JP6256378B2 - 車両用自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用自動変速機の制御装置に係り、特に、ロックアップクラッチ付のトルクコンバータと変速部とを備えて構成される自動変速機の制御に関するものである。
ロックアップクラッチ付のトルクコンバータと変速部とを備えて構成される車両用自動変速機がよく知られている。特許文献1の自動変速機6もその一例である。特許文献1の自動変速機にあっては、エアコンやオルタネータなどの補機の負荷を算出し、その補機の負荷に応じてロックアップクラッチを解除する車速の閾値であるロックアップ解除車速を算出し、算出されたロックアップ解除車速に基づいてロックアップクラッチを解除することが記載されている。具体的には、補機の負荷に比例してロックアップ解除速度を高く設定することで、減速度が大きくなり過ぎることを抑制している。
特開2004−225879号公報 特開2010−169174号公報 特開平11−223263号公報
ところで、ロックアップクラッチを係合した状態での燃料カットを伴う減速走行中の減速度は、補機の負荷が大きくなるほど大きくなるが、変速部の変速比によっても変化する。すなわち、補機の負荷が同じであっても、変速部の変速比によって減速度は変化するため、減速度を好適に制御することが困難となっていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ロックアップクラッチ付のトルクコンバータと変速部とを備えて構成される車両用自動変速機において、燃料カットを伴う減速走行時における減速度を好適に制御できる制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための、第1発明の要旨とするところは、(a)ロックアップクラッチ付のトルクコンバータと変速部とを備えて構成される車両用自動変速機の制御装置において、(b)エンジンの燃料カットを伴う減速走行中に、前記ロックアップクラッチの係合制御を行う減速ロックアップ制御部を有し、(c)前記減速ロックアップ制御部は、前記エンジンの回転によって駆動される補機の負荷が閾値以上である場合に前記ロックアップクラッチの係合を解除し、(d)前記変速部の変速比が小さいほど前記閾値が大きい値に設定されること、および、車速が高いほど前記閾値が大きい値に設定されること、の少なくとも1つに基づいて前記閾値が変更されることを特徴とする。
このように、補機の負荷が閾値よりも大きい場合には、ロックアップクラッチを解放することで、補機の負荷により減速度が大きくなり過ぎることを抑制することができる。また、閾値が変速部の変速比が小さいほど大きな値に設定される場合、例えば、変速比が小さく減速度が出にくい車両状態において、閾値が大きくなることから、ロックアップクラッチが解放されにくくなり、減速度を確保しやすくなる。一方、変速比が大きく減速度が大きくなり易い車両状態では、閾値が小さくなることから、ロックアップクラッチが解放されやすくなり、減速度が大きくなり過ぎることを抑制することができる。また、車速が高いほど前記閾値が大きくなるように設定されている場合、例えば車速が高いと変速部の変速比が小さくなるために減速度が出にくい車両状態となるが、車速が高いと閾値が大きくなるため、ロックアップクラッチが解放されにくくなり、減速度を確保しやすくなる。一方、車速が低いと変速部の変速比が大きくなるために減速度が出やすくなるが、車速が低いと閾値が小さくなるため、ロックアップクラッチが解放されやすくなり、減速度が大きくなり過ぎることを抑制することができる。また、閾値が変速部の変速比および車速の両方に基づいて変更される場合であっても、閾値が同じように変更されることで、減速度を好適に制御することができる。
また、第2発明の要旨とするところは、第1発明の車両用自動変速機の制御装置において、前記変速部は、無段変速機であることを特徴とする。変速部が無段変速機であるため、変速比が連続的に変化し、前記閾値についてもその変速比の変化に応じて随時最適な値に設定される。
また、第3発明の要旨とするところは、第1発明または第2発明の車両用自動変速機の制御装置において、前記補機は、オルタネータであることを特徴とする。これより、オルタネータの負荷に基づいて、ロックアップクラッチの係合を解除するか否かを判定することができる。
