JP6229428B2 - スケジュール表示制御プログラム、方法、及び装置 - Google Patents

スケジュール表示制御プログラム、方法、及び装置

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本発明は、投薬スケジュールの表示制御に関する。
医療機関において、医師によって指示された入院患者の処方内容及びスケジュールを示す経過表を医療従事者の端末に表示させて、医療従事者が医師の指示した内容を確認できるようにしたシステムが導入されている。
例えば、診療情報に係る診療日付を横軸に並べて表示し、個々の診療情報についてその実施の有無を日付に対応させて表示すること等が知られている。
特開2004−164196号公報
上記従来の入院患者の診療計画では、医師が発行した投薬等の予定を確認できるようにしたものであり、診療計画の途中で、医師により投薬の中止等の指示があった場合、その指示の有無や中止のタイミングを、端末に表示された診療計画からでは知ることができない。
例えば、医師の初期の指示は「今日から7日分、朝夕食事後に服用する第1の薬と、昼夕食後に服用する第2の薬」の2レシピ(2種類の用法)であった処方が、その後に、医師により、「2日目の朝食後の服用迄で第2の薬の服用を中止する」と指示される場合がある。上記従来の入院患者の診療計画では、このような、日の途中で服用が中止になった処方を確認することができない。
1つの側面では、本発明は、投薬スケジュールにおいて、医師の処方変更を見易く表示することである。
本実施例の一態様によれば、第1の投与タイミングで投与される複数の薬についての第1の処方指示と、第2の投与タイミングで投与される1又は複数の薬についての第2の処方指示とを受け付け、該第1の処方指示についての処方スケジュールと、該第2の処方指示についての処方スケジュールとを隣接する行又は列に配置した表示を行い、前記第1の処方指示において投与対象とされる前記複数の薬のうち一部の薬を投与しないようにする変更により第3の処方指示がなされる場合に、前記第1の処方指示についての処方スケジュールと、前記第2の処方指示についての処方スケジュールとの間に前記第3の処方指示についての処方スケジュールを配置して表示する制御を行う、処理をコンピュータに実行させることを特徴とするスケジュール表示制御プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するための手段として、スケジュール表示制御方法、スケジュール表示制御装置、及び上記スケジュール表示制御プログラムを記憶した記憶媒体とすることもできる。
本実施例の一態様によれば、投薬スケジュールにおいて、医師の処方変更を見易く表示できる。
本実施例におけるシステム構成例を示す図である。 コンピュータ装置のハードウェア構成を示す図である。 サーバの機能構成例を示す図である。 看護師端末の機能構成例を示す図である。 基本ケースのオーダ情報例を示す図である。 基本ケースの処方薬用法情報のデータ例を示す図である。 基本ケースの第1内部テーブルのデータ例を示す図である。 基本ケースの第2内部テーブルのデータ例を示す図である。 基本ケースのキー情報のデータ例を示す図である。 基本ケースの日毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。 基本ケースの時間枠毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。 基本ケースで、画面表示期間を変更したときの時間枠毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。 処方変更ケースのオーダ情報例を示す図である。 処方変更ケースの処方薬用法情報のデータ例を示す図である。 処方変更ケースの第1内部テーブルのデータ例を示す図である。 処方変更ケースの第2内部テーブルのデータ例を示す図(その1)である。 処方変更ケースの第2内部テーブルのデータ例を示す図(その2)である。 処方変更ケースの第2内部テーブルのデータ例を示す図(その3)である。 処方変更ケースのキー情報のデータ例を示す図である。 処方変更ケースの日毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。 処方変更ケースの時間枠毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。 処方変更ケースの図19の対応テーブルに基づく日毎の経過表の表示例を示す図である。 処方変更ケースの図20の対応テーブルに基づく時間枠毎の経過表の表示例を示す図である。 飲み切り終了ケースのオーダ情報例を示す図である。 飲み切り終了ケースの処方薬用法情報のデータ例を示す図である。 飲み切り終了ケースの第1内部テーブルのデータ例を示す図である。 飲み切り終了ケースの第2内部テーブルのデータ例を示す図(その1)である。 飲み切り終了ケースの第2内部テーブルのデータ例を示す図(その2)である。 飲み切り終了ケースのキー情報のデータ例を示す図である。 飲み切り終了ケースの日毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。 飲み切り終了ケースの時間枠毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。 飲み切り終了ケースの図30の対応テーブルに基づく日毎の経過表の表示例を示す図である。 飲み切り終了ケースの図30の対応テーブルに基づく時間枠毎の経過表の表示例を示す図である。 経過表の印刷出力例を示す図である。 看護師端末の経過表作成部による経過表作成処理を説明するための図(その1)である。 看護師端末の経過表作成部による経過表作成処理を説明するための図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。医師が看護師に対して患者への薬の処方の指示を行った場合、処方に基づき処方期間における処方薬と処方薬の用法とを含む処方情報を表示させる。
既存の表示方式であれば、処方指示が更新された場合、その都度情報が加えられる表示であったため、見難いものの情報の更新の表示はなされていた。発明者は処方情報を見やすくするために、一つのRP(処方単位)について一行を割り当て、所定の単位時間を列に割り当てた二元の行列の形式で表示する表示方法を発明した。例えば、単位時間のまとまりが一日である場合で、処方が朝昼夕の場合、一つのセルには一つのレシピの朝昼夕の処方情報が表示される。
ここで、処方の指示は一日の途中で変更になる場合がある。例えば、朝昼夕に処方されている場合において、医師は、昼以降の処方を変更する場合がある。
本実施例では、一行に一レシピを表示する表示形式において、レシピ情報に変更があったことを看護師等の利用者が容易に判別可能に、表示制御を行う。なお、本実施例に係る表示制御において、医師から出された情報を変更して表示することはない。
先ず、医療機関に導入される本実施例におけるシステムの概要について説明する。図1は、本実施例におけるシステム構成例を示す図である。
図1において、システム1000は、医療機関において、医師の指示に基づいて入院患者を治療するための投薬スケジュールを示す経過表を表示制御するシステムである。システム1000は、サーバ100と、1以上の医師端末3と、1以上の看護師端末5と、プリンタ6とを有し、ネットワーク2を介して互いに接続されている。
医師端末3は、医師によって使用される端末である。医師は、医師端末3を用いて、入院患者への投薬等の処方に関するオーダを発行することができる。医師端末3から発行されたオーダ内容を含むオーダ情報301はネットワーク2を介して、サーバ100に送信される。医師端末3は、また、入院患者の経過表516を表示することもできる。実施例の説明では、看護師端末5で経過表516を表示する場合で説明するが、経過表516を表示する端末を看護師端末5に限定するものではない。
看護師端末5は、入院患者の経過表516を表示する。看護師端末5は、看護師から経過表516の画面表示指示5aに応じて、投薬の用法(レシピ)毎の処方薬用法情報511の取得要求5bをサーバ100へ送信することによって、処方薬用法情報511をサーバ100から取得する。看護師端末5は、処方薬用法情報511を用いて、既存の投薬スケジュールにおいて処方の中止を容易に確認可能なように経過表516を表示制御する。
プリンタ9は、例えば、看護師端末5から経過表516等の出力指示に応じて、経過表516を用紙に印刷した経過表9aを出力する。
サーバ100は、医師端末3から受信したオーダ情報301を管理し、サーバ記憶部130aは、オーダDB112と、カーデックスDB114とを有する。サーバ100は、医師端末3からオーダ情報301を受信すると、サーバ記憶部130aのオーダDB112を更新すると共に、更新内容から用法毎にデータを分解する等を行って、カーデックスDB114に格納する。
オーダDB112は、医師端末3から受信したオーダ情報301に基づくサーバ管理用のオーダ情報31を、患者毎に記憶するデータベースである。カーデックスDB114は、オーダ情報301を分解して得られた用法毎の処方薬用法情報511を、患者毎に記憶するデータベースである。
サーバ100、医師端末3、及び看護師端末5は、コンピュータ装置であり、図2に示すようなハードウェア構成を有する。図2は、コンピュータ装置のハードウェア構成を示す図である。
図2において、コンピュータ装置10は、コンピュータによって制御される端末であって、CPU(Central Processing Unit)11と、主記憶装置12と、補助記憶装置13と、入力装置14と、表示装置15と、通信I/F(インターフェース)17と、ドライブ装置18とを有し、バスBに接続される。
CPU11は、主記憶装置12に格納されたプログラムに従ってコンピュータ装置10を制御する。主記憶装置12には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等が用いられ、CPU11にて実行されるプログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を格納する。また、主記憶装置12の一部の領域が、CPU11での処理に利用されるワークエリアとして割り付けられている。
補助記憶装置13には、ハードディスクドライブが用いられ、各種処理を実行するためのプログラム等のデータを格納する。補助記憶装置13に格納されているプログラムの一部が主記憶装置12にロードされ、CPU11に実行されることによって、各種処理が実現される。記憶部130は、主記憶装置12及び/又は補助記憶装置13を有する。
入力装置14は、マウス、キーボード等を有し、利用者がコンピュータ装置10による処理に必要な各種情報を入力するために用いられる。表示装置15は、CPU11の制御のもとに必要な各種情報を表示する。通信I/F17は、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)等に接続し、外部装置との間の通信制御をするための装置である。通信I/F17による通信は無線又は有線に限定されるものではない。
コンピュータ装置10によって行われる処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体19によってコンピュータ装置10に提供される。
ドライブ装置18は、ドライブ装置18にセットされた記憶媒体19(例えば、CD−ROM等)とコンピュータ装置10とのインターフェースを行う。
また、記憶媒体19に、後述される本実施の形態に係る種々の処理を実現するプログラムを格納し、この記憶媒体19に格納されたプログラムは、ドライブ装置18を介してコンピュータ装置10にインストールされる。インストールされたプログラムは、コンピュータ装置10により実行可能となる。
尚、プログラムを格納する媒体としてCD−ROMに限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
サーバ100、医師端末3、及び看護師端末5は、同様のハードウェア構成を有するコンピュータ装置であるが、各々個別のコンピュータ装置である。図2の記憶部130に相当するサーバ100の記憶部をサーバ記憶部130aで示す。また、図2の記憶部130に相当する、後述される看護師端末5の記憶部を端末記憶部130bで示す。
また、以下の説明において、図2に示す各ハードウェア構成部について、サーバ100では符号末尾にaを付し、CPU11a、主記憶装置12a、補助記憶装置13a、入力装置14a、表示装置15a、通信I/F17a、ドライブ装置18aとする。
また、看護師端末5では符号末尾にbを付して、CPU11b、主記憶装置12b、補助記憶装置13b、入力装置14b、表示装置15b、通信I/F17b、ドライブ装置18bとする。
図3は、サーバの機能構成例を示す図である。図3において、サーバ100は、オーダ受付部120と、オーダ分解部140と、オーダ情報提供部160とを有する。また、サーバ記憶部130aには、オーダDB112、カーデックスDB114等が記憶される。
オーダ受付部120と、オーダ分解部140と、オーダ情報提供部160とは、サーバ100のCPU11aが対応するプログラムを実行することによって行われる処理によって実現される。
オーダ受付部120は、医師端末3からオーダ情報301を受け付ける処理部である。受け付けたオーダ情報301は、サーバ管理用のオーダ情報に作成されてサーバ記憶部130aに記憶される。
オーダ分解部140は、サーバ記憶部130aに格納されているオーダ情報(後述するオーダ情報31、35、36、37、38等)から、処方薬の用法(レシピ)毎の処方薬用法情報511を作成して、入院患者毎にカーデックスDB114に記憶する。
