JP6243193B2 - 抄紙用フェルト - Google Patents

抄紙用フェルト Download PDF

Info

Publication number
JP6243193B2
JP6243193B2 JP2013227835A JP2013227835A JP6243193B2 JP 6243193 B2 JP6243193 B2 JP 6243193B2 JP 2013227835 A JP2013227835 A JP 2013227835A JP 2013227835 A JP2013227835 A JP 2013227835A JP 6243193 B2 JP6243193 B2 JP 6243193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
weft
surface side
papermaking
base fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013227835A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015086496A (ja
Inventor
小川 勝也
勝也 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Felt Co Ltd
Original Assignee
Nippon Felt Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Felt Co Ltd filed Critical Nippon Felt Co Ltd
Priority to JP2013227835A priority Critical patent/JP6243193B2/ja
Publication of JP2015086496A publication Critical patent/JP2015086496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6243193B2 publication Critical patent/JP6243193B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Description

本発明は、製紙機のプレスパートにおいて使用される抄紙用フェルトに関する。
製紙機のプレスパートでは、基布と基布に結合されたバット繊維層とからなる抄紙用フェルト(プレスフェルト)が使用されている。抄紙用フェルトは、湿紙の表面を平滑にするために製紙面の平滑性が要求されると共に、湿紙から効率良く搾水するために高い搾水性が要求されている。これらの性質を充足するために、製紙面側の上経糸と、走行面側の下経糸と、上経糸及び下経糸の双方に織り込まれた緯糸とを有する経2重織構造に形成された基布を抄紙用フェルトに使用することがある(例えば、特許文献1)。経2重織構造は、上経糸による上層(製紙面側層)と、下経糸による下層(走行面側層)とが形成されることによって、基布内の空隙体積が大きくなり、プレス時に湿紙からより多くの水分を搾水することができる。また、経2重織構造では、下経糸に対して上経糸の直径を小さくし、本数を増やすことによって、上層を下層に対して緻密に形成することができるため、搾水性を維持しつつ、製紙面の平滑性を向上させることができる。また、上経糸が連続して緯糸の製紙面側を通過するように織り込むことによって、上経糸の直線状に延在した部分が基布の製紙面を形成し、抄紙用フェルトの製紙面が平滑になる。
特開2009−155747号公報
このような抄紙用フェルトにおいて、搾水性の向上を目的として基布の空隙率を高めるためには、経糸及び緯糸にモノフィラメントを使用することが考えられる。モノフィラメントは、撚り糸よりも径方向に潰れ難いため、高い空隙率を維持することができる。また、モノフィラメントは撚り糸等に比べて汚れが付着し難く、基布の目詰まりが抑制される。その他、太いモノフィラメントを使用すると、単位面積当たりの経糸及び緯糸の密度を減らすことができ、生産性も良くなる。
経糸及び緯糸をモノフィラメントにした場合、モノフィラメントは撚り糸等に比べて屈曲し難いため、基布の柔軟性が低下する。特に、経糸が、緯糸に比べて太く設定される場合には、一層屈曲し難くなる。そのため、緯糸が経糸の製紙面側を通過する部分では、経糸は直線状に延び、緯糸が経糸の外周に沿って屈曲しつつ延在し、製紙面側に突出してナックル部を形成することがある。この緯糸によるナックル部は、製紙にマーク(ナックルマーク)を発生させる原因になる。また、経糸が屈曲せずに直線状に延びていると、抄紙用フェルトが継続使用される内に経糸が基布内で丈方向にずれ、経糸のたるんだ部分が抄紙用フェルトの外面に突出する経糸の抜け出しが発生し易くなる虞がある。