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御のための制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。 図1の無段変速機の変速マップである。 アクセル開度および車速からなるロックアップクラッチの作動領域マップである。 ロックアップクラッチの解放を判断する閾値を求めるためのマップである。 図1の電子制御装置の制御作動の要部、すなわち減速走行中において発生する減速度を所定範囲に収めることができる制御作動を説明するフローチャートである。 図1の電子制御装置の制御作動による作動結果を示すタイムチャートである。 本発明のさらに他の実施例である閾値と変速比の関係を示す関係マップである。 本発明のさらに他の実施例である閾値と車速の関係を示す関係マップである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図であると共に、車両10における各種制御のための制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。図1において、車両10は、走行用の駆動力源としてのエンジン12と、駆動輪14と、エンジン12と駆動輪14との間に設けられた動力伝達装置16とを備えている。動力伝達装置16は、非回転部材としてのハウジング17内において、エンジン12に連結された流体式伝動装置としての公知のトルクコンバータ18、トルクコンバータ18に連結されたタービン軸20、タービン軸20に連結された前後進切替装置22、前後進切替装置22に連結された入力軸24、入力軸24に連結された無段変速機26、無段変速機26に連結された出力軸28、減速歯車装置30、差動歯車装置32等を備えている。このように構成された動力伝達装置16において、エンジン12の動力(特に区別しない場合にはトルクや駆動力も同義)は、トルクコンバータ18、前後進切替装置22、無段変速機26、減速歯車装置30、差動歯車装置32等を順次介して、左右の駆動輪14へ伝達される。また、トルクコンバータ18と無段変速機26とを備えて車両用自動変速機33が構成される。
トルクコンバータ18は、エンジン12に連結されたポンプ翼車18p、およびタービン軸20に連結されたタービン翼車18tを備えている。ポンプ翼車18pには、無段変速機26を変速制御したり、無段変速機26におけるベルト挟圧力を発生させたり、後述する前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1の各々の作動を切り替えたり、動力伝達装置16の各部に潤滑油を供給したりするための作動油圧をエンジン12により回転駆動されることにより発生する機械式のオイルポンプ34が連結されている。また、トルクコンバータ18には、ポンプ翼車18pとタービン翼車18tとの間を断接可能なロックアップクラッチ35が設けられている。
前後進切替装置22は、ダブルピニオン型の遊星歯車装置22p、前進用クラッチC1、および後進用ブレーキB1を備えている。遊星歯車装置22pのサンギヤ22sはタービン軸20に連結され、遊星歯車装置22pのキャリア22cは入力軸24に連結され、遊星歯車装置22pのリングギヤ22rは後進用ブレーキB1を介してハウジング17に選択的に連結されている。また、キャリア22cとサンギヤ22sとは前進用クラッチC1を介して選択的に連結される。前進用クラッチC1および後進用ブレーキB1は、公知の油圧式摩擦係合装置である。このように構成された前後進切替装置22では、前進用クラッチC1が係合されると共に後進用ブレーキB1が解放されると、前進用の動力伝達経路が成立(形成)させられる。また、後進用ブレーキB1が係合されると共に前進用クラッチC1が解放されると、後進用の動力伝達経路が成立させられる。また、前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1が共に解放されると、前後進切替装置22は動力伝達を遮断するニュートラル状態(動力伝達遮断状態)とされる。
無段変速機26は、入力軸24に設けられた有効径が可変のプライマリプーリ36と、出力軸28に設けられた有効径が可変のセカンダリプーリ38と、それら各プーリ36,38の間に巻き掛けられた伝達要素としての伝動ベルト40とを備え、それら各プーリ36,38と伝動ベルト40との間の摩擦力を介してエンジン12の動力を駆動輪14側へ伝達する。なお、無段変速機26が、本発明の変速部に対応している。
