対応した導通状態を作り出すことが可能となる。
プッシュスイッチの分解斜視図である。 保持機構の構成を示す斜視図である。 カム溝とフックボウとを示す斜視図である。 初期状態でのスライド体とフックボウとを示す図である。 初期状態での各部の位置関係を示す図である。 第1操作状態でのスライド体とフックボウとを示す図である。 第1操作状態での各部の位置関係を示す図である。 第2操作状態でのスライド体とフックボウとを示す図である。 第2操作状態での各部の位置関係を示す図である。 第3操作状態でのスライド体とフックボウとを示す図である。 第3操作状態での各部の位置関係を示す図である。 係合端部に案内部が接触する状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1〜図3に示すように、操作部材10と、作動部材20と、ハウジング30と、第1付勢機構としての第1スプリング51と、第2付勢機構としての第2スプリング52と、スイッチ部40と、保持機構Aとを備えてプッシュスイッチが構成されている。
このプッシュスイッチは、操作部材10の人為操作に連係して作動部材20が作動し、作動部材20の作動位置に対応する導通状態をスイッチ部40が現出し、これにより操作状態の検出を可能にするように構成されている。
尚、操作部材10と、作動部材20と、ハウジング30とは絶縁性の樹脂で形成され、第1スプリング51と第2スプリング52とは、バネ材により圧縮コイル型に構成されている。
このプッシュスイッチでは、図4及び図5に示す初期状態から操作部材10を人為的に押し込み操作することにより、図6及び図7に示す第1操作状態に到達させ、この操作力を解除することで図8及び図9に示す第2操作状態に移行する。これに続いて、操作部材10を人為的に押し込み操作することにより、図10及び図11に示す第3操作状態に移行し、この操作力を解除することにより図4及び図5に示す初期状態に復帰するように構成されている。
つまり、初期状態から、操作部材10が繰り返して押し込み操作されることにより、操作部材10は、初期操作位置Pa(操作中間位置の一例)と、第1操作位置Pbと、第2操作位置Pcと、第3操作位置Pdとに、この順序で位置が変化する。また、これに連係して作動部材20は、初期作動位置Qaと、第1作動位置Qb(押圧側の作動端の一例)と、第2作動位置Qc(作動中間位置の一例)と、第3作動位置Qdとに順次位置が変化する。以下に、各部の構成と作動形態とを説明する。
〔操作部材・作動部材・ハウジング〕
図1〜図11に示すように、操作部材10は、人為操作されるノブ11を端部に備えると共に、操作直線Xに沿う方向に延びる当接突起12と、操作直線Xに沿う方向に延びるプレート状のスライド体13と、このスライド体13の突出端部に形成された一対の被ガイド突起14とを備えている。操作部材10は、当接突起12の外周に沿う領域に環状となる第1スプリング収容空間15が形成されている。
この操作部材10は、一体的にノブ11を形成しているが、例えば、外端側にキートップ等の別部材を備えて構成することも可能である。
作動部材20は、一対の被ガイド片21と、スイッチ操作片22とが一体形成されている。この作動部材20では、作動部材20に対して環状となる第2スプリング収容空間23が形成されている。
ハウジング30は、作動部材20及び第2スプリング52を収容する収容空間31が形成されると共に、スイッチ支持部32が外方に張り出す形態で形成されている。更に、このハウジング30には、操作部材10の被ガイド突起14が嵌り込む一対の第1ガイド溝33と、作動部材20の一対の被ガイド片21が嵌り込む一対の第2ガイド溝34とが形成されている。
ハウジング30には、収容空間31のうち作動部材20に形成されるカム溝55に沿う位置に外壁面35が形成され、これに隣接する位置に係合部材としてのフックボウ56の基端部56Aを支持する基端支持部36が形成されている。
第1スプリング51は、一方の端部を第1スプリング収容空間15に収容し、他方の端部の一部をハウジング30に嵌め込む形態で、操作部材10とハウジング30との間に配置され、操作部材10をハウジング30から突出させる方向に付勢力を作用させる。
第2スプリング52は、その一部を第2スプリング収容空間23に収容する形態で、作動部材20とハウジング30との間に配置され、作動部材20を操作部材10に接近させる方向に付勢力を作用させる。
