JP6267371B2 - 包装用ブランク及び包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、包装用ブランク及び包装箱に関する。
シガレット等のたばこ物品を包装する包装箱として、包装用ブランクを折り込み線に沿って箱型に折り込むことで成形されたシガレットパッケージが広く知られている。シガレットパッケージを製造する包装機は、公知の如く、ブランクをシガレット又はフィルタシガレットの内包束の回りに順次折り込みながらシガレットパッケージを製造する。通常、シガレットパッケージは、その生産性を高める観点から高速包装機を用いて製造される場合が多い。
そして、包装用ブランクの折り込みが高速になるほど、成形後の包装箱における外観品質を担保する観点から、包装用ブランクを移送したり、折り込むために包装機に設置されるガイドプレートの間隔が繊細かつタイトな寸法に設定される結果、移送経路を移送される包装用ブランクが包装機のガイドプレートに対して過度に強く接触する箇所が発生する場合がある。
このような、接触圧過大箇所が発生すると、包装用ブランクの外面が傷ついたり、ブランク表面に印刷したインキが剥がれることで、包装箱の外観品質が悪化する要因となる。また、接触圧過大箇所において包装用ブランクから剥離したインキがガイドプレートに付着する場合があり、そのようなインキは後続の包装用ブランクに再付着することで包装用ブランクのインキ汚れを招く要因となる。
特開2015−67799号公報 国際公開第2014/157337号
従来においては、成形後における包装箱の外観検査によって不具合が発見された場合に、その都度、事後的あるいは対処療法的に製造機において機械調整を要する箇所を調査、特定する必要があった。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされてものであって、その目的は、包装用ブランクを折り込み成形することで包装箱を製造する際、包装機の移送経路上を移送される包装用ブランクが包装機のパーツと過度に強く接触する箇所を容易に発見するための技術を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、包装用ブランクに含まれるパネルに、応力発光インキが塗布されてなる応力発光部を形成することで、包装箱の製造工程に包装機の移送経路上を移送される包装用ブランクが包装機のパーツと過度に強く接触する箇所を容易に発見できるようにした。
より詳しくは、本発明は、折り込み線に沿って折り込み成形されることで包装箱を形成する包装用ブランクであって、前記折り込み線を介して接続される複数のパネルと、前記パネルの少なくとも一部に形成され、当該パネルの外面に応力発光インキが塗布されてなる応力発光部とを備える。
ここでいう応力発光インキは、外部から印加された力(圧縮、変位、摩擦、衝撃など)の力学的刺激を受けて発光する材料である応力発光材料を含むインキであり、例えばアルミン酸ストロンチウムを主成分とし、賦活剤としてユーロピウム(Eu)を含んでいるものを好適に用いることができる。このようなユーロピウム含有アルミン酸ストロンチウムは、格子欠陥が多数存在する結晶構造を有する化合物であり、格子欠陥に補足された電子が外部から力学的刺激を受けた際に解放され、解放された電子が再びユーロピウムに補足された際に光が発生すると考えられている。
本発明に係る包装用ブランクによれば、包装機の移送経路上に包装用ブランクが包装機のパーツと過度に強く接触する接触圧過大箇所が存在すれば、接触圧過大箇所において応力発光部の発光現象が起こるため、目視によって容易に接触圧過大箇所の位置を特定することができる。特に、包装機の移送経路は、多数の包装用ブランクが連続的に移送されているため、接触圧過大箇所においては発光現象が連続的に起こることになり、目視による接触圧過大箇所の判別が容易である。その結果、包装機の大掛かりな改変、改作を伴わずに、包装箱の製造工程中における監視(目視)という所作だけで、包装機の機械調整を行うべき箇所を早期かつ簡単に発見することが可能となる。つまり、包装箱の外観品質を悪化させる原因箇所の究明を簡単かつ早期に行うことができる結果、その対処も従来に比べて早期に行うことができる。
ここで、前記応力発光部は、前記折り込み線と接していない所定のパネル内側領域に形成されていても良い。
また、前記応力発光部は、成形後の前記包装箱を開封する際に引き裂かれるミシン目が設置されるミシン目領域に形成されていても良い。この場合、前記ミシン目は、成形後の前記包装箱を開封する際に前記パネルから切り離される開封帯と、当該パネルとの境界部に形成されていても良い。
