JP6261066B2 - 多軸掘削機 - Google Patents

多軸掘削機 Download PDF

Info

Publication number
JP6261066B2
JP6261066B2 JP2013161423A JP2013161423A JP6261066B2 JP 6261066 B2 JP6261066 B2 JP 6261066B2 JP 2013161423 A JP2013161423 A JP 2013161423A JP 2013161423 A JP2013161423 A JP 2013161423A JP 6261066 B2 JP6261066 B2 JP 6261066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
reader
rotating device
wire
axis rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013161423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015031056A (ja
Inventor
忍 森
忍 森
和洋 貮方
和洋 貮方
Original Assignee
成幸利根株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 成幸利根株式会社 filed Critical 成幸利根株式会社
Priority to JP2013161423A priority Critical patent/JP6261066B2/ja
Publication of JP2015031056A publication Critical patent/JP2015031056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6261066B2 publication Critical patent/JP6261066B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Description

本発明は、多軸掘削機に関するものである。
従来より、図8、図9に示すように、地面上を走行可能な走行体11と、走行体11上に載設される本体12とで主体が構成され、本体12上にリーダ13が立設されるとともにリーダ13の前面部13aに上下方向に亘ってガイドレール14が設けられ、ガイドレール14に沿って多軸回転装置2が上下動自在となる多軸掘削機1が知られている(例えば特許文献1参照)。
多軸回転装置2には、リーダ13の前面部13aに略平行となる方向に並設される複数本の掘削軸4が下方に突出するように設けられる。また、多軸回転装置2には、ガイドレール14の周囲の一部に被嵌される被ガイド部31が設けられる。多軸回転装置2は、上面部にワイヤー15の一端が接続されて、このワイヤー15により吊り下げられる。ワイヤー15の他端側は、本体12に設けられるワイヤー駆動装置17に接続され、ワイヤー15により多軸回転装置2の上下動が行なわれるものである。
この図8、図9に示す従来例においては、多軸回転装置2に、リーダ13の前面部13aに対して平行となる方向に複数本の掘削軸4が並設されている。このため、多軸掘削機1による掘削作業に必要な幅が広くなってしまうという問題があった(後述の特許文献2の[0002]〜[0005]、図7〜図9等参照)。
そこで本出願人は、特許文献2に示すように、多軸回転装置2に、リーダ13の前面部13aに対して略直交する方向に複数本の掘削軸4が並設されてなる多軸掘削機1(これを「縦打ちの多軸掘削機1」という)を開発している(図1、図2参照)。これにより、多軸掘削機1による掘削作業に必要な幅が抑えられるという効果が得られるものであった。
特開2005−307520号公報 特公平7−107262号公報
ところで、縦打ちの多軸掘削機1には、特有の現象が生じるものである。すなわち、縦打ちの多軸掘削機1(図4(a)参照)にあっては、多軸回転装置2の前後方向における長さが、縦打ちでない多軸掘削機1(図4(b)参照)の前後方向の長さよりも長くなる。このため、多軸回転装置2の上下動や突風等の外乱により、多軸回転装置2に力がかかると、多軸回転装置2に大きなモーメントMが発生して被ガイド部31にガイドレール14から離脱しようとする大きな力f(図4(a)参照)がかかり、被ガイド部31がガイドレール14から離脱してしまう惧れがあった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、ワイヤーにより吊り下げられる多軸回転装置が外乱による力を受けても、被ガイド部がガイドレールから離脱するのが抑えられる多軸掘削機を提供することを課題とするものである。