〔スイッチ部〕
スイッチ部40は、作動部材20のスイッチ操作片22に支持される可動接点41と、この可動接点41が接触する固定接点42と、この固定接点42が形成される基板43とで構成されている。基板43は、スイッチ支持部32に支持される。
可動接点41は、銅合金等の金属材で成る良導体により3つの接触部が一体形成されている。この3つの可動接点41はプレート状部で連結した構造を有し、プレート状部に形成された3つの連結孔部に対して、スイッチ操作片22に形成された3つのピン部を挿通した状態でカシメ加工を行う等の加工によりスイッチ操作片22に支持されている。
また、固定接点42は、銅合金等の金属材で成る良導体で形成される3列の導通部で形成されている。この3列の導通部のうちの1列は、3つの接触部の1つに常に接触するように直線的に形成され電圧印加部として機能する。また、他の2列の導通部は検知部として機能するものであり、作動部材20の位置に対応して導通部と接触する位置に形成されている。
このスイッチ部40は、操作部材10の押し込み操作により、作動部材20が図6に示す第1操作位置Pbにある場合には、電圧印加部と、2列の検知部(導通部)とが導通状態となる。また、操作部材10が、図9に示す第2操作位置Pcと第3操作位置Pdとにある場合には、電圧印加部と、1列の検知部(導通部)とが導通状態となる。更に、操作部材10が、図5に示す初期操作位置Pa(操作中間位置の一例)にある場合には、電圧印加部は何れの検知部(導通部)とも導通しない。これにより、検知部として機能する2列の導通部の電位から操作位置の検知が可能となる。
本発明のスイッチ部40の構成は、この構成に限るものではなく、例えば、操作部材10が第1操作位置Pbにある場合に、検知部として機能する2列の導通部の電圧が接地電圧(零電圧)に低下するように構成しても良い。更に、このスイッチ部40は、ハウジング30に一対のリードスイッチを備え、作動部材20に対して永久磁石を備えることで、作動部材20の操作位置を検出できるように構成することも可能である。
〔保持機構〕
図2及び図3に示すように、保持機構Aは、作動部材20に形成されたハート型のカム溝55と、これに係合端部56Bが係合するフックボウ56(係合部材の一例)と、このフックボウ56の係合端部56Bが係合するように操作部材10に形成された操作保持部57と、第3コイルスプリング58とで構成されている。尚、ハート型のカム溝55と係合部材としてのフックボウ56とは、従来からハート型カム等と称せられるものであり、本発明の保持機構Aはハート型カムの構成と、操作部材10のスライド体13に形成した操作保持部57とにより構成されている。
フックボウ56は、操作直線Xに沿って伸びるロッド材の一端部を操作直線Xに直交する方向に折り曲げて基端部56Aを形成し、他端部を操作直線Xに直交する方向に折り曲げて係合端部56Bを形成している。そして、基端部56Aがハウジング30の基端支持部36に揺動自在に支持されている。従って、基端部56Aを中心にして係合端部56Bが揺動自在となる。また、この係合端部56Bは第3コイルスプリング58の付勢力によりカム溝55に係入する状態が維持されている。
ハウジング30の外壁面35に対して、フックボウ56の係合端部56Bが挿通する第1孔部35Aが円弧状に形成されている。外壁面35に重なり合う位置に操作部材10のスライド体13が配置され、このスライド体13にはフックボウ56の係合端部56Bが挿通する第2孔部16が形成され、この第2孔部16の開口縁に操作保持部57が凹状に形成されている。この第2孔部16は係合端部56Bの揺動を許容する主開口部16Aと、操作部材10の初期操作位置Paへの移動を可能にするスリット状のガイド開口部16Bとを備えている。ガイド開口部16Bのスリット幅は、係合端部56Bの直径より僅かに広く、フックボウ56(係合部材)の揺動を規制する値に設定されている。
また、第2孔部16の内縁には、図4に示す方向視において操作直線Xに対して傾斜する姿勢(第1経路Rbにおいて初期位置Gaに連なる傾斜経路部と平行姿勢)の案内部16Gが形成されている。この案内部16Gは、第1スプリング51の付勢力で操作部材10が初期操作位置Pa(操作中間位置)に戻る作動時にフックボウ56の係合端部56Bに接触して、係合端部56Bに対して初期位置Gaに戻す力を作用させるように傾斜方向が設定されている。