また、本発明は、上述した何れかの包装用ブランクを前記折り込み線に沿って折り込むことで成形された包装箱として特定することも可能である。また、この場合、前記包装箱は、外包フィルムによって覆われており、前記外包フィルムの少なくとも一部に、応力発光インキが塗布されてなる応力発光部が形成されていても良い。更に、前記外包フィルムには、該外包フィルムを開封する開封テープが延設されており、前記応力発光部が前記開封テープに形成されていても良い。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて採用することができる。
本発明によれば、包装用ブランクを折り込み成形することで包装箱を製造する際、包装機の移送経路上を移送されるブランクが包装機のパーツと過度に強く接触する箇所を容易に発見するための技術を提供できる。
図1は、実施形態1に係るパッケージを示す図である。 図2は、実施形態1に係るパッケージを示す図である。 図3は、実施形態1に係るブランクを示す図である。 図4は、実施形態1に係るブランクの折り込み過程を説明する図である(1)。 図5は、実施形態1に係るブランクの折り込み過程を説明する図である(2)。 図6は、実施形態1に係るブランクの折り込み過程を説明する図である(3)。 図7は、実施形態2に係るパッケージを示す図である。 図8は、実施形態2に係るブランクを示す図である。 図9は、実施形態3に係るパッケージを示す図である。 図10は、実施形態4に係るパッケージを示す図である。 図11は、展開したシート状の外包フィルムを示す図である。
ここで、本発明に係る包装箱、及び包装箱を成形するための包装用ブランクの実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、本発明に係る包装箱、及び包装用ブランクは、特に高速包装機を用いて製造される紙巻たばこ(フィルタシガレット、両切シガレット(フィルタ無し))、シガー(葉巻)、シガリロ、スヌース、嗅ぎたばこ、チューイングたばこ、電子たばこ等の喫煙物品に好適に使用することができる。
<実施形態1>
図1及び図2は、実施形態1に係る包装箱の一例であるシガレットパッケージ(以下、単に「パッケージ」という)1を示す図である。パッケージ1は、パッケージ本体2と、このパッケージ本体2の開口端後縁からヒンジHを介して一体に延びるタングリッド3を備え、全体で略直方体の箱形状をなしたタングリッド型パッケージである。
タングリッド3は、パッケージ本体2の開口端を閉塞可能な天壁31と、天壁31から折り込み線FLを介して一体に延びるタング32とを有している。パッケージ1は、タングリッド3を操作することで、パッケージ本体2の開口端を開閉することができる。タングリッド3のタング32は、パッケージ1を閉じる際、パッケージ本体2の前壁21に外側から重ね合わされ、その先端部が前壁21に形成された切り込み線CLを通じてパッケージ本体2内に差し込まれる。また、パッケージ本体2における前壁21の上部には、開口端に連なる略U字形の切欠CAが形成されている。切欠CAは、パッケージ本体2からのシガレットの取り出しを容易にするために形成されており、通常のヒンジリッド型パックにおけるインナフレームの切欠と同様な機能を有する。
本実施形態において、パッケージ1に包装されるシガレットは、例えばパッケージ本体2内に内包体IPの形態で収容されている。内包体IPは、例えば20本のシガレットをアルミ箔で包み込んだものであってもよく、インナパックとも呼ばれる場合がある。更に、パッケージ本体2の開口端には、その両側縁に切り離し線又は折り込み線を介してトップフラップTFがそれぞれ接続されている。トップフラップTFは、内包体IPの包装時、即ち、パッケージ1の製造時において、パッケージ本体2の補強部材として機能する。なお、図1及び図2に示す符号4は、パッケージ1の外面に形成される「応力発光部」である。応力発光部4の詳細については後述する。
以上のように構成されるパッケージ1のパッケージ本体2及びタングリッド3は、図3に示す1枚の包装用ブランク(以下、単に「ブランク」という)BL1を折り込むことで箱形に成形することができる。図3中、符号FPは、パッケージ本体2の前壁21となるフロントパネルである。符号LPは、タングリッド3となるリッドパネルである。符号FLは、各パネルを区画する折り込み線である。フロントパネルFPには、上述の切り込み線CLが形成されている。また、図3は、ブランクBL1の外面を示している。ブランクBL1の外面は、当該ブランクBL1を折り込むことで箱形に成形した後、パッケージ1の外面となる方の面である。ブランクBL1の外面には、例えばブランドロゴ、製品名、その他の装飾用の文字や絵柄等(図示せず)が、予め印刷されている。また、ブランクBL1の外面(最外層)には、応力発光部4が形成されているが、その詳細については後述する。