プライマリプーリ36は、入力軸24に固定された固定シーブ36aと、入力軸24に対して軸回りの相対回転不能且つ軸方向の移動可能に設けられた可動シーブ36bと、それら各シーブ36a,36bの間のV溝幅を変更するためのプライマリプーリ36におけるプライマリ推力Win(=プライマリ圧Pin×受圧面積Ain)を付与する油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ36cとを備えている。また、セカンダリプーリ38は、出力軸28に固定された固定シーブ38aと、出力軸28に対して軸回りの相対回転不能且つ軸方向の移動可能に設けられた可動シーブ38bと、それら各シーブ38a,38bの間のV溝幅を変更するためのセカンダリプーリ38におけるセカンダリ推力Wout(=セカンダリ圧Pout×受圧面積Aout)を付与する油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ38cとを備えている。プライマリ圧Pinは油圧シリンダ36cへ供給される油圧であり、セカンダリ圧Poutは油圧シリンダ38cへ供給される油圧である。各油圧Pin,Poutは、各々、可動シーブ36b,38bを固定シーブ側36a,38aへ押圧する推力Win,Woutを付与するプーリ油圧である。
無段変速機26では、車両10に備えられた油圧制御回路42によってプライマリ圧Pin及びセカンダリ圧Poutが各々調圧制御されることにより、プライマリ推力Win及びセカンダリ推力Woutが各々制御される。これにより、各プーリ36,38のV溝幅が変化して伝動ベルト40の掛かり径(有効径)が変更され、変速比(ギヤ比)γ(=入力軸回転速度Nin/出力軸回転速度Nout)が変化させられると共に、伝動ベルト40が滑りを生じないように各プーリ36,38と伝動ベルト40との間の摩擦力(すなわち挟圧力;以下ベルト挟圧力という)が制御される。つまり、プライマリ圧Pin(プライマリ推力Winも同意)及びセカンダリ圧Pout(セカンダリ推力Woutも同意)が各々制御されることで、伝動ベルト40の滑りが防止されつつ実変速比γが目標変速比γtgtとされる。
油圧制御回路42は、例えばオイルポンプ34が発生した作動油圧を元圧としてライン油圧を調圧するプライマリレギュレータバルブ、ライン油圧を元圧としてプライマリ圧Pinを調圧するプライマリ圧コントロールバルブ、ライン油圧を元圧としてセカンダリ圧Poutを調圧するセカンダリ圧コントロールバルブ、それら各バルブを各々作動させるための各制御油圧を出力する各リニアソレノイドバルブ等を備えている。
エンジン12には、スロットルアクチュエータによって開閉制御される電子スロットル弁、燃料噴射量を制御する燃料噴射装置、点火の時期を制御する点火装置などが設けられている。本実施例では、これらをまとめてエンジン出力制御装置46と定義する。また、エンジン12には、そのエンジン12の回転によって駆動される補機として機能するオルタネータ48やエアコンのコンプレッサ50が設けられている。オルタネータ48は、エンジン12の回転によって駆動される発電機である。オルタネータ48によって発電された電力は、図示しないバッテリに蓄えられる。コンプレッサ50は、エアコンユニットを構成するものであり、コンプレッサ50が駆動すると、エアコンユニット内に封入されている冷媒ガスが吸入圧縮され、高温・高圧になった冷媒ガスが図示しないコンデンサーへ吐出される。オルタネータ48およびコンプレッサ50は、何れも図示しないベルトを介してエンジン12に動力伝達可能の接続されている。また、オルタネータ48およびコンプレッサ50の駆動トルク(すなわち負荷トルク)が大きくなるほどエンジン12にかかる負荷が大きくなり、エンジンブレーキ力が大きくなる。なお、オルタネータ48やエアコンのコンプレッサ50が、本発明の補機に対応している。
車両10には、例えば無段変速機26の制御装置を含む電子制御装置60が備えられている。電子制御装置60は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。例えば、電子制御装置60は、エンジン12の出力制御、無段変速機26のベルト挟圧力制御および変速制御、ロックアップクラッチ35のロックアップ制御等を実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用、油圧制御用等に分けて構成される。
