JP6278428B1 - 荷役作業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者の疲労しやすい荷役作業を割り出し、当該荷役作業を支援する。【解決手段】荷役作業支援システムは、車両および荷役具を有するフォークリフト1と、 車両の加速度および荷役具の加速度の少なくともいずれか一方を含む加速情報を取得する加速情報取得部と、作業者5の生態情報を取得する生態情報取得部2と、加速情報および生態情報を、通信ネットワーク4を介して収集する管理サーバ3とを備える。管理サーバ3は、加速情報および生態情報に基づいて、各作業者5の疲労しやすい荷役作業を特定する。管理サーバ3は、作業者5に、当該作業者5にとって疲労しやすい荷役作業が割り当てられているとき、作業者5が運転するフォークリフト1に、ガイダンス情報を送信する。フォークリフト1は、管理サーバ3から送信されたガイダンス情報を作業者5に提示する提示部をさらに備える。【選択図】図1

Description

本発明は、荷役作業を支援する荷役作業支援システムに関する。
近年、無線通信を利用して荷役作業を支援する様々な種類の荷役作業支援システムが開発されている。例えば、特許文献1では、管理サーバが、複数の荷役作業を複数の作業者に対して割り当て、その割当結果を、無線通信を介して作業者に提示している。
ところで、フォークリフトの操作技術は作業者により差異がある。それゆえ、同一の荷役作業を行う場合でも、疲労のしやすさは作業者により差異がある。例えば、ある作業者は、走行操作が不得手であり、他の作業者たちと比べて荷役作業中に急発進や急停止が多く、その際の衝撃を受けるために疲労しがちである。また、別の作業者は、フォークの操作(いわゆる油圧操作)が不得手であり、他の作業者たちと比べて荷役作業中にフォークの急動作、急停止が多く、その際の衝撃を、車両を介して受けるために疲労しがちである。
しかしながら、こういった各作業者の荷役作業に対する疲労のしやすさを把握して、これに対処する荷役作業支援システムはなかった。
特開2015−052887号公報
本発明は、作業者の疲労しやすい荷役作業を割り出して、当該荷役作業を支援する荷役作業支援システムを提供する。
本発明は、荷役作業を支援する荷役作業支援システムであって、
車両および荷役具を有するフォークリフトと、
前記フォークリフトに設けられ、前記車両の加速度および前記荷役具の加速度の少なくともいずれか一方を含む加速情報を取得する加速情報取得部と、
前記フォークリフトを運転する作業者の生態情報を取得する生態情報取得部と、
前記加速情報取得部により取得された前記加速情報、および、前記生態情報取得部により取得された前記生態情報を、通信ネットワークを介して収集する管理サーバと、を備え、
前記管理サーバは、
収集された前記加速情報および前記生態情報を記憶するための収集情報記憶部と、
前記フォークリフトの操作方法についてのガイダンス情報を記憶するためのガイダンス情報記憶部と、
前記加速情報および前記生態情報に基づいて、前記各作業者の疲労しやすい前記荷役作業を特定する特定部と、
前記作業者に、当該作業者にとって疲労しやすい前記荷役作業が割り当てられているか否かを判定する判定部と、を備え、
前記作業者に、当該作業者にとって疲労しやすい前記荷役作業が割り当てられているとき、当該作業者が運転する前記フォークリフトに、前記ガイダンス情報を送信するものであり、
前記フォークリフトは、前記管理サーバから送信された前記ガイダンス情報を前記作業者に提示する提示部をさらに備える、
ことを特徴とする。
好ましくは、前記管理サーバは、前記加速情報に基づいて、前記フォークリフトに送信する前記ガイダンス情報を前記ガイダンス情報記憶部に記憶された複数の前記ガイダンス情報から選択する選択部をさらに備え、前記選択部によって選択された前記ガイダンス情報を前記フォークリフトに送信する。
好ましくは、前記選択部は、前記車両の加速度を理由に前記荷役作業が疲労しやすいと特定されたとき、前記車両の操作方法についての前記ガイダンス情報を選択し、前記荷役具の加速度を理由に前記荷役作業が疲労しやすいと特定されたとき、前記荷役具の操作方法についての前記ガイダンス情報を選択する。