これによりフックボウ56は、その基端部56Aが基端支持部36に対して揺動自在に支持され、その係合端部56Bが、スライド体13の第2孔部16と、外壁面35の第1孔部35Aとに挿通する状態でカム溝55に係合する。
カム溝55は、カム溝55の底面に段状部と傾斜面とが所定の順序で形成され、作動部材20の作動に伴い、フックボウ56の係合端部56Bが図3に矢印で示すようにカム溝55の底面に追従する形態で循環するように移動する。カム溝55の経路中には、作動部材20が作動領域の中間に達した場合にフックボウ56の係合端部56Bが係合する作動保持部55Aが形成されている。
具体構成として、図4、図6、図8、図10に示すように、カム溝55は、第1経路Rbと、第2経路Rcと、第3経路Rdと、第4経路Reとでハート型の閉じたループ状に形成されている。第1経路Rbは、操作部材10が初期操作位置Paから押し込み操作され、この操作部材10の移動に伴い作動部材20が移動する際に、係合端部56Bが初期位置Gaから第1ガイド位置Gbに移動する経路である。この第1経路Rbでは押圧の初期には初期位置Gaにある係合端部56Bを操作直線Xに対して傾斜する方向に移動させ、この後に操作直線Xと平行する方向に係合端部56Bを移動させ第1ガイド位置Gbに案内する形状に形成されている。
また、第2経路Rcは、係合端部56Bが第1経路Rbの移動端となる第1ガイド位置Gbに達した状態で操作部材10の押圧力が解除され、第2スプリング52の付勢力により作動部材20が移動するに伴い係合端部56Bを作動保持部55Aに移動させる形状に形成されている。尚、この移動によって係合端部56Bは第2ガイド位置Gcに保持される。
第3経路Rdは、係合端部56Bが第2ガイド位置Gc(作動保持部55A)に保持されている状態で、操作部材10が押し込み操作され、この押し込みに伴って作動部材20が移動した場合に、係合端部56Bを作動保持部55Aから離脱させ、第3ガイド位置Gdに移動させる経路である。また、第4経路Reは、係合端部56Bが第3経路Rdの移動端となる第3ガイド位置Gdに達した状態で操作部材10が押し込み操作が解除された場合に、作動部材20の突出方向への移動に伴い係合端部56Bを初期位置Gaに移動させるように操作直線Xと平行の直線状に形成されている。
このような構成から、ハウジング30の収容空間31に作動部材20を収容することにより、ハウジング30の一対の第2ガイド溝34に作動部材20の被ガイド片21が嵌り込み、作動部材20が操作直線Xに沿って移動可能となる。また、第1ガイド溝33に対して操作部材10の被ガイド突起14が嵌り込み、操作部材10が操作直線Xに沿って移動可能となる。
〔作動形態〕
このプッシュスイッチは、図4及び図5に示す初期状態では、操作保持部57にフックボウ56の係合端部56Bが係合し、操作部材10のノブ11は操作部材10の操作領域の中間の初期操作位置Paに保持される。また、この初期状態では、カム溝55の初期位置Gaにフックボウ56の係合端部56Bが係合するため、第1スプリング51の付勢力に抗して、初期操作位置Paに保持される。また、作動部材20は第2スプリング52の付勢力により初期作動位置Qa(外方に最も変位する位置)にある。
つまり、フックボウ56の係合端部56Bがカム溝55の初期位置Gaに係合する状態では、フックボウ56の係合端部56Bが一側方(図4では下側)に変位する位置にあるため、この係合端部56Bが操作保持部57に係合し、操作部材10を初期操作位置Paに保持状態が作り出されるのである。
次に、初期状態から操作部材10のノブ11を押し込むことにより、図6及び図7に示す第1操作状態に移行する。この第1操作状態では、操作部材10の当接突起12が作動部材20に当接して押圧力を作用させるため、フックボウ56の係合端部56Bがカム溝55の第1経路Rbに沿って移動する。これにより、係合端部56Bは、初期位置Gaから操作直線Xに傾斜する方向に移動し、この後に操作直線Xと平行する方向に移動することで第1ガイド位置Gbに達することになり、作動部材20は、第1作動位置Qb(押圧側の作動端の一例・内方に最も変位する位置)まで移動する。