電子制御装置60には、車両10が備える各種センサ(例えばエンジン回転速度センサ62、タービン回転速度センサ64、入力軸回転速度センサ66、出力軸回転速度センサ68、アクセル開度センサ70、スロットル弁開度センサ72など)による検出信号に基づく各種実際値(例えばエンジン回転速度Ne、タービン軸20の回転速度であるタービン回転速度Nt、入力軸回転速度Nin、車速Vに対応する出力軸回転速度Nout、アクセルペダルの操作量であるアクセル開度Acc、電子スロットル弁の開き角(または開き量)であるスロットル開度θthなど)が、それぞれ供給される。
また、電子制御装置60からは、車両10に設けられた各装置(例えばエンジン12、油圧制御回路42など)に各種出力信号(例えばエンジン12の出力制御のためのエンジン出力制御指令信号Se、無段変速機26の変速に関する油圧制御のための油圧制御指令信号Scvt、ロックアップクラッチ35のロックアップ制御に関する油圧制御のための油圧制御指令信号Slup、前進用クラッチC1や後進用ブレーキB1の係合作動に関する油圧制御のための油圧制御指令信号Scltなど)が供給される。油圧制御指令信号Scvtは、例えばプライマリ圧Pin及びセカンダリ圧Poutを制御する油圧制御回路42内の各リニアソレノイドバルブを駆動するための指令信号などである。
電子制御装置60は、エンジン出力制御手段すなわちエンジン出力制御部80、無段変速機制御手段すなわち無段変速機制御部82、ロックアップ制御手段すなわちロックアップ制御部84を備えている。
エンジン出力制御部80は、例えば予め実験的に或いは設計的に求められて記憶された(すなわち予め定められた)駆動力マップに、実際のアクセル開度Accおよび車速Vを参照することで、目標駆動力Ftgtを算出する。上記駆動力マップは、アクセル開度Accおよび車速Vをパラメータとする目標駆動力Ftgtの予め定められた関係である。
エンジン出力制御部80は、目標駆動力Ftgtを実現するための目標エンジントルクTetgtを算出する。また、エンジン出力制御部80は、目標エンジントルクTetgtが得られる目標スロットル開度θthtgtを算出する。エンジン出力制御部80は、例えば予め定められたエンジントルクマップに、目標エンジントルクTetgtおよびエンジン回転速度Neを参照することで、目標スロットル開度θthtgtを算出する。上記エンジントルクマップは、エンジントルクTeとエンジン回転速度Neとスロットル開度θthとの予め定められた関係である。エンジン出力制御部80は、目標エンジントルクTetgtが得られるように、スロットル開度θthを目標スロットル開度θthtgtとするためのエンジン出力制御指令信号Seをエンジン出力制御装置46を構成するスロットルアクチュエータへ出力する。加えて、エンジン出力制御部80は、目標エンジントルクTetgtが得られるように、噴射信号や点火時期信号などのエンジン出力制御指令信号Seを、エンジン出力制御装置46を構成する燃料噴射装置や点火装置へ出力する。
無段変速機制御部82は、アクセル開度Accに基づいて無段変速機26の目標変速比γtgtを算出する。無段変速機制御部82は、例えば図2に示すような予め定められた変速マップに、実際の車速Vおよびアクセル開度Accを参照することで、目標入力軸回転速度Nintgtを算出する。無段変速機制御部82は、その目標入力軸回転速度Nintgtに基づいて目標変速比γtgt(=Nintgt/Nout)を算出する。上記変速マップは、アクセル開度Accをパラメータとした車速V(出力軸回転速度Nout)と目標入力軸回転速度Nintgtとの予め定められた関係である。上記変速マップは、例えば運転性(動力性能)と燃費性(燃費性能)とを両立させるための変速条件に相当する。
無段変速機制御部82は、例えば無段変速機26のベルト滑りが発生しないようにしつつ無段変速機26の目標変速比γtgtを達成するように、プライマリ圧Pinの目標値(以下、目標プライマリ圧Pintgtという)と、セカンダリ圧Poutの目標値(以下、目標セカンダリ圧Pouttgt)とを決定し、目標プライマリ圧Pintgtと目標セカンダリ圧Pouttgtとに各々対応する油圧制御指令信号Scvtを油圧制御回路42へ出力する。