好ましくは、前記荷役作業の開始および終了を検出する作業検出部を備え、
前記生態情報取得部は、前記作業者の心拍数を前記生態情報として取得するものであり、
前記特定部は、前記荷役作業中に前記作業者の前記心拍数が基準心拍数を所定数越えた時間が所定時間以上続いたか否かに基づいて、当該作業者の疲労しやすい前記荷役作業を特定する。
好ましくは、前記荷役作業の開始および終了を検出する作業検出部を備え、
前記特定部は、前記荷役作業中に前記車両の加速度が閾値を越えたか否かに基づいて、前記作業者の疲労しやすい前記荷役作業を特定する。
好ましくは、前記荷役作業の開始および終了を検出する作業検出部を備え、
前記特定部は、前記荷役作業中に前記荷役具の加速度が閾値を越えたか否かに基づいて、前記作業者の疲労しやすい前記荷役作業を特定する。
本発明によれば、フォークリフトの加速情報および作業者の生態情報に基づいて、各作業者の疲労しやすい荷役作業が割り出される。そして、疲労しやすい荷役作業が作業者に割り当てられているとき、作業者のフォークリフトに、フォークリフトの操作方法についてのガイダンス情報が送信され、提示部によって作業者に提示される。
したがって、作業者は、フォークリフトを運転して疲労しやすい荷役作業をする際に、フォークリフトの操作方法のアドバイスを受けることができ、それによって、作業者は疲労しにくいようにフォークリフトを操作して荷役作業をすることができ、当該荷役作業における作業者の疲労は軽減される。
本発明の一実施例に係る荷役作業支援システムを示す概略図である。 図2Aは、フォークリフトの側面図、図2Bは、フォークリフトのブロック図である。 生態情報取得部のブロック図である。 管理サーバのブロック図である。 各作業者の疲労しやすい荷役作業を特定した結果を示す。
以下、本発明の一実施例に係るに荷役作業支援システム(以下、単に支援システムとする)が説明される。
図1を参照して、支援システムは、複数のフォークリフト1、複数の生態情報取得部2、および、管理サーバ3を備える。周知の通信ネットワーク4が設けられており、通信ネットワーク4によって、各フォークリフト1と管理サーバ3とが、さらに各生態情報取得部2と管理サーバ3とが無線通信できるように構成されている。
フォークリフト1は、各作業者5に一台ずつ割り当てられている。作業者5は、自身に割り当てられたフォークリフト1を運転して荷役作業をする。図2Aの通り、フォークリフト1は、作業者5が搭乗する運転席を有する車両10、荷物を支持する荷役具11などを備える。荷役具11は、実施例では一対のフォークであるが、フォークに装着され、またはこれに代えて装着される周知のアタッチメントであってもよい。
図2Bの通り、フォークリフト1は、車両10および荷役具11を操作するための操作部12を備える。操作部12は、車両10の走行、旋回といった動作のために走行レバー、操舵ハンドルを含む。さらに操作部12は、荷役具11の動作のために操作レバー(実施例では、リフトレバー、ティルトレバー、リーチレバー)を含む。フォークリフト1は、車両10および荷役具11を動作させる駆動部13(走行・操舵モータ、油圧シリンダ、マスト等で構成される)と、操作部12からの入力に従って駆動部13を制御する等、フォークリフト1の各種の制御を行なう制御部14(処理装置)とを備える。
フォークリフト1は、情報を提示する提示部15(ディスプレイ、スピーカー等)と、必要な情報を記憶する記憶部16(記憶媒体)と、通信ネットワーク4を介して管理サーバ3と無線通信するための通信部17(無線モジュール)とを備える。
さらに、支援システムは、各フォークリフト1に設けられ、フォークリフト1の加速情報を取得するための加速情報取得部18を備える。実施例では、加速情報は、車両10の加速度および荷役具11の加速度を含む。このために、加速情報取得部18は、車両10の加速度を検出する車両10用の加速度センサ、および、荷役具11の加速度を、実施例では具体的にはフォークのリフト動作の加速度を検出する荷役具11用の加速度センサなどを含む。
なお、この実施例では、フォークリフト1が行う荷役作業は、ある作業開始場所(例えば、第1倉庫)に移動してから、そこで荷物を荷役具11に積み込み、そこから作業終了場所(例えば、第2倉庫)へ移動して荷物を搬送し、そこで荷物を荷役具11から積み降ろすまでの作業を意味する。