オーダ情報提供部160は、看護師端末5からの処方薬用法情報511の取得要求5bに応じて、カーデックスDB114から該当する処方薬用法情報511を看護師端末5に提供する。
図4は、看護師端末の機能構成例を示す図である。図4において、看護師端末5は、経過表作成部530を有する。経過表作成部530は、CPU11bが対応するプログラムを実行することによって行われる処理によって実現され、医師によって指示された処方に応じて投薬対象日についての投薬タイミングを明示する投薬スケジュールをカレンダ表示する制御部に相当する。
また、端末記憶部130bには、処方薬用法情報511、内部テーブル512、キー情報514、対応テーブル515、処方中止マークが付与された経過表516等が記憶される。
経過表作成部530は、医師による処方変更指示を容易に判断可能にした経過表516を作成する。経過表作成部530は、更に、処方薬用法情報取得部531と、有効日毎分解部533aと分服毎分解部533bとを有する分解部532と、表示対象作成部534と、経過表画面表示部535とを有する。
処方薬用法情報取得部531は、看護師から経過表516の画面表示要求に応じて、サーバ100に処方薬用法情報511の取得要求5bを送信することによって、サーバ100から入院患者の処方に関する情報を取得する。取得した処方薬用法情報511は、端末記憶部130bに格納される。
分解部532は、経過表516の表示単位に基づいて、処方薬用法情報511を分解する。処方薬用法情報511は、入院患者の入院期間において投薬期間又は投薬日数(4日分又は7日分等)を指定して、処方薬単位で用法を示している。この処方薬用法情報511を、投薬期間(4日分又は7日分等)内で、経過表516の表示単位で処方薬の用法を示した単位用法情報を作成する。表示単位の処方薬用法を示した単位用法情報が、内部テーブル512の1レコードに相当する。
表示単位は、経過表516で採用される1日、又は、1日を細分化した時間帯が好ましいが、これらに限定されない。
内部テーブル512は、有効日毎の第1内部テーブル513aと、投与タイミング毎の第2内部テーブル513bとを有する。
有効日毎分解部533aは、端末記憶部130bに格納された処方薬用法情報511を有効日毎に分解して、第1内部テーブル513aを作成する。即ち、有効日毎の処方薬の用法を示す単位用法情報が作成される。有効日毎の単位用法情報が第1内部テーブル513aの1レコードに相当する。作成された第1内部テーブル513aは、端末記憶部130bに格納される。
有効日とは、投薬開始日から、その投薬開始日に処方薬用法情報511で指定される投薬日数(4日分又は7日分等)を加算した投薬終了日までにおいて、投薬される各日を言う。
分服毎分解部533bは、1日量が分服で示される場合、有効日において投与タイミング毎に、有効日毎に分解した第1内部テーブル513aを更に分解して、第2内部テーブル513bを作成する。即ち、投与タイミング毎に処方薬を示した単位用法情報が作成される。投与タイミング毎の単位用法情報が第2内部テーブル513bの1レコードに相当する。作成された第2内部テーブル513bは、端末記憶部130bに格納される。
表示対象作成部534は、画面表示用又は印刷出力用の経過表516の作成時に処理対象となる単位用法情報を特定する。
即ち、有効日において1日単位で経過表516を作成する場合、表示対象作成部534は、先ず、第1内部テーブル513aから、から表示対象となるレコード(単位用法情報)を特定したキー情報514を作成する。次に、表示対象作成部534は、キー情報514に基づいて特定したレコード(単位用法情報)を用いて第1内部テーブル513aを参照し、医師により処方変更指示又は飲み切り終了指示の箇所に、処方中止マークを付与した対応テーブル515を作成する。
有効日において定められた時間帯毎で経過表516を作成する場合、表示対象作成部534は、先ず、第2内部テーブル513bから表示対象となるレコード(単位用法情報)を特定したキー情報514を作成する。
次に、表示対象作成部534は、キー情報514に基づいて特定したレコード(単位用法情報)を用いて第2内部テーブル513bを参照し、医師により処方変更指示又は飲み切り終了指示の箇所に、処方中止マークを付与した対応テーブル515を作成する。
処方中止マークは、処方変更指示又は飲み切り終了指示が存在することを示すマークであり、既存の処方が変更されることを示す。
表示対象作成部534は、1日単位及び時間単位の2つの対応テーブル515を作成しておいても良い。又は、看護師等の利用者の表示単位の指示を契機に、表示単位に相当する対応テーブル515を作成してもよい。
経過表画面表示部535は、対応テーブル515に基づいて、内部テーブル513aから必要な情報を取得して、経過表516を作成し、表示装置15bに表示する。
次に、本実施例における処理例について説明する。
(基本ケース)新たに処方された新規オーダ(初期オーダ)の場合
(処方変更ケース)既存オーダに対する処方変更オーダが存在する場合
(飲み切り終了ケース)既存オーダに対する飲み切り終了オーダが存在する場合
の夫々で説明する。
先ず、基本ケースについて、図5から図12で説明する。医師端末3で医師が発行したオーダ情報301に基づいて、サーバ100のオーダDB112に格納されるサーバ管理用のオーダ情報の例について説明する。図5は、基本ケースのオーダ情報例を示す図である。図5に例示されるオーダ情報31は、患者ID31a、文書番号31b、オーダ番号31c、開始予定日時31d、用法一覧31e等の表示項目を有する。
患者ID31aは、患者を一意に特定する識別番号を示す。文書番号31bは、患者の診療を記録した文書の番号を特定する番号を示す。オーダ番号31cは、患者に対して医師が行った指示毎に付与された番号である。開始予定日時31dは、オーダの指示を開始する予定日時を示す。用法一覧31eは、一発行で指示した処方薬及び用法を示す。
図5の例では、医師により、患者ID「20110」、文書番号「0A01」、オーダ番号「2464」、開始予定日時「2013/9/2 昼」が指定されている。また、この入院患者に対して、用法一覧31eに処方薬及び用法が指示されている。医師により、3種類の薬が処方され、2用法が指定されている。各用法は、RP1及びRP2で識別される。同一用法であれば、1つのRPで2以上の処方薬が指定可能である。言い換えると、1つのRPは、同一用法の1以上の処方薬を指定する。
用法RP1では、同一用法の2薬が指示され、対象用法内容31fで「エースコール錠2mg 3錠 コバシル錠2mg 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」が指示され、用法コード「Y10301」が対応付けられている。用法RP2は、「タナトリ錠10mg 2錠 1日2回朝・昼・夕食後 7日分」であり、用法コード「Y10307」が対応付けられている。用法コードは、処方薬の投薬タイミングを指定するコードである。以下、用法RP1、RP2等を総称して用法RPと言う。
医師端末3は、医師によって指示された内容に基づいてオーダ情報301を作成して、医師端末3からサーバ100へ送信する。サーバ100のオーダ受付部120は、医師端末3から受信したオーダ情報31に基づいて、サーバ管理用のオーダ情報31をサーバ記憶部130aのオーダDB112に追加して記憶する。
また、サーバ100のオーダ分解部140は、オーダDB112に追加したオーダ情報31を用法RP毎の情報に分解して処方薬用法情報511を作成し、カーデックスDB114に記憶する。処方薬用法情報511を作成する際には、サーバ100内の他の管理情報を参照して取得した名称、コード等の情報が処方薬用法情報511に付加される。
図6は、基本ケースの処方薬用法情報のデータ例を示す図である。図6に例示される処方薬用法情報511は、患者ID、文書番号、伝票名、レコード種別、RP番号、処方薬、開始日時、終了日時、オーダ番号、関連オーダ番号、用法コード、予備領域(変更フラグ)、予備領域(並び順)等の項目を有する。処方薬用法情報511は、看護師端末5から指定した入院患者の処方薬の用法毎に存在する。
図6に示す処方薬用法情報511は、サーバ100のカーデックスDB114内の処方薬用法情報511のうち、患者ID及び入院開始日等の看護師が指定した情報より抽出された一部分である。従って、サーバ100においても、カーデックスDB114によって、同様のデータ構成で入院患者毎の処方薬用法情報511を管理している。
患者IDは、患者を一意に特定する識別番号を示し、オーダ情報31で医師が指定した患者ID31aを示す。文書番号は、オーダ情報31で医師が指定した文書番号31bを示す。伝票名は、医師がオーダを発行する際に選択した伝票名を示す。例えば、「入院処方」、「処方変更指示」、「飲み切り終了指示」等が伝票名で示される。
レコード種別は、経過表516の表示単位を選択的に提供可能な場合、即ち、2以上の表示単位を有する場合、レコードがどの表示単位かを指定する。例えば、1日を表示単位とする場合は「IX」で示し、一日の時間帯を表示単位とする場合は「IY」を示す。RP番号は、処方薬に対する用法を特定する番号を示す。図5のオーダ情報31の例の場合、RPの番号「1」又は「2」のいずれかが示される。
処方薬は、医師が指定した薬名と1日の処方量とを示す。図5のオーダ情報31の場合、RP番号「1」に対応付けて「エースコール錠2mg 3錠」及び「コバシル錠2mg 3錠」の2処方薬が示され、RP番号「2」に対応付けて「タナトリル錠10mg 2錠」の1処方薬が示される。
開始日時は、医師が指定した開始予定日時を示す。終了日時は、開始日時から用法で指定される処方期間を加算した日時を示す。図5のオーダ情報31の開始予定日時31dが開始日時に示され、終了日時に用法一覧31eの各用法RPで指定される処方期間「7日分」に基づいて計算された日時が終了日時に示される。
オーダ番号は、新たに処方された新規オーダの識別番号を示す。関連オーダ番号は、新規オーダに対して、処方変更指示又は飲み切り終了指示等の変更が指示された場合に設定される番号であり、関連オーダとして親オーダである新規オーダのオーダ番号を示す。
用法コードは、処方薬の投薬タイミングを指定するコードである。用法コード「Y10301」は、「1日3回朝・昼・夕食後」を示し、用法コード「Y10307」は、「1日2回朝・夕食後」を示す。
予備領域(変更フラグ)は、処方の変更が存在するのか否かを示す。処方の変更が存在する場合、「1」を示し、そうでない場合(即ち、新規オーダに関するレコードの場合)、「0」を示す。医師によって図5のオーダ情報31で新たに処方が発行された場合、新たな処方に関するレコードは「0」を示す。
予備領域(並び順)は、経過表516での処方薬の表示順を示す。予備領域(並び順)のデータ例では、RP1は表示順「2000」であり、RP2は表示順「2001」であり、RP3は表示順「2002」である。表示順の最大桁は、システムの便宜上、適宜付与される分類番号であり、最小桁から表示順が定められる。従って、RP1、RP2の表示順となる。
図7は、基本ケースの第1内部テーブルのデータ例を示す図である。図7に例示する第1内部テーブル513aは、患者ID、文書番号、伝票名、レコード種別、RP番号、開始日時、終了日時、オーダ番号、関連オーダ番号、用法コード、予備領域(変更フラグ)、予備領域(並び順)等の項目を有する。これら項目は、図6の処方薬用法情報511と同様であるので、各項目の説明を省略する。
図7を参照して、基本ケースにおける、看護師端末5における経過表作成部530の分解部532の有効日毎分解部533aの有効日毎分解処理の例について説明する。有効日毎分解部533aは、サーバ100から取得した処方薬用法情報511(図6)のうち、レコード種別「IR」を処理対象とする。又は、レコード種別「IR」を示す処方薬用法情報511のみを取得するようにしても良い。開始日時と終了日時とから有効日数を取得して、処方薬用法情報511を有効日数分の日毎の単位用法情報7aに分解する。
図7では、患者ID「20110」の入院患者に対して取得したレコード種別「IR」を示す処方薬用法情報511(図6)に基づいて、用法(RP)毎に、有効日数分(8レコード分)の日毎の単位用法情報7aに分解した例を示している。
図6のRP番号「1」の1つのレコードに対して、開始日時「2013/9/2昼」から終了日時「2013/9/9昼」までに基づいて、有効日数「8日」を得る。開始日時「2013/9/2」を最初のレコードとしてレコードの作成を開始し、次のレコードから、開始日時の日を1インクリメントして全8レコードを作成する。そして、日毎の単位用法情報7aの作成であるため、レコード種別を、日毎を示す「IX」に書き換えて、RP番号「1」に対する日毎の分解処理を終了する。
同様に、図6のRP番号「2」についても全8レコードを作成する。このようにして、患者ID「20110」の入院患者の第1の内部テーブル513aが作成され、端末記憶部130bに格納される。
図8は、基本ケースの第2内部テーブルのデータ例を示す図である。図8に例示する第2内部テーブル513bは、患者ID、文書番号、伝票名、レコード種別、RP番号、開始日時、終了日時、オーダ番号、関連オーダ番号、用法コード、予備領域(変更フラグ)、予備領域(並び順)等の項目を有する。これら項目は、図6の処方薬用法情報511と同様であるので、各項目の説明を省略する。
図8を参照して、基本ケースにおける、看護師端末5における経過表作成部530の分解部532の分服毎分解部533bの分服毎分解処理の例について説明する。分服毎分解部533bは、有効日毎分解部533aが作成した第1内部テーブル513aに対して、更に、用法コードに従って、分服毎の単位用法情報7a−2に分解し、分解したレコードを追加する。