また、モノフィラメントは撚り糸等と比べてバット繊維層との絡みが悪いため、糸径が太く、糸本数が少なくなるほど、バット繊維層の脱毛が発生し易いという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、経糸及び緯糸がモノフィラメントからなる抄紙用フェルトにおいて、マークや経糸の抜け出し、バット繊維層の脱毛を抑制することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、互いに織り込まれた経糸(4)及び緯糸(5)を有する基布(2)と、前記基布にニードリングされたバット繊維層(3)とを有する抄紙用フェルト(1)であって、前記経糸は、モノフィラメントであり、2層又は3層に配置され、前記緯糸は、前記経糸の直径に対して50%以上75%以下の直径を有するモノフィラメントであり、隣り合う2本又は3本によって組を構成し、組内の前記緯糸のそれぞれは互いに平行に配置され、かつ同一の織り組織をもって前記経糸に織り込まれ、1層又は2層に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、緯糸が2本又は3本1組で同じ織り組織をもって経糸に織り込まれるため、緯糸の組が経糸の製紙面側を通過する部分である製紙面側ナックル部において、経糸が走行面側に屈曲するようになる。経糸が屈曲することによって、製紙面側ナックル部は基布内に埋没し、マークの原因になり難くなる。また、組をなす緯糸は、1本の緯糸で経糸を屈曲させる場合よりも直径を小さくすることができ、かつ製紙面側ナックル部において並んで配置されるため、基布の厚み方向における高さを小さくすることが可能になり、マークの原因になり難い。また、経糸が屈曲し、緯糸に引っ掛かることによって、経糸は基布内において経糸の延在方向に移動し難くなる。これにより、経糸の抜け出しが抑制される。また、経糸が屈曲した形態となるため、経糸は製紙面側及び走行面側に屈曲し易くなり、基布及び抄紙用フェルトの柔軟性が向上する。以上のように、本発明は、径方向に潰れ難く、空隙率を高い状態に維持することができるというモノフィラメントの利点を奏しながら、マークの発生し難さやバット繊維層との高い結合性、高い柔軟性等の性能を撚り糸と同等のレベルにすることができる。
また、上記の発明において、前記経糸は、直径が0.40mm以上0.60mm以下であることが好ましい。
この構成によれば、基布の空隙率を高くすることができる。通常、抄紙用フェルトの基布に使用される経糸は、モノフィラメントの場合0.40mm未満のものが多い。本発明では、経糸が屈曲した形態をとり、マークや柔軟性の問題が解決されるため、通常よりも太い経糸を使用して空隙率を高めることができる。
また、上記の発明において、前記経糸及び前記緯糸は、ポリアミドから形成されているとよい。
この構成によれば、空隙率を高めることができ、その空隙率を使用末期まで維持することができる。
以上の構成によれば、経糸及び緯糸がモノフィラメントからなる抄紙用フェルトにおいて、マークや経糸の抜け出し、バット繊維層の脱毛を抑制することができる。
第1実施形態に係る抄紙用フェルトの断面図(図2のI−I線に対応) 第1実施形態に係る基布の織り組織を製紙面側から見た概略図 (A)図2の3A−3A線、(B)3B−3B線、(C)3C−3C線、(D)3D−3D線、(E)3E−3E線、(F)3F−3F線に沿って見た断面図 第2実施形態に係る基布の織り組織を製紙面側から見た概略図 (A)図4の5A−5A線、(B)5B−5B線、(C)5C−5C線、(D)5D−5D線、(E)5E−5E線、(F)5F−5F線に沿って見た断面図 第3実施形態に係る基布の織り組織を製紙面側から見た概略図 (A)図6の7A−7A線、(B)7B−7B線、(C)7C−7C線、(D)7D−7D線、(E)7E−7E線、(F)7F−7F線に沿って見た断面図 第4実施形態に係る基布の織り組織を製紙面側から見た概略図 (A)図8の9A−9A線、(B)9B−9B線、(C)9C−9C線、(D)9D−9D線、(E)9E−9E線、(F)9F−9F線に沿って見た断面図 第2実施形態に係る基布の織り組織を(A)製紙面側から見た概略図、(B)走行面側から見た概略図 (A)図10の11A−11A線、(B)11B−11B線、(C)11C−11C線、(D)11D−11D線、(E)11E−11E線、(F)11F−11F線に沿って見た断面図 (A)実施例に係る基布を丈方向に沿って切断した断面の写真、(B)比較例に係る基布を丈方向に沿って切断した断面の写真 (A)実施例に係る抄紙用フェルトのマーク試験結果を示す像、(B)比較例に係る抄紙用フェルトのマーク試験結果を示す像
以下、図面を参照して、本発明の各種実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態に係る抄紙用フェルト1は、製紙機のプレスパートにおいて湿紙を運搬すると共に、湿紙の加圧脱水に使用される。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態に係るフェルト1は、基布2と、ニードリングにより基布2に積層され、一体化されたバット繊維層3とを有する。基布2は、経糸4と、緯糸5とを互いに織り合わせたものである。本実施形態では、経糸4は抄紙用フェルト1の丈方向に延在し、緯糸5は抄紙用フェルト1の幅方向に延在している。