支援システムは、各フォークリフト1に設けられ、フォークリフト1による荷役作業の開始および終了を検出する作業検出部19を備える。作業検出部19は、例えば、フォークリフト1が作業開始場所および作業終了場所に移動したことを検出するために車両10に設けられた位置検出部(位置検出センサ、GPS受信器など)、荷役具11上に荷物があるか否かを検出するために荷役具11に設けられた荷重検出部(荷重センサ)等で構成される。
生態情報取得部2は、図1の通り、作業者5に装着される周知のウェアラブル端末であり、各作業者5に一台ずつ割り当てられている。実施例では、生態情報取得部2は、作業者5の心拍数を生態情報として取得する。このために、図3の通り、生態情報取得部2は、作業者5の心拍数を測定する心拍数測定部20(心拍数測定器)を備える。生態情報取得部2は、通信ネットワーク4を介して管理サーバ3と無線通信するための通信部21を備える。
管理サーバ3は、例えば汎用性を有するコンピュータ、後述する処理を実行するためのプログラムや収集した情報を記憶する記憶媒体等で構成されている。
管理サーバ3は、図4の通り、記憶部を備えており、この記憶部は、収集情報記憶部30、作業情報記憶部31、および、ガイダンス情報記憶部32を含む。管理サーバ3は、制御部を備えており、この制御部は、割当部33、特定部34、判定部35、および、選択部36を含む。
管理サーバ3は、フォークリフト1および生態情報取得部2から通信ネットワーク4を介して送信された情報を受信し、収集する。収集情報記憶部30は、収集されたこれらの情報を記憶するためのものである。具体的には、加速情報取得部18からの加速情報、作業検出部19からの作業開始終了情報、および、生態情報取得部2からの生態情報が、収集情報記憶部30に記憶され、蓄積される。その他、収集情報記憶部30には、作業者5の識別情報、作業者5に割り当てられたフォークリフト1の識別情報、および、作業者5に割り当てられた生態情報取得部2の識別情報が、作業者5毎に関連付けて記憶されている。
作業情報記憶部31には、一日にすべき全ての荷役作業の情報が日毎に記憶されている。荷役作業の情報には、作業開始場所、作業終了場所、および、作業開始場所から作業終了場所までの搬送ルート、搬送する荷物などが含まれる。
内容の異なる複数の荷役作業がある。例えば、ある荷役作業は、狭い通路での走行を必要とし、また別の荷役作業は、作業空間が冷蔵庫、冷凍庫であり、走行ルートがスリップしやすく、さらに、別の荷役作業は、ラックなどの構造の問題により正確な荷役具の操作が必要とされる。実施例では、作業開始場所、作業終了場所、搬送ルートが同じ荷役作業は同一の荷役作業と規定され、これらの少なくとも一つが異なればそれは別の荷役作業と規定される。
ガイダンス情報記憶部32には、フォークリフト1の操作方法についての複数のガイダンス情報を記憶するためのものである。実施例では、具体的には、車両10の操作方法についてのガイダンス情報と、荷役具11の操作方法についてのガイダンス情報とが予めガイダンス情報記憶部32に記憶されている。
割当部33は、作業情報記憶部31に記憶されたその日にすべき荷役作業をその日に作業する各作業者5に割り当てる。その割当結果は、作業情報記憶部31に記憶される。また、各作業者5の割当結果は、その作業者5に割り当てられたフォークリフト1に通信ネットワーク4を介して送信され、フォークリフト1の記憶部16に記憶され、さらに提示部15によって作業者5へ提示できるようになっている。
特定部34は、収集情報記憶部30に記憶され、蓄積された生態情報、加速情報、および作業開始終了情報に基づいて、各作業者5の疲労しやすい荷役作業を評価し、特定する。判定部35は、作業者5にとって疲労しやすいと特定部34により特定された荷役作業が、割当部33によりその作業者5に割り当てられているか否かを判定する。選択部36は、加速情報に基づいて、後述の通りフォークリフト1へ送信すべきガイダンス情報を、ガイダンス情報記憶部32に記憶された複数のガイダンス情報から選択するものである。特定部34、判定部35および選択部36による処理は以下で詳述される。