図8では、患者ID「20110」の入院患者の第1内部テーブル531aを用いて、レコード種別「IX」の各レコードに対して、用法コードに基づいて、分服毎の単位用法情報7a−2に分解した例を示している。以下の例では、分服の時間帯を簡潔に朝、昼、夜で示しているが、例えば、朝食後であれば「083000」(8:30)、昼食後であれば「123000」(12:30)、夕食後であれば「183000」(18:30)のように、時刻を指定して記憶するようにしても良い。
図7のRP番号「1」の開始日時「2013/9/2」に対して、「1日3回朝・昼・夕食後」を示す用法コード「Y10301」に従って、開始日時「2013/9/2 昼」と「2013/9/2 夜」の2レコードを追加し、レコード種別に分服毎を示す「IY」を設定する。RP番号「1」の開始日時「2013/9/2」については、処方薬用法情報511(図6)の開始日時が「2013/9/2 昼」を示すため、「2013/9/2 朝」のレコードは作成されない。「2013/9/2 朝」のレコード作成は抑止される。
また、RP番号「1」の開始日時「2013/9/3」に対して、「1日3回朝・昼・夕食後」を示す用法コード「Y10301」に従って、開始日時「2013/9/3 朝」、「2013/9/3 昼」、及び「2013/9/3 夜」の3レコードを追加し、レコード種別に分服毎を示す「IY」を設定する。
同様に、RP番号「1」の開始日時「2013/9/4」、「2013/9/5」、「2013/9/6」、「2013/9/7」、「2013/9/8」に対して、「1日3回朝・昼・夕食後」を示す用法コード「Y10301」に従って、3レコードずつ追加し、レコード種別に分服毎を示す「IY」を設定する。
更に、RP番号「1」の開始日時「2013/9/9」に対して、「1日3回朝・昼・夕食後」を示す用法コード「Y10301」に従って、開始日時「2013/9/9 朝」のみ1レコードを追加し、レコード種別に分服毎を示す「IY」を設定する。
RP番号「1」の開始日時「2013/9/9」については、処方薬用法情報511(図6)の終了日時が「2013/9/9 昼」を示すため、「2013/9/9 昼」からは処方薬の服用はない。従って、開始日時「2013/9/9 朝」のみ1レコードを作成して、「2013/9/9 昼」及び「2013/9/9 夜」のレコードは作成されない。「2013/9/9 昼」及び「2013/9/9 夜」のレコード作成は抑止される。RP番号「1」に対する分服毎分解処理を終了し、次の処方薬に対して分服毎分解処理を行う。
次の処方薬であるRP番号「2」(図7)の用法コードは「1日2回朝・夕食後」を示す「Y10307」である。RP番号「2」の開始日時「2013/9/2」に対して、「1日2回朝・夕食後」を示す「Y10307」に従って、開始日時「2013/9/2 夕」のみ1レコードを追加し、レコード種別に分服毎を示す「IY」を設定する。RP番号「2」の開始日時「2013/9/2」については、処方薬用法情報511(図6)の開始日時が「2013/9/2 昼」を示すため、「2013/9/2 朝」及び「2013/9/2 昼」のレコードは作成されない。「2013/9/2 朝」及び「2013/9/2 昼」のレコード作成は抑止される。
また、RP番号「2」の開始日時「2013/9/3」に対して、「1日3回朝・昼・夕食後」を示す用法コード「Y10307」に従って、開始日時「2013/9/3 朝」及び「2013/9/3 夜」の2レコードを追加し、レコード種別に分服毎を示す「IY」を設定する。
同様に、RP番号「2」の開始日時「2013/9/4」、「2013/9/5」、「2013/9/6」、「2013/9/7」、「2013/9/8」に対して、「1日2回朝・夕食後」を示す用法コード「Y10307」に従って、2レコードずつ追加し、レコード種別に分服毎を示す「IY」を設定する。
更に、RP番号「2」の開始日時「2013/9/9」に対して、「1日2回朝・夕食後」を示す用法コード「Y10307」に従って、開始日時「2013/9/9 朝」のみ1レコードを追加し、レコード種別に分服毎を示す「IY」を設定する。
RP番号「2」の開始日時「2013/9/9」については、処方薬用法情報511(図6)の終了日時が「2013/9/9 昼」を示すため、「2013/9/9 昼」からは処方薬の服用はない。従って、開始日時「2013/9/9 朝」のみ1レコードを作成して、「2013/9/9 夜」のレコードは作成されない。「2013/9/9 夜」のレコード作成は抑止される。RP番号「2」に対する分服毎分解処理を終了する。次の処方薬は無いため、分服毎分解部533bによる分服毎分解処理は終了となる。
このようにして作成された第2内部テーブル513bは、端末記憶部130bに記憶される。
次に、看護師端末5の経過表作成部530の表示対象作成部534による表示対象作成処理で作成されるキー情報514及び対応テーブル515について説明する。図9は、基本ケースのキー情報のデータ例を示す図である。図9に示すキー情報514は、表示対象作成部534によって、端末記憶部130bに格納されている伝票名「入院処方」の処方薬用法情報511に基づいて作成され、用法(RP)毎に、「予備領域(並び順)/用法コード/関連オーダ番号/オーダ番号/RP番号」を示す。
図6の処方薬用法情報511に基づいて作成されたキー情報514によって、経過表516に表示する際の、処方薬の並び順と、処方薬に対する用法とが特定される。予め決められた並び順で経過表516を作成するために、表示対象作成部534は、作成したキー情報514を予備領域(並び順)でソートする。
図9の例では、ソートした1行目(経過表516の1番目の処方)には、「2000/Y10301/ /4264/1」が指定される。また、2行目(経過表516の2番目の処方)には、「2001/Y10307/ /4264/2」が指定される。
基本ケースの経過表516を作成する際に参照される対応テーブル515について説明する。図10は、基本ケースの日毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。図10に示される日毎の対応テーブル515aは、看護師端末5の経過表作成部530の表示対象作成部534が、キー情報514を用いて第2内容テーブル513bのレコード種別「IX」のレコードを参照することによって作成したテーブルである。
日毎の対応テーブル515aは、キー情報514と日付とのマトリックステーブルであり、処方薬の有無を示す。処方薬有りの場合、「○」マーク(処方薬有りマーク「○」)が設定され、処方薬無しの場合、マークは設定されず空欄となる。
表示対象作成部534は、看護師等の利用者によって指定された画面表示期間に基づいて、経過表516の横軸の日付(月日)を求め、日毎の対応テーブル515aに設定する。また、表示対象作成部534は、キー情報514(図9)を用いて第2内容テーブル513bのレコード種別「IX」のレコードを参照して、対応テーブル515aにおいて、キー情報514と開始日時が一致する日付とに対応する枠に、処方薬有りマーク「○」を設定する。
図10では、画面表示期間「9月2日」〜「9月9日」が指定された場合の例を示し、日毎の月日が設定されている。また、用法毎の「2000/Y10301/ /4264/1」(用法RP1)、「2001/Y10307/ /4264/2」(用法RP2)の全てに対して、全ての日付で処方薬有りが示されている。
経過表画面表示部535は、上述した図10に例示する日毎の対応テーブル515aと処方薬用法情報511とを用いて、経過表516を作成する。経過表画面表示部535は、必要に応じて、サーバ100から更に情報を取得してもよい。この基本ケースの場合、処方中止マークは付与されない。
図11は、基本ケースの時間枠毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。図11に示される時間枠毎の対応テーブル515bは、看護師端末5の経過表作成部530の表示対象作成部534が、キー情報514を用いて第2内容テーブル513bのレコード種別「IY」のレコードを参照することによって作成したテーブルである。
時間枠毎の対応テーブル515bは、キー情報514と日付とのマトリックステーブルであり、処方薬の有無を示す。処方薬有りの場合、処方薬有りマーク「○」が設定され、処方薬無しの場合、マークは設定されず空欄となる。
表示対象作成部534は、看護師等の利用者によって指定された画面表示期間に基づいて、経過表516の横軸の日付(月日)を求め、時間枠毎の対応テーブル515bに設定する。この例では、時間枠は、4時間毎であるが、それ以下でもそれ以上であってもよく4時間に限定されない。
また、表示対象作成部534は、キー情報514を用いて第2内容テーブル513bのレコード種別「IY」のレコードを参照して、対応テーブル515bにおいて、キー情報514と開始日時が一致する日付であり、且つ、内服タイミングに対応する時間枠に、処方薬有りマーク「○」を設定する。
図11では、画面表示期間「2013/9/2」〜「2013/9/4」が指定された場合の時間枠毎の例を示し、時間枠毎の月日及び時間が設定されている。「9/2 0:00」から4時間毎に「9/4 20:00」までが示される。
用法毎のRP1に対して、この画面表示期間のうち、「9/2 8:00」、「9/2 12:00」、「9/2 16:00」、「9/3 8:00」、「9/3 12:00」、「9/3 16:00」、「9/4 8:00」、及び「9/3 12:00」、「9/3 16:00」の時間枠で処方薬有りが示されている。投薬は、「2013/9/2 昼」からの開始であるため、9月2日の午前の時間枠「9/2 0:00」及び「9/2 4:00」には処方薬有りマーク「○」の設定がなく、空欄のままである。また、他の時間枠及び日付において、用法コード「Y10301」の「1日3回朝・昼・夕食後」に該当しない時間枠「0:00」、「4:00」、及び「20:00」も、処方薬有りマーク「○」の設定がなく空欄のままである。
RP2に対しては、この画面表示期間のうち、「9/2 16:00」、「9/3 8:00」、「9/3 16:00」、「9/4 8:00」、及び「9/4 16:00」の時間枠で処方薬有りが示されている。
経過表画面表示部535は、上述した図11に例示する時間枠毎の対応テーブル515bと処方薬用法情報511とを用いて、経過表516を作成する。経過表画面表示部535は、必要に応じて、サーバ100から更に情報を取得してもよい。この基本ケースでは、処方中止マークは付与されない。
図11の対応テーブル515bに基づく時間枠毎の経過表516の表示後に、利用者が画面表示期間を「2013/9/8」〜「2013/9/10」に変更した場合について、図12で説明する。図12は、基本ケースで、画面表示期間を変更したときの時間枠毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。図12に示される時間枠毎の対応テーブル515bは、図11のデータ構成と同様であるので、構成の説明を省略する。
図12では、画面表示期間「2013/9/8」〜「2013/9/10」の指定に応じて作成された対応テーブル515bのデータ例を示している。
用法毎のRP1の日付「9/8」の時間枠「0:00」、「4:00」、及び「20:00」は、用法コード「Y10301」の「1日3回朝・昼・夕食後」に該当しないため、処方薬有りマーク「○」の設定がなく空欄である。
また、RP1の日付「9/9」では、時間枠「8:00」以外は全て空欄のままである。特に、終了日時「2013/9/9 昼」(図6)までの処方であるため、最後の投薬は「2013/9/9 朝」である。従って、「2013/9/9 昼」からに相当する「12:00」、「16:00」、「20:00」、及び日付「9/10」の全時間枠が空欄となる。
RP2の日付「9/8」の時間枠「0:00」、「4:00」、「12:00」、及び「20:00」は、用法コード「Y10307」の「1日2回朝・夕食後」に該当しないため、処方薬有りマーク「○」の設定がなく空欄である。
また、RP2の日付「9/9」では、時間枠「8:00」以外は全て空欄のままである。特に、終了日時「2013/9/9 昼」(図6)までの処方であるため、最後の投薬は「2013/9/9 朝」である。従って、「2013/9/9 昼」以降に相当する「12:00」、「16:00」、「20:00」、及び日付「9/10」の全時間枠が空欄となる。
次に、処方変更ケースについて、図13から図23で説明する。処方変更指示が医師によって行われた場合を説明する。図13は、処方変更ケースのオーダ情報例を示す図である。図13では、医師による新たなオーダの発行に応じて作成されたオーダ情報31に対して、処方変更指示の発行により作成されたオーダ情報35及び36とを例示している。オーダ情報35及び36は、上述した通りであるのでその説明を省略する。
オーダ情報35は、処方変更指示に応じて、サーバ100が生成してオーダDB112に格納されるデータであり、患者ID35a、文書番号35b、オーダ番号35c、関連オーダ番号35c−2、開始予定日時35d、処方変更対象用法35e等の表示項目を有する。患者ID35a、文書番号35b、オーダ番号35cは、オーダ情報31と同様であるのでその説明を省略する。
処方変更指示を受信すると、サーバ100のオーダ受付部120では、医師による処方変更指示時で、一旦、既存の用法を中止して、指示時後の最初の投与タイミングから服用を再開させるために新たにレコードを作成し追加する。本実施例では、経過表516の表示時には、既存用法の行では、処方変更指示までの用法を表示し、既存用法の行の直下に新たなレコードに基づく用法を表示する。