ブランクBL1の詳細について説明すると、フロントパネルFPとリッドパネルLPとの間は、フロントパネルFP側からボトムパネルBP及びリアパネルRPを介して接続されている。また、フロントパネルFPの両側には、折り込み線FLを介してアウタサイドフラップSFoがそれぞれ接続されている。そして、リアパネルRPの両側には、折り込み線FLを介してインナサイドフラップSFiがそれぞれ接続されている。インナサイドフラップSFiの両端には、トップフラップTF及びボトムフラップBFが、折り込み線FLを介してそれぞれ接続されている。
以上のように構成されるブランクBL1は、公知の包装機によってシガレットの内包体IPの回りに順次折り込まれていくことで、箱状に成形されたパッケージ1として製造される。包装機によるパッケージ1の製造工程においては、例えば、3段の俵積み状態のシガレット束をアルミ箔で包み込むことで内包体IPを形成し、その内包体IPの上面にブランクBL1を接着する。例えば、図4に示されているように、ブランクBLのリアパネルRPが内包体IP上に重なり合うようにして内包体IP上にブランクBL1が供給され、内包体IPの上面にリアパネルRPが接着される。なお、図4において、内包体IP及びブランクBL1の上下が逆に示されている。また、ブランクBL1は、例えば、図示しないブランク供給ライン上を搬送される過程で、ブランクBL1の所定位置に糊が予め塗布された上で、内包体IP上に供給される。
ブランクBL1の供給を受けた内包体IPは、包装機の移送経路(図示せず)を順次移送されていく過程で、折り込み線FLに沿って、内包体IPの回りにブランクBL1が順次折り込まれる結果、パッケージ1が得られる。折り込み線FLに沿ったブランクBL1の折り込みは、包装機の移送経路に沿って延伸配置されるガイドプレート(図示せず)によって実現される。なお、包装機は、ブランクBL1の折り込むためのガイドプレートの他、ブランクBL1を移送経路に沿って移送させるためにブランクBL1をガイドするガイドプレート等を備えている。
ブランクBL1は、例えば図4に示す状態からトップフラップTF及びボトムフラップBFを伴ってインナサイドフラップSFiが内包体IPの両側面に沿って折り込まれる。そして、次いで、左右のトップフラップTF及びボトムフラップBFが内包体IPの両端面に沿って折り込まれることで、図5に示す状態となる。
更に、ブランクBL1は、フロントパネルFPが、左右のアウタサイドフラップSFo及びボトムパネルBPを伴い、ボトムパネルBPとリアパネルRPとの間の折り込み線FLから徐々に折り込まれながらリフトされる。一方、リッドパネルLPも、ヒンジHを形成する折り込み線FLに沿って徐々に折り込まれながらリフトされる。そして、図6に示すように、フロントパネルFP及びリッドパネルLPの折り込みがなされる。即ち、内包体IPに対して、フロントパネルFP及びリッドパネルLPのタング32となる部分が互いに重ね合わせられると共に、フロントパネルFPに形成された切り込み線CLへのタング32の差し込みが完了する。そして、フロントパネルFPのアウタサイドフラップSFoが折り込まれ、インナサイドフラップSFiに重ね合わされて接着される。これによって、ブランクBL1の折り込みが完了し、図1及び図2に示したパッケージ1が完成する。
ところで、本実施形態に係るブランクBL1のように、シガレット(内包体IP)を包装するパッケージ1を折り込み成形するための包装用ブランクは、たばこ製品の生産性を高める観点から、いわゆる高速包装機を用いて折り込まれることが多い。そして、パッケージ1の製造工程(内包体IPの包装工程)が高速になるほど、パッケージ1の外観品質を担保する観点から、ブランクBL1を移送経路に沿って移送し、或いは折り込むためのガイドプレートの間隔が繊細かつタイトな寸法に設定する必要がある。その結果、包装機のガイドプレートに対して、移送経路を移送されるブランクBL1が過度に強く接触する箇所が発生する場合がある。
また、パッケージ1の製造工程でブランクBL1に塗布された糊は、包装機のガイドプレートに付着する場合がある。そして、ガイドプレートに対して糊が徐々に堆積すると、ガイドプレートの間隔が徐々に狭められてゆく。その結果、包装機のガイドプレートに対するブランクBL1の接触圧が過度に高くなってしまう虞がある。