管理サーバ3は、各作業者5の疲労しやすい荷役作業の特定のために必要な情報を収集する。
各作業者5は、生態情報取得部2(ウェアラブル端末)を装着してフォークリフト1を運転して、内容が異なる各荷役作業を少なくとも1回行なっており、この際に得られた生態情報、加速情報、作業開始終了情報などが、通信ネットワーク4を介して管理サーバ3に送信され、収集され、収集情報記憶部30に記憶され、蓄積されていく。
特定部34は、収集情報記憶部30に蓄積されたこれらの情報を用いて演算処理をして、以下のフォークリフト1の加速条件を満たしているか否かを演算する。加速条件は、実施例では、荷役作業中に、車両10の加速度(絶対値である、以下同じ)および荷役具11の加速度(絶対値である、以下同じ)の少なくともいずれか一方が、それに対する閾値を越えている、である。
実施例では、作業検出部19が荷役作業の開始を検出してから終了を検出するまでの間に、加速情報取得部18が検出した車両10の加速度が、その荷役作業中の車両10の加速度となり、加速情報取得部18が検出した荷役具11の加速度が、その荷役作業中の荷役具11の加速度となる。なお、ある作業者5が同一の荷役作業を複数回行なっているときには、最新の荷役作業の車両10の加速度および荷役具11の加速度が採用されてよい。車両10の加速度に対する閾値は、荷役作業毎に予め設定されたものであり、荷役具11の加速度に対する閾値も、荷役作業毎に予め設定されたものである。
したがって、特定部34は、各作業者5および各荷役作業において、荷役作業中に車両10の加速度がその閾値を越えたか否かを演算するとともに、荷役作業中に荷役具11の加速度がその閾値を越えたか否かを演算する。そして、その演算結果を用いて、特定部34は、各作業者5および各荷役作業において、上記の加速条件を満たしているか否かを演算する。
さらに、特定部34は、収集情報記憶部30に蓄積された情報を用いて演算処理をして、以下の作業者5の生態条件を満たしているか否かを演算する。生態条件は、実施例では、荷役作業中に、作業者5の心拍数が基準心拍数を所定数越え、かつ、この越えた時間が所定時間以上続いた、である。
実施例では、作業検出部19が荷役作業の開始を検出してから終了を検出するまでの間に、生態情報取得部2により測定された心拍数が、その荷役作業中の心拍数となる。なお、ある作業者5が同一の荷役作業を複数回行なっているときには、最新の心拍数が採用されてよい。上記の基準心拍数は、作業者5の平常時の心拍数であり、予め、作業者5毎に測定されて、収集情報記憶部30に記憶されている。
特定部34は、各作業者5および各荷役作業において、作業者5の荷役作業中の心拍数がその作業者5の基準心拍数を所定数(例えば10bpm)越えており、かつ、この越えた時間が所定時間以上(例えば20秒以上)であるか否かを演算する。これによって、特定部34は、上記生態条件を満たしているか否かを演算する。
各作業者5および各荷役作業において、特定部34は、加速条件および生態条件の双方を満たしているとき、その荷役作業は、その作業者5にとって不得手であり疲れやすいものであると特定する。一方、そうでなければ、特定部34は、その荷役作業は、その作業者5にとって得手であり疲労しくいものであると特定する。
車両10に搭乗した作業者5は、車両10を急発進、急停止させると、その際に強い衝撃を受け、また荷役具11を急動作、急停止させるとその際の衝撃を、車両10を介して受け、その結果、作業者5は大きく疲労する。さらに、作業者5が疲労しているとき、その心拍数は通常よりも上昇することがわかっている。したがって、上記のように、加速条件および生態条件に基づいて、作業者5が不得手とし疲労しやすい荷役作業を評価し、特定することができるのである。
なお、この特定結果は収集情報記憶部30に記憶される。なお、実施例では、加速情報には、車両10の加速度および荷役具11の加速度があり、加速条件は、車両10の加速度および荷役具11の加速度の少なくともいずれか一方が、それに対する閾値を越えているとされている。実施例では、荷役作業が疲労しやすいと特定されたとき、そのときの加速情報の理由が特定結果に含まれるようになっている。即ち、車両10の加速度(車両10の加速度がその閾値を越えたこと)が理由であるか、荷役具11の加速度(荷役具11の加速度が閾値を超えたこと)が理由であるか、若しくは、車両10の加速度および荷役具11の加速度の双方が理由であるかが、特定結果に含まれる。