このように作動部材20の位置が決まることにより、操作部材10の第1操作位置Pbの位置が決まる。第1ガイド位置Gbは初期状態と比較すると、係合端部56Bは他方側(図6で上側)に揺動し、フックボウ56の係合端部56Bが操作保持部57から離脱する位置に達する。また、この第1操作状態はノブ11を押し込む操作を継続することにより維持される。
次に、操作部材10のノブ11の押圧力を解除することによりプッシュスイッチは、図8及び図9に示す第2操作状態に移行する。この第2操作状態では、フックボウ56の係合端部56Bが操作保持部57から既に離脱しているため第1スプリング51の付勢力により操作部材10が第2操作位置Pcまで移動する。また、フックボウ56の係合端部56Bは、第1ガイド位置Gbから第2経路Rcに沿って移動し、第2ガイド位置Gcに達して作動保持部55Aに係合するため、作動部材20は第2スプリング52の付勢力に抗して第2作動位置Qc(作動中間位置の一例)に保持される。
つまり、スライド体13の第2孔部16のガイド開口部16Bの端部内面の当接面16Btにフックボウ56の係合端部56Bが当接する位置まで操作部材10が突出し、この突出位置が第2操作位置Pcとなる。また、カム溝55の作動保持部55Aにフックボウ56の係合端部56Bが係合することにより、第2ガイド位置Gcにフックボウ56が達し、作動部材20が第2作動位置Qcに保持される。このように、当接面16Btにフックボウ56の係合端部56Bが当接することで、操作部材10の突出位置が第2操作位置Pcに決まる。更に、係合端部56Bがガイド開口部16Bの内部に位置するためフックボウ56(係合部材)の揺動が規制されることになり、例えば、外部から振動等の負荷が作用する状況でも係合端部56Bが揺動することはなく、この係合端部56Bが作動保持部55Aから離脱する不都合も抑制される。
次に、第2操作状態から操作部材10のノブ11を押し込むことにより、図10及び図11に示す第3操作状態に移行する。この第3操作状態では、操作部材10の当接突起12が作動部材20に当接して押圧力を作用させ、作動部材20の作動に伴いフックボウ56の係合端部56Bが作動保持部55Aから離脱し、第2ガイド位置Gcから第3経路Rdに沿って移動することにより、この係合端部56Bは第3ガイド位置Gdに達し、作動部材20は第3作動位置Qdまで移動する。
このように作動部材20の位置が決まることにより、操作部材10の第3操作位置Pdも決まる。この第3操作状態は、ノブ11を押し込む操作を継続することにより維持され、フックボウ56の係合端部56Bは、一側方(図10では下側)に変位するため、操作保持部57に係合可能な位置に達する。
次に、操作部材10のノブ11を押し込む操作力を解除した場合には、第1スプリング51の付勢力により操作部材10が突出方向に作動し、この作動時にフックボウ56の係合端部56Bが第3ガイド位置Gdから第4経路Reに沿って移動することにより、この係合端部56Bは操作保持部57に係合し、操作部材10は初期操作位置Paに保持される。また、第2スプリング52の付勢力により、作動部材20は初期作動位置Qaまで変位する。この状態が先に説明した初期状態である。
このように本発明のプッシュスイッチは、操作部材10を繰り返して押し込み操作することにより、操作部材10が初期操作位置Paと、第1操作位置Pbと、第2操作位置Pcと、第3操作位置Pdとに、この順序で変化する。これに連係して作動部材20は、初期作動位置Qaと、第1作動位置Qbと、第2作動位置Qcと、第3作動位置Qdとに順次変化するのである。
このプッシュスイッチは、例えば、ガス調理器等においてガスの供給、点火、消火を一連の操作で実現するために使用することが可能である。つまり、ガスの給排を制御する電磁弁等と、ガスを点火する点火機構等とを制御する制御装置に対してスイッチ部40の3列の導通部の電位を検知する信号系を制御装置に接続する。これにより、プッシュスイッチが初期状態にある場合には、操作部材10が操作領域の中間に保持された状態にあり、使用者は、操作部材10のノブ11の位置からガスの供給が遮断された消火状態にあることを認識できる。