上記のように、パッケージ1の製造工程において、ブランクBL1の移送経路上に、包装機のガイドプレートに対するブランクBL1の接触圧が過度に高い箇所(以下、「接触圧過大箇所」という)が発生すると、パッケージ1における外観品質の悪化を招く虞がある。例えば、包装機のガイドプレートにブランクBL1が過度に強く接触することで、ブランクBL1の外面に傷が付いたり、ブランクBL1に印刷したインキが剥がれたりする虞がある。また、ブランクBL1からの剥離によってガイドプレートに付着したインキが、後続のブランクBL1に再付着することで、ブランクBL1の外面がインキによって汚れる虞がある。
従来においては、製造後のパッケージにおける外観を検査し、外観品質の不具合が発見された場合に、その都度、事後的あるいは対処療法的に製造機において機械調整が必要な接触圧過大箇所を調査する必要があり、早期に接触圧過大箇所を発見することは容易でなかった。これに対して、本実施形態においては、包装機の大掛かりな改変、改作を必要とせずに、ブランクBL1の移送経路上における接触圧過大箇所の容易な発見を可能とするために、ブランクBL1の外面に応力発光部4を設けるようにした(図3を参照)。以下、ブランクBL1の外面に形成される応力発光部4について詳しく説明する。
ここで、応力発光部4は、ブランクBL1の外面に応力発光インキが塗布されることで形成されており、折り込み線FLを介して接続されるパネルに形成されている。ここでいうパネルは、図3に示すフロントパネルFPやリッドパネルLP、リアパネルRP等の各パネルが一例として挙げられる。また、図3において、応力発光部4が形成されている領域範囲をハッチングによって図示している。図3に示す例では、フロントパネルFP、リッドパネルLP、ボトムパネルBP、リアパネルRP、アウタサイドフラップSFoにおける外面のうち、折り込み線FLと接していない所定のパネル内側領域(図3におけるハッチング領域)に形成されている。但し、応力発光部4は、折り込み線FLを介して接続されるパネルの全体(全領域)に形成されていても良い。また、応力発光部4は、ブランクBL1が備える一部のパネルに形成されていても良いし、全てのパネルに形成されていても良い。
応力発光部4を形成する応力発光インキは、外部から印加された力(圧縮、変位、摩擦、衝撃など)の力学的刺激を受けて発光する材料である応力発光材料を含んでいる。言い換えると、応力発光インキは、外部から印加された力(圧縮、変位、摩擦、衝撃など)の力学的刺激を受けて発光するインキである。本実施形態における応力発光材料は、アルミン酸ストロンチウムを主成分とし、賦活剤としてユーロピウム(Eu)を含んでいる。ユーロピウム含有アルミン酸ストロンチウムは、格子欠陥が多数存在する結晶構造を有する化合物である。ユーロピウム含有アルミン酸ストロンチウムの発光メカニズムについては、解明されていない部分もあるが、格子欠陥に補足された電子が、外部から力学的刺激を受けた際に解放され、解放された電子が再びユーロピウムに補足された際に光が発生すると考えられている。
また、応力発光インキは、応力発光材料(ユーロピウム含有アルミン酸ストロンチウム)の他、例えば希釈剤、分散剤、粘度調整剤等といった通常のインキに含まれる材料を含んでいてもよい。ここで、応力発光インキは、希釈剤(例えば、無色メジウム)1重量部あたり、5〜50重量部の応力発光材料(ユーロピウム含有アルミン酸ストロンチウム)を含有させてもよい。但し、応力発光インキにおける応力発光材料の含有量は、特に限定されない。
ここで、応力発光部4における層厚が薄すぎると(小さすぎると)、外部から力学的刺激を印加した際に発光する発光量が不足する虞があり、層厚が厚すぎると(大きすぎると)、インキ割れ等が起こり易くなる。そこで、応力発光部4における発光量の確保とインキ割れの抑制を両立させる観点から、応力発光部4の層厚は、1μm〜50μmの範囲内で調整すると好ましく、3〜30μmの範囲内で調整すると更に好ましい。
また、応力発光インキに含まれる応力発光材料の平均粒径は特に限定されないが、印刷適性を考慮して例えば1〜10μm程度とする態様が挙げられる。また、応力発光インキを塗布するブランクBL1の基材は特に限定されないが、例えば、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、合成樹脂含浸紙等を挙げることができる。また、応力発光インキを塗布するブランクBL1の基材の色は、淡色系の方が応力発光材料に力学的刺激を印加した際に発光する発光効果が得られやすく、基材が白色系であると特に好ましい。マンセル表色系(マンセル・カラー・システム)において、ブランクBL1の基材の明度を6以上10以下に設定する態様が挙げられる。また、ブランクBL1の基材の明度を7以上10以下に設定すると好ましく、8以上10以下に設定すると特に好ましい。なお、マンセル表色系において、白色の明度は10であり、黒色の明度は1である。