図2及び図3に示すように、経糸4は、2層に配置され、抄紙機のロールに当接するフェルト1の走行面8側に配置されて走行面側層を形成する下経糸4A(11A、12A、13A(添え字にAを付す))と、湿紙が載るフェルト1の製紙面9側に配置されて製紙面側層を形成する上経糸4B(11B、12B、13B(添え字にBを付す))とを有している。経糸4は、幅方向において、11A、11B、12A、12B、13A、13Bの順で、下経糸4Aと上経糸4Bとが交互になるように配列されている。下経糸4Aと上経糸4Bとは、厚み方向において互いに重ならないように、幅方向にずれて配置されている。下経糸11Aと上経糸11Bとは、互いに対応して1つの列を形成し、同様に下経糸12Aと上経糸12B、下経糸13Aと上経糸13Bとはそれぞれ経糸4の列を形成する。
図1及び図2に示すように、緯糸5は、1層に配置され、丈方向において、21D、21E、22D、22E、23D、23E、24D、24E、25D、25E、26D、26Eが順に配列されている。緯糸5の互いに隣り合う2本5D、5E(例えば、21Dと21E)は組(例えば組21)をなし、互いに平行に延在し、同じ織り組織をもって各経糸4に織り込まれている。緯糸5の組をなす2本(5D、5E)は、互いに交差しないように配置されている(すなわち、一方の緯糸5Dが他方の緯糸5Eを丈方向に跨がないように、互いに沿って平行に延在している)。
緯糸5は下経糸11A〜13A及び上経糸11B〜13Bの双方に織り込まれ、基布2は経糸2重・緯糸1重の経2重織構造をなしている。
経糸4及び緯糸5は、樹脂から形成されたモノフィラメントである。経糸4及び緯糸5の材質は、例えばポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等であり、ポリアミドが特に好ましい。下経糸11A〜13A及び上経糸11B〜13Bを含む経糸4の直径は、全て同一に形成されている。緯糸5の直径は、全て同一に形成されており、経糸4の直径の50%以上75%以下である。経糸4の直径は、0.40mm以上0.60mm以下であることが好ましい。
図2に示すように、基布2の完全組織30(最小の繰り返し組織)は、6本の経糸4(3本の下経糸11A〜13A及び3本の上経糸11B〜13B)と12本の緯糸5(6組の緯糸の組21〜26)とによって形成されている。完全組織30が丈方向及び幅方向に繰り返し形成されることによって、基布2が形成される。
図2及び図3に示すように、2本の緯糸21D、21Eを含む緯糸の組21を例として説明すると、完全組織30では、緯糸の組21は、隣り合って配置された下経糸11A、上経糸11B、及び下経糸12Aの製紙面側を通過した後、その隣に隣り合って配置された上経糸12B、下経糸13A及び上経糸13Bの走行面側を通過する。このように、緯糸の組21は、下経糸4A(11A)、上経糸4B(11B)、下経糸4A(12A)の順で配置された3本の経糸4の製紙面側を連続して通過した後、上経糸4B(12B)、下経糸4A(13A)、上経糸4B(13B)の順で配置された3本の経糸4の走行面側を連続して通過する織り組織を繰り返す。
他の緯糸の組22〜26は、緯糸の組21と同様に、下経糸4A、上経糸4B、下経糸4Aの順で配置された3本の経糸4の製紙面側を連続して通過した後、上経糸4B、下経糸4A、上経糸4Bの順で配置された3本の経糸4の走行面側を連続して通過する織り組織を繰り返す。緯糸の組21に対して、緯糸の組22は織り組織が幅方向に1目ずれて配置され、緯糸の組23は織り組織が幅方向に2目ずれて配置され、緯糸の組24は同位置に配置され、緯糸の組25は織り組織が幅方向に2目ずれて配置され、緯糸の組23は織り組織が幅方向に1目ずれて配置されている。ここで、幅方向に1目とは、対応する下経糸4A及び上経糸4Bによって形成される経糸4の列の1列分、すなわち経糸4の2本分を意味する。また、各緯糸の組22〜26が緯糸の組に対して幅方向にずれる方向は、図2及び図3における紙面右側とする。
図1に示すように、緯糸の組22、26が下経糸11Aの走行面側を通過する箇所である走行面側ナックル部33では、下経糸11Aは緯糸の組22、26から荷重を受け、製紙面側に屈曲している。また、緯糸の組21、24が上経糸11Bの製紙面側を通過する箇所である製紙面側ナックル部34では、上経糸11Bは緯糸の組21、24から荷重を受け、走行面側に屈曲している。同様に、他の緯糸の組21〜26が下経糸11A〜13Aの走行面側を通過する箇所(走行面側ナックル部33)では、下経糸11A〜13Bは製紙面側に屈曲し、他の緯糸の組21〜26が上経糸11B〜13Bの製紙面側を通過する箇所(製紙面側ナックル部34)では、上経糸11B〜13Bは走行面側に屈曲している。
下経糸11A〜13Aが屈曲することによって、下経糸11A〜13Aの最も走行面側に位置する部分からの各緯糸5の最も走行面側に位置する部分(走行面側ナックル部33)の走行面側への突出量は小さくなる。本実施形態では、下経糸11A〜13Aの最も走行面側に位置する部分と、各緯糸5の最も走行面側に位置する部分(走行面側ナックル部33)とは、厚み方向において略同一の位置に配置されている。同様に、上経糸11B〜13Bが屈曲することによって、上経糸11B〜13Bの最も製紙面側に位置する部分からの各緯糸5の最も製紙面側に位置する部分(製紙面側ナックル部34)の製紙面側への突出量は小さくなる。本実施形態では、上経糸11B〜13Bの最も製紙面側に位置する部分と、各緯糸5の最も製紙面側に位置する部分(製紙面側ナックル部34)とは、厚み方向において略同一の位置に配置されている。すなわち、上経糸4Bは、製紙面側ナックル部34において、緯糸5の直径と概ね等しい長さ分だけ、走行面側に屈曲している。これにより、製紙面側ナックル部34における緯糸5は、基布2内に埋没している。同様に、下経糸4Aは、走行面側ナックル部33において、緯糸5の直径と概ね等しい長さ分だけ、製紙面側に屈曲している。これにより、走行面側ナックル部33における緯糸5は、基布2内に埋没している。経糸4の変形は弾性変形と共に塑性変形が含まれ、緯糸5による荷重が取り除かれても経糸4は屈曲した形態を一部維持する。このような経糸4の塑性変形による屈曲は、製織時に概ね形成される。また、後述する熱セットが行われる場合には、熱によって経糸4の弾性変形の一部が塑性変形に移行し、屈曲した形状が一層維持されるようになる。