開始予定日時35dは、医師が処方変更指示した日時に基づく日時が示される。この例では、サーバ100によって、医師が指示した日時の1分前の「2013/9/4 13:29」が指定される。経過表516の表示時に、処方変更指示時の直前の投与タイミングまでを既存の処方の行で示すためである。
関連オーダ番号35c−2は、処方変更対象の用法(RP)が指示されている既存オーダの番号を示す。関連オーダ番号35c−2は、後述されるオーダ情報36に基づいて設定される。
処方変更対象用法35eは、新規オーダ時の用法を特定する。処方変更対象用法35eには、対象用法内容35fと指示35gが示される。処方変更対象用法35eは、後述されるオーダ情報36に基づいて設定される。
図13の例では、関連オーダ番号「4264」によって、既存オーダを特定している。処方変更対象用法35eの対象用法内容35fには、「エースコール錠2mg 3錠 コバジル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」が示される。対象用法内容35fは、オーダ情報31の用法一覧31e内の用法RP1の対象用法内容31fと同一内容である。
指示35gには、「処方中止」が示される。サーバ100のオーダ受付部120は、既存の処方を一旦中止するために、内部的に、処方中止指示を生成したためである。
オーダ情報36は、医師が処方変更指示を示すオーダ情報301に基づいて、オーダDB112に格納されるオーダ情報であり、患者ID36a、文書番号36b、オーダ番号36c、関連オーダ番号36c−2、開始予定日時36d、処方変更対象用法36e等の表示項目を有する。患者ID36a、文書番号36b、オーダ番号36cは、オーダ情報31と同様であるのでその説明を省略する。
開始予定日時36dは、医師が指示した処方を変更する日時が示される。この例では、日時「2013/9/4 13:30(昼食後)」が指定される。
関連オーダ番号36c−2は、処方変更対象の用法(RP)が指示されている既存オーダの番号を示す。処方変更対象用法36eは、新規オーダ時の用法を特定する。処方変更対象用法36eには、対象用法内容36fと処方変更指示内容36gが示される。関連オーダ番号36c−2及び処方変更対象用法36eは、医師によって指定される。
図13の例では、関連オーダ番号「4264」によって、既存オーダを特定している。処方変更対象用法36eの対象用法内容36fには、「コバジル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」が示され、処方変更指示内容36gには、「服用開始 9/4 昼食後」が示されている。対象用法内容36fは、オーダ情報31の用法一覧31e内の用法RP1で指定される2処方薬から1処方薬のみを処方する内容を示している。「エースコール錠2mg」が処方中止となり、「コバジル錠2mg」のみへと変更されたことが示される。
図14は、処方変更ケースの処方薬用法情報のデータ例を示す図である。図14において、医師が指示した既存の用法を示すオーダ情報31(図5)に基づいて作成された処方薬用法情報511に、医師の処方変更指示に応じてサーバ100が生成したオーダ情報35(図13)に基づいて作成された処方薬用法情報511cと、医師による処方変更指示を示すオーダ情報36(図13)基づいて作成された処方薬用法情報511dとが、カーデックスDB114に追加される。
開始日時及び終了日時が同一の日時「2013/9/4 13:29」を示すように、処方薬用法情報511cは作成される。また、開始日時は日時「2013/9/4 13:30」、また、終了日時は日時「2013/9/4 昼」を示すように、処方薬用法情報511dは作成される。
また、オーダ分解部140は、処方変更指示を示す処方薬用法情報511cに基づいて、関連オーダ「4264」と一致するオーダ番号のレコードのうち、RP番号「1」のレコードの終了日時を、処方薬用法情報511cの終了日時「2013/9/4 13:29」で書き換える。このようにして処方変更対象の用法(RP)が変更される。
更に、伝票名に「処方変更指示」が存在する場合は、オーダ分解部140は、伝票名「処方変更指示」のレコードのRP番号と一致するレコードに対して、予備領域(変更フラグ)に「1」を設定する。「1」を設定することにより、医師により処方変更指示がなされたことを示す。
図15は、処方変更ケースの第1内部テーブルのデータ例を示す図である。図15に例示する第1内部テーブル513a−2は、図7の第1内部テーブル513aと同様の項目を有する。これら項目は、図6の処方薬用法情報511と同様であるので、各項目の説明を省略する。
図15を参照して、処方変更ケースにおける、看護師端末5における経過表作成部530の分解部532の有効日毎分解部533aの有効日毎分解処理の例について説明する。有効日毎分解部533aは、レコード種別「IR」を示す処方薬用法情報511、511c、及び511dを処理対象とする。開始日時と終了日時とから有効日数を取得して、処方薬用法情報511を有効日数分の日毎の単位用法情報7aに分解する。
図15では、患者ID「20110」の入院患者に対して取得したレコード種別「IR」を示す処方薬用法情報511(図14)に基づいて、用法(RP)毎に、有効日数分(3又は8レコード分)の日毎の単位用法情報7aに分解した例を示している。
図14のRP番号「1」に対して、有効日毎分解部533aは、終了日時が「2013/9/4 13:29」に変更されているため、有効日数は「3日」となる。従って、有効日毎分解部533aは、「3日」分の日毎の単位用法情報7aを作成し、レコード種別を、日毎を示す「IX」に書き換える。
また、図14のRP番号「2」に対して、有効日毎分解部533aは、終了日時が「2013/9/9 昼」であるため、有効日数は「8日」となる。従って、有効日毎分解部533aは、「8日」分の日毎の単位用法情報7aを作成し、レコード種別を、日毎を示す「IX」に書き換える。
このようにして作成された第1内部テーブル513a−2は、端末記憶部130bに格納される。
図16から図18は、処方変更ケースの第2内部テーブルのデータ例を示す図である。図16から図18で、処方変更ケースの第2内部テーブル513b−2の全体を示す。図16から図18に例示する第2内部テーブル513b−2は、図8の処方変更ケースの第2内部テーブル513bと同様の項目を有し、これら項目の説明を省略する。
図16から図18を参照して、処方変更ケースにおける、看護師端末5における経過表作成部530の分解部532の分服毎分解部533bによる分服毎分解処理は、図8を参照して説明した基本ケースと同様であるので、詳細な説明は省略する。
分服毎分解部533bは有効日毎分解部533aが作成した第1内部テーブル513a−2(図15)に対して、更に、用法コードに従って、分服毎の単位用法情報7a−2に分解し、分解したレコードを追加する。
図16では、患者ID「20110」の入院患者の第1内部テーブル531a−2を用いて、レコード種別「IX」のRP番号「1」の各レコードに対して、用法コードに基づいて、分服毎の単位用法情報7a−2に分解した例を示している。生成された分服毎の単位用法情報7a−2の予備領域(変更フラグ)には「1」が設定されている。
図17では、患者ID「20110」の入院患者の第1内部テーブル531a−2を用いて、レコード種別「IX」のRP番号「2」の各レコードに対して、用法コードに基づいて、分服毎の単位用法情報7a−2に分解した例を示している。
図18では、レコード種別「IX」のRP番号「1」かつ伝票名「処方変更指示」のレコード(単位用法情報7c)に対して、開始日時に処方変更タイミングを設定した単位用法情報7c−2が作成される。即ち、処方薬用法情報511c(図14)に基づいた開始日時及び終了日時を同一とした「2013/9/4 18:29」が設定された単位用法情報7c−2が作成される。
また、レコード種別「IX」のRP番号「1」かつ伝票名「処方変更指示」のレコード(単位用法情報7d)に対して、開始日時に処方変更タイミングを設定した単位用法情報7d−2が作成される。即ち、処方薬用法情報511d(図14)に基づいて、開始日時に「2013/9/5 18:30」、終了日時に「2013/9/9 昼」が設定された単位用法情報7d−2が作成される。
次に、看護師端末5の経過表作成部530の表示対象作成部534による表示対象作成処理で作成される、処方変更ケースのキー情報514−2及び対応テーブル515a−2、515b−2について説明する。図19は、処方変更ケースのキー情報のデータ例を示す図である。図19に示すキー情報514−2は、表示対象作成部534によって、端末記憶部130bに格納されている伝票名「入院処方」の処方薬用法情報511、及び、伝票名「処方変更指示」の処方薬用法情報511d(図14)に基づいて作成され、用法(RP)毎に、「予備領域(並び順)/用法コード/関連オーダ番号/オーダ番号/RP番号」を示す。
処方変更ケースでは、伝票名「処方変更指示」の処方薬用法情報511d(図14)が存在する。経過表516において、処方変更指示以降の用法を表示する行が作成されるように、キー情報514−2が作成される。
処方薬用法情報511及び511d(図14)に基づいて作成されたキー情報514−2によって、経過表516に表示する際の、処方薬の並び順と、処方薬に対する用法とが特定される。予め決められた並び順で経過表516を作成するために、表示対象作成部534は、作成したキー情報514−2を予備領域(並び順)でソートする。
図19の例では、ソートした1行目(経過表516の1番目の処方)には、「2000/Y10301/ /4264/1」(RP1)が指定される。また、2行目(経過表516の2番目の処方)には、「2000/Y10301/4264/4264/1」(RP1)が指定される。更に、3行目(経過表516の3番目の処方)には、「2001/Y10307/ /4264/2」(RP2)が指定される。
このようなキー情報514−2の順に従って、経過表516が作成されることにより、処方変更指示のあったRP1の直下の行に処方変更指示後のRP1の用法が表示可能となる。
ここで、例えば、RP2に対して処方変更指示があった場合は、
1行目に「2000/Y10301/ /4264/1」(RP1)、
2行目に「2001/Y10301/ /4264/2」(RP2)、
3行目に「2001/Y10307/4264/4264/2」(RP2)
とソートされる。即ち、処方変更指示のあったRP2直下の行に処方変更指示後のRP2の用法が表示可能となる。
処方変更ケースの経過表516を作成する際に参照される対応テーブル515a−2について説明する。図20は、処方変更ケースの日毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。図20に示される日毎の投薬スケジュールを示す対応テーブル515a−2は、看護師端末5の経過表作成部530の表示対象作成部534が、キー情報514−2を用いて第2内容テーブル513b−2のレコード種別「IX」のレコードを参照することによって作成したテーブルである。
日毎の投薬スケジュールを示す対応テーブル515a−2は、基本ケースの日毎の対応テーブル515a(図15)と同様に、キー情報514−2と日付とのマトリックステーブルであり、処方薬の有無を示す。処方薬有りの場合、処方薬有りマーク「○」が設定され、処方薬無しの場合、マークは設定されず空欄となる。
表示対象作成部534は、看護師等の利用者によって指定された画面表示期間に基づいて、経過表516の横軸の日付(月日)を求め、日毎の対応テーブル515a−2に設定する。
また、表示対象作成部534は、キー情報514−2(図19)の1行目から順に用いて第1内容テーブル513a−2(レコード種別「IX」のレコード)を参照し、対応テーブル515a−2において、キー情報514−2と開始日時が一致する日付に対応する枠に、処方薬有りマーク「○」を設定する。
キー情報514−2(図19)を用いて第1内容テーブル513a−2(図15)(レコード種別「IX」のレコード)を参照したときに、伝票名「処方変更指示」のレコード(単位用法情報7d)が存在する場合、表示対象作成部534は、日毎の対応テーブル515a−2において、当該レコード(単位用法情報7d)のRP番号と開始日時とに対応する枠に、処方中止マーク「(!)」を付与する。キー情報514−2(図19)の2行目を用いた場合に相当する。
キー情報514−2(図19の1行目)で伝票名「処方変更指示」のレコードを検出した場合、RP番号と開始日時とに対応する枠に、処方中止マーク「(!)」が追加される。
又は、レコード(単位用法情報7a)の予備領域(服用変更フラグ)が「1」を示し、かつ、RP番号と開始日時とが一致する伝票名「処方変更指示」のレコード(単位用法情報7d)が存在した場合、処方中止マーク「(!)」を、RP番号と開始日時とに対応する枠内に付与する。
図20の例では、また、用法RP1については、日付「9月4日」の枠に処方中止マーク「(!)」が、処方薬有りマーク「○」に加えて付与されている。日付「9月5日」からは全て空欄である。
更に、用法RP1の直下に作成された行では、日付「9月2日」から「9月4日」の枠では空欄となり、日付「9月4日」から「9月9日」の枠で処方薬有りマーク「○」が付与されている。
用法RP2については、全て処方薬有りマーク「○」が付与されて、基本ケース(図10)と同様である。
経過表画面表示部535は、上述した図20に例示する日毎の対応テーブル515a−2と、図14に例示する処方薬用法情報511、511c、511e、及び511gとを用いて、経過表516を作成する。経過表画面表示部535は、必要に応じて、サーバ100から更に情報を取得してもよい。