この初期状態から操作部材10のノブ11を押し込む操作により第1操作状態に達した場合には、ガスを供給すると共に点火を可能にする。この点火の後に、操作部材の押し込み操作を解除した場合には第2操作状態に移行し、点火のための制御を停止した状態でガスの継続的な供給が可能となる。この状態では、操作部材10が最も突出した状態にあり、使用者は、ガス調理器具においてガスが燃焼していることを認識できる。
次に、再び操作部材10のノブ11を押し込むことにより、第3操作状態に達し、作動部材20の保持が解除され、この押し込み操作を解除することにより、初期状態に移行し、ガスの消火が実現する。このように初期状態に達した場合には、前述したように操作部材10の突出量は制限され、使用者は、ガスが消火状態にあることを認識できる。
このように本発明のプッシュスイッチでは、操作部材10のノブ11の押し込み操作を繰り返して行うことにより、ガス調理器等の制御を容易に行い、初期状態と、第2操作状態とでは操作部材10の突出量が異なるため、その突出量からスイッチ部40の状態を把握することが可能となり、誤操作を回避し良好な使い勝手を実現するのである。
〔ノブの不適正な操作に対処する構成〕
このプッシュスイッチでは、例えば、係合端部56Bが作動保持部55Aに係合可能な位置に達する以前に、操作部材10の押し込み操作が解除されることがある。このような場合には、フックボウ56の係合端部56Bが第1経路Rbを逆行する方向に移動することになるが、係合端部56Bを操作保持部57に係合する位置に復帰できず、復帰不良となることも想像できた。
このような係合端部56Bの逆行は、操作する者の不適正な操作を原因とするが、カム溝55の底面の段状部の段差が比較的小さく係合端部56Bが段状部から離脱しやすいことも原因として考えられる。つまり、ノブ11(操作部材10)の押圧操作により係合端部56Bがカム溝55の第1ガイド位置Gbに達していても、ノブ11を押し込む力を急に解除した場合のように作動部材20が高速で突出作動する場合には、係合端部56Bが段差部を跳び越える現象を招き、これによっても復帰不良を招くことが考えられたのである。
このような不都合に対処するため、第2孔部16の内縁には、操作直線Xに対して傾斜する姿勢の案内部16Gが形成されている。この案内部16Gは、第1経路Rbのうち操作直線Xに対して傾斜する部位と平行姿勢で形成されている。この構成により、係合端部56Bが作動保持部55Aに係合可能な位置に達する以前に、操作部材10の押し込み操作が解除された場合のように、係合端部56Bがカム溝55の第1経路Rbを逆行する際には、案内部16Gが係合端部56Bに接触し、この係合端部56Bを操作保持部57に案内する作動を確実にする。
つまり、操作部材10のノブ11の押し込み操作が途中で解除された場合には、第2スプリング52の付勢力により作動部材20が突出方向に作動するため、係合端部56Bがカム溝55の第1経路Rbにおいて逆行する方向に移動する。また、操作部材10のノブ11の押し込み操作が途中で解除された場合には、第1スプリング51の付勢力で操作部材10が初期操作位置Paに戻る方向に作動し、図12に示すように、第2孔部16の案内部16Gが係合端部56Bに接触する。
この案内部16Gは、述したように操作直線Xに対して傾斜する姿勢で形成されているため、この案内部16Gが係合端部56Bに接触することにより、係合端部56Bに対して操作保持部57に移動する方向への分力を作用させる。このように案内部16Gから分力が作用する結果、フックボウ56は、基端部56Aを中心にして揺動し、カム溝55の初期位置Gaに達すると同時に、操作保持部57に係合することが良好に行われ復帰不良に陥ることがないのである。
本発明は、操作部材を押し操作する形態のプッシュスイッチに利用できる。
10 操作部材
13 スライド体
16 第2孔部
16B ガイド開口部
16Bt 当接面
16G 案内部
20 作動部材
30 ハウジング
31 収容空間
35 外壁面
35A 第1孔部
40 スイッチ部
41 可動接点
42 固定接点
51 第1付勢機構(第1スプリング)
52 第2付勢機構(第2スプリング)
55 カム溝
55A 作動保持部
56 係合部材(フックボウ)
56B 係合端部
57 操作保持部
A 保持機構
Ga 初期位置
X 操作直線
Pa 初期操作位置(操作中間位置)
Rb 第1経路
Rc 第2経路
Qc 作動中間位置(第2作動位置)

Claims (6)