また、組をなす2本の緯糸5は、屈曲した経糸4の復元力によって、丈方向において互いに近接する方向に荷重を受け、互いに密着した状態となる。これにより、緯糸の組21〜26は、2本の緯糸5D、5Eが接触を維持しつつ平行に延びた状態となる。
以上のように形成された基布2は、丈方向において無端状、又は有端状に形成される。基布2が丈方向において有端状に形成された場合には、後に巻回積層することによって環状にしてもよい。或いは、基布2の両端部を接合することによって環状に形成してもよい。例えば、基布2の丈方向における両端部に、経糸4を折り返すことによってループ部を形成し、両端部のループ部を互いに整合させ、整合されたループ部の内側に接合用芯線を挿入することによって基布2の両端部を接合してもよい。この基布2の丈方向における両端部の接合は、抄紙用フェルト1が製紙機に掛け入れられた後に行われてもよい。
バット繊維層3は、繊維集合体であり、その材質にはポリアミド(ナイロン)、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等が適用される。バット繊維層3には、芯部と、芯部を被覆する鞘部とからなる芯鞘複合型繊維を適用してもよい。バット繊維層3に、鞘部が低融点の芯鞘複合型繊維を適用することで、熱セットによってバット繊維層3同士の結合やバット繊維層3と基布2との結合を高めることができる。バット繊維層3は、ニードリングによって基布2の製紙面側及び走行面側に一体的に結合される。
以上のように形成された抄紙用フェルト1の基布2は、経糸4及び緯糸5にモノフィラメントを使用しながら、表面の平滑性を高めることができる。基布2では、各緯糸5の直径が経糸4の直径の50%以上75%以下であり、かつ緯糸5を2本1組として同一の織り組織をもって経糸4に織り込まれているため、緯糸5が経糸4を屈曲させる荷重を各経糸4に与えることができ、走行面側ナックル部33では下経糸11A〜13Aが製紙面側に屈曲し、製紙面側ナックル部34では上経糸11B〜13Bが走行面側に屈曲する。これにより、走行面側ナックル部33における緯糸5は、下経糸11A〜13Aの最も走行面側に位置する部分からの走行面側への突出量が小さくなり、製紙面側ナックル部34における緯糸5は、上経糸11B〜13Bの最も製紙面側に位置する部分からの製紙面側への突出量が小さくなる。これにより、製紙面側ナックル部34に起因した製紙へのマークの発生が抑制される。
基布2では、緯糸5を2本1組として同じ織り組織をもって経糸4に織り込んだため、それぞれの緯糸5の直径を経糸4の直径に対して小さくしながら、経糸4を屈曲させることができる。緯糸5の直径が小さくなると、緯糸5によって形成される製紙面側ナックル部34の高さ(厚み方向における経糸4からの突出量)を小さくすることができ、基布2の表面を一層平滑にすることができる。また、製紙面側ナックル部34では、互いに密着した2本の緯糸5が丈方向に並ぶため、製紙面側ナックル部34の丈方向における幅が広くなり、製紙面側ナックル部34の形状が鈍らされ、基布2の表面が一層平滑になる。仮に、緯糸5を組にせず、1本毎に経糸4に織り込む場合、各ナックル部33、34において経糸4を屈曲させるためには緯糸5の直径を2本の場合よりも大きくする必要が生じ、製紙面側ナックル部34が一層高くなる。
緯糸5が2本1組となり、組をなす緯糸5同士が互いに密着して延在するため、基布2とバット繊維層3との結合性が向上する。ニードリングによって埋め込まれるバット繊維層3は、組をなして互いに密着する2本の緯糸5間に挟持されることによって、基布2に保持され易くなる。
屈曲した経糸4は、屈曲部において緯糸5と引っ掛かることによって、基布2内において丈方向への移動が抑制される。これにより、経糸4の基布2からの抜け出しが抑制される。また、経糸4は、屈曲しているため、製紙面側及び走行面側に屈曲し易い。そのため、抄紙用フェルト1は柔軟性が向上し、製紙機のロール表面への追従性が向上し、走行安定性が向上する。また、抄紙用フェルト1は、製紙機において走行する際の振動を減衰し易くなり、走行安定性が向上する。
経糸4及び緯糸5が上記した樹脂から形成されたモノフィラメントである場合、緯糸5の直径が、経糸4の直径に対して50%以上75%以下の範囲のときに、経糸4が屈曲され、基布2の表面の平滑性が向上する。仮に、緯糸5の直径が、経糸4の直径に対して、50%より小さくなると緯糸5が経糸4を屈曲させ難くなり、最も製紙面側に配置された経糸4からの製紙面側ナックル部34の突出量が大きくなり、基布2の表面の平滑性が低下する。一方、緯糸5の直径が、経糸4の直径に対して、75%より大きくなると、経糸4を屈曲させることができるものの、緯糸5自身の太さによって製紙面側ナックル部34の高さが大きくなり、基布2の表面の平滑性が低下する。