例えば、図5のように、内容が異なる5つの荷役作業A〜Eがあり、4人の作業者5a〜5dがいるとき、各作業者5a〜5dの各荷役作業A〜Eの疲労しやすい、疲労しにくいが特定部34によって特定される。そして、この特定結果は、疲労しやすいと特定したときの加速情報の理由も含む。
支援システムは、各作業者5の疲労しやすい荷役作業を特定できることを利用して、以下のように荷役作業を支援する支援機能を備えている。
支援機能が使用されるとき、管理サーバ3において、判定部35は、作業者5にとって疲労しやすいと特定部34により特定された荷役作業が、割当部33によりその作業者5に割り当てられているか否かを作業者5毎に判定する。すなわち、作業者5に割り当てられている複数の荷役作業の中に、その作業者5にとって疲労しやすい荷役作業が含まれているか否かが作業者5毎に判定される。この判定は、収集情報記憶部30に記憶された特定結果と、作業情報記憶部31に記憶された割当結果に基づいて行われる。
例えば、図5においては、作業者5aに、荷役作業Cが割り当てられているか否かが判定され、作業者5bに、荷役作業Bおよび荷役作業Dが割り当てられているか否かが判定される。なお、作業者5cのように、車両10および荷役具11の双方の操作技術が高く、疲労しやすい荷役作業がない場合もある。
作業者5に、その作業者5にとって疲労しやすい荷役作業が割り当てられていると判定部35により判定されたとき、選択部36は、フォークリフト1へ送信すべきガイダンス情報を、ガイダンス情報記憶部32に記憶された複数のガイダンス情報の中から選択する。
実施例では、選択部36は、収集情報記憶部30に記憶された特定結果に含まれる上記加速情報の理由を参照して、ガイダンス情報を選択する。具体的には、選択部36は、車両10の加速度を理由とするとき、車両10の操作方法についてのガイダンス情報を選択する。選択部36は、荷役具11の加速度を理由とするとき、荷役具11の操作方法についてのガイダンス情報を選択する。そして、選択部36は、車両10の加速度および荷役具11の加速度の双方を理由とするとき、車両10の操作方法についてのガイダンス情報および荷役具11の操作方法についてのガイダンス情報を選択する。
管理サーバ3は、作業者5に、その作業者5にとって疲労しやすい荷役作業が割り当てられていると判定部35により判定されたとき、上記のように選択部36によって選択されたガイダンス情報を、その荷役作業と関連付けて、その作業者5のフォークリフト1に通信ネットワーク4を介して無線通信で送信する。
すなわち、図5において、管理サーバ3は、作業者5aのフォークリフト1に、車両10の操作方法のガイダンス情報を荷役作業Cと関連付けて送信する。管理サーバ3は、作業者5bのフォークリフト1に、荷役具11の操作方法のガイダンス情報を荷役作業Bと関連付けて、かつ、車両10の操作方法のガイダンス情報を荷役作業Dと関連付けて送信する。管理サーバ3は、作業者5cのフォークリフト1にはガイダンス情報を送信しない。そして、管理サーバ3は、作業者5dのフォークリフト1に、車両10の操作方法のガイダンス情報および荷役具11の操作方法のガイダンス情報を荷役作業Aと関連付けて送信する。
フォークリフト1は、管理サーバ3からガイダンス情報を受信し、これを記憶部16に記憶する。そして、フォークリフト1を運転する作業者5が疲労しやすい荷役作業をする順番がきたことが作業検出部19により検出されると、その荷役作業の開始時または作業中に、その荷役作業と関連付けられたガイダンス情報が提示部15によって提示される。
例えば、図5において、作業者5bが荷役作業Bをするとき、荷役具11の操作方法のガイダンス情報が提示部15によって作業者5bに提示される。これにより、作業者5bは、荷役具11をゆっくり動作、停止させる、より具体的にはフォークをゆっくりリフト動作、停止させる操作方法のアドバイスを受ける。また、作業者5bが荷役作業Dをするとき、車両10の操作方法のガイダンス情報が提示部15によって作業者5bに提示される。これにより、作業者5bは、車両10をゆっくり発進、停止させる操作方法のアドバイスを受ける。
