JP6267293B2 - 排水処理方法及び排水処理システム - Google Patents
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Description
有機性排水を貯留して活性汚泥を混濁させ、活性汚泥中の微生物により有機性排水の処理を行う複数の生物処理槽と、
前記生物処理槽で処理した有機性排水を活性汚泥と処理水に分離する分離槽と、
前記複数の生物処理槽の一部をバイパスして前記有機性排水を前記生物処理槽又は前記分離槽へ流入させるバイパス路と、
前記有機性排水を前記複数の生物処理槽を介して前記分離槽へ流入させる通常時流路と、
前記有機性排水の流路を前記バイパス路又は前記通常時流路に切り替える流路切替え手段と、
前記有機性排水の流路が前記流路切替え手段により前記バイパス路に切り替えられたときには前記分離槽で分離した活性汚泥を前記バイパスされた前記生物処理槽以外の生物処理槽に送る返送路と、
を備えた。
を通常状態時に比べて少なく或は停止させても良い。
また、本発明に係る排水処理方法は、
複数の生物処理槽で、有機性排水を貯留し活性汚泥を混濁させて微生物処理を行う工程と、
前記生物処理槽で処理した有機性排水を活性汚泥と処理水に分離する工程と、
前記複数の生物処理槽の一部をバイパスするバイパス路を介して前記有機性排水を前記生物処理槽又は前記分離槽へ流入させる工程と、
前記複数の生物処理槽へ通常時流路を介して前記有機性排水を前記分離槽へ流入させる工程と、
前記有機性排水の流路を前記バイパス路又は前記通常時流路に切り替える工程と、
前記有機性排水の流路が前記バイパス路に切り替えられたときには前記分離槽で分離した活性汚泥を前記バイパスされた前記生物処理槽以外の生物処理槽に送る工程と、
を行う。
物処理槽12,13は、例えば、好気槽(曝気槽、活性汚泥槽、反応槽とも言う)、嫌気槽、嫌気性濾床槽、接触曝気槽、浸漬膜活性汚泥槽(MBR)、担体活性汚泥槽(固定床、担体流動)等を1槽またはそれ以上を組み合わせたものである。
つ減湿(除湿)された空気は、オゾンを生成する原料空気(ガス)としてオゾン発生器63に供給される。また、オゾン発生器63に供給される原料空気は、例えば0.4〜0.8Mpa程度に加圧され、かつ、例えば露点温度が−40℃〜−70℃程度まで減湿処理がなされたものであっても良い。上記は、オゾン発生器63に空気原料式オゾン発生器を用いた例であるが、酸素原料式オゾン発生器を用いてもよい。
然沈殿した活性汚泥と上澄みの処理水とに分離する。なお、活性汚泥と処理水との分離は、自然沈殿に限らず、凝集剤を用いて活性汚泥を沈殿させることや、浸漬膜による固液分離など、他の手法を用いても良い。
沈殿した活性汚泥は、返送用配管43を通じポンプ44によってオゾン添加槽12に戻される。なお、活性汚泥のうちの余剰分は、分岐管45のバルブ46を開放することで、引抜汚泥として系外に排出することが可能である。
時間が必要である。長期休止中に汚泥の活性が低下することを避けるため、糖蜜等の安価な栄養分を加えることもあるが、実排水と異なる成分の栄養分を加えると、その栄養分を好む微生物の割合が、平常時の排水水質に適合した微生物の割合よりも増え、微生物叢が変化する。そのため長期休暇が終わった後に、元の微生物叢に回復するまでの期間は、栄養分を入れてない場合よりは短いが、長期間を要することがある。また、微生物の生育のためだけに栄養分を入れる事はコスト的に無駄であるとともに、多く入れると処理水質の悪化を招くため、必要最小限に留めることになり、回復期間の短縮効果も限定的である。
リーストラップ11→通常用枝配管23a→オゾン添加槽12→通常用枝配管25a→生物処理槽13→移送管32→沈殿槽14に有機性排水を流通させて、通常の処理サイクルを行う。
水1リットル当り0.0005X〜0.15X[g](X:流入する廃水における有機性流入負荷濃度(BOD[g/L]+有機性SS[g/L])とすることができる。
図5は排水処理システム10が通常の処理サイクルを実施した例(実施例1)を示す図である。図5では、排水処理システム10を模式的に示し、有機排水等の流れを矢印で示した。
。即ち、油分含有排水をグリーストラップ11で処理した後、オゾン添加槽12でオゾンを添加して生物処理し、更に生物処理槽13で生物処理し、その処理水を沈殿槽14に流入させて汚泥と処理水とを分離し、処理水は排出し汚泥はオゾン添加槽12に戻した。その結果、図6に示す水質となった。
〈比較例1〉
図7は排水処理システム10がオゾンを添加せずに油分含有排水を処理した例(比較例
1)を示す図である。
なお、グリーストラップ11入口での水質は、実施例1と同じである。この結果、生物処理槽12,13の汚泥状態が悪化し、バルキングを起こして、処理不能となった。
較例1では、図6に示されるようにオゾン添加槽12の入口でn-HEX抽出物質が300[mg/L]となっており、オゾンを停止した状態では処理が困難であった。