図21は、処方変更ケースの時間枠毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。図21に示される時間枠毎の対応テーブル515b−2は、看護師端末5の経過表作成部530の表示対象作成部534が、キー情報514−2を用いて第2内容テーブル513b−2のレコード種別「IY」のレコードを参照することによって作成したテーブルである。
時間枠毎の対応テーブル515b−2は、基本ケースの時間枠毎の対応テーブル515a(図11)と同様に、キー情報514−2と時間枠とのマトリックステーブルであり、処方薬の有無を示す。処方薬有りの場合、処方薬有りマーク「○」が設定され、処方薬無しの場合、マークは設定されず空欄となる。
表示対象作成部534は、看護師等の利用者によって指定された画面表示期間に基づいて、経過表516の横軸の日付(月日)を求め、時間枠毎の対応テーブル515b−2に設定する。この例では、時間枠は、4時間毎であるが、それ以下でもそれ以上であってもよく4時間に限定されない。
また、キー情報514−2を用いて第2内容テーブル513b−2のレコード種別「IY」のレコードを参照して、対応テーブル515b−2において、キー情報514−2と開始日時が一致する日付であり、且つ、内服タイミングに対応する時間枠に、処方薬有りマーク「○」を設定する。
図21では、画面表示期間「2013/9/4」〜「2013/9/6」が指定された場合の時間枠毎の例を示し、時間枠毎の月日及び時間が設定されている。「9/4 0:00」から4時間毎に「9/6 20:00」までが示される。
用法毎のRP1に関しては、医師により処方変更が指示されている(図13)ため、入院患者に関しての処方薬用法情報511c(図14)が存在する。従って、時間枠毎の対応テーブル515a−2において、処方薬用法情報511cのRP番号「1」を含むキー情報514−2の1行目(「2000/Y10301/ /4264/1」)のレコードに対して、処方薬用法情報511cの開始日時に相当する時間枠「9/4 12:00」に処方中止マーク「(!)」が設定される。即ち、既存処方の用法を示す行において、処方中止マーク「(!)」が設定される。
RP1に関しては、更に、既存処方の用法の直下の行(キー情報514−2の2行目)に相当する2行目のレコードに対して、処方薬用法情報511dの開始日時「2013/9/4 13:30」及び終了日時「2013/9/9 昼」に基づいて、処方コード「Y10301」に従って、時間枠「9/4 16:00」、「9/5 8:00」、「9/5 12:00」、「9/5 16:00」、「9/6 8:00」、「9/6 12:00」、及び「9/6 16:00」に処方薬有りマーク「○」が設定される。
RP2に関しては、基本ケースの時間枠毎の対応テーブル515b(図11)と同様に、処方コード「Y10301」に従って、時間枠に「9/4 8:00」、「9/4 16:00」、「9/5 8:00」、「9/5 16:00」、「9/6 8:00」、及び「9/6 16:00」処方薬有りマーク「○」が設定される。
処方中止マーク「(!)」に関して、好ましくは、時間枠内の先頭(この例では、処方薬有りマーク「○」の左横)に付与することで、処方変更指示に気付き易くなる。更に、処方中止マーク「(!)」が付与された後の時間枠では、処方薬有りマーク「○」は消去されているため、明確に処方変更指示を理解することができる。また、処方中止マーク「(!)」が付与された処方では、その直下の行に、処方変更後において処方薬有りマーク「○」が付与されているため、明確に、変更後処方があることが分かる。
経過表画面表示部535は、上述した図21に例示する時間枠毎の対応テーブル515b−2と処方薬用法情報511、511c、及び511dとを用いて、経過表516を作成する。経過表画面表示部535は、必要に応じて、サーバ100から更に情報を取得してもよい。また、処方薬用法情報511cが指定する処方変更指示の時間枠に処方薬有りマーク「○」が存在しない場合は、処方薬用法情報511cに基づいて表示内容を編集する。
看護師等の利用者は、画面表示期間及び日毎(又は時間枠毎)表示を指定することによって、日毎(又は時間枠毎)に投薬スケジュールを確認することができる。
例えば、画面表示期間を日毎に表示する日毎表示を指定すると、画面表示期間に基づいて、図22のような経過表516a−2が看護師端末5に表示される。図22は、処方変更ケースの図19の対応テーブルに基づく日毎の経過表の表示例を示す図である。図22において、処方変更ケースの日毎で投薬時間スケジュールを示す経過表516a−2では、画面表示期間「9/2(月)」から「9/9(月)」に対して、日毎に、医師の処方薬毎の用法指示内容が表示されている。
医師の指示により処方変更となる用法RP1の「9/4(水)」の枠には、処方中止マーク「(!)」、処方薬有りマーク「○」、「エースコール錠2mg 3錠 コバシル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」が表示されている。「9/5(木)」の枠からは処方内容が表示されない。
一方、直下の行において、「9/4(水)」の枠から「コバシル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」が表示されていることから、『「9/4(水)」の日の途中で、本来服用する「エースコール錠2mg 3錠 コバシル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」から「コバシル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」に変更された』ことが分かる。
また、用法RP2では、「9/2(月)」から「9/9(月)」の全ての枠で、処方薬有りマーク「○」、「タナトリル錠10mg 2錠1日2回朝・夕食後」が表示されている。処方薬有りマーク「○」以外のマークはなく、また、直下に挿入された行もないため、既存の処方から変更がないことが分かる。
日毎で投薬時間スケジュールを示す経過表516a−2では、医師から処方変更指示があったことは分かるが、用法RP1に関して、医師が指示した処方の変更タイミング等の詳細を知りたい場合がある。その場合、看護師等の利用者は、画面表示期間及び時間枠毎表示を指定して、時間枠毎に詳細を確認することができる。画面表示期間を時間枠毎に表示する時間枠毎表示が指定されると、画面表示期間に基づいて、図23のような投薬時間スケジュールを示す経過表516b−2が看護師端末5に表示される。
図23は、処方変更ケースの図20の対応テーブルに基づく時間枠毎の経過表の表示例を示す図である。図23において、処方変更ケースの時間枠毎で投薬時間スケジュールを示す経過表516b−2では、画面表示期間「9/4(水)」から「9/5(木)」に対して、医師の処方薬毎の用法指示内容が表示されている。
医師の指示により処方変更される用法RP1の時間枠「9/4 8:00」には、処方中止マーク「(!)」、処方薬有りマーク「○」、「コバジル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後」が表示されている。「9/4 12:00」の時間枠からは処方内容が表示されない。
一方、直下の行において、用法コード「Y10301」に従って、「9/4 12:00」の時間枠から「コバシル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」が表示されていることから、『「9/4(水)」の日の途中の昼から、本来服用する「エースコール錠2mg 3錠 コバシル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」から「コバシル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」に変更された』ことが分かる。
また、用法RP2では、用法コード「Y10307」に従って、時間枠「9/4 8:00」、「9/4 16:00」、「9/5 8:00」、「9/5 16:00」で、処方薬有りマーク「○」、「タナトリル錠10mg 2錠1日2回朝・夕食後」が表示されている。処方薬有りマーク「○」以外のマークはなく、また、直下に挿入された行もないため、既存の処方から変更がないことが分かる。
処方変更指示を既存の投薬スケジュール上で表示することにより、処方変更の指示の存在を容易に把握することができる。
時間枠毎で投薬時間スケジュールを示す経過表516b−2では、処方変更の場合に、対象となった既存の用法の直下の行で、処方変更指示後の処方が変更後の用法に従って表示されることにより、処方変更指示の内容及び変更タイミングを把握し易くなる。
次に、飲み切り終了ケースについて、図24から図34で説明する。ここでは、上述された処方変更指示と飲み切り終了指示とが医師によって行われた場合で説明する。図24は、飲み切り終了ケースのオーダ情報例を示す図である。図24では、医師による新たなオーダの発行に応じて作成されたオーダ情報31に対して、処方変更指示の発行により作成されたオーダ情報35及び36と、飲み切り終了指示の発行により作成されたオーダ情報37及び38とを例示している。オーダ情報31、35及び36は、上述した通りであるのでその説明を省略する。
オーダ情報37は、飲み切り終了指示に応じて、サーバ100が内部的に生成してオーダDB112に格納したオーダ情報であり、患者ID37a、文書番号37b、オーダ番号37c、関連オーダ番号37c−2、開始予定日時37d、処方変更対象用法37e等の表示項目を有する。患者ID37a、文書番号37b、オーダ番号37cは、オーダ情報31と同様であるのでその説明を省略する。
飲み切り終了指示を受信すると、サーバ100のオーダ受付部120では、医師による飲み切り終了指示時で、一旦、既存の用法を中止して、指示時後の最初の投与タイミングから服用を再開させるために新たにレコードを作成し追加する。本実施例では、経過表516の表示時には、既存用法の行では、飲み切り終了指示までの用法を表示し、既存用法の直下の行に新たなレコードに基づく用法を表示する。
開始予定日時37dは、医師が飲み切り指示した日時に基づく日時が示される。この例では、医師によって指示された日時の1分前の「2013/9/5 18:29」が指定される。経過表516の表示時に、飲み切り終了指示時の直前の投与タイミングまでを既存の処方の行で示すためである。
関連オーダ番号37c−2は、飲み切り対象の用法(RP)が指示されている既存オーダの番号を示す。関連オーダ番号37c−2は、後述されるオーダ情報34に基づいて設定される。
飲み切り対象用法37eは、新規オーダ時の用法を特定する。飲み切り対象用法37eには、対象用法内容37fと指示37gが示される。飲み切り対象用法37eは、後述されるオーダ情報38に基づいて設定される。
図24の例では、関連オーダ番号「4264」によって、既存オーダを特定している。飲み切り対象用法37eの対象用法内容37fには、「タナトリル錠10mg 2錠 1日2回朝・夕食後 7日分」が示される。対象用法内容37fは、オーダ情報31の用法一覧31e内の用法RP2の内容と同一である。
指示37gには、「処方中止」が示される。サーバ100のオーダ受付部120は、既存の処方を一旦中止するために、内部的に、処方中止指示を生成したためである。
オーダ情報38は、医師が飲み切り終了指示を示すオーダ情報301に基づいて、オーダDB112に格納されるオーダ情報であり、患者ID38a、文書番号38b、オーダ番号38c、関連オーダ番号38c−2、開始予定日時38d、処方変更対象用法38e等の表示項目を有する。患者ID38a、文書番号38b、オーダ番号38cは、オーダ情報31と同様であるのでその説明を省略する。
開始予定日時38dは、医師が飲み切り終了を指示した日時が示される。この例では、サーバ100によって指示された日時「2013/9/5 18:30(夕食後)」が指定される。
関連オーダ番号38c−2は、飲み切り終了対象の用法(RP)が指示されている既存オーダの番号を示す。飲み切り終了対象用法38eは、既存オーダの用法を特定する。飲み切り終了対象用法38eには、対象用法内容38fと飲み切り終了指示内容38gが示される。関連オーダ番号38c−2及び飲み切り終了対象用法38eは、医師によって指定される。
図24の例では、関連オーダ番号「4264」によって、既存オーダを特定している。飲み切り終了対象用法38eの対象用法内容38fには、「タナトリル錠10mg 2錠 1日2回朝・夕食後 7日分」が示され、飲み切り終了指示内容38gには、「飲み切り終了 処方中止 9/5 夕食後」が示されている。対象用法内容38fは、オーダ情報31の用法一覧31e内の用法RP2の内容と同一である。
図25は、飲み切り終了ケースの処方薬用法情報のデータ例を示す図である。図25において、医師が指示した既存の用法を示すオーダ情報31(図5)に基づいて作成された処方薬用法情報511に、処方薬用法情報511c、511d、511e、511fとが追加されて、カーデックスDB114に格納されている。
処方薬用法情報511cは、医師による処方変更指示に応じて、サーバ100が内部的に生成したオーダ情報35(図24)に基づいて作成された情報である。処方薬用法情報511cは、開始日時及び終了日時が同一の日時「2013/9/4 13:29」を示すように作成される。
処方薬用法情報511dは、医師による処方変更指示を示すオーダ情報36(図24)基づいて作成された情報である。処方薬用法情報511dは、開始日時は日時「2013/9/4 13:30」、また、終了日時は日時「2013/9/9 昼」を示すように作成される。