ロックアップ制御部84は、例えば図3に示すような予め定められたアクセル開度Accおよび車速Vからなるロックアップクラッチ35の作動領域マップに、実際のアクセル開度Accおよび車速Vを参照することで、ロックアップクラッチ35の最適な作動状態を判断する。ロックアップ制御部84は、前記作動領域マップに基づいて判断された係合状態となるように、油圧制御回路42に油圧制御指令信号Slupを出力してロックアップクラッチ35の作動状態を制御する。図3の作動領域マップに示すように、低車速領域ではロックアップクラッチ35が解放(ロックアップオフ)され、中車速、高車速領域ではロックアップクラッチ35が係合される(ロックアップON)ように設定されている。このようにロックアップクラッチ35のロックアップ作動領域(係合領域)が低車速域まで設定されることで、燃費が向上する。また、アクセル開度Accが零近傍の領域では、ロックアップクラッチ35の切替を判断するロックアップ解放車速Vcriが、一層低車速側に設定されている。すなわち、ロックアップクラッチ35のロックアップ作動領域が拡大されている。
ところで、車両の走行状態が前記ロックアップ作動領域にあって、且つ、アクセルペダルの踏み込み解除された状態での減速走行中において、エンジン出力制御部80は、燃料噴射装置からの燃料供給を停止する燃料カット制御(フューエルカット制御)を実行することで燃費を向上する。
このロックアップ作動領域での燃料カット制御を伴う減速走行中(以下、単に減速走行という)において、オルタネータ48やエアコンのコンプレッサ50の負荷トルク(オルタネータ48やコンプレッサ50を駆動させるための駆動トルク)によって車両10の減速度Gは変化する。また、減速走行中の無段変速機26の変速比γによっても車両10の減速度Gが変化する。例えば、負荷トルクが大きいほど車両10の減速度Gが大きくなり、無段変速機26の変速比γが大きいほど車両の減速度Gが大きくなる。従って、走行状態によっては減速度Gが大きくなり過ぎたり、また、場合によっては所望する減速度Gを確保できない可能性もある。車両10の減速度Gは、所定の減速度範囲内に収める必要があるが、現状では減速度Gを好適に制御することが困難となっていた。
これに対して、ロックアップ制御部84は、前記減速走行中において、オルタネータ48やコンプレッサ50の負荷トルクに加えて、無段変速機26の変速比γに応じてロックアップクラッチ35の係合制御を行うことで、減速度Gを好適に制御する減速ロックアップ制御部を機能的に備えている。以下、ロックアップ作動領域において、燃料カット制御を伴う減速走行中の制御について説明する。なお、エンジン12にかかる負荷トルクは、オルタネータ48やエアコンのコンプレッサ50の負荷トルクの合算値となるが、説明を簡単にするため、以下の説明では、オルタネータ48の負荷トルク(オルタ負荷トルクTalt)について説明する。なお、前記減速走行中においては、前進用クラッチC1が係合されているものとする。
図1に戻り、アイドルオン減速判定部86(アイドルオン減速判定手段)は、車両10の走行状態がロックアップ作動領域(ロックアップオン)にあるか否か、アクセルペダルが踏み込まれない状態での減速走行である、所謂アイドルオン減速走行中であるか否か、および燃料カット実行中(燃料カット制御中)であるか否かを判定する。走行状態がロックアップ作動領域にあるか否かは、例えば現在の走行状態が、図3のロックアップクラッチ35の作動領域マップにおいてロックアップ作動領域にあるか否か、或いは、電子制御装置60から出力される油圧制御指令信号Slupに基づいて判断される。また、アイドルオン減速中であるか否かは、アクセル開度Accが零であって、車速Vが減速中であるか否かに基づいて判断される。また、燃料カット実行中か否かは、例えばアクセル開度Accが零であって、且つ、エンジン回転速度Neが予め設定されている燃料カット復帰回転速度以上であるか否か、或いは、電子制御装置60から出力される燃料カット実行フラグ等に基づいて判断される。これらが全て肯定される走行状態では、ロックアップ制御部84によるロックアップクラッチ35のロックアップオン制御が実行され、エンジン出力制御部80による燃料カット制御が実行された状態となる。
負荷トルク判定部88(負荷トルク判定手段)は、オルタネータ48のオルタ負荷トルクTaltが予め設定されている閾値α以上であるか否かを判定する。この閾値αが、減速走行中においてロックアップクラッチ35を解放するか否かの判定値となる。具体的には、オルタ負荷トルクTaltが閾値α以上である場合に、ロックアップクラッチ35の解放を判断する。オルタ負荷トルクTaltが大きくなると、エンジンブレーキ力が大きくなることから減速度Gが大きく出やすくなる。このような場合には、ロックアップクラッチ35を解放し、燃料カット制御から復帰させることで、減速度Gを所定の範囲内に収めることができる。閾値αは、予め実験的に求められ、減速走行中の減速度Gが所定の範囲を超えない値に設定される。また、オルタネータ48のオルタ負荷トルクTaltは、オルタネータ48から発電された電力が充電されるバッテリの容量(残量)や充電制御状態に基づいて設定される。負荷トルク判定部88は、オルタ負荷トルクTaltが閾値α以上と判定すると、ロックアップクラッチ35の解放を判断するロックアップ解放要求フラグをオンに切り替える。なお、オルタ負荷トルクTaltが、本発明の補機の負荷に対応している。