以下、上記した第1実施形態に係る基布2の完全組織30の代替例を第2〜第5実施形態に係る基布100、200、300、400として示す。第2〜第5実施形態における経糸4及び緯糸5の材質、直径は、第1実施形態における経糸4及び緯糸5と同様である。
(第2実施形態)
図4及び図5に示すように、第2実施形態に係る基布100の完全組織101は、8本の経糸4(4本の下経糸111A〜114A(4A)及び4本の上経糸111B〜114B(4B))と8本の緯糸5(4組の緯糸の組121〜124)とによって形成されている。4本の下経糸111A〜114Aは走行面側層を形成し、4本の上経糸111B〜114Bは製紙面側層を形成し、下経糸111A〜114A及び上経糸111B〜114Bは互いに重なる位置に配置されている。このように、基布100は、経糸2重・緯糸1重の経2重織構造の織り組織を有する。経糸4の符号は、幅方向において同一列(位置)に配置されたものに同一の数値(例えば111)を付し、走行面側層のものにAの添え字、製紙面側層のものにBの添え字を付す(図5参照)。完全組織101が丈方向及び幅方向に繰り返し形成されることによって、基布100が形成される。
2本の緯糸121D、121Eを含む緯糸の組121は、上経糸111Bの製紙面側を通過した後、上経糸112B及び下経糸112Aの間を通過し、下経糸113Aの走行面側を通過し、上経糸114B及び下経糸114Aの間を通過する織り組織を繰り返す。すなわち、緯糸の組121は、任意の上経糸4Bの製紙面側を通過した後、その次(隣)の列の上経糸4B及び下経糸4Aの間を通過し、その次の列の下経糸4Aの走行面側を通過し、その次の列の上経糸4B及び下経糸4Aの間を通過する織り組織を繰り返す。他の緯糸の組122〜124も同様の織り組織を繰り返す。緯糸の組121に対して、緯糸の組122は織り組織が幅方向に2目ずれて配置され、緯糸の組123は織り組織が幅方向に1目ずれて配置され、緯糸の組124は織り組織が幅方向に3目ずれて配置されている。
(第3実施形態)
図6及び図7に示すように、第3実施形態に係る基布200の完全組織201は、12本の経糸4(6本の下経糸211A〜216A(4A)及び6本の上経糸211B〜216B(4B))と12本の緯糸5(6組の緯糸の組221〜226)とによって形成されている。6本の下経糸211A〜216Aは走行面側層を形成し、6本の上経糸211B〜216Bは製紙面側層を形成し、下経糸211A〜216A及び上経糸211B〜216Bは互いに重なる位置に配置されている。このように、基布200は、経糸2重・緯糸1重の経2重織構造の織り組織を有する。完全組織201が丈方向及び幅方向に繰り返し形成されることによって、基布200が形成される。
2本の緯糸221D、221Eを含む緯糸の組221は、上経糸211Bの製紙面側を通過した後、上経糸212B及び下経糸212Aの間と、上経糸213B及び下経糸213Aの間とを通過し、下経糸214Aの走行面側を通過し、上経糸215B及び下経糸215Aの間と上経糸216B及び下経糸216Aの間とを通過する織り組織を繰り返す。すなわち、緯糸の組221は、任意の上経糸4Bの製紙面側を通過した後、その次(隣)の2つの列の上経糸4B及び下経糸4Aの間を通過し、その次の列の下経糸4Aの走行面側を通過し、その次の列の2つの列の上経糸4B及び下経糸4Aの間を通過する織り組織を繰り返す。他の緯糸の組222〜226も同様の織り組織を繰り返す。緯糸の組221に対して、緯糸の組222は織り組織が幅方向に2目ずれて配置され、緯糸の組223は織り組織が幅方向に4目ずれて配置され、緯糸の組224は織り組織が幅方向に1目ずれて配置され、緯糸の組225は織り組織が幅方向に5目ずれて配置され、緯糸の組226は織り組織が幅方向に3目ずれて配置されている。
(第4実施形態)
図8及び図9に示すように、第4実施形態に係る基布300の完全組織301は、18本の経糸4(6本の下経糸311A〜316A(4A)、6本の上経糸311B〜316B(4B)、6本の中経糸311C〜316C(4C))と12本の緯糸5(6組の緯糸の組321〜326)とによって形成されている。6本の下経糸311A〜316Aは走行面側層を形成し、6本の上経糸311B〜316Bは製紙面側層を形成し、6本の中経糸311C〜316Cは走行面側層と製紙面側層との間に中間層を形成し、下経糸311A〜316A、上経糸311B〜316B、及び中経糸311C〜316Cは互いに重なる位置に配置されている。経糸4の符号は、幅方向において同一列(位置)に配置されたものに同一の数値(例えば311)を付し、走行面側層のものにAの添え字、製紙面側層のものにBの添え字、中間層のものにCの添え字を付す(図9参照)。このように、基布300は、経糸3重・緯糸1重の経3重織構造の織り組織を有する。完全組織301が丈方向及び幅方向に繰り返し形成されることによって、基布300が形成される。