記課題を解決するために、本発明は、地面上を走行可能な走行体11と、前記走行体11上に載設される本体12と、前記本体12上に立設されるリーダ13と、前記リーダ13の周囲のうちの一方向を前方としその反対となる前記リーダに近接する方向を後方とした時の前記リーダ13の前面部13aに上下方向に亘って設けられるガイドレール14と、前記リーダ13の前記前面部13aの前側に前記ガイドレール14に沿って上下動自在に配設される多軸回転装置2と、前記多軸回転装置2に下方に突出するように設けられ、前記前面部13aに対して略直交する方向に並設される複数本の掘削軸4と、前記多軸回転装置2に設けられ、前記ガイドレール14の周囲の一部に被嵌される被ガイド部31と、前記多軸回転装置2を上方より吊り下げるワイヤー15と、前記本体12に設けられ、前記ワイヤー15を巻き取りまたは巻き戻すワイヤー駆動装置17と、前記リーダ13の上端部に設けられ、一端部が前記多軸回転装置2に接続されて上方に伸びるワイヤー15が巻き回されるプーリ16と、を備えた多軸掘削機1であって、前後方向において、前記掘削軸4を含めた前記多軸回転装置2の重心位置Gにて前記ワイヤー15が前記多軸回転装置2を吊り下げるとともに、前記プーリ16の位置Pが前記重心位置Gから後方にずれて位置することを特徴とする。
本発明にあっては、被ガイド部の上側または下側のいずれかの部分がガイドレールに押圧されて、被ガイド部がガイドレールから離脱し難くなる。
本発明の一実施形態の多軸掘削機の正面図である。 同上の実施形態の多軸掘削機の側面図である。 同上の実施形態における多軸掘削機を示し、(a)はリーダの前面部が走行方向の前方と直交する方向を向く場合の平面図であり、(b)はリーダの前面部が走行方向の前方を向く場合の平面図である。 (a)は同上の実施形態における多軸掘削機の要部の概略平面図であり、(b)は従来の一般的な多軸掘削機の要部の概略平面図である。 同上の実施形態を示し、(a)は一例における要部の側面図であり、(b)は例における要部の側面図である。 他の実施形態における要部の側面図である。 更に他の実施形態における要部の側面図である。 従来の一般的な多軸掘削機の正面図である。 従来の一般的な多軸掘削機の側面図である。
以下、本発明の一実施形態について図1乃至図5に基いて説明する。
図1、図2に示すように、多軸掘削機1は、地面上を走行自在な走行体11と、走行体11上に載設された本体12とで主体が構成される。走行体11としては、本実施形態のようにクローラを備えた既知のものが好適に利用されるが、特にクローラに限定されない。また、本実施形態では、図3に示すように、本体12は走行体11上に旋回自在に載設されているが、旋回できなくてもよい。本実施形態のように本体12が走行体11上に旋回自在に載設されたものは、従来より所謂重機等の分野においてが様々なものが既知となっていて、これらのものが適宜利用可能であり、詳細な説明は省略する。
本体12には、リーダ13が垂直(鉛直)に立設するように設けられる。なお、リーダ13は垂直に立設されることが好ましいが、厳密に垂直でなくてもよい。
リーダ13の周囲のうちの一方向を前方とした時の前面部13aに、上下方向に亘ってガイドレール14が設けられるものである。本実施形態では、図3(b)に示すように、走行体11の走行可能な両方向のうちの一方(図中の左方)を前方とし、本体12が旋回範囲の中央に位置している状態で本体12が前方を向く面を前面部13aとする。なお、本実施形態では、本体12が走行体11に対して旋回するため、図3(a)に示すように、前面部13aが前方を向かない状態でも、掘削作業が可能である。
リーダ13の前面部13aの前側には、軸回転装置(オーガ)が上下動自在に配設されるもので、本実施形態では、軸回転装置として、複数本の掘削軸4を有する多軸回転装置2が上下動自在に配設される。リーダ13は、本体12の前部に、本体12に対して回転できないように立設固定してもよいし、本体12に対して一定角度の範囲で首振り回動自在としてもよい。