また、減速走行中において、無段変速制御部82による無段変速機26の変速制御が実行され、減速に伴って変速比γが増加側に変化する。従って、減速走行中は変速比γが大きくなることから、減速度Gが大きく出やすくなる。これを考慮して、本実施例では、前記閾値αが、無段変速機26の変速比γならびに車速Vに応じて変更される。図4は、閾値αを求めるマップの一例である。図4のマップは、車速Vおよび無段変速機26の変速比γの二次元マップで構成されている。図4に示すように、変速比γが小さいほど閾値αが大きな値に設定され、車速Vが高いほど閾値αが大きな値に設定されている。
変速比γが小さいほどエンジン回転速度Neが低くなるため、エンジン負荷トルクが小さくなり、減速度Gが出にくい車両状態となる。このような車両状態では、閾値αが大きな値に設定されることで、ロックアップクラッチ35が解放されにくくなり、減速度Gが確保されやすくなる。一方、変速比γが大きいほどエンジン負荷トルクが大きくなることから、減速度Gが大きく出やすくなる。このような場合な車両状態では、閾値αが小さな値に設定されることで、ロックアップクラッチ35が解放されやすくなる。従って、ロックアップクラッチ35の解放とともに、燃料カット制御が終了(燃料カット制御から復帰)することで、減速度Gが所定範囲を超えることも抑制される。
また、車速Vが高くなると無段変速機26の変速比γも小さくなり、エンジン負荷トルクが小さくなることから、減速度Gが出にくい車両状態となる。このような車両状態では、閾値αが大きな値に設定されることで、ロックアップクラッチ35が解放されにくくなり、減速度Gが確保されやすくなる。一方、車速Vが低くなると無段変速機26の変速比γも大きくなり、エンジン負荷トルクも大きくなることから、減速度Gが大きく出やすくなる。このような車両状態では、閾値αが小さな値に値に設定されることで、ロックアップクラッチ35が解放されやすくなる。従って、ロックアップクラッチ35の解放とともに、燃料カット制御が終了することで、減速度Gが所定範囲を超えることも抑制される。
ロックアップ制御部84(減速ロックアップ制御部)は、負荷トルク判定部88に基づいてオルタ負荷トルクTaltが閾値α以上になったと判定(ロックアップ解放要求フラグのオン判定)されると、ロックアップクラッチ35の解放制御を実行する。すなわち、負荷トルクTaltが閾値α以上である場合にロックアップクラッチ35の係合を解除する。また、ロックアップクラッチ35の解放に伴ってエンジン回転速度Neが低下し、予め設定されている燃料カット復帰回転速度に到達すると、燃料カット制御の実行を判断する燃料カット実行フラグがオフに切り替えられ、エンジン出力制御部80は、エンジン12の停止を防止するため、燃料カット制御を停止して燃料供給を再開し、エンジン12をアイドル回転状態に制御する。上記のように、ロックアップクラッチ35の解放を閾値αに基づいて判断することで、減速度Gを所定範囲内に収めることができる。
図5は、電子制御装置60の制御作動の要部、すなわち減速走行中において発生する減速度Gを所定範囲に収めて好適に制御できる制御作動を説明するフローチャートである。このフローチャートは、走行中において繰り返し実行される。
先ず、アイドルオン減速判定部86に対応するステップS1(以下、ステップを省略)において、ロックアップクラッチ35が係合されているか否か、アクセルペダルの踏み込みが解除された減速走行(アイドルオン走行)状態であるか否か、および燃料カット制御が実行中であるか否かが判定される。これらの判定の何れか1つでも否定されると、本ルーチンは終了させられる。これらの判定が全て肯定されるとS2に進む。