2本の緯糸321D、321Eを含む緯糸の組321は、上経糸311Bの製紙面側を通過した後、上経糸312B及び中経糸312Cの間と、中経糸313C及び下経糸313Aの間とを通過し、下経糸314Aの走行面側を通過し、中経糸315C及び下経糸315Aの間と、上経糸316B及び中経糸316Cの間とを通過する織り組織を繰り返す。すなわち、緯糸の組321は、任意の上経糸4Bの製紙面側を通過した後、その次(隣)の列の上経糸4B及び中経糸4Cの間を通過し、その次の列の中経糸4C及び下経糸4Aの間を通過し、その次の列の下経糸4Aの走行面側を通過し、その次の列の中経糸4C及び下経糸4Aの間を通過し、その次の列の上経糸4B及び中経糸4Cの間を通過する織り組織を繰り返す。他の緯糸の組322〜326も同様の織り組織を繰り返す。緯糸の組321に対して、緯糸の組322は織り組織が幅方向に2目ずれて配置され、緯糸の組323は織り組織が幅方向に4目ずれて配置され、緯糸の組324は織り組織が幅方向に1目ずれて配置され、緯糸の組325は織り組織が幅方向に5目ずれて配置され、緯糸の組326は織り組織が幅方向に3目ずれて配置されている。
(第5実施形態)
図10及び図11に示すように、第5実施形態に係る基布400の完全組織401は、12本の経糸4(4本の下経糸411A〜414A(4A)、4本の上経糸411B〜414B(4B)、4本の中経糸411C〜414C(4C))と16本の緯糸5(4組の上緯糸の組421〜424と4組の下緯糸の組431〜434)とによって形成されている。4本の下経糸411A〜414Aは走行面側層を形成し、4本の上経糸411B〜414Bは製紙面側層を形成し、4本の中経糸411C〜414Cは走行面側層と製紙面側層との間に中間層を形成し、下経糸411A〜414A、上経糸411B〜414B、及び中経糸411C〜414Cは互いに重なる位置に配置されている。
上緯糸の組421〜424は、それぞれ2本の緯糸5を含み、上経糸4B及び中経糸4Cに織り込まれている。下緯糸の組431〜434は、それぞれ2本の緯糸5を含み、下経糸4A及び中経糸4Cに織り込まれている。上緯糸の組421〜424及び下緯糸の組431〜434を構成する各緯糸5は、材質及び直径が同一に設定されている。上緯糸の組421〜424と下緯糸の組431〜434とは互いに対をなし、対をなすもの同士は互いに相似形の織り組織を有する。対をなす上緯糸の組421〜424と下緯糸の組431〜434とは丈方向において同一位置に配置されている。
基布400は、経糸3重・緯糸2重の経3緯2重織構造の織り組織を有する。完全組織401が丈方向及び幅方向に繰り返し形成されることによって、基布400が形成される。
2本の上緯糸421D、421Eを含む上緯糸の組421は、上経糸411Bの製紙面側を通過した後、上経糸412B及び中経糸412Cの間を通過し、中経糸413C及び下経糸413Aの間を通過し、上経糸414B及び中経糸414Cの間を通過する織り組織を繰り返す。すなわち、上緯糸の組421は、任意の上経糸4Bの製紙面側を通過した後、その次(隣)の列の上経糸4B及び中経糸4Cの間を通過し、その次の列の中経糸4C及び下経糸4Aの間を通過し、その次の列の上経糸4B及び中経糸4Cの間を通過する織り組織を繰り返す。他の上緯糸の組422〜424も同様の織り組織を繰り返す。
下緯糸の組431〜434は、上緯糸の組421〜424に対応して配置され、それぞれ2本の下緯糸(例えば431D、431E)を含む。上緯糸の組421に対応する下緯糸の組431は、上経糸411B及び中経糸411Cの間を通過した後、中経糸412C及び下経糸412Aの間を通過し、下経糸413Aの走行面側を通過し、中経糸414C及び下経糸414Aの間を通過する織り組織を繰り返す。すなわち、下緯糸の組431は、任意の下経糸4Aの走行面側を通過した後、その次(隣)の列の中経糸4C及び下経糸4Aの間を通過し、その次の列の上経糸4B及び中経糸4Cの間を通過し、その次の列の中経糸4C及び下経糸4Aの間を通過する織り組織を繰り返す。他の下緯糸の組432〜434も同様の織り組織を繰り返す。
上緯糸の組421と下緯糸の組431は互いに対応し、上緯糸の組422と下緯糸の組432は互いに対応し、上緯糸の組423と下緯糸の組433は互いに対応し、上緯糸の組424と下緯糸の組434は互いに対応する。互いに対応する上緯糸の組421〜424と下緯糸の組431〜434では、上緯糸の組421〜424が上経糸4Bの製紙面側を通過する列において、下緯糸の組431〜434が上経糸4Bと中経糸4Cとの間を通過する。すなわち、互いに対応する上緯糸の組421〜424と下緯糸の組431〜434とは、厚み方向に経糸4が1本分だけずれて配置されている。
上緯糸の組421に対して、上緯糸の組422は織り組織が幅方向に2目ずれて配置され、上緯糸の組423は織り組織が幅方向に1目ずれて配置され、緯糸の組424は織り組織が幅方向に3目ずれて配置されている。
上記した第2実施形態に係る基布100及び、基布100を含む抄紙用フェルト1を作成し、評価を行った。経糸4は、ポリアミドのモノフィラメントであり、直径を0.50mmとした。緯糸5は、ポリアミドのモノフィラメントであり、直径を0.35mmとした。経糸4の密度は40本/インチ(幅方向)とし、緯糸5の密度は60本/インチ(丈方向)とした。バット繊維層3は、ポリアミド系の樹脂からなる20dtexの繊維を、製紙面側に600g/m、走行面側に200g/mでニードリングして形成した。このように形成した基布2及び抄紙用フェルト1を実施例とする。
比較例として、実施例のうちで、組をなす2本の緯糸5を同じ織り組織にせず、組をなす2本の緯糸が厚み方向において対称形となるように配置したものを作成した。比較例の他の条件は、実施例1と同じである。
