JP6244697B2 - 車両用開閉体制御装置 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、速度目標値が、上限値よりも大きい値及び下限値よりも小さい値に変更されなくなる。そのため、パワー作動時における開閉体の作動速度が速くなりすぎたり、遅くなりすぎたりすることで、かえって利便性が低下することを抑制できる。
上記構成によれば、速度目標値が安定状態にある開閉体の作動速度の平均値とされるため、外乱等の影響でマニュアル作動時における開閉体の作動速度が大きく変動しても、変更後の速度目標値が外乱等の影響を受け難くなる。これにより、パワー作動時における開閉体の作動速度がユーザの望む速度からずれることを抑制できる。
上記構成によれば、操作部品に所定操作が行われた後でなければ、ユーザが開閉体を手動で開閉しても速度目標値が変更されないため、パワー作動時における開閉体の作動速度が、意図せず変更されることを抑制できる。
上記構成によれば、操作部品が車載機器を制御するためのものであるため、速度目標値の変更を許容するための専用のスイッチ等を設ける場合に比べ、部品点数が増加することを抑制できる。
図1に示すように、開閉体としてのスライドドア1は、車両前後方向に移動することにより車両ボディの一方の側面に設けられた開口部(図示略)を開閉するものである。具体的には、スライドドア1は、車両前方側(図1中、左側)に移動することにより、開口部を閉塞した閉状態とし、車両後方側(図1中、右側)に移動することにより、開口部をユーザが乗降可能な開状態とする。
図2のフローチャートに示すように、コントローラ13は、先ず切替スイッチ31が出力する切替信号Sswに基づいて、電磁クラッチ23が接続状態であるか否か、すなわちパワーモードであるか否かを判定する(ステップ101)。続いて、パワーモードである場合には(ステップ101:YES)、開閉スイッチ33が出力する開閉信号Scに基づいてユーザの開閉操作の有無を判定する(ステップ102)。そして、開閉操作が行われたと判定した場合(ステップ102:YES)には、パルス信号Spに基づいてスライドドア1が全開位置にあるか否かを判定する(ステップ103)。
図1に示すように、コントローラ13には、記憶部(メモリ)41が設けられている。記憶部41には、スライドドア1が開閉アクチュエータ12の駆動力により開閉されるパワー作動時の作動速度を規定する速度目標値としての高速目標値Va1及び低速目標値Va2が記憶されている。そして、コントローラ13は、パワー作動時のスライドドア1の作動速度を高速目標値Va1及び低速目標値Va2に基づいて制御する。
次に、パワーモード時におけるスライドドアの最高速度の変更について説明する。
コントローラ13は、スライドドア1が手動で開閉されるマニュアル作動時の作動速度に基づいて、記憶部41に記憶された高速目標値Va1を予め設定された上限値Vhiよりも小さくかつ下限値Vloよりも大きい範囲で変更可能に構成されている。なお、高速目標値Va1の初期値V0は、上限値Vhiよりも小さくかつ下限値Vloよりも大きい範囲における任意の値に設定されている。また、本実施形態の低速目標値Va2は、下限値Vlo以下の値に設定されており、変更不能な固定値とされている。
図5のフローチャートに示すように、コントローラ13は、先ず切替スイッチ31が出力する切替信号Sswに基づいて、電磁クラッチ23が遮断状態であるか否か、すなわちマニュアルモードであるか否かを判定する(ステップ201)。続いて、マニュアルモードである場合(ステップ201:YES)には、開閉スイッチ33に対する所定操作の有無を判定する(ステップ202)。そして、開閉スイッチ33を所定操作時間以上継続して長押しする所定操作が行われた場合には(ステップ202:YES)、所定待機時間内にユーザがスライドドア1を開閉させたか否かを判定する(ステップ203)。なお、コントローラ13は、ステップ203の判定を行う際に、スライドドア1の作動速度が上限値Vhi以上となった場合には、上記のように電磁クラッチ23を接続状態とすることで、その旨をユーザに報知する。
ユーザが切替スイッチ31を操作してマニュアルモードとし、開閉スイッチ33に所定操作行った後の所定待機時間内にスライドドア1を開閉させると、そのときのスライドドア1の作動速度に応じて高速目標値Va1が変更される。そのため、ユーザが力加減を強めてスライドドア1を素早く開閉させると、高速目標値Va1が大きな値に変更される。これにより、パワーモード時において、スライドドア1は、高速目標値Va1の変更した際と同様の最高速度で素早く開閉される。