また、ブランクBL1に対する応力発光インキの印刷方法は、種々の印刷方法を採用することができる。例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等によって応力発光インキを印刷してもよい。なお、外部から力学的刺激を応力発光部4に印加した際における発光量を増やす観点からは、フレキソ印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷によって応力発光インキを塗布することが好ましい。このようにすることで、応力発光インキの塗布量を確保しやすくなり、応力発光部4における発光量を確保しやすいという利点がある。
<効果>
以上のように構成されるブランクBL1によれば、パッケージ1の製造工程で包装機の移送経路を移送される際、移送経路上に接触圧過大箇所が存在すれば、ガイドプレートに対するブランクBL1の接触圧が過度に高まることで、応力発光部4の応力発光インキに含まれる応力発光材料が発光する。なお、包装機の移送経路には、多数のブランクBL1が連続的に高速搬送されているため、上記の接触圧過大箇所では発光現象が連続的に起こることになり、目視によって接触圧過大箇所を容易に特定することが可能である。以上のように、本実施形態におけるブランクBL1によれば、包装機の改変、改作を伴わずに、パッケージ1の製造工程中における監視(目視)という所作だけで、包装機の機械調整(例えば、ガイドプレートの間隔調整、形状変更など)を行うべき箇所を早期かつ簡単に発見することが可能となる。こうして、パッケージ1の外観品質を悪化させる原因箇所の究明を簡単かつ早期に行うことができるため、その対処も従来に比べて早期に行うことができ、そのような早期対処によってパッケージ1の外観品質が損なわれ難くなる。
また、パッケージ1の製造過程でブランクBL1に塗布された糊が包装機のガイドプレートに徐々に堆積してゆくと、あるタイミングで突発的にブランクBL1の移送経路上に接触圧過大箇所が発生することが想定される。これに対しても、本実施形態に係るブランクBL1によれば、応力発光部4の発光を目視によって確認することで、突発的に発生する接触圧過大箇所の特定も容易である。
また、図1及び図2に示すように、ブランクBL1から成形されたパッケージ1の外面にも、当然ながら応力発光部4が形成されている。このようにパッケージ1の外面に形成された応力発光部4は、様々な用途で利用することができる。例えば、パッケージ1における全てのシガレットを消費(喫煙)した後、パッケージ1を廃棄する際に所有者(消費者)がパッケージ1を握り潰した際に、応力発光部4の応力発光材料に力学的刺激が印加されることで発光する。これにより、パッケージ1の所有者に対して視覚的な面白さ、楽しさを提供することができ、パッケージ1の所有満足度も高めることができる。また、所有者がパッケージ1を廃棄する際、応力発光部4を発光させようとしてパッケージ1を握りつぶすことで、廃棄されるゴミの容積を減少させることができるという副次的効果も期待できる。
また、パッケージ1の廃棄時に留まらず、パッケージ1の所有者は任意のタイミングで、例えば指先や爪等を用いて外部から圧縮、変位、摩擦、衝撃などの力学的刺激を応力発光部4に与える動作(以下、「力学的刺激付与動作」という)を行うことで、応力発光部4を発光させることができる。即ち、このようにして、任意のタイミングでパッケージ1の外面に形成された応力発光部4の発光現象を楽しむことができる。また、特別な器具や機械を必要とせず、指先等による力学的刺激付与動作によって簡単に応力発光部4を発光させることができるため、利便性が高い。また、応力発光部4は、指先等による力学的刺激付与動作によって外力が印加されている状態だけ発光し、外力の印加状態が解除されれば発光も消失するため、何度でも発光操作を繰り返し行うことができる。
また、所有者は、指先等による力学的刺激付与動作を行うだけで、応力発光部4の発光現象の有無を判別できるため、パッケージ1や内部に収容されるシガレットの真贋判定を簡単に行うことができ、製品の偽造防止に利用することができる。
また、本実施形態におけるブランクBL1は、上記のように、折り込み線FLと接していない所定のパネル内側領域に形成されている。これは、ブランクBL1が折り込み線FLに沿って折り込まれる際、主としてパネル内側領域がガイドプレートに接触することで、ブランクBL1の折り込みが行われることを考慮したものである。つまり、ブランクBL1のパネルにおいて、折り込み線FLに接するパネルエッジ領域に応力発光部4を形成しても勿論構わないが、パネルエッジ領域に形成された応力発光部4はパネル内側領域に形成された応力発光部4に比べて接触圧過大箇所の発見に対する寄与度が相対的に低いため、本実施形態においては応力発光部4をパネルエッジ領域に形成せず、パネル内側領域に形成することとした。これにより、ブランクBL1の移送経路上における接触圧過大箇所を容易に発見するという機能を担保しつつ、ブランクBL1に塗布する応力発光インキの使用量を少なくすることができ、ブランクBL1の製造コストの低減を図ることができる。