以上のように形成した実施例及び比較例に係る基布の断面を観察した。図12は、(A)実施例に係る基布を丈方向に沿って切断した断面の写真、(B)比較例に係る基布を丈方向に沿って切断した断面の写真である。図12において、丈方向(紙面左右方向)に延在する糸が経糸4であり、幅方向(紙面奥側―手前側の方向)に延在し、横断面が露呈した糸が緯糸5である。図12に示すように、実施例では、製紙面側ナックル部34及び走行面側ナックル部33において経糸4が屈曲していることが確認された。一方、比較例では、製紙面側ナックル部34及び走行面側ナックル部33においても、経糸4は屈曲せず、概ね直線状に延びていることが確認された。また、実施例では、上経糸4Bが屈曲することによって上経糸4Bの最も製紙面側に位置する部分と、製紙面側ナックル部34における緯糸5の最も製紙面側に位置する部分とが厚み方向において略同位置にあることが確認された。
実施例及び比較例に係る抄紙用フェルトのマーク試験を行った。マーク試験は、圧力の大きさに応じて発色濃度が変化する圧力測定フィルム(富士フイルムのプレスケール)を使用し、この圧力測定フィルムを各サンプルの抄紙用フェルト1の製紙面9に重ねてプレスロールにより加圧し、各サンプルのフェルト製紙面の凹凸に応じた像を圧力測定フィルム上に形成することによって行った。
図13は、(A)実施例に係る抄紙用フェルトのマーク試験結果を示す像、(B)比較例に係る抄紙用フェルトのマーク試験結果を示す像である。図13の各像から明らかなように、実施例は、比較例に比べて、凹凸状の模様(点状マーク)の輪郭が鈍っていることが確認される。これは、実施例における基布2の平滑性が比較例よりも高く、製紙に転写されるマークが低減されることを表している。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。各実施形態で示した完全組織は例であり、他の様々な織り組織を適用することができる。また、上記の実施形態では、2本の緯糸5を1組とし、同じ織り組織をもって経糸4に織り込む構成としたが、他の実施形態では3本の緯糸5を1組とし、同じ織り組織をもって経糸4に織り込む構成としてもよい。また、緯糸5は、2本の組と3本の組とが混在するように配置してもよい。例えば、2本の緯糸5の組と3本の緯糸5の組とが、丈方向において規則性をもって現れるように配列されてもよい。
1…抄紙用フェルト、2,100,200,300,400…基布、3…バット繊維層、4…経糸、4A…下経糸、4B…上経糸、4C…中経糸、5(5D,5E)…緯糸、8…走行面、9…製紙面、11A,12A,13A…下経糸、11B,12B,13B…上経糸、21D〜26D,21E〜26E…緯糸、21〜26…緯糸の組、30,101,201,301,401…完全組織、33…走行面側ナックル部、34…製紙面側ナックル部、111A〜114A…下経糸、111B〜114B…上経糸、121D〜124D,121E〜124E…緯糸、121〜124…緯糸の組、211A〜216A…下経糸、211B〜216B…上経糸、221D〜226D,221E〜226E…緯糸、221〜226…緯糸の組、311A〜316A…下経糸、311B〜316B…上経糸、311C〜316C…中経糸、321D〜326D,321E〜326E…緯糸、321〜326…緯糸の組、411A〜414A…下経糸、411B〜414B…上経糸、411C〜414C…中経糸、421D〜424D,421E〜424E…上緯糸、421〜424…上緯糸の組、431D〜434D,431E〜434E…下緯糸、431〜434…下緯糸の組

Claims (3)

  1. 互いに織り込まれた経糸及び緯糸を有する基布と、前記基布にニードリングされたバット繊維層とを有する抄紙用フェルトであって、
    前記経糸は、モノフィラメントであり、2層又は3層に配置され、
    前記緯糸は、前記経糸の直径に対して50%以上75%以下の直径を有するモノフィラメントであり、隣接する2本又は3本によって組を構成し、組内の前記緯糸のそれぞれは互いに平行に配置され、かつ同一の織り組織をもって前記経糸に織り込まれ、1層又は2層に配置されていることを特徴とする抄紙用フェルト。
  2. 前記経糸は、直径が0.40mm以上0.60mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の抄紙用フェルト。
  3. 前記経糸及び前記緯糸は、ポリアミドから形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の抄紙用フェルト。
JP2013227835A 2013-11-01 2013-11-01 抄紙用フェルト Active JP6243193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013227835A JP6243193B2 (ja) 2013-11-01 2013-11-01 抄紙用フェルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013227835A JP6243193B2 (ja) 2013-11-01 2013-11-01 抄紙用フェルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015086496A JP2015086496A (ja) 2015-05-07