図8は排水処理システム10が排出元の休止期間に低負荷時の処理サイクルを実施した際の処理の流れを示す図、図9は排水処理システム10が低負荷時の処理サイクルを実施した例(実施例2)を示す図である。
の有機性排水(油分含有排水)を通常の処理サイクルで1ヶ月運転した。
有排水)を低負荷時の処理サイクルで1週間運転した。この間、オゾンの添加は、有機性排水の負荷が低いため、停止した。
バルブV2,V4,V6を閉とし、通常の処理サイクルに戻して、1日当たり10m3の
有機性排水(油分含有排水)の処理を行った。この結果、本システム10の処理能力が元に戻り、図6と同等の水質となるのに3日かかった。
図10は排水処理システム10が排出元の休止期間に通常の処理サイクルを実施した際の処理の流れを示す図、図11は休止期間に排水処理システム10が通常の処理サイクルを実施した例(比較例2)を示す図である。
、オゾンの添加は、有機性排水の負荷が低いため、停止した。
0の処理能力が元に戻り、図6と同等の水質となるのに7日かかった。
図12は排水処理システム10が排出元の休止期間に低負荷時の処理サイクルを実施した際の処理の流れを示す図、図13は排水処理システム10が低負荷時の処理サイクルを実施した例(実施例3)を示す図である。
分含有排水)を低負荷時の処理サイクルで1週間運転した。この間、オゾンの添加は、有機性排水の負荷が低いため停止した。
が元に戻り、図6と同等の水質となるのに3日かかった。
に生物処理槽13をバイパスし、低負荷時の処理サイクルを行うことで、微生物叢を維持し、復帰時間を短縮できることが分かる。
図14は従来加圧分離システムにおいて加圧浮上分離装置をバイパスして処理を行った例(比較例3)を示す図である。
排水)を流入させた。そして、加圧浮上分離装置120をバイパスして、生物処理槽130に直接流入させたところ、処理水質が悪化するとともに、生物処理槽130にオイルボールが形成され、そののち、汚泥がバルキングして処理できなくなった。
11 グリーストラップ
12 オゾン添加槽
13 生物処理槽
14 沈殿槽(分離槽)
15 曝気装置
16 オゾン供給装置
17 制御装置
Claims (6)
- 油分を含む有機性排水を貯留し、前記有機性排水中に含まれる油分を浮上させ、浮上した油分を分離する前処理部と、
前記前処理部で除去されなかった油分を含む有機性排水を貯留して活性汚泥を混濁させ、活性汚泥中の微生物により前記有機性排水の処理を行う複数の生物処理槽と、
前記生物処理槽で処理した有機性排水を活性汚泥と処理水に分離する分離槽と、
前記有機性排水を前記複数の生物処理槽を介して前記分離槽へ流入させる流路と、
前記複数の生物処理槽のうち、最も上流側の生物処理槽に前記廃水1リットル当り0.0005X〜0.15X[g]のオゾン(但し、X:流入する前記有機性排水における有機性流入負荷濃度(BOD[g/L]+有機性SS[g/L]))を含有し、前記前処理部で除去されなかった油分を分解するオゾン含有ガスを供給するオゾン供給装置と、
を備えた排水処理システム。 - 前記複数の生物処理槽を連通させて前記有機性排水を流し、上流側の生物処理槽で処理した有機性排水を下流側の生物処理槽で処理する請求項1に記載の排水処理システム。
- 前記オゾン含有ガスを供給する前記生物処理槽の容積を前記複数の生物処理槽の全容積の100分の1以上とした請求項1又は2に記載の排水処理システム。
- 前記前処理部でノルマルヘキサン抽出物質濃度を500mg/L以下にした前記有機性排水を前記生物処理槽に流入させる請求項1から3の何れか一項に記載の排水処理システム。
- 前記オゾン供給装置が、通常状態時に前記生物処理槽へ前記オゾン含有ガスを供給し、低負荷状態時に前記生物処理槽への前記オゾン含有ガスの供給を通常状態時に比べて少なく或は停止させる請求項1から4の何れか一項に記載の排水処理システム。
- 油分離槽で、油分を含む有機性排水を貯留し、前記有機性排水中に含まれる油分を浮上させ、浮上した油分を分離する工程と、
複数の生物処理槽で、前記油分離槽で除去されなかった油分を含む有機性排水を貯留し活性汚泥を混濁させて微生物処理を行う工程と、
前記生物処理槽で処理した有機性排水を活性汚泥と処理水に分離する工程と、
前記複数の生物処理槽を介して前記有機性排水を前記分離槽へ流入させる工程と、
前記複数の生物処理槽のうち、最も上流側の生物処理槽に前記廃水1リットル当り0.0005X〜0.15X[g]のオゾン(但し、X:流入する前記有機性排水における有機性流入負荷濃度(BOD[g/L]+有機性SS[g/L]))を含有し、前記油分離槽で除去されなかった油分を分解するオゾン含有ガスを供給する工程と、
を行う排水処理方法。
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