多軸回転装置2は、移動体3と、掘削軸4とで主体が構成される。移動体3は、多軸回転装置2の上端部に位置するもので、機器が取り付けられる基体を備えている。基体には、ガイドレール14に上下動自在にガイドされる被ガイド部31と、外殻となるケース32が設けられている。基体は、ワイヤー15により吊り下げられており、ワイヤー15は、リーダ13の上端部や下端部に設けられたプーリを介して、基端側が、本体12に設けられたワイヤー駆動装置17の回転ドラムに巻き回されている。プーリのうち、多軸回転装置2から上方に伸びるワイヤー15が直接巻き回されるものをプーリ16として、他のプーリと区別する。
ワイヤー15は、先端部が移動体3に固定されたり、移動体3に設けられる一または複数のシーブ34に巻き回されて先端部がリーダ13に固定されるものである。本実施形態では、ワイヤー15は、図2、図5に示すように、移動体3(特に被ガイド部31)の上下方向の中間部の外面に設けられるシーブ34に巻き回され、先端部がリーダ13の上端部に固定される。そして、回転ドラムを回転させることでワイヤー15を巻き取ったり巻き戻したりして、移動体3および移動体3に取り付けられた掘削軸4(すなわち多軸回転装置2)が、リーダ13に沿って上下に移動自在となるものである。
ガイドレール14は、本実施形態では図4(a)に示すように、水平断面が略円形の棒状をしたもので、リーダ13の前面部13aの左右方向の両側にそれぞれ一本ずつ計二本設けられる。リーダ13の前面部13aの左右方向の両側からそれぞれ前側に上下方向に亘って支持片14aが突出され、この支持片14aに、ガイドレール14の対向する側の側面の後部が接続固定されている。
多軸回転装置2の基体が備える被ガイド部31は、ガイドレール14の周囲の一部に被嵌されるもので、本実施形態では、右側のガイドレール14の右側の半周部分を外方より掴む右掴み部31aと、左側のガイドレール14の左側の半周部分を外方より掴む左掴み部31bと、で構成される。右掴み部31aおよび左掴み部31bの内径は、ガイドレール14の外径よりも大きく形成されており、右掴み部31aおよび左掴み部31bの内面とガイドレール14の外面との間に、遊びとなる隙間(不図示)が形成されるものである。この遊びが形成されることにより、多軸回転装置2がガイドレール14に沿ってスムーズに上下動することが可能となる。
基体には、掘削軸4を回転駆動させるモータ等からなる駆動源(不図示)が取り付けられ、ケース32内に収容される。また、基体の下端部には、駆動源から掘削軸4に駆動力を伝達するための駆動力伝達装置33が設けられ、駆動源および駆動力伝達装置33により、掘削軸4を回転駆動させるための駆動装置(不図示)が構成される。そして、駆動力伝達装置33に、掘削軸4の上端部が接続され、駆動力伝達装置33から掘削軸4が下方に伸びる状態で取り付けられる。これにより、駆動源からの駆動力が駆動力伝達装置33を介して掘削軸4に伝達されて、掘削軸4が回転駆動される。
図1、図2、図4(a)に示すように、掘削軸4は、リーダ13の前面部13aに対して略直交する方向に複数本並設されるものである。本実施形態では三本の掘削軸4が並設されるものであるが、二本、四本、五本、六本以上の掘削軸4が並設されるものでもよい。各掘削軸4は、中空筒状をしたもので、地盤の掘削を行う先端軸41と、先端軸41と多軸回転装置2との間に介在する中継軸42と、で構成される。先端軸41は、地盤の掘削を行うもので、下端にビットが設けられる。また、先端軸41と中継軸42の外周面には、スクリューや撹拌翼等からなる攪拌手段43が設けられる。中継軸42は、先端軸41が地盤の掘削を行って降下した際、掘削深度に応じて先端軸41と多軸回転装置2との間に一本又は複数本接続されるもので、上端の中継軸42が駆動力伝達装置33に接続される。なお、このような先端軸41と中継軸42の接続方法は様々なものが既知となっており(一例として本出願人の多軸掘削機1における縦軸接続方法(特開平10−317422号)参照)、これらが適宜利用可能であって、詳細な説明は省略する。
更に、本実施形態では、掘削軸4の内部にセメントミルク搬送管が設けられるとともに、先端軸41の下端部にセメントミルク搬送管の下流端となる吐出口が設けられている。また、掘削軸4外に、セメントミルク搬送管にセメントミルクを供給するセメントミルク供給手段が設けられる。なお、本実施形態では、セメントミルク供給手段およびセメントミルク搬送管を備えているが、特にこれらを備えていなくてもよい。
本実施形態では、多軸回転装置2は複数の掘削軸4を備えており、上下方向の一箇所又は複数箇所において、複数の掘削軸4を連結バンド5により連結してある。連結バンド5は横方向に長い板状をした連結部に複数の軸受け部を横方向に一定間隔で設けたものである。各軸受け部にそれぞれの掘削軸4が回転自在に嵌挿されて、各掘削軸4が軸受け部内で回転自在となるが、各掘削軸4は軸受け部に対して上下方向に移動せず、各掘削軸4の相対位置も移動しないようになっている。
また、掘削機は制御部(不図示)を備えており、制御部により、ワイヤー駆動装置17や多軸回転装置2の駆動装置等、掘削機の装置の駆動が制御される。制御部は、マイクロコンピュータからなるCPU(Central Processing Unit)、記憶装置等の周辺機器で構成され、制御プログラムにより制御が実行されるもので、様々な既知のものが適宜利用可能であり、特に限定されない。
以上のような本実施形態の掘削機は、多軸回転装置2を下降させ、回転する複数の掘削軸4で掘削しながら地中に掘削軸4を挿入するものである。本実施形態のように、多軸掘削機1がセメントミルク供給手段およびセメントミルク搬送管を備えている場合には、先端軸41のビットにより地盤を掘削すると共に噴射口よりセメントミルクを吐出し、攪拌手段43により掘削土砂とセメントミルクとからなる固結用液状物とを攪拌混合し、地面下にソイルセメント柱を形成するものである。
ところで、一般的に、多軸回転装置2をはじめとする物体をワイヤーによる吊り下げる場合、ワイヤーの物体を吊り下げる位置は、重心とするものであり、これにより、吊り下げ位置を中心とした物体のバランスが保たれ、物体が傾かず安定するものである。この点は、ワイヤー15が多軸回転装置2を吊り下げる多軸掘削機1においても同様であるが、本発明に係る多軸掘削機1においては、特有の現象が生じるものであり、以下に図4に基づいて説明する。図4(a)に、本発明に係る多軸掘削機1、すなわち、リーダ13の前面部13aに対して略直交する方向に複数本(三本)の掘削軸4が並設されてなる多軸掘削機1(以下「縦打ちの多軸掘削機1」という)の要部の概略平面図を示す。図4(b)に、縦打ちでない通常の多軸掘削機1(図示例ではリーダ13の前面部13aに略平行に複数本(三本)の掘削軸4が並設されてなる多軸掘削機1であって、以下「横打ちの多軸掘削機1」という)の要部の概略平面図を示す。
図4(a)に示すように、縦打ちの多軸掘削機1において、リーダ13の前面部13aの前後方向(前面部13aに対して離接する方向)における、被ガイド部31から、掘削軸4を含めた多軸回転装置2の重心位置Gまでの距離をLとする。この時、図4(b)に示すように、前記縦打ちの多軸掘削機1と同じ様な横打ちの多軸掘削機1の前後方向における、被ガイド部31から掘削軸4を含めた多軸回転装置2の重心位置G´までの距離をL´とすると、距離Lは距離L´よりも長くなる。
多軸掘削機1にあっては、多軸回転装置2の上下動や、本体12の回転や、多軸掘削機1の移動や、強風や突風等の外乱による力Fが多軸回転装置2にかかる。ここでは、多軸回転装置2の上下動や本体12の回転や多軸掘削機1の移動により、多軸回転装置2の重心位置G、G´に左方向(図4中の下方向)に力Fがかかるものとする。この時、縦打ちの多軸掘削機1においては、図4(a)に示すように、左掴み部31bを中心とするモーメントM(=力F×距離L)が発生し、右掴み部31aに、ガイドレール14から離脱しようとする力f(=モーメントM/(右掴み部31aと左掴み部31bとの間の距離))がかかる。横打ちの多軸掘削機1においては、図4(b)に示すように、左掴み部31bを中心とするモーメントM´(=力F×距離L´)が発生し、右掴み部31aに、ガイドレール14から離脱しようとする力f´(=モーメントM´/(右掴み部31aと左掴み部31bとの間の距離))がかかる。上記のように、距離L>距離L´であることから、力f>力f´となり、縦打ちの多軸掘削機1の方が横打ちの多軸掘削機1よりも、右掴み部31aがガイドレール14から離脱し易くなるものである。
なお、以上の説明では、多軸回転装置2の重心位置G、G´に下方向の力Fがかかるものとしたが、多軸回転装置2の任意の前後位置に力Fがかかる場合でも、縦打ちの多軸掘削機1における多軸回転装置2の前後長さは横打ちの多軸掘削機1における多軸回転装置2の前後長さよりも長いため、被ガイド部31から力Fがかかる位置までの長さは縦打ちの多軸掘削機1の方が平均的に長く、上記説明が成立する。また、強風や突風等により力が多軸回転装置2の側面全面にかかる場合には、縦打ちの多軸掘削機1における多軸回転装置2の側面の面積が横打ちの多軸掘削機1における多軸回転装置2の側面の面積よりも大きい上、被ガイド部31からの距離も長く、モーメントMはモーメントM´よりもかなり大きくなり、縦打ちの多軸掘削機1の方が横打ちの多軸掘削機1よりも、被ガイド部31のガイドレール14からの離脱が一層し易くなる。
そこで、本発明にあっては、図5に示すように、前後方向(前面部13aに対して離接する方向)において、ワイヤー15が、掘削軸4を含めた多軸回転装置2の重心位置Gからずれた位置Hにて、多軸回転装置2を吊り下げることを特徴とするものである。
図5(a)に示す例では、ワイヤー15による吊り位置Hが、重心位置Gよりもリーダ13の前面部13aに近づく方に概ね掘削軸4の軸間距離Lだけ偏っている。これにより、多軸回転装置2の吊り位置Hよりも前面部13aから遠い部分が下方に下がろうとするモーメント(矢印参照)がかかり、被ガイド部31の下側の部分がガイドレール14に押圧されて、被ガイド部31がガイドレール14から離脱し難くなる。なお、本例では吊り位置Hの重心位置Gからの偏りが概ね軸間距離Lであるが、L/2、L/3、L/4、L/5、L/10、L/20、あるいは多軸回転装置2の前後長さによっては2Lでもよい。また、多軸回転装置2の前後長さLの1/2、1/3、1/4、1/5、1/10、1/20でもよく、適宜設定される。なお本例では、図示しないが、シーブ34は移動体3(特に被ガイド部31)の上下方向の中間部に設けられなくてもよく、例えば移動体3の上端部に設けられてもよい(図6、図7参照)。
図5(b)に示す例では、ワイヤー15による吊り位置Hが、重心位置Gよりもリーダ13の前面部13aから遠ざかる方に概ね掘削軸4の軸間距離Lだけ偏っている。これにより、多軸回転装置2の吊り位置Hよりも前面部13aに近い部分が下方に下がろうとするモーメント(矢印参照)がかかり、被ガイド部31の上側の部分がガイドレール14に押圧されて、被ガイド部31がガイドレール14から離脱し難くなる。なお、本例でも吊り位置Hの重心位置Gからの偏りは概ね軸間距離Lであるが、L/2、L/3、L/4、L/5、L/10、L/20、あるいは多軸回転装置2の前後長さによっては2Lでもよい。また吊り位置Hの重心位置Gからの偏りが、多軸回転装置2の前後長さLの1/2、1/3、1/4、1/5、1/10、1/20でもよく、適宜設定される。
次に、他の実施形態について、図6に基いて説明する。なお、本実施形態は図5に示す上記実施形態と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。
本実施形態では、前後方向において、ワイヤー15の多軸回転装置2の吊り位置Hが重心位置Gであるとともに、多軸回転装置2から上方に伸びるワイヤー15が直接巻き回されるプーリ16の位置Pが重心位置Gから後方(リーダ13に近接する方向)にずれて位置することを特徴とするものである。
本実施形態では、移動体3の上端部に複数のシーブ34がその回転中心が同一軸上に並ぶように設けられ、多軸回転装置2からのワイヤー15が巻かれるプーリ16として、複数のシーブが回転中心が同一軸上に並ぶように設けられている。ここで、プーリ16の位置Pとは、プーリ16の回転中心の位置である。また、図示しないが、ワイヤー15の先端部が移動体3に固定されてシーブが設けられない場合には、プーリ16の位置Pは、プーリ16の多軸回転装置2からのワイヤー15が巻かれる部分となる。
また本実施形態では、プーリ16の位置Pが、重心位置Gおよび吊り位置Hよりもリーダ13の前面部13aに近づく方に概ね掘削軸4の軸間距離Lだけ偏っている。これにより、被ガイド部31の上側の部分がガイドレール14に押圧されて(矢印参照)、被ガイド部31がガイドレール14から離脱し難くなる。なお、本例ではプーリ16の位置Pの重心位置Gおよび吊り位置Hからの偏りが概ね軸間距離Lであるが、L/2、L/3、L/4、L/5、L/10、L/20、あるいは多軸回転装置2の前後長さによっては2Lでもよい。また、プーリ16の位置Pの重心位置Gおよび吊り位置Hからの偏りが、多軸回転装置2の前後長さLの1/2、1/3、1/4、1/5、1/10、1/20でもよく、適宜設定される。
なお、シーブ34が設けられる上下位置は移動体3の上下方向の中間部や下端部でもよく特に限定されないものであり、またシーブ34の個数も特に限定されない。
次に、更に他の実施形態について、図7に基いて説明する。なお、本実施形態は図6に示す上記実施形態と大部分において同じであるため、同じ部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。本実施形態では、前後方向において、ワイヤー15の掘削軸4を含めた多軸回転装置2の吊り位置Hが、重心位置Gおよびプーリ16の位置Pから後方にずれて位置することを特徴とするものである。
本実施形態では、ワイヤー15による吊り位置Hが、重心位置Gよりもリーダ13の前面部13aから遠ざかる方に概ね掘削軸4の軸間距離Lだけ偏っており、且つ、プーリ16の位置Pよりもリーダ13の前面部13aから遠ざかる方に概ね掘削軸4の軸間距離Lの2倍偏っている。これにより、被ガイド部31の上側の部分がガイドレール14に押圧されて(矢印参照)、被ガイド部31がガイドレール14から離脱し難くなる。なお、本例では吊り位置Hの重心位置Gからの偏りが概ね軸間距離Lであるが、L/2、L/3、L/4、L/5、L/10、L/20、あるいは多軸回転装置2の前後長さによっては2Lでもよい。また、吊り位置Hの重心位置Gからの偏りが、多軸回転装置2の前後長さの1/2、1/3、1/4、1/5、1/10、1/20でもよく、適宜設定される。また、本例では吊り位置Hのプーリ16の位置Pからの偏りが概ね軸間距離Lの2倍であるが、L、L/2、L/3、L/4、L/5、L/10、L/20でもよい。また、吊り位置Hのプーリ16の位置Pからの偏りが、多軸回転装置2の前後長さLの1/2、1/3、1/4、1/5、1/10、1/20でもよく、適宜設定される。
1 多軸掘削機
11 走行体
12 本体
13 リーダ
13a 前面部
14 ガイドレール
14a 支持片
15 ワイヤー
16 プーリ
17 ワイヤー駆動装置
2 多軸回転装置
3 移動体
31 被ガイド部
31a 右掴み部
31b 左掴み部
32 ケース
33 駆動力伝達装置
34 シーブ
4 掘削軸
41 先端軸
42 中継軸
43 攪拌手段
5 連結バンド

Claims (1)

  1. 地面上を走行可能な走行体と、
    前記走行体上に載設される本体と、
    前記本体上に立設されるリーダと、
    前記リーダの周囲のうちの一方向を前方としその反対となる前記リーダに近接する方向を後方とした時の前記リーダの前面部に上下方向に亘って設けられるガイドレールと、
    前記リーダの前記前面部の前側に前記ガイドレールに沿って上下動自在に配設される多軸回転装置と、
    前記多軸回転装置に下方に突出するように設けられ、前記前面部に対して略直交する方向に並設される複数本の掘削軸と、
    前記多軸回転装置に設けられ、前記ガイドレールの周囲の一部に被嵌される被ガイド部と、
    前記多軸回転装置を上方より吊り下げるワイヤーと、
    前記本体に設けられ、前記ワイヤーを巻き取りまたは巻き戻すワイヤー駆動装置と、
    前記リーダの上端部に設けられ、一端部が前記多軸回転装置に接続されて上方に伸びるワイヤーが巻き回されるプーリと、
    を備えた多軸掘削機であって、
    前後方向において、前記掘削軸を含めた前記多軸回転装置の重心位置にて前記ワイヤーが前記多軸回転装置を吊り下げるとともに、前記プーリの位置が前記重心位置から後方にずれて位置することを特徴とする多軸掘削機
JP2013161423A 2013-08-02 2013-08-02 多軸掘削機 Active JP6261066B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013161423A JP6261066B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 多軸掘削機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013161423A JP6261066B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 多軸掘削機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015031056A JP2015031056A (ja) 2015-02-16
JP6261066B2 true JP6261066B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=52516617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013161423A Active JP6261066B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 多軸掘削機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6261066B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5349206Y2 (ja) * 1975-12-17 1978-11-25
WO1980001087A1 (en) * 1978-11-21 1980-05-29 Takenaka Komuten Co Earth auger
JPS5655352Y2 (ja) * 1979-09-10 1981-12-24
JPS6011956Y2 (ja) * 1980-07-15 1985-04-19 三和機材株式会社 荷重平衝式マストのバツクテンシヨナ−
JPH0754341Y2 (ja) * 1990-03-02 1995-12-18 日立造船株式会社 ゲート設備
JPH07107262B2 (ja) * 1993-06-14 1995-11-15 成幸工業株式会社 地盤への多軸挿入装置
JP2824032B2 (ja) * 1995-08-28 1998-11-11 住友建機株式会社 ブームヘッド脱着装置
JP3269785B2 (ja) * 1997-03-13 2002-04-02 日立建機株式会社 斜面掘削機と支持機と斜面掘削装置
JP2010029585A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Hochiki Corp 収納装置及び収納装置据付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015031056A (ja) 2015-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011226259A (ja) 調節範囲を決定するコンピュータユニットを有する建設機械及びその建設機械を動作させる方法
CN109208671B (zh) 用于工程机械的支架
JP6261066B2 (ja) 多軸掘削機
JP2008063867A (ja) 地盤改良装置および掘削施工方法
AU2016222677B2 (en) Hoist drum for power shovel
JP4495716B2 (ja) トレンチウォール装置
JP5670282B2 (ja) 掘削機及び掘削孔の形成方法
KR20170062288A (ko) 심발부 코어 라인형 천공장치
JP4608440B2 (ja) 掘削機のねじれ管理装置
JP4084868B2 (ja) 掘削機械を備えた掘削装置
JPH0250250B2 (ja)
JP5134649B2 (ja) 掘削軸の振れ止めの落下防止装置
JP6531504B2 (ja) 地盤掘削機
JP2005030142A (ja) 地中壁の築造工法、地中壁の築造装置および地中壁の築造装置におけるチェーン式掘削装置
JP6163458B2 (ja) 電動式作業機械
JP3291283B2 (ja) オーガ装置
JP6521810B2 (ja) マストを備えた地盤改良機
JP6295999B2 (ja) ブーム先端構造
JP2010174482A (ja) 杭打装置
CN207647457U (zh) 一种岩石切磨钻机
JP3695433B2 (ja) ワイヤー式掘削精度制御装置を備えた地盤改良処理機
JPS61266724A (ja) 杭打用穴あけ機
JP4597935B2 (ja) 杭打ち装置におけるリーダのトップ部機構
JP3275732B2 (ja) ハイドロフレーズ掘削機
JP3606800B2 (ja) 杭打機のトップシーブ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6261066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250