JP6243193B2 true JP6243193B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=53049605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013227835A Active JP6243193B2 (ja) 2013-11-01 2013-11-01 抄紙用フェルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6243193B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7015746B2 (ja) * 2018-07-20 2022-02-03 日本フエルト株式会社 工業用織物

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS489198Y1 (ja) * 1969-12-08 1973-03-10
DE3801051A1 (de) * 1988-01-15 1989-07-27 Wangner Gmbh Co Kg Hermann Doppellagige bespannung fuer den blattbildungsbereich einer papiermaschine
JP2578751Y2 (ja) * 1991-12-24 1998-08-13 日本フエルト株式会社 無端状に接合する抄紙用ニードルフェルトの基布
US5799708A (en) * 1996-10-11 1998-09-01 Albany International Corp. Papermaker's fabric having paired identical machine-direction yarns weaving as one
JP3793408B2 (ja) * 2000-09-26 2006-07-05 日本フイルコン株式会社 パルプマシン用プレスファブリック
JP4673505B2 (ja) * 2001-01-11 2011-04-20 東レ株式会社 ポリアミドモノフィラメントおよびその用途
JP2003041496A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Chuetsu Tec Kk ベルト用メッシュ織物
US7219701B2 (en) * 2005-09-27 2007-05-22 Weavexx Corporation Papermaker's forming fabric with machine direction stitching yarns that form machine side knuckles
JP5745917B2 (ja) * 2011-04-20 2015-07-08 日本フエルト株式会社 製紙用フェルト

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015086496A (ja) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4500827B2 (ja) 製紙業者用三層地合構成織物及び紙の製造方法
JP5148262B2 (ja) 製紙用フェルト
US8815055B2 (en) Press felt for papermaking
JP4439977B2 (ja) 工業用2層織物
JP6243193B2 (ja) 抄紙用フェルト
JP6192945B2 (ja) 抄紙用プレスフェルト
JP5253960B2 (ja) 製紙用フェルト
JP6890433B2 (ja) 製紙用フェルト基布及びその製造方法
CA3016404A1 (en) Two-layer fabric for unwoven fabric
JP4584397B2 (ja) 製紙用2層織物
JP2004052188A (ja) 工業用多層織物
JP7365214B2 (ja) 製紙用シームフェルト
JP7293099B2 (ja) 製紙用シームフェルト
JP2012082533A (ja) 製紙用プレスフェルト
JP7015746B2 (ja) 工業用織物
JP2010150678A (ja) 製紙用フェルト及びその製造方法
JP6433229B2 (ja) 製紙用シームフェルト及びその製造方法
JP4584398B2 (ja) 製紙用2層織物
JP6475063B2 (ja) 製紙用シームフェルト
CN113174772A (zh) 一种造纸毛毯、造纸毛毯的制备方法和造纸机设备
JP2008297637A (ja) 製紙用シーム付きフェルト
JP2010031395A (ja) 製紙用シームフェルト及びその製造方法
JP2013253350A (ja) 抄紙用シームフェルト
JP2018035472A (ja) 製紙用シームフェルト及びその製造方法
JP2004149986A (ja) 製紙用多重織シーム付きフェルト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6243193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250