なお、本実施形態におけるブランクBL1は、製造後のパッケージ1を製品として出荷する正規のブランクであっても良いし、包装機の仕様が適正か否かを事前に確認する事前確認用のブランクであっても良い。例えば、包装機におけるガイドプレートの形状や間隔等の仕様を変更した際に、事前確認用のブランク(この場合、図3に示すブランクBL1が事前確認用のブランクとなる)を用いてパッケージ1を試作する際、応力発光部4の発光現象が起こるか否かに基づいて包装機に機械調整を行うべき箇所が無いかどうかを確認しても良い。このように、パッケージ1の試作段階において、事前確認用のブランクを用いて機械調整を行うべき箇所を特定しておくと、コスト面の観点から有利である。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。図7は、実施形態2に係るパッケージ1Aを示す図である。パッケージ1Aは、パッケージ本体2Aと、パッケージ本体2AにヒンジHを介して接続されるリッド3Aを備え、全体で略直方体の箱形状をなしたヒンジリッドパッケージである。
パッケージ1Aは、パッケージ本体2Aと、パッケージ本体2AにヒンジHを介して回動自在に接続されるリッド3Aを備えている。図7は、リッド3Aが開放された状態のパッケージ1Aを正面側から眺めた状態を示している。
パッケージ本体2Aは、直方体形状の上端側が斜めに切り欠かれた形状を有する箱体であり、上端に開口端が設けられている。パッケージ本体2Aの内部には、シガレット束をアルミ箔で包み込むことで形成された内包体IPが収容されている。パッケージ本体2Aの開口端には、インナフレーム5が設けられている。インナフレーム5は、略U字形状の切欠CAを有する前面フレームと、この前面フレームの両側縁に連結された側面フレームとを有する部材である。
図8は、パッケージ1Aにおけるパッケージ本体2A及びリッド3Aを形成するためのブランクBL2を示す図である。図8中の破線は、折り込み線FLを示す。また、図8は、ブランクBL2の外面を示している。
ブランクBL2は、成形後にパッケージ本体2Aとなる第1区域R1と、リッド3Aとなる第2区域R2を有している。第1区域R1は、パッケージ本体2Aの前壁となる前壁パネルP1を有し、前壁パネルP1の両側縁には、パッケージ本体2Aの側壁となる側壁パネルP2が連なる。
前壁パネルP1の上縁には、パッケージ本体2Aの底壁となる底壁パネルP3が連なり、底壁パネルP3には、パッケージ本体2Aの後壁となる後壁パネルP4が連なる。また、後壁パネルP4の両側縁には、インナサイドフラップP5が連なっている。また、各インナサイドフラップP5の下端には、インナボトムフラップP6が連なっており、インナボトムフラップP6は底壁パネルP3に重ね合わされることで、パッケージ本体2Aの底壁の補強をなす。また、インナサイドフラップP5は、側壁パネルP2に重ね合わされ、接着されることで、パッケージ本体2Aの側壁の補強をなす。
ブランクBL2の第2区域R2は、リッド3Aの後壁となる後壁パネルP7を有し、後壁パネルP7の下端縁は、ヒンジHを介して後壁パネルP4と連結されている。また、第2区域R2の後壁パネルP7の上端縁には、リッド3Aの天壁となる天壁パネルP8が連なっている。また、後壁パネルP4の両側縁には、リッド3Aの側壁の一部となるインナサイドフラップP9がそれぞれ連なっている。そして、各インナサイドフラップP9の上端縁には、インナトップフラップP10が連なり、これらインナトップフラップP10は天板パネルP8に重ね合わされることで、リッド3Aにおける天壁の補強をなす。
更に、天壁パネルP8には、リッド3Aにおける前壁となる前壁パネルP11およびインナフロントフラップP12が順次連なっている。インナフロントフラップP12は、前壁パネルP11に重ね合わされることで、リッド3Aにおける前壁の補強をなす。また、前壁パネルP11の両側縁には、リッド3Aにおける側壁となる側壁パネルP13がそれぞれ連なっている。上述したインナサイドフラップP9は、側壁パネルP13に重ね合わされ、接着されることで、リッド3Aにおける側壁の補強をなす。
以上のように形成されるブランクBL2は、実施形態1と同様、公知の包装機によって折り込み線FLに沿って折り込まれ、適所が接着されることで、包装箱の一例であるパッケージ1Aが形成される。