処方薬用法情報511eは、医師による飲み切り終了指示に応じて、サーバ100が内部的に生成したオーダ情報37(図24)に基づいて作成された情報である。処方薬用法情報511eは、開始日時及び終了日時が同一の日時「2013/9/5 18:29」を示すように作成される。
処方薬用法情報511fは、医師による飲み切り終了指示を示すオーダ情報38(図24)基づいて作成された情報である。開始日時は日時「2013/9/5 18:30」、また、終了日時は日時「2013/9/5 夕」を示すように作成される。
サーバ100のオーダ分解部140は、処方中止指示を示す処方薬用法情報511cに基づいて、関連オーダ「4264」と一致するオーダ番号のレコードのうち、RP番号「1」のレコードの終了日時を、処方薬用法情報511cの終了日時「2013/9/4 13:29」で書き換える。このようにして処方変更対象の用法(RP)が変更される。
また、オーダ分解部140は、別の処方中止指示を示す処方薬用法情報511eに基づいて、関連オーダ「4264」と一致するオーダ番号のレコードのうち、RP番号「2」のレコードの終了日時を、処方薬用法情報511eの終了日時「2013/9/5 18:29」で書き換える。このようにして飲み切り終了対象の用法(RP)が変更される。
更に、伝票名「処方変更指示」又は「飲み切り終了指示」のレコードが存在する場合は、オーダ分解部140は、伝票名「飲み切り終了指示」のレコードのRP番号と一致するレコードに対して、予備領域(変更フラグ)に「1」を設定する。「1」を設定することにより、医師により処方変更指示又は飲み切り終了指示がなされたことを示す。
図26は、飲み切り終了ケースの第1内部テーブルのデータ例を示す図である。図26に例示する第1内部テーブル513a−4は、図7の第1内部テーブル513aと同様の項目を有する。これら項目は、図6の処方薬用法情報511と同様であるので、各項目の説明を省略する。
図26を参照して、飲み切り終了ケースにおける、看護師端末5における経過表作成部530の分解部532の有効日毎分解部533aの有効日毎分解処理の例について説明する。有効日毎分解部533aは、レコード種別「IR」を示す処方薬用法情報511、511c、511d、511e、及び511fを処理対象とする。開始日時と終了日時とから有効日数を取得して、処方薬用法情報511を有効日数分の日毎の単位用法情報7aに分解する。
図26では、患者ID「20110」の入院患者に対して取得したレコード種別「IR」を示す処方薬用法情報511(図25)に基づいて、用法(RP)毎に、有効日数分(3又は4レコード分)の日毎の単位用法情報7aに分解した例を示している。
図25のRP番号「1」に対して、有効日毎分解部533aは、終了日時が「2013/9/4 13:29」に変更されているため、有効日数は「3日」となる。従って、有効日毎分解部533aは、「3日」分の日毎の単位用法情報7aを作成し、レコード種別を、日毎を示す「IX」に書き換える。
また、図25のRP番号「2」に対して、有効日毎分解部533aは、終了日時が「2013/9/5 18:29」に変更されているため、有効日数は「4日」となる。従って、有効日毎分解部533aは、「4日」分の日毎の単位用法情報7aを作成し、レコード種別を、日毎を示す「IX」に書き換える。
このようにして作成された第1内部テーブル513a−4は、端末記憶部130bに格納される。
図27及び図28は、飲み切り終了ケースの第2内部テーブルのデータ例を示す図である。図27及び図28で、飲み切り終了ケースの第2内部テーブル513b−4の全体を示す。図27及び図28に例示する第2内部テーブル513b−4は、図8の基本ケースの第2内部テーブル513bと同様の項目を有し、これら項目の説明を省略する。
図27及び図28を参照して、飲み切り終了ケースにおける、看護師端末5における経過表作成部530の分解部532の分服毎分解部533bによる分服毎分解処理は、図8を参照して説明した基本ケースと同様であるので、詳細な説明は省略する。
分服毎分解部533bは有効日毎分解部533aが作成した第1内部テーブル513a−4(図26)に対して、更に、用法コードに従って、分服毎の単位用法情報7a−2に分解してレコードを追加する。
図27では、患者ID「20110」の入院患者の第1内部テーブル531a−4を用いて、レコード種別「IX」のRP番号「1」の各レコードに対して、用法コードに基づいて、分服毎の単位用法情報7a−2に分解した例を示している。生成された分服毎の単位用法情報7a−2の予備領域(変更フラグ)には「1」が設定されている。
図28では、患者ID「20110」の入院患者の第1内部テーブル531a−4を用いて、レコード種別「IX」のRP番号「2」の各レコードに対して、用法コードに基づいて、分服毎の単位用法情報7a−2に分解した例を示している。生成された分服毎の単位用法情報7a−2の予備領域(変更フラグ)には「1」が設定されている。
また、レコード種別「IX」のRP番号「1」かつ伝票名「処方中止指示」のレコード(単位用法情報7c)に対して、開始日時に処方中止タイミングを設定した単位用法情報7c−2が作成される。即ち、処方薬用法情報511c(図25)に基づいた開始日時及び終了日時を同一とした「2013/9/4 13:29」が設定された単位用法情報7c−2が作成される。
また、レコード種別「IX」のRP番号「1」かつ伝票名「処方変更指示」のレコード(単位用法情報7d)に対して、開始日時に処方変更タイミングを設定した単位用法情報7d−2が作成される。即ち、処方薬用法情報511d(図25)に基づいて、開始日時に「2013/9/4 13:30」、終了日時に「2013/9/9 昼」が設定された単位用法情報7d−2が作成される。
更に、レコード種別「IX」のRP番号「2」かつ伝票名「処方中止指示」のレコード(単位用法情報7e)に対して、開始日時に処方中止タイミングを設定した単位用法情報7e−2が作成される。即ち、処方薬用法情報511e(図25)に基づいた開始日時及び終了日時を同一とした「2013/9/5 18:29」が設定された単位用法情報7e−2が作成される。
また、レコード種別「IX」のRP番号「2」かつ伝票名「飲み切り終了指示」のレコード(単位用法情報7f)に対して、開始日時に飲み切り終了タイミングを設定した単位用法情報7f−2が作成される。即ち、処方薬用法情報511e(図25)に基づいて、開始日時に「2013/9/5 18:30」、終了日時に「2013/9/9 昼」が設定された単位用法情報7f−2が作成される。
次に、看護師端末5の経過表作成部530の表示対象作成部534による表示対象作成処理で作成される、飲み切り終了ケースのキー情報514−4及び対応テーブル515a−4、515b−4について説明する。図29は、飲み切り終了ケースのキー情報のデータ例を示す図である。図29に示すキー情報514−4は、表示対象作成部534によって、端末記憶部130bに格納されている伝票名「入院処方」の処方薬用法情報511、及び、伝票名「飲み切り終了指示」の処方薬用法情報511f(図25)に基づいて作成され、用法(RP)毎に、「予備領域(並び順)/用法コード/関連オーダ番号/オーダ番号/RP番号」を示す。
飲み切り終了ケースでは、伝票名「処方変更指示」の処方薬用法情報511c(図25)、及び、伝票名「飲み切り終了指示」の処方薬用法情報511f(図25)が存在する。経過表516において、処方変更指示及び飲み切り指示以降の用法を表示する行が作成されるように、キー情報514−4が作成される。
処方薬用法情報511及び511e(図25)に基づいて作成されたキー情報514−4によって、経過表516に表示する際の、処方薬の並び順と、処方薬に対する用法とが特定される。予め決められた並び順で経過表516を作成するために、表示対象作成部534は、作成したキー情報514−4を予備領域(並び順)でソートする。
図29の例では、ソートした1行目(経過表516の1番目の処方)には、「2000/Y10301/ /4264/1」(RP1)が指定される。また、2行目(経過表516の2番目の処方)には、「2000/Y10301/ /4266/1」(RP1)が指定される。更に、3行目(経過表516の3番目の処方)には、「2001/Y10307/ /4264/2」(RP2)が指定される。そして、4行目(経過表516の4番目の処方)には、「2001/Y10307/4264/4268/2」(RP2)が指定される。
このようなキー情報514−4の順に従って、経過表516が作成されることにより、飲み切り終了指示のあったRP3の直下の行に飲み切り終了指示後のRP3の用法が表示可能となる。
飲み切り終了ケースの経過表516を作成する際に参照される対応テーブル515a−4について説明する。図30は、飲み切り終了ケースの日毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。図30に示される日毎の投薬スケジュールを示す対応テーブル515a−4は、看護師端末5の経過表作成部530の表示対象作成部534が、キー情報514−4を用いて第2内容テーブル513b−4のレコード種別「IX」のレコードを参照することによって作成したテーブルである。
日毎の投薬スケジュールを示す対応テーブル515a−4は、基本ケースの日毎の対応テーブル515a(図26)と同様に、キー情報514−4と日付とのマトリックステーブルであり、処方薬の有無を示す。処方薬有りの場合、処方薬有りマーク「○」が設定され、処方薬無しの場合、マークは設定されず空欄となる。
表示対象作成部534は、看護師等の利用者によって指定された画面表示期間に基づいて、経過表516の横軸の日付(月日)を求め、日毎の対応テーブル515a−4に設定する。
また、表示対象作成部534は、キー情報514−4(図29)の1行目から順に用いて第1内容テーブル513a−4(レコード種別「IX」のレコード)を参照し、対応テーブル515a−4において、キー情報514−4と開始日時が一致する日付に対応する枠に、処方薬有りマーク「○」を設定する。
キー情報514−4(図29)を用いて第1内容テーブル513a−4(図26)(レコード種別「IX」のレコード)を参照したときに、伝票名「処方中止指示」のレコード(単位用法情報7c及び7e)が存在する場合、表示対象作成部534は、日毎の対応テーブル515a−2において、当該レコード(単位用法情報7c及び7e)のRP番号と開始日時とに対応する枠に、処方中止マーク「(!)」を付与する。キー情報514−4(図29)の2行目及び4行目を用いた場合に相当する。
レコード(単位用法情報7a)の予備領域(服用変更フラグ)が「1」を示し、開始日時の日付が、伝票名「処方中止指示」のレコード(単位用法情報7c及び7e)の開始日時の日付と一致する場合、当該日付に対応する枠に処方中止「(!)」を付与するようにしても良い。
図30の例では、用法RP1については、日付「9月4日」の枠に処方中止「(!)」が、処方薬有りマーク「○」に加えて付与されている。日付「9月5日」以降は全て空欄である。用法RP1の直下に作成された行では、即ち、既存の用法RP1の行と既存の用法RP2の行の間に挿入された新たな行では、日付「9月2日」及び「9月3日」の枠では空欄となり、日付「9月4日」から「9月9日」の枠で処方薬有りマーク「○」が付与されている。
また、用法RP2については、日付「9月5日」の枠に処方中止「(!)」が、処方薬有りマーク「○」に加えて付与されている。日付「9月6日」以降は全て空欄である。用法RP2の直下に作成された行では、日付「9月2日」から「9月4日」の枠では空欄となり、日付「9月5日」から「9月9日」の枠で処方薬有りマーク「○」が付与されている。
経過表画面表示部535は、上述した図30に例示する日毎の対応テーブル515a−4と処方薬用法情報511、511c、511e、及び511gとを用いて、経過表516を作成する。経過表画面表示部535は、必要に応じて、サーバ100から更に情報を取得してもよい。
図31は、飲み切り終了ケースの時間枠毎の対応テーブルのデータ例を示す図である。図31に示される時間枠毎の対応テーブル515b−4は、看護師端末5の経過表作成部530の表示対象作成部534が、キー情報514−4を用いて第2内容テーブル513b−4のレコード種別「IY」のレコードを参照することによって作成したテーブルである。
時間枠毎の対応テーブル515b−4は、基本ケースの時間枠毎の対応テーブル515a(図11)と同様に、キー情報514−4と日付とのマトリックステーブルであり、処方薬の有無を示す。処方薬有りの場合、処方薬有りマーク「○」が設定され、処方薬無しの場合、マークは設定されず空欄となる。
表示対象作成部534は、看護師等の利用者によって指定された画面表示期間に基づいて、経過表516の横軸の日付(月日)を求め、時間枠毎の対応テーブル515b−4に設定する。この例では、時間枠は、4時間毎であるが、それ以下でもそれ以上であってもよく4時間に限定されない。
また、キー情報514−4を用いて第2内容テーブル513b−4のレコード種別「IY」のレコードを参照して、対応テーブル515b−4において、キー情報514−4と開始日時が一致する日付であり、且つ、内服タイミングに対応する時間枠に、処方薬有りマーク「○」を設定する。
図31では、画面表示期間「2013/9/4」〜「2013/9/6」が指定された場合の時間枠毎の例を示し、時間枠毎の月日及び時間が設定されている。「9/4 0:00」から4時間毎に「9/6 20:00」までが示される。