提示部15によるガイダンス情報の提示は、例えばディスプレイによる画像、動画や、スピーカーによる音声で行なわれる。
以上のように、本発明は、各作業者5の疲労しやすい荷役作業を、フォークリフト1の加速情報および作業者5の生態情報に基づいて評価し、割り出す。そして、本発明は、作業者5に疲労しやすい荷役作業が割り当てられているとき、その作業者5に、フォークリフト1の操作方法のガイダンス情報を提示する。したがって、作業者5は、疲労しやすい荷役作業をするとき、フォークリフト1の車両10および荷役具11の操作方法のアドバイスを受けることができる。それによって、フォークリフト1の操作は改善され、結果的に作業者5の疲労は軽減される。
また、選択部36が疲労の理由(原因)となる操作の操作方法のガイダンス情報を選択するので、作業者5に的確なアドバイスだけを提供することができる。
以上、本発明の好ましい一実施例について説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではない。
上記実施例では、フォークリフト1の加速情報は、車両10の加速度および荷役具11の加速度の双方が含むものであったが、いずれか一方だけを含んでいればよい。
車両10の加速度は、車両10の走行の加速度と、車両10の旋回の加速度とを含んでもよい。この場合、加速情報取得部18は、走行の加速度と、旋回の加速度とを区別して取得できるように複数の加速度センサを備える。特定部34は、上記の加速条件を、車両10の走行の加速度、車両10の旋回の加速度、および、荷役具11の加速度の少なくともいずれか1つが、それに対する閾値を越えていること、とする。選択部36は、疲労しやすい荷役作業を特定した理由が、車両10の走行の加速度によるとき、走行操作についてのガイダンス情報を選択し、車両10の旋回の加速度によるとき、旋回操作についてのガイダンス情報を選択する。これにより、作業者5は、より適格にドバイスを受けることができる。
荷役具11がフォークのとき、荷役具11の加速は、フォークのリフト動作の加速度と、フォークのティルト動作の加速度、フォークのリフト動作の加速度を含んでもよい。この場合、加速情報取得部18は、これらの各動作の加速度を区別して検出し、取得することができるように複数のセンサを備える。特定部34は、疲労しやすい荷役作業を特定するための加速条件を、車両10の加速度、フォークのリフト動作の加速度、フォークのティルト動作の加速度、および、フォークのリーチ動作の加速度の少なくともいずれか1つが、それに対応する閾値を越えていると、してもよい。そして、選択部36は、疲労しやすい荷役作業を特定した理由が、リーチ動作の加速度によるとき、リーチ操作についてのガイダンス情報を選択し、ティルト動作の加速度によるとき、ティルト操作についてのガイダンス情報を選択し、リーチ動作の加速度によるとき、リーチ操作についてのガイダンス情報を選択する。これにより、作業者5は、より的確にアドバイスを受けることができる。
生態情報は、作業者5の発汗量であってもよい。この場合、生態情報取得部2は、作業者5が発する汗の量を測定する発汗量測定部(発汗量測定センサ)を備える。発汗量測定部は、例えば、フォークリフト1の操作部12に設けられ、作業者5の掌の汗の量を測定する、または、作業者5の体の所定の部位に装着され、その部位での汗の量を測定する。特定部34は、疲労しやすい荷役作業を特定するための生態条件を、作業者5の荷役作業における汗の量が所定以上である、とする。というのも、作業者5は、強い疲労を感じているとき、通常よりも汗を多くかく傾向にあるからである。
生態情報は、作業者5の体温であってもよい。この場合、生態情報取得部2は、作業者5の体温を測定する体温測定部(体温計)を備える。特定部34は、疲労しやすい荷役作業を特定するための生態条件を、荷役作業中に作業者5の体温が所定以上を越えた時間が所定時間以上続いた、とする。というのも、作業者5は、強い疲労を感じているとき、その体温は平常時よりも上昇する傾向にあるからである。