本実施形態においても、図8に示すように、ブランクBL2の外面に応力発光部4が設けられている。従って、図7に示すように、ブランクBL2を折り込み成形してなるパッケージ1Aの外面にも応力発光部4が形成されている。応力発光部4については前述の通りであり、ブランクBL2の外面に塗布された応力発光インキによって形成されており、外部から印加された力(圧縮、変位、摩擦、衝撃など)の力学的刺激を受けることで応力発光材料が発光する。また、本実施形態においても、実施形態1に係るブランクBL1と同様、折り込み線FLと接していない所定のパネル内側領域に応力発光部4が設けられているが、これには限定されない。本実施形態におけるブランクBL2及びこれを折り込み成形することで形成されるパッケージ1Aにおいても、実施形態1に係るブランクBL1及びパッケージ1と同様の効果を奏する。
<実施形態3>
次に、実施形態3について説明する。図9は、実施形態3に係るパッケージ1Bを示す図である。パッケージ1Bは、パッケージ本体2Bと、パッケージ本体2BにヒンジHを介して接続されるリッド3Bを備え、全体で略直方体の箱形状をなしたパッケージである。図9には、開封前のパッケージ1Bが示されている。
パッケージ1Bの前面には、パッケージ1Bを幅方向に横断する開封帯6が形成されている。開封帯6の先端には舌片状の先端摘み部60が形成されている。開封帯6は、その延伸方向に沿って形成される切断線としての一対の平行なミシン目6a,6bに挟まれる領域として形成されている。つまり、ミシン目6a,6bは、成形後のパッケージ1Bを開封する際にパッケージ1Bを構成するパネルから切り離される開封帯6と当該パネルとの境界部に形成されている。
パッケージ1Bを開封する際、先端摘み部60を摘んで引っ張ることで、ミシン目6a,6bに沿って開封帯6がパッケージ1Bの壁面(パネル)から切り離される。また、パッケージ1Bにおける左右の側面には、ミシン目6aの各端部からヒンジHの端部を結ぶ切断線としてのミシン目6cが斜めに延びている。パッケージ1Bを開封するに際し、開封帯6をパッケージ1Bから切り取った後、各側面のミシン目6cを切り裂くことにより、ヒンジH部分を除いてパッケージ本体2Bとリッド3Bが分離される。
図9に示すように、本実施形態に係るパッケージ1Bにおいても、外面に応力発光部4が形成されている。また、図9から明らかなように、パッケージ1Bの外面には応力発光部4が複数設けられており、そのうちの一部が、パッケージ1Bを開封する際に引き裂かれるミシン目6a〜6cが設置されるミシン目領域AMに設けられている。このように、パッケージ1Bにおけるミシン目領域AMに応力発光部4を設けることで、パッケージ1Bの開封時にミシン目6a〜6cを切り裂く際、応力発光部4を形成する応力発光インキに含有される応力発光材料に力学的刺激を印加することができる。これにより、パッケージ1Bの開封時に、ミシン目領域AMに配置されている応力発光部4を発光させることができ、消費者に対して視覚的な面白さ、楽しさを提供することができる。その結果、消費者によるパッケージ1Bの所有満足度も高めることができる。勿論、パッケージ1Bは、外面に応力発光部4が形成されたブランクを折り込み成形することで製造することができ、そのようなブランクによれば、パッケージ1Bの製造する包装機の移送経路上における接触圧過大箇所を容易に特定することができる。
<実施形態4>
次に、実施形態4について説明する。図10は、実施形態4に係るパッケージ1Cを示す図である。パッケージ1Cは、パッケージ本体2Cとリッド3Cを有するヒンジリッドパッケージである。図10には、開封前のパッケージ1Cが示されており、その全体が外包フィルム7によって覆われている。外包フィルム7には、開封テープ(ティアテープ)71が設けられており、開封テープ71の先端側には先端摘み部72が設けられている。
外包フィルム7は、透明又半透明のフィルム材料であり、例えばポリプロピレン、セロファン、ポリエチレンテレフタレート等の材料からなる。但し、外包フィルム7の材料として、上掲以外の材料を用いてもよい。また、開封テープ71は、パッケージ本体2Cを水平方向に沿って周回するように巻き掛けられた帯状部材であり、外包フィルム7の裏面(内面)側に貼り付けられている。ここでいう外包フィルム7の裏面(内面)とは、パッケージ本体2Cを形成するブランクの外面と向き合っている方の面である。パッケージ1Cの開封時において、喫煙者(消費者)が先端摘み部72を摘んで引っ張る。これにより、開封テープ71が外包フィルム7を引き裂き、パッケージ1Cを開封することができる。本実施形態におけるパッケージ1Cにおいて、外包フィルム7の少なくとも一部に、応力発光インキが塗布されてなる応力発光部4が形成されている。