図31の例では、用法毎のRP1に関しては、医師により処方変更が指示されている(図24)ため、入院患者に関しての処方薬用法情報511d(図25)が存在する。従って、時間枠毎の対応テーブル515a−4において、処方薬用法情報511dのRP番号「1」を含むキー情報514−4の1行目(「2000/Y10301/ /4264/1」)のレコードに対して、処方薬用法情報511cの開始日時「2013/9/4 13:29」の時間枠「9/4 12:00」直前の投与タイミングの時間枠「9/4 8:00」に処方中止マーク「(!)」が設定される。即ち、既存処方の用法を示す行において、処方中止マーク「(!)」が設定される。時間枠「9/4 12:00」から空欄となる。
更に、RP1に関しては、既存処方の用法の直下の行(キー情報514−4の2行目)に相当する2行目のレコードに対して、処方薬用法情報511dの開始日時「2013/9/4 13:30」の時間枠「9/4 12:00」から時間枠「9/6 16:00」まで、処方コード「Y10301」に従って、処方薬有りマーク「○」が設定される。
RP2に関しては、医師により飲み切り終了が指示されている(図24)ため、入院患者に関しての処方薬用法情報511e(図25)が存在する。従って、時間枠毎の対応テーブル515a−4において、処方薬用法情報511cのRP番号「2」を含むキー情報514−4の3行目(「2001/Y10307/ /4264/2」)のレコードに対して、処方薬用法情報511eの開始日時「2013/9/5 18:29」の時間枠「9/4 16:00」直前の投与タイミングの時間枠「9/5 12:00」に処方中止マーク「(!)」が設定される。即ち、既存処方の用法を示す行において、処方中止マーク「(!)」が設定される。時間枠「9/4 12:00」から空欄となる。
更に、RP2に関しては、既存処方の用法の直下の行(キー情報514−4の4行目)に相当する4行目のレコードに対して、処方薬用法情報511fの開始日時「2013/9/5 18:30」の時間枠「9/5 16:00」から時間枠「9/6 16:00」まで、処方コード「Y10307」に従って、処方薬有りマーク「○」が設定される。
処方中止マーク「(!)」に関して、好ましくは、時間枠内の先頭(この例では、処方薬有りマーク「○」の左横)に付与することで、処方変更指示又は飲み切り終了指示に気付き易くなる。更に、処方中止マーク「(!)」が付与された後の時間枠では、空欄となるため、明確に処方変更指示を理解することができる。
一方、処方中止マーク「(!)」が付与された処方では、その直下の行に、処方変更指示又は飲み切り終了後において処方薬有りマーク「○」が付与されているため、明確に、指示後の残りを飲みきって投薬終了することが分かる。
経過表画面表示部535は、上述した図31に例示する時間枠毎の対応テーブル515b−4と処方薬用法情報511、511c、511d、511e、511fとを用いて、経過表516を作成する。経過表画面表示部535は、必要に応じて、サーバ100から更に情報を取得してもよい。また、処方薬用法情報511c、511eが指定する処方中止指示の時間枠に処方薬有りマーク「○」が存在しない場合は、処方薬用法情報511cに基づいて表示内容を編集する。
看護師等の利用者は、画面表示期間及び日毎(又は時間枠毎)表示を指定することによって、日毎(又は時間枠毎)に投薬スケジュールを確認することができる。
例えば、画面表示期間を日毎に表示する日毎表示を指定すると、画面表示期間に基づいて、図32のような経過表516a−4が看護師端末5に表示される。図32は、飲み切り終了ケースの図30の対応テーブルに基づく日毎の経過表の表示例を示す図である。図32において、飲み切り終了ケースの日毎で投薬時間スケジュールを示す経過表516a−4では、画面表示期間「9/2(月)」から「9/9(月)」に対して、日毎に、医師の処方薬毎の用法指示内容を表示している。
医師の指示により処方変更となる日付「9/4(水)」の用法RP1の枠には、処方中止マーク「(!)」、処方薬有りマーク「○」、「エースコール錠2mg 3錠 コバジル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後」が表示されている。日付「9/5(木)」から日付「9/9(月)」までは空欄である。
そして、処方中止マーク「(!)」を付与した既存の用法の直下の行の日付「9/4(水)」の枠から、処方薬有りマーク「○」が付与され、「コバジル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後」が表示されている。
この表示により、看護師等の利用者は、『「9/4(水)」には本来服用する「エースコール錠2mg 3錠 コバシル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後 7日分」から「コバシル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後 7日分」に変更になった』ことが理解し易くなる。従って、用法RP1に関して、「9/4(水)」の日の途中で服用が中止になったことを確認できる。
また、医師の飲み切り終了を指示した日付「9/5(木)」の用法RP2の枠には、処方中止マーク「(!)」、処方薬有りマーク「○」、「タナトリル錠10mg 2錠1日2回朝・夕食後」が表示されている。日付「9/6(金)」から日付「9/9(月)」までは空欄である。
そして、処方中止マーク「(!)」を付与した既存の用法の直下の行の日付「9/5(木)」の枠から、処方薬有りマーク「○」が付与され、「タナトリル錠10mg 2錠1日2回朝・夕食後」が表示されている。
この表示により、看護師等の利用者は、『「9/5(木)」に本来服用する「タナトリル錠10mg 2錠1日2回朝・夕食後」の飲み切り終了の指示があった』ことを容易に理解できる。従って、用法RP2に関して、「9/5(木)」の日の途中で飲み切り終了の指示があったことを確認できる。
看護師は、処方変更の指示、飲み切り終了の指示が、日の途中に存在することを確認できるため、効率的に入院患者の処方薬を準備することができる。
一方、図32に示すような日毎の表示において、用法RP1に対して「9/4(水)」の夕食後まで既存通りの処方で、「9/5(木)」の朝食から処方薬の1つが中止となるような、既存処方と変更処方の境目が日を跨る指示の場合、「9/4(水)」の用法RP1の2段目の枠(点線で囲まれた表示欄)は、空欄となり、「9/5(木)」の朝食から「○コバジル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後」が表示される。
日毎で投薬時間スケジュールを示す経過表516a−4では、医師から日の途中で処方変更指示があったこと、飲み切り終了指示があったことは分かるが、用法RP1、RP2共に分服であり、服用を変更するタイミング、医師が指示した飲み切り終了指示のタイミング等の詳細を知りたい場合がある。その場合、看護師等の利用者は、画面表示期間及び時間枠毎表示を指定して、時間枠毎に詳細を確認するこができる。画面表示期間を時間枠毎に表示する時間枠毎表示が指定されると、画面表示期間に基づいて、図33のような投薬時間スケジュールを示す経過表516b−4が看護師端末5に表示される。
図33は、飲み切り終了ケースの図30の対応テーブルに基づく時間枠毎の経過表の表示例を示す図である。図33において、飲み切り終了ケースの時間枠毎で投薬時間スケジュールを示す経過表516b−4では、画面表示期間「9/4(水)」から「9/5(木)」に対して、医師の処方薬毎の用法指示内容を表示している。
医師の指示により処方変更となる「9/4 8:00」の用法RP1の枠には、処方中止マーク「(!)」、処方薬有りマーク「○」、「エースコール錠2mg 3錠 コバジル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後」が表示されている。用法コードに関わりなく、日付「9/4 12:00」から日付「9/5 20:00」まで空欄である。
そして、処方中止マーク「(!)」を付与した既存の用法の直下の行の日付「9/4 12:00」の時間枠から、医師が指示した既存の用法に従って、処方薬有りマーク「○」が付与され、「コバジル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後」が表示されている。
従って、『「9/4 12:00」(昼食後)には本来服用する「エースコール錠2mg 3錠 コバシル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後 7日分」から「コバシル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後 7日分」に変更になった』ことが理解し易くなる。従って、看護師等の利用者は、用法RP1に関して、「9/4(水)」の日の途中の、処方が変更されるタイミングを適切に確認できる。
また、医師より飲み切り終了の指示がなされた用法RP2の「9/5 8:00」の時間枠には、処方中止マーク「(!)」、処方薬有りマーク「○」、「タナトリル錠10mg 2錠1日2回朝・夕食後」が表示されている。用法コードに関わりなく、日付「9/5 12:00」から日付「9/5 20:00」まで空欄である。
そして、処方中止マーク「(!)」を付与した既存の用法の直下の行の日付「9/5 16:00」の時間枠には、医師が指示した既存の用法に従って、処方薬有りマーク「○」が付与され、「タナトリル錠10mg 2錠1日2回朝・夕食後」が表示されている。
この表示により、看護師等の利用者は、『「9/4 12:00」(昼食後)に本来服用する「エースコール錠2mg 3錠 コバシル錠2mg 3錠 1日3回 朝・昼・夕食後 7日分」から「タナトリル錠10mg 2錠1日2回朝・夕食後」の飲み切り終了の指示があった』ことを容易に理解できる。
更に、看護師等の利用者は、マウス等を用いて処方中止マーク「(!)」の時間枠を選択することによって、内容9cを確認することができる。
図33に示すような時間枠毎の表示において、用法RP1に対して「9/4(水)」の夕食後まで既存通りの処方で、「9/5(木)」の朝食から処方薬の1つが中止となるような、既存処方と変更処方の境目が日を跨る指示の場合、「9/4 8:00」及び「9/4 12:00」の表示枠内には、処方中止マーク「(!)」のない「○エースコール錠2mg 3錠 コバシル錠2mg 1日3回 朝・昼・夕食後 7日分」が表示され、「9/4 16:00」の表示枠内には、処方中止マーク「(!)」が付加された「(!)○エースコール錠2mg 3錠 コバシル錠2mg 1日3回朝・昼・夕食後 7日分」が表示される。そして、「9/4 8:00」から「9/5 20:00」表示枠内は空欄となる。
一方、用法RP1の既存処方の直下の行では、「9/4 0:00」から「9/5 4:00」までの表示枠内では空欄を示し、指定された「9/5(木)」の朝食に相当する「9/5 8:00」、「9/5 12:00」、及び「9/5 16:00」の表示枠内に「○コバジル錠2mg 3錠 1日3回朝・昼・夕食後」が表示される。
処方変更指示を既存の投薬スケジュール上で表示することにより、処方変更指示の存在を容易に把握することができる。同様に、飲み切り終了指示も投薬スケジュール上で表示されることにより、飲み切り終了指示の存在を容易に把握することができる。処方変更及び飲み切り終了の夫々において、更に、対象となった既存の用法の直下の行に、指示後の処方が表示されることにより、処方変更指示であったのか、飲み切り終了指示であったのかを容易に判断でき、指示の内容を把握し易くなる。
時間枠毎で投薬時間スケジュールを示す経過表516b−4によって、利用者は、処方変更のタイミングを容易に理解することができる。また、利用者は、処方変更、飲み切り終了等の指示内容を容易に把握することができる。
図34は、経過表の印刷出力例を示す図である。図34において、経過表9aは、看護師端末5等からの印刷要求に応じてプリンタ9から出力された例である。経過表9aにおいて、項目「薬剤」の項目「処方」の領域に、用法RP1及びRP2が、図32の画面表示された場合の日毎の経過表516a−4と同様に示される。
経過表516b−4との違いにおいて、処方中止マーク「(!)」の代わりに、マーク「[×]」が印刷される場合を示している。画面表示と同様の標記で示すようにしても良い。
次に、本実施例の看護師端末5の経過表作成部530による経過表作成処理について図35及び図36で説明する。
図35及び図36は、看護師端末の経過表作成部による経過表作成処理を説明するための図である。図35において、経過表作成部530の処方薬用法情報取得部531は、サーバ100から、サーバ100のカーデックスDB114に記憶されている入院患者の処方薬用法情報511を取得する(ステップS51)。処方薬用法情報511は端末記憶部130bに記憶される。
分解部533は、処方薬用法情報511を有効日数に基づいて分解する。即ち、有効日毎分解部533aは、処方薬用法情報511から有効日毎に単位用法情報7aを生成して、第1内部テーブル513a(又513a−2又は513a−4)を作成し、端末記憶部130bに記憶する。また、分服毎分解部533bは、第1内部テーブル513aを参照して、投与タイミング毎の単位用法情報7a−2を生成して、第2内容テーブル513b(又は513b−2又は513b−4)を作成し、端末記憶部130bに記憶する。
表示対象作成部534は、キー情報514(又は514−4)を作成し、ソートする(ステップS53)。そして、看護師等の利用者から画面表示期間、及び、表示単位(日毎又は時間枠毎)を取得し(ステップS54)、日毎が選択されたか又は時間枠毎が選択されたかを判断する(ステップS55)。