負荷トルク判定部88に対応するS2では、オルタ負荷トルクTaltが予め設定されている閾値α以上か否かが判定される。なお、閾値αは、図4に示す車速Vおよび変速比γからなる二次元マップに基づいて随時変更される。オルタ負荷トルクTaltが閾値α未満であれば、この判定が否定され本ルーチンは終了させられる。すなわち、ロックアップクラッチ35の係合が維持される。一方、オルタ負荷トルクTaltが閾値α以上であれば、この判定が肯定されてS3に進む。ロックアップ制御部84(減速ロックアップ制御部)およびエンジン出力制御部80に対応するS3では、ロックアップクラッチ35の解放が実行される。また、ロックアップクラッチ35の解放が実行されることで、エンジン回転速度Neが低下して予め設定されている燃料カット復帰回転速度に到達すると、燃料カット制御が終了し、エンジン12がアイドル回転状態に制御される。このように、オルタ負荷トルクTaltが閾値α以上になるとロックアップクラッチ35が解放されることで、減速度Gが所定範囲内で維持される。
図6は、電子制御装置60の制御作動による作動結果を示すタイムチャートである。横軸は、経過時間を示し、縦軸は、上から順番に、タービン回転速度Ntおよびエンジン回転速度Ne、ロックアップ解放要求フラグ、無段変速機26の変速比γ、車速V、ロックアップモード、オルタ負荷トルクTalt、燃料カット実行フラグ、前後G(すなわち減速度G)、バッテリ指示電圧をそれぞれ示している。
図6に示すt1時点以前は、ロックアップ解放要求フラグがオフすなわちロックアップモードがロックアップオン、燃料カット実行フラグがオンの状態で減速している。すなわち、ロックアップクラッチ35の作動領域での減速走行中において、アクセルペダルの踏み込みが解除されることによる燃料カットが実行されている。また、減速走行中はオルタネータ48による発電制御が実行され、バッテリ容量等に基づいて決定されるオルタ負荷トルクTaltが負荷される。図6では、オルタ負荷トルクTaltは時間経過とともに増加している。また、車速Vの低下とともに無段変速機26の変速比γが徐々に増加している。このようなオルタ負荷トルクTaltの増加および変速比γの増加に関連して、車両の減速度Gがt1時点までは増加傾向にある。
このt1時点以前において、図5のフローチャートで示した制御が繰り返し実行されており、オルタ負荷トルクTaltが閾値α以上か否か繰り返し判定されている。なお、閾値αは、上述したように変速比γおよび車速Vに応じて随時変更される。そして、t1時点においてオルタ負荷トルクTaltが閾値α以上と判断されると、ロックアップ解放要求フラグがオンに切り替わり、ロックアップモードがロックアップオフとなる。これより、ロックアップクラッチ35が解放される。また、ロックアップクラッチ35が解放されると、エンジン回転速度Neが予め設定されている燃料カット復帰回転速度まで低下することで、燃料カット実行フラグがオフとなり燃料供給が再開される。これより、ロックアップクラッチ35の解放によって低下したエンジン回転速度Neが、予め設定されているアイドル回転速度で制御される。
また、ロックアップクラッチ35が解放されることで、エンジン負荷トルクやオルタ負荷トルクTaltが作用しなくなるため、t1時点以降は、減速度Gが零に向かって変化している。このようにして、減速度Gが所定の範囲を超えることが抑制される。
上述のように、本実施例によれば、オルタ負荷トルクTaltが閾値αよりも大きい場合には、ロックアップクラッチ35を解放することで、オルタ負荷トルクTaltにより減速度Gが大きくなり過ぎることを抑制することができる。また、閾値αは無段変速機26の変速比γが小さいほど大きな値に設定されることで、例えば、変速比γが小さく減速度が出にくい車両状態では、閾値αが大きくなることから、ロックアップクラッチ35が解放されにくくなり、減速度Gを確保しやすくなる。一方、変速比γが大きく減速度Gが大きくなり易い車両状態では、閾値αが小さくなることから、ロックアップクラッチ35が解放されやすくなり、減速度Gが大きくなり過ぎることを抑制することができる。
また、本実施例によれば、車速Vが高いと無段変速機26の変速比γが小さくなるため、減速度Gが出にくい車両状態となる。これに対して、車速Vが高いと閾値αが大きくなるため、ロックアップクラッチ35が解放されにくくなり、減速度Gを確保しやすくなる。また、車速Vが低いと無段変速機26の変速比γが大きくなるため、減速度Gが大きく出やすくなる。これに対して、車速Vが低いと閾値αが小さくなるためロックアップクラッチ35が解放されやすくなり、減速度Gが大きくなり過ぎることを抑制することができる。
つぎに、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