図11は、展開したシート状の外包フィルム7を示す図である。図11には、外包フィルム7の裏面を示している。外包フィルム7の裏面は、上記のように、パッケージ1Cを被覆した状態で、パッケージ1Cの外面と対向する方の面である。図11に示す符号7Aは「側面ヒートシール部」、符号7Bは「上面ヒートシール部」、符号7Cは「下面ヒートシール部」である。シート状の外包フィルム7は、パッケージ1Cの外面に沿って巻かれ、各ヒートシール部がヒートシール(溶着)される。より詳しくは、シート状の外包フィルム7は、パッケージ1Cの回りに胴折りされると共に、側面ヒートシール部7A同士が重ねられた状態でヒートシールされる。その後、上面ヒートシール部7Bが互いに重ねられた状態でヒートシールされる。また、同様に、下面ヒートシール部7Cが互いに重ねられた状態でヒートシールされる。これにより、パッケージ1Cが外包フィルム7によって密封される。
図11に戻ると、外包フィルム7のうち、各ヒートシール部(側面ヒートシール部7A、上面ヒートシール部7B、下面ヒートシール部7C)には応力発光部4を設けず、ヒートシール部以外の領域(その一部であっても良いし、全部であっても良い)に応力発光部4を設けるようにした。ここで、ヒートシール部に応力発光部4を設けないのは、当該領域に応力発光インキを塗布すると、うまく溶着することができない虞があるからである。また、図10、11に示すように、外包フィルム7における開封テープ71にも、応力発光インキが塗布されることで応力発光部4が形成されている。
本実施形態においては、パッケージ1Cを外装する外包フィルム7の外面に応力発光インキを塗布し、応力発光部4を設けるようにしたので、パッケージ1Cの所有者は任意のタイミングで、例えば指先や爪等を用いて外部から圧縮、変位、摩擦、衝撃などの力学的刺激を外包フィルム7の応力発光部4に与える力学的刺激付与動作を行うことで、応力発光部4を発光させることができる。これにより、パッケージ1Cの所有者に対して視覚的な面白さ、楽しさを提供することができ、パッケージ1Cの所有満足度も高めることができる。特に、本実施形態に係る外包フィルム7によれば、開封テープ71に応力発光部4が形成されているため、パッケージ1Cの開封時に外包フィルム7を開封テープ71によって引き裂く際に、その力学的刺激によって応力発光部4を発光させることができる。つまり、パッケージ1Cを開封するという所作に、アトラクション的な要素を付与することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、外包フィルム7の内面側に応力発光部4を配置しても良く、力学的刺激をフィルム越しに応力発光部4に付与することで応力発光部4を好適に発光させることができる。なお、本実施形態においては、パッケージ1C(パッケージ本体2C、リッド3C)の外面に応力発光部4が設けられていても良い。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係る包装用ブランク及び包装箱は、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者にとって自明である。
1・・・パッケージ
2・・・パッケージ本体
3・・・タングリッド
4・・・応力発光部
IP・・・内包体
FL・・・折り込み線
BL1、BL2・・・ブランク

Claims (4)

  1. 折り込み線に沿って折り込み成形されることで包装箱を形成する包装用ブランクであって、
    前記折り込み線を介して接続される複数のパネルと、
    前記パネルの少なくとも一部に形成され、当該パネルの外面に応力発光インキが塗布されてなる応力発光部と、
    を備え
    前記応力発光部は、前記折り込み線と接していない所定のパネル内側領域に形成されており、前記折り込み線と接するパネルエッジ領域に前記応力発光部が形成されていない、
    包装用ブランク。
  2. 請求項に記載の包装用ブランクを前記折り込み線に沿って折り込むことで成形された包装箱。
  3. 前記包装箱は、外包フィルムによって覆われており、
    前記外包フィルムの少なくとも一部に、応力発光インキが塗布されてなる応力発光部が形成されている、
    請求項に記載の包装箱。
  4. 前記外包フィルムには、該外包フィルムを開封する開封テープが延設されており、
    前記応力発光部が前記開封テープに形成されている、
    請求項に記載の包装箱。
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