  1. 人為操作により操作直線に沿って移動する操作部材と、前記操作部材からの押圧力により前記操作直線に沿って移動する作動部材と、前記作動部材の作動位置に対応する導通状態となるスイッチ部と、これらを支持するハウジングとを備え、
    前記操作部材を前記ハウジングから突出する方向に付勢する第1付勢機構と、前記作動部材を前記操作部材に接近させる方向に付勢させる第2付勢機構と、前記操作部材を操作領域の中間の操作中間位置に保持可能、かつ、前記作動部材を作動領域の中間の作動中間位置に保持可能な保持機構とを備え、
    前記保持機構が、前記作動部材に形成されたハート型のカム溝と、基端部が前記ハウジングに支持され、係合端部が前記カム溝に係入することにより前記作動部材の往復作動に伴い前記係合端部がカム溝に沿って移動する係合部材とを有すると共に、
    前記係合端部が係合することにより前記作動部材を前記作動中間位置に保持する作動保持部を前記カム溝の経路中に形成し、前記係合端部が前記作動保持部から外れた位置に揺動した状態で、当該係合端部が係合することにより前記操作部材を前記操作中間位置に保持する操作保持部を前記操作部材に形成して構成されているプッシュスイッチ。
  2. 前記操作部材の押し込み操作により前記作動部材が押圧側の作動端に達し、この後に押し込み操作が解除された場合に、前記係合部材の前記係合端部が前記作動保持部に係合することにより前記第2付勢機構による付勢力に抗して前記作動部材が前記作動中間位置に保持され、
    前記操作部材の次の押し込み操作による前記作動部材の作動に伴い前記係合端部が前記作動保持部から揺動により離脱し、この後に押し込み操作が解除された場合に、前記係合端部が前記操作保持部に係合することにより、前記第1付勢機構に付勢力に抗して操作部材が前記操作中間位置に保持される請求項1記載のプッシュスイッチ。
  3. 前記ハウジングが、前記作動部材を往復移動自在に収容する収容空間を有し、この収容空間のうち前記作動部材の前記カム溝に沿う位置に外壁面に対して、前記係合部材の前記係合端部が挿通する第1孔部が形成され、
    前記操作部材に形成されたスライド体が、前記外壁面の外側に重なる位置に配置され、このスライド体に対して、前記係合部材の係合端部が挿通する第2孔部が形成され、この第2孔部の内周に前記操作保持部が形成されている請求項1又は2記載のプッシュスイッチ。
  4. 前記カム溝が、前記操作保持部に対応する初期位置にある前記係合端部を、前記操作部材の押圧力による前記作動部材の移動に伴い前記操作直線に傾斜する傾斜経路部に沿って移動させる第1経路と、前記係合端部が前記第1経路の移動端に達した状態で押圧力が解除された場合に、前記係合端部を前記第2付勢機構の付勢力による前記作動部材の移動に伴い前記作動保持部に移動させる第2経路とを備えており、
    前記係合端部が前記作動保持部に移動可能な位置に達する以前に前記操作部材の押圧力が解除され、前記第2付勢機構の付勢力で前記作動部材が突出方向へ作動し、前記係合端部が前記第1経路の前記傾斜経路部を移動する場合に、前記第1付勢機構の付勢力で前記操作部材が前記操作中間位置に戻る作動に伴い前記係合端部に接触し、この接触により前記係合端部に対して前記初期位置の方向に向かう力を作用させる案内部が前記第2孔部の内縁に形成されている請求項3記載のプッシュスイッチ。
  5. 前記係合端部が前記作動保持部に係合可能な位置に達した後に、前記操作部材の押し込み操作が解除され、前記第1付勢機構の付勢力で前記操作部材が突出方向に移動する場合に、前記係合端部の前記操作部材に対する相対移動を許容するスリット状のガイド開口部が前記第2孔部に備えられると共に、当該ガイド開口部の延出側の端部内面に前記係合端部が当接して前記操作部材の突出方向の限界位置を決める当接面が形成され、前記ガイド開口部の開口幅が前記係合部材の揺動を規制する値に設定されている請求項3記載のプッシュスイッチ。
  6. 前記スイッチ部が、前記作動部材と一体的に移動する可動接点と、前記ハウジングに支持され前記可動接点に接触する固定接点とで構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のプッシュスイッチ。
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