時間枠毎が選択された場合、表示対象作成部534は、図36のステップS76へと進む。一方、日毎が選択された場合、表示対象作成部534は、画面表示期間に基づいて、経過表の横軸を求め、キー情報514(又は514−4)及び第1内部テーブル513a(又は513a−2又は513a−4)を用いて、キー情報514(又は514−4)と開始日時とから対応する枠内に処方有りマーク「○」を付与する(ステップS56)。対応テーブル515(又は515a−2又は515a−4)が端末記憶部130bに記憶される。
表示対象作成部534は、処方中止指示が存在するか否かを判断する(ステップS57)。処方中止指示が第1内部テーブル513a(又は513a−2又は513a−4)に存在しない場合、経過表画面表示部535によって、マーク(処方有りマーク「○」)が存在する枠内に投薬タイミングを含む処方内容が設定される(ステップS21)。
経過表画面表示部535によって、対応テーブル515a(図10)に基づいて、マーク(処方有りマーク「○」)が付与された、日毎の経過表516が作成され画面表示される(ステップS22)。そして、経過表作成処理は終了する。
一方、処方中止指示が存在する場合、表示対象作成部534は、処方中止指示によって指定される開始日時の枠内に処方中止マーク「(!)」を付与する(ステップS58)。
そして、表示対象作成部534は、処方変更指示又は飲み切り終了指示のあった既存処方の直下の行に、指示後の投薬スケジュールを設定する(ステップS59)。飲み切り終了指示のあった既存処方の直下の行に対して、キー情報514−4と開始日時とから対応する枠内に処方有りマーク「○」が付与される。
そして、経過表画面表示部535は、マーク(処方有りマーク「○」又は飲み切り終了マーク「(!)」)が存在する枠内に投薬タイミングを含む処方内容を設定する(ステップS60)。従って、中止当日の枠内に投薬タイミングの明示を維持しつつ処方中止マーク「(!)」が付与される。
従って、経過表画面表示部535によって、対応テーブル515a−4(図30)に基づいて、処方有りマーク「○」に加え、処方中止マーク「(!)」が付与された、日毎の経過表516が作成され画面表示される(ステップS62)。そして、経過表作成処理は終了する。
図36にて、図35のステップS55において、時間枠毎が選択された場合、表示対象作成部534は、画面表示期間に基づいて、経過表の横軸を求め、キー情報514(又は514−4)及び第2内部テーブル513b(又は513b−2又は513b−4)を用いて、キー情報514(又は514−4)と開始日時とから対応する時間枠内に処方有りマーク「○」を付与する(ステップS76)。対応テーブル515(又は515b−2又は515b−4)が端末記憶部130bに記憶される。
表示対象作成部534は、処方中止指示が存在するか否かを判断する(ステップS77)。処方中止指示が第2内部テーブル513b(又は513b−2又は513b−4)に存在しない場合、経過表画面表示部535によって、マーク(処方有りマーク「○」)が存在する枠内に投薬タイミングを含む処方内容が設定される(ステップS81)。
経過表画面表示部535によって、対応テーブル515b(図11)に基づいて、マーク(処方有りマーク「○」)が付与された、日毎の経過表516が作成され画面表示される(ステップS82)。そして、経過表作成処理は終了する。
一方、処方中止指示が存在する場合、表示対象作成部534は、処方中止指示によって指定される開始日時の枠内に処方中止マーク「(!)」を付与する(ステップS78)。
そして、表示対象作成部534は、処方変更指示又は飲み切り終了指示のあった既存処方の直下の行に、指示後の投薬スケジュールを設定する(ステップS79)。飲み切り終了指示のあった既存処方の直下の行に対して、キー情報514−4と開始日時とから対応する枠内に処方有りマーク「○」が付与される。
そして、経過表画面表示部535は、マーク(処方有りマーク「○」又は飲み切り終了マーク「(!)」)が存在する枠内に投薬タイミングを含む処方内容を設定する(ステップS80)。従って、中止当日の枠内に投薬タイミングの明示を維持しつつ処方中止マーク「(!)」が付与される。
従って、経過表画面表示部535によって、対応テーブル515a−4(図30)に基づいて、処方有りマーク「○」に加え、処方中止マーク「(!)」が付与された、日毎の経過表516が作成され画面表示される(ステップS80)。そして、経過表作成処理は終了する。
上述したように、本実施例では、投薬スケジュールにおいて、処方の中止当日の表示欄に、中止当日の投薬タイミングを明示しつつ処方中止マーク「(!)」を表示することで、日の途中で変更になる処方を見易く表示できる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の投与タイミングで投与される複数の薬についての第1の処方指示と、第2の投与タイミングで投与される1又は複数の薬についての第2の処方指示とを受け付け、
該第1の処方指示についての処方スケジュールと、該第2の処方指示についての処方スケジュールとを隣接する行又は列に配置した表示を行い、
前記第1の処方指示において投与対象とされる前記複数の薬のうち一部の薬を投与しないようにする変更により第3の処方指示がなされる場合に、前記第1の処方指示についての処方スケジュールと、前記第2の処方指示についての処方スケジュールとの間に前記第3の処方指示についての処方スケジュールを配置して表示する制御を行う、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とするスケジュール表示制御プログラム。
(付記2)
前記コンピュータに、
前記第1の処方指示の処方スケジュールにおいて、前記第3の処方指示により指示された処方が変更される当日の表示欄に、該当日における前記第1の投与タイミングの明示を維持しつつ中止マークを付与し、また、該処方の直下の行の該当日以降の表示欄に該第3の処方指示で指定される第3の投与タイミングを表示する制御を行わせることを特徴とする付記1記載のスケジュール表示制御プログラム。
(付記3)
前記コンピュータに、
前記第2の処方指示に対して、前記薬を飲み切って終了する第4の処方指示がなされた場合、該第4の処方指示により指示された当日の表示欄に、該当日における前記第2の投与タイミングの明示を維持しつつ中止マークを付与し、また、該当日以後の該第2の投与タイミングは前記第2の処方指示の処方スケジュールの直下の行の表示欄に表示する制御を行わせることを特徴とする付記1記載のスケジュール表示制御プログラム。
(付記4)
前記コンピュータに、
前記第1の処方指示の処方スケジュールにおいて、前記第3の処方指示により指示された処方が変更される日時に基づいて、該変更の直前の時間枠内に前記第1の投与タイミングの明示を維持しつつ中止マークを付与し、また、該処方スケジュールの直下の行の該日時を含む時間枠から該第3の処方指示で指示される第3の投与タイミングを明示させることを特徴とする付記1記載のスケジュール表示制御プログラム。
(付記5)
前記コンピュータに、
前記第2の処方指示に対して、前記薬を飲み切って終了する第4の処方指示がなされた場合、該第4の処方指示により指示された日時に基づいて、該指示の直前の時間枠内に前記第2の投与タイミングの明示を維持しつつ中止マークを付与し、また、該当日以後の該第2の投与タイミングは該処方スケジュールの直下の行の該日時を含む時間枠から明示させることを特徴とする付記4記載のスケジュール表示制御プログラム。
(付記6)
前記コンピュータに、
前記中止マークが付与された時間枠の選択に応じて、前記第2の処方指示を詳細に表示させることを特徴とする付記5記載のスケジュール表示制御プログラム。
(付記7)
第1の投与タイミングで投与される複数の薬についての第1の処方指示と、第2の投与タイミングで投与される1又は複数の薬についての第2の処方指示とを受け付け、
該第1の処方指示についての処方スケジュールと、該第2の処方指示についての処方スケジュールとを隣接する行又は列に配置した表示を行い、
前記第1の処方指示において投与対象とされる前記複数の薬のうち一部の薬を投与しないようにする変更により第3の処方指示がなされる場合に、前記第1の処方指示についての処方スケジュールと、前記第2の処方指示についての処方スケジュールとの間に前記第3の処方指示についての処方スケジュールを配置して表示する
制御をコンピュータが実行することを特徴とするスケジュール表示制御方法。
(付記8)
第1の投与タイミングで投与される複数の薬についての第1の処方指示と、第2の投与タイミングで投与される1又は複数の薬についての第2の処方指示とを取得する取得部と、
該第1の処方指示についての処方スケジュールと、該第2の処方指示についての処方スケジュールとを隣接する行又は列に配置した表示を行う表示部とを有し、
前記表示部は、
前記第1の処方指示において投与対象とされる前記複数の薬のうち一部の薬を投与しないようにする変更により第3の処方指示がなされる場合に、前記第1の処方指示についての処方スケジュールと、前記第2の処方指示についての処方スケジュールとの間に前記第3の処方指示についての処方スケジュールを配置して表示する制御を行う、
ことを特徴とするスケジュール表示制御装置。
2 ネットワーク
3 医師端末
5 看護師端末
5a 経過表の画面表示指示
5b 処方薬用法情報の取得要求
9 プリンタ
9a 経過表
11 CPU
12 主記憶装置
13 補助記憶装置
14 入力装置
15 表示装置
16 出力装置
17 通信I/F
18 ドライブ
19 記憶媒体
100 サーバ
112 オーダDB
114 カーデックスDB
120 オーダ受付部
130a サーバ記憶部
130b 端末記憶部
140 オーダ分解部
160 オーダ情報提供部
301 オーダ情報
511 処方薬用法情報
512 内部テーブル
513a 第1内部テーブル
513b 第2内部テーブル
514、514−2、514−4 キー情報
515 対応テーブル
516 経過表
530 経過表作成部
531 処方薬用法情報取得部
532 分解部
532a 有効日毎分解部
532b 分服毎分解部
534 表示対象作成部
535 経過表画面表示部

Claims (5)

  1. 第1の投与タイミングで投与される複数の薬についての第1の処方指示と、第2の投与タイミングで投与される1又は複数の薬についての第2の処方指示とを受け付け、
    該第1の処方指示についての処方スケジュールと、該第2の処方指示についての処方スケジュールとを隣接する行又は列に配置した表示を行い、
    前記第1の処方指示において投与対象とされる前記複数の薬のうち一部の薬を投与しないようにする変更により第3の処方指示がなされる場合に、前記第1の処方指示についての処方スケジュールと、前記第2の処方指示についての処方スケジュールとの間に前記第3の処方指示についての処方スケジュールを配置して表示する制御を行う、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするスケジュール表示制御プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記第1の処方指示の処方スケジュールにおいて、前記第3の処方指示により指示された処方が変更される当日の表示欄に、該当日における前記第1の投与タイミングの明示を維持しつつ中止マークを付与し、また、該処方の直下の行の該当日以降の表示欄に該第3の処方指示で指定される第3の投与タイミングを表示する制御を行わせることを特徴とする請求項1記載のスケジュール表示制御プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記第1の処方指示の処方スケジュールにおいて、前記第3の処方指示により指示された処方が変更される日時に基づいて、該変更の直前の時間枠内に前記第1の投与タイミングの明示を維持しつつ中止マークを付与し、また、該処方スケジュールの直下の行の該日時を含む時間枠から該第3の処方指示で指示される第3の投与タイミングを明示させることを特徴とする請求項1記載のスケジュール表示制御プログラム。
  4. 第1の投与タイミングで投与される複数の薬についての第1の処方指示と、第2の投与タイミングで投与される1又は複数の薬についての第2の処方指示とを受け付け、
    該第1の処方指示についての処方スケジュールと、該第2の処方指示についての処方スケジュールとを隣接する行又は列に配置した表示を行い、
    前記第1の処方指示において投与対象とされる前記複数の薬のうち一部の薬を投与しないようにする変更により第3の処方指示がなされる場合に、前記第1の処方指示についての処方スケジュールと、前記第2の処方指示についての処方スケジュールとの間に前記第3の処方指示についての処方スケジュールを配置して表示する
    制御をコンピュータが実行することを特徴とするスケジュール表示制御方法。
  5. 第1の投与タイミングで投与される複数の薬についての第1の処方指示と、第2の投与タイミングで投与される1又は複数の薬についての第2の処方指示とを取得する取得部と、
    該第1の処方指示についての処方スケジュールと、該第2の処方指示についての処方スケジュールとを隣接する行又は列に配置した表示を行う表示部とを有し、
    前記表示部は、
    前記第1の処方指示において投与対象とされる前記複数の薬のうち一部の薬を投与しないようにする変更により第3の処方指示がなされる場合に、前記第1の処方指示についての処方スケジュールと、前記第2の処方指示についての処方スケジュールとの間に前記第3の処方指示についての処方スケジュールを配置して表示する制御を行う、
    ことを特徴とするスケジュール表示制御装置。
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