(1)記憶部41に記憶された高速目標値Va1を、スライドドア1が手動で開閉されるマニュアル作動時の作動速度に基づいて変更可能としたため、パワー作動時におけるスライドドア1の最高速度を様々な速度に変更できる。つまり、ユーザが選択できるスライドドア1の作動速度の自由度が高くなるため、多種多様なユーザのニーズに対応できる。
・上記実施形態では、開閉スイッチ33を、高速目標値Va1を変更する際に所定操作を行う操作部品としたが、これに限らず、例えば切替スイッチ31を操作部品としてもよく、またウインドウレギュレータの操作スイッチ等の他の部品を操作部品としてもよい。また、所定操作時間長押しする以外の操作(例えば、複数回押す等)を所定操作としてもよい。さらに、高速目標値Va1の変更を許容するための専用のスイッチを設けてもよい。つまり、操作部品を専用のスイッチとしてもよい。
・上記実施形態では、コントローラ13は、スライドドア1を開作動させる場合と、スライドドア1を閉作動させる場合とで、スライドドア1の作動速度が同一となるように速度制御を行うこととした。しかし、これに限らず、例えば記憶部41に開作動用の高速目標値と閉作動用の高速目標値とをそれぞれ記憶し、各高速目標値を別々に変更可能にしてもよい。これにより、スライドドア1を開作動させる場合と、スライドドア1を閉作動させる場合とで、該スライドドア1の作動速度が異なる構成とすることができる。
(イ)前記開閉アクチュエータには、該開閉アクチュエータの駆動源と前記開閉体との間の駆動力伝達を断続可能な断続機構が設けられ、前記断続機構が接続状態である場合に前記開閉体がパワー作動により開閉されるパワーモードとなり、前記断続機構が遮断状態である場合に前記開閉体がマニュアル作動により開閉されるマニュアルモードとなる車両用開閉体制御装置。
Claims (8)
- 車両の開閉体を開閉させる開閉アクチュエータと、
前記開閉アクチュエータの作動を制御し、前記開閉体が前記開閉アクチュエータの駆動力により開閉されるパワー作動及び前記開閉体が手動で開閉されるマニュアル作動をユーザの切替部品に対する切替操作に基づいて切り替えるコントローラと、
前記開閉体の作動速度を検出する速度検出器とを備え、
前記コントローラは、ユーザの前記切替部品に対する切替操作に基づいて前記マニュアル作動から切り替えられた前記パワー作動時に、該コントローラの記憶部に記憶された速度目標値に基づいて該開閉体の作動速度を制御するものであり、
前記速度目標値は、前記速度検出器により検出される前記パワー作動時よりも前の前記マニュアル作動時における前記開閉体の作動速度に基づいて設定される車両用開閉体制御装置。 - 請求項1に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記速度目標値を変更可能な上限値及び下限値が設定された車両用開閉体制御装置。 - 請求項2に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記コントローラは、前記マニュアル作動時に前記速度検出器により検出される前記開閉体の作動速度が前記上限値よりも速い場合には、その旨を報知する車両用開閉体制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記速度目標値は、前記マニュアル作動時に前記速度検出器により検出される前記開閉体の作動速度のうち、前記開閉体が作動開始初期に加速した後の安定状態で検出される作動速度に基づいて変更可能である車両用開閉体制御装置。 - 請求項4に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記速度目標値は、前記安定状態で検出された作動速度の平均値に変更可能である車両用開閉体制御装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記速度目標値は、操作部品に所定操作が行われた後に限り変更される車両用開閉体制御装置。 - 請求項6に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記操作部品は、車載機器の作動を制御するためのものである車両用開閉体制御装置。 - 請求項6又は7に記載の車両用開閉体制御装置において、
前記速度目標値は、前記操作部品に所定操作が行われた後の所定待機時間内に前記開閉体が開閉されない場合には、予め設定された初期値とされる車両用開閉体制御装置。
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