1 フォークリフト
10 車両
11 荷役具
15 提示部
18 加速情報取得部
19 作業検出部
2 生態情報取得部
20 心拍数測定部
3 管理サーバ
30 収集情報記憶部
32 ガイダンス情報記憶部
34 特定部
35 判定部
36 選択部
4 通信ネットワーク
5 作業者

Claims (6)

  1. 荷役作業を支援する荷役作業支援システムであって、
    車両および荷役具を有するフォークリフトと、
    前記フォークリフトに設けられ、前記車両の加速度および前記荷役具の加速度の少なくともいずれか一方を含む加速情報を取得する加速情報取得部と、
    前記フォークリフトを運転する作業者の生態情報を取得する生態情報取得部と、
    前記加速情報取得部により取得された前記加速情報、および、前記生態情報取得部により取得された前記生態情報を、通信ネットワークを介して収集する管理サーバと、を備え、
    前記管理サーバは、
    収集された前記加速情報および前記生態情報を記憶するための収集情報記憶部と、
    前記フォークリフトの操作方法についてのガイダンス情報を記憶するためのガイダンス情報記憶部と、
    前記加速情報および前記生態情報に基づいて、前記各作業者の疲労しやすい前記荷役作業を特定する特定部と、
    前記作業者に、当該作業者にとって疲労しやすい前記荷役作業が割り当てられているか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記作業者に、当該作業者にとって疲労しやすい前記荷役作業が割り当てられているとき、当該作業者が運転する前記フォークリフトに、前記ガイダンス情報を送信するものであり、
    前記フォークリフトは、前記管理サーバから送信された前記ガイダンス情報を前記作業者に提示する提示部をさらに備える、
    ことを特徴とする荷役作業支援システム。
  2. 前記管理サーバは、前記加速情報に基づいて、前記フォークリフトに送信する前記ガイダンス情報を前記ガイダンス情報記憶部に記憶された複数の前記ガイダンス情報から選択する選択部をさらに備え、前記選択部によって選択された前記ガイダンス情報を前記フォークリフトに送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷役作業支援システム。
  3. 前記選択部は、前記車両の加速度を理由に前記荷役作業が疲労しやすいと特定されたとき、前記車両の操作方法についての前記ガイダンス情報を選択し、前記荷役具の加速度を理由に前記荷役作業が疲労しやすいと特定されたとき、前記荷役具の操作方法についての前記ガイダンス情報を選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の荷役作業支援システム。
  4. 前記荷役作業の開始および終了を検出する作業検出部を備え、
    前記生態情報取得部は、前記作業者の心拍数を前記生態情報として取得するものであり、
    前記特定部は、前記荷役作業中に前記作業者の前記心拍数が基準心拍数を所定数越えた時間が所定時間以上続いたか否かに基づいて、当該作業者の疲労しやすい前記荷役作業を特定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の荷役作業支援システム。
  5. 前記荷役作業の開始および終了を検出する作業検出部を備え、
    前記特定部は、前記荷役作業中に前記車両の加速度が閾値を越えたか否かに基づいて、前記作業者の疲労しやすい前記荷役作業を特定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の荷役作業支援システム。
  6. 前記荷役作業の開始および終了を検出する作業検出部を備え、
    前記特定部は、前記荷役作業中に前記荷役具の加速度が閾値を越えたか否かに基づいて、前記作業者の疲労しやすい前記荷役作業を特定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の荷役作業支援システム。
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