述の実施例では、ロックアップクラッチ35の解放を判断するオルタ負荷トルクTaltの閾値αが、無段変速機26の変速比γおよび車速Vの両方に基づいて変更されていたが、閾値αが変速比γおよび車速Vの何れか一方に基づいて設定されていても構わない。
図7は、閾値αが変速比γに基づいて変更される場合に適用される、変速比γと閾値αの関係マップである。図7に示すように、無段変速機26の変速比γが小さいほど閾値αが大きい値に設定されている。変速比γが小さくなると、減速度Gが出にくい状態となる。このような場合において、閾値αが大きな値に設定されることで、ロックアップクラッチ35が解放されにくくなり、減速度Gを確保しやすくなる。一方、変速比γが大きくなると、減速度Gが大きく出やすくなる。このような場合において、閾値αが小さな値に設定されることでロックアップクラッチ35が解放されやすくなり、減速度Gが大きく出すぎることが抑制される。従って、この図7の関係マップに基づいて閾値αが適宜変更されることで、減速度Gが好適に制御される。
図8は、閾値αが車速Vに基づいて変更される場合に適用される、車速Vと閾値αの関係マップである。図8に示すように、車速Vが高くなるほど閾値αが大きな値に設定されている。車速Vが高くなると、無段変速機26の変速比γが小さくなることから、減速度Gが出にくくなる。このような場合において、閾値αが大きな値に設定されることで、ロックアップクラッチ35が解放されにくくなり、減速度Gを確保しやすくなる。一方、車速Vが低くなると、変速比γが大きくなることから、減速度Gが大きく出やすくなる。このような場合において、閾値αが小さな値に設定されることで、ロックアップクラッチ35が解放されやすくなり、減速度Gが大きく出すぎることが抑制される。従って、この図8の関係マップに基づいて閾値αが適宜変更されることで、減速度Gが好適に制御される。
上述のように、ロックアップクラッチ35の解放を判断する負荷トルクTaltの閾値αが、変速比γおよび車速Vの何れか一方に基づいて設定される場合であっても、前述の実施例と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、補機の負荷トルクとしてオルタネータ48のオルタ負荷トルクTaltを一例にして説明したが、エアコンのコンプレッサ50による負荷トルクについても閾値に反映させることができる。
また、前述の実施例では、閾値αが車速Vおよび無段変速機26の変速比γに基づいて決定されるが、車速Vおよび無段変速機26の変速比γの何れか一方に基づいて決定されても構わない。
また、前述の実施例では、トルクコンバータ35の後段に設けられる変速機は、ベルト式の無段変速機26であったが、本発明は、ベルト式の無段変速機に限定されず、例えばトロイダル式の無段変速機や有段式の変速機であっても適用することができる。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両
12:エンジン
18:トルクコンバータ
26:無段変速機(変速部)
33:車両用自動変速機
35:ロックアップクラッチ
48:オルタネータ(補機)
60:電子制御装置(制御装置)
84:ロックアップ制御部(減速ロックアップ制御部)
Talt:オルタ負荷トルク(補機の負荷)
V:車速
α:閾値
γ:変速比

Claims (3)

  1. ロックアップクラッチ付のトルクコンバータと変速部とを備えて構成される車両用自動変速機の制御装置において、
    エンジンの燃料カットを伴う減速走行中に、前記ロックアップクラッチの係合制御を行う減速ロックアップ制御部を有し、
    前記減速ロックアップ制御部は、前記エンジンの回転によって駆動される補機の負荷が閾値以上である場合に前記ロックアップクラッチの係合を解除し、
    前記変速部の変速比が小さいほど前記閾値が大きい値に設定されること、および、車速が高いほど前記閾値が大きい値に設定されること、の少なくとも1つに基づいて前記閾値が変更される
    ことを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
  2. 前記変速部は、無段変速機であることを特徴とする請求項1の車両用自動変速機の制御装置。
  3. 前記補機は、オルタネータであることを特徴とする請求項1または2の車両用自動変速